説明

目的地設定方法、ナビゲーション装置及びプログラム

【課題】ユーザが目的とする施設を容易に検索して、検索した施設を目的地として設定することが可能な目的地設定方法、ナビゲーション装置及び該ナビゲーション装置の機能を実現するためのプログラムを提供する。
【解決手段】ナビゲーション装置1は予め施設に対応付けて各施設の詳細をユーザに紹介するための文章を含む詳細情報を記憶した詳細情報DB31を用意しておく。キーワードの入力を受け付けた場合、抽出手段は、受け付けたキーワード及び詳細情報DB31に記憶した詳細情報に基づき、対応する施設を抽出する。そして、抽出した施設をディスプレイ51に表示し、ディスプレイ51に表示された施設の中から選択された施設を、経路を案内するための目的地として受け付ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、経路を案内するナビゲーション装置により目的地を設定する目的地設定方法、ナビゲーション装置及び該ナビゲーション装置の機能を実現するためのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
自動車等に設置されるナビゲーション装置においては、目的地となる施設が非常に多いため、目的地を容易に検索させるべく、ジャンルによる検索、電話番号による検索、予め登録した登録地点の検索、住所による検索、または、名称による検索等が可能となっている(例えば、特許文献1参照)。図20は従来のナビゲーション装置における検索方法のイメージを示す説明図である。図20Aは検索における第1段階、図20Bは第2段階、図20Cは第3段階、図20Dは第4段階をそれぞれ示すものであり、ユーザがタッチパネルから表示されている複数のボタンを選択することにより、徐々に検索対象が絞り込まれる。
【0003】
図20Aに示すように、第1段階として「ジャンル検索」、「電話番号検索」、「登録地点検索」、「住所検索」及び「名称検索」のいずれかのボタンを選択する。ここで、例えば「ジャンル検索」が選択された場合、図20Bに示す第2段階においては「交通機関」、「お店」等のジャンルが表示される。ここで、「お店」を選択した場合、さらに検索対象が絞り込まれ図20Cに示す第3段階の情報が表示される。第3段階においては「コンビニエンスストア」、「スーパー」または「デパート」等のお店に関する情報が表示される。
【0004】
さらにここで、「デパート」を選択した場合、図20Dに示す第4段階へ移行する。第4段階においては、「Aデパート」、「Bデパート」等が表示される。また「Aデパート」乃至「Eデパート」の各ボタンの横側には、「詳細」ボタンが併せて表示される。ここで、ユーザがタッチパネルを通じて「詳細」ボタンを選択した場合、各デパートの詳細をユーザに紹介するための文章を含む詳細情報(紹介情報)が表示される。例えばAデパートへのアクセス方法、営業日時、駐車場の情報、デパート内の店舗の案内等を記述した詳細情報が表示される。ユーザは、第4段階で表示された各デパートの詳細情報を見比べ、目的地となる一のデパートを選択する。ここで、例えば「Aデパート」が選択された場合、最終的な検索結果である「Aデパート」の地図が表示され、目的地として設定される。
【特許文献1】特開2000−24261号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、近年ハードディスク等の記録容量の増大に伴い、検索対象となる施設の情報が急増しているため、従来の検索方法では容易に目的地を検索することができないという問題があった。また、上述した詳細情報は検索の最終段階において初めてユーザに示されるものであって、この詳細情報を有効活用できていないという問題があった。さらに、特許文献1に記載の情報検索システムは、ナビゲーション装置内に入力されたキーワードに対応する施設が存在しない場合、通信回線を介して接続される情報センタへその問い合わせを行う技術であり、上述した問題を解決する手段は何ら開示されていない。
【0006】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、各施設をユーザに紹介するための文章を含む紹介情報を利用したキーワード検索を行うことにより、ユーザが目的とする施設を容易に検索して、検索した施設を目的地として設定することが可能な目的地設定方法、ナビゲーション装置及び該ナビゲーション装置の機能を実現するためのプログラムを提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、各施設をユーザに紹介するための文章を含む紹介情報を記憶したデータベースから、予め単語を抽出した単語データベースを用いて検索することにより、情報量が増大しても、迅速に検索結果を提示することが可能なナビゲーション装置を提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、検索結果が多数表示された場合でも、分類または位置に基づき、より目的地の設定が容易となるナビゲーション装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る目的地設定方法は、経路を案内するナビゲーション装置により目的地を設定する目的地設定方法において、キーワードの入力を入力部から受け付けるステップと、複数の施設に対応付けて各施設をユーザに紹介するための文章を含む紹介情報を記憶したデータベースの紹介情報及び受け付けたキーワードに基づき、対応する施設を抽出する抽出ステップと、該抽出ステップにより抽出した施設を表示部に表示する表示ステップと、前記表示部に表示された施設から選択された施設を、経路を案内するための目的地として前記入力部から受け付けるステップとを備えることを特徴とする。
【0010】
