説明

ナビゲーション機能付車両用メータ装置

【課題】ユーザに違和感のない表示を行なうナビゲーション機能付車両用メータ装置を提供する。
【解決手段】 メータの表示領域の色情報を決定するメータ色情報決定手段と、ナビゲーションシステムの表示領域の表示内容を決定するナビゲーション表示内容決定手段と、ナビゲーションシステムの表示領域の、メータの表示領域との隣接領域をメータの色情報に応じて加工するナビゲーション表示内容加工手段と、を有することを特徴とするナビゲーション機能付車両用メータ装置として提供可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナビゲーション機能付車両用メータ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、車両の計器パネルの表示装置として、従来の機械式メータの他に液晶等の画像表示装置も用いられている。画像表示装置には、表示のデザインやレイアウトを自在に設定できるという利点がある。
【0003】
そこで、従来のメータ表示に加えて、この表示装置において車載用ナビゲーション装置の画面表示を行なう車両用表示装置も考案されている。(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】特開2004−157434号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の車両用表示装置では、車載用ナビゲーション装置の表示領域とメータの表示領域が明確に別れており、メータの意匠としてメータ表示に一体感がないといったような違和感がありユーザにとって煩わしいものになっている。
【0006】
上記問題を背景として、本発明の課題は、ユーザに違和感のない表示を行なうナビゲーション機能付車両用メータ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段および発明の効果】
【0007】
本発明は、上記課題を解決するためのナビゲーション機能付車両用メータ装置を提供するものである。すなわち、請求項1によれば、表示装置にメータの表示領域とナビゲーションシステムの表示領域とを隣接して備えるナビゲーション機能付車両用メータ装置において、メータの表示領域の色情報を決定するメータ色情報決定手段と、ナビゲーションシステムの表示領域の表示内容を決定するナビゲーション表示内容決定手段と、ナビゲーションシステムの表示領域の、メータの表示領域との隣接領域をメータの色情報に応じて加工するナビゲーション表示内容加工手段と、を有することを特徴とするナビゲーション機能付車両用メータ装置として構成される。
【0008】
上記構成によって、ナビゲーションシステムの表示領域の、メータの表示領域との隣接領域をメータの表示領域の色に合うように加工して表示することで、ナビゲーションシステムの表示内容が該表示領域の周縁部で突然切れてしまったように見えなくなることがなくなり、表示の見栄えを改善することができる。また、メータの意匠としてメータ表示に一体感がないといったような違和感も解消される。
【0009】
また、請求項2によれば、上記課題を解決するためのナビゲーション機能付車両用メータ装置は、表示装置にメータの表示領域とナビゲーションシステムの表示領域とを隣接して備えるナビゲーション機能付車両用メータ装置において、ナビゲーションシステムの表示領域の色情報を決定するナビゲーション色情報決定手段と、メータの表示領域の表示内容を決定するメータ表示内容決定手段と、メータの表示領域の、ナビゲーションシステムの表示領域との隣接領域をナビゲーションシステムの色情報に応じて加工するメータ表示内容加工手段と、を有することを特徴とするナビゲーション機能付車両用メータ装置として構成される。
【0010】
上記構成によって、メータの表示領域の、ナビゲーションシステムの表示領域との隣接領域をナビゲーションシステムの表示領域の色に合うように加工して表示することで、メータの表示内容が該表示領域の周縁部で突然切れてしまったように見えなくなることがなくなり、表示の見栄えを改善することができる。また、メータの意匠としてメータ表示に一体感がないといったような違和感も解消される。
【0011】
また、請求項3によれば、上記課題を解決するためのナビゲーション機能付車両用メータ装置は、表示装置にメータの表示領域とナビゲーションシステムの表示領域とを隣接して備えるナビゲーション機能付車両用メータ装置において、メータの表示領域の色情報を決定するメータ色情報決定手段と、メータの表示領域の表示内容を決定するメータ表示内容決定手段と、ナビゲーションシステムの表示領域の色情報を決定するナビゲーション色情報決定手段と、ナビゲーションシステムの表示領域の表示内容を決定するナビゲーション表示内容決定手段と、ナビゲーションシステムの表示領域の、メータの表示領域との隣接領域をメータの色情報に応じて加工するナビゲーション表示内容加工手段と、メータの表示領域の、ナビゲーションシステムの表示領域との隣接領域をナビゲーションシステムの色情報に応じて加工するメータ表示内容加工手段と、を有することを特徴とするナビゲーション機能付車両用メータ装置として構成される。
