説明

発振器の取り付け構造

【課題】 従来の恒温槽型水晶発振器(OCXO)のユニットでは、基地局の保守点検作業等の際に発生した振動が、恒温槽型水晶発振器に影響を与え、周波数ズレや位相雑音等の劣化を招き、TV映像の乱れや雑音の原因となるという問題点があり、外部からの振動に対する耐性を向上させて、安定した基準信号を供給できるユニットにおける発振器の取り付け構造を提供する。
【解決手段】 恒温槽型水晶発振器内部の水晶片の切り欠き部12に平行なY軸方向が、ユニットの挿入/抜き取り方向に一致するよう、恒温槽型水晶発振器をユニットの基板に取りつける取り付け構造であり、また、恒温槽型水晶発振器1をサブ基板2に搭載し、サブ基板2とメイン基板3とをゲルブッシュ6を介在させた状態でネジ等で固定した取り付け構造としている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、OCXO(Oven Controlled Crystal Oscillator;恒温槽型水晶発振器)等の発振器を基準信号源として用いるユニットにおける発振器の取り付け構造に係り、特に外部から与えられる振動や衝撃に強く、安定した基準信号を供給できる発振器の取り付け構造に関する。
【背景技術】
【0002】
[先行技術の説明]
地上波デジタル放送の基地局において用いられる基準信号源としては、周波数安定度が非常に高いルビジウム発振器が用いられている。
しかし、ルビジウム発振器は高価であるため、そこまで周波数安定度が要求されない末端基地局においては安価なOCXOユニットが使用される。
【0003】
OCXOユニットは、OCXOの出力を分配し、基準信号源として使用するためのユニットであり、OCXOを搭載した基板が実装用のケースに収納されている。そして、OCXOユニットは、基地局装置本体に挿入されて実装され、基準信号源として用いられるようになっている。
【0004】
尚、発振器の取り付け構造に関する技術としては、特開2003−110356号公報「発振器の実装方法」(出願人:株式会社日立国際電気、特許文献1)、特開2005−180562号公報「防振機能付き取付構造」(出願人:オムロン株式会社、特許文献2)がある。
【0005】
特許文献1には、発振器をサブ基板に取り付け、これを振動防止ゴムによって保持し、ゴムをシリコーン樹脂等の柔軟な接着剤で固定する発振器の実装方法が記載されている。
また、特許文献2には、第1、第2金具の間にゲルブッシュを介在させて、固定金具によりPLC(Programmable Controller)ユニットを壁面に取り付ける構造が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2003−110356号公報
【特許文献2】特開2005−180562号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来のOCXOユニットでは、例えば、基地局の保守点検作業の際にユニットの交換等で発生した振動が、OCXOに影響を与え、周波数ズレや位相雑音等の劣化を招き、TV映像の乱れや雑音の原因となるという問題点があった。
【0008】
本発明は上記実状に鑑みて為されたもので、保守点検作業等で発生する振動に対する耐性を向上させて、安定した基準信号を供給できるOXCOユニットにおける発振器の取り付け構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、恒温槽型水晶発振器が搭載された基板がケースに収納されて形成されたユニットにおける発振器の取り付け構造であって、恒温槽型水晶発振器の水晶片が、略円形に形成され、互いに対向する2つの切り欠き部が形成されており、恒温槽型水晶発振器が、当該水晶片の切り欠き部に平行な方向と、ユニットの外部装置への挿入方向とが一致するように基板に搭載されていることを特徴としている。
【0010】
また、本発明は、上記発振器の取り付け構造において、基板が、メイン基板とメイン基板の上に固定されたサブ基板とから成り、恒温槽型水晶発振器が、サブ基板に搭載され、サブ基板が、緩衝材を介してメイン基板に固定されていることを特徴としている。
