説明

RAFモジュレーターおよびその使用方法

本発明は、G、A、X、X、X、Z、E、YおよびXが本明細書に定義されている式Iの化合物に関する。該化合物は、増殖、分化、プログラム化細胞死、移動および化学侵襲などの細胞活性を調節するためにタンパクキナーゼ酵素活性を調節する。本発明の化合物は、キナーゼ類、特にRafを阻害、制御および/または調節する。キナーゼ依存疾患および病態を治療するために、該化合物およびそれらの製薬組成物を使用する方法緒よび調製する方法もまた本発明の態様である。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I、
【化1】

の化合物、あるいは製薬的に許容できるその塩、水和物またはプロドラッグであるが、該化合物がCAS登録番号439096−29−4、439107−32−1または439107−34−3ではないという条件で;式中、
Aは、3員環から7員環の脂環式、5員環から6員環のオルト−アリーレンまたは1個から3個の間のヘテロ原子を含有する5員環から6員環のオルト−ヘテロアリーレンであり、前述のいずれかが、4つまでのRにより任意に置換されており;
Rの各々は、−H、ハロゲン、−CN、−NO、−OR、−N(R)R、−S(O)0〜2、−SON(R)R、−CO、−C(O)N(R)R、−N(R)SO、−N(R)C(O)R、−N(R)CO、−C(O)R、−OC(O)R、任意に置換されているC1〜6アルキル、任意に置換されているアリール、任意に置換されているアリールC1〜6アルキル、任意に置換されているヘテロ環、および任意に置換されているヘテロ環C1〜6アルキルから独立して選択され;
任意の2つのRは、それらが結合している原子と一緒になって、Aと縮合した第一の環系を形成し、前記第一の環系が0から3つのRで置換されており;
、XおよびXは、−CR=または−N=から独立して選択され;
の各々は、−H、ハロゲン、−CN、−NO、−OR、−N(R)R、−S(O)0〜2、−SON(R)R、−CO、−C(O)N(R)R、−N(R)SO、−N(R)C(O)R、−N(R)CO、−C(O)R、−OC(O)R、任意に置換されているC1〜6アルキル、任意に置換されているアリール、任意に置換されているアリールC1〜6アルキル、任意に置換されているヘテロ環、および任意に置換されているヘテロ環C1〜6アルキルから独立して選択され;
ZおよびXは、−C(R)=、−N=、−N(R)−、−S(O)0〜2−、および−O−から各々独立して選択され;
EおよびYは、不在、−C(R)(R)−、−C(=O)−、−C(R)=および−N=から各々独立して選択されるが、EとYが双方とも不在であることはなく、ZとXとが双方とも−N=である場合は、EとYとが双方とも−N=であることはなく;
の各々は、R、−N(R)R、−C(O)N(R)R、−N(R)CO、−N(R)C(O)N(R)R、および−N(R)C(O)Rから独立して選択され;
の各々は、−H、任意に置換されているC1〜6アルキル、任意に置換されているC3〜7脂環式、任意に置換されているアリール、任意に置換されているアリールC1〜3アルキル、任意に置換されているヘテロ環、および任意に置換されているヘテロ環C1〜3アルキルから独立して選択され;
任意の2つのRは、それらが結合している共通の窒素と一緒になった場合、任意に置換されている5員環から7員環のヘテロ環を形成し、前記任意に置換されている5員環から7員環のヘテロ環は、N、O、S、およびPから選択される少なくとも1個のさらなるヘテロ原子を任意に含有し;
Gは、−CO、−C(O)R、−C(O)N(R)R、−C(O)(NR)、−C(O)NR[C(R0〜1、−C(O)NRO[C(R0〜1、−N(R)CO、−N(R)C(O)N(R)R、−N(R)C(O)R、−N(R)R、−S(O)0〜2、−SONR(R)R、任意に置換されているアリールC0〜3アルキル、および任意に置換されているヘテロ環C0〜3アルキルから選択される、
化合物。
【請求項2】
Aが、6員環オルト−アリーレンである請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Aが、オルト−フェニレンである請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
Gが、−C(O)R、−C(O)N(R)R、−C(O)(NR)、−C(O)NR[C(R0〜1、−C(O)NRO[C(R0〜1である請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
Gが、−C(O)N(R)Rである請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
Gが、−C(O)NHRである請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
が、任意に置換されているC1〜6アルキルである請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
が、任意に置換されているアリールである請求項6に記載の化合物。
【請求項9】
一例において、Rが、任意に置換されているアリールC1〜3アルキルである請求項6に記載の化合物。
【請求項10】
一例において、Rが、任意に置換されているヘテロ環である請求項6に記載の化合物。
【請求項11】
一例において、Rが、任意に置換されているヘテロ環C1〜3アルキルである請求項6に記載の化合物。
【請求項12】
一例において、X、XおよびXが、−CR=である請求項6に記載の化合物。
【請求項13】
一例において、Eが不在である請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
一例において、Zが−N=であり;Yが−C(R)=であり;Xが−N(R)−、−S−、および−O−から選択される請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
一例において本発明は、各化合物の互変異性体の相互変換を包含するものとする請求項6に記載の化合物。
【請求項16】
一例において本発明は、R、A、X、X、X、Z、E、YおよびXが、上記に定義されているとおりである以下の式Ia、
【化2】

