説明

経路案内装置

【課題】 ドライバが目的地を変更したために移動経路を逸脱した場合には、案内動作を中断する経路案内装置を提供すること。
【解決手段】制御回路15は、設定された移動経路を車両が逸脱した回数をカウントする図示しない内部カウンタを有し、前述の内部カウンタの値が所定値以上になった場合、すなわち、車両が設定された移動経路を所定回数以上逸脱した場合には、前述の案内動作を中断する。その後、ドライバによって新たな目的地が設定された場合には、車両の現在位置から新たな目的地までの移動経路の算出を行って、ディスプレイ3に表示された地図画像に重畳表示するとともに、当該移動経路に沿って車両が走行するよう音声案内を行って、案内動作を再開する。単に案内動作の継続が指示された場合は、そのまま案内動作を再開する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の移動経路を案内する経路案内装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、設定された移動経路から車両が逸脱した場合に、移動経路の再設定を行う機能を有するナビゲーション装置が公知である。例えば特許文献1では、設定された移動経路を車両が逸脱した場合、車両の現在位置周辺の地理に関するドライバの認識度が低い場合には、ドライバが誤って移動経路を逸脱したものと判断し、移動経路を再設定して経路案内を続行する。一方、車両の現在位置周辺の地理に関するドライバの認識度が高い場合には、「渋滞の抜け道」や「ドライバが走りやすい道」をドライバが自らの意思で選択したものと判断し、移動経路の再設定を行わず、既に設定された移動経路について経路案内を続行する。
【特許文献1】特開2003−156349号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
このように、従来装置では、車両が移動経路を逸脱した場合、車両の現在位置周辺の地理をドライバが熟知しているか否かによって、移動経路の再設定を行うか否かを決定している。しかしながら、従来装置では、ドライバが目的地を変更したり取り消したりした場合において車両が移動経路を逸脱した場合については考慮されていない。このような場合には、不要な経路案内が継続して行われることとなり、使い勝手が悪い。
【0004】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、ドライバが目的地の変更や取り消しを行ったために移動経路を逸脱した場合には、案内動作を中断する経路案内装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の経路案内装置では、目的地までの移動経路を探索して設定する経路設定手段と、経路設定手段が設定した移動経路に沿って、車両が目的地まで走行するよう案内する案内手段とを備えた経路案内装置であって、経路設定手段は、車両が設定された移動経路を逸脱した場合には、車両の現在位置から目的地までの移動経路を探索して移動経路の再設定を行うものであり、経路設定手段が設定した移動経路を車両が所定回数以上逸脱した場合、経路設定手段は、移動経路の再設定動作を中断するとともに、案内手段も案内動作を中断することを特徴とする。
【0006】
このように、本発明の経路案内装置では、経路設定手段は、車両が設定された移動経路を逸脱した場合には、車両の現在位置から目的地までの移動経路を探索して移動経路の再設定を行うものであり、経路設定手段が設定した移動経路を車両が所定回数以上逸脱した場合、経路設定手段は、移動経路の再設定動作を中断するとともに、案内手段も案内動作を中断する。ドライバが目的地の変更や取り消しを行ったために移動経路を逸脱した場合、経路設定手段が移動経路の再設定を何度行っても、車両は新たに設定された移動経路を再び逸脱することとなる。言い換えれば、ドライバが単に誤って移動経路を逸脱した場合と、ドライバが目的地の変更や取り消しを行ったために移動経路を逸脱した場合とでは、後者の方が移動経路を逸脱する回数が圧倒的に多くなることとなる。そこで、経路設定手段が設定した移動経路を車両が所定回数以上逸脱した場合、経路設定手段は移動経路の再設定動作を中断するとともに、案内手段も案内動作を中断することで、ドライバが目的地の変更や取り消しを行ったために移動経路を逸脱した場合には、不要な経路案内が行われることがなくなり、使い勝手が良くなる。
