B細胞の枯渇を増大させる方法
本発明は、B細胞枯渇薬剤によって媒介される殺傷に対する感受性をB細胞に与えるリンパ系組織に没収されたB細胞サブセットの血管内接触を促進することによってB細胞枯渇を増やす方法を提供する。血管内接触を促進する一つの方法はインテグリンアンタゴニストの使用によるものである。また、この方法によってB細胞疾患の治療方法を提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
B細胞疾患を患った哺乳動物においてB細胞枯渇を増大させる方法において、一又は複数のB細胞動員剤と治療的有効量の一又は複数のB細胞枯渇剤を哺乳動物に投与することを含む方法。
【請求項2】
哺乳動物がヒトである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
B細胞動員剤がα4インテグリンアンタゴニストである、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
α4インテグリンアンタゴニストがα4β1のアンタゴニストである、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
α4インテグリンアンタゴニストがα4β7のアンタゴニストである、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
α4インテグリンアンタゴニストが、抗体、又はその生物学的に活性な断片である、請求項3、4又は5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
α4インテグリンアンタゴニストが、ヒト化、ヒト、又はキメラ抗体、又はその生物学的に活性な断片である、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
抗体又は抗体断片が、α4サブユニット(CD-49d)に結合する、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
α4インテグリンアンタゴニストがナタリズマブである、請求項3に記載の方法。
【請求項10】
α4インテグリンアンタゴニストが、ハイブリドーマATCC CRL-1911により産生される抗体PS/2、又はその生物学的に活性な断片、又はヒト化形態である、請求項3に記載の方法。
【請求項11】
α4インテグリンアンタゴニストが小分子である、請求項3に記載の方法。
【請求項12】
小分子アンタゴニストが次の式:
[上式中、
ZはH又は低級アルキルであり;
Aは次のものであり:
ここで
Bは、シアノアルキル、炭素環又は複素環であって、一又は複数のR1置換基で置換されていてもよいもの;qは0−3であり;
R1、R2、R3、R4、R5及びR6は独立して、水素、アルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ、尿素、シアノ、チオ、アルキルチオ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、アルキルスルフィニル、スルホニル、アルキルスルホニル、アラルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルカノイル、アルカノイルアミノ、シクロアルカノイルアミノ、アリール、アリールアルキル、ハロゲン、又はアルキルホスホニルであり、さらにR1、R2、R3、R4及びR5は、ヒドロキシ、カルボキシル、低級アルコキシカルボニル、低級アルキル、ニトロ、オキソ、シアノ、カルボシクリル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、低級アルキルチオ、低級アルコキシ、低級アルキルアミノ、低級アルカノイルアミノ、低級アルキルスルフィニル、低級スルホニル、低級アルキルスルホニル、低級アルカノイル、アリール、アロイル、ヘテロシクリルカルボニル、ハロゲン及び低級アルキルホスホニルからなる群から選択される0−3の置換基で置換されており;又はR1ないしR5の2つは共同して、炭素環又は複素環を形成し;
Yは、H、アルコキシ、アルコキシアルコキシ、アリールオキシ、アルキルアミノアルコキシ、ジアルキルアミノアルコキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、ヘテロシクリル又はヘテロアリールアルキルであり、上述したそれぞれは置換されていても未置換であってもよく;
X1は、H、C(O)OR、C(O)NRaRb、C(O)R、又はC(O)SRであり、ここでR、Ra及びRbは個々に、水素、又はアルキル、アルコキシ、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールであって、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、カルボキシル、ニトロ、シアノ、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アリール、アロイル、アリールオキシ、アラルキル、アラルキルオキシ、アリールオキシカルボニル、アラルキルオキシカルボニル、アルキレンジオキシ、低級アルコキシカルボニル、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、低級アルキルチオ、低級アルコキシ、低級アルキルアミノ、低級アルキルスルフィニル、低級スルホニル、低級アルキルスルホニル、低級アルカノイル、低級アルキルホスホニル、アミノスルホニル低級アルキル、ヒドロキシ低級アルキル、アルキルスルフィニル低級アルキル、アルキルスルホニル低級アルキル、アルキルチオ低級アルキル、ヘテロアリールチオ低