説明

イオンチャネルのモジュレーターとしての複素環誘導体

本発明はイオンチャネルの抑制剤として有用な複素環誘導体に関する。本発明は又本発明の化合物を含む製薬上許容しうる組成物及び種々の疾患の治療における組成物を用いる方法も提供する。これらの化合物及び製薬上許容しうる組成物は例えば限定しないが、急性、慢性、神経障害性又は炎症性の疼痛、関節炎、片頭痛、クラスター頭痛、三叉神経痛、ヘルペス性神経痛、全般的神経痛、癲癇又は癲癇状態、神経変性障害、精神障害、例えば不安及び欝病、ミオトニー、不整脈、運動障害、神経内分泌障害、運動失調、多発性硬化症、過敏性腸症候群、失禁、内蔵痛、骨関節炎痛、ヘルペス後の神経痛、糖尿病性神経障害、脊髄根痛、坐骨神経痛、背部痛、頭部又は頚部の疼痛、重度又は難治性の疼痛、侵害受容疼痛、ブレイクスルー疼痛、術後疼痛又は癌性疼痛を含む種々の疾患、障害又は状態の治療又は重症度低下のために有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記式I:
【化1】

[式中、
環ZはO、S又はNから選択される環ヘテロ原子1〜4個を有する5〜7員の不飽和又は芳香族の環であり、ここでZは場合によりR置換基のq個までの存在により置換され、ここで各Rは独立してR、R、R、R又はRから選択され;そしてqは0〜4であり;
W及びYは各々独立してCH又はNであるが、ただしW及びYの少なくとも1つはNであり;
x及びyは独立して0〜3であるが;ただしx+yは2、3又は4であり;
wは0〜4であり;
vは0又は1であり;
zは0〜4であり;
V及びXは各々、結合、O、NR又はC(Rであり;
Qは結合又はC1−C6直鎖又は分枝鎖のアルキリデン鎖であり、ここでQの非隣接メチレン単位2個までは場合により、そして独立して、−CO−、−CS−、−COCO−、−CONR−、−CONRNR−、−CO−、−OCO−、−NRCO−、−O−、−NRCONR−、−OCONR−、−NRNR−、−NRNRCO−、−NRCO−、−S−、−SO−、−SO−、−NR−、−SONR−、−NRSO−、−NRSONR−又はスピロシクロアルキレン部分により置き換えられており;
はC1−C6脂肪族基、O、S、N又はNHから独立して選択されるヘテロ原子0〜3個を有する3〜8員の飽和、部分不飽和又は完全不飽和の単環、又はO、S、N又はNHから独立して選択されるヘテロ原子0〜5個を有する8〜15員の飽和、部分不飽和又は完全不飽和の2環又は3環の縮合又はスピロ環系であり;
ここでRは場合によりR、R、R、R又はRから独立して選択される置換基4個までで置換されており;
11はR又はYであり;
22はR、R又はRであり;
ここで環Aは場合によりフェニル環に縮合しており、ここで該フェニル環は場合によりR、R又はRから独立して選択される置換基4個までで置換されており;
はオキソ、=NN(R、=NN(R、=NN(R)、=N−OR、=N−OR、R又は(CH−Yであり;
nは0、1又は2であり;
Yはハロ、CN、NO、CF、OCF、OH、SR、S(O)R、SO、NH、NHR、N(R、NR、COOH、COOR又はORであるか;又は、
隣接する環原子上のR2つが一緒になって1,2−メチレンジオキシ又は1,2−エチレンジオキシを形成し;
は水素又はC1−C6脂肪族であり、ここで各Rは場合によりR、R又はRから独立して選択される置換基2個までで置換されており;
はC3−C8環状脂肪族、C6−C10アリール、C3−C8複素環又はC5−C10ヘテロアリール環であり、ここで各Rは場合によりR、R、R又はRから独立して選択される置換基3個までで置換されており;

