説明

印刷位置検出方法

【課題】可撓性シートに対する印刷型の配置が種々である印版を使用して印刷を行う際に、初期段階であっても段ボールシートに印刷される位置を正確に検出することができる、印刷位置検出方法を提供する。
【解決手段】可撓性シート21上の印刷型22の基準点Q3から予め定める所定距離の第一基準点Q1に、印刷型22より高さの低い被検出体30を取り付け、版胴11の回転に伴う被検出体30の通過を第一センサ31によって検出し、挟持点Q0に向かい搬送される段ボールシート1上に第二基準点Q2を設定し、第二基準点Q2の通過を第二センサ32によって検出し、第一センサ31による第一基準点Q1の検出点と挟持点Q0との距離N1、第二センサ32による第二基準点Q2の検出点と挟持点Q0との距離N2、及び、印刷型の基準点Q3と第一基準点Q1との距離に基づき、段ボールシート1において印刷型の基準点に対応する点Q3’を検出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、段ボール箱の製造ラインにおいて、段ボールシートに印刷が行われる位置を検出する印刷位置検出方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
段ボール箱の製造工程では、一般的に次のように段ボールシートへの印刷が行われる。図3を用いて説明すると、まず、積層された段ボールシートのうち一枚の段ボールシート100がフィーダーによって送り出され、一対または複数対の搬送ローラ104によって、印刷ユニット110に向かって搬送される。印刷ユニット110では、搬送されてくる段ボールシート100を、上下に位置して対をなす版胴111と圧胴112との間を通過させる。版胴111と圧胴112は何れも金属製のシリンダであり、版胴111の外周面に印版120が装着されている。
【0003】
この印版120は、図4に示すように、ビニールなど樹脂製の可撓性シート121の表面に、ゴムなどの樹脂による凸状の印刷型122が配置されたものである。かかる構成により、版胴111と圧胴112との間を段ボールシート100が通過する際、版胴111及び圧胴112によって段ボールシート100が挟み込まれる挟持点P0において、印刷型122と段ボールシート100とが圧接され、印刷型122に塗布されたインクが段ボールシート100に転写される。
【0004】
このような印刷に際しては、段ボールシート100において予め定められた印刷位置に正確に印刷を行うために、搬送される段ボールシート100が挟持点P0に到達するタイミングと、印刷型122が挟持点P0に到達するタイミングとを合わせる必要がある。
【0005】
従来、このタイミング合わせは、図5に示すように、回転する版胴における基準点P1をセンサ131で検出すると共に、搬送される段ボールシート100における基準点P2の通過をセンサ132で検出し、点P0−点P1間の距離L1(版胴111の外周面に沿った円弧状の距離)と、点P0−点P2間の直線距離L2とを一致させるよう、版胴111や搬送ローラ104の回転を制御することにより行われている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、特許文献1の技術では、版胴の回転軸と同軸で回転するドラムの外周に沿って、基準点P1を起点として立ち上がる弧状突起を設け、この弧状突起の通過を高周波発振式のセンサで検出することにより、版胴の回転に伴う基準点P1の通過を検出している。
【0006】
しかしながら、上記の従来技術では、タイミング合わせのための基準となる基準点P1が版胴111に設けられているのに対し、実際に段ボールシート100に印刷を行うのは、版胴111とは別体の印刷型122であることから、次のような問題点があった。すなわち、図4に示すように、印刷型122を支持する可撓性シート121の両端部には、係止用バー125が設けられており、この係止用バー125が版胴111の外表面に設けられた係止溝(図示しない)と係合することにより、印版120が版胴111に装着される。従って、印版120の版胴111に対する装着状態が常に同一であれば、版胴111に対する可撓性シート121の位置は一定である。
【0007】
