説明

癌の治療に使用するためのイソインドリン化合物

本明細書では、イソインドリン化合物、例えば式(I)の前記化合物、1つ又はそれ以上の前記化合物を含む医薬組成物、及び様々な疾患を治療する、予防する、又は管理するためのそれらの使用方法が提供される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化127】

(I)
(式中、
Xは、C(=O)若しくはCHである;
Yは、O、シアナミド(N−≡N)、若しくはアミド(NH)である;
mは、0、1、2、若しくは3の整数である;
は、水素若しくはC1−6アルキルである;
は、水素、−NO、C1−10アルキル、C0−6アルキル−(5〜10員ヘテロアリール)、C0−6アルキル−(5〜6員ヘテロシクリル)、C0−6アルキル−OH、C0−4アルキル−NH、−NHCO−C1−6アルキル、−OR21、若しくは−(CH−Z)0−2−(5〜10員ヘテロアリール)であり、このとき各ヘテロアリール及びヘテロシクリルは1つ又はそれ以上のC1−6アルキルで任意に置換されている;
は、水素、ハロゲン、−NO、C0−6アルキル−(5〜10員ヘテロアリール)、C0−6アルキル−(5〜6員ヘテロシクリル)、C0−6アルキル−OH、C0−4アルキル−NH、−NHCO−C1−6アルキル、−OR21、若しくは−(CH−Z)0−2−(5〜10員ヘテロアリール)であり、このとき各ヘテロアリール及びヘテロシクリルは1つ又はそれ以上のC1−6アルキルで任意に置換されている;
21は、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、5〜6員ヘテロシクリル、若しくは−CO(CH)0−222であり、このとき前記アリール、ヘテロアリール、及びヘテロシクリルは各々1つ又はそれ以上のC1−6アルキルで任意に置換されている;
22は、−NH若しくは5〜6員ヘテロシクリルである;及び
Zは、CH、NH、若しくはOである;
ただし、Rが水素である場合は、Rは水素若しくはC1−10アルキルではないことを前提とする;
ただし、YがOである場合は、Rはハロゲンではないことを前提とする;及び
ただし、YがOであり、Rがハロゲンである場合は、RはC0−6アルキル−(5〜6員ヘテロシクリル)であることを前提とする)の化合物又はその医薬上許容される塩、溶媒和物、プロドラッグ、若しくは立体異性体。
【請求項2】
は、水素若しくはメチルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
は、水素、アミノ、アセトアミド、ヒドロキシ、ニトロ、アミノメチル、ヒドロキシメチル、2−メチル−1H−イミダゾール−1−イル、3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル、4−メチルピペラジン−1−イル)メチル、2−メチル−2H−ピラゾール−3−イル、1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル、2−メチルチアゾール−4−イル、4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル、モルホリノメチル、(ピリジン−4−イル)メチル、(ピリジン−4−イルオキシ)メチル、フェノキシ、ピリジン−2−イルオキシ、ピペリジン−4−イルオキシ、2−アミノアセトキシ、又はピペラジン−1−イルアセトキシである、請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項4】
は、水素、アミノ、アセトアミド、ヒドロキシ、ニトロ、アミノメチル、ヒドロキシメチル、2−メチル−1H−イミダゾール−1−イル、3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル、4−メチルピペラジン−1−イル)メチル、2−メチル−2H−ピラゾール−3−イル、1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル、2−メチルチアゾール−4−イル、4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル、モルホリノメチル、(ピリジン−4−イル)メチル、(ピリジン−4−イルオキシ)メチル、フェノキシ、ピリジン−2−イルオキシ、ピペリジン−4−イルオキシ、2−アミノアセトキシ、又はピペラジン−1−イルアセトキシである、請求項1から3のいずれかに記載の化合物。
【請求項5】
【化128】