【0012】
上記構成によって、隣接するメータの表示領域とナビゲーションシステムの表示領域の双方で、双方の表示領域の色に合うように加工して表示することで、ナビゲーション表示内容あるいはメータの表示内容が該表示領域の周縁部で突然切れてしまったように見えなくなることがなくなり、表示の見栄えを改善することができる。また、メータの意匠としてメータ表示に一体感がないといったような違和感も解消される。
【0013】
請求項4によれば、本発明のナビゲーション機能付車両用メータ装置におけるナビゲーション表示内容加工手段は、メータの表示領域との隣接領域の表示意匠をメータの色情報に合わせるように変化させる構成をとることができる。
【0014】
上記構成によって、ナビゲーションシステムの表示内容が該表示領域の周縁部で突然切れてしまったように見えなくなることがなくなり、表示の見栄えを改善することができる。また、メータの意匠としてメータ表示に一体感がないといったような違和感も解消される。
【0015】
請求項5によれば、本発明のナビゲーション機能付車両用メータ装置におけるナビゲーション表示内容加工手段は、メータの表示領域との境界から所定の範囲の表示をぼかす構成をとることができる。
【0016】
ぼかし処理は周知の画像処理技術のうちの一つで、様々な分野で用いられている。上記構成によって、新たな画像処理技術を用いることなくナビゲーションシステムの表示領域の、メータの表示領域との隣接領域をメータの表示領域の色に合うように加工することが可能となる。また、ナビゲーション表示内容加工手段を低コストで実現できる。
【0017】
請求項6によれば、本発明のナビゲーション機能付車両用メータ装置におけるナビゲーション表示内容加工手段は、メータの表示領域との境界から所定の範囲の表示のグラデーションを行なう構成をとることができる。
【0018】
ある色から別の色に徐々に色を変化させるグラデーション処理は周知の画像処理技術のうちの一つで、様々な分野で用いられている。上記構成によって、新たな画像処理技術を用いることなくナビゲーションシステムの表示領域の、メータの表示領域との隣接領域をメータの表示領域の色に合うように加工することが可能となる。また、ナビゲーション表示内容加工手段を低コストで実現できる。
【0019】
請求項7によれば、本発明のナビゲーション機能付車両用メータ装置におけるナビゲーション表示内容加工手段は、メータの表示領域との境界から所定の範囲の表示の輝度を変更する構成をとることができる。
【0020】
輝度を変更するトーンダウン処理は周知の画像処理技術のうちの一つで、様々な分野で用いられている。上記構成によって、新たな画像処理技術を用いることなくナビゲーションシステムの表示領域の、メータの表示領域との隣接領域をメータの表示領域の色に合うように加工することが可能となる。また、ナビゲーション表示内容加工手段を低コストで実現できる。
【0021】
請求項8によれば、本発明のナビゲーション機能付車両用メータ装置におけるメータ表示内容加工手段は、ナビゲーションシステムの表示領域との隣接領域の表示意匠をナビゲーションシステムの色情報に合わせるように変化させる構成をとることができる。
【0022】
上記構成によって、メータの表示内容が該表示領域の周縁部で突然切れてしまったように見えなくなることがなくなり、表示の見栄えを改善することができる。また、メータの意匠としてメータ表示に一体感がないといったような違和感も解消される。
【0023】
請求項9によれば、本発明のナビゲーション機能付車両用メータ装置におけるメータ表示内容加工手段は、ナビゲーションシステムの表示領域との境界から所定の範囲の表示をぼかす構成をとることができる。
【0024】
ぼかし処理は周知の画像処理技術のうちの一つで、様々な分野で用いられている。上記構成によって、新たな画像処理技術を用いることなくメータの表示領域の、ナビゲーションシステムの表示領域との隣接領域をナビゲーションシステムの表示領域の色に合うように加工することが可能となる。また、メータ表示内容加工手段を低コストで実現できる。
【0025】
請求項10によれば、本発明のナビゲーション機能付車両用メータ装置におけるメータ表示内容加工手段は、ナビゲーションシステムの表示領域との境界から所定の範囲の表示のグラデーションを行なう構成をとることができる。
【0026】
ある色から別の色に徐々に色を変化させるグラデーション処理は周知の画像処理技術のうちの一つで、様々な分野で用いられている。上記構成によって、新たな画像処理技術を用いることなくメータの表示領域の、ナビゲーションシステムの表示領域との隣接領域をナビゲーションシステムの表示領域の色に合うように加工することが可能となる。また、メータ表示内容加工手段を低コストで実現できる。
【0027】
請求項11によれば、本発明のナビゲーション機能付車両用メータ装置におけるメータ表示内容加工手段は、ナビゲーションシステムの表示領域との境界から所定の範囲の表示の輝度を変更する構成をとることができる。
