説明

治療剤

カルコン類化合物、アセトフェノン類化合物、クマリン類化合物、フタリド類化合物、それらの誘導体、及び薬理学的に許容されるそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1つの化合物を有効成分として含有することを特徴とするインスリン量またはインスリン応答の変調を伴う疾患の治療剤および予防剤、インスリン様作用剤、食品、飲料および飼料、細胞へのグルコース取り込み促進剤、並びに脂肪細胞への分化誘導剤。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記一般式(化1)で表される化合物、下記一般式(化2)で表される化合物、下記一般式(化3)で表される化合物、それらの誘導体、および薬理学的に許容されるそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1つの化合物を有効成分として含有することを特徴とするインスリン量またはインスリン応答の変調を伴う疾患の治療剤又は予防剤。

(式中、R〜Rはそれぞれ同じであっても異なっていても良く、水素原子、エステル化もしくはエーテル化されていても良い水酸基、ハロゲン基、アシル基、アミノ基、ニトロ基、ハイドロペルオキシ基、脂肪族基、芳香族基、芳香脂肪族基または糖残基を示し、また、RとR、RとR、RとR、およびRとRのいずれか1組以上が可能な範囲でそれぞれ炭素原子、酸素原子、窒素原子および硫黄原子のいずれか1つ以上を含有する環を形成してもよく、さらに前記の環にはエステル化もしくはエーテル化されていても良い水酸基、ハロゲン基、アシル基、アミノ基、ニトロ基、ハイドロペルオキシ基、脂肪族基、芳香族基、芳香脂肪族基、または糖残基が結合していても良い。式中Xとしては、水素原子、脂肪族基、芳香族基、または芳香脂肪族基を示し、脂肪族基、芳香族基、または芳香脂肪族基にはエステル化もしくはエーテル化されていても良い水酸基、ハロゲン基、アシル基、アミノ基、ニトロ基、ハイドロペルオキシ基、脂肪族基、芳香族基、芳香脂肪族基、または糖残基が結合していても良い。)

(式中、R’〜R’はそれぞれ同じであっても異なっていても良く、水素原子、エステル化もしくはエーテル化されていても良い水酸基、ハロゲン基、アシル基、アミノ基、ニトロ基、ハイドロペルオキシ基、脂肪族基、芳香族基、芳香脂肪族基、または糖残基を示し、また、R’とR’、R’とR’、R’とR’、R’とR’、およびR’とR’のいずれか1組以上が可能な範囲でそれぞれ炭素原子、酸素原子、窒素原子および硫黄原子のいずれか1つ以上を含有する環を形成してもよく、さらに前記の環にはエステル化もしくはエーテル化されていても良い水酸基、ハロゲン基、アシル基、アミノ基、ニトロ基、ハイドロペルオキシ基、脂肪族基、芳香族基、芳香脂肪族基、または糖残基が結合していても良い。)

(式中、点線を含む結合は単結合又は二重結合を示す。)
【請求項2】
上記一般式(化1)で表される化合物が、下記一般式(化4)で表される化合物、および/または下記一般式(化5)で表される化合物である請求項1記載の治療剤又は予防剤。

(式中、R’’〜R’’12はそれぞれ同じであっても異なっていても良く、水素原子、エステル化もしくはエーテル化されていても良い水酸基、ハロゲン基、アシル基、アミノ基、ニトロ基、ハイドロペルオキシ基、脂肪族基、芳香族基、芳香脂肪族基、または糖残基を示し、また、R’’とR’’、R’’とR’’、R’’とR’’、R’’とR’’、R’’とR’’、R’’とR’’10、R’’10とR’’11、およびR’’11とR’’12のいずれか1組以上が可能な範囲でそれぞれ炭素原子、酸素原子、窒素原子、および硫黄原子のいずれか1つ以上を含有する環を形成してもよく、さらに前記の環にはエステル化もしくはエーテル化されていても良い水酸基、ハロゲン基、アシル基、アミノ基、ニトロ基、ハイドロペルオキシ基、脂肪族基、芳香族基、芳香脂肪族基、または糖残基が結合していても良い。)

(式中、R’’’〜R’’’はそれぞれ同じであっても異なっていても良く、水素原子、エステル化もしくはエーテル化されていても良い水酸基、ハロゲン基、アシル基、アミノ基、ニトロ基、ハイドロペルオキシ基、脂肪族基、芳香族基、芳香脂肪族基、または糖残基を示し、また、R’’’とR’’’、R’’’とR’’’、R’’’とR’’’、およびR’’’とR’’’のいずれか1組以上が可能な範囲でそれぞれ炭素原子、酸素原子、窒素原子、および硫黄原子のいずれか1つ以上を含有する環を形成してもよく、さらに前記の環にはエステル化もしくはエーテル化されていても良い水酸基、ハロゲン基、アシル基、アミノ基、ニトロ基、ハイドロペルオキシ基、脂肪族基、芳香族基、芳香脂肪族基、または糖残基が結合していても良い。)
【請求項3】
上記一般式(化4)で表される化合物が下記一般式(化6)で表される化合物である請求項2記載の治療剤又は予防剤。

(式中、R’’’’、R’’’’、R’’’’、およびR’’’’はそれぞれ同じであっても異なっていても良く、水素原子、水酸基、メチル基、メトキシ基、プレニル基、ゲラニル基、ハロゲン基、アセトキシ基、メチルブチル基、ファルネシル基、エトキシ基、ベンジル基またはベンジルオキシ基を示す。R’’’’は水素原子、水酸基、メチル基、メトキシ基、ハロゲン基、アセトキシ基、エトキシ基、ベンジル基、ベンジルオキシ基または炭素数が5〜15の脂肪族基を示す。また、R’’’’R’’’’はそれぞれ同じであっても異なっていても良く、水素原子または水酸基を示す。また、R’’’’、R’’’’、およびR’’’’10はそれぞれ同じであっても異なっていても良く、水素原子、水酸基、テトラハイドロピラニルオキシ基、アセトキシ基、メトキシ基、ゲラニルオキシ基、プレニル基、ハロゲン基またはニトロ基を示す。ただし、R’’’’、R’’’’およびR’’’’10が共に水酸基である場合を除く。さらに、R’’’’とR’’’’、またはR’’’’とR’’’’は共に下記式(化7)で表される環構造を形成しても良い。

(式中、WおよびZは炭素原子または酸素原子を示し、Xは炭素原子を示し、Yは0または1つの炭素原子を示す。点線は単結合または二重結合を示す。上記A環は5員環または6員環を示す。
A環が5員環を示す場合、R’’’’がWを構成し、R’’’’がZを構成するか、もしくはR’’’’がWを構成し、R’’’’がZを構成する。ここで、R’’’’がWを構成し、R’’’’がZを構成する場合、Wは酸素原子を示し、W−X結合は単結合を示し、XおよびZは炭素原子を示し、Yは存在しない。さらにこの場合、Xには1−ハイドロキシ−1−メチルエチル基が結合する。また、R’’’’がWを構成し、R’’’’がZを構成する場合、Wは炭素原子を示し、W−X結合は単結合を示し、Xは炭素原子を示し、Yは存在せず、Zは酸素原子を示す。さらにこの場合、Xには1−ハイドロキシ−1,5−ジメチル−4−ヘキセニル基が結合する。
Aが6員環を示す場合、R’’’’がWを構成し、R’’’’がZを構成するか、もしくはR’’’’がWを構成し、R’’’’がZを構成する。ここで、R’’’’がWを構成し、R’’’’がZを構成する場合、Wは酸素原子を示し、W−X結合は単結合を示し、X、Y及びZは共に炭素原子を示す。さらにこの場合、XおよびYには水素原子、水酸基、メチル基およびイソヘキセニル基のいずれか1つ以上が結合するか、もしくはXとYが共にハイドロキシジメチルシクロヘキサン環を形成し、かつXにはメチル基が結合する。また、R’’’’がWを構成し、R’’’がZを構成する場合、W、X及びYは炭素原子を示し、W−X結合は二重結合を示し、Zは酸素原子を示す。さらにこの場合、Yにはメチル基及びイソヘキセニル基が結合する。))
【請求項4】