本発明に係るナビゲーション装置は、経路を案内するナビゲーション装置において、キーワードの入力を受け付ける手段と、複数の施設に対応付けて各施設をユーザに紹介するための文章を含む紹介情報を記憶したデータベースと、受け付けたキーワード及び前記データベースに記憶した紹介情報に基づき、対応する施設を抽出する抽出手段と、該抽出手段により抽出した施設を表示部に表示する表示手段と、前記表示部に表示された施設から選択された施設を、経路を案内するための目的地として受け付ける手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
本発明に係るナビゲーション装置は、前記データベースの各施設の紹介情報内から抽出した単語を施設に対応付けて記憶した単語データベースをさらに備え、前記抽出手段は、前記単語データベースから受け付けたキーワードに合致する単語に対応する施設を抽出するよう構成してあることを特徴とする。
【0012】
本発明に係るナビゲーション装置は、前記データベースは、施設に対応付けて、施設の特性に応じて各施設を分類するための分類情報及び紹介情報を記憶しており、前記抽出手段は、受け付けたキーワード及び前記データベースに記憶した紹介情報に基づき、対応する施設及び該施設に対応する分類情報を抽出するよう構成してあり、前記表示手段は、前記抽出手段により抽出した施設を分類情報別に分類して表示部に表示するよう構成してあることを特徴とする。
【0013】
本発明に係るナビゲーション装置は、前記単語データベースは、前記データベースの各施設の紹介情報内から抽出した単語及び施設の特性に応じて各施設を分類するための分類情報を施設に対応付けて記憶してあり、前記抽出手段は、前記単語データベースから受け付けたキーワードに合致する単語に対応する施設及び該施設に対応する分類情報を抽出するよう構成してあり、前記表示手段は、前記抽出手段により抽出した施設を分類情報別に分類して表示部に表示するよう構成してあることを特徴とする。
【0014】
本発明に係るナビゲーション装置は、施設に対応付けて位置情報を記憶した位置データベースと、前記抽出手段により抽出した施設の位置情報を前記位置データベースから読み出す読み出し手段とを備え、前記表示手段は、前記読み出し手段により読み出した施設の位置情報及び現在の位置情報に基づき、現在の位置情報からの距離が短い順に並び替えて、前記抽出手段により抽出した施設を表示部に表示するよう構成してあることを特徴とする。
【0015】
本発明に係るプログラムは、経路を案内するナビゲーション装置に目的地を設定させるためのプログラムにおいて、ナビゲーション装置に、複数の施設に対応付けて各施設をユーザに紹介するための文章を含む紹介情報を記憶したデータベースの紹介情報及び受け付けたキーワードに基づき、対応する施設を抽出する抽出ステップと、該抽出ステップにより抽出した施設を表示部に表示する表示ステップと、前記表示部に表示された施設から選択された施設を、経路を案内するための目的地として前記入力部から受け付けるステップとを実行させることを特徴とする。
【0016】
本発明にあっては、ナビゲーション装置は予め複数の施設に対応付けて、各施設をユーザに紹介するための文章を含む紹介情報を記憶したデータベースを用意しておく。キーワードの入力を受け付けた場合、抽出手段は、受け付けたキーワード及びデータベースに記憶した紹介情報に基づき、対応する施設を抽出する。そして、抽出した施設を表示部に表示し、表示部に表示された施設の中から選択された施設を、経路を案内するための目的地として受け付ける。
【0017】
本発明にあっては、データベースの各施設の紹介情報内から抽出した単語を施設に対応付けて記憶した単語データベースを設けておく。そして、抽出手段は、単語データベースからキーワードに合致する単語に対応する施設を抽出する。抽出された施設は表示部に表示される。
【0018】
本発明にあっては、データベースは、施設に対応付けて、施設の特性に応じて各施設を分類するための分類情報及び紹介情報を記憶している。抽出手段は、受け付けたキーワード及びデータベースに記憶した紹介情報に基づき、対応する施設及び該施設に対応する分類情報を抽出する。そして、表示の際は、抽出手段により抽出した施設を分類情報別に分類して表示部に表示する。
【0019】
本発明にあっては、単語データベースは、データベースの各施設の紹介情報内から抽出した単語及び分類情報を施設に対応付けて記憶している。抽出手段は、単語データベースから受け付けたキーワードに合致する単語に対応する施設及び該施設に対応する分類情報を抽出する。そして表示の際には、抽出手段により抽出した施設を分類情報別に分類して表示部に表示する。
【0020】
本発明にあっては、位置データベースは、施設に対応付けて位置情報を記憶する。読み出し手段は抽出手段により抽出した施設の位置情報を位置データベースから読み出す。そして、表示の際には、読み出し手段により読み出した施設の位置情報及び現在の位置情報に基づき、現在の位置情報からの距離が短い順に並び替えて、抽出手段により抽出した施設を表示部に表示する。
【発明の効果】
【0021】
本発明にあっては、キーワードの入力を受け付けた場合、抽出手段は、受け付けたキーワード及びデータベースに記憶した紹介情報に基づき、対応する施設を抽出する。そして、抽出した施設を表示部に表示し、表示部に表示された施設の中から選択された施設を、経路を案内するための目的地として受け付ける。これにより、紹介情報を有効に活用でき、ユーザは容易に目的地を設定することが可能となる。
【0022】
本発明にあっては、抽出手段は、単語データベースからキーワードに合致する単語に対応する施設を抽出する。抽出された施設は表示部に表示される。これにより、ナビゲーション装置は紹介情報の文章の全てを検索する必要がなくなることから、検索処理の高速化を図ることが可能となる。
【0023】
