説明

車両用情報提供装置

【課題】トイレ休憩が必要となる時刻をより適切に推定し、これに基づく情報提供を行なうことが可能な車両用情報提供装置を提供すること。
【解決手段】乗員が摂取した水分量を推定する摂取水分量推定手段(10、64)と、直近にトイレ休憩が取得された時点を推定する直近トイレ休憩時点推定手段(66)と、乗員に情報提供する情報提供手段(20)と、摂取水分量推定手段により推定された水分量及び直近トイレ休憩時点推定手段により推定された直近にトイレ休憩が取得された時点からの経過時間に基づき、トイレ休憩が必要となる時刻を推定すると共に、推定したトイレ休憩が必要となる時刻に基づく情報提供を行なうように情報提供手段を制御する制御手段(70)と、を備える車両用情報提供装置(1)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トイレ休憩に関する情報提供を行なう車両用情報提供装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、介護サービスを受ける被介護者を送迎する際に、各被介護者の排尿頻度に基づいて排尿時刻を予測し、排尿時刻が近づいたときに、トイレ設置場所を経由するように送迎ルートを再計算して、当該場所で送迎車両を停止させる送迎支援システムについての発明が開示されている(例えば、特許文献1参照)。各被介護者の排尿頻度は、トイレに行く間隔を統計的にまとめた平均排尿頻度の情報や、最後にトイレに行った時刻を示す最新排尿時刻の情報を含むものとされている。
【特許文献1】特開2005−50202号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記従来のシステムでは、排尿時刻の予測を平均排尿頻度に基づいて行なっているが、被介護者は常に同じ間隔でトイレに行くとは限らない。このため、排尿時刻を適切に予測することができない場合が生じうる。
【0004】
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、トイレ休憩が必要となる時刻をより適切に推定し、これに基づく情報提供を行なうことが可能な車両用情報提供装置を提供することを、主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するための本発明の一態様は、乗員が摂取した水分量を推定する摂取水分量推定手段と、直近にトイレ休憩が取得された時点を推定する直近トイレ休憩時点推定手段と、乗員に情報提供する情報提供手段と、摂取水分量推定手段により推定された水分量、及び直近トイレ休憩時点推定手段により推定された直近にトイレ休憩が取得された時点からの経過時間に基づき、トイレ休憩が必要となる時刻を推定すると共に、推定したトイレ休憩が必要となる時刻に基づく情報提供を行なうように情報提供手段を制御する制御手段と、を備える車両用情報提供装置である。
【0006】
この本発明の一態様によれば、摂取水分量推定手段により推定された水分量に基づいてトイレ休憩が必要となる時刻をより適切に推定し、これに基づく情報提供を行なうことができる。
【0007】
本発明の一態様において、摂取水分量推定手段は、例えば、カップホルダーに取り付けられた重量センサーを備え、重量センサーの出力値の変化に基づいて乗員が摂取した水分量を推定する手段である。
【0008】
また、本発明の一態様において、自車両の現在位置を特定する現在位置特定手段と、トイレの位置情報を含む地図情報を記憶した記憶手段と、を備え、制御手段は、推定したトイレ休憩が必要となる時刻まで所定時間以内となったときに、現在位置特定手段により特定された自車両の現在位置を用いて地図情報を検索して、推定したトイレ休憩が必要となる時刻までに到達可能なトイレの位置を抽出し、抽出したトイレの位置を提供するように前記情報提供手段を制御する手段であるものとしてもよい。
【0009】
また、本発明の一態様において、自車両の現在位置を特定する現在位置特定手段と、トイレを有する設備の位置情報を含む地図情報を記憶した記憶手段と、を備え、制御手段は、推定したトイレ休憩が必要となる時刻に至ったときに、現在位置特定手段により特定された自車両の現在位置を用いて地図情報を検索して、自車両周辺に存在するトイレを有する設備の位置を抽出し、抽出したトイレを有する設備の位置を提供するように情報提供手段を制御する手段であるものとしてもよい。
