説明

不揮発性メモリ装置及びその形成方法

【課題】不揮発性メモリ装置を提供する。
【解決手段】フラッシュEEPROMアレイは第1浮遊ゲート電極40を有するEEPROMセル第1行と第2浮遊ゲート電極40を有するEEPROMセル第2行を含む。第1浮遊ゲート電極40は第1方向に向けて集合的に第1浮遊ゲート電極40のL断部分を定義する水平分節40h及び垂直分節40vを含む。第2浮遊ゲート電極40は前記第1方向の反対である第2方向に向けて集合的に第2浮遊ゲート電極40のL断部分を定義する水平分節40h及び垂直分節40vを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は集積回路メモリ素子及びその形成方法に係り、より詳細には不揮発性メモリ素子及びその形成方法に関する。
【背景技術】
【0002】
電気的消去及びプログラム可能である読み出し専用メモリEEPROMは、不揮発性メモリ素子の一種類として、エンベデッドアプリケーション及び大量貯蔵アプリケーションを含む多くのアプリケーションに用いることができる。典型的なエンベデッドアプリケーションにおいて、EEPROM素子は、例えば、高速のランダムアクセス読み出し時間が要求されるパーソナルコンピュータまたはモバイルフォーンでコードを記憶するために用いることができる。典型的な大量貯蔵アプリケーションは大記憶容量及び低コストを要求するメモリカードアプリケーションを含む。
【0003】
NAND型フラッシュメモリはEEPROMの一種として、他の不揮発性メモリ素子に比べて低コスト及び大記憶容量を提供することができる。典型的なNAND型フラッシュメモリは並んで配置された多数のNAND型ストリングを含む。NAND型ストリング内のそれぞれのEEPROMセルは対応するワードラインに電気的に連結され、浮遊ゲート電極及び制御ゲート電極を含む。このEEPROMセルはシングルレベルまたはマルチレベルプログラム状態を支援するセルであることができる。シングルプログラム状態を支援するEEPROMセルはシングルレベルセルSLCと称される。特に、SLCは論理1貯蔵値と思われる消去状態及び論理0貯蔵値と思われるプログラム状態を支援する。SLCは消去状態で陰の閾値電圧Vth(例えば、‐3V<Vth←1V)を有することができ、プログラム状態で陽の閾値電圧(例えば、1V<Vth<3V)を有することができる。
【0004】
EEPROMセルの状態は選択セルに対して読み出し動作を実行することによって判読することができる。本発明が属する技術分野でよく知られているように、NANDストリングは、選択セルが消去状態であり、選択ワードライン電圧(例えば0V)が選択セルの閾値電圧より大きい時、プリチャージングされたビットラインBLを放電する動作をする。しかし、選択セルがプログラム状態であれば、選択ワードライン電圧(例えば0V)が選択セルの閾値電圧より低くて選択セルが‘オフ’を維持するから、NANDストリングはプリチャージングされたビットラインに開放回路を提供する。NAND型フラッシュメモリの他の特性は特許文献及び非特許文献1に開示されてあり、この開示内容が本明細書に含まれる。
【0005】
EEPROMセルをプログラムまたは消去する動作は高いプログラムまたは消去電圧をEEPROMセルの制御電極またはチャネル領域に印加することを含む。本発明が属する技術分野でよく知られているように、プログラム電圧は充分に大きくて十分な個数の電子をセル内の浮遊ゲート引き集めるべきであり、消去電圧は充分に大きくて浮遊ゲートに蓄積された電子の大部分を放出すべきである。このような電子の蓄積及び放出動作はEEPROMセルの閾値電圧の変動に引き続く。前述のシングル及びマルチレベルセルで、例えば、EEPROM セルをプログラムする動作はEEPROMセルの閾値電圧を増加させ、EEPROM セルを消去する動作はEEPROMセルの閾値電圧を減少させる。
【0006】
しかし、EEPROM素子の集積度が増加することによって、非常に近く隣接したEEPROMセルの浮遊ゲート電極との間の寄生容量が増加する。図1A‐1Cに図示されているように、この寄生容量は隣接した浮遊ゲート電極との間の重畳面積に直接的に比例し、これらの間の側面距離に反比例する。ところが、この側面距離は素子の集積度が増加することに沿って減少する。特に、図1AはNAND型EEPROM 素子のアレイを図示する。このアレイは一定間隔を置いて離れて二次元的に(例えば、行及び列方向に)配列された複数個の浮遊ゲート電極19を含む。浮遊ゲート電極19のそれぞれは基板11の活性領域13からトンネル絶縁膜17によって離されている。活性領域13はトレンチ隔離領域15によって定義される。特定行にある各EEPROMセルの制御ゲートは連結されて対応するワードライン23(図面でワードラインA、B、C)を形成する。各浮遊ゲート電極19はゲート間誘電膜21によって対応するワードラインから離されている。図1B及び1Cに図示されているように、制御ゲート電極19はビットライン方向でソース/ドレイン領域25によって互いに離されており、ワードライン方向では素子分離領域15によって互いに離されている。ビットライン方向で浮遊ゲート電極との間の重畳面積はh1W1であり、ワードライン方向で浮遊ゲート電極との間の重畳面積はh1W2である。
【0007】
高集積化による寄生容量の増加による前述の影響及び他の影響は浮遊ゲートとの間の干渉を引き起こす。このような干渉が充分に大きければ、選択EEPROMセルのプログラム動作は選択セルに隣接したEEPROMセルの閾値電圧が移動する結果をもたらす。このような閾値電圧の移動はデータ読み出し動作でビートエラーを誘発してメモリ素子の信頼性を減少させる。隣接した浮遊ゲート電極との間の寄生容量の増加は非特許文献2に開示されている。
【特許文献1】米国特許出願11/358,648号明細書