【化2】

であり;
はC3−C8環状脂肪族、C6−C10アリール、C3−C8複素環又はC5−C10ヘテロアリール環であり、ここで各Rは場合によりR置換基3個までで置換されており;
はH又はC1−C6脂肪族であり、ここでRは場合によりR置換基で置換されており;
はC3−C8環状脂肪族、C6−C10アリール、C3−C8複素環又はC5−C10ヘテロアリール環であり、そして各Rは場合によりC1−C6脂肪族又は(CH−Z’から独立して選択される置換基2個までで置換されており、ここでmは0〜2であり;
Z’はハロ、CN、NO、C(ハロ)、CH(ハロ)、CH(ハロ)、−OC(ハロ)、−OCH(ハロ)、−OCH(ハロ)、OH、S−(C1−C6)脂肪族、S(O)−(C1−C6)脂肪族、SO−(C1−C6)脂肪族、NH、NH−(C1−C6)脂肪族、N((C1−C6)脂肪族)、N((C1−C6)脂肪族)R、COOH、C(O)O(−(C1−C6)脂肪族)又はO−(C1−C6)脂肪族から選択され;そして、
はCH(CO)−、C6−C10アリールスルホニル又はC1−C6アルキルスルホニルである]の化合物又は製薬上許容しうるその塩。
【請求項2】
wが0であり、そしてx及びyの各々が独立して1又は2である請求項1記載の化合物。
【請求項3】
Zが下記:
【化3】

【化4】

から選択され、ここでZはR、R又はRから独立して選択されるR置換基2個までで置換されている請求項1記載の化合物。
【請求項4】
Zが式i、式ii、式viii、式ix又は式xを有する場合により置換された環である請求項3記載の化合物。
【請求項5】
Xが結合、−C(R−又は−NR−から選択される請求項1記載の化合物。
【請求項6】
Xが結合、−CH−、−CHMe−、−C(Me)−又は−NH−である請求項5記載の化合物。
【請求項7】
Qが−O−、−S−、−NR−、−NH−又はN(C1−C6)アルキルから選択される請求項1記載の化合物。
【請求項8】
QがC1−C6直鎖又は分枝鎖アルキリデン鎖であり、ここでQのメチレン単位1個までがO、S、NH、N(C1−C4アルキル)又はスピロシクロアルキレン基で置き換えられている請求項1記載の化合物。
【請求項9】
がR、R、R、R又はRから独立して選択される置換基4個までで場合により置換されているフェニルである請求項1記載の化合物。
【請求項10】
がCN、CF、OH、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C1−4アルコキシ、トリフルオロメトキシ、C(O)NH、NH、NH(C1−4アルキル)、N(C1−4アルキル)、NHC(O)C1−4アルキル又はC(O)C1−4アルキルから独立して選択される置換基3個までで場合により置換されたフェニル環である請求項9記載の化合物。
【請求項11】
がO、S、N又はNHから独立して選択されるヘテロ原子0〜5個を有する8〜12員の飽和、部分不飽和又は完全不飽和の2環系であり、ここでRは場合によりR、R、R、R又はRから独立して選択される置換基4個までで置換されている、請求項1記載の化合物。
【請求項12】
が下記:
【化5】

から選択される場合により置換された環である請求項11記載の化合物。
【請求項13】
前記化合物が下記式IA又は式IB:
【化6】

【化7】

[式中、
U及びTは各々独立してCH又はNであるが;ただしU及びTの両方が同時にNではなく;
22はR又はRであり;
はR、R又はRから選択され;
qは0〜2であり;
vは0又は1であり;
QはC1−C4アルキリデンであり、ここでQの非隣接メチレン単位2個までは場合により、そして独立して、−CO−、−CS−、−COCO−、−CONR−、−CONRNR−、−CO−、−OCO−、−NRCO−、−O−、−NRCONR−、−OCONR−、−NRNR−、−NRNRCO−、−NRCO−、−S−、−SO−、−SO−、−NR−、−SONR−、−NRSO−、−NRSONR−又はスピロシクロアルキレン部分により置き換えられており;そして、
はC1−C6脂肪族基、O、S、N又はNHから独立して選択されるヘテロ原子0〜3個を有する3〜8員の飽和、部分不飽和又は完全不飽和の単環、又はO、S、N又はNHから独立して選択されるヘテロ原子0〜5個を有する8〜15員の飽和、部分不飽和又は完全不飽和の2環又は3環の縮合又はスピロ環系であり;
ここでRは場合によりR、R、R、R又はRから独立して選択される置換基4個までで置換されている]を有する請求項1記載の化合物。
【請求項14】
前記化合物が式IAを有する請求項13記載の化合物。
【請求項15】
UがNであり、そしてTがCHである請求項13記載の化合物。
【請求項16】
TがNであり、そしてUがCHである請求項13記載の化合物。
【請求項17】
U及びTが両方ともCHである請求項13記載の化合物。
【請求項18】
22がオキソであり、そしてカルボニルに結合した窒素に隣接する請求項13記載の化合物。
【請求項19】
22がC1−C4アルキルであり、そしてカルボニルに結合した窒素に隣接する請求項13記載の化合物。
【請求項20】
QがC1−C4アルキリデンである請求項13記載の化合物。
【請求項21】
Qが−CH−、−CH−CH−、−CH(Me)−、−C(Me)−又は−CH(i−Pr)−である請求項20記載の化合物。
【請求項22】
前記化合物が下記式IA−i、式IA−ii、式IA−iii、式IB−i、式IB−ii、式IB−iii:
【化8】

