説明

半導体装置およびその製造方法

【課題】素子面積の増大を抑制しつつ、ハンプ特性を改善できる半導体装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】一導電型半導体基板100の一主面101にSTI構造の素子分離領域30を形成し、素子分離領域30上の端部に凹部13、14を有するゲート電極10を形成し、ゲート電極10をマスクにして一導電型不純物を斜めにイオン注入して、凹部13、14を介して素子領域50の端部領域53、54に不純物注入領域71、72を形成し、ゲート電極10をマスクにしてソース、ドレイン領域81、82を形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置およびその製造方法に関し、特に、半導体基板の一主面に形成された溝とその溝内を埋める絶縁物とを有するShallow Trench Isolation(STI)構造の素子分離領域を有する半導体装置およびその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、例えばSTIなどの素子分離構造をもつMOSトランジスタは、ゲート電極が素子分離領域に重なる素子領域端部で、素子領域中心部より閾値電圧の低い寄生トランジスタが形成されやすく、この寄生トランジスタの影響でハンプ特性が発生する。このハンプ特性は、本来のMOSトランジスタの特性とずれた特性を示し、回路動作マージンを低下させる(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−288873号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このハンプ特性を防止するため、特許文献1では、素子領域端部において、ゲート電極を分岐した構造とすることが開示されている。分岐したゲート電極構造とすることで、素子領域端部にゲート電極が形成されていない領域を形成し、その部分では、寄生トランジスタが動作しないようにしている。
【0005】
しかしながら、このように、素子領域端部において、ゲート電極を分岐した構造とすると、チャネル幅が小さくなって電流駆動力が低下し、所定の電流駆動力を得るためにはチャネル幅方向の素子面積が増大するといった問題がある。
【0006】
本発明の主な目的は、素子面積の増大を抑制しつつ、ハンプ特性を改善できる半導体装置およびその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば、
一導電型の半導体基板の一主面に素子分離領域を形成する工程と
前記半導体基板の前記一主面上にゲート絶縁膜を形成する工程と、
前記ゲート絶縁膜上に、前記素子分離領域に囲まれた素子領域から第1の方向において前記素子領域の両側の前記素子分離領域に延在するゲート電極であって、前記第1の方向と直交する第2の方向において前記ゲート電極の両側は前記素子分離領域とはそれぞれ離間しており、前記ゲート電極の前記第1の方向の両端部であって前記素子分離領域上の前記両端部が、凹部と前記凹部の両側の突出部とをそれぞれ有する前記ゲート電極を選択的に形成する工程と、
前記一主面に垂直な方向から前記第1の方向に傾いた方向から前記一導電型の不純物のイオン注入を行い、前記ゲート電極の前記第1の方向の両端部の前記凹部を介して、前記素子領域の前記第1の方向の2つの端部領域であって前記素子分離領域と接する前記端部領域の前記一主面に、前記一導電型の第1および第2の不純物注入領域であって前記第2の方向における前記ゲート電極の両端からそれぞれ離間した前記第1および第2の不純物注入領域をそれぞれ選択的に形成する工程と、
前記ゲート電極の前記第2の方向における両側の前記素子領域に反対導電型の第1および第2の不純物領域を形成する工程と、を備える半導体装置の製造方法が提供される。
【0008】
好ましくは、前記一導電型の不純物のイオン注入では、前記凹部の両側の突出部を介して前記素子領域の前記一主面に前記一導電型の不純物のイオンが注入されない。
【0009】
また、好ましくは、前記素子分離領域と前記素子分離領域に囲まれた素子領域とを形成する工程は、前記半導体基板の前記一主面に溝を形成する工程と、前記溝内を絶縁物で埋める工程と、を備える。
