説明

血管静態化物質およびそれらの使用法

易障害性血管静態に関連した障害を治療する組成物および方法が提供される。本発明の方法および組成物は、例えば、卒中、心筋梗塞、癌、虚血性/再潅流性損傷、リウマチ様関節炎のような自己免疫疾患、網膜症または黄斑変性または他の硝子体網膜疾患のような眼疾患、炎症疾患、血管漏出症候群、浮腫、移植拒絶反応、成人/急性呼吸促迫症候群(ARDS)などを含む、様々な障害の治療において有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
構造(I)の化合物:

[式中、各R0は独立して、-H、-COOH、-OR'、-SO3Hであり、R'が、-Hまたは低級アルキルであり、もしくはxが2である場合、各R0は一体となって1,3-ジオキソリル環を形成する、または
各R0は独立して、アルキル、置換されたアルキル、アルケニル、置換されたアルケニル、アルキニル、置換されたアルキニル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、ヘテロ環、置換されたヘテロ環、アリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、アルキルアリール、置換されたアルキルアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、アリールアルケニル、置換されたアリールアルケニル、アリールアルキニル、置換されたアリールアルキニル、ハロゲン、アミノ、アミド、ニトロ、もしくはチオアルキルであり;
R1およびR2は各々独立して、水素、アルキル、置換されたアルキル、アルケニル、置換されたアルケニル、アルキニル、置換されたアルキニル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、ヘテロ環、置換されたヘテロ環、アリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、アルキルアリール、置換されたアルキルアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、アリールアルケニル、置換されたアリールアルケニル、アリールアルキニル、もしくは置換されたアリールアルキニルであり;
Gは、NH、O、S、または(CR"2)pであり、R"は、-H、低級アルキル、もしくはアセトアミドであり、およびpは、0〜3であり;
Arは、アリールもしくはヘテロアリールであり;ならびに
xおよびyは、各々独立して1〜4である。]。
【請求項2】
R0は-COOHであり、xは1であり、ならびにR1およびR2は各々水素である、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
構造(II)の化合物:

[式中、各R0は、-COOH、-OH、-SO3H、または-Hであり;
R1およびR2は、各々独立して水素、アルキル、置換されたアルキル、アルケニル、置換されたアルケニル、アルキニル、置換されたアルキニル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、ヘテロ環、置換されたヘテロ環、アリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、アルキルアリール、置換されたアルキルアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、アリールアルケニル、置換されたアリールアルケニル、アリールアルキニル、または置換されたアリールアルキニルであり;ならびに
xおよびyは各々独立して1〜4である。]。
【請求項4】
R0は-COOHであり、xは1であり、ならびにR1およびR2は各々水素である、請求項3記載の化合物。
【請求項5】
構造(III)の化合物:

[式中、Z1-Z6は各々独立して、C、-C=O、N、またはNRaであり、Raは、-H、アルキル、または置換されたアルキルであり、置換基は、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソまたはアミノであり;
各Xは独立して、ハロゲン、-ORb、-NRb2、または-SRbであり、Rbは、-H、低級アルキル、-(CH2)2NH(CH2CH3)、-(CH2)3モルホリン-1-イル、-(CH2)3(N-メチルピペラジニン-1-イル)、アリール、ヘテロアリール、-(NH-NH-Rc)、-(N=N-NH-Rc)であり、Rcは、Hまたは低級アルキルであり;
各Yは、独立して-ORd、-NRd2、-SRd、もしくは-OPO3H2であり、Rdは、-H、低級アルキル、アリール、ヘテロアリール、-(CH2)2NH(CH2CH3)、-(CH2)3モルホリン-1-イル、または-(CH2)3(N-メチルピペラジニン-1-イル)であり;または
各Yは独立して、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、もしくはハロゲンであり、置換基は、ハロゲン、-ORe、-NRe2、-SRe、-P(O)(OH)2から選択され、Reは、-H、低級アルキル、アリール、もしくはヘテロアリールであるか;または
各Yは独立して、CH2グリシニル、CH2NHエトキシ、CH2NHCH2アルキル、CH2NHCH2t-Bu、CH2NHCH2アリール、CH2CHCN2置換されたアリール、CH2NHCH2ヘテロアリール、CH2NHCH2置換されたヘテロアリールであり;または
nが2である場合、各Yは一体となって融合した芳香環またはヘテロ芳香環システムを形成し;ならびに
mおよびnは各々独立して、1〜4であり;
Z1、Z3、Z5、およびZ6が各々Nである場合、Xは、NH2であり、ならびにm=n=2である場合、Yはフェニルまたは4-ヒドロキシフェニルではない。]、またはそれらの互変異性体。
【請求項6】
構造(IV)の化合物:

[式中、Lは、アリーレン、置換されたアリーレン、オキシアリーレン、または置換されたオキシアリーレン連結部分であり;
Cは、5-または6-員の芳香環またはヘテロ芳香環であり;
各Xは独立して、H、OR、NR2、またはSRであり、Rは、Hまたは低級アルキルであり;
Z1-Z4は各々独立して、CHまたはNであり;および
mは1〜4である。]。
【請求項7】
構造(V)の化合物:

[式中、各R1は、独立して水素、アルキル、置換されたアルキル、アルケニル、置換されたアルケニル、アルキニル、置換されたアルキニル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、ヘテロ環、置換されたヘテロ環、アリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、アルキルアリール、置換されたアルキルアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、アリールアルケニル、置換されたアリールアルケニル、アリールアルキニル、または置換されたアリールアルキニルであり;
R3は、-H、-SO3H、または-SO2NMe2であり;
Mは、NH、CO、SO2、(CH2)pであり、pは0〜2であり;
Gは、アリールまたはヘテロアリールであり;ならびに
xおよびyは各々独立して0〜4である。]。
【請求項8】
易障害性血管静態に関連した障害を治療する方法であって、有効量の化合物をそれが必要な対象へ投与することを含み、化合物は、構造I、II、III、IIIa、IV、Vで示されるか、またはそれらのいずれかの組合せである、方法。
【請求項9】
障害が、心筋梗塞、卒中、うっ血性心不全、虚血性もしくは再潅流性損傷、癌、関節炎もしくは他の関節症、網膜症または硝子体網膜疾患、黄斑変性、自己免疫疾患、血管漏出症候群、炎症疾患、浮腫、移植拒絶反応、火傷、または、急性もしくは成人呼吸促迫症候群(ARDS)である、請求項8記載の方法。
【請求項10】
障害が、血管漏出症候群(VLS)である、請求項9記載の方法。
【請求項11】
障害が、癌である、請求項9記載の方法。
【請求項12】
障害が、硝子体網膜疾患である、請求項9記載の方法。
【請求項13】
障害が、ARDSである、請求項9記載の方法。
【請求項14】
障害が、自己免疫疾患である、請求項9記載の方法。
【請求項15】
障害が、火傷である、請求項9記載の方法。
【請求項16】
障害が、卒中である、請求項9記載の方法。
【請求項17】
障害が、心筋梗塞である、請求項9記載の方法。
【請求項18】
障害が、虚血性または再潅流性損傷である、請求項9記載の方法。
【請求項19】
障害が、関節炎である、請求項9記載の方法。
【請求項20】
障害が、浮腫である、請求項9記載の方法。
【請求項21】
障害が、移植拒絶反応である、請求項9記載の方法。
【請求項22】
障害が、炎症疾患である、請求項9記載の方法。
【請求項23】
障害が、うっ血性心不全である、請求項9記載の方法。
【請求項24】
障害が、キナーゼに関連している、請求項9記載の方法。
【請求項25】
キナーゼが、チロシンキナーゼである、請求項24記載の方法。
【請求項26】
キナーゼが、セリンキナーゼまたはトレオニンキナーゼである、請求項24記載の方法。
【請求項27】
キナーゼが、Srcファミリーキナーゼである、請求項24記載の方法。
【請求項28】
易障害性血管静態に関連した障害を治療する方法であって、下記構造を有する化合物の有効量を必要とする対象へ投与する段階を含み、その結果、障害を治療する、方法:

[式中、各Xは独立して、H、OR、NR2、またはSRであり、RはHまたは低級アルキルであり;
各Yは独立して、水素、アルキル、置換されたアルキル、アルケニル、置換されたアルケニル、アルキニル、置換されたアルキニル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、ヘテロ環、置換されたヘテロ環、アリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、アルキルアリール、置換されたアルキルアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、アリールアルケニル、置換されたアリールアルケニル、アリールアルキニル、置換されたアリールアルキニル、アロイル、置換されたアロイル、アシル、もしくは置換されたアシルであり、但し少なくとも1個のYは水素ではなく;または
nが2である場合、各Yは一体となって少なくとも1個の芳香環を含む融合された芳香環システムを形成し;
mは、1〜4であり;および
nは、1または2である。]。
【請求項29】
化合物が、下記構造を有する、請求項28記載の方法。

[式中、Xは、OR、NR2、またはSRであり、RはHまたは低級アルキルであり;
Yは、アリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、または置換されたヘテロアリールであり;および
nは、1または2である。]。
【請求項30】
化合物が、下記構造を有する、請求項28記載の方法。

【請求項31】
化合物が、下記構造を有する、請求項28記載の方法。

【請求項32】
化合物が、下記構造を有する、請求項28記載の方法。

【請求項33】
化合物が、下記構造を有する、請求項28記載の方法。

【請求項34】
易障害性血管静態に関連した障害を治療する方法であって、下記構造を有する化合物の有効量を必要とする対象へ投与する段階を含む方法:

[式中、各Xは独立して、H、OR、NR2、もしくはSRであり、RはHまたは低級アルキルであり;
各Yは独立して、水素、アルキル、置換されたアルキル、アルケニル、置換されたアルケニル、アルキニル、置換されたアルキニル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、ヘテロ環、置換されたヘテロ環、アリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、アルキルアリール、置換されたアルキルアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、アリールアルケニル、置換されたアリールアルケニル、アリールアルキニル、置換されたアリールアルキニル、アロイル、置換されたアロイル、アシル、もしくは置換されたアシルであり、但し少なくとも1個のYは水素ではなく;または
nが2である場合、各Yは一緒に、少なくとも1個の芳香環を含む、融合された芳香環システムを形成し;ならびに
mおよびnは、各々独立して1または2である。]。
【請求項35】
化合物が、下記構造を有する、請求項34記載の方法:

[式中、Xは、OR、NR2、またはSRであり、RはHまたは低級アルキルであり;
Yは、アリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、または置換されたヘテロアリールであり;および
nは、1または2である。]。
【請求項36】
化合物が、下記構造を有する、請求項34記載の方法。

【請求項37】
化合物が、下記構造を有する、請求項34記載の方法。

【請求項38】
化合物が、下記構造を有する、請求項34記載の方法。

【請求項39】
化合物が、下記構造を有する、請求項34記載の方法。

【請求項40】
化合物が、下記構造を有する、請求項34記載の方法。

【請求項41】
化合物が、下記構造を有する、請求項34記載の方法。

【請求項42】
易障害性血管静態に関連した障害を治療する方法であって、下記構造を有する化合物の有効量を必要とする対象へ投与する段階を含む、方法:

[式中、Zは、N、O、もしくはSであり;
各Xは独立して、H、OR、NR2、もしくはSRであり、RはHまたは低級アルキルであり;
各Yは独立して、水素、アルキル、置換されたアルキル、アルケニル、置換されたアルケニル、アルキニル、置換されたアルキニル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、ヘテロ環、置換されたヘテロ環、アリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、アルキルアリール、置換されたアルキルアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、アリールアルケニル、置換されたアリールアルケニル、アリールアルキニル、置換されたアリールアルキニル、アロイル、置換されたアロイル、アシル、もしくは置換されたアシルであり、但し少なくとも1個のYは水素ではなく;または
nが2である場合、各Yは一緒に、少なくとも1個の芳香環を含む、融合された芳香環システムを形成し;
mが、1〜4であり;および
nが、1または2である。]。
【請求項43】
化合物が、下記構造を有する、請求項42記載の方法:

[式中、各Xは独立して、H、OR、NR2、またはSRであり、RはHまたは低級アルキルであり;
Yは、アリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、または置換されたヘテロアリールであり;および
mは、1〜4である。]。
【請求項44】
障害が、心筋梗塞、卒中、うっ血性心不全、虚血性もしくは再潅流性損傷、癌、関節炎もしくは他の関節症、網膜症もしくは硝子体網膜疾患、黄斑変性、自己免疫疾患、血管漏出症候群、炎症疾患、浮腫、移植拒絶反応、火傷、または、急性もしくは成人呼吸促迫症候群(ARDS)である、請求項42記載の方法。
【請求項45】
障害が、血管漏出症候群(VLS)である、請求項44記載の方法。
【請求項46】
障害が、癌である、請求項44記載の方法。
【請求項47】
障害が、硝子体網膜疾患である、請求項44記載の方法。
【請求項48】
障害が、ARDSである、請求項44記載の方法。
【請求項49】
障害が、自己免疫疾患である、請求項44記載の方法。
【請求項50】
障害が、火傷である、請求項44記載の方法。
【請求項51】
障害が、卒中である、請求項44記載の方法。
【請求項52】
障害が、心筋梗塞である、請求項44記載の方法。
【請求項53】
障害が、虚血性または再潅流性損傷である、請求項44記載の方法。
【請求項54】
障害が、関節炎である、請求項44記載の方法。
【請求項55】
障害が、浮腫である、請求項44記載の方法。
【請求項56】
障害が、移植拒絶反応である、請求項44記載の方法。
【請求項57】
障害が、炎症疾患である、請求項44記載の方法。
【請求項58】
障害が、うっ血性心不全である、請求項44記載の方法。
【請求項59】
構造(VII)を有する化合物の有効量を必要とする対象へ投与する段階を含む、易障害性血管静態に関連した障害を治療する方法:

[式中、A、B、CおよびDは各々独立して、C、N、O、またはSであり、
各Xは独立して、H、OR、NR2、またはSRであり、ここでRはHまたは低級アルキルであり、
各Yは独立して、水素、アルキル、置換されたアルキル、アルケニル、置換されたアルケニル、アルキニル、置換されたアルキニル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、ヘテロ環、置換されたヘテロ環、アリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、アルキルアリール、置換されたアルキルアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、アリールアルケニル、置換されたアリールアルケニル、アリールアルキニル、置換されたアリールアルキニル、アロイル、置換されたアロイル、アシル、または置換されたアシルであり、但し少なくとも1個のYは水素ではなく、ならびに
mおよびnは各々独立して、1〜4である。]。
【請求項60】
障害が、心筋梗塞、卒中、うっ血性心不全、虚血性もしくは再潅流性損傷、癌、関節炎もしくは他の関節症、網膜症もしくは硝子体網膜疾患、黄斑変性、自己免疫疾患、血管漏出症候群、炎症疾患、浮腫、移植拒絶反応、火傷、または急性もしくは成人呼吸促迫症候群(ARDS)である、請求項58記載の方法。
【請求項61】
化合物が、下記構造を有する、請求項59記載の方法:

[式中、各Xは独立して、OR、NR2、またはSRであり、RはHまたは低級アルキルであり;
各Yは独立して、アリールまたは置換されたアリールであり;
mは1または2であり、および
nは1〜4である。]。
【請求項62】
化合物が、下記構造を有する、請求項59記載の方法:

【請求項63】
構造I、II、III、IIIa、IV、V、もしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せを、薬学的に許容できる担体中に含有する、薬学的組成物。
【請求項64】
包装材料および包装材料内に含まれた薬学的組成物を含む製品であって、包装材料は、薬学的組成物を、易障害性血管静態に関連した障害の治療に使用することができることを示すラベルを備え、ならびに薬学的組成物は、構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せを含有する、製品。
【請求項65】
包装材料および包装材料内に含まれた薬学的組成物を含む製品であって、包装材料は、薬学的組成物を、血管透過性漏出、もしくは心筋梗塞、卒中、うっ血性心不全、虚血性もしくは再潅流性損傷、癌、関節炎もしくは他の関節症、網膜症もしくは硝子体網膜疾患、黄斑変性、自己免疫疾患、血管漏出症候群、炎症疾患、浮腫、移植拒絶反応、火傷、または急性もしくは成人呼吸促迫症候群(ARDS)から選択された易障害性血管静態に関連した障害の治療に使用することができることを示すラベルを備え、ならびに、薬学的組成物は、構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せを含有する、製品。
【請求項66】
障害が、癌である、請求項65記載の製品。
【請求項67】
易障害性血管静態に関連した障害を治療する方法であって、構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せ、またはそれらの薬学的に許容できる塩、水和物、溶媒和物、結晶形および個別のジアステレオマーの少なくとも1種を治療有効量、そのような治療を必要とする対象へ投与することを含む、方法。
【請求項68】
障害が、血管漏出症候群(VLS)である、請求項67記載の方法。
【請求項69】
障害が、癌である、請求項67記載の方法。
【請求項70】
障害が、硝子体網膜疾患である、請求項67記載の方法。
【請求項71】
障害が、ARDSである、請求項67記載の方法。
【請求項72】
障害が、自己免疫疾患である、請求項67記載の方法。
【請求項73】
障害が、火傷である、請求項67記載の方法。
【請求項74】
障害が、卒中である、請求項67記載の方法。
【請求項75】
障害が、心筋梗塞である、請求項67記載の方法。
【請求項76】
障害が、虚血性または再潅流性損傷である、請求項67記載の方法。
【請求項77】
障害が、関節炎である、請求項67記載の方法。
【請求項78】
障害が、浮腫である、請求項67記載の方法。
【請求項79】
障害が、移植拒絶反応である、請求項67記載の方法。
【請求項80】
障害が、炎症疾患である、請求項67記載の方法。
【請求項81】
易障害性血管静態に関連した障害を治療する方法であって、構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せ、またはそれらの薬学的に許容できる塩、水和物、溶媒和物、、結晶形および個別のジアステレオマーの少なくとも1種を治療有効量、抗炎症剤、化学療法剤、免疫調節剤、治療用抗体またはプロテインキナーゼインヒビターと共に、そのような治療を必要とする対象へ投与する段階を含む、方法。
【請求項82】
構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せを治療有効量対象へ投与し、これにより対象を治療することを含む、心筋梗塞を有するまたは心筋梗塞になる危険性のある対象を治療する方法。
【請求項83】
構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せを治療有効量対象へ投与し、これにより対象を治療することを含む、血管漏出症候群(VLS)を有するまたは血管漏出症候群になる危険性のある対象を治療する方法。
【請求項84】
構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せの治療有効量を対象へ投与し、これにより対象を治療することを含む、癌を有するまたはガンになる危険性のある対象を治療する方法。
【請求項85】
構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せの治療有効量を対象へ投与し、これにより対象を治療する段階を含む、卒中を有するまたは卒中になる危険性のある対象を治療する方法。
【請求項86】
構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せの治療有効量を対象へ投与し、これにより対象を治療することを含む、ARDSを有するまたはARDSになる危険性のある対象を治療する方法。
【請求項87】
構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せの治療有効量を対象へ投与し、これにより対象を治療することを含む、火傷を有するまたは火傷になる危険性のある対象を治療する方法。
【請求項88】
構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せの治療有効量を対象へ投与し、これにより対象を治療することを含む、関節炎を有するまたは関節炎になる危険性のある対象を治療する方法。
【請求項89】
構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せの治療有効量を対象へ投与し、これにより対象を治療することを含む、浮腫を有するまたは浮腫になる危険性のある対象を治療する方法。
【請求項90】
構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せの治療有効量を対象へ投与し、これにより対象を治療することを含む、血管漏出症候群(VLS)を有するまたは血管漏出症候群になる危険性のある対象を治療する方法。
【請求項91】
構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せの治療有効量を対象へ投与し、これにより対象を治療することを含む、網膜症または硝子体網膜疾患を有するもしくは網膜症または硝子体網膜疾患になる危険性のある対象を治療する方法。
【請求項92】
構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せの治療有効量を対象へ投与し、これにより対象を治療することを含む、虚血または再潅流に関連した組織損傷または障害を有するもしくは虚血または再潅流に関連した組織損傷または障害になる危険性のある対象を治療する方法。
【請求項93】
構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せの治療有効量を対象へ投与し、これにより対象を治療することを含む、自己免疫疾患を有するまたは自己免疫疾患になる危険性のある対象を治療する方法。
【請求項94】
構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せの治療有効量を対象へ投与し、これにより対象を治療することを含む、移植拒絶反応を有するまたは移植拒絶反応になる危険性のある対象を治療する方法。
【請求項95】
構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せの治療有効量を対象へ投与し、これにより対象を治療することを含む、炎症疾患を有するまたは炎症疾患になる危険性のある対象を治療する方法。
【請求項96】
構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せ、またはその薬学的に許容できる塩、水和物、溶媒和物、結晶形の塩および個々のジアステレオマー、ならびに薬学的に許容できる担体との組合せを一緒にすることを含む、薬学的組成物の製造法。
【請求項97】
下記構造のいずれかひとつを有する、請求項1記載の化合物、または、それらの薬学的に許容できる塩。