に記載される各化合物の互変異性体の相互変換を包含するものとする請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
一例において、前記化合物が、製薬的に許容できる塩である請求項1に記載の化合物。
【請求項18】
一例において、前記化合物が、プロドラッグである請求項1に記載の化合物。
【請求項19】
式II、
【化3】

の請求項1に記載の化合物、あるいは製薬的に許容できるその塩、水和物またはプロドラッグであるが、該化合物がCAS登録番号439096−29−4、439107−32−1または439107−34−3ではないという条件で;式中、
Aは、5員環から6員環のオルト−アリーレンまたは1個から3個の間のヘテロ原子を含有する5員環から6員環のオルト−ヘテロアリーレンであり、前述のいずれかが、4つまでのRにより任意に置換されており;
Rの各々は、−H、ハロゲン、−CN、−NO、−OR、−N(R)R、−S(O)0〜2、−SON(R)R、−CO、−C(O)N(R)R、−N(R)SO、−N(R)C(O)R、−N(R)CO、−C(O)R、−OC(O)R、任意に置換されているC1〜6アルキル、任意に置換されているアリール、任意に置換されているアリールC1〜6アルキル、任意に置換されているヘテロ環、および任意に置換されているヘテロ環C1〜6アルキルから独立して選択され;
任意の2つのRは、それらが結合している原子と一緒になって、Aと縮合した第一の環系を形成し、前記第一の環系が0から3つのRで置換されており;
nは、0から3であり;
の各々は、−H、ハロゲン、−CN、−NO、−OR、−N(R)R、−S(O)0〜2、−SON(R)R、−CO、−C(O)N(R)R、−N(R)SO、−N(R)C(O)R、−N(R)CO、−C(O)R、−OC(O)R、任意に置換されているC1〜6アルキル、任意に置換されているアリール、任意に置換されているアリールC1〜6アルキル、任意に置換されているヘテロ環、および任意に置換されているヘテロ環C1〜6アルキルから独立して選択され;
ZおよびXは、−C(R)=、−N=、−N(R)−、−S(O)0〜2−、および−O−から各々独立して選択され;
EおよびYは、不在、−C(R)(R)−、−C(=O)−、−C(R)=および−N=から各々独立して選択されるが、EおよびYは、双方とも不在であることはなく、ZおよびXの双方が−N=である場合、EおよびYは、双方とも−N=であることはなく;
の各々は、R、−C(O)N(R)R、−N(R)CO、−N(R)C(O)N(R)R、および−N(R)C(O)Rから独立して選択され;
の各々は、−H、任意に置換されているC1〜6アルキル、任意に置換されているアリール、任意に置換されているアリールC1〜3アルキル、任意に置換されているヘテロ環、および任意に置換されているヘテロ環C1〜3アルキルから独立して選択され;
任意の2つのRは、それらが結合している共通の窒素と一緒になった場合、任意に置換されている5員環から7員環のヘテロ環を形成し、前記任意に置換されている5員環から7員環のヘテロ環は、N、O、S、およびPから選択される少なくとも1個のさらなるヘテロ原子を任意に含有し;
Gは、−C(O)R、−C(O)N(R)R、−N(R)CO、−N(R)C(O)N(R)R、−N(R)C(O)R、−N(R)R、−S(O)0〜2、−SON(R)R、任意に置換されているアリールC1〜3アルキル、および任意に置換されているヘテロ環C1〜3アルキルから選択される、
化合物。
【請求項20】
一例において、Eが、不在である請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
別の例において、Aが、オルト−フェニレンである請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
別の例において、式III、
【化4】

