説明

少なくとも1の他の抗癌剤と組み合わせた少なくとも1のCdc25ホスファターゼ阻害剤を含有する製品

癌の治療で同時に、別々に又は時間的に分離された治療的使用のための少なくとも1の他の抗癌剤と組み合わせた少なくとも1のCdc25ホスファターゼ阻害剤を含有する製品に関する。上記他の抗癌剤の好ましい例は:DNA塩基のアナログ;タイプI及び/又はIIトポイソメラーゼ阻害剤;細胞紡錘体との相互作用をする化合物;細胞骨格に働く化合物;ヘテロ三量体性Gプロテインを経由するシグナル伝達の阻害剤;プレニルトランスフェラーゼ阻害剤;サイクリン依存性キナーゼ(CDK)阻害剤;アルキル化試薬;葉酸のアンタゴニスト;又はDNA合成及び細胞分裂の阻害剤である。更に、抗癌剤用の(1R)-1-[({(2R)-2-アミノ-3-[(8S)-8-(シクロヘキシルメチル)-2-フェニル-5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン-7(8H)-イル]-3-オキソプロピル}ジチオ)メチル]-2-[(8S)-8-(シクロヘキシルメチル)-2-フェニル-5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン-7(8H)-イル]-2-オキソエチルアミンに関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
癌の治療で同時に、別々に又は時間的に分離された治療的使用のための少なくとも1の他の抗癌剤と組み合わせた少なくとも1のCdc25ホスファターゼ阻害剤を含有する製品。
【請求項2】
上記他の抗癌剤と組み合わせるCdc25ホスファターゼ阻害剤は、一般式(I)の化合物又はその医薬的に適用可能な塩である請求項1の製品。
【化1】

