説明

軸受付きカムシャフト装置と組付構造

【課題】シャフトの外周面の軸方向に、カム駒と、ころ軸受とを容易に組み付けることができ、コスト低減を図ることができる軸受付きカムシャフト装置と組付構造を提供する。
【解決手段】シャフト12と、このシャフト12の外周面の軸方向に所定の間隔を保って嵌合されたカム駒16と、ころ軸受30とを備える。ころ軸受30は、シャフト12の外周面に嵌合される内輪32と、外輪50と、これら内・外輪32、50の間に転動可能に配設された複数のころ40と、ころ40を保持する保持器45とを備える。外輪50は、ころ40に対応する軌道面52を有する第1の外輪体51と、第1の外輪体51の外周面に嵌合される第2の外輪体55とを有する。第1の外輪体51の一端部と、第2の外輪体55の他端部には、内輪32の両端部に対向する位置まで突出し、かつ内輪32の端部に接して軸方向への移動を阻止する規制フランジ54、57が形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、シャフトと、カム駒と、ころ軸受とを備えた軸受付きカムシャフト装置と組付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
内燃機関のシリンダヘッドに回転可能に組み付けられる軸受付きカムシャフト装置においては、シャフトと、複数のカム駒と、シャフトの外周面の一部を内輪軌道面とするころ軸受がそれぞれ個別に製作された後、シャフトの外周面の軸方向に、カム駒ところ軸受とが所定の間隔を保って所定順に嵌合(圧入)されて配置される。
また、特許文献1に開示されているように、シャフトの外周面の軸方向に複数のカム駒が配置された状態において、分割構成されたころ軸受がシャフトの外周面の半径方向外側から組み付けられる構造の軸受付きカムシャフト装置が知られている。
【特許文献1】特開2007−192315号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、常温の状態で、シャフトの外周面の軸方向に、その外周面の一部を内輪軌道面とするころ軸受と、カム駒とを所定の間隔を保って嵌合すると、シャフトの外周面にカム駒による圧入傷が発生し、ころ軸受としての機能が悪化される。このため、シャフトの外周面を熱処理等によって所望する硬度に表面処理した後、冷し嵌めによってころ軸受と、カム駒とを所定の間隔を保って嵌合する必要があり、コスト高なる。
また、特許文献1においては、ころ軸受を分割構成してシャフトの外周面の半径方向外側から組み付けなければならず、ころ軸受の製作や、組み付けが厄介となる。
【0004】
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、シャフトの外周面の軸方向に、カム駒と、ころ軸受とを容易に組み付けることができ、コスト低減を図ることができる軸受付きカムシャフト装置と組付構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記目的を達成するために、この発明の請求項1に係る軸受付きカムシャフト装置は、シャフトと、このシャフトの外周面の軸方向に所定の間隔を保って嵌合されたカム駒と、ころ軸受とを備えた軸受付きカムシャフト装置であって、
前記ころ軸受は、前記シャフトの外周面に嵌合されて固定される内輪と、外輪と、これら内・外輪の間に転動可能に配設された複数のころと、これらころを保持する保持器とを備え、
前記外輪は、内周面に前記ころに対応する軌道面を有する第1の外輪体と、この第1の外輪体の外周面に嵌合される第2の外輪体とを有し、
前記第1の外輪体の一端部と、前記第2の外輪体の他端部には、前記内輪の両端部に対向する位置まで突出し、かつ前記内輪の端部に接して軸方向への移動を阻止する規制フランジがそれぞれ形成されていることを特徴とする。
【0006】
前記構成によると、シャフトの外周面の軸方向にカム駒と、ころ軸受の内輪とを所定の締め代をもって嵌合(圧入)することによって軸受付きカムシャフト装置を構成することができる。
このように、シャフトとは別体のころ軸受の内輪をシャフトの外周面に所定の締め代をもって嵌合(圧入)する構造上、シャフトの外周面の一部を内輪軌道面とするころ軸受と異なり、内輪軌道面にカム駒による圧入傷が発生する不具合を解消することができる。
このため、従来と異なり、シャフトの外周面を熱処理等によって表面処理した後、冷し嵌合めによってころ軸受と、カム駒とを嵌合する必要性を解消することができ、コスト低減において効果が大きい。
また、ころ軸受は、玉軸受と比較して内輪に対し外輪が軸方向に不測に移動して外れやすいが、第1、第2の外輪体の端部に形成した規制リングによって第1、第2の外輪体の軸方向への移動を規制することができるため、内輪に対し第1、第2の外輪体が軸方向に不測に移動して外れる不具合を防止することができる。
