説明

アミノインダンの誘導体、これらの調製および治療におけるこれらの適用

本発明は、式(I)の誘導体、および治療におけるこれらの適用に関する。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アミノインダンの誘導体、これらの調製および治療におけるこれらの適用に関する。
【背景技術】
【0002】
TRPC6としてもまた公知である一過性受容器電位カチオンチャネル、サブファミリーC、メンバー6は、同じ名前のタンパク質をコードするヒト遺伝子である。TRPC6は、線維性障害、例えば、巣状分節性糸球体硬化症(a)Winnら、Science、2005、308、1801−1804頁、b)Hsuら、Biochim.Biophys.Acta,Molec.Basis of Disease、2007、1772、928−936頁、c)Kriz、Trends Molec.Med.、2005、11、527−530頁、d)Winnら、J.Amer.Soc.Nephrol.、2005、17、378−387頁)、骨格筋機能障害(Millayら、PNAS、2009、106、19023−19028頁)、腎不全、アテローム性動脈硬化症、心不全(Kuwaharaら、J.Clin.Invest.、2006、116、3114−26頁)、癌(例えば、食道がん、乳がん)(a)Aydarら、Cancer Cell Int.、2009、9、23頁、b)Caiら、Int.J.Cancer.、2009、125、2281−2287頁、c)Shiら、Gut、2009、58、1443−1450頁)、慢性閉塞性肺疾患(Selら、Clin.Exp.Allergy.、2008、38、1548−1558頁)、疼痛(Alessandri−Haberら、J.Neurosci.、2009、29、6217−6228頁)、肺高血圧症(Yuら、Circulation、2009、119、2313−2322頁)、虚血性脳卒中、心筋梗塞(Varga−Szaboら、J.Thromb.and Haemost.、2009、7、1057−1066頁)、炎症または末梢動脈閉塞性疾患に関与している。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】Winnら、Science、2005、308、1801−1804頁
【非特許文献2】Hsuら、Biochim.Biophys.Acta,Molec.Basis of Disease、2007、1772、928−936頁
【非特許文献3】Kriz、Trends Molec.Med.、2005、11、527−530頁
【非特許文献4】Winnら、J.Amer.Soc.Nephrol.、2005、17、378−387頁
【非特許文献5】Millayら、PNAS、2009、106、19023−19028頁
【非特許文献6】Kuwaharaら、J.Clin.Invest.、2006、116、3114−26頁
【非特許文献7】Aydarら、Cancer Cell Int.、2009、9、23頁
【非特許文献8】Caiら、Int.J.Cancer.、2009、125、2281−2287頁
【非特許文献9】Shiら、Gut、2009、58、1443−1450頁
【非特許文献10】Selら、Clin.Exp.Allergy.、2008、38、1548−1558頁
【非特許文献11】Alessandri−Haberら、J.Neurosci.、2009、29、6217−6228頁
【非特許文献12】Yuら、Circulation、2009、119、2313−2322頁
【非特許文献13】Varga−Szaboら、J.Thromb.and Haemost.、2009、7、1057−1066頁
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、これらの病態の予防または治療のための新規なTRPC6阻害剤を提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明による化合物は、一般式(I)および医薬として許容されるこれらの塩に対応し、
【0006】
【化1】

