説明

プロポフォールのアミノ酸で誘導体化したプロドラッグ、その組成物およびその使用

本発明は、プロポフォールプロドラッグ、プロポフォールプロドラッグの製法、プロポフォールプロドラッグを含有する薬理組成物およびプロポフォールプロドラッグおよびこれを含有する薬理組成物の、疾患または障害、例えば偏頭痛性の頭痛および化学療法後のまたは外科手術後の吐気および嘔吐を治療しまたは予防するための使用法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の式(I)で表される化合物または製薬上許容されるその塩、水和物、溶媒和物またはそのN-オキシド:
【化1】

ここで、Xは単結合、CH2、NR11、OおよびSからなる群から選択され、
mは1または2であり、
nは0または1であり、
R1は水素原子、[R5NH(CHR4)pC(O)]-、R6-、R6C(O)-およびR6OC(O)-からなる群から選択され、
R2は-OR7または-[NR8(CHR9)qC(O)OR7]であり、
pおよびqは夫々独立に1または2であり、
R3は水素原子、アルキル、置換アルキル、アルコキシカルボニル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、カルバモイル、置換カルバモイル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロへテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキルからなる群から選択され、
各R4は夫々独立に水素原子、アルキル、置換アルキル、アルコキシ、置換アルコキシ、アシル、置換アシル、アルコキシカルボニル、置換アルコキシカルボニル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、カルバモイル、置換カルバモイル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロへテロアルキル、置換シクロへテロアルキル、ヘテロアルキル、置換へテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルおよび置換ヘテロアリールアルキルからなる群から選択され、または場合によりR4およびR5が隣接する原子に結合している場合には、R4およびR5はこれらが結合している原子と共に、シクロへテロアルキルまたは置換シクロへテロアルキルリングを形成し、
R5は水素原子、R6-、R6C(O)-およびR6OC(O)-からなる群から選択され、
R6はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロへテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキルからなる群から選択され、
R7は水素原子、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロへテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキルからなる群から選択され、
R8は水素原子、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロへテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキルからなる群から選択され、
各R9は夫々独立に水素原子、アルキル、置換アルキル、アルコキシ、置換アルコキシ、アシル、置換アシル、アルコキシカルボニル、置換アルコキシカルボニル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、カルバモイル、置換カルバモイル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロへテロアルキル、置換シクロへテロアルキル、ヘテロアルキル、置換へテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルおよび置換ヘテロアリールアルキルからなる群から選択され、あるいは場合によりR8およびR9が隣接する原子に結合している場合には、R8およびR9はこれらが結合している原子と共に、シクロへテロアルキルまたは置換シクロへテロアルキルリングを形成し、
R11は水素原子、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロへテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキルからなる群から選択され、
但し、R1が[R5NH(CHR4)pC(O)]-である場合、R2は-OR7であり、またR2が-[NR8(CHR9)qC(O)OR7]である場合、R1は[R5NH(CHR4)pC(O)]-ではないことを条件とする。
【請求項2】
nが0である、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
以下の構造式(III)で表される、請求項1記載の化合物:
【化2】

ここで、R4は水素原子、アルカニル、置換アルカニル、アリール、置換アリール、アリールアルカニル、置換アリールアルカニル、シクロアルカニル、ヘテロアリールアルカニルおよび置換ヘテロアリールアルカニルからなる群から選択される。
【請求項4】
R4が水素原子、メチル、イソプロピル、イソブチル、sec-ブチル、t-ブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、-CH2OH、-CH(OH)CH3、-CH2CO2H、-CH2CH2CO2H、-CH2CONH2、-CH2CH2CONH2、-CH2CH2SCH3、-CH2SH、-CH2(CH2)3NH2、-CH2CH2CH2NHC(NH)NH2、フェニル、ベンジル、4-ヒドロキシベンジル、4-イミダゾリルメチルおよび3-インドリルメチルからなる群から選択される、請求項3記載の化合物。
【請求項5】
以下の構造式(IV)で表される、請求項1記載の化合物:
【化3】