【0010】
また、本発明の一態様において、乗員のトイレ休憩取得パターンを認識するトイレ休憩パターン認識手段を備え、制御手段は、トイレ休憩パターン認識手段により認識された乗員のトイレ休憩取得パターンを加味してトイレ休憩が必要となる時刻を推定する手段であるものとしてもよい。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、トイレ休憩が必要となる時刻をより適切に推定し、これに基づく情報提供を行なうことが可能な車両用情報提供装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。
【実施例】
【0013】
以下、本発明の一実施例に係る車両用情報提供装置1について説明する。車両用情報提供装置1は、例えば、車載ナビゲーション装置の機能を拡張することにより構成される。
【0014】
[構成]
図1は、車両用情報提供装置1の全体構成の一例を示す図である。車両用情報提供装置1は、主要な構成として、重量センサー10と、HMI(Human Machine Interface)20と、GPS受信機30と、メモリ40と、車速センサー50と、ナビゲーションコンピューター60と、を備える。図中の矢印は、CAN(Controller Area Network)やBEAN、AVC−LAN、FlexRay等の適切な通信プロトコルを用いて行なわれる車両内の主要な情報通信の流れを示す。
【0015】
重量センサー10は、車両のカップホルダーに取り付けられる。重量センサー10は、例えば、静電容量方式或いは圧電方式、歪みゲージによるセンサーであり、各カップホルダーに置かれたペットボトルや缶、紙コップ等の重量に応じた信号をナビゲーションコンピューター60に出力する。
【0016】
HMI20は、例えば、画像表示を行なうと共に、タッチパネルとしてユーザーによる種々の入力操作を可能に構成されたディスプレイ装置や、音声入出力のためのマイク、スピーカー、ブザー等からなる。
【0017】
GPS受信機30は、GPS衛星から衛星の軌道と時刻のデータを含む電波信号を受信し、ナビゲーションコンピューター60に出力する。
【0018】
メモリ40は、例えば、HDD(Hard Disc Drive)やDVD(Digital Versatile Disk)、CD−ROM等の記憶媒体であり、地図情報が記憶されている。地図情報は、交差点等を示すノードの座標(緯度、経度)、及びノードを接続するリンクにより道路形状が表現されており、リンクには車線数や幅員、曲率等の情報が付随して記憶されている。
【0019】
また、地図情報には、主要な施設(百貨店や駅ビル、コンビニエンスストア等の建物、ガソリンスタンドや遊園地等の施設を含む)の座標、及び各施設について駐車場やトイレの有無が記憶されている。
【0020】
車速センサー50は、例えば、各輪に取り付けられた車輪速センサーとスキッドコントロールコンピューターからなり、車輪速センサーが出力する車輪速パルス信号をスキッドコントロールコンピューターが車速矩形波パルス信号(車速信号)に変換してナビゲーションコンピューター60に出力する。
【0021】
ナビゲーションコンピューター60は、例えば、CPUを中心としてROMやRAM等がバスを介して相互に接続されたコンピューターユニットであり、その他、HDD(Hard Disc Drive)やDVD(Digital Versatile Disk)等の記憶媒体やI/Oポート、タイマー、カウンター等を備える。ROMには、CPUが実行するプログラムやデータが格納されている。また、ナビゲーションコンピューター60は、ROMに記憶されたプログラムをCPUがRAM上に展開(ロード)して実行することにより機能する主要な機能ブロックとして、現在位置特定部62と、摂取水分量推定部64と、直近トイレ休憩時点推定部66と、トイレ休憩パターン認識部68と、マスター制御部70と、を備える。
【0022】
