説明

ナビゲーション装置及びナビゲーション方法

【課題】デジタルテレビ放送で送信される付加情報をナビゲーション情報と関連付けて表示できるナビゲーション装置及び方法を提供する
【解決手段】
デジタルテレビ放送の放送電波を受信する第1のアンテナと、第1のアンテナが受信した放送電波から放送された映像及び音声に付加された付加情報を取得する取得部と、衛星から送信された衛星電波を受信する第2のアンテナと、第2のアンテナが受信した衛星電波に基づいて車両が走行する走行位置を測定する測定部と、取得部が取得した付加情報から位置を表す情報を検出する検出部と、検出部が検出した位置を表す情報に基づいて、取得部が検出した付加情報と測定部が測定した走行位置に基づいて車両の運転を誘導するナビゲーション情報とを関連付けて表示する表示部とを備える。この構成によれば、付加情報を走行位置に基づいてナビゲーション情報と関連付けて表示できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載されるナビゲーション装置及びナビゲーション方法に関する。
【0002】
近年、乗用車等の車両を運転する運転者等を支援するナビゲーション装置が車両に搭載されるようになった。また、ナビゲーション装置は、運転者の運転を誘導するナビゲーション情報を表示するのみならず、例えば、テレビ放送を受信すると共に、受信した放送番組を表示する機能をも有するようになった。ここで、受信可能な複数のチャンネル及び番組内容を容易に確認できるテレビジョン受像機が知られるに至った(例えば、特許文献1)。このテレビジョン受像機は、ナビゲーション装置に適用可能な受像機であって、巡回表示への動作の切り換えにより受信チャンネルを順次切り換えて受信可能なチャンネルを順次検出し、表示画面の一部領域における表示を受信可能なチャンネルによる番組の一定の時間間隔による順次循環的な表示に切り換えることを特徴とする。
【0003】
【特許文献1】特開2007−43441号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、今日のテレビ放送は、アナログ放送だけでなく、デジタルテレビ放送も行われている。デジタルテレビ放送は、アナログ放送と同じ電波帯域を用いてより多くの情報を送信できる。このため、デジタルテレビ放送は、映像を表す映像情報及び音声を表す音声情報のみならず、映像情報及び音声情報に付加する任意の付加情報をも送信している。
【0005】
ここで、上記のカーナビゲーションに適用したテレビジョン受像機は、放送番組を表示できるが、放送番組の内容を効率的に表示できないという問題があった。特に、車両を運転者が運転する場合には、運転者は表示画面を注視できないため、放送番組の内容を確認することが困難であった。また、カーナビゲーション装置がナビゲーション機能を発揮している場合には、受信した放送番組の内容を表示できなかった。
【0006】
更に、上記のテレビジョン受像機は、放送番組を表示できるが、例えば、番組の内容等を表す付加情報を表示できないという問題があった。特に、このテレビジョン受像機では、カーナビゲーションが提供する機能に関連付けて付加情報を効率的に表示する機能を発揮できなかった。具体例としては、カーナビゲーションが自車位置、目的地、又は走行経路等のナビゲーション情報を表示する場合に、表示する自車位置等に関連した付加情報を表示できないという問題があった。
【0007】
本発明は、上記問題に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、デジタルテレビ放送で送信される付加情報をナビゲーション情報と関連付けて効率的に表示できるナビゲーション装置及びナビゲーション方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るナビゲーション装置は、デジタルテレビ放送の放送電波を受信する第1のアンテナと、第1のアンテナが受信した放送電波から放送された映像及び音声に付加された付加情報を取得する取得部と、衛星から送信された衛星電波を受信する第2のアンテナと、第2のアンテナが受信した衛星電波に基づいて車両が走行する走行位置を測定する測定部と、取得部が取得した付加情報から位置を表す情報を検出する検出部と、検出部が検出した位置を表す情報に基づいて、取得部が検出した付加情報と、測定部が測定した走行位置に基づいて車両の運転を誘導するナビゲーション情報と、を関連付けて表示する表示部とを備えることを特徴としている。
【0009】
上記構成において、付加情報は、デジタルテレビ放送された番組の内容、番組が開催するイベントの内容、番組のスポンサーが営業する施設の紹介、イベントの開催場所、番組で報道した場所、番組を収録した場所、及び施設の所在のいずれか1つ以上を表す情報である構成を採用できる。
【0010】
上記構成において、表示部が表示した付加情報を選択する選択操作を入力する入力部を更に備え、表示部は、入力部が入力した選択操作が選択する付加情報から、検出部が検出した情報が表す位置に基づいて設定した走行経路を走行するように車両の運転を誘導するナビゲーション情報を表示する構成を採用できる。
【0011】
