説明

アミノシクロヘキシルエーテル化合物およびその用途

【課題】アミノシクロヘキシルエーテル化合物、それを含む組成物、キット等の提供。
【解決手段】式(I)の化合物、あるいはその溶媒和物または薬学的に受容可能な塩。


ここで、Aは2−ナフチル等、Xはメチレン等。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物、あるいはその溶媒和物または薬学的に受容可能な塩であって:
【化1】

ここで、各場合において、独立して、
Xは、直接結合、−C(R6,R14)−Y−および−C(R13)=CH−から選択され;
Yは、直接結合、O、SおよびC1〜C4アルキレンから選択され;
13は、水素、C1〜C6アルキル、C3〜C8シクロアルキル、アリールおよびベンジルから選択され;
1およびR2は、独立して、水素、C1〜C8アルキル、C3〜C8アルコキシアルキル、C1〜C8ヒドロキシアルキルおよびC7〜C12アラルキルから選択されるか;または
1およびR2は、式(I)にてそれらが結合している窒素原子と一緒になるとき、式(II)により示される環を形成し:
【化2】

ここで、式(II)の該環は、図示した該窒素だけでなく、3個〜9個の追加環原子から形成され、該環原子は、独立して、炭素、窒素、酸素およびイオウから選択される;ここで、任意の2個の隣接環原子は、一重結合または二重結合により、共に結合され得、ここで、任意の1個以上の該追加炭素環原子は、水素、ヒドロキシ、C1〜C3ヒドロキシアルキル、オキソ、C2〜C4アシル、C1〜C3アルキル、C2〜C4アルキルカルボキシ、C1〜C3アルコキシ、C1〜C20アルカノイルオキシから選択される1個または2個の置換基で置換され得るか、または置換されて、酸素およびイオウから選択される1個または2個のヘテロ原子を含有するスピロ5員または6員複素環式環を形成し得;そして任意の2個の隣接した追加炭素環原子は、C3〜C8炭素環式環に縮合され得、そして任意の1個以上の該追加窒素環原子は、水素、C1〜C6アルキル、C2〜C4アシル、C2〜C4ヒドロキシアルキルおよびC3〜C8アルコキシアルキルから選択される置換基で置換され得;または
1およびR2は、式(I)にてそれらが直接結合している窒素原子と一緒になるとき、3−アザビシクロ[3.2.2]ノナン−3−イル、2−アザビシクロ[2.2.2]オクタン−2−イル、3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−イルおよび3−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン−3−イルから選択される二環式環系を形成し得;
3およびR4は、独立して、その3−位、4−位、5−位または6−位にて、式(I)で示したシクロヘキサン環に結合され、そして独立して、水素、ヒドロキシ、C1〜C6アルキルおよびC1〜C6アルコキシから選択され、そしてR3およびR4の両方が同じシクロヘキサン環原子に結合するとき、一緒になって、酸素およびイオウから選択される1個または2個のヘテロ原子を含有するスピロ5員または6員複素環式環を形成し得;
5、R6およびR14は、独立して、水素、C1〜C6アルキル、アリールおよびベンジルから選択されるか、またはR6およびR14は、それらが結合している炭素と一緒になるとき、スピロC3〜C5シクロアルキルを形成し得;
Aは、C5〜C12アルキル、C3〜C13炭素環式環、ならびに式(III)、(IV)、(V)、(VI)、(VII)および(VIII)から選択した環システムから選択され:
【化3】

ここで、R7、R8およびR9は、独立して、臭素、塩素、フッ素、カルボキシ、水素、ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、メタンスルホンアミド、ニトロ、スルファミル、トリフルオロメチル、C2〜C7アルカノイルオキシ、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ、C2〜C7アルコキシカルボニル、C1〜C6チオアルキル、アリールおよびN(R15,R16)から選択され、ここで、R15およびR16は、独立して、水素、アセチル、メタンスルホニルおよびC1〜C6アルキルから選択され;
【化4】

