置換されたアザビシクロ化合物、ならびにTNFおよびサイクリックAMPホスホジエステラーゼ産生の阻害剤としてのそれらの使用
【課題】TNFの産生を効果的に阻害し、かつサイクリックAMPホスホジエステラーゼを効果的に阻害する医薬製剤の提供。
【解決手段】下記(I)で表される化合物であって、下記式(i)が約10〜約13の環メンバーからなる二環系を表し、この場合環(ii)はイミダゾリル、ピロリル、ピロリニル、もしくはピラゾリル等を含むアザヘテロサイクルであり、そして環(iii)はアザヘテロアリール環、もしくは場合によってはハロ置換されるベンゼン環を表す、化合物を有効成分とする医薬製剤。
【解決手段】下記(I)で表される化合物であって、下記式(i)が約10〜約13の環メンバーからなる二環系を表し、この場合環(ii)はイミダゾリル、ピロリル、ピロリニル、もしくはピラゾリル等を含むアザヘテロサイクルであり、そして環(iii)はアザヘテロアリール環、もしくは場合によってはハロ置換されるベンゼン環を表す、化合物を有効成分とする医薬製剤。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記式(I)で表される化合物またはそのN−オキシドもしくはそのプロドラックもしくはその薬剤学的に許容される塩もしくはその溶媒和物を有効成分として含んで成るTNFの阻害剤の投与により改善することができる症状を患うか、もしくはそのような症状になりやすい患者の治療のための製薬学的製剤:
【化1】
(式中、
【化2】
は二環式系を表し、ここで環
【化3】
はイミダゾリル、ピロリル、ピロリニル、もしくはピラゾリルを表し、そして環
【化4】
は6−員環のアザヘテロアルール環(ここでこの環メンバーの内の一つは窒素であり、そして他の環メンバーは炭素および窒素から選択される)もしくはベンゼン環を表し;
R1は、水素、または1〜約4の炭素原子からなる直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基(場合によってはヒドロキシ、または一つもしくは複数のハロゲン原子により置換されている)を表すか、あるいはZ1が直接結合を表す場合にはR1は低級アルケニルもしくは低級アルキニル基、またはホルミル基を表してよく;
R2は、水素、アルケニル、アルコキシ、アルキル、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アリール、アリールアルキルオキシ、アリールアルキルスルフィニル、アリールアルキルスルホニル、アリールアルキルチオ、アリールオキシ、アリールスルフィニル、アリールスルホニル、アリールチオ、シアノ、シクロアルケニル、シクロアルケニルオキシ、シクロアルキル、シクロアルキルオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヒドロキシ、−SO2NR4R5、−NR4SO2R5、−NR4R5、−C(=O)R5、−C(=O)C(=O)R5、−C(=O)NR4R5、−C(=O)OR5、−O(C=O)NR4R5、もしくは−NR4C(=O)R5
(式中、R4およびR5は同じであっても異なってもよく、その各々は、水素原子、またはアルキル、アリール、アリールアルキル、シクロアルキル、ヘテロアリール、もしくはヘテロアリールアルキル基を表す)を表し;
R3は:
【化5】
【化6】
【化7】
から選択される基を表し、[式中:
R6は、アリールもしくはヘテロアリールであり;
R7は、水素原子、またはアルキルもしくはアミノ基であり;
R8とR9は同じであっても異なってもよく、その各々は水素原子、またはアルキル、−CO2R5、−C(=Z)NR26R27(式中、R26とR27は同じであっても異なってもよく、その各々はR5として記載される)、−CN、もしくは−CH2CNであり;
R10およびR11は同じであっても異なってもよく、その各々は基−(CH2)pR6であり;
R12は、水素原子もしくはアルキル基であり;
R13は、水素、もしくはハロゲン原子、または−OR28基(式中、R28は水素原子、またはアルキル、アルケニル、アルコキシアルキル、アシル、カルボキシアミド、もしくはチオカルボキシアミド基である)であり;
R14は、水素原子もしくはアルキル基であり;
R15は、水素原子もしくはヒドロキシル基であり;
R16は、水素原子、またはアルキル、アミノ、アリール、アルールアルキル、もしくはヒドロキシ基であり;
R17は、水素原子、またはC1−4アルキルもしくはアリールC1−4アルキル基であり;