ここで、R4は水素原子、アルカニル、置換アルカニル、アリール、置換アリール、アリールアルカニル、置換アリールアルカニル、シクロアルカニル、ヘテロアリールアルカニルおよび置換ヘテロアリールアルカニルからなる群から選択される。
【請求項6】
R4が水素原子、メチル、イソプロピル、イソブチル、sec-ブチル、t-ブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、-CH2OH、-CH(OH)CH3、-CH2CO2H、-CH2CH2CO2H、-CH2CONH2、-CH2CH2CONH2、-CH2CH2SCH3、-CH2SH、-CH2(CH2)3NH2、-CH2CH2CH2NHC(NH)NH2、フェニル、ベンジル、4-ヒドロキシベンジル、4-イミダゾリルメチルおよび3-インドリルメチルからなる群から選択される、請求項5記載の化合物。
【請求項7】
以下の構造式(V)で表される、請求項1記載の化合物:
【化4】

ここで、R4は水素原子、アルカニル、置換アルカニル、アリール、置換アリール、アリールアルカニル、置換アリールアルカニル、シクロアルカニル、ヘテロアリールアルカニルおよび置換ヘテロアリールアルカニルからなる群から選択される。
【請求項8】
R4が水素原子、メチル、イソプロピル、イソブチル、sec-ブチル、t-ブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、-CH2OH、-CH(OH)CH3、-CH2CO2H、-CH2CH2CO2H、-CH2CONH2、-CH2CH2CONH2、-CH2CH2SCH3、-CH2SH、-CH2(CH2)3NH2、-CH2CH2CH2NHC(NH)NH2、フェニル、ベンジル、4-ヒドロキシベンジル、4-イミダゾリルメチルおよび3-インドリルメチルからなる群から選択される、請求項7記載の化合物。
【請求項9】
以下の構造式(VI)で表される、請求項1記載の化合物:
【化5】

ここで、R4は水素原子、アルカニル、置換アルカニル、アリール、置換アリール、アリールアルカニル、置換アリールアルカニル、シクロアルカニル、ヘテロアリールアルカニルおよび置換ヘテロアリールアルカニルからなる群から選択される。
【請求項10】
R4が水素原子、メチル、イソプロピル、イソブチル、sec-ブチル、t-ブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、-CH2OH、-CH(OH)CH3、-CH2CO2H、-CH2CH2CO2H、-CH2CONH2、-CH2CH2CONH2、-CH2CH2SCH3、-CH2SH、-CH2(CH2)3NH2、-CH2CH2CH2NHC(NH)NH2、フェニル、ベンジル、4-ヒドロキシベンジル、4-イミダゾリルメチルおよび3-インドリルメチルからなる群から選択される、請求項9記載の化合物。
【請求項11】
以下の構造式(VII)で表される、請求項1記載の化合物:
【化6】

ここで、R3は水素原子またはメチル基であり、かつ
R4は水素原子、アルカニル、置換アルカニル、アリール、置換アリール、アリールアルカニル、置換アリールアルカニル、シクロアルカニル、ヘテロアリールアルカニルおよび置換ヘテロアリールアルカニルからなる群から選択される。
【請求項12】
R4が水素原子、メチル、イソプロピル、イソブチル、sec-ブチル、t-ブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、-CH2OH、-CH(OH)CH3、-CH2CO2H、-CH2CH2CO2H、-CH2CONH2、-CH2CH2CONH2、-CH2CH2SCH3、-CH2SH、-CH2(CH2)3NH2、-CH2CH2CH2NHC(NH)NH2、フェニル、ベンジル、4-ヒドロキシベンジル、4-イミダゾリルメチルおよび3-インドリルメチルからなる群から選択される、請求項11記載の化合物。
【請求項13】
以下の式(VIII)で表される化合物:
【化7】