【非特許文献1】1997年11月のIEEE論文Vol.32、No.11、pp.1748‐1757の“A3.3Volt Single Power Supply 16‐Mb Nonvolatile Virtual DRAM Using a NAND Flash Memory Technology”
【非特許文献2】2002年5月のIEEE電子装置レター、Vol.23、No.5、pp.264‐266の“Effects of Floating‐Gate Interference on NAND Flash Memory Cell Operation”
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、高い集積度のメモリ装置を実現に適合させることができる不揮発性メモリ装置及びその形成方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の実施形態はセル間の結合容量が減少されたメモリセルを有する不揮発性メモリ素子を含む。これらの実施形態によれば、不揮発性メモリ素子、例えばNAND型フラッシュEEPROM素子は浮遊ゲート電極を有する複数のメモリセルを含む。制御ゲート電極及び浮遊ゲート電極との間の高い結合の比率を維持したまま、ビットライン方向でセル間の寄生容量を減らすように、浮遊ゲート電極はオープンエンデッドラップアラウンド(open‐ended wraparound)模様で形成される。特に、各メモリセルはEEPROMトランジスタを含む。EEPROMトランジスタは基板のチャネル領域上に形成されたトンネル絶縁膜及び前記トンネル絶縁膜上に形成された浮遊ゲート電極を含む。浮遊ゲート電極は絶縁性領域で満たされたオープンエンデッドラップアラウンド模様を示す。いくつかの実施形態によれば、浮遊ゲート電極は絶縁性領域で満たされるホロウセンタ(hollow center)を有する四角形シリンダ形態であることができる。
【0010】
本発明の他の実施形態によれば、不揮発性メモリアレイは基板及び前記基板に形成されたEEPROMセルの少なくとも一つのNANDストリングを含む。このEEPROMセルの少なくとも一つのNANDストリングは絶縁物質が充填された第1オープンエンデッドラップアラウンド形態の浮遊ゲート電極を具備する第1不揮発性メモリセル及び絶縁物質が充填された第2オープンエンデッドラップアラウンド形態の浮遊ゲート電極を具備する第2不揮発性メモリセルを含む。この浮遊ゲート電極は前記第1オープンエンデッドラップアラウンド浮遊ゲート電極の縦軸が前記第2オープンエンデッドラップアラウンド浮遊ゲート電極の縦軸と同一線上にあるように構成される。前記少なくとも一つのNANDストリングは絶縁物質が充填された第3オープンエンデッドラップアラウンド浮遊ゲートを具備するストリング選択トランジスタ及び絶縁物質が充填された第4オープンエンデッドラップアラウンドの浮遊ゲートを具備するグラウンド選択トランジスタをさらに含むことができる。この実施形態で、前記第1不揮発性メモリセルと連関されたワードラインは第1ゲート間絶縁膜によって前記第1オープンエンデッドラップアラウンド浮遊ゲートと分離され、前記ストリング選択トランジスタと連関されたワードラインは前記第3オープンエンデッドラップアラウンド浮遊ゲートと電気的にショートされる。
【0011】
本発明のまた他の実施形態によれば、不揮発性メモリアレイ形成方法は、活性領域によって互いに離れた第1及び第2トレンチ分離領域を有する基板を形成することを含む。トンネル絶縁膜が前記活性領域上に形成され、第1導電膜が第1及び第2トレンチ分離領域の側壁及び前記トンネル絶縁膜上に形成される。絶縁性領域が前記トンネル絶縁膜の向かい側に拡張する第1導電膜の一部分上に形成される。第2導電膜が前記絶縁性領域上に形成される。前記第2導電膜、前記絶縁性領域及び前記第1導電膜がパターニングされて絶縁性領域で満足されたラップアラウンド浮遊ゲート電極が形成される。
【0012】
前記パターニング段階以前に前記第2導電膜上にゲート間絶縁膜を形成する段階と、前記ゲート間絶縁膜上に第3導電膜を形成する段階をさらに含むことができる。また、前記パターニング段階以前に前記ゲート間絶縁膜を貫通して前記第2導電膜を露出するコンタクトホールを形成する段階をさらに含むことができる。この場合、前記第3導電膜を形成する段階は前記第3導電膜を前記コンタクトホール内に蒸着することを含む。前記パターニング段階は前記第3導電膜、前記ゲート間絶縁膜、前記第2導電膜、前記絶縁性領域そして前記第1導電膜を順次にパターニングしてストリング選択ラインSSLを定義することを含む。前記ストリング選択ラインはパターニングされた第3導電膜の第1部分及び前記コンタクトホール位置で前記パターニングされた第3導電膜の第1部分に電気的に連結されるパターニングされた第2導電膜の第1部分を含む。
【0013】
前記パターニング段階以後に前記ラップアラウンド浮遊ゲートからパターニングされた絶縁性領域を除去する段階をさらに含むことができる。前記除去段階以後に絶縁性物質で前記ラップアラウンド浮遊ゲートの内部を再度満たすために前記基板上に絶縁膜を蒸着する段階をさらに含むことができる。前記絶縁性物質は相対的に低い誘電定数を有することができる。例えば、除去された絶縁性領域よりもさらに低い誘電定数を有することができる。
【0014】
本発明のまた他の実施形態によれば、不揮発性メモリ素子は活性領域を具備する基板を含む。前記基板は第1導電型のソース及びドレイン領域及び、前記ソース及びドレイン領域との間のチャネル領域を含む。トンネル絶縁膜が前記チャネル領域上に具備され、浮遊ゲート電極が前記トンネル絶縁膜上に具備される。浮遊ゲート電極は複数個の分節(segments)によって定義される非対称的な横断面(例えば、L断面形状)を示す。この分節は横に延長してチャネル領域の全体幅を横切る少なくとも一つの水平分節及び前記水平分節の側面から上方へ延長する少なくとも一つの垂直分節を含む。制御ゲート電極は浮遊ゲート電極上に具備される。この制御ゲート電極はゲート間絶縁膜によって浮遊ゲート電極から分離する。