上記一般式(化1)で表される化合物が、キサントアンゲロール、4−ハイドロキシデリシン、キサントアンゲロールH、1−(5,6,7,8,8a,10a−ヘキサハイドロ−1,7−ジハイドロキシ−8,8,10a−トリメチル−9H−キサンテン−4−イル)−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−(3,4−ジハイドロ−3,5−ジハイドロキシ−2−(3−イソヘキセニル)−2−メチル−2H−ベンゾピラン−8−イル)−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[2,3−ジハイドロ−4−ハイドロキシ−2−(1−ハイドロキシ−1,5−ジメチル−4−ヘキセニル)−ベンゾフラン−5−イル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[2,3−ジハイドロ−2−(1−ハイドロキシ−1−メチルエチル)−4−メトキシ−ベンゾフラン−7−イル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[2,4−ジハイドロキシ−3−(6,7−ジハイドロキシ−3,7−ジメチル−2−オクテニル)フェニル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[3−(7−エトキシ−6−ハイドロキシ−3,7−ジメチル−2−オクテニル)−2,4−ジハイドロキシフェニル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[3−(2,5−エポキシ−2,6,6−トリメチル−シクロヘキシルメチル)−2−ハイドロキシ−4−メトキシフェニル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[2−ハイドロキシ−3−(7−ハイドロペルオキシ−3,7−ジメチル−2,5−オクタジエニル)−4−メトキシフェニル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[2−ハイドロキシ−3−(6−ハイドロペルオキシ−3,7−ジメチル−2,7−オクタジエニル)−4−メトキシフェニル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[2−ハイドロキシ−3−(7−ハイドロキシ−3,7−ジメチル−2,5−オクタジエニル)−4−メトキシフェニル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、キサントアンゲロールG、キサントアンゲロールF、レスペオール、イソババカルコン、キサントフモール、4,2’−ジハイドロキシ−4’−メトキシカルコン、4,2’−ジハイドロキシ−3’−メチル−4’−メトキシカルコン、ババカルコン、4−テトラハイドロピラニルオキシ−2’−ハイドロキシ−3’−プレニル−4’−メトキシカルコン、3,4,2’−トリハイドロキシ−3’−プレニル−4’−メトキシカルコン、4,2’−ジアセトキシ−3’−プレニル−4’−メトキシカルコン、4,4’−ジメトキシ−2’−ハイドロキシ−3’−プレニルカルコン、3,4−ジハイドロキシ−2’,4’−ジクロロカルコン、4,2’−ジハイドロキシ−3’−(3−メチルブチル)−4’−メトキシカルコン、4,4’,6’−トリメトキシ−2’−ハイドロキシ−3’−プレニルカルコン、4,2’−ジハイドロキシ−3’−プレニル−4’−エトキシカルコン、4,2’−ジハイドロキシ−3’−ゲラニル−4’−エトキシカルコン、4,2’−ジハイドロキシ−3’−ファルネシル−4’−メトキシカルコン、4,2’−ジハイドロキシ−3’−ベンジル−4’−メトキシカルコン、4,2’,4’−トリハイドロキシ−3’−ベンジルカルコン、4,2’,4’−トリハイドロキシ−3’−ファルネシルカルコン、4,2’,4’−トリアセトキシ−3’−ゲラニルカルコン、4,2’−ジアセトキシ−3’−ゲラニル−4’−メトキシカルコン、2’−アセトキシ−3’−ゲラニル−4−ハイドロキシ−4’−メトキシカルコン、2,2’−ジハイドロキシ−3,3’−ジプレニル−4,4’−ジメトキシカルコン、4,2’−ジハイドロキシ−3’−ゲラニル−4’−ベンジルオキシカルコン、4−クロロ−2’,4’−ジハイドロキシ−3’−ゲラニルカルコン、4−クロロ−2’,4’−ジハイドロキシ−3’−プレニルカルコン、3−ニトロ−2’−ハイドロキシ−3’−プレニル−4’−メトキシカルコン、4−ハイドロキシ−2’−ベンジルオキシ−3’−プレニル−4’−メトキシカルコン、4−アセトキシ−2’−ハイドロキシ−3’−プレニル−4’−メトキシカルコン、4−クロロ−2’−アセトキシ−3’−プレニル−4’−メトキシカルコン、4−クロロ−2’−アセトキシ−3’−ゲラニル−4’−メトキシカルコン、3,4,2’−トリハイドロキシカルコン、3,4,2’,5’−テトラハイドロキシカルコン、カルコン、4−クロロ−2’−ベンジルオキシカルコン、キサントアンゲロールB、キサントアンゲロールC、キサントアンゲロールD、キサントアンゲロールEおよびババクロマノールからなる群より選択される少なくとも1つの化合物である請求項1記載の治療剤又は予防剤。
【請求項5】
上記一般式(化1)で表される化合物の誘導体が、4’−O−ゲラニルナリンゲニン、イソババチン、プロストラトールF、8−ゲラニル−4’−ハイドロキシ−7−メトキシフラバノン、1−(2−ハイドロキシ−3−(3−メチルブチル)−4−メトキシフェニル)−3−(4−ハイドロキシフェニル)−プロパン−1−オン、7−メトキシ−8−プレニル−4’−ハイドロキシフラバノン、1−アダマンチル−3−(3,4−ジハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−アダマンチル−3−ハイドロキシ−4−(3,4−ジハイドロキシフェニル)−ブタン−1−オン、および1−アダマンチル−4−(3,4−ジハイドロキシフェニル)−3−ブテン−1−オンからなる群より選択される少なくとも1つの化合物である請求項1記載の治療剤又は予防剤。
【請求項6】
上記一般式(化5)で表される化合物が下記一般式(化8)で表される化合物である請求項2記載の治療剤又は予防剤。

(式中、R’’’’’は水酸基、メチル基またはベンジルオキシ基を示し、R’’’’’およびR’’’’’は同じであっても異なっていても良く、水素原子、水酸基、メチル基、メトキシ基、エトキシ基、プレニル基、メチルブチル基、プレニルオキシ基、ゲラニル基、ファルネシル基、ベンジル基、ベンジルオキシ基またはテトラハイドロピラニルオキシ基を示す。R’’’’’は水素原子、水酸基、メトキシ基、エトキシ基、アセトキシ基、テトラハイドロピラニルオキシ基、ベンジルオキシ基またはプレニルオキシ基を示す。)
【請求項7】
上記一般式(化1)で表される化合物が、2’,4’−ジハイドロキシ−5’−プレニルアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−4’−メトキシ−5’−プレニルアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−プレニル−4’−メトキシアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−メチル−4’−メトキシアセトフェノン、2’,4’−ジハイドロキシ−3’−ゲラニルアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−ゲラニル−4’−メトキシアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−(3−メチルブチル)−4’−メトキシアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−プレニル−4’−テトラハイドロピラニルオキシアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−ゲラニル−4’−テトラハイドロピラニルオキシアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−プレニル−4’−エトキシアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−ゲラニル−4’−エトキシアセトフェノン、2’,4’−ジハイドロキシ−3’−ファルネシルアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−ファルネシル−4’−メトキシアセトフェノン、2’,4’−ジハイドロキシ−3’−ベンジルアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−ベンジル−4’−メトキシアセトフェノン、2’−メチル−4’−プレニルオキシアセトフェノン、2’−ベンジルオキシアセトフェノン及び2’−ハイドロキシ−3’−ゲラニル−4’−ベンジルオキシアセトフェノンからなる群より選択される少なくとも1つの化合物である請求項1記載の治療剤又は予防剤。
【請求項8】