ここで、R3は水素原子またはメチル基であり、かつ
R4は水素原子、アルカニル、置換アルカニル、アリール、置換アリール、アリールアルカニル、置換アリールアルカニル、シクロアルカニル、ヘテロアリールアルカニルおよび置換ヘテロアリールアルカニルからなる群から選択される。
【請求項14】
R4が水素原子、メチル、イソプロピル、イソブチル、sec-ブチル、t-ブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、-CH2OH、-CH(OH)CH3、-CH2CO2H、-CH2CH2CO2H、-CH2CONH2、-CH2CH2CONH2、-CH2CH2SCH3、-CH2SH、-CH2(CH2)3NH2、-CH2CH2CH2NHC(NH)NH2、フェニル、ベンジル、4-ヒドロキシベンジル、4-イミダゾリルメチルおよび3-インドリルメチルからなる群から選択される、請求項13記載の化合物。
【請求項15】
以下の構造式(IX)で表される、請求項1記載の化合物:
【化8】

ここで、R8は水素原子またはメチル基であり、かつ
R9は水素原子、アルカニル、置換アルカニル、アリール、置換アリール、アリールアルカニル、置換アリールアルカニル、シクロアルカニル、ヘテロアリールアルカニルおよび置換ヘテロアリールアルカニルからなる群から選択され、あるいは場合によりR8およびR9はこれらが結合している原子と共に、シクロへテロアルキルまたは置換シクロへテロアルキルリングを形成する。
【請求項16】
R8が水素原子であり、かつR9が水素原子、メチル、イソプロピル、イソブチル、sec-ブチル、t-ブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、-CH2OH、-CH(OH)CH3、-CH2CO2H、-CH2CH2CO2H、-CH2CONH2、-CH2CH2CONH2、-CH2CH2SCH3、-CH2SH、-CH2(CH2)3NH2、-CH2CH2CH2NHC(NH)NH2、フェニル、ベンジル、4-ヒドロキシベンジル、4-イミダゾリルメチルおよび3-インドリルメチルからなる群から選択される、請求項15記載の化合物。
【請求項17】
R8およびR9が、これらが結合している原子と共に、アゼチジン、ピロリジンまたはピペリジンリングを形成する、請求項15記載の化合物。
【請求項18】
以下の構造式(X)で表される、請求項1記載の化合物:
【化9】

ここで、R8は水素原子またはメチル基であり、かつ
R9は水素原子、アルカニル、置換アルカニル、アリール、置換アリール、アリールアルカニル、置換アリールアルカニル、シクロアルカニル、ヘテロアリールアルカニルおよび置換ヘテロアリールアルカニルからなる群から選択され、あるいは場合によりR8およびR9はこれらが結合している原子と共に、シクロへテロアルキルまたは置換シクロへテロアルキルリングを形成する。
【請求項19】
R8が水素原子であり、かつR9が水素原子、メチル、イソプロピル、イソブチル、sec-ブチル、t-ブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、-CH2OH、-CH(OH)CH3、-CH2CO2H、-CH2CH2CO2H、-CH2CONH2、-CH2CH2CONH2、-CH2CH2SCH3、-CH2SH、-CH2(CH2)3NH2、-CH2CH2CH2NHC(NH)NH2、フェニル、ベンジル、4-ヒドロキシベンジル、4-イミダゾリルメチルおよび3-インドリルメチルからなる群から選択される、請求項18記載の化合物。
【請求項20】
R8およびR9が、これらが結合している原子と共に、アゼチジン、ピロリジンまたはピペリジンリングを形成する、請求項19記載の化合物。
【請求項21】
以下の構造式(XI)で表される、請求項1記載の化合物:
【化10】

ここで、R3は水素原子またはメチル基であり、
R8は水素原子またはメチル基であり、かつ
R9は水素原子、アルカニル、置換アルカニル、アリール、置換アリール、アリールアルカニル、置換アリールアルカニル、シクロアルカニル、ヘテロアリールアルカニルおよび置換ヘテロアリールアルカニルからなる群から選択され、あるいは場合によりR8およびR9はこれらが結合している原子と共に、シクロへテロアルキルまたは置換シクロへテロアルキルリングを形成する。
【請求項22】
R3が水素原子である、請求項21記載の化合物。
【請求項23】
R8が水素原子であり、かつR9が水素原子、メチル、イソプロピル、イソブチル、sec-ブチル、t-ブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、-CH2OH、-CH(OH)CH3、-CH2CO2H、-CH2CH2CO2H、-CH2CONH2、-CH2CH2CONH2、-CH2CH2SCH3、-CH2SH、-CH2(CH2)3NH2、-CH2CH2CH2NHC(NH)NH2、フェニル、ベンジル、4-ヒドロキシベンジル、4-イミダゾリルメチルおよび3-インドリルメチルからなる群から選択される、請求項22記載の化合物。
【請求項24】
R8およびR9が、これらが結合している原子と共に、アゼチジン、ピロリジンまたはピペリジンリングを形成する、請求項22記載の化合物。
【請求項25】
以下の構造式(XII)で表される、請求項1記載の化合物:
【化11】