【0015】
本発明のまた他の実施形態による不揮発性メモリアレイは基板及び第1非対称横断面形状を有する浮遊ゲート電極を具備する不揮発性メモリセル第1行を含む。不揮発性メモリセル第2行が具備される。前記不揮発性メモリセル第2行は前記不揮発性メモリセル第1行にすぐ隣接して延長する。前記不揮発性メモリセル第2行は第2非対称横断面形状を有する浮遊ゲート電極を具備する。この2非対称横断面形状を有する浮遊ゲート電極は前記基板の法線(normal)に対して相対的に180度回転すれば、前記第1非対称横断面形状を有する浮遊ゲート電極と一致する。このような非対称浮遊ゲート電極は互いに向き合う第1及び第2浮遊ゲート電極の対向面(opposing surface)との間の重畳面積が第1浮遊ゲート電極の横断面形状の全体面積の約75%程度になることが望ましい。
【0016】
本発明のまた他の実施形態によるフラッシュEEPROMアレイは第1浮遊ゲート電極を有するEEPROMセル第1行を含む。この第1浮遊ゲート電極は少なくとも一つの水平分節及び少なくとも一つの垂直分節を含み、前記水平分節及び垂直分節は集合的に前記第1浮遊ゲート電極の第1L断部分を定義し、この第1L断部分は第1方向を向ける。前記EEPROMセル第1行にすぐ隣接して延長するEEPROMセル第2行がさらに具備される。前記EEPROMセル第2行は第2浮遊ゲート電極を具備する。この第2浮遊ゲート電極は少なくとも一つの水平分節及び少なくとも一つの垂直分節を含み、前記水平分節及び垂直分節は集合的に前記第2浮遊ゲート電極の第2L断部分を定義し、この第2L断部分は前記第1方向と反対方向である第2方向を向ける。
【0017】
本発明のまた他の実施形態によるフラッシュEEPROM 素子形成方法は基板で並んで位置してその間に活性領域を限定する第1の浅いトレンチ隔離領域及び第2の浅いトレンチ隔離領域を形成する段階を含む。トンネル絶縁膜が前記活性領域上に形成され、導電層が前記トンネル絶縁膜上そして前記第1及び第2の浅いトレンチ隔離領域の側面上に形成される。絶縁性バッファ領域が前記第1及び第2の浅いトレンチ隔離領域との間で延長した導電膜部分上に形成される。浮遊ゲート電極マスクパターンが前記絶縁性バッファ領域上そして前記導電膜上に形成される。前記導電膜を選択的にエッチングする段階が実行されて前記第1及び第2の浅いトレンチ隔離領域の対向する側面との間で延長するL断浮遊ゲート電極が形成される。この選択的エッチング段階は前記絶縁性バッファ領域及び前記浮遊ゲートマスクパターンをエッチングマスクで用いて実行される。
【0018】
前記フラッシュEEPROM素子形成方法は前記選択的エッチング段階以後に前記浮遊ゲート電極マスク及び少なくとも前記バッファ領域の一部分を除去する段階と前記L断浮遊ゲート電極上にゲート間絶縁膜を蒸着する段階をさらに含むことができる。前記ゲート間絶縁膜を蒸着する段階以前に前記第1及び第2の浅いトレンチ隔離領域の対向する側面をエッチバックする段階をさらに進行させることができる。
【0019】
前記フラッシュEEPROM素子形成方法は前記ゲート間絶縁膜上に導電膜を蒸着する段階及び前記導電膜をパターニングしてワードラインを形成する段階をさらに含むことができる。前記トンネル絶縁膜を形成する段階は前記第1及び第2の浅いトレンチ隔離領域との間で延長する活性領域部分を熱酸化することを含む。前記第1及び第2の浅いトレンチ隔離領域を形成する段階は前記基板に並んで位置する第1及び第2ストライプ形状トレンチを形成する段階、前記トレンチを絶縁物質で満たす段階そして前記絶縁物質をエッチバックする段階を含む。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、浮遊ゲートは隣接する活性領域を横切る方向で水平部及び垂直部を有するLまたは逆L形態で形成されて隣接するLと逆L形態の浮遊ゲート間の容量性結合またはLと逆L形態の浮遊ゲート間の容量性結合を減らすことができる。
【0021】
本発明によれば、活性領域を伸長する方向に沿って水平部及び垂直部を有するLと逆L形態の浮遊ゲートが互いに交代に形成されて隣接するLと逆L形態の浮遊ゲート間の容量性結合を減らすことができる。
【0022】
本発明によれば、浮遊ゲートが水平部及び垂直部を有するLと逆L形態を示し、垂直部の外側壁及び内側壁そして水平部の上部面の制御ゲートと重畳して制御ゲートと浮遊ゲートとの間の結合比を増加させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、添付する図面を参照して本発明の望ましい実施形態を詳しく説明する。しかし、本発明はここで説明される実施形態に限定されず、他の形態で具体化されることもできる。むしろ、ここで紹介される実施形態は開示された内容が徹底で完全になることができるようにそして当業者に本発明の思想が充分に理解されるようにするために提供されるものである。明細書全体にかけて同一参照番号は同一構成要素を示す。
【0024】
本発明の第1実施形態によるNAND型EEPROM素子が図2A−2Dに概略的に図示されている。図2AはNAND型EEPROM素子の平面図として、活性領域105を具備する基板100を第1方向で横切る互いに平行する複数個のビットライン148を図示する。図2Bに図示されているように、活性領域105は隣接するトレンチ隔離領域106との間で拡張する。トレンチ隔離領域106は浅いトレンチ104内に位置する。ビットライン148は対応する活性領域105にコンタクトプラグ146によって連結される。ビットラインコンタクトプラグ146はコンタクトオープニング144内に形成される。図2Aはまた基板100を第2方向に横切るワードライン132a、ストリング選択ライン132b、グラウンド選択ライン132c及び共通ソースライン140を図示する。この第1及び第2方向はビットライン方向及びワードライン方向とそれぞれ称される。
