説明

ダイ供給装置

【課題】ダイ供給装置において、突き上げポットがウエハパレットの円形開口縁部と干渉しないXY方向の移動可能範囲の情報を入力する作業を不要にする。
【解決手段】ウエハパレット22に張ったダイシングシート上のウエハから分割したダイ21を吸着ノズルで吸着する際に、該ダイシングシートのうちの吸着しようとするダイ21の貼着部分をその真下から突き上げポットで突き上げるダイ供給装置11において、ダイシングシート上のウエハのサイズ等のウエハ情報を記述した情報記録部35をウエハパレット22に設ける。この情報記録部35として、上面にウエハ情報を表す2次元コード等のコードが記録されたものを使用すると共に、情報読取り部として、ダイ撮像用のカメラ24を使用し、該カメラ24で情報記録部35のコードを撮像して画像処理することで、該コードを読み取って突き上げポットのXY方向の移動可能範囲を自動設定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、碁盤目状にダイシングされたウエハが貼着された伸縮可能なダイシングシートを張ったウエハパレットを備えたダイ供給装置に関する発明である。
【背景技術】
【0002】
従来のダイ供給装置は、特許文献1(特開2003−115465号公報)に記載されているように、碁盤目状にダイシングされたウエハが貼着された伸縮可能なダイシングシート上のウエハから分割したダイを吸着ノズルで吸着してピックアップする際に、ダイシングシートのうちの吸着しようとするダイの貼着部分をその真下から突き上げポットで突き上げて該ダイの貼着部分をダイシングシートから部分的に剥離させながら、吸着ノズルで該ダイを吸着してダイシングシートからピックアップするようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−115465号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ダイシングシート上のダイを吸着ノズルで吸着してピックアップする際に、突き上げポットは、ダイシングシートを張ったウエハパレットの円形開口部内に位置して該ダイシングシートの下面にほぼ密着し、且つ、吸引状態で該ダイシングシートの下面に沿ってXY方向に移動するため、突き上げポットがウエハパレットの円形開口縁部と干渉することを避ける必要がある。このため、ウエハパレットをダイ供給装置にセットする際に、突き上げポットがウエハパレットの円形開口縁部と干渉しないXY方向の移動可能範囲の情報を作業者がダイ供給装置の制御用コンピュータに入力する必要があり、その入力作業が面倒であった。
【0005】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、突き上げポットがウエハパレットの円形開口縁部と干渉しないXY方向の移動可能範囲の情報を入力する作業を不要にしたダイ供給装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、碁盤目状にダイシングされたウエハが貼着された伸縮可能なダイシングシートを張ったウエハパレットと、前記ダイシングシートの下方に配置された突き上げポットと、前記ダイシングシート上のウエハから分割されたダイを吸着する吸着ノズルとを備え、前記吸着ノズルで前記ダイシングシート上のダイを吸着してピックアップする際に、前記ダイシングシートのうちの吸着しようとするダイの貼着部分をその真下から前記突き上げポットで突き上げて該ダイの貼着部分をダイシングシートから部分的に剥離させながら、前記吸着ノズルで該ダイを吸着して前記ダイシングシートからピックアップするダイ供給装置において、前記ダイシングシート上のウエハのサイズ及び/又はピックアップ動作範囲に関するウエハ情報を記述した情報記録部を前記ウエハパレットに設けると共に、前記情報記録部に記述されたウエハ情報を読み取る情報読取り部と、この情報読取り部で読み取ったウエハ情報に基づいて前記突き上げポットのXY方向の移動可能範囲を自動設定する制御手段とを備えた構成としたものである。この構成では、ウエハパレットの情報記録部からウエハ情報を情報読取り部で読み取って突き上げポットのXY方向の移動可能範囲を自動設定するため、突き上げポットがウエハパレットの円形開口縁部と干渉しないXY方向の移動可能範囲の情報を入力する作業を行う必要がなくなり、生産性を向上できる。
