説明

ナビゲーション装置

【課題】ユーザに不快感を与えることなく効率良く広告情報の提供を行うことが可能なナビゲーション装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明のナビゲーション装置50によれば、広告情報の提供を、経路検索部の経路検索動作中、車両のパーキングブレーキ動作中、及び所定時間以上継続する車両の低速移動中に行うため、ユーザは頻繁な広告情報提供による不快感を覚えることがない。また、ユーザはこれらの待ち時間中に広告情報を比較的集中した状態で視聴することができる。よって、運転中に広告情報を提供されるよりも高い広告効果を得ることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、GPS衛星からの電波を利用して目的地までの経路を案内するとともに、広告情報を効率良く提供することが可能なナビゲーション装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ナビゲーション装置は主に自動車などの車両に搭載され、GPS衛星から受信した電波によって車両位置を把握するとともに、ユーザが目的地を設定した場合には車両位置と地図データとから目的地までの経路を検索し、目的地までの経路を随時誘導案内するものである。これらナビゲーション装置は、近年の車両位置の検出精度の向上や、ユーザの要望に対応した経路検索機能の充実、音声や立体的な画像などによる経路案内表示の改善などにより、ユーザに対しより正確でより判り易い誘導案内を行うことが可能となっている。
【0003】
ただし、ナビゲーション装置は車両室内という苛酷な使用環境で用いられることに加え、車両の運転中にユーザ(ドライバ)に対して働きかけるものであるから誤作動による人的被害の可能性も存在する。従って、ナビゲーション装置に使用する電子部品、部材等は苛酷な使用環境下でも高い動作信頼性を有する比較的高価なものが用いられる。またこのことに加え、ナビゲーション装置の多機能化、ナビゲーション装置と他の映像再生機器等との複合化などの傾向もあり、その価格は未だ高価なものである。このため、ナビゲーション装置の低価格化を如何にして図るかということが一つの課題となっている。
【0004】
ナビゲーション装置の低価格化を図る手法としては、ナビゲーション装置の製造コストを削減することの他に、ナビゲーション装置に広告情報を表示させるようにして、その広告料を充当することでナビゲーション装置の価格を下げるというものがある。
【0005】
このような手法の例として、下記[特許文献1]に開示された発明では、広告情報を提供することで得られる広告料により、ユーザが支払うべき情報提供料の低減を図っている。また、下記[特許文献2]に開示された発明では、広告情報の提供に応じた広告料を得ることで、結果としてナビゲーション装置に関与する費用の低減を図っている。
【0006】
【特許文献1】特開2004−108985号公報
【0007】
【特許文献2】特開2001−280981号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、[特許文献1]、[特許文献2]に開示された発明では、常時もしくはハンドル操作などの所定の動作を行ったときに広告情報を提供するため、広告情報の提供が頻繁に行われユーザが煩わしいなどの不快感を覚える場合がある。更に、運転中に広告情報が提供されても、ユーザは広告情報に対して集中することができず、広告情報の提供方法としては効率的なものではない。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ユーザに不快感を与えることなく効率良く広告情報の提供を行うことが可能なナビゲーション装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、衛星測位システムを用いて車両の位置を特定する位置情報取得手段10と、
位置情報取得手段10からの位置情報と地図データとから目的地までの経路を検索する経路検索部26と、
経路検索部26によって得られた経路に沿って運行するように誘導案内し、広告情報を提供可能とされた経路案内手段20と、を備え、
該経路検索部26の経路検索動作中、当該ナビゲーション装置50が搭載された車両のパーキングブレーキ動作中、又は
