説明

興奮性アミノ酸のプロドラッグ

【課題】神経または精神障害、例えば不安障害の処置は、代謝調節型興奮性アミノ酸受容体の選択的活性化に関連している。
【解決手段】本発明は、合成興奮性アミノ酸プロドラッグおよびその製造方法に関する。本発明はさらに、神経障害および精神障害の処置のための化合物の使用方法、ならびに該化合物を含む医薬組成物に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化1】

[式中、
AはH−(Q)p−であり;
Qはそれぞれ、独立して天然α-アミノ酸のD-異性体; Aib(アミノ酪酸)、βAib(3-アミノイソ酪酸)、Nva(ノルバリン)、β-Ala、Aad(2-アミノアジピン酸)、βAad(3-アミノアジピン酸)、Abu(2-アミノ酪酸)、Gaba(γ-アミノ酪酸)、Acp(6-アミノカプロン酸)、Dbu(2,4-ジアミノ酪酸)、α-アミノピメリン酸、TMSA(トリメチルシリル-Ala)、aIle(allo-イソロイシン)、Nle(ノルロイシン)、tert-Leu、Cit(シトルリン)、Orn、Dpm(2,2'-ジアミノピメリン酸)、Dpr(2,3-ジアミノプロピオン酸)、α-またはβ-Nal、Cha(シクロヘキシル-Ala)、ヒドロキシプロリン、Sar(サルコシン)、O-メチルチロシン、フェニルグリシン;環状アミノ酸;Nα-アルキル化アミノ酸がMeGly(Nα-メチルグリシン)、EtGly(Nα-エチルグリシン)およびEtAsn(Nα-エチルアスパラギン)などのNα-(1-10C)アルキルアミノ酸およびα炭素が2の側鎖置換基を有するアミノ酸である、Nα-アルキル化アミノ酸から選択される、天然アミノ酸および非天然アミノ酸からなる群から選択される、アミノ酸に由来するアミノアシル基から選択され;
pは1から10までの整数であり;
XはSO2であり;
10は水素またはフルオロであり;
11は水素、フルオロまたはヒドロキシである]
で示される化合物、またはその製薬的に許容される塩。
【請求項2】
式I:
【化2】

[式中、
AはH−(Q)p−であり;
Qはグリシル、アラニル、バリル、ロイシル、イソロイシル、プロリル、フェニルアラニル、チロシル、トリプトフィル、メチオニル、リジルまたはセリニルであり;
pは1から10までの整数であり;
XはSO2であり;
10は水素またはフルオロであり;
11は水素、フルオロまたはヒドロキシである]
で示される化合物、またはその製薬的に許容される塩。
【請求項3】
pが1である、請求項1または2記載の化合物。
【請求項4】
Qがメチオニルである、請求項1、2または3記載の化合物。
【請求項5】
10が水素である、請求項1、2、3または4記載の化合物。
【請求項6】
11が水素である、請求項1、2、3、4または5記載の化合物。
【請求項7】
請求項1、2、3、4、5または6記載の化合物を含む、神経障害を治療するための医薬組成物。
【請求項8】
神経障害が心臓バイパスおよび移植後の脳欠陥、脳虚血、脊髄損傷、頭部外傷、アルツハイマー病、ハンチントン舞踏病、筋萎縮性側索硬化症、AIDS誘発性痴呆、周生期低酸素症、低血糖性神経損傷、眼球損傷および網膜症、認知障害、特発性および薬物誘発性パーキンソン病、筋肉痙攣、片頭痛、尿失禁、薬物耐性、薬物離脱、薬物中断および薬物渇望、禁煙、嘔吐、脳浮腫、慢性疼痛、睡眠障害、痙攣、トゥーレット症候群、注意力欠如障害、または遅発性ジスキネジーである、請求項7記載の医薬組成物。
【請求項9】
請求項1、2、3、4、5または6記載の化合物を含む、精神障害を治療するための医薬組成物。
【請求項10】
精神障害が統合失調症、不安および関連障害、鬱病、双極性障害、精神病または強迫障害である、請求項9記載の医薬組成物。
【請求項11】
精神障害が統合失調症である、請求項10記載の医薬組成物。
【請求項12】
製薬的に許容される担体、希釈剤または賦形剤とともに、請求項1、2、3、4、5または6記載の化合物を含む、医薬製剤。

【公開番号】特開2008−201779(P2008−201779A)
【公開日】平成20年9月4日(2008.9.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−31490(P2008−31490)
【出願日】平成20年2月13日(2008.2.13)
【分割の表示】特願2004−511287(P2004−511287)の分割
【原出願日】平成15年6月6日(2003.6.6)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(594197872)イーライ リリー アンド カンパニー (301)
【Fターム(参考)】