上記一般式(化1)で表される化合物が、Xが水素原子、2−(2−フリル)ビニル基、2−(2−チエニル)ビニル基、4−フェニル−1,3−ブタジエニル基、または4−メチル−1,3−ペンタジエニル基であって、Rが水酸基、Rが水素原子またはプレニル基、Rがメトキシ基、RおよびRが水素原子である化合物である請求項1記載の治療剤又は予防剤。
【請求項9】
上記一般式(化1)で表される化合物が、1−(2−ハイドロキシ−4−メトキシ−3−プレニルフェニル)−3−(2−チエニル)−2−プロペン−1−オン、1−(2−ハイドロキシ−4−メトキシ−3−プレニルフェニル)−5−フェニル−2,4−ペンタジエン−1−オン、3−(2−フリル)−1−(2−ハイドロキシ−3−プレニル−4−メトキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、2−ハイドロキシ−3−プレニル−4−メトキシベンズアルデヒド、1−(2−ハイドロキシ−3−プレニル−4−メトキシフェニル)−5−メチル−2,4−ヘキサジエン−1−オンおよび2−ハイドロキシ−4−メトキシベンズアルデヒドからなる群より選択される少なくとも1つの化合物である請求項1記載の治療剤又は予防剤。
【請求項10】
上記一般式(化1)で表される化合物の誘導体が、2−(2−フリル)−3−(2−フリルメチレン)−2,3−ジハイドロ−7−メトキシ−8−プレニル−4H−1−ベンゾピラン−4−オンである請求項1記載の治療剤又は予防剤。
【請求項11】
上記一般式(化2)で表される化合物が下記一般式(化9)で表される化合物である請求項1記載の治療剤又は予防剤。

(式中、R’’’’’’およびR’’’’’’は同じであっても異なっていても良く、水素原子、水酸基、アセトキシ基、またはアンゲロイルオキシ基を示す。)
【請求項12】
上記一般式(化2)で表される化合物が、3’−アセトキシ−4’−アンゲロイルオキシ−3’,4’−ジハイドロセセリン、3’−アンゲロイルオキシ−3’,4’−ジハイドロセセリン、3’−アンゲロイルオキシ−4’−ハイドロキシ−3’,4’−ジハイドロセセリンおよびキサントトキシンからなる群より選択される少なくとも1つの化合物である請求項1記載の治療剤又は予防剤。
【請求項13】
上記一般式(化3)で表される化合物が、セダノライドおよび/またはn−ブチリデンフタリドである請求項1記載の治療剤又は予防剤。
【請求項14】
請求項1に記載の、一般式(化1)で表される化合物、一般式(化2)で表される化合物、一般式(化3)で表される化合物、それらの誘導体、および薬理学的に許容されるそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1つの化合物を有効成分として含有することを特徴とするインスリン様作用剤。
【請求項15】
請求項1に記載の一般式(化1)で表される化合物が、請求項2に記載の、一般式(化4)で表される化合物および/または一般式(化5)で表される化合物である請求項14記載のインスリン様作用剤。
【請求項16】
請求項2に記載の一般式(化4)で表される化合物が、請求項3に記載の一般式(化6)で表される化合物である請求項15記載のインスリン様作用剤。
【請求項17】
請求項1に記載の一般式(化1)で表される化合物が、キサントアンゲロール、4−ハイドロキシデリシン、キサントアンゲロールH、1−(5,6,7,8,8a,10a−ヘキサハイドロ−1,7−ジハイドロキシ−8,8,10a−トリメチル−9H−キサンテン−4−イル)−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−(3,4−ジハイドロ−3,5−ジハイドロキシ−2−(3−イソヘキセニル)−2−メチル−2H−ベンゾピラン−8−イル)−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[2,3−ジハイドロ−4−ハイドロキシ−2−(1−ハイドロキシ−1,5−ジメチル−4−ヘキセニル)−ベンゾフラン−5−イル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[2,3−ジハイドロ−2−(1−ハイドロキシ−1−メチルエチル)−4−メトキシ−ベンゾフラン−7−イル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[2,4−ジハイドロキシ−3−(6,7−ジハイドロキシ−3,7−ジメチル−2−オクテニル)フェニル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[3−(7−エトキシ−6−ハイドロキシ−3,7−ジメチル−2−オクテニル)−2,4−ジハイドロキシフェニル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[3−(2,5−エポキシ−2,6,6−トリメチル−シクロヘキシルメチル)−2−ハイドロキシ−4−メトキシフェニル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[2−ハイドロキシ−3−(7−ハイドロペルオキシ−3,7−ジメチル−2,5−オクタジエニル)−4−メトキシフェニル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[2−ハイドロキシ−3−(6−ハイドロペルオキシ−3,7−ジメチル−2,7−オクタジエニル)−4−メトキシフェニル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[2−ハイドロキシ−3−(7−ハイドロキシ−3,7−ジメチル−2,5−オクタジエニル)−4−メトキシフェニル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、キサントアンゲロールG、キサントアンゲロールF、レスペオール、イソババカルコン、キサントフモール、4,2’−ジハイドロキシ−4’−メトキシカルコン、4,2’−ジハイドロキシ−3’−メチル−4’−メトキシカルコン、ババカルコン、4−テトラハイドロピラニルオキシ−2’−ハイドロキシ−3’−プレニル−4’−メトキシカルコン、3,4,2’−トリハイドロキシ−3’−プレニル−4’−メトキシカルコン、4,2’−ジアセトキシ−3’−プレニル−4’−メトキシカルコン、4,4’−ジメトキシ−2’−ハイドロキシ−3’−プレニルカルコン、3,4−ジハイドロキシ−2’,4’−ジクロロカルコン、4,2’−ジハイドロキシ−3’−(3−メチルブチル)−4’−メトキシカルコン、4,4’,6’−トリメトキシ−2’−ハイドロキシ−3’−プレニルカルコン、4,2’−ジハイドロキシ−3’−プレニル−4’−エトキシカルコン、4,2’−ジハイドロキシ−3’−ゲラニル−4’−エトキシカルコン、4,2’−ジハイドロキシ−3’−ファルネシル−4’−メトキシカルコン、4,2’−ジハイドロキシ−3’−ベンジル−4’−メトキシカルコン、4,2’,4’−トリハイドロキシ−3’−ベンジルカルコン、4,2’,4’−トリハイドロキシ−3’−ファルネシルカルコン、4,2’,4’−トリアセトキシ−3’−ゲラニルカルコン、4,2’−ジアセトキシ−3’−ゲラニル−4’−メトキシカルコン、2’−アセトキシ−3’−ゲラニル−4−ハイドロキシ−4’−メトキシカルコン、2,2’−ジハイドロキシ−3,3’−ジプレニル−4,4’−ジメトキシカルコン、4,2’−ジハイドロキシ−3’−ゲラニル−4’−ベンジルオキシカルコン、4−クロロ−2’,4’−ジハイドロキシ−3’−ゲラニルカルコン、4−クロロ−2’,4’−ジハイドロキシ−3’−プレニルカルコン、3−ニトロ−2’−ハイドロキシ−3’−プレニル−4’−メトキシカルコン、4−ハイドロキシ−2’−ベンジルオキシ−3’−プレニル−4’−メトキシカルコン、4−アセトキシ−2’−ハイドロキシ−3’−プレニル−4’−メトキシカルコン、4−クロロ−2’−アセトキシ−3’−プレニル−4’−メトキシカルコン、4−クロロ−2’−アセトキシ−3’−ゲラニル−4’−メトキシカルコン、3,4,2’−トリハイドロキシカルコン、3,4,2’,5’−テトラハイドロキシカルコン、カルコン、4−クロロ−2’−ベンジルオキシカルコン、キサントアンゲロールB、キサントアンゲロールC、キサントアンゲロールD、キサントアンゲロールEおよびババクロマノールからなる群より選択される少なくとも1つの化合物である請求項14記載のインスリン様作用剤。
【請求項18】