しかしながら、可撓性シート121に対してどのように印刷型122を配置するか、換言すれば、可撓性シート121上のどの点を原点として印刷型122を配置するかは、印版の製造業者や印刷デザインの設計者などにより種々である。そのため、上記の従来技術のように、版胴111における基準点P1が挟持点P0に到達するタイミングを検出したとしても、実際に印刷型122が挟持点P0に到達するタイミングを知ることはできない。
【0008】
そのため、現状では、まず、印刷の初期段階において、試し印刷を繰り返すことにより、段ボールシート上で所望される位置に正確に印刷が行われる正常状態を、作業者の目視と手動調整によって作り出しておく。そして、その後は上記の従来技術に基づいて、点P0−点P1間の距離L1及び点P0−点P2間の距離L2を測定することにより、段ボールシートの供給ミスや搬送ローラの滑り等に起因する印刷位置のずれを検出している。つまり、現状では、印刷の初期段階において、試し印刷を行うことなく、段ボールシートにおける印刷位置を検出及び調整することはできない。更に、異なる種類の印版に取り換えるごとに、作業者の目視と手動調整によって正常状態を作り出す上記作業を行う必要がある。
【0009】
また、理論的には、可撓性シートにおける印刷型の配置が種々である印版のそれぞれについて、係止用バーなどを基準として印刷型の位置を特定する作業を行うことにより、印刷型が挟持点P0に到達するタイミングを、“版胴の基準点P1を介して”検出することは可能であると考えられる。しかしながら、段ボール箱の製造業者は、可撓性シートに対する印刷型の配置が種々である印版を多数所有しているため、それぞれについて印刷型の位置を特定する作業を行うことは煩雑である。更に、印刷型が挟持点P0に到達するタイミングの検出が、版胴の基準点P1を介した“間接的”なものとなるため、検出の処理上での誤差の発生が不可避である。
【0010】
加えて、係止用バーによって印版を版胴に係止させる際に、係止位置にずれが生じることもある。その場合、上記の“間接的”な検出では、印刷型が挟持点P0に到達するタイミングの検出において、より誤差が大きいものとなってしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
そこで、本発明は、上記の実情に鑑み、可撓性シートに対する印刷型の配置が種々である印版を使用して印刷を行う際に、初期段階であっても、段ボールシートに印刷される位置を正確に検出することができる、印刷位置検出方法の提供を課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記の課題を解決するため、本発明にかかる印刷位置検出方法は、
「可撓性シート上に印刷型が配置された印版が外周面に装着された円柱状の版胴、及び、該版胴と対向する円柱状の圧胴が、挟持点で段ボールシートを挟み込み前記版胴及び前記圧胴の相反する方向への回転に伴い前記段ボールシートを送りながら、前記挟持点で前記印刷型と前記段ボールシートとを圧接させて印刷を行う印刷工程において、前記段ボールシートに印刷がなされる位置を検出する印刷位置検出方法であって、
前記可撓性シート上の前記印刷型の基準点から予め定める所定距離の第一基準点に、前記印刷型より高さの低い被検出体を取り付け、該被検出体が取り付けられた前記印版が前記版胴に装着された状態で、前記版胴の回転に伴う前記被検出体の通過を第一センサによって検出し、
前記挟持点に向かって搬送される前記段ボールシート上に第二基準点を設定し、該第二基準点の通過を第二センサによって検出し、
前記第一センサによる前記第一基準点の検出点と前記挟持点との距離、前記第二センサによる前記第二基準点の検出点と前記挟持点との距離、及び、前記印刷型の基準点と前記第一基準点との距離に基づき、前記段ボールシートにおいて前記印刷型の基準点に対応する点を検出する」ものである。
【0013】
上記構成の本発明では、「前記第一センサによる前記第一基準点の検出点と前記挟持点との距離」、及び、「前記第二センサによる前記第二基準点の検出点と前記挟持点との距離」は既知である。そして、「前記印刷型の基準点と前記第一基準点との距離」は「所定距離」として予め定める距離である。そして、これら三つの距離に基づいて、印刷型の基準点によって印刷がなされる点、すなわち、「前記段ボールシートにおいて前記印刷型の基準点に対応する点」(以下、説明の便宜のため「対応点」と称する)と第二基準点との距離を算出することが可能である。