上記構成において、表示部は、入力部が入力した選択操作が選択する付加情報から、検出部が検出した情報が表す位置を目的地又は迂回地として設定した走行経路を走行するように車両の運転を誘導するナビゲーション情報を表示する構成を採用できる。
【0012】
上記構成において、表示部が表示した付加情報を選択する選択操作を入力する入力部を更に備え、表示部は、入力部が入力した選択操作が選択する付加情報が表す情報をより詳細に表す詳細情報の所在を表す所在情報を表示する構成を採用できる。
【0013】
上記構成において、付加情報は、番組のスポンサーが営業する施設の紹介及び施設の所在のいずれか1つ以上を表し、表示部は、入力部が入力した選択操作が選択する付加情報に関するスポンサーの広告の所在を表す所在情報を表示する構成を採用できる。
【0014】
上記構成において、付加情報は、デジタルテレビ放送された番組のスポンサーが営業する施設の所在を表し、検出部は、取得部が取得した付加情報から施設の所在を表す情報を検出し、表示部は、検出部が検出した情報が表す所在と測定部が測定した走行位置との距離が所定の距離を下回った場合に、施設を強調して表示する構成を採用できる。
【0015】
上記構成において、付加情報は、車両が走行する道路を表す地図情報を更新するために用いる更新情報を含み、検出部は、付加情報から更新情報を検出し、地図情報を記憶する記憶部と、記憶部が記憶する地図情報を変更する変更操作を入力する入力部と、入力部が入力した変更操作に従って、検出部が検出した更新情報を用いて、記憶部が記憶する地図情報を更新する更新部と、更新部が更新した記憶部が記憶する地図情報を用いて、走行経路を走行するように車両の運転を誘導するナビゲーション情報を生成する生成部とを更に備え、表示部は、生成部が生成したナビゲーション情報を表示するることを特徴とする構成を採用できる。
【0016】
本発明に係るナビゲーション方法は、デジタルテレビ放送の放送電波を受信する第1の受信ステップと、第1の受信ステップで受信した放送電波から放送された映像及び音声に付加された付加情報を取得する取得ステップと、GPS衛星から送信された衛星電波を受信する第2の受信ステップと、第2の受信ステップで受信した衛星電波に基づいて車両が走行する走行位置を測定する測定ステップと、取得ステップで取得した付加データから位置を表す情報を検出する検出ステップと、検出ステップで検出した位置を表す情報に基づいて、検出ステップで検出した付加データと、測定ステップで測定した走行位置に基づいて車両の運転を誘導するナビゲーション情報と、を関連付けて表示する表示ステップとを備えることを特徴としている。
【発明の効果】
【0017】
これらの構成によれば、デジタルテレビ放送で送信される付加情報を、測定した走行位置に基づいてナビゲーション情報と関連付けて効率的に表示できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
【実施例1】
【0019】
図1は、本発明のナビゲーション装置を備えるナビゲーションシステム1の一実施形態を示す構成図である。
図1に示すナビゲーションシステム1は、車両10、放送局20、GPS(Global Positioning System)衛星30、基地局41、サーバ42、及び通信網43で構成される。車両10については後述する。
放送局20は、デジタルテレビ放送(以下単に、DTV放送という)を行う無線局である。尚、放送局20が放送に用いる電波を放送電波という。放送局20は、放送電波を用いて、付加情報(以下、付加データともいう)を付加した番組映像及び番組音声を送信する。
【0020】
尚、付加情報は、番組映像及び番組音声に付加した情報をいう。本実施例において、付加情報は、例えば、デジタルテレビ放送された番組の内容、番組が開催するイベントの内容、番組のスポンサーが営業する施設の紹介、イベントの開催場所、番組で報道した場所、番組を収録した場所、及び施設の所在のいずれか1つ以上を表す情報を含むとして説明を行うが、これに限定される訳でない。例えば、付加情報は、番組で提供した音楽を説明する情報を含む構成を採用できる。
【0021】
付加情報に含まれる番組の内容を表す情報は、例えば、ニュース番組で報道するニュースの内容、スポーツ番組で中継するスポーツの中継内容、及び天気予報番組で予報する天気を表す情報、並びに番組で紹介する音楽情報を含む。
付加情報に含まれる番組で報道した場所を表す情報は、例えば、ニュース番組で報道する事件の発生現場、スポーツ番組で中継する試合の開催場所、中継するマラソンの走路及びマラソン競技の開催に伴って封鎖された(又は交通が制限された)道路の位置を表す情報を含む。
付加情報に含まれる番組を収録した場所を表す情報は、例えば、ロケ地を表す情報を含む。
【0022】
GPS衛星30は、位置を測定するために用いる衛星電波を送信する。衛星電波は、例えば、GPS衛星30が有する原子時計が指す時刻を表す時刻と、GPS衛星30の軌道を表す軌道とを表す電波である。
基地局41は、無線端末との間で無線通信を行う。無線端末は、例えば、車両10が搭載するカーナビゲーション装置、携帯電話、PHS(Personal Handy-phone System)、又は無線LAN(Local Area Network)端末を含む。
【0023】