【0028】
輝度を変更するトーンダウン処理は周知の画像処理技術のうちの一つで、様々な分野で用いられている。上記構成によって、新たな画像処理技術を用いることなくメータの表示領域の、ナビゲーションシステムの表示領域との隣接領域をナビゲーションシステムの表示領域の色に合うように加工することが可能となる。また、メータ表示内容加工手段を低コストで実現できる。
【0029】
請求項12によれば、請求項4ないし7のいずれかのナビゲーション機能付車両用メータ装置は、電子地図データを記憶する地図データ記憶手段を有し、ナビゲーションシステムの表示領域には電子地図データが表示され、ナビゲーション表示内容加工手段は、表示される電子地図データに応じて所定の範囲を変更可能とする構成をとることができる。
【0030】
例えば、地図(道、川、海、建物、公園など)の表示色,道路や施設等の種別に応じて加工の領域幅を変えることにより、さらに表示の見栄えを改善することができる。また、メータの意匠としてメータ表示に一体感がないといったような違和感も解消される。
【0031】
請求項13によれば、請求項12のナビゲーション機能付車両用メータ装置は、表示される電子地図データに応じた所定の範囲を記憶する加工範囲記憶手段を有する構成をとることができる。
【0032】
上記構成によって、加工のたびに加工範囲を求める演算処理等を行なう必要がなくなるので、ナビゲーション表示内容加工手段の構成が複雑にならないようにすることができる。
【0033】
請求項14によれば、請求項12または13のナビゲーション機能付車両用メータ装置におけるナビゲーション表示内容加工手段は、隣接する加工の対象となる電子地図データにおいて所定の範囲の調整を行なう構成をとることができる。
【0034】
例えば2種類以上の種別あるいは色が並んでいる場合は、加工の領域幅が異なるので加工後の表示が不揃いになり、かえって見栄えが悪くなる。しかし、上記構成によって、地図上の表示データによらず、ナビゲーションシステムの表示領域の、メータの表示領域との隣接領域をメータの表示領域の色に合うように見栄えよく加工することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0035】
ユーザに違和感のない表示を行なうナビゲーション機能付車両用メータ装置を提供するという目的を、隣接する表示領域の境界付近の表示を双方の表示領域の表示意匠に合うようにグラデーションやトーンダウンなどの加工を行なう構成により実現した。
【実施例】
【0036】
以下、本発明の実施の形態を、図面に示す実施例を参照しながら説明する。図1に本発明のナビゲーション機能付車両用メータ装置の全体構成を示す。ナビゲーション機能付車両用メータ装置は、メータECU40およびメータ50,車載用ナビゲーション装置(以下、ナビゲーション装置と略称する)100を含んで構成されている。メータECU40とナビゲーション装置100とは車内LAN(Local Area Network)27によって接続されている。また、データの内容によって車内LAN27を介さず専用のケーブルによってデータを伝送する構成としてもよい。
【0037】
図2はメータECU40およびメータ50の全体構成を示したブロック図である。メータECU40は、制御部41と、その制御部41に入出力回路であるI/O42を介して接続される、描画部43,LAN I/F44,電源回路45を含んで構成される。
【0038】
本発明のメータ色情報決定手段,メータ表示内容決定手段である制御部41は周知のCPU41a,ROM41b,RAM41c,および図示しないA/D変換回路等の周辺回路を含んで構成される。ROM41bにはメータECU40で行なわれる各種処理を実行するためのメータ制御プログラム41pおよびデータが記憶されている。
【0039】
本発明のメータ表示内容加工手段である描画部43は、車内LAN27等から取得したメータ表示に必要なデータに基づいて、メータ50に表示させるための描画データを生成するもので、表示用のデータや表示色のデータも記憶されている。取得するデータは、例えばエンジン水温,エンジン回転数,車速,シフトポジション,走行距離,日時,残燃料等である。
【0040】
LAN I/F44は車内LAN27とのデータの遣り取りを行なうためのインターフェース回路である。
【0041】
電源回路45はメータECU40およびメータ50に電源の供給を行なう。
【0042】
メータ50はマイク51,スピーカ52,LED53,表示器54を含んで構成され、メータECU40からの描画データを表示する。
【0043】
マイク51は例えば、ナビゲーション装置100の音声入力装置の一部として使用する。マイク51に入力された音声データは車内LAN27を介さず直接ナビゲーション装置100に送られるようにしてもよい。
【0044】
スピーカ52は各種車載機器からの音声メッセージを送出するもので、ナビゲーション装置100の音声メッセージも送出される。なお、スピーカ52とナビゲーション装置100とは車内LAN27を介さず直接接続されるようにしてもよい。