このため、軸受付きカムシャフト装置の運搬、保管等の管理がしやすく、また、軸受付きカムシャフト装置を所定位置に組み付ける作業もしやすくなる。
【0007】
この発明の請求項2に係る軸受付きカムシャフト装置の組付構造は、シャフトと、このシャフトの外周面の軸方向に所定の間隔を保って嵌合されたカム駒と、ころ軸受とを備えた軸受付きカムシャフト装置を、合成樹脂製のカムキャップを介してシリンダヘッドに組み付ける軸受付きカムシャフト装置の組付構造であって、
前記ころ軸受は、前記シャフトの外周面に嵌合されて固定される内輪と、この内輪の外周面の軌道面に転動可能に配置される複数のころと、これら複数のころを保持する保持器と、前記複数のころに対応する半円弧状の軌道面を内面側に有する部分外輪とを備え、
前記カムキャップは、前記部分外輪を支持する半円弧状の内面を有する外輪支持部が形成される一方、
前記部分外輪は、前記カムキャップの外輪支持部の内面にインサート成形によって一体に固定されていることを特徴とする。
【0008】
前記構成によると、シャフトの外周面の軸方向にカム駒と、ころ軸受の内輪とを所定の締め代をもって嵌合(圧入)することによって構成された軸受付きカムシャフト装置は、シャフトの外周面の一部を内輪軌道面とするころ軸受と異なり、内輪軌道面にカム駒による圧入傷が発生する不具合を解消することができる。このため、従来と異なり、シャフトの外周面を熱処理等によって表面処理した後、冷し嵌合めによってころ軸受と、カム駒とを嵌合する必要性を解消することができ、コスト低減において効果が大きい。
また、前記した軸受付きカムシャフト装置をシリンダヘッドに設置し、このシリンダヘッドの取付部にボルト等によって合成樹脂製のカムキャップを取り付けることによって、ころ軸受の複数のころがカムキャップと一体状をなす部分外輪の半円弧状の軌道面に接して転動可能となる。
すなわち、カムキャップと部分外輪とを一つの部品として取り扱うことができ、取り扱いや取り付けが容易となると共に、軽量化やコスト低減においても効果が大きい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
次に、この発明を実施するための最良の形態を実施例にしたがって説明する。
【実施例】
【0010】
(実施例1)
この発明の実施例1を図1と図2にしたがって説明する。
図1はこの発明の実施例1に係る軸受付きカムシャフト装置を示す縦断面図である。図2は軸受付きカムシャフト装置のシャフトの外周面の軸方向にカム駒ところ軸受とが配置された状態を拡大して示す縦断面図である。
【0011】
図1に示すように、この実施例1においては、内燃機関のシリンダヘッドに組み付けられる軸受付きカムシャフト装置(カムシャフトユニット)は、シャフト12と、複数のカム駒16と、ころ軸受(針状ころ軸受も含む)30とを一体状に備えてユニット化されている。
また、図2に示すように、ころ軸受30は、内輪32と、外輪50と、これら内輪32と、外輪50の間に転動可能に配設された複数のころ40と、これらころ40を保持する保持器45とを備えている。
また、図1に示すように、複数のカム駒16と、ころ軸受30の内輪32は、シャフト12の外周面の軸方向に順次に嵌合されて所定の間隔を保って配置されている。
また、複数のカム駒16の内径寸法(内孔の孔径寸法)、及びころ軸受30の内輪32の内径寸法は、シャフト12の軸上に所要とする締め代をもって嵌合(圧入)して固定できるようにシャフト12の外径寸法よりも小さく設定されている。
【0012】
また、この実施例1において、図2に示すように、内輪32の外周面に形成された軌道面33の両側部には、鍔34が半径方向外方へ向けて環状に突出されており、これら鍔34の対向面には、ころ40の両端面を摺動案内するころ案内面35が形成されている。
【0013】
図2に示すように、ころ軸受30の外輪50は、鋼板のプレス加工品よりなる第1、第2の外輪体51、55によって内外二重構造をなしている。
第1の外輪体51は、複数のころ40の配設外周円に微小な隙間をもって挿入され内周面にころ40に対応する軌道面52を有する筒状部53と、この筒状部53の一端から中心側に向けて環状に突出され、かつ内輪32の一端面に接近して接触可能に対向する規制フランジ54とを一体に有している。
また、第2の外輪体55は、第1の外輪体51の筒状部53の外周面に所定の締め代をもって嵌合(圧入)される筒状部56と、この筒状部56の他端から中心側に向けて環状に突出され、かつ内輪32の他端面に接近して接触可能に対向する規制フランジ57とを一体に有している。
そして、図2に示すように、第1の外輪体51の筒状部53の外周面に第2の外輪体55の筒状部56が嵌合された状態において、これら第1、第2の外輪体51、55の両規制フランジ54、57によって、内輪32に対する外輪50の軸方向への移動が阻止されるようになっている。
【0014】