【0007】
この場合、情報記録部は、バーコード、2次元コード等のコードを記録したものでも良いし、電子的に記憶する電子タグや、磁気的に記録する磁気テープ等を用いても良い。情報記録部からウエハ情報を読み取る情報読取り部は、情報記録部の記録方式に応じて専用のリーダを設けても良いが、その分、コストアップする。
【0008】
そこで、ダイ供給装置又は部品実装機にダイ撮像用のカメラが標準装備されていることを考慮して、請求項2のように、情報記録部として、上面にウエハ情報を表すコードが記録されたものを使用し、情報読取り部として、ダイ供給装置又は部品実装機に装備されたダイ撮像用のカメラを使用し、前記カメラで前記情報記録部のコードを撮像して画像処理することで該コードを読み取るようにすると良い。このようにすれば、情報記録部からウエハ情報を読み取る情報読取り部を、ダイ撮像用のカメラに兼用させることができ、コストアップを回避できる。
【0009】
また、請求項3のように、生産前に情報読取り部で読み取ったウエハ情報を用いて生産ジョブのデータをチェックするようにすると良い。このようにすれば、情報読取り部で読み取ったウエハ情報が生産ジョブのデータと異なっている場合は、情報読取り部で読み取ったウエハ情報に基づいて生産ジョブのデータを修正することができ、突き上げポットの干渉や無駄な動作を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】図1は本発明の一実施例におけるダイ供給装置の外観斜視図である。
【図2】図2は突き上げユニット部分の拡大斜視図である。
【図3】図3はダイ供給装置をセットした部品実装機の外観斜視図である。
【図4】図4はウエハパレットのダイシングシート上のダイをサブロボットの吸着ノズルでピックアップする状態を作業者側から確認する方法を説明する図である。
【図5】図5はウエハのサイズの相違とグリップリングの有無によるウエハパレットの円形開口部の径の変化を説明するウエハパレットの平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明を実施するための形態を具体化した一実施例を図面を用いて説明する。
図1に示すように、本実施例のダイ供給装置11は、マガジン保持部12(トレイタワー)、パレット引き出しテーブル13、パレット引き出し機構14、サブロボット15、シャトル機構16、反転ユニット17、突き上げユニット18(図2参照)、NGコンベア19、ノズルチェンジャー20等を備えた構成となっている。このダイ供給装置11は、図3に示すように、部品実装機25のフィーダセット用スロットにパレット引き出しテーブル13を差し込んだ状態にセットされる。
【0012】
ダイ供給装置11のマガジン保持部12内に上下動可能に収納されたマガジンには、ダイ21を載せたウエハパレット22と、トレイ部品を載せたトレイパレット(図示せず)とを多段に混載できるようになっている。ウエハパレット22は、碁盤目状にダイシングされたウエハ(多数のダイ21)を貼着した伸縮可能なダイシングシート(図示せず)を、円形の開口部を有するウエハ装着板23にエキスパンドした状態で装着し、該ウエハ装着板23をパレット本体28にねじ止め等により取り付けた構成となっている。尚、ダイシングシートのエキスパンドは、どのような方法で行っても良く、例えば、ダイシングシートを下方から円形リングで押し上げた状態でウエハ装着板23に装着すれば良い。
【0013】
パレット引き出し機構14は、ウエハパレット22、トレイパレットのいずれかのパレットをマガジン保持部12内のマガジンからパレット引き出しテーブル13上に引き出すものであり、パレット上の部品やダイを部品実装機25(図3参照)の吸着ノズル(図示せず)でピックアップする位置(以下「部品実装機用引き出し位置」という)と、マガジンに近い引き出し位置(以下「サブロボット用引き出し位置」という)とのいずれの位置にもパレットを引き出し可能に構成されている。部品実装機用引き出し位置は、パレット引き出しテーブル13の前端の位置(マガジンから最も離れた位置)であり、サブロボット用引き出し位置は、サブロボット15の吸着ノズル15a(図4参照)でウエハパレット22のダイシングシート上のダイ21を吸着可能な位置である。