【0014】
従って、対応点と第二基準点との距離から対応点の位置を特定することができ、段ボールシートにおいて印刷がなされる位置を検出することができる。これにより、実際に印刷される位置を知るために試し印刷が必要であった従来技術とは異なり、印刷の初期段階から、段ボールシートに印刷される位置を正確に検出することができる。
【0015】
そして、特定された対応点と第二基準点との位置関係を、段ボールシートシートにおいて本来印刷がなされるべき位置と第二基準点との位置関係と対比することにより、印刷がなされる位置が適正か否かを判断することができる。
【0016】
なお、「印刷型の基準点」は、印刷型における任意の点とすることができるが、例えば、版胴が回転する方向を「前方向」とした場合、印刷型における最前端の位置を基準点とすることができる。或いは、印刷型のデザインにおいて、ポイントを特定し易い角部を、基準点とすることができる。
【0017】
上記のように本発明においては、版胴に検出の基準点を設ける従来技術とは異なり、版胴に装着される印版の可撓性シート上に検出の基準点を設ける。そして、可撓性シート上の基準点(第一基準点)は、印刷型の基準点からの距離が予め定められた点である。これにより、印刷型が可撓性シート上のどの点を原点として配置されていようと、それに関わらず、印刷型によって段ボールシートに印刷がなされる位置を検出することができる。
【0018】
また、本発明では、版胴の基準点を介することなく、印版に設けた基準点を直接的にセンサで検出する。そのため、印版が版胴に装着される位置にずれが生じたとしても、それに影響を受けることなく、印刷型によって段ボールシートに印刷がなされる位置を検出することができる。
【0019】
そして、本発明によれば、印刷型の基準点から所定距離の点に被検出体を取り付けるのみの簡易な手段で、段ボール箱の製造業者が所有している印版であって、可撓性シートにおける印刷型の原点が種々である既存の印版を使用して、印刷の初期段階から、段ボールシートに印刷される位置を正確に検出することができる。
【0020】
本発明にかかる印刷位置検出方法は、上記構成において、「前記被検出体は光反射テープであり、前記第一センサは、反射式光電センサである」ものとすることができる。
【0021】
本構成では、光反射テープを可撓性シートに貼り付けるのみで、極めて簡易に、可撓性シートに被検出体を取り付けることができる。そして、光電センサの投射光が被検出体である光反射テープによって反射され、この反射光を光電センサが検知することにより、第一基準点の通過が検出されるため、これに基づいて印刷位置を検出することができる。
【0022】
本発明にかかる印刷位置検出方法は、上記構成に替えて、「前記被検出体は磁石または磁性体であり、前記第一センサは、磁気センサである」ものとすることができる。
【0023】
「磁気センサ」としては、例えば、磁石または磁性体の接近により開閉するリードスイッチを検出素子とするセンサ、磁界によって発生するホール電圧を検出するホール素子を検出素子とするセンサ、磁界によって抵抗が変化する半導体素子を検出素子とするセンサを使用可能である。
【0024】
本構成では、磁石または磁性体を可撓性シートに接着するのみで、極めて簡易に、可撓性シートに被検出体を取り付けることができる。そして、被検出体である磁石または磁性体の通過に伴って生じる磁気の変化を、磁気センサで検知することにより、第一基準点の通過が検出されるため、これに基づいて印刷位置を検出することができる。
【発明の効果】
【0025】
以上のように、本発明の効果として、可撓性シートに対する印刷型の配置が種々である印版を使用して印刷を行う際に、初期段階であっても、段ボールシートに印刷される位置を正確に検出することができる、印刷位置検出方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の一実施形態である印刷位置検出方法の説明図である。