ここで、R10およびR11は、独立して、臭素、塩素、フッ素、カルボキシ、水素、ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、メタンスルホンアミド、ニトロ、スルファミル、トリフルオロメチル、C2〜C7アルカノイルオキシ、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ、C2〜C7アルコキシカルボニル、C1〜C6チオアルキルおよびN(R15,R16)から選択され、ここで、R15およびR16は、独立して、水素、アセチル、メタンスルホニルおよびC1〜C6アルキルから選択され;
【化5】

ここで、R12は、臭素、塩素、フッ素、カルボキシ、水素、ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、メタンスルホンアミド、ニトロ、スルファミル、トリフルオロメチル、C2〜C7アルカノイルオキシ、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ、C2〜C7アルコキシカルボニル、C1〜C6チオアルキルおよびN(R15,R16)から選択され、ここで、R15およびR16は、独立して、水素、アセチル、メタンスルホニルおよびC1〜C6アルキルから選択される;そしてZは、CH、CH2、O、NおよびSから選択され、ここで、ZがCHまたはNであるとき、Zは、式(I)で示した「X」に直接結合され得るか、あるいはZがNであるとき、Zは、R17に直接結合され得、そしてR17は水素、C1〜C6アルキル、C3〜C8シクロアルキル、アリールおよびベンジルから選択され;
【化6】

該化合物が、その単離した鏡像異性体、ジアステレオマー異性体および幾何異性体、ならびにそれらの混合物を含む、化合物。
【請求項2】
式(IX)を有する請求項1に記載の化合物、あるいはその溶媒和物または薬学的に受容可能な塩であって:
【化7】

ここで、各場合において、独立して、
Xは、直接結合、−CH=CH−および−C(R6,R14)−Y−から選択され;
Yは、直接結合、OおよびSから選択され;そして
1、R2、R3、R4、R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R14、AおよびZは、請求項1に記載のように定義され、
該化合物が、その単離した鏡像異性体、ジアステレオマー異性体および幾何異性体、ならびにそれらの混合物を含む、化合物。
【請求項3】
式(X)を有する請求項1に記載の化合物、あるいはその溶媒和物または薬学的に受容可能な塩であって:
【化8】

ここで、各場合において、独立して、
Xは、直接結合、−CH=CH−および−C(R6,R14)−Y−から選択され;
Yは、直接結合、OおよびSから選択され;
1、R2、R6およびR14は、請求項1に記載のように定義され;
3およびR4は、独立して、その4−位または5−位にて、該シクロヘキサン環に結合され、そして独立して、水素およびC1〜C6アルコキシから選択され;そして
Aは、C5〜C12アルキル、C3〜C8シクロアルキル、ならびに請求項1に記載のように定義した式(III)、(IV)、(V)および(VI)のいずれかから選択され、ここで、Z、R7、R8、R9、R10、R11およびR12は、請求項1に記載のように定義され、
該化合物が、その単離した鏡像異性体、ジアステレオマー異性体および幾何異性体、ならびにそれらの混合物を含む、化合物。
【請求項4】
式(XI)を有する請求項1に記載の化合物、あるいはその溶媒和物または薬学的に受容可能な塩であって:
【化9】

ここで、各場合において、独立して、
1およびR2は、請求項1に記載のように定義され;
3およびR4は、独立して、その4−位または5−位にて、該シクロヘキサン環に結合され、そして独立して、水素およびメトキシから選択され;そして
Aは、C5〜C12アルキル、C3〜C8シクロアルキル、ならびに請求項1に記載のように定義した式(III)、(IV)、(V)および(VI)のいずれかから選択され、ここで、Z、R7、R8、R9、R10、R11およびR12は、請求項1に記載のように定義され、
該化合物が、その単離した鏡像異性体、ジアステレオマー異性体および幾何異性体、ならびにそれらの混合物を含む、化合物。
【請求項5】
式(XII)を有する請求項1に記載の化合物、あるいはその溶媒和物または薬学的に受容可能な塩であって:
【化10】