級アルキル、ヘテロアリールオキシ低級アルキル、ヘテロアリールアミノ低級アルキル、ハロ低級アルキル、及びアルコキシ低級アルキルからなる群から選択される0−4の置換基で置換されるものであり;ここで前記ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アリール、アロイル、アリールオキシ、アラルキル、アラルキルオキシ、アリールオキシカルボニル及びアラルキルオキシカルボニルはハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、カルボキシル、ニトロ、シアノ、アルキル及びアルコキシで置換されていてもよく;またここでRa及びRbはそれらが結合している窒素原子と共同して、0−5のR又はRd置換基で置換されたヘテロシクリル又はヘテロアリール基を形成してよく;ここでRdは次の構造:
を有するものであり;
ここでX'はC(O)NRa、C(O)又は結合からなる群から選択される二価のリンカーであり;
X2及びX3はそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、カルボキシル、ニトロ、シアノ、又は置換又は未置換のアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アリール、アロイル、アリールオキシ、アルキレンジオキシ、低級アルキルカルボニルアミノ、低級アルケニルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールアルキルカルボニルアミノ、低級アルコキシカルボニルアミノ、低級アルキルアミノカルボニルアミノ、アリールアミノカルボニルアミノ、低級アルコキシカルボニル、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、低級アルキルチオ、低級アルコキシ、低級アルキルアミノ、低級アルキルスルフィニル、低級スルホニル、低級アルキルスルホニル、低級アルカノイル、低級アルキルホスホニル、アミノスルホニル低級アルキル、ヒドロキシ低級アルキル、アルキルスルフィニル低級アルキル、アルキルスルホニル低級アルキル、アルキルチオ低級アルキル、ヘテロアリールチオ低級アルキル、ヘテロアリールオキシ低級アルキル、ヘテロアリールアミノ低級アルキル、ハロ低級アルキル、アルコキシ低級アルキルであり;ここでX1及びX2又はX3は互いに結合して、ヘテロ環又はヘテロアリール環(類)を形成してよく;又はX3とZは共同してヘテロ二環を形成し;
X1’、X2’、X3’及びX4’はそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、カルボキシル、ニトロ、シアノ、又は置換又は未置換のアルキル、アルケニル、アルキニル、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アリール、アロイル、アリールオキシ、アルキレンジオキシ、低級アルキルカルボニルアミノ、低級アルケニルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールアルキルカルボニルアミノ、低級アルコキシカルボニルアミノ、低級アルキルアミノカルボニルアミノ、アリールアミノカルボニルアミノ、低級アルコキシカルボニル、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、低級アルキルチオ、低級アルコキシ、低級アルキルアミノ、低級アルキルスルフィニル、低級スルホニル、低級アルキルスルホニル、低級アルカノイル、低級アルキルホスホニル、アミノスルホニル低級アルキル、ヒドロキシ低級アルキル、アルキルスルフィニル低級アルキル、アルキルスルホニル低級アルキル、アルキルチオ低級アルキル、ヘテロアリールチオ低級アルキル、ヘテロアリールオキシ低級アルキル、ヘテロアリールアミノ低級アルキル、ハロ低級アルキル、アルコキシ低級アルキルである];
のもの、又はその製薬的に許容可能な塩を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
小分子アンタゴニストが、次の式:
[上式中、R及びR'は、表1及び2に列挙された指定のR及びR'置換基の任意のものを含む]
の化合物を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
小分子アンタゴニストが表3に列挙された化合物の任意の一つである、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
B細胞動員剤がαLインテグリンアンタゴニストである、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
B細胞動員剤がαLβ2インテグリンアンタゴニストである、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
αLインテグリンアンタゴニストが、抗体、又はその生物学的に活性な断片である、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
抗体が、ヒト化、ヒト、又はキメラ抗体、又はその生物学的に活性な断片である、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
抗体がαLサブユニット(CD11a)に結合する、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
CD11a結合抗体が、それぞれ配列番号49及び50のVL及びVH配列を含むか、又はエファリツマブである、請求項17に記載の方法。
【請求項21】