所定時間以上継続する前記車両の低速移動中に、
前記経路案内手段20が前記広告情報を提供するように構成したことを特徴とするナビゲーション装置50を提供することにより、上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係るナビゲーション装置によれば、上記の構成により、
広告情報の提供を経路検索動作中、パーキングブレーキの動作中、及び所定時間以上継続する車両の低速移動中に行うため、ユーザは頻繁な広告情報の提供による不快感を覚えることがない。
また、経路検索動作中、パーキングブレーキの動作中、及び車両の低速移動中は、車両が停止しているか頻繁に停止する場合が多く、ユーザはこれら車両停止中の待ち時間に広告情報を比較的集中した状態で視聴することができる。よって、ユーザに対する広告情報の提供を効率良く行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明に係るナビゲーション装置の実施の形態について図面に基づいて説明する。尚、ここではナビゲーション装置50として、自律航法とGPS航法とを併用したハイブリッド航法型のナビゲーション装置の例を用いて説明を行う。図1は、本発明に係るナビゲーション装置のブロック図である。図2、図3、図4は、本発明に係るナビゲーション装置の広告情報の提供に関与する部分のフローチャートである。
【0013】
図1に示す、本発明に係るナビゲーション装置50は、複数のGPS(Global Positioning System:汎用地球測位システム)衛星からの電波を受信してナビゲーション装置50の搭載された車両の位置を算出する位置情報取得手段10と、車両の走行情報等を取得する車両情報取得手段12と、所定の地図データが記録された地図データ部14と、ユーザに提供する広告情報の基となる所定の広告データを有する広告データ部16と、ユーザ等がナビゲーション装置50に対して所定の指示を入力するための入力部18と、ユーザに対し経路案内を行う経路案内手段20と、経路検索部26を備えるとともにナビゲーション装置50の動作制御を行う制御部24と、を有している。
【0014】
車両情報取得手段12は、車両の方向変化を検出する方向検出部12A、車両の速度及び走行距離を取得する車速検出部12B、及び車両のパーキングブレーキが動作中か否かを検出するパーキングブレーキ検出部12Cとを少なくとも有している。そして、車両情報取得手段12は、方向検出部12Aからの車両の方向変化に関する情報と、車速検出部12Bからの速度及び走行距離に関する情報とを、走行情報として制御部24に出力する。また、車両情報取得手段12のパーキングブレーキ検出部12Cは車両のパーキングブレーキが動作したことを検知してこれを制御部24に伝達する。
【0015】
車両情報取得手段12の方向検出部12Aとしては、ジャイロセンサ等の周知の角速度センサが用いられ、特に価格等の面から振動ジャイロセンサを用いることが好ましい。また、車両情報取得手段12の車速検出部12Bとしては、車両の車速パルスを取得するもの、車両のスピードメータのワイヤに取り付けその回転から速度及び走行距離を取得するもの、車両のタイヤに設置してタイヤの回転により速度及び走行距離を取得するもの等、周知の車速センサを用いることができる。尚、車両情報取得手段12には、振動ジャイロセンサと加速度センサと車速センサとを組み合わせた3Dジャイロを用いても良い。
【0016】
車両情報取得手段12のパーキングブレーキ検出部12Cとしては、車両に予め設けてあるパーキングブレーキスイッチの接続端子を用いることが好ましいが、パーキングプレーキの駆動系、操作系もしくは制御系に接続してそのオン・オフを検出するようにしても良い。
【0017】
地図データ部14としては、予め所定の地図データが記録されたDVDなどの光記録媒体、ハードディスク、不揮発性メモリ等の記録媒体を用いることが好ましい。また、基地局等から無線を通じて地図データを入手するような構成とすれば、地図データを記録媒体を介さずに全部もしくは部分的に更新することができる。
【0018】
