説明

犠牲マスキング構造を用いた半導体装置の製造方法

犠牲マスキング構造(50)を用いた半導体装置(10)の製造方法を提供する。半導体デバイスは半導体基板(12)から形成され、誘電材料からなる層(40)は半導体基板(40)および半導体デバイスの上に形成される。誘電材料からなる層(40)は、半導体基板(12)上に直接に形成される場合もあれば、中間層によって半導体基板(12)から間隔があいている場合もある。側壁を有するポストまたは凸部(50)が、誘電材料からなる層(40)から形成される。好ましくは誘電材料からなる層(40)とは異なる電気絶縁材料(52)がポスト(50)の側壁に隣接して形成される。電気絶縁材料(52)は平坦化され、ポスト(50)が除去されて、半導体デバイスの一部または中間層材料の一部を露出させ得る開口を形成する。導電性材料が開口に形成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の分野
この発明は概して半導体装置に関し、より特定的には、半導体装置において用いられるマスキング層に関する。
【背景技術】
【0002】
発明の背景
半導体装置の製造業者は、製造コストを下げながら製品の性能を上げようと絶えず努力している。マイクロプロセッサおよびメモリ素子などの半導体装置が何百万個ものトランジスタまたはデバイスを含み得るので、性能を上げかつ製造コストを下げるために1つには半導体装置を構成するトランジスタの大きさを縮小することに焦点が当てられてきた。当業者が認識しているように、典型的な半導体の製造プロセスフローは、フォトリソグラフィ、エッチングおよび材料の堆積を含む一連のステップを伴う。しかしながら、半導体デバイスを小さくするにつれて、フォトレジストの解像度およびエッチング能力の限界ゆえに光リソグラフィを用いることはますます困難になる。これらの問題は、より新しいフォトレジストの選択性が不十分であることおよびプラズマエッチングプロセスに耐えることができないことによって、さらに複雑になる。
【0003】
したがって、半導体デバイス、およびフォトリソグラフィを用いて半導体デバイスの大きさを減少させるための方法を有することが有利であろう。この構造および方法が、コストおよび時間効率の良いものであり、かつ、半導体装置の製造プロセスと互換性があることがさらに有利であろう。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0004】
発明の概要
この発明は、半導体装置の製造方法を提供することによって上記の必要性を満たす。一実施例に従って、この発明は、基板を設けることと、基板上に誘電材料からなる第1の層を形成することとを備える方法を含む。少なくとも1つの誘電体凸部は、誘電材料からなる第1の層から形成される。硬質マスク材料は少なくとも1つの誘電体凸部に隣接して形成され、硬質マスク材料は誘電材料からなる第1の層とは異なっている。少なくとも1つの誘電体凸部の部分は除去される。
【0005】
別の実施例に従って、この発明は、誘電材料からなる層から1つ以上の凸部を形成することを備える半導体装置の製造方法を含み、1つ以上の凸部の各凸部は側壁を有する。材料は1つ以上の凸部のうちの少なくとも1つに隣接して形成される。少なくとも1つ以上の凸部の部分は除去される。
【0006】
別の実施例に従って、この発明は、誘電材料を提供することと、誘電材料から犠牲マスキング構造を形成することとを備える半導体装置の製造方法を含む。絶縁材料は犠牲マスキング構造に隣接して形成される。犠牲マスキング構造は導電性材料と置換えられる。
【0007】
この発明は、添付の図面の図とともに以下の詳細な説明を読むことからよりよく理解され、図中、同様の参照符号は同様の要素を示す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
詳細な説明
