神経変性疾患のサーチュイン関連治療法及び診断法
ここでは、サーチュインデアセチラーゼタンパク質ファミリ・メンバの活性;p53活性;アポトーシス;細胞及び生物の寿命及び対ストレス感受性、を修飾する方法及び組成物を提供する。例示的な方法は、細胞を、フラボン、スチルベン、フラバノン、イソフラボン、カテキン、カルコン、タンニン又はアントシアニジンなどの活性化化合物;又は、スフィンゴシンなどのスフィンゴリピドなどの阻害性化合物、に接触させるステップを含む。
更にここでは、神経変性疾患など、神経細胞死に関連する疾患を治療する、防止する又は診断する方法も開示する。
更にここでは、神経変性疾患など、神経細胞死に関連する疾患を治療する、防止する又は診断する方法も開示する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
細胞内のサーチュインの活性又はタンパク質レベルを増す作用物質を治療上有効量、それを必要とする対象に投与するステップを含む、対象の神経変性疾患を治療又は防止する方法。
【請求項2】
前記サーチュインがSIRT1である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記作用物質が、SIRT1をコードする核酸である、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記作用物質が、サーチュイン活性化化合物、その塩又はプロドラッグである、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記サーチュイン活性化化合物が、式1-25、30 及び32-65から成る群より選択される式を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記対象がヒトである、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記神経変性疾患が、アルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、パーキンソン病、ハンチントン病、及び多発性硬化症から成る群より選択される疾患である、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記神経変性疾患を治療するための治療薬を治療上有効量、前記対象に投与するステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記対象が、神経変性疾患を有すると診断された対象である、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記診断が、前記対象内のサーチュインのレベル又は活性を判定するステップを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記神経変性疾患がアルツハイマー病であり、そして前記診断が、前記対象の脳試料内のSIRT1のレベル又は活性を判定するステップを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記神経変性疾患がALSであり、そして前記診断が、前記対象の脊髄試料内のSIRT1のレベル又は活性を判定するステップを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記神経変性疾患の進行を観察するステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記神経変性疾患の進行を観察する前記ステップが、前記対象内のサーチュインのレベル又は活性を判定するステップを含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記神経変性疾患がアルツハイマー病であり、そして前記神経変性疾患の進行を観察する前記ステップが、前記対象の脳試料内のSIRT1のレベル又は活性を判定するステップを含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記神経変性疾患がALSであり、そして前記神経変性疾患の進行を観察する前記ステップが、前記対象の脊髄試料内のSIRT1のレベル又は活性を判定するステップを含む、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
ある対象が神経変性疾患を有する、又は発症する可能性が高いかどうかを判定する方法であって、(i)対象から生体試料を得るステップと、(ii)前記生体試料中のサーチュインのレベル又は活性を判定するステップであって、コントロール・レベルに比較したときに、前記対象の生体試料のサーチュインのレベル又は活性が高いことは、前記対象が神経変性疾患を有する、又は発症する可能性が高いことの指標である、ステップと、を含む、方法。
【請求項18】
前記サーチュインがSIRT1である、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記生体試料が脳試料である、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記疾患がアルツハイマー病である、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記疾患がALSであり、前記生体試料が脊髄試料である、請求項18に記載の方法。
【請求項22】
対象の神経変性疾患を治療又は防止する方法であって、前記対象が神経変性疾患を有する、又は発症する可能性が高いかどうかを、請求項17に記載の方法に従って判定するステップと、神経変性疾患を有する、又は発症する可能性が高いと診断された対象に、前記神経疾患を治療するための治療薬を治療上有効量、投与するステップと、を含む、方法。
【請求項23】
式 1-25、30 及び 32-65 から成る群より選択される式を有する化合物と、神経変性疾患を治療するための治療薬とを含む、組成物。
【請求項1】
細胞内のサーチュインの活性又はタンパク質レベルを増す作用物質を治療上有効量、それを必要とする対象に投与するステップを含む、対象の神経変性疾患を治療又は防止する方法。
【請求項2】