広告データ部16としては、予め所定の広告データが記録された記録媒体を広告データ部16としても良いし、地図データが記録された記録媒体に広告データも収録してこれを広告データ部16としても良い。この場合、収録した広告データの広告料によって地図データの販売価格の低下を図るようにすれば、ユーザは最新の地図データを安価に購入することが可能となり、また、広告主はその都度最新の広告情報を提供することができる。更に、広告データを基地局や情報センタ等から無線を通じて入手するような構成とすれば、広告データを随時更新することが可能となり、ユーザは常に新しい広告情報を得ることができる。また、車両が任意の地域に進入した場合に、その地域に関連する広告データを入手して更新するような構成とすれば、広告データ部16に要する記録容量を削減することもできる。
【0019】
入力部18は、ナビゲーション装置50に目的地、検索方法、その他のナビゲーション装置50への指示命令を入力するものであり、音声入力装置やタッチパネルを含むボタン入力装置等、周知の入力装置を用いることができる。
【0020】
経路案内手段20は、設定された経路に沿って車両を運行させるようにユーザ(ドライバ)を誘導、案内するものであり、車両位置と地図とを表示可能なカラー液晶や有機ELディスプレイ等の表示部と、音声によって経路案内を行う音声出力とを有しているものが一般的である。尚、経路案内手段20は経路案内に加え、後述する所定の条件を満たした場合には、広告情報を画面表示もしくは音声もしくはその両方で出力することができる。
【0021】
次に、本発明に係るナビゲーション装置の動作を説明する。尚、本発明に係るナビゲーション装置50は、その広告情報の提供方法に特徴を有するものであるため、本発明に直接関与しない動作に関する詳細な説明は省略するものとする。
【0022】
先ず、ナビゲーション装置50が起動される。すると位置情報取得手段10が複数(通常3機または4機)のGPS衛星からの電波を受信してそれぞれのGPS衛星の位置及び距離を取得する。そしてその複数のGPS衛星の位置及び距離から、ナビゲーション装置50が搭載された車両の現在位置を特定し、これを車両の位置情報として制御部24に出力する。制御部24は、位置情報取得手段10からの位置情報と地図データ部14に収められた地図データとのマップマッチング処理を行い、経路案内手段20の表示部に車両位置を含む地図画面を表示する。
【0023】
車両が走行すると、車両情報取得手段12の方向検出部12Aがカーブや右左折による車両方向の変化を感知する。また、車両情報取得手段12の車速検出部12Bが車両の速度及び走行距離に関する情報を取得する。そして、車両情報取得手段12はこれら方向検出部12A及び車速検出部12Bからの情報を走行情報として制御部24に出力する。またこれと並行して、位置情報取得手段10からの位置情報も随時制御部24に入力される。
【0024】
制御部24は、位置情報取得手段10からの位置情報と、車両情報取得手段12からの走行情報と、地図データ部14に収められた地図データとからマップマッチング処理を行い、経路案内手段20の画面表示を車両の進行に追随するように変化させる。これらの処理はナビゲーション装置50の稼動中は継続して随時行われる。
【0025】
ナビゲーション装置50に、目的地までの経路案内を行わせる場合、先ずユーザが入力部18を介して制御部24の経路検索部26に目的地を入力する(図2、ステップS100)。
【0026】
経路検索部26に目的地が入力されると、経路検索部26は地図データ部14に収められた地図データから目的地を特定し、現在位置から目的地までの経路を所定のアルゴリズムに従って検索する(ステップS101)。このとき、ユーザが途中の中継地点や有料道路の使用可否などの条件を入力しておけば、経路検索部26はその条件を満たすような経路を検索する。
【0027】
この経路検索部26が経路を検索している間、本発明に係るナビゲーション装置50は、広告データ部16に収められた所定の広告情報を経路案内手段20の画面表示もしくは音声出力もしくはその双方で提供する(ステップS102)。この広告情報の提供は、経路検索動作中には継続して行われ、経路検索動作が終了すると停止する(ステップS103)。その後、ナビゲーション装置50の制御部24は、次の動作処理を行う(ステップS104)。
【0028】