【請求項98】
下記構造を有する、請求項1記載の化合物、または、それらの薬学的に許容できる塩。

【請求項99】
下記構造を有する、請求項1記載の化合物、または、それらの薬学的に許容できる塩。

【請求項100】
下記構造を有する、請求項1記載の化合物、または、それらの薬学的に許容できる塩。

【請求項101】
下記構造のいずれかを有する、請求項5記載の化合物、または、それらの薬学的に許容できる塩。




【請求項102】
下記構造を有する、請求項5記載の化合物、または、それらの薬学的に許容できる塩。

【請求項103】
下記構造を有する、請求項5記載の化合物、または、それらの薬学的に許容できる塩。

【請求項104】
下記構造を有する、請求項5記載の化合物、または、それらの薬学的に許容できる塩。

【請求項105】
下記構造を有する、請求項5記載の化合物、または、それらの薬学的に許容できる塩。

【請求項106】
下記構造を有する、請求項5記載の化合物、または、それらの薬学的に許容できる塩。

【請求項107】
下記構造を有する、化合物、または、それらの薬学的に許容できる塩。

【請求項108】
下記構造を有する、請求項5記載の化合物、または、それらの薬学的に許容できる塩。

【請求項109】
下記構造を有する、請求項5記載の化合物、または、それらの薬学的に許容できる塩。

【請求項110】
下記構造を有する、請求項5記載の化合物、または、それらの薬学的に許容できる塩。

【請求項111】
下記構造のいずれかを有する、請求項5記載の化合物、または、それらの薬学的に許容できる塩。

【請求項112】
下記構造を有する、請求項5記載の化合物、または、それらの薬学的に許容できる塩。

【請求項113】
下記構造を有する、請求項5記載の化合物。

【請求項114】
下記構造を有する、請求項5記載の化合物。

【請求項115】
薬学的に許容できる担体中に、構造Iに示された化合物を含有する、薬学的組成物。
【請求項116】
薬学的に許容できる担体中に、構造IIに示された化合物を含有する、薬学的組成物。
【請求項117】
薬学的に許容できる担体中に、構造IIIに示された化合物を含有する、薬学的組成物。
【請求項118】
薬学的に許容できる担体中に、構造IIIaに示された化合物を含有する、薬学的組成物。
【請求項119】
薬学的に許容できる担体中に、構造IVに示された化合物を含有する、薬学的組成物。
【請求項120】
薬学的に許容できる担体中に、構造VaまたはVbに示された化合物を含有する、薬学的組成物。
【請求項121】
薬学的に許容できる担体中に、構造VIIIに示された化合物を含有する、薬学的組成物。
【請求項122】
構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された構造の化合物、またはそれらのいずれかの組合せを有効量のIL-2と組合せ、それが必要な対象へ投与し、これにより対象における血管漏出を軽減することを含む、対象における血管漏出を阻害または軽減する方法。
【請求項123】
化合物が、図1に示されている、請求項122記載の方法。
【請求項124】
化合物が、N-(2-(1H-インドール-2-イル)-フェニル)-フタルアミド酸である、請求項122記載の方法。
【請求項125】
化合物が、6,7-ビス-(3-ヒドロキシフェニル)-プテリジン-2,4-ジアミンである、請求項122記載の方法。
【請求項126】
IL-2および構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せの少なくとも1種を、IL-2投与に関連した血管漏出を軽減するのに有効な濃度で含有する、薬学的組成物。
【請求項127】
化合物が、図1に示されている、請求項126記載の組成物。
【請求項128】
化合物が、N-(2-(1H-インドール-2-イル)-フェニル)-フタルアミド酸または6,7-ビス-(3-ヒドロキシフェニル)-プテリジン-2,4-ジアミンである、請求項126記載の組成物。
【請求項129】
有効量の治療用抗体、化学療法剤または免疫毒製剤を、構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せと組合わせて、それが必要な対象へ投与し、これにより対象において癌または腫瘍を治療することを含む、対象の癌または腫瘍を治療する方法。
【請求項130】
化合物が、図1に示されている、請求項129記載の組成物。
【請求項131】
治療的物質、および構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せの少なくとも1種を、対象において癌を治療するのに有効な濃度で含有する薬学的組成物。
【請求項132】
化合物が、図1に示されている、請求項131記載の組成物。
【請求項133】
癌が、消化器系/胃腸管癌、結腸癌、肝臓癌、皮膚癌、乳癌、卵巣癌、前立腺癌、リンパ腫、白血病、腎臓癌、肺癌、筋肉癌、骨癌、膀胱癌または脳癌である、請求項131記載の方法。
【請求項134】
癌が、結腸癌または肺癌である、請求項133記載の方法。
【請求項135】
治療的物質が、代謝拮抗物質、DNA架橋剤、アルキル化剤、トポイソメラーゼIインヒビター、微小管インヒビター、ビンカアルカロイド、マイトマイシン系抗生物質、およびブレオマイシン系抗生物質である、請求項131記載の方法。
【請求項136】
化学療法剤が、メトトレキセート、シスプラチン/カルボプラチン;カンブシル;ダクチノマイシン;タキソール(パクリタキソール)、抗葉酸剤、コルヒチン、デメコリン、エトポシド、タキサン/タキソール、ドセタキソール、ドキソルビシン、アントラサイクリン系抗生物質、ドキソルビシン、ダウノルビシン、カルミノマイシン、エピルビシン、イダルビシン、ミトキサトロン、ミトキサントロン、4-デメトキシ-ダウノマイシン、11-デオキシダウノルビシン、13-デオキシダウノルビシン、アドリアマイシン-14-ベンゾエート、アドリアマイシン-14-オクタノエートまたはアドリアマイシン-14-ナフタレンアセテートである、請求項131記載の方法。
【請求項137】
治療的物質が、ドキソルビシン、ドセタキソール、またはタキソールである、請求項131記載の方法。
【請求項138】
治療的物質が、HER2蛋白質、増殖因子もしくは増殖因子受容体、またはインテグリン受容体に結合する抗体である、請求項131記載の方法。
【請求項139】
治療的物質が、トラスツマブ、ベバシズマブ、OSI-774またはVitaxinである、請求項138記載の方法。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
構造(I)の化合物:

[式中、各R0は独立して、-H、-COOH、-OR'、-SO3Hであり、R'が、-Hまたは低級アルキルであり、もしくはxが2である場合、各R0は一体となって1,3-ジオキソリル環を形成する、または
各R0は独立して、アルキル、置換されたアルキル、アルケニル、置換されたアルケニル、アルキニル、置換されたアルキニル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、ヘテロ環、置換されたヘテロ環、アリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、アルキルアリール、置換されたアルキルアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、アリールアルケニル、置換されたアリールアルケニル、アリールアルキニル、置換されたアリールアルキニル、ハロゲン、アミノ、アミド、ニトロ、もしくはチオアルキルであり;
R1およびR2は各々独立して、水素、アルキル、置換されたアルキル、アルケニル、置換されたアルケニル、アルキニル、置換されたアルキニル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、ヘテロ環、置換されたヘテロ環、アリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、アルキルアリール、置換されたアルキルアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、アリールアルケニル、置換されたアリールアルケニル、アリールアルキニル、もしくは置換されたアリールアルキニルであり;
Gは、NH、O、S、または(CR"2)pであり、R"は、-H、低級アルキル、もしくはアセトアミドであり、およびpは、0〜3であり;
Arは、アリールもしくはヘテロアリールであり;ならびに
xおよびyは、各々独立して1〜4である。]。
【請求項2】
R0は-COOHであり、xは1であり、ならびにR1およびR2は各々水素である、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
構造(II)の化合物:

[式中、各R0は、-COOH、-OH、-SO3H、または-Hであり;
R1およびR2は、各々独立して水素、アルキル、置換されたアルキル、アルケニル、置換されたアルケニル、アルキニル、置換されたアルキニル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、ヘテロ環、置換されたヘテロ環、アリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、アルキルアリール、置換されたアルキルアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、アリールアルケニル、置換されたアリールアルケニル、アリールアルキニル、または置換されたアリールアルキニルであり;ならびに
xおよびyは各々独立して1〜4である。]。
【請求項4】
R0は-COOHであり、xは1であり、ならびにR1およびR2は各々水素である、請求項3記載の化合物。
【請求項5】
構造(III)の化合物:

[式中、Z1-Z6は各々独立して、C、-C=O、N、またはNRaであり、Raは、-H、アルキル、または置換されたアルキルであり、置換基は、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソまたはアミノであり;
各Xは独立して、ハロゲン、-ORb、-NRb2、または-SRbであり、Rbは、-H、低級アルキル、-(CH2)2NH(CH2CH3)、-(CH2)3モルホリン-1-イル、-(CH2)3(N-メチルピペラジニン-1-イル)、アリール、ヘテロアリール、-(NH-NH-Rc)、-(N=N-NH-Rc)であり、Rcは、Hまたは低級アルキルであり;
各Yは、独立して-ORd、-NRd2、-SRd、もしくは-OPO3H2であり、Rdは、-H、低級アルキル、アリール、ヘテロアリール、-(CH2)2NH(CH2CH3)、-(CH2)3モルホリン-1-イル、または-(CH2)3(N-メチルピペラジニン-1-イル)であり;または
各Yは独立して、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、もしくはハロゲンであり、置換基は、ハロゲン、-ORe、-NRe2、-SRe、-P(O)(OH)2から選択され、Reは、-H、低級アルキル、アリール、もしくはヘテロアリールであるか;または
各Yは独立して、CH2グリシニル、CH2NHエトキシ、CH2NHCH2アルキル、CH2NHCH2t-Bu、CH2NHCH2アリール、CH2CHCN2置換されたアリール、CH2NHCH2ヘテロアリール、CH2NHCH2置換されたヘテロアリールであり;または
nが2である場合、各Yは一体となって融合した芳香環またはヘテロ芳香環システムを形成し;ならびに
mおよびnは各々独立して、1〜4であり;
Z1、Z3、Z5、およびZ6が各々Nである場合、Xは、NH2であり、ならびにm=n=2である場合、Yはフェニルまたは4-ヒドロキシフェニルではない。]、またはそれらの互変異性体。
【請求項6】
構造(IV)の化合物:

[式中、Lは、アリーレン、置換されたアリーレン、オキシアリーレン、または置換されたオキシアリーレン連結部分であり;
Cは、5-または6-員の芳香環またはヘテロ芳香環であり;
各Xは独立して、H、OR、NR2、またはSRであり、Rは、Hまたは低級アルキルであり;
Z1-Z4は各々独立して、CHまたはNであり;および
mは1〜4である。]。
【請求項7】
構造(V)の化合物:

[式中、各R1は、独立して水素、アルキル、置換されたアルキル、アルケニル、置換されたアルケニル、アルキニル、置換されたアルキニル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、ヘテロ環、置換されたヘテロ環、アリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、アルキルアリール、置換されたアルキルアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、アリールアルケニル、置換されたアリールアルケニル、アリールアルキニル、または置換されたアリールアルキニルであり;
R3は、-H、-SO3H、または-SO2NMe2であり;
Mは、NH、CO、SO2、(CH2)pであり、pは0〜2であり;
Gは、アリールまたはヘテロアリールであり;ならびに
xおよびyは各々独立して0〜4である。]。
【請求項8】
易障害性血管静態に関連した障害を治療する方法であって、有効量の化合物をそれが必要な対象へ投与することを含み、化合物は、構造I、II、III、IIIa、IV、Vで示されるか、またはそれらのいずれかの組合せである、方法。
【請求項9】
障害が、心筋梗塞、卒中、うっ血性心不全、虚血性もしくは再潅流性損傷、癌、関節炎もしくは他の関節症、網膜症または硝子体網膜疾患、黄斑変性、自己免疫疾患、血管漏出症候群、炎症疾患、浮腫、移植拒絶反応、火傷、または、急性もしくは成人呼吸促迫症候群(ARDS)である、請求項8記載の方法。
【請求項10】
障害が、血管漏出症候群(VLS)である、請求項9記載の方法。
【請求項11】
障害が、癌である、請求項9記載の方法。
【請求項12】
障害が、硝子体網膜疾患である、請求項9記載の方法。
【請求項13】
障害が、ARDSである、請求項9記載の方法。
【請求項14】
障害が、自己免疫疾患である、請求項9記載の方法。
【請求項15】
障害が、火傷である、請求項9記載の方法。
【請求項16】
障害が、卒中である、請求項9記載の方法。
【請求項17】
障害が、心筋梗塞である、請求項9記載の方法。
【請求項18】
障害が、虚血性または再潅流性損傷である、請求項9記載の方法。
【請求項19】
障害が、関節炎である、請求項9記載の方法。
【請求項20】
障害が、浮腫である、請求項9記載の方法。
【請求項21】
障害が、移植拒絶反応である、請求項9記載の方法。
【請求項22】
障害が、炎症疾患である、請求項9記載の方法。
【請求項23】
障害が、うっ血性心不全である、請求項9記載の方法。
【請求項24】
障害が、キナーゼに関連している、請求項9記載の方法。
【請求項25】
キナーゼが、チロシンキナーゼである、請求項24記載の方法。
【請求項26】
キナーゼが、セリンキナーゼまたはトレオニンキナーゼである、請求項24記載の方法。
【請求項27】
キナーゼが、Srcファミリーキナーゼである、請求項24記載の方法。
【請求項28】
易障害性血管静態に関連した障害を治療する方法であって、下記構造を有する化合物の有効量を必要とする対象へ投与する段階を含み、その結果、障害を治療する、方法:

[式中、各Xは独立して、H、OR、NR2、またはSRであり、RはHまたは低級アルキルであり;
各Yは独立して、水素、アルキル、置換されたアルキル、アルケニル、置換されたアルケニル、アルキニル、置換されたアルキニル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、ヘテロ環、置換されたヘテロ環、アリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、アルキルアリール、置換されたアルキルアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、アリールアルケニル、置換されたアリールアルケニル、アリールアルキニル、置換されたアリールアルキニル、アロイル、置換されたアロイル、アシル、もしくは置換されたアシルであり、但し少なくとも1個のYは水素ではなく;または
nが2である場合、各Yは一体となって少なくとも1個の芳香環を含む融合された芳香環システムを形成し;
mは、1〜4であり;および
nは、1または2である。]。
【請求項29】
化合物が、下記構造を有する、請求項28記載の方法。

[式中、Xは、OR、NR2、またはSRであり、RはHまたは低級アルキルであり;
Yは、アリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、または置換されたヘテロアリールであり;および
nは、1または2である。]。
【請求項30】
化合物が、下記構造を有する、請求項28記載の方法。

【請求項31】
化合物が、下記構造を有する、請求項28記載の方法。

【請求項32】
化合物が、下記構造を有する、請求項28記載の方法。

【請求項33】
化合物が、下記構造を有する、請求項28記載の方法。

【請求項34】
易障害性血管静態に関連した障害を治療する方法であって、下記構造を有する化合物の有効量を必要とする対象へ投与する段階を含む方法:

[式中、各Xは独立して、H、OR、NR2、もしくはSRであり、RはHまたは低級アルキルであり;
各Yは独立して、水素、アルキル、置換されたアルキル、アルケニル、置換されたアルケニル、アルキニル、置換されたアルキニル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、ヘテロ環、置換されたヘテロ環、アリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、アルキルアリール、置換されたアルキルアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、アリールアルケニル、置換されたアリールアルケニル、アリールアルキニル、置換されたアリールアルキニル、アロイル、置換されたアロイル、アシル、もしくは置換されたアシルであり、但し少なくとも1個のYは水素ではなく;または
nが2である場合、各Yは一緒に、少なくとも1個の芳香環を含む、融合された芳香環システムを形成し;ならびに
mおよびnは、各々独立して1または2である。]。
【請求項35】
化合物が、下記構造を有する、請求項34記載の方法:

[式中、Xは、OR、NR2、またはSRであり、RはHまたは低級アルキルであり;
Yは、アリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、または置換されたヘテロアリールであり;および
nは、1または2である。]。
【請求項36】
化合物が、下記構造を有する、請求項34記載の方法。

【請求項37】
化合物が、下記構造を有する、請求項34記載の方法。

【請求項38】
化合物が、下記構造を有する、請求項34記載の方法。

【請求項39】
化合物が、下記構造を有する、請求項34記載の方法。

【請求項40】
化合物が、下記構造を有する、請求項34記載の方法。

【請求項41】
化合物が、下記構造を有する、請求項34記載の方法。

【請求項42】
易障害性血管静態に関連した障害を治療する方法であって、下記構造を有する化合物の有効量を必要とする対象へ投与する段階を含む、方法:

[式中、Zは、N、O、もしくはSであり;
各Xは独立して、H、OR、NR2、もしくはSRであり、RはHまたは低級アルキルであり;
各Yは独立して、水素、アルキル、置換されたアルキル、アルケニル、置換されたアルケニル、アルキニル、置換されたアルキニル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、ヘテロ環、置換されたヘテロ環、アリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、アルキルアリール、置換されたアルキルアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、アリールアルケニル、置換されたアリールアルケニル、アリールアルキニル、置換されたアリールアルキニル、アロイル、置換されたアロイル、アシル、もしくは置換されたアシルであり、但し少なくとも1個のYは水素ではなく;または
nが2である場合、各Yは一緒に、少なくとも1個の芳香環を含む、融合された芳香環システムを形成し;
mが、1〜4であり;および
nが、1または2である。]。
【請求項43】
化合物が、下記構造を有する、請求項42記載の方法:

[式中、各Xは独立して、H、OR、NR2、またはSRであり、RはHまたは低級アルキルであり;
Yは、アリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、または置換されたヘテロアリールであり;および
mは、1〜4である。]。
【請求項44】
障害が、心筋梗塞、卒中、うっ血性心不全、虚血性もしくは再潅流性損傷、癌、関節炎もしくは他の関節症、網膜症もしくは硝子体網膜疾患、黄斑変性、自己免疫疾患、血管漏出症候群、炎症疾患、浮腫、移植拒絶反応、火傷、または、急性もしくは成人呼吸促迫症候群(ARDS)である、請求項42記載の方法。
【請求項45】
障害が、血管漏出症候群(VLS)である、請求項44記載の方法。
【請求項46】
障害が、癌である、請求項44記載の方法。
【請求項47】
障害が、硝子体網膜疾患である、請求項44記載の方法。
【請求項48】
障害が、ARDSである、請求項44記載の方法。
【請求項49】
障害が、自己免疫疾患である、請求項44記載の方法。
【請求項50】
障害が、火傷である、請求項44記載の方法。
【請求項51】
障害が、卒中である、請求項44記載の方法。
【請求項52】
障害が、心筋梗塞である、請求項44記載の方法。
【請求項53】
障害が、虚血性または再潅流性損傷である、請求項44記載の方法。
【請求項54】
障害が、関節炎である、請求項44記載の方法。
【請求項55】
障害が、浮腫である、請求項44記載の方法。
【請求項56】
障害が、移植拒絶反応である、請求項44記載の方法。
【請求項57】
障害が、炎症疾患である、請求項44記載の方法。
【請求項58】
障害が、うっ血性心不全である、請求項44記載の方法。
【請求項59】
構造(VII)を有する化合物の有効量を必要とする対象へ投与する段階を含む、易障害性血管静態に関連した障害を治療する方法:

[式中、A、B、CおよびDは各々独立して、C、N、O、またはSであり、
各Xは独立して、H、OR、NR2、またはSRであり、ここでRはHまたは低級アルキルであり、
各Yは独立して、水素、アルキル、置換されたアルキル、アルケニル、置換されたアルケニル、アルキニル、置換されたアルキニル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、ヘテロ環、置換されたヘテロ環、アリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、アルキルアリール、置換されたアルキルアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、アリールアルケニル、置換されたアリールアルケニル、アリールアルキニル、置換されたアリールアルキニル、アロイル、置換されたアロイル、アシル、または置換されたアシルであり、但し少なくとも1個のYは水素ではなく、ならびに
mおよびnは各々独立して、1〜4である。]。
【請求項60】
障害が、心筋梗塞、卒中、うっ血性心不全、虚血性もしくは再潅流性損傷、癌、関節炎もしくは他の関節症、網膜症もしくは硝子体網膜疾患、黄斑変性、自己免疫疾患、血管漏出症候群、炎症疾患、浮腫、移植拒絶反応、火傷、または急性もしくは成人呼吸促迫症候群(ARDS)である、請求項59記載の方法。
【請求項61】
化合物が、下記構造を有する、請求項59記載の方法:

[式中、各Xは独立して、OR、NR2、またはSRであり、RはHまたは低級アルキルであり;
各Yは独立して、アリールまたは置換されたアリールであり;
mは1または2であり、および
nは1〜4である。]。
【請求項62】
化合物が、下記構造を有する、請求項59記載の方法:

【請求項63】
構造I、II、III、IIIa、IV、V、もしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せを、薬学的に許容できる担体中に含有する、薬学的組成物。
【請求項64】
包装材料および包装材料内に含まれた薬学的組成物を含む製品であって、包装材料は、薬学的組成物を、易障害性血管静態に関連した障害の治療に使用することができることを示すラベルを備え、ならびに薬学的組成物は、構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せを含有する、製品。
【請求項65】
包装材料および包装材料内に含まれた薬学的組成物を含む製品であって、包装材料は、薬学的組成物を、血管透過性漏出、もしくは心筋梗塞、卒中、うっ血性心不全、虚血性もしくは再潅流性損傷、癌、関節炎もしくは他の関節症、網膜症もしくは硝子体網膜疾患、黄斑変性、自己免疫疾患、血管漏出症候群、炎症疾患、浮腫、移植拒絶反応、火傷、または急性もしくは成人呼吸促迫症候群(ARDS)から選択された易障害性血管静態に関連した障害の治療に使用することができることを示すラベルを備え、ならびに、薬学的組成物は、構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せを含有する、製品。
【請求項66】
障害が、癌である、請求項65記載の製品。
【請求項67】
易障害性血管静態に関連した障害を治療する方法であって、構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せ、またはそれらの薬学的に許容できる塩、水和物、溶媒和物、結晶形および個別のジアステレオマーの少なくとも1種を治療有効量、そのような治療を必要とする対象へ投与することを含む、方法。
【請求項68】
障害が、血管漏出症候群(VLS)である、請求項67記載の方法。
【請求項69】
障害が、癌である、請求項67記載の方法。
【請求項70】
障害が、硝子体網膜疾患である、請求項67記載の方法。
【請求項71】
障害が、ARDSである、請求項67記載の方法。
【請求項72】
障害が、自己免疫疾患である、請求項67記載の方法。
【請求項73】
障害が、火傷である、請求項67記載の方法。
【請求項74】
障害が、卒中である、請求項67記載の方法。
【請求項75】
障害が、心筋梗塞である、請求項67記載の方法。
【請求項76】
障害が、虚血性または再潅流性損傷である、請求項67記載の方法。
【請求項77】
障害が、関節炎である、請求項67記載の方法。
【請求項78】
障害が、浮腫である、請求項67記載の方法。
【請求項79】
障害が、移植拒絶反応である、請求項67記載の方法。
【請求項80】
障害が、炎症疾患である、請求項67記載の方法。
【請求項81】
易障害性血管静態に関連した障害を治療する方法であって、構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せ、またはそれらの薬学的に許容できる塩、水和物、溶媒和物、、結晶形および個別のジアステレオマーの少なくとも1種を治療有効量、抗炎症剤、化学療法剤、免疫調節剤、治療用抗体またはプロテインキナーゼインヒビターと共に、そのような治療を必要とする対象へ投与する段階を含む、方法。
【請求項82】
構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せを治療有効量対象へ投与し、これにより対象を治療することを含む、心筋梗塞を有するまたは心筋梗塞になる危険性のある対象を治療する方法。
【請求項83】
構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せを治療有効量対象へ投与し、これにより対象を治療することを含む、血管漏出症候群(VLS)を有するまたは血管漏出症候群になる危険性のある対象を治療する方法。
【請求項84】
構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せの治療有効量を対象へ投与し、これにより対象を治療することを含む、癌を有するまたはガンになる危険性のある対象を治療する方法。
【請求項85】
構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せの治療有効量を対象へ投与し、これにより対象を治療する段階を含む、卒中を有するまたは卒中になる危険性のある対象を治療する方法。
【請求項86】
構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せの治療有効量を対象へ投与し、これにより対象を治療することを含む、ARDSを有するまたはARDSになる危険性のある対象を治療する方法。
【請求項87】
構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せの治療有効量を対象へ投与し、これにより対象を治療することを含む、火傷を有するまたは火傷になる危険性のある対象を治療する方法。
【請求項88】
構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せの治療有効量を対象へ投与し、これにより対象を治療することを含む、関節炎を有するまたは関節炎になる危険性のある対象を治療する方法。
【請求項89】
構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せの治療有効量を対象へ投与し、これにより対象を治療することを含む、浮腫を有するまたは浮腫になる危険性のある対象を治療する方法。
【請求項90】
構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せの治療有効量を対象へ投与し、これにより対象を治療することを含む、血管漏出症候群(VLS)を有するまたは血管漏出症候群になる危険性のある対象を治療する方法。
【請求項91】
構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せの治療有効量を対象へ投与し、これにより対象を治療することを含む、網膜症または硝子体網膜疾患を有するもしくは網膜症または硝子体網膜疾患になる危険性のある対象を治療する方法。
【請求項92】
構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せの治療有効量を対象へ投与し、これにより対象を治療することを含む、虚血または再潅流に関連した組織損傷または障害を有するもしくは虚血または再潅流に関連した組織損傷または障害になる危険性のある対象を治療する方法。
【請求項93】
構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せの治療有効量を対象へ投与し、これにより対象を治療することを含む、自己免疫疾患を有するまたは自己免疫疾患になる危険性のある対象を治療する方法。
【請求項94】
構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せの治療有効量を対象へ投与し、これにより対象を治療することを含む、移植拒絶反応を有するまたは移植拒絶反応になる危険性のある対象を治療する方法。
【請求項95】
構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せの治療有効量を対象へ投与し、これにより対象を治療することを含む、炎症疾患を有するまたは炎症疾患になる危険性のある対象を治療する方法。
【請求項96】
構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せ、またはその薬学的に許容できる塩、水和物、溶媒和物、結晶形の塩および個々のジアステレオマー、ならびに薬学的に許容できる担体との組合せを一緒にすることを含む、薬学的組成物の製造法。
【請求項97】
下記構造のいずれかひとつを有する、請求項1記載の化合物、または、それらの薬学的に許容できる塩。

