説明

基板搬送システム

【課題】 基板をトレイに載せて搬送することなく、1台のロボットで複数枚の基板を同時に搬送することができる基板搬送システムを提供する。
【解決手段】 本発明の基板搬送システム1は、複数枚のウェーハWを支持するトレイ2と、複数枚のウェーハWが載置されるステージ3と、伸縮自在な多関節アーム4Bの先端に複数枚のウェーハWを支持するハンド部4Aが設けられ、トレイ2とステージ3との間で複数枚のウェーハWを一括的に移載する基板搬送ロボット4とを備え、ハンド部4A及びトレイ2はそれぞれ、互いに係合する櫛型形状を有しており、ステージ3には、ハンド部4Aとの間で複数枚のウェーハWを受け渡すための機構部(リフターピン)32が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数枚の被処理基板をトレイからステージへ一括的に移載する基板搬送システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、半導体製造の分野においては、ウェーハカセットから複数枚のウェーハをトレイ(あるいはサセプタ)へ移載して、これら複数枚のウェーハに対して熱処理、成膜処理あるいはエッチング処理を一括して行う技術が知られている(例えば下記特許文献1参照)。
【0003】
しかしながら、ウェーハカセットからトレイへのウェーハの移載作業は、従来では、作業者による手作業で行われていたため、作業が非常に面倒であるとともに、移載ミスが発生しやすいという問題がある。
【0004】
一方、ウェーハの移載をロボットを使用して自動的に行う方法がある。例えば下記特許文献2には、複数の部品を複数の吸着ノズルで同時に吸着し同時に搬送する装置が開示されている。しかしながら、下記特許文献2に記載の装置は、吸着ノズルで部品の上面を吸着し搬送する構成であるので、例えば半導体ウェーハ等の被処理基板のように上面が被処理面とされている基板に適用したときに、被処理面に吸着ノズルが接触することになり、好ましくない。
【0005】
また、下記特許文献3には、薄板状の製品を、一方のロボットのロボットハンドから他方のロボットのロボットハンドへ直接受け渡しできる構造の装置が開示されている。この特許文献3に記載の装置は、ロボットハンドを櫛型形状とすることにより、基板の上面に触れることなく、2台のロボット間で基板を受け渡しできるようにしている。
【0006】
【特許文献1】特開平7−238379号公報
【特許文献2】特開平10−341097号公報
【特許文献3】特開2002−26104号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記特許文献3に記載の構成では、2台のロボット間で受け渡しができる基板の枚数は1枚のみであるので、複数枚の基板を同時に搬送することができないという問題がある。また、ロボットを複数組設置して複数枚の基板を並列的に同時搬送することは可能であるが、ロボットの設置台数が増加するので、設備コストの増大を招く。
【0008】
一方、複数枚の基板を載せたトレイを搬送することで、1台のロボットで複数枚の基板を同時搬送することは可能である。しかしこの方法では、複数枚の被処理基板に対してプラズマエッチング等の真空処理を施す際、これら複数の基板を支持するトレイも相当のダメージを受けることになる。このため、トレイを定期的に交換したり、耐久性の高い素材でトレイを構成する等の措置を講ずる必要があり、これが原因でトレイの使用コストが増大する。
【0009】
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、基板をトレイに載せて搬送することなく、1台のロボットで複数枚の基板を同時に搬送することができる基板搬送システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