R18は、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルコキシ、もしくはアリールオキシ基であり;
R19は、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、もしくはヘテロアリールアルキル基であり;
R20は、R5、(CH2)pCO2R5、もしくは(CH2)pCOR5であり;
R21は、基−L1−R29[式中、L1は直鎖もしくは分岐鎖のC1−6アルキレン鎖、直鎖もしくは分岐鎖のC2−6アルケニレン鎖、直鎖もしくは分岐鎖のC2−6アルキニレン鎖、または酸素もしくは硫黄原子を含む直鎖もしくは分岐鎖のC1−6アルキレン鎖、フェニレン、イミノ(−NH−)もしくはアルキルイミノ結合、またはスルフィニルもしくはスルホニル基(ここで各アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン鎖は場合によっては置換されてよく、その置換基はアルコキシ、アリール、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、ハロゲン、ヘテロアリール、ヒドロキシル、もしくはオキソから選択される)であり;そしてR29は、水素、またはアリールアルコキシカルボニル、カルボキシ、もしくは酸バイオイソステレ(bioisostere)、シアノ、−NY1Y2
{式中、Y1とY2とは独立に、水素、アルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、もしくはヘテロアリールアルキルであり、または基−NY1Y2が4〜6員環の環式アミン
(これは場合によっては、O、S、もしくはNY1から選択される更に別のヘテロ原子を含んでよいか、または追加的な芳香族性もしくはヘテロ芳香族性環に融合されてよい)を形成してよい}であり]であるか、またはR21は、場合によっては置換されるシクロアルキル、シクロアルケニル、もしくはヘテロシクロアルキル基(これらは場合によっては追加的な場合によっては置換される芳香族性、ヘテロ芳香族性、環状炭素もしくはヘテロシクロアルキル環(ここで、一つもしくは複数の場合によって存在する置換基はいずれかもしくは両方の環について−L1−
R29により表されてよい)に融合されてよい)であり;
R22は、水素原子、基−L1−R29、または場合によっては置換されるアリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、もしくはヘテロシクロアルキル基(これらは場合によっては追加的な場合によって置換される芳香族性、ヘテロ芳香族性、環状炭素もしくはヘテロシクロアルキル環(ここで、一つもしくは複数の場合によって存在する置換基はいずれかもしくは両方の環について−L1−R29により表されてよい)に融合されてよい)であるか;あるいはR21とR22の両方がアリールもしくはヘテロアリール(その各々が場合によっては−L1−R29により置換される)を表すか;あるいは基−NR21R22は場合によっては置換される飽和もしくは不飽和の3〜8員環の環式アミン環(これは場合によっては、O、S、もしくはNから選択される一つもしくは複数のヘテロ原子を含んでよく、そして更には追加的な場合によっては置換される芳香族性、ヘテロ芳香族性、環状炭素もしくはヘテロシクロアルキル環(ここで、一つもしくは複数の場合によって存在する置換基はいずれかの環について−L1−R29により表されてよい)に融合されてよい)を表し;
R23は、
【化8】
{式中:
R30は、水素原子、またはアルキル、ヒドロキシアルキル、もしくはアルコキシアルキル基であり;
R31は、水素原子、またはアルキル、カルボキシ、CONHOR14、N−アルキルアミノアルキル、N,N−ジアルキルアミノアルキル、もしくはアルコキシアルキル基であるか;あるいはR30とR31とが一緒になって−CH2−O−CH2−O−CH2−基を表し;
R32は、水素原子、またはアミノ、アルキル、アミノアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、アシル、アルコキシカルボニル、メトキシカルボニルアルキル、−(CH2)pCONY3Y4(式中、Y3とY4とは各々独立に水素もしくはアルキルである)、−(CH2)p−SO2NY3Y4、−(CH2)pPO3H2、−(CH2)pSO2NHCOアルキル、もしくは−(CH2)pSO2NHCOR6であり;
