ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体およびその使用
本発明は、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体を少なくとも1つ含む組成物、および患者におけるウイルス感染またはウイルスに関連する障害を処置または予防するために、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体を用いる方法に関する。さらに、本発明は、有効量の少なくとも1つのヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体、または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルまたはプロドラッグと、医薬的に許容される担体とを含む医薬組成物も提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の式を有する化合物または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ。
【化421】
〔式中
R1は、結合、−[C(R12)2]r−、−[C(R12)2]r−O−[C(R12)2]q−、−[C(R12)2]r−N(R9)−[C(R12)2]q−、−[C(R12)2]q−CH=CH−[C(R12)2]q−、−[C(R12)2]q−C≡C−[C(R12)2]q−または−[C(R12)2]q−SO2−[C(R12)2]q−であり;
R2は、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)SOR11、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)SO2R11、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)SO2N(R11)2、
【化422】
であり;
R3は、
【化423】
であり、
ここで、前記点線は、任意の結合およびさらなる結合を示し、前記任意の結合および前記さらなる結合が存在しない場合には、前記点線で結ぶ2個の環原子上に水素原子が存在すると理解され;
R4、R5、R6およびR7は、それぞれ独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、−[C(R12)2]q−ハロアルキル、−[C(R12)2]q−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR9、−CN、−[C(R12)2]q−C(O)R8、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−OR9、−[C(R12)2]q−N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHC(O)R8、−[C(R12)2]q−NR8C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHSO2R11、−[C(R12)2]q−S(O)pR11、−[C(R12)2]q−SO2N(R9)2または−SO2N(R9)C(O)N(R9)2であり;
それぞれの場合のR8は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、−[C(R12)2]q−アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、ハロアルキルまたはヒドロキシアルキルであり;
それぞれの場合のR9は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、−[C(R12)2]q−アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、ハロアルキルまたはヒドロキシアルキルであり;
R10は、H、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリールまたはヘテロアリールであり、ここで、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、4個までの置換基で置換されていてもよく、前記置換基は、それぞれ独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−O−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、−[C(R12)2]q−ハロアルキル、−[C(R12)2]q−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−NO2、−OR9、−CN、−[C(R12)2]q−C(O)R8、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−OR9、−[C(R12)2]q−N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHC(O)R8、−[C(R12)2]q−NR8C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHSO2R11、−[C(R12)2]q−S(O)pR11、−[C(R12)2]q−SO2N(R9)2および−SO2N(R9)C(O)N(R9)2から選択され、R1が結合である場合、R10は、Hではなく;
それぞれの場合のR11は、独立して、アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、ヘテロアリール、ハロアルキル、ヒドロキシまたはヒドロキシアルキルであり、ここで、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、4個までの置換基で置換されていてもよく、前記置換基は、それぞれ独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、−[C(R12)2]q−ハロアルキル、−[C(R12)2]q−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR9、−CN、−[C(R12)2]q−C(O)R8、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−OR9、−[C(R12)2]q−N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHC(O)R8、−[C(R12)2]q−NR8C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHSO2アルキル、−[C(R12)2]q−NHSO2シクロアルキル、−[C(R12)2]q−NHSO2アリール、−[C(R12)2]q−SO2N(R9)2および−SO2N(R9)C(O)N(R9)2から選択され;
それぞれの場合のR12は、独立して、H、ハロ、−N(R9)2、−OR9、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニルであり、ここで、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基またはヘテロシクロアルケニル基は、場合により、4個までの置換基で置換されていてもよく、前記置換基は、それぞれ独立して、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、−CN、−C(O)アルキル、−C(O)Oアルキル、−C(O)NHアルキル、−C(O)N(アルキル)2、−O−アルキル、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NHC(O)アルキル、−NHSO2アルキル、−SO2アルキルまたは−SO2NH−アルキルから選択されるか、または2個のR12基と、これらが結合している炭素原子とで、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基またはC=O基を形成し;
それぞれの場合のR20は、独立して、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリールであるか、または両方のR20基と、これらが結合している炭素原子とで、シクロアルキル基、シクロヘテロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基を形成し、ここで、シクロアルキル基、シクロヘテロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、4個までの基で置換されていてもよく、前記基は、それぞれ独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ヒドロキシ、−OR9、−CN、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ハロアルキル、−[C(R12)2]q−ヒドロキシアルキル、−[C(R12)2]q−C(O)R8、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−OR9、−[C(R12)2]q−N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHC(O)R8、−[C(R12)2]q−NR8C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHSO2R11、−[C(R12)2]q−S(O)pR11、−[C(R12)2]q−SO2N(R9)2および−SO2N(R9)C(O)N(R9)2から選択され:
それぞれの場合のR30は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、−[C(R12)2]q−ハロアルキル、−[C(R12)2]q−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR9、−CN、−[C(R12)2]q−C(O)R8、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−OR9、−[C(R12)2]q−N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHC(O)R8、−[C(R12)2]q−NR8C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHSO2R11、−[C(R12)2]q−S(O)pR11、−[C(R12)2]q−SO2N(R9)2または−SO2N(R9)C(O)N(R9)2であるか、2個の隣接するR30基と、これらが結合している炭素原子とで、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基を形成し;
それぞれの場合のpは、独立して、0、1または2であり;
それぞれの場合のqは、独立して、0〜4の整数であり;
それぞれの場合のrは、独立して、1〜4の整数である。〕
【請求項2】
R2が、−C(O)NHSO2R11である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
R2が、−C(O)NHSO2N(R9)2である、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
R11が、アルキル、アリール、シクロアルキル、ハロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキルまたはヒドロキシアルキルである、請求項2に記載の化合物。
【請求項5】
それぞれの場合のR9が、独立して、H、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから選択される、請求項3に記載の化合物。
【請求項6】
R11が、アルキル、アリールまたはシクロアルキルである、請求項4に記載の化合物。
【請求項7】
R11が、メチル、エチル、−CH2CH2NH2、−CH2CH2N(CH3)2、−CH2CH2CH2NH2、−CH2CH2CH2N(CH3)2、フェニルまたはシクロプロピルである、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
R3が、
【化424】
である、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
R1が、−[C(R12)2]r−である、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
R1が−CH2−であり、R10が、アリール、シクロアルキルまたはヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
R1が、結合であり、R10がアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
R4、R6およびR7が、それぞれHであり、R5が、H、ハロまたはハロアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
R10が、
【化425】
であり、式中、R13は、H、F、BrまたはClであり;R14は、4個までの任意の置換基およびさらなる置換基をあらわし、前記置換基は、それぞれ独立して、アルキル、シクロアルキル、CF3、−CN、ハロ、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、−NHSO2−アルキル、−NO2、−C(O)NH2、−C(O)NH−アルキル、−C(O)OH、ヒドロキシ、−NH2、−SO2アルキル、−SO2NHアルキル、−S−アルキル、−CH2NH2、−CH2OH、−SO2NH2、−NHC(O)−アルキル、−C(O)O−アルキル、−C(O)−ヘテロシクロアルキルおよびヘテロアリールから選択され;
【化426】
は、ピリジル基をあらわし、ここで、前記環窒素原子が、前記5個の置換されていない環原子位置のいずれであってもよい、請求項9に記載の化合物。
【請求項14】
以下の式を有する請求項1に記載の化合物。
【化427】
〔式中、
R1は、−[C(R12)2]r−であり;
R2は、−C(O)NHSO2R11であり;
R3は、
【化428】
であり;
R4、R5、R6およびR7は、それぞれ独立して、H、アルキル、−O−アルキル、ハロ、ハロアルキルまたはヒドロキシアルキルであり;
R10は、H、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリールであり、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、1個以上の置換基で置換されていてもよく、前記置換基は、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NO2、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択され;
R11は、アルキル、アリールまたはシクロアルキルであり;
それぞれの場合のR12は、H、アルキルまたはハロであるか、2個のジェミナルな関係にあるR12基と、これらが結合している共通の炭素原子とで、3〜6員のシクロアルキル基を形成し;
それぞれの場合のR30は、独立して、H、アルキル、アリール、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、−O−アルキルまたは−CNであるか、または2個の隣接するR30基と、これらが結合している炭素原子とで、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基を形成し;
rは、1〜4の範囲の整数である。〕
【請求項15】
R1が、−CH2−であり;
R2が、−C(O)NHSO2R11であり;
R3が、
【化429】
であり;
R4、R6およびR7が、それぞれHであり;
R5が、H、アルキル、−O−アルキル、ハロまたはハロアルキルであり;
R10が、H、アリール、シクロアルキルまたはヘテロアリールであり、ここで、シクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、1個以上の置換基で置換されていてもよく、これらの置換基は、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NO2、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択され;
R11は、アルキル、アリールまたはシクロアルキルであり;
それぞれの場合のR12が、H、アルキルまたはハロであるか、または2個のジェミナルな関係にあるR12基と、これらが結合している共通の炭素原子とで、3〜6員のシクロアルキル基を形成し;
rは、1〜4の範囲の整数である、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
R10が、フェニルであり、前記フェニルが、場合により、1個以上の置換基で置換されていてもよく、前記置換基が、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NO2、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択される、請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
R5が、Cl、BrまたはCF3である、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
R11が、メチル、エチル、−CH2CH2NH2、−CH2CH2N(CH3)2、−CH2CH2CH2NH2、−CH2CH2CH2N(CH3)2、フェニルまたはシクロプロピルである、請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