但し、R1は水素原子又はアルキル、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、シクロアルキル、−(CH2)−X−Y、−(CH2)−Z−NR56基若しくは−CHR3536基を表し(上記R35及びR36はそれらを有する炭素原子と一緒にインダニル又はテトラリニル(tetralinyl)基を形成するか、又はR35及びR36はそれらを有する炭素原子と一緒に5〜7員並びにO、N及びSから選ばれる1〜2のヘテロ原子を含有する飽和複素環を形成し、上記複素環の窒素原子はアルキル基及びベンジル基から選ばれる基により任意で置換されてもよい);
1は又、WがOを表す場合、更にハロゲン原子及びアルキル、ハロアルキル又はアルコキシ基から独立して選ばれる置換基により1〜3回任意で置換された、炭素環状アリール基を表し、
Xは、1の結合又は1〜5炭素原子を含有する直鎖状若しくは分岐状アルキレン基を表し、
Yは、3〜7員環から独立して選ばれる1〜3縮合環を含有する飽和炭素含有環式を表し;又はYはO、N及びSから独立して選ばれる1〜2のヘテロ原子を含有し、N又はCH構成員によりX基へ結合された飽和複素環を表し、上記飽和複素環は更に−CHR7−、−CO−、−NR8−、−O−及び−S−から独立して選ばれる2〜6の追加的構成員を含有し(上記R7は水素原子又はアルキル基を表し、R8は水素原子又はアルキル若しくはアラルキル基を表す);又Yはハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、水酸基、ニトロ基、シアノ基、フェニル基、SO2NHR9基及びNR1011基の群から独立して選ばれる置換基により1〜3回任意で置換された炭素環状若しくは複素環状アリール基を表し(上記R9は水素原子又はアルキル若しくはフェニル基を表し、R10及びR11は独立してアルキル基を表す)、
Zは、1の結合又は1〜5炭素原子を含有する直鎖状若しくは分岐状アルキレン基を表し、
5及びR6は水素原子、アルキル、アラルキル又は−(CH2)n−OH基(但し、nは1〜6の整数を表す)から独立して選ばれ、
又はR5はアルコキシカルボニル、ハロアルコキシカルボニル又はアラルコキシカルボニル基を表し、R6は水素原子又はメチル基を表し、
又はR5及びR6は窒素原子と一緒に1〜2ヘテロ原子を含有する4〜7員複素環を形成し、上記複素環を構成する必須構成員は、−CR1213−、−O−、−S−及び−NR14−基から独立して選ばれ(上記R12及びR13は存在する場合、独立して水素原子又はアルキル基を表し、R14は水素原子又はアルキル若しくはアラルキル基を表し、又はR14はハロゲン原子及びアルキル若しくはアルコキシ基から独立して選ばれる置換基により1〜3回任意で置換されたフェニル基を表す)、
2は水素原子又はアルキル若しくはアラルキル基を表し;
又はR1及びR2は窒素原子と一緒に1〜2ヘテロ原子を含有する4〜8員複素環を形成し、上記複素環を構成する必須構成員は−CR1516−、−O−、−S−及び−NR17−基から独立して選ばれ(上記R15及びR16は存在する場合、独立して水素原子又はアルキル基を表し、R17は水素原子又はアルキル若しくはアラルキル基を表す);並びに
3は水素原子、ハロゲン原子、又はアルキル、ハロアルキル、アルコキシ若しくはアルキルチオ基を表し;
4はアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シアノ、アミノ、−CH2−COOR18、−CH2−CO−NR1920又は−CH2−NR2122基を表し、又R4はハロゲン原子及びアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ又はNR3738基から独立して選ばれる置換基により1〜4回任意で置換された炭素環状又は複素環状アリール基を表し、又はR4は、一緒にメチレンジオキシ又はエチレンジオキシ基を形成する2個の置換基を有するフェニル基を表し、
18は水素原子又はアルキル基を表し、
19は水素原子、アルキル基又はアラルキル基を表し、そのアリール基はハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、水酸基、ニトロ基、シアノ基、フェニル基、SO2NHR23基及びNR2425基の群から独立して選ばれる置換基により1〜3回任意で置換され(上記R23は水素原子又はアルキル若しくはフェニル基を表し、R24及びR25は独立してアルキル基を表す)、
20は水素原子又はアルキル基を表し、
又R19及びR20は窒素原子と一緒に1〜2ヘテロ原子を含有する4〜7員複素環を構成し、上記複素環を構成する必須構成員は−CR2627−、−O−、−S−及び−NR28−基から独立して選ばれ(上記R26及びR27は存在する場合、独立して水素原子又はアルキル基を表し、R28は水素原子又はアルキル若しくはアラルキル基を表し、又R28はハロゲン原子及びアルキル若しくはアルコキシ基から独立して選ばれる置換基により1〜3回任意で置換されたフェニル基を表す)、
21は水素原子、アルキル基又はアラルキル基を表し、そのアリール基はハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、水酸基、ニトロ基、シアノ基、フェニル基、SO2NHR29基及びNR3031基の群から独立して選ばれる置換基により1〜3回任意で置換され(上記R29は水素原子又はアルキル若しくはフェニル基を表し、R30及びR31は独立してアルキル基を表す)、
22は水素原子又はアルキル基を表し、
又はR21及びR22は窒素原子と一緒に1〜2ヘテロ原子を含有する4〜7員複素環を形成し、上記複素環を構成する必須構成員は−CR3233−、−O−、−S−及び−NR34−基から独立して選ばれ(上記R32及びR33は存在する場合、独立して水素原子又はアルキル基を表し、R34は水素原子、アルキル又はアラルキル基を表し、又はR34はハロゲン原子及びアルキル若しくはアルコキシ基から独立して選ばれる置換基により1〜3回任意で置換されたフェニル基を表す)、
37及びR38は水素原子及びアルキル基から独立して選ばれるか、又はR37及びR38は窒素原子と一緒に1〜2ヘテロ原子を含有する4〜7員複素環を形成し、上記複素環を構成する必須構成員は−CR3940−、−O−、−S−及び−NR41−基から独立して選ばれ(上記R39及びR40は存在する場合、独立して水素原子又はアルキル基を表し、R41は水素原子又はアルキル基を表す)、
WはO又はSを表す。
【請求項3】
上記一般式(I)の化合物又はその医薬的に適用可能な塩は、下記化合物から選ばれる請求項2の製品:
5−{[2−(ジメチルアミノ)エチル]アミノ}−2−メチル−1,3−ベンゾチアゾール−4,7−ジオン;
2−メチル−5−[(2−ピロリジン−1−イルエチル)アミノ]−1,3−ベンゾチアゾール−4,7−ジオン;
2−メチル−5−[(2−ピペリジン−1−イルエチル)アミノ]−1,3−ベンゾチアゾール−4,7−ジオン;
2−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−5−{[2−(ジメチルアミノ)エチル]アミノ}−1,3−ベンゾチアゾール−4,7−ジオン;
及びその医薬的に適用可能な塩。
【請求項4】
上記他の抗癌剤と組み合わせるCdc25ホスファターゼ阻害剤は、下記一般式(II)の化合物又はその医薬的に適用可能な塩である請求項1の製品。
【化2】