サーバ42は、例えば、パーソナル・コンピュータ等の電子計算機で構成される。サーバ42は、詳細情報及び特定情報を記憶する。詳細情報とは、付加情報が表す情報をより詳細に表す情報をいう。
【0024】
サーバ42は、基地局41及び通信網43を介して接続する端末装置から、送信要求(つまり、リクエスト)を受信すると共に、受信した要求に応じて詳細情報を送信する。具体例としては、サーバ42は、アパッチ(Apache)等のソフトウェアを実行するWebサーバーであって、端末装置が送信したHTTP(HyperText Transfer Protocol)リクエストを受信すると、例えば、Webページ等の詳細情報を端末装置へ返信する。
【0025】
特定情報とは、デジタルテレビ放送された番組のスポンサーの広告を表す特定の情報をいう。特定情報は、具体例として、スポンサーの広告が付加された特定の画像及び特定のクーポン券を表す情報、並びに特定の駐車場情報を含む。尚、駐車場情報は、例えば、駐車場の割引券を表す情報を含む。また、特定情報は、具体例として、スポンサーであるメーカーのメーカーロゴ、又はスポンサーが行うキャンペーンのキャラクタの画像を表す画像情報を含む。尚、サーバ42は、詳細情報と同様に、リクエストに応じて特定情報を送信する。
【0026】
更に、サーバ42は、所定の情報を使用する権利を付与する。尚、所定の情報は、例えば、映像又は音楽等の予め定められた情報をいう。具体例としては、サーバ42は、端末装置から要求を受信すると、端末装置に対して所定の情報を使用する権利を有することを証明する証明情報を送信する。証明情報は、例えば、ライセンスキー、又は所定情報を複合するために用いるキーを含む。
【0027】
更に、サーバ42は、接続する端末装置の使用者(つまり、ユーザ)を認証(つまり、ユーザ認証)すると共に、認証したユーザに固有のサービスを提供する。ユーザに固有のサービスは、ユーザが使用するカーナビゲーション装置又はカーナビゲーション装置を搭載した車両に関する情報で定まる内容のサービスを含む。カーナビゲーション装置又は車両に関する情報は、例えば、車両又はカーナビゲーション装置の種類、年式、購入年月日を表す情報をいう。より具体的には、車両の種類で定まる内容のサービスは、ユーザが使用する車両を駐車できる広さ又は高さを有する駐車場の割引券を表す特定情報を提供するサービスを含む。また、カーナビゲーション装置の種類で定まる内容のサービスは、ユーザが使用するカーナビゲーション装置で表示できるファイル形式の画像を表す特定情報を提供するサービスを含む。また、車両及びカーナビゲーション装置の年式及び購入年月日で定まる内容のサービスは、年式及び購入年月日に基づいて耐用年数を超えた後に、車両及びカーナビゲーション装置を販売するスポンサーの新製品を通知するサービスを含む。
本実施例において、ユーザに固有のサービスは、ユーザが使用する車両又はカーナビゲーション装置に関する情報で定まる内容のサービスをいうとして説明したが、これに限定される訳ではなく、例えば、ユーザに関する情報によって定まる内容のサービスを含む構成を採用できる。尚、ユーザに関する情報は、例えば、ユーザの好み、ユーザの年齢、性別、居住地、勤務先、及び通学先を表す情報を含む。
【0028】
具体的には、サーバ42は、カーナビケーション装置の識別ID(IDentifier)と、カーナビケーション装置又はカーナビケーション装置を搭載した車両に関する情報、若しくはカーナビケーション装置を使用するユーザに関する情報とを関連付けて記憶する。サーバ42は、カーナビケーション装置等の端末装置から、カーナビケーション装置の識別IDを受信すると共に、受信した識別IDに基づいてカーナビケーション装置又は車両に関する情報、若しくはユーザに関する情報を検索する。その後、検索した情報により定まる内容のサービスを、接続した端末装置に提供する。
【0029】
通信網43は、例えば、LAN(Local Area Network )、WAN(Wide Area Network)、MAN(Metropolitan Area Network)、又は公衆回線網で構成され、基地局41及びサーバ42とを通信可能に接続する。
【0030】
車両10は、例えば、乗用車、バス、及びトラック等の自動車で構成される。また、原動機付自転車、軽車両、及びトロリーバス、並びに鉄道車両で構成される実施例を採用できる。車両10は、不図示のナビゲーション装置100を搭載する。ナビゲーション装置100は、船舶、航空機、並びに人工衛星、及び宇宙ステーション等の宇宙機に搭載される構成を採用できる。また、ナビゲーション装置100は、車両又は船舶等に搭載されずに使用される構成を採用できる。
【0031】
ここで、図2を参照して、ナビゲーション装置100の構成について説明する。図2は、ナビゲーション装置の一構成を表すハードウェア構成図である。
図2に示すように、ナビゲーション装置100は、デジタル放送アンテナ110、DTV(Digital TeleVision)受信部120、GPSアンテナ130、カーナビゲーション部140、車載DB(Data Base)150、入力部160、及び表示部170で構成される。
【0032】
デジタル放送アンテナ110は、例えば、線状アンテナ、平面アンテナ、及び立体アンテナで構成される。デジタル放送アンテナ110は、放送局20が送信した放送電波を受信する。