ここで、各場合において、独立して、
1およびR2は、請求項1に記載のように定義され;
3およびR4は、独立して、その4−位または5−位にて、該シクロヘキサン環に結合され、そして独立して、水素およびメトキシから選択され;そして
Aは、C5〜C12アルキル、C3〜C8シクロアルキル、ならびに請求項1に記載のように定義した式(III)、(IV)、(V)および(VI)のいずれかから選択され、ここで、Z、R7、R8、R9、R10、R11およびR12は、請求項1に記載のように定義され、
該化合物が、その単離した鏡像異性体、ジアステレオマー異性体および幾何異性体、ならびにそれらの混合物を含む、化合物。
【請求項6】
式(XIII)を有する請求項1に記載の化合物、あるいはその溶媒和物または薬学的に受容可能な塩であって:
【化11】

ここで、各場合において、独立して、
Xは、直接結合および−CH=CH−から選択され;
1およびR2は、請求項1に記載のように定義され;
3およびR4は、独立して、その4−位または5−位にて、前記シクロヘキサン環に結合され、そして独立して、水素およびメトキシから選択され;そして
Aは、C3〜C8シクロアルキル、ならびに請求項1に記載のように定義した式(III)、(IV)、(V)、(VI)、(VII)および(VIII)のいずれかから選択され、ここで、R8およびR9は、請求項1に記載のように定義され、R7、R10、R11およびR12は、水素であり、そしてZは、O、SおよびN−R17から選択され、ここで、R17は、水素およびメチルから選択される;但し、Xが直接結合であるときに限り、Aは、式(VII)および(VIII)から選択され得、
該化合物が、その単離した鏡像異性体、ジアステレオマー異性体および幾何異性体、ならびにそれらの混合物を含む、化合物。
【請求項7】
式(XIV)を有する請求項1に記載の化合物、あるいはその溶媒和物または薬学的に受容可能な塩であって:
【化12】

ここで、各場合において、独立して、
1およびR2は、請求項1に記載のように定義され;そして
Aは、請求項1に記載のように定義した式(III)、(IV)、(V)および(VI)のいずれかから選択され、ここで、R7、R10、R11およびR12は、水素であり、R8およびR9は、独立して、水素、ヒドロキシ、フッ素、塩素、臭素、メタンスルホンアミド、メタノイルオキシ、メトキシカルボニル、ニトロ、スルファミル、チオメチル、トリフルオロメチル、メチル、エチル、メトキシ、エトキシおよびNH2から選択されるが、但し、R8およびR9の少なくとも1個は、水素ではない;そしてZは、OおよびSから選択され、
該化合物が、その単離した鏡像異性体、ジアステレオマー異性体および幾何異性体、ならびにそれらの混合物を含む、化合物。
【請求項8】
式(XV)を有する請求項1に記載の化合物、あるいはその溶媒和物または薬学的に受容可能な塩であって:
【化13】

ここで、各場合において、独立して、
1およびR2は、請求項1に記載のように定義され;そして
Aは、請求項1に記載のように定義した式(III)、(IV)、(V)および(VI)のいずれかから選択され、ここで、R7、R10、R11およびR12は、水素であり、R8およびR9は、独立して、水素、ヒドロキシ、フッ素、塩素、臭素、メタンスルホンアミド、メタノイルオキシ、メトキシカルボニル、ニトロ、スルファミル、チオメチル、トリフルオロメチル、メチル、エチル、メトキシ、エトキシおよびNH2から選択されるが、但し、R8およびR9の少なくとも1個は、水素ではない;そしてZは、OおよびSから選択され、
該化合物が、その単離した鏡像異性体、ジアステレオマー異性体および幾何異性体、ならびにそれらの混合物を含む、化合物。
【請求項9】
式(XVI)を有する請求項1に記載の化合物、あるいはその溶媒和物または薬学的に受容可能な塩であって:
【化14】