【化9】

[式中、
QはC1−C4直鎖又は分枝鎖のアルキルデンであり、ここでQのメチレン単位1個までが場合により、そして独立して−O−で置き換えられており;
TはCH又はNであり;
UはCH又はNであり;
はフェニル、
【化10】

であり、ここで環Bは単一の窒素ヘテロ原子を有する5〜7員の複素環又はヘテロアリール環であり;
ここでRは場合によりR、R又はRから独立して選択される置換基4個までで置換されている]を有する請求項13記載の化合物。
【請求項23】
が下記:
【化11】

[式中Rは場合によりR、R又はRから選択される置換基4個までで置換されている]から選択される請求項22記載の化合物。
【請求項24】
がR、R又はRから独立して選択される置換基4個までで場合により置換されているフェニルである請求項22記載の化合物。
【請求項25】
が下記:
【化12】

[式中Rは場合によりR、R又はRから選択される置換基4個までで置換されている]である請求項22記載の化合物。
【請求項26】
前記化合物が下記式IIA又は式IIB:
【化13】

【化14】

[式中、U、T、R22、R、z、q、v、Q及びRは請求項13において定義された通りである]を有する請求項1記載の化合物。
【請求項27】
v、q及びzがゼロである請求項26記載の化合物。
【請求項28】
UがNであり、そしてTがCHである請求項26記載の化合物。
【請求項29】
UがCHであり、そしてTがNである請求項26記載の化合物。
【請求項30】
U及びTが両方ともCHである請求項26記載の化合物。
【請求項31】
QがC1−C4直鎖又は分枝鎖のアルキリデンである請求項26記載の化合物。
【請求項32】
Qが−CH−、−CH−CH−、−CH(Me)−、−C(Me)−又は−CH(i−Pr)−である請求項31記載の化合物。
【請求項33】
前記化合物が下記式IIIA又は式IIIB:
【化15】

[式中、U、T、R22、R、z、q、v、Q及びRは請求項13において定義された通りである]を有する請求項1記載の化合物。
【請求項34】
v、q及びzがゼロである請求項33記載の化合物。
【請求項35】
vがゼロであり、そしてQが−NH−C(O−(C1−C4アルキリデン)−である請求項33記載の化合物。
【請求項36】
Qが−NH−C(O)−CH−、−NH−C(O)−CH−CH−、−NH−C(O)−CH(Me)−、−NH−C(O)−C(Me)−又は−NH−C(O)−CH(i−Pr)−である請求項35記載の化合物。
【請求項37】
UがNであり、そしてTがCHである請求項33記載の化合物。
【請求項38】
TがNであり、そしてUがCHである請求項33記載の化合物。
【請求項39】
U及びTが両方ともCHである請求項33記載の化合物。
【請求項40】
前記化合物が下記式IVA又は式IVB:
【化16】

[式中、U、T、R22、R、z、q、v、Q及びRは請求項13において定義された通りである]を有する請求項1記載の化合物。
【請求項41】
v、q及びzがゼロである請求項40記載の化合物。
【請求項42】
UがNであり、そしてTがCHである請求項40記載の化合物。
【請求項43】
TがNであり、そしてUがCHである請求項40記載の化合物。
【請求項44】
U及びTが両方ともCHである請求項40記載の化合物。
【請求項45】
QがC1−C4直鎖又は分枝鎖のアルキリデンである請求項40記載の化合物。
【請求項46】
Qが−CH−、−CH−CH−、−CH(Me)−、−C(Me)−又は−CH(i−Pr)−である請求項45記載の化合物。
【請求項47】
前記化合物が下記式VA又は式VB:
【化17】