現在位置特定部62は、GPS受信機30が受信した電波信号の時間差に基づく演算により、自車両の現在位置(緯度、経度、高度)を特定する。また、自車両の現在位置は、車速センサー50やジャイロセンサー等の各種センサーの出力や、ビーコン受信機及びFM多重放送受信機を介して受信される各種情報に基づいて補正されてよい。
【0023】
現在位置特定部62が特定した自車両の現在位置は、車載ナビゲーション装置の一般的機能である経路案内に用いられる。すなわち、自車両の現在位置からユーザーによりHMI20に対して入力された目的地に至る推奨経路を、メモリ40に記憶された地図情報を参照して生成し、自車両が推奨経路に沿って走行するようにHMI20により音声案内やナビゲーション表示を行なう。
【0024】
摂取水分量推定部64は、重量センサー10の通電制御等を行なうと共に、重量センサー10の出力値の変化に基づいて、基準時間内において乗員が摂取した水分量を推定する。具体的には、重量センサー10の出力値の減少分を、そのまま乗員が摂取した水分量と推定してもよいし、容器の重量を何らかの手法により推定して、補正を行なってもよい。なお、当該推定に係る基準時間は、例えば、後述する如く直近トイレ休憩時点推定部66が推定した直近にトイレ休憩が取得された時点から現在までの時間である。
【0025】
直近トイレ休憩時点推定部66は、現在位置特定部62により特定された自車両の現在位置、メモリ40に記憶された地図情報、及び車速センサー50の出力値等を参照し、直近にトイレ休憩が取得された時点を推定する。具体的には、例えば、自車両の現在位置が地図情報において駐車場及びトイレを有する施設の座標と一致し(又は施設の座標領域内に在り)、且つその状態で車速ゼロの状態が所定時間以上継続したときに、トイレ休憩が取得されたと認識する。そして、直近にトイレ休憩が取得されたと認識した時点(より厳密に、車速ゼロの状態が継続した時間帯の終了時点、開始時点、或いは中間時点等と定めてよい)を、直近にトイレ休憩が取得された時点と推定する。また、イグニッションスイッチからの信号やエンジンの運転状態等を更に加味してもよい。
【0026】
トイレ休憩パターン認識部68は、上記の如く直近トイレ休憩時点推定部66が、トイレ休憩が取得されたと認識した時点の間隔をメモリ40等の記憶媒体に記憶し、その記憶された間隔の、例えば平均値を乗員のトイレ休憩取得パターンとして認識する。この場合において、例えば、車両の1回の走行を通じて1度しかトイレ休憩が取得されなかった場合は、当該データを除外する等してよい。
【0027】
マスター制御部70は、まず、摂取水分量推定部64により推定された水分量、直近トイレ休憩時点推定部66により推定された直近にトイレ休憩が取得された時点からの経過時間、及びトイレ休憩パターン認識部68により認識された乗員のトイレ休憩取得パターンに基づいて、トイレ休憩が必要となる時刻を推定する。
【0028】
トイレ休憩が必要となる時刻は、例えば、まず、トイレ休憩パターン認識部68が認識したトイレ休憩間隔の平均値に対してこれに摂取水分量推定部64により推定された水分量を用いて修正した修正後のトイレ休憩間隔を導出する。当該修正は、如何なる手法を用いてもよいが、上記基準時間において取得される平均的な水分量を予め実験や車両における学習等で求めておき、摂取水分量推定部64により推定された水分量と上記平均的な水分量との比率が大きくなるのに応じて修正後のトイレ休憩間隔が短くなるように修正することが考えられる。そして、直近トイレ休憩時点推定部66が推定した直近にトイレ休憩が取得された時点に、上記修正後のトイレ休憩間隔を加算して、トイレ休憩が必要となる時刻を推定する。
【0029】
このように、摂取水分量推定部64により推定された水分量を用いてトイレ休憩が必要となる時刻を推定することにより、水分を多く取得した乗員についてはトイレ休憩が必要となる時刻がより早く推定されることとなり、より実情に即したトイレ休憩が必要となる時刻が推定されることとなる。すなわち、トイレ休憩が必要となる時刻が、より適切に推定されることとなる。
【0030】
マスター制御部70は、推定したトイレ休憩が必要となる時刻まで所定時間以内となったときに、現在位置特定部62により特定された自車両の現在位置を用いて地図情報を検索し、推定したトイレ休憩が必要となる時刻までに到達可能な、トイレを有する施設(トイレ及び駐車場を有する施設としてもよい)の位置を抽出し、HMI20を用いて当該施設の位置を乗員に案内する。