【0014】
サブロボット15は、マガジン保持部12の背面部(サブロボット用引き出し位置側の面)のうちのパレット引き出しテーブル13の上方に位置して設けられ、XZ方向(パレット引き出しテーブル13の幅方向及び垂直方向)に移動するように構成されている。尚、サブロボット15の移動方向をX方向のみとし、ウエハパレット22に対するサブロボット15のY方向(パレット引き出し方向)の相対的位置は、パレット引き出し機構14によってウエハパレット22をY方向に徐々に引き出すことで制御している。このサブロボット15には、1本又は複数本の吸着ノズル15a(図4参照)が下向きに設けられ、ピックアップするダイ21のサイズ等に応じてノズルチェンジャー20で吸着ノズル15aを交換できるようになっている。サブロボット15には、カメラ24が設けられ、このカメラ24の撮像画像に基づいて、ピックアップ対象となるダイ21の位置又はダイ21の吸着姿勢を確認できるようになっている。
【0015】
シャトル機構16は、サブロボット15の吸着ノズル15aでピックアップされた部品をシャトルノズル26で受け取って部品実装機25の吸着ノズルでピックアップ可能な位置まで移送する。
【0016】
反転ユニット17は、サブロボット15から受け取るダイ21を必要に応じて上下反転させるものである。ダイ21の種類によっては、ウエハパレット22のダイシングシートに上下反対に貼着されたダイ(例えばフリップチップ等)が存在するためである。
【0017】
突き上げユニット18(図2参照)は、パレット引き出しテーブル13に設けられて、ウエハパレット22のダイシングシート下方の空間領域をXY方向(パレット引き出しテーブル13の幅方向及びその直角方向)に移動可能に構成されている。そして、部品実装機用引き出し位置とサブロボット用引き出し位置のいずれの位置にウエハパレット22を引き出した場合でも、ダイシングシートのうちのピックアップしようとするダイ21の貼着部分をその下方から突き上げポット27で局所的に突き上げることで、当該ダイ21の貼着部分をダイシングシートから部分的に剥離させてダイ21をピックアップしやすい状態に浮き上がらせるようにしている。突き上げユニット18は、ダイ21のサイズ等に応じて突き上げポット27を選択できるようにするために、複数種類(例えば4種類)の突き上げポット27が所定角度ピッチ(図2の例では90°ピッチ)で放射状に設けられ、突き上げ動作させる突き上げポット27が上向きとなる位置まで回転させるように構成されている。
【0018】
この突き上げユニット18は、サーボモータ(図示せず)を駆動源として突き上げユニット18全体が上下動するように構成されている。ダイピックアップ動作時には、突き上げユニット18が上昇して突き上げポット27の上端がウエハパレット22のダイシングシートに接触すると、ストッパ機構(図示せず)が作動して突き上げユニット18の上昇が止まり、更に上昇動作を続けると、突き上げポット27から突き上げピンが上方に突出して、ダイシングシートのうちの吸着しようとするダイの貼着部分(吸着ノズル15aの吸着点)を突き上げるようになっている。この場合、駆動源となるサーボモータの回転量を調整することで、突き上げピンの突き上げ高さを調整できるようになっている。
【0019】
尚、NGコンベア19は、不良部品や吸着不良のダイ21を排出するコンベアである。 図3及び図4に示すように、マガジン保持部12には、ウエハパレット22のダイシングシート上のダイ21をサブロボット15の吸着ノズル15aでピックアップする状態を作業者側から確認するための窓部31が設けられ、ウエハパレット22上のダイ21をサブロボット15の吸着ノズル15aでピックアップする状態を作業者が確認する際に、マガジン保持部12内のパレットを窓部31よりも下方へ退避させる確認モードの運転を選択できるように構成されている。更に、確認モードでは、サブロボット15の吸着ノズル15aがウエハパレット22上のダイ21をピックアップした状態で、サブロボット15を停止できるようになっている。