[式中、U、T、R22、R、z、q、v、Q及びRは請求項13において定義された通りである]を有する請求項1記載の化合物。
【請求項48】
前記化合物が下記式VIA又は式VIB:
【化18】

[式中、Vは結合、O、NR、またはC(R)2であり、そしてU、T、R22、R、z、q、v、Q及びRは請求項13において定義された通りである]を有する請求項1記載の化合物。
【請求項49】
Vが結合、O又はNHである請求項48記載の化合物。
【請求項50】
前記化合物が下記式VIA−i:
【化19】

[式中、

【化20】

であり、ここで環Bは単一の窒素ヘテロ原子を有する5〜7員の複素環又はヘテロアリール環であり;ここでRは場合によりR、R又はRから独立して選択される置換基4個までで置換されている]を有する請求項48記載の化合物。
【請求項51】
U及びTが両方ともCHである請求項50記載の化合物。
【請求項52】
UがCHであり、そしてTがNである請求項50記載の化合物。
【請求項53】
が下記:
【化21】

[式中Rは場合によりR、R又はRから選択される置換基4個までで置換されている]から選択される請求項50記載の化合物。
【請求項54】
が下記:
【化22】

【化23】

【化24】

【化25】

【化26】

から選択される請求項50記載の化合物。
【請求項55】
前記化合物が下記式VIA−ii:
【化27】

[式中、RはR、R又はRから独立して選択される置換基4個までで場合により置換されているフェニルである]を有する請求項48記載の化合物。
【請求項56】
が下記:
【化28】

【化29】

【化30】

【化31】

から選択される請求項55記載の化合物。
【請求項57】
前記化合物が下記式VIA−iii:
【化32】

[式中、

【化33】

であり;ここでRは場合によりR、R又はRから独立して選択される置換基4個までで置換されている]を有する請求項48記載の化合物。
【請求項58】
前記Rにおけるピペラジンに結合した場合により置換されたフェニル環が下記:
【化34】

【化35】

から選択される請求項57記載の化合物。
【請求項59】
前記化合物が表2から選択される請求項1記載の化合物。
【請求項60】
請求項1〜59の何れか1項に記載の化合物及び製薬上許容しうる担体、アジュバント又はビヒクルを含む医薬組成物。
【請求項61】
下記式N−1:
【化36】

[式中、
環ZはO、S又はNから選択される環ヘテロ原子1〜4個を有する5〜7員の不飽和又は芳香族の環であり、ここでZは場合によりR置換基のq個までの存在により置換され、ここで各Rは独立してR、R、R、R又はRから選択され;そしてqは0〜4であり;
wは0〜4であり;
zは0〜4であり;
Pは−O−PG又は適当な脱離基であり;
PGは適当な脱離基であり;
11はR又はYであり;
22はR、R又はRであり;
は(CH−Yであり;
nは0、1又は2であり;
Yはハロ、CN、NO、CF、OCF、OH、SR、S(O)R、SO、NH、NHR、N(R、NR、COOH、COOR又はORであり;
は水素又はC1−C6脂肪族であり、ここで各Rは場合によりR、R又はRから独立して選択される置換基2個までで置換されており;
はC3−C8環状脂肪族、C6−C10アリール、C3−C8複素環又はC5−C10ヘテロアリール環であり、ここで各Rは場合によりR、R、R又はRから独立して選択される置換基3個までで置換されており;

