説明

キナーゼ阻害剤としての単環式複素環

本発明は、式[IおよびII]:


を持つ化合物、およびそれらを癌の処置に使用する方法に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式IまたはII:
【化1】

[式中、
R1は、H、アルキル、置換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アリール、置換アリール、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクロ、置換ヘテロシクロ、ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクロアルキル、または置換ヘテロシクロアルキルである;
各R2は、独立して、H、ハロゲン、シアノ、N02、OR5、NR6R7、アルキル、置換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクロ、置換ヘテロシクロ、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロシクロアルキル、または置換ヘテロシクロアルキルである;
Bは、O、NR8、NR8CH2、S、SO、SO2、またはCR9R10である;
Vは、NR11または-(CR37R38)p-である(ただし、VR11がNである場合、R1はアルキルまたはシクロアルキルであるものとする);
WおよびXは、それぞれ独立して、CまたはNである;
Yは、O、S、およびNR12から選択される;
Zは、-CR13R14-、または-(CR13R14)lNR15-である;
lは、0〜2である;
nは、WおよびXがどちらもCである場合は0〜4、XまたはWの一方がNである場合は0〜3、そしてXおよびWがどちらもNである場合は0〜2である;
pは、1〜4である;
R3、R5、R6、R7、R8、R11およびR15は、H、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクロ、置換ヘテロシクロから独立して選択される;
R4は、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、および置換ヘテロシクロアルキルから選択される(ただし、
(a)R4がフェニルである場合は、
(i)R4がヒドロキシおよびアミドの両方で置換されることはなく、
(ii)R4が-NRSO2R-(式中、Rはアルキルまたはアリールである)で置換されることもなく;
(b)R4がピリジルである場合は、R4がヒドロキシおよびメトキシの両方で置換されることはなく;そして
(c)R4がピリミジニルである場合は、それが=Oで置換されることはない);
R9およびR10は、H、ハロゲン、アルキル、置換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、または置換ヘテロシクロアルキルから独立して選択される;
R12は、H、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、CN、NO2またはSO2NH2から選択される;
R13およびR14は、H、ハロゲン、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキルから独立して選択されるか、全体として、原子数3〜8の炭素環式環または複素環式環を形成する;
Aは、以下の一つから選択される:
【化2】