式中、
Aは、6から10員のアリール基または5から10員のヘテロアリール基であり、アリールおよびヘテロアリール基は、単環式でも二環式でもよく、ヘテロアリール基は、窒素、酸素および硫黄の群から選択される1個または複数のヘテロ原子を含んでもよく、
前記単環式もしくは二環式アリールまたはヘテロアリール基中の1個または複数の水素原子は、H、F、Cl、Br、I、(C−C10)−アルキル、(C−C10)−アルケニル、(C−C10)−アルキニル、(C−C14)−シクロアルキル、(C−C20)−シクロアルキルアルキル、(C−C20)−シクロアルキルアルキルオキシ、(C−C10)−アルコキシ、(C−C10)−アルキルチオ、(C−C14)−アリール、(C−C13)−ヘテロアリール、−CN、−OH、−NR13R14、−C(O)R12、−SF、−S(O)R12、−C(O)OR12、−C(O)NR13R14、−S(O)NR13R14の群から互いに独立に選択される置換基R1によって置き換えられていてもよく、
2個の隣接する基R1はまた、飽和もしくは部分不飽和(C−C10)−シクロアルキル基または飽和もしくは部分不飽和(C−C)−シクロヘテロアルキル基を形成してもよく、シクロヘテロアルキル基は、1個、2個もしくは3個の窒素、1個もしくは2個の酸素、1個もしくは2個の硫黄、1個もしくは2個の窒素および1個の酸素または1個の硫黄原子を含んでもよく、
前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルアルキルオキシ、シクロヘテロアルキル、アルコキシおよびアルキルチオ基は、F、OHまたは(C−C10)−アルコキシによって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、
Bは、
6から10員のアリール基、
5から10員のヘテロアリール基、
3から10員のシクロアルキル基、
9から14員のシクロアルキルアリール基、
8から14員のシクロアルキルヘテロアリール基、
3から10員のシクロヘテロアルキル基、
9から14員のシクロヘテロアルキルアリール基および
8から14員のシクロヘテロアルキルヘテロアリール基
の群から選択される単環式基または縮合二環式基であり、
シクロアルキルまたはシクロヘテロアルキル単位は、飽和でも部分不飽和でもよく、複素環基は、窒素、酸素および硫黄の群から選択される1個または複数のヘテロ原子を含んでもよく、
基B中の1個または複数の水素原子は、(C−C10)−アルキル基、(C−C10)−アルケニル基、(C−C10)−アルキニル基、(C−C10)−アルコキシ基、(C−C10)−アルキルチオ基、(C−C14)−シクロアルキル基、(C−C20)−シクロアルキルアルキル基、(C−C20)−シクロアルキルアルキルオキシ、(C−C19)−シクロヘテロアルキル基、(C−C19)−シクロヘテロアルキルアルキル基、(C−C11)−シクロアルキルオキシ基、(C−C11)−シクロヘテロアルキルオキシ基、(C−C10)−アリール基、(C−C)−ヘテロアリール基、(C−C14)−シクロアルキルアリール基、(C−C13)−シクロアルキルヘテロアリール基、(C−C13)−シクロヘテロアルキルアリール基、(C−C12)−シクロヘテロアルキルヘテロアリール基の群から互いに独立に選択される置換基R5によって置き換えられていてもよく、
シクロアルキルおよびシクロヘテロアルキル単位は、飽和でも部分不飽和でもよく、
前記基R5中の1個または複数の水素原子は、R11基の群から互いに独立に選択されるさらなる基によって置き換えられていてもよく、
R5が、H、OH、(=O)、NH、F、Cl、Br、I、CN、NO、−NR17R18、−NR16COR17、−NR16COOR17、−NR16CONR17R18、−NR16−S(O)−R17、−NR16−S(O)−NR17R18、−COOR16、−COR16;−CO(NR17R18)、S(O)R16、−S(O)NR17R18の群から互いに独立に選択される1個または複数の基であることがさらに可能であり、
R16、R17およびR18は、互いに独立に、H、(C−C19)−シクロヘテロアルキル、(C−C14)−シクロアルキル、(C−C10)−アリール、(C−C10)−アルキル基の群から選択される基であり、
これらの全ては、OH、(=O)、F、Cl、Br、I、CN、NO、−NR13R14、−NR13COR12、−NR13COOR12、−NR12CONR13R14、−NR13−S(O)−R12、−NR12−S(O)−R13R14、−COOR12、−COR12;−CO(NR13R14)、−S(O)R12、−S(O)NR13R14、(C−C14)−シクロアルキル、(C−C20)−シクロアルキルアルキル、(C−C19)−シクロヘテロアルキル、(C−C19)−シクロヘテロアルキルアルキル、(C−C10)−アリールおよび(C−C)−ヘテロアリールによって互いに独立に置換されていてもよく、
R17およびR18は、これらが結合している窒素と一緒になって、−O−、−S(O)−、=N−および−NR15−のリストからの1個または複数のヘテロ原子をさらに含んでもよい、1個から13個の炭素原子を有する4−7員の飽和、不飽和もしくは部分不飽和複素環を形成することができ、
形成される複素環は、F、OH、(=O)、NH、NH(C−C)アルキル、N((C−C)アルキル)、CNまたは(C−C10)−アルコキシ、(C−C10)−アルキル、(C−C10)−アルケニル、(C−C10)−アルキニル、(C−C14)−シクロアルキル、(C−C20)−シクロアルキルアルキル、(C−C20)−シクロヘテロアルキル、(C−C19)−シクロヘテロアルキルアルキルによって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、これらの各々は、1個または複数の基F、OH、(=O)、NH、NH(C−C)アルキル、N((C−C)アルキル)、CNまたは(C−C10)−アルコキシを互いに独立に担持してもよく、
Lは、共有結合、または基(C−C10)−アルキル、(C−C14)−シクロアルキル、(C−C20)−シクロアルキルアルキル基、−COR12、−CO(NR13R14)、S(O)R12、−S(O)NR13R14、(=O)およびFの群からの1個または複数の置換基を互いに独立に担持してもよい1から10個の炭素原子を有するアルキレン架橋であり、アルキル、シクロアルキルおよびシクロアルキル基は、Fによって1回または複数回置換されていてもよく、
Xは、基−N(R6)−、−O−、−S(O)−、または1から5個の炭素原子を有するアルキレンであり、
R6は、水素でもよく、または(C−C10)−アルキル、(C−C14)−シクロアルキル、(C−C20)−シクロアルキルアルキル基でもよく、これらの全ては、Fによって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、またはR6は、−COR12;−CO(NR13R14)、S(O)R12、−S(O)NR13R14でもよく、
R2は、存在せず、またはF、(C−C10)−アルキルおよび(C−C10)−アルコキシ基の群から互いに独立に選択されてもよい1個もしくは複数の置換基であり、アルキルおよびアルコキシ基は、Fによって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、
R3およびR4は、互いに独立に、水素基、または(C−C10)−アルキル基、(C−C10)−アルケニル基、(C−C10)−アルキニル基、(C−C14)−シクロアルキル基、(C−C20)−シクロアルキルアルキル基、(C−C19)−シクロヘテロアルキル基、(C−C19)−シクロヘテロアルキルアルキル基、(C−C10)−アリール基、(C−C20)−アリールアルキル基、(C−C)−ヘテロアリール基、(C−C19)−ヘテロアリールアルキル基の群から選択される基であり、
基R3およびR4は、OH、NH、(=O)、F、Cl、Br、I、CN、NO、−NR13R14、−NR13COR12、−NR13COOR12、−NR12CONR13R14、−NR13−S(O)−R12、−NR13−S(O)−NR13R14、−COOR12、−COR12;−CO(NR13R14)、S(O)R12、−S(O)R13R14の群からの基によって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、または
R3およびR4は、これらが結合している窒素と一緒になって、−O−、−S(O)−および−NR8−のリストからの1個または複数のヘテロ原子をさらに含んでもよい4−10員の飽和、不飽和もしくは部分不飽和複素環を形成し、
複素環基は、R7およびR9の群から選択される基によって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、
複素環基は、結合によって、飽和もしくは不飽和の(C−C10)−アルキルまたは(C−C)−ヘテロアルキル鎖によって、または−NR15−、−O−、−S−によって架橋されていてもよく、
アルキルおよびヘテロアルキル鎖はまた、R3およびR4によって形成される環系と共にスピロ環系を形成してもよく、アルキルおよびヘテロアルキル架橋は、R7およびR9の群から選択される基によって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、
基NR8中のR8は、R3およびR4が形成し得る環と共に、R7およびR9の群から選択される基によって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、−O−、−S(O)−、−N=および−NR19−のリストからの1個または複数のヘテロ原子をさらに含んでもよい、さらなる飽和、不飽和もしくは部分不飽和複素環を形成してもよく、
R7は、(C−C10)−アルキル基または(C−C14)−シクロアルキル基であり、アルキル基は、R9によって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、
R8は、H、(C−C10)−アルキル基または(C−C14)−シクロアルキル基、COR12、−CO(NR13R14)、S(O)R12、−S(O)NR13R14であり、アルキル基は、R10によって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、
R9は、OH、(=O)、F、Cl、Br、I、CN、NO、−NR13R14、−NR13COR12、−NR13COOR12、−NR12CONR13R14、−NR13−S(O)−R12、−NR13−S(O)−NR13R14、−COOR12、−COR12、−CO(NR13R14)、S(O)R12、−S(O)NR13R14、(C−C14)−シクロアルキル、(C−C20)−シクロアルキルアルキル、(C−C10)−アルコキシ、(C−C19)−シクロヘテロアルキル、(C−C19)−シクロヘテロアルキルアルキル、(C−C10)−アリール基、(C−C)−ヘテロアリール基の群から選択される基であり、
R10は、F、OH、CN、(C−C10)−アルコキシ、(C−C10)−アルキルチオ、NO、−NR13R14、−NR13COR12、−NR13COOR12、−NR13CONR13R14、−NR13−S(O)−R12、−NR12−S(O)−NR13R14、−COOR12、−COR12、−CO(NR13R14)、S(O)R12、−S(O)NR13R14の群から選択される基であり、
R11は、(C−C10)−アルキル、(C−C10)−アルケニル、(C−C10)−アルキニル、(C−C10)−アルコキシ、(C−C20)−アルキルチオ、(C−C14)−シクロアルキル、(C−C10)−シクロアルキルアルキル、(C−C13)−シクロヘテロアルキル、(C−C19)−シクロヘテロアルキルアルキル、(C−C14)−シクロアルキルオキシ、(C−C13)−シクロヘテロアルキルオキシ(これらの全ては、R10によって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよい。)、(=O)、Cl、Br、IおよびR10の群から選択される基であり、
R12、R13およびR14は、互いに独立に、H、(C−C10)−アルキル、(C−C10)−アルケニル、(C−C10)−アルキニル、(C−C14)−シクロアルキル、(C−C10)−シクロアルキルアルキル、(C−C13)−シクロヘテロアルキル、(C−C19)−シクロヘテロアルキルアルキル、(C−C10)−アリールでもよく、これらの各々は、F、OH、(=O)、NH、NH(C−C)アルキル、N((C−C)アルキル)、CNまたは(C−C10)−アルコキシによって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、
または、R13およびR14は、これらが結合している窒素と一緒になって、−O−、−S(O)−、=N−および−NR15−のリストからの1個または複数のヘテロ原子をさらに含んでもよい、1個から13個の炭素原子を有する4−7員の飽和、不飽和もしくは部分不飽和複素環を形成してもよく、
形成された複素環は、F、OH、(=O)、NH、NH(C−C)アルキル、N((C−C)アルキル)、CNまたは(C−C10)−アルコキシ、(C−C10)−アルキル、(C−C10)−アルケニル、(C−C10)−アルキニル、(C−C14)−シクロアルキル、(C−C20)−シクロアルキルアルキル、(C−C20)−シクロヘテロアルキル、(C−C19)−シクロヘテロアルキルアルキルによって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、これらの各々は、1個または複数の基F、OH、(=O)、NH、NH(C−C)アルキル、N((C−C)アルキル)、CNまたは(C−C10)−アルコキシを互いに独立に担持してもよく、
R15は、H、(C−C10)−アルキル、(C−C10)−アルケニル、(C−C10)−アルキニル、(C−C14)−シクロアルキル、(C−C20)−シクロアルキルアルキル、(C−C13)−シクロヘテロアルキル、(C−C19)−シクロヘテロアルキルアルキルの群から選択される基であり、これらの各々は、F、OH、CNまたは(C−C10)−アルコキシによって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、
R19は、H、(C−C10)−アルキル基または(C−C14)−シクロアルキル基、COR12、−CO(NR13R14)、S(O)R12、−S(O)NR13R14であり、アルキル基は、R10によって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、
nは、0、1または2であり、
pは、1または2であり、
qは、0または1であり、
i)Aがフェニルであり、Bがフェニルまたはベンゾジオキソラニルであり、Xが−O−または−S−であり、Lが結合であり、R3およびR4が、H、(C−C10)−アルキル、(C−C14)−シクロアルキル、(C−C20)−アリールアルキルであり、またはR3およびR4が一緒になって非置換ピロリジニル、モルホリニル、ピペリジニルもしくはピペラジニル基または4−メチルピペラジニル基である場合、(C−C10)−アルキル、(C−C10)−アルコキシ、OH、CF、F、Cl、BrまたはI基ではない少なくとも1個のR5基は存在しなくてはならず、
ii)Aがフェニルであり、Xが−O−、−S−または−NH−であり、R3およびR4が(C−C10)−アルキル、(C−C14)−シクロアルキルまたは(C−C20)−シクロアルキルアルキル基である場合、F、Cl、Br、I、(C−C)−アルキル、(C−C)−アルコキシ、CF、OCF、CN、NO、NH、−NH((C−C10)−アルキル)、−N((C−C10)−アルキル)、非置換もしくは置換ベンゾイルまたは非置換もしくは置換フェニル−(CH−Y−(CH−基(Yは、結合または酸素であり、rおよびsは、0から4であり、r+sは、4以下である。)ではない少なくとも1個のR5基は存在しなくてはならない。
【0007】
本発明の化合物は有利には、遊離塩基または酸との付加塩の形態、および水和物または溶媒和物の形態の、上記の式(I)の化合物であり、
式中、
Aは、6から10員のアリール基または5から10員のヘテロアリール基であり、アリールおよびヘテロアリール基は、単環式でも二環式でもよく、ヘテロアリール基は、窒素、酸素および硫黄の群から選択される1個または複数のヘテロ原子を含んでもよく、
前記単環式もしくは二環式アリールまたはヘテロアリール基中の1個または複数の水素原子は、H、F、Cl、Br、I、(C−C10)−アルキル、(C−C10)−アルケニル、(C−C10)−アルキニル、(C−C14)−シクロアルキル、(C−C20)−シクロアルキルアルキル、(C−C20)−シクロアルキルアルキルオキシ、(C−C10)−アルコキシ、(C−C10)−アルキルチオ、(C−C14)−アリール、(C−C13)−ヘテロアリール、−CN、−OH、−NR13R14、−C(O)R12、−SF、−S(O)R12、−C(O)OR12、−C(O)NR13R14、−S(O)NR13R14の群から互いに独立に選択される置換基R1によって置き換えられていてもよく、
2個の隣接する基R1はまた、飽和もしくは部分不飽和(C−C10)−シクロアルキル基または飽和もしくは部分不飽和(C−C)−シクロヘテロアルキル基を形成してもよく、シクロヘテロアルキル基は、1個、2個もしくは3個の窒素、1個もしくは2個の酸素、1個もしくは2個の硫黄、1個もしくは2個の窒素および1個の酸素または1個の硫黄原子を含んでもよく、
前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルアルキルオキシ、シクロヘテロアルキル、アルコキシおよびアルキルチオ基は、F、OHまたは(C−C10)−アルコキシによって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、
Bは、
6から10員のアリール基、
5から10員のヘテロアリール基、
3から10員のシクロアルキル基、
9から14員のシクロアルキルアリール基、
8から14員のシクロアルキルヘテロアリール基、
3から10員のシクロヘテロアルキル基、
9から14員のシクロヘテロアルキルアリール基および
8から14員のシクロヘテロアルキルヘテロアリール基
の群から選択される単環式基または縮合二環式基であり、
シクロアルキルまたはシクロヘテロアルキル単位は、飽和でも部分不飽和でもよく、複素環基は、窒素、酸素および硫黄の群から選択される1個または複数のヘテロ原子を含んでもよく、
基B中の1個または複数の水素原子は、(C−C10)−アルキル基、(C−C10)−アルケニル基、(C−C10)−アルキニル基、(C−C10)−アルコキシ基、(C−C10)−アルキルチオ基、(C−C14)−シクロアルキル基、(C−C20)−シクロアルキルアルキル基、(C−C20)−シクロアルキルアルキルオキシ、(C−C19)−シクロヘテロアルキル基、(C−C19)−シクロヘテロアルキルアルキル基、(C−C11)−シクロアルキルオキシ基、(C−C11)−シクロヘテロアルキルオキシ基、(C−C10)−アリール基、(C−C)−ヘテロアリール基、(C−C14)−シクロアルキルアリール基、(C−C13)−シクロアルキルヘテロアリール基、(C−C13)−シクロヘテロアルキルアリール基、(C−C12)−シクロヘテロアルキルヘテロアリール基の群から互いに独立に選択される置換基R5によって置き換えられていてもよく、
シクロアルキルおよびシクロヘテロアルキル単位は、飽和でも部分不飽和でもよく、
前記基R5中の1個または複数の水素原子は、R11基の群から互いに独立に選択されるさらなる基によって置き換えられていてもよく、
R5が、OH、(=O)、NH、F、Cl、Br、I、CN、NO、−NR17R18、−NR16COR17、−NR16COOR17、−NR16CONR17R18、−NR16−S(O)−R17、−NR16−S(O)−NR17R18、−COOR16、−COR16;−CO(NR17R18)、S(O)R16、−S(O)NR17R18の群から互いに独立に選択される1個または複数の基であることがさらに可能であり、
R16、R17およびR18は、互いに独立に、H、(C−C19)−シクロヘテロアルキル、(C−C14)−シクロアルキル、(C−C10)−アリール、(C−C10)−アルキル基の群から選択される基であり、
これらの全ては、OH、(=O)、F、Cl、Br、I、CN、NO、−NR13R14、−NR13COR12、−NR13COOR12、−NR12CONR13R14、−NR13−S(O)−R12、−NR12−S(O)−R13R14、−COOR12、−COR12;−CO(NR13R14)、−S(O)R12、−S(O)NR13R14、(C−C14)−シクロアルキル、(C−C20)−シクロアルキルアルキル、(C−C19)−シクロヘテロアルキル、(C−C19)−シクロヘテロアルキルアルキル、(C−C10)−アリールおよび(C−C)−ヘテロアリールによって互いに独立に置換されていてもよく、
R17およびR18は、これらが結合している窒素と一緒になって、−O−、−S(O)−、=N−および−NR15−のリストからの1個または複数のヘテロ原子をさらに含んでもよい、1個から13個の炭素原子を有する4−7員の飽和、不飽和もしくは部分不飽和複素環を形成することができ、
形成される複素環は、F、OH、(=O)、NH、NH(C−C)アルキル、N((C−C)アルキル)、CNまたは(C−C10)−アルコキシ、(C−C10)−アルキル、(C−C10)−アルケニル、(C−C10)−アルキニル、(C−C14)−シクロアルキル、(C−C20)−シクロアルキルアルキル、(C−C20)−シクロヘテロアルキル、(C−C19)−シクロヘテロアルキルアルキルによって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、これらの各々は、1個または複数の基F、OH、(=O)、NH、NH(C−C)アルキル、N((C−C)アルキル)、CNまたは(C−C10)−アルコキシを互いに独立に担持してもよく、
Lは、共有結合、または基(C−C10)−アルキル、(C−C14)−シクロアルキル、(C−C20)−シクロアルキルアルキル基、−COR12、−CO(NR13R14)、S(O)R12、−S(O)NR13R14、(=O)およびFの群からの1個または複数の置換基を互いに独立に担持してもよい1から10個の炭素原子を有するアルキレン架橋であり、アルキル、シクロアルキルおよびシクロアルキル基は、Fによって1回または複数回置換されていてもよく、
Xは、基−N(R6)−、−O−、−S(O)−、または1から5個の炭素原子を有するアルキレンであり、
R6は、水素でもよく、または(C−C10)−アルキル、(C−C14)−シクロアルキル、(C−C20)−シクロアルキルアルキル基でもよく、これらの全ては、Fによって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、またはR6は、−COR12;−CO(NR13R14)、S(O)R12、−S(O)NR13R14でもよく、
R2は、存在せず、またはF、(C−C10)−アルキルおよび(C−C10)−アルコキシ基の群から互いに独立に選択されてもよい1個もしくは複数の置換基であり、アルキルおよびアルコキシ基は、Fによって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、
R3およびR4は、これらが結合している窒素と一緒になって、−O−、−S(O)−および−NR8−のリストからの1個または複数のヘテロ原子をさらに含んでもよい4−10員の飽和複素環を形成し、
複素環基は、R7およびR9の群から選択される基によって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、
複素環基は、結合によって、飽和もしくは不飽和の(C−C10)−アルキルまたは(C−C)−ヘテロアルキル鎖によって、または−NR15−、−O−、−S−によって架橋されていてもよく、
アルキルおよびヘテロアルキル鎖はまた、R3およびR4によって形成される環系と共にスピロ環系を形成してもよく、アルキルおよびヘテロアルキル架橋は、R7およびR9の群から選択される基によって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、
基NR8中のR8は、R3およびR4が形成し得る環と共に、R7およびR9の群から選択される基によって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、−O−、−S(O)−、−N=および−NR19−のリストからの1個または複数のヘテロ原子をさらに含んでもよい、さらなる飽和、不飽和もしくは部分不飽和複素環を形成してもよく、
R7は、(C−C10)−アルキル基または(C−C14)−シクロアルキル基であり、アルキル基は、R9によって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、
R8は、H、(C−C10)−アルキル基または(C−C14)−シクロアルキル基、COR12、−CO(NR13R14)、S(O)R12、−S(O)NR13R14であり、アルキル基は、R10によって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、
R9は、OH、(=O)、F、Cl、Br、I、CN、NO、−NR13R14、−NR13COR12、−NR13COOR12、−NR12CONR13R14、−NR13−S(O)−R12、−NR13−S(O)−NR13R14、−COOR12、−COR12、−CO(NR13R14)、S(O)R12、−S(O)NR13R14、(C−C14)−シクロアルキル、(C−C20)−シクロアルキルアルキル、(C−C10)−アルコキシ、(C−C19)−シクロヘテロアルキル、(C−C19)−シクロヘテロアルキルアルキル、(C−C10)−アリール基、(C−C)−ヘテロアリール基の群から選択される基であり、
R10は、F、OH、CN、(C−C10)−アルコキシ、(C−C10)−アルキルチオ、NO、−NR13R14、−NR13COR12、−NR13COOR12、−NR13CONR13R14、−NR13−S(O)−R12、−NR12−S(O)−NR13R14、−COOR12、−COR12、−CO(NR13R14)、S(O)R12、−S(O)NR13R14の群から選択される基であり、
R11は、(C−C10)−アルキル、(C−C10)−アルケニル、(C−C10)−アルキニル、(C−C10)−アルコキシ、(C−C20)−アルキルチオ、(C−C14)−シクロアルキル、(C−C10)−シクロアルキルアルキル、(C−C13)−シクロヘテロアルキル、(C−C19)−シクロヘテロアルキルアルキル、(C−C14)−シクロアルキルオキシ、(C−C13)−シクロヘテロアルキルオキシ(これらの全ては、R10によって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよい。)、(=O)、Cl、Br、IおよびR10の群から選択される基であり、
R12、R13およびR14は、互いに独立に、H、(C−C10)−アルキル、(C−C10)−アルケニル、(C−C10)−アルキニル、(C−C14)−シクロアルキル、(C−C10)−シクロアルキルアルキル、(C−C13)−シクロヘテロアルキル、(C−C19)−シクロヘテロアルキルアルキル、(C−C10)−アリールでもよく、これらの各々は、F、OH、(=O)、NH、NH(C−C)アルキル、N((C−C)アルキル)、CNまたは(C−C10)−アルコキシによって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、
または、R13およびR14は、これらが結合している窒素と一緒になって、−O−、−S(O)−、=N−および−NR15−のリストからの1個または複数のヘテロ原子をさらに含んでもよい、1個から13個の炭素原子を有する4−7員の飽和、不飽和もしくは部分不飽和複素環を形成してもよく、
形成された複素環は、F、OH、(=O)、NH、NH(C−C)アルキル、N((C−C)アルキル)、CNまたは(C−C10)−アルコキシ、(C−C10)−アルキル、(C−C10)−アルケニル、(C−C10)−アルキニル、(C−C14)−シクロアルキル、(C−C20)−シクロアルキルアルキル、(C−C20)−シクロヘテロアルキル、(C−C19)−シクロヘテロアルキルアルキルによって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、これらの各々は、1個または複数の基F、OH、(=O)、NH、NH(C−C)アルキル、N((C−C)アルキル)、CNまたは(C−C10)−アルコキシを互いに独立に担持してもよく、
R15は、H、(C−C10)−アルキル、(C−C10)−アルケニル、(C−C10)−アルキニル、(C−C14)−シクロアルキル、(C−C20)−シクロアルキルアルキル、(C−C13)−シクロヘテロアルキル、(C−C19)−シクロヘテロアルキルアルキルの群から選択される基であり、これらの各々は、F、OH、CNまたは(C−C10)−アルコキシによって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、
R19は、H、(C−C10)−アルキル基または(C−C14)−シクロアルキル基、COR12、−CO(NR13R14)、S(O)R12、−S(O)NR13R14であり、アルキル基は、R10によって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、
nは、0、1または2であり、
pは、1または2であり、
qは、0または1であり、
Aがフェニルであり、Bがフェニルまたはベンゾジオキソラニルであり、Xが−O−または−S−であり、Lが結合であり、R3およびR4が一緒になって非置換ピロリジニル、モルホリニル、ピペリジニルもしくはピペラジニル基または4−メチルピペラジニル基である場合、(C−C10)−アルキル、(C−C10)−アルコキシ、OH、CF、F、Cl、BrまたはI基ではない少なくとも1個のR5基は存在しなくてはならない。
【発明を実施するための形態】
【0008】
一実施形態において、式Iの化合物および医薬として許容されるこれらの塩が好ましく、
Lは、共有結合であり、
Xは、基−O−であり、
qは、0である。
【0009】
式(I)の化合物は、1個または複数の不斉炭素原子を含むことができる。したがって、それらは、エナンチオマーまたはジアステレオ異性体の形態で存在することができる。これらのエナンチオマーおよびジアステレオ異性体、ならびにラセミ混合物を含めたこれらの混合物は、本発明の部分を形成する。
【0010】
式(I)の化合物は、遊離塩基の形態または酸との付加塩の形態で提供することができ、これらはまた、本発明の部分を形成する。
これらの塩は、医薬として許容される酸で有利に調製されるが、例えば、式(I)の化合物の精製または単離に有用な他の酸を有する塩もまた、本発明の部分を形成する。
【0011】
式(I)の化合物はまた、水和物の形態または溶媒和物の形態、すなわち、1種もしくは複数の水または溶媒分子との会合または組合せの形態で提供することができる。このような水和物および溶媒和物はまた、本発明の部分を形成する。
【0012】
本発明によれば、下記の用語は、下記の意味を有する。
−ハロゲン原子は、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素原子に相当する。
−(C−C10)−アルキル基は、本発明の状況において、直鎖でも分岐状でもよい。これらが置換基を担持するとき、または他の基の置換基として出現するとき、例えば、フルオロアルキル基またはアルコキシ基において、これはまた当てはまる。アルキル基の例は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル(=1−メチルエチル)、n−ブチル、イソブチル(=2−メチルプロピル)、sec−ブチル(=1−メチルプロピル)、tert−ブチル(=1,1−ジメチルエチル)、n−ペンチル、イソペンチル、tert−ペンチル、ネオペンチルおよびヘキシルである。好ましいアルキル基は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチルおよびtert−ブチルである。
−(C−C14)−シクロアルキル基は本発明の状況において、飽和でも部分不飽和でもよい。これらが置換基を担持するとき、または他の基の置換基として出現するとき、これはまた当てはまる。3個、4個、5個、6個、7個または8個の炭素原子を有するシクロアルキル基が好ましい。シクロアルキル基の例は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルおよびシクロオクチルである。フルオロアルキル基は、1個または複数の水素原子がフッ素原子によって置換されているアルキル基に相当する。
−(C−C19)−シクロヘテロアルキル基は本発明の状況において、飽和でも部分不飽和でもよい。これらが置換基を担持するとき、または他の基の置換基として出現するとき、これはまた当てはまる。シクロヘテロアルキル基は好ましくは、窒素、酸素および硫黄の群から選択されるヘテロ原子を有する。2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個または9個の炭素原子を有するシクロヘテロアルキル基が好ましく、1個または2個の窒素原子、1個または2個の酸素原子、1個または2個の硫黄原子、1個の窒素および1個の酸素原子または1個の硫黄原子または1個の酸素および1個の硫黄原子がヘテロ原子として出現することが可能である。シクロヘテロアルキル基は、任意の位置によって結合されることができる。このような複素環の例は、オキシラニル、チイラニル、アジリジニル、オキセタニル、チエタニル、アゼチジニル、ジアゼチジニル、ピロリジニル、ジヒドロピロリル、ジヒドロイミダゾリル、ジヒドロピラゾリル、テトラヒドロピラゾリル、オキソラニル、ジヒドロフラニル、ジオキソラニル、チオラニル、ジヒドロチオフェニル、オキサゾラニル、ジヒドロオキサゾリル、イソオキサゾラニル、ジヒドロイソオキサゾリル、チアゾリジニル、ジヒドロチアゾリル、イソチアゾリジニル、ジヒドロイソチアゾリル、オキサチオリジニル、2H−ピラニル、4H−ピラニル、テトラヒドロピラニル、2H−チオピラニル、4H−チアピラニル、テトラヒドロチオピラニル、ピペリジニル、ジ−、テトラヒドロピリジル、ピペラジニル、ジ−、テトラヒドロピラジニル、ジ−、テトラ−、ヘキサヒドロピリダジニル、ジ−、テトラ−、ヘキサヒドロピリミジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、アゼパニル、チエパニルおよびオキセピニルの群から選択され、これらの複素環の2つが飽和もしくは部分不飽和の縮合二環式環系を形成することもまた可能である。このような二環式環系の例は、オクタヒドロピロロ[1,2a]ピラジニル、オクタヒドロピロロ[3,4b]ピロリル、ヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロリル−およびオクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロリルである。好ましいシクロヘテロアルキルは、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ホモピペラジンまたは2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタンである。
−(C−C10)−アルケニル基は本発明の状況において、同様に直鎖でも分岐状でもよい。これらが置換基を担持するとき、または他の基の置換基として出現するとき、これはまた当てはまる。アルケニル基の例は、エテニル、プロペニルおよびブテニルである。
−(C−C10)−アルキニル基は、本発明の状況において、同様に直鎖でも分岐状でもよい。これらが置換基を担持するとき、または他の基の置換基として出現するとき、これはまた当てはまる。アルキニル基の例は、エチニル、プロピニルおよびブチニルである。アルコキシ基は、アルキル基が上記定義の通りである−O−アルキル基に相当する。
−好ましい(C−C10)−アリール基の例は、フェニルおよびナフチルである。これらが置換基を担持するとき、または他の基の置換基として出現するとき、これはまた当てはまる。
【0013】
(C−C)−ヘテロアリール基は、1個または複数の環原子が、酸素原子、硫黄原子または窒素原子、例えば、1個、2個もしくは3個の窒素原子、1個もしくは2個の酸素原子、1個もしくは2個の硫黄原子または様々なヘテロ原子の組合せである芳香環化合物である。これらが置換基を担持するとき、または他の基の置換基として出現するとき、これはまた当てはまる。ヘテロアリール基は、全ての位置によって結合されてもよい。ヘテロアリールは、例えば、フラニル、チオフェニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、インドリル、インダゾリル、キノリル、イソキノリル、フタラジニル、キノキサリニル、キナゾリニルおよびシンノリニルを意味する。
【0014】
好ましいヘテロアリール基は、2−または3−チオフェニル、2−または3−フリル、1−、2−または3−ピロリル、1−、2−、4−または5−イミダゾリル、1−、3−、4−または5−ピラゾリル、1,2,3−トリアゾール−1−、−4−または−5−イル、1,2,4−トリアゾール−1−、−3−または−5−イル、1−または5−テトラゾリル、2−、4−または5−オキサゾリル、3−、4−または5−イソオキサゾリル、1,2,3−オキサジアゾール−4−または−5−イル、1,2,4−オキサジアゾール−3−または−5−イル、1,3,4−オキサジアゾール−2−イルまたは−5−イル、2−、4−または5−チアゾリル、3−、4−または5−イソチアゾリル、1,3,4−チアジアゾール−2−または−5−イル、1,2,4−チアジアゾール−3−または−5−イル、1,2,3−チアジアゾール−4−または−5−イル、2−、3−または4−ピリジル、2−、4−、5−または6−ピリミジニル、3−または4−ピリダジニル、ピラジニル、1−、2−、3−、4−、5−、6−または7−インドリル、1−、2−、4−または5−ベンゾイミダゾリル、1−、3−、4−、5−、6−または7−インダゾリル、2−、3−、4−、5−、6−、7−または8−キノリル、1−、3−、4−、5−、6−、7−または8−イソキノリル、2−、4−、5−、6−、7−または8−キナゾリニル、3−、4−、5−、6−、7−または8−シンノリニル、2−、3−、5−、6−、7−または8−キノキサリニル、1−、4−、5−、6−、7−または8−フタラジニルである。
【0015】
特に好ましいヘテロアリール基は、ピラゾリル、イソオキサソリル、ベンゾトリアゾリルである。
−(C−C14)−シクロアルキルアリール基は好ましくは、シクロアルキル環およびアリール環、特にフェニル環を有する縮合環系の群から選択される。特に好ましいシクロアルキルアリール基は、インデニル、ジヒドロナフチル、テトラヒドロナフチルおよびインダニルである。
−(C−C13)−シクロアルキルヘテロアリール基は好ましくは、シクロアルキル環およびヘテロアリール環を有する縮合環系の群から選択される。
−(C−C13)−シクロヘテロアルキルアリール基は好ましくは、シクロヘテロアルキル環およびアリール環、特にフェニル環を有する縮合環系である。好ましいシクロヘテロアルキルアリール基は、ベンゾジヒドロチオフェニル、ベンゾチオラニル、ベンゾジヒドロフラニル、ベンゾオキソラニル、ベンゾジオキソラニル、ベンゾジヒドロピロリル、ベンゾジヒドロイミダゾリル、ベンゾジヒドロピラゾリル、ベンゾジヒドロトリアゾリル、ベンゾピペラジニル、ベンゾジヒドロチアゾリル、ベンゾモルホリニルベンゾジヒドロオキサゾリル、ジヒドロキノリニル、ジヒドロイソキノリニル、テトラヒドロイソキノリニルおよびテトラヒドロキノリニルである。特に好ましいのは、式のシクロヘテロアルキルアリール基である。
【0016】
【化2】