【0045】
LED53は方向指示灯,動作モニタ灯や警告灯などの、主に不定期で表示が行なわれるものに用いられる。
【0046】
表示器54は周知のカラー液晶表示等のパネル54a,バックライト54b,および液晶表示制御を行なうための図示しないドライバ回路を含んで構成されている。ドライバ回路は、例えば、画素毎にトランジスタを付けて目的の画素を確実に点灯させたり消したりすることができるアクティブマトリックス駆動方式が用いられ、メータECU40から送られる描画指令および描画データに基づいて表示を行なう。また、表示器54として有機EL(ElectroLuminescence:電界発光)表示器,プラズマ表示器を用いてもよい。また、ナビゲーションシステムの表示領域66(図8参照)以外を周知の機械式メータとする構成としてもよい。
【0047】
図4にメータ50の断面図を示す。表示器54,ドライバ回路等が含まれるメータ基板58,LED53(図示せず)等がケース57に収納されダッシュパネルの所定の位置に取り付けられる。ケースの上下は、主として光の反射や映り込みを抑制してメータ50の視認性を向上させるためのメータフード55で覆われている。また、表示器54の前面には適切な倍率で表示させるためのレンズ56が取り付けられている。
【0048】
図3はナビゲーション装置100の全体構成を示すブロック図である。ナビゲーション装置100は、位置検出器1,地図データ入力器6,操作スイッチ群7,リモートコントロール(以下リモコンと称する)センサ11,音声案内などを行なう音声合成回路24およびスピーカ15,不揮発メモリ9,表示器10,ハードディスク装置(HDD)21,これらの接続された制御回路8,リモコン端末12を備えている。
【0049】
位置検出器1は、周知の地磁気センサ2,ジャイロスコープ3,距離センサ4,および衛星からの電波に基づいて車両の位置を検出するGPS受信機5を有している。これらのセンサ等2,3,4,5は各々が性質の異なる誤差を持っているため、複数のセンサにより各々補完しながら使用するように構成されている。なお、精度によっては前述したうちの一部のセンサで構成してもよく、さらに、ステアリングの回転センサや各転動輪の車輪センサ例えば車速センサ23等を用いてもよい。
【0050】
操作スイッチ群7は、例えば表示器10と一体になったタッチパネル22もしくはメカニカルなスイッチが用いられる。タッチパネル22は、表示器10の画面上にガラス基盤と透明なフィルムにスペーサと呼ばれる隙間を介してX軸方向、Y軸方向に電気回路が配線され、フィルム上をユーザがタッチすると、押された部分の配線がショートして電圧値が変わるため、これを2次元座標値(X,Y)として検出する、いわゆる抵抗膜方式が広く用いられる。その他に、透明な導電性基盤のガラス面に電気信号を受ける物質を塗布し、指をガラス面に近づけると静電容量の変化を電気信号としてセンサで検知する、いわゆる静電容量方式を用いてもよい。メカニカルスイッチの他に、マウスやカーソル等のポインティングデバイスを用いてもよい。
【0051】
また、マイク31および音声認識ユニット30を用いて種々の指示を入力することも可能である。これは、マイク31から入力された音声信号を、音声認識ユニット30において周知の隠れマルコフモデル等の音声認識技術により処理を行ない、その結果に応じた操作コマンドに変換するものである。これら操作スイッチ群7、リモコン端末12、マイク31によって、種々の指示を入力することが可能である。また、メータ50のマイク51を用いてもよい。
【0052】
送受信機13は、例えばVICS(Vehicle Information and Communication System:道路交通情報通信システム)センタ14から道路交通情報を受信するための装置である。
【0053】
また、ETC(自動料金収受システム,ETC:Electronic Toll Collection)車載器16と通信することにより、ETC車載器16がETC路上器(図示せず)から受信した料金情報などを本ナビゲーション装置100に取り込むことができる。また、ETC車載器16によって外部ネットワークと接続し、VICSセンタ14との通信を行なう構成をとってもよい。
【0054】
本発明のナビゲーション色情報決定手段,ナビゲーション表示内容決定手段である制御回路8は通常のコンピュータとして構成されており、周知のCPU81,ROM82,RAM83,入出力回路であるI/O84およびこれらの構成を接続するバスライン85が備えられている。CPU81は、HDD21に記憶されたナビプログラム21pおよびデータにより制御を行なう。また、HDD21へのデータの読み書きの制御はCPU81によって行なわれる。A/D変換部86は周知のA/D(アナログ/デジタル)変換回路を含み、例えば位置検出器1などから制御回路8に入力されるアナログデータをCPU81で演算可能なデジタルデータに変換するものである。ROM82に、HDD21が故障した場合にナビゲーション機能のうちで必要最低限の動作を行なうためのプログラムを記憶しておいてもよい。