【0010】
また、好ましくは、前記一導電型の不純物のイオン注入工程では、少なくとも前記ゲート電極に覆われていない前記素子領域をレジストで覆って前記前記一導電型の不純物のイオン注入を行う。
【0011】
また、好ましくは、
前記一導電型の不純物のイオン注入工程では、不純物のイオン注入のドーズ量は、前記素子領域の前記第1の方向の前記2つの端部領域に形成されるトランジスタの閾値電圧が前記素子領域の前記第1の方向の前記2つの端部領域間に形成されるトランジスタの閾値電圧と同じとなるドーズ量である。
【0012】
また、本発明によれば、
一導電型の半導体基板と、
前記半導体基板の一主面の素子分離領域と前記素子分離領域に囲まれた素子領域と、
前記半導体基板の前記一主面上のゲート絶縁膜と、
前記ゲート絶縁膜上に、第1の方向において前記素子領域から前記素子領域の両側の前記素子分離領域に延在して形成されたゲート電極であって、前記第1の方向と直交する第2に方向において前記ゲート電極の両側は前記素子分離領域とはそれぞれ離間しており、前記ゲート電極の前記第1の方向の両端部であって前記素子分離領域上の前記両端部が、凹部と前記凹部の両側の突出部とをそれぞれ有する前記ゲート電極と、
前記素子領域の前記第1の方向の2つの端部領域であって前記素子分離領域と接する前記2つの端部領域の前記一主面にそれぞれ設けられた前記一導電型の第1および第2の不純物領域であって前記ゲート電極の前記第2の方向における両端からそれぞれ離間した前記第1および第2の前記一導電型の不純物領域と、
前記ゲート電極の前記第2の方向における両側の前記素子領域に形成された第1および第2の反対導電型の不純物領域と、を備える半導体装置が提供される。
【0013】
好ましくは、前記素子分離領域は、前記半導体基板の前記一主面に形成された溝と、前記溝内を埋める絶縁物と、を備える。
【0014】
また、好ましくは、前記素子領域の前記第1の方向の前記2つの端部領域に形成されるトランジスタの閾値電圧が前記素子領域の前記第1の方向の前記2つの端部領域間に形成されるトランジスタの閾値電圧と同じである。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、素子面積の増大を抑制しつつ、ハンプ特性を改善できる半導体装置およびその製造方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の好ましい実施の形態の半導体装置の製造方法を説明するための概略平面図である。
【図2】図1のX2−X2線概略縦断面図である。
【図3】図1のX3−X3線概略縦断面図である。
【図4】図1のX4−X4線概略縦断面図である。
【図5】本発明の好ましい実施の形態の半導体装置の製造方法を説明するための概略平面図である。
【図6】図5のX6−X6線概略縦断面図である。
【図7】図5のX7−X7線概略縦断面図である。
【図8】図5のX8−X8線概略縦断面図である。
【図9】本発明の好ましい実施の形態の半導体装置の製造方法を説明するための概略平面図である。
【図10】図9のX10−X10線概略縦断面図である。
【図11】図9のX11−X11線概略縦断面図である。
【図12】図9のX12−X12線概略縦断面図である。
【図13】比較例の半導体装置の製造方法を説明するための概略平面図である。
【図14】図13のX14−X14線概略縦断面図である。
【図15】比較例の半導体装置の製造方法を説明するための概略平面図である。
【図16】図15のX16−X16線概略縦断面図である。
【図17】素子領域端部に形成した不純物注入領域とドレインとの距離と耐圧との関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0018】
図1〜図4に示すように、P型Si基板100の一主面101上に、選択的にホトレジスト(図示せず)を形成し、形成したホトレジストをマスクにして、基板100の主面101に溝(トレンチ)31をドライエッチング法により形成する。
【0019】