DTV受信部120は、例えば、デジタルチューナーで構成される。DTV受信部120は、デジタル放送アンテナ110が受信した放送電波から、特定の周波数を選択的に増幅する。DTV受信部120は、デジタル放送アンテナ110が受信した放送電波から、放送された映像及び音声、及び映像及び音声に付加された付加情報を取得する取得機能を発揮する。尚、ナビゲーション装置100が放送番組を表示していない場合にも、デジタル放送アンテナ110は放送電波を受信し、DTV受信部120は付加情報を取得する。この構成によれば、例えば、第三世代携帯電話であるFOMA(Freedom Of Mobile multimedia Access)等の携帯端末を使用しなくとも、従来のFM(Frequency Modulation )多重放送に比べて大容量の情報を、デジタル放送の帯域を利用して常時受信できる。
【0033】
GPSアンテナ130は、デジタル放送アンテナ110と同様に、例えば、線状アンテナ、平面アンテナ、及び立体アンテナで構成される。GPSアンテナ130は、GPS衛星30が送信した衛星電波を受信する。
カーナビゲーション部140は、ソフトウェア処理を実行することで、GPSアンテナ130が受信した衛星電波を用いて、カーナビゲーション部140を搭載した車両の走行位置を特定すると共に、特定した走行位置に基づいて車両の運転を誘導するナビゲーション情報を表示するよう表示部170を制御する。ナビゲーション情報は、例えば、車両が走行する走行経路及び走行方向を表す情報を含む。
【0034】
ここで、図3を参照して、ナビゲーション部140がソフトウェア処理を実行するために用いるハードウェアの一構成例について説明する。図3は、ソフトウェア処理を実行するために用いるナビゲーション部140の一構成例を表すハードウェア構成図である。
ナビゲーション部140は、例えば、CPU(Central Processing Unit)で構成される実行部140a、EPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory)又はEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等で構成される読出専用記憶装置140b、DRAM(Dynamic RAM)又はSRAM(Static RAM)等の揮発性メモリ及びNVRAM(Non Volatile RAM)等の不揮発性メモリで構成される読書可能記憶装置140c、及び入出力回路で構成される入出力部140dで構成され、実行部140a、読出専用記憶装置140b、読書可能記憶装置140c、及び入出力部140dは互いにバスによって接続している。
【0035】
ソフトウェア処理は、実行部140aが、読出専用記憶装置140bに格納したプログラムを読み込み、読み込んだプログラムに従って演算を実行することにより実現される。なお、読書可能記憶装置140cには、演算結果のデータが書き込まれ、特にNVRAMには、電源オフする場合にバックアップが必要なデータが保存される。また、実行部140aが演算対象及び演算結果とする情報は、入出力部140dを介して接続するDTV受信部120、GPSアンテナ130、及び表示部170との間で入出力される。
【0036】
ここで、図4を参照して、カーナビゲーション部140の構成について機能に着目して説明を行う。図4は、カーナビゲーション部140の一構成例を表す機能ブロック図である。
図4に示すカーナビゲーション部140は、測定部141、生成部142、検出部143、変更部144、及び制御部145で構成される。尚、DTV受信部130を構成する取得部131は、DTV受信部130が取得機能を発揮することで実現される部である。
測定部141は、実行部140aが測定処理を実行することで実現される。測定部141は、GPSアンテナ130が受信した衛星電波に基づいて、車両が走行する走行位置を測定する。具体的には、複数のGPS衛星が送信した衛星電波が表す衛星時刻の差異と、各衛星の軌道とに基づいて走行位置を測定する。また、測定部141は、測定した位置の変化に基づいて、走行方向を測定する構成を採用できる。
【0037】
生成部142は、実行部140aが生成処理を実行することで実現される。生成部142は、車載DB150が記憶する地図情報と、測定部141が測定した走行位置とに基づいて、ナビゲーション情報を生成する。尚、地図情報は、車両が走行する道路を示す地図を表す情報をいう。具体例としては、生成部142は、測定部141が測定した走行位置に基づいて、走行位置から所定範囲の地理を表す地図情報を車載DB150から検索する。次に、生成部142は、検索した地図情報に、走行位置を表す情報と、目的地へ向かう経路を表す情報とを付加してナビゲーション情報を生成する。
【0038】
検出部143は、実行部140aが検出処理を実行することで実現される。検出部143は、取得部121が取得した付加情報から位置を表す位置情報を検出する。具体例としては、付加情報が、「東京地方は晴れ」という文字列を表す情報である場合に、検出部143は、「東京地方」という位置情報を検出する。より具体的な例としては、付加情報が表す文字列に対して形態素解析を行って形態素を取得する共に、取得した形態素から車載DB150が記憶する辞書に登録した位置情報に該当するものを位置情報として検出する。