R33は、C1−4アルキル、CH2NHCOCONH2、CH=C(R43)R44(式中、R43はR44もしくはフッ素であり、そしてR44は水素もしくは場合によっては1〜3のフッ素原子により置換されるC1−4アルキルである)、シクロプロピル(場合によってはR43により置換される)、CN、CH2OR44、もしくはCH2NR44R45(式中、R45は水素、OR44、もしくは場合によっては1〜3のフッ素原子により置換される
C1−4アルキル、または基NR44R45は、O、N、もしくはSから選択される場合によっては一つもしくは複数の追加的なヘテロ原子を含む5〜7員環の環状アミンを表す)であり;
R34は、場合によっては1もしくは複数のハロゲン原子により置換されるメチルもしくはエチルであり;
R35は、R14、−OR14、−CO2R14、−COR14、−CN、−CONY3Y4、もしくは−NY3Y4であり;
R36は、−C(=Z)R14、−CO2R14、−CONY3Y4、もしくは−CNであり;
R37とR39は同じであっても異なってもよく、この各々は水素原子、アルキル、アシル、アリールアルキル、−(CH2)pCOR5、−CONHR5、ヘテロアリールアルキル、アリール、もしくはヘテロアリールであり;
R38は、アシル、アロイル、−C(=O)シクロアルキル、アルコキシカルボニル、シクロアルコキシカルボニル、カルボキシ、アルコキシアルキル、−NO2、−CH2OH、−CN、−NR14COR5、−NR14CONY5Y6、−NR14SO2R46[式中、R46はアルキル、シクロアルキル、トリフルオロメチル、アリール、アリールアルキル、もしくは−NY5Y6(式中、Y5とY6とは独立に、水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、もしくはアリールアルキルであるか、あるいはY5とY6とが一緒になって4〜7員環の複素環もしくは環状炭素を形成する)]、−SO2R46、もしくは−CONY5Y6であり;
R40は、水素、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アリール、アシル、アロイル、−C(=O)シクロアルキル、−CH2OH、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、シクロアルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、−CN、−NO2、もしくは−SO2R46であり;
R41は、−CN、−C(Z)R47(式中、R47は、水素、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、C1−6アルコキシ、アリールアルコキシ、アリールオキシ、もしくは−NY5Y6である)、もしくはSO2R46であり;
R42は、水素、アルキル、シクロアルキル、アシル、アロイル、−C(=O)シクロアルキル、アルコキシカルボニル、シクロアルコキシカルボニル、カルボキシ、−CN、−SO2R46、もしくは−CONY5Y6であり;
Wは、(CH2)rもしくはNR39であり;
Z3は、酸素原子、NR14、もしくはNOR14であり;
sは、ゼロ、または整数1〜4であり;
rは、1〜4であり;そして
Yは、酸素原子、C(=O)、CH(OH)、もしくはC(OR14)(CH2)pR6である}であり;
R24は、R5もしくはCONHR25であり;
R25は、水素、C1−3アルキル、もしくは(CH2)qR6であり;
pは、ゼロ、もしくは整数1〜5であり;
qは、ゼロもしくは1であり;
X1とX2は、同一もしくは異なってよく、各々は水素もしくはフッ素原子であり;
X3は、塩素もしくはフッ素原子、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アリールアルキルオキシ、もしくはヘテロアリールアルキルであり;
X4は、ハロゲン原子もしくはヒドロキシであり;
Zは、酸素もしくは硫黄原子を表す];
A1は直接結合、または場合によってはヒドロキシル、アルコキシ、オキソ、シクロアルキル、アリール、もしくはヘテロアリールにより置換される直鎖もしくは分岐鎖のC1−6アルキレン鎖を表すか、あるいはA1は、直鎖もしくは分岐鎖のC2−6アルケニレンまたはC2−6アルキニレン鎖を表し;
Z1は、直接結合、酸素もしくは硫黄原子、またはNHを表し;