本発明にあっては、抽出手段は、受け付けたキーワード及びデータベースに記憶した紹介情報に基づき、対応する施設及び該施設に対応する分類情報を抽出する。そして、表示の際は、抽出手段により抽出した施設を分類情報別に分類して表示部に表示する。これにより、抽出された施設が多数存在する場合でも、分類した上で表示を行うため、ユーザは容易に希望する目的地を設定することが可能となる。
【0024】
本発明にあっては、抽出手段は、単語データベースから受け付けたキーワードに合致する単語に対応する施設及び該施設に対応する分類情報を抽出する。そして表示の際には、抽出手段により抽出した施設を分類情報別に分類して表示部に表示する。これにより、抽出された施設が多数存在する場合でも、分類した上で表示を行うため、ユーザは容易に希望する目的地を設定することが可能となる。
【0025】
本発明にあっては、読み出し手段は抽出手段により抽出した施設の位置情報を位置データベースから読み出す。そして、表示の際には、読み出し手段により読み出した施設の位置情報及び現在の位置情報に基づき、現在の位置情報からの距離が短い順に並び替えて、抽出手段により抽出した施設を表示部に表示する。これにより、現在位置近傍の施設から順に検索結果が表示され、また遠方の施設は後に表示されることから、よりユーザが希望する可能性の高い検索結果を提示することが可能となる等、本発明は優れた効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
実施の形態1
以下本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1はナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図である。ナビゲーション装置1は、GPS受信機10、自立航法用センサ11、VICS・FM多重レシーバ12、操作パネル20、音声入力部21、リモコン22、入力インターフェース23、地図データ等を記憶する記憶装置30、音声出力部40、スピーカ41、時計部312、表示制御部50、ディスプレイ51、プログラムメモリ60、データメモリ70、および各部を制御する制御部80を含んで構成される。
【0027】
GPS受信機10は、人工衛星(GPS衛星)からの電波を受信し車両の現在位置と現在方位を測定する。測定された位置情報は、車両の緯度、経度、および標高についてのデータを含む。自立航法用センサ11は、車両の移動距離を検出する車速センサや車両の回転角度を検出する角度センサを含む。GPS受信機10および自立航法用センサ11の出力信号は、制御部80に供給され、制御部80はこれらの出力信号に基づき車両の現在位置および方位を算出する。
【0028】
VICS・FM多重レシーバ12は、アンテナ13を介して車両外部の現在の道路交通情報を逐次受信する。VICSは、道路交通情報をリアルタイムで提供するもので、FM多重(文字放送)、電波ビーコン、光ビーコンにより情報を送信する。
【0029】
操作パネル20、音声入力部21およびリモコン22は、ナビゲーション装置1の入力部を構成する。ユーザは、これらの入力部を介してナビゲーション装置1に対して目的地の検索、目的地までの経路の探索、ディスプレイ画面の設定変更等の各種の指示や設定を与える。操作パネル20は、例えば、ディスプレイ51の下部に設けられた複数の操作キー52を用いることができる。音声入力部21は、図示されない音声入力マイクからユーザの音声入力を入力インターフェース23へ伝達し、ここで音声アナログ信号をデジタル信号に変換する。
【0030】
リモコン22は複数の入力キーを含み、ユーザが入力キーを操作したとき、その入力操作を、無線を介して入力インターフェース23へ伝達する。入力インターフェース23は、操作パネル20、音声入力部21、リモコン22に接続され、ユーザにより入力された入力情報を制御部80に伝える。時計部312は現在の日時を制御部80に出力する。
【0031】
データベースとしての記憶装置30は、ハードディスクドライブ(HDD)、DVD、CD−ROM等の記録媒体であり、ナビゲーション装置1に必要とされる地図データ、住所、電話番号、施設、及び施設の紹介情報(以下、詳細情報という)等を記憶している。記憶装置30内部には、詳細情報データベース(以下、DBという)31、地図DB32、電話番号DB33及び住所DB34等を格納している。なお、これらのDBは説明を容易にするために別々のDBに各種データを記憶させているが、一のデータベースで一括してデータを記憶させるなど、適宜設計に応じたデータの持ち方とすれば良い。
【0032】
図2は詳細情報DB31のレコードレイアウトを示す説明図である。詳細情報DB31には、駅、空港、ガソリンスタンド、ホテル、役所、名所・旧跡、病院等の施設に対応付けて各施設の詳細をユーザに紹介するための文章を含む詳細情報が記憶されている。詳細情報DB31は施設IDフィールド、施設フィールド及び詳細情報フィールドを含んで構成される。施設IDフィールドには施設を特定するための固有のIDが記憶されており、施設フィールドにはIDに対応付けて施設の名称が記憶されている。詳細情報フィールドには施設ID及び施設に対応付けて詳細情報が記憶されている。
【0033】
例えば名所・旧跡に分類される施設「岐阜城」が記憶されており、その詳細情報として「1567年に斎藤道三の孫である龍興を倒した織田信長が岐阜城を手に入れ、この地方一帯を平定した。・・・」と岐阜城の詳細をユーザに紹介するための文章が、施設ID「005」に対応付けて記憶されている。制御部80は詳細情報DB31の詳細情報フィールドの文章を入力されたキーワードに基づき検索する。詳細情報フィールドには、上述した文章の他、電話番号、住所、営業日時、施設の画像データ等の情報も併せて記憶されている。
【0034】