(ア) 但し、Aは(A1)基を表す:
【化3】

但し、R1、R2、R3、R4及びR5の群の2個は水素原子を表し、残りの3個は独立して水素原子、ハロゲン原子及びアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルカルボニルオキシ、アルキルチオ又はNR67基から選ばれ、更に:
1並びにR2及びR4の一個は独立してヒドロキシ、アルキルカルボニルオキシ及びNR67基から選ばれるか、
2及びR3及びR5の一個は独立してヒドロキシ、アルキルカルボニルオキシ及びNR67基から選ばれるか、
4及びR3及びR5の一個は独立してヒドロキシ、アルキルカルボニルオキシ及びNR67基から選ばれるか、
1、R3及びR5の一個はヒドロキシ、アルキルカルボニルオキシ及びNR67基から選ばれ、
残りのB−N(W)−X−YはA基へ窒素原子により結合され、
(上記R6及びR7は存在する場合、独立して水素原子又はアルキル基を表し、又はR6及びR7は窒素原子と一緒に1〜2ヘテロ原子を含有する4〜7員複素環を形成し、上記複素環を構成する必須構成員は−CR89−、−O−、−S−及び−NR10−基から独立して選ばれ、上記R8及びR9は存在する場合、独立して水素原子又はアルキル、アルコキシ、ベンジロキシカルボニルアミノ又はジアルキルアミノ基を表し、R10は存在する場合独立して水素原子又はアルキル基を表す)、
(イ) 又はAは(A2)基を表す:
【化4】

但し、R11並びにR13、R14及びR15の一つは水酸基を表し、かつR13、R14及びR15の残り並びにR16は水素原子を表すか、
12及びR16が水酸基を表す場合にR11、R13、R14及びR15は水素原子を表し;
Bは−CO−、−NH−CO−(CH2)n−又は−(CH2)p−基(nは0〜3から選ばれる整数でありpは0〜1から選ばれる整数である)を表し;
Wは水素原子又はアルキル基を表し;
Xは−(CH2)q−、−(CH2)q−NH−又は−CO−(CH2)r−基を表し(qは1〜6から選ばれる整数でありrは0〜6から選ばれる整数である);
上記B−N(W)−X−Y基は下記基を表してもよく;
【化5】

但し、Bは上記のとおりであり、tは0〜2から選ばれる整数でありsは0〜1から選ばれる整数であり、R17及びR18は独立して水素原子及びアルキル基から選ばれる基を表し;
Xが−(CH2)q−又は−CO−(CH2)r−基を表す場合、Yは下記基を表し
【化6】

上記R19は水素原子、ハロゲン原子、ニトロ、アルキル、アルキルチオ、NR2122、−SO2−NR2324、−NH−SO2−R25又は−O−P(O)(OR26)(OR27)基を表し、
(上記R21及びR22は独立して水素原子又はアルキル基を表し、
23及びR24は独立して水素原子又はアルキル基を表すか、又はR23及びR24はそれらを有する窒素原子と一緒に5〜7員複素環を表し、上記複素環の追加的構成員は独立して−CHR28−、−NR29−、−O−及び−S−から選ばれ、上記R28及びR29は存在する場合、独立して水素原子又はアルキル基を表し、
25はアルキル、ハロアルキル基又は、アリール、ヘテロアリール、アラルキル若しくはヘテロアラルキル基の一種を表し、そのアリール又はヘテロアリール核はハロゲン原子及びアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ又はニトロ基から独立して選ばれる1以上の基により任意で置換され、但しその任意の置換基がアルキル基から選ばれるヘテロアリール核の任意の窒素原子を除く、
26及びR27はアルキル基から独立して選ばれる)、
20は水素原子、ハロゲン原子又はアルキル、アルコキシ若しくはアルキルチオ基を表し、
又はYは下記で表される(T)基を表し
【化7】

但し、R20は水素原子又はアルキル、アルコキシ若しくはアルキルチオ基を表し、
Xが−(CH2)q−NH−基を表すか、B−N(W)−X−Y基が下記基を表す場合、
【化8】

Yは−SO2−R30基のみを表し(上記R30はアルキル、ハロアルキル基又は、アリール、ヘテロアリール、アラルキル若しくはヘテロアラルキル基の一つを表しそのアリール又はヘテロアリール核はハロゲン原子及びアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ又はニトロ基から独立して選ばれる1以上の基により任意で置換されるが、その任意の置換基はアルキル基から選ばれるヘテロアリール核の任意の窒素原子を除く);
更にB−N(W)−X−Y基が下記基を表す場合、
【化9】

Bは−CO−又は−(CH2)−基のみを表す。
【請求項5】
上記他の抗癌剤と組み合わせるCdc25ホスファターゼ阻害剤はメナジオン及びそのアナログから選ばれる請求項1の製品。
【請求項6】
上記Cdc25ホスファターゼ阻害剤と組み合わせる抗癌剤は、DNA塩基のアナログ、タイプI及び/又はIIトポイソメラーゼ阻害剤、細胞紡錘体(fuseau cellulaire)と相互作用する化合物、細胞骨格に作用する化合物、ヘテロ三量体性Gプロテインを経由するシグナル伝達の阻害剤、プレニルトランスフェラーゼ阻害剤、サイクリン依存性キナーゼ(CDK)阻害剤、アルキル化試薬並びにDNA合成及び細胞分裂の阻害剤から選ばれる請求項1〜5いずれか1項記載の製品。
【請求項7】
上記Cdc25ホスファターゼ阻害剤と組み合わせる抗癌剤はタイプI及び/又はIIトポイソメラーゼ阻害剤である請求項6の製品。
【請求項8】
タイプI及び/又はIIトポイソメラーゼ阻害剤はカンプトセシン又はそのアナログの一種である請求項7の製品。
【請求項9】
タイプI及び/又はIIトポイソメラーゼ阻害剤は、ラセミ性、鏡像体又はこれらの形の全ての組み合わせでの一般式(III)の化合物又はその医薬的に適用可能な塩である請求項8の製品。
【化10】