nおよびmは各々ゼロもしくは1を表すが、ただしmがゼロである場合にはnが1となり、そしてmが1の場合にはnはゼロとなる。
【請求項1】
下記式(I)で表される化合物またはそのN−オキシドもしくはそのプロドラックもしくはその薬剤学的に許容される塩もしくはその溶媒和物を有効成分として含んで成るTNFの阻害剤の投与により改善することができる症状を患うか、もしくはそのような症状になりやすい患者の治療のための製薬学的製剤:
【化1】
(式中、
【化2】
は二環式系を表し、ここで環
【化3】
はイミダゾリル、ピロリル、ピロリニル、もしくはピラゾリルを表し、そして環
【化4】
は6−員環のアザヘテロアルール環(ここでこの環メンバーの内の一つは窒素であり、そして他の環メンバーは炭素および窒素から選択される)もしくはベンゼン環を表し;
R1は、水素、または1〜約4の炭素原子からなる直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基(場合によってはヒドロキシ、または一つもしくは複数のハロゲン原子により置換されている)を表すか、あるいはZ1が直接結合を表す場合にはR1は低級アルケニルもしくは低級アルキニル基、またはホルミル基を表してよく;
R2は、水素、アルケニル、アルコキシ、アルキル、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アリール、アリールアルキルオキシ、アリールアルキルスルフィニル、アリールアルキルスルホニル、アリールアルキルチオ、アリールオキシ、アリールスルフィニル、アリールスルホニル、アリールチオ、シアノ、シクロアルケニル、シクロアルケニルオキシ、シクロアルキル、シクロアルキルオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヒドロキシ、−SO2NR4R5、−NR4SO2R5、−NR4R5、−C(=O)R5、−C(=O)C(=O)R5、−C(=O)NR4R5、−C(=O)OR5、−O(C=O)NR4R5、もしくは−NR4C(=O)R5
(式中、R4およびR5は同じであっても異なってもよく、その各々は、水素原子、またはアルキル、アリール、アリールアルキル、シクロアルキル、ヘテロアリール、もしくはヘテロアリールアルキル基を表す)を表し;
R3は:
【化5】
【化6】
【化7】
から選択される基を表し、[式中:
R6は、アリールもしくはヘテロアリールであり;
R7は、水素原子、またはアルキルもしくはアミノ基であり;
R8とR9は同じであっても異なってもよく、その各々は水素原子、またはアルキル、−CO2R5、−C(=Z)NR26R27(式中、R26とR27は同じであっても異なってもよく、その各々はR5として記載される)、−CN、もしくは−CH2CNであり;
R10およびR11は同じであっても異なってもよく、その各々は基−(CH2)pR6であり;
R12は、水素原子もしくはアルキル基であり;
R13は、水素、もしくはハロゲン原子、または−OR28基(式中、R28は水素原子、またはアルキル、アルケニル、アルコキシアルキル、アシル、カルボキシアミド、もしくはチオカルボキシアミド基である)であり;
R14は、水素原子もしくはアルキル基であり;
R15は、水素原子もしくはヒドロキシル基であり;
R16は、水素原子、またはアルキル、アミノ、アリール、アルールアルキル、もしくはヒドロキシ基であり;
R17は、水素原子、またはC1−4アルキルもしくはアリールC1−4アルキル基であり;
R18は、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルコキシ、もしくはアリールオキシ基であり;
R19は、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、もしくはヘテロアリールアルキル基であり;
R20は、R5、(CH2)pCO2R5、もしくは(CH2)pCOR5であり;
R21は、基−L1−R29[式中、L1は直鎖もしくは分岐鎖のC1−6アルキレン鎖、直鎖もしくは分岐鎖のC2−6アルケニレン鎖、直鎖もしくは分岐鎖のC2−6アルキニレン鎖、または酸素もしくは硫黄原子を含む直鎖もしくは分岐鎖のC1−6アルキレン鎖、フェニレン、イミノ(−NH−)もしくはアルキルイミノ結合、またはスルフィニルもしくはスルホニル基(ここで各アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン鎖は場合によっては置換されてよく、その置換基はアルコキシ、アリール、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、ハロゲン、ヘテロアリール、ヒドロキシル、もしくはオキソから選択される)であり;そしてR29は、水素、またはアリールアルコキシカルボニル、カルボキシ、もしくは酸バイオイソステレ(bioisostere)、シアノ、−NY1Y2