以上の課題を解決するに当たり、本発明の基板搬送システムは、複数枚の被処理基板を支持するトレイと、複数枚の被処理基板が載置されるステージと、伸縮自在な多関節アームの先端に複数枚の被処理基板を支持するハンド部が設けられ、トレイとステージとの間で複数枚の被処理基板を一括的に移載する基板搬送ロボットとを備え、ハンド部及びトレイはそれぞれ、互いに係合する櫛型形状を有しており、ステージには、ハンド部との間で複数枚の被処理基板を受け渡すための機構部が設けられている。
【0011】
本発明において、基板搬送ロボットのハンド部とトレイとは、それぞれ、複数枚の被処理基板を支持可能な大きさの櫛型形状を有しており、各々の櫛歯を互い違いに係合させることで、ハンド部とトレイ間で複数枚の被処理基板が一括して受け渡される。また、ステージには、ハンド部との間で複数枚の被処理基板を受け渡すための機構部が設けられており、この機構部を介して、ハンド部とステージ間で複数枚の被処理基板が一括して移載される。
【0012】
この構成により、基板搬送ロボット1台で、複数枚の被処理基板をステージ上へ同時に搬送することができる。そして、ステージ上面と被処理基板との間にはトレイが介在しないので、例えば当該ステージが真空処理室内に設置された静電チャック等で構成されている場合には、真空処理の際にトレイがダメージを受けることはない。また、基板の冷却効率の向上も図れるようになる。
【0013】
ステージに設けられた機構部は、例えば、ステージの上面から突出してハンド部の櫛歯間に進入可能なリフターピンで構成することができる。あるいは、ステージ上面に形成され、ハンド部が進入可能な櫛形の溝で上記機構部を構成してもよい。
【0014】
被処理基板としては、未処理あるいは半完成状態の半導体ウェーハや液晶デバイス用ガラス基板等が該当する。ハンド部及びトレイに支持される被処理基板の配置形態は特に制限されず、例えば、これらハンド部及びトレイが被処理基板をエリア状(二次元的)に複数並置できる構成とすることができる。
【発明の効果】
【0015】
以上述べたように、本発明の基板搬送システムによれば、1台の基板搬送ロボットで、複数枚の被処理基板を同時に搬送することができる、また、ステージ上面と被処理基板との間にトレイを介在させることなく複数枚の被処理基板を同時に移載することができるので、トレイの使用コストの低減を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0017】
図1は本発明の実施の形態による基板搬送システム(基板搬送装置)1の概略構成を示す平面図である。この基板搬送システム1は、被処理基板としてのウェーハWを複数枚支持するトレイ2と、ステージ3と、トレイ2とステージ3との間で複数枚のウェーハWを一括的に移載する基板搬送ロボット4と、これらを支持する基台5とを備えている。
【0018】
この基板搬送システム1は、所定の真空度に維持された減圧雰囲気内に設置されているが、大気圧雰囲気(クリーンルーム)内に設置されてもよい。また、図では簡略して示しているが、ステージ3は真空処理室(例えばプラズマエッチング室)6内に配置されている。
【0019】
トレイ2の上面には、複数枚(本例では4枚)のウェーハWがその被処理面を上向きにして水平に支持されている。これらのウェーハWは、基板搬送ロボット4によって同時にステージ3上の所定位置へ搬送される。
【0020】
図2は、トレイ2の全体を示す斜視図である。トレイ2は、平面的に見て略矩形状の平板であり、図示するように櫛型形状を有している。トレイ2の材質は特に限定されず、例えば石英、アルミナ、炭化ケイ素等のセラミック材あるいは高融点金属等で形成することができる。
【0021】
トレイ2は、複数本の櫛歯21,21,…と、これら各櫛歯21をその一端側で連結するベース22とを備えている。各櫛歯21は、互いに同一長さで所定の間隙をおいて平行に延びている。櫛歯21間の隙間は、後述する基板搬送ロボット4のハンド部4Aを構成する櫛歯41(図3)の形成幅よりも大きく設定されている。
【0022】
また、トレイ2の上面を形成する各櫛歯21の上面部には、ウェーハWの収容位置を規定する複数の円形の収容部23が、隣接する複数本の櫛歯21を跨いで凹状に形成されている。収容部23の大きさ(直径)は、ウェーハWの大きさ(直径)に対応して決められる。収容部23の深さは、ウェーハWの厚さ(例えば50μm〜200μm)と同一の大きさ又はウェーハWの厚さの例えば±20%の大きさとされている。収容部23の内周壁とウェーハWのエッジ部との間のクリアランスは、例えば1mm以下に設定されている。