【請求項26】
以下の構造式(XIII)で表される、請求項1記載の化合物:
【化12】

【請求項27】
以下の構造式(XIV)で表される、請求項1記載の化合物:
【化13】

ここで、R3は水素原子またはメチル基である。
【請求項28】
以下の構造式(XV)で表される、請求項1記載の化合物:
【化14】

ここで、R3は水素原子またはメチル基である。
【請求項29】
以下の式(II)で表される化合物またはその製薬上許容される塩、水和物、溶媒和物またはN-オキシド:
【化15】

nは0または1であり、
R10は水素原子または[R5NH(CHR4)pC(O)]-であり、
pおよびqは夫々独立に1または2であり、
R3は水素原子、アルキル、置換アルキル、アルコキシカルボニル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、カルバモイル、置換カルバモイル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロへテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキルからなる群から選択され、
各R4は夫々独立に水素原子、アルキル、置換アルキル、アルコキシ、置換アルコキシ、アシル、置換アシル、アルコキシカルボニル、置換アルコキシカルボニル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、カルバモイル、置換カルバモイル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロへテロアルキル、置換シクロへテロアルキル、ヘテロアルキル、置換へテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルおよび置換ヘテロアリールアルキルからなる群から選択され、または場合によりR4およびR5が隣接する原子に結合している場合には、R4およびR5はこれらが結合している原子と共に、シクロへテロアルキルまたは置換シクロへテロアルキルリングを形成し、
R5は水素原子、R6-、R6C(O)-およびR6OC(O)-からなる群から選択され、
R6はアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロへテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキルからなる群から選択され、
R8は水素原子、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロへテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキルからなる群から選択され、
各R9は夫々独立に水素原子、アルキル、置換アルキル、アルコキシ、置換アルコキシ、アシル、置換アシル、アルコキシカルボニル、置換アルコキシカルボニル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、カルバモイル、置換カルバモイル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロへテロアルキル、置換シクロへテロアルキル、ヘテロアルキル、置換へテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルおよび置換ヘテロアリールアルキルからなる群から選択され、あるいは場合によりR8およびR9が隣接する原子に結合している場合には、R8およびR9はこれらが結合している原子と共に、シクロへテロアルキルまたは置換シクロへテロアルキルリングを形成し、
但し、R10が水素原子である場合には、nは1であることを条件とする。
【請求項30】
nが0である、請求項29記載の化合物。
【請求項31】
以下の構造式(XVI)で表される、請求項29記載の化合物:
【化16】