【0025】
図2Bは図2AのNAND型フラッシュEEPROM素子のビットライン方向断面を図示する。図2Bに図示されているように、各ビットライン148は対応するEEPROMセルNANDストリング内の対応するストリング選択トランジスタSSTのドレイン領域136aに電気的に連結される。この電気的連結はビットラインコンタクトプラグ146(例えば、金属プラグ)によって提供される。このビットラインコンタクトプラグ146は第1層間絶縁膜138及び第2層間絶縁膜142の積層配列を貫通する。ストリング選択トランジスタSSTはまたソース/ドレイン領域134、ゲート絶縁膜110b、下部ストリング選択ゲート電極120b、絶縁領域115b及び上部ストリング選択ゲート電極128bを含み、上部ストリング選択ゲート電極128bは下部ストリング選択ゲート電極120bに電気的に連結される。絶縁領域115bは下部ストリング選択ゲート電極120bの下部の上部表面119b上に形成される。上部ストリング選択ゲート電極128bは図2Aに図示されているように、ストリング選択ライン132bの一部分である。上部ストリング選択ゲート電極128bは絶縁性ハードマスクパターン130bで覆われる。領域122bはコンタクトオープニング126aを具備するゲート間絶縁膜パターンを示し、領域124bは下部導電パターンを示す。領域122b、124bは集合的にバッファパターン125aを形成する。
【0026】
グラウンド選択トランジスタGSTは共通ソースライン140に電気的に連結されたソース領域136b、ソース/ドレイン領域134、ゲート絶縁膜110c、下部グラウンド選択ゲート電極120c、絶縁領域115c及び上部グラウンド選択ゲート電極128cを含む。上部グラウンド選択ゲート電極128cは下部グラウンド選択ゲート電極120cに電気的に連結される。絶縁領域115cは下部グラウンド選択ゲート電極120cの下部の上部面119c上に形成される。前記グラウンド選択ゲート電極128cは図2Aに図示されているようにグラウンド選択ライン132cの部分である。上部グラウンド選択ゲート電極128cは絶縁性ハードマスクパターン130cによって覆われて保護される。領域122cはコンタクトオープニング122cを具備するゲート間絶縁膜を示し、領域124cは下部導電膜パターンを示す。領域122c、124cは集合的にバッファパターン125bを形成する。
【0027】
図2Bはまた対応するビットライン148と連関されたNAND型ストリングの複数個のEEPROM セルを図示する。このEEPROMセルはグラウンド選択ラインと接地選択ラインとの間で直列に延長する。各EEPROMセルは一組のソース/ドレイン領域134、トンネル酸化膜110a、及び前記トンネル酸化膜110a上に形成された浮遊ゲート電極120aを含む。トンネル酸化膜110aは基板110内の対応するチャネル領域に対向して延長する。各チャネル領域は各EEPROMセル内の対応する一組みのソース/ドレイン領域との間で延長する。
【0028】
以下でより詳細に説明されるが、浮遊ゲート電極120aはオープンエンデッドラップアラウンド形態であり、その内部が絶縁性領域115aで満たされる。この絶縁性領域115aは浮遊ゲート電極120aの下部の上部面119a上に拡張する。ゲート間絶縁膜パターン122aは浮遊ゲート電極120a上に形成される。制御ゲート電極132aは対応するワードラインの一部分を示し、下部導電膜パターン124a及び上部導電膜パターン128aを含む。上部導電膜パターン128aは絶縁性ハードマスクパターン130aで覆われて保護される。
【0029】
図2AのNAND型EEPROM素子の断面が図2Cに概略的に図示されている。特に図2Cワードライン方向(例えば、図2AのC‐C´ライン)で並んで延長する複数個のEEPROMセルを図示する。このワードライン方向は第2層間絶縁膜142が上部に拡張したビットライン148の方向に垂直である。各EEPROMセルはオープンエンデッドラップアラウンド浮遊ゲート電極120aを含む。このオープンエンデッドラップアラウンド浮遊ゲート電極120aは底電極部分171a、上部電極部分173a及び側面電極部分172aを含む。この電極部分は集合的に、ビットライン方向に縦軸を有する四角形態のシリンダ模様を示す浮遊ゲート電極を定義する。この四角形態のシリンダは前記絶縁性領域115aで満たされる。
【0030】
図2Cをまた参照すれば、各EEPROMのソース、ドレインそしてチャネル領域は対応する隔離領域106によって隣接するセルのソース、ドレインそしてチャネル領域と分離される。隔離領域116は対応する浅いトレンチ104内に位置する。トンネル酸化膜110aはまた浅いトレンチ104の上部側面との間で拡張する。ゲート間絶縁膜パターン122a、下部導電膜パターン124a、上部導電膜パターン128aそしてハードマスクパターン130aはワードライン方向に連続する。
【0031】
図2AのNAND型EEPROM素子の第2断面が図2Dに図示されている。図2Dはワードライン方向(例えば、図2AのD−D´線方向)で並んで延長する複数個のストリング選択トランジスタSSTを図示する。各ストリング選択トランジスタはオープンエンデッドラップアラウンド型の下部ストリング選択ゲート電極120b、絶縁性領域115b、そして上部ストリング選択ゲート電極128b(ストリング選択ワードライン)を含む。下部ストリング選択ゲート電極120bは底電極部分171b、上部電極部分173b、そして側面電極部分172bを含む。この電極部分は集合的に四角形状シリンダ形態を示す下部ストリング選択ゲート電極を定義する。この四角形状シリンダは絶縁性領域115bで満たされる。
【0032】
