説明

二次元バーコード連携サービス方法およびシステム

【課題】
特別なプログラムを利用せず、一般的な二次元バーコード読取、ネットワーク接続、伝送の各手段及びブラウザで構成される携帯端末から複数の二次元バーコードを有機的に連携させてサービスをする方法及びシステムと、これを応用した簡便なナビゲーションシステムを得る。

【解決手段】
携帯端末2はurlと属性情報を含む二次元バーコードを読み取り、当該urlからサーバ4へインターネット3を介して属性情報を伝送して記憶手段5に仮登録するとともに認証情報を受け取る。次に、携帯端末6が別の二次元バーコード8を読み取り、含まれるurlのサーバ7から発行されるホームページに当該認証情報を入力することで仮登録された属性情報を記憶手段5から特定することにより、複数の二次元バーコードに含まれる属性情報を連携させ、この情報を基に適したサービスを携帯端末6に行う。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワークにアクセスするためのurlと特定の属性を含んだ二次元バーコードを携帯端末から読み取り、セッションレスの状態で連携させ、その情報を基にサービスを行う方法とそのシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯端末にバーコード読み取り機能が付属することが多くなった。なかでもQRコードをはじめとした二次元バーコードは符号化できる情報量が多く、urlを含めることにより簡便にネットワーク接続を行い、サービスを受けることができるようになった。
これにより、ネットワークに接続をして二次元バーコードにユニークな情報を伝送することでその二次元バーコードにユニークなサービスを受けることができる(例えば、特許文献1参照)。ここで、「ユニーク」とは、伝送する情報により動的に生成され、個別に独立して唯一の情報であることを意味する。
【0003】
しかし、二次元バーコードは一般に静的なものであり、利用者情報などの二次元バーコードを読み取った側の属性情報を動的に付加することが難しい。
また、二次元バーコードの情報にurlが含まれている場合は簡便にネットワーク接続が行われるものの、そのセッション限りであり、別に既定のurlや属性情報があった場合にはセッション情報を引き継いでネットワーク接続ができずに両情報を連携させることができない。
例えば、携帯電話のカメラから読み取ったQRコードからインターネットのサーバに接続した場合、同様にして読み取った他のQRコードにより同じサーバに接続したとしても、セッションが異なってしまうために当該サーバは同じ携帯電話から接続されたことを特定できない。このため、それぞれに属性情報が付加されていても連携させることができない。
【0004】
そこで、記憶手段を有する携帯端末から属性情報をストックし、複数の二次元バーコードを読み取った後にネットワークに接続して連携させればよかった(例えば、特許文献2参照)。

【特許文献1】特開2005−38103
【特許文献2】特開2006−72934
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
QRコードをはじめとした二次元バーコードは一般に静的なものであり、利用者の情報などの二次元バーコードを読み取った側の属性情報を動的に付加することが難しい。二次元バーコードを動的に生成し、モニタなどに表示したとしても、それを読み取る側の属性情報を表示側が知っていなければならず、読み取り側の携帯端末のみで構成することが難しくなる。
【0006】
また、二次元バーコードの情報にurlが含まれている場合は簡便にネットワーク接続が行われるものの、そのセッション限りであり、別に既定のurlや属性情報があった場合にはセッション情報を引き継いでネットワーク接続ができずに両情報を連携させることができない。
【0007】
この場合、データベースなどの記憶手段を講じて読み取った属性情報をストックして連携させればよいが、その機能を別にプログラミングして実装させなければならない。このため、携帯端末の読取、ネットワーク接続、伝送の各手段及びブラウザのみを利用する構成とならず、別途特別なプログラムを必要とするという問題点があった。また、携帯端末に固有の認識番号を送信する機能があればよいが、携帯電話会社などの利用できる相手先が限られていた。
【0008】
本発明は、特別なプログラムを利用せず、一般的な二次元バーコード読取、ネットワーク接続、伝送の各手段及びブラウザのみから構成される携帯端末から複数の二次元バーコードを有機的に連携させてサービスをする方法及びシステムを得ることを課題としている。
【0009】