の請求項21に記載の化合物であって、
式中Z、Y、およびXは、上記に定義されているとおりであり;Gは、−C(O)R、−C(O)N(R)R、−N(R)CO、−N(R)C(O)N(R)R、−N(R)C(O)R、−N(R)R、−SON(R)R、任意に置換されているアリールC1〜3アルキル、および任意に置換されているヘテロ環C1〜3アルキルから選択され;Rは、−H、ハロゲン、−CN、−NO、−OR、−N(R)R、−SR、−CO、および任意に置換されているC1〜6アルキルから選択され;Rは、−H、ハロゲン、−CN、−NO、−OR、−N(R)R、−S(O)0〜2、−SON(R)R、−CO、−C(O)N(R)R、−N(R)SO、−N(R)C(O)R、−N(R)CO、−C(O)R、−OC(O)R、任意に置換されているC1〜6アルキル、任意に置換されているアリール、任意に置換されているアリールC1〜6アルキル、任意に置換されているヘテロ環、および任意に置換されているヘテロ環C1〜6アルキルから選択される、
化合物。
【請求項23】
別の例において、Zが−N=であり;Yが−C(R)=であり;Xが−N(R)−、−S−、および−O−から選択される請求項22に記載の化合物。
【請求項24】
別の例において、RおよびRが−Hである請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
別の例において、式IVaまたはIVb、
【化5】

の請求項24に記載の化合物であって、
Gは、−C(O)R、−C(O)N(R)R、−N(R)CO、−N(R)C(O)N(R)R、−N(R)C(O)R、−N(R)R、−SON(R)R、任意に置換されているアリールC1〜3アルキル、および任意に置換されているヘテロ環C1〜3アルキルから選択され;式中Rは上記に定義されたとおりであり;Rは、−Hまたは任意に置換されているC1〜6アルキルのいずれかであり、Rが−Hであって、他の基が全て同一である場合、当然ながらIVaおよびIVbは、単一分子の互変異性体を表し;R3aは、−Hまたは任意に置換されているC1〜6アルキルのいずれかであり;R3bは、任意に置換されているC1〜6アルキル、任意に置換されているアリール、任意に置換されているアリールC1〜3アルキル、任意に置換されているヘテロ環、および任意に置換されているヘテロ環C1〜3アルキルから選択される、
化合物。
【請求項26】
別の例において、Raが、−Hである請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
別の例において、Rが、−Hである請求項26に記載の化合物。
【請求項28】
別の例において、Gが、−C(O)R、−C(O)N(R)R、−N(R)CO、−N(R)C(O)N(R)R、および−N(R)C(O)Rから選択される請求項27に記載の化合物。
【請求項29】
別の例において、式V、
【化6】