図2A‐図2DのNAND型EEPROM素子を形成する方法に対して図3A‐図3I及び図4A‐図4Iを参照して説明をする。図3A‐図3Iはビットライン方向の断面であり、図4A‐図4Iはワードライン方向の断面である。図3Iは図2Bの右側部分に対応し、図4Iは図2Cの断面に対応する。
【0033】
図3A及び図4Aを参照すれば、本発明の実施形態によるNAND型EEPROM素子形成方法は基板100の主表面上にハードマスクパターン102を形成することを含む。このハードマスクパターン102はシリコン窒化膜及びシリコン酸化膜の複合層で形成されて約300Å〜2000Åの厚さ範囲で形成されることができる。活性領域105はハードマスクパターン102を用いて基板100をエッチングして浅いトレンチ104を形成することによって定義されることができる。このトレンチ104はトレンチ隔離物質(例えば、酸化物)で充填される。トレンチ104の充填は絶縁性物質をトレンチ104に蒸着し、蒸着された絶縁性物質の上部面がハードマスク102の上部面と実質的に同一の高さを有するように平坦化またはエッチングバック工程を進行することによって形成することができる。これによって、基板100内に複数個のトレンチ隔離領域106が定義される。
【0034】
図3B及び図4Bを参照すれば、ハードマスクパターン102が除去されてトレンチ隔離領域106内にリセス108を露出する。続いて、図3C及び図4Cに図示されているように、複数個の膜質が基板100上に形成される。この膜質はトンネル酸化膜110を含む。トンネル酸化膜110は活性領域105の露出された部分を熱酸化することによって形成することができる。このトンネル酸化膜110は約60Åないし100Åの厚さ範囲で形成される。第1ポリシリコン膜112がトレンチ隔離領域106及びトンネル酸化膜110上にコンフォーマルに形成される。第1ポリシリコン膜112は約50Åないし200Åの厚さの範囲のドーピングされたまたはドーピングされない膜で形成することができる。続いて相対的に厚い絶縁性膜114が第1ポリシリコン膜112上に形成される。絶縁性膜114は例えば約200Åないし1000Åの厚さの範囲で形成することができ、リセス108を完全に埋め立てるに充分な厚さで形成される。
【0035】
図3D及び図4Dを参照すれば、絶縁性膜114と第1ポリシリコン膜112がエッチバックまたは科学的機械的研磨などによって平坦化される。この平坦化段階はトレンチ隔離領域106の上部面を露出するように十分な時間の間に進行され、これによってポリシリコンパターン112aが定義される。平坦化された絶縁性膜114の上部面はまたさらにエッチバックされてリセス108内に絶縁性領域115が定義される。図示されているように、この絶縁性領域115の上部面はトレンチ隔離領域106の上部面に比べて相対的に陥没されている。
【0036】
続いて図3E及び図4Eに図示されているように、第2ポリシリコン膜117が図3D及び図4Dの構造上にコンフォーマルに形成される。特に第2ポリシリコン膜117はトレンチ隔離領域106、絶縁性領域115及び第1ポリシリコンパターン112a上に形成される。第2ポリシリコン膜117が平坦化になって第2ポリシリコンパターン117aが定義される。第2ポリシリコンパターン117aはトレンチ隔離領域106の上部面と同一の高さの上部面を有する。図3F及び図4Fに図示されているように、第2ポリシリコンパターン117a及び対応する第1ポリシリコンパターン112aは集合的に予備浮遊ゲート電極パターン120を形成する。図3Fに図示されているように、予備浮遊ゲート電極パターン120はビットライン方向にNANDストリングの全体長さで(すなわち、複数個のEEPROMセルを横切って)延長する。
【0037】
図3G及び図4Gを参照すれば、選択的なエッチバック段階が進行されてトレンチ隔離領域106をリセスし、第1ポリシリコンパターン112aの側面を完全に露出する。続いて、ゲート間絶縁膜122及び下部導電膜124(例えば、第3ポリシリコン膜)が予備浮遊ゲート電極パターン120及びリセスされたトレンチ隔離領域106上に順次に蒸着される。ゲート間絶縁膜122は例えば酸化膜−窒化膜−酸化膜のONO層で形成され約100Åないし200Åの厚さの範囲で形成される。下部導電膜124は例えば、約30Åないし200Åの厚さ範囲のドーピングされたポリシリコンで形成することができる。
【0038】
選択的エッチング工程が進行されてコンタクトオープニング126aそして図3Gに図示されないコンタクトオープニング126bを定義する。このコンタクトオープニング126aは下部導電膜124及びゲート間絶縁膜122を貫通して予備浮遊ゲート電極パターン120の上部面を露出する。上部導電膜128(例えば、第4ポリシリコン膜)及び絶縁性のハードマスク膜130が蒸着される。上部導電膜128は例えば200Åないし1000Åの厚さ範囲で形成され、ハードマスク膜130は500Åないし2500Åの範囲のシリコン酸化膜で形成される。
【0039】
図3H及び図4Hに図示されているように、選択的なエッチング段階が実行されてハードマスク膜130、上部導電膜128、下部導電膜124、ゲート間絶縁膜122、予備浮遊ゲート電極パターン120及び絶縁性領域115が順次にエッチングされる。この選択的エッチング段階によってハードマスクパターン130a、130b、130c(図2B参照)、ワードライン132a、浮遊ゲート電極120a、ストリング選択ライン132bを定義する。ストリング選択ライン132bはどの行のストリング選択トランジスタSSTのゲート電極を連結する。グラウンド選択ライン132c(図3Hでは見えないが図2Bでは見ることができる)も定義される。この選択的なエッチング段階はまた浮遊ゲート電極120aと連関された絶縁性領域115a及びストリング選択トランジスタSSTと連関された絶縁性領域115bも定義する。図2Dを参照して説明をしたように、図4Hに図示されたように各浮遊ゲート電極120aは底電極部分171a、上部電極部分173a及び側面電極部分172aを含む。