【化129】

【化130】

である、請求項1に記載の化合物、又はその医薬上許容される塩、溶媒和物、プロドラッグ、及び立体異性体。
【請求項6】
式II:
【化131】

(式中、
Xは、C(=O)若しくはCHである;
mは、0、1、2、若しくは3の整数である;
は、C3−10シクロアルキル、5〜10員ヘテロシクリル、5〜10員ヘテロアリール、若しくはC0−4アルキル−NR4142であり、このとき、前記シクロアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロアリールは各々、1つ又はそれ以上のハロゲン、C1−6アルキル、−CO−NR4344、−COOR45、又はC0−4アルキル−C6−10アリールで任意に置換されており、前記アリール自体が1つ又はそれ以上のハロゲンで任意に置換されていてよい;及び
41、R42、R43、R44、及びR45は、各々独立して水素若しくはC1−6アルキルである)の化合物又はその医薬上許容される塩、溶媒和物、プロドラッグ、若しくは立体異性体。
【請求項7】
は、3−(N,N−ジエチルアミノ)プロピル、4−アセトアミドフェニル、3−(2−アミノアセトキシ)−4−メチルフェニル、3−アミノメチル−4−メチルフェニル、2−アミノメチル−5−メチルフェニル、3−アミノフェニル、3−アミノ−4−メチルフェニル、3−クロロ−4−メチルフェニル、4−ヒドロキシメチルフェニル、3−ヒドロキシ−4−メチルフェニル、3−(2−メチル−1H−イミダゾール1−イル)フェニル、4−メチル−3−ニトロフェニル、3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェニル、4−メチル−3−(2−ピペラジン−1−イルアセトキシ)−フェニル、3−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル、3−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)フェニル、3−(2−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)フェニル、3−(2−メチルチアゾール−4−イル)フェニル、4−(4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル、3−(モルホリノメチル)フェニル、4−(モルホリノメチル)フェニル、4−ニトロフェニル、フェニル、3−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル、4−(ピリジン−4−イル)メチルフェニル、4((ピリジン−4−イルオキシ)メチル)フェニル、3−(ピリジン−2−イルオキシ)フェニル、3−フェノキシフェニル、4−tert−ブチルシクロヘキシル、シス−4−tert−ブチルシクロヘキシル、トランス−4−tert−ブチルシクロヘキシル、4−メチルシクロヘキシル、シス−4−メチルシクロヘキシル、トランス−4−メチルシクロヘキシル、1−ベンジルピペリジン−4−イル、4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル、ピペリジン−4−イル、4−フェニルシクロヘキシル、シス−4−フェニルシクロヘキシル、又はトランス−4−フェニルシクロヘキシルである、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
【化132】

【化133】

である、請求項6に記載の化合物、又はその医薬上許容される塩、溶媒和物、プロドラッグ、若しくは立体異性体。
【請求項9】
式III:
【化134】

(式中、
Xは、C(=O)若しくはCHである;
mは、0、1、2、若しくは3の整数である;
及びRは、各々独立して:水素、ハロ、C1−6アルキル、オキソ、−NO、C1−6アルコキシ、−Z−C1−6アルキル、C0−6アルキル−(5〜10員ヘテロアリール)、C0−6アルキル−(5〜6員ヘテロシクリル)、C0−6アルキル−OH、C0−4アルキル−NH、−NHCO−C1−6アルキル、−OR21、又は−(CH−Y)0−2−(5〜10員ヘテロアリール)である(式中、Zは、S若しくはSOである;R21は、上記に規定した通りである;上記の各ヘテロアリール及びヘテロシクリルは、1つ又はそれ以上のC1−6アルキルで任意に置換されている;及び上記のアルキル若しくはアルコキシは、ハロゲン;シアノ;ニトロ;アミノ;C1−6アルキリデンジオキシ;それ自体が1つ又はそれ以上のハロゲンで任意に置換されたC1−6アルコキシ;又はそれ自体が1つ又はそれ以上のハロゲンで任意に置換されたC1−6アルキルチオの内の1つ又はそれ以上で任意に置換されてよい);
は、−COR71若しくは−PO(OR72)(OR73)である;
71は、C1−10アルキル、C6−10アリール、若しくは5〜6員ヘテロシクリルであり、このとき前記アルキル、アリール、ヘテロシクリルは、1つ又はそれ以上のアミノ、C1−6アルキルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノ、又は−COOR74で任意に置換されてよい;及び
72、R73、及びR74は、各々独立して水素若しくはC1−10アルキルである)の化合物又はその医薬上許容される塩、溶媒和物、プロドラッグ、若しくは立体異性体。
【請求項10】
は、フルオロ若しくはクロロである、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
は、フルオロ若しくはクロロである、請求項9又は10に記載の化合物。
【請求項12】
【化135】