【化37】

であり;
はC3−C8環状脂肪族、C6−C10アリール、C3−C8複素環又はC5−C10ヘテロアリール環であり、ここで各Rは場合によりR置換基3個までで置換されており;
はH又はC1−C6脂肪族であり、ここでRは場合によりR置換基で置換されており;
はC3−C8環状脂肪族、C6−C10アリール、C3−C8複素環又はC5−C10ヘテロアリール環であり、そして各Rは場合によりC1−C6脂肪族又は(CH−Z’から独立して選択される置換基2個までで置換されており、ここでmは0〜2であり;
Z’はハロ、CN、NO、C(ハロ)、CH(ハロ)、CH(ハロ)、−OC(ハロ)、−OCH(ハロ)、−OCH(ハロ)、OH、S−(C1−C6)脂肪族、S(O)−(C1−C6)脂肪族、SO−(C1−C6)脂肪族、NH、NH−(C1−C6)脂肪族、N((C1−C6)脂肪族)、N((C1−C6)脂肪族)R、COOH、C(O)O(−(C1−C6)脂肪族)又はO−(C1−C6)脂肪族から選択され;そして、
はCH(CO)−、C6−C10アリールスルホニル又はC1−C6アルキルスルホニルである]を有する化合物。
【請求項62】
Pが−O−PGである請求項61記載の化合物。
【請求項63】
PGがメトキシメチル、メトキシエチル、テトラヒドロピラニル、アリルカーボネート、トリメチルシリル、t−ブチル−ジフェニルシリル、t−ブチル−ジメチルシリル、アセテート、ベンゾイル、ベンジル又はp−メトキシベンジルである請求項62記載の化合物。
【請求項64】
Pが適当な脱離基である請求項61記載の化合物。
【請求項65】
Pがトリフルオロメタンスルホネート、メタンスルホネート、トシレート又はハロである請求項61記載の化合物。
【請求項66】
下記式N−2:
【化38】

[式中、
環ZはO、S又はNから選択される環ヘテロ原子1〜4個を有する5〜7員の不飽和又は芳香族の環であり、ここでZは場合によりR置換基のq個までの存在により置換され、ここで各Rは独立してR、R、R、R又はRから選択され;そしてqは0〜4であり;
wは0〜4であり;
PGは適当な脱離基であり;
11はR又はYであり;
22はR、R又はRであり;
は(CH−Yであり;
nは0、1又は2であり;
Yはハロ、CN、NO、CF、OCF、OH、SR、S(O)R、SO、NH、NHR、N(R、NR、COOH、COOR又はORであり;
は水素又はC1−C6脂肪族であり、ここで各Rは場合によりR、R又はRから独立して選択される置換基2個までで置換されており;
はC3−C8環状脂肪族、C6−C10アリール、C3−C8複素環又はC5−C10ヘテロアリール環であり、ここで各Rは場合によりR、R、R又はRから独立して選択される置換基3個までで置換されており;

【化39】

であり;
はC3−C8環状脂肪族、C6−C10アリール、C3−C8複素環又はC5−C10ヘテロアリール環であり、ここで各Rは場合によりR置換基3個までで置換されており;
はH又はC1−C6脂肪族であり、ここでRは場合によりR置換基で置換されており;
はC3−C8環状脂肪族、C6−C10アリール、C3−C8複素環又はC5−C10ヘテロアリール環であり、そして各Rは場合によりC1−C6脂肪族又は(CH−Z’から独立して選択される置換基2個までで置換されており、ここでmは0〜2であり;
Z’はハロ、CN、NO、C(ハロ)、CH(ハロ)、CH(ハロ)、−OC(ハロ)、−OCH(ハロ)、−OCH(ハロ)、OH、S−(C1−C6)脂肪族、S(O)−(C1−C6)脂肪族、SO−(C1−C6)脂肪族、NH、NH−(C1−C6)脂肪族、N((C1−C6)脂肪族)、N((C1−C6)脂肪族)R、COOH、C(O)O(−(C1−C6)脂肪族)又はO−(C1−C6)脂肪族から選択され;そして、
はCHC(O)−、C6−C10アリールスルホニル又はC1−C6アルキルスルホニルである]を有する化合物。
【請求項67】
下記式N−3:
【化40】

[式中、
環ZはO、S又はNから選択される環ヘテロ原子1〜4個を有する5〜7員の不飽和又は芳香族の環であり、ここでZは場合によりR置換基のq個までの存在により置換され、ここで各Rは独立してR、R、R、R又はRから選択され;そしてqは0〜4であり;
wは0〜4であり;
11はR又はYであり;
22はR、R又はRであり;
は(CH−Yであり;
nは0、1又は2であり;
Yはハロ、CN、NO、CF、OCF、OH、SR、S(O)R、SO、NH、NHR、N(R、NR、COOH、COOR又はORであり;
は水素又はC1−C6脂肪族であり、ここで各Rは場合によりR、R又はRから独立して選択される置換基2個までで置換されており;
はC3−C8環状脂肪族、C6−C10アリール、C3−C8複素環又はC5−C10ヘテロアリール環であり、ここで各Rは場合によりR、R、R又はRから独立して選択される置換基3個までで置換されており;