尚、一般的なナビゲーション装置は、交通安全上の観点から車両の走行中に目的地の入力を行うことができない。よって、目的地の入力は車両の停止時に行う必要があり、続く経路検索動作時も引き続き車両は停止している場合が多い。従って、この経路検索動作中の待ち時間に広告情報を提供することで、ユーザは運転に気を取られることなく集中して広告情報を視聴することができる。更に、入力された目的地周辺及びその経路近傍の観光ガイドや店舗情報を広告情報として提供すれば、ユーザは車両運転中に広告情報を提供されるよりも強い関心を示し、極めて高い広告効果を得ることができる。
【0029】
前述の経路検索動作が終了し目的地までの経路が設定されると、ナビゲーション装置50はユーザがこの経路に沿って車両を運行できるように誘導案内動作を開始する。尚、経路の設定は、経路検索部26が複数の経路を候補として出力し、ユーザがそれを選択するようにして設定しても良い。
【0030】
ナビゲーション装置50による誘導案内動作は、例えば車両が交差点などの所定の案内地点に達すると、経路案内手段20が右折、左折、直進などの誘導案内を画面上もしくは音声もしくはその双方で行うものである。また、車両が設定された経路を外れて走行している場合は、元の経路に戻るような誘導案内や、新規に経路設定を行いそれに沿うように誘導案内を行う。
【0031】
ここで、車両が停止信号や休憩などにより停止して、パーキングブレーキを動作させた場合、車両情報取得手段12のパーキングブレーキ検出部12Cがこれを検知して、パーキングブレーキが動作したことを制御部24に伝達する。制御部24は、パーキングブレーキの動作を確認すると(図3、ステップS200)、広告データ部16に収められた所定の広告情報を経路案内手段20の画面表示もしくは音声出力もしくはその双方で提供する(ステップS201)。この広告情報の提供は、パーキングブレーキ動作中には継続して行われ、パーキングブレーキの動作が解除されると停止する(ステップS202)。その後、ナビゲーション装置50の制御部24は、所定の動作に復帰する(ステップS203)。尚、上記の広告情報の提供動作は、誘導案内動作中のみならず、ナビゲーション装置50の稼動中にパーキングブレーキが動作したときには常に行うようにしても良い。
【0032】
上記のパーキングブレーキは車両が停止している時に動作させるものであるから、このパーキングブレーキ動作中に広告情報を提供することで、ユーザは運転に気を取られることなく集中して広告情報を視聴し、運転中よりも高い広告効果を得ることができる。
【0033】
また、ユーザが不注意によりパーキングブレーキを動作させたまま車両を走行させ続けた場合には、広告情報が継続して流れ続けることとなるため、ユーザが異常を感知してパーキングブレーキの解除を行うことができる。尚、何らかの原因により、パーキングブレーキを動作させたまま車両を走行させ続ける場合でも、ナビゲーション装置50による誘導案内動作中に車両が所定の案内地点に達すると、広告情報の提供は一時的に停止され誘導案内が優先して行われる。
【0034】
また、車両が道路を走行する際には、例えば渋滞、信号待ち、踏み切りでの列車の通過待ちなどで、パーキングブレーキを動作させない状態で長時間停車したり、所定の速度以下の低速走行を継続したり、停止と低速走行とを頻繁に繰り返したりするなどの低速移動を行う場合がある。このときには、車両情報取得手段12から制御部24に出力される走行情報もこの低速移動を反映したものとなる。制御部24は、車両情報取得手段12の走行情報から車両が低速移動していることを認識すると(図4、ステップS300)、この低速移動が所定の時間以上継続しているか否かを判断し(ステップS301)、継続しているときには広告データ部16に収められた所定の広告情報を経路案内手段20の画面表示もしくは音声出力もしくはその双方で提供する(ステップS304)。ただし、ナビゲーション装置50が誘導案内動作中で、かつ車両が所定の案内地点に達した場合には誘導案内が優先して行われる(ステップS302、ステップS303)。
【0035】
この広告情報の提供は車両の低速移動が終了するまで継続して行われ、低速移動が終了すると停止する(ステップS305)。その後、ナビゲーション装置50の制御部24は、所定の動作に復帰する(ステップS306)。尚、上記の広告情報の提供動作も、誘導案内動作中のみならず、ナビゲーション装置50の稼動中に上記の条件を満たしたときには常に行うようにしても良い。
【0036】