−(C−C12)−シクロヘテロアルキルヘテロアリール基は、好ましくはシクロヘテロアルキル環およびヘテロアリール環を有する縮合環系の群から選択される。
−シクロヘテロアルキルは、3個から19個の炭素原子および1個から3個のヘテロ原子、好ましくは窒素原子を含む環式基に相当する。
【0017】
本発明の化合物は、有利には、遊離塩基または酸との付加塩の形態、および水和物または溶媒和物の形態の一般式(II)に対応し、
【0018】
【化3】

式中、
Aは、6員のアリール基または6員のヘテロアリール基であり、T’およびT’’は、独立に、NまたはCR1であり、
前記アリールまたはヘテロアリール基中の1個または複数の水素原子は、H、F、Cl、Br、I、(C−C10)−アルキル−、(C−C10)−アルコキシ−、−CN、−OH、−S(O)R12の群から互いに独立に選択される置換基R1によって置き換えられていてもよく、
前記アルキルおよびアルコキシ基は、Fによって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、
R12は、H、またはFによって1回または複数回場合によって置換されている(C−C10)−アルキルであり、
B’は、6員のアリール基または6員のヘテロアリール基であり、Tが、NまたはCR5であり、
B’’は、存在せず、または(C−C10)−アリール基、ならびにO、NおよびSから選択される1個または複数のヘテロ原子を含む(C−C)−シクロヘテロアルキル基から選択される基であり、
基B’および/またはB’’中の少なくとも1個の水素原子は、(C−C10)−アルキル基、(C−C10)−アルコキシ基、(C−C14)−シクロアルキル基、(C−C)−ヘテロアリール基の群から互いに独立に選択される置換基R5によって置き換えられており、
シクロアルキル単位は、飽和でも部分不飽和でもよく、前記基R5中の1個または複数の水素原子は、F、Cl、BrおよびIの群から互いに独立に選択されるさらなる基によって置き換えられていてもよく、
R5は、OH、F、Cl、Br、I、CN、NO、−COOR16、−CO(NR17R18)の群から互いに独立に選択される1個または複数の基であることがさらに可能であり、
R16、R17およびR18は、互いに独立に、H、およびF、Cl、Br、Iによって互いに独立に置換されていてもよい(C−C10)−アルキル基の群から選択される基であり、
Lは、共有結合またはメチレン架橋であり、
Xは、基−O−または−S(O)−であり、
R3およびR4は、互いに独立に、水素基、(C−C10)−アルキル基もしくは少なくとも1個の窒素原子を含む(C−C19)−シクロヘテロアルキル基であり、または
R3およびR4は、それらが結合している窒素と一緒になって、1個または複数の−NR8−ヘテロ原子をさらに含んでもよい、4−7員の飽和モノ−またはビ−シクロヘテロアルキル基を形成し、
シクロヘテロアルキル基は、基−(CR20R21)−NR22R23によって1回互いに独立に置換されていてもよく、rは、0または1であり、R20、R21、R22およびR23は、H、またはF、Cl、Brおよび/もしくはIによって互いに独立に1回もしくは複数回置換されている(C−C10)−アルキル基であり、
R8は、Hまたは(C−C10)−アルキル基であり、
nは、0、1または2であり、
qは、0または1である。
【0019】
特に好ましい、本発明の化合物は、適宜、遊離塩基または酸との付加塩の形態、および水和物または溶媒和物の形態の上記の式(II)の化合物であり、
Aは、6員のアリール基または6員のヘテロアリール基であり、T’およびT’’は、独立に、NまたはCR1であり、
前記アリールまたはヘテロアリール基中の1個または複数の水素原子は、H、F、Cl、Br、I、(C−C10)−アルキル−、(C−C10)−アルコキシ−、−CN、−OH、−S(O)R12の群から互いに独立に選択される置換基R1によって置き換えられていてもよく、
前記アルキルおよびアルコキシ基は、Fによって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、
R12は、H、またはFによって1回または複数回場合によって置換されている(C−C10)−アルキルであり、
B’は、6員のアリール基または6員のヘテロアリール基であり、Tは、NまたはCR5であり、
B’’は、存在せず、または(C−C10)−アリール基、ならびにO、NおよびSから選択される1個または複数のヘテロ原子を含む(C−C)−シクロヘテロアルキル基から選択される基であり、
基B’および/またはB’’中の少なくとも1個の水素原子は、(C−C10)−アルキル基、(C−C10)−アルコキシ基、(C−C14)−シクロアルキル基、(C−C)−ヘテロアリール基の群から互いに独立に選択される置換基R5によって置き換えられており、
シクロアルキル単位は、飽和でも部分不飽和でもよく、前記基R5中の1個または複数の水素原子は、F、Cl、BrおよびIの群から互いに独立に選択されるさらなる基によって置き換えられていてもよく、
R5は、OH、F、Cl、Br、I、CN、NO、−COOR16、−CO(NR17R18)の群から互いに独立に選択される1個または複数の基であることがさらに可能であり、
R16、R17およびR18は、互いに独立に、H、およびF、Cl、Br、Iによって互いに独立に置換されていてもよい(C−C10)−アルキル基の群から選択される基であり、
Lは、共有結合またはメチレン架橋であり、
Xは、基−O−または−S(O)−であり、
R3およびR4は、それらが結合している窒素と一緒になって、1個または複数の−NR8−ヘテロ原子をさらに含んでもよい、4−7員の飽和モノ−またはビ−シクロヘテロアルキル基を形成し、
シクロヘテロアルキル基は、基−(CR20R21)−NR22R23によって1回互いに独立に置換されていてもよく、rが、0または1であり、R20、R21、R22およびR23は、H、またはF、Cl、Brおよび/もしくはIによって互いに独立に1回もしくは複数回置換されている(C−C10)−アルキル基であり、
R8は、Hまたは(C−C10)−アルキル基であり、
nは、0、1または2であり、
qは、0または1である。
【0020】
本発明の化合物は有利には、遊離塩基または酸との付加塩の形態、および水和物または溶媒和物の形態の一般式(III)に対応し、
【0021】
【化4】