さらに本発明では、二次元バーコードの属性情報を位置に関する位置属性情報とすることにより、特別なプログラムを利用せず、一般的な二次元バーコード読取、ネットワーク接続、伝送の各手段及びブラウザのみから構成される携帯端末から複数の二次元バーコードを有機的に連携させてナビゲーションシステムを得ることを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
二次元バーコードを読み取る読取手段、読み取った情報からネットワークへ接続する接続手段及び読み取った情報をネットワークへ伝送する伝送手段を備えた携帯端末により、urlと属性情報を含む二次元バーコードを読み取り、当該urlからサーバへ属性情報を伝送して当該サーバの記憶手段に登録するとともに認証コードを受け取り、セッションが切断された状態で既定のサーバから返されるホームページにブラウザから当該認証情報を入力することで登録された属性情報を特定することにより、二次元バーコードと既定の属性を連携させてサービスを行う。
【0011】
二次元バーコードを読み取る読取手段、読み取った情報からネットワークへ接続する接続手段及び読み取った情報をネットワークへ伝送する伝送手段を備えた携帯端末により、urlと属性情報を含む二次元バーコードを読み取り、当該urlからサーバへ属性情報を伝送して当該サーバの記憶手段に登録するとともに認証コードを受け取り、セッションが切断された状態で他のurlと属性情報を含む二次元バーコードを読み取って当該他のurlのサーバから返されるホームページにブラウザから当該認証情報を入力することで登録された属性情報を特定することにより、複数の二次元バーコードの属性を連携させてサービスを行う。
【0012】
二次元バーコードを読み取る読取手段、読み取った情報からネットワークへ接続する接続手段及び読み取った情報をネットワークへ伝送する伝送手段を備えた携帯端末からurlと位置属性情報を含む二次元バーコードを読み取り、当該urlからサーバへ位置属性情報を伝送して当該サーバの記憶手段に登録するとともに認証コードを受け取り、セッションが切断された状態で他のurlと位置属性情報を含む二次元バーコードを読み取って当該他のurlのサーバから返されるホームページにブラウザから当該認証情報を入力することで登録された位置属性情報を特定する。これにより、特定された両方の位置属性情報と、記憶手段に記憶されたルーティング情報から経路を計算し、当該携帯端末へルーティング情報を伝送して携帯端末からユーザに両方の位置属性情報に対応するルーティング情報を表示するナビゲーションシステム。
【発明の効果】
【0013】
特別なプログラムによる処理手段を講じることもなく、簡便な手段で二次元バーコードの属性情報と既定の属性情報または複数の二次元バーコードの属性情報を連携させてサービスを提供することができる。
【0014】
特別なプログラムによる処理手段を講じることもなく、簡便な手段で二次元バーコードを連携させて、当該二次元バーコードに含まれる位置属性情報から位置を特定することにより、ルーティングを計算してルーティング情報を携帯端末にサービスすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、図面を参照して本発明を説明する。図1には本実施に係るシステムが示されている。また、図2は当該システムの要素間でやり取りされる情報と、処理手順が示したシーケンス図である。発明の実施は、二次元バーコードを読み取り、属性情報をデータベースなどの記憶手段に仮登録する「仮登録フェーズ」と、仮登録された属性情報を携帯端末などに予め記憶されている既定の属性情報に連携させる「登録フェーズ」に大別される。
なお、説明中の(i)などの( )数字記号は図面中の( )数字記号と一致する。
【0016】
[仮登録フェーズ]
(i)ユーザは二次元バーコード1を携帯端末2で読み取る。
(ii)携帯端末2は二次元バーコード1を復号し、復号化されたurl-aよりインターネット3を介してサーバ4に接続し、二次元バーコード1にユニークな属性情報-bを送信する。
(iii)サーバ4は認証情報-cを生成し、属性情報-bと対にして記憶手段5に登録するとともに、携帯端末2に伝送する。
【0017】
[登録フェーズ]
(iv)携帯端末6はurl-dと、携帯端末を特定するためのユニークな属性情報-eからインターネット3を介してサーバ7に接続する。
(v)サーバ7は属性情報-eを付した入力ページを携帯端末6へ返す。
(vi)携帯端末6から入力ページへ認証情報-cを入力し、属性情報-eとともにサーバ7へ送信する。
(vii)サーバ7は認証情報-cで記憶手段5を検索し、属性情報-bを取得する。