【0040】
図2B、3I、及び4Iを参照して、選択的なイオン注入/ドライブ−イン段階が進行されてEEPROMセルのソース/ドレイン領域、ストリング選択トランジスタ及びグラウンド選択トランジスタが定義される。このソース/ドレイン領域は図2Bの参照番号134、136a、136bによって示される。続いて、第1層間絶縁膜138が基板100上に形成される。この第1層間絶縁膜138は約3000Åないし8000Åの範囲のシリコン酸化膜で形成することができる。図2Bに図示されているように、第1層間絶縁膜138はパターニングされてコンタクトオープニングが定義され、共通ソースライン140がコンタクトオープニングに形成することができる。この共通ソースライン140はグラウンド選択トランジスタのソース領域136bに電気的に連結される。第2層間絶縁膜142が共通ソースライン140及び第1層間絶縁膜138上に形成される。この第2層間絶縁膜142は約500Åないし2000Åの範囲のシリコン酸化膜で形成することができる。選択的なエッチング段階が進行されて第1及び第2層間絶縁膜138、142を貫通してストリング選択トランジスタSSTのドレイン領域136aを露出するビットラインコンタクトオープニング144が定義される。このビットラインコンタクトオープニング144はビットラインコンタクトプラグ146で満たされる。
【0041】
図5A‐5E及び図6A‐図6Eは本発明のまた他の実施形態によるEEPROM素子を形成する方法を説明するための断面図である。図5A及び図6Aは図3B及び図4Bに図示された構造上にトンネル酸化膜パターン110及びポリシリコンパターン212を形成する段階を図示する。このポリシリコンパターン212はブランケットポリシリコン層を蒸着した後にトレンチ隔離領域106の上部面が露出されるまで充分な時間の間平坦化工程を進行することによって形成することができる。図5B及び図6Bを参照すれば、このポリシリコンパターン212はエッチバックされて対応するトンネル酸化膜パターン110上に相対的に薄い厚さのポリシリコンパターン212aが定義される。他のポリシリコン膜214がトレンチ隔離領域106及びポリシリコンパターン212a上にコンフォーマルに形成される。
【0042】
図5C及び図6Cに図示されているように、ポリシリコン膜214が選択的にエッチバックされてトレンチ隔離領域106のオープニング108の側壁上にポリシリコン側壁スペーサ214aが形成される。絶縁性膜質がオープニング及びトレンチ隔離領域上に蒸着され、平坦化及びエッチバックされて対応するオープニング108内でリセスされた上部面を有する絶縁性領域115を定義する。ポリシリコン膜216はトレンチ隔離領域106及び絶縁性領域115上にコンフォーマルに蒸着される。このポリシリコン膜216はオープニング108を完全に満たすように充分な厚さで形成される。
【0043】
図5D及び図6Dを参照すれば、ポリシリコン膜216が平坦化されてトレンチ隔離領域106を露出し、ポリシリコンパターン216aを定義する。この平坦化段階は化学的機械的研磨そしてまたは化学的エッチバックを含む。ポリシリコン膜216に対する平坦化によって複数個の予備浮遊ゲート電極構造120´が定義される。各予備浮遊ゲート電極構造120´は対応するポリシリコンパターン216a、一組みのポリシリコン側壁スペーサ214aそしてポリシリコンパターン212aを含む。
【0044】
図5D及び図6Dの構造は図3F及び図4Fの構造と類似しており、図3G‐3H及び図4G‐4Hと関連して言及した工程段階を経る。しかし、図5E及び図6Eに図示されているように、絶縁性領域115はエッチング(例えば、湿式エッチング)によって除去されて複数個のトンネル通路121a、121bを定義する。
【0045】
続いて、図2B、3I、及び4Iに図示されているように、選択的なイオン注入/ドライブ−イン段階が進行されてEEPROMセルのソース/ドレイン領域、ストリング選択トランジスタ、及びグラウンド選択トランジスタを定義する。このソース/ドレイン領域は図2Bの参照番号134、136a、136bによって示される。続いて、第1層間絶縁膜138が基板100上に形成される。この第1層間絶縁膜138は約3000Åないし8000Åの範囲のシリコン酸化膜で形成することができ、トンネル通路121a、121bを再充填する。
【0046】
続いて、図2Bに図示されているように、第1層間絶縁膜138はパターニングされてコンタクトオープニングが定義され、共通ソースライン140をコンタクトオープニングに形成することができる。この共通ソースライン140はグラウンド選択トランジスタのソース領域136bに電気的に連結される。第2層間絶縁膜142が共通ソースライン140及び第1層間絶縁膜138上に形成される。選択的なエッチング段階が進行されて第1及び第2層間絶縁膜138、142を貫通してストリング選択トランジスタSSTのドレイン領域136aを露出するビットラインコンタクトオープニング144が定義される。このビットラインコンタクトオープニング144はビットラインコンタクトプラグ146で満たされる。
【0047】
本発明のまた他の実施形態によるNAND型EEPROM素子が図7A‐図7Eに概略的に図示されている。図7Aは特にL断浮遊ゲート電極40を有するNAND型EEPROMセルアレイの部分を図示する。このL断浮遊ゲート電極40はプログラム間の制御ゲート電極及び浮遊ゲート電極との間の高い結合の比率を維持しながらもビットライン及びワードライン方向全部でセル間の容量性キャパシタンスを減少させる作用をする。図7Aに図示されているように、EEPROMセルの第1NANDストリングの一部分はL断浮遊ゲート電極40G1、40G3を含み、第2NANDストリングの一部分はL断浮遊ゲート電極40G2、40G4を含む。この浮遊ゲート電極は互いに離れた浅いトレンチ隔離領域30によって定義された対応する活性領域20を具備する基板11上に提供される。この活性領域は幅wを有することと図示されている。ソース/ドレイン領域S/D50及びチャネル領域は活性領域20に形成される。当業係によく知られているように、チャネル領域は浮遊ゲート電極40の下の(そしてソース及びドレイン領域の間の)活性領域を示す。