【図2】本実施形態の印刷位置検出方法に使用される印版の断面図である。
【図3】一般的な段ボールシートの印刷工程の説明図である。
【図4】従来の印版の断面図である。
【図5】特許文献1に例示される従来技術の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明の一実施形態である印刷位置検出方法について、図1及び図2に基づいて説明する。
【0028】
本実施形態の印刷位置検出方法は、可撓性シート21上に印刷型22が配置された印版20が外周面に装着された円柱状の版胴11、及び、版胴11と対向する円柱状の圧胴12が、挟持点Q0で段ボールシート1を挟み込み版胴11及び圧胴12の相反する方向への回転に伴い段ボールシート1を送りながら、挟持点Q0で印刷型22と段ボールシート1とを圧接させて印刷を行う印刷工程において、段ボールシート1に印刷がなされる位置を検出する印刷位置検出方法であって、
可撓性シート21上の印刷型22の基準点Q3から予め定める所定距離N3の第一基準点Q1に、印刷型22より高さの低い被検出体30を取り付け、被検出体30が取り付けられた印版20が版胴11に装着された状態で、版胴11の回転に伴う被検出体30の通過を第一センサ31によって検出し、
挟持点Q0に向かって搬送される段ボールシート1上に第二基準点Q2を設定し、第二基準点Q2の通過を第二センサ32によって検出し、
第一センサ31による第一基準点Q1の検出点と挟持点Q0との距離N1、第二センサ32による第二基準点Q2の検出点と挟持点Q0との距離N2、及び、印刷型の基準点Q3と第一基準点Q1との距離N3に基づき、段ボールシート1において印刷型の基準点Q3に対応する点Q3’を検出するものである。
【0029】
本実施形態の印刷位置検出方法では、段ボール箱の製造業者が所有している既存の印版を使用可能である。すなわち、図2に示すように、印版20は、両端に係止用バー25が取り付けられた可撓性シート21上に印刷型22が配置された従来構成の印版において、可撓性シート21の表面に被検出体30を接着等によって取り付けることにより、得ることができる。
【0030】
ここでは、挟持点Q0、第一基準点Q1、及び、印刷型の基準点Q3が同一円周上にあり、且つ、挟持点Q0と第二基準点Q2が段ボールシートの搬送方向と平行な同一線上にある場合を例示する。これは、説明を簡易化して分かりやすくするためであり、もちろん、これらの基準点が上記のような単純な位置関係になくても、印刷位置を検出することは可能である。
【0031】
挟持点Q0と第一基準点Q1との距離をN1、印刷型22の基準点Q3と第一基準点Q1との距離をN3とする。これらの距離N1、N3は、何れも、版胴の半径と可撓性シートの厚さとの和を半径とする円弧としての距離である。)ここでは、印刷型22の基準点Q3として、版胴11の回転に伴い、最先に挟持点Q0に到達する点を選択し、第一基準点として、基準点Q3から前方向(定義は前述)に所定距離(例えば、1cm)離れた点を選択した場合を例示する。
【0032】
一方、挟持点Q0と第二基準点Q2との直線距離をN2とする。ここでは、第二基準点Q2として、搬送方向における段ボールシート1の前端を選択した場合を例示する。
【0033】
上記の距離N1、N2、及びN3の間には、次の関係が成り立つ。
N1+N3=N2+(段ボールシート1において基準点G3と対応する対応点Q3’と第二基準点との距離N4)
これにより、第二基準点Q2の位置に基づき、対応点Q3’の位置を特定することができ、印刷型22全体の基準点Q3に対する関係に基づいて、段ボールシート1において印刷がなされる位置及び範囲(図1において、二点鎖線で表示)を検出することができる。
【0034】
上記において、被検出体30として光反射テープを使用し、第一センサ31として、投射した光の光反射テープによる反射光を検出する反射式の光電センサを使用することができる。
【0035】
或いは、被検出体30として磁石を使用し、第一センサ31として、磁石の接近により開閉するリードスイッチを検出素子とする磁気センサを使用することができる。
【0036】
一方、第二センサ32としては、投射した光が段ボールシート1によって遮られることを検出する透過型光電センサを使用することができる。
