説明

5−(4−(ハロアルコキシ)フェニル)ピリミジン−2−アミン化合物およびキナーゼ阻害剤としての組成物

本発明は、プロテインキナーゼ阻害剤として有用な式(1)


の化合物およびその医薬組成物、ならびに異常なまたは脱制御されたキナーゼ活性に関連した状態を処置し、改善しまたは予防するためにかかる化合物を使用する方法に関する。ある態様において、本発明は、c−kit、PDGFRα、PDGFRβ、CSF1R、Abl、BCR−Abl、CSK、JNK1、JNK2、p38、p70S6K、TGFβ、SRC、EGFR、trkB、FGFR3、Fes、Lck、Syk、RAF、MKK4、MKK6、SAPK2β、BRK、Fms、KDR、c−rafまたはb−rafキナーゼの異常な活性が関与する疾患または障害を処置し、改善しまたは予防するためにかかる化合物を使用する方法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(1):
【化1】

〔式中、
は1〜6個のフッ素原子を有するハロアルキルであり;
はそれぞれ所望により、ハロ、アミノまたはヒドロキシル基で置換されていてもよいC1−6アルキル、C2−6アルケニルまたはC2−6アルキニル;ハロ、シアノ、ニトロ、(CROR、(CRO(CR1−4、(CRSR、(CRNR10、(CRC(O)O0−1、OC(O)R、(CRC(S)R、(CRC(O)NR10、(CRC(O)NR(CR0−6C(O)O0−1、(CRNRC(O)O0−1、(CRS(O)1−2NR10、(CRS(O)1−2、(CRNRS(O)1−2または(CR;または何れか2個の隣接するR基は一体となって、所望により置換された5〜8員炭素環式、ヘテロ環式、アリールまたはヘテロアリール環を形成してもよく;
は−L−NR、−X−NR−C(O)Rまたは−X−NR−C(O)NRであり、ここでLは−X−C(O)、−X−OC(O)、−(CR、−SO0−2(CR、−O(CR1−4または
【化2】

であり;Xは(CRまたは[C(R)(CROR)]であり;
、R、RおよびR10は独立してH;それぞれ所望によりハロ、アミノ、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノ、カルボキシルまたはRで置換されていてもよい、C1−6アルキル、C2−6アルケニルまたはC2−6アルキニル;(CRCN、(CR1−6NR、(CR1−6OR、(CRC(O)O0−1、(CRC(O)NRまたは(CR−Rであり;
は所望により置換されたC3−7シクロアルキル、Cアリールまたは5〜6員ヘテロアリールまたは5〜7員ヘテロ環式環であり;
およびRは独立して、(CR−Rまたはそれぞれ所望によりハロ、アミノ、アミド、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノ、カルボキシルもしくはRで置換されていてもよい、C1−6アルキル、C2−6アルケニルまたはC2−6アルキニルであるか;またはRはHであり;
あるいは、それぞれのNRにおいてRとRはNと一体となって、それぞれのNRにおいてRとRはNと一体となってまたはそれぞれのNR10においてRとR10はNと一体となって、1〜3個のR11基で置換されていてもよい4〜7員ヘテロ環式環を形成してもよく;
11はR、(CR−OR、CO、(CR−C(O)−(CR−R、(CRC(O)NR、(CRC(O)NR(CR0−6C(O)O0−1、(CRNRC(O)O0−1、(CRS(O)1−2NR、(CRS(O)1−2または(CRNRS(O)1−2であり;
それぞれのRはHまたはC1−6アルキルであり;
それぞれのkは0〜6であり;
jおよびmは独立して0〜4である;
ただし、RがC(O)NH、C(O)NR1213またはSONH(CH2−3NR1415(ここで、R12とR13は一体となってピペラジニルを形成し、R14とR15は一体となってモルホリニルを形成する)であるとき、Rはトリフルオロメトキシではない〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項2】
がOCHF、OCF、OCHCF、OCFCHまたはOCHCFである、請求項1の化合物。
【請求項3】
がOCHFである、請求項2の化合物。
【請求項4】
が存在するとき、ハロ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ヒドロキシまたはCOであり、RがHまたはC1−6アルキルである、請求項1〜3の何れかの化合物。
【請求項5】

