説明

二重作用阻害剤およびその使用方法

ローキナーゼ(ROCK)などのキナーゼ阻害剤およびNETまたはSERTなどの1種以上のモノアミン輸送体阻害剤を同時に作用させて病気を改善させる、疾患および病気を治療するための化合物、組成物および方法が提供される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
モノアミン輸送阻害およびキナーゼ阻害を有する化合物。
【請求項2】
式II:
【化1】

(式中、各Xは独立に、水素、アミノ、低級アルキル、ハロゲン、カルボニル、ニトリル、ヒドロキシルおよびアルコキシから選択され、
Zは、置換された一価の炭化水素基、置換されたヘテロ原子含有基、置換された複素環基、置換された複素芳香族基、置換された炭素環基、置換された芳香族基、ヘテロ原子含有基、複素環基、複素芳香族基、炭素環基および芳香族基から選択され、
Rは、グアニジノまたは−N(Rから選択され、
は独立に、H、メチルまたはエチル基から選択され、
Bは、C=O、C=Sまたは−CH−であり、
nおよびmは独立に、整数0、1、2または3から選択され、かつ独立にアルキル鎖中の置換もしくは未置換メチレン単位の可変数を表す)
の化合物、および、その薬学的に許容される塩、水和物および生加水分解性アミド、エステルおよびイミド。
【請求項3】
各Xは独立に、水素、アミノ、ハロゲン、ヒドロキシルおよびメトキシから選択され、
は独立に、Hおよびメチル基から選択され、
BはC=Oであり、
nおよびmは独立に、整数0および1から選択される、
請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
Zは、置換された一価の炭化水素基、置換されたヘテロ原子含有基、置換された複素環基、置換された複素芳香族基、置換された炭素環基、置換された芳香族基、複素芳香族基、炭素環基および芳香族基から選択され、
Rは−N(Rであり、
は独立に、Hまたはメチル基から選択され、
nおよびmは独立に、整数0および1から選択される、
請求項2に記載の化合物。
【請求項5】
式III:
【化2】

(式中、XおよびXは独立に、水素、アミノ、低級アルキル、ハロゲン、カルボニル、ニトリル、ヒドロキシルおよびアルコキシから選択され、
Zは、置換された一価の炭化水素基、置換されたヘテロ原子含有基、置換された複素環基、置換された複素芳香族基、置換された炭素環基、置換された芳香族基、ヘテロ原子含有基、複素環基、複素芳香族基、炭素環基および芳香族基から選択され、
Rは、グアニジノまたは−N(Rから選択され、
は独立に、H、メチルまたはエチル基から選択され、
Bは、C=O、C=Sまたは−CH−であり、
nおよびmは独立に、整数0、1、2または3から選択され、かつ独立にアルキル鎖中の置換もしくは未置換メチレン単位の可変数を表す)
の化合物、および、その薬学的に許容される塩、水和物および生加水分解性アミド、エステルおよびイミド。
【請求項6】
およびXは独立に、水素、ヒドロキシルおよびアルコキシから選択され、
Rは−N(Rであり、
は独立に、Hおよびメチルから選択され、
Bは、C=Oであり、
nおよびmは独立に、整数0および1から選択される、
請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
式IV:
【化3】

(式中、各XおよびXは独立に、水素、アミノ、低級アルキル、ハロゲン、カルボニル、ニトリル、ヒドロキシルおよびアルコキシから選択され、
Zは、置換された一価の炭化水素基、置換されたヘテロ原子含有基、置換された複素環基、置換された複素芳香族基、置換された炭素環基、置換された芳香族基、ヘテロ原子含有基、複素環基、複素芳香族基、炭素環基および芳香族基から選択され、
Rは、グアニジノまたは−N(Rから選択され、
は独立に、H、メチルおよびエチル基から選択され、
Bは、C=O、C=Sまたは−CH−であり、
nおよびmは独立に、整数0、1、2または3から選択され、かつ独立にアルキル鎖中の置換もしくは未置換メチレン単位の可変数を表す)
の化合物、および、その薬学的に許容される塩、水和物および生加水分解性アミド、エステルおよびイミド。
【請求項8】
各XおよびXはそれぞれ水素であり、
Rは−N(Rであり、
は独立に、H、メチルおよびエチル基から選択され、
Bは、C=Oまたは−CH−であり、
nおよびmは独立に、整数0および1から選択される、
請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
該化合物が以下:
【化4】

