説明

表示装置およびナビゲーション装置

【課題】文字列のスクロール速度を自由に変えることができる表示装置およびナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】文字表示欄21aに表示された文字をスクロールする場合、文字表示欄21aの右側に表示された文字スクロールボタン22aを押圧する。そして、押圧した状態で、押圧位置を矢印31に移動し、タッチパネル19から指を離して押圧を止める。その結果、文字表示欄21aに表示されている文字列は矢印32の方向へスクロールされ、文字列「神奈川県立座間博物館」を全て表示させることができる。文字列のスクロール速度は、文字スクロールボタン22aの表示位置と押圧を止めた位置との間の距離が大きくなるにしたがって速くなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一括表示が可能な文字数を越える文字列をスクロール表示する表示装置およびナビゲーション装置に関する。
【背景技術】
【0002】
文字列をディスプレイに表示する際に、ユーザが予め登録したキーワードまたはキーワードに関連する文字列については、文字を強調編集し、かつ、スクロール速度を低下させて表示する文字表示装置が従来技術として知られている(特許文献1)。
【特許文献1】特開2001−184152号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1のような従来の文字表示装置では、ユーザが文字列のスクロール速度を自由に変えることができないという問題点がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
(1)請求項1の発明の表示装置は、タッチパネルを設けた表示モニタと、文字を表示する文字表示欄を表示モニタに表示し、文字表示欄に一括表示可能な文字数を越える文字列を文字表示欄にスクロールさせて表示する文字表示制御手段と、表示モニタに文字スクロールボタンを表示するボタン表示制御手段と、文字スクロールボタンの表示位置または文字スクロールボタンの押圧開始位置と、文字スクロールボタンの押圧終了位置との間の距離に基づいて、スクロールのスクロール速度を算出する文字スクロール速度算出手段とを備え、文字表示制御手段は、文字スクロール速度算出手段によって算出したスクロール速度で文字列をスクロールすることを特徴とする。
(2)請求項2の発明は、請求項1に記載の表示装置において、ボタン表示制御手段は、文字スクロールボタンとは別のボタンを表示モニタに表示し、別のボタンの表示位置でタッチパネルの押圧を終了すると、別のボタンに定義された処理を実行するボタン処理制御手段を備え、文字スクロールボタンが押圧されると、別のボタンに定義された処理を禁止する禁止手段をさらに備えることを特徴とする。
(3)請求項3の発明は、請求項1または2に記載の表示装置において、検索条件を入力する検索条件入力手段と、検索条件に基づいて所定の施設を検索する検索手段とを備え、文字表示制御手段は、文字表示欄を複数表示し、検索の結果である施設名称を複数の文字表示欄にリスト表示することを特徴とする。
(4)請求項4の発明のナビゲーション装置は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の表示装置を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、文字スクロールボタンを押圧し、そして押圧を止めた位置と、文字スクロールボタンの表示位置または文字スクロールボタンを押圧したときの押圧位置との間の距離が大きくなるにしたがって、文字表示欄に表示される文字列のスクロールが速くなるようにした。したがって、文字列のスクロール速度を自由に変えることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
図1は、本発明の実施形態によるナビゲーション装置1を示す。このナビゲーション装置1では、所定の検索結果を文字表示欄のリストとして表示モニタ16に表示する。そして、検索結果を表す文字列が文字表示欄に一括表示できない場合は、文字列をスクロールして表示することができる。ナビゲーション装置1は、制御回路11、ROM12、RAM13、現在地検出装置14、画像メモリ15、表示モニタ16、スピーカ17、入力装置18、タッチパネル19およびディスクドライブ111を有している。ディスクドライブ111には、地図データが記憶されたDVD−ROM112が装填されている。
【0007】