αLインテグリンアンタゴニストが小分子である、請求項15に記載の方法。
【請求項22】
αLの小分子アンタゴニストが、一又は複数の:
a)次の式XI:
[上式中、
Cyは、ヒドロキシル(-OH)、メルカプト(-SH)、チオアルキル、ハロゲン(F、Cl、Br、I)、オキソ(=O)、チオ(=S)、アミノ、アミノアルキル、アミジン(-C(NH)-NH2)、グアニジン(-NH2-C(NH)-NH2)、ニトロ、アルキル、アルコキシ又はアシルで置換されていてもよい、非芳香族の炭素環又は複素環であり;
Xは、ヒドロキシル、メルカプト、ハロゲン、アミノ、アミノアルキル、ニトロ、オキソ又はチオで置換されていてもよく、N、O、S、SO又はSO2が挿入されていてもよい二価の炭化水素鎖であり;
Yは、ヒドロキシル、メルカプト、ハロゲン、オキソ、チオ、炭化水素、ハロ置換炭化水素、アミノ、アミジン、グアニジン、シアノ、ニトロ、アルコキシ又はアシルで置換されていてもよい炭素環又は複素環であり;
Lは、原子手、又はN、O、S、SO又はSO2で置き換えられた一又は複数の炭素原子を有していてもよく、ヒドロキシル、ハロゲン、オキソ又はチオで置換されていてもよい二価の炭化水素であり;又は炭化水素の3つの炭素原子がアミノ酸残基で置き換えられており;
R1は、H、OH、アミノ、O-炭素環又アルコキシで、アミノ、炭素環又は複素環で置換されていてもよいものであり;
R2−5は独立して、H、ヒドロキシル、メルカプト、ハロゲン、シアノ、アミノ、アミジン、グアニジン、ニトロ又はアルコキシであり;又はR3及びR4は共同して、ヒドロキシル、ハロゲン、オキソ、チオ、アミノ、アミジン、グアニジン又はアルコキシで置換されていてもよい縮合炭素環又は複素環を形成し;
R6は、炭素環又は複素環で置換されていてもよい炭化水素鎖、又はHである]
の化合物、又はその塩、溶媒和物及び水和物で、但し、Yがフェニルであり、R2、R4及びR5がHであり、R3がClであり、R1がOHである場合、Xはシクロヘキシル以外であるもの;又その製薬的に許容可能な塩を含む、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
αLの小分子アンタゴニストが表4に列挙された化合物の任意の一つを含む、請求項21に記載の方法。
【請求項24】
α4インテグリンアンタゴニストが、VCAM-1(CD106)に結合する抗体である、請求項3に記載の方法。
【請求項25】
αLインテグリンアンタゴニストが、ICAM-1(CD54)に結合する抗体である、請求項15に記載の方法。
【請求項26】
アンタゴニストが、ヒトIgGのヒンジ及びFcに融合するVCAM-1(CD106)のリガンド結合部位を含むイムノアドヘシンである、請求項3に記載の方法。
【請求項27】
アンタゴニストが、ヒトIgGのヒンジ及びFcに融合するICAM-1(CD54)のリガンド結合部位を含むイムノアドヘシンである、請求項15に記載の方法。
【請求項28】
2つのB細胞動員剤を含み、第1の動員剤がαLインテグリンアンタゴニストであり、第2の動員剤がα4インテグリンアンタゴニストである、請求項1に記載の方法。
【請求項29】
α4インテグリンがα4β1又はα4β7であり、αLがαLβ2である、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
αLインテグリンアンタゴニスト及びα4インテグリンアンタゴニストが、双方とも抗体である、請求項28又は29に記載の方法。
【請求項31】
α4インテグリンアンタゴニストが、ナタリズマブ、又はその生物学的に活性な断片、又はそのヒト化である、請求項28又は29に記載の方法。
【請求項32】
αLインテグリンアンタゴニストが、抗体エファリツマブ、又はその生物学的に活性な断片、又はそのヒト化である、請求項28又は29に記載の方法。
【請求項33】
αLインテグリンアンタゴニスト及びα4インテグリンアンタゴニストが、双方とも小分子である、請求項28に記載の方法。
【請求項34】
B細胞枯渇剤がB細胞表面マーカーのアンタゴニストである、請求項1ないし33のいずれか1項に記載の方法。
【請求項35】
B細胞表面マーカーがCD20、CD22又はCD52である、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
B細胞表面マーカーがCD20である、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
B細胞枯渇剤がCD20に結合する抗体である、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
抗体がリツキシマブである、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
CD20に結合する抗体がヒト化抗体である、請求項37に記載の方法。
【請求項40】
ヒト化抗体が、ヒト化2H7.v16、v31、v114、v138、v477、v588、v51、及びそれぞれ可変軽鎖及び可変重鎖として配列番号29及び配列番号30のアミノ酸配列を含む抗体の群から選択される、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
抗体がヒト又はキメラ抗体である、請求項37に記載の方法。
【請求項42】
B細胞動員剤及びB細胞枯渇剤が、同時に又は逐次に投与される、請求項1ないし41のいずれか1項に記載の方法。
【請求項43】
第1及び第2のB細胞動員剤が同時に投与される、請求項23ないし29のいずれか1項に記載の方法。
【請求項44】
一又は複数のB細胞動員剤を、B細胞疾患を患った患者に投与することを含む、CD20結合抗体によるB細胞枯渇の効率を高める方法。
【請求項45】