式中、A、B’、B’’、T、T’、T’’、R1、R3、R4、R5、X、Lおよびqは、式(II)の化合物について上記定義の通りである。
【0022】
本発明による式(I)の化合物の中で、遊離塩基または酸との付加塩の形態、および水和物または溶媒和物の形態の下記の化合物は、化合物のいくつかの例を例示する以下の表において示す化合物と同じ順序で引用し得る。
(3R)−1−{(1R,2S)−5−クロロ−1−[(2−クロロ−5−フルオロベンジル)オキシ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}ピペリジン−3−アミン
(3S)−1−[(1R,2S)−5−クロロ−1−{[2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピペリジン−3−アミン
1−({(1S,2R)−1−[3−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}メチル)ピロリジン
1−({(1S,2R)−1−[3−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}メチル)ピペリジン
1−[1−(2−シクロペンチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピペリジン−4−アミン
N−{(1−[(6−クロロピリジン−3−イル)オキシ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}−N−メチルピペリジン−3−アミン
(3R)−1−{(1R,2R)−1−[2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−メチルフェノキシ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}ピペリジン−3−アミン
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−クロロベンゾニトリル
(3R)−1−[(1R,2R)−4,6−ジクロロ−1−(4−フルオロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピペリジン−3−アミン
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−4,6−ジクロロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−フルオロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}スルファニル)ベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)ベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−2−フルオロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−フルオロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−クロロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−2,3−ジフルオロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−(トリフルオロメチル)ベンゾニトリル
(3S)−1−[(1R,2R)−1−(2−クロロ−6−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピペリジン−3−アミン
(3S)−1−{(1R,2R)−1−[2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−メチルフェノキシ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}ピペリジン−3−アミン
4−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−ニトロベンゾニトリル
2−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−5−ブロモベンゾニトリル
2−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−5−クロロベンゾニトリル
(3S)−1−[(1R,2R)−1−(2−ブロモ−4,6−ジフルオロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピペリジン−3−アミン
4−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−ブロモベンゾニトリル
1−[(1R,2R)−1−(2−ブロモフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]−1,4−ジアゼパン
1−[(1R,2R)−1−(2−クロロ−6−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]−1,4−ジアゼパン
1−[(1R,2R)−1−(2−ブロモ−4−フルオロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]−1,4−ジアゼパン
1−[(1R,2R)−1−(2,3,6−トリフルオロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]−1,4−ジアゼパン
1−[(1R,2R)−1−(2,4,6−トリフルオロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]−1,4−ジアゼパン
1−[(1R,2R)−1−(2−ブロモ−4,6−ジフルオロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]−1,4−ジアゼパン
(3R)−1−[(1R,2R)−1−(2,4−ジクロロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピペリジン−3−アミン
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)ベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−フルオロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−2−クロロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−2,3−ジフルオロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−(トリフルオロメチル)ベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−メトキシベンゾニトリル
(3R)−1−[(1R,2R)−1−(4−クロロ−2−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピペリジン−3−アミン
(3R)−1−[(1R,2R)−1−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピペリジン−3−アミン
(3R)−1−[(1R,2R)−1−(4−ブロモ−3−フルオロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピペリジン−3−アミン
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−ニトロベンゾニトリル
(3R)−1−[(1R,2R)−1−(4−フルオロ−2−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピペリジン−3−アミン
2−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−5−ブロモベンゾニトリル
2−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−5−クロロベンゾニトリル
5−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−1,3−ベンゾオキサチオール−2−オン
2−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−6−フルオロベンゾニトリル
(3R)−1−{(1R,2R)−1−[4−ブロモ−2−(1H−ピラゾール−3−イル)フェノキシ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}ピペリジン−3−アミン
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−エトキシベンゾニトリル
2−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)ベンゾニトリル
(3R)−1−[(1R,2R)−1−(4−ブロモフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピペリジン−3−アミン
(3R)−1−[(1R,2R)−1−(4−フルオロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピペリジン−3−アミン
(3R)−1−[(1R,2R)−1−(2−ブロモ−4−クロロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピペリジン−3−アミン
2−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−5−クロロベンズアミド
6−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン
(3R)−1−{(1R,2R)−1−[4−メチル−2−(1H−ピラゾール−3−イル)フェノキシ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}ピペリジン−3−アミン
3−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−N,N−ジメチルナフタレン−2−カルボキサミド
2−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−4−ブロモベンゾニトリル
2−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−6−フルオロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)ベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−フルオロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−クロロベンゾニトリル
(3R)−1−{(1R,2R)−1−[2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−メチルフェノキシ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}ピロリジン−3−アミン
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−ニトロベンゾニトリル
(3R)−1−[(1R,2R)−1−(2−ブロモ−4−フルオロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピペリジン−3−アミン
(3R)−1−{(1R,2R)−1−[4−クロロ−2−(1H−ピラゾール−3−イル)フェノキシ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}ピペリジン−3−アミン
(3R)−1−{(1R,2R)−1−[4−クロロ−2−(1,2−オキサゾール−5−イル)フェノキシ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}ピペリジン−3−アミン
(3R)−1−[(1R,2R)−1−(2−ブロモ−4,6−ジフルオロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピペリジン−3−アミン
(3R)−1−[(1R,2R)−1−(4−クロロ−2−フルオロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピペリジン−3−アミン
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−ブロモベンゾニトリル
(3R)−1−{(1R,2R)−1−[4−ブロモ−2−(1,2−オキサゾール−5−イル)フェノキシ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}ピペリジン−3−アミン
4−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)ベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−2−フルオロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−フルオロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−クロロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−2,3−ジフルオロベンゾニトリル
1−[(1R,2R)−1−(2−クロロ−6−フルオロ−3−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]−1,4−ジアゼパン
(3S)−1−{(1R,2R)−1−[2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−メチルフェノキシ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}ピロリジン−3−アミン
4−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−ニトロベンゾニトリル
2−({−2−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−5−ブロモベンゾニトリル
2−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−5−クロロベンゾニトリル
4−({(1S,2S)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−4−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−クロロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)ベンゾニトリル
3−フルオロ−4−({(1R,2R)−2−[3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)ベンゾニトリル
3−クロロ−4−({(1R,2R)−2−[3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)ベンゾニトリル
1−{(1R,2R)−1−[2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−メチルフェノキシ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}−N−メチルピロリジン−3−アミン
1−{(3R)−1−[(1R,2R)−1−(4−ニトロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピロリジン−3−イル}メタンアミン
1−{(3R)−1−[(1R,2R)−1−(4−ブロモフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピロリジン−3−イル}メタンアミン
1−{(3R)−1−[(1R,2R)−1−(2−クロロ−4−フルオロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピロリジン−3−イル}メタンアミン
1−{(3R)−1−[(1R,2R)−1−(2−クロロ−4−ニトロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピロリジン−3−イル}メタンアミン
2−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)ベンゾニトリル
1−{(3R)−1−[(1R,2R)−1−(2−ブロモ−4−クロロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピロリジン−3−イル}メタンアミン
2−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−5−クロロベンゾニトリル
メチル4({(1R,2R)−2−[(3R)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−クロロベンゾエート
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−クロロベンゾニトリル
1−{(3R)−1−[(1R,2R)−1−(4−ブロモ−2−クロロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピロリジン−3−イル}メタンアミン
1−[(3R)−1−{(1R,2R)−1−[4−ブロモ−2−(1H−ピラゾール−3−イル)フェノキシ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}ピロリジン−3−イル]メタンアミン
2−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−5−ブロモベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−ブロモベンゾニトリル
1−[(3R)−1−{(1R,2R)−1−[4−クロロ−2−(1H−ピラゾール−3−イル)フェノキシ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}ピロリジン−3−イル]メタンアミン
1−[(3R)−1−{(1R,2R)−1−[4−メチル−2−(1H−ピラゾール−3−イル)フェノキシ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}ピロリジン−3−イル]メタンアミン
1−{(3R)−1−[(1R,2R)−1−(2,4−ジクロロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピロリジン−3−イル}メタンアミン
1−{(3R)−1−[(1R,2R)−1−(4−クロロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピロリジン−3−イル}メタンアミン
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−2−フルオロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−メトキシベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−2−クロロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−2,6−ジフルオロベンゾニトリル
2−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−6−フルオロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−フルオロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−2,3−ジフルオロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−(トリフルオロメチル)ベンゾニトリル
1−{(3S)−1−[(1R,2R)−1−(4−ニトロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピロリジン−3−イル}メタンアミン
1−{(3S)−1−[(1R,2R)−1−(2−クロロ−4−ニトロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピロリジン−3−イル}メタンアミン
2−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−5−クロロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−クロロベンゾニトリル
2−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−5−ブロモベンゾニトリル
1−{(3S)−1−[(1R,2R)−1−(4−クロロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピロリジン−3−イル}メタンアミン
4−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−2−フルオロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−2−クロロベンゾニトリル
3−クロロ−4−({(1R,2R)−2−[4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)ベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−クロロベンゾニトリル
(2R,3R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−3−(2−クロロ−4−シアノフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−カルボニトリル
(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−1−(2−クロロ−4−シアノフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−カルボニトリル
4−{[(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−6−(メチルスルホニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]オキシ}−3−クロロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−クロロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[3−(2−アミノプロパン−2−イル)アゼチジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−クロロベンゾニトリル
3−クロロ−4−({(1R,2R)−2−[(1S,4S)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)ベンゾニトリル
メチル4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−クロロベンゾエート
3−クロロ−4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)ベンゾニトリル
1−{(1R,2R)−1−[2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−メチルフェノキシ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}−N−メチルピロリジン−3−アミン
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−6−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−クロロベンゾニトリル
6−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン
6−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−7−クロロ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−5−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−クロロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−4,6−ジクロロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−クロロベンゾニトリル
6−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−5−クロロ−6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン
6−{[(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−6−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]オキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン
4−({(5R,6R)−6−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[b]ピリジン−5−イル}オキシ)−3−クロロベンゾニトリル
4−({(6R,7S)−6−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[b]ピリジン−7−イル}オキシ)−3−クロロベンゾニトリル。
【0023】
保護基Pgは、以下に言及するように、一方で、合成ステップの間の反応性官能基(ヒドロキシまたはアミンなど)を保護し、他方で、合成ステップの終わりに未変化の反応性官能基を回収することを可能とする基に相当する。保護基、ならびに様々な官能基を保護および脱保護する方法の例は、「Protective Groups in Organic Synthesis」、Greenら、第2版(John Wiley & Sons,Inc.、New York)に示されている。
【0024】
脱離基は、以下に言及するように、電子対の解離によってヘテロリシス結合を破ることによって、分子から容易に切断し得る基に相当する。次いで、この基は、例えば、置換反応の間に別の官能基によって容易に置き換えられてもよい。このような脱離基は、ハロゲン原子または活性化ヒドロキシ基(メシレート、トシレート、トリフレートまたはアセチル基など)に存在し得る。脱離基の例およびこれらの調製に関する参照は、「Advances in Organic Chemistry」、J.March、第3版、Wiley Interscience、310−316頁に記載されている。
【0025】
一般式Iの化合物を調製するのに適した一般工程を、下記に記載する。式Iの化合物は、これに関して、異なる化学工程によって調製することができる。下記の方法に記載されている基およびラジカルA、B、L、X、R1、R2、R3、R4およびR5ならびにインデックスpは、明確に他に定義しない限り上記の意味を有する。
【0026】
略語:
HPLC 高速液体クロマトグラフィー
LC 液体クロマトグラフィー
Rt 保持時間
THF テトラヒドロフラン
TFA トリフルオロ酢酸
DMSO ジメチルスルホキシド
DMF ジメチルホルムアミド
AcN アセトニトリル
RT 室温
min. 分
h 時間
ES=ESI エレクトロスプレーイオン化
MS 質量分析法
HCl 塩酸
EtOAc 酢酸エチル
m 多重線
bs 幅広い一重線
s 一重線
【0027】
方法A:
例えば、式IIのエポキシドから出発するスキームAに示されるように、式HNR3R4のアミンによるエポキシド開環の後に、式IIIの相当する1−アミノ2−オール中間体が最初に得られ、これはそれに続きR5によって1回または複数回置換されていてもよいアリールまたはヘテロアリール化合物B−OHによる光延反応に供される。フェノールが好ましくは、この反応において用いられる。代わりに、相当する−S−または−COH−架橋誘導体を得るために、R5によって1回または複数回置換されていてもよいアリールもしくはヘテロアリールチオールB−SHまたはアリールもしくはヘテロアリールカルボン酸B−COHを用いることもまた可能である。光延反応は、公知のように、ホスフィン(例えば、トリフェニルホスフィンなど)およびアゾジカルボキシルエステル(例えば、アゾジカルボン酸ジイソプロピルなど)の存在下で、不活性溶媒(アセトニトリル、CHClまたはテトラヒドロフランなど)中で行われる。式IIIの1−アミノ2−オールの場合、これは基本構造の2位へのアミン残基NR3R4の移動を伴う(J.Org.Chem.、1991、56、670−672)。
【0028】
【化5】

式中、Lは、共有結合、−C(=O)−であり、Xは、Oであり、
またはLは、共有結合であり、Xは、Sである。
【0029】
このように、多数の化合物I、好ましくは2個の置換基が互いにトランス配置である化合物Iを調製することが可能である。アミン置換基の基R3およびR4の1つが、さらなる官能基(例えば、ヒドロキシ基またはアミノ基など)によって置き換えられる場合、光延反応の間に必要に応じてこのような基を保護するように注意しなくてはならない。例えば、OH基の場合はトリアルキルもしくはトリアリールシリル基によって、またはアミノ基の場合はBOC保護基によってこれを行うことができる。光延反応後、次いで保護基を、例えば、塩酸またはトリフルオロ酢酸による処理によって再び除去し、式Iの化合物を得る。さらなる化合物Iを得るために、脱保護後、これらの官能基を、適切な場合には、例えば、アルキル化剤によるアルキル化によって、またはアシル化およびそれに続く還元によってさらに修飾することができる。
【0030】
スキームAにおいて用いられた出発物質(式IIのエポキシド、アミンNHR3R4およびヒドロキシアリールもしくはヒドロキシヘテロアリールまたはそれらのチオール誘導体など)は、市販であり、文献から公知であり、または文献から公知の化合物と同様に容易に合成することができる。このような出発物質のためのいくつかの適切な合成スキームは、例示として実験の項において再現される。
【0031】
方法B:
式Iの化合物を調製するためのさらなる方法を、スキームBに示す。
【0032】
【化6】

この工程において、式IVの2−ブロモ1−オン化合物を式R3−NH−R4のアミンと反応させ、相当するアミノケトンVが得られる。次いで、ケト基は1−ヒドロキシ基に還元され、式VIの中間体が得られる。これに関して、中心1および2に関してシスおよびトランス配置の両方を有する生成物VIが生成されることが可能である。次いで、このように得られた式VIの中間体は、アリールまたはヘテロアリール化合物B−Y(Bは、R5によって1回または複数回置換されていてもよい。)上の求核性芳香族置換によって、不活性溶媒(DMSOなど)中の強塩基(例えば、水素化ナトリウムまたは粉末状NaOHなど)を使用してアリール化される。Yは、これに関して、適切な脱離基(例えば、フッ素、塩素またはトリフルオロメシルオキシなど)である。基R3およびR4が、例えば、アミノまたはヒドロキシ基によって置換されている場合、これらは、塩基安定性保護基(例えば、アルキルまたはアリール置換シリル基など)によって必要に応じて保護されるべきである。
【0033】
この工程では、公知または市販のブロモケトンIVにかなりの程度まで頼ることがまた可能であり、または例えば、標準条件下で適当なケトンからの臭素化によって容易に得ることができる。
【0034】
方法C:
さらなる工程は、アミン基NR3R4が炭素含有架橋によって2位に連結している式Iのこれらの化合物に関し、すなわち、一般式Iにおいてqは1である。
【0035】
【化7】

この場合、式VIIIの相当するジメチルアミノメチレン化合物を得るために、式VIIのケトンを、ホルムアミドアセタール、好ましくはN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタールと反応させる。ジメチルアミノ基は、次の段階において他のアミノ基によって置き換えられ、式IXのアミノメチレン化合物を得ることができる。これは、例えば、DMF中の過剰なアミンHNR3R4の存在下で式VIIIの化合物を加熱することによって行うことができる。例えば、メタノール中の水酸化ホウ素ナトリウムによるそれに続く還元によって、必要に応じて個々の成分への分離の後、スキームBにおける例示と類似してアリール化することができる式Xの立体異性アミンアルコールの混合物が通常得られ、本発明の化合物Iが生じる。
【0036】
方法D:
式Iの化合物を調製するためのさらなる工程を、スキームDに示す。スキームAにおけるように合成される安息香酸エステルIは、公知の態様で加水分解され、一般式VIの化合物が得られる。これは、例えば、溶媒(アセトン/水の混合物など)中、適切な塩基(水酸化ナトリウムなど)を使用して行う。次いで、式VIの化合物は、溶媒(例えば、THFなど)中、適切な塩基(水素化ナトリウムなど)の存在下で、適切なアルキル化剤(例えば、臭化ベンジルなど)と反応する。このように得た化合物Iは、必要に応じてさらなる操作のために利用可能である。
【0037】
【化8】

式中、Lは、アルキレン架橋である。
【0038】
化合物Iが例えば、アルコールまたはアミンなどのさらなる官能基を含有する場合、これらは、スキームEにおけるように公知の態様でさらに反応することができる。適切な例は、アシル化、アルキル化またはアシル化/還元のシークエンスである。手順を、例示的な実施形態によって実験の項に記載する。
【0039】
【化9】

【0040】
方法E:
さらなる工程は、アミン基NR3R4における1個または2個の置換基R3またはR4が水素と等しい式Iのこれらの化合物に関し、すなわち、一般式IにおいてR3=HまたはR3=R4=Hである。
【0041】
【化10】

この工程において、例えば、方法Aに従って合成することができるアリルアミンXIは、不活性溶媒(CHClまたはTHFなど)中で求核試薬(例えば、チオサリチル酸またはジメチルバルビツール酸など)を使用して脱保護される。反応は、Pdによって触媒される。適切なPd源は、例えば、安定化リガンド(ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタンなど)の存在下でのPd(PPhまたはPd(dba)である。ビスアリルアミン(R3=R4=アリル)の場合、両方のアリル基は、少なくとも2当量の適切な求核試薬および延長された反応時間を使用して切断されることができる。方法Fに従って合成される一般式Iの化合物は、さらなる操作、例えば、アシル化またはアルキル化のために利用可能である。
【0042】
下記の例は、本発明によるいくつかの化合物の合成を記載する。これらの例は限定的であることが意図されず、本発明を例示するのみである。例示された化合物の数字は、本発明によるいくつかの化合物の化学構造および物理学的性質を例示する下記の表における数字を意味する。
【0043】
LC/MSスペクトルを、下記の方法に従って記録した。
方法A:溶媒:(HO+0.05%TFA)/(AcN+0.05%TFA)98:2(1min)から5:95(5min)から5:95(6min)
方法B:溶媒:(HO+0.05%TFA)/(AcN+0.035%TFA)98:2(1min)から0:100(3min)
方法C:溶媒:(CHCOONH+3%AcN)/AcN100:0(5min)から0:100(5min)
【実施例】
【0044】
[実施例1]
(3R)−1−{(1,2−cis)−5−クロロ−1−[(2−クロロ−5−フルオロベンジル)オキシ]−2,3ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}ピペリジン−3−アミン(化合物1)
【0045】
【化11】