以下の式を有する化合物、ならびに医薬的に許容されるその塩および溶媒和物。
【化430】
〔式中
R1は、結合、−[C(R12)2]r−、−[C(R12)2]r−O−[C(R12)2]q−、−[C(R12)2]r−N(R9)−[C(R12)2]q−、−[C(R12)2]q−CH=CH−[C(R12)2]q−、−[C(R12)2]q−C≡C−[C(R12)2]q−または−[C(R12)2]q−SO2−[C(R12)2]q−であり;
R2は、−C(O)R9、−C(O)OR9、−C(O)OCH2OR9、−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)C=N(R9)2、−アルキル、−[C(R12)2]q−アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリールまたは−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニルであり、ここで、アリール基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基またはヘテロアリール基は、場合により、4個までの置換基で置換されていてもよく、前記置換基は、それぞれ独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、−[C(R12)2]q−ハロアルキル、−[C(R12)2]q−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR9、−CN、−[C(R12)2]q−C(O)R8、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−OR9、−[C(R12)2]q−N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHC(O)R8、−[C(R12)2]q−NR8C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHSO2R11、−[C(R12)2]q−S(O)pR11、−[C(R12)2]q−SO2N(R9)2および−SO2N(R9)C(O)N(R9)2から選択され;
R3は、
【化431】
であり、
ここで、点線は、任意の結合およびさらなる結合を示し、前記任意の結合および前記さらなる結合が存在しない場合には、前記点線で結ぶ2個の環原子上に水素原子が存在すると理解され;
R4、R5、R6およびR7は、それぞれ独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、−[C(R12)2]q−ハロアルキル、−[C(R12)2]q−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR9、−CN、−[C(R12)2]q−C(O)R8、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−OR9、−[C(R12)2]q−N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHC(O)R8、−[C(R12)2]q−NR8C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHSO2R11、−[C(R12)2]q−S(O)pR11、−[C(R12)2]q−SO2N(R9)2または−SO2N(R9)C(O)N(R9)2であり;
それぞれの場合のR8は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、−[C(R12)2]q−アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、ハロアルキルまたはヒドロキシアルキルであり;
それぞれの場合のR9は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、−[C(R12)2]q−アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、ハロアルキルまたはヒドロキシアルキルであり;
R10は、H、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリールまたはヘテロアリールであり、ここで、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、4個までの置換基で置換されていてもよく、前記置換基は、それぞれ独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、−[C(R12)2]q−ハロアルキル、−[C(R12)2]q−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR9、−CN、−[C(R12)2]q−C(O)R8、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−OR9、−[C(R12)2]q−N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHC(O)R8、−[C(R12)2]q−NR8C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHSO2R11、−[C(R12)2]q−S(O)pR11、−[C(R12)2]q−SO2N(R9)2および−SO2N(R9)C(O)N(R9)2から選択され、R1が結合である場合、R10は、Hではなく;
それぞれの場合のR11は、独立して、アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、ヘテロアリール、ハロアルキル、ヒドロキシまたはヒドロキシアルキルであり、ここで、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、4個までの置換基で置換されていてもよく、前記置換基は、それぞれ独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、−[C(R12)2]q−ハロアルキル、−[C(R12)2]q−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR9、−CN、−[C(R12)2]q−C(O)R8、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−OR9、−[C(R12)2]q−N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHC(O)R8、−[C(R12)2]q−NR8C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHSO2アルキル、−[C(R12)2]q−NHSO2シクロアルキル、−[C(R12)2]q−NHSO2アリール、−[C(R12)2]q−SO2N(R9)2および−SO2N(R9)C(O)N(R9)2から選択され;
それぞれの場合のR12は、独立して、H、ハロ、−N(R9)2、−OR9、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニルであり、ここで、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基またはヘテロシクロアルケニル基は、場合により、4個までの置換基で置換されていてもよく、前記置換基は、それぞれ独立して、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、−CN、−C(O)アルキル、−C(O)Oアルキル、−C(O)NHアルキル、−C(O)N(アルキル)2、−O−アルキル、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NHC(O)アルキル、−NHSO2アルキル、−SO2アルキルまたは−SO2NH−アルキルから選択されるか、または2個のR12基と、これらが結合している炭素原子とで、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基またはC=O基を形成し;
それぞれの場合のR30は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、−[C(R12)2]q−ハロアルキル、−[C(R12)2]q−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR9、−CN、−[C(R12)2]q−C(O)R8、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−OR9、−[C(R12)2]q−N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHC(O)R8、−[C(R12)2]q−NR8C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHSO2R11、−[C(R12)2]q−S(O)pR11、−[C(R12)2]q−SO2N(R9)2または−SO2N(R9)C(O)N(R9)2であるか、または2個の隣接するR30基と、これらが結合している炭素原子とで、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基を形成し;