CD20結合抗体がリツキシマブである、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
CD20結合抗体が、ヒト化2H7.v16、v31、v114、v138、v477、v588、v51、及びそれぞれ可変軽鎖及び可変重鎖として配列番号29及び配列番号30のアミノ酸配列を含む抗体からなる群から選択される、請求項44に記載の方法。
【請求項47】
B細胞動員剤がαLインテグリンアンタゴニストである、請求項45又は46に記載の方法。
【請求項48】
αLインテグリンアンタゴニストが、エファリツマブ、又はそれぞれ配列番号49及び50のVL及びVH配列を含むCD11a結合抗体である、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
2又はそれ以上のB細胞動員剤を含み、第1の動員剤がαLインテグリンアンタゴニストであり、第2の動員剤がα4インテグリンアンタゴニストである、請求項44ないし48のいずれか1項に記載の方法。
【請求項50】
α4インテグリンアンタゴニストが、α4β1又はα4β7に結合する抗体である、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
αLインテグリンアンタゴニストが、エファリツマブ、又はそれぞれ配列番号49及び50のVL及びVH配列を含むCD11a結合抗体である、請求項49又は50に記載の方法。
【請求項52】
αLインテグリンアンタゴニスト及びα4インテグリンアンタゴニストが相乗的に作用し、B細胞枯渇を亢進する、請求項50に記載の方法。
【請求項53】
治療的有効量のCD20結合抗体、及び少なくとも一のB細胞動員剤を、新生物又は悪性腫瘍を患っている患者に投与することを含む、CD20が過剰発現したB細胞により特徴付けられるB細胞新生物又は悪性腫瘍の処置方法。
【請求項54】
CD20結合抗体がリツキシマブである、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
CD20結合抗体が、ヒト化2H7.v16、v31、v114、v138、v477、v588、v51、及びそれぞれ可変軽鎖及び可変重鎖として配列番号29及び配列番号30のアミノ酸配列を含む抗体からなる群から選択される、請求項53に記載の方法。
【請求項56】
B細胞動員剤がαLインテグリンアンタゴニストである、請求項53ないし55のいずれか1項に記載の方法。
【請求項57】
αLインテグリンアンタゴニストが、エファリツマブ、又はそれぞれ配列番号49及び50のVL及びVH配列を含むCD11a結合抗体である、請求項56に記載の方法。
【請求項58】
α4インテグリンアンタゴニストが、α4β1に結合する抗体又は小分子である、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
B細胞新生物が、非-ホジキンリンパ腫(NHL)、小リンパ球性(SL)NHL、リンパ球優位型ホジキン病(LPHD)、濾胞中心細胞(FCC)リンパ腫、急性リンパ球性白血病(ALL)、慢性リンパ球性白血病(CLL)、及び有毛細胞白血病からなる群から選択される、請求項56に記載の方法。
【請求項60】
治療的有効量のCD20結合抗体、及び少なくとも一のB細胞動員剤を、自己免疫疾患を患っている患者に投与することを含む、B細胞調節性自己免疫疾患を軽減する方法。
【請求項61】
CD20結合抗体がリツキシマブである、請求項59に記載の方法。
【請求項62】
CD20結合抗体が、配列番号31の軽鎖可変ドメイン配列、及び配列番号32の重鎖可変ドメイン配列を含む、請求項60に記載の方法。
【請求項63】
B細胞動員剤がαLインテグリンアンタゴニストである、請求項60ないし62のいずれか1項に記載の方法。
【請求項64】
αLインテグリンアンタゴニストが、エファリツマブ、又はそれぞれ配列番号49及び50のVL及びVH配列を含むCD11a結合抗体である、請求項63に記載の方法。
【請求項65】
B細胞動員剤が、α4β1に結合する抗体又は小分子である、請求項60ないし62のいずれか1項に記載の方法。
【請求項66】
自己免疫疾患が、関節リウマチ及び若年性関節リウマチ、ループス腎炎を含む全身性エリテマトーデス(SLE)、ウェジナー病、炎症性腸疾患、潰瘍性大腸炎、特発性血小板減少性紫斑病(ITP)、血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)、自己免疫性血小板減少症、多発性硬化症、乾癬、IgA腎症、IgM多発ニューロパシー、重症筋無力症、ANCA随伴血管炎、真性糖尿病、レイノー症候群、Sjorgen症候群、視神経脊髄炎(NMO)、及び糸球体腎炎からなる群から選択される、請求項60ないし62のいずれか1項に記載の方法。
【請求項67】
自己免疫疾患が多発性硬化症である、請求項64に記載の方法。
【請求項68】
B細胞新生物又はB細胞調節性自己免疫疾患を患っている患者の脾臓における辺縁帯B細胞を除去する方法であって、治療的有効量のCD20結合抗体、及び少なくとも一のB細胞動員剤を患者に投与することを含む方法。
【請求項69】
αLインテグリンに結合する抗体、及びα4インテグリンに結合する抗体を含有する組成物。
【請求項70】
α4インテグリンに結合する抗体が、エファリツマブ、又はそれぞれ配列番号49及び50のVL及びVH配列を含むCD11a結合抗体である、請求項69に記載の組成物。
【請求項1】
B細胞疾患を患った哺乳動物においてB細胞枯渇を増大させる方法において、一又は複数のB細胞動員剤と治療的有効量の一又は複数のB細胞枯渇剤を哺乳動物に投与することを含む方法。
【請求項2】
哺乳動物がヒトである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