{式中、Y1とY2とは独立に、水素、アルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、もしくはヘテロアリールアルキルであり、または基−NY1Y2が4〜6員環の環式アミン
(これは場合によっては、O、S、もしくはNY1から選択される更に別のヘテロ原子を含んでよいか、または追加的な芳香族性もしくはヘテロ芳香族性環に融合されてよい)を形成してよい}であり]であるか、またはR21は、場合によっては置換されるシクロアルキル、シクロアルケニル、もしくはヘテロシクロアルキル基(これらは場合によっては追加的な場合によっては置換される芳香族性、ヘテロ芳香族性、環状炭素もしくはヘテロシクロアルキル環(ここで、一つもしくは複数の場合によって存在する置換基はいずれかもしくは両方の環について−L1−
R29により表されてよい)に融合されてよい)であり;
R22は、水素原子、基−L1−R29、または場合によっては置換されるアリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、もしくはヘテロシクロアルキル基(これらは場合によっては追加的な場合によって置換される芳香族性、ヘテロ芳香族性、環状炭素もしくはヘテロシクロアルキル環(ここで、一つもしくは複数の場合によって存在する置換基はいずれかもしくは両方の環について−L1−R29により表されてよい)に融合されてよい)であるか;あるいはR21とR22の両方がアリールもしくはヘテロアリール(その各々が場合によっては−L1−R29により置換される)を表すか;あるいは基−NR21R22は場合によっては置換される飽和もしくは不飽和の3〜8員環の環式アミン環(これは場合によっては、O、S、もしくはNから選択される一つもしくは複数のヘテロ原子を含んでよく、そして更には追加的な場合によっては置換される芳香族性、ヘテロ芳香族性、環状炭素もしくはヘテロシクロアルキル環(ここで、一つもしくは複数の場合によって存在する置換基はいずれかの環について−L1−R29により表されてよい)に融合されてよい)を表し;
R23は、
【化8】
{式中:
R30は、水素原子、またはアルキル、ヒドロキシアルキル、もしくはアルコキシアルキル基であり;
R31は、水素原子、またはアルキル、カルボキシ、CONHOR14、N−アルキルアミノアルキル、N,N−ジアルキルアミノアルキル、もしくはアルコキシアルキル基であるか;あるいはR30とR31とが一緒になって−CH2−O−CH2−O−CH2−基を表し;
R32は、水素原子、またはアミノ、アルキル、アミノアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、アシル、アルコキシカルボニル、メトキシカルボニルアルキル、−(CH2)pCONY3Y4(式中、Y3とY4とは各々独立に水素もしくはアルキルである)、−(CH2)p−SO2NY3Y4、−(CH2)pPO3H2、−(CH2)pSO2NHCOアルキル、もしくは−(CH2)pSO2NHCOR6であり;
R33は、C1−4アルキル、CH2NHCOCONH2、CH=C(R43)R44(式中、R43はR44もしくはフッ素であり、そしてR44は水素もしくは場合によっては1〜3のフッ素原子により置換されるC1−4アルキルである)、シクロプロピル(場合によってはR43により置換される)、CN、CH2OR44、もしくはCH2NR44R45(式中、R45は水素、OR44、もしくは場合によっては1〜3のフッ素原子により置換される
C1−4アルキル、または基NR44R45は、O、N、もしくはSから選択される場合によっては一つもしくは複数の追加的なヘテロ原子を含む5〜7員環の環状アミンを表す)であり;
R34は、場合によっては1もしくは複数のハロゲン原子により置換されるメチルもしくはエチルであり;
R35は、R14、−OR14、−CO2R14、−COR14、−CN、−CONY3Y4、もしくは−NY3Y4であり;
R36は、−C(=Z)R14、−CO2R14、−CONY3Y4、もしくは−CNであり;