【0007】
請求項2に記載のように、経路設定手段が移動経路の再設定動作を中断し、案内手段も案内動作を中断した後、移動経路の再設定動作および案内動作の中止、移動経路の再設定動作および案内動作の継続、新たな目的地を設定した後に移動経路の再設定動作および案内動作の継続、のうちのいずれを行うかを選択させる選択手段を設けることが望ましい。これにより、ドライバは、経路設定手段が移動経路の再設定動作を中断し、案内手段も案内動作を中断した後の動作について、自ら選択することができる。
【0008】
請求項3に記載のように、選択手段によって移動経路の再設定動作および案内動作の中止が選択された場合、経路設定手段は移動経路の再設定動作を中止し、案内手段も案内動作を中止することが望ましい。これにより、経路案内が不要な場合には、当該経路案内を中止させることができる。
【0009】
請求項4に記載のように、選択手段によって移動経路の再設定動作および案内動作の継続が選択された場合、経路設定手段は移動経路の再設定動作を再開し、案内手段は経路設定手段が再設定した移動経路に沿って、車両が目的地まで走行するよう、案内動作を再開することが望ましい。例えばドライバが熟練していない場合など、設定された移動経路から誤って所定回数以上逸脱する場合も考えられる。移動経路の再設定動作および案内動作の継続が選択された場合には、従来と同様、目的地までの移動経路に沿って車両が走行するよう、経路案内を再開させることができる。
【0010】
請求項5に記載のように、選択手段によって新たな目的地を設定した後に移動経路の再設定動作および案内動作の継続が選択された場合、経路設定手段は新たに目的地までの移動経路の再設定動作を再開し、案内手段は経路設定手段が再設定した移動経路に沿って、車両が新たな目的地まで走行するよう、案内動作を再開することが望ましい。これにより、新たな目的地までの移動経路に沿って車両が走行するよう、経路案内を再開させることができる。
【0011】
請求項6に記載のように、選択手段は音声認識手段を有し、移動経路の再設定動作および案内動作の中止、移動経路の再設定動作および案内動作の継続、新たな目的地を設定した後に移動経路の再設定動作および案内動作の継続のうちのいずれかの選択は、音声によって行われることが望ましい。これにより、ドライバは音声によって容易に選択を行うことができる。
【0012】
請求項7に記載のように、経路案内装置は車両用ナビゲーション装置に組み込まれて動作することが望ましい。本装置を車両用ナビゲーション装置に組み込んで動作させることにより、より使い勝手の良いものとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図1は、本発明の一実施形態における経路案内装置の全体構成を示すブロック図である。本経路案内装置は、カーナビゲーション装置に組み込まれて動作する。
【0014】
図1に示すように、位置検出器1は、地磁気センサ11、ジャイロスコープ12、距離センサ13、GPS受信機14から構成され、車両の現在位置および進行方向の検出を行う。
【0015】
地磁気センサ11は、例えばパーマロイ等の環状の強磁性体に、これを励磁するための励磁巻線と、方向検出用の直交する2つの検出巻線とが巻かれた構成を持つ。そして、励磁巻線に交流電圧を印加することによって2つの検出巻線に発生する電圧を計測し、これに基づいて車両の進行方向を絶対方位として検出する。
【0016】
ジャイロスコープ12は、例えば水晶振動子を備え、当該振動子を振動させた際に発生する、コリオリ力に基づく振動から、車両のヨー角速度(ヨーレート)を検出する。
【0017】
距離センサ13は、例えば車両に搭載された図示しない車輪や車軸の回転信号に基づいて、車両の移動距離を検出する。
【0018】
GPS受信機14は、人工衛星である図示しないGPS衛星から送信される位置測定用のGPS信号を受信し、車両が現在走行している地点の緯度や経度、高度を検出する。
【0019】
位置検出器1は、前述した4つの機器の検出結果を相互に補間することによって精度の高い位置検出を行う。もちろん、要求される検出精度によっては、前述の4つの機器を全て備える必要はない。なお、車両の現在位置および進行方向の検出に関しては、ステアリングセンサ等、他のセンサによる検出信号に基づいて行うこととしてもよい。
【0020】