【0055】
本発明のナビゲーション表示内容加工手段である描画部87は、HDD21等に記憶された表示用のデータや表示色のデータから表示器10あるいはメータ50のナビゲーションシステムの表示領域66(図8参照)に表示させるための描画データを生成する。
【0056】
本発明の地図データ記憶手段,加工範囲記憶手段でもあるHDD21には、ナビプログラム21pの他に位置検出の精度向上のためのいわゆるマップマッチング用データ、道路の接続を表した道路データを含む地図データ21mが記憶される。地図データ21mは、表示用となる所定の地図画像情報を記憶すると共に、リンク情報やノード情報等を含む道路網情報を記憶する。リンク情報は、各道路を構成する所定の区間情報であって、位置座標、距離、所要時間、道幅、車線数、制限速度等から構成される。また、ノード情報は、交差点(分岐路)等を規定する情報であって、位置座標、右左折車線数、接続先道路リンク等から構成される。また、リンク間接続情報には、通行の可不可を示すデータなどが設定されている。
【0057】
また、HDD21には経路案内の補助情報や娯楽情報、その他にユーザが独自にデータを書き込むことができ、ユーザデータ21uとして記憶される。これらのユーザデータ21uは、操作スイッチ群7,タッチパネル22およびリモコン端末12の操作あるいはマイク31からの音声入力によって内容の書き換えが可能である。また、ナビゲーション装置100の動作に必要なデータや各種情報をデータベース21dとして記憶してもよい。
【0058】
また、地図データ21mおよびユーザデータ21uは、地図データ入力器6を介して記憶媒体20からそのデータの追加・更新を行なうことが可能である。記憶媒体20は、そのデータ量からCD−ROMやDVDを用いるのが一般的であるが、例えばメモリカード等の他の媒体を用いてもよい。
【0059】
不揮発メモリ9はEEPROM(Electrically Erasable & Programmable Read Only Memory:電気的消去・プログラム可能・読出し専用メモリ)やフラッシュメモリ等の書き換え可能な半導体メモリによって構成され、ナビゲーション装置100の動作に必要な情報およびデータが記憶されている。なお、不揮発メモリ9は、車両のアクセサリスイッチがオフ状態すなわち、ナビゲーション装置100がオフ状態になっても、記憶内容が保持されるようになっている。
【0060】
また、不揮発メモリ9の代わりにナビゲーション装置100の動作に必要な情報およびデータをHDD21に記憶してもよい。さらに、ナビゲーション装置100の動作に必要な情報およびデータを不揮発メモリ9とHDD21に分けて記憶してもよい。
【0061】
表示器10は周知のカラー液晶表示器で構成され、ドット・マトリックスLCD(Liquid Crystal Display)およびLCD表示制御を行なうための図示しないドライバ回路を含んで構成されている。ドライバ回路は、例えば、画素毎にトランジスタを付けて目的の画素を確実に点灯させたり消したりすることができるアクティブマトリックス駆動方式が用いられ、制御回路8から送られる表示指令および表示画面データに基づいて表示を行なう。また、表示器10として有機EL(ElectroLuminescence:電界発光)表示器,プラズマ表示器を用いてもよい。
【0062】
スピーカ15は制御回路8のI/O84に接続される周知の音声合成回路24に接続され、ナビプログラム21pの指令によって不揮発メモリ9あるいはHDD21に記憶されるデジタル音声データを音声合成回路24においてアナログ音声に変換したものが送出される。なお、音声合成の方法には、音声波形をそのままあるいは符号化して蓄積しておき、必要に応じて繋ぎあわせる録音編集方式などがある。また、メータ50のスピーカ52を用いてもよい。
【0063】
車速センサ23は周知のロータリエンコーダ等の回転検出部を含み、例えば車輪取り付け部付近に設置されて車輪の回転を検出してパルス信号として制御回路8に送るものである。制御回路8では、その車輪の回転数を車両の速度に換算して、車両の現在位置から所定の場所までの予想到達時間を算出したり、車両の走行区間毎の平均車速を算出する。
【0064】
LAN I/F26は車内LAN27とのデータの遣り取りを行なうためのインターフェース回路である。また、LAN I/F26を介して車速センサ23からのデータ取り込み、あるいはETC車載器16との接続を行なってもよい。
【0065】
このような構成を持つことにより、ナビゲーション装置100は、制御回路8のCPU81によりナビプログラム21pが起動されると、ユーザが操作スイッチ群7,タッチパネル22、リモコン端末12の操作あるいはマイク31からの音声入力によって、表示器10上に表示されるメニューから目的地経路を表示器10に表示させるための経路案内処理を選択した場合、次のような処理を実施する。
【0066】