前記サーチュインがSIRT1である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記作用物質が、SIRT1をコードする核酸である、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記作用物質が、サーチュイン活性化化合物、その塩又はプロドラッグである、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記サーチュイン活性化化合物が、式1-25、30 及び32-65から成る群より選択される式を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記対象がヒトである、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記神経変性疾患が、アルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、パーキンソン病、ハンチントン病、及び多発性硬化症から成る群より選択される疾患である、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記神経変性疾患を治療するための治療薬を治療上有効量、前記対象に投与するステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記対象が、神経変性疾患を有すると診断された対象である、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記診断が、前記対象内のサーチュインのレベル又は活性を判定するステップを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記神経変性疾患がアルツハイマー病であり、そして前記診断が、前記対象の脳試料内のSIRT1のレベル又は活性を判定するステップを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記神経変性疾患がALSであり、そして前記診断が、前記対象の脊髄試料内のSIRT1のレベル又は活性を判定するステップを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記神経変性疾患の進行を観察するステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記神経変性疾患の進行を観察する前記ステップが、前記対象内のサーチュインのレベル又は活性を判定するステップを含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記神経変性疾患がアルツハイマー病であり、そして前記神経変性疾患の進行を観察する前記ステップが、前記対象の脳試料内のSIRT1のレベル又は活性を判定するステップを含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記神経変性疾患がALSであり、そして前記神経変性疾患の進行を観察する前記ステップが、前記対象の脊髄試料内のSIRT1のレベル又は活性を判定するステップを含む、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
ある対象が神経変性疾患を有する、又は発症する可能性が高いかどうかを判定する方法であって、(i)対象から生体試料を得るステップと、(ii)前記生体試料中のサーチュインのレベル又は活性を判定するステップであって、コントロール・レベルに比較したときに、前記対象の生体試料のサーチュインのレベル又は活性が高いことは、前記対象が神経変性疾患を有する、又は発症する可能性が高いことの指標である、ステップと、を含む、方法。
【請求項18】
前記サーチュインがSIRT1である、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記生体試料が脳試料である、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記疾患がアルツハイマー病である、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記疾患がALSであり、前記生体試料が脊髄試料である、請求項18に記載の方法。
【請求項22】
対象の神経変性疾患を治療又は防止する方法であって、前記対象が神経変性疾患を有する、又は発症する可能性が高いかどうかを、請求項17に記載の方法に従って判定するステップと、神経変性疾患を有する、又は発症する可能性が高いと診断された対象に、前記神経疾患を治療するための治療薬を治療上有効量、投与するステップと、を含む、方法。
【請求項23】
式 1-25、30 及び 32-65 から成る群より選択される式を有する化合物と、神経変性疾患を治療するための治療薬とを含む、組成物。
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10A】
【図10B】
【図10C】
【図10D】
【図11A】
【図11B】
【図12A】
【図12B】
【図12C】
【図12D】
【図13A】
【図13B】
【図14A】
【図14B】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22A】
【図22B】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34A】
【図34B】
【図35A】
【図35B】
【図35C】
【図35D】
【図35E】
【図35F】
【図35G】
【図36】
【図37A】
【図37B】
【図37C】
【図38】
【図39A】
【図39B】
【図39C】
【図39D】
【図40A】
【図40B】
【図40C】
【図40D】
【図41】
【図42】
【図43A】
【図43B】
【図44A】
【図44B】
【図45】
【図46】
【図47】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10A】
【図10B】
【図10C】
【図10D】
【図11A】
【図11B】
【図12A】
【図12B】
【図12C】
【図12D】
【図13A】
【図13B】
【図14A】
【図14B】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22A】
【図22B】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34A】
【図34B】
【図35A】
【図35B】
【図35C】
【図35D】
【図35E】
【図35F】
【図35G】
【図36】
【図37A】
【図37B】
【図37C】
【図38】
【図39A】
【図39B】
【図39C】
【図39D】
【図40A】
【図40B】
【図40C】
【図40D】
【図41】
【図42】
【図43A】
【図43B】
【図44A】
【図44B】
【図45】
【図46】
【図47】
【公表番号】特表2008−533024(P2008−533024A)
【公表日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−500879(P2008−500879)
【出願日】平成18年3月7日(2006.3.7)
【国際出願番号】PCT/US2006/008290
【国際公開番号】WO2006/096780
【国際公開日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【出願人】(502333862)プレジデント・アンド・フエローズ・オブ・ハーバード・カレツジ (18)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年3月7日(2006.3.7)
【国際出願番号】PCT/US2006/008290
【国際公開番号】WO2006/096780
【国際公開日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【出願人】(502333862)プレジデント・アンド・フエローズ・オブ・ハーバード・カレツジ (18)
【Fターム(参考)】
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