地図DB32には、地図データが記憶されており、これには地図上に施設等を描画するための描画データ及び道路データ等が含まれ、道路データには、リンク情報とリンクに接続されるノード情報が含まれる。リンク情報には、リンクの位置情報を初めとする道幅、距離、道路種別等の情報が含まれる。ノード情報には、交差点の位置、種別、交差点のレーン情報等が含まれる。電話番号DB33には施設IDに対応付けて施設の電話番号が記憶されている。また、住所DB34には施設IDに対応付けて施設の住所が記憶されている。
【0035】
通信制御部310は、無線によりデータの送受信を行う。通信制御部310は、データの送受信を行う通信装置をナビゲーション装置1に内蔵するものであってもよいし、携帯電話機や通信機能を有する電子装置をナビゲーション装置1に外付けするものであってもよい。通信制御部310は、外部のサーバー等とネットワークを介して通信を行い、例えばATIS等の交通情報センタと、道路交通情報に関するデータの送受信を行うことで、リアルタイムの動的な情報を逐次得ることができる。さらに、所定のサーバから、最新の道路データ、地図データ、施設データ、最新の楽曲データをダウンロードし、記憶装置30の内容を更新することができる。また、通信制御部310は、携帯電話機などに対して、ナビゲーション装置1が保有している施設、レストランなどの娯楽情報や道路交通情報を与えることも可能である。
【0036】
音声出力部40はスピーカ41を含み、制御部80の制御によりスピーカ41から音声を出力させる。例えば、目的地に到達するまでの情報として交差点の手前で進路方向の注意を促す音声を出力、あるいは、ユーザがナビゲーション装置1に対して対話形式により入力を行うときに、ユーザに操作入力の音声指示を出力する。さらに、音声出力部40は、ナビゲーション装置1がオーディオ機能を実行するとき、楽曲を出力する。
【0037】
表示制御部50は、ディスプレイ51に接続され、制御部80の制御下において、記憶装置30またはデータメモリ70から読み出されたデータに基づき、ディスプレイ51に地図を表示、あるいは地図上に、車両の現在位置を示す車両マーク、目的地までの経路、交差点等の分岐点での案内表示および施設のランドマーク等を合成させる。さらに、ユーザによって操作パネル20等から入力された指示や操作に関する情報が地図上にあるいはそれとは別の画面上に表示される。表示制御部50は、好ましくはFIFO等のVRAMを含み、記憶装置30やデータメモリ70から読み出された地図、道路、案内表示に関するデータをVRAMに記憶し、VRAMから読み出された地図データに各種データを合成させる。ディスプレイ51は、例えば、液晶やプラズマを用いた横長のワイド画面であり、表示制御部50の制御下において、2画面表示をすることも可能である。
【0038】
プログラムメモリ60は、ナビゲーション装置1において実行される各種プログラムを記憶し、これらのプログラムは制御部80によって実行される。プログラムメモリ60は、例えば書き換え可能なRAMを用いて構成され、記憶装置30に記憶されたプログラムを読み出すようにしても良い。あるいは、予めプログラムを記憶したROMを用いることもできる。プログラムの内容は、例えば、目的地までの経路を探索するプログラム、ディスプレイ51上に表示される地図の設定・変更を行うプログラム、及び実施の形態1に係る施設の選択処理等を行うプログラム等を含む。
【0039】
データメモリ70は、制御部80によって処理された各種演算の処理結果や記憶装置30から読み出された地図のデータ等を記憶する。さらに、データメモリ70は、制御部80により目的地までの経路の探索処理が行われたとき、その探索された誘導経路データ、VICS・FM多重レシーバ12から受信した道路交通情報を記憶する。データメモリ70は、DRAM、SRAM、フラッシュメモリ等を用いることができる。ナビゲーション装置1の使用後に、データメモリ70の内容を記憶装置30に転送するようにしてもよい。また、ナビゲーション装置1に装着可能な外部メモリ76をデータメモリ70と併用するものであってもよい。
【0040】
図3は目的地検索用のメニュー画面のイメージを示す説明図である。操作キー52からユーザが目的地を検索するための目的地ボタンを操作した場合、その操作信号は制御部80へ出力される。制御部80は記憶装置30からメニュー画面を読み出し、表示制御部50の制御のもと、ディスプレイ51に図3に示す如く目的地検索用のメニュー画面を表示する。メニュー画面には、従来の「ジャンル検索」、「電話番号検索」、「登録地点検索」、「住所検索」及び「名称検索」の各ボタンに加えて、「詳細情報から検索」ボタン510が表示されている。なお、「ジャンル検索」は「交通機関」、「遊ぶ・見る」、「食べる・飲む」及び「泊まる」等の分類情報に基づく検索であり、「電話番号検索」は入力された電話番号に基づく検索であり、「登録地点検索」は予め記憶装置30に登録された施設を検索するものであり、「住所検索」は入力された住所に基づく検索である。また名称検索は、詳細情報とは異なり、施設の名称に基づき該当する施設を検索するものである。
【0041】
「詳細情報から検索」は、制御部80が、操作パネル20から入力されたキーワードに基づき、詳細情報DB31に記憶した詳細情報の文章から入力されたキーワードに合致した施設を抽出する検索である。図4はキーワードを入力する際のイメージを示す説明図である。制御部80は図3に示した「詳細情報から検索」ボタン510が操作パネル20から入力されたことを検知した場合、記憶装置30から図4に示すキーワード入力画面を読み出してディスプレイ51に表示する。ユーザはキーワード入力画面のキーワード入力ボックス47へキーワードを入力する。キーワードの入力は操作パネル20を通じた手入力または音声入力部21を通じた音声入力により行う。なお以下では操作パネル20を通じた手入力の場合を例に挙げて説明する。
【0042】