【0039】
他の具体例としては、例えば、検出部143は、制限のある道路のデータ(例えば、道路識別ID)とカーナビの経路案内とのデータが一致した際に検出する。又は、検出部143は、制限のある道路データと表示部170にて表示している地図の位置情報が一致した時に検出する。より具体的には、検出部143は、付加情報における所定の領域若しくは所定のデータの後又は間から、道路識別ID等の交通制限のある道路を識別する情報を抽出すると共に、抽出した情報が識別する交通制限のある道路が、目的地へ向かう経路又は表示部170が表示する道路を識別する情報に一致する場合又は含まれる場合に、抽出したデータを、位置を表す位置情報として検出する。
【0040】
また、検出部143は、取得部141が取得した付加情報から、デジタルテレビ放送された番組のスポンサーを表す情報を検出する。尚、検出部143が付加情報からスポンサーを表す情報を検出する方法は、付加情報から位置情報を検出する方法と同様であるので、説明を省略する。
更に、検出部143は、取得部141が取得した付加情報から、車載DB150が記憶する地図情報を更新するために用いる更新情報を検出する。更新情報は、例えば、最新の地図情報と、そうでない地図情報との差分を表す情報である。検出部143は、例えば、付加情報から所定のバイナリコードで囲まれた情報又は所定のバイナリコードの後に続く情報を更新情報として検出する。
【0041】
更新部144は、実行部140aが更新処理を実行することで実現される。更新部144は、自動的に、又は入力部160が入力した変更操作に従って、検出部143が検出した更新情報を用いて、車載DB150が記憶する地図情報を更新する。尚、上記の様に、ナビゲーション装置100が放送番組を表示していない場合にもデジタル放送アンテナ110は放送電波を受信し、DTV受信部120は付加情報を取得するため、これらの構成によれば、例えば、第三世代携帯電話等の携帯端末を使用しなくとも、従来のFM(Frequency Modulation )多重放送に比べて大容量の更新情報を、デジタル放送の帯域を利用して常時受信できるため、車載DB150の更新が可能になる。また、実行部140aの実行負荷が所定の閾値よりも低い場合に、検出部143が更新情報を検出し、かつ更新部144は車載DB150が記憶する地図情報を更新する構成を採用できる。この構成によれば、検出処理及び更新処理以外の処理に対する実行部140aの実行速度が低下することを防止できるだけでなく、効率的に車載DB150を更新できる。また、この構成によれば、定期的又は所定のイベントが生じた場合に、更新する必要がある地図情報が存在するか否かを、例えば、所定のサーバに対して確認する必要が無く、DTV放送された放送電波から、更新に用いるべき更新情報が存在するか否かを判断するだけで、地図情報を最新の状態に保つことができる。
【0042】
制御部145は、実行部140aが制御処理を実行することで実現される。制御部145は、検出部143が検出した位置情報に基づいて、検出部143が検出した付加情報と、測定部141が測定した走行位置に基づいて生成部142が生成した車両の運転を誘導するナビゲーション情報と、を関連付けて表示するよう表示部170を制御する。具体例としては、制御部145は、車両の走行経路と所定の範囲にある位置を表す位置情報を検出した付加情報を、走行経路を走行するよう誘導するナビゲーション情報と関連付けて表示するよう表示部170を制御する。この記載によれば、デジタルテレビ放送で送信される付加情報を、測定した走行位置に基づいてナビゲーション情報と関連付けて効率的に表示できる。
【0043】
ここで、図5を参照して、制御部145が制御する表示部170の表示について説明する。図5は、制御部145が制御する表示部170の表示の一例を表す図である。図5(a)では、付加情報が番組の開催するイベント内容を表す情報である場合に、制御部145が制御する表示部170の表示の一例を表す。
図5(a)に示すように、制御部145は、走行経路から所定の範囲にある位置にある場所で開催されるイベントの内容を、例えば、字幕等のテロップ171(telop)で表示するよう表示部170を制御する。また、制御部145は、走行経路を表す地図に、例えば、アイコン172でイベントの開催場所を表示するよう表示部170を制御する。
これらの構成によれば、DTVの放送中に画面を注視することなく、データの受信確認ができる。つまり、放送番組を表示することなく、ナビゲーション情報と関連付けて番組の内容等を表す付加情報を効率的に表示できる。このため運転者は、画面を注視することなく番組の内容等を確認できる。
また、これらの構成によれば、能動的操作を伴う情報取得のために運転中の操作が困難な携帯端末と異なり、単純な操作で有用な情報を取得して表示できる。つまり例えば、ユーザが能動的にする操作を受けて入力した検索キーワードに基づいて情報を検索して(いわゆるPULL型の)表示をする携帯端末と異なり、例えば、既に入力した目的地までの走行経路と位置に基づいて関連付けた付加情報を、デジタル放送の放送電波から取得して(いわゆるPUSH型の)表示ができる。