地図データ入力器2は、例えば記憶媒体としてハードディスクを有し、道路情報、建造物情報、各地域の住所情報や郵便番号情報などを含む地図データと、地図画像を表示する地図画像データとを記憶する。地図データおよび地図画像データに関しては、CD−ROMやDVD−ROM等に記憶することとしても良い。
【0021】
ディスプレイ3は、車載用の小型ディスプレイであり、地図画像の表示を含む各種ナビゲーション表示を行う。前述の各種ナビゲーション表示に関しては、車載用のヘッドアップディスプレイ等を用いることとしても良い。
【0022】
操作スイッチ4は、複数のメカニカルなスイッチから構成され、カーナビゲーション装置に対して、各種ナビゲーション動作の開始や終了を指示する。前述の各種ナビゲーション指示に関しては、操作キーを表示する表示パネルと、当該表示パネルに表示された操作キーを押したことを検出するタッチパネルを備えたタッチスイッチによって構成しても良い。また、音声認識を利用して行うこととしても良い。
【0023】
リモコン5は、例えば各種機能スイッチを備えた多機能リモコンであり、リモコンセンサ6を介して、上述した操作スイッチ4とほぼ同様の操作を行うことができる。
【0024】
VICS送受信機7は、例えば小型の無線通信機であり、車外から送信される交通情報、気象情報、施設情報、広告情報等のVICS情報を受信する。また、車両情報やユーザー情報等をVICS情報として車外へ送信することも行う。前述のVICS情報の送受信に関しては、光通信機等を利用することとしても良い。
【0025】
音声認識器8は、信号処理回路であり、マイク9から入力されたユーザーの音声指示を認識し、入力された音声指示に対応する操作コマンドを判別する。
【0026】
音声コントローラ10は、音声合成器であり、各種案内音声やディスプレイ3の操作説明、音声認識結果等を音声によってスピーカ11から出力させる。また、音声認識器8が音声認識によって判別した操作コマンドを後述する制御回路15へと出力することも行う。
【0027】
前述した音声認識器8および音声コントローラ10を利用することにより、ドライバは本装置に対して音声を利用して容易に指示することができる。
【0028】
制御回路15は、公知のコンピュータから構成され、操作スイッチ4またはリモコン5からの指示、およびマイク9から入力された音声指示に従って、地図画像表示やVICS情報表示等を含む各種ナビゲーション動作を実行する。このナビゲーション動作には、目的地までの移動経路を設定し、当該移動経路に沿って車両が走行するよう音声案内を行う動作(以下、案内動作とする)も含まれる。具体的には、操作スイッチ4やリモコン5から目的地が入力されたり、マイク9から音声によって目的地が入力されると、制御回路15は、車両の現在位置から入力された目的地までの移動経路を、例えば公知のダイクストラ法等によって算出し、ディスプレイ3に表示された地図画像に重畳表示する。そして、当該移動経路に沿って車両が走行するよう、音声案内を開始する。設定された移動経路から車両が逸脱した場合、制御回路15は、車両の現在位置から既に設定された目的地までの移動経路を再び算出し、ディスプレイ3に表示された地図画像に重畳表示するとともに、当該移動経路に沿って車両が走行するよう、音声案内を行う。
【0029】
さらに、制御回路15は、設定された移動経路を車両が逸脱した回数をカウントする図示しない内部カウンタを有し、前述の内部カウンタの値が所定値以上になった場合、すなわち、車両が設定された移動経路を所定回数以上逸脱した場合には、前述の案内動作を中断する。その後、ドライバによって新たな目的地が設定された場合には、車両の現在位置から新たな目的地までの移動経路の算出を行って、ディスプレイ3に表示された地図画像に重畳表示するとともに、当該移動経路に沿って車両が走行するよう音声案内を行って、案内動作を再開する。また、単に案内動作の継続が指示された場合は、車両の現在位置から既に設定された目的地までの移動経路の算出を行って、ディスプレイ3に表示された地図画像に重畳表示するとともに、当該移動経路に沿って車両が走行するよう音声案内を行って、案内動作を再開する。
【0030】
外部メモリ16は、制御回路15が各種動作を行う際の一時的な記憶領域として利用される。前述の記憶領域に関しては、例えばメモリカード等を利用することとしても良い。
【0031】