但し、R1は低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、低級ハロアルキル、低級アルコキシ低級アルキル又は低級アルキルチオ低級アルキルを表し;
2、R3及びR4は、独立して下記を表し;
i)H、ハロ、低級ハロアルキル、低級アルキル、低級アルケニル、シアノ、低級シアノアルキル、ニトロ、低級ニトロアルキル、アミド、低級アミドアルキル、ヒドラジノ、低級ヒドラジノアルキル、アジド、低級アジドアルキル、(CH2)mNR67、(CH2)mOR6、(CH2)mSR6、(CH2)mCO26、(CH2)mNR6C(O)R8、(CH2)mC(O)R8、(CH2)mOC(O)R8、O(CH2)mNR67、OC(O)NR67、OC(O)(CH2)mCO26、又は
ii)下記置換(即ち、アリール基又は複素環上で1〜4回置換された)又は非置換の基:(CH2)n[N=X]、OC(O)[N=X]、(CH2)mOC(O)[N=X](但し本発明で[N=X]は、複素環基の構成員である窒素原子Nを有する4〜7員複素環基を表し、XはO、S、CH2、CH、N、NR9及びCOR10の群から選ばれ、複素環基を構成する残りの必須構成員を表す)、アリール又は低級アリールアルキル(但し任意の置換基は低級アルキル、ハロ、ニトロ、アミノ、低級アルキルアミノ、低級ハロアルキル、低級ヒドロキシアルキル、低級アルコキシ、及び低級アルコキシ低級アルキルの群から選ばれる);又はR2及びR3は一緒に3又は4員鎖を形成してもよく(但し鎖の構成要素はCH、CH2、O、S、N又はNR9の群から選ばれる);
5は下記を表し;
i)H、ハロ、低級ハロアルキル、低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルコキシ低級アルキル、低級アルキルチオ低級アルキル、シクロアルキル、低級シクロアルキルアルキル、シアノ、シアノアルキル、低級アルキル低級スルホニルアルキル、低級ヒドロキシアルキル、ニトロ、(CH2)mC(O)R8、(CH2)mNR6C(O)R8、(CH2)mNR67、(CH2)mN(CH3)(CH2)nNR67、(CH2)mOC(O)R8、(CH2)mOC(O)NR67、(CH2)mS(O)q11、(CH2)mP(O)R1213、(CH2)2P(S)R1213、又は
ii)下記置換(即ちアリール若しくはヘテロアリール基上で1〜4回)又は非置換の基の一種:(CH2)n[N=X]、OC(O)[N=X]、(CH2)mOC(O)[N=X]、アリール又は低級アリールアルキル(但し任意の置換基は低級アルキル、ハロ、ニトロ、アミノ、低級アルキルアミノ、低級ハロアルキル、低級ヒドロキシアルキル、低級アルコキシ及び低級アルコキシ低級アルキルの群から選ばれる);
6及びR7は、独立して下記を表し;
i)H、低級アルキル、低級ヒドロキシアルキル、低級アルキル低級アミノアルキル、低級アミノアルキル、シクロアルキル、低級シクロアルキルアルキル、低級アルケニル、低級アルコキシ低級アルキル、低級ハロアルキル、又は
ii)下記置換(即ちアリール基上で1〜4回)又は非置換の基の一種:アリール又は低級アリールアルキル(但し任意の置換基は低級アルキル、ハロ、ニトロ、アミノ、低級アルキルアミノ、低級ハロアルキル、低級ヒドロキシアルキル、低級アルコキシ、及び低級アルコキシ低級アルキルの群から選ばれる);
8は下記を表し;
i)H、低級アルキル、低級ヒドロキシアルキル、アミノ、低級アルキルアミノ、低級アルキルアミノ低級アルキル、低級アミノアルキル、シクロアルキル、低級シクロアルキルアルキル、低級アルケニル、低級アルコキシ、低級アルコキシ低級アルキル、低級ハロアルキル、又は
ii)下記置換(即ちアリール基上で1〜4回)又は非置換の基の一種:アリール又は低級アリールアルキル(但し、任意の置換基は低級アルキル、ハロ、ニトロ、アミノ、低級アルキルアミノ、低級ハロアルキル、低級ヒドロキシアルキル、低級アルコキシ若しくは低級アルコキシ低級アルキルの群から選ばれる);
9はH、低級アルキル、低級ハロアルキル、アリール、又は、低級アルキル基、ハロ、ニトロ、アミノ、低級アルキルアミノ、低級ハロアルキル、低級ヒドロキシアルキル、低級アルコキシ若しくは低級アルコキシ低級アルキルから選ばれる1以上の基により置換されたアリールを表し;
10はH、低級アルキル、低級ハロアルキル、低級アルコキシ、アリール、又は、低級アルキル基、低級ハロアルキル、低級ヒドロキシアルキル若しくは低級アルコキシ低級アルキルから選ばれる1以上の基により置換されたアリール(即ち、アリール基上に1〜4置換基を有する)を表し;
11は低級アルキル、アリール、(CH2)mOR14、(CH2)mSR14、(CH2)2NR1415又は(CH2)m[N=X]を表し;
12及びR13は独立して、低級アルキル、アリール、低級アルコキシ、アリールオキシ又はアミノを表し;
14及びR15は独立して、H、低級アルキル又はアリールを表し、;
18及びR19は独立して、H、ハロ、低級アルキル、低級アルコキシ又はヒドロキシを表し、;
20はH又はハロを表し;
mは0〜6の全ての数であり;
nは1又は2であり;
qは0〜2の全ての数を表し;並びに
[N=X]は4〜7員複素環基を表し、XはO、S、CH2、CH、N、NR9及びCOR10の群から選ばれ、上記複素環基を構成する必須鎖を表す。
【請求項10】
上記一般式(III)の化合物又はその医薬的に適用可能な塩は、ジフロモテカン(diflomotecan)及び(+)−9−クロロ−5−エチル−5−ヒドロキシ−10−メチル−12−(4−メチルピペリジノメチル)−4,5,13,15−テトラヒドロ−1H,3H−オキセピノ[3’,4’:6,7]インドリジノ[1,2c]キノリン−3,15−ジオン並びにその医薬的に適用可能な塩から選ばれる請求項9の製品。
【請求項11】
上記Cdc25ホスファターゼ阻害剤と組み合わせる抗癌剤は、ヘテロ三量体性Gプロテインを経由するシグナル伝達の阻害剤である請求項6の製品。
【請求項12】
上記ヘテロ三量体性Gプロテインを経由するシグナル伝達の阻害剤は、下記派生式(IVA)又は(IVB)にも対応する一般式(IV)の化合物及びその医薬的に適用可能な塩から選ばれる請求項11の製品;
【化11】