【化3】

【化4】

【化5】

【化6】

【化7】

【化8】

から成る群から選択される、請求項1〜4の何れかの化合物。
【請求項6】

【化9】

〔Rは−NH、−NEtまたは−NH(CH1−6OHである〕
から成る群から選択される、請求項1〜4の何れかの化合物。
【請求項7】
式(2A)または(2B):
【化10】

〔式中、
とRはNと一体となって、所望によりNR16、O、S、=Oまたは二重結合を含む5〜6員ヘテロ環式環を形成し;ここで前記ヘテロ環式環は所望により1〜2個のR11基で置換されていてもよく;
16はH、R、−(CR1−4CO、(CR−C(O)−(CR−R、(CRC(O)NR、(CRC(O)NR(CR0−6C(O)O0−1、(CR1−4NRC(O)O0−1、(CRS(O)1−2NR、(CRS(O)1−2または(CRNRS(O)1−2であり;
、R、R、R、R11、Rおよびkは式(1)で定義のとおりである〕
の化合物である、請求項1の化合物。
【請求項8】
とRがNと一体となって、所望により置換されたピペリジニル、ピペラジニルまたはモルホリニルを形成する、請求項7の化合物。
【請求項9】
Lが−X−C(O)、−(CR1−4または−O(CR1−4であり;
Xが(CR0−1または[C(R)(CROR)]であり;
RがHまたはC1−6アルキルである、請求項7または8の化合物。
【請求項10】
Lが(CR1−2である、請求項9の化合物。
【請求項11】
次の群:
N−(4−(2−(ジエチルアミノ)エトキシ)フェニル)−5−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
N−(4−(2−(ジエチルアミノ)エトキシ)フェニル)−5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−アミン;
1−(2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェノキシ)エチル)ピペリジン−4−カルボン酸;
1−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)ベンジル)ピペリジン−4−カルボン酸;
1−(4−(5−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)ベンジル)ピペリジン−4−カルボン酸;
1−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェネチル)ピペリジン−4−カルボン酸;
N−(5−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−1−メチルピペリジン−2−カルボキサミド;
N−(5−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボキサミド;
(1S,2R,5R)−N−(5−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−カルボキサミド;
N−(5−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−メチルフェニル)ピペリジン−2−カルボキサミド;
N−(5−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−5−オキソピロリジン−2−カルボキサミド;
(R)−N−(5−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−5−オキソピロリジン−2−カルボキサミド;
N−(5−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−6−オキソピペリジン−3−カルボキサミド;
N−(5−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−6−フルオロピリジン−3−カルボキサミド;
N−(5−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−1H−イミダゾール−5−カルボキサミド;
N−(2−メチル−5−(5−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−5−オキソピロリジン−2−カルボキサミド;
(S)−N−(2−メチル−5−(5−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−5−オキソピロリジン−2−カルボキサミド;
N−(5−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−1−シクロプロピル−5−オキソピロリジン−3−カルボキサミド;
N−(5−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−1−エチル−6−オキソピペリジン−3−カルボキサミド;
2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−N−(2−フルオロエチル)−3−ヒドロキシプロパンアミド;
2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−3−ヒドロキシ−1−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)プロパン−1−オン;
(R)−2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−3−ヒドロキシ−1−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)プロパン−1−オン;
(S)−2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−3−ヒドロキシ−1−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)プロパン−1−オン;
2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−3−ヒドロキシ−N−(2−ヒドロキシプロピル)プロパンアミド;
(R)−2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−3−ヒドロキシ−N−((R)−2−ヒドロキシプロピル)プロパンアミド;
(S)−2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−3−ヒドロキシ−N−((R)−2−ヒドロキシプロピル)プロパンアミド;
(R)−2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−3−ヒドロキシ−N−((S)−2−ヒドロキシプロピル)プロパンアミド;
(S)−2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−3−ヒドロキシ−N−((S)−2−ヒドロキシプロピル)プロパンアミド;
2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−3−ヒドロキシ−N−((S)−2−ヒドロキシプロピル)プロパンアミド;
2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−3−ヒドロキシ−N−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパンアミド;
2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−3−ヒドロキシ−N−((1r,4r)−4−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパンアミド;
(R)−2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−3−ヒドロキシ−N−((1r,4R)−4−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパンアミド;
(S)−2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−3−ヒドロキシ−N−((1r,4R)−4−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパンアミド;
(R)−2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−3−ヒドロキシ−N−((1s,4S)−4−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパンアミド;