ここで、R4は水素原子、アルカニル、置換アルカニル、アリール、置換アリール、アリールアルカニル、置換アリールアルカニル、シクロアルカニル、ヘテロアリールアルカニルおよび置換ヘテロアリールアルカニルからなる群から選択され、
R8は水素原子またはメチル基であり、かつ
R9は水素原子、アルカニル、置換アルカニル、アリール、置換アリール、アリールアルカニル、置換アリールアルカニル、シクロアルカニル、ヘテロアリールアルカニルおよび置換ヘテロアリールアルカニルからなる群から選択され、あるいは場合によりR8およびR9はこれらが結合している原子と共に、シクロへテロアルキルまたは置換シクロへテロアルキルリングを形成する。
【請求項32】
R8が水素原子であり、かつR9が水素原子、メチル、イソプロピル、イソブチル、sec-ブチル、t-ブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、-CH2OH、-CH(OH)CH3、-CH2CO2H、-CH2CH2CO2H、-CH2CONH2、-CH2CH2CONH2、-CH2CH2SCH3、-CH2SH、-CH2(CH2)3NH2、-CH2CH2CH2NHC(NH)NH2、フェニル、ベンジル、4-ヒドロキシベンジル、4-イミダゾリルメチルおよび3-インドリルメチルからなる群から選択される、請求項31記載の化合物。
【請求項33】
R8およびR9が、これらが結合している原子と共に、アゼチジン、ピロリジンまたはピペリジンリングを形成する、請求項31記載の化合物。
【請求項34】
R4が水素原子、メチル、イソプロピル、イソブチル、sec-ブチル、t-ブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、-CH2OH、-CH(OH)CH3、-CH2CO2H、-CH2CH2CO2H、-CH2CONH2、-CH2CH2CONH2、-CH2CH2SCH3、-CH2SH、-CH2(CH2)3NH2、-CH2CH2CH2NHC(NH)NH2、フェニル、ベンジル、4-ヒドロキシベンジル、4-イミダゾリルメチルおよび3-インドリルメチルからなる群から選択される、請求項31記載の化合物。
【請求項35】
該N-およびC-末端アミノ酸残基両者が、L-配置のものである、請求項32または33記載の化合物。
【請求項36】
R8が水素原子であり、R9がメチル基であり、かつR4が水素原子、メチル、イソプロピル、イソブチル、sec-ブチル、t-ブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、-CH2OH、-CH(OH)CH3、-CH2CO2H、-CH2CH2CO2H、-CH2CONH2、-CH2CH2CONH2、-CH2CH2SCH3、-CH2SH、-CH2(CH2)3NH2、-CH2CH2CH2NHC(NH)NH2、フェニル、ベンジル、4-ヒドロキシベンジル、4-イミダゾリルメチルおよび3-インドリルメチルからなる群から選択される、請求項35記載の化合物。
【請求項37】
R8が水素原子であり、R9が-CH2CONH2であり、かつR4が水素原子、メチル、イソプロピル、イソブチル、sec-ブチル、t-ブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、-CH2OH、-CH(OH)CH3、-CH2CO2H、-CH2CH2CO2H、-CH2CONH2、-CH2CH2CONH2、-CH2CH2SCH3、-CH2SH、-CH2(CH2)3NH2、-CH2CH2CH2NHC(NH)NH2、フェニル、ベンジル、4-ヒドロキシベンジル、4-イミダゾリルメチルおよび3-インドリルメチルからなる群から選択される、請求項35記載の化合物。
【請求項38】
R8が水素原子であり、R9がベンジル基であり、かつR4が水素原子、メチル、イソプロピル、イソブチル、sec-ブチル、t-ブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、-CH2OH、-CH(OH)CH3、-CH2CO2H、-CH2CH2CO2H、-CH2CONH2、-CH2CH2CONH2、-CH2CH2SCH3、-CH2SH、-CH2(CH2)3NH2、-CH2CH2CH2NHC(NH)NH2、フェニル、ベンジル、4-ヒドロキシベンジル、4-イミダゾリルメチルおよび3-インドリルメチルからなる群から選択される、請求項35記載の化合物。
【請求項39】
R8が水素原子であり、R9が4-ヒドロキシベンジル基であり、かつR4が水素原子、メチル、イソプロピル、イソブチル、sec-ブチル、t-ブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、-CH2OH、-CH(OH)CH3、-CH2CO2H、-CH2CH2CO2H、-CH2CONH2、-CH2CH2CONH2、-CH2CH2SCH3、-CH2SH、-CH2(CH2)3NH2、-CH2CH2CH2NHC(NH)NH2、フェニル、ベンジル、4-ヒドロキシベンジル、4-イミダゾリルメチルおよび3-インドリルメチルからなる群から選択される、請求項35記載の化合物。
【請求項40】
以下の構造式(XVII)で表される、請求項29記載の化合物:
【化17】