請求項1に記載の一般式(化1)で表される化合物の誘導体が、4’−O−ゲラニルナリンゲニン、イソババチン、プロストラトールF、8−ゲラニル−4’−ハイドロキシ−7−メトキシフラバノン、1−(2−ハイドロキシ−3−(3−メチルブチル)−4−メトキシフェニル)−3−(4−ハイドロキシフェニル)−プロパン−1−オン、7−メトキシ−8−プレニル−4’−ハイドロキシフラバノン、1−アダマンチル−3−(3,4−ジハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−アダマンチル−3−ハイドロキシ−4−(3,4−ジハイドロキシフェニル)−ブタン−1−オン、および1−アダマンチル−4−(3,4−ジハイドロキシフェニル)−3−ブテン−1−オンからなる群より選択される少なくとも1つの化合物である請求項14記載のインスリン様作用剤。
【請求項19】
請求項2に記載の一般式(化5)で表される化合物が、請求項6に記載の一般式(化8)で表される化合物である請求項15記載のインスリン様作用剤。
【請求項20】
請求項1に記載の一般式(化1)で表される化合物が、2’,4’−ジハイドロキシ−5’−プレニルアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−4’−メトキシ−5’−プレニルアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−プレニル−4’−メトキシアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−メチル−4’−メトキシアセトフェノン、2’,4’−ジハイドロキシ−3’−ゲラニルアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−ゲラニル−4’−メトキシアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−(3−メチルブチル)−4’−メトキシアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−プレニル−4’−テトラハイドロピラニルオキシアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−ゲラニル−4’−テトラハイドロピラニルオキシアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−プレニル−4’−エトキシアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−ゲラニル−4’−エトキシアセトフェノン、2’,4’−ジハイドロキシ−3’−ファルネシルアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−ファルネシル−4’−メトキシアセトフェノン、2’,4’−ジハイドロキシ−3’−ベンジルアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−ベンジル−4’−メトキシアセトフェノン、2’−メチル−4’−プレニルオキシアセトフェノン、2’−ベンジルオキシアセトフェノンおよび2’−ハイドロキシ−3’−ゲラニル−4’−ベンジルオキシアセトフェノンからなる群より選択される少なくとも1つの化合物である請求項14記載のインスリン様作用剤。
【請求項21】
請求項1に記載の一般式(化1)で表される化合物が、Xが水素原子、2−(2−フリル)ビニル基、2−(2−チエニル)ビニル基、4−フェニル−1,3−ブタジエニル基、または4−メチル−1,3−ペンタジエニル基であって、Rが水酸基、Rが水素原子またはプレニル基、Rがメトキシ基、RおよびRが水素原子である化合物である請求項14記載のインスリン様作用剤。
【請求項22】
請求項1に記載の一般式(化1)で表される化合物が、1−(2−ハイドロキシ−4−メトキシ−3−プレニルフェニル)−3−(2−チエニル)−2−プロペン−1−オン、1−(2−ハイドロキシ−4−メトキシ−3−プレニルフェニル)−5−フェニル−2,4−ペンタジエン−1−オン、3−(2−フリル)−1−(2−ハイドロキシ−3−プレニル−4−メトキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、2−ハイドロキシ−3−プレニル−4−メトキシベンズアルデヒド、1−(2−ハイドロキシ−3−プレニル−4−メトキシフェニル)−5−メチル−2,4−ヘキサジエン−1−オンおよび2−ハイドロキシ−4−メトキシベンズアルデヒドからなる群より選択される少なくとも1つの化合物である請求項14記載のインスリン様作用剤。
【請求項23】
請求項1に記載の一般式(化1)で表される化合物の誘導体が、2−(2−フリル)−3−(2−フリルメチレン)−2,3−ジハイドロ−7−メトキシ−8−プレニル−4H−1−ベンゾピラン−4−オンである請求項14記載のインスリン様作用剤。
【請求項24】
請求項1に記載の一般式(化2)で表される化合物が、請求項11に記載の一般式(化9)で表される化合物である請求項14記載のインスリン様作用剤。
【請求項25】
請求項1に記載の一般式(化2)で表される化合物が、3’−アセトキシ−4’−アンゲロイルオキシ−3’,4’−ジハイドロセセリン、3’−アンゲロイルオキシ−3’,4’−ジハイドロセセリン、3’−アンゲロイルオキシ−4’−ハイドロキシ−3’,4’−ジハイドロセセリンおよびキサントトキシンからなる群より選択される少なくとも1つの化合物である請求項14記載のインスリン様作用剤。
【請求項26】
請求項1に記載の一般式(化3)で表される化合物が、セダノライドおよび/またはn−ブチリデンフタリドである請求項14記載のインスリン様作用剤。
【請求項27】
請求項1に記載の、一般式(化1)で表される化合物、一般式(化2)で表される化合物、一般式(化3)で表される化合物、それらの誘導体、および薬理学的に許容されるそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1つの化合物を有効成分として含有することを特徴とするインスリン量またはインスリン応答の変調を伴う疾患の治療用または予防用の食品、飲料又は飼料。
【請求項28】
請求項1に記載の一般式(化1)で表される化合物が、請求項2に記載の、一般式(化4)で表される化合物および/または一般式(化5)で表される化合物である請求項27記載の食品、飲料又は飼料。
【請求項29】
請求項2に記載の一般式(化4)で表される化合物が、請求項3に記載の一般式(化6)で表される化合物である請求項28記載の食品、飲料又は飼料。
【請求項30】
請求項1に記載の一般式(化1)で表される化合物が、キサントアンゲロール、4−ハイドロキシデリシン、キサントアンゲロールH、1−(5,6,7,8,8a,10a−ヘキサハイドロ−1,7−ジハイドロキシ−8,8,10a−トリメチル−9H−キサンテン−4−イル)−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−(3,4−ジハイドロ−3,5−ジハイドロキシ−2−(3−イソヘキセニル)−2−メチル−2H−ベンゾピラン−8−イル)−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[2,3−ジハイドロ−4−ハイドロキシ−2−(1−ハイドロキシ−1,5−ジメチル−4−ヘキセニル)−ベンゾフラン−5−イル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[2,3−ジハイドロ−2−(1−ハイドロキシ−1−メチルエチル)−4−メトキシ−ベンゾフラン−7−イル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[2,4−ジハイドロキシ−3−(6,7−ジハイドロキシ−3,7−ジメチル−2−オクテニル)フェニル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[3−(7−エトキシ−6−ハイドロキシ−3,7−ジメチル−2−オクテニル)−2,4−ジハイドロキシフェニル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[3−(2,5−エポキシ−2,6,6−トリメチル−シクロヘキシルメチル)−2−ハイドロキシ−4−メトキシフェニル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