1.1 [(R)−1−(cis−5−クロロ−1−ケト−インダン−2−イル)−ピペリジン−3−イル]−カルバミン酸tert−ブチルエステル
150mlのアセトン中の1.00当量(20.2mmol、4.79g)の2−ブロモ−5−クロロ−インダン−1−オン、1.20当量(24.2mmol、5.00g)の(R)−3−N−Boc−アミノピペリジンおよび1.60当量(32.0mmol、4.47g)の炭酸カリウムの混合物を、RTで2h撹拌する。100mlの水および100mlのEtOAcを加えた後、層を分離し、水層をEtOAcで抽出する。合わせた有機層を無水MgSOで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し、残渣を次のステップにおいてそれ以上精製することなく使用する。
【0046】
1.2 [(R)−1−(cis−5−クロロ−1−ヒドロキシ−インダン−2−イル)−ピペリジン−3−イル]−カルバミン酸tert−ブチルエステル
[(R)−1−(cis−5−クロロ−1−ケト−インダン−2−イル)−ピペリジン−3−イル]−カルバミン酸tert−ブチルエステルを150mlの乾燥THFに溶解し、1.50当量(30.0mmol、30.0mlの1M溶液)のL−selectrideを撹拌しながら0℃で加える。混合物をRTに温め、撹拌を2日間続ける。150mlの水および150mlのEtOAcを加え、層を分離し、水層をEtOAcで抽出する。合わせた有機層を乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した後、残渣を100mlのTHFに0℃で溶解し、5mlのH(35%)およびNaOH(10ml、4N)を加える。0℃で2h後、水(100ml)およびEtOAc(100ml)を加える。水層をEtOAcで抽出する。合わせた有機層を無水MgSOで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮する。残渣をシリカゲル上のクロマトグラフィー(溶離液としてEtOAc)によって精製し、表題化合物を得る。
【0047】
1.3 (3R)−1−{(1,2−cis)−5−クロロ−1−[(2−クロロ−5−フルオロベンジル)オキシ]−2,3ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}ピペリジン−3−アミン
[(R)−1−(cis−5−クロロ−1−ヒドロキシ−インダン−2−イル)−ピペリジン−3−イル]−カルバミン酸tert−ブチルエステル(0.1mmol)、1−クロロ−2−(クロロメチル)−4−フルオロベンゼン(0.2mmol)およびAgO(0.5mmol)を、2.5mlの乾燥トルエン中で85℃にて3h撹拌する。冷却した反応混合物を濾過し、濾液を減圧下で蒸発させる。残渣をDMFに溶解し、分取HPLC精製に供する。
【0048】
精製した生成物を1mlのTFA/CHCl(1/9)に溶解し、RTで1h振盪し、次いで蒸発させ(12ミリバール、乾燥キャビネット中で40℃にて一晩)、所望の生成物を得る。LCMS(ESI)M409.2537。
【0049】
[実施例2]
(3R)−1−{(1R,2R)−1−[2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−メチルフェノキシ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}ピペリジン−3−アミン(化合物7)
【0050】
【化12】

2.1 (1aR,6aS)−6,6a−ジヒドロ−1aH−インデノ[1,2−b]オキシレン
三つ口丸底フラスコ中に、NaOCl(50.4ml、0.31当量、2N)を導入する。次いで、フラスコをアルゴンでフラッシュし、0℃に冷却する。(R,R)−N,N’−ビス(3,5−ジ−tert−ブチルサリチリデン)−1,2−シクロヘキサンジアミノマンガン(III)クロリド(2.06g、0.01当量)および4−(3−フェニルプロピル)ピリジン−N−オキシド(2.08g、0.03当量)のCHCl(166ml)中溶液を加える。懸濁液を15min間撹拌する。冷却した溶液に、2つの添加漏斗を介してNaOCl(152ml、0.93当量、2N)およびインデン(37.85g、1当量)のCHCl(107ml)中溶液を同時に加える。次いで、混合物を0℃で1h撹拌し、温度をRTに一晩温める。懸濁液を水およびCHClで希釈し、celite(登録商標)を通して濾過する。水層を分離し、CHClで3回抽出する。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮し、18.64g(43%)の所望の化合物を黄色の油として得て、次のステップにおいてそれ以上精製することなく使用する。
【0051】
2.2 tert−ブチル{(3R)−1−[(1S,2S)−2−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]ピペリジン−3−イル}カルバメート
(1aR,6aS)−6,6a−ジヒドロ−1aH−インデノ[1,2−b]オキシレン(6g、1.00当量)のAcN(122ml)中溶液に、tert−ブチル(3R)−ピペリジン−3−イルカルバメート(12.27g、1.35当量)を加える。溶液を還流させ、一晩加熱する。冷却した後、溶媒を減圧下で蒸発させ、残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘプタン/EtOAc、100/0から70/30)によって精製し、12.3g(82%)の所望の生成物を固体として得る。
【0052】
2.3(3R)−1−{(1R,2R)−1−[2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−メチルフェノキシ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}ピペリジン−3−アミン
Tert−ブチル{(3R)−1−[(1S,2S)−2−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]ピペリジン−3−イル}カルバメート(3.0mmol)、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−メチルフェノール(3.3mmol)およびトリフェニルホスフィン(5.2mmol)を、アルゴン下でTHFに溶解し、次いでジイソプロピルアゾジカルボキシレート(4.5mmol)を加え、混合物をRTで一晩撹拌する。溶媒の蒸発後、粗生成物を、DCM中の15%TFA中でRTにて一晩撹拌する。溶媒を減圧下で蒸発させ、残渣を分取HPLCによって精製し、所望の化合物を得る。H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.20(bs,2H)、8.05−7.90(m,2H)、7.65−7.40(m,5H)、7.35−7.15(m,4H)、6.25(s,1H)、3.90(s,1H)、3.40−2.95(m,5H)、2.85−2.55(m,2H)、2.38(s,3H)、2.00−1.83(m,2H)、1.70−1.55(m,1H)、1.52−1.40(m,1H);LCMS(ESI)M 440.2551。
【0053】
[実施例3]
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−クロロベンゾニトリル(化合物8)
【0054】
【化13】

3.1 (1aR,6aS)−6,6a−ジヒドロ−1aH−インデノ[1,2−b]オキシレン
表題化合物は、実施例2について使用した方法に従って調製する。
【0055】
3.2 tert−ブチル{(3R)−1−[(1S,2S)−2−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]ピペリジン−3−イル}カルバメート
表題化合物は、実施例2について使用した方法に従って調製する。
【0056】
3.3 4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−クロロベンゾニトリル
2.5mlのTHF中のTert−ブチル{(3R)−1−[(1S,2S)−2−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]ピペリジン−3−イル}カルバメート(0.10mmol)、3−クロロ−4−ヒドロキシベンゾニトリル(0.12mmol)およびポリマー結合PPh(Argonaut、0.25mmol)を、ジ−イソプロピルアゾジカルボキシレート(0.2mmol)で処理する。混合物をRTで一晩撹拌し、次いでcelite(登録商標)上で濾過する。フィルターをCHClで洗浄する。濾液を減圧下で蒸発させる。残渣をカラムクロマトグラフィー(CHCl/メタノール、100/0から90/10)によって精製し、次いで、CHClに溶解し、HCl(1ml、EtO中2N)で処理する。沈殿物を濾過し、減圧下で乾燥し、所望の化合物をオフホワイトの固体として得る。H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.50(bs,2H)、8.18(s,1H)、8.05−7.95(m,1H)、7.83−7.75(m,1H)、7.50−7.40(m,2H)、7.32−7.28(m,1H)、7.15−7.12(m,1H)、6.75(bs,1H)、4.18−4.12(m,1H)、3.45−3.40(m,7H)、1.94−1.90(m,4H);LCMS(ES)M 368;[α]=−215.5°(CH3OH);融点=221.3℃。
【0057】
[実施例4]
4−{[(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−6−(メチルスルホニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]オキシ}−3−クロロベンゾニトリル(化合物123)
【0058】
【化14】

4.1 6−(メチルスルホニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オール
冷却した(0℃)6−(メチルスルホニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン(2.50g、1当量)のTHF(48ml)およびメタノール(10ml)中溶液に、水酸化ホウ素ナトリウム(0.89g、2当量)を少しずつ加える。懸濁液をRTで一晩撹拌する。混合物を水で希釈する。水層をCHClで抽出する。有機層を無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮し、1.99g(79%)の所望の生成物を白色の固体として得て、次のステップにおいてそれ以上精製することなく使用する。
【0059】
4.2 1H−インデン−5−イルメチルスルホン
ディーンスタークを備えた丸底フラスコ中に、6−(メチルスルホニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オール(2g、1当量)のトルエン(85ml)中溶液を導入する。パラ−トルエンスルホン酸(0.02g、0.01当量)を加え、混合物を還流させる。溶液を7h加熱する。冷却した後、混合物をCHClで希釈する。有機層を飽和NaHCO水溶液および水で洗浄する。有機層を無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮する。残渣をカラムクロマトグラフィー(CHCl/メタノール、100/0から95/5)によって精製し、0.54g(30%)の所望の生成物を白色の固体として得る。
【0060】
4.3 (1aR,6aS)−3−(メチルスルホニル)−6,6a−ジヒドロ−1aH−インデノ[1,2−b]オキシレン
三つ口丸底フラスコ中に、NaOCl(0.43ml、0.31当量、2N)を導入する。次いで、フラスコをアルゴンでフラッシュし、0℃に冷却する。(R,R)−N,N’−ビス(3,5−ジ−tert−ブチルサリチリデン)−1,2−シクロヘキサンジアミノマンガン(III)クロリド(0.02g、0.01当量)および4−(3−フェニルプロピル)ピリジン−N−オキシド(0.02g、0.03当量)のCHCl(1ml)中溶液を加える。懸濁液を15min間撹拌する。冷却した溶液に、2つの添加漏斗を介してNaOCl(1.3ml、0.93当量、2N)および1H−インデン−5−イルメチルスルホン(0.55g、1当量)のCHCl(0.7ml)中溶液を同時に加える。次いで、混合物を0℃で1h撹拌し、温度をRTに一晩温める。懸濁液を水およびCHClで希釈し、celite(登録商標)を通して濾過する。水層を分離し、CHClで3回抽出する。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮し、0.51g(86%)の所望の化合物を茶色の油として得て、次のステップにおいてそれ以上精製することなく使用する。
【0061】
4.4 tert−ブチル{(3R)−1−[(1S,2S)−2−ヒドロキシ−6−(メチルスルホニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]ピペリジン−3−イル}カルバメート
(1aR,6aS)−3−(メチルスルホニル)−6,6a−ジヒドロ−1aH−インデノ[1,2−b]オキシレン(0.5g、1.00当量)のAcN(7ml)中溶液に、tert−ブチル(3R)−ピペリジン−3−イルカルバメート(0.69g、1.45当量)を加える。溶液を還流させ、一晩加熱する。冷却した後、溶媒を減圧下で蒸発させ、残渣をカラムクロマトグラフィー(CHCl/メタノール、100/0から95/5)によって精製し、0.73g(75%)の所望の生成物を緑がかった泡として得る。
【0062】
4.5 4−{[(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−6−(メチルスルホニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]オキシ}−3−クロロベンゾニトリル
3−クロロ−4−ヒドロキシベンゾニトリル(0.23g、1.25当量)のCHCl(7ml)中溶液に、ポリマー結合PPh(1g、3mmol/g、2.50当量)およびtert−ブチル{(3R)−1−[(1S,2S)−2−ヒドロキシ−6−(メチルスルホニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]ピペリジン−3−イル}カルバメート(0.50g、1当量)を加える。懸濁液を0℃に冷却し、ジ−tert−ブチルアゾジカルボキシレート(0.56g、2当量)のCHCl(3ml)中溶液を滴下で添加する。混合物をRTで一晩撹拌し、次いでcelite(登録商標)上で濾過する。フィルターをCHClで2回洗浄する。濾液を減圧下で蒸発させ、残渣をカラムクロマトグラフィー(CHCl/メタノール、100/0から95/5)によって精製し、0.66g(定量的)の白色の泡を得る。次いで、残渣をエタノール(1ml)に溶解し、HCl(0.6ml、EtO中2N)を加える。沈殿物を濾過し、減圧下で乾燥し、0.12gの所望の化合物をオフホワイトの固体として得る。H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.38(bs,2H)、8.15(s,1H)、8.02−8.00(m,1H)、8.00−7.98(m,1H)、7.88−7.85(m,1H)、7.75(s,1H)、7.76−7.74(m,1H)、6.28(s,1H)、3.92−3.88(m,1H)、3.35−3.10(m,4H)、3.11(s,3H)、2.81−2.75(m,1H)、2.70−2.51(m,2H)、1.95−1.80(m,2H)、1.65−1.50(m,2H);LCMS(ES)M 446;[α]=−187.1°(CHOH);融点=162℃。
【0063】
[実施例5]
4−({(1R,2R)−2−[3−(2−アミノプロパン−2−イル)アゼチジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−クロロベンゾニトリル(化合物125)
【0064】
【化15】

5.1 (1aR,6aS)−6,6a−ジヒドロ−1aH−インデノ[1,2−b]オキシレン
表題化合物は、実施例2について使用した方法に従って調製する。
【0065】
5.2 tert−ブチル(2−{1−[(1S,2S)−2−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]アゼチジン−3−イル}プロパン−2−イル)カルバメート
(1aR,6aS)−6,6a−ジヒドロ−1aH−インデノ[1,2−b]オキシレン(0.34g、1.00当量)のAcN(7ml)中溶液に、tert−ブチル[2−(アゼチジン−3−イル)プロパン−2−イル]カルバメート(0.92g、1.45当量)を加える。溶液を還流させ、一晩加熱する。冷却した後、溶媒を減圧下で蒸発させ、残渣をカラムクロマトグラフィー(CHCl/メタノール、100/0から90/10)によって精製し、0.47g(53%)の所望の生成物を得る。
【0066】
5.3 4−({(1R,2R)−2−[3−(2−アミノプロパン−2−イル)アゼチジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−クロロベンゾニトリル
3−クロロ−4−ヒドロキシベンゾニトリル(0.26g、1.25当量)のCHCl(10ml)中溶液に、ポリマー結合PPh(1.12g、3mmol/g、2.50当量)およびtert−ブチル(2−{1−[(1S,2S)−2−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]アゼチジン−3−イル}プロパン−2−イル)カルバメート(0.47g、1当量)を加える。懸濁液を0℃に冷却し、ジ−イソプロピルアゾジカルボキシレート(0.63g、2当量)のCHCl(4ml)中溶液を滴下で添加する。混合物をRTで一晩撹拌し、次いでcelite(登録商標)上で濾過する。フィルターをCHClで2回洗浄する。濾液を減圧下で蒸発させ、残渣をカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン/EtOAc、100/0から70/30)によって精製し、0.10g(15%)の生成物を得る。次いで、残渣をエタノール(2ml)に溶解し、HCl(1ml、EtO中1N)を加える。沈殿物を濾過し、減圧下で乾燥し、0.03gの所望の化合物を白色の固体として得る。H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.25(bs,2H)、8.10(s,1H)、7.94−7.90(m,1H)、7.76−7.74(m,1H)、7.46−7.43(m,1H)、7.43(s,1H)、7.32−7.28(m,1H)、7.22−7.19(m,1H)、6.45(s,1H)、4.80−4.68(m,1H)、4.58−4.00(m,5H)、1.40−1.25(m,2H)、1.20(s,6H);LCMS(ES)M 382;融点=93℃。
【0067】
[実施例6]
3−クロロ−4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)ベンゾニトリル(化合物128)
【0068】
【化16】