ユーザはキーワード入力画面に表示される文字ボタン48を用いてキーワードを入力し、必要に応じて変換ボタン46により漢字への変換を行う。なお、ひらがなから英字またはカタカナへの切り替えは入力切り替えボタン45を操作することにより行う。また、複数のキーワードを用いた検索を可能とすべくキーワード入力画面にはアンド検索を行うための「AND」ボタン43、及び、オア検索を行うための「OR」ボタン42が設けられている。図4の例では、キーワード入力ボックス47にキーワード「織田信長」、検索条件「OR」、及びキーワード「徳川家康」が入力されている。
【0043】
ユーザは希望するキーワードを入力し終えた場合、検索ボタン44を入力する。制御部80は操作パネル20から検索ボタン44が操作されたと判断した場合、キーワード入力ボックス47内に入力されたキーワードに基づき詳細情報DB31の詳細情報フィールド内の文章を検索する。本例では、文章中にキーワード「織田信長」または「徳川家康」のいずれかを含む施設「岐阜城(織田信長の単語を含む)」、「清洲城(織田信長の単語を含む)」、「犬山城(織田信長の単語を含む)」、「岡崎城(徳川家康の単語を含む)」、「桶狭間古戦場(織田信長及び徳川家康の双方の単語を含む)」、及び「本能寺(織田信長の単語を含む)」が抽出される。なお、図4において、キーワード入力ボックス47に「AND」ボタン43を用いて「織田信長AND徳川家康」と入力した場合、制御部80はキーワード「織田信長」及び「徳川家康」の双方の単語を含む施設「桶狭間古戦場」を抽出する。
【0044】
制御部80は抽出した施設を表示制御部50へ出力する。表示制御部50は抽出された施設一覧をディスプレイ51に表示する。図5は検索結果のイメージを示す説明図である。抽出された施設「岐阜城」、「清洲城」、「犬山城」、「岡崎城」、「桶狭間古戦場」、及び「本能寺」は目的地ボタン53、53、・・・上に表示される。施設に対応する目的地ボタン53が操作パネル20を通じて操作された場合、表示制御部50から制御部80へは施設のID及び目的地とする旨のコマンドが出力される。制御部80は施設を目的地として受け付け、受け付けた施設に基づき地図DB32から、受け付けた施設を中心とする地図データを読み出し、ディスプレイ51に表示する。これにより、施設に対応する目的地ボタン53の操作により、抽出した施設を目的地として設定することが可能となる。
【0045】
また施設が表示された目的地ボタン53、53、・・・の右側には、詳細情報を表示するための詳細ボタン54、54、・・・が表示される。制御部80は操作パネル20から施設に対応する詳細ボタン54が操作されたと判断した場合、施設を元に詳細情報DB31を検索し、対応する詳細情報を読み出し、表示制御部50へ出力する。表示制御部50はディスプレイ51に詳細情報を表示する。
【0046】
図6は詳細情報の表示例のイメージを示す説明図である。ディスプレイ51には詳細ボタン54が操作された施設の住所、営業日時、電話番号及び文章等が表示される。制御部80は文章中にキーワードが存在する場合は、そのキーワードに他の文字の色とは異なる色を着色する処理を行う。図6に示すようにキーワード「織田信長」には異なる色が付されている。ディスプレイ51にはさらに目的地ボタン53が表示される。施設に対応する目的地ボタン53が操作パネル20を通じて操作された場合、表示制御部50から制御部80へは施設のID及び目的地とする旨のコマンドが出力される。制御部80は施設を目的地として受け付け、受け付けた施設に基づき地図DB32から、受け付けた施設を中心とする地図データを読み出し、ディスプレイ51に表示する。
【0047】
以上のハードウェア構成において選択処理の手順を、フローチャートを用いて説明する。図7は選択処理の手順を示すフローチャートである。制御部80は操作パネル20または操作キー52から目的地の検索を開始するためのボタンの操作信号を受け付けた場合、記憶装置30に記憶した検索メニュー画面を図3の如くディスプレイ51に表示する(ステップS71)。制御部80はディスプレイ51に表示された「詳細情報から検索」ボタン510の入力を、操作パネル20を通じて受け付ける(ステップS72)。
【0048】
制御部80は、記憶装置30に記憶したキーワードの入力画面を図4の如くディスプレイ51に表示する(ステップS73)。制御部80は、操作パネル20を通じて、キーワード入力ボックス47に入力されたキーワードを受け付ける(ステップS74)。制御部80は、詳細情報DB31の詳細情報の文章から、受け付けたキーワードを含む施設を抽出する(ステップS75)。制御部80は抽出した施設を図5の如くディスプレイ51に表示する(ステップS76)。
【0049】
制御部80は施設に併記される詳細ボタン54の操作パネル20を通じた入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS77)。制御部80は、詳細ボタン54の入力を受け付けていないと判断した場合(ステップS77でNO)、抽出した施設の名称にあわせて表示される目的地ボタン53の、操作パネル20を通じた入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS78)。制御部80は目的地ボタン53の入力を受け付けていないと判断した場合(ステップS78でNO)、ステップS77へ移行し、以上の処理を繰り返す。
【0050】
一方制御部80は、目的地ボタン53の入力を受け付けたと判断した場合(ステップS78でYES)、目的地ボタン53に対応する施設を目的地として設定する(ステップS79)。なお、目的地の設定以降は、プログラムメモリ60に記憶された目的地までの経路を探索するプログラムが実行され、案内が開始される。ステップS77において、制御部80は詳細ボタン54の入力を受け付けたと判断した場合(ステップS77でYES)、詳細情報DB31から施設に対応する詳細情報を読み出し、図6に示す如くディスプレイ51に詳細情報を表示する(ステップS710)。その後、制御部80は、操作パネル20を通じて、目的地ボタン53の入力を受け付ける(ステップS711)。その後、ステップS79へ移行し、ステップS711で入力を受け付けた施設を目的地として設定する。