【0011】
また、本発明は、上記発振器の取り付け構造において、メイン基板とサブ基板とが第1,第2のケーブルによって電気的に接続され、メイン基板が、ユニットの挿入方向から見て恒温槽型水晶発振器の手前に設けられた第1のコネクタと、恒温槽型水晶発振器の奥に設けられた第2のコネクタとを備え、サブ基板が、ユニットの挿入方向から見て恒温槽水晶発振器の左右の一方に設けられた第3のコネクタと、左右の他方に設けられた第4のコネクタとを備え、第1のコネクタと第3のコネクタが第1のケーブルによって接続され、第2のコネクタと第4のコネクタが第2のケーブルによって接続されていることを特徴としている。
【0012】
また、本発明は、上記発振器の取り付け構造において、サブ基板が、円形に形成されていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、恒温槽型水晶発振器が搭載された基板がケースに収納されて形成されたユニットにおける発振器の取り付け構造であって、恒温槽型水晶発振器の水晶片が、略円形に形成され、互いに対向する2つの切り欠き部が形成されており、恒温槽型水晶発振器が、当該水晶片の切り欠き部に平行な方向と、ユニットの外部装置への挿入方向とが一致するように基板に搭載されている発振器の取り付け構造としているので、保守点検等で発生しやすい振動の方向を、水晶片の振動に対する耐性が強い方向に一致させることで、外部からの振動の影響を低減し、安定した基準信号を提供することができる効果がある。
【0014】
また、本発明によれば、基板が、メイン基板とメイン基板の上に固定されたサブ基板とから成り、恒温槽型水晶発振器が、サブ基板に搭載され、サブ基板が、緩衝材を介してメイン基板に固定されている上記発振器の取り付け構造としているので、メイン基板からの振動を緩衝材で吸収させることができ、一層安定した基準信号を供給することができ、更に、運搬中の振動や衝撃から恒温槽型水晶発振器を保護することができる効果がある。
【0015】
また、本発明によれば、メイン基板とサブ基板とが第1,第2のケーブルによって電気的に接続され、メイン基板が、ユニットの挿入方向から見て恒温槽型水晶発振器の手前に設けられた第1のコネクタと、恒温槽型水晶発振器の奥に設けられた第2のコネクタとを備え、サブ基板が、ユニットの挿入方向から見て恒温槽水晶発振器の左右の一方に設けられた第3のコネクタと、左右の他方に設けられた第4のコネクタとを備え、第1のコネクタと第3のコネクタが第1のケーブルによって接続され、第2のコネクタと第4のコネクタが第2のケーブルによって接続されている上記発振器の取り付け構造としているので、ケーブルの敷設方向がユニットの挿入方向と一致しないようにして、ユニットの挿抜時にケーブルを抜けにくくすることができ、ユニットの信頼性を向上させて安定した基準信号を供給できる効果がある。
【0016】
また、本発明によれば、サブ基板が、円形に形成されている上記発振器の取り付け構造としているので、外部からの振動を均一に分散させて逃がすことができ、振動の影響を低減して安定した基準信号を供給できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る発振器の取り付け構造で用いられる水晶片の構造を示す模式説明図である。
【図2】OCXOの内部基板構造を示す模式説明図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る発振器の取り付け構造(第2の構造)を備えたOCXOユニットの構成を示す模式説明図である。
【図4】サブ基板3部分の断面構造を示す模式説明図である。
【図5】ケーブルの接続例を示す模式説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
[発明の概要]
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