【化136】

である、請求項9に記載の化合物、又はその医薬上許容される塩、溶媒和物、プロドラッグ、若しくは立体異性体。
【請求項13】
式IV:
【化137】

(式中、
Xは、C(=O)若しくはCHである;
mは、0若しくは1の整数である;
は、水素若しくはハロである;及び
は、水素、アミノ、若しくは5〜10員ヘテロアリール若しくはヘテロシクリルである;
ただし、mが0である場合は、Rは水素ではないことを前提とする)の化合物又はその医薬上許容される塩、溶媒和物、プロドラッグ、若しくは立体異性体。
【請求項14】
nは、1である、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
【化138】

である、請求項13に記載の化合物、又はその医薬上許容される塩、溶媒和物、プロドラッグ、若しくは立体異性体。
【請求項16】
式V:
【化139】

(式中、
Xは、C(=O)若しくはCHである;
mは、0、1、2、若しくは3の整数である;
10及びR11は、各々独立して水素、ハロ、C1−6アルキル、若しくはC6−10アリールオキシであり、このとき前記アルキル及びアリールは各々1つ又はそれ以上のハロで任意に置換されている)の化合物又はその医薬上許容される塩、溶媒和物、プロドラッグ、若しくは立体異性体。
【請求項17】
【化140】

【化141】

である、請求項16に記載の化合物、又はその医薬上許容される塩、溶媒和物、プロドラッグ、若しくは立体異性体。
【請求項18】
式(VI):
【化142】

(式中、
Xは、CH若しくはC=Oである;
m及びnは、各々独立して0若しくは1である;
pは、0、1、2、若しくは3である;
81は、C1−6アルキルで任意に置換された5〜6員ヘテロシクリルである;及び
82は、水素若しくはハロゲンである)の化合物、又はその医薬上許容される塩、溶媒和物、プロドラッグ、若しくは立体異性体。
【請求項19】
【化143】

【化144】

【化145】

である、請求項18に記載の化合物、又はその医薬上許容される塩、溶媒和物、プロドラッグ、若しくは立体異性体。
【請求項20】
以下の式:
【化146】

の化合物、又はその医薬上許容される塩、溶媒和物、プロドラッグ、若しくは立体異性体。
【請求項21】
請求項1から20のいずれかに記載の化合物、及び1つ又はそれ以上の医薬上許容される賦形剤若しくは担体を含む医薬組成物。
【請求項22】
第2治療薬をさらに含む、請求項21に記載の医薬組成物。
【請求項23】
前記組成物は、単回用量投与のために調製される、請求項21又は22に記載の医薬組成物。
【請求項24】
前記組成物は、経口、非経口、又は静脈内剤形として調製される、請求項21から23のいずれかに記載の医薬組成物。
【請求項25】
前記経口剤形は、錠剤又はカプセル剤である、請求項24に記載の医薬組成物。
【請求項26】
被験者に治療有効量の請求項1〜20のいずれかに記載の化合物を投与する工程を含む疾患又は障害を治療する、管理する、又は予防する方法であって、前記疾患又は障害は、癌、血管新生に関連する障害、疼痛、黄斑変性若しくは関連症候群、皮膚疾患、肺疾患、アスベスト関連障害、寄生虫疾患、免疫不全疾患、CNS障害、CNS損傷、アテローム動脈硬化症若しくは関連障害、睡眠異常若しくは関連障害、異常血色素症若しくは関連障害、又はTNFα関連障害である方法。
【請求項27】
前記疾患は、癌である、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記癌は、血液癌若しくは固形癌である、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
1つ又はそれ以上の追加の活性薬剤の投与をさらに含む、請求項26から28のいずれかに記載の方法。
【請求項30】
前記化合物は、経口又は非経口投与される、請求項26から29のいずれかに記載の方法。

【公表番号】特表2012−507541(P2012−507541A)
【公表日】平成24年3月29日(2012.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−534656(P2011−534656)
【出願日】平成21年10月26日(2009.10.26)
【国際出願番号】PCT/US2009/062023
【国際公開番号】WO2010/053732
【国際公開日】平成22年5月14日(2010.5.14)
【出願人】(500026935)セルジーン コーポレイション (41)
【Fターム(参考)】