(viii)サーバ7は属性情報-bとともに、属性情報-eを連携させてサービスする相手を特定し、その属性に依存したサービスを行う。
【0018】
なお、携帯端末2および携帯端末6は同一の携帯端末であってもよい。また、サーバ4およびサーバ7は同一のサーバであってもよい。
【0019】
次に、登録フェーズでの属性情報-eを二次元バーコードに含めておき、これによってサービスさせるシステムである場合について説明する。図3には本実施に係るシステムが示されている。また、図4は当該システムの要素間でやり取りされる情報と、処理手順が示されている。発明の実施は、二次元バーコードを読み取り、属性情報をデータベースなどの記憶手段に仮登録する「仮登録フェーズ」と、仮登録された属性情報を携帯端末などに予め記憶されている既定の属性情報に連携させる「登録フェーズ」に大別される。
なお、説明中の(i)などの( )数字記号は図面中の( )数字記号と一致する。
【0020】
[仮登録フェーズ]
(i)ユーザは二次元バーコード1を携帯端末2で読み取る。
(ii)携帯端末2は二次元バーコード1を復号し、復号化されたurl-aよりインターネット3を介してサーバ4に接続し、二次元バーコード1にユニークな属性情報-bを送信する。
(iii)サーバ4は認証情報-cを生成し、属性情報-bと対にして記憶手段5に登録するとともに、携帯端末2に伝送する。
【0021】
[登録フェーズ]
(iv)携帯端末6は二次元バーコード8を読み取って復号し、復号化されたurl-dよりインターネット3を介してサーバ7に接続し、二次元バーコード8にユニークな属性情報-eを送信する。
(v)サーバ7は属性情報-eを付した入力ページを携帯端末6へ返す。
(vi)携帯端末6から入力ページへ認証情報-cを入力し、属性情報-eとともにサーバ7へ送信する。
(vii)サーバ7は認証情報-cで記憶手段5を検索し、属性情報-bを取得する。
(viii)サーバ7は属性情報-bとともに、属性情報-eを連携させてサービスする相手を特定し、その属性に依存したサービスを行う。
【0022】
なお、携帯端末2および携帯端末6は同一の携帯端末であってもよい。また、サーバ4およびサーバ7は同一のサーバであってもよい。
【0023】
更に、仮登録する二次元バーコードがn個(n≧3)ある場合のシステムについて説明する。図5には本実施に係るシステム構成図が示されている。また、図6は当該システムの要素間でやり取りされる情報と、処理手順が示されている。発明の実施は、二次元バーコードを読み取り、属性情報をデータベースなどの記憶手段に仮登録する「仮登録フェーズ」と、仮登録された属性情報を携帯端末に予め記憶されている既定の属性情報に連携させる「登録フェーズ」に大別される。
なお、説明中の(i)などの( )数字記号は図面中の( )数字記号と一致する。
【0024】
[仮登録フェーズ]
(i)ユーザは二次元バーコード1を携帯端末2で読み取る。
(ii)携帯端末2は二次元バーコード1を復号し、復号化されたurl-aよりインターネット3を介してサーバ4に接続し、二次元バーコード1にユニークな属性情報-bを送信する。
(iii)サーバ4は認証情報-cを生成し、属性情報-bと対にして記憶手段5に登録するとともに、携帯端末2に伝送する。
(iv)仮登録すべき二次元バーコードがn個ある場合には、上記(i)〜(iii)をn回繰り返す。
【0025】
[登録フェーズ]
(v)携帯端末6は二次元バーコード8読み取って復号し、復号化されたurl-dよりインターネット3を介してサーバ7に接続し、二次元バーコード8にユニークな属性情報-eを送信する。
(vi)サーバ7は属性情報-eを付した入力ページを携帯端末6へ返す。
(vii)携帯端末6から入力ページへ認証情報-cを入力し、属性情報-eとともにサーバ7へ送信する。
(viii)サーバ7は属性情報-eで記憶手段9を検索し、ユーザの属性情報-fを取得する。
(ix)サーバ7は認証情報-cで記憶手段5を検索し、属性情報-bを取得する。
(x)仮登録された二次元バーコードがn個ある場合には、上記(vii)〜(ix)をn回繰り返す。
(xi)全ての認証情報-cがサーバ7に取り込まれた後は、サーバ7は属性情報-eに連携された複数の属性情報-bにより、その属性に依存したサービスを行う。
【0026】
なお、携帯端末2および携帯端末6は同一の携帯端末であってもよい。また、サーバ4およびサーバ7は同一のサーバであってもよい。
【0027】
ここで、駐車場所登録システムを請求項3の方法および請求項4のシステムにより実施する場合の具体例を説明する。図7を基に更に詳細に説明する。
当該具体例では、大型ショッピングセンターに来場したユーザが、大型駐車場に自家用車を駐車し、他の車に紛れてしまって買い物後に当該自家用車の駐車場所がわからなくなるといった不都合を解決するシステムについて説明する。