B細胞動員剤がα4インテグリンアンタゴニストである、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
α4インテグリンアンタゴニストがα4β1のアンタゴニストである、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
α4インテグリンアンタゴニストがα4β7のアンタゴニストである、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
α4インテグリンアンタゴニストが、抗体、又はその生物学的に活性な断片である、請求項3、4又は5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
α4インテグリンアンタゴニストが、ヒト化、ヒト、又はキメラ抗体、又はその生物学的に活性な断片である、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
抗体又は抗体断片が、α4サブユニット(CD-49d)に結合する、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
α4インテグリンアンタゴニストがナタリズマブである、請求項3に記載の方法。
【請求項10】
α4インテグリンアンタゴニストが、ハイブリドーマATCC CRL-1911により産生される抗体PS/2、又はその生物学的に活性な断片、又はヒト化形態である、請求項3に記載の方法。
【請求項11】
α4インテグリンアンタゴニストが小分子である、請求項3に記載の方法。
【請求項12】
小分子アンタゴニストが次の式:
[上式中、
ZはH又は低級アルキルであり;
Aは次のものであり:
ここで
Bは、シアノアルキル、炭素環又は複素環であって、一又は複数のR1置換基で置換されていてもよいもの;qは0−3であり;
R1、R2、R3、R4、R5及びR6は独立して、水素、アルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ、尿素、シアノ、チオ、アルキルチオ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、アルキルスルフィニル、スルホニル、アルキルスルホニル、アラルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルカノイル、アルカノイルアミノ、シクロアルカノイルアミノ、アリール、アリールアルキル、ハロゲン、又はアルキルホスホニルであり、さらにR1、R2、R3、R4及びR5は、ヒドロキシ、カルボキシル、低級アルコキシカルボニル、低級アルキル、ニトロ、オキソ、シアノ、カルボシクリル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、低級アルキルチオ、低級アルコキシ、低級アルキルアミノ、低級アルカノイルアミノ、低級アルキルスルフィニル、低級スルホニル、低級アルキルスルホニル、低級アルカノイル、アリール、アロイル、ヘテロシクリルカルボニル、ハロゲン及び低級アルキルホスホニルからなる群から選択される0−3の置換基で置換されており;又はR1ないしR5の2つは共同して、炭素環又は複素環を形成し;
Yは、H、アルコキシ、アルコキシアルコキシ、アリールオキシ、アルキルアミノアルコキシ、ジアルキルアミノアルコキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、ヘテロシクリル又はヘテロアリールアルキルであり、上述したそれぞれは置換されていても未置換であってもよく;
X1は、H、C(O)OR、C(O)NRaRb、C(O)R、又はC(O)SRであり、ここでR、Ra及びRbは個々に、水素、又はアルキル、アルコキシ、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールであって、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、カルボキシル、ニトロ、シアノ、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アリール、アロイル、アリールオキシ、アラルキル、アラルキルオキシ、アリールオキシカルボニル、アラルキルオキシカルボニル、アルキレンジオキシ、低級アルコキシカルボニル、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、低級アルキルチオ、低級アルコキシ、低級アルキルアミノ、低級アルキルスルフィニル、低級スルホニル、低級アルキルスルホニル、低級アルカノイル、低級アルキルホスホニル、アミノスルホニル低級アルキル、ヒドロキシ低級アルキル、アルキルスルフィニル低級アルキル、アルキルスルホニル低級アルキル、アルキルチオ低級アルキル、ヘテロアリールチオ低級アルキル、ヘテロアリールオキシ低級アルキル、ヘテロアリールアミノ低級アルキル、ハロ低級アルキル、及びアルコキシ低級アルキルからなる群から選択される0−4の置換基で置換されるものであり;ここで前記ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アリール、アロイル、アリールオキシ、アラルキル、アラルキルオキシ、アリールオキシカルボニル及びアラルキルオキシカルボニルはハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、カルボキシル、ニトロ、シアノ、アルキル及びアルコキシで置換されていてもよく;またここでRa及びRbはそれらが結合している窒素原子と共同して、0−5のR又はRd置換基で置換されたヘテロシクリル又はヘテロアリール基を形成してよく;ここでRdは次の構造:
を有するものであり;
ここでX'はC(O)NRa、C(O)又は結合からなる群から選択される二価のリンカーであり;
X2及びX3はそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、カルボキシル、ニトロ、シアノ、又は置換又は未置換のアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アリール、アロイル、アリールオキシ、アルキレンジオキシ、低級アルキルカルボニルアミノ、低級アルケニルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールアルキルカルボニルアミノ、低級アルコキシカルボニルアミノ、低級アルキルアミノカルボニルアミノ、アリールアミノカルボニルアミノ、低級アルコキシカルボニル、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、低級アルキルチオ、低級アルコキシ、低級アルキルアミノ、低級アルキルスルフィニル、低級スルホニル、低級アルキルスルホニル、低級アルカノイル、低級アルキルホスホニル、アミノスルホニル低級アルキル、ヒドロキシ低級アルキル、アルキルスルフィニル低級アルキル、アルキルスルホニル低級アルキル、アルキルチオ低級アルキル、ヘテロアリールチオ低級アルキル、ヘテロアリールオキシ低級アルキル、ヘテロアリールアミノ低級アルキル、ハロ低級アルキル、アルコキシ低級アルキルであり;ここでX1及びX2又はX3は互いに結合して、ヘテロ環又はヘテロアリール環(類)を形成してよく;又はX3とZは共同してヘテロ二環を形成し;
X1’、X2’、X3’及びX4’はそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、カルボキシル、ニトロ、シアノ、又は置換又は未置換のアルキル、アルケニル、アルキニル、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アリール、アロイル、アリールオキシ、アルキレンジオキシ、低級アルキルカルボニルアミノ、低級アルケニルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールアルキルカルボニルアミノ、低級アルコキシカルボニルアミノ、低級アルキルアミノカルボニルアミノ、アリールアミノカルボニルアミノ、低級アルコキシカルボニル、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、低級アルキルチオ、低級アルコキシ、低級アルキルアミノ、低級アルキルスルフィニル、低級スルホニル、低級アルキルスルホニル、低級アルカノイル、低級アルキルホスホニル、アミノスルホニル低級アルキル、ヒドロキシ低級アルキル、アルキルスルフィニル低級アルキル、アルキルスルホニル低級アルキル、アルキルチオ低級アルキル、ヘテロアリールチオ低級アルキル、ヘテロアリールオキシ低級アルキル、ヘテロアリールアミノ低級アルキル、ハロ低級アルキル、アルコキシ低級アルキルである];
のもの、又はその製薬的に許容可能な塩を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
小分子アンタゴニストが、次の式:
[上式中、R及びR'は、表1及び2に列挙された指定のR及びR'置換基の任意のものを含む]
の化合物を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
小分子アンタゴニストが表3に列挙された化合物の任意の一つである、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
B細胞動員剤がαLインテグリンアンタゴニストである、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
B細胞動員剤がαLβ2インテグリンアンタゴニストである、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
αLインテグリンアンタゴニストが、抗体、又はその生物学的に活性な断片である、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
抗体が、ヒト化、ヒト、又はキメラ抗体、又はその生物学的に活性な断片である、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
抗体がαLサブユニット(CD11a)に結合する、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
CD11a結合抗体が、それぞれ配列番号49及び50のVL及びVH配列を含むか、又はエファリツマブである、請求項17に記載の方法。
【請求項21】
αLインテグリンアンタゴニストが小分子である、請求項15に記載の方法。
【請求項22】
αLの小分子アンタゴニストが、一又は複数の:
a)次の式XI:
[上式中、
Cyは、ヒドロキシル(-OH)、メルカプト(-SH)、チオアルキル、ハロゲン(F、Cl、Br、I)、オキソ(=O)、チオ(=S)、アミノ、アミノアルキル、アミジン(-C(NH)-NH2)、グアニジン(-NH2-C(NH)-NH2)、ニトロ、アルキル、アルコキシ又はアシルで置換されていてもよい、非芳香族の炭素環又は複素環であり;
Xは、ヒドロキシル、メルカプト、ハロゲン、アミノ、アミノアルキル、ニトロ、オキソ又はチオで置換されていてもよく、N、O、S、SO又はSO2が挿入されていてもよい二価の炭化水素鎖であり;
Yは、ヒドロキシル、メルカプト、ハロゲン、オキソ、チオ、炭化水素、ハロ置換炭化水素、アミノ、アミジン、グアニジン、シアノ、ニトロ、アルコキシ又はアシルで置換されていてもよい炭素環又は複素環であり;