【0037】
上記のように、本実施形態の印刷位置検出方法によれば、印版20に基準点(第一基準点Q1)を設けることにより、試し印刷を要することなく、印刷の初期段階から、段ボールシート1に印刷がなされる位置を正確に検出することができる。
【0038】
また、印版20の基準点(第一基準点Q1)が印刷型22から所定距離N3の点に設けられるため、印刷型22が可撓性シート21上のどの点を原点として配置されているかに関わらず、段ボールシート1に印刷がなされる位置を検出することができる。
【0039】
また、版胴に基準点を設ける従来技術とは異なり、印版20に基準点(第一基準点Q1)を設けることにより、印刷型22の検出が直接的なものとなるため、印版20が版胴11に装着される位置にずれが生じたとしても、それに影響を受けることなく、段ボールシート1に印刷がなされる位置を正確に検出することができる。
【0040】
そして、可撓性シート21に被検出体30を取り付けるのみの簡易な手段で、可撓性シート21における印刷型22の原点が種々である既存の印版を使用して、印刷の初期段階から、段ボールシート1に印刷がなされる位置を正確に検出することができる。
【0041】
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
【0042】
例えば、上記の実施形態では、版胴11と圧胴12が一対設けられる場合を例示したが、これに限定されず、複数対の版胴及び圧胴を使用することにより、多色印刷することができる。この場合、版胴及び圧胴の対ごとに、搬送される段ボールシートとの関係に基づき、上述の印刷位置検出方法を適用することができる。
【符号の説明】
【0043】
1 段ボールシート
11 版胴
12 圧胴
20 印版
21 可撓性シート
22 印刷型
31 第一センサ
32 第二センサ
Q0 挟持点
Q1 第一基準点
Q2 第二基準点
Q3 印刷型の基準点
【先行技術文献】
【特許文献】
【0044】
【特許文献1】特開昭58−224589号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
可撓性シート上に印刷型が配置された印版が外周面に装着された円柱状の版胴、及び、該版胴と対向する円柱状の圧胴が、挟持点で段ボールシートを挟み込み前記版胴及び前記圧胴の相反する方向への回転に伴い前記段ボールシートを送りながら、前記挟持点で前記印刷型と前記段ボールシートとを圧接させて印刷を行う印刷工程において、前記段ボールシートに印刷がなされる位置を検出する印刷位置検出方法であって、
前記可撓性シート上の前記印刷型の基準点から予め定める所定距離の第一基準点に、前記印刷型より高さの低い被検出体を取り付け、該被検出体が取り付けられた前記印版が前記版胴に装着された状態で、前記版胴の回転に伴う前記被検出体の通過を第一センサによって検出し、
前記挟持点に向かって搬送される前記段ボールシート上に第二基準点を設定し、該第二基準点の通過を第二センサによって検出し、
前記第一センサによる前記第一基準点の検出点と前記挟持点との距離、前記第二センサによる前記第二基準点の検出点と前記挟持点との距離、及び、前記印刷型の基準点と前記第一基準点との距離に基づき、前記段ボールシートにおいて前記印刷型の基準点に対応する点を検出する
ことを特徴とする印刷位置検出方法。
【請求項2】
前記被検出体は光反射テープであり、
前記第一センサは、反射式光電センサである
ことを特徴とする請求項1に記載の印刷位置検出方法。
【請求項3】
前記被検出体は磁石または磁性体であり、
前記第一センサは、磁気センサである
ことを特徴とする請求項1に記載の印刷位置検出方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−225777(P2012−225777A)
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−93821(P2011−93821)
【出願日】平成23年4月20日(2011.4.20)
【出願人】(593155330)株式会社ホニック (8)
【Fターム(参考)】