概して、この発明は、エッチング止めおよび使い捨てのマスキング機構として用いるのに好適な1つ以上のポストを有する半導体装置、および半導体装置の製造方法を提供する。この発明の一局面に従って、1つ以上のポストが、誘電材料からなる層から形成される。誘電材料からなる層とは異なる材料が、1つ以上のポストに隣接して、および1つ以上のポスト上に形成される。材料は、エッチング止め機構として1つ以上のポストを用いて平坦化される。ポストは、誘電材料からなる層に開口またはトレンチを残して除去される。ポストは、除去することができるので、犠牲的な機構または使い捨てのマスキング機構もしくは構造とも称される。導電性材料がトレンチに形成される。導電性材料は、電気接点、電気的な相互接続部などとして機能し得る。
【0009】
図1は、この発明の実施例に従う製造中の半導体装置10の拡大断面側面図である。図1に示すのは、半導体デバイス14が作製された半導体基板12の一部である。半導体デバイス14は、シャロートレンチアイソレーション(Shallow Trench Isolation)(STI)構造15によって半導体基板12の他の領域から電気的に隔離される。半導体基板12は主表面16を有する。一例として、半導体デバイス14は、ゲート構造18、ソース領域20、ソース延長領域21、ドレイン領域22、およびドレイン延長領域23を含む絶縁ゲート電界効果トランジスタである。ゲート構造18は、側壁24および26と上面28とを有し、主表面16上に堆積されたゲート誘電体32上に堆積されたゲート電極30を備える。スペーサ36および38は、それぞれ側壁24および26に隣接している。ソース領域20は、横方向にスペーサ36に隣接する主表面16の一部から半導体基板12の中に延在しており、ドレイン領域22は、横方向にスペーサ38に隣接する主表面16の一部から半導体基板12の中に延在している。ソース延長領域21は、横方向に側壁24に隣接する主表面16の一部から半導体基板12の中に延在しており、ドレイン延長領域23は、横方向に側壁26に隣接する主表面16の一部から半導体基板12の中に延在している。示さないが、半導体デバイス14はソースおよびドレインハロー(halo)領域を有していてもよい。ソースおよびドレイン領域ならびにソースおよびドレインハロー領域は対称的である場合もあれば、非対称的である場合もある。すなわち、ソース延長領域は存在するがドレイン延長領域は存在しなくてもよく、もしくは逆の場合もあり得る。または、ソースハロー領域は存在するがドレインハロー領域は存在しなくてもよく、もしくは逆の場合もあり得る。シリサイド層34はゲート電極30の部分から形成され、シリサイド層37はソース領域20の部分から形成され、シリサイド層39はドレイン領域22の部分から形成される。シリサイド層34、37および39はシリサイド化領域とも称される。半導体デバイス14は絶縁ゲート電界効果トランジスタに限定されず、たとえば相補型絶縁ゲート電界効果トランジスタ、バイポーラ接合トランジスタ、接合電界効果トランジスタなどの任意の能動素子、およびたとえば抵抗器、キャパシタ、インダクタなどの任意の受動素子であってもよい。同様に、半導体基板12の材料はこの発明の限定事項ではない。基板12は、シリコン、セミコンダクタ−オン−インシュレータ(Semiconductor-On-Insulator)(SOI)、セミコンダクタ−オン−サファイア(Semiconductor-On-Sapphire)(SOS)、シリコンゲルマニウム、ゲルマニウム、シリコン基板上に形成されたシリコンからなるエピタキシャル層などであり得る。さらに、半導体基板12は、ガリウム砒素、リン化インジウムなどの化合物半導体材料から構成されてもよい。絶縁ゲート電界効果トランジスタ14などの半導体デバイスの製造手法は当業者に公知である。
【0010】
表面42を有しかつ厚さが約4,000オングストローム(Å)から約10,000Åの範囲の誘電材料40が、半導体基板12、半導体デバイス14およびSTI隔離構造15上に形成される。誘電体層40に好適な材料は、たとえば二酸化ケイ素、窒化ケイ素などの高誘電率(高κ)無機誘電材料、たとえば水素化酸化シリコン炭素材料などの有機高κ誘電材料、たとえばポリイミド、スピンオンポリマー、ポリ(アリレンエーテル)(poly(arylene) ether)(PAE)、パリレン、キセロゲル、フッ素化芳香族エーテル(fluorinated aromatic ether)(FLARE)、フッ素化ポリイミド(fluorinated polyimi