から選択される、請求項7に記載の化合物。
【請求項10】
式V:
【化5】

(式中、XおよびXは独立に、水素、アミノ、低級アルキル、ハロゲン、カルボニル、ニトリルおよびヒドロキシルから選択され、
Zは、置換された一価の炭化水素基、置換されたヘテロ原子含有基、置換された複素環基、置換された複素芳香族基、置換された炭素環基、置換された芳香族基、ヘテロ原子含有基、複素環基、複素芳香族基、炭素環基および芳香族基から選択され、
Rは、グアニジノまたは−N(Rから選択され、
は独立に、H、メチルまたはエチル基から選択され、
は、Hまたはメチル基であり、
Bは、C=O、C=Sまたは−CH−であり、
nおよびmは独立に、整数0、1、2または3から選択され、かつ独立にアルキル鎖中の置換もしくは未置換メチレン単位の可変数を表す)。
の化合物、および、その薬学的に許容される塩、水和物および生加水分解性アミド、エステルおよびイミド。
【請求項11】
およびXは独立に、水素およびハロゲンから選択され、
Rは−N(Rであり、
は独立に、Hおよびメチル基から選択され、
nおよびmは独立に、整数0および1から選択される、
請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
該化合物が以下:
【化6】

から選択される、請求項10に記載の化合物。
【請求項13】
式VI:
【化7】

(式中、各Xは独立に、水素、アミノ、ヒドロキシ、アルコキシ、低級アルキル、ハロゲン、カルボニルおよびニトリルから選択され、
およびRはそれぞれ独立に、置換された一価の炭化水素基、置換されたヘテロ原子含有基、置換された複素環基、置換された複素芳香族基、置換された炭素環基、置換された芳香族基、ヘテロ原子含有基、複素環基、複素芳香族基、炭素環基および芳香族基から選択され、
Rは、グアニジノおよび−N(Rから選択され、
は、H、メチル基およびエチル基から選択され、
Aは、−NR−、−S(O)−NH−、−NH−S(O)−、C=Oまたは低級アルキレンであり、
Bは、C=O、C=S、−CH−またはNRであり、
は、H、メチル基またはエチル基であり、
およびnは独立に、整数0、1および2から選択され、かつアルキル鎖中の炭素単位の可変数を表す)
の化合物、および、その薬学的に許容される塩、水和物および生加水分解性アミド、エステルおよびイミド。
【請求項14】
各Xは独立に、水素、アミノ、ヒドロキシおよびアルコキシから選択され、
Rは−N(Rであり、
は、Hおよびメチル基から選択され、
は、Hまたはメチル基である、
請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
式VII:
【化8】

(式中、Xは、−O−または−NH−であり、
Aは、NET阻害剤であり、
Bは、ローキナーゼ阻害剤である)の化合物。
【請求項16】
該化合物が以下:
【化9】

から選択される、請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
(a)請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物と、
(b)担体と、
を含む組成物。
【請求項18】
(c)1種以上の活性促進剤をさらに含む、請求項17に記載の組成物。
【請求項19】
請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物の治療的有効量を、それを必要としている哺乳類に投与することを含む、疾患または病気の治療方法。
【請求項20】
該化合物によってキナーゼおよびモノアミン輸送を同時に阻害して、該疾患または病気に関連する症状を軽減する、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
該疾患または病気が、眼疾患、骨障害、肥満症、心疾患、肝疾患、腎疾患、膵炎、癌、心筋梗塞、胃障害、高血圧症、避妊、毛髪成長不全、鼻詰まり、神経因性膀胱障害、胃腸障害および皮膚疾患うちの少なくとも1つを含む、請求項19に記載の方法。
【請求項22】
該疾患または病気が眼疾患を含む、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
該眼疾患が緑内障を含む、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
細胞を請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物の有効量に接触させることを含む、眼内圧を低下させる方法。
【請求項25】
請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物の治療的有効量を、それを必要としている対象に投与することを含む、心疾患の治療方法。
【請求項26】
請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物の治療的有効量を、それを必要としている対象に投与することを含む、呼吸器疾患の治療方法。
【請求項27】
請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物の治療的有効量を、それを必要としている対象に投与することを含む、腎疾患の治療方法。
【請求項28】
請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物の治療的有効量を、それを必要としている対象に投与することを含む、上気道疾患の治療方法。
【請求項29】
請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物の治療的有効量を、それを必要としている対象に投与することを含む、炎症性疾患、外傷による炎症または関節リウマチの治療方法。
【請求項30】
細胞中のキナーゼおよびモノアミン輸送体の作用を調節するのに有効な量の請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物を該細胞に接触させることを含む、細胞中のキナーゼおよびモノアミン輸送体の作用を調節する方法。
【請求項31】
該化合物が1種以上のさらなる治療薬と併用投与される、請求項19〜30のいずれか1項に記載の方法。
【請求項32】
該さらなる治療薬が、β遮断薬、α作用薬、炭酸脱水酵素阻害薬、プロスタグランジン様化合物、縮瞳薬またはコリン作用薬、およびエピネフリン化合物からなる群から選択される、請求項31に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公表番号】特表2012−525442(P2012−525442A)
【公表日】平成24年10月22日(2012.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−508808(P2012−508808)
【出願日】平成22年5月1日(2010.5.1)
【国際出願番号】PCT/US2010/033317
【国際公開番号】WO2010/127330
【国際公開日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【出願人】(509195515)アエリエ・ファーマシューティカルズ・インコーポレーテッド (7)
【Fターム(参考)】