ここで、各場合において、独立して、
Xは、直接結合、トランス−CH=CH−、−CH2−および−CH2−O−から選択され;
1およびR2は、共に、メトキシエチルであるか、またはそれらが結合している窒素原子と一緒になるとき、ピロリジニル、ケトピロリジニル、アセトキシピロリジニル、ヒドロキシピロリジニル、チアゾリジニル、ピペリジニル、ケトピペリジニル、アセチルピペラジニル、1,4−ジオキサ−7−アザスピロ[4.4]ノン−7−イル、ヘキサヒドロアゼピニル、モルホリニル、N−メチルピペラジニルおよび3−アザビシクロ[3.2.2]ノナニルから選択される環を形成し;そして
Aは、シクロヘキシル、モノクロロフェニル、2,6−ジクロロフェニル、3,4−ジクロロフェニル、2−ブロモフェニル、2,4−ジブロモフェニル、3−ブロモフェニル、4−ブロモフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、3−ベンゾ(b)チオフェニル、4−ベンゾ(b)チオフェニル、(2−トリフルオロメチル)フェニル、2,4−ジ(トリフルオロメチル)フェニルおよび(4−トリフルオロメチル)フェニルから選択され、
該化合物が、その単離した鏡像異性体、ジアステレオマー異性体および幾何異性体、ならびにそれらの混合物を含む、化合物。
【請求項10】
以下からなる群から選択される化合物、または化合物を含有する混合物、およびそれらの薬学的に受容可能な塩:
(+)−トランス−[2−(4−モルホリニル)−1−(2−ナフテネトキシ)]シクロヘキサン;
(−)−トランス−[2−(4−モルホリニル)−1−(2−ナフテネトキシ)]シクロヘキサン;
(+)−トランス−[2−(4−モルホリニル)−1−(1−ナフテネトキシ)]シクロヘキサン;
(−)−トランス−[2−(4−モルホリニル)−1−(1−ナフテネトキシ)]シクロヘキサン;
(+)−トランス−[2−(4−モルホリニル)−1−(4−ブロモフェネトキシ)]シクロヘキサン;
(−)−トランス−[2−(4−モルホリニル)−1−(4−ブロモフェネトキシ)]シクロヘキサン;
(+)−トランス−[2−(4−モルホリニル)−1−[2−(2−ナフトキシ)エトキシ)]シクロヘキサン;
(−)−トランス−[2−(4−モルホリニル)−1−[2−(2−ナフトキシ)エトキシ)]シクロヘキサン;
(+)−トランス−[2−(4−モルホリニル)−1−[2−(4−ブロモフェノキシ)エトキシ]]シクロヘキサン;
(−)−トランス−[2−(4−モルホリニル)−1−[2−(4−ブロモフェノキシ)エトキシ]]シクロヘキサン;
(+)−トランス−[2−(4−モルホリニル)−1−(3,4−ジメトキシフェネトキシ)]シクロヘキサン;
(−)−トランス−[2−(4−モルホリニル)−1−(3,4−ジメトキシフェネトキシ)]シクロヘキサン;
(+)−トランス−[2−(1−ピロリジニル)−1−(1−ナフテネトキシ)]シクロヘキサン;
(−)−トランス−[2−(1−ピロリジニル)−1−(1−ナフテネトキシ)]シクロヘキサン;
(+)−トランス−[2−(4−モルホリニル)−1−(2−(ベンゾ[b]チオフェン−3−イル)エトキシ)]シクロヘキサン;
(−)−トランス−[2−(4−モルホリニル)−1−(2−(ベンゾ[b]チオフェン−3−イル)エトキシ)]シクロヘキサン;
(+)−トランス−[2−(4−モルホリニル)−1−(2−(ベンゾ[b]チオフェン−4−イル)エトキシ)]シクロヘキサン;
(−)−トランス−[2−(4−モルホリニル)−1−(2−(ベンゾ[b]チオフェン−4−イル)エトキシ)]シクロヘキサン;
(+)−トランス−[2−(4−モルホリニル)−1−(3−ブロモフェネトキシ)]シクロヘキサン;
(−)−トランス−[2−(4−モルホリニル)−1−(3−ブロモフェネトキシ)]シクロヘキサン;
(+)−トランス−[2−(4−モルホリニル)−1−(2−ブロモフェネトキシ)]シクロヘキサン;
(−)−トランス−[2−(4−モルホリニル)−1−(2−ブロモフェネトキシ)]シクロヘキサン;
(+)−トランス−[2−(4−モルホリニル)−1−(3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1−プロポキシ)]シクロヘキサン;
(−)−トランス−[2−(4−モルホリニル)−1−(3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1−プロポキシ)]シクロヘキサン;
(+)−トランス−[2−[ビス(2−メトキシエチル)アミニル]−1−(2−ナフテネトキシ)]シクロヘキサン;
(−)−トランス−[2−[ビス(2−メトキシエチル)アミニル]−1−(2−ナフテネトキシ)]シクロヘキサン;
(1R,2R)/(1S,2S)−2−(4−モルホリニル)−1−(3,4−ジクロロフェネトキシ)シクロヘキサン;
(1R,2R)/(1S,2S)−2−(3−ケトピロリジニル)−1−(1−ナフテネトキシ)シクロヘキサン;
(1R,2R)/(1S,2S)−2−(1−アセチルピペラジニル)−1−(2−ナフテネトキシ)シクロヘキサン;
(1R,2R)/(1S,2S)−2−(3−ケトピロリジニル)−1−(2,6−ジクロロフェネトキシ)シクロヘキサン;
(1R,2R)/(1S,2S)−2−[1,4−ジオキサ−7−アザスピロ[4.4]ノン−7−イル]−1−(1−ナフテネトキシ)シクロヘキサン;
(1R,2S)/(1S,2R)−2−(4−モルホリニル)−1−[(2−トリフルオロメチル)フェネトキシ]シクロヘキサン;
(1R,2R)/(1S,2S)−2−(3−ケトピロリジニル)−1−[3−(シクロヘキシル)プロポキシ]シクロヘキサン;
(1R,2R)/(1S,2S)−2−(3−アセトキシピロリジニル)−1−(1−ナフテネトキシ)シクロヘキサン;
(1R,2R)/(1S,2S)−2−(4−モルホリニル)−1−[(2,6−ジクロロフェニル)メトキシ]シクロヘキサン;
(1R,2R)/(1S,2S)−2−(3−ケトピロリジニル)−1−[(2,6−ジクロロフェニル)メトキシ]シクロヘキサン;
(1R,2R)/(1S,2S)−2−(3−ヒドロキシピロリジニル)−1−(2,6−ジクロロフェネトキシ)シクロヘキサン;
(1R,2R)/(1S,2S)−2−(3−ケトピロリジニル)−1−(2,2−ジクロロフェネトキシ)シクロヘキサン;
(1R,2R)/(1S,2S)−2−(3−チアゾリジニル)−1−(2,6−ジクロロフェネトキシ)シクロヘキサン;および
(1R,2S)/(1S,2R)−2−(3−ケトピロリジニル)−1−(1−ナフテネトキシ)シクロヘキサン。
【請求項11】
薬学的に受容可能なキャリア、賦形剤または希釈剤と組み合わせて、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物を含有する、組成物。
【請求項12】
薬物の製造における、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項13】
温血動物における不整脈を処置または予防する方法に使用するための、請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物または組成物。
【請求項14】
温血動物におけるイオンチャンネル活性を変調する方法に使用するための、請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物または組成物。
【請求項15】
インビトロでのイオンチャンネル活性を変調する方法に使用するための、請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物または組成物。
【請求項16】
中枢神経系の疾患の処置または予防が必要な温血動物において該中枢神経系の疾患を処置または予防するのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項17】
温血動物における中枢神経系の疾患を処置または予防する方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項16に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項18】
痙攣の処置または予防が必要な温血動物において該痙攣を処置または予防するのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項19】
温血動物における痙攣を処置または予防する方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項18に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項20】
癲癇発作の処置または予防が必要な温血動物において該癲癇発作を処置または予防するのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項21】
温血動物の癲癇発作を処置または予防する方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項20に記載の組成物を投与する工程を包含する、
方法。
【請求項22】
鬱病、不安または精神分裂症の処置または予防が必要な温血動物において該鬱病、不安または精神分裂症を処置または予防するのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項23】
温血動物における鬱病、不安または精神分裂症を処置または予防する方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項22に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項24】
パーキンソン病の処置または予防が必要な温血動物において該パーキンソン病を処置または予防するのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項25】