【0028】
大型ショッピングセンターでは駐車場の駐車可能台数も多く、区画もわかりづらいために駐車位置を記憶しておくことが困難である。そこで、事前に自己の属性情報をサーバに登録しているユーザは、以下の手順により、当該駐車場に自己の所有する車の駐車位置をシステムに記録し、ショッピングの後に当該車の駐車位置を速やかに特定して駐車場所まで移動することができる。
なお、説明中の(i)などの( )数字記号は図面中の( )数字記号と一致する。
(i)当該駐車場の駐車スペースには、区画ごとに二次元バーコード10を表示している。この二次元バーコード10には当該区画を特定するためのサーバへのアクセス用urlと、ユニークな位置属性情報が含まれている。
(ii)事前に自己の情報を登録しているユーザ11は、駐車場に車を停めた後にその場所を携帯電話12により二次元バーコード10を読み取り、当該urlによりサーバ4へアクセスし、位置属性情報を伝送する。
(iii)システムは前述の仮登録フェーズによりアルファベットなど数文字で構成される認証情報を生成して位置属性情報を記憶手段5に登録し、当該認証情報をユーザの携帯電話12に送信する。
(iv)ユーザはユーザ情報を特定するためのサーバ7へのアクセス用urlと、ユニークなユーザ属性情報が含まれている二次元バーコード13を携帯電話12から読み込む。
(v)携帯電話12から当該ユーザ情報を特定するためのサーバ7へアクセスし、登録フェーズにより(iii)で取得した認証情報を入力することでサーバ7は記憶手段5を検索して位置属性情報を特定して、当該位置へ車を駐車したということを把握し、記憶手段9に登録する。
(vi)ユーザは買い物終了後、再びユーザ情報の含まれた二次元バーコード13を携帯電話12から読み取り、サーバ7にアクセスすることにより自己の登録内容を呼び出す。
(vii)サーバ7は登録されている駐車位置の位置属性情報から近隣の地図などを図示した情報を返す。
(viii)ユーザは当該図示された情報を携帯電話12から参照することにより、迷うことなく駐車位置まで移動できる。
【0029】
さらに、請求項5のナビゲーションシステムについて図8、図9および図10を参照して説明する。図8には本発明の実施に係る概念図が示されている。また、図9は当該発明のシステム構成図が示されている。さらに図10には要素間でやり取りされる情報と、処理手順が示されている。本発明の実施は、目的地に関する二次元バーコードを読み取り、属性情報をユーザの属性情報に連携して登録をする「目的地登録フェーズ」と、現在地に関する二次元バーコードを読み取り、属性情報をユーザの属性情報に連携して登録をする「現在地登録フェーズ」、およびこれら登録された属性情報を基にルート検索をする「ルート検索フェーズ」に大別される。「目的地登録フェーズ」と「現在地登録フェーズ」には、これまで上述した「仮登録フェーズ」と「登録フェーズ」がそれぞれ含まれている。
なお、説明中の(i)などの( )数字記号は図面中の( )数字記号と一致する。また、図10の携帯端末およびサーバは同一のものとして示している。さらに、本実施例はユーザ情報を二次元バーコードから読み取って本登録を行っているが、二次元バーコードを利用せずに携帯端末に予めユーザ情報が記憶されている場合であってもよい。
【0030】
[目的地登録フェーズ]
(i)ユーザ14が携帯端末15から、旅行ガイドなどの媒体に掲載された、目的地の位置に関する属性情報を含んだ目的地位置属性二次元バーコード16を読み取る。この二次元バーコードには、当該二次元バーコードを仮登録するためのサーバ17のurl-hと、目的地の位置を特定するためのユニークな目的地位置属性情報-iが含まれている。
(ii)当該二次元バーコード16を復号化し、含まれるurl-hからインターネット3を介してサーバ17に接続し、当該目的地位置属性情報-iを送信する。
(iii)サーバ17は認証情報-jを生成し、目的地位置属性情報-iとを記憶手段19に登録し、携帯端末15に送信する。このとき、必要に応じて目的地位置属性情報-iを基に、記憶手段18から該当する位置を特定してその位置から生成する地図情報などを携帯端末15へ送信する。
(iv)携帯端末20はユーザ登録サーバ21のurl-kが含まれているユーザ属性二次元バーコード22を読み取って復号し、復号化されたurl-kよりインターネット3を介してサーバ21に接続し、二次元バーコード22にユニークなユーザ属性情報-lを送信する。
(v)サーバ21はユーザ属性情報-lを付した入力ページを携帯端末20へ返す。
(vi)携帯端末20から入力ページへ認証情報-jを入力し、属性情報-lとともにサーバ21へ送信する。