図2は、本実施形態の経路案内装置において、案内動作を中断する処理に関するフローチャートである。本フローチャートの処理は、ドライバが目的地の設定を行うと実行される。
【0032】
ステップ201では、制御回路15は、設定された目的地までの移動経路を設定する。ステップ202では、位置検出器1から車両の現在位置を取得する。ステップ203では、ステップ202で取得した車両の現在位置から、車両が目的地へ到達したか否かを判定する。車両が目的地へ到達した場合は、ステップ210へ進み、案内動作を終了して処理を終了する。車両が未だ目的地へ到達していない場合は、ステップ204へ進む。
【0033】
ステップ204では、ステップ202で取得した車両の現在位置から、車両がステップ201で設定した移動経路を逸脱したか否かを判定する。車両が設定された移動経路を逸脱した場合は、ステップ205へ進む。逸脱していない場合は、ステップ202へ戻り、上述の処理を繰り返す。
【0034】
ステップ205では、内部カウンタの値が所定値を超えたか、すなわち、車両が設定された移動経路を所定回数以上逸脱したか否かを判定する。内部カウンタの値が所定値を超えた場合、すなわち、車両が設定された移動経路を所定回数以上逸脱した場合には、ステップ207へ進む。そうでない場合は、ステップ206へ進み、内部カウンタを1加算した後、ステップ202で取得した車両の現在位置から目的地までの移動経路を再設定し、ステップ202へ戻る。
【0035】
ステップ207では、案内動作を継続するか否かの音声案内を行うよう音声コントローラ9に指示し、所定時間ウェイトする。ステップ208では、音声コントローラ9から取得した操作コマンドを調べ、案内動作を継続するか否かを判定する。これにより、ドライバは、案内動作が中断した後の動作について、自ら選択することができる。案内動作を継続しない場合には、ステップ209へ進み、既に設定されている移動経路をリセットする。その後、ステップ210へ進み、案内動作を終了して処理を終了する。一方、案内動作を継続する場合は、ステップ211へ進む。
【0036】
ステップ211では、新たな目的地を設定するか否かの音声案内を行うよう音声コントローラ9に指示し、所定時間ウェイトする。ステップ212では、音声コントローラ9から取得した操作コマンドを調べ、新たな目的地が設定されたか否かを判定する。新たな目的地が設定された場合は、ステップ213へ進み、ステップ202で取得した車両の現在位置から新たな目的地までの移動経路を算出して、ステップ214へ進む。これにより、変更後の新たな目的地までの移動経路に沿って車両が走行するよう、案内動作を行うことができる。一方、新たな目的地が設定されない場合は、ステップ214へ進む。例えばドライバが熟練していない場合など、設定された移動経路から誤って所定回数以上逸脱する場合も考えられる。このような場合には、継続して動作することで、既に設定された目的地までの移動経路に沿って車両が走行するよう、案内動作を再開させることができるのである。
【0037】
ステップ214では、内部カウンタをリセットした後、ステップ202へ戻り、上述の処理を繰り返す。
【0038】
このように、本実施形態の経路案内装置では、制御回路15は、設定された移動経路を車両が逸脱した回数をカウントする図示しない内部カウンタを有し、前述の内部カウンタの値が所定値以上になった場合、すなわち、車両が設定された移動経路を所定回数以上逸脱した場合には、前述の案内動作を中断する。ドライバが目的地の変更や取り消しを行ったために移動経路を逸脱した場合、移動経路の再設定を何度行っても、車両は新たに設定された移動経路を再び逸脱することとなる。言い換えれば、ドライバが単に誤って移動経路を逸脱した場合と、ドライバが目的地の変更や取り消しを行ったために移動経路を逸脱した場合とでは、後者の方が移動経路を逸脱する回数が圧倒的に多くなることとなる。そこで、設定した移動経路を車両が所定回数以上逸脱した場合、案内動作を中断することで、ドライバが目的地の変更や取り消しを行ったために移動経路を逸脱した場合には、不要な経路案内が行われることがなくなり、使い勝手が良くなる。
【0039】