温血動物におけるパーキンソン病を処置または予防する方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項24に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項26】
呼吸器障害の処置または予防が必要な温血動物において該呼吸器障害を処置または予防するのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項27】
温血動物における呼吸器障害を処置または予防する方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項26に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項28】
嚢胞性線維症の処置または予防が必要な温血動物において該嚢胞性線維症を処置または予防するのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項29】
温血動物における嚢胞性線維症を処置または予防する方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項28に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項30】
喘息の処置または予防が必要な温血動物において該喘息を処置または予防するのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項31】
温血動物における喘息を処置または予防する方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項30に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項32】
咳の処置または予防が必要な温血動物において該咳を処置または予防するのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項33】
温血動物における咳を処置または予防する方法であって、該方法は、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項32に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項34】
炎症の処置または予防が必要な温血動物において該炎症を処置または予防するのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項35】
温血動物における炎症を処置または予防する方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項34に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項36】
関節炎の処置または予防が必要な温血動物において該関節炎を処置または予防するのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項37】
温血動物における関節炎を処置または予防する方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項36に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項38】
アレルギーの処置または予防が必要な温血動物において該アレルギーを処置または予防するのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項39】
温血動物におけるアレルギーを処置または予防する方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項38に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項40】
胃腸障害の処置または予防が必要な温血動物において該胃腸障害を処置または予防するのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項41】
温血動物における胃腸障害を処置または予防する方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項40に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項42】
尿失禁の処置または予防が必要な温血動物において該尿失禁を処置または予防するのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項43】
温血動物における尿失禁を処置または予防する方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項42に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項44】
過敏性腸症候群の処置または予防が必要な温血動物において該過敏性腸症候群を処置または予防するのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項45】
温血動物における過敏性腸症候群を処置または予防する方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項44に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項46】
循環器病の処置または予防が必要な温血動物において該循環器疾患を処置または予防するのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項47】
温血動物における循環器疾患を処置または予防する方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項46に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項48】
脳虚血または心筋虚血の処置または予防が必要な温血動物において該脳虚血または心筋虚血を処置または予防するのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項49】
温血動物における脳虚血または心筋虚血を処置または予防する方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項48に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項50】
高血圧症の処置または予防が必要な温血動物において該高血圧症を処置または予防するのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項51】
温血動物における高血圧症を処置または予防する方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項50に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項52】
長QT症候群の処置または予防が必要な温血動物において該長QT症候群を処置または予防するのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項53】
温血動物における長QT症候群を処置または予防する方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項52に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項54】
脳卒中の処置または予防が必要な温血動物において該脳卒中を処置または予防するのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項55】
温血動物における脳卒中を処置または予防する方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項54に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項56】
片頭痛の処置または予防が必要な温血動物において該片頭痛を処置または予防するのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項57】
温血動物における片頭痛を処置または予防する方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項56に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項58】
眼病の処置または予防が必要な温血動物において該眼病を処置または予防するのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項59】
温血動物における眼病を処置または予防する方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項58に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項60】
真性糖尿病の処置または予防が必要な温血動物において該真性糖尿病を処置または予防するのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項61】
温血動物における真性糖尿病を処置または予防する方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項60に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項62】
