説明

防眩性フィルム、防眩性フィルムの製造方法、防眩性反射防止フィルム、偏光板及び表示装置

【課題】本発明の目的は画素サイズの小型化等による高精細な画像の鮮明性を低下させることなく、外光の写り込みや、コントラストの低下を有効に防止出来、所望の微細凹凸構造を生産性よく効果的・安定的に形成した防眩性フィルム、及びその製造方法を提供し、更にそれを用いた防眩性反射防止フィルム、偏光板、及び表示装置を提供することにある。
【解決手段】50〜1000mm径でかつゴム硬度が30〜80度の範囲であるシームレス樹脂版を用いフレキソ印刷により基材フィルムの表面にインキ付着部とインキ未付着部による凹凸構造を形成する工程を有することを特徴とする防眩性フィルムの製造方法。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
50〜1000mm径でかつゴム硬度が30〜80度の範囲であるシームレス樹脂版を用いフレキソ印刷により基材フィルムの表面にインキ付着部とインキ未付着部による凹凸構造を形成する工程を有することを特徴とする防眩性フィルムの製造方法。
【請求項2】
前記凹凸構造のインキ付着部が、前記インキ未付着部を基準とした高さが0.1〜1.5μmであり、長辺が3〜50μm、かつ隣り合う凸部間の平均距離が10〜150μmであることを特徴とする請求項1に記載の防眩性フィルムの製造方法。
【請求項3】
前記基材フィルムがセルロースエステル系フィルム、ポリエステル系フィルム、ノルボルネン系樹脂フィルム、及びポリカーボネート系フィルムから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1に記載の防眩性フィルムの製造方法。
【請求項4】
前記基材フィルムには、前記凹凸構造が形成される側に、厚みが2〜20μmのハードコート層が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の防眩性フィルムの製造方法。
【請求項5】
前記凹凸構造の形成工程を複数回有することを特徴とする請求項1に記載の防眩性フィルムの製造方法。
【請求項6】
前記複数回の凹凸構造の形成工程において、少なくとも1回の凹凸構造の形成工程において、異なる形状のインキ付着部が形成されることを特徴とする請求項5に記載の防眩性フィルムの製造方法。
【請求項7】
前記複数回の凹凸構造の形成工程において、少なくとも1回以上異なる径のシームレス樹脂版が用いられることを特徴とする請求項5に記載の防眩性フィルムの製造方法。
【請求項8】
前記フレキソ印刷に用いられるインキの粘度が0.1〜10Pa・sであることを特徴とする請求項1に記載の防眩性フィルムの製造方法。
【請求項9】
前記フレキソ印刷に用いられるインキが活性光線硬化型樹脂または熱硬化性樹脂を含有し、前記凹凸構造の形成工程後に、活性光線を照射するか、または加熱して前記凹凸構造を硬化・固定する工程を有することを特徴とする請求項1に記載の防眩性フィルムの製造方法。
【請求項10】
請求項1〜9のいずれか1項に記載の防眩性フィルムの製造方法によって製造されたことを特徴とする防眩性フィルム。
【請求項11】
請求項10に記載の防眩性フィルムの表面上に低屈折率層が積層されたことを特徴とする防眩性反射防止フィルム。
【請求項12】
請求項10に記載の防眩性フィルムまたは請求項11に記載の防眩性反射防止フィルムを用いたことを特徴とする偏光板。
【請求項13】
請求項12に記載の偏光板を用いたことを特徴とする表示装置。
【請求項14】
請求項10に記載の防眩性フィルムの表面に形成されたインキ付着部の形状が楕円形状であり、該楕円形状の長辺方向がディスプレイの縦方向もしくは横方向に平行に並ぶように配置されたことを特徴とする表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−285217(P2006−285217A)
【公開日】平成18年10月19日(2006.10.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−54690(P2006−54690)
【出願日】平成18年3月1日(2006.3.1)
【出願人】(303000408)コニカミノルタオプト株式会社 (3,255)
【Fターム(参考)】