上述したように構成されるこの実施例1に係る軸受付きカムシャフト装置において、シャフト12の外周面の軸方向に複数のカム駒16ところ軸受30の内輪32とを所定順に所定の間隔を保ち、かつ所定の締め代をもって嵌合(圧入)して配置(固定)することによって軸受付きカムシャフト装置が構成される。
前記したように、シャフト12とは別体のころ軸受30の内輪32をシャフト12の外周面に所定の締め代をもって嵌合し固定する構造上、シャフトの外周面の一部を内輪軌道面とする従来のころ軸受と異なり、内輪32の外周面の軌道面33にカム駒16による圧入傷が発生する不具合を解消することができる。
このため、従来と異なり、シャフト12の外周面を熱処理等によって表面処理した後、冷し嵌合めによってころ軸受30と、カム駒16とを嵌合する必要性を解消することができ、コスト低減において効果が大きい。
【0015】
また、前記したように構成される軸受付きカムシャフト装置において、ころ軸受30は、玉軸受と比較して内輪に対し外輪50が軸方向に不測に移動して外れやすいが、外輪50を構成している第1、第2の外輪体51、55の端部にそれぞれ形成した規制リング54、57によって、内輪32に対する外輪50の軸方向への移動を規制することができる。このため、内輪32に対し外輪50が軸方向に不測に移動して外れる不具合を防止することができる。
この結果、軸受付きカムシャフト装置の運搬、保管等の管理がしやすく、また、軸受付きカムシャフト装置をシリンダヘッドに組み付ける作業もしやすくなる。
【0016】
(実施例2)
次に、この発明の実施例2を図3〜図7にしたがって説明する。
図3はこの発明の実施例2に係る軸受付きカムシャフト装置の縦断面図である。図4はシャフトの外周面の軸方向にころ軸受が配置された状態を拡大して示す縦断面図である。図5は部分外輪を一体に有するカムキャップを示す横断面図である。図6は軸受付きカムシャフト装置をカムキャップを介してシリンダヘッドの取付部に取り付けた状態を示す横断面図である。図7は図6のVII−VII線に基づく縦断面図である。
【0017】
この実施例2においては、軸受付きカムシャフト装置をシリンダヘッドの取付部に組み付けるための組付構造を例示するものであり、図3に示すように、この実施例2に用いられる軸受付きカムシャフト装置において、外輪以外の部分は実施例1の軸受付きカムシャフト装置と略同様にして構成される。
すなわち、この実施例2に用いられる軸受付きカムシャフト装置は、シャフト12と、このシャフト12の外周面の軸方向に所定の間隔を保って嵌合されたカム駒16と、ころ軸受130とを備えている。
【0018】
図4に示すように、ころ軸受130は、シャフト12の外周面に所定の締め代をもって嵌合(圧入)されて固定される内輪132と、この内輪132の外周面の軌道面133に転動可能に配置される複数のころ140と、これら複数のころ140を保持する保持器145と、複数のころ140に対応する部分外輪165とを備えている(図5参照)。また、内輪132の外周面に形成された軌道面133の両側部には、実施例1と同様にして鍔134が半径方向外方へ向けて環状に突出されており、これら鍔134の対向面には、ころ140の両端面を摺動案内するころ案内面135が形成されている。
【0019】
図5に示すように、部分外輪165は、鋼板のプレス加工によって半円弧状に形成され、その内面には半円弧状の軌道面166が形成されている。そして、部分外輪165は、次に述べる合成樹脂製のカムキャップ160の外輪支持部161の内面に一体に固定されている。
【0020】
図5〜図7に示すように、カムキャップ160は、部分外輪165を支持する半円弧状の内面を有する外輪支持部161と、この外輪支持部161の円弧の両端から張り出されてシリンダヘッド170の取付部170aにボルト175によって締め付けられる取付部162と、部分外輪165の両側部から中心側に向けて円弧状に張り出され、内輪132の両端面に接近する規制フランジ163とを一体に備えている。
そして、カムキャップ165の外輪支持部161の内面にインサート成形によって部分外輪165が一体に固定されている。
すなわち、カムキャップ160に対応する射出成形型内に部分外輪165がセットされた状態で、溶融樹脂材料が射出成形型内に射出充填されることによって、カムキャップ160が形成されると同時に、カムキャップ160の外輪支持部161の内面に部分外輪165が一体に固定されている。
【0021】
上述したように構成されるこの実施例2に係る軸受付きカムシャフト装置の組付構造において、シャフト12の外周面の軸方向に複数のカム駒16と、ころ軸受130の内輪132とを所定の締め代をもって嵌合(圧入)することによって軸受付きカムシャフト装置が構成される。
このように軸受付きカムシャフト装置を構成することによって、シャフトの外周面の一部を内輪軌道面とするころ軸受と異なり、内輪軌道面にカム駒による圧入傷が発生する不具合を解消することができる。このため、従来と異なり、シャフトの外周面を熱処理等によって表面処理した後、冷し嵌合めによってころ軸受と、カム駒とを嵌合する必要性を解消することができ、コスト低減において効果が大きい。
