説明

チューナ回路

【課題】発振周波数を分周して混合器に供給する形式の回路において、分周回路で生成された高調波成分や、原発振周波数成分などの不要成分が混合器に入力されることにより種々のビート成分が発生し、これが原因でテレビジョン受像機画面にノイズが入る。
【解決手段】分周回路21で生成された不要成分が混合器6または16に供給されるのを防ぐため、分周回路21と混合器6または16の間に、遮断周波数変動手段を有するフィルタ回路61を設け、受信周波数に応じて適切に遮断周波数を変動させて、前記不要成分を除去することにより、ビート成分を抑圧し、テレビジョン受像機画面を鮮明にすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テレビジョン受像機に用いられるチューナ回路で、特に半導体集積回路に内蔵するのに最適なチューナ回路に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、テレビチューナは小型化が進み、また低コスト化を求められていることから部品点数の削減に対する要望が高まってきており、この課題を解決する技術に局部発振器の単一化がある。これは、通常、テレビジョン受像機用のチューナはVHF放送帯域からUHF放送帯域までの広い帯域をカバーするため2つまたは3つの局部発振器を使用する必要があるが、低コスト化及び部品点数の削減の要請から、単一の局部発振器の発振信号を分周してVHF放送帯域からUHF放送帯域までをカバーする方式のことである。
【0003】
従来、この種の単一局部発振器テレビチューナとしては、例えば、未公開自社出願の特願2003−353454号に記載されるようなものがある。次に図4を用いて上記局部発振器の単一化を説明する。図4は前記公報に記載された従来の単一局部発振器テレビチューナを示している。図4において、1はアンテナである。例えばアメリカ合衆国内では、このアンテナ1には55.25MHzから801.25MHzまでの高周波信号が入力される。2はUHF信号受信部で、単同調フィルタ3、高周波増幅器4、複同調フィルタ5及び混合器6から構成されており、367.25MHzから801.25MHzまでのUHF放送帯域の信号を受信するものである。また12はVHF信号受信部で、単同調フィルタ13、高周波増幅器14、複同調フィルタ15及び混合器16から構成されており、55.25MHzから361.25MHzまでのVHF放送帯域の信号を受信するものである。ここで、それぞれ、20は局部発振器、26は発振部、21は分周回路、42はPLL回路、23は中間周波フィルタ、25は中間周波増幅器である。通常100の実線で囲まれた部分が集積回路内に構成されるが、20の局部発振器も集積回路内に内蔵で構成される場合もある。
【0004】
次に図4のチューナ回路の動作について説明する。
【0005】
まず3は同調周波数がUHF放送帯域の単同調フィルタで、アンテナ1から入力された高周波信号のうちUHF放送帯域の信号のみが通過する。高周波増幅器4は単同調フィルタ3の出力が接続されており、このUHF放送帯域の信号を増幅させるものである。混合器6は複同調フィルタ5を介して高周波増幅器4に接続されており、第1の入力端子には複同調フィルタ5からの出力信号が入力され、第2の入力端子には局部発振器20の出力信号が分周回路21を介して入力される。混合器6は、複同調フィルタ5を通過したUHF放送帯域の信号と、局部発振器20の発振信号が分周器21により分周された分周信号とを混合し、中間周波数45.75MHzへ変換するものである。
【0006】
この場合、局部発振器の発振周波数を419MHz〜847MHz、分周比を1として帯域をカバーする。
【0007】
次に13は同調周波数がVHF放送帯域の単同調フィルタで、アンテナ1から入力された高周波信号のうちVHF放送帯域の信号のみが通過する。高周波増幅器14は単同調フィルタ13の出力が接続されており、このVHF放送帯域の信号を増幅させるものである。混合器16は複同調フィルタ15を介して高周波増幅器14に接続されており、第1の入力端子には複同調フィルタ15からの出力信号が入力され、第2の入力端子には局部発振器20の出力信号が分周回路21を介して入力される。この混合器16は、複同調フィルタ15を通過したVHF放送帯域の信号と、局部発振器20の発振信号が分周器21により分周された分周信号とを混合し、中間周波数45.75MHzへ変換するものである。