【0031】
これにより、トイレ休憩が必要となる時刻が近づいたときに、前もってトイレ休憩が可能な施設の位置を案内することとなり、乗員に対する便宜を図ることができる。
【0032】
図2は、マスター制御部70が実行する特徴的な処理の流れを示すフローチャートである。本フローは、例えば、所定周期(数[ms]毎等)をもって、繰り返し実行される。
【0033】
まず、直近にトイレ休憩が取得された時点を推定するように直近トイレ休憩時点推定部66に指示し、直近トイレ休憩時点推定部66が推定した直近にトイレ休憩が取得された時点を取得する(S100)。なお、直近トイレ休憩時点推定部66においては、前回本フローの1ルーチンが実行されてから今回までの間に、トイレ休憩が取得されたと推定すべき事由が発生していなければ、その旨を返すものとしてよい。この場合、マスター制御部70においては、前回取得した、直近にトイレ休憩が取得された時点を用いることとすればよい。
【0034】
続いて、摂取水分量推定部64が推定した、基準時間内において乗員が摂取した水分量を取得し(S102)、摂取水分量推定部64により推定された水分量、直近トイレ休憩時点推定部66により推定された直近にトイレ休憩が取得された時点からの経過時間、及びトイレ休憩パターン認識部68により認識された乗員のトイレ休憩取得パターンに基づいて、トイレ休憩が必要となる時刻を推定する(S104)。
【0035】
そして、トイレ休憩が必要となる時刻まで所定時間以内となったか否かを判定する(S106)。トイレ休憩が必要となる時刻まで所定時間以内となっていない場合は、何も処理を行なわずに本フローの1ルーチンを終了する。
【0036】
一方、トイレ休憩が必要となる時刻まで所定時間以内となった場合は(上記計算の結果、トイレ休憩が必要となる時刻を既に経過している場合も含まれてよい)、現在位置特定部62により特定された自車両の現在位置を用いて地図情報を検索し、推定したトイレ休憩が必要となる時刻までに到達可能な、トイレを有する施設(トイレ及び駐車場を有する施設としてもよい)の位置を抽出する(S108)。そして、HMI20を用いて当該施設の位置を乗員に案内する(S110)。ここで、施設位置の案内は、前述した経路案内に割り込む形で行なわれてよい。また、推奨経路を変更する形で行なわれてもよい。すなわち、山間部や高速道路等において推奨経路上に適当な施設が存在しない場合は、推奨経路を一部変更し、トイレを有する適当な施設を経由するように、経路案内を行なう。
【0037】
なお、図1では、重量センサー10が単独のものであるように示したが、実際は、カップホルダーが複数設置されている車両においては、複数の重量センサー10が取り付けられてよい(単独であってもよいのは勿論である)。この場合、例えば、各乗員について取得水分量及びトイレ休憩が必要となる時刻の推定を行ない、S106の判定処理を、「各乗員について推定されたトイレ休憩が必要となる時刻のうち最も近いもの、まで所定時間以内となったか否か」を判定する処理に置換すればよい。こうすれば、乗員のうち最も早くトイレ休憩が必要となる者に対してトイレ休憩の便宜を図ることができる。
【0038】
本実施例の車両用情報提供装置1によれば、車両のカップホルダーに取り付けられた重量センサー10により乗員の取得水分量を推定し、これを加味することにより、トイレ休憩が必要となる時刻をより適切に推定することができる。従って、より適切なタイミングでトイレを有する施設に関する情報提供を行なうことができる。
【0039】
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
【0040】
例えば、図2のフローチャートにおけるS106の判定処理は、「トイレ休憩が必要となる時刻に至ったか否かを判定する」ものとしてもよい。また、山間部や高速道路等、トイレを有する施設が多く存在しないような場所を走行している際には、実施例の如く「トイレ休憩が必要となる時刻まで所定時間以内となったか否かを」判定し、市街地等、トイレを有する施設が多く存在するような場所を走行している際には、「トイレ休憩が必要となる時刻に至ったか否かを」判定するように切り替えて制御を行なってもよい。なお、如何なる場所を走行しているかの情報は、現在位置特定部62により特定された自車両の現在位置を用いてメモリ40に記憶された地図情報を参照することにより取得することができる。