【化12】

但し、XはR12を表し、YはR8を表し、又はX及びYは6員環を形成し、X−Y基は−CH(R8)−CH(R9)−基を表し;
1はH、アルキル、アルキルチオ又はシクロアルキルチオ基を表し;
2及びR3は独立してH又はアルキル若しくはシクロアルキル基を表し;
4はH2又はOを表し;
5はH、又はアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、シクロアルケニルアルキル、アリール、アラルキル、複素環式若しくは複素環式アルキル基の一種を表し、これらの基はアルキル、−O−R10、−S(O)mR10(mは0、1又は2を表す)、−N(R10)(R11)、−N−C(O)−R10、−NH−(SO2)−R10、−CO2−R10、−C(O)−N(R10)(R11)、及び−(SO2)−N(R10)(R11)基の群から選ばれる基により任意で置換され;
6及びR7は独立して、H、−C(O)−NH−CHR13−CO214基、又はアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、シクロアルケニルアルキル、アリール、アラルキル、複素環式若しくは複素環式アルキル基の一種を表し、これらの基はOH、アルキル又はアルコキシ、N(R10)(R11)、COOH、CON(R10)(R11)、及びハロ基の群から選ばれる基により任意で置換され、
又はR6及びR7は一緒にアリール基又は複素環を形成してもよく;
8及びR9は独立してH又は、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、シクロアルケニルアルキル、アリール、アラルキル、複素環式若しくは複素環式アルキル基の一種を表し、これらの基はOH、アルキル又はアルコキシ、N(R10)(R11)、COOH、CON(R10)(R11)及びハロ基の群から選ばれる基により任意で置換され、
又はR8及びR9は一緒にアリール基又は複素環を形成してもよく;
10及びR11は独立してH、アリール基又は複素環式、又はアルキル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、複素環式若しくは複素環式アルキル基を表し;
12はNR9、S又はOを表し;
13は、アルキル、−OR10、−S(O)mR10(mは0、1又は2を表す)及び−N(R10)(R11)基から選ばれる基で任意で置換された、アルキル基を表し
14はH又はアルキル基を表す。
【請求項13】
上記一般式(IV)の化合物又はその医薬的に適用可能な塩は下記から選ばれる請求項12の製品:
7−(2−アミノ−1−オキソ−3−チオプロピル)−8−(シクロヘキシルメチル)−2−フェニル−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2a]ピラジン及びその二量体、ビス−1,1’−{7−(2−アミノ−1−オキソ−3−チオプロピル)−8−(シクロヘキシルメチル)−2−フェニル−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2a]ピラジン}ジスルフィド又は(1R)−1−[({(2R)−2−アミノ−3−[(8S)−8−(シクロヘキシルメチル)−2−フェニル−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル]−3−オキソプロピル}ジチオ)メチル]−2−[(8S)−8−(シクロヘキシルメチル)−2−フェニル−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル]−2−オキソエチルアミン、及びこれら化合物の医薬的に適用可能な塩。
【請求項14】
上記Cdc25ホスファターゼ阻害剤と組み合わせる抗癌剤はプレニルトランスフェラーゼ阻害剤である請求項6の製品。
【請求項15】
上記プレニルトランスフェラーゼ阻害剤はファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤である請求項14の製品。
【請求項16】
上記ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤は下記(ア)〜(ウ)の群から選ばれる請求項15の製品:
(ア)一般式(V)の化合物:
【化13】