【0008】
この場合、局部発振器の前記419MHz〜847MHzの発振周波数を用いて、分周比を2または4に設定することにより、179MHz〜413MHzというVHFハイバンドの発振周波数範囲を、さらに、分周比を4または5に設定することにより、101MHz〜173MHzというVHFローバンドの発振周波数範囲をそれぞれ補うことができ、単一の局部発振器でVHF帯域がカバーできることになる。
【0009】
中間周波フィルタ23は混合器6及び16の出力が接続され、占有帯域6MHzで不要信号を減衰させるものである。24は中間周波フィルタ23の出力信号が中間周波増幅器25を介して供給される出力端子である。
【0010】
発振部26の入力端子27及び28には同調部29が接続されている。この同調部29は、可変容量ダイオード30とキャパシタ31の直列接続体32と、この直列接続体32と並列に接続したインダクタ33により構成されている。また発振部26の入力にはスイッチ34を介してキャパシタ35と、スイッチ36を介してキャパシタ37がそれぞれキャパシタ31と並列になるように接続され、スイッチ38を介してキャパシタ39と、スイッチ40を介してキャパシタ41がそれぞれ可変容量ダイオード30と並行になるように接続される。ここで、スイッチ34、36、38、40を切り替えることで発振部26の発振周波数を微調整することができる。
【0011】
PLL回路42の入力には、発振部26の出力信号が分周器21を介して接続されている。そしてこのPLL回路42の出力端子43から出力される同調電圧は、同調部29の可変容量ダイオード30に供給される。
【0012】
次に、従来の高周波受信装置における局部発振器20及び分周器21の動作について図5を用いて説明する。図5は局部発振器の特性図であり、横軸46は混合器6又は16に加えられる局部発振周波数(MHz)であり、縦軸47はPLL回路42の出力電圧(V)である。
【0013】
図5において、48はUHF信号受信部2の混合器6に供給される局部発振信号の特性である。UHF放送帯域の信号受信時には、PLL回路42の出力同調電圧が1Vにおいて約350MHz、同調電圧が24Vにおいて約850MHzの発振信号が得られるように構成されている。
【0014】
49は局部発振器20の出力をそのまま分周器21で分周する従来の高周波受信装置において、VHFハイバンド放送帯域の信号受信時の混合器16へ供給される局部発振信号の特性であり、50はVHFハイバンド放送帯域の信号受信時に適した局部発振信号の特性である。
【0015】
51は局部発振器20の出力をそのまま分周器21で分周する従来の高周波受信装置において、VHFローバンド放送帯域の信号受信時に混合器16へ供給される局部発振信号の特性であり、52はVHFローバンド放送帯域の信号受信時に適した局部発振信号の特性である。
【0016】
48で示されるような局部発振信号をそのまま分周器21で分周した場合、混合器16に供給される波形には、49のように同調電圧の可変範囲では発振できない周波数範囲が発生するため、50で示されるような局部発振信号特性が必要となる。そこで、スイッチ34、36、38、40をそれぞれ適切に動作させて、可変容量ダイオード30に並行にキャパシタ39、41を、またキャパシタ31に並行にキャパシタ35、37を挿入することで、VHFハイバンド放送帯域の信号受信時は、50で示されるような局部発振信号特性が得られるよう、またVHFローバンド放送帯域の信号受信時は、52で示されるような局部発振信号特性が得られるよう、局部発振器の発信周波数を微調整する。
【0017】
これにより、TV放送においては、連続するVHF放送帯域とUHF放送帯域の広帯域なチャンネルを受信できる高周波受信装置を実現できるようになっている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0018】
しかしながら前記従来の構成では、分周回路で局部発振器の発振出力を分周する際、希望周波数信号の他に、分周回路で生成された高調波成分や、原発振周波数成分が混合器に入力されることにより種々のビート成分が発生する。このビート成分により、アナログ放送用のテレビジョン受像機では受像画面内にノイズが入るという問題が、また、デジタル放送用のテレビジョン受像機ではBER(BitErrorRate:ビット誤り率)特性が悪化するという問題が、それぞれ発生し、特に高集積化の進むデジタル放送用の集積回路ではビート成分の抑圧が重要となっている。このビート成分は局部発振器の発振出力成分あるいは受信された放送波信号の高調波成分が、混合器で掛け算されて発生する現象で、特に集積回路内では顕著になる。