それぞれの場合のpは、独立して、0、1または2であり;
それぞれの場合のqは、独立して、0〜4の整数であり;
それぞれの場合のrは、独立して、1〜4の整数である。〕
【請求項20】
R2が、−C(O)OR9または−C(O)N(R9)2である、請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
R2が、−C(O)OHである、請求項19に記載の化合物。
【請求項22】
R3が、
【化432】
である、請求項19に記載の化合物。
【請求項23】
R1が、−[C(R12)2]r−である、請求項19に記載の化合物。
【請求項24】
R1が、−CH2−であり、R10が、アリール、シクロアルキルまたはヘテロアリールである、請求項19に記載の化合物。
【請求項25】
R1が、結合であり、R10がアルキルである、請求項19に記載の化合物。
【請求項26】
R4、R6およびR7が、それぞれ、Hであり、R5が、H、ハロまたはハロアルキルである、請求項19に記載の化合物。
【請求項27】
R10が、
【化433】
であり、式中、R13が、H、F、BrまたはClであり;R14が、4個までの任意の置換基およびさらなる置換基をあらわし、前記置換基は、それぞれ独立して、アルキル、シクロアルキル、CF3、−CN、ハロ、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、−NHSO2−アルキル、−NO2、−C(O)NH2、−C(O)NH−アルキル、−C(O)OH、ヒドロキシ、−NH2、−SO2アルキル、−SO2NHアルキル、−S−アルキル、−CH2NH2、−CH2OH、−SO2NH2、−NHC(O)−アルキル、−C(O)O−アルキル、−C(O)−ヘテロシクロアルキルおよびヘテロアリールから選択され;
【化434】
が、ピリジル基をあらわし、ここで、前記環窒素原子が、前記5個の置換されていない環原子位置のうちいずれにあってもよい、請求項23に記載の化合物。
【請求項28】
以下の式を有する請求項19に記載の化合物。
【化435】
〔式中、
R1は、−[C(R12)2]r−であり;
R2は、−C(O)OH、−C(O)NH2、−C(O)OCH2CH2NH2、−C(O)OCH2CH2N(CH3)2、−C(O)OCH2CH2CH2NH2、−C(O)OCH2CH2CH2N(CH3)2であり;
R3は、
【化436】
であり;
R4、R5、R6およびR7は、それぞれ独立して、H、アルキル、−O−アルキル、ハロ、ハロアルキルまたはヒドロキシアルキルであり;
R10は、H、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリールであり、ここで、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、1個以上の置換基で置換されていてもよく、前記置換基は、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NO2、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択され;
R9は、H、アルキルまたはアリールであり;
それぞれの場合のR12が、H、アルキルまたはハロであるか、または2個のジェミナルな関係にあるR12基と、これらが結合している共通の炭素原子とで、3〜6員のシクロアルキル基を形成し;
それぞれの場合のR30は、独立して、H、アルキル、アリール、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、−O−アルキルまたは−CNであるか、または2個の隣接するR30基と、これらが結合している炭素原子とで、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基を形成し;
rは、1〜4の範囲の整数である。〕
【請求項29】
R1が、−CH2−であり;
R2が、−C(O)OHまたは−C(O)NH2であり;
R3が、
【化437】
であり;
R4、R6およびR7が、それぞれHであり;
R5が、H、ハロまたはハロアルキルであり;
R10が、H、アリール、シクロアルキルまたはヘテロアリールであり、ここで、シクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基が、場合により、1個以上の置換基で置換されていてもよく、前記置換基が、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NO2、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル、−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択され;
rが、1〜4の範囲の整数である、請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
R2が、−C(O)OH−である、請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
R10が、フェニルであり、前記フェニルが、場合により、1個以上の置換基で置換されていてもよく、前記置換基が、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NO2、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択される、請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
R5が、Cl、Br、メチル、エチル、−OCH3またはCF3である、請求項31に記載の化合物。
【請求項33】
本明細書で1〜285と番号付けされている構造を有する化合物、または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項34】
請求項1に記載の少なくとも1つの化合物、または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグと、少なくとも1つの医薬的に許容される担体とを含む、組成物。
【請求項35】
請求項19に記載の化合物、または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグの少なくとも1つと、少なくとも1つの医薬的に許容される担体とを含む、組成物。
【請求項36】
少なくとも1つのさらなる抗ウイルス剤をさらに含み、前記さらなる薬剤が、HCVポリメラーゼ阻害剤、インターフェロン、ウイルス複製阻害剤、アンチセンス薬、治療用ワクチン、ウイルスプロテアーゼ阻害剤、ビリオン産生阻害剤、抗体治療薬(モノクローナルまたはポリクローナル)、およびRNA依存性ポリメラーゼに関連する障害を処置するのに有用な任意の薬剤から選択される、請求項34に記載の組成物。
【請求項37】
少なくとも1つのさらなる抗ウイルス剤をさらに含み、前記さらなる薬剤が、HCVポリメラーゼ阻害剤、インターフェロン、ウイルス複製阻害剤、アンチセンス薬、治療用ワクチン、ウイルスプロテアーゼ阻害剤、ビリオン産生阻害剤、抗体治療薬(モノクローナルまたはポリクローナル)、およびRNA依存性ポリメラーゼに関連する障害を処置するのに有用な任意の薬剤から選択される、請求項35に記載の組成物。
【請求項38】
有効量の少なくとも1つの請求項1に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグを患者に投与する工程を含む、前記患者のウイルス感染を処置する方法。
【請求項39】
有効量の少なくとも1つの請求項19に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグを患者に投与する工程を含む、前記患者のウイルス感染を処置する方法。
【請求項40】
少なくとも1つのさらなる抗ウイルス剤を前記患者に投与する工程をさらに含み、前記さらなる薬剤が、HCVポリメラーゼ阻害剤、インターフェロン、ウイルス複製阻害剤、アンチセンス薬、治療用ワクチン、ウイルスプロテアーゼ阻害剤、ビリオン産生阻害剤、抗体治療薬(モノクローナルまたはポリクローナル)、およびRNA依存性ポリメラーゼに関連する障害を処置するのに有用な任意の薬剤から選択される、請求項38に記載の方法。
【請求項41】
少なくとも1つのさらなる抗ウイルス剤を前記患者に投与する工程をさらに含み、前記さらなる薬剤が、HCVポリメラーゼ阻害剤、インターフェロン、ウイルス複製阻害剤、アンチセンス薬、治療用ワクチン、ウイルスプロテアーゼ阻害剤、ビリオン産生阻害剤、抗体治療薬(モノクローナルまたはポリクローナル)、およびRNA依存性ポリメラーゼに関連する障害を処置するのに有用な任意の薬剤から選択される、請求項39に記載の方法。
【請求項1】