de)(FPI)、高濃度SiLK、多孔性SiLK(p−SiLK)、ポリテトラフルオロエチレン、ベンゾシクロブテン(benzocyclobutene)(BCB)などの有機低誘電率(低κ)誘電材料、およびたとえば水素シルセスキオキサン(hydrogen silsesquioxane)(HSQ)、メチルシルセスキオキサン(methyl silsesquioxane)(MSQ)、フッ素化ガラス、NANOGLASSなどの無機低κ誘電材料を含む。誘電体層40のための誘電材料の種類はこの発明の限定事項ではなく、他の有機および無機誘電材料を用いてもよいことを理解すべきである。同様に、誘電体層40の形成方法はこの発明の限定事項ではない。たとえば、スピンオンコーティング、化学気相成長(Chemical Vapor Deposition)(CVD)、プラズマ化学気相成長(Plasma Enhanced Chemical Vapor Deposition)(PECVD)、または物理蒸着(Physical Vapor Deposition)(PVD)を用いて絶縁層40を形成してもよい。
【0011】
誘電体層40は平坦化され、フォトレジストの層44が上に形成される。好ましくは、フォトレジスト層44のフォトレジストはネガ型のフォトレジストである。ネガ型のフォトレジストを用いる利点は、コンタクトホールの代わりにコンタクトポストを撮像できることである。
【0012】
ここで図2を参照して、フォトレジストの層44は紫外線(Ultraviolet)(UV)光に露光され、現像される。ネガ型のフォトレジストの場合、UV光に露光されないフォトレジストの部分は現像液に溶解し、現像プロセス中に除去される。したがって、フォトレジスト層44の露光および現像は、誘電体層40の上にフォトレジスト層44の部分46および開口47を残す。部分46および開口47は協働して、エッチングマスク48を形成する。部分46は、部分46が形成される誘電体層40の領域を保護する。
【0013】
ここで図3を参照して、エッチングマスク48の部分46によって保護されない誘電体層40の露光された部分は好ましくは、たとえば異方性の反応性イオンエッチングを用いて異方的にエッチングされる。代替的に、誘電体層44の露光された部分は湿式化学エッチングを用いて等方的にエッチングされ得る。一実施例に従って、異方性の反応性イオンエッチングは、約500Åから約2,000Åの範囲で表面42から誘電体層40の中に延在するトレンチ49を形成する、時間を定めたエッチングである。言い換えると、異方性エッチングは、誘電体層40から複数のポストまたは柱状部50を形成し、トレンチ49はポスト50の間にあるかまたはポスト50に隣接している。一実施例に従って、複数のポスト50のうちポスト50Aはゲート構造18の上に形成され、複数のポスト50のうちポスト50Bはソース領域20の上に形成され、複数のポスト50のうちポスト50Cはドレイン領域22の上に形成される。エッチングは、シリサイド層34、37および39の上に誘電体層40の部分を残して終了し、シリサイド層34、37および39は、ゲート構造18、ソース領域20およびドレイン領域22を電気的に隔離する。明確にする目的で、文字A、BおよびCは、複数のポスト50のうち特定のポストを識別するために参照符号50に付加されていることを理解すべきである。
【0014】
ここで図4を参照して、アモルファスシリコンからなる層52が誘電体層40上に形成される。すなわち、アモルファスシリコン層52がポスト50上に形成され、トレンチ49を充填するかまたは部分的に充填する。アモルファスシリコン層52は硬質マスクとして機能する。好ましくは、アモルファスシリコン層52は、ポスト50を形成する際に除去される誘電体層40の厚さよりも厚い。さらに好ましくは、アモルファスシリコン層52は、ポスト50を形成する際に除去される誘電体層40の部分の厚さの少なくとも2倍厚い。一例として、表面42の上のアモルファスシリコン層52の部分の厚さは、約1,000Åから約4,000Åの範囲に及ぶ。なお、層52の材料の種類はアモルファスシリコンに限定されない。層52のための材料のエッチング速度は、誘電体層40の材料のエッチング速度とは異なるように選択される。たとえば、誘電体層40が二酸化ケイ素で