【0020】
以上のように構成したダイ供給装置11の制御装置32は、キーボード、マウス等の入力装置33と、液晶ディスプレイ等の表示装置34等の周辺装置を備えたコンピュータにより構成され、部品実装機25に供給する部品の種類に応じてパレットの引き出し位置と部品のピックアップ方法を選択すると共に、その選択結果に応じてパレット引き出し機構14、サブロボット15及びシャトル機構16、反転ユニット17、突き上げユニット18等の動作を次のように制御する。
【0021】
(1)小さいダイ21の場合
小さいダイ21の場合は、サブロボット15→シャトルノズル26→部品実装機25の吸着ノズルへのダイ21のつかみ替えが困難であるので、マガジン保持部12からウエハパレット22を部品実装機用引き出し位置に引き出して、当該ウエハパレット22のダイシングシート上のダイ21を部品実装機25の吸着ノズルで直接ピックアップする。
【0022】
(2)上記以外のサイズのダイ21の場合
ダイ21のつかみ替えが可能なサイズのダイ21の場合は、実装時間を短縮することを目的として、マガジン保持部12内のマガジンからウエハパレット22をサブロボット用引き出し位置に引き出して、サブロボット15の吸着ノズル15aで当該ウエハパレット22のダイシングシート上の複数のダイ21をピックアップし、当該複数のダイ21をシャトル機構16のシャトルノズル26で受け取って所定のピックアップ位置まで移送し、このピックアップ位置で、シャトル機構16のシャトルノズル26からダイ21を部品実装機25の吸着ノズルでピックアップする。
【0023】
(3)トレイ部品の場合
トレイ部品の場合は、マガジン保持部12内のマガジンからトレイパレットを部品実装機用引き出し位置に引き出して、当該トレイパレット上のトレイ部品を部品実装機25の吸着ノズルで直接ピックアップする。
【0024】
ところで、ウエハパレット22のダイシングシート上のダイ21を吸着ノズルで吸着してピックアップする際に、突き上げポット27は、ダイシングシートを張ったウエハパレット22の円形開口部内に位置して該ダイシングシートの下面にほぼ密着し、且つ、吸引状態で該ダイシングシートの下面に沿ってXY方向に移動するため、突き上げポット27がウエハパレット22の円形開口縁部と干渉することを避ける必要がある。
【0025】
また、図5に示すように、ウエハパレット22のダイシングシート上のウエハのサイズは、8インチ、6インチ、4インチ等、様々なサイズがあり、また、同じサイズであっても、内側にグリップリング29が有るものと無いものとがあり、グリップリング29の有無によってもウエハの有効領域(円形開口部)の径が異なってくる。従って、ウエハパレット22のダイシングシート上のウエハのサイズやグリップリング29の有無に応じて、突き上げポット27のXY方向の移動可能範囲を設定する必要がある。
【0026】
そこで、本実施例では、ダイシングシート上のウエハのサイズ及び/又はピックアップ動作範囲に関するウエハ情報を記述した情報記録部35をウエハパレット22に設けた構成としている。この情報記録部35は、バーコード、2次元コード等のコードを記録したものでも良いし、電子的に記憶する電子タグや、磁気的に記録する磁気テープ等を用いても良い。情報記録部35からウエハ情報を読み取る情報読取り部は、情報記録部35の記録方式に応じて専用のリーダを設けても良いが、その分、コストアップする。
【0027】
そこで、ダイ供給装置11(又は部品実装機25)にダイ撮像用のカメラ24が標準装備されていることを考慮して、本実施例では、情報記録部35として、上面にウエハ情報を表すコード(バーコード、2次元コード等)が記録されたものを使用すると共に、情報読取り部として、ダイ供給装置11(又は部品実装機25)に装備されたダイ撮像用のカメラ24を使用し、カメラ24で情報記録部35のコードを撮像してダイ供給装置11の制御装置32(制御手段)で画像処理することで情報記録部35のコードを読み取る。このようにすれば、情報記録部35からウエハ情報を読み取る情報読取り部を、ダイ撮像用のカメラ24に兼用させることができ、コストアップを回避できる。