Lは、原子手、又はN、O、S、SO又はSO2で置き換えられた一又は複数の炭素原子を有していてもよく、ヒドロキシル、ハロゲン、オキソ又はチオで置換されていてもよい二価の炭化水素であり;又は炭化水素の3つの炭素原子がアミノ酸残基で置き換えられており;
R1は、H、OH、アミノ、O-炭素環又アルコキシで、アミノ、炭素環又は複素環で置換されていてもよいものであり;
R2−5は独立して、H、ヒドロキシル、メルカプト、ハロゲン、シアノ、アミノ、アミジン、グアニジン、ニトロ又はアルコキシであり;又はR3及びR4は共同して、ヒドロキシル、ハロゲン、オキソ、チオ、アミノ、アミジン、グアニジン又はアルコキシで置換されていてもよい縮合炭素環又は複素環を形成し;
R6は、炭素環又は複素環で置換されていてもよい炭化水素鎖、又はHである]
の化合物、又はその塩、溶媒和物及び水和物で、但し、Yがフェニルであり、R2、R4及びR5がHであり、R3がClであり、R1がOHである場合、Xはシクロヘキシル以外であるもの;又その製薬的に許容可能な塩を含む、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
αLの小分子アンタゴニストが表4に列挙された化合物の任意の一つを含む、請求項21に記載の方法。
【請求項24】
α4インテグリンアンタゴニストが、VCAM-1(CD106)に結合する抗体である、請求項3に記載の方法。
【請求項25】
αLインテグリンアンタゴニストが、ICAM-1(CD54)に結合する抗体である、請求項15に記載の方法。
【請求項26】
アンタゴニストが、ヒトIgGのヒンジ及びFcに融合するVCAM-1(CD106)のリガンド結合部位を含むイムノアドヘシンである、請求項3に記載の方法。
【請求項27】
アンタゴニストが、ヒトIgGのヒンジ及びFcに融合するICAM-1(CD54)のリガンド結合部位を含むイムノアドヘシンである、請求項15に記載の方法。
【請求項28】
2つのB細胞動員剤を含み、第1の動員剤がαLインテグリンアンタゴニストであり、第2の動員剤がα4インテグリンアンタゴニストである、請求項1に記載の方法。
【請求項29】
α4インテグリンがα4β1又はα4β7であり、αLがαLβ2である、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
αLインテグリンアンタゴニスト及びα4インテグリンアンタゴニストが、双方とも抗体である、請求項28又は29に記載の方法。
【請求項31】
α4インテグリンアンタゴニストが、ナタリズマブ、又はその生物学的に活性な断片、又はそのヒト化である、請求項28又は29に記載の方法。
【請求項32】
αLインテグリンアンタゴニストが、抗体エファリツマブ、又はその生物学的に活性な断片、又はそのヒト化である、請求項28又は29に記載の方法。
【請求項33】
αLインテグリンアンタゴニスト及びα4インテグリンアンタゴニストが、双方とも小分子である、請求項28に記載の方法。
【請求項34】
B細胞枯渇剤がB細胞表面マーカーのアンタゴニストである、請求項1ないし33のいずれか1項に記載の方法。
【請求項35】
B細胞表面マーカーがCD20、CD22又はCD52である、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
B細胞表面マーカーがCD20である、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
B細胞枯渇剤がCD20に結合する抗体である、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
抗体がリツキシマブである、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
CD20に結合する抗体がヒト化抗体である、請求項37に記載の方法。
【請求項40】
ヒト化抗体が、ヒト化2H7.v16、v31、v114、v138、v477、v588、v51、及びそれぞれ可変軽鎖及び可変重鎖として配列番号29及び配列番号30のアミノ酸配列を含む抗体の群から選択される、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
抗体がヒト又はキメラ抗体である、請求項37に記載の方法。
【請求項42】
B細胞動員剤及びB細胞枯渇剤が、同時に又は逐次に投与される、請求項1ないし41のいずれか1項に記載の方法。
【請求項43】
第1及び第2のB細胞動員剤が同時に投与される、請求項23ないし29のいずれか1項に記載の方法。
【請求項44】
一又は複数のB細胞動員剤を、B細胞疾患を患った患者に投与することを含む、CD20結合抗体によるB細胞枯渇の効率を高める方法。
【請求項45】
CD20結合抗体がリツキシマブである、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
CD20結合抗体が、ヒト化2H7.v16、v31、v114、v138、v477、v588、v51、及びそれぞれ可変軽鎖及び可変重鎖として配列番号29及び配列番号30のアミノ酸配列を含む抗体からなる群から選択される、請求項44に記載の方法。
【請求項47】
B細胞動員剤がαLインテグリンアンタゴニストである、請求項45又は46に記載の方法。
【請求項48】
αLインテグリンアンタゴニストが、エファリツマブ、又はそれぞれ配列番号49及び50のVL及びVH配列を含むCD11a結合抗体である、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