すなわち、ユーザが地図上の任意の地点あるいは施設検索や住所検索、ユーザが設定した登録地などから地点を選択して目的地として設定すると、位置検出器1により車両の現在位置が求められ、該現在位置から目的地までの最適な案内経路を求める処理が行われる。そして、表示器10上の道路地図に案内経路を重ねて表示し、ユーザに適切な経路を案内する。このような自動的に最適な案内経路を設定する手法は、ダイクストラ法等の手法が知られている。また、表示器10およびスピーカ15の少なくとも一方によって、操作時のガイダンスや動作状態に応じたメッセージの報知を行なう。
【0067】
図6を用いて、メータ50におけるナビゲーションシステムの表示領域の表示内容の加工処理について説明する。なお、本処理はナビプログラム21pに含まれ、他のプログラムとともに繰り返し実行される。まず、メータECU40からメータ50に表示されるメータ表示色のデータ(すなわち、メータ色情報)を取得する(S1)。
【0068】
次に、メータ50の表示器54で表示するナビゲーション表示内容を決定する(S2)。これは、ナビゲーション装置100で表示器10の表示内容を決定するのと同様で、車両の現在位置を道路地図を重ねて表示するもののように、ナビゲーション装置100における周知の機能であるため、詳細な説明は割愛する。
【0069】
表示器54で表示する表示内容が決定したら、表示内容と先に取得したメータ50の表示色とから、描画部87でメータ50の表示領域との隣接領域を前記メータ色情報に応じて加工してナビゲーション描画データを作成する描画処理(詳細は後述)を行なう(S3)。
【0070】
ナビゲーション描画データを作成したら、車内LAN27を介してメータECU40に描画データを送る。メータECU40ではメータ制御プログラム41pにおいて描画部43で作成されたメータ表示用描画データとナビゲーション描画データとを表示器54へ送り、表示器54ではこれら描画データが表示される(S4)。
【0071】
図7を用いて、図6のステップS3に相当する描画処理について説明する。まず、メータ50の表示領域との隣接領域におけるナビゲーション表示データの種別(縁種別)あるいは色を取得する(S11)。
【0072】
次に、取得した縁種別あるいは色に応じた加工方法を決定する(S12)。加工方法は、メータ50の表示領域との隣接領域におけるナビゲーション表示データを、地図データ毎にメータ50の表示領域の表示色に合わせるようにするもので、ぼかし,グラデーション,トーンダウン(輝度変更)等の方法がある。
【0073】
図5のように、通常、地図データの種別に応じて表示色が定義されている。それに加えて、メータ50の表示領域との境界線から地図データを加工する範囲が表示器54のドット数で定義されている。これらのデータはテーブルデータとして、HDD21の地図データ21m等に含まれる形で記憶される。このテーブルデータにおいて定義される加工ドット数の範囲を加工する。同様に、地名,施設名等の文字データも表示色や大きさ等の表示意匠が加工される。
【0074】
次に、隣接する地図データの加工方法を取得し(S13)、テーブルデータを参照する等して隣接する地図データの加工量すなわち加工ドット数の方が大きい場合(S14:YES)には、現地図データの加工量を隣接する地図データの加工量に合わせる(S15)。一方、隣接する地図データの加工量すなわち加工ドット数の方が小さい場合(S14:NO)には、隣接する地図データの加工量を現地図データの加工量に合わせる(S17)。
【0075】
図9は加工の一例を示したものである。63がナビゲーションシステムの表示領域で64がメータの表示領域で、両者の境界が65である。ナビゲーションシステムの表示領域63に表示される地図データの種別毎にテーブルデータを参照して加工領域が例えば加工領域A,Bのように決定される。このとき、加工領域Aの境界65からの長さ(すなわち、加工ドット数)が加工領域Bの加工ドット数と異なる場合、加工ドット数の多い方に合わせる。よって、最終的に加工領域Aと加工領域Bの加工ドット数は同じになる。
【0076】
そして、全描画処理内容が決定する(S16:YES)まで、ステップS12からS16までの処理を繰り返す。
【0077】
図8にメータ50での表示例を示す。図8の例では表示器54は全面が液晶表示器となっていて、水温表示領域61,車速表示領域62,走行距離・シフト位置等の表示領域63,エンジン回転数表示領域64,燃料計表示領域65,ナビゲーションシステムの表示領域66等が含まれている。
【0078】
図8の例では、ナビゲーションシステムの表示領域66は従来一般的に用いられる矩形状ではなく、車速表示領域62,エンジン回転数表示領域64の未使用領域に入り込んだ形状となっていて必ずしも矩形状である必要はない。この構成によって、パネル54aの表示領域を有効活用でき、ナビゲーションシステムの表示領域66を広くすることができる。また、車速表示領域62,エンジン回転数表示領域64の未使用領域に表示される地図等のナビゲーションデータの色は、各表示領域の表示色に合うように加工されているので、表示の違和感は発生しない。