本発明の実施の形態に係る発振器の取り付け構造は、OCXOに用いられる水晶片が、略円形に形成され、互いに対向する位置に切り欠き部が形成された水晶片であり、当該水晶片の切り欠き部に平行な方向が、OCXOユニットの基地局装置等の外部装置への挿入方向(抜き取り方向)と一致する向きとなるよう、OCXOユニット内の基板にOCXOを搭載した構成であり、外部から与えられる振動の向きを、OCXOの特性に影響を与えにくい方向とすることができ、保守点検作業時の振動の影響を軽減して振動に対する耐性を向上させ、安定した基準信号を提供することができるものである。
【0019】
また、本発明の実施の形態に係る発振器の取り付け構造は、OCXOをサブ基板に搭載し、メイン基板とサブ基板とを緩衝性を備えたゲルブッシュを介在させて固定しているので、外部からの振動を吸収して、OCXOへの保守点検作業時の振動の影響を軽減し、安定した基準信号を供給することができ、また、運搬中の振動や衝撃からOCXOを保護することができるものである。
【0020】
また、本発明の実施の形態の発振器の取り付け構造は、OCXOに接続するサブ基板のコネクタ部をOCXOユニットの挿入方向の左右両側に設け、メイン基板のコネクタ部を挿入方向の手前側と奥側とに設けて、サブ基板のコネクタ部の一方とメイン基板のコネクタ部の一方とを第1のケーブルで接続し、サブ基板のコネクタ部の他方とメイン基板のコネクタ部の他方とを第2のケーブルで接続した構造であり、信号線や電源線の敷設の向きが挿抜方向と一致せず、長さにも余裕ができるため、保守点検作業時の振動や衝撃によって信号線や電源線等をコネクタ部から抜けにくくすることができ、信頼性を向上させて安定した基準信号を供給できるものである。
【0021】
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態に係る発振器の取り付け構造について説明する。
[水晶片の構造:図1]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る発振器の取り付け構造が適用されるOXCOユニット(以下、単に「ユニット」と称する)で用いられる水晶片の構造を示す模式説明図である。
図1(a)に示すように、第1の実施の形態に係る発振器の取り付け構造が適用されるユニットに用いられる水晶片は、略円形の水晶片の一部を切り取った形状であり、互いに対向する位置に形成された切り欠き部12を備えている。
そして、(b)に示すように、水晶片を保持して内部基板(図示せず)に固定すると共に、信号線となるリード部13が、切り欠き部12に取り付けられている。
【0022】
水晶片が円形であればどの方向に対しても外部から与えられた振動に対する応力の差異が生じないので、振動の向きによる違いは起こらないが、切り欠き部12が形成されているため振動に歪が出て応力に差が生じる。そのため、水晶片は、切り欠き部12に平行な方向(Y軸方向)の振動には比較的強いものの、切り欠き部12同士を結ぶ方向(X軸方向)の振動には弱いという性質を持つ。
【0023】
そこで、第1の実施の形態は、OCXOを基板に搭載する際に、外部からの振動に強い水晶片のY軸方向がユニットを基地局装置に挿入する際の挿入方向及び抜き取り時の抜き取り方向に一致するように、OCXOの向きを挿抜方向に合わせてユニットの基板上に搭載した構成としている。
【0024】
ユニットの保守点検作業で発生する振動や衝撃の向きは、挿入/抜き取り方向とほぼ一致するものが多い。第1の実施の形態では、水晶片のY軸方向がユニットの挿抜方向と一致するように基板上に搭載することにより、ユニットの保守点検作業で発生する振動や衝撃に対する耐性を向上させるものである。
【0025】
[OCXOの内部基板構造:図2]
次に、OCXOのパッケージ内に封入されている内部基板構造について図2を用いて説明する。図2は、OCXOの内部基板構造を示す模式説明図である。
図2に示すように、OCXOのパッケージ内に封入されている内部基板構造は、内部基板10(裏面側)に水晶片を備えた水晶振動子11が搭載された構成であり、水晶片はリード部13によって2点で内部基板10に固定されている。
【0026】
内部基板構造においては、リード部13が引き出されている辺に平行な方向(図2の左右方向)が水晶片のX軸方向であり、それに直交する方向(図2の奥行き方向)がY軸方向となる。