[2−ハイドロキシ−3−(7−ハイドロペルオキシ−3,7−ジメチル−2,5−オクタジエニル)−4−メトキシフェニル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[2−ハイドロキシ−3−(6−ハイドロペルオキシ−3,7−ジメチル−2,7−オクタジエニル)−4−メトキシフェニル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[2−ハイドロキシ−3−(7−ハイドロキシ−3,7−ジメチル−2,5−オクタジエニル)−4−メトキシフェニル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、キサントアンゲロールG、キサントアンゲロールF、レスペオール、イソババカルコン、キサントフモール、4,2’−ジハイドロキシ−4’−メトキシカルコン、4,2’−ジハイドロキシ−3’−メチル−4’−メトキシカルコン、ババカルコン、4−テトラハイドロピラニルオキシ−2’−ハイドロキシ−3’−プレニル−4’−メトキシカルコン、3,4,2’−トリハイドロキシ−3’−プレニル−4’−メトキシカルコン、4,2’−ジアセトキシ−3’−プレニル−4’−メトキシカルコン、4,4’−ジメトキシ−2’−ハイドロキシ−3’−プレニルカルコン、3,4−ジハイドロキシ−2’,4’−ジクロロカルコン、4,2’−ジハイドロキシ−3’−(3−メチルブチル)−4’−メトキシカルコン、4,4’,6’−トリメトキシ−2’−ハイドロキシ−3’−プレニルカルコン、4,2’−ジハイドロキシ−3’−プレニル−4’−エトキシカルコン、4,2’−ジハイドロキシ−3’−ゲラニル−4’−エトキシカルコン、4,2’−ジハイドロキシ−3’−ファルネシル−4’−メトキシカルコン、4,2’−ジハイドロキシ−3’−ベンジル−4’−メトキシカルコン、4,2’,4’−トリハイドロキシ−3’−ベンジルカルコン、4,2’,4’−トリハイドロキシ−3’−ファルネシルカルコン、4,2’,4’−トリアセトキシ−3’−ゲラニルカルコン、4,2’−ジアセトキシ−3’−ゲラニル−4’−メトキシカルコン、2’−アセトキシ−3’−ゲラニル−4−ハイドロキシ−4’−メトキシカルコン、2,2’−ジハイドロキシ−3,3’−ジプレニル−4,4’−ジメトキシカルコン、4,2’−ジハイドロキシ−3’−ゲラニル−4’−ベンジルオキシカルコン、4−クロロ−2’,4’−ジハイドロキシ−3’−ゲラニルカルコン、4−クロロ−2’,4’−ジハイドロキシ−3’−プレニルカルコン、3−ニトロ−2’−ハイドロキシ−3’−プレニル−4’−メトキシカルコン、4−ハイドロキシ−2’−ベンジルオキシ−3’−プレニル−4’−メトキシカルコン、4−アセトキシ−2’−ハイドロキシ−3’−プレニル−4’−メトキシカルコン、4−クロロ−2’−アセトキシ−3’−プレニル−4’−メトキシカルコン、4−クロロ−2’−アセトキシ−3’−ゲラニル−4’−メトキシカルコン、3,4,2’−トリハイドロキシカルコン、3,4,2’,5’−テトラハイドロキシカルコン、カルコン、4−クロロ−2’−ベンジルオキシカルコン、キサントアンゲロールB、キサントアンゲロールC、キサントアンゲロールD、キサントアンゲロールEおよびババクロマノールからなる群より選択される少なくとも1つの化合物である請求項27記載の食品、飲料又は飼料。
【請求項31】
請求項1に記載の一般式(化1)で表される化合物の誘導体が、4’−O−ゲラニルナリンゲニン、イソババチン、プロストラトールF、8−ゲラニル−4’−ハイドロキシ−7−メトキシフラバノン、1−(2−ハイドロキシ−3−(3−メチルブチル)−4−メトキシフェニル)−3−(4−ハイドロキシフェニル)−プロパン−1−オン、7−メトキシ−8−プレニル−4’−ハイドロキシフラバノン、1−アダマンチル−3−(3,4−ジハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−アダマンチル−3−ハイドロキシ−4−(3,4−ジハイドロキシフェニル)−ブタン−1−オン、および1−アダマンチル−4−(3,4−ジハイドロキシフェニル)−3−ブテン−1−オンからなる群より選択される少なくとも1つの化合物である請求項27記載の食品、飲料又は飼料。
【請求項32】
請求項2に記載の一般式(化5)で表される化合物が、請求項6に記載の一般式(化8)で表される化合物である請求項28記載の食品、飲料又は飼料。
【請求項33】
請求項1に記載の一般式(化1)で表される化合物が、2’,4’−ジハイドロキシ−5’−プレニルアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−4’−メトキシ−5’−プレニルアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−プレニル−4’−メトキシアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−メチル−4’−メトキシアセトフェノン、2’,4’−ジハイドロキシ−3’−ゲラニルアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−ゲラニル−4’−メトキシアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−(3−メチルブチル)−4’−メトキシアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−プレニル−4’−テトラハイドロピラニルオキシアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−ゲラニル−4’−テトラハイドロピラニルオキシアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−プレニル−4’−エトキシアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−ゲラニル−4’−エトキシアセトフェノン、2’,4’−ジハイドロキシ−3’−ファルネシルアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−ファルネシル−4’−メトキシアセトフェノン、2’,4’−ジハイドロキシ−3’−ベンジルアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−ベンジル−4’−メトキシアセトフェノン、2’−メチル−4’−プレニルオキシアセトフェノン、2’−ベンジルオキシアセトフェノンおよび2’−ハイドロキシ−3’−ゲラニル−4’−ベンジルオキシアセトフェノンからなる群より選択される少なくとも1つの化合物である請求項27記載の食品、飲料又は飼料。
【請求項34】
請求項1に記載の一般式(化1)で表される化合物が、Xが水素原子、2−(2−フリル)ビニル基、2−(2−チエニル)ビニル基、4−フェニル−1,3−ブタジエニル基、または4−メチル−1,3−ペンタジエニル基であって、Rが水酸基、Rが水素原子またはプレニル基、Rがメトキシ基、RおよびRが水素原子である化合物である請求項27記載の食品、飲料又は飼料。
【請求項35】
請求項1に記載の一般式(化1)で表される化合物が、1−(2−ハイドロキシ−4−メトキシ−3−プレニルフェニル)−3−(2−チエニル)−2−プロペン−1−オン、1−(2−ハイドロキシ−4−メトキシ−3−プレニルフェニル)−5−フェニル−2,4−ペンタジエン−1−オン、3−(2−フリル)−1−(2−ハイドロキシ−3−プレニル−4−メトキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、2−ハイドロキシ−3−プレニル−4−メトキシベンズアルデヒド、1−(2−ハイドロキシ−3−プレニル−4−メトキシフェニル)−5−メチル−2,4−ヘキサジエン−1−オンおよび2−ハイドロキシ−4−メトキシベンズアルデヒドからなる群より選択される少なくとも1つの化合物である請求項27記載の食品、飲料又は飼料。
【請求項36】
請求項1に記載の一般式(化1)で表される化合物の誘導体が、2−(2−フリル)−3−(2−フリルメチレン)−2,3−ジハイドロ−7−メトキシ−8−プレニル−4H−1−ベンゾピラン−4−オンである請求項27記載の食品、飲料又は飼料。
【請求項37】