【0023】
本実施の形態では、トレイ2は、4枚のウェーハWが四角形の各頂点部に位置するようにエリア状(2次元的)に並置できる大きさに形成されている。なお、ウェーハWの配置数や配置形態は、上記の例に限定されない。
【0024】
次に、基板搬送ロボット4は、ハンド部4Aと、このハンド部4Aを先端部に有する伸縮自在な多関節アーム4Bと、駆動部4Cとを有している(図1)。駆動部4Cは、多関節アーム4Bを駆動軸4Dの回りに回転駆動するとともに、駆動軸4Dの軸方向に沿って上下駆動する。なお、多関節アーム4Bは、フロッグレッグ方式のものであってもよい。
【0025】
図3は、ハンド部4Aの全体斜視図である。ハンド部4Aは、平面的に見て略矩形状の平板であり、図示するように櫛型形状を有している。即ちハンド部4は、複数本の櫛歯41,41,…と、これら各櫛歯41をその一端側で連結するベース42とを備えている。各櫛歯41は、互いに同一長さで所定の間隙をおいて平行に延びている。櫛歯41間の隙間は、トレイ2を構成する各櫛歯21(図2)の形成幅よりも大きく設定されている。なお、このハンド部4Aの櫛歯41の長さは、トレイ2の各櫛歯21の長さと同等以上とされている。
【0026】
また、ハンド部4Aの上面を形成する各櫛歯41の上面部は、ウェーハWの支持面となっており、所定の複数箇所には、ウェーハの裏面に密着する滑り止め部材43が設けられている。これらの滑り止め部材43は、例えばゴムやエラストマ等の弾性部材で形成されており、ウェーハWの裏面の所定位置(例えば裏面周縁部近傍)に対応する位置に設けられている。
【0027】
一方、図4はステージ3の全体斜視図である。ステージ3は、その上面部30に、ウェーハWを収容する複数の円形の載置部31を備えている。各載置部31は、トレイ2に支持される各ウェーハWの配置形態(配置間隔)に対応して形成されている。
【0028】
これら載置部31の形成位置には、ステージ上面部30から上方へ突出可能な複数本のリフターピン32がそれぞれ設けられている。各ウェーハWは、後述するように、これらのリフターピン32を介して、載置部31へ収容されるとともに、載置部31から離脱される。なお、これらのリフターピン32は、本発明に係る「機構部」に相当する。
【0029】
なお、本実施の形態において、ステージ3の上面部30は、ウェーハWを保持する静電チャックとして構成されており、各載置部31においてウェーハWの下面を静電的に吸着する。なおこれ以外に、メカクランプ機構を用いて、ウェーハWをステージ上に保持する構成としてもよい。
【0030】
次に、以上のように構成される本実施の形態の基板搬送システム1の動作の一例について、図5〜図8を参照して説明する。
【0031】
ここで、図5はトレイ2の準備工程を示し、図6はトレイ2と基板搬送ロボットのハンド部4A間のウェーハWの受け渡し工程を示している。図7はハンド部4AによるウェーハWのステージ3への搬送工程を示し、図8はウェーハWのステージ3への移載工程を示している。
【0032】
トレイ2の上面には、複数枚の未処理のウェーハWがその被処理面を上向きにして載置されている。各ウェーハWは、トレイ2の上面の各収容部23にそれぞれ収容される(図5A)。
【0033】
ウェーハWを載せたトレイ2は、その櫛歯21先端側を基板搬送ロボット4側に向けて設置される(図1)。トレイ2は単段でもよいし、高さ方向に複数段配置されていてもよい(図5B,C)。なお、トレイ2を複数段配置する場合には、各トレイ2間に一定の間隙を設ける(図5C)。
【0034】
次に、後述するように、基板搬送ロボット4により、そのハンド部4Aを図1において矢印A方向に往復移動させて、トレイ2の上面に載置されている4枚のウェーハWを同時に取り出す。
【0035】
即ち、ハンド部4Aは、図6Aに示したように矢印A1方向へ移動し、その各櫛歯41をトレイ2の各櫛歯21間に進入させる。このとき、ハンド部4Aの上面がトレイ2の上面よりも下側となるように、ハンド部4Aの高さ位置が調整される。そして、図6Bに示したように、ハンド部4Aが矢印A2方向へ移動することで、トレイ2上の全てのウェーハWをハンド部4Aで掬い上げる。