ある場合には、層52は窒化ケイ素であってもよい。層52のための他の好適な材料は、タングステンシリコン、窒化チタンなどを含む。誘電体層40が低κ誘電材料である場合、層52は酸窒化ケイ素であってもよい。
【0015】
ここで図5を参照して、アモルファスシリコン層52は、たとえば誘電体層40に対して高い選択性を有する化学的機械的研磨(Chemical Mechanical Polishing)(CMP)手法を用いて平坦化される。したがって、平坦化は、誘電体層40上で終了し、平坦化された表面54を形成する。特に、平坦化は、誘電体層40から形成されたポスト50上で終了する。平坦化後、アモルファスシリコン層52の部分56がトレンチ49にとどまる。当業者が認識しているように、化学的機械的研磨は化学的機械的平坦化とも称される。他の好適な平坦化手法は、電解研磨、電気化学研磨、化学研磨、および化学的に強化された平坦化を含む。
【0016】
ここで図6を参照して、たとえば反応性イオンエッチングなどの乾式エッチングを用いてポスト50A、50Bおよび50Cが除去される。ポスト50A、50Bおよび50Cが除去されることによって、コンタクト開口58A、58Bおよび58Cが形成され、コンタクト開口58A、58Bおよび58Cは、ゲート電極18、ソース領域20およびドレイン領域22のシリサイド層34、37および39をそれぞれ露出させる。コンタクト開口58Aは側壁59Aと平坦面61Aとを有し、コンタクト開口58Bは側壁59Bと平坦面61Bとを有し、コンタクト開口58Cは側壁59Cと平坦面61Cとを有する。一実施例に従って、シリサイド層34、37および39はそれぞれ平坦面61A、61Bおよび61Cとして機能する。
【0017】
ここで図7を参照して、厚さが約200Åから約350Åの範囲の窒化チタンからなる層60がアモルファスシリコン層56上および開口58A、58Bおよび58Cの側壁59A、59Bおよび59C上にそれぞれに形成される。窒化チタン層60は、化学気相成長(CVD)、プラズマ化学気相成長(PECVD)、スパッタリング、蒸着などを用いて形成されてもよい。好ましくは、窒化チタン層60はアモルファスシリコン層56上および側壁59A、59Bおよび59C上に等角に堆積されて、バリアを裏打ちした開口を形成する。窒化チタン層60はバリア層として機能して、後に堆積される金属からの、誘電体層40、アモルファスシリコン層56および半導体デバイス14の中への拡散を防ぐ。さらに、窒化チタン層60は、シリサイド層34、37および39に対して低い接触抵抗を与える。バリア層60のための他の好適な材料は、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、窒化タンタル(TaN)、窒化タンタルがタンタルと開口部58A、58Bおよび58Cの表面との間に挟まれる場合にはタンタル(Ta)および窒化タンタル(TaN)の組合せ、タングステン(W)、窒化タングステン(WN)、チタンシリコン窒化物(TiSiN)、および耐熱金属窒化物、耐熱金属カーバイドまたは耐熱金属ホウ化物などの耐熱金属化合物を含む。
【0018】
たとえばタングステンなどの導電性材料からなる膜または層62が、バリア層60上に形成され、好ましくは開口58A、58Bおよび58Cを充填し、それによって、金属が充填された、バリアを裏打ちした開口を形成する。代替的に、層62は銅であってもよい。
【0019】
ここで図8を参照して、たとえば誘電体層40に対して高い選択性を有するCMP手法を用いてタングステン層62が平坦化されて、平坦な表面57を形成する。したがって、平坦化によってアモルファスシリコン層56は除去される。平坦化後、バリア層60の部分64および銅膜62の部分66が開口58Aにとどまってコンタクト67を形成し、バリア層60の部分68および銅膜62の部分70が開口58Bにとどまってコンタクト71を形成し、バリア層60の部分72および銅膜62の部分74が開口58Cにとどまっ
てコンタクト75を形成する(開口58A、58Bおよび58Cは図6に図示)。他の好適な平坦化手法は、電解研磨、電気化学研磨、化学研磨、および化学的に強化された平坦化を含む。
【0020】