前述した実施形態では、本装置はカーナビゲーション装置に組み込まれて動作したが、これに限定されるものではなく、道路表示機能を備えた機器であれば好適に、使い勝手良く利用できる。しかしながら、最も好適なのは、カーナビゲーション装置に組み込まれて動作した場合であることを言及しておく。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の一実施形態における経路案内装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態の経路案内装置において、案内動作を中断する処理に関するフローチャートである。
【符号の説明】
【0041】
1…位置検出器
11…地磁気センサ
12…ジャイロスコープ
13…距離センサ
14…GPS受信機
2…地図データ入力器
3…ディスプレイ
4…操作スイッチ
5…リモコン
6…リモコンセンサ
7…音声認識器
8…マイク
9…音声コントローラ
10…スピーカ
15…制御回路
16…外部メモリ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
目的地までの移動経路を探索して設定する経路設定手段と、
前記経路設定手段が設定した移動経路に沿って、車両が前記目的地まで走行するよう案内する案内手段とを備えた経路案内装置であって、
前記経路設定手段は、前記車両が設定された移動経路を逸脱した場合には、前記車両の現在位置から前記目的地までの移動経路を探索して移動経路の再設定を行うものであり、
前記経路設定手段が設定した移動経路を前記車両が所定回数以上逸脱した場合、前記経路設定手段は、前記移動経路の再設定動作を中断するとともに、前記案内手段も前記案内動作を中断することを特徴とする経路案内装置。
【請求項2】
前記経路設定手段が前記移動経路の再設定動作を中断し、前記案内手段も前記案内動作を中断した後、前記移動経路の再設定動作および前記案内動作の中止、前記移動経路の再設定動作および前記案内動作の継続、新たな目的地を設定した後に前記移動経路の再設定動作および前記案内動作の継続、のうちのいずれを行うかを選択させる選択手段を設けることを特徴とする請求項1記載の経路案内装置。
【請求項3】
前記選択手段によって前記移動経路の再設定動作および前記案内動作の中止が選択された場合、前記経路設定手段は前記移動経路の再設定動作を中止し、前記案内手段も前記案内動作を中止することを特徴とする請求項2記載の経路案内装置。
【請求項4】
前記選択手段によって前記移動経路の再設定動作および前記案内動作の継続が選択された場合、前記経路設定手段は前記移動経路の再設定動作を再開し、前記案内手段は前記経路設定手段が再設定した移動経路に沿って、前記車両が前記目的地まで走行するよう、前記案内動作を再開することを特徴とする請求項2記載の経路案内装置。
【請求項5】
前記選択手段によって前記新たな目的地を設定した後に前記移動経路の再設定動作および前記案内動作の継続が選択された場合、前記経路設定手段は前記新たに目的地までの移動経路の再設定動作を再開し、前記案内手段は前記経路設定手段が再設定した移動経路に沿って、前記車両が前記新たな目的地まで走行するよう、前記案内動作を再開することを特徴とする請求項2記載の経路案内装置。
【請求項6】
前記選択手段は音声認識手段を有し、
前記移動経路の再設定動作および前記案内動作の中止、前記移動経路の再設定動作および前記案内動作の継続、前記新たな目的地を設定した後に前記移動経路の再設定動作および前記案内動作の継続のうちのいずれかの選択は、音声によって行われることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれかに記載の経路案内装置。
【請求項7】
前記経路案内装置は車両用ナビゲーション装置に組み込まれて動作することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の経路案内装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2007−85787(P2007−85787A)
【公開日】平成19年4月5日(2007.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−272520(P2005−272520)
【出願日】平成17年9月20日(2005.9.20)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VICS
【出願人】(000004260)株式会社デンソー (27,639)
【Fターム(参考)】