の請求項28に記載の化合物であって、
式中Wは、Rまたは−N(R)Rであり;R3bは、任意に置換されているC1〜6アルキル、任意に置換されているアリール、および任意に置換されているアリールC1〜3アルキルから選択される、
化合物。
【請求項30】
別の例において、Wが−N(H)Rである請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
別の例において、Rが、任意に置換されているアリールである請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
別の例において、R3bが、任意に置換されているC1〜6アルキルである請求項31に記載の化合物。
【請求項33】
別の例において、R3bが、C1〜6アルキルである請求項32に記載の化合物。
【請求項34】
別の例において、前記化合物が、製薬的に許容できる塩である請求項19に記載の化合物。
【請求項35】
別の例において、前記化合物が、プロドラッグである請求項19に記載の化合物。
【請求項36】
式VII、
【化7】

の化合物、あるいは製薬的に許容できるその塩、水和物、またはプロドラッグであるが、該化合物がCAS登録番号439096−29−4、439107−32−1または439107−34−3ではないという条件で;式中、
Aは、3員環から7員環の脂環式、5員環から6員環のオルト−アリーレンまたは1個から3個の間のヘテロ原子を含有する5員環から6員環のオルト−ヘテロアリーレンであり、前述のいずれかが、4つまでのRにより任意に置換されており;
Rの各々は、−H、ハロゲン、−CN、−NO、−OR、−N(R)R、−S(O)0〜2、−SON(R)R、−CO、−C(O)N(R)R、−N(R)SO、−N(R)C(O)R、−N(R)CO、−C(O)R、−OC(O)R、任意に置換されているC1〜6アルキル、任意に置換されているアリール、任意に置換されているアリールC1〜6アルキル、任意に置換されているヘテロ環、および任意に置換されているヘテロ環C1〜6アルキルから独立して選択され;
任意の2つのRは、それらが結合している原子と一緒になって、Aと縮合した第一の環系を形成し、前記第一の環系が0から3つのRで置換されており;
、XおよびXは、−CR=または−N=から独立して選択され;
の各々は、−H、ハロゲン、−CN、−NO、−OR、−N(R)R、−S(O)0〜2、−SON(R)R、−CO、−C(O)N(R)R、−N(R)SO、−N(R)C(O)R、−N(R)CO、−C(O)R、−OC(O)R、任意に置換されているC1〜6アルキル、任意に置換されているアリール、任意に置換されているアリールC1〜6アルキル、任意に置換されているヘテロ環、および任意に置換されているヘテロ環C1〜6アルキルから独立して選択され;
ZおよびXは、−C(R)=、−N=、−N(R)−、−S(O)0〜2−、および−O−から各々独立して選択され;
EおよびYは、不在、−C(R)(R)−、−C(=O)−、−C(R)=および−N=から各々独立して選択されるが、EおよびYが、双方とも不在であることはなく、ZおよびXの双方が−N=である場合、EおよびYが、双方とも−N=であることはなく;
の各々は、R、−N(R)R、−C(O)N(R)R、−N(R)CO、−N(R)C(O)N(R)R、および−N(R)C(O)Rから独立して選択され;
の各々は、−H、任意に置換されているC1〜6アルキル、任意に置換されているC3〜7脂環式、任意に置換されているアリール、任意に置換されているアリールC1〜3アルキル、任意に置換されているヘテロ環、および任意に置換されているヘテロ環C1〜3アルキルから独立して選択され;
任意の2つのRは、それらが結合している共通の窒素と一緒になった場合、任意に置換されている5員環から7員環のヘテロ環を形成し、前記任意に置換されている5員環から7員環のヘテロ環は、N、O、S、およびPから選択される少なくとも1個のさらなるヘテロ原子を任意に含有し、
は、−H、−OH、任意に置換されているC1〜6アルキルおよび任意に置換されているC1〜6アルコキシから選択される、
化合物。
【請求項37】
一例において、Aが、6員環オルト−アリーレンである請求項36に記載の化合物。
【請求項38】
一例において、Aが、オルト−フェニレンである請求項37に記載の化合物。
【請求項39】
一例において、Rが、−OHである請求項38に記載の化合物。
【請求項40】
一例において、Rが、任意に置換されているC1〜6アルキルである請求項39に記載の化合物。
【請求項41】
一例において、Rが、任意に置換されているアリールである請求項40に記載の化合物。
【請求項42】
一例において、Rが、任意に置換されているアリールC1〜3アルキルである請求項36に記載の化合物。
【請求項43】
一例において、Rが、任意に置換されているヘテロ環である請求項36に記載の化合物。
【請求項44】
一例において、Rが、任意に置換されているヘテロ環C1〜3アルキルである請求項36に記載の化合物。
【請求項45】
一例において、X、XおよびXが、−CR=である請求項44に記載の化合物。
【請求項46】
一例において、Eが不在である請求項45に記載の化合物。
【請求項47】
一例において、Zが−N=であり;Yが−C(R)=であり;Xが−N(R)−、−S−、および−O−から選択される請求項46に記載の化合物。
【請求項48】
一例において、前記化合物が、製薬的に許容できる塩である請求項36に記載の化合物。
【請求項49】
一例において、前記化合物が、プロドラッグである請求項36に記載の化合物。
【請求項50】
式VIII、
【化8】