制御回路11は、マイクロプロセッサ及びその周辺回路からなり、RAM13を作業エリアとしてROM12に格納された制御プログラムを実行して各種の制御を行う。この制御回路11がDVD−ROM112に記憶された地図データに基づいて所定の経路探索処理を行うと、その処理結果が推奨経路として表示モニタ16に表示される。また、制御回路11は、入力装置18やタッチパネル19によって入力された検索条件に基づいて、地図データに格納されている施設の検索を行う。たとえば、ユーザが入力装置18によって「博物館」と入力すると、地図データに記憶されている博物館が検索される。検索結果はリストとして表示モニタ16に表示される。
【0008】
現在地検出装置14は車両の現在地を検出する装置であり、たとえば、車両の進行方向を検出する振動ジャイロ14a、車速を検出する車速センサ14b、GPS(Global Positioning System)衛星からのGPS信号を検出するGPSセンサ14cなどからなる。ナビゲーション装置1は、この現在地検出装置14により検出された車両の現在地に基づいて、地図の表示範囲や経路探索開始点などを決定するとともに、地図上にその現在地を表示する。
【0009】
画像メモリ15は、表示モニタ16に表示するための画像データを格納する。この画像データは道路地図描画用データや各種の図形データからなり、それらはDVD−ROM112に記憶された地図データに基づいて、適宜生成される。ナビゲーション装置1は、このようにして生成された画像データを用いることによって地図表示など行うことができる。
【0010】
ディスクドライブ111は、DVD−ROM112から地図データを読み出す。地図データは、地図表示用データ、経路探索用データなどを含む。地図表示用データおよび経路探索用データには、地図データに格納されている道路のリンク情報およびノード情報が含まれている。地図表示用データは、広域から詳細まで複数の縮尺の地図データを有し、ユーザの要求にしたがって、表示地図の縮尺を変更することができる。なお、DVD−ROM112以外の他の記録メディア、たとえばCD−ROMやハードディスクなどより地図データを読み出してもよい。
【0011】
表示モニタ16は、地図データなどの各種情報に基づいて、自車位置付近の道路地図などの各種情報を画面表示としてユーザに提供する。また、上述したように検索結果をリストとして表示する。スピーカ17は、各種入力操作をユーザに指示したり、経路誘導したりするための音声を出力する。入力装置18は、ユーザが各種コマンドを設定するための入力スイッチを有し、操作パネルやリモコンなどによって実現される。ユーザは、表示モニタ16の表示画面の指示やスピーカ17からの音声指示に従って入力装置18を手動で操作することにより、目的地を選択して設定する。また、上述したように、入力装置18の操作により検索条件を入力することができる。
【0012】
タッチパネル19は、表示モニタ16の表面に積層される透明のタッチスイッチであり、表示モニタ16に表示される画像はタッチパネル19を通して表示される。タッチパネル19は、タッチパネル19上の操作位置に応じた信号をタッチパネルコントロール部110に送出し、タッチパネルコントロール部110はタッチパネル19の押圧位置を算出する。
【0013】
表示モニタ16の表示画面を押圧するとタッチパネル19が押圧される。そして、地図画面や各種ボタン、表示メニューなどの表示位置でタッチパネル19から指を離して押圧を止めると、押圧を止めた位置を目的地として設定したり、押圧を止めた位置の各種ボタンや表示メニューに定義された処理が実行される。また、表示画面に表示されたメニューを押圧して適宜選択することによって検索の条件を入力することができる。
【0014】
目的地がユーザにより設定されると、ナビゲーション装置1はGPSセンサ14cにより検出された現在地を出発地として目的地までの経路演算を所定のアルゴリズムに基づいて行う。このようにして求められた経路(以下、推奨経路という)は、表示形態、たとえば表示色などを変えることによって、ほかの道路とは区別して画面表示される。これにより、ユーザは地図上の推奨経路を画面上で認識することができる。また、ナビゲーション装置1は、推奨経路に従って車両が走行できるように、ユーザに対して画面や音声などによる進行方向指示を行い、車両を経路誘導する。
【0015】
次に、本発明の実施形態における文字表示欄の文字スクロールについて図2〜4を参照して説明する。ナビゲーション装置1は、所定の検索条件で施設検索を行い、その結果を表示モニタ16にリスト表示しているものとして説明する。
【0016】