ここで、R3は水素原子またはメチル基であり、
R8は水素原子またはメチル基であり、かつ
R9は水素原子、アルカニル、置換アルカニル、アリール、置換アリール、アリールアルカニル、置換アリールアルカニル、シクロアルカニル、ヘテロアリールアルカニルおよび置換ヘテロアリールアルカニルからなる群から選択され、あるいは場合によりR8およびR9はこれらが結合している原子と共に、シクロへテロアルキルまたは置換シクロへテロアルキルリングを形成する。
【請求項41】
R8が水素原子であり、かつR9が水素原子、メチル、イソプロピル、イソブチル、sec-ブチル、t-ブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、-CH2OH、-CH(OH)CH3、-CH2CO2H、-CH2CH2CO2H、-CH2CONH2、-CH2CH2CONH2、-CH2CH2SCH3、-CH2SH、-CH2(CH2)3NH2、-CH2CH2CH2NHC(NH)NH2、フェニル、ベンジル、4-ヒドロキシベンジル、4-イミダゾリルメチルおよび3-インドリルメチルからなる群から選択される、請求項40記載の化合物。
【請求項42】
R8およびR9が、これらが結合している原子と共に、アゼチジン、ピロリジンまたはピペリジンリングを形成する、請求項40記載の化合物。
【請求項43】
以下の構造式(XVIII)で表される、請求項29記載の化合物:
【化18】

ここで、R3は水素原子またはメチル基であり、
R4は水素原子、アルカニル、置換アルカニル、アリール、置換アリール、アリールアルカニル、置換アリールアルカニル、シクロアルカニル、ヘテロアリールアルカニルおよび置換ヘテロアリールアルカニルからなる群から選択され、
R8は水素原子またはメチル基であり、かつ
R9は水素原子、アルカニル、置換アルカニル、アリール、置換アリール、アリールアルカニル、置換アリールアルカニル、シクロアルカニル、ヘテロアリールアルカニルおよび置換ヘテロアリールアルカニルからなる群から選択され、あるいは場合によりR8およびR9はこれらが結合している原子と共に、シクロへテロアルキルまたは置換シクロへテロアルキルリングを形成する。
【請求項44】
R8が水素原子であり、かつR9が水素原子、メチル、イソプロピル、イソブチル、sec-ブチル、t-ブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、-CH2OH、-CH(OH)CH3、-CH2CO2H、-CH2CH2CO2H、-CH2CONH2、-CH2CH2CONH2、-CH2CH2SCH3、-CH2SH、-CH2(CH2)3NH2、-CH2CH2CH2NHC(NH)NH2、フェニル、ベンジル、4-ヒドロキシベンジル、4-イミダゾリルメチルおよび3-インドリルメチルからなる群から選択される、請求項43記載の化合物。
【請求項45】
R8およびR9が、これらが結合している原子と共に、アゼチジン、ピロリジンまたはピペリジンリングを形成する、請求項43記載の化合物。
【請求項46】
R4が水素原子、メチル、イソプロピル、イソブチル、sec-ブチル、t-ブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、-CH2OH、-CH(OH)CH3、-CH2CO2H、-CH2CH2CO2H、-CH2CONH2、-CH2CH2CONH2、-CH2CH2SCH3、-CH2SH、-CH2(CH2)3NH2、-CH2CH2CH2NHC(NH)NH2、フェニル、ベンジル、4-ヒドロキシベンジル、4-イミダゾリルメチルおよび3-インドリルメチルからなる群から選択される、請求項44または45記載の化合物。
【請求項47】
患者における偏頭痛、吐気、嘔吐、不安、発作、痙攣、中枢神経系の外傷、およびフリードライヒ病、パーキンソン病、アルツハイマー病、ハンチントン病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、多発性硬化症(MS)、およびピック病を包含する神経変性状態を治療または予防する方法であって、このような治療または予防を必要とする患者に、治療上有効な量の、請求項1〜29項に記載の化合物を投与することを含む、上記方法。
【請求項48】
治療上有効な量の請求項1〜29項に記載の化合物および製薬上許容される賦形剤を含むことを特徴とする、薬理組成物。

【公表番号】特表2007−521250(P2007−521250A)
【公表日】平成19年8月2日(2007.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−508638(P2006−508638)
【出願日】平成16年1月28日(2004.1.28)
【国際出願番号】PCT/US2004/002537
【国際公開番号】WO2005/021024
【国際公開日】平成17年3月10日(2005.3.10)
【出願人】(503455444)ゼノポート,インコーポレイテッド (2)
【Fターム(参考)】