(S)−2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−3−ヒドロキシ−N−((1s,4S)−4−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパンアミド;
2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−3−ヒドロキシ−N−((1s,4s)−4−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパンアミド;
2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−3−ヒドロキシ−1−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)プロパン−1−オン;
2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−3−ヒドロキシ−1−((S)−3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)プロパン−1−オン;
(R)−2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−3−ヒドロキシ−1−((S)−3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)プロパン−1−オン;
(S)−2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−3−ヒドロキシ−1−((S)−3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)プロパン−1−オン;
2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−3−ヒドロキシ−1−((R)−3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)プロパン−1−オン;
(S)−2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−3−ヒドロキシ−1−((R)−3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)プロパン−1−オン;
(R)−2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−3−ヒドロキシ−1−((R)−3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)プロパン−1−オン;
2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−3−ヒドロキシ−N−(2−ヒドロキシシクロペンチル)プロパンアミド;
(R)−2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−3−ヒドロキシ−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシシクロペンチル)プロパンアミド;
2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−3−ヒドロキシ−N−((1S,2R)−2−ヒドロキシシクロペンチル)プロパンアミド;
2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−3−ヒドロキシ−N−((1S,2S)−2−ヒドロキシシクロペンチル)プロパンアミド;
(S)−2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−3−ヒドロキシ−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシシクロペンチル)プロパンアミド;
(S)−2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−3−ヒドロキシ−N−((1S,2S)−2−ヒドロキシシクロペンチル)プロパンアミド;
(S)−2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−3−ヒドロキシ−N−((1S,2R)−2−ヒドロキシシクロペンチル)プロパンアミド;
(R)−2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−3−ヒドロキシ−N−((1S,2S)−2−ヒドロキシシクロペンチル)プロパンアミド;
(R)−2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−3−ヒドロキシ−N−((1S,2R)−2−ヒドロキシシクロペンチル)プロパンアミド;
2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−1−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オン;
2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−1−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)エタノン;
2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−3−ヒドロキシ−1−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロパン−1−オン;
(R)−2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−3−ヒドロキシ−1−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロパン−1−オン;
(S)−2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−3−ヒドロキシ−1−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロパン−1−オン;
2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−3−ヒドロキシ−1−(3−(トリフルオロメチル)ピペラジン−1−イル)プロパン−1−オン;
2−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−1−(3−(トリフルオロメチル)−4−メチルピペラジン−1−イル)−3−ヒドロキシプロパン−1−オン;
N1−(5−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−メチルフェニル)ピペリジン−1,4−ジカルボキサミド;
N−(5−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−4−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
N−(5−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−4−メタンスルホニル−ピペラジン−1−カルボキサミド;
N−(5−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−4−アセチルピペラジン−1−カルボキサミド;
1−(5−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−3−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)ウレア;
N−(5−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−メチルフェニル)モルホリン−4−カルボキサミド;
N−(5−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−カルボキサミド;
N−(5−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−4,7−ジアザスピロ[2.5]オクタン−7−カルボキサミド;
N−(5−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−4−メチル−4,7−ジアザスピロ[2.5]オクタン−7−カルボキサミド;
N−(5−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−4−(2−ヒドロキシエチル)−4,7−ジアザスピロ[2.5]オクタン−7−カルボキサミド;