今まで、ポストまたは凸部を有する半導体装置ならびに半導体装置の製造方法を提供してきたことを理解すべきである。好ましくは、ポストは、誘電材料上にネガ型のフォトレジストをパターニングして、誘電材料の部分を除去することによって形成される。しかしながら、ポストまたはマスキング構造を形成するためにポジ型のフォトレジストなどのマスキング材料および誘電材料も用いることができる。ネガ型のフォトレジストを用いる利点は、ホールの代わりにコンタクトポストを撮像できることである。したがって、フォトレジストの大半は、ポストが形成されることになる誘電材料の部分の上にフォトレジストを残してUV光に露光される。これによって、フォトレジストのパターンの鮮明度をより鮮明にすることができ、機構の大きさがより小さな半導体装置を形成できる。フォトレジストのパターンの鮮明度がより鮮明になるので、半導体装置の製造コストが下がる。さらに、この方法は、シングルおよびデュアルダマシン処理手法を含む多数の処理フローで実現できる。すなわち、この発明に従ってトレンチおよびビアも形成できる。
【0021】
ある特定の好ましい実施例および方法を本明細書において開示してきたが、この発明の精神および範囲から逸脱することなくこのような実施例および方法の変形ならびに修正をなし得ることは上記の開示から当業者に明らかである。この発明は添付の特許請求の範囲ならびに適用法の規則および原則が要求する程度にしか限定されないことが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】この発明の実施例に従う製造中の半導体装置の断面側面図である。
【図2】製造のその後の段階における図1の半導体装置の断面側面図である。
【図3】製造のその後の段階における図2の半導体装置の断面側面図である。
【図4】製造のその後の段階における図3の半導体装置の断面側面図である。
【図5】製造のその後の段階における図4の半導体装置の断面側面図である。
【図6】製造のその後の段階における図5の半導体装置の断面側面図である。
【図7】製造のその後の段階における図6の半導体装置の断面側面図である。
【図8】製造のその後の段階における図7の半導体装置の断面側面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体装置(10)の製造方法であって、
基板(12)を設けることと、
前記基板(12)上に誘電材料からなる第1の層(40)を形成することと、
前記誘電材料からなる第1の層(40)から少なくとも1つの誘電体凸部(50)を形成することと、
前記少なくとも1つの誘電体凸部(50)に隣接して硬質マスク材料(52)を形成することとを備え、前記硬質マスク材料(52)は、前記誘電材料からなる第1の層(40)とは異なっており、前記方法はさらに、
前記少なくとも1つの誘電体凸部(50)の部分を除去することを備える、方法。
【請求項2】
前記少なくとも1つの誘電体凸部(50)を形成することは、
前記誘電材料からなる第1の層(40)上にネガ型のフォトレジストの層(44)をパターニングしてエッチングマスク(48)を形成することを含み、前記エッチングマスク(48)は、前記少なくとも1つの誘電体凸部(50)として機能する前記誘電材料からなる第1の層(40)の少なくとも1つの部分を保護し、前記エッチングマスク(48)は、前記誘電材料からなる第1の層(40)の少なくとも1つの部分を保護されないままにし、前記形成することはさらに、
前記エッチングマスク(48)によって保護されない前記誘電材料からなる第1の層(40)の前記少なくとも1つの部分をエッチングして、前記少なくとも1つの誘電体凸部(50)および少なくとも1つのエッチングされた部分を形成することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記硬質マスク材料(52)を形成することは、
前記少なくとも1つの誘電体凸部(50)および少なくとも1つのエッチングされた部分の上に前記硬質マスク材料(52)を堆積させることを含み、前記誘電材料からなる第1の層(40)は酸化物であり、前記硬質マスク材料(52)は、アモルファスシリコン、窒化ケイ素、酸窒化ケイ素、およびタングステンシリコンからなる硬質マスク材料の群から選択される硬質マスク材料であり、前記形成することはさらに、