次に、溝31を絶縁物32で埋め込んだ後、表面を平坦化することにより、素子分離流域であるトレンチ素子分離絶縁層30を形成する。トレンチ素子分離絶縁層30に囲まれた領域が素子領域50となる。
【0020】
次に、素子領域50に露出する半導体基板100の表面およびトレンチ素子分離絶縁層30上にゲート絶縁膜40を形成する。
【0021】
次に、ゲート絶縁膜40上にゲート電極10を選択的に形成する。ゲート電極10はポリシリコン等からなる。ゲート電極10の厚さは、例えば、3000Åである
【0022】
ゲート電極10は、方向112において、素子領域50から素子領域50の両側のトレンチ素子分離絶縁層30上に延在している。ゲート電極10は、方向112における両端部11、12であってトレンチ素子分離絶縁層30上の両端部11、12が、凹部13、14と凹部13、14の両側の突出部15、16、17、18とをそれぞれ有する形状を有している。方向112における、素子領域50とトレンチ素子分離絶縁層30との境界51、52から、突出部15、16、17、18の端19、20、21、22までの距離Xは、例えば、0.3μmであり、凹部13、14の端23、24までの距離Yは、例えば、0.2μmである。方向112と直交する方向111においてゲート電極10の両側はトレンチ素子分離絶縁層30とはそれぞれ離間している。なお、方向112はゲート幅方向となり、方向111はゲート長方向となる。
【0023】
次に、図5〜図8に示すように、ゲート電極10上およびゲート電極10に覆われていない素子領域50をレジスト60で覆い、P型不純物(例えばボロン)のイオン注入を例えば60keV、Tilt=45°で行い、不純物注入領域71、72をゲート電極10に対して自己整合的に形成する。不純物注入領域71、72は、寄生チャネル抑制P型層として機能する。
【0024】
すなわち、半導体基板100の主面101に垂直な方向113から方向112に45°傾いた方向114からP型不純物のイオン注入70を行い、ゲート電極10の方向112の両端部11、12の凹部13、14を介して、素子領域50の方向112の2つの端部領域53、54であってトレンチ素子分離絶縁層30と接する端部領域53、54の一主101面に、不純物注入領域71、72を形成する。
【0025】
素子領域50の端部領域53、54には、ゲート電極10の両端部11、12の凹部13、14を介してP型不純物は注入されるが、凹部13、14の両側の突出部15、16、17、18を介しては、P型不純物は注入されない。従って、不純物注入領域71、72はゲート電極10に対して自己整合的に形成される。不純物注入領域71、72は、方向111におけるゲート電極10の端25と距離D1離間し、ゲート電極10の端26と距離D2離間している。
【0026】
イオン注入のドーズ量は、素子領域50の端部領域53、54の寄生トランジスタの閾値低下分を補填し、所定の閾値電圧印加条件で素子領域50の端部領域53、54にチャネルが形成される程度に例えば2×1011cm−2で行う。好ましくは、イオン注入のドーズ量は、素子領域50の端部領域53、54の寄生トランジスタの閾値電圧が、素子領域50の端部領域53、54間の中央の領域55に形成されるトランジスタの閾値電圧と同じとなるドーズ量とする。イオン注入は半導体基板100を回転しながら行う。
【0027】
次に、図9〜図12に示すように、レジスト60を剥離後、ゲート電極10をマスクにして、N型不純物(例えば燐)をイオン注入して、低濃度層LDD(Lightly Doped Drain)層等のソース、ドレイン領域81、82を、ゲート電極10の方向111における両側の素子領域50に、ゲート電極10に対して自己整合的に形成する。寄生チャネル抑制P型層として機能する不純物注入領域71、72とドレイン領域82とは距離D3離間し、ソース領域81とは距離D4離間する。
【0028】
本発明の好ましい実施の形態では、素子領域50において、ゲート電極10を分岐したりしてゲート電極のない領域を形成するような構造ではなく、ゲート幅方向(方向112)において素子領域50全体にゲート電極を形成しているので、寄生チャネル抑制P型層として機能する不純物注入領域71、72形成による素子面積の増大を抑えながら、MOSトランジスタのハンプ特性を抑制することができる。