【0051】
実施の形態2
実施の形態2は抽出した施設を分類情報に基づいて分類して表示する形態に関する。図8は実施の形態2に係る詳細情報DB31のレコードレイアウトを示す説明図である。実施の形態1に係る詳細情報DB31の構成に加え、分類情報フィールドが用意されている。分類情報は施設の特性に応じて各施設を分類するための情報である。分類情報は、例えば、大分類、中分類及び小分類にさらに分類される。大分類としては交通機関、公共施設、医療施設、泊まる、観光及び金融機関等であり、大分類の下位概念である中分類としては、大分類「交通機関」に対する、駅、空港、フェリー乗り場等である。また中分類の下位概念である小分類は、例えば中分類「駅」に対する、各都道府県の情報である。
【0052】
図8の例では、大分類として観光、中分類として名所・旧跡、小分類として岐阜県、愛知県、三重県及び京都府が記憶されている。例えば、施設「岐阜城」は大分類が観光、中分類が名所・旧跡、小分類が岐阜県と記憶されている。制御部80はキーワードに対応する施設を抽出する際、分類情報を併せて抽出し、分類情報毎に分類した上で、施設をディスプレイ51へ表示する。
【0053】
図9は検索結果のイメージを示す説明図である。制御部80は抽出した施設に対応する分類情報を参照し、分類情報毎に施設を表示する。大分類の観光及び中分類の名所・旧跡が表示され、その下側に小分類タブ55が設けられる。小分類タブ55には分類情報の内小分類が並記される。図9の例では、小分類として岐阜県、愛知県、三重県及び京都府が小分類タブ55に表示され、そのうち愛知県の小分類タブ55が操作パネル20を介して、ユーザにより選択されている。制御部80は小分類として愛知県の小分類タブ55が選択されたと判断した場合、大分類が観光、中分類が名所・旧跡、小分類が愛知県である施設を選択してディスプレイ51に表示する。本例では、愛知県内の名所・旧跡である施設「清洲城」、「犬山城」、「岡崎城」及び「桶狭間古戦場」が目的地ボタン53、53、・・・上に表示されている。
【0054】
図10は実施の形態2に係る表示処理の手順を示すフローチャートである。制御部80は、記憶装置30に記憶したキーワードの入力画面を図4の如くディスプレイ51に表示する。制御部80は、操作パネル20を通じて、キーワード入力ボックス47に入力されたキーワードを受け付ける(ステップS101)。制御部80は、詳細情報DB31の詳細情報の文章から、受け付けたキーワードを含む施設及び当該施設に対応する分類情報を抽出する(ステップS102)。制御部80は、抽出した施設を分類情報に基づき分類する(ステップS103)。制御部80は抽出した施設を図9の如く、抽出した分類情報に基づき分類した上で、ディスプレイ51に表示する(ステップS104)。
【0055】
本実施の形態2は以上の如き構成としてあり、その他の構成及び作用は実施の形態1と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
【0056】
実施の形態3
実施の形態3は単語DBを利用する形態に関する。図11は実施の形態3に係るナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図である。実施の形態1の構成に加えて、記憶装置30には単語DB35が設けられている。単語DB35は詳細情報DB31の各施設の詳細情報の文章内から抽出した単語、及び、分類情報を施設に対応付けて記憶している。
【0057】
図12は単語DB35のレコードレイアウトを示す説明図である。施設ID、施設及び分類情報に対応付けて、各施設の単語が記憶されている。単語フィールドには、各施設の詳細情報の文章中から抽出された単語が記憶されている。これらの単語は、文章中の名詞及び年代等を文章から抽出したものである。例えば、岐阜城は1567年、斎藤道三、龍興、織田信長及び岐阜城等が単語として記憶されている。制御部80は抽出の際に、入力されたキーワードに基づき、単語DB35を検索し、キーワードに合致する単語を単語フィールドに記憶する施設及び当該施設に対応する分類情報を抽出する。この場合、実施の形態1と比較して検索速度の向上を図ることが可能となる。
【0058】
図13は実施の形態3に係る選択処理の手順を示すフローチャートである。制御部80は、記憶装置30に記憶したキーワードの入力画面を図4の如くディスプレイ51に表示する。制御部80は、操作パネル20を通じて、キーワード入力ボックス47に入力されたキーワードを受け付ける(ステップS131)。制御部80は、単語DB35の単語フィールドから、受け付けたキーワードに合致する施設及び当該施設に対応する分類情報を抽出する(ステップS132)。制御部80は、抽出した施設を分類情報に基づき分類する(ステップS133)。制御部80は抽出した施設を図9の如く、抽出した分類情報に基づき分類した上で、ディスプレイ51に表示する(ステップS134)。
【0059】
本実施の形態3は以上の如き構成としてあり、その他の構成及び作用は実施の形態1及び2と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
【0060】
実施の形態4
実施の形態4は自車位置から近い順に施設を並び替えて表示する形態に関する。図14は実施の形態4に係るナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図である。実施の形態3の構成に加えて、記憶装置30には位置DB36が設けられている。位置DB36は各施設に対応付けて位置情報を記憶している。図15は位置DB36のレコードレイアウトを示す説明図である。位置情報フィールドには、施設ID及び施設に対応付けて、各施設の位置情報、例えば地図上のx、y座標値が記憶されている。
【0061】