図2は、検索結果を表示した検索結果画面20を説明するための図である。上述した施設検索を行うと、その結果が検索結果画面20に表示される。施設結果画面20には、文字表示欄21a〜21e、文字スクロールボタン22a〜22e、検索結果ページ切替ボタン23a,23bおよび検索結果スクロールボタン24a,24bが表示される。
【0017】
文字表示欄21a〜21eには、検索結果である施設名称の文字列が表示される。文字表示欄21a〜21eに表示される文字数は、検索結果画面20のスペースの都合上、6文字に制限されている。このため、施設名称の文字数が多い場合、たとえば、文字表示欄21aに「神奈川県立座間博物館」、文字表示欄21bに「神奈川県立座間美術館」、文字表示欄21cに「神奈川県立座間水族館」、文字表示欄21dに「神奈川県立座間図書館」、文字表示欄21eに「神奈川県立座間動物公園」という文字列を表示しようとしても、全ての文字表示欄21a〜21eには「神奈川県立座」としか表示されない。したがって、文字表示欄21a〜21eに表示されている施設名称を判別するためには、文字表示欄21a〜21eに表示されている文字列をスクロールしなくてはならない。
【0018】
また、表示画面を押圧し、文字表示欄21a〜21eの表示位置でタッチパネル19から指を離して押圧を止めると、文字表示欄21a〜21eに表示されている施設が経路探索の目的地として設定される。
【0019】
文字スクロールボタン22a〜22eは、文字表示欄21a〜21eに表示された文字列をスクロールするボタンである。文字スクロールボタン22a〜22eの操作については後述する。
【0020】
検索結果ページ切替ボタン23a,23bは、検索結果のページを一つ前のページに切り替えたり、次のページに切り替えたりするボタンである。検索された施設は、5件を1ページとして区切られている。表示画面を押圧し、検索結果ページ切替ボタン23aの表示位置でタッチパネル19から指を離して押圧を止めると、検索結果画面20に表示されている一番上の施設に属するページの前のページの施設が表示される。下方に表示されている検索結果ページ切替ボタン23b上で押圧を止めた場合は、検索結果画面20に表示されている一番上の施設に属するページの次のページの施設が表示される。
【0021】
検索結果スクロールボタン24a,24bは、検索結果画面20に表示される施設を順次一つずつ繰り上げたり、繰り下げたりするためのボタンである。表示画面を押圧し、検索結果スクロールボタン24a上で指を離すと、検索結果画面20に表示される施設が一つ繰り上がって表示され、下方に表示されている検索結果スクロールボタン24b上で指を離すと、検索結果画面20に表示される施設が一つ繰り下がって表示される。
【0022】
次に、文字スクロールボタン22a〜22eによる文字列のスクロール操作について図3を参照して説明する。ここで、文字表示欄21aに表示される文字列をスクロールするものとして説明する。
【0023】
文字表示欄21aに表示される文字列をスクロールする場合、図3(a)に示すように、文字表示欄21aの右側に表示された文字スクロールボタン22aを押圧する。そして、押圧した状態で、押圧位置を矢印31の方向に移動し、押圧を止める。その結果、図3(b)に示すように、文字表示欄21aに表示されている文字列は矢印32の方向へスクロールされる。そして、文字表示欄21aに文字列「神奈川県立座間博物館」を全て表示させることができる。
【0024】
文字列のスクロール速度は、文字スクロールボタン22aの表示位置と押圧を止めた位置との間の距離が大きくなるにしたがって速くなる。したがって、押圧を止める位置を調整することによって、文字表示欄21aに表示される文字列のスクロール速度を調整することができる。
【0025】
文字列「神奈川県立座間博物館」の末尾部分である「立座間博物館」が文字表示欄21aに表示されると文字列のスクロールは停止する。
【0026】
本発明の実施形態では、文字列のスクロール操作中に表示画面に表示されているボタンの表示位置で押圧を止めることによる誤動作を防止するために、文字スクロールボタン22a〜22eが押圧されると、文字列のスクロールが完了するまで、表示画面に表示されているボタンの表示位置で押圧を止めても、そのボタンに定義された処理は実行されない。したがって、図3(a),(b)に示すように、文字列のスクロール操作中に検索結果ページ切替ボタン23aの表示位置で指を離して押圧を止めても検索結果ページ切替ボタン23aに定義された処理は実行されず、文字表示欄21a〜21eに表示される施設は切り替わらない。しかし、図4(a),(b)に示すように文字表示欄21aにおける文字列のスクロールが完了した後、表示画面を押圧し、検索結果ページ切替ボタン23aの表示位置で押圧を止めると、図4(b)に示すように文字表示欄21a〜21eに表示される施設名称の文字列が前のページのものに切り替わる。