【0019】
本発明は上記課題を解決するために、テレビジョン受像機の画面に発生するノイズの原因となるビート成分を抑圧することで、希望周波数信号のみが混合器に入力され、テレビジョン受像機画面を鮮明にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0020】
上記の課題を解決するために、請求項1のチューナ回路は、発振周波数変化手段を有した1つの局部発振器と、前記局部発振器の発振出力を分周する分周回路と、前記分周回路の出力を入力するフィルタ回路と、前記フィルタ回路の出力とアンテナ同調回路により選択された放送波信号とが供給されて、前記放送波信号を中間周波信号に変換する混合器と、帯域通過型に構成されて前記混合器の出力から前記中間周波信号を取り出す中間周波フィルタと、前記中間周波フィルタにより取り出された中間周波信号を増幅する増幅器とを備えたチューナ回路において、前記フィルタ回路は遮断周波数変動手段を有し、前記分周回路の分周比に応じて遮断周波数を切り替えることを特徴としたものである。
【0021】
請求項2の発明では、請求項1に記載のチューナにおいて、遮断周波数変化手段は、異なる遮断周波数を有する複数のフィルタ回路から選択的に切り替える切り替え手段とすることを特徴としたものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
【0023】
(第1の実施形態)
図1は本発明の実施の形態1におけるテレビジョン受像機に用いられるチューナの構成を示すブロック図であり、従来例と同一部分は同一符号を用いている。
【0024】
本構成では、遮断周波数の異なる3つのフィルタ回路からなるフィルタ回路61に分周回路21の出力端子を接続し、第1の入力端子にはアンテナ同調回路により選択された放送波信号が入力される混合器6または16の第2の入力端子にフィルタ回路61の出力端子を接続したものであり、従来の分周回路21の出力端子を混合器6または16の他端に接続したものから、不要信号成分を抑圧できるようにした回路である。本実施形態に係るアンテナ1、単同調フィルタ3、高周波増幅器4、複同調フィルタ5、混合器6、単同調フィルタ13、高周波増幅器14、複同調フィルタ15、混合器16、局部発振器20、分周器21、中間周波フィルタ23、出力端子24、中間周波増幅器25は、従来のものと同様の構成である。
【0025】
以上のように構成された本発明のチューナ回路の動作を説明する。なお、フィルタ回路以外の構成や機能は従来と全く同様である。
【0026】
まず、従来と同様に、1つの局部発振器20の発振出力を分周する分周回路21の出力と、アンテナ同調回路44または45により選択された放送波信号とが混合器6または16に供給されて、前記放送波信号を中間周波信号に変換する。しかしながら、前記分周回路21の出力には、原発振周波数成分や分周成分や高調波成分など、希望周波数信号以外の周波数成分も含まれ、前記混合器6または16に供給されるため、中間周波帯域には不要成分が発生する。
【0027】
例えばアンテナ同調回路45により選択された放送波信号RFがRF=181.25MHz、中間周波数信号IFがIF=45.75MHzの場合、必要となる発振周波数信号LoはLo=227MHzであるが、この発振周波数信号Loを、908MHzという発振信号を4分周して908MHz/4=227MHzという形式で取り出す場合を考える。908MHzを分周回路で分周する際、希望波の227MHz以外にも454MHz、681MHz、908MHzなどの周波数成分が生成され、混合器に供給される。一方放送波信号RFは181.25MHzであるため、その高調波成分の362.5MHz、543.75MHz、725MHzなどが混合器には供給される。ここで例えば681MHzと725MHzの差分である44MHzという信号が混合器によって生成され、中間周波数帯域内にビート成分が発生することになる。
【0028】