【0029】
さらに、寄生チャネル抑制P型層として機能する不純物注入領域71、72をゲート電極10に対して自己整合的に形成し、ソース、ドレイン領域81、82もゲート電極10に対して自己整合的に形成しているので、不純物注入領域71、72形成時のマスク合わせズレによって耐圧が低下するのを防止できる。従って、本実施の形態は、高い耐圧MOSトランジスタに特に好適に適用できる。
【0030】
次に、図13〜16を参照して、比較例のMOSトランジスタの製造方法について説明する。
【0031】
図13、図14に示すように、P型Si基板100の一主面101上に、選択的にホトレジスト(図示せず)を形成し、形成したホトレジストをマスクにして、基板100の主面101に溝(トレンチ)31をドライエッチング法により形成する。
【0032】
次に、溝31を絶縁物32で埋め込んだ後、表面を平坦化することにより、素子分離流域であるトレンチ素子分離絶縁層30を形成する。トレンチ素子分離絶縁層30に囲まれた領域が素子領域50となる。
【0033】
続いて、熱酸化膜42を例えば300Å形成後、ホトリソグラフィ技術を用いて、開口63、64を有するレジストパターン62を形成する。その後、レジストパターン62をマスクとし、P型不純物(例えばボロン)のイオン注入を行い、寄生チャネル抑制P型層として機能する不純物注入領域73、74を形成する。この時、イオン注入ドーズ量は、素子領域端部の寄生トランジスタの閾値低下分を補填し、所定の閾値電圧印加条件で素子領域端部にチャネルが形成される程度に例えば1×1011cm−2で行う。また、レジストパターン62は、不純物注入領域73、74が、後述するソース、ドレイン領域85、86(図15、16参照)との間の距離Dを確保するように形成する。
【0034】
次に、図15、16に示すように、素子領域50に露出する半導体基板100の素子領域50およびトレンチ素子分離絶縁層30上にゲート絶縁膜40を形成する。
【0035】
次に、ゲート絶縁膜40上にポリシリコン等からなるゲート電極10を形成する。その後、ゲート電極10をマスクにしてN型不純物(例えば燐)をイオン注入して、低濃度LDD層等のソース、ドレイン領域85、86をゲート電極10に対して自己整合的に形成する。
【0036】
このような製造方法では、寄生チャネル抑制P型層として機能する不純物注入領域73、74を形成する時の合せズレの影響によって、不純物注入領域73、74とドレイン領域86との距離Dが小さくなって、図17に示すように耐圧が低下するという問題がある。
【0037】
なお、上述した実施の形態では、N型MOSトランジスタに適用した例を説明したが、N型、P型を入れ替えることにより、逆の導電型のトランジスタにも適用可能である。
さらに、実施の形態ではSTI素子分離法を適用した例を説明したが、LOCOS素子分離法にも適用可能である。
【0038】
以上、本発明の種々の典型的な実施の形態を説明してきたが、本発明はそれらの実施の形態に限定されない。従って、本発明の範囲は、次の特許請求の範囲によってのみ限定されるものである。
【符号の説明】
【0039】
10 ゲート電極
11、12 端部
13、14 凹部
15、16、17、18 突出部
19、20、21、22、23、24、25、26 端
30 トレンチ素子分離絶縁層
31 溝
32 絶縁物
40 ゲート絶縁膜
50 素子領域
51、52 境界
53、53 端部領域
55 中央の領域
60 レジスト
70 イオン注入
71、72 不純物注入領域
81 ソース領域
82 ドレイン領域
100 P型Si基板
101 一主面
111、112、113、114 方向

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一導電型の半導体基板の一主面に素子分離領域を形成する工程と
前記半導体基板の前記一主面上にゲート絶縁膜を形成する工程と、
前記ゲート絶縁膜上に、前記素子分離領域に囲まれた素子領域から第1の方向において前記素子領域の両側の前記素子分離領域に延在するゲート電極であって、前記第1の方向と直交する第2の方向において前記ゲート電極の両側は前記素子分離領域とはそれぞれ離間しており、前記ゲート電極の前記第1の方向の両端部であって前記素子分離領域上の前記両端部が、凹部と前記凹部の両側の突出部とをそれぞれ有する前記ゲート電極を選択的に形成する工程と、