【0027】
本発明の実施形態によるナビゲーション装置1の文字列スクロール処理について図5のフローチャートを参照して説明する。図5の処理は、検索結果画面20が表示モニタ16に表示されるとスタートするプログラムにより、制御回路11において実行される。
【0028】
ステップS501では、タッチパネルコントロール部110が算出したタッチパネル19の押圧位置より、文字スクロールボタン22a〜22eが押圧されたか判定する。押圧された場合はステップS501が肯定判定され、ステップS502へ進む。押圧されていない場合はステップS501を繰り返す。ステップS502では、表示モニタ16の表示画面に表示されているボタンを無効にする。したがって、このときに表示画面に表示されているボタンの表示位置でタッチパネル19から指を離して押圧を止めても、そのボタンに定義された処理は実行されない。
【0029】
ステップS503では、タッチパネル19からの信号によりタッチパネル19は押圧されているかを判定する。押圧されている場合はステップS503が肯定判定され、ステップS504は進む。押圧されていない場合はステップS503が否定判定され、ステップS508へ進む。ステップS504では、タッチパネルコントロール部110が算出したタッチパネル19の押圧位置より、タッチパネル19の押圧位置を検出する。検出した押圧位置はRAM13に一時的に記憶する。
【0030】
ステップS505では、RAM13に記憶されている最後の押圧位置に基づいて、押圧を止めた位置を検出する。そして、RAM13に記憶した押圧位置を消去する。ステップS506では、押圧された文字スクロールボタン22a〜22eの表示位置と押圧を止めた位置との間の距離を算出する。ステップS507では、ステップS506で算出した距離に基づいて文字列のスクロール速度を算出する。押圧された文字スクロールボタン22a〜22eの表示位置から押圧を止めた位置までの距離と、文字列のスクロール速度との関係を定めたテーブルが予めROM12に記憶されており、そのテーブルを参照することによって文字列のスクロール速度を算出する。ステップS508では、文字表示欄21a〜21eに表示されている文字列をステップS507で算出したスクロール速度でスクロールする。
【0031】
ステップS509では、文字表示欄21a〜21eに文字列の末尾まで表示され、文字列のスクロールは完了したかを判定する。完了した場合はステップS509が肯定判定され、ステップS510へ進む。完了していない場合はステップS509を繰り返す。ステップS510では、ステップS502で行ったボタンの無効化処理を解除する。そして、リターンする。
【0032】
以上の本発明の実施の形態によるナビゲーション装置1は次のような作用効果を奏する。
(1)文字スクロールボタン22a〜22eを押圧し、押圧を止めた位置、すなわち、タッチパネル19から指を離した位置と、文字スクロールボタン22aの表示位置との間の距離が大きくなるにしたがって、文字表示欄21a〜21eに表示される文字列のスクロールが速くなるようにした。したがって、文字列のスクロール速度を自由に変えることができる。
(2)文字列をスクロールする操作中は、表示モニタ16に表示されているボタンで押圧を止めてもそのボタンに定義された処理は実行されない。したがって、文字列をスクロールする操作中の表示画面に表示されているボタンの表示位置で押圧を止めることによる誤作動を防止することができ、その結果、文字スクロールボタン22a〜22eの近くにほかのボタンやアイコンを配置することができので、表示画面のスペースを有効に活用することができる。とくに、検索結果を表示画面に表示するときは、文字を表示するスペースが小さくなるので、その効果は高い。
【0033】
以上の実施の形態を次のように変形することができる。
(1)文字スクロールボタン22a〜22eを押圧し、押圧を止めた位置と、文字スクロールボタン22aの表示位置との間の距離が大きくなるにしたがって、文字表示欄21a〜21eに表示される文字列のスクロールが速くなるようにした。しかしながら、文字スクロールボタン22aの押圧開始位置と押圧終了位置との間の距離が大きくなるにしたがって、文字表示欄21a〜21eに表示される文字列のスクロールが速くなるようにしてもよい。