の請求項36に記載の化合物、あるいは製薬的に許容できるその塩、水和物またはプロドラッグであるが、該化合物がCAS登録番号439096−29−4、439107−32−1または439107−34−3ではないという条件で;式中、
Aは、5員環から6員環のオルト−アリーレンまたは1個から3個の間のヘテロ原子を含有する5員環から6員環のオルト−ヘテロアリーレンであり、前述のいずれかが、4つまでのRにより任意に置換されており;
Rの各々は、−H、ハロゲン、−CN、−NO、−OR、−N(R)R、−S(O)0〜2、−SON(R)R、−CO、−C(O)N(R)R、−N(R)SO、−N(R)C(O)R、−N(R)CO、−C(O)R、−OC(O)R、任意に置換されているC1〜6アルキル、任意に置換されているアリール、任意に置換されているアリールC1〜6アルキル、任意に置換されているヘテロ環、および任意に置換されているヘテロ環C1〜6アルキルから独立して選択され;
任意の2つのRは、それらが結合している原子と一緒になって、Aと縮合した第一の環系を形成し、前記第一の環系が0から3つのRで置換されており;
nは、0から3であり;
の各々は、−H、ハロゲン、−CN、−NO、−OR、−N(R)R、−S(O)0〜2、−SON(R)R、−CO、−C(O)N(R)R、−N(R)SO、−N(R)C(O)R、−N(R)CO、−C(O)R、−OC(O)R、任意に置換されているC1〜6アルキル、任意に置換されているアリール、任意に置換されているアリールC1〜6アルキル、任意に置換されているヘテロ環、および任意に置換されているヘテロ環C1〜6アルキルから独立して選択され;
ZおよびXは、−C(R)=、−N=、−N(R)−、−S(O)0〜2−、および−O−から各々独立して選択され;
EおよびYは、不在、−C(R)(R)−、−C(=O)−、−C(R)=および−N=から各々独立して選択されるが、EおよびYが、双方とも不在であることはなく、ZおよびXの双方が−N=である場合、EおよびYが、双方とも−N=であることはなく;
の各々は、R、−C(O)N(R)R、−N(R)CO、−N(R)C(O)N(R)R、および−N(R)C(O)Rから独立して選択され;
の各々は、−H、任意に置換されているC1〜6アルキル、任意に置換されているアリール、任意に置換されているアリールC1〜3アルキル、任意に置換されているヘテロ環、および任意に置換されているヘテロ環C1〜3アルキルから独立して選択され;
任意の2つのRは、それらが結合している共通の窒素と一緒になった場合、任意に置換されている5員環から7員環のヘテロ環を形成し、前記任意に置換されている5員環から7員環のヘテロ環は、N、O、S、およびPから選択される少なくとも1個のさらなるヘテロ原子を任意に含有し;
は、−H、−OH、任意に置換されているC1〜6アルキルおよび任意に置換されているC1〜6アルコキシから選択される、
化合物。
【請求項51】
一例において、Eが、不在である請求項50に記載の化合物。
【請求項52】
別の例において、Aが、オルト−フェニレンである請求項51に記載の化合物。
【請求項53】
別の例において、式IX、
【化9】