但し、n1は0又は1を表し;
Xは独立して存在する場合、(CHR11)n3(CH2)n4Z(CH2)n5を表し;
ZはO、N(R12)、S又は1の結合を表し;
n3は独立して存在する場合、0又は1を表し;
それぞれのn4及びn5は存在する場合、独立して0、1、2又は3を表し;
Yは存在する場合、独立してCO、CH2、CS、又は1の結合を表し;
1は下記基の一種を表し
【化14】

但し、それぞれのR2、R11、及びR12は独立して存在する場合、H又は、(C1-6)アルキル基及びアリール基の群から選ばれる任意で置換された基を表し、上記任意で置換された基はR8及びR30基から選ばれる少なくとも1の基により任意で置換されており、それぞれの置換基はその他のものから独立して選ばれ;
3は、独立して存在する場合、H又は、(C1-6)アルキル、(C2-6)アルケニル、(C2-6)アルキニル、(C3-6)シクロアルキル、(C3-6)シクロアルキル(C1-6)アルキル、(C5-7)シクロアルケニル、(C5-7)シクロアルケニル(C1-6)アルキル、アリール、アリール(C1-6)アルキル、複素環式、及び複素環式(C1-6)アルキル基の群から選ばれる任意で置換された基を表し、上記任意で置換された基はR30基から選ばれる少なくとも1の基により任意で置換されており、それぞれの置換基はその他のものから独立して選ばれ;
それぞれのR4及びR5は、独立して存在する場合、H又は、(C1-6)アルキル、(C3-6)シクロアルキル、アリール及び複素環式基の群から選ばれる任意で置換された基を表し、上記任意で置換された基はR30基から選ばれる少なくとも1の基により任意で置換されており、それぞれの置換基はその他のものから独立して選ばれ、又R4及びR5はそれらが結合する炭素原子と一緒にアリール基を形成してもよく;
6は、独立して存在する場合、H又は、(C1-6)アルキル、(C2-6)アルケニル、(C3-6)シクロアルキル、(C3-6)シクロアルキル(C1-6)アルキル、(C5-7)シクロアルケニル、(C5-7)シクロアルケニル(C1-6)アルキル、アリール、アリール(C1-6)アルキル、複素環式及び複素環式(C1-6)アルキル基の群から選ばれる任意で置換された基を表し、上記任意で置換された基はOH、(C1-6)アルキル、(C1-6)アルコキシ、−N(R89)、−COOH、−CON(R89)及びハロ基から選ばれる少なくとも1の基により任意で置換されており、それぞれの置換基はその他のものから独立して選ばれ;
7は、独立して存在する場合、H、=O、=S、H又は、(C1-6)アルキル、(C2-6)アルケニル、(C3-6)シクロアルキル、(C3-6)シクロアルキル(C1-6)アルキル、(C5-7)シクロアルケニル、(C5-7)シクロアルケニル(C1-6)アルキル、アリール、アリール(C1-6)アルキル、複素環式及び複素環式(C1-6)アルキル基の群から選ばれる任意で置換された基を表し、上記任意で置換された基はOH、(C1-6)アルキル、(C1-6)アルコキシ、−N(R89)、−COOH、−CON(R89)及びハロ基から選ばれる少なくとも1の基により任意で置換されており、それぞれの置換基はその他のものから独立して選ばれ;
それぞれのR8及びR9は、独立して存在する場合、H、(C1-6)アルキル、(C2-6)アルケニル、(C2-6)アルキニル、アリール、又はアリール(C1-6)アルキルを表し;
10はCを表し;
又はn1=0の場合、R6及びR7はその結合している炭素原子と一緒にアリール基又はシクロヘキシルを形成してもよく;
21は、独立して存在する場合、H又は、(C1-6)アルキル及びアリール(C1-6)アルキル基の群から選ばれる任意で置換された基を表し、上記任意で置換された基はR8及びR30基から選ばれる少なくとも1の基により任意で置換されてもよく、それぞれの置換基はその他のものから独立して選ばれ;
22は、H、(C1-6)アルキルチオ、(C3-6)シクロアルキルチオ、R8−CO−、又は下記式の置換基を表し;
【化15】