N−(5−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−3−(トリフルオロメチル)ピペラジン−1−カルボキサミド;
N−(5−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−4−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピペラジン−1−カルボキサミド;
N−(5−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−4−メチル−3−オキソピペラジン−1−カルボキサミド;
N−(5−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−メチルフェニル)−4−(2−ヒドロキシエチル)−3−オキソピペラジン−1−カルボキサミド;
1−(2−(3−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェノキシ)エチル)ピペリジン−4−カルボン酸;
1−(3−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェネチル)ピペリジン−4−カルボン酸;
1−(3−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)ベンジル)ピペリジン−4−カルボン酸;
1−(2−(5−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−フルオロフェノキシ)エチル)ピペリジン−4−カルボン酸;
1−(5−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−メチルフェネチル)ピペリジン−4−カルボン酸;
4−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)ベンゾイル)−1−メチルピペラジン−2−オン;
4−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)ベンゾイル)−1−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−2−オン;
4−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)ベンゾイル)ピペラジン−2−オン;
(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)(3−(トリフルオロメチル)ピペラジン−1−イル)メタノン;
メチル1−(3−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェネチル)ピペリジン−4−カルボキシレート;
1−(5−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−ヒドロキシフェネチル)ピペリジン−4−カルボン酸;
1−(1−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)エチル)ピペリジン−4−カルボン酸;
1−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−メチルベンジル)ピペリジン−4−カルボン酸;
1−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−フルオロベンジル)ピペリジン−4−カルボン酸;
1−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)−2−ヒドロキシベンジル)ピペリジン−4−カルボン酸;
4−(3−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)ベンゾイル)−1−(ピペリジン−4−イル)ピペラジン−2−オン;
イソプロピル4−(4−(3−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)ベンゾイル)−2−オキソピペラジン−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート;
N−(1−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボキサミド;
N−(1−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−1−エチル−6−オキソピペリジン−3−カルボキサミド;
1−シクロプロピル−N−(1−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−5−オキソピロリジン−3−カルボキサミド;
N−(1−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−3,5−ジメチルイソキサゾール−4−カルボキサミド;
N−(1−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)イソキサゾール−5−カルボキサミド;
N−(1−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−2−(3−メチルイソキサゾール−5−イル)アセトアミド;
N−(1−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アセトアミド;および
N3−(1−(4−(5−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−1,3−ジカルボキサミド
から選択される請求項1の化合物。
【請求項12】
治療上有効量の請求項1〜11の何れかの化合物と薬学的に許容されれる担体を含む医薬組成物。
【請求項13】
PDGFRα、PDGFRβおよび/またはc−kitによって介在される状態の処置用医薬の製造のための、所望により第2の治療薬物と組み合わせた、請求項1〜11の何れかの化合物またはその医薬組成物の使用であって、前記状態が喘息、アトピー性皮膚炎、じんま疹、過敏性腸症候群(IBS)または線維症である使用。
【請求項14】
線維症が強皮症、肺線維症、特発性肺線維症(IPF)、原発性肺高血圧(PPH)、原発性肺動脈高血圧(PPAH)、特発性動脈高血圧(IPAH)、肝線維症、腎線維症または心線維症である、請求項13の使用。
【請求項15】
第2の治療薬物が抗線維症剤、ピルフェニドン、タクロリムス、5−クロロ−2−{(1E)−3−[2−(4−メトキシベンゾイル)−4−メチル−1H−ピロール−1−イル]プロプ−1−エン−1−イル}−N−(メチルスルホニル)ベンズアミド、抗炎症剤、コルチコステロイド、クロモリン、ロイコトリエンアンタゴニスト、IgEブロッカー、気管支拡張剤、β−アゴニスト、キサンチン、抗コリン剤または化学療法剤である、請求項13の使用。
【請求項16】
請求項1〜11の何れかの化合物が、第2の治療薬物の前、それと同時またはその殿に投与される、請求項13の使用。
【請求項17】
キナーゼ活性を調節する方法であって、細胞もしくは組織系または哺乳類対象に治療上有効量の請求項1〜11の何れかの化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することによってキナーゼ活性を調節することを含む方法:ここで、前記キナーゼはc−kit、PDGFRα、PDGFRβ、CSF1R、Abl、BCR−Abl、CSK、JNK1、JNK2、p38、p70S6K、TGFβ、SRC、EGFR、trkB、FGFR3、Fes、Lck、Syk、RAF、MKK4、MKK6、SAPK2β、BRK、Fms、KDR、c−rafまたはb−rafキナーゼである。
【請求項18】
キナーゼがc−kit、PDGFRαまたはPDGFRβである、請求項17の方法。
【請求項19】
請求項1〜11の何れかの化合物がc−kit、PDGFRαまたはPDGFRβとインビトロまたはインビボで直接接触する、請求項17の方法。

【公表番号】特表2010−536867(P2010−536867A)
【公表日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−521974(P2010−521974)
【出願日】平成20年8月19日(2008.8.19)
【国際出願番号】PCT/US2008/073573
【国際公開番号】WO2009/026276
【国際公開日】平成21年2月26日(2009.2.26)
【出願人】(503261524)アイアールエム・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー (158)
【氏名又は名称原語表記】IRM,LLC
【Fターム(参考)】