前記硬質マスク材料(52)を平坦化することを含み、前記少なくとも1つの誘電体凸部(50)は第1のエッチング選択性を有し、前記硬質マスク材料(52)は第2のエッチング選択性を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
半導体装置(10)の製造方法であって、
誘電材料からなる層(40)から1つ以上の凸部(50)を形成することを備え、前記1つ以上の凸部(50)の各凸部は側壁を有し、前記方法はさらに、
前記1つ以上の凸部(50)のうちの少なくとも1つに隣接して材料(52)を形成することと、
前記1つ以上の凸部(50)のうちの少なくとも1つの部分を除去することとを備える、方法。
【請求項5】
前記誘電材料からなる層(40)から前記1つ以上の凸部(50)を形成することは、
前記誘電材料からなる層(40)の第1の部分の上にエッチングマスク(48)を形成することと、
前記誘電材料からなる層(40)の第2の部分をエッチングすることとを含み、前記誘電材料からなる層(40)の前記第2の部分は、前記エッチングマスク(48)によって保護されない、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記1つ以上の凸部(50)のうちの前記少なくとも1つに隣接して前記材料(52)
を形成することは、アモルファスシリコン、窒化ケイ素、二酸化ケイ素、酸窒化ケイ素、およびタングステンシリコンからなる材料の群から選択される材料を堆積させることを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記1つ以上の凸部(50)のうちの前記少なくとも1つに隣接する前記材料(52)を平坦化することと、
少なくとも1つ以上の凸部(50)の部分を除去して開口(58A,58B,58C)を形成することと、
前記開口(58A,58B,58C)に導電性材料(60,62)を形成することとをさらに含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記エッチングマスク(48)を形成することは、フォトレジストから前記エッチングマスク(48)を形成することを備える、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
半導体装置(10)の製造方法であって、
誘電材料(40)を提供することと、
前記誘電材料(40)から犠牲マスキング構造(50)を形成することと、
前記犠牲マスキング構造(50)に隣接して絶縁材料(52)を形成することと、
前記犠牲マスキング構造(50)を導電性材料(60,62)と置き換えることとを備える、方法。
【請求項10】
前記犠牲マスキング構造(50)を形成することは、
前記誘電材料(40)上にネガ型のフォトレジストの層(44)を形成することと、
前記ネガ型のフォトレジストの層(44)に少なくとも1つの開口(47)を形成することとを含み、前記少なくとも1つの開口(47)は、前記誘電材料(40)の一部を露出させ、前記形成することはさらに、
前記誘電材料(40)の露出された部分の一部をエッチングして、前記誘電材料(40)にコンタクト開口(58A,58B,58C)を形成することと、
前記コンタクト開口(58A,58B,58C)にアモルファスシリコン層(52)を形成することと、
前記アモルファスシリコン層(52)を平坦化することとを含む、請求項9に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2009−514213(P2009−514213A)
【公表日】平成21年4月2日(2009.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−537727(P2008−537727)
【出願日】平成18年10月6日(2006.10.6)
【国際出願番号】PCT/US2006/039024
【国際公開番号】WO2007/055843
【国際公開日】平成19年5月18日(2007.5.18)
【出願人】(506408793)スパンジョン・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー (37)
【氏名又は名称原語表記】SPANSION LLC
【Fターム(参考)】