請求項1に記載の一般式(化2)で表される化合物が、請求項11に記載の一般式(化9)で表される化合物である請求項27記載の食品、飲料又は飼料。
【請求項38】
請求項1に記載の一般式(化2)で表される化合物が、3’−アセトキシ−4’−アンゲロイルオキシ−3’,4’−ジハイドロセセリン、3’−アンゲロイルオキシ−3’,4’−ジハイドロセセリン、3’−アンゲロイルオキシ−4’−ハイドロキシ−3’,4’−ジハイドロセセリンおよびキサントトキシンからなる群より選択される少なくとも1つの化合物である請求項27記載の食品、飲料又は飼料。
【請求項39】
請求項1に記載の一般式(化3)で表される化合物が、セダノライドおよび/またはn−ブチリデンフタリドである請求項27記載の食品、飲料又は飼料。
【請求項40】
請求項1に記載の、一般式(化1)で表される化合物、一般式(化2)で表される化合物、一般式(化3)で表される化合物、それらの誘導体、および薬理学的に許容されるそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1つの化合物を有効成分として含有することを特徴とする細胞へのグルコース取り込み促進剤。
【請求項41】
請求項1に記載の一般式(化1)で表される化合物が、請求項2に記載の、一般式(化4)で表される化合物および/または一般式(化5)で表される化合物である請求項40記載の細胞へのグルコース取り込み促進剤。
【請求項42】
請求項2に記載の一般式(化4)で表される化合物が、請求項3に記載の一般式(化6)で表される化合物である請求項41記載の細胞へのグルコース取り込み促進剤。
【請求項43】
請求項1に記載の一般式(化1)で表される化合物が、キサントアンゲロール、4−ハイドロキシデリシン、キサントアンゲロールH、1−(5,6,7,8,8a,10a−ヘキサハイドロ−1,7−ジハイドロキシ−8,8,10a−トリメチル−9H−キサンテン−4−イル)−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−(3,4−ジハイドロ−3,5−ジハイドロキシ−2−(3−イソヘキセニル)−2−メチル−2H−ベンゾピラン−8−イル)−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[2,3−ジハイドロ−4−ハイドロキシ−2−(1−ハイドロキシ−1,5−ジメチル−4−ヘキセニル)−ベンゾフラン−5−イル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[2,3−ジハイドロ−2−(1−ハイドロキシ−1−メチルエチル)−4−メトキシ−ベンゾフラン−7−イル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[2,4−ジハイドロキシ−3−(6,7−ジハイドロキシ−3,7−ジメチル−2−オクテニル)フェニル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[3−(7−エトキシ−6−ハイドロキシ−3,7−ジメチル−2−オクテニル)−2,4−ジハイドロキシフェニル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[3−(2,5−エポキシ−2,6,6−トリメチル−シクロヘキシルメチル)−2−ハイドロキシ−4−メトキシフェニル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[2−ハイドロキシ−3−(7−ハイドロペルオキシ−3,7−ジメチル−2,5−オクタジエニル)−4−メトキシフェニル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[2−ハイドロキシ−3−(6−ハイドロペルオキシ−3,7−ジメチル−2,7−オクタジエニル)−4−メトキシフェニル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[2−ハイドロキシ−3−(7−ハイドロキシ−3,7−ジメチル−2,5−オクタジエニル)−4−メトキシフェニル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、キサントアンゲロールG、キサントアンゲロールF、レスペオール、イソババカルコン、キサントフモール、4,2’−ジハイドロキシ−4’−メトキシカルコン、4,2’−ジハイドロキシ−3’−メチル−4’−メトキシカルコン、ババカルコン、4−テトラハイドロピラニルオキシ−2’−ハイドロキシ−3’−プレニル−4’−メトキシカルコン、3,4,2’−トリハイドロキシ−3’−プレニル−4’−メトキシカルコン、4,2’−ジアセトキシ−3’−プレニル−4’−メトキシカルコン、4,4’−ジメトキシ−2’−ハイドロキシ−3’−プレニルカルコン、3,4−ジハイドロキシ−2’,4’−ジクロロカルコン、4,2’−ジハイドロキシ−3’−(3−メチルブチル)−4’−メトキシカルコン、4,4’,6’−トリメトキシ−2’−ハイドロキシ−3’−プレニルカルコン、4,2’−ジハイドロキシ−3’−プレニル−4’−エトキシカルコン、4,2’−ジハイドロキシ−3’−ゲラニル−4’−エトキシカルコン、4,2’−ジハイドロキシ−3’−ファルネシル−4’−メトキシカルコン、4,2’−ジハイドロキシ−3’−ベンジル−4’−メトキシカルコン、4,2’,4’−トリハイドロキシ−3’−ベンジルカルコン、4,2’,4’−トリハイドロキシ−3’−ファルネシルカルコン、4,2’,4’−トリアセトキシ−3’−ゲラニルカルコン、4,2’−ジアセトキシ−3’−ゲラニル−4’−メトキシカルコン、2’−アセトキシ−3’−ゲラニル−4−ハイドロキシ−4’−メトキシカルコン、2,2’−ジハイドロキシ−3,3’−ジプレニル−4,4’−ジメトキシカルコン、4,2’−ジハイドロキシ−3’−ゲラニル−4’−ベンジルオキシカルコン、4−クロロ−2’,4’−ジハイドロキシ−3’−ゲラニルカルコン、4−クロロ−2’,4’−ジハイドロキシ−3’−プレニルカルコン、3−ニトロ−2’−ハイドロキシ−3’−プレニル−4’−メトキシカルコン、4−ハイドロキシ−2’−ベンジルオキシ−3’−プレニル−4’−メトキシカルコン、4−アセトキシ−2’−ハイドロキシ−3’−プレニル−4’−メトキシカルコン、4−クロロ−2’−アセトキシ−3’−プレニル−4’−メトキシカルコン、4−クロロ−2’−アセトキシ−3’−ゲラニル−4’−メトキシカルコン、3,4,2’−トリハイドロキシカルコン、3,4,2’,5’−テトラハイドロキシカルコン、カルコン、4−クロロ−2’−ベンジルオキシカルコン、キサントアンゲロールB、キサントアンゲロールC、キサントアンゲロールD、キサントアンゲロールEおよびババクロマノールからなる群より選択される少なくとも1つの化合物である請求項40記載の細胞へのグルコース取り込み促進剤。
【請求項44】
請求項1に記載の一般式(化1)で表される化合物の誘導体が、4’−O−ゲラニルナリンゲニン、イソババチン、プロストラトールF、8−ゲラニル−4’−ハイドロキシ−7−メトキシフラバノン、1−(2−ハイドロキシ−3−(3−メチルブチル)−4−メトキシフェニル)−3−(4−ハイドロキシフェニル)−プロパン−1−オン、7−メトキシ−8−プレニル−4’−ハイドロキシフラバノン、1−アダマンチル−3−(3,4−ジハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−アダマンチル−3−ハイドロキシ−4−(3,4−ジハイドロキシフェニル)−ブタン−1−オン、および1−アダマンチル−4−(3,4−ジハイドロキシフェニル)−3−ブテン−1−オンからなる群より選択される少なくとも1つの化合物である請求項40記載の細胞へのグルコース取り込み促進剤。
【請求項45】
請求項2に記載の一般式(化5)で表される化合物が、請求項6に記載の一般式(化8)で表される化合物である請求項41記載の細胞へのグルコース取り込み促進剤。
【請求項46】