前記一主面に垂直な方向から前記第1の方向に傾いた方向から前記一導電型の不純物のイオン注入を行い、前記ゲート電極の前記第1の方向の両端部の前記凹部を介して、前記素子領域の前記第1の方向の2つの端部領域であって前記素子分離領域と接する前記端部領域の前記一主面に、前記一導電型の第1および第2の不純物注入領域であって前記第2の方向における前記ゲート電極の両端からそれぞれ離間した前記第1および第2の不純物注入領域をそれぞれ選択的に形成する工程と、
前記ゲート電極の前記第2の方向における両側の前記素子領域に反対導電型の第1および第2の不純物領域を形成する工程と、を備える半導体装置の製造方法。
【請求項2】
前記一導電型の不純物のイオン注入では、前記凹部の両側の突出部を介して前記素子領域の前記一主面に前記一導電型の不純物のイオンが注入されない請求項1記載の半導体装置の製造方法。
【請求項3】
前記素子分離領域と前記素子分離領域に囲まれた素子領域とを形成する工程は、前記半導体基板の前記一主面に溝を形成する工程と、前記溝内を絶縁物で埋める工程と、を備える請求項1または2記載の半導体装置の製造方法。
【請求項4】
前記一導電型の不純物のイオン注入工程では、少なくとも前記ゲート電極に覆われていない前記素子領域をレジストで覆って前記前記一導電型の不純物のイオン注入を行う請求項1〜3のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項5】
前記一導電型の不純物のイオン注入工程では、不純物のイオン注入のドーズ量は、前記素子領域の前記第1の方向の前記2つの端部領域に形成されるトランジスタの閾値電圧が前記素子領域の前記第1の方向の前記2つの端部領域間に形成されるトランジスタの閾値電圧と同じとなるドーズ量である請求項1〜4のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項6】
一導電型の半導体基板と、
前記半導体基板の一主面の素子分離領域と前記素子分離領域に囲まれた素子領域と、
前記半導体基板の前記一主面上のゲート絶縁膜と、
前記ゲート絶縁膜上に、第1の方向において前記素子領域から前記素子領域の両側の前記素子分離領域に延在して形成されたゲート電極であって、前記第1の方向と直交する第2に方向において前記ゲート電極の両側は前記素子分離領域とはそれぞれ離間しており、前記ゲート電極の前記第1の方向の両端部であって前記素子分離領域上の前記両端部が、凹部と前記凹部の両側の突出部とをそれぞれ有する前記ゲート電極と、
前記素子領域の前記第1の方向の2つの端部領域であって前記素子分離領域と接する前記2つの端部領域の前記一主面にそれぞれ設けられた前記一導電型の第1および第2の不純物領域であって前記ゲート電極の前記第2の方向における両端からそれぞれ離間した前記第1および第2の前記一導電型の不純物領域と、
前記ゲート電極の前記第2の方向における両側の前記素子領域に形成された第1および第2の反対導電型の不純物領域と、を備える半導体装置。
【請求項7】
前記素子分離領域は、前記半導体基板の前記一主面に形成された溝と、前記溝内を埋める絶縁物と、を備える請求項6記載の半導体装置。
【請求項8】
前記素子領域の前記第1の方向の前記2つの端部領域に形成されるトランジスタの閾値電圧が前記素子領域の前記第1の方向の前記2つの端部領域間に形成されるトランジスタの閾値電圧と同じである請求項6または7記載の半導体装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2011−176115(P2011−176115A)
【公開日】平成23年9月8日(2011.9.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−38962(P2010−38962)
【出願日】平成22年2月24日(2010.2.24)
【出願人】(308033711)OKIセミコンダクタ株式会社 (898)
【Fターム(参考)】