(vii)サーバ21は認証情報-jで記憶手段19を検索し、目的地属性情報-iを取得し、ユーザ属性情報-lとともに記憶手段23に登録する。このとき、必要に応じて目的地属性情報-iを基に記憶手段18を検索し、目的地の位置を取得して携帯端末20にその位置から生成する地図情報などを送信する。
【0031】
[現在地登録フェーズ]
(viii)ユーザ14が携帯電話24から駅などのランドマークに掲げられている地図や掲示板に表示されている現在地位置属性二次元バーコード25を読み取る。この二次元バーコードには、当該二次元バーコードを仮登録するためのサーバ26のurl-mと、現在地の位置を特定するためのユニークな現在地位置属性情報-nが含まれている。
(ix)当該二次元バーコード25を復号化し、含まれるurl-mからインターネット3を介してサーバ26に接続し、当該現在地位置属性情報-nを送信する。
(x)サーバ26は認証情報-oを生成し、現在地位置属性情報-nを記憶手段27に登録するとともに、携帯端末24に送信する。そのとき、必要に応じて現在地属性情報-nを基に記憶手段18を検索し、現在地の位置を取得して携帯端末24にその位置から生成する地図情報などを送信する。
(xi)携帯端末20はユーザ登録サーバ21のurl-kとユーザ属性情報が含まれている二次元バーコード22を読み取って復号し、復号化されたurl-kよりインターネット3を介してサーバ21に接続し、二次元バーコード22にユニークなユーザ属性情報-lを送信する。
(xii)サーバ21は属性情報-lを付した入力ページを携帯端末20へ返す。
(xiii)携帯端末20から入力ページへ認証情報-oを入力し、属性情報-lとともにサーバ21へ送信する。
(xiv)サーバ21は認証情報-oで記憶手段27を検索し、現在地属性情報-nを取得し、ユーザ属性情報-lととも記憶手段23に登録する。このとき、必要に応じて現在地属性情報-nを基に記憶手段18を検索し、目的地の位置を取得して携帯端末20にその位置から生成する地図情報などを送信する。
【0032】
[ルート検索フェーズ]
(xv)ユーザ14は携帯端末28からインターネット3を介してサーバ29にアクセスし、ルート計算指示をサーバ29に送信する。
(xvi)サーバ29は記憶手段23に登録されている目的地属性情報-i・現在地属性情報-nをユーザ属性情報-lで検索して取得し、現在地の情報および目的地の情報を特定する。
(xvii)サーバ29は、上述の現在地情報から目的地情報までのルーティングを記憶手段18から検索してルート情報-pを得て、最短のルートを計算する。
(xviii)サーバ29は手順(xvii)で計算されたルーティングから適した地図画像などを生成し、携帯端末28に送信する。
(xix)ユーザ14は携帯端末28に表示された地図画像などを基に、目的地へ誘導されるとう、ナビゲーションシステムが得られた。
【0033】
なお、携帯端末15、携帯端末20、携帯端末24および携帯端末28は同一の携帯端末であってもよい。また、サーバ17、サーバ21、サーバ26およびサーバ29は同一のサーバであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】請求項1および請求項2による発明のシステム構成図である。
【図2】請求項1および請求項2による発明のシーケンス図である。
【図3】請求項3および請求項4による発明のシステム構成図である。
【図4】請求項3および請求項4による発明のシーケンス図である。
【図5】発明を実施するための最良の形態で説明した、仮登録する二次元バーコードがn個(n≧3)ある場合の本発明のシステム構成図である。
【図6】発明を実施するための最良の形態で説明した、仮登録する二次元バーコードがn個(n≧3)ある場合の本発明のシーケンス図である。
【図7】発明を実施するための最良の形態で説明した、駐車場所登録システムの概念図である。
【図8】請求項5による発明の概念図である。
【図9】請求項5による発明のシステム構成図である。
【図10】請求項5による発明のシーケンス図である。
【符号の説明】
【0035】
1、8、10、13、n…二次元バーコード
2、6、15、20、24、28…携帯端末
3…インターネット
4、7…サーバ
5、9…記憶手段
11…ユーザ
12…携帯電話
14…ユーザ
16…目的地位置属性情報二次元バーコード
17…目的地位置仮登録サーバ
18…地図情報記憶手段
19…目的地位置仮登録記憶手段
21…ユーザ情報認証および配信サーバ
22…ユーザ属性情報二次元バーコード
23…ユーザ情報記憶手段
25…現在地位置属性情報二次元バーコード
26…現在地位置仮登録サーバ