筋障害の処置または予防が必要な温血動物において該筋障害を処置または予防するのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項63】
温血動物における筋障害を処置または予防する方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項62に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項64】
ベッカー筋緊張症の処置または予防が必要な温血動物において該ベッカー筋緊張症を処置または予防するのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項65】
温血動物におけるベッカー筋緊張症を処置または予防する方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項64に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項66】
重症筋無力症の処置または予防が必要な温血動物において該重症筋無力症を処置または予防するのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項67】
温血動物における重症筋無力症を処置または予防する方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項66に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項68】
先天性筋緊張症の処置または予防が必要な温血動物において該先天性筋緊張症を処置または予防するのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項69】
温血動物における先天性筋緊張症を処置または予防する方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項68に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項70】
悪性高熱症の処置または予防が必要な温血動物において該悪性高熱症を処置または予防するのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項71】
温血動物における悪性高熱症を処置または予防する方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項70に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項72】
高カリウム血性周期性麻痺の処置または予防が必要な温血動物において該高カリウム血性周期性麻痺を処置または予防するのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項73】
温血動物における高カリウム血性周期性麻痺を処置または予防する方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項72に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項74】
トムセン筋緊張症の処置または予防が必要な温血動物において該トムセン筋緊張症を処置または予防するのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項75】
温血動物におけるトムセン筋緊張症を処置または予防する方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項74に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項76】
自己免疫障害の処置または予防が必要な温血動物において該自己免疫障害を処置または予防するのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項77】
温血動物における自己免疫障害を処置または予防する方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項76に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項78】
臓器移植または骨髄移植での移植片拒絶の処置または予防が必要な温血動物において該臓器移植または骨髄移植での移植片拒絶を処置または予防するのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項79】
温血動物における臓器移植または骨髄移植での移植片拒絶を処置または予防する方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項78に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項80】
局所痛覚消失または麻酔を引き起こす必要がある温血動物に該局所痛覚消失または麻酔を引き起こすのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項81】
局所痛覚消失または麻酔を引き起こす必要がある温血動物に該局所痛覚消失または麻酔を引き起こす方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項80に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項82】
心不全の処置または予防が必要な温血動物において該心不全を処置または予防するのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項83】
温血動物における心不全を処置または予防する方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項82に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項84】
低血圧症の処置または予防が必要な温血動物において該低血圧症を処置または予防するのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項85】
温血動物における低血圧症を処置または予防する方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項84に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項86】
アルツハイマー病の処置または予防が必要な温血動物において該アルツハイマー病を処置または予防するのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項87】
温血動物におけるアルツハイマー病を処置または予防する方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項86に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項88】
痴呆の処置または予防が必要な温血動物において該痴呆を処置または予防するのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項89】
温血動物における痴呆を処置または予防する方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項88に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項90】
脱毛症の処置または予防が必要な温血動物において該脱毛症を処置または予防するのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項91】
温血動物における脱毛症を処置または予防する方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項90に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項92】
性衝動を高める必要がある温血動物において該性衝動を高めるのに有効な量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項93】
性衝動を高める必要がある温血動物において該性衝動を高める方法であって、該方法は、その必要がある温血動物に、治療的有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または請求項92に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項94】
温血動物における心房不整脈を処置または予防する方法で使用するための、請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物または組成物。
【請求項95】
温血動物における心室不整脈を処置または予防する方法で使用するための、請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物または組成物。
【請求項96】
温血動物における心房細動を処置または予防する方法で使用するための、請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物または組成物。
【請求項97】
温血動物における心室細動を処置または予防する方法で使用するための、請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物または組成物。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物、あるいはその溶媒和物または薬学的に受容可能な塩であって:
【化1】