【0022】
また、前記した軸受付きカムシャフト装置をシリンダヘッド170にカムキャップ160を介して組み付ける場合、まず、シリンダヘッド170の所定位置に軸受付きカムシャフト装置を設置し、次に、シリンダヘッド170の取付部170aにカムキャップ160をその取付部162においてボルト175によって締め付けることによって、シリンダヘッド170に軸受付きカムシャフト装置を組み付けることができる。
シリンダヘッド170の取付部170aにカムキャップ160を固定した状態において、ころ軸受130の複数のころ140がカムキャップ160と一体状をなす部分外輪165の半円弧状の軌道面166に接して転動可能となる。
また、カムキャップ160と部分外輪165とを一つの部品として取り扱うことができ、取り扱いや取り付けが容易となると共に、軽量化やコスト低減においても効果が大きい。
なお、図6に示すように、シリンダヘッド170の取付部170aにカムキャップ160を固定した状態において、シャフト12の回転に伴なってカム駒16がカムフォロアを押し下げる際、上向きの反力が部分外輪165によって良好に受けられる一方、シリンダヘッド170側への下向きの半力は作用しないため、シリンダヘッド170側に外輪軌道面がない構造であっても支障をきたさない。
【0023】
なお、この発明は、前記実施例1及び2に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の形態で実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】この発明の実施例1に係る軸受付きカムシャフト装置を示す縦断面図である。
【図2】同じく軸受付きカムシャフト装置のシャフトの外周面の軸方向にころ軸受が配置された状態を拡大して示す縦断面図である。
【図3】この発明の実施例2に係る軸受付きカムシャフト装置の縦断面図である。
【図4】同じくシャフトの外周面の軸方向にころ軸受が配置された状態を拡大して示す縦断面図である。
【図5】同じく部分外輪を一体に有するカムキャップを示す横断面図である。
【図6】同じく軸受付きカムシャフト装置をカムキャップを介してシリンダヘッドの取付部に取り付けた状態を示す横断面図である。
【図7】同じく図6のVII−VII線に基づく縦断面図である。
【符号の説明】
【0025】
12 シャフト
16 カム駒
30、130 ころ軸受
40、140 ころ
45、145 保持器
50 外輪
51 第1の外輪体
54 規制フランジ
55 第2の外輪体
57 規制フランジ
160 カムキャップ
165 部分外輪
170 シリンダヘッド
170a 取付部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シャフトと、このシャフトの外周面の軸方向に所定の間隔を保って嵌合されたカム駒と、ころ軸受とを備えた軸受付きカムシャフト装置であって、
前記ころ軸受は、前記シャフトの外周面に嵌合されて固定される内輪と、外輪と、これら内・外輪の間に転動可能に配設された複数のころと、これらころを保持する保持器とを備え、
前記外輪は、内周面に前記ころに対応する軌道面を有する第1の外輪体と、この第1の外輪体の外周面に嵌合される第2の外輪体とを有し、
前記第1の外輪体の一端部と、前記第2の外輪体の他端部には、前記内輪の両端部に対向する位置まで突出し、かつ前記内輪の端部に接して軸方向への移動を阻止する規制フランジがそれぞれ形成されていることを特徴とする軸受付きカムシャフト装置。
【請求項2】
シャフトと、このシャフトの外周面の軸方向に所定の間隔を保って嵌合されたカム駒と、ころ軸受とを備えた軸受付きカムシャフト装置を、合成樹脂製のカムキャップを介してシリンダヘッドに組み付ける軸受付きカムシャフト装置の組付構造であって、
前記ころ軸受は、前記シャフトの外周面に嵌合されて固定される内輪と、この内輪の外周面の軌道面に転動可能に配置される複数のころと、これら複数のころを保持する保持器と、前記複数のころに対応する半円弧状の軌道面を内面側に有する部分外輪とを備え、
前記カムキャップは、前記部分外輪を支持する半円弧状の内面を有する外輪支持部が形成される一方、
前記部分外輪は、前記カムキャップの外輪支持部の内面にインサート成形によって一体に固定されていることを特徴とする軸受付きカムシャフト装置の組付構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−127807(P2009−127807A)
【公開日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−305793(P2007−305793)
【出願日】平成19年11月27日(2007.11.27)
【出願人】(000001247)株式会社ジェイテクト (7,053)
【Fターム(参考)】