【0048】
L断浮遊ゲート電極40は水平分節及び垂直分節を含む。水平分節は図示されているように厚さt、幅w´及び長さwを有する。垂直分節は図示されているように厚さt、幅w及び長さhを有する。ワードライン方向で隣接する浮遊ゲート電極との間の距離はdに図示され、ビットライン方向で隣接した浮遊ゲート電極との間の距離はdに図示された。
【0049】
図7Bは対応するトンネル絶縁領域17上に形成されたL断浮遊ゲート電極を有するEEPROMセルネンドアレイの部分を図示した斜視図である。図示されているように、L断浮遊ゲート電極40は各行で交代に左/右の順に配列される。このようなL断浮遊ゲート電極の左右交代配列によって、浮遊ゲート電極の垂直分節との間の有効距離が増加し、ビットライン方向で隣接セル間の寄生容量性キャパシタンスが減少する。従って、図7Bで(ワードライン方向で)EEPROMセルの一行は垂直分節の右側に水平分節を有するL断浮遊ゲート電極を含み、すぐ隣接した他の行は垂直分節の左側に水平分節を有するL断浮遊ゲート電極を含む。図7Bはまたゲート間絶縁膜60及びワードライン70を含む。ワードライン70はEEPROMセルの制御ゲート電極で作動する。
【0050】
図7Cは図7BのC‐C´線に沿って切断した時のNAND型EEPROMセルアレイの断面図であり、図7BのD‐D´線に沿って切断した時のNAND型EEPROMセルアレイの断面図である。図7C及び図7Dに図示されているように、高さhを有する浮遊ゲート電極40の垂直分節は浅いトレンチ隔離領域30上に位置し、垂直分節はEEPROMセルのチャネル領域を横切って拡張する。図7Eは図7BのE‐E´線に沿って切断した時のNAND型EEPROMセルアレイの断面図である。図7Eに図示されているように、浮遊ゲート電極40の水平分節は厚さtを有し、ゲート間絶縁膜60が水平分節上に配置されている。参照番号50はソース/ドレイン領域を示す。
【0051】
図8は本発明のまた他の実施形態による対応するトンネル絶縁膜17上に拡張したL断浮遊ゲート電極40を具備するEEPROMセルNANDストリングアレイの一部に対する斜視図である。図7BのEEPROMセルNANDストリングアレイと異なり、L断浮遊ゲート電極40は各行で交代に左/右手順に配列されない。従って、ビットライン方向で図7Bのアレイに比べて図8のアレイは隣接浮遊ゲート電極との間の重畳面積が多少増加し、寄生容量キャパシタンスが多少増加する。
【0052】
図9A‐9Mを参照して本発明のまた他の実施形態によるEEPROMセルを説明する。図9Aで、L断浮遊ゲート電極40は水平分節40h及び垂直分節40vを含む。リセスが浅いトレンチ隔離領域30に形成され、ゲート間絶縁膜60にこのリセスがライニングされる。トレンチ隔離領域30のリセスの程度はゲート間絶縁膜60が活性領域20及びトンネル絶縁膜17との間の界面の下に拡張するように実現することができる。リセス程度はまたゲート間絶縁膜60が浮遊ゲート電極40の側面を覆うように実現される。また浮遊ゲート電極40の幅が活性領域20の幅より広くて浮遊ゲート電極40がその両側のトレンチ隔離領域30上に拡張する。
【0053】
一方、図9Bの実施形態ではトンネル絶縁膜17が隣接したトレンチ隔離領域30の上部面下にリセスされる。この場合、浮遊ゲート電極40の側面一部分はトレンチ隔離領域30で覆われ、トレンチ隔離領域30が浮遊ゲート電極40の水平分節40hの上方へ延長する。従って、ゲート間絶縁膜60は浮遊ゲート電極40の側面を完全に覆わない。また浮遊ゲート電極40の幅が活性領域20の幅より広くて浮遊ゲート電極40がその両側のトレンチ隔離領域30上に拡張する。
【0054】
図9Cの実施形態ではトンネル絶縁膜17が隣接したトレンチ隔離領域30の上部面の上方へ突出する。この場合、水平分節40hの側面及びトンネル絶縁膜17の側面はゲート間絶縁膜60で覆われる。本実施形態のセルは図9Aと類似であるが、水平分節40hが図9Aより狭い。例えば、浮遊ゲート電極40がその一側のトレンチ隔離領域30上に拡張してその他側の水平分節40hの側面が活性領域20の側面に整列される。
【0055】
図9Dのセルは図9Cと類似であるが、図9Cに比べて水平分節40hが狭い。浮遊ゲート電極40が活性領域20上に自己整列される。例えば、水平分節40hの両側が活性領域の両側に自己整列されてその幅が互いに同一である。
【0056】
図9Eのセルは図9Dのセルと類似であるが、水平分節40hが図9Dの水平分節よりさらに狭い。例えば、水平分節40hの幅が活性領域20の幅より小さい。従って、ゲート間絶縁膜60がトンネル絶縁膜17の上部面と接触する。
【0057】
図9Fのセルは図9Aのセルと類似であるが、バッファパターン65が水平分節40h及びゲート間絶縁膜60との間にさらに提供される。このバッファパターン65は酸化物、窒化物または高い誘電定数を有する誘電物質などで形成することができる。
【0058】
図9Gのセルは図9Bと類似であるが、バッファパターン65が水平分節40h及びゲート間絶縁膜60との間にさらに提供される。
【0059】
図9Hのセルは図7Cのセルと類似であるが、水平分節40hの厚さtが垂直分節40vの厚さtより薄い。
【0060】
図9Iのセルは図7Cのセルと類似であるが、水平分節40hの厚さtが垂直分節40vの厚さtより厚い。
【0061】