(式中、
Dは、SまたはOである;
mは、0〜6である;
R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、R26およびR27は、H、ハロゲン、NR30R31、OR32、CO2R33、CONR34R35、SO2R36、アルキル、置換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、-CN、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、または置換ヘテロシクロアルキルから独立して選択される;
R28およびR29は、H、アルキル、置換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリールから独立して選択されるか、全体として、原子数3〜8の炭素環式環または複素環式環を形成する;
R30、R31、R32、R33、R34、R35、およびR36は、H、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アルコキシカルボニル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクロ、置換ヘテロシクロ、ヘテロシクロアルキル、または置換ヘテロシクロアルキルから独立して選択される);そして、
R37およびR38は、それぞれ独立して、H、ハロゲン、またはアルキルである]
を持つ化合物、またはそのエナンチオマー、ジアステレオマー、水和物、溶媒和物もしくは医薬的に許容できる塩。
【請求項2】
R1が、置換もしくは無置換フェニル、置換もしくは無置換C1〜C4アルキル、または置換もしくは無置換C3〜C8シクロアルキルである、請求項1の化合物。
【請求項3】
R1が、フルオロフェニル、置換メチル、シクロヘキシルまたはシクロペンチルである、請求項2の化合物。
【請求項4】
R2が、C1〜C4アルキル、ハロゲン、またはハロアルキルである、請求項1の化合物。
【請求項5】
R4が、置換されていてもよいフェニル、ピリジノン、ピリジル、ピリジル-N-オキシド、ピラゾリル、またはピロリジルである、請求項1の化合物。
【請求項6】
R4が、酸素、フェニル、C1〜C4アルキル、またはハロゲンで置換されている、請求項5の化合物。
【請求項7】
BがO、NHCH2、CH2またはCH(OH)であり、YがOまたはSであり、Zが-CR13R14または-NR15であり、R13、R14、およびR15がそれぞれHである、請求項1の化合物
【請求項8】
Aが、置換されていてもよいピリジンまたはピリミジンである、請求項1の化合物。
【請求項9】
置換基が、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロゲン、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、-NR39COR40、-NR39C(O)2R40、-NR41R42、または-C(O)NR43R44であり、R39、R40 、R41、R42、R43、およびR44が、独立して、H、低級アルキル、置換低級アルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、置換シクロアルケニル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリールであるか、-NR43R44がヘテロシクロアルキルを形成する、請求項8の化合物。
【請求項10】
Aが、-NR41R42、-NR39COR40、-C(O)NR43R44、ハロゲン、C1〜C4アルキル、-C=C-R45、‐C≡C-R46、アリール、またはヘテロアリールで置換されたピリジンであり、R45およびR46が、アルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、-C(O)R47、-NR39COR40、アリール、またはヘテロアリールである、請求項7の化合物。
【請求項11】
前記C1〜C4アルキルが、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキルアミノ、アルキルアミノ、アミノアルキルアミノ、またはヘテロアリールアルキルで置換されている、請求項10の化合物。
【請求項12】
R41およびR42が、それぞれ独立して、H、メチル、エチル、プロピル、ブチル、フェニル、またはベンジルであり、R39がHであり、R40が、メチル、シクロアルキル、またはヘテロシクロアルキルである、請求項8の化合物。
【請求項13】
R43およびR44がHであり、R45およびR46が、それぞれ、C1〜C4アルキル、-CH2NH2、-NH2、もしくはピロリジンで置換されていてもよい、シクロヘキセン、アゼチジン、ピペラジン、ピペリジン、ピロリジン、またはピリジンである、請求項8の化合物。
【請求項14】
ピリジンが、フェニル基(これはCONH2、メチル、アミノエチル、ヒドロキシエチル、-CONHCH2CH2NHCH3、もしくはCH2CONH2で置換されていてもよい)、ピリジン、またはピペラジンで置換されている、請求項8の化合物。
【請求項15】
Aが、-NR41R42または-NR39CO2R40で置換されたピリミジンである、請求項8の化合物。
【請求項16】
R41およびR42がHまたはメチルであり、R39およびR40が独立してHまたはアルキルである、請求項15の化合物。
【請求項17】
式III:
【化3】

[式中、R1は置換されていてもよいフェニルまたはアルキルであり、ZはNHまたはNCH3であり、R2はF、Cl、CH3またはCF3であり、R3はHであり、YはOまたはSである]
を持つ、請求項1の化合物。
【請求項18】
R1がC3〜C7シクロアルキル、置換もしくは無置換フェニル、または-(CH2)n-R50であり、nが1〜3であり、R50がH、置換もしくは無置換フェニル、アミノ、アミド、CN、-C(O)2H、または-C(O)2CH3である、請求項17の化合物。
【請求項19】
式IV:
【化4】

[式中、R2はハロまたはHであり、R3はHであり、R4は置換されていてもよいフェニル、置換されていてもよいピラゾール、または置換されていてもよいピリジルであり、Aは置換されていてもよいピリジルである]
を持つ、請求項1の化合物。
【請求項20】
R4が、置換されていてもよいピリジノンまたはピリジン-N-オキシドである、請求項19の化合物。
【請求項21】
式V:
【化5】

[式中、R1は、置換されていてもよいアルキルまたはシクロアルキルであり、Aは置換されていてもよいピリミジンまたはピリジンであり、R2はハロまたはHであり、R13およびR14はHであるか、それらが結合している炭素と共に全体としてシクロプロピルを形成する]
を持つ、請求項1の化合物。
【請求項22】
約1.0μM未満のIC50値を持つ請求項1の化合物。
【請求項23】
癌の処置を必要とする患者の癌を処置する方法であって、患者に治療有効量の請求項1の化合物を投与することを含む方法。
【請求項24】
治療有効量の請求項1の化合物および医薬的に許容できる担体を含む医薬組成物。

【公表番号】特表2007−534695(P2007−534695A)
【公表日】平成19年11月29日(2007.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−509726(P2007−509726)
【出願日】平成17年4月22日(2005.4.22)
【国際出願番号】PCT/US2005/014120
【国際公開番号】WO2005/117867
【国際公開日】平成17年12月15日(2005.12.15)
【出願人】(391015708)ブリストル−マイヤーズ スクイブ カンパニー (494)
【氏名又は名称原語表記】BRISTOL−MYERS SQUIBB COMPANY
【Fターム(参考)】