この場合、遮断周波数が453MHz以下の低域通過型または帯域通過型のフィルタ回路を前記分周回路の出力に接続することで、908MHzの4分周成分である227MHz、454MHz、681MHz、908MHzのうち、希望波である227MHz以外の成分は除去することができ、前記44MHzのビート成分は抑圧することができる。
【0029】
次に例えばRF=67.25MHz、IF=45.75MHzの場合を同様に考える。Lo=113MHzを、678MHzという発振信号を5分周して678MHz/5=113MHzという形式で取り出すとすると、226MHzという不要成分が混合器に供給される。一方放送波信号の高調波成分の269MHzも混合器に供給されるため、ここでその差分である43MHzという信号が混合器によって生成され、中間周波数帯域内にビート成分が発生することになる。
【0030】
この場合は、遮断周波数が225MHz以下の低域通過型または帯域通過型のフィルタ回路を前記分周回路の出力に接続することで、前記43MHzのビート成分は抑圧することができる。
【0031】
ここで、後者例で用いる遮断周波数が225MHzの低域通過型または帯域通過型のフィルタ回路を固定で使用するとすると、前者例の希望波であるLo=227MHzまで除去されてしまい、これではチューナ回路として正常に動作しないため、局部発振器の発振出力と、分周回路の分周比とに応じてフィルタ回路の遮断周波数を変動させる必要がある。
【0032】
本発明では上記の通り、局部発振器の発振出力と、分周回路の分周比とに応じて、適正な遮断周波数のフィルタ回路61を選択的に切り替えることにより、チューナ回路としての正常な動作を保証しつつ、不要成分を抑圧することができる。
【0033】
次に、図2は図1に記載の請求項2のフィルタ回路61の部分を詳細に示す回路図である。
【0034】
ダブルバランス型混合器の入力端子62、63、64及び65に図1のアンテナ同調回路44または45が、入力端子66及び67に分周回路21の出力がそれぞれ接続され、出力端子68及び69に中間周波フィルタ23が接続される。ダブルバランス型混合器は一般的な回路であり、トランジスタQ1、Q2、Q3、Q4、Q5、Q6、Q7、Q8、Q9、Q10、Q11、Q12、抵抗R1、R2、定電流源I1、I2によって構成されている。
【0035】
入力端子66と67の間に3つのキャパシタを並列に挿入し、スイッチ70により、前記3つのキャパシタを選択的に切り替えることで遮断周波数の異なる低域通過型フィルタを選択することができ、分周回路の分周比に応じて変わる、混合器への発振周波数信号の周波数に合わせて遮断周波数を変えることで、希望周波数信号以外の不要信号成分を抑圧することができる。
【0036】
図3は図2に記載のキャパシタとスイッチ70の部分を詳細に示す回路図例である。
【0037】
同じ容量値の第1のキャパシタC1と第2のキャパシタC2を極性が反対になるように並列に接続して入力端子64と65の間に挿入する。また、前記キャパシタC1とは容量値が異なり、同じ容量値の第3、第4のキャパシタC3とC4も同様に極性が反対になるように並列に接続して入力端子64と65の間に挿入する。更に、前記キャパシタC1及びC3とは容量値が異なり、同じ容量値の第5、第6のキャパシタC5とC6も同様に極性が反対になるように並列に接続して入力端子64と65の間に挿入する。このように極性が反対になるように並列に接続することで、キャパシタ自身の寄生成分を相殺でき、高周波信号を扱うダブルバランス型混合器の入力もバランスをとることができる。
【0038】
次に、スイッチ70は一般的なトランスファーゲート回路で構成する。端子71、72及び73はPLL回路42に接続しており、局部発振器の発振出力と分周回路の分周比に応じてPLL回路42から制御信号が供給され、適当なキャパシタが選択されるようになっている。例えば、端子71を介してPLL回路42からON信号が供給されると、第1のトランスファーゲート回路Q13及びQ14と、第2のトランスファーゲート回路Q19及びQ20が同時にONし、キャパシタC4及びC5の並列接続体が選択される。
【0039】
なお、本発明では映像中間周波数をアメリカ合衆国内の45.75MHzとして説明したが、例えば日本国内では58.75MHzとなることは言うまでもない。
【0040】