図9Jのセルは図7Cのセルと類似であるが、浮遊ゲート電極40が二つの垂直分節40v1、40v2を具備する。垂直分節40v1は高さhを、垂直分節40v2は高さhを有する。この時、垂直分節40v1の高さh垂直分節40v1の高さhより高い。
【0062】
図9Kのセルは図9Bのセルと類似であるが、浮遊ゲート電極は下部水平分節40hl及び中心水平分節40hc及び上部垂直分節40vuに区分される。
【0063】
図9Lのセルは図7Cのセルと類似であるが、水平分節が下部水平分節40hl及び上部水平分節40huを含む。下部水平分節40hlの幅は活性領域20の幅と同一であり、上部水平分節40huの幅は活性領域20の幅より大きい。
【0064】
図9Mのセルは図9Lのセルと類似であるが、下部水平分節40hl及び上部水平分節40huが活性領域20の幅と同一の幅を有する。
【0065】
図10A−図10J及び図11A‐図11Jを参照してL断浮遊ゲート電極を有するEEPROMメモリ素子形成方法に対して説明をする。図10A及び図11Aを参照すれば、パッド酸化膜14及びトレンチハードマスクパターン18(例えば、シリコン窒化膜)を形成する。トレンチハードマスクパターン18は多数個のストライプ形状オープニングを具備する。選択的なエッチング段階が進行されて図10B及び図11Bに図示されているように基板11に複数個の浅いトレンチ9を定義する。この選択的なエッチング段階でトレンチハードマスクパターン18がエッチングマスクで使用され、複数個の活性領域20が基板11定義される。
【0066】
図10C及び図11Cを参照して、浅いトレンチ9が絶縁物質で満たされて浅いトレンチ隔離領域30が形成される。このトレンチ隔離領域30は相対的に厚い絶縁物質を図10B及び図11Bの構造上に蒸着した後、化学的機械的研磨工程などを使用して蒸着された絶縁物質をエッチバックすることによって形成することができる。このエッチバック工程はトレンチハードマスクパターン18の上部面が露出するように十分な時間の間進行される。
【0067】
図10D及び図11Dはトレンチハードマスクパターン18とパッド酸化膜14を除去してトレンチ隔離領域30との間にオープニング22を定義する段階を図示する。図示されているように、パッド酸化膜14が除去される時、トレンチ隔離領域30が側面でリセス(エッチング)される。活性領域20の上部面を熱酸化する段階が進行されて活性領域20上にトンネル酸化膜17が定義される。トンネル酸化膜17は蒸着技術例えば、化学的気相蒸着技術などによっても形成することができる。
【0068】
図10E及び図11Eを参照して、ポリシリコン膜40´がトレンチ隔離領域30及びトンネル酸化膜17上にコンフォーマルに形成される。ポリシリコン膜40´はトレンチ隔離領域30の側壁上に対向する垂直分節40v1´、40v2´を含む。この対向する垂直分節40v1´、40v2´はトレンチ隔離領域30との間に第2オープニング22´を定義する。
【0069】
図10F及び図11Fを参照して、バッファ領域65´第2オープニング20´内に形成される。このバッファ領域65´は酸化物、窒化物、またはアルミニウム酸化物などで形成されることができる。このバッファ領域65´は第2オープニング22´を満たすようにポリシリコン膜40´上に絶縁物質を蒸着した後、ポリシリコン膜40´が露出するまで蒸着された絶縁物質に対する平坦化工程を進行することによって形成されることができる。この平坦化工程は化学的機械的研磨を使用することができる。
【0070】
図10G及び図11Gを参照して、図10F及び図11Fの構造上にゲートマスク膜を形成し、これをパターニングしてビットライン方向に身長する多数個のストライプ型の浮遊ゲートマスクパターン55を形成する。図示されているように、この浮遊ゲートマスクパターン55それぞれはポリシリコン膜40´の対応する垂直分節40v2´を覆う。
【0071】
図10H図11Hを参照して、浮遊ゲートマスクパターン55をエッチングマスクで使用してポリシリコン膜40´を選択的にエッチングするエッチング工程が実行されて水平分節40h´及び垂直分節40v´を含むL断浮遊ゲート電極40´´が形成される。続いて、バッファ領域65´の少なくとも一部分が選択的に除去される。この時、トレンチ隔離領域30の一部分がリセスされることがある。バッファ領域65´が完全に除去される場合、追加的なエッチング工程が進行されて図9H及び図9Iに図示されているように薄い垂直または水平分節が形成されることができる。
【0072】
図10I及び図11Iを参照して、ゲート間絶縁膜60´がL断浮遊ゲート電極40´´ 及びトレンチ隔離領域30上に形成される。このゲート間絶縁膜60´は酸化膜−窒化膜−酸化膜または高い誘電定数を有する高誘電膜(例えば、アルミニウム酸化膜)などで形成することができる。
【0073】
図10J及び図11Jは複数個のワードライン70及びL断浮遊ゲート電極40を形成する段階を図示する。ワードライン70のためのブランケット導電膜を積層した後、このブランケット導電膜、ゲート間絶縁膜、浮遊ゲート電極をパターニングすることによってワードライン70及びL断浮遊ゲート電極40を形成することができる。ワードライン70をイオン注入マスクで使用してイオン注入工程を進行することによってソース/ドレイン領域が活性領域20に形成される
EEPROMメモリ素子を形成するまた他の方法はビットライン方向に沿って交代に左/右の順に配列されるL断浮遊ゲート電極を形成することを含む。この方法は図10A‐10J及び図11A‐11Jに図示された方法と類似であるが、ストライプ型浮遊ゲートマスクパターン55を形成する段階が図12Aのメッシュ型ゲートマスクパターン55´を形成する段階に代置される。メッシュ型ゲートマスクパターン55´は複数個のオープニングを含み、このオープニングはビットライン方向に沿ってジグザグ状にねじまげられて配置される。このようなオープニングのねじ曲げられた配列によって図12Bに図示されたようにビットライン方向に沿ってねじ曲げられて交代に左右