ここで、各場合において、独立して、
Xは、直接結合、−C(R,R14)−Y−および−C(R13)=CH−から選択され;
Yは、直接結合、O、SおよびC〜Cアルキレンから選択され;
13は、水素、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、アリールおよびベンジルから選択され;
およびRは、独立して、C〜Cアルコキシアルキル、C〜CヒドロキシアルキルおよびC〜C12アラルキルから選択されるか;または
およびRは、式(I)にてそれらが直接結合している窒素原子と一緒になるとき、式(II)により示される環を形成し:
【化2】

ここで、式(II)の該環は、図示した該窒素だけでなく、3個〜9個の追加環原子から形成され、該環原子は、独立して、炭素、窒素、酸素およびイオウから選択される;ここで、任意の2個の隣接環原子は、一重結合または二重結合により、共に結合され得、ここで、任意の1個以上の該追加炭素環原子は、水素、ヒドロキシ、C〜Cヒドロキシアルキル、オキソ、C〜Cアシル、C〜Cアルキル、C〜Cアルキルカルボキシ、C〜Cアルコキシ、C〜C20アルカノイルオキシから選択される1個または2個の置換基で置換され得るか、または置換されて、酸素およびイオウから選択される1個または2個のヘテロ原子を含有するスピロ5員または6員複素環式環を形成し得;そして任意の2個の隣接した追加炭素環原子は、C〜C炭素環式環に縮合され得、そして任意の1個以上の該追加窒素環原子は、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアシル、C〜CヒドロキシアルキルおよびC〜Cアルコキシアルキルから選択される置換基で置換され得;または
およびRは、式(I)にてそれらが直接結合している窒素原子と一緒になるとき、3−アザビシクロ[3.2.2]ノナン−3−イル、2−アザビシクロ[2.2.2]オクタン−2−イル、3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−イルおよび3−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン−3−イルから選択される二環式環系を形成し得;
およびRは、独立して、その3−位、4−位、5−位または6−位にて、式(I)で示したシクロヘキサン環に結合され、そして独立して、水素、ヒドロキシ、C1〜C6アルキルおよびC〜Cアルコキシから選択され、そしてRおよびRの両方が同じシクロヘキサン環原子に結合するとき、一緒になって、酸素およびイオウから選択される1個または2個のヘテロ原子を含有するスピロ5員または6員複素環式環を形成し得;
、RおよびR14は、独立して、水素、C〜Cアルキル、アリールおよびベンジルから選択されるか、またはRおよびR14は、それらが結合している炭素と一緒になるとき、スピロC〜Cシクロアルキルを形成し得;
Aは、C〜C12アルキル、C〜C13炭素環式環、ならびに式(III)、(IV)、(V)、(VI)、(VII)および(VIII)から選択した環システムから選択され:
【化3】