の請求項52に記載の化合物であって、
式中A、n、R、R、R、R、R、Z、Y、およびXは、上記に定義されているとおりである、
化合物。
【請求項54】
別の例において、Zが−N=であり;Yが−C(R)=であり;Xが−N(R)−、−S−、および−O−から選択される請求項53に記載の化合物。
【請求項55】
別の例において、RおよびRが、−Hである請求項54に記載されている化合物。
【請求項56】
別の例において、式XaまたはXb、
【化10】

の請求項55に記載の化合物であって、
式中A、RおよびRは、上記に定義されているとおりであり;Rは、−Hまたは任意に置換されているC1〜6アルキルであり、Rが、−Hであって、他の基が全て同一である場合、当然ながらXaおよびXbは単一分子の互変異性体を表し;R3aは、−Hまたは任意に置換されているC1〜6アルキルのいずれかであり;R3bは、任意に置換されているC1〜6アルキル、任意に置換されているアリール、任意に置換されているアリールC1〜3アルキル、任意に置換されているヘテロ環、および任意に置換されているヘテロ環C1〜3アルキルから選択される、
化合物。
【請求項57】
別の例において、R3aが、−Hである請求項56に記載の化合物。
【請求項58】
別の例において、Rが、−Hである請求項57に記載の化合物。
【請求項59】
別の例において、Rが、任意に置換されているアリールである請求項58に記載の化合物。
【請求項60】
別の例において、式XI、
【化11】

の請求項59に記載の化合物であって、
式中Rは、上記に定義されているとおりであり;R3bは、任意に置換されているC1〜6アルキル、任意に置換されているアリール、および任意に置換されているアリールC1〜3アルキルから選択される、
化合物。
【請求項61】
別の例において、Rが、二置換アリールである請求項60に記載の化合物。
【請求項62】
別の例において、Rが、アルキルおよびハロゲンで二置換されているアリールである請求項61に記載の化合物。
【請求項63】
別の例において、前記化合物が、製薬的に許容できる塩である請求項62に記載の化合物。
【請求項64】
別の例において、前記化合物が、プロドラッグである請求項63に記載の化合物。
【請求項65】
式XIII、
【化12】