以下の式を有する化合物または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ。
【化421】
〔式中
R1は、結合、−[C(R12)2]r−、−[C(R12)2]r−O−[C(R12)2]q−、−[C(R12)2]r−N(R9)−[C(R12)2]q−、−[C(R12)2]q−CH=CH−[C(R12)2]q−、−[C(R12)2]q−C≡C−[C(R12)2]q−または−[C(R12)2]q−SO2−[C(R12)2]q−であり;
R2は、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)SOR11、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)SO2R11、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)SO2N(R11)2、
【化422】
であり;
R3は、
【化423】
であり、
ここで、前記点線は、任意の結合およびさらなる結合を示し、前記任意の結合および前記さらなる結合が存在しない場合には、前記点線で結ぶ2個の環原子上に水素原子が存在すると理解され;
R4、R5、R6およびR7は、それぞれ独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、−[C(R12)2]q−ハロアルキル、−[C(R12)2]q−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR9、−CN、−[C(R12)2]q−C(O)R8、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−OR9、−[C(R12)2]q−N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHC(O)R8、−[C(R12)2]q−NR8C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHSO2R11、−[C(R12)2]q−S(O)pR11、−[C(R12)2]q−SO2N(R9)2または−SO2N(R9)C(O)N(R9)2であり;
それぞれの場合のR8は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、−[C(R12)2]q−アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、ハロアルキルまたはヒドロキシアルキルであり;
それぞれの場合のR9は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、−[C(R12)2]q−アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、ハロアルキルまたはヒドロキシアルキルであり;
R10は、H、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリールまたはヘテロアリールであり、ここで、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、4個までの置換基で置換されていてもよく、前記置換基は、それぞれ独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−O−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、−[C(R12)2]q−ハロアルキル、−[C(R12)2]q−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−NO2、−OR9、−CN、−[C(R12)2]q−C(O)R8、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−OR9、−[C(R12)2]q−N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHC(O)R8、−[C(R12)2]q−NR8C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHSO2R11、−[C(R12)2]q−S(O)pR11、−[C(R12)2]q−SO2N(R9)2および−SO2N(R9)C(O)N(R9)2から選択され、R1が結合である場合、R10は、Hではなく;
それぞれの場合のR11は、独立して、アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、ヘテロアリール、ハロアルキル、ヒドロキシまたはヒドロキシアルキルであり、ここで、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、4個までの置換基で置換されていてもよく、前記置換基は、それぞれ独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、−[C(R12)2]q−ハロアルキル、−[C(R12)2]q−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR9、−CN、−[C(R12)2]q−C(O)R8、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−OR9、−[C(R12)2]q−N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHC(O)R8、−[C(R12)2]q−NR8C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHSO2アルキル、−[C(R12)2]q−NHSO2シクロアルキル、−[C(R12)2]q−NHSO2アリール、−[C(R12)2]q−SO2N(R9)2および−SO2N(R9)C(O)N(R9)2から選択され;
それぞれの場合のR12は、独立して、H、ハロ、−N(R9)2、−OR9、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニルであり、ここで、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基またはヘテロシクロアルケニル基は、場合により、4個までの置換基で置換されていてもよく、前記置換基は、それぞれ独立して、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、−CN、−C(O)アルキル、−C(O)Oアルキル、−C(O)NHアルキル、−C(O)N(アルキル)2、−O−アルキル、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NHC(O)アルキル、−NHSO2アルキル、−SO2アルキルまたは−SO2NH−アルキルから選択されるか、または2個のR12基と、これらが結合している炭素原子とで、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基またはC=O基を形成し;
それぞれの場合のR20は、独立して、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリールであるか、または両方のR20基と、これらが結合している炭素原子とで、シクロアルキル基、シクロヘテロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基を形成し、ここで、シクロアルキル基、シクロヘテロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、4個までの基で置換されていてもよく、前記基は、それぞれ独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ヒドロキシ、−OR9、−CN、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ハロアルキル、−[C(R12)2]q−ヒドロキシアルキル、−[C(R12)2]q−C(O)R8、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−OR9、−[C(R12)2]q−N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHC(O)R8、−[C(R12)2]q−NR8C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHSO2R11、−[C(R12)2]q−S(O)pR11、−[C(R12)2]q−SO2N(R9)2および−SO2N(R9)C(O)N(R9)2から選択され:
それぞれの場合のR30は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、−[C(R12)2]q−ハロアルキル、−[C(R12)2]q−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR9、−CN、−[C(R12)2]q−C(O)R8、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−OR9、−[C(R12)2]q−N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHC(O)R8、−[C(R12)2]q−NR8C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHSO2R11、−[C(R12)2]q−S(O)pR11、−[C(R12)2]q−SO2N(R9)2または−SO2N(R9)C(O)N(R9)2であるか、2個の隣接するR30基と、これらが結合している炭素原子とで、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基を形成し;
それぞれの場合のpは、独立して、0、1または2であり;
それぞれの場合のqは、独立して、0〜4の整数であり;
それぞれの場合のrは、独立して、1〜4の整数である。〕
【請求項2】
R2が、−C(O)NHSO2R11である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
R2が、−C(O)NHSO2N(R9)2である、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
R11が、アルキル、アリール、シクロアルキル、ハロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキルまたはヒドロキシアルキルである、請求項2に記載の化合物。
【請求項5】
それぞれの場合のR9が、独立して、H、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから選択される、請求項3に記載の化合物。
【請求項6】
R11が、アルキル、アリールまたはシクロアルキルである、請求項4に記載の化合物。
【請求項7】
R11が、メチル、エチル、−CH2CH2NH2、−CH2CH2N(CH3)2、−CH2CH2CH2NH2、−CH2CH2CH2N(CH3)2、フェニルまたはシクロプロピルである、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
R3が、
【化424】
である、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
R1が、−[C(R12)2]r−である、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
R1が−CH2−であり、R10が、アリール、シクロアルキルまたはヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
R1が、結合であり、R10がアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
R4、R6およびR7が、それぞれHであり、R5が、H、ハロまたはハロアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
R10が、
【化425】
であり、式中、R13は、H、F、BrまたはClであり;R14は、4個までの任意の置換基およびさらなる置換基をあらわし、前記置換基は、それぞれ独立して、アルキル、シクロアルキル、CF3、−CN、ハロ、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、−NHSO2−アルキル、−NO2、−C(O)NH2、−C(O)NH−アルキル、−C(O)OH、ヒドロキシ、−NH2、−SO2アルキル、−SO2NHアルキル、−S−アルキル、−CH2NH2、−CH2OH、−SO2NH2、−NHC(O)−アルキル、−C(O)O−アルキル、−C(O)−ヘテロシクロアルキルおよびヘテロアリールから選択され;
【化426】
は、ピリジル基をあらわし、ここで、前記環窒素原子が、前記5個の置換されていない環原子位置のいずれであってもよい、請求項9に記載の化合物。
【請求項14】
以下の式を有する請求項1に記載の化合物。
【化427】
〔式中、
R1は、−[C(R12)2]r−であり;
R2は、−C(O)NHSO2R11であり;
R3は、
【化428】
であり;
R4、R5、R6およびR7は、それぞれ独立して、H、アルキル、−O−アルキル、ハロ、ハロアルキルまたはヒドロキシアルキルであり;
R10は、H、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリールであり、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、1個以上の置換基で置換されていてもよく、前記置換基は、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NO2、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択され;
R11は、アルキル、アリールまたはシクロアルキルであり;
それぞれの場合のR12は、H、アルキルまたはハロであるか、2個のジェミナルな関係にあるR12基と、これらが結合している共通の炭素原子とで、3〜6員のシクロアルキル基を形成し;
それぞれの場合のR30は、独立して、H、アルキル、アリール、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、−O−アルキルまたは−CNであるか、または2個の隣接するR30基と、これらが結合している炭素原子とで、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基を形成し;
rは、1〜4の範囲の整数である。〕
【請求項15】
R1が、−CH2−であり;
R2が、−C(O)NHSO2R11であり;
R3が、
【化429】
であり;
R4、R6およびR7が、それぞれHであり;
R5が、H、アルキル、−O−アルキル、ハロまたはハロアルキルであり;
R10が、H、アリール、シクロアルキルまたはヘテロアリールであり、ここで、シクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、1個以上の置換基で置換されていてもよく、これらの置換基は、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NO2、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択され;
R11は、アルキル、アリールまたはシクロアルキルであり;
それぞれの場合のR12が、H、アルキルまたはハロであるか、または2個のジェミナルな関係にあるR12基と、これらが結合している共通の炭素原子とで、3〜6員のシクロアルキル基を形成し;
rは、1〜4の範囲の整数である、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
R10が、フェニルであり、前記フェニルが、場合により、1個以上の置換基で置換されていてもよく、前記置換基が、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NO2、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択される、請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
R5が、Cl、BrまたはCF3である、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
R11が、メチル、エチル、−CH2CH2NH2、−CH2CH2N(CH3)2、−CH2CH2CH2NH2、−CH2CH2CH2N(CH3)2、フェニルまたはシクロプロピルである、請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
以下の式を有する化合物、ならびに医薬的に許容されるその塩および溶媒和物。
【化430】
〔式中
R1は、結合、−[C(R12)2]r−、−[C(R12)2]r−O−[C(R12)2]q−、−[C(R12)2]r−N(R9)−[C(R12)2]q−、−[C(R12)2]q−CH=CH−[C(R12)2]q−、−[C(R12)2]q−C≡C−[C(R12)2]q−または−[C(R12)2]q−SO2−[C(R12)2]q−であり;