同様の例として、付加情報が番組のスポンサーが営業する施設の紹介を情報である場合には、紹介文をテロップ171で表示し、施設の場所をアイコン172で表示するよう制御する。尚、制御部145は、アイコン172のみを表示部170に表示させた後に、入力部160がアイコン172を選択する操作を入力すると、図5(b)に示す様に、アイコン172に関するテロップ173をポップアップ表示する構成を採用できる。
【0044】
また、制御部145は、入力部160から、表示部160が表示した付加情報を選択する選択操作を入力される。制御部145は、入力部160が入力した選択操作が選択する付加情報から、検出部143が検出した位置情報を生成部142へ出力すると共に、出力した位置情報に基づいて生成部142が生成したナビゲーション情報を表示するよう表示部170を制御する。尚、生成部142は、制御部145から取得した位置情報に基づいて設定した走行経路を走行するように車両10の運転を誘導するナビゲーション情報を生成する。具体的には、制御部145から取得した位置情報が表す位置を目的地又は迂回地として設定した走行経路を走行するように車両10の運転を誘導するナビゲーション情報を生成する。尚、具体例として、入力部160がタッチパネルで構成される場合には、表示部160が画面に表示した付加情報であるアイコン172の上に設置された入力部160をユーザがタッチすると、入力部160は、ユーザのタッチした位置を表す信号を制御部145へ入力することで、選択操作を入力する。
【0045】
更に、制御部145は、入力部160が入力した選択操作が選択する付加情報が表す情報をより詳細に表す詳細情報の所在を表す所在情報を表示するよう表示部170を制御する。また、制御部145は、入力部160が入力した選択操作が選択する付加情報に関する特定情報の所在を表す所在情報を表示するよう表示部170を制御する。尚、本実施例において、制御部145は、所在情報を付加情報から抽出するとして説明を行うが、これに限定される訳ではない。
ここで、詳細情報の所在を表す情報、又は特定情報の所在を表す情報は、例えば、URL(Uniform Resource Locator)、又は電話番号を表す情報を含む。また、制御部145は、所在情報を、例えば、URL又は電話番号を文字として表示するよう制御する、又は、例えば、コードとして表示するよう制御する構成を採用できる。また、コードは、例えば、バーコード等の1次元コード、QRコード等のマトリックス式の2次元コード、又はPDF417等のスタック式の2次元コードである構成を採用できる。
【0046】
尚、ナビゲーション装置100を使用するユーザは、例えば、表示されたQRコードである所在情報を携帯電話等の端末装置に読み込ませる。次に、携帯電話が、例えば、所在情報の表すURLで識別されるサーバ42にアクセスすると共に、詳細情報又は特定情報をダウンロードして保存する。その後、ユーザは、保存した詳細情報又は特定情報を携帯電話を用いて使用する。
【0047】
更にまた、制御部145は、所在情報に基づいてサーバ42にアクセスすると共に、サーバ42から所定の情報を使用する権利を取得する。次に、制御部145は、権利を取得した所定の情報を表示等するよう表示部170等を制御する。具体例として、取得部121が付加情報から取得した番組で紹介された音楽又は映像を取得した場合に、制御部145は、付加情報から抽出した所在情報に基づいてサーバ42から音楽又は映像を使用する権利を取得した後に、取得した映像を表示するよう表示部170を制御し、取得した音楽を出力するようスピーカ等の音声出力部を制御する。
【0048】
尚、制御部145は、所在情報にカーナビゲーション装置の識別IDを付加して表示部170に表示させる構成を採用できる。具体例としては、制御部145は、所在情報であるURLに対して、例えば、PHP(Hypertext Preprocessor)又はCGI(Common Gateway Interface)の引数として識別IDを付加する。よって、QRコード等を読み込んだ携帯電話等の端末装置は、URLで識別されるサーバ42に対して識別IDを送信してユーザ認証を受けることができる。ユーザ認証を受けた端末装置は、認証されたユーザに固有のサービスをサーバ42によって提供される。
【0049】
更に、制御部145は、検出部143が検出した情報が表すスポンサーが営業するランドマークとなる施設を車載DB150から検索すると共に、検索した施設を表示するよう表示部170を制御する。具体例としては、制御部145は、検出部143が検出したスポンサーを表す情報と関連付けて車載DB150が保存するスポンサーの営業施設の位置を表す施設情報を検索する。次に、制御部145は、検索した施設情報を表示するよう表示部170を制御する。尚、制御部145は、スポンサーの施設と、自車の走行位置との距離が、所定の距離よりも短くなった場合には、スポンサーの施設及び説明のいずれか1つ以上を、例えば、ポップアップ表示する等して強調表示する。
【0050】
また更に、制御部145は、付加情報を車載DB150に保存する。制御部145は、入力部160の操作に基づいて、保存した付加情報を図5(c)に示すようなリスト表示を行うよう表示部170を制御する。また、制御部145は、車載DB150から、例えば、飲食店又はガソリンスタンド等の所定の施設を検索すると、検索した施設を紹介する付加情報をも検索する。次に、制御部145は、検索した施設を地図に表示すると共に、例えば、提供するサービス又はサービスの値段等といった施設を紹介する付加情報をも関連付けて表示するよう表示部170を制御する。