ここで、R、RおよびRは、独立して、臭素、塩素、フッ素、カルボキシ、水素、ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、メタンスルホンアミド、ニトロ、スルファミル、トリフルオロメチル、C〜Cアルカノイルオキシ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cチオアルキル、アリールおよびN(R15,R16)から選択され、ここで、R15およびR16は、独立して、水素、アセチル、メタンスルホニルおよびC〜Cアルキルから選択され;
【化4】

ここで、R10およびR11は、独立して、臭素、塩素、フッ素、カルボキシ、水素、ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、メタンスルホンアミド、ニトロ、スルファミル、トリフルオロメチル、C〜Cアルカノイルオキシ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜CチオアルキルおよびN(R15,R16)から選択され、ここで、R15およびR16は、独立して、水素、アセチル、メタンスルホニルおよびC〜Cアルキルから選択され;
【化5】

ここで、R12は、臭素、塩素、フッ素、カルボキシ、水素、ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、メタンスルホンアミド、ニトロ、スルファミル、トリフルオロメチル、C〜Cアルカノイルオキシ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜CチオアルキルおよびN(R15,R16)から選択され、ここで、R15およびR16は、独立して、水素、アセチル、メタンスルホニルおよびC〜Cアルキルから選択される;そしてZは、CH、CH、O、NおよびSから選択され、ここで、ZがCHまたはNであるとき、Zは、式(I)で示した「X」に直接結合され得るか、あるいはZがNであるとき、Zは、R17に直接結合され得、そしてR17は水素、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、アリールおよびベンジルから選択され;
【化6】

該化合物が、その単離した鏡像異性体、ジアステレオマー異性体および幾何異性体、ならびにそれらの混合物を含む、化合物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【公開番号】特開2006−306878(P2006−306878A)
【公開日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−129715(P2006−129715)
【出願日】平成18年5月8日(2006.5.8)
【分割の表示】特願2000−541135(P2000−541135)の分割
【原出願日】平成11年4月1日(1999.4.1)
【出願人】(500021136)カーディオム ファーマ コーポレイション (1)
【Fターム(参考)】