【産業上の利用可能性】
【0041】
本発明は、自動車製造業や自動車部品製造業等に利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】車両用情報提供装置1の全体構成の一例を示す図である。
【図2】マスター制御部70が実行する特徴的な処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0043】
1 車両用情報提供装置
10 重量センサー
20 HMI
30 GPS受信機
40 メモリ
50 車速センサー
60 ナビゲーションコンピューター
62 現在位置特定部
64 摂取水分量推定部
66 直近トイレ休憩時点推定部
68 トイレ休憩パターン認識部
70 マスター制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
乗員が摂取した水分量を推定する摂取水分量推定手段と、
直近にトイレ休憩が取得された時点を推定する直近トイレ休憩時点推定手段と、
乗員に情報提供する情報提供手段と、
前記摂取水分量推定手段により推定された水分量、及び前記直近トイレ休憩時点推定手段により推定された直近にトイレ休憩が取得された時点からの経過時間に基づき、トイレ休憩が必要となる時刻を推定すると共に、該推定したトイレ休憩が必要となる時刻に基づく情報提供を行なうように前記情報提供手段を制御する制御手段と、
を備える車両用情報提供装置。
【請求項2】
請求項1に記載の車両用情報提供装置であって、
前記摂取水分量推定手段は、
カップホルダーに取り付けられた重量センサーを備え、
該重量センサーの出力値の変化に基づいて乗員が摂取した水分量を推定する手段である、車両用情報提供装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の車両用情報提供装置であって、
自車両の現在位置を特定する現在位置特定手段と、
トイレの位置情報を含む地図情報を記憶した記憶手段と、を備え、
前記制御手段は、
前記推定したトイレ休憩が必要となる時刻まで所定時間以内となったときに、
前記現在位置特定手段により特定された自車両の現在位置を用いて前記地図情報を検索して、前記推定したトイレ休憩が必要となる時刻までに到達可能なトイレの位置を抽出し、
該抽出したトイレの位置を提供するように前記情報提供手段を制御する手段である、
車両用情報提供装置。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の車両用情報提供装置であって、
自車両の現在位置を特定する現在位置特定手段と、
トイレを有する設備の位置情報を含む地図情報を記憶した記憶手段と、を備え、
前記制御手段は、
前記推定したトイレ休憩が必要となる時刻に至ったときに、
前記現在位置特定手段により特定された自車両の現在位置を用いて前記地図情報を検索して、自車両周辺に存在するトイレを有する設備の位置を抽出し、
該抽出したトイレを有する設備の位置を提供するように前記情報提供手段を制御する手段である、
車両用情報提供装置。
【請求項5】
請求項1ないし4のいずれかに記載の車両用情報提供装置であって、
乗員のトイレ休憩取得パターンを認識するトイレ休憩パターン認識手段を備え、
前記制御手段は、該トイレ休憩パターン認識手段により認識された乗員のトイレ休憩取得パターンを加味して前記トイレ休憩が必要となる時刻を推定する手段である、
車両用情報提供装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2008−261704(P2008−261704A)
【公開日】平成20年10月30日(2008.10.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−104128(P2007−104128)
【出願日】平成19年4月11日(2007.4.11)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】