【0079】
ナビゲーションシステムの表示領域66において、上下左右の周縁部はそれぞれ、メータ表示器54の背景色,走行距離・シフト位置等の表示領域63の表示色,車速表示領域62の表示色,エンジン回転数表示領域64の表示色に合うように表示意匠が加工される。
【0080】
(変形例1)
上記実施例は、メータ50での表示色に合わせてナビゲーションシステムの表示領域66を加工する形態であったが、逆に、ナビゲーションシステムの表示色に合わせてメータの表示領域(例えば62,64)を加工する形態としてもよい。この場合、図6の加工処理および図7の描画処理はメータECU40のメータ制御プログラム41pに含まれて実行され、描画部43で描画データが作成される。図9の例では、加工領域Cが加工の対象となる。
【0081】
本実施例では、上記実施例におけるステップS1のメータ色情報取得処理が、ナビゲーション装置100からナビゲーションシステムの描画データ(すなわち色情報)を取得するナビゲーション色情報取得処理になる。また、図5のテーブルデータに相当するものがROM41bあるいは図示しないフラッシュメモリ等に記憶されている。例えば、メータ50の背景,メモリ,文字等について加工ドット数が定義される。
【0082】
(変形例2)
また、図10のように、ナビゲーション装置100の描画部87とメータECU40の描画部43を統合した描画ECU60を設ける方法を用いてもよい。描画ECU60では、ナビゲーションシステムの表示領域66のメータ50の表示領域(例えば62,64)に隣接する領域の加工、およびメータ50の表示領域(例えば62,64)のナビゲーションシステムの表示領域66に隣接する領域の加工の両方を行なう。図11のように、描画ECU60はメータECU40と同様の構成をとり、制御部61と、その制御部61に入出力回路であるI/O62を介して接続される、描画部63,LAN I/F64,フラッシュメモリ65を含んで構成される。
【0083】
制御部61は周知のCPU61a,ROM61b,RAM61c,および図示しないA/D変換回路等の周辺回路を含んで構成される。ROM61bには描画ECU60で行なわれる各種処理を実行するための描画制御プログラム61pおよびデータが記憶されている。また、テーブルデータ等の表示データの加工に必要なデータは、フラッシュメモリ65に記憶されている。
【0084】
本構成においてナビゲーション表示内容加工手段,メータ表示内容加工手段となる描画部63は、描画制御プログラム61pによって、車内LAN27等から取得したメータ表示色情報(メータECU40から取得)およびナビゲーションシステムの描画データ(ナビゲーション装置100から取得)に基づいて、ナビゲーションシステムの表示領域66においてナビゲーションシステムの表示領域66とメータ50の表示領域(例えば62,64)とが隣接する領域の表示データの加工を行ない、同様に、車内LAN27等から取得したナビゲーションシステム表示色情報(ナビゲーション装置100から取得)およびメータ50の描画データ(メータECU40から取得)に基づいて、メータ50の表示領域(例えば62,64)においてメータ50の表示領域とナビゲーションシステムの表示領域66とが隣接する領域の表示データの加工を行なう。そして、加工後の描画データをメータ50に表示させる。
【0085】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0086】
【図1】ナビゲーション機能付車両用メータ装置の全体構成を示す図。
【図2】メータECUおよびメータの構成を示すブロック図。
【図3】車載用ナビゲーション装置の構成を示すブロック図。
【図4】メータの断面を示す図。
【図5】テーブルデータの構成例を示す図。
【図6】加工処理を説明するためのフロー図。
【図7】描画処理を説明するためのフロー図。
【図8】メータ表示の例を示す図。
【図9】加工領域の一例を示す図。
【図10】ナビゲーション機能付車両用メータ装置の全体構成の変形例を示す図。
【図11】描画ECUの構成を示すブロック図。
【符号の説明】
【0087】
8 制御回路(ナビゲーション色情報決定手段,ナビゲーション表示内容決定手段)
10 表示器
21 ハードディスク装置(地図データ記憶手段,加工範囲記憶手段)
40 メータECU
41 制御部(メータ色情報決定手段,メータ表示内容決定手段)
43 描画部(メータ表示内容加工手段)
50 メータ
54 表示器
60 描画ECU
61 制御部
63 描画部(ナビゲーション表示内容加工手段,メータ表示内容加工手段)
87 描画部(ナビゲーション表示内容加工手段)
100 車載用ナビゲーション装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示装置にメータの表示領域とナビゲーションシステムの表示領域とを隣接して備えるナビゲーション機能付車両用メータ装置において、
前記メータの表示領域の色情報を決定するメータ色情報決定手段と、