上記のような、車両の低速移動中ではユーザが気分転換のために広告情報を視聴することが考えられ、高い広告効果を得ることができる。尚、広告情報を提供するか否かを判断する低速移動中の時間、及び低速移動とみなされる車両の速度に関する閾値は任意に設定することができる。更に、この閾値を段階的に複数設けて、例えば低速移動の継続時間が数時間以上であれば休憩施設、十数時間以上であれば宿泊施設といったように提供する広告情報を変更するようにすれば、更に高い広告効果を得ることができる。
【0037】
以上のことから、本発明のナビゲーション装置50によれば、広告情報の提供を、経路検索部の経路検索動作中、車両のパーキングブレーキ動作中、及び所定時間以上継続する車両の低速移動中に行うため、ユーザは頻繁な広告情報提供による不快感を覚えることがない。また、パーキングブレーキの動作中はもとより、経路検索動作は車両の停止中に行われる場合が多く、また低速移動中には車両が停止する頻度、時間が長いことから、ユーザはこれらの待ち時間中に広告情報を比較的集中した状態で視聴することができる。よって、運転中に広告情報を提供されるよりも高い広告効果を得ることができる。
【0038】
尚、提供する広告情報は、車両が走行している地点や設定された目的地及び経路周辺に関係するものを車両の走行に応じて提供することが好ましいが、特に無関係なものでも構わない。また、時刻、車両の継続走行時間、車両の走行距離などによって提供する広告情報を選択して提供しても良い。例えば朝食、昼食、夕食の時刻には飲食施設などの広告情報を、夕刻には宿泊施設などの広告情報を、また、車両の継続走行時間が長時間に亘る場合には休憩施設などの広告情報を、車両の走行距離が長距離に亘る場合には給油施設などの広告情報を、それぞれ提供するようにすれば、更に効率良く広告情報の提供を行うことができる。
【0039】
尚、本例ではハイブリッド航法型のナビゲーション装置50の例を用いて説明を行ったが、GPS航法のみで動作する例えば携帯型のナビゲーション装置に適用することも可能である。この場合の低速移動の検出は、位置情報取得手段10により得られる位置情報の時間変化を基に行えば良い。また、本例では経路案内手段20に表示部と音声出力を備えたものの例を示したが、経路案内手段20は音声出力のみであっても構わない他、本発明は本発明の要旨を逸脱しない範囲で変更して実施することが可能である。また、ナビゲーション装置50に経路案内手段20を内蔵せずに別の装置とし、その装置に出力する構成であっても良い。同様に、ナビゲーション装置50に入力手段18を内蔵せずに別の装置とし、その装置で入力する構成であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明に係るナビゲーション装置のブロック図である。
【図2】本発明に係るナビゲーション装置の広告情報の提供に関わる部分のフローチャートである。
【図3】本発明に係るナビゲーション装置の広告情報の提供に関わる部分のフローチャートである。
【図4】本発明に係るナビゲーション装置の広告情報の提供に関わる部分のフローチャートである。
【符号の説明】
【0041】
10 位置情報取得手段
14 地図データ部
20 経路案内手段
24 制御部
26 経路検索部
50 ナビゲーション装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
衛星測位システムを用いて車両の位置を特定する位置情報取得手段と、
位置情報取得手段からの位置情報と地図データとから目的地までの経路を検索する経路検索部と、
経路検索部によって得られた経路に沿って運行するように誘導案内し、広告情報を提供可能とされた経路案内手段と、を備え、
該経路検索部の経路検索動作中、当該ナビゲーション装置が搭載された車両のパーキングブレーキ動作中、又は
所定時間以上継続する前記車両の低速移動中に、
前記経路案内手段が前記広告情報を提供するように構成したことを特徴とするナビゲーション装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−241652(P2008−241652A)
【公開日】平成20年10月9日(2008.10.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−86409(P2007−86409)
【出願日】平成19年3月29日(2007.3.29)
【出願人】(000004329)日本ビクター株式会社 (3,896)
【Fターム(参考)】