(2)あるいは、文字スクロールボタン22a〜22eの押圧開始後の指こすり移動量にしたがって文字スクロール速度を可変とするようにしてもよい。このようにすることによって、文字列のスクロール中に、表示画面を押圧した状態で押圧位置を文字スクロールボタン22a〜22eの表示位置に対して遠ざけたり近づけたりすることによって、文字スクロール速度を速くしたり遅くしたりすることができ、文字表示欄21a〜21eの文字列が見やすくなる。
(3)一括表示が可能な文字数を越える文字列をディスプレイにスクロール表示する表示装置であればナビゲーション装置1に限定されない。たとえば、ディスプレイが設けられた携帯電話やPDAでもよい。
【0034】
以上の説明はあくまで一例であり、発明は、上記の実施形態に何ら限定されるものではない。
【0035】
特許請求の範囲の要素と実施の形態との対応関係を説明する。
本発明の文字表示制御手段、ボタン表示制御手段、文字スクロール速度算出手段、ボタン処理制御手段および禁止手段は制御回路11に対応する。検索条件入力手段は、入力装置18またはタッチパネル19に対応し、検索手段は制御回路11に対応する。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する上で、上記の実施形態の構成要素と本発明の構成要素の対応関係になんら限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の一実施形態によるナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】検索結果画面を説明するための図である。
【図3】文字スクロールボタンによる文字列のスクロール操作について説明する図である。
【図4】ボタンの無効処理が解除されたのちの検索結果ページ切替ボタンによる処理を説明するための図である。
【図5】本発明の一実施形態のナビゲーション装置における文字列スクロール処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0037】
1 ナビゲーション装置
11 制御回路
16 表示モニタ
18 入力装置
19 タッチパネル
110 タッチパネルコントロール部
111 ディスクドライブ
112 DVD−ROM

【特許請求の範囲】
【請求項1】
タッチパネルを設けた表示モニタと、
文字を表示する文字表示欄を前記表示モニタに表示し、前記文字表示欄に一括表示可能な文字数を越える文字列を前記文字表示欄にスクロールさせて表示する文字表示制御手段と、
前記表示モニタに文字スクロールボタンを表示するボタン表示制御手段と、
前記文字スクロールボタンの表示位置または前記文字スクロールボタンの押圧開始位置と、前記文字スクロールボタンの押圧終了位置との間の距離に基づいて、前記スクロールのスクロール速度を算出する文字スクロール速度算出手段とを備え、
前記文字表示制御手段は、前記文字スクロール速度算出手段によって算出したスクロール速度で前記文字列をスクロールすることを特徴とする表示装置。
【請求項2】
請求項1に記載の表示装置において、
前記ボタン表示制御手段は、前記文字スクロールボタンとは別のボタンを前記表示モニタに表示し、
前記別のボタンの表示位置で前記タッチパネルの押圧を終了すると、前記別のボタンに定義された処理を実行するボタン処理制御手段を備え、
前記文字スクロールボタンが押圧されると、前記別のボタンに定義された処理を禁止する禁止手段をさらに備えることを特徴とする表示装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の表示装置において、
検索条件を入力する検索条件入力手段と、
前記検索条件に基づいて所定の施設を検索する検索手段とを備え、
前記文字表示制御手段は、前記文字表示欄を複数表示し、前記検索の結果である施設名称を前記複数の文字表示欄にリスト表示することを特徴とする表示装置。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の表示装置を備えることを特徴とするナビゲーション装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−26439(P2008−26439A)
【公開日】平成20年2月7日(2008.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−196566(P2006−196566)
【出願日】平成18年7月19日(2006.7.19)
【出願人】(591132335)株式会社ザナヴィ・インフォマティクス (745)
【Fターム(参考)】