そして、図2の構成がパッケージに封入されてOCXOが形成される。
第1の実施の形態では、パッケージに封入されたOCXOをユニットの基板に搭載する際に、水晶片のY軸方向が挿抜方向と一致するように搭載するものである。
【0027】
[第1の実施の形態の効果]
本発明の第1の実施の形態に係る発振器の取り付け構造によれば、OCXO内部の水晶片の切り欠き部12に平行なY軸方向が、OCXOユニットの挿入/抜き取り方向に一致するよう、OCXOをユニットの基板に取りつけるようにしているので、外部からの振動の向きを、耐振動性の優れたY軸方向に合わせることにより、新たな構成を設けなくても、保守点検作業で発生する振動や衝撃に対する耐性を向上させて、安定した基準信号を供給することができる効果がある。
【0028】
[第2の実施の形態:図3]
次に、本発明の第2の実施の形態に係る発振器の取り付け構造について図3を用いて説明する。図3は、本発明の第2の実施の形態に係る発振器の取り付け構造(第2の構造)を備えたOCXOユニットの構成を示す模式説明図である。
図3に示すように、第2の構造を備えたユニットは、OCXO1が搭載されたサブ基板2がメイン基板3上に固定され、更にケース4に収納されて、蓋部5で覆われた構成である。また、メイン基板3のOCXO1の下部に相当する部分には配線等を形成する穴が形成されている。尚、OCXO1は、図2に示した内部基板の構成がパッケージに封入されたものである。
【0029】
そして、サブ基板2は、4本のネジ(4点止め)でメイン基板2に固定されている。第2の構造では、サブ基板2とメイン基板3とを密着させて固くネジ止めするのではなく、緩衝材を挟んで間隙を設けて固定しており、フローティング構造となっている点が特徴となっている。接続部分の構成については後で説明する。
【0030】
更に、第2の構造でも、第1の構造と同様に、OCXOは、内部の水晶片のY軸方向が、ユニットの挿抜方向(図2のメイン基板上に示した矢印方向)に一致するように搭載され、挿抜方向の振動に対して強い耐性を備えている。
【0031】
[サブ基板の構成:図4]
次に、図3に示したOCXOユニットのサブ基板3の構成について図4を用いて説明する。図4は、サブ基板3部分の断面構造を示す模式説明図である。
図4に示すように、ケース4上にメイン基板3が設けられ、その上にOCXO1が搭載されたサブ基板2が固定されている。第2の構造の特徴として、サブ基板2は、サブ基板2の上下にゲルブッシュ6を挟んで、ネジ等によってメイン基板3に固定されている。そのため、サブ基板2は、メイン基板3から若干浮いた状態で固定されている。ゲルブッシュ6は柔らかい素材で形成された緩衝材であり、硬いメイン基板3やネジに比べて振動を伝えにくいものである。
【0032】
このように、第2の構成では、OCXO1が搭載されたサブ基板2を、ゲルブッシュ6を介してメイン基板3に固定しているので、メイン基板3に加わる振動や衝撃を吸収して直接サブ基板2に伝わるのを防ぐことができ、OCXO1に与える影響を軽減できるものである。
【0033】
また、ここではサブ基板2の形状を矩形としているが、円形とすることも可能であり、円形とすれば、外部からの振動を全方向に均等に逃がすことができ、振動の影響を一層低減できるものである。
【0034】
[第2の実施の形態の効果]
本発明の第2の実施の形態に係る発振器の取り付け構造によれば、OCXO1をサブ基板2に搭載し、サブ基板2とメイン基板3とをゲルブッシュ6を介在させた状態でネジ等で固定しているので、外部からの振動や衝撃でメイン基板3が振動しても、それをゲルブッシュが吸収して緩和することにより、サブ基板2上のOCXO1への影響を低減し、安定した基準信号を供給することができる効果がある。
【0035】
[ケーブルの配置:図5]
次に、本発明の実施の形態に係る発振器の取り付け構造におけるケーブルの配置について図5を用いて説明する。図5は、ケーブルの接続例を示す模式説明図である。
サブ基板2上に搭載されたOCXO1には、メイン基板やケースに接続される電源ケーブル及びアース線や、基準クロックを出力する同軸ケーブルが接続されている。