【化41】

であり;
はC3−C8環状脂肪族、C6−C10アリール、C3−C8複素環又はC5−C10ヘテロアリール環であり、ここで各Rは場合によりR置換基3個までで置換されており;
はH又はC1−C6脂肪族であり、ここでRは場合によりR置換基で置換されており;
はC3−C8環状脂肪族、C6−C10アリール、C3−C8複素環又はC5−C10ヘテロアリール環であり、そして各Rは場合によりC1−C6脂肪族又は(CH−Z’から独立して選択される置換基2個までで置換されており、ここでmは0〜2であり;
Z’はハロ、CN、NO、C(ハロ)、CH(ハロ)、CH(ハロ)、−OC(ハロ)、−OCH(ハロ)、−OCH(ハロ)、OH、S−(C1−C6)脂肪族、S(O)−(C1−C6)脂肪族、SO−(C1−C6)脂肪族、NH、NH−(C1−C6)脂肪族、N((C1−C6)脂肪族)、N((C1−C6)脂肪族)R、COOH、C(O)O(−(C1−C6)脂肪族)又はO−(C1−C6)脂肪族から選択され;そして、
はCHC(O)−、C6−C10アリールスルホニル又はC1−C6アルキルスルホニルである]を有する化合物。
【請求項68】
下記式N−4:
【化42】

[式中、
Jは
【化43】

であり、ここでLは−CH=CH−、−CH−CH−又は−CH−CH−CH−であり;
ここでJは場合によりR、R又はRから選択される置換基4個までで置換されており;
11はR又はYであり;
22はR、R又はRであり;
は(CH−Yであり;
nは0、1又は2であり;
Yはハロ、CN、NO、CF、OCF、OH、SR、S(O)R、SO、NH、NHR、N(R、NR、COOH、COOR又はORであり;
は水素又はC1−C6脂肪族であり、ここで各Rは場合によりR、R又はRから独立して選択される置換基2個までで置換されており;
はC3−C8環状脂肪族、C6−C10アリール、C3−C8複素環又はC5−C10ヘテロアリール環であり、ここで各Rは場合によりR、R、R又はRから独立して選択される置換基3個までで置換されており;