制御部80は、キーワードに対応する施設を抽出した後、位置DB36を検索し抽出した施設に対応する位置情報を読み出す。さらに、制御部80はGPS受信機10から出力される自車の位置情報に基づき、自車位置と抽出した施設との距離を算出する。この距離の算出は例えば、自車位置の座標値と施設の座標値との直線距離に基づき算出するほか、経路を探索し、施設までの運転距離または運転時間を算出するようにしても良い。制御部80は距離が短い順に施設を並び替えた上で、ディスプレイ51に抽出した施設を表示する。
【0062】
図16は抽出した施設の一覧イメージを示す説明図である。図の例では自車位置が岐阜県に存在し、制御部80により、自車位置との距離が近い順に抽出した施設が列記されたものである。ディスプレイ51には、自車位置に最も近い岐阜県の「岐阜城」、愛知県の「清洲城」、「犬山城」、「岡崎城」及び「桶狭間古戦場」、並びに、最も距離のある京都府「本能寺」の順に、距離が近いものが上側となるように、並び替えて表示されている。これにより、検索結果が多数の場合でも、よりユーザが目的地に設定する可能性の高い施設を優先的に表示することが可能となる。
【0063】
図17は実施の形態4に係る選択及び表示処理の手順を示すフローチャートである。制御部80は、記憶装置30に記憶したキーワードの入力画面を図4の如くディスプレイ51に表示する。制御部80は、操作パネル20を通じて、キーワード入力ボックス47に入力されたキーワードを受け付ける(ステップS171)。制御部80は、単語DB35の単語フィールドから、受け付けたキーワードに合致する施設を抽出する(ステップS172)。制御部80は、抽出した施設に基づき、位置DB36から位置情報を読み出す(ステップS173)。
【0064】
制御部80はGPS受信機10から自車の位置情報を取得し(ステップS174)、ステップS173で読み出した各施設の位置情報と自車の位置情報とを用いて、各施設と自車位置との距離を算出する(ステップS175)。制御部80は算出した距離が短いもの順に抽出した施設を並び替える(ステップS176)。制御部80は抽出した施設を図16の如く、距離が短い順に並び替えた上で、ディスプレイ51に表示する(ステップS177)。なお、本実施の形態においては距離が短い順に全ての抽出した施設を一覧表示する例を説明したが、図9の如く分類情報に応じて表示するようにしても良い。
【0065】
この場合、制御部80は分類情報である小分類内に属する施設と自車位置との平均距離を算出する。そして平均距離が短い小分類に係る施設を優先的に表示する。図18は検索結果のイメージを示す説明図である。図に示すように、平均距離の最も短い岐阜県から順に、愛知県、三重県及び京都府の小分類タブ55が表示されている。制御部80は、小分類タブ55を、平均距離が短くなるにつれて左側に表示する。そして、最も平均距離の短い施設に対応する小分類タブ55を最初に選択して表示する。図の例では、岐阜県の小分類タブ55が最初に表示され、これに属する岐阜城が目的地ボタン53上に表示されている。なお、愛知県のように、複数の施設が存在する場合は、制御部80は図16と同じく、自車位置との距離が短い順に複数の施設を目的地ボタン53上に表示する。
【0066】
本実施の形態4は以上の如き構成としてあり、その他の構成及び作用は実施の形態1乃至3と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
【0067】
実施の形態5
図19は実施の形態5に係るナビゲーション装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。図19に示すように本発明に係るナビゲーション装置1の機能を実現するためのコンピュータプログラムは図示しない記録媒体読み取り機に挿入される記録媒体1A(CD−ROM、DVD−ROMまたはメモリーカード等)に記録された、施設を抽出し、施設を表示し、目的地を受け付けるコンピュータプログラムを記憶装置30へインストールし、これをプログラムメモリ60上でロードさせても良い。さらに、通信制御部310と図示しないサーバコンピュータとの間で通信を確立し、係るコンピュータプログラムを記憶装置30へダウンロードし、このダウンロードしたコンピュータプログラムをプログラムメモリ60上でロードするようにしても良い。
【0068】
本実施の形態5は以上の如き構成としてあり、その他の構成及び作用は実施の形態1乃至4と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【0069】
【図1】ナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図2】詳細情報DBのレコードレイアウトを示す説明図である。
【図3】目的地検索用のメニュー画面のイメージを示す説明図である。
【図4】キーワードを入力する際のイメージを示す説明図である。
【図5】検索結果のイメージを示す説明図である。
【図6】詳細情報の表示例のイメージを示す説明図である。
【図7】選択処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】実施の形態2に係る詳細情報DBのレコードレイアウトを示す説明図である。
【図9】検索結果のイメージを示す説明図である。
【図10】実施の形態2に係る表示処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】実施の形態3に係るナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図12】単語DBのレコードレイアウトを示す説明図である。
【図13】実施の形態3に係る選択処理の手順を示すフローチャートである。
【図14】実施の形態4に係るナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図15】位置DBのレコードレイアウトを示す説明図である。