6.1 tert−ブチル{(3R)−1−[(1R,2R)−1−(2−クロロ−4−シアノフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピペリジン−3−イル}カルバメート
表題化合物は、実施例3について使用した方法に従って調製する。
【0069】
6.2 3−クロロ−4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)ベンゾニトリル
tert−ブチル{(3R)−1−[(1R,2R)−1−(2−クロロ−4−シアノフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピペリジン−3−イル}カルバメート(0.23g、1当量)のDMF(1ml)中溶液に、水(10μl)および水素化ナトリウム(0.13g、鉱油中60%、7当量)を0℃で加える。0℃で1h撹拌した後、ヨウ化メチル(0.09g、1.50当量)を加え、混合物をRTで一晩撹拌する。次いで、混合物をCHCl(40ml)および水(5ml)で希釈する。水層を分離し、CHClで抽出する。合わせた有機層を無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮する。残渣をカラムクロマトグラフィー(CHCl/EtOAc、80/20)によって精製する。生成物をCHClに溶解し、HCl(0.10ml、ジオキサン中4N)で処理する。次いで、沈殿物を濾過し、真空下で乾燥させ、35mgの所望の生成物をベージュ色の粉末として得る。H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 9.00(bs,1H)、8.00(s,1H)、7.90−7.82(m,1H)、7.79−7.71(m,1H)、7.42−7.40(m,1H)、7.40(s,1H)、7.30−7.20(m,2H)、6.40(s,1H)、4.02−3.90(m,1H)、3.70−3.20(m,4H)、2.92−2.80(m,3H)、2.60(s,3H)、2.06−1.60(m,4H);LCMS(ES)M 382;[α]=−197.7°(CHOH)。
【0070】
[実施例7]
6−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物131)
【0071】
【化17】

7.1 6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オール
冷却した(0℃)6−メトキシインダノン(4g、1当量)のTHF(100ml)およびメタノール(23ml)中溶液に、水酸化ホウ素ナトリウム(1.86g、2当量)を少しずつ加える。懸濁液をRTで一晩撹拌する。混合物を水で希釈する。水層をCHClで抽出する。有機層を無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮し、4.0g(98%)の所望の生成物を黄色の油として得て、次のステップにおいてそれ以上精製することなく使用する。
【0072】
7.2 1H−インデン−5−イルメチルエーテル
ディーンスタークを備えた丸底フラスコ中に、6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オール(4g、1当量)のトルエン(121ml)中溶液を導入する。パラ−トルエンスルホン酸(0.05g、0.01当量)を加え、混合物を還流させる。溶液を7h加熱する。冷却した後、混合物をCHClで希釈する。有機層を飽和NaHCO水溶液および水で洗浄する。有機層を無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮する。残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘプタン/EtOAc、100/0から50/50)によって精製し、2.69g(75%)の所望の生成物を無色の油として得る。
【0073】
7.3 (1aR,6aS)−3−メトキシ−6,6a−ジヒドロ−1aH−インデノ[1,2−b]オキシレン
三つ口丸底フラスコ中に、NaOCl(2.8ml、0.31当量、2N)を導入する。次いで、フラスコをアルゴンでフラッシュし、0℃に冷却する。(R,R)−N,N’−ビス(3,5−ジ−tert−ブチルサリチリデン)−1,2−シクロヘキサンジアミノマンガン(III)クロリド(0.12g、0.01当量)および4−(3−フェニルプロピル)ピリジン−N−オキシド(0.12g、0.03当量)のCHCl(9.5ml)中溶液を加える。懸濁液を15min間撹拌する。冷却した溶液に、2つの添加漏斗を介してNaOCl(12.5ml、0.93当量、2N)および1H−インデン−5−イルメチルエーテル(2.69g、1当量)のCHCl(5.8ml)中溶液を同時に加える。次いで、混合物を0℃で1h撹拌し、温度をRTに一晩温める。懸濁液を水およびCHClで希釈し、celite(登録商標)を通して濾過する。水層を分離し、CHClで3回抽出する。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮し、2.90g(97%)の所望の化合物を茶色の油として得て、次のステップにおいてそれ以上精製することなく使用する。
【0074】
7.4 tert−ブチル{(3R)−1−[(1S,2S)−2−ヒドロキシ−6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]ピペリジン−3−イル}カルバメート
(1aR,6aS)−3−メトキシ−6,6a−ジヒドロ−1aH−インデノ[1,2−b]オキシレン(0.70g、1.00当量)のAcN(16ml)中溶液に、tert−ブチル(3R)−ピペリジン−3−イルカルバメート(1.25g、1.45当量)を加える。溶液を還流させ、一晩加熱する。冷却した後、溶媒を減圧下で蒸発させ、残渣をカラムクロマトグラフィー(CHCl/メタノール、100/0から95/5)によって精製し、0.85g(85%)の所望の生成物を茶色の泡として得る。
【0075】
7.5 6−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン
6−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.40g、1.25当量)のCHCl(11ml)中溶液に、ポリマー結合PPh(1.31g、3mmol/g、2.50当量)およびtert−ブチル{(3R)−1−[(1S,2S)−2−ヒドロキシ−6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]ピペリジン−3−イル}カルバメート(0.85g、1当量)を加える。懸濁液を0℃に冷却し、ジ−tert−ブチルアゾジカルボキシレート(0.92g、2当量)のCHCl(6.7ml)中溶液を滴下で添加する。混合物をRTで一晩撹拌し、次いでcelite(登録商標)上で濾過する。フィルターをCHClで2回洗浄する。濾液を減圧下で蒸発させ、残渣をカラムクロマトグラフィー(CHCl/メタノール、100/0から90/10)によって精製し、0.43g(43%)の橙色の泡を得る。次いで、残渣をCHCl(5ml)に溶解し、HCl(0.82ml、EtO中2N)を加える。沈殿物を濾過し、減圧下で乾燥し、0.25gの所望の化合物を橙色の固体として得る。H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 9.55(s,1H)、8.30(bs,2H)、7.21−7.15(m,1H)、6.95(s,1H)、6.90−6.75(m,3H)、6.60(s,1H)、6.05(s,1H)、3.94−3.80(m,1H)、3.62(s,3H)、3.55−2.96(m,7H)、2.85−2.75(m,2H)、2.40−2.35(m,2H)、1.98−1.85(m,1H)、1.85−1.70(m,2H)、1.65−1.50(m,1H);LCMS(ES)M 408;融点=145.6℃。
【0076】
[実施例8]
6−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−7−クロロ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(化合物132)
【0077】
【化18】

8.1 tert−ブチル{(3R)−1−[(1S,2S)−2−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]ピペリジン−3−イル}カルバメート
表題化合物は、実施例2において使用した方法に従って調製する。
【0078】
8.2 6−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−7−クロロ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン
6−ヒドロキシ−7−クロロ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(0.26g、1.25当量)のCHCl(7ml)中溶液に、ポリマー結合PPh(0.69g、3mmol/g、2.50当量)およびtert−ブチル{(3R)−1−[(1S,2S)−2−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]ピペリジン−3−イル}カルバメート(0.35g、1当量)を加える。懸濁液を0℃に冷却し、ジ−tert−ブチルアゾジカルボキシレート(0.48g、2当量)のCHCl(3ml)中溶液を滴下で添加する。混合物をRTで一晩撹拌し、次いでcelite(登録商標)上で濾過する。フィルターをCHClで2回洗浄する。濾液を減圧下で蒸発させ、残渣をカラムクロマトグラフィー(CHCl/メタノール、100/0から92/8)によって精製し、0.36g(67%)の生成物を得る。次いで、残渣をCHCl(5ml)に溶解し、HCl(0.7ml、EtO中2N)を加える。沈殿物を濾過し、減圧下で乾燥し、0.18gの所望の化合物を橙色の固体として得る。H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 9.75(s,1H)、8.45(bs,2H)、7.42−7.38(m,1H)、7.35(s,1H)、7.32−7.18(m,3H)、7.00(s,1H)、6.18(s,1H)、4.10−4.00(m,1H)、3.60−3.20(m,11H)、2.09−2.78(m,3H)、1.72−1.60(m,1H);LCMS(ES)M 412;融点=183.7℃。
【0079】
[実施例9]
4−({(5R,6R)−6−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[b]ピリジン−5−イル}オキシ)−3−クロロベンゾニトリル(化合物137)
【0080】
【化19】

9.1 6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[b]ピリジン1−オキシド
6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[b]ピリジン(5g、1当量)の酢酸(25ml)中溶液に、H(2.51g、水中50%、0.88当量)を加える。溶液を70℃に温める。3時間後、さらなるH(2.51g、水中50%、0.88当量)を加え、混合物を70℃で一晩撹拌する。冷却した後、溶媒を減圧下で蒸発させ、水(20ml)を残渣に加える。次いで、固体KCOを加え、pH=9とする。水層を分離し、CHClで3回抽出する。合わせた有機層を無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下で蒸発させ、5.55g(97%)の所望の化合物を得て、次のステップにおいてそれ以上精製することなく使用する。
【0081】
9.2 6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[b]ピリジン−7−イルアセテート
無水酢酸(44g、10.50当量)および水(0.42g、0.50当量)の溶液に、6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[b]ピリジン1−オキシド(5.55g、1当量)を加える。RTで1h撹拌した後、混合物を80℃に穏やかに加熱する。95℃を超えて上昇しないように、温度をモニターする。発熱が終了した後、茶褐色の溶液を100℃に3h加熱する。RTに冷却した後、水(150ml)およびEtO(300ml)を加える。水層を分離し、EtOで3回抽出する。合わせた有機層をNaSOで脱水し、濾過し、減圧下で蒸発させ、3.75g(87%)の所望の化合物を得て、次のステップにおいてそれ以上精製することなく使用する。
【0082】
9.3 5H−シクロペンタ[b]ピリジンおよび7H−シクロペンタ[b]ピリジン
濃硫酸(20.5ml、6.63当量)を、6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[b]ピリジン−7−イルアセテート(5.3g、1当量)に加える。混合物を130℃で1h撹拌し、次いでRTで一晩撹拌する。氷を加え、続いて水酸化ナトリウム(25ml、35%)および水(120ml)を加える。水層をCHClで3回抽出する。合わせた有機層を無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮し、3.2g(95%)の2つの位置異性体の65:35混合物を黒色の油として得て、次のステップにおいてそれ以上精製することなく使用する。
【0083】
9.4 (1aR,6aS)−6,6a−ジヒドロ−1aH−オキシレノ[4,5]シクロペンタ[1,2−b]ピリジンおよび(1aS,6aR)2,6b−ジヒドロ−1aH−オキシレノ[3,4]シクロペンタ[1,2−b]ピリジン
三つ口丸底フラスコ中に、NaOCl(7.1ml、1当量、2N)を導入する。次いで、フラスコをアルゴンでフラッシュし、0℃に冷却する。(R,R)−N,N’−ビス(3,5−ジ−tert−ブチルサリチリデン)−1,2−シクロヘキサンジアミノマンガン(III)クロリド(0.17g、0.01当量)および4−(3−フェニルプロピル)ピリジン−N−オキシド(0.17g、0.03当量)のCHCl(8ml)中溶液を加える。懸濁液を15min間撹拌する。2つの添加漏斗によるNaOCl(10ml、1.2当量、2N)、ならびに5H−シクロペンタ[b]ピリジンおよび7H−シクロペンタ[b]ピリジン(3.3g、1当量)のCHCl(8ml)中溶液の同時の添加が続く。次いで、混合物を0℃で1h撹拌し、温度をRTに一晩温める。懸濁液を水およびCHClで希釈し、celite(登録商標)を通して濾過する。水層を分離し、CHClで3回抽出する。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮し、3.70g(定量的)の2つの所望の位置異性体の65:35混合物を得て、次のステップにおいてそれ以上精製することなく使用する。
【0084】
9.5 tert−ブチル{(3R)−1−[(5S,6S)−6−ヒドロキシ−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[b]ピリジン−5−イル]ピペリジン−3−イル}カルバメートおよびtert−ブチル{(3R)−1−[(6S,7S)−6−ヒドロキシ−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[b]ピリジン−7−イル]ピペリジン−3−イル}カルバメート
(1aR,6aS)−6,6a−ジヒドロ−1aH−オキシレノ[4,5]シクロペンタ[1,2−b]ピリジンおよび(1aS,6aR)−2,6b−ジヒドロ−1aH−オキシレノ[3,4]シクロペンタ[1,2−b]ピリジン(3.70g、1当量)のAcN(70ml)溶液に、tert−ブチル(3R)−ピペリジン−3−イルカルバメート(7.98g、1.43当量)を加える。溶液を還流させ、一晩加熱する。冷却した後、混合物を減圧下で蒸発させ、このように得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(CHCl/メタノール、100/0から90/10)によって精製し、3.08gのtert−ブチル{(3R)−1−[(5S,6S)−6−ヒドロキシ−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[b]ピリジン−5−イル]ピペリジン−3−イル}カルバメートおよび1.85gのtert−ブチル{(3R)−1−[(6S,7S)−6−ヒドロキシ−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[b]ピリジン−7−イル]ピペリジン−3−イル}カルバメートを得る。
【0085】
9.6 4−({(5R,6R)−6−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[b]ピリジン−5−イル}オキシ)−3−クロロベンゾニトリル
3−クロロ−4−ヒドロキシベンゾニトリル(0.48g、1.05当量)のTHF(36ml)中溶液に、ポリマー結合PPh(2.36g、3mmol/g、3当量)およびtert−ブチル{(3R)−1−[(5S,6S)−6−ヒドロキシ−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[b]ピリジン−5−イル]ピペリジン−3−イル}カルバメート(1g、1当量)を加える。懸濁液を0℃に冷却し、ジ−イソプロピルアゾジカルボキシレート(1.82g、3当量)のTHF(3ml)中溶液を滴下で添加する。混合物をRTで一晩撹拌し、次いでcelite(登録商標)上で濾過する。フィルターをCHClで2回洗浄する。濾液を減圧下で蒸発させ、残渣をカラムクロマトグラフィー(CHCl/メタノール、100/0から95/5)によって精製し、0.2gの所望の生成物を得る。次いで、残渣をCHCl(1.4ml)に溶解し、HCl(0.5ml、EtO中4N)を加える。沈殿物を濾過し、減圧下で乾燥し、0.10gの所望の化合物を薄灰色の固体として得る。H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.60−8.55(m,1H)、8.32(bs,2H)、8.02(s,1H)、7.92−7.88(m,1H)、7.83−7.79(m,1H)、7.65−7.60(m,1H)、7.37−7.28(m,1H)、6.56(s,1H)、4.25−4.15(m,1H)、3.58−3.35(m,4H)、3.12−3.00(m,1H)、3.00−2.80(m,2H)、2.06−1.60(m,4H);LCMS(ES)M 369;[α]=−113°(CHOH);融点=172℃。
【0086】
[実施例10]
4−({(6R,7S)−6−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[b]ピリジン−7−イル}オキシ)−3−クロロベンゾニトリル(化合物138)
【0087】
【化20】