27…現在地位置仮登録記憶手段
29…ルート情報配信サーバ

a、d、g…url
b、e、f、j、o…属性情報
c …認証情報
h …目的地位置仮登録サーバのurl
i …目的地属性情報
k …ユーザ情報認証および配信サーバのurl
l …ユーザ属性情報
m …現在地位置仮登録サーバのurl
n …現在地属性情報
p …ルート情報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
二次元バーコードを読み取る読取手段、読み取った情報からネットワークへ接続する接続手段及び読み取った情報をネットワークへ伝送する伝送手段を備えた携帯端末により、urlと属性情報を含む二次元バーコードを読み取り、当該urlからサーバへ属性情報を伝送して当該サーバの記憶手段に登録するとともに認証コードを受け取り、セッションが切断された状態で既定のサーバから返されるホームページにブラウザから当該認証情報を入力することで登録された属性情報を特定することにより、二次元バーコードと既定の属性を連携させてサービスを行うシステム。
【請求項2】
二次元バーコードを読み取る読取手段、読み取った情報からネットワークへ接続する接続手段及び読み取った情報をネットワークへ伝送する伝送手段を備えた携帯端末により、urlと属性情報を含む二次元バーコードを読み取り、当該urlからサーバへ属性情報を伝送して当該サーバの記憶手段に登録するとともに認証コードを受け取り、セッションが切断された状態で既定のサーバから返されるホームページにブラウザから当該認証情報を入力することで登録された属性情報を特定することにより、二次元バーコードと既定の属性を連携させてサービスを行う方法。
【請求項3】
二次元バーコードを読み取る読取手段、読み取った情報からネットワークへ接続する接続手段及び読み取った情報をネットワークへ伝送する伝送手段を備えた携帯端末により、urlと属性情報を含む二次元バーコードを読み取り、当該urlからサーバへ属性情報を伝送して当該サーバの記憶手段に登録するとともに認証コードを受け取り、セッションが切断された状態で他のurlと属性情報を含む二次元バーコードを読み取って当該他のurlのサーバから返されるホームページにブラウザから当該認証情報を入力することで登録された属性情報を特定することにより、複数の二次元バーコードの属性を連携させてサービスを行う方法。
【請求項4】
二次元バーコードを読み取る読取手段、読み取った情報からネットワークへ接続する接続手段及び読み取った情報をネットワークへ伝送する伝送手段を備えた携帯端末からurlと属性情報を含む二次元バーコードを読み取り、当該urlからサーバへ属性情報を伝送して当該サーバの記憶手段に登録するとともに認証コードを受け取り、セッションが切断された状態で他のurlと属性情報を含む二次元バーコードを読み取って当該他のurlのサーバから返されるホームページにブラウザから当該認証情報を入力することで登録された属性情報を特定することにより、複数の二次元バーコードの属性を連携させてサービスを行うシステム。
【請求項5】
二次元バーコードを読み取る読取手段、読み取った情報からネットワークへ接続する接続手段及び読み取った情報をネットワークへ伝送する伝送手段を備えた携帯端末からurlと位置属性情報を含む二次元バーコードを読み取り、当該urlからサーバへ位置属性情報を伝送して当該サーバの記憶手段に登録するとともに認証コードを受け取り、セッションが切断された状態で他のurlと位置属性情報を含む二次元バーコードを読み取って当該他のurlのサーバから返されるホームページにブラウザから当該認証情報を入力することで登録された位置属性情報を特定する。これにより、特定された両方の位置属性情報と、記憶手段に記憶されたルーティング情報から経路を計算し、当該携帯端末へルーティング情報を伝送して携帯端末からユーザに両方の位置属性情報に対応するルーティング情報を表示するナビゲーションシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図9】
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【図10】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−77476(P2008−77476A)
【公開日】平成20年4月3日(2008.4.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−257107(P2006−257107)
【出願日】平成18年9月22日(2006.9.22)
【出願人】(306032590)
【Fターム(参考)】