また、本発明では2つのキャパシタからなる並列接続体を3つとして説明したが、必要に応じてその数量は変化させることが可能であることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0041】
以上のように、本発明のチューナ回路によれば、発振周波数を分周して混合器に供給する構成で、受信周波数に応じて分周比を切り替え、希望の局部発振周波数を得る形式の回路において、分周回路と混合器の間にフィルタ回路を設け、受信周波数に応じて適切にフィルタ回路の遮断周波数を変動させることにより、分周回路で発振周波数を分周する際、希望周波数信号の他に、分周回路で生成された高調波成分や、原発振周波数成分が混合器に入力されることにより種々のビート成分が発生し、これが原因でテレビジョン受像機画面にノイズが入るという問題を解決でき、テレビジョン受像機画面を鮮明にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の実施の形態1におけるテレビジョン受像機のチューナ回路の図
【図2】本発明の請求項2における混合器の回路の図
【図3】本発明の請求項2におけるフィルタ切り替えスイッチの回路例の図
【図4】従来のテレビジョン受像機のチューナ回路の図
【図5】局部発振器の特性の図
【符号の説明】
【0043】
1 アンテナ
2 UHF信号受信部
3 単同調フィルタ
4 高周波増幅器
5 複同調フィルタ
6 混合器
12 VHF信号受信部
13 単同調フィルタ
14 高周波増幅器
15 複同調フィルタ
16 混合器
20 局部発振器
21 分周回路
23 中間周波フィルタ
24 出力端子
25 中間周波増幅器
26 発振部
27 入力端子
28 入力端子
29 同調部
30 可変容量ダイオード
31 キャパシタ
32 直列接続体
33 インダクタ
34 スイッチ
35 キャパシタ
36 スイッチ
37 キャパシタ
38 スイッチ
39 キャパシタ
40 スイッチ
41 キャパシタ
42 PLL回路
43 出力端子
44 アンテナ同調回路
45 アンテナ同調回路
46 混合器に加えられる局部発振周波数(MHz)
47 PLL回路の出力電圧(V)
48 UHF信号受信部の混合器に供給される局部発振器の特性
49 VHFハイバンド放送用に48をそのまま分周器で分周した時の特性
50 VHFハイバンド放送帯域の信号受信時に適した局部発振信号の特性
51 VHFローバンド放送用に48をそのまま分周器で分周した時の特性
52 VHFローバンド放送帯域の信号受信時に適した局部発振信号の特性
61 フィルタ回路
62 入力端子
63 入力端子
64 入力端子
65 入力端子
66 入力端子
67 入力端子
68 出力端子
69 出力端子
70 スイッチ
71 ロジック制御端子
72 ロジック制御端子
73 ロジック制御端子
100 集積回路
Q1〜Q12 トランジスタ
R1〜R2 抵抗
C1〜C3 容量
I1〜I2 定電流源
Q13〜Q24 トランジスタ
C4〜C9 容量

【特許請求の範囲】
【請求項1】
発振周波数変化手段を有した局部発振器と、前記局部発振器の発振出力を分周する分周回路と、前記分周回路の出力を入力するフィルタ回路と、前記フィルタ回路の出力とアンテナ同調回路により選択された放送波信号とが供給されて、前記放送波信号を中間周波信号に変換する混合器と、帯域通過型に構成されて前記混合器の出力から前記中間周波信号を取り出す中間周波フィルタと、前記中間周波フィルタにより取り出された中間周波信号を増幅する増幅器とを備えたチューナ回路において、前記フィルタ回路は遮断周波数変動手段を有し、前記分周回路の分周比に応じて遮断周波数を切り替えることを特徴とするチューナ回路。
【請求項2】
遮断周波数変化手段は、異なる遮断周波数を有する複数のフィルタ回路から選択的に切り替える切り替え手段とした請求項1に記載のチューナ回路。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−94274(P2006−94274A)
【公開日】平成18年4月6日(2006.4.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−279074(P2004−279074)
【出願日】平成16年9月27日(2004.9.27)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】