【化44】

【化45】

であり;
はC3−C8環状脂肪族、C6−C10アリール、C3−C8複素環又はC5−C10ヘテロアリール環であり、ここで各Rは場合によりR置換基3個までで置換されており;
はH又はC1−C6脂肪族であり、ここでRは場合によりR置換基で置換されており;
はC3−C8環状脂肪族、C6−C10アリール、C3−C8複素環又はC5−C10ヘテロアリール環であり、そして各Rは場合によりC1−C6脂肪族又は(CH−Z’から独立して選択される置換基2個までで置換されており、ここでmは0〜2であり;
Z’はハロ、CN、NO、C(ハロ)、CH(ハロ)、CH(ハロ)、−OC(ハロ)、−OCH(ハロ)、−OCH(ハロ)、OH、S−(C1−C6)脂肪族、S(O)−(C1−C6)脂肪族、SO−(C1−C6)脂肪族、NH、NH−(C1−C6)脂肪族、N((C1−C6)脂肪族)、N((C1−C6)脂肪族)R、COOH、C(O)O(−(C1−C6)脂肪族)又はO−(C1−C6)脂肪族から選択され;そして、
はCHC(O)−、C6−C10アリールスルホニル又はC1−C6アルキルスルホニルである]を有する化合物。
【請求項69】
急性、慢性、神経障害性又は炎症性の疼痛、関節炎、片頭痛、クラスター頭痛、三叉神経痛、ヘルペス性神経痛、全般的神経痛、癲癇又は癲癇状態、神経変性障害、精神障害、例えば不安及び欝病、双極性障害、ミオトニー、不整脈、運動障害、神経内分泌障害、運動失調、多発性硬化症、過敏性腸症候群、失禁、内蔵痛、骨関節炎痛、ヘルペス後の神経痛、糖尿病性神経障害、脊髄根痛、坐骨神経痛、背部痛、頭部又は頚部の疼痛、重度又は難治性の疼痛、侵害受容疼痛、ブレイクスルー疼痛、術後疼痛、癌性疼痛、卒中、脳虚血、外傷性脳傷害、筋萎縮性側索硬化症、ストレス又は運動誘導性のアンギナ、動悸、高血圧、片頭痛又は異常な胃腸の運動性の対象における治療又は重症度低下の方法であって、それを必要とする対象に、請求項1記載の化合物、又は、化合物を含む製薬上許容しうる組成物の有効量を投与することを含む方法。
【請求項70】
前記方法が急性、慢性、神経障害性又は炎症性の疼痛の治療又は重症度低下のために使用される請求項69記載の方法。
【請求項71】
前記方法が脊髄根痛、坐骨神経痛、背部痛、頭痛、頚部痛、難治性の疼痛、急性の疼痛、術後の疼痛、背部痛、耳鳴又は癌性疼痛の治療又は重症度低下のために使用される請求項69記載の方法。
【請求項72】
前記方法が大腿の癌性疼痛;非悪性慢性骨疼痛;慢性関節リューマチ;骨関節炎;脊髄狭窄;神経障害性下部背部痛;神経障害性下部背部痛;筋筋膜疼痛症候群;繊維筋肉痛;側頭下顎関節疼痛;慢性内蔵痛、例えば腹部;すい臓;IBS疼痛;慢性及び急性の頭痛性疼痛;片頭痛;緊張性頭痛、例えばクラスター頭痛;慢性及び急性の神経障害性の疼痛、例えばヘルペス後の神経痛;糖尿病性神経障害;HIV関連神経障害;三叉神経痛;シャルコー‐マリー‐ツース神経障害;遺伝性感覚神経障害;末梢神経傷害;疼痛性神経腫;異所性近位及び遠位の放電;神経根障害;化学療法誘導性の神経障害性疼痛;放射線療法誘導性の神経障害性疼痛;乳房切除後の疼痛;中枢疼痛;脊髄傷害疼痛;卒中後疼痛;視床性疼痛;複合的限局的疼痛症候群;想像痛;難治性疼痛;急性疼痛、急性術後疼痛;急性筋肉骨格疼痛;関節疼痛;機械的下部背部痛;頚部疼痛;腱炎;傷害/運動性の疼痛;急性内蔵痛、例えば腹痛;腎盂腎炎;虫垂炎;胆嚢炎;腸閉塞;ヘルニア等;胸部疼痛、例えば心臓痛;骨盤疼痛、腎仙痛、急性分娩疼痛、例えば出産疼痛;帝王切開疼痛;急性炎症性、熱傷及び外傷の疼痛;急性間欠的疼痛、例えば子宮内膜症;急性帯状疱疹疼痛;鎌状赤血球貧血;急性膵炎;ブレイクスルー疼痛;口顔疼痛、例えば副鼻腔炎疼痛、歯痛;多発性硬化症(MS)の疼痛;欝病の疼痛;らい病の疼痛;ベーチェット病の疼痛;有痛脂肪症;静脈炎の疼痛;ギャン−バレー疼痛;脚部痛及び踵骨の移動;ハグルンド症候群;先端紅痛症の疼痛;ファブリー病の疼痛;膀胱及び泌尿器の疾患、例えば尿失禁;活動亢進膀胱;膀胱痛症候群;間質性膀胱炎(IC);又は前立腺炎;複合的限局的疼痛症候群(CRPS)のI型及びII型;又はアンギナ誘導の疼痛の治療又は重症度低下のために使用される請求項69記載の方法。

【公表番号】特表2009−524591(P2009−524591A)
【公表日】平成21年7月2日(2009.7.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−547549(P2008−547549)
【出願日】平成18年12月21日(2006.12.21)
【国際出願番号】PCT/US2006/048802
【国際公開番号】WO2007/075895
【国際公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【出願人】(598032106)バーテックス ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド (414)
【氏名又は名称原語表記】VERTEX PHARMACEUTICALS INCORPORATED
【住所又は居所原語表記】130 Waverly Street, Camridge, Massachusetts 02139−4242, U.S.A.
【Fターム(参考)】