前記ナビゲーションシステムの表示領域の表示内容を決定するナビゲーション表示内容決定手段と、
前記ナビゲーションシステムの表示領域の、前記メータの表示領域との隣接領域を前記メータの色情報に応じて加工するナビゲーション表示内容加工手段と、
を有することを特徴とするナビゲーション機能付車両用メータ装置。
【請求項2】
表示装置にメータの表示領域とナビゲーションシステムの表示領域とを隣接して備えるナビゲーション機能付車両用メータ装置において、
前記ナビゲーションシステムの表示領域の色情報を決定するナビゲーション色情報決定手段と、
前記メータの表示領域の表示内容を決定するメータ表示内容決定手段と、
前記メータの表示領域の、前記ナビゲーションシステムの表示領域との隣接領域を前記ナビゲーションシステムの色情報に応じて加工するメータ表示内容加工手段と、
を有することを特徴とするナビゲーション機能付車両用メータ装置。
【請求項3】
表示装置にメータの表示領域とナビゲーションシステムの表示領域とを隣接して備えるナビゲーション機能付車両用メータ装置において、
前記メータの表示領域の色情報を決定するメータ色情報決定手段と、
前記メータの表示領域の表示内容を決定するメータ表示内容決定手段と、
前記ナビゲーションシステムの表示領域の色情報を決定するナビゲーション色情報決定手段と、
前記ナビゲーションシステムの表示領域の表示内容を決定するナビゲーション表示内容決定手段と、
前記ナビゲーションシステムの表示領域の、前記メータの表示領域との隣接領域を前記メータの色情報に応じて加工するナビゲーション表示内容加工手段と、
前記メータの表示領域の、前記ナビゲーションシステムの表示領域との隣接領域を前記ナビゲーションシステムの色情報に応じて加工するメータ表示内容加工手段と、
を有することを特徴とするナビゲーション機能付車両用メータ装置。
【請求項4】
前記ナビゲーション表示内容加工手段は、前記メータの表示領域との隣接領域の表示意匠を前記メータの色情報に合わせるように変化させる請求項1または3に記載のナビゲーション機能付車両用メータ装置。
【請求項5】
前記ナビゲーション表示内容加工手段は、前記メータの表示領域との境界から所定の範囲の表示をぼかす請求項4に記載のナビゲーション機能付車両用メータ装置。
【請求項6】
前記ナビゲーション表示内容加工手段は、前記メータの表示領域との境界から所定の範囲の表示のグラデーションを行なう請求項4または5に記載のナビゲーション機能付車両用メータ装置。
【請求項7】
前記ナビゲーション表示内容加工手段は、前記メータの表示領域との境界から所定の範囲の表示の輝度を変更する請求項4ないし6のいずれか1項に記載のナビゲーション機能付車両用メータ装置。
【請求項8】
前記メータ表示内容加工手段は、前記ナビゲーションシステムの表示領域との隣接領域の表示意匠を前記ナビゲーションシステムの色情報に合わせるように変化させる請求項2または3に記載のナビゲーション機能付車両用メータ装置。
【請求項9】
前記メータ表示内容加工手段は、前記ナビゲーションシステムの表示領域との境界から所定の範囲の表示をぼかす請求項8に記載のナビゲーション機能付車両用メータ装置。
【請求項10】
前記メータ表示内容加工手段は、前記ナビゲーションシステムの表示領域との境界から所定の範囲の表示のグラデーションを行なう請求項8または9に記載のナビゲーション機能付車両用メータ装置。
【請求項11】
前記メータ表示内容加工手段は、前記ナビゲーションシステムの表示領域との境界から所定の範囲の表示の輝度を変更する請求項8ないし10のいずれか1項に記載のナビゲーション機能付車両用メータ装置。
【請求項12】
電子地図データを記憶する地図データ記憶手段を有し、
前記ナビゲーションシステムの表示領域には前記電子地図データが表示され、
前記ナビゲーション表示内容加工手段は、前記表示される前記電子地図データに応じて前記所定の範囲を変更可能とする請求項4ないし7のいずれか1項に記載のナビゲーション機能付車両用メータ装置。
【請求項13】
前記表示される前記電子地図データに応じた前記所定の範囲を記憶する加工範囲記憶手段を有する請求項12に記載のナビゲーション機能付車両用メータ装置。
【請求項14】
前記ナビゲーション表示内容加工手段は、隣接する前記加工の対象となる前記電子地図データにおいて前記所定の範囲の調整を行なう請求項12または13に記載のナビゲーション機能付車両用メータ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2007−69766(P2007−69766A)
【公開日】平成19年3月22日(2007.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−259610(P2005−259610)
【出願日】平成17年9月7日(2005.9.7)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VICS
【出願人】(000004260)株式会社デンソー (27,639)
【Fターム(参考)】