それぞれのR24及びR25は独立して存在する場合、H、(C1-6)アルキル又はアリール(C1-6)アルキルを表し;
30は、独立して存在する場合、(C1-6)アルキル、−O−R8、−S(O)n68、−S(O)n7N(R89)、−N(R89)、−CN、−NO2、−CO28、−CON(R89)、−NCO−R89又はハロゲンを表し、
それぞれのn6及びn7は、独立して存在する場合、0、1又は2を表し;
上記複素環式基はアゼピニル、ベンズイミダゾリル、ベンズイソオキサゾリル、ベンゾフラザニル、ベンゾピラニル、ベンゾチオピラニル、ベンゾフリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチエニル、ベンゾオキサゾリル、クロマニル、シンノリニル、ジヒドロベンゾフリル、ジヒドロベンゾチエニル、ジヒドロベンゾチオピラニル、ジヒドロベンゾチオ−ピラニルスルホン、フリル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、インドリニル、インドリル、イソクロマニル、イソインドリニル、イソキノリニル、イソチアゾリジニル、イソチアゾリル、イソチアゾリジニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オキサジアゾリル、2−オキソアゼピニル、2−オキソピペラジニル、2−オキソピペリジニル、2−オキソピロリジニル、ピペリジル、ピペラジニル、ピリジル、ピリジル−N−オキシド、キノオキサリニル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロ−キノリニル、チアモルホリニル、チアモルホリニルスルホキシド、チアゾリル、チアゾリニル、チエノフリル、チエノチエニル又はチエニルであり;
上記アリール基はフェニル又はナフチルであり;
n1=1、R10がCでありR6はHを表す場合、R10及びR7は一緒に下記基を形成でき、
【化16】

n1=1、R10がCであり、R7は=O、−H、又は=Sの場合、R10及びR6は一緒に下記基を形成でき、
【化17】

但し、それぞれのX1、X2及びX3は独立して、H、ハロゲン原子、−NO2、−NCO−R8、−CO28、−CN、又は−CON(R89)を表し;並びに
1がN(R2425)の場合、n3は1を表し、それぞれのn4及びn5は0を表し、Zは1の結合であり、
3及びR11は一緒に下記基を形成でき、
【化18】

但し、n2は1〜6から選ばれる整数を表し、それぞれのX4及びX5は独立して、H、(C1-6)アルキル又はアリールを表し、又X4及びX5は一緒に(C3-6)シクロアルキル基を形成してもよい;
(イ)一般式(VI)の化合物:
【化19】

但し、R1はH又はアルキル、OR10、SR10若しくはNR1112基を表し;
2はH又はアルキル基を表し;
3、R4及びR5は独立して、H、ハロゲン原子又はアルキル、トリハロメチル、ヒドロキシ、シアノ若しくはアルコキシ基を表し;
6はH又はアルキル基を表し;
7はH、ハロゲン原子又はアルキル、ヒドロキシアルキル、アミノ、ヒドロキシカルボニル基を表し;
8及びR9は独立して、H、ハロゲン原子又はシアノ、アルキル、トリハロメチル、アルコキシ、アルキルチオ若しくはジアルキルアミノ基を表し;
10はH又はアルキル若しくはアルキルカルボニル基を表し;
11はH又はアルキル基を表し;
12はH又はアルキル若しくはアルキルカルボニル基を表し;
YはO又はSを表す。
(ウ)一般式(V)の化合物又は一般式(VI)の化合物の医薬的に適用可能な塩。
【請求項17】
上記ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤は、1−(2−(1−((4−シアノ)フェニルメチル)イミダゾール−4−イル)−1−オキソエチル−2,5−ジヒドロ−4−(2−メトキシフェニル)イミダゾ[1,2c][1,4]ベンゾジアゼピン、4−(2−ブロモフェニル)−1−(2−(1−((4−シアノ−3−メトキシ)フェニルメチル)イミダゾ−5−イル)−1−オキソエチル)−1,2−ジヒドロ−8−フルオロイミダゾール[1,2a][1,4]−ベンゾジアゼピン、又はその医薬的に適用可能な塩の1種である請求項16の製品。
【請求項18】
上記Cdc25ホスファターゼ阻害剤と組み合わせる抗癌剤はサイクリン依存性キナーゼ(CDK)阻害剤である請求項6の製品。
【請求項19】
上記CDK阻害剤は、ラセミ性、鏡像体又はこれらの形の全ての組み合わせでの一般式(VII)の化合物及びその医薬的に適用可能な塩から選ばれる請求項18の製品:
【化20】