【0028】
ダイ供給装置11の制御装置32は、ダイピックアップ動作を開始する前にダイ撮像用のカメラ24を使用して情報記録部35のコードからウエハ情報を読み取って、突き上げポット27のXY方向の移動可能範囲を自動設定する。これにより、突き上げポット27がウエハパレット22の円形開口縁部と干渉しないXY方向の移動可能範囲の情報を入力する作業を行う必要がなくなり、生産性を向上できる。
【0029】
また、本実施例では、ダイ供給装置11の制御装置32(又は部品実装機25の制御装置)は、生産前にダイ供給装置11のカメラ24(又は部品実装機25のカメラ)で読み取ったウエハ情報を用いて生産ジョブのデータをチェックするようにしている。このようにすれば、カメラ24で読み取ったウエハ情報が生産ジョブのデータと異なっている場合は、カメラ24で読み取ったウエハ情報に基づいて生産ジョブのデータを修正することができ、突き上げポット27の干渉や無駄な動作を未然に防止することができる。
【0030】
尚、本発明は、ダイ供給装置11の構成を適宜変更しても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0031】
11…ダイ供給装置、12…マガジン保持部、13…パレット引き出しテーブル、14…パレット引き出し機構、15…サブロボット、15a…吸着ノズル、16…シャトル機構、17…反転ユニット、18…突き上げユニット、19…NGコンベア、20…ノズルチェンジャー、21…ダイ、22…ウエハパレット、23…ウエハ装着板、24…カメラ(情報読取り部)、25…部品実装機、26…シャトルノズル、27…突き上げポット、28…パレット本体、29…グリップリング、31…窓部、32…制御装置(制御手段)、33…入力装置、34…表示装置、35…情報記録部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
碁盤目状にダイシングされたウエハが貼着された伸縮可能なダイシングシートを張ったウエハパレットと、前記ダイシングシートの下方に配置された突き上げポットと、前記ダイシングシート上のウエハから分割されたダイを吸着する吸着ノズルとを備え、前記吸着ノズルで前記ダイシングシート上のダイを吸着してピックアップする際に、前記ダイシングシートのうちの吸着しようとするダイの貼着部分をその真下から前記突き上げポットで突き上げて該ダイの貼着部分をダイシングシートから部分的に剥離させながら、前記吸着ノズルで該ダイを吸着して前記ダイシングシートからピックアップするダイ供給装置において、
前記ダイシングシート上のウエハのサイズ及び/又はピックアップ動作範囲に関するウエハ情報を記述した情報記録部を前記ウエハパレットに設け、
前記情報記録部に記述されたウエハ情報を読み取る情報読取り部と、
前記情報読取り部で読み取ったウエハ情報に基づいて前記突き上げポットのXY方向の移動可能範囲を自動設定する制御手段と
を備えていることを特徴とするダイ供給装置。
【請求項2】
前記情報記録部は、その上面に前記ウエハ情報を表すコードが記録され、
前記情報読取り部は、前記ダイ供給装置又は該ダイ供給装置からダイが供給される部品実装機に装備されたダイ撮像用のカメラであり、
前記制御手段は、前記カメラで前記情報記録部のコードを撮像して画像処理することで該コードを読み取ることを特徴とする請求項1に記載のダイ供給装置。
【請求項3】
前記制御手段は、生産前に前記情報読取り部で読み取ったウエハ情報を用いて生産ジョブのデータをチェックすることを特徴とする請求項1又は2に記載のダイ供給装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−99680(P2012−99680A)
【公開日】平成24年5月24日(2012.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−246956(P2010−246956)
【出願日】平成22年11月3日(2010.11.3)
【出願人】(000237271)富士機械製造株式会社 (775)
【Fターム(参考)】