請求項1に記載の一般式(化1)で表される化合物が、2’,4’−ジハイドロキシ−5’−プレニルアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−4’−メトキシ−5’−プレニルアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−プレニル−4’−メトキシアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−メチル−4’−メトキシアセトフェノン、2’,4’−ジハイドロキシ−3’−ゲラニルアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−ゲラニル−4’−メトキシアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−(3−メチルブチル)−4’−メトキシアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−プレニル−4’−テトラハイドロピラニルオキシアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−ゲラニル−4’−テトラハイドロピラニルオキシアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−プレニル−4’−エトキシアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−ゲラニル−4’−エトキシアセトフェノン、2’,4’−ジハイドロキシ−3’−ファルネシルアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−ファルネシル−4’−メトキシアセトフェノン、2’,4’−ジハイドロキシ−3’−ベンジルアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−ベンジル−4’−メトキシアセトフェノン、2’−メチル−4’−プレニルオキシアセトフェノン、2’−ベンジルオキシアセトフェノンおよび2’−ハイドロキシ−3’−ゲラニル−4’−ベンジルオキシアセトフェノンからなる群より選択される少なくとも1つの化合物である請求項40記載の細胞へのグルコース取り込み促進剤。
【請求項47】
請求項1に記載の一般式(化1)で表される化合物が、Xが水素原子、2−(2−フリル)ビニル基、2−(2−チエニル)ビニル基、4−フェニル−1,3−ブタジエニル基、または4−メチル−1,3−ペンタジエニル基であって、Rが水酸基、Rが水素原子またはプレニル基、Rがメトキシ基、RおよびRが水素原子である化合物である請求項40記載の細胞へのグルコース取り込み促進剤。
【請求項48】
請求項1に記載の一般式(化1)で表される化合物が、1−(2−ハイドロキシ−4−メトキシ−3−プレニルフェニル)−3−(2−チエニル)−2−プロペン−1−オン、1−(2−ハイドロキシ−4−メトキシ−3−プレニルフェニル)−5−フェニル−2,4−ペンタジエン−1−オン、3−(2−フリル)−1−(2−ハイドロキシ−3−プレニル−4−メトキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、2−ハイドロキシ−3−プレニル−4−メトキシベンズアルデヒド、1−(2−ハイドロキシ−3−プレニル−4−メトキシフェニル)−5−メチル−2,4−ヘキサジエン−1−オンおよび2−ハイドロキシ−4−メトキシベンズアルデヒドからなる群より選択される少なくとも1つの化合物である請求項40記載の細胞へのグルコース取り込み促進剤。
【請求項49】
請求項1に記載の一般式(化1)で表される化合物の誘導体が、2−(2−フリル)−3−(2−フリルメチレン)−2,3−ジハイドロ−7−メトキシ−8−プレニル−4H−1−ベンゾピラン−4−オンである請求項40記載の細胞へのグルコース取り込み促進剤。
【請求項50】
請求項1に記載の一般式(化2)で表される化合物が、請求項11に記載の一般式(化9)で表される化合物である請求項40記載の細胞へのグルコース取り込み促進剤。
【請求項51】
請求項1に記載の一般式(化2)で表される化合物が、3’−アセトキシ−4’−アンゲロイルオキシ−3’,4’−ジハイドロセセリン、3’−アンゲロイルオキシ−3’,4’−ジハイドロセセリン、3’−アンゲロイルオキシ−4’−ハイドロキシ−3’,4’−ジハイドロセセリンおよびキサントトキシンからなる群より選択される少なくとも1つの化合物である請求項40記載の細胞へのグルコース取り込み促進剤。
【請求項52】
請求項1に記載の一般式(化3)で表される化合物が、セダノライドおよび/またはn−ブチリデンフタリドである請求項40記載の細胞へのグルコース取り込み促進剤。
【請求項53】
請求項1に記載の、一般式(化1)で表される化合物、一般式(化2)で表される化合物、一般式(化3)で表される化合物、それらの誘導体、および薬理学的に許容されるそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1つの化合物を有効成分として含有することを特徴とする脂肪細胞への分化誘導剤。
【請求項54】
請求項1に記載の一般式(化1)で表される化合物が、請求項2に記載の、一般式(化4)で表される化合物および/または一般式(化5)で表される化合物である請求項53記載の脂肪細胞への分化誘導剤。
【請求項55】
請求項2に記載の一般式(化4)で表される化合物が、請求項3に記載の一般式(化6)で表される化合物である請求項54記載の脂肪細胞への分化誘導剤。
【請求項56】
請求項1に記載の一般式(化1)で表される化合物が、キサントアンゲロール、4−ハイドロキシデリシン、キサントアンゲロールH、1−(5,6,7,8,8a,10a−ヘキサハイドロ−1,7−ジハイドロキシ−8,8,10a−トリメチル−9H−キサンテン−4−イル)−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−(3,4−ジハイドロ−3,5−ジハイドロキシ−2−(3−イソヘキセニル)−2−メチル−2H−ベンゾピラン−8−イル)−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[2,3−ジハイドロ−4−ハイドロキシ−2−(1−ハイドロキシ−1,5−ジメチル−4−ヘキセニル)−ベンゾフラン−5−イル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[2,3−ジハイドロ−2−(1−ハイドロキシ−1−メチルエチル)−4−メトキシ−ベンゾフラン−7−イル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[2,4−ジハイドロキシ−3−(6,7−ジハイドロキシ−3,7−ジメチル−2−オクテニル)フェニル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[3−(7−エトキシ−6−ハイドロキシ−3,7−ジメチル−2−オクテニル)−2,4−ジハイドロキシフェニル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[3−(2,5−エポキシ−2,6,6−トリメチル−シクロヘキシルメチル)−2−ハイドロキシ−4−メトキシフェニル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[2−ハイドロキシ−3−(7−ハイドロペルオキシ−3,7−ジメチル−2,5−オクタジエニル)−4−メトキシフェニル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[2−ハイドロキシ−3−(6−ハイドロペルオキシ−3,7−ジメチル−2,7−オクタジエニル)−4−メトキシフェニル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−[2−ハイドロキシ−3−(7−ハイドロキシ−3,7−ジメチル−2,5−オクタジエニル)−4−メトキシフェニル]−3−(4−ハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、キサントアンゲロールG、キサントアンゲロールF、レスペオール、イソババカルコン、キサントフモール、4,2’−ジハイドロキシ−4’−メトキシカルコン、4,2’−ジハイドロキシ−3’−メチル−4’−メトキシカルコン、ババカルコン、4−テトラハイドロピラニルオキシ−2’−ハイドロキシ−3’−プレニル−4’−メトキシカルコン、3,4,2’−トリハイドロキシ−3’−プレニル−4’−メトキシカルコン、4,2’−ジアセトキシ−3’−プレニル−4’−メトキシカルコン、4,4’−ジメトキシ−2’−ハイドロキシ−3’−プレニルカルコン、3,4