R37とR39は同じであっても異なってもよく、この各々は水素原子、アルキル、アシル、アリールアルキル、−(CH2)pCOR5、−CONHR5、ヘテロアリールアルキル、アリール、もしくはヘテロアリールであり;
R38は、アシル、アロイル、−C(=O)シクロアルキル、アルコキシカルボニル、シクロアルコキシカルボニル、カルボキシ、アルコキシアルキル、−NO2、−CH2OH、−CN、−NR14COR5、−NR14CONY5Y6、−NR14SO2R46[式中、R46はアルキル、シクロアルキル、トリフルオロメチル、アリール、アリールアルキル、もしくは−NY5Y6(式中、Y5とY6とは独立に、水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、もしくはアリールアルキルであるか、あるいはY5とY6とが一緒になって4〜7員環の複素環もしくは環状炭素を形成する)]、−SO2R46、もしくは−CONY5Y6であり;
R40は、水素、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アリール、アシル、アロイル、−C(=O)シクロアルキル、−CH2OH、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、シクロアルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、−CN、−NO2、もしくは−SO2R46であり;
R41は、−CN、−C(Z)R47(式中、R47は、水素、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、C1−6アルコキシ、アリールアルコキシ、アリールオキシ、もしくは−NY5Y6である)、もしくはSO2R46であり;
R42は、水素、アルキル、シクロアルキル、アシル、アロイル、−C(=O)シクロアルキル、アルコキシカルボニル、シクロアルコキシカルボニル、カルボキシ、−CN、−SO2R46、もしくは−CONY5Y6であり;
Wは、(CH2)rもしくはNR39であり;
Z3は、酸素原子、NR14、もしくはNOR14であり;
sは、ゼロ、または整数1〜4であり;
rは、1〜4であり;そして
Yは、酸素原子、C(=O)、CH(OH)、もしくはC(OR14)(CH2)pR6である}であり;
R24は、R5もしくはCONHR25であり;
R25は、水素、C1−3アルキル、もしくは(CH2)qR6であり;
pは、ゼロ、もしくは整数1〜5であり;
qは、ゼロもしくは1であり;
X1とX2は、同一もしくは異なってよく、各々は水素もしくはフッ素原子であり;
X3は、塩素もしくはフッ素原子、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アリールアルキルオキシ、もしくはヘテロアリールアルキルであり;
X4は、ハロゲン原子もしくはヒドロキシであり;
Zは、酸素もしくは硫黄原子を表す];
A1は直接結合、または場合によってはヒドロキシル、アルコキシ、オキソ、シクロアルキル、アリール、もしくはヘテロアリールにより置換される直鎖もしくは分岐鎖のC1−6アルキレン鎖を表すか、あるいはA1は、直鎖もしくは分岐鎖のC2−6アルケニレンまたはC2−6アルキニレン鎖を表し;
Z1は、直接結合、酸素もしくは硫黄原子、またはNHを表し;
nおよびmは各々ゼロもしくは1を表すが、ただしmがゼロである場合にはnが1となり、そしてmが1の場合にはnはゼロとなる。
【公開番号】特開2009−149670(P2009−149670A)
【公開日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−35914(P2009−35914)
【出願日】平成21年2月18日(2009.2.18)
【分割の表示】特願平10−502503の分割
【原出願日】平成9年6月19日(1997.6.19)
【出願人】(308016699)ローン−プーラン・ロレ・リミテツド (1)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年2月18日(2009.2.18)
【分割の表示】特願平10−502503の分割
【原出願日】平成9年6月19日(1997.6.19)
【出願人】(308016699)ローン−プーラン・ロレ・リミテツド (1)
【Fターム(参考)】
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