【0051】
更にまた、制御部145は、自車位置との距離、営業時間、及び値段等を検索キーとして、車載DB150に保存した付加情報からユーザにとっていわゆるお得な情報を検索する。いわゆるお得な情報とは、例えば、スポンサーの営業に関連した情報であって、ユーザの利益となる情報をいう。具体例としては、いわゆるお得な情報は、割引券等の特定情報を含む。
【0052】
車載DB150は、例えば、ハードディスク又は半導体メモリで構成される記憶部と、記憶部が記憶する情報を管理するDBMS(DataBase Management System)とで構成される。車載DB150は、地図情報を含む上記の各種情報を記憶すると共に管理する。
入力部160は、例えば、タッチパネル又はメカニカルスイッチで構成される。入力部160は、上記各種の操作を入力する。
表示部170は、例えば、液晶パネル、有機EL(Electro-Luminescence)パネル、又はCRT(Cathode Ray Tube)で構成される。表示部170は、カーナビゲーション部140に制御されて、上記各種の表示を行う。
【0053】
ここで、図6を参照して、ナビゲーション装置100が実行する表示処理について説明する。図6は、ナビゲーション装置100が実行する表示処理の一例を表すフローチャートである。
先ず、ナビゲーション装置100は、デジタル放送アンテナ110で放送電波を受信する(ステップS01)。次に、ナビゲーション装置100は、取得部121で放送電波から付加情報を取得する(ステップS02)。その後、ナビゲーション装置100は、検出部143で付加情報から位置情報を検出する(ステップS03)。次に、ナビゲーション装置100は、GPSアンテナ130で衛星電波を受信する(ステップS04)。その後、ナビゲーション装置100は、測定部141で衛星電波を用いて走行位置を測定する(ステップS05)。次に、ナビゲーション装置100は、測定した走行位置と車載DB150が記憶する地図情報とを用いてナビゲーション情報を生成部142で生成する(ステップS06)。ナビゲーション装置100は、付加情報とナビゲーション情報とを位置に基づいて関連付けて表示部170で表示する(ステップS07)。その後、ナビゲーション装置100は、表示処理の実行を終了する。
【0054】
尚、ステップS02の処理が取得部121を実現する取得処理に相当し、ステップS03の処理が検出部143を実現する検出処理に相当し、ステップS05の処理が測定部141を実現する測定処理に相当し、及びステップS06の処理が生成部142を実現する生成処理に相当する。
【0055】
本実施例において、デジタル放送アンテナ110が第1のアンテナに相当し、GPSアンテナ130が第2のアンテナに相当する。
【0056】
ここで、本件発明に係るナビゲーション方法は、ナビゲーション装置100を用いて実施できる。
また、ナビゲーション装置100が実行するプログラムは、磁気ディスクや光ディスク、半導体メモリ、その他の記録媒体に格納して配布したり、ネットワークを介して配信したりすることにより提供できる。
更に、ナビゲーション装置100がソフトウェア処理を実行することで実現する機能の一部又は全部は、ハードウェア回路を用いて実現することができる。逆に、制御装置120がハードウェア回路を用いて実現する機能の一部又は全部は、ソフトウェア処理を実行することで実現することができる。
【0057】
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】本発明のナビゲーション装置を備えるナビゲーションシステムの一実施形態を示す構成図である。
【図2】ナビゲーション装置の一構成を表すハードウェア構成図である。
【図3】ソフトウェア処理を実行するために用いるナビゲーション部の一構成例を表すハードウェア構成図である。
【図4】カーナビゲーション部の一構成例を表す機能ブロック図である。
【図5】制御部が制御する表示部の表示の一例を表す図である。
【図6】ナビゲーション装置が実行する表示処理の一例を表すフローチャートである。
【符号の説明】
【0059】
1…ナビゲーションシステム 10…車両
20…放送局 30…GPS衛星
41…基地局 42…サーバ
100…ナビゲーション装置 110…デジタル放送アンテナ
120…DTV受信部 121…取得部
130…GPSアンテナ 140…カーナビゲーション部
140a…実行部(PCU) 140b…読出専用記憶装置
140c…読書可能記憶装置 140e…入出力部
141…測定部 142…生成部
143…検出部 144…変更部
145…制御部 150…車載DB
160…入力部 170…表示部
171…テロップ 172…アイコン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
デジタルテレビ放送の放送電波を受信する第1のアンテナと、
前記第1のアンテナが受信した放送電波から放送された映像及び音声に付加された付加情報を取得する取得部と、
衛星から送信された衛星電波を受信する第2のアンテナと、