−ジハイドロキシ−2’,4’−ジクロロカルコン、4,2’−ジハイドロキシ−3’−(3−メチルブチル)−4’−メトキシカルコン、4,4’,6’−トリメトキシ−2’−ハイドロキシ−3’−プレニルカルコン、4,2’−ジハイドロキシ−3’−プレニル−4’−エトキシカルコン、4,2’−ジハイドロキシ−3’−ゲラニル−4’−エトキシカルコン、4,2’−ジハイドロキシ−3’−ファルネシル−4’−メトキシカルコン、4,2’−ジハイドロキシ−3’−ベンジル−4’−メトキシカルコン、4,2’,4’−トリハイドロキシ−3’−ベンジルカルコン、4,2’,4’−トリハイドロキシ−3’−ファルネシルカルコン、4,2’,4’−トリアセトキシ−3’−ゲラニルカルコン、4,2’−ジアセトキシ−3’−ゲラニル−4’−メトキシカルコン、2’−アセトキシ−3’−ゲラニル−4−ハイドロキシ−4’−メトキシカルコン、2,2’−ジハイドロキシ−3,3’−ジプレニル−4,4’−ジメトキシカルコン、4,2’−ジハイドロキシ−3’−ゲラニル−4’−ベンジルオキシカルコン、4−クロロ−2’,4’−ジハイドロキシ−3’−ゲラニルカルコン、4−クロロ−2’,4’−ジハイドロキシ−3’−プレニルカルコン、3−ニトロ−2’−ハイドロキシ−3’−プレニル−4’−メトキシカルコン、4−ハイドロキシ−2’−ベンジルオキシ−3’−プレニル−4’−メトキシカルコン、4−アセトキシ−2’−ハイドロキシ−3’−プレニル−4’−メトキシカルコン、4−クロロ−2’−アセトキシ−3’−プレニル−4’−メトキシカルコン、4−クロロ−2’−アセトキシ−3’−ゲラニル−4’−メトキシカルコン、3,4,2’−トリハイドロキシカルコン、3,4,2’,5’−テトラハイドロキシカルコン、カルコン、4−クロロ−2’−ベンジルオキシカルコン、キサントアンゲロールB、キサントアンゲロールC、キサントアンゲロールD、キサントアンゲロールEおよびババクロマノールからなる群より選択される少なくとも1つの化合物である請求項53記載の脂肪細胞への分化誘導剤。
【請求項57】
請求項1に記載の一般式(化1)で表される化合物の誘導体が、4’−O−ゲラニルナリンゲニン、イソババチン、プロストラトールF、8−ゲラニル−4’−ハイドロキシ−7−メトキシフラバノン、1−(2−ハイドロキシ−3−(3−メチルブチル)−4−メトキシフェニル)−3−(4−ハイドロキシフェニル)−プロパン−1−オン、7−メトキシ−8−プレニル−4’−ハイドロキシフラバノン、1−アダマンチル−3−(3,4−ジハイドロキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−アダマンチル−3−ハイドロキシ−4−(3,4−ジハイドロキシフェニル)−ブタン−1−オン、および1−アダマンチル−4−(3,4−ジハイドロキシフェニル)−3−ブテン−1−オンからなる群より選択される少なくとも1つの化合物である請求項53記載の脂肪細胞への分化誘導剤。
【請求項58】
請求項2に記載の一般式(化5)で表される化合物が、請求項6に記載の一般式(化8)で表される化合物である請求項54記載の脂肪細胞への分化誘導剤。
【請求項59】
請求項1に記載の一般式(化1)で表される化合物が、2’,4’−ジハイドロキシ−5’−プレニルアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−4’−メトキシ−5’−プレニルアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−プレニル−4’−メトキシアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−メチル−4’−メトキシアセトフェノン、2’,4’−ジハイドロキシ−3’−ゲラニルアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−ゲラニル−4’−メトキシアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−(3−メチルブチル)−4’−メトキシアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−プレニル−4’−テトラハイドロピラニルオキシアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−ゲラニル−4’−テトラハイドロピラニルオキシアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−プレニル−4’−エトキシアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−ゲラニル−4’−エトキシアセトフェノン、2’,4’−ジハイドロキシ−3’−ファルネシルアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−ファルネシル−4’−メトキシアセトフェノン、2’,4’−ジハイドロキシ−3’−ベンジルアセトフェノン、2’−ハイドロキシ−3’−ベンジル−4’−メトキシアセトフェノン、2’−メチル−4’−プレニルオキシアセトフェノン、2’−ベンジルオキシアセトフェノンおよび2’−ハイドロキシ−3’−ゲラニル−4’−ベンジルオキシアセトフェノンからなる群より選択される少なくとも1つの化合物である請求項53記載の脂肪細胞への分化誘導剤。
【請求項60】
請求項1に記載の一般式(化1)で表される化合物が、Xが水素原子、2−(2−フリル)ビニル基、2−(2−チエニル)ビニル基、4−フェニル−1,3−ブタジエニル基、または4−メチル−1,3−ペンタジエニル基であって、Rが水酸基、Rが水素原子またはプレニル基、Rがメトキシ基、RおよびRが水素原子である化合物である請求項53記載の脂肪細胞への分化誘導剤。
【請求項61】
請求項1に記載の一般式(化1)で表される化合物が、1−(2−ハイドロキシ−4−メトキシ−3−プレニルフェニル)−3−(2−チエニル)−2−プロペン−1−オン、1−(2−ハイドロキシ−4−メトキシ−3−プレニルフェニル)−5−フェニル−2,4−ペンタジエン−1−オン、3−(2−フリル)−1−(2−ハイドロキシ−3−プレニル−4−メトキシフェニル)−2−プロペン−1−オン、2−ハイドロキシ−3−プレニル−4−メトキシベンズアルデヒド、1−(2−ハイドロキシ−3−プレニル−4−メトキシフェニル)−5−メチル−2,4−ヘキサジエン−1−オンおよび2−ハイドロキシ−4−メトキシベンズアルデヒドからなる群より選択される少なくとも1つの化合物である請求項53記載の脂肪細胞への分化誘導剤。
【請求項62】
請求項1に記載の一般式(化1)で表される化合物の誘導体が、2−(2−フリル)−3−(2−フリルメチレン)−2,3−ジハイドロ−7−メトキシ−8−プレニル−4H−1−ベンゾピラン−4−オンである請求項53記載の脂肪細胞への分化誘導剤。
【請求項63】
請求項1に記載の一般式(化2)で表される化合物が、請求項11に記載の一般式(化9)で表される化合物である請求項53記載の脂肪細胞への分化誘導剤。
【請求項64】
請求項1に記載の一般式(化2)で表される化合物が、3’−アセトキシ−4’−アンゲロイルオキシ−3’,4’−ジハイドロセセリン、3’−アンゲロイルオキシ−3’,4’−ジハイドロセセリン、3’−アンゲロイルオキシ−4’−ハイドロキシ−3’,4’−ジハイドロセセリンおよびキサントトキシンからなる群より選択される少なくとも1つの化合物である請求項53記載の脂肪細胞への分化誘導剤。
【請求項65】
請求項1に記載の一般式(化3)で表される化合物が、セダノライドおよび/またはn−ブチリデンフタリドである請求項53記載の脂肪細胞への分化誘導剤。
【請求項66】
下記式(化10)〜(化44)で表される化合物又はそれらの塩。





































【国際公開番号】WO2004/096198
【国際公開日】平成16年11月11日(2004.11.11)
【発行日】平成18年7月13日(2006.7.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−505944(P2005−505944)
【国際出願番号】PCT/JP2004/006282
【国際出願日】平成16年4月30日(2004.4.30)
【出願人】(302019245)タカラバイオ株式会社 (115)
【Fターム(参考)】