2又はそれ以上のB細胞動員剤を含み、第1の動員剤がαLインテグリンアンタゴニストであり、第2の動員剤がα4インテグリンアンタゴニストである、請求項44ないし48のいずれか1項に記載の方法。
【請求項50】
α4インテグリンアンタゴニストが、α4β1又はα4β7に結合する抗体である、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
αLインテグリンアンタゴニストが、エファリツマブ、又はそれぞれ配列番号49及び50のVL及びVH配列を含むCD11a結合抗体である、請求項49又は50に記載の方法。
【請求項52】
αLインテグリンアンタゴニスト及びα4インテグリンアンタゴニストが相乗的に作用し、B細胞枯渇を亢進する、請求項50に記載の方法。
【請求項53】
治療的有効量のCD20結合抗体、及び少なくとも一のB細胞動員剤を、新生物又は悪性腫瘍を患っている患者に投与することを含む、CD20が過剰発現したB細胞により特徴付けられるB細胞新生物又は悪性腫瘍の処置方法。
【請求項54】
CD20結合抗体がリツキシマブである、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
CD20結合抗体が、ヒト化2H7.v16、v31、v114、v138、v477、v588、v51、及びそれぞれ可変軽鎖及び可変重鎖として配列番号29及び配列番号30のアミノ酸配列を含む抗体からなる群から選択される、請求項53に記載の方法。
【請求項56】
B細胞動員剤がαLインテグリンアンタゴニストである、請求項53ないし55のいずれか1項に記載の方法。
【請求項57】
αLインテグリンアンタゴニストが、エファリツマブ、又はそれぞれ配列番号49及び50のVL及びVH配列を含むCD11a結合抗体である、請求項56に記載の方法。
【請求項58】
α4インテグリンアンタゴニストが、α4β1に結合する抗体又は小分子である、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
B細胞新生物が、非-ホジキンリンパ腫(NHL)、小リンパ球性(SL)NHL、リンパ球優位型ホジキン病(LPHD)、濾胞中心細胞(FCC)リンパ腫、急性リンパ球性白血病(ALL)、慢性リンパ球性白血病(CLL)、及び有毛細胞白血病からなる群から選択される、請求項56に記載の方法。
【請求項60】
治療的有効量のCD20結合抗体、及び少なくとも一のB細胞動員剤を、自己免疫疾患を患っている患者に投与することを含む、B細胞調節性自己免疫疾患を軽減する方法。
【請求項61】
CD20結合抗体がリツキシマブである、請求項59に記載の方法。
【請求項62】
CD20結合抗体が、配列番号31の軽鎖可変ドメイン配列、及び配列番号32の重鎖可変ドメイン配列を含む、請求項60に記載の方法。
【請求項63】
B細胞動員剤がαLインテグリンアンタゴニストである、請求項60ないし62のいずれか1項に記載の方法。
【請求項64】
αLインテグリンアンタゴニストが、エファリツマブ、又はそれぞれ配列番号49及び50のVL及びVH配列を含むCD11a結合抗体である、請求項63に記載の方法。
【請求項65】
B細胞動員剤が、α4β1に結合する抗体又は小分子である、請求項60ないし62のいずれか1項に記載の方法。
【請求項66】
自己免疫疾患が、関節リウマチ及び若年性関節リウマチ、ループス腎炎を含む全身性エリテマトーデス(SLE)、ウェジナー病、炎症性腸疾患、潰瘍性大腸炎、特発性血小板減少性紫斑病(ITP)、血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)、自己免疫性血小板減少症、多発性硬化症、乾癬、IgA腎症、IgM多発ニューロパシー、重症筋無力症、ANCA随伴血管炎、真性糖尿病、レイノー症候群、Sjorgen症候群、視神経脊髄炎(NMO)、及び糸球体腎炎からなる群から選択される、請求項60ないし62のいずれか1項に記載の方法。
【請求項67】
自己免疫疾患が多発性硬化症である、請求項64に記載の方法。
【請求項68】
B細胞新生物又はB細胞調節性自己免疫疾患を患っている患者の脾臓における辺縁帯B細胞を除去する方法であって、治療的有効量のCD20結合抗体、及び少なくとも一のB細胞動員剤を患者に投与することを含む方法。
【請求項69】
αLインテグリンに結合する抗体、及びα4インテグリンに結合する抗体を含有する組成物。
【請求項70】
α4インテグリンに結合する抗体が、エファリツマブ、又はそれぞれ配列番号49及び50のVL及びVH配列を含むCD11a結合抗体である、請求項69に記載の組成物。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【公表番号】特表2007−532681(P2007−532681A)
【公表日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−508599(P2007−508599)
【出願日】平成17年4月15日(2005.4.15)
【国際出願番号】PCT/US2005/012984
【国際公開番号】WO2005/113003
【国際公開日】平成17年12月1日(2005.12.1)
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年4月15日(2005.4.15)
【国際出願番号】PCT/US2005/012984
【国際公開番号】WO2005/113003
【国際公開日】平成17年12月1日(2005.12.1)
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【Fターム(参考)】
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