【図16】抽出した施設の一覧イメージを示す説明図である。
【図17】実施の形態4に係る選択及び表示処理の手順を示すフローチャートである。
【図18】検索結果のイメージを示す説明図である。
【図19】実施の形態5に係るナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図20】従来のナビゲーション装置における検索方法のイメージを示す説明図である。
【符号の説明】
【0070】
1 ナビゲーション装置
10 GPS受信機
11 自立航法用センサ
12 VICS・FM多重レシーバ
20 操作パネル
21 音声入力部
22 リモコン
23 入力インターフェース
30 記憶装置
31 詳細情報DB
32 地図DB
33 電話番号DB
34 住所DB
35 単語DB
36 位置DB
40 音声出力部
41 スピーカ
50 表示制御部
51 ディスプレイ
53 目的地ボタン
54 詳細ボタン
55 小分類タブ
60 プログラムメモリ
70 データメモリ
76 外部メモリ
80 制御部
1A 記録媒体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
経路を案内するナビゲーション装置により目的地を設定する目的地設定方法において、
キーワードの入力を入力部から受け付けるステップと、
複数の施設に対応付けて各施設をユーザに紹介するための文章を含む紹介情報を記憶したデータベースの紹介情報及び受け付けたキーワードに基づき、対応する施設を抽出する抽出ステップと、
該抽出ステップにより抽出した施設を表示部に表示する表示ステップと、
前記表示部に表示された施設から選択された施設を、経路を案内するための目的地として前記入力部から受け付けるステップと
を備えることを特徴とする目的地設定方法。
【請求項2】
経路を案内するナビゲーション装置において、
キーワードの入力を受け付ける手段と、
複数の施設に対応付けて各施設をユーザに紹介するための文章を含む紹介情報を記憶したデータベースと、
受け付けたキーワード及び前記データベースに記憶した紹介情報に基づき、対応する施設を抽出する抽出手段と、
該抽出手段により抽出した施設を表示部に表示する表示手段と、
前記表示部に表示された施設から選択された施設を、経路を案内するための目的地として受け付ける手段と
を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項3】
前記データベースの各施設の紹介情報内から抽出した単語を施設に対応付けて記憶した単語データベースをさらに備え、
前記抽出手段は、
前記単語データベースから受け付けたキーワードに合致する単語に対応する施設を抽出するよう構成してある
ことを特徴とする請求項2に記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
前記データベースは、
施設に対応付けて、施設の特性に応じて各施設を分類するための分類情報及び紹介情報を記憶しており、
前記抽出手段は、
受け付けたキーワード及び前記データベースに記憶した紹介情報に基づき、対応する施設及び該施設に対応する分類情報を抽出するよう構成してあり、
前記表示手段は、
前記抽出手段により抽出した施設を分類情報別に分類して表示部に表示するよう構成してある
ことを特徴とする請求項2に記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
前記単語データベースは、
前記データベースの各施設の紹介情報内から抽出した単語及び施設の特性に応じて各施設を分類するための分類情報を施設に対応付けて記憶してあり、
前記抽出手段は、
前記単語データベースから受け付けたキーワードに合致する単語に対応する施設及び該施設に対応する分類情報を抽出するよう構成してあり、
前記表示手段は、
前記抽出手段により抽出した施設を分類情報別に分類して表示部に表示するよう構成してある
ことを特徴とする請求項3に記載のナビゲーション装置。
【請求項6】
施設に対応付けて位置情報を記憶した位置データベースと、
前記抽出手段により抽出した施設の位置情報を前記位置データベースから読み出す読み出し手段とを備え、
前記表示手段は、
前記読み出し手段により読み出した施設の位置情報及び現在の位置情報に基づき、現在の位置情報からの距離が短い順に並び替えて、前記抽出手段により抽出した施設を表示部に表示するよう構成してある
ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一つに記載のナビゲーション装置。
【請求項7】
経路を案内するナビゲーション装置に目的地を設定させるためのプログラムにおいて、
ナビゲーション装置に、
複数の施設に対応付けて各施設をユーザに紹介するための文章を含む紹介情報を記憶したデータベースの紹介情報及び受け付けたキーワードに基づき、対応する施設を抽出する抽出ステップと、
該抽出ステップにより抽出した施設を表示部に表示する表示ステップと、
前記表示部に表示された施設から選択された施設を、経路を案内するための目的地として前記入力部から受け付けるステップと
を実行させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2008−203033(P2008−203033A)
【公開日】平成20年9月4日(2008.9.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−38168(P2007−38168)
【出願日】平成19年2月19日(2007.2.19)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VICS
【出願人】(000001487)クラリオン株式会社 (1,722)
【Fターム(参考)】