【0036】
これにより、トレイ2からハンド部4Aへ全てのウェーハWが同時に移載される。このとき、ウェーハWの配置形態(配置間隔)を変更することなく、トレイ2からハンド部4Aへ各ウェーハを移し替えることができる。また、ウェーハWの上面(被処理面)に対し非接触で、ウェーハの移載を行うことができる。
【0037】
なお、図5Cに示したようにトレイ2を高さ方向へ複数配置する実施形態では、これらトレイ2間の間隙は、ハンド部4Aによりトレイ2からウェーハWを取り出すのに必要な当該ウェーハWのリフト量を確保できる大きさで足りる。従って、これらトレイ2間の間隙をハンド部4Aの厚さよりも小さくすることができる。
【0038】
その後、図6Cに示したようにハンド部4Aを矢印A3方向に移動させて、ハンド部4Aをトレイ2から退避させる。なお、ハンド部4Aの上面に支持されている各ウェーハWは、滑り止め部材43(図3)によって、ハンド部4Aの移動過程における位置ズレが防止される。
【0039】
さて、トレイ2からウェーハWを取り出した基板搬送ロボット4は、多関節アーム4Bを矢印B方向へ回動させて(図7A)、ハンド部4Aの各櫛歯41の先端部をステージ3側へ向けさせる。その後、以下に説明するように、ハンド部4Aを矢印C方向(図1)へ移動させ、ハンド部4Aからステージ3上へ4枚のウェーハWを一括的に移載する。
【0040】
図7Bに示したようにステージ3は、その上面部30の各載置部31から、予めリフターピン32を突出駆動させている。そして、ハンド部4Aはステージ3の上面に沿って矢印C1方向へ移動し、ステージ上面部30の載置部31と各ウェーハWが対応する位置でハンド部4Aが停止される。
【0041】
このとき、ハンド部4Aの上面がリフターピン32の上端よりも上側となるように、ハンド部4Aの高さ位置が調整される。また、各リフターピン32は、ハンド部4Aの各櫛歯41間に進入し、ハンド部4Aの移動を妨げないようにしている(図8A)。
【0042】
そして図8Aに示したように、ハンド部4Aは、矢印C2方向に所定量下降して各ウェーハWをリフターピン32の上端に載せた後、矢印C3方向へ移動してステージ3から退避する。その後、リフターピン32がステージ上面部30の内部へ引っ込むことで、各ウェーハWが載置部31内に収容され、静電的に吸着保持される。
【0043】
以上のように、本実施の形態の基板搬送システムによれば、1台の基板搬送ロボット4で、トレイ2からステージ3へ複数枚のウェーハWを一括的に搬送、移載することができる。これにより、設備コストを抑えながら、複数ウェーハの同時搬送が可能となる。
【0044】
しかも、ステージ3へのウェーハWの移載の際に、各ウェーハWのアライメントを必要としない。このアライメント性は、トレイ2上におけるウェーハWの収容位置で決定される。本実施の形態によれば、トレイ2上におけるウェーハWの収容位置を規定する収容部23と、ウェーハWを搬送するハンド部4A上の滑り止め部材43によって、ステージ3に対する各ウェーハWのアライメント性が確保される。
【0045】
また、本実施の形態においては、複数枚のウェーハをトレイに載せた状態でステージへ移載するシステム形態を採用していないので、ステージ3にはトレイを介さずにウェーハWを載置することができる。従って、ステージ3の上面部30とウェーハW間にトレイが介在しないことにより、処理室6におけるウェーハWのプラズマエッチング処理等の際、トレイの消耗あるいは耐久性等を考慮する必要がなくなる。また、ステージ3上においてウェーハWの冷却効率を高めることができる。
【0046】
更に、本実施の形態によれば、基板搬送ロボット4の駆動シーケンスを変更することなく、トレイ2上のウェーハWの配置の仕方を変えるだけで、所望の配置形態でウェーハWをステージへ一括搬送することができる。
【0047】