【請求項98】
下記構造を有する、請求項1記載の化合物、または、それらの薬学的に許容できる塩。

【請求項99】
下記構造を有する、請求項1記載の化合物、または、それらの薬学的に許容できる塩。

【請求項100】
下記構造を有する、請求項1記載の化合物、または、それらの薬学的に許容できる塩。

【請求項101】
下記構造のいずれかを有する、請求項5記載の化合物、または、それらの薬学的に許容できる塩。




【請求項102】
下記構造を有する、請求項5記載の化合物、または、それらの薬学的に許容できる塩。

【請求項103】
下記構造を有する、請求項5記載の化合物、または、それらの薬学的に許容できる塩。

【請求項104】
下記構造を有する、請求項5記載の化合物、または、それらの薬学的に許容できる塩。

【請求項105】
下記構造を有する、請求項5記載の化合物、または、それらの薬学的に許容できる塩。

【請求項106】
下記構造を有する、請求項5記載の化合物、または、それらの薬学的に許容できる塩。

【請求項107】
下記構造を有する、化合物、または、それらの薬学的に許容できる塩。

【請求項108】
下記構造を有する、請求項5記載の化合物、または、それらの薬学的に許容できる塩。

【請求項109】
下記構造を有する、請求項5記載の化合物、または、それらの薬学的に許容できる塩。

【請求項110】
下記構造を有する、請求項5記載の化合物、または、それらの薬学的に許容できる塩。

【請求項111】
下記構造のいずれかを有する、請求項5記載の化合物、または、それらの薬学的に許容できる塩。

【請求項112】
下記構造を有する、請求項5記載の化合物、または、それらの薬学的に許容できる塩。

【請求項113】
下記構造を有する、請求項5記載の化合物。

【請求項114】
下記構造を有する、請求項5記載の化合物。

【請求項115】
薬学的に許容できる担体中に、構造Iに示された化合物を含有する、薬学的組成物。
【請求項116】
薬学的に許容できる担体中に、構造IIに示された化合物を含有する、薬学的組成物。
【請求項117】
薬学的に許容できる担体中に、構造IIIに示された化合物を含有する、薬学的組成物。
【請求項118】
薬学的に許容できる担体中に、構造IIIaに示された化合物を含有する、薬学的組成物。
【請求項119】
薬学的に許容できる担体中に、構造IVに示された化合物を含有する、薬学的組成物。
【請求項120】
薬学的に許容できる担体中に、構造VaまたはVbに示された化合物を含有する、薬学的組成物。
【請求項121】
薬学的に許容できる担体中に、構造VIIIに示された化合物を含有する、薬学的組成物。
【請求項122】
構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された構造の化合物、またはそれらのいずれかの組合せを有効量のIL-2と組合せ、それが必要な対象へ投与し、これにより対象における血管漏出を軽減することを含む、対象における血管漏出を阻害または軽減する方法。
【請求項123】
化合物が、図1に示されている、請求項122記載の方法。
【請求項124】
化合物が、N-(2-(1H-インドール-2-イル)-フェニル)-フタルアミド酸である、請求項122記載の方法。
【請求項125】
化合物が、6,7-ビス-(3-ヒドロキシフェニル)-プテリジン-2,4-ジアミンである、請求項122記載の方法。
【請求項126】
IL-2および構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せの少なくとも1種を、IL-2投与に関連した血管漏出を軽減するのに有効な濃度で含有する、薬学的組成物。
【請求項127】
化合物が、図1に示されている、請求項126記載の組成物。
【請求項128】
化合物が、N-(2-(1H-インドール-2-イル)-フェニル)-フタルアミド酸または6,7-ビス-(3-ヒドロキシフェニル)-プテリジン-2,4-ジアミンである、請求項126記載の組成物。
【請求項129】
有効量の治療用抗体、化学療法剤または免疫毒製剤を、構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せと組合わせて、それが必要な対象へ投与し、これにより対象において癌または腫瘍を治療することを含む、対象の癌または腫瘍を治療する方法。
【請求項130】
化合物が、図1に示されている、請求項129記載の組成物。
【請求項131】
治療的物質、および構造I、II、III、IIIa、IV、V、VIもしくはVIIに示された化合物、またはそれらのいずれかの組合せの少なくとも1種を、対象において癌を治療するのに有効な濃度で含有する薬学的組成物。
【請求項132】
化合物が、図1に示されている、請求項131記載の組成物。
【請求項133】
癌が、消化器系/胃腸管癌、結腸癌、肝臓癌、皮膚癌、乳癌、卵巣癌、前立腺癌、リンパ腫、白血病、腎臓癌、肺癌、筋肉癌、骨癌、膀胱癌または脳癌である、請求項131記載の方法。
【請求項134】
癌が、結腸癌または肺癌である、請求項133記載の方法。
【請求項135】
治療的物質が、代謝拮抗物質、DNA架橋剤、アルキル化剤、トポイソメラーゼIインヒビター、微小管インヒビター、ビンカアルカロイド、マイトマイシン系抗生物質、およびブレオマイシン系抗生物質である、請求項131記載の方法。
【請求項136】
化学療法剤が、メトトレキセート、シスプラチン/カルボプラチン;カンブシル;ダクチノマイシン;タキソール(パクリタキソール)、抗葉酸剤、コルヒチン、デメコリン、エトポシド、タキサン/タキソール、ドセタキソール、ドキソルビシン、アントラサイクリン系抗生物質、ドキソルビシン、ダウノルビシン、カルミノマイシン、エピルビシン、イダルビシン、ミトキサトロン、ミトキサントロン、4-デメトキシ-ダウノマイシン、11-デオキシダウノルビシン、13-デオキシダウノルビシン、アドリアマイシン-14-ベンゾエート、アドリアマイシン-14-オクタノエートまたはアドリアマイシン-14-ナフタレンアセテートである、請求項131記載の方法。
【請求項137】
治療的物質が、ドキソルビシン、ドセタキソール、またはタキソールである、請求項131記載の方法。
【請求項138】
治療的物質が、HER2蛋白質、増殖因子もしくは増殖因子受容体、またはインテグリン受容体に結合する抗体である、請求項131記載の方法。
【請求項139】
治療的物質が、トラスツマブ、ベバシズマブ、OSI-774またはVitaxinである、請求項138記載の方法。

【公表番号】特表2006−515317(P2006−515317A)
【公表日】平成18年5月25日(2006.5.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−500378(P2005−500378)
【出願日】平成15年10月2日(2003.10.2)
【国際出願番号】PCT/US2003/031721
【国際公開番号】WO2004/030635
【国際公開日】平成16年4月15日(2004.4.15)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
テフロン
【出願人】(505123468)ターゲジェン インコーポレーティッド (1)
【Fターム(参考)】