【0036】
図5に示すように、メイン基板3のコネクタ部8aは、ユニットの挿入方向から見てOCXO1の手前側に設けられ、コネクタ部8aは、OCXO1の奥側に設けられている。コネクタ部8a,8bは請求項に記載した第1,第2のコネクタ部に相当している。
また、サブ基板2のコネクタ部2a,2bは、サブ基板2に搭載されたOCXO1に電気的に接続されており、ユニットの挿入方向から見てOCXO1の左右に設けられている。コネクタ部2a,2bは請求項に記載した第3,第4のコネクタ部に相当している。
【0037】
そして、本構造では、同軸ケーブル7aは、サブ基板2のコネクタ部2aから引き出されてメイン基板3に設けられたコネクタ部8aに接続されている。
また、電源ケーブル等7bは、メイン基板3に設けられたコネクタ部8bとサブ基板2のコネクタ部2bに接続されている。
つまり、本構造では、ケーブルの敷設の向きが、OCXOユニットの挿抜方向と一致しないようになっている。
【0038】
これにより、同軸ケーブル7a及び電源ケーブル等7bの敷設の向きがOCXOユニットの挿抜方向と一致せず、更に長さに余裕を持たせてケーブルを敷設するため、挿抜方向に最短距離でコネクタを配置して接続する場合に比べて、挿抜時の振動や衝撃によってケーブルが抜けにくく、接触不良等を起こしにくくなり、OCXOユニットの信頼性を向上させ、安定した基準信号を供給できるものである。
【産業上の利用可能性】
【0039】
本発明は、外部から与えられる振動や衝撃に強く、安定した基準信号を供給できる発振器の取り付け構造に適している。
【符号の説明】
【0040】
1…OCXO、 2…サブ基板、 2a,2b…コネクタ部、 3…メイン基板、 4…ケース、 5…蓋部、 6…ゲルブッシュ、 7a…同軸ケーブル、 7b…電源ケーブル等、 8a,8b…コネクタ部、 10…内部基板、 11…水晶振動子、 12…切り欠き部、 13…リード部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
恒温槽型水晶発振器が搭載された基板がケースに収納されて形成されたユニットにおける発振器の取り付け構造であって、
前記恒温槽型水晶発振器の水晶片が、略円形に形成され、互いに対向する2つの切り欠き部が形成されており、
前記恒温槽型水晶発振器が、前記水晶片の前記切り欠き部に平行な方向と、前記ユニットの外部装置への挿入方向とが一致するように前記基板に搭載されていることを特徴とする発振器の取り付け構造。
【請求項2】
基板が、メイン基板と前記メイン基板の上に固定されたサブ基板とから成り、
恒温槽型水晶発振器が、前記サブ基板に搭載され、
前記サブ基板が、緩衝材を介して前記メイン基板に固定されていることを特徴とする請求項1記載の発振器の取り付け構造。
【請求項3】
メイン基板とサブ基板とが第1,第2のケーブルによって電気的に接続され、
前記メイン基板が、ユニットの挿入方向から見て恒温槽型水晶発振器の手前に設けられた第1のコネクタと、前記恒温槽型水晶発振器の奥に設けられた第2のコネクタとを備え、
前記サブ基板が、前記ユニットの挿入方向から見て前記恒温槽水晶発振器の左右の一方に設けられた第3のコネクタと、前記左右の他方に設けられた第4のコネクタとを備え、
前記第1のコネクタと前記第3のコネクタが前記第1のケーブルによって接続され、前記第2のコネクタと前記第4のコネクタが前記第2のケーブルによって接続されていることを特徴とする請求項1又は2記載の発振器の取り付け構造。
【請求項4】
サブ基板が、円形に形成されていることを特徴とする請求項2又は3記載の発振器の取り付け構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−258734(P2010−258734A)
【公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−105897(P2009−105897)
【出願日】平成21年4月24日(2009.4.24)
【出願人】(000232483)日本電波工業株式会社 (1,148)
【Fターム(参考)】