前記第2のアンテナが受信した衛星電波に基づいて車両が走行する走行位置を測定する測定部と、
前記取得部が取得した付加情報から位置を表す情報を検出する検出部と、
前記検出部が検出した位置を表す情報に基づいて、前記取得部が検出した付加情報と、前記測定部が測定した走行位置に基づいて前記車両の運転を誘導するナビゲーション情報とを関連付けて表示する表示部とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
前記付加情報は、前記デジタルテレビ放送された番組の内容、前記番組が開催するイベントの内容、前記番組のスポンサーが営業する施設の紹介、前記イベントの開催場所、前記番組で報道した場所、前記番組を収録した場所、及び前記施設の所在のいずれか1つ以上を表す情報であることを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項3】
前記表示部が表示した付加情報を選択する選択操作を入力する入力部を更に備え、
前記表示部は、前記入力部が入力した選択操作が選択する付加情報から、前記検出部が検出した情報が表す位置に基づいて設定した走行経路を走行するように前記車両の運転を誘導するナビゲーション情報を表示することを特徴とする請求項1又は2に記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
前記表示部は、前記入力部が入力した選択操作が選択する付加情報から、前記検出部が検出した情報が表す位置を目的地又は迂回地として設定した走行経路を走行するように前記車両の運転を誘導するナビゲーション情報を表示することを特徴とする請求項3に記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
前記表示部が表示した付加情報を選択する選択操作を入力する入力部を更に備え、
前記表示部は、前記入力部が入力した選択操作が選択する付加情報が表す情報をより詳細に表す詳細情報の所在を表す所在情報を表示することを特徴とする請求項1又は2に記載のナビゲーション装置。
【請求項6】
前記表示部が表示した付加情報を選択する選択操作を入力する入力部を更に備え、
前記付加情報は、前記デジタルテレビ放送された番組のスポンサーが営業する施設の紹介及び前記施設の所在のいずれか1つ以上を表し、
前記表示部は、前記入力部が入力した選択操作が選択する付加情報に関するスポンサーの広告の所在を表す所在情報を表示することを特徴とする請求項1又は2に記載のナビゲーション装置。
【請求項7】
前記付加情報は、前記デジタルテレビ放送された番組のスポンサーが営業する施設の所在を表し、
前記検出部は、前記取得部が取得した付加情報から前記施設の所在を表す情報を検出し、
前記表示部は、前記検出部が検出した情報が表す所在と前記測定部が測定した走行位置との距離が所定の距離を下回った場合に、前記施設を強調して表示することを特徴とする請求項1又は2に記載のナビゲーション装置。
【請求項8】
前記付加情報は、前記車両が走行する道路を表す地図情報を更新するために用いる更新情報を含み、
前記検出部は、前記付加情報から前記更新情報を検出し、
前記地図情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部が記憶する地図情報を変更する変更操作を入力する入力部と、
前記入力部が入力した変更操作に従って、前記検出部が検出した更新情報を用いて、前記記憶部が記憶する地図情報を更新する更新部と、
前記更新部が更新した前記記憶部が記憶する地図情報を用いて、前記走行経路を走行するように前記車両の運転を誘導するナビゲーション情報を生成する生成部とを更に備え、
前記表示部は、前記生成部が生成したナビゲーション情報を表示するることを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項9】
デジタルテレビ放送の放送電波を受信する第1の受信ステップと、
前記第1の受信ステップで受信した放送電波から放送された映像及び音声に付加された付加情報を取得する取得ステップと、
GPS衛星から送信された衛星電波を受信する第2の受信ステップと、
前記第2の受信ステップで受信した衛星電波に基づいて車両が走行する走行位置を測定する測定ステップと、
前記取得ステップで取得した付加データから位置を表す情報を検出する検出ステップと、
前記検出ステップで検出した位置を表す情報に基づいて、前記検出ステップで検出した付加データと、前記測定ステップで測定した走行位置に基づいて前記車両の運転を誘導するナビゲーション情報とを関連付けて表示する表示ステップとを備えることを特徴とするナビゲーション方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−117188(P2010−117188A)
【公開日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−289286(P2008−289286)
【出願日】平成20年11月11日(2008.11.11)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
【出願人】(000237592)富士通テン株式会社 (3,383)
【Fターム(参考)】