但し、Aは、水素原子、ハロゲン原子、ホルミル、シアノ、ニトロ、グアニジノアミノメチレニル、(1,3−ジヒドロ−2−オキソインドール)−3−イリデンメチル、アルキルカルボニル、アラルキルカルボニル若しくはヘテロアラルキルカルボニル基、又は−L−NR12基を表し(上記Lはアルキレン基を表し、R1及びR2は独立して水素原子及びアルキル基から選ばれ、又はR1及びR2はそれらを有する窒素原子と一緒に5〜7員複素環を形成し、上記複素環の追加的構成員は−CH2−、−NR3−、−S−及び−O−の群から独立して選ばれ、R3は存在する場合独立して水素原子又はアルキル基を表す);
Xは水素原子、アルキルチオ、アラルキルチオ、アルキルチオキソ又はアラルキルチオキソ基、又はNR45基を表し(上記R4は、アルキル、ヒドロキシ及びアミノ基から選ばれる1以上の基により任意で置換された、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、シクロアルキル基を表し、そのアラルキル基、アリール基はハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基及びアルキル又はアルコキシ基から選ばれる1以上の基により任意で置換され、又はR4はヘテロアリール又はヘテロアリールアルキル基を表し、上記ヘテロアリール又はヘテロアリールアルキル基のヘテロアリール基は1以上のアルキル基により任意で置換されており、R5は水素原子を表し、又はR4及びR5はそれらを有する窒素原子と一緒に5〜7員複素環を形成し、上記複素環の追加的構成員は−CH2−、−NR6−、−S−及び−O−の群から独立して選ばれ、R6は存在する場合独立して、水素原子又はアルキル又はヒドロキシアルキル基を表す);
YはNH又は酸素原子を表し;
Zは1の結合又はアルキル若しくはアルキルチオアルキル基を表し;並びに
Arはハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、アルキル又はアルコキシ基並びにNR78基から独立して選ばれる基により1〜3回任意で置換された炭素環状アリール基を表し(上記R7及びR8は独立して水素原子又はアルキル基を表し、又はR7及びR8はそれらを有する窒素原子と一緒に5〜7員複素環を形成し、上記複素環の追加的構成員は−CH2−、−NR9−、−S−及び−O−の群から独立して選ばれ、R9は存在する場合、独立して水素原子又はアルキル基を表す)、
又Arは5又は6員複素環状アリール基を表し、その1又は複数のヘテロ原子は窒素、酸素又はイオウ原子から選ばれ、上記ヘテロ原子は任意で酸化され(Arは例えばオキシドピリジル基を表してもよい)、上記複素環状アリール基はアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル及びジアルキルアミノアルキル基から独立して選ばれる1以上の基で任意で置換されてもよい。
【請求項20】
上記CDK阻害剤はロスコビチン及びそのアナログから選ばれる請求項18の製品。
【請求項21】
(1R)−1−[({(2R)−2−アミノ−3−[(8S)−8−(シクロヘキシルメチル)−2−フェニル−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル]−3−オキソプロピル}ジチオ)メチル]−2−[(8S)−8−(シクロヘキシルメチル)−2−フェニル−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル]−2−オキソエチルアミン、又はその医薬的に適用可能な塩である化合物。
【請求項22】
(1R)−1−[({(2R)−2−アミノ−3−[(8S)−8−(シクロヘキシルメチル)−2−フェニル−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル]−3−オキソプロピル}ジチオ)メチル]−2−[(8S)−8−(シクロヘキシルメチル)−2−フェニル−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル]−2−オキソエチルアミンテトラ塩酸である請求項21の医薬的に適用可能な塩。
【請求項23】
下記ステップを含むことを特徴とする請求項22の塩の製法:
(1)約2当量の(8S)−8−(シクロヘキシルメチル)−2−フェニル−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジンを約1当量のBoc−Cys−Cys−Bocと非プロトン性極性溶媒中で反応させるステップ;並びに
(2)低級アルコール中で、上記ステップ(1)後に得られるジスルフィド誘導体を低級アルコール溶液中の過剰の塩酸と反応させるステップ。


【公表番号】特表2007−514639(P2007−514639A)
【公表日】平成19年6月7日(2007.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−516322(P2006−516322)
【出願日】平成16年6月24日(2004.6.24)
【国際出願番号】PCT/FR2004/001586
【国際公開番号】WO2005/000852
【国際公開日】平成17年1月6日(2005.1.6)
【出願人】(505474717)ソシエテ ド コンセイユ ド ルシェルシェ エ ダアップリカーション シャンティフィック(エス.セー.エール.アー.エス.) (41)
【Fターム(参考)】