R2は、−C(O)R9、−C(O)OR9、−C(O)OCH2OR9、−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)C=N(R9)2、−アルキル、−[C(R12)2]q−アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリールまたは−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニルであり、ここで、アリール基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基またはヘテロアリール基は、場合により、4個までの置換基で置換されていてもよく、前記置換基は、それぞれ独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、−[C(R12)2]q−ハロアルキル、−[C(R12)2]q−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR9、−CN、−[C(R12)2]q−C(O)R8、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−OR9、−[C(R12)2]q−N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHC(O)R8、−[C(R12)2]q−NR8C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHSO2R11、−[C(R12)2]q−S(O)pR11、−[C(R12)2]q−SO2N(R9)2および−SO2N(R9)C(O)N(R9)2から選択され;
R3は、
【化431】
であり、
ここで、点線は、任意の結合およびさらなる結合を示し、前記任意の結合および前記さらなる結合が存在しない場合には、前記点線で結ぶ2個の環原子上に水素原子が存在すると理解され;
R4、R5、R6およびR7は、それぞれ独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、−[C(R12)2]q−ハロアルキル、−[C(R12)2]q−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR9、−CN、−[C(R12)2]q−C(O)R8、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−OR9、−[C(R12)2]q−N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHC(O)R8、−[C(R12)2]q−NR8C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHSO2R11、−[C(R12)2]q−S(O)pR11、−[C(R12)2]q−SO2N(R9)2または−SO2N(R9)C(O)N(R9)2であり;
それぞれの場合のR8は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、−[C(R12)2]q−アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、ハロアルキルまたはヒドロキシアルキルであり;
それぞれの場合のR9は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、−[C(R12)2]q−アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、ハロアルキルまたはヒドロキシアルキルであり;
R10は、H、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリールまたはヘテロアリールであり、ここで、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、4個までの置換基で置換されていてもよく、前記置換基は、それぞれ独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、−[C(R12)2]q−ハロアルキル、−[C(R12)2]q−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR9、−CN、−[C(R12)2]q−C(O)R8、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−OR9、−[C(R12)2]q−N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHC(O)R8、−[C(R12)2]q−NR8C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHSO2R11、−[C(R12)2]q−S(O)pR11、−[C(R12)2]q−SO2N(R9)2および−SO2N(R9)C(O)N(R9)2から選択され、R1が結合である場合、R10は、Hではなく;
それぞれの場合のR11は、独立して、アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、ヘテロアリール、ハロアルキル、ヒドロキシまたはヒドロキシアルキルであり、ここで、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、4個までの置換基で置換されていてもよく、前記置換基は、それぞれ独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、−[C(R12)2]q−ハロアルキル、−[C(R12)2]q−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR9、−CN、−[C(R12)2]q−C(O)R8、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−OR9、−[C(R12)2]q−N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHC(O)R8、−[C(R12)2]q−NR8C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHSO2アルキル、−[C(R12)2]q−NHSO2シクロアルキル、−[C(R12)2]q−NHSO2アリール、−[C(R12)2]q−SO2N(R9)2および−SO2N(R9)C(O)N(R9)2から選択され;
それぞれの場合のR12は、独立して、H、ハロ、−N(R9)2、−OR9、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニルであり、ここで、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基またはヘテロシクロアルケニル基は、場合により、4個までの置換基で置換されていてもよく、前記置換基は、それぞれ独立して、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、−CN、−C(O)アルキル、−C(O)Oアルキル、−C(O)NHアルキル、−C(O)N(アルキル)2、−O−アルキル、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NHC(O)アルキル、−NHSO2アルキル、−SO2アルキルまたは−SO2NH−アルキルから選択されるか、または2個のR12基と、これらが結合している炭素原子とで、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基またはC=O基を形成し;
それぞれの場合のR30は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、−[C(R12)2]q−ハロアルキル、−[C(R12)2]q−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR9、−CN、−[C(R12)2]q−C(O)R8、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−OR9、−[C(R12)2]q−N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHC(O)R8、−[C(R12)2]q−NR8C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHSO2R11、−[C(R12)2]q−S(O)pR11、−[C(R12)2]q−SO2N(R9)2または−SO2N(R9)C(O)N(R9)2であるか、または2個の隣接するR30基と、これらが結合している炭素原子とで、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基を形成し;
それぞれの場合のpは、独立して、0、1または2であり;
それぞれの場合のqは、独立して、0〜4の整数であり;
それぞれの場合のrは、独立して、1〜4の整数である。〕
【請求項20】
R2が、−C(O)OR9または−C(O)N(R9)2である、請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
R2が、−C(O)OHである、請求項19に記載の化合物。
【請求項22】
R3が、
【化432】
である、請求項19に記載の化合物。
【請求項23】
R1が、−[C(R12)2]r−である、請求項19に記載の化合物。
【請求項24】