の化合物、あるいは製薬的に許容できるその塩、水和物またはプロドラッグであるが、該化合物がCAS登録番号439096−29−4、439107−32−1または439107−34−3ではないという条件で;
Aは、5員環から6員環のオルト−アリーレンまたは1個から3個の間のヘテロ原子を含有する5員環から6員環のオルト−ヘテロアリーレンであり、前述のいずれかが、4つまでのRにより任意に置換されており;
Rの各々は、−H、ハロゲン、−CN、−NO、−OR、−N(R)R、−S(O)0〜2、−SON(R)R、−CO、−C(O)N(R)R、−N(R)SO、−N(R)C(O)R、−N(R)CO、−C(O)R、−OC(O)R、任意に置換されているC1〜6アルキル、任意に置換されているアリール、任意に置換されているアリールC1〜6アルキル、任意に置換されているヘテロ環、および任意に置換されているヘテロ環C1〜6アルキルから独立して選択され;
任意の2つのRは、それらが結合している原子と一緒になって、Aと縮合した第一の環系を形成し、前記第一の環系が0から3つのRで置換されており;
の各々は、−H、ハロゲン、−CN、−NO、−OR、−N(R)R、−S(O)0〜2、−SON(R)R、−CO、−C(O)N(R)R、−N(R)SO、−N(R)C(O)R、−N(R)CO、−C(O)R、−OC(O)R、任意に置換されているC1〜6アルキル、任意に置換されているアリール、任意に置換されているアリールC1〜6アルキル、任意に置換されているヘテロ環、および任意に置換されているヘテロ環C1〜6アルキルから独立して選択され;
の各々は、−H、任意に置換されているC1〜6アルキル、任意に置換されているアリール、任意に置換されているアリールC1〜3アルキル、任意に置換されているヘテロ環、および任意に置換されているヘテロ環C1〜3アルキルから独立して選択され;
任意の2つのRは、それらが結合している共通の窒素と一緒になった場合、任意に置換されている5員環から7員環のヘテロ環を形成し、前記任意に置換されている5員環から7員環のヘテロ環は、N、O、S、およびPから選択される少なくとも1個のさらなるヘテロ原子を任意に含有し;
は、−H、−OH、任意に置換されているC1〜6アルキルおよび任意に置換されているC1〜6アルコキシから選択される、
化合物。
【請求項66】
別の例において、Aが、オルト−フェニレンである請求項65に記載の化合物。
【請求項67】
別の例において、Rが、−OHである請求項66に記載の化合物。
【請求項68】
別の例において、Rが、任意に置換されているアリールである請求項67に記載の化合物。
【請求項69】
別の例において、Rが、モノ−またはジ−置換フェニルである請求項68に記載の化合物。
【請求項70】
別の例において、Rが、任意に置換されているアリールC1〜3アルキルである請求項67に記載の化合物。
【請求項71】
別の例において、Rが、任意に置換されているヘテロ環である請求項67に記載されている化合物。
【請求項72】
別の例において、Rが、任意に置換されているヘテロ環C1〜3アルキルである請求項67に記載の化合物。
【請求項73】
一例において、前記化合物が、製薬的に許容できる塩である請求項65に記載の化合物。
【請求項74】
一例において、前記化合物が、プロドラッグである請求項65に記載の化合物。
【請求項75】
請求項1に記載の化合物であって、以下:
【表3−1】

【表3−2】

【表3−3】

【表3−4】

【表3−5】

【表3−6】

【表3−7】

【表3−8】

【表3−9】

【表3−10】

【表3−11】

【表3−12】

【表3−13】

【表3−14】

【表3−15】

【表3−16】

【表3−17】

【表3−18】

【表3−19】

【表3−20】

から選択される、化合物。
【請求項76】
請求項1に記載の化合物および少なくとも1種の製薬的に許容できる担体または賦形剤を含んでなる製薬組成物。
【請求項77】
請求項1に記載の化合物の代謝物。
【請求項78】
キナーゼのインビボ活性を調節する方法であって、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物を含んでなる組成物の有効量を対象に投与することを含んでなる方法。
【請求項79】
前記キナーゼが、Rafである請求項22に記載の方法。
【請求項80】
Rafのインビボ活性の調節が、Rafの阻害を含んでなる請求項23に記載の方法。
【請求項81】
無制御な細胞活性、異常な細胞活性、および/または望ましくない細胞活性と関連する疾患または障害を処置する方法であって、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物を含んでなる組成物の治療的有効量を、前記処置を必要とする哺乳動物に投与することを含んでなる方法。
【請求項82】
Rafキナーゼのモジュレーターに関してスクリーニングする方法であって、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物を含んでなる組成物および少なくとも1種の候補薬剤を組合わせること、および前記キナーゼの活性に対する候補薬剤の効果を判定することを含んでなる方法。
【請求項83】
1個の細胞または複数の細胞において増殖活性を阻害する方法であって、前記1個の細胞または複数の細胞に、請求項1に記載の少なくとも1種の化合物の有効量を投与することを含んでなる方法。

【公表番号】特表2007−536224(P2007−536224A)
【公表日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−511366(P2007−511366)
【出願日】平成17年3月25日(2005.3.25)
【国際出願番号】PCT/US2005/010187
【国際公開番号】WO2005/112932
【国際公開日】平成17年12月1日(2005.12.1)
【出願人】(506024489)エグゼリクシス, インコーポレイテッド (50)
【Fターム(参考)】