3−クロロ−4−ヒドロキシベンゾニトリル(0.72g、1.05当量)のTHF(53ml)中溶液に、ポリマー結合PPh(3.54g、3mmol/g、3当量)およびtert−ブチル{(3R)−1−[(6S,7S)−6−ヒドロキシ−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[b]ピリジン−7−イル]ピペリジン−3−イル}カルバメート(1.50g、1当量)を加える。懸濁液を0℃に冷却し、ジ−イソプロピルアゾジカルボキシレート(2.73g、3当量)のTHF(3ml)中溶液を滴下で添加する。混合物をRTで一晩撹拌し、次いでcelite(登録商標)上で濾過する。フィルターをCHClで2回洗浄する。濾液を減圧下で蒸発させ、残渣をカラムクロマトグラフィー(CHCl/メタノール、100/0から95/5)によって精製し、0.5gの所望の生成物を得る。次いで、残渣をCHCl(3.9ml)に溶解し、HCl(1.5ml、EtO中4N)を加える。沈殿物を濾過し、減圧下で乾燥し、0.18gの所望の生成物を白色の固体として得る。H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.45−8.40(m,1H)、8.35(bs,2H)、7.99(s,1H)、7.90−7.80(m,3H)、7.42−7.38(m,1H)、6.45(s,1H)、4.25−4.15(m,1H)、3.58−3.35(m,2H)、3.35−3.20(m,2H)3.15−2.80(m,3H)、2.06−1.60(m,4H);LCMS(ES)M 369;[α]=−245.9°(CHOH);融点=180℃。
【0088】
下記の表は、本発明による化合物のいくつかの例の化学構造および物理学的性質を例示する。この表において、<<塩>>の欄において、<<−>>は、遊離塩基としての化合物を表し、一方、「TFA」は、トリフルオロ酢酸塩の形態の化合物を表し、<<HCl>>は、塩酸塩の形態の化合物を表し、括弧内の比は酸と塩基の比である。
【0089】
【表1】


















【0090】
本発明の化合物は、TRCP6を阻害するこれらの能力を示した薬理学的研究にかけた。本発明の化合物のTRPC6阻害活性を試験する方法は、特許出願第WO2006/074802号に記載されている通りである。
【0091】
本発明の化合物のIC50は、10μM未満であり、これらの値を治療活性物質として示している。さらに具体的には、表1に記載されている化合物のIC50値は、0.001μMから1μMを含む。例えば、化合物8および63は、各々、1.20×10−8および8.11×10−7μMのIC50を示す。
【0092】
したがって、本発明による化合物は、TRPC6に対する阻害活性を示す。
【0093】
式(I)の化合物はTRCP6の阻害剤であり、したがって、線維性障害、例えば、巣状分節性糸球体硬化症、骨格筋機能障害、腎不全、アテローム性動脈硬化症、心不全、癌(例えば、食道がん、乳がん)、慢性閉塞性肺疾患、疼痛、肺高血圧症、虚血性脳卒中、心筋梗塞、炎症または末梢動脈閉塞性疾患の予防および治療に有用である。
【0094】
本発明はまた、上記定義のような式(I)の化合物、または医薬として許容される塩への前記化合物の付加塩、または前記化合物の水和物もしくは溶媒和物を含む医薬に関する。
【0095】
本発明はまた、薬物としての式(I)の化合物に関する。
【0096】
本発明による化合物は実際に、薬物の調製、特にTRCP6を阻害する医薬、特に、線維性障害、例えば、巣状分節性糸球体硬化症、骨格筋機能障害、腎不全、アテローム性動脈硬化症、心不全、癌(例えば、食道がん、乳がん)、慢性閉塞性肺疾患、疼痛、肺高血圧症、虚血性脳卒中、心筋梗塞、炎症または末梢動脈閉塞性疾患の予防および治療のための医薬の調製に有用であり得る。
【0097】
本発明はまた、活性成分として、上記定義のような式(I)の化合物、または医薬として許容される塩への前記化合物の付加塩、または前記化合物の水和物もしくは溶媒和物、および少なくとも1種の医薬として許容される添加剤を含む医薬組成物に関する。
【0098】
これらの医薬組成物は、有効用量の少なくとも1種の本発明による化合物、または医薬として許容される塩を有するそれらの付加塩、または後者の水和物もしくは溶媒和物、および少なくとも1種の医薬として許容される添加剤を含む。
【0099】
前記添加剤は、当業者に公知の通常の添加剤の中で、医薬品形態および所望の投与経路によって選択される。
【0100】
経口、舌下、皮下、筋内、静脈内、局所、局部、気管内、鼻腔内、経皮的または直腸投与のための本発明による医薬組成物において、上記の式(I)の活性成分、この塩、溶媒和物または水和物は、上記の疾患の予防のため、または治療のために、通常の医薬添加剤とブレンドして、動物およびヒトに単位剤形として投与することができる。
【0101】
適当な単位剤形は、経口剤形(錠剤、硬質もしくは軟質ゼラチンカプセル剤、散剤、顆粒剤および経口溶液剤または懸濁剤など)、舌下、口腔、気管内、眼球内、鼻腔内剤形、吸入による、局所、経皮的、皮下、筋内または静脈内剤形、直腸剤形ならびにインプラントを含む。局所適用のために、本発明の化合物は、クリーム剤、ゲル剤、軟膏剤またはローション剤として使用し得る。
【0102】
一例として、錠剤の形態の本発明による化合物についての単位剤形は、下記の成分を含むことができる。
本発明による化合物 50.0mg
マンニトール 223.75mg
クロスカルメロースナトリウム 6.0mg
トウモロコシデンプン 15.0mg
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 2.25mg
ステアリン酸マグネシウム 3.0mg
【0103】
本発明はまた、この態様の別のものによると、患者に、有効用量の本発明による化合物、または医薬として許容される塩を有するこれらの塩、またはそれらの水和物もしくは溶媒和物を投与することを含む、上記の病態を治療または予防する方法に関する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊離塩基または酸との付加塩の形態、および水和物または溶媒和物の形態の、式(I)の化合物
【化1】

[式中、
Aは、6から10員のアリール基または5から10員のヘテロアリール基であり、アリールおよびヘテロアリール基は、単環式でも二環式でもよく、ヘテロアリール基は、窒素、酸素および硫黄の群から選択される1個または複数のヘテロ原子を含んでもよく、
前記単環式もしくは二環式アリールまたはヘテロアリール基中の1個または複数の水素原子は、H、F、Cl、Br、I、(C−C10)−アルキル、(C−C10)−アルケニル、(C−C10)−アルキニル、(C−C14)−シクロアルキル、(C−C20)−シクロアルキルアルキル、(C−C20)−シクロアルキルアルキルオキシ、(C−C10)−アルコキシ、(C−C10)−アルキルチオ、(C−C14)−アリール、(C−C13)−ヘテロアリール、−CN、−OH、−NR13R14、−C(O)R12、−SF、−S(O)R12、−C(O)OR12、−C(O)NR13R14、−S(O)NR13R14の群から互いに独立に選択される置換基R1によって置き換えられていてもよく、
2個の隣接する基R1はまた、飽和もしくは部分不飽和(C−C10)−シクロアルキル基または飽和もしくは部分不飽和(C−C)−シクロヘテロアルキル基を形成してもよく、シクロヘテロアルキル基は、1個、2個もしくは3個の窒素、1個もしくは2個の酸素、1個もしくは2個の硫黄、1個もしくは2個の窒素および1個の酸素または1個の硫黄原子を含んでもよく、
前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルアルキルオキシ、シクロヘテロアルキル、アルコキシおよびアルキルチオ基は、F、OHまたは(C−C10)−アルコキシによって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、
Bは、
6から10員のアリール基、
5から10員のヘテロアリール基、
3から10員のシクロアルキル基、
9から14員のシクロアルキルアリール基、
8から14員のシクロアルキルヘテロアリール基、
3から10員のシクロヘテロアルキル基、
9から14員のシクロヘテロアルキルアリール基および
8から14員のシクロヘテロアルキルヘテロアリール基
の群から選択される単環式基または縮合二環式基であり、
シクロアルキルまたはシクロヘテロアルキル単位は、飽和でも部分不飽和でもよく、複素環基は、窒素、酸素および硫黄の群から選択される1個または複数のヘテロ原子を含んでもよく、
基B中の1個または複数の水素原子は、(C−C10)−アルキル基、(C−C10)−アルケニル基、(C−C10)−アルキニル基、(C−C10)−アルコキシ基、(C−C10)−アルキルチオ基、(C−C14)−シクロアルキル基、(C−C20)−シクロアルキルアルキル基、(C−C20)−シクロアルキルアルキルオキシ、(C−C19)−シクロヘテロアルキル基、(C−C19)−シクロヘテロアルキルアルキル基、(C−C11)−シクロアルキルオキシ基、(C−C11)−シクロヘテロアルキルオキシ基、(C−C10)−アリール基、(C−C)−ヘテロアリール基、(C−C14)−シクロアルキルアリール基、(C−C13)−シクロアルキルヘテロアリール基、(C−C13)−シクロヘテロアルキルアリール基、(C−C12)−シクロヘテロアルキルヘテロアリール基の群から互いに独立に選択される置換基R5によって置き換えられていてもよく、
シクロアルキルおよびシクロヘテロアルキル単位は、飽和でも部分不飽和でもよく、
前記基R5中の1個または複数の水素原子は、R11基の群から互いに独立に選択されるさらなる基によって置き換えられていてもよく、
R5が、OH、(=O)、NH、F、Cl、Br、I、CN、NO、−NR17R18、−NR16COR17、−NR16COOR17、−NR16CONR17R18、−NR16−S(O)−R17、−NR16−S(O)−NR17R18、−COOR16、−COR16;−CO(NR17R18)、S(O)R16、−S(O)NR17R18の群から互いに独立に選択される1個または複数の基であることがさらに可能であり、
R16、R17およびR18は、互いに独立に、H、(C−C19)−シクロヘテロアルキル、(C−C14)−シクロアルキル、(C−C10)−アリール、(C−C10)−アルキル基の群から選択される基であり、
これらの全ては、OH、(=O)、F、Cl、Br、I、CN、NO、−NR13R14、−NR13COR12、−NR13COOR12、−NR12CONR13R14、−NR13−S(O)−R12、−NR12−S(O)−R13R14、−COOR12、−COR12;−CO(NR13R14)、−S(O)R12、−S(O)NR13R14、(C−C14)−シクロアルキル、(C−C20)−シクロアルキルアルキル、(C−C19)−シクロヘテロアルキル、(C−C19)−シクロヘテロアルキルアルキル、(C−C10)−アリールおよび(C−C)−ヘテロアリールによって互いに独立に置換されていてもよく、
R17およびR18は、これらが結合している窒素と一緒になって、−O−、−S(O)−、=N−および−NR15−のリストからの1個または複数のヘテロ原子をさらに含んでもよい、1個から13個の炭素原子を有する4−7員の飽和、不飽和もしくは部分不飽和複素環を形成することができ、
形成される複素環は、F、OH、(=O)、NH、NH(C−C)アルキル、N((C−C)アルキル)、CNまたは(C−C10)−アルコキシ、(C−C10)−アルキル、(C−C10)−アルケニル、(C−C10)−アルキニル、(C−C14)−シクロアルキル、(C−C20)−シクロアルキルアルキル、(C−C20)−シクロヘテロアルキル、(C−C19)−シクロヘテロアルキルアルキルによって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、これらの各々は、1個または複数の基F、OH、(=O)、NH、NH(C−C)アルキル、N((C−C)アルキル)、CNまたは(C−C10)−アルコキシを互いに独立に担持してもよく、
Lは、共有結合、または基(C−C10)−アルキル、(C−C14)−シクロアルキル、(C−C20)−シクロアルキルアルキル基、−COR12、−CO(NR13R14)、S(O)R12、−S(O)NR13R14、(=O)およびFの群からの1個または複数の置換基を互いに独立に担持してもよい1から10個の炭素原子を有するアルキレン架橋であり、アルキル、シクロアルキルおよびシクロアルキル基は、Fによって1回または複数回置換されていてもよく、
Xは、基−N(R6)−、−O−、−S(O)−、または1から5個の炭素原子を有するアルキレンであり、
R6は、水素でもよく、または(C−C10)−アルキル、(C−C14)−シクロアルキル、(C−C20)−シクロアルキルアルキル基でもよく、これらの全ては、Fによって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、またはR6は、−COR12;−CO(NR13R14)、S(O)R12、−S(O)NR13R14でもよく、
R2は、存在せず、またはF、(C−C10)−アルキルおよび(C−C10)−アルコキシ基の群から互いに独立に選択されてもよい1個もしくは複数の置換基であり、アルキルおよびアルコキシ基は、Fによって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、
R3およびR4は、これらが結合している窒素と一緒になって、−O−、−S(O)−および−NR8−のリストからの1個または複数のヘテロ原子をさらに含んでもよい4−10員の飽和複素環を形成し、
複素環基は、R7およびR9の群から選択される基によって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、
複素環基は、結合によって、飽和もしくは不飽和の(C−C10)−アルキルまたは(C−C)−ヘテロアルキル鎖によって、または−NR15−、−O−、−S−によって架橋されていてもよく、
アルキルおよびヘテロアルキル鎖はまた、R3およびR4によって形成される環系と共にスピロ環系を形成してもよく、アルキルおよびヘテロアルキル架橋は、R7およびR9の群から選択される基によって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、
基NR8中のR8は、R3およびR4が形成し得る環と共に、R7およびR9の群から選択される基によって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、−O−、−S(O)−、−N=および−NR19−のリストからの1個または複数のヘテロ原子をさらに含んでもよい、さらなる飽和、不飽和もしくは部分不飽和複素環を形成してもよく、
R7は、(C−C10)−アルキル基または(C−C14)−シクロアルキル基であり、アルキル基は、R9によって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、
R8は、H、(C−C10)−アルキル基または(C−C14)−シクロアルキル基、COR12、−CO(NR13R14)、S(O)R12、−S(O)NR13R14であり、アルキル基は、R10によって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、
R9は、OH、(=O)、F、Cl、Br、I、CN、NO、−NR13R14、−NR13COR12、−NR13COOR12、−NR12CONR13R14、−NR13−S(O)−R12、−NR13−S(O)−NR13R14、−COOR12、−COR12、−CO(NR13R14)、S(O)R12、−S(O)NR13R14、(C−C14)−シクロアルキル、(C−C20)−シクロアルキルアルキル、(C−C10)−アルコキシ、(C−C19)−シクロヘテロアルキル、(C−C19)−シクロヘテロアルキルアルキル、(C−C10)−アリール基、(C−C)−ヘテロアリール基の群から選択される基であり、
R10は、F、OH、CN、(C−C10)−アルコキシ、(C−C10)−アルキルチオ、NO、−NR13R14、−NR13COR12、−NR13COOR12、−NR13CONR13R14、−NR13−S(O)−R12、−NR12−S(O)−NR13R14、−COOR12、−COR12、−CO(NR13R14)、S(O)R12、−S(O)NR13R14の群から選択される基であり、
R11は、(C−C10)−アルキル、(C−C10)−アルケニル、(C−C10)−アルキニル、(C−C10)−アルコキシ、(C−C20)−アルキルチオ、(C−C14)−シクロアルキル、(C−C10)−シクロアルキルアルキル、(C−C13)−シクロヘテロアルキル、(C−C19)−シクロヘテロアルキルアルキル、(C−C14)−シクロアルキルオキシ、(C−C13)−シクロヘテロアルキルオキシ(これらの全ては、R10によって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよい。)、(=O)、Cl、Br、IおよびR10の群から選択される基であり、
R12、R13およびR14は、互いに独立に、H、(C−C10)−アルキル、(C−C10)−アルケニル、(C−C10)−アルキニル、(C−C14)−シクロアルキル、(C−C10)−シクロアルキルアルキル、(C−C13)−シクロヘテロアルキル、(C−C19)−シクロヘテロアルキルアルキル、(C−C10)−アリールでもよく、これらの各々は、F、OH、(=O)、NH、NH(C−C)アルキル、N((C−C)アルキル)、CNまたは(C−C10)−アルコキシによって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、
または、R13およびR14は、これらが結合している窒素と一緒になって、−O−、−S(O)−、=N−および−NR15−のリストからの1個または複数のヘテロ原子をさらに含んでもよい、1個から13個の炭素原子を有する4−7員の飽和、不飽和もしくは部分不飽和複素環を形成してもよく、
形成された複素環は、F、OH、(=O)、NH、NH(C−C)アルキル、N((C−C)アルキル)、CNまたは(C−C10)−アルコキシ、(C−C10)−アルキル、(C−C10)−アルケニル、(C−C10)−アルキニル、(C−C14)−シクロアルキル、(C−C20)−シクロアルキルアルキル、(C−C20)−シクロヘテロアルキル、(C−C19)−シクロヘテロアルキルアルキルによって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、これらの各々は、1個または複数の基F、OH、(=O)、NH、NH(C−C)アルキル、N((C−C)アルキル)、CNまたは(C−C10)−アルコキシを互いに独立に担持してもよく、
R15は、H、(C−C10)−アルキル、(C−C10)−アルケニル、(C−C10)−アルキニル、(C−C14)−シクロアルキル、(C−C20)−シクロアルキルアルキル、(C−C13)−シクロヘテロアルキル、(C−C19)−シクロヘテロアルキルアルキルの群から選択される基であり、これらの各々は、F、OH、CNまたは(C−C10)−アルコキシによって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、
R19は、H、(C−C10)−アルキル基または(C−C14)−シクロアルキル基、COR12、−CO(NR13R14)、S(O)R12、−S(O)NR13R14であり、アルキル基は、R10によって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、
nは、0、1または2であり、
pは、1または2であり、
qは、0または1であり、
Aがフェニルであり、Bがフェニルまたはベンゾジオキソラニルであり、Xが−O−または−S−であり、Lが結合であり、R3およびR4が一緒になって非置換ピロリジニル、モルホリニル、ピペリジニルもしくはピペラジニル基または4−メチルピペラジニル基である場合、(C−C10)−アルキル、(C−C10)−アルコキシ、OH、CF、F、Cl、BrまたはI基ではない少なくとも1個のR5基は存在しなくてはならない]。
【請求項2】
【化2】