R1が、−CH2−であり、R10が、アリール、シクロアルキルまたはヘテロアリールである、請求項19に記載の化合物。
【請求項25】
R1が、結合であり、R10がアルキルである、請求項19に記載の化合物。
【請求項26】
R4、R6およびR7が、それぞれ、Hであり、R5が、H、ハロまたはハロアルキルである、請求項19に記載の化合物。
【請求項27】
R10が、
【化433】
であり、式中、R13が、H、F、BrまたはClであり;R14が、4個までの任意の置換基およびさらなる置換基をあらわし、前記置換基は、それぞれ独立して、アルキル、シクロアルキル、CF3、−CN、ハロ、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、−NHSO2−アルキル、−NO2、−C(O)NH2、−C(O)NH−アルキル、−C(O)OH、ヒドロキシ、−NH2、−SO2アルキル、−SO2NHアルキル、−S−アルキル、−CH2NH2、−CH2OH、−SO2NH2、−NHC(O)−アルキル、−C(O)O−アルキル、−C(O)−ヘテロシクロアルキルおよびヘテロアリールから選択され;
【化434】
が、ピリジル基をあらわし、ここで、前記環窒素原子が、前記5個の置換されていない環原子位置のうちいずれにあってもよい、請求項23に記載の化合物。
【請求項28】
以下の式を有する請求項19に記載の化合物。
【化435】
〔式中、
R1は、−[C(R12)2]r−であり;
R2は、−C(O)OH、−C(O)NH2、−C(O)OCH2CH2NH2、−C(O)OCH2CH2N(CH3)2、−C(O)OCH2CH2CH2NH2、−C(O)OCH2CH2CH2N(CH3)2であり;
R3は、
【化436】
であり;
R4、R5、R6およびR7は、それぞれ独立して、H、アルキル、−O−アルキル、ハロ、ハロアルキルまたはヒドロキシアルキルであり;
R10は、H、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリールであり、ここで、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、1個以上の置換基で置換されていてもよく、前記置換基は、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NO2、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択され;
R9は、H、アルキルまたはアリールであり;
それぞれの場合のR12が、H、アルキルまたはハロであるか、または2個のジェミナルな関係にあるR12基と、これらが結合している共通の炭素原子とで、3〜6員のシクロアルキル基を形成し;
それぞれの場合のR30は、独立して、H、アルキル、アリール、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、−O−アルキルまたは−CNであるか、または2個の隣接するR30基と、これらが結合している炭素原子とで、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基を形成し;
rは、1〜4の範囲の整数である。〕
【請求項29】
R1が、−CH2−であり;
R2が、−C(O)OHまたは−C(O)NH2であり;
R3が、
【化437】
であり;
R4、R6およびR7が、それぞれHであり;
R5が、H、ハロまたはハロアルキルであり;
R10が、H、アリール、シクロアルキルまたはヘテロアリールであり、ここで、シクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基が、場合により、1個以上の置換基で置換されていてもよく、前記置換基が、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NO2、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル、−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択され;
rが、1〜4の範囲の整数である、請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
R2が、−C(O)OH−である、請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
R10が、フェニルであり、前記フェニルが、場合により、1個以上の置換基で置換されていてもよく、前記置換基が、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NO2、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択される、請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
R5が、Cl、Br、メチル、エチル、−OCH3またはCF3である、請求項31に記載の化合物。
【請求項33】
本明細書で1〜285と番号付けされている構造を有する化合物、または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項34】
請求項1に記載の少なくとも1つの化合物、または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグと、少なくとも1つの医薬的に許容される担体とを含む、組成物。
【請求項35】
請求項19に記載の化合物、または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグの少なくとも1つと、少なくとも1つの医薬的に許容される担体とを含む、組成物。
【請求項36】
少なくとも1つのさらなる抗ウイルス剤をさらに含み、前記さらなる薬剤が、HCVポリメラーゼ阻害剤、インターフェロン、ウイルス複製阻害剤、アンチセンス薬、治療用ワクチン、ウイルスプロテアーゼ阻害剤、ビリオン産生阻害剤、抗体治療薬(モノクローナルまたはポリクローナル)、およびRNA依存性ポリメラーゼに関連する障害を処置するのに有用な任意の薬剤から選択される、請求項34に記載の組成物。
【請求項37】
少なくとも1つのさらなる抗ウイルス剤をさらに含み、前記さらなる薬剤が、HCVポリメラーゼ阻害剤、インターフェロン、ウイルス複製阻害剤、アンチセンス薬、治療用ワクチン、ウイルスプロテアーゼ阻害剤、ビリオン産生阻害剤、抗体治療薬(モノクローナルまたはポリクローナル)、およびRNA依存性ポリメラーゼに関連する障害を処置するのに有用な任意の薬剤から選択される、請求項35に記載の組成物。
【請求項38】
有効量の少なくとも1つの請求項1に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグを患者に投与する工程を含む、前記患者のウイルス感染を処置する方法。
【請求項39】
有効量の少なくとも1つの請求項19に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグを患者に投与する工程を含む、前記患者のウイルス感染を処置する方法。
【請求項40】
少なくとも1つのさらなる抗ウイルス剤を前記患者に投与する工程をさらに含み、前記さらなる薬剤が、HCVポリメラーゼ阻害剤、インターフェロン、ウイルス複製阻害剤、アンチセンス薬、治療用ワクチン、ウイルスプロテアーゼ阻害剤、ビリオン産生阻害剤、抗体治療薬(モノクローナルまたはポリクローナル)、およびRNA依存性ポリメラーゼに関連する障害を処置するのに有用な任意の薬剤から選択される、請求項38に記載の方法。
【請求項41】
少なくとも1つのさらなる抗ウイルス剤を前記患者に投与する工程をさらに含み、前記さらなる薬剤が、HCVポリメラーゼ阻害剤、インターフェロン、ウイルス複製阻害剤、アンチセンス薬、治療用ワクチン、ウイルスプロテアーゼ阻害剤、ビリオン産生阻害剤、抗体治療薬(モノクローナルまたはポリクローナル)、およびRNA依存性ポリメラーゼに関連する障害を処置するのに有用な任意の薬剤から選択される、請求項39に記載の方法。
【公表番号】特表2011−503195(P2011−503195A)
【公表日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−534158(P2010−534158)
【出願日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際出願番号】PCT/US2008/083351
【国際公開番号】WO2009/064848
【国際公開日】平成21年5月22日(2009.5.22)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際出願番号】PCT/US2008/083351
【国際公開番号】WO2009/064848
【国際公開日】平成21年5月22日(2009.5.22)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】
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