一方、処理室6において処理されたウェーハWは、ステージ3からトレイ2へ基板搬送ロボット4によって移載される。この移載工程は、上述したトレイ2からステージ3へのウェーハWの移載動作とほぼ逆の動作で行われる。以後、上述の動作を繰り返すことにより、トレイ2上のウェーハWが順次、処理される。
【0048】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0049】
例えば以上の実施の形態では、トレイ2の上に支持されているウェーハWの枚数を4枚としたが、勿論これに限られない。
【0050】
また、基板搬送ロボット4のハンド部4Aでトレイ2上の全てのウェーハWを取り出すようにしたが、これに代えて、トレイ上に配置された複数のウェーハのうち、一部の複数のウェーハのみ選択的に取り出すようにすることも可能である。例えば上述の例では、トレイ2の上にエリア状に配置された4枚のウェーハWのうち、ハンド部4Aから見て手前側の2枚のウェーハWのみを取り出すようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明の実施の形態による基板搬送システム1の概略構成図である。
【図2】上記基板搬送システムにおけるトレイ2の全体斜視図である。
【図3】上記基板搬送システムにおける基板搬送ロボットのハンド部4Aの全体斜視図である。
【図4】上記基板搬送システムにおけるステージ3の全体斜視図である。
【図5】トレイ2によるウェーハWの支持形態を示す斜視図である。
【図6】ハンド部4Aでトレイ2からウェーハを取り出す工程を説明する図である。
【図7】ハンド部4Aからステージ3へウェーハWを移載する工程を説明する図である。
【図8】ハンド部4Aからステージ3へウェーハWを移載する工程を説明する図である。
【符号の説明】
【0052】
1 基板搬送システム
2 トレイ
3 ステージ
4 基板搬送ロボット
4A ハンド部
4B 多関節アーム
6 処理室
21 櫛歯
23 収容部
30 ステージ上面(静電チャック)
31 載置部
32 リフターピン
41 櫛歯
43 滑り止め部材
W ウェーハ(被処理基板)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数枚の被処理基板を支持するトレイと、
複数枚の被処理基板が載置されるステージと、
伸縮自在な多関節アームの先端に複数枚の被処理基板を支持するハンド部が設けられ、前記トレイと前記ステージとの間で前記複数枚の被処理基板を一括的に移載する基板搬送ロボットとを備え、
前記ハンド部及び前記トレイはそれぞれ、互いに係合する櫛型形状を有しており、
前記ステージには、前記ハンド部との間で前記複数枚の被処理基板を受け渡すための機構部が設けられていることを特徴とする基板搬送システム。
【請求項2】
前記ハンド部には、前記複数枚の被処理基板がエリア状に並置される請求項1に記載の基板搬送システム。
【請求項3】
前記ハンド部の上面には、基板の裏面に密着する滑り止め部材が設けられている請求項1に記載の基板搬送システム。
【請求項4】
前記トレイは、所定の間隙をあけて高さ方向に複数配置されている請求項1に記載の基板搬送システム。
【請求項5】
前記トレイの上面には、前記複数枚の被処理基板の収容位置を規定する複数の収容部が設けられている請求項1に記載の基板搬送システム。
【請求項6】
前記機構部は、前記ステージの上面から上方へ突出して前記ハンド部の櫛歯間に進入可能なリフターピンである請求項1に記載の基板搬送システム。
【請求項7】
前記ステージは、真空処理室に設置されている請求項1に記載の基板搬送システム。
【請求項8】
前記ステージは、静電チャックである請求項1に記載の基板搬送システム。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−294786(P2006−294786A)
【公開日】平成18年10月26日(2006.10.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−111952(P2005−111952)
【出願日】平成17年4月8日(2005.4.8)
【出願人】(000231464)株式会社アルバック (1,740)
【Fターム(参考)】