式中、
Aが、6員のアリール基または6員のヘテロアリール基であり、T’およびT’’が、独立に、NまたはCR1であり、
前記アリールまたはヘテロアリール基中の1個または複数の水素原子が、H、F、Cl、Br、I、(C−C10)−アルキル−、(C−C10)−アルコキシ−、−CN、−OH、−S(O)R12の群から互いに独立に選択される置換基R1によって置き換えられていてもよく、
前記アルキルおよびアルコキシ基が、Fによって互いに独立に1回または複数回置換されていてもよく、
R12が、H、またはFによって1回または複数回場合によって置換されている(C−C10)−アルキルであり、
B’が、6員のアリール基または6員のヘテロアリール基であり、Tが、NまたはCR5であり、
B’’が、存在せず、または(C−C10)−アリール基、ならびにO、NおよびSから選択される1個または複数のヘテロ原子を含む(C−C)−シクロヘテロアルキル基から選択される基であり、
基B’および/またはB’’中の少なくとも1個の水素原子が、(C−C10)−アルキル基、(C−C10)−アルコキシ基、(C−C14)−シクロアルキル基、(C−C)−ヘテロアリール基の群から互いに独立に選択される置換基R5によって置き換えられており、
シクロアルキル単位が、飽和でも部分不飽和でもよく、前記基R5中の1個または複数の水素原子が、F、Cl、BrおよびIの群から互いに独立に選択されるさらなる基によって置き換えられていてもよく、
R5が、OH、F、Cl、Br、I、CN、NO、−COOR16、−CO(NR17R18)の群から互いに独立に選択される1個または複数の基であることがさらに可能であり、
R16、R17およびR18が、互いに独立に、H、およびF、Cl、Br、Iによって互いに独立に置換されていてもよい(C−C10)−アルキル基の群から選択される基であり、
Lが、共有結合またはメチレン架橋であり、
Xが、基−O−または−S(O)−であり、
R3およびR4が、それらが結合している窒素と一緒になって、1個または複数の−NR8−ヘテロ原子をさらに含んでもよい、4−7員の飽和モノ−またはビ−シクロヘテロアルキル基を形成し、
シクロヘテロアルキル基が、基−(CR20R21)−NR22R23によって1回互いに独立に置換されていてもよく、rが、0または1であり、R20、R21、R22およびR23が、H、またはF、Cl、Brおよび/もしくはIによって互いに独立に1回もしくは複数回置換されている(C−C10)−アルキル基であり、
R8が、Hまたは(C−C10)−アルキル基であり、
nが、0、1または2であり、
qが、0または1である、(場合によって)遊離塩基または酸との付加塩の形態、および水和物または溶媒和物の形態の、式(II)の、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
【化3】

式中、A、B’、B’’、T、T’、T’’、R1、R3、R4、R5、X、Lおよびqが、請求項2に記載されている、遊離塩基または酸との付加塩の形態、および水和物または溶媒和物の形態の、式(III)の、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】

(3R)−1−{(1R,2S)−5−クロロ−1−[(2−クロロ−5−フルオロベンジル)オキシ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}ピペリジン−3−アミン
(3S)−1−[(1R,2S)−5−クロロ−1−{[2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピペリジン−3−アミン
1−({(1S,2R)−1−[3−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}メチル)ピロリジン
1−({(1S,2R)−1−[3−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}メチル)ピペリジン
1−[1−(2−シクロペンチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピペリジン−4−アミン
(3R)−1−{(1R,2R)−1−[2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−メチルフェノキシ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}ピペリジン−3−アミン
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−クロロベンゾニトリル
(3R)−1−[(1R,2R)−4,6−ジクロロ−1−(4−フルオロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピペリジン−3−アミン
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−4,6−ジクロロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−フルオロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}スルファニル)ベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)ベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−2−フルオロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−フルオロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−クロロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−2,3−ジフルオロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−(トリフルオロメチル)ベンゾニトリル
(3S)−1−[(1R,2R)−1−(2−クロロ−6−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピペリジン−3−アミン
(3S)−1−{(1R,2R)−1−[2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−メチルフェノキシ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}ピペリジン−3−アミン
4−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−ニトロベンゾニトリル
2−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−5−ブロモベンゾニトリル
2−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−5−クロロベンゾニトリル
(3S)−1−[(1R,2R)−1−(2−ブロモ−4,6−ジフルオロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピペリジン−3−アミン
4−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−ブロモベンゾニトリル
1−[(1R,2R)−1−(2−ブロモフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]−1,4−ジアゼパン
1−[(1R,2R)−1−(2−クロロ−6−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]−1,4−ジアゼパン
1−[(1R,2R)−1−(2−ブロモ−4−フルオロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]−1,4−ジアゼパン
1−[(1R,2R)−1−(2,3,6−トリフルオロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]−1,4−ジアゼパン
1−[(1R,2R)−1−(2,4,6−トリフルオロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]−1,4−ジアゼパン
1−[(1R,2R)−1−(2−ブロモ−4,6−ジフルオロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]−1,4−ジアゼパン
(3R)−1−[(1R,2R)−1−(2,4−ジクロロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピペリジン−3−アミン
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)ベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−フルオロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−2−クロロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−2,3−ジフルオロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−(トリフルオロメチル)ベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−メトキシベンゾニトリル
(3R)−1−[(1R,2R)−1−(4−クロロ−2−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピペリジン−3−アミン
(3R)−1−[(1R,2R)−1−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピペリジン−3−アミン
(3R)−1−[(1R,2R)−1−(4−ブロモ−3−フルオロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピペリジン−3−アミン
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−ニトロベンゾニトリル
(3R)−1−[(1R,2R)−1−(4−フルオロ−2−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピペリジン−3−アミン
2−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−5−ブロモベンゾニトリル
2−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−5−クロロベンゾニトリル
5−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−1,3−ベンゾオキサチオール−2−オン
2−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−6−フルオロベンゾニトリル
(3R)−1−{(1R,2R)−1−[4−ブロモ−2−(1H−ピラゾール−3−イル)フェノキシ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}ピペリジン−3−アミン
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−エトキシベンゾニトリル
2−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)ベンゾニトリル
(3R)−1−[(1R,2R)−1−(4−ブロモフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピペリジン−3−アミン
(3R)−1−[(1R,2R)−1−(4−フルオロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピペリジン−3−アミン
(3R)−1−[(1R,2R)−1−(2−ブロモ−4−クロロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピペリジン−3−アミン
2−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−5−クロロベンズアミド
6−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン
(3R)−1−{(1R,2R)−1−[4−メチル−2−(1H−ピラゾール−3−イル)フェノキシ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}ピペリジン−3−アミン
3−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−N,N−ジメチルナフタレン−2−カルボキサミド
2−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−4−ブロモベンゾニトリル
2−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−6−フルオロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)ベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−フルオロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−クロロベンゾニトリル
(3R)−1−{(1R,2R)−1−[2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−メチルフェノキシ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}ピロリジン−3−アミン
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−ニトロベンゾニトリル
(3R)−1−[(1R,2R)−1−(2−ブロモ−4−フルオロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピペリジン−3−アミン
(3R)−1−{(1R,2R)−1−[4−クロロ−2−(1H−ピラゾール−3−イル)フェノキシ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}ピペリジン−3−アミン
(3R)−1−{(1R,2R)−1−[4−クロロ−2−(1,2−オキサゾール−5−イル)フェノキシ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}ピペリジン−3−アミン
(3R)−1−[(1R,2R)−1−(2−ブロモ−4,6−ジフルオロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピペリジン−3−アミン
(3R)−1−[(1R,2R)−1−(4−クロロ−2−フルオロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピペリジン−3−アミン
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−ブロモベンゾニトリル
(3R)−1−{(1R,2R)−1−[4−ブロモ−2−(1,2−オキサゾール−5−イル)フェノキシ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}ピペリジン−3−アミン
4−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)ベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−2−フルオロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−フルオロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−クロロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−2,3−ジフルオロベンゾニトリル
1−[(1R,2R)−1−(2−クロロ−6−フルオロ−3−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]−1,4−ジアゼパン
(3S)−1−{(1R,2R)−1−[2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−メチルフェノキシ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}ピロリジン−3−アミン
4−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−ニトロベンゾニトリル
2−({−2−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−5−ブロモベンゾニトリル
2−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−5−クロロベンゾニトリル
4−({(1S,2S)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−4−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−クロロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)ベンゾニトリル
3−フルオロ−4−({(1R,2R)−2−[3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)ベンゾニトリル
3−クロロ−4−({(1R,2R)−2−[3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)ベンゾニトリル
1−{(1R,2R)−1−[2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−メチルフェノキシ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}−N−メチルピロリジン−3−アミン
1−{(3R)−1−[(1R,2R)−1−(4−ニトロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピロリジン−3−イル}メタンアミン
1−{(3R)−1−[(1R,2R)−1−(4−ブロモフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピロリジン−3−イル}メタンアミン
1−{(3R)−1−[(1R,2R)−1−(2−クロロ−4−フルオロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピロリジン−3−イル}メタンアミン
1−{(3R)−1−[(1R,2R)−1−(2−クロロ−4−ニトロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピロリジン−3−イル}メタンアミン
2−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)ベンゾニトリル
1−{(3R)−1−[(1R,2R)−1−(2−ブロモ−4−クロロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピロリジン−3−イル}メタンアミン
2−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−5−クロロベンゾニトリル
メチル4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−クロロベンゾエート
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−クロロベンゾニトリル
1−{(3R)−1−[(1R,2R)−1−(4−ブロモ−2−クロロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピロリジン−3−イル}メタンアミン
1−[(3R)−1−{(1R,2R)−1−[4−ブロモ−2−(1H−ピラゾール−3−イル)フェノキシ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}ピロリジン−3−イル]メタンアミン
2−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−5−ブロモベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−ブロモベンゾニトリル
1−[(3R)−1−{(1R,2R)−1−[4−クロロ−2−(1H−ピラゾール−3−イル)フェノキシ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}ピロリジン−3−イル]メタンアミン
1−[(3R)−1−{(1R,2R)−1−[4−メチル−2−(1H−ピラゾール−3−イル)フェノキシ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}ピロリジン−3−イル]メタンアミン
1−{(3R)−1−[(1R,2R)−1−(2,4−ジクロロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピロリジン−3−イル}メタンアミン
1−{(3R)−1−[(1R,2R)−1−(4−クロロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピロリジン−3−イル}メタンアミン
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−2−フルオロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−メトキシベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−2−クロロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−2,6−ジフルオロベンゾニトリル
2−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−6−フルオロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−フルオロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−2,3−ジフルオロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−(トリフルオロメチル)ベンゾニトリル
1−{(3S)−1−[(1R,2R)−1−(4−ニトロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピロリジン−3−イル}メタンアミン
1−{(3S)−1−[(1R,2R)−1−(2−クロロ−4−ニトロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピロリジン−3−イル}メタンアミン
2−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−5−クロロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−クロロベンゾニトリル
2−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−5−ブロモベンゾニトリル
1−{(3S)−1−[(1R,2R)−1−(4−クロロフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル]ピロリジン−3−イル}メタンアミン
4−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−2−フルオロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3S)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−2−クロロベンゾニトリル
3−クロロ−4−({(1R,2R)−2−[4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)ベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−クロロベンゾニトリル
(2R,3R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−3−(2−クロロ−4−シアノフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−カルボニトリル
(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−1−(2−クロロ−4−シアノフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−カルボニトリル
4−{[(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−6−(メチルスルホニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]オキシ}−3−クロロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−クロロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[3−(2−アミノプロパン−2−イル)アゼチジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−クロロベンゾニトリル
3−クロロ−4−({(1R,2R)−2−[(1S,4S)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)ベンゾニトリル
メチル4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−クロロベンゾエート
3−クロロ−4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)ベンゾニトリル
1−{(1R,2R)−1−[2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−メチルフェノキシ]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル}−N−メチルピロリジン−3−アミン
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−6−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−クロロベンゾニトリル
6−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン
6−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−7−クロロ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−5−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−クロロベンゾニトリル
4−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−4,6−ジクロロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3−クロロベンゾニトリル
6−({(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−5−クロロ−6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル}オキシ)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン
6−{[(1R,2R)−2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−6−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]オキシ}−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン
4−({(5R,6R)−6−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[b]ピリジン−5−イル}オキシ)−3−クロロベンゾニトリル
4−({(6R,7S)−6−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[b]ピリジン−7−イル}オキシ)−3−クロロベンゾニトリル
から選択される、遊離塩基または酸との付加塩の形態、および水和物または溶媒和物の形態の、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
請求項1から4に記載の式(I)の化合物、または医薬として許容される塩への前記化合物の付加塩、または前記化合物の水和物もしくは溶媒和物を含む、医薬。
【請求項6】
請求項1から4に記載の式(I)の化合物、または医薬として許容される塩への前記化合物の付加塩、または前記化合物の水和物もしくは溶媒和物、および少なくとも1種の医薬として許容される添加剤を含む、医薬組成物。
【請求項7】
線維性障害、例えば、巣状分節性糸球体硬化症、骨格筋機能障害、腎不全、アテローム性動脈硬化症、心不全、癌(例えば、食道がん、乳がん)、慢性閉塞性肺疾患、疼痛、肺高血圧症、虚血性脳卒中、心筋梗塞、炎症または末梢動脈閉塞性疾患の予防および治療に使用するための、請求項1から4に記載の式(I)の化合物。

【公表番号】特表2013−521250(P2013−521250A)
【公表日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−555400(P2012−555400)
【出願日】平成23年3月1日(2011.3.1)
【国際出願番号】PCT/EP2011/053024
【国際公開番号】WO2011/107474
【国際公開日】平成23年9月9日(2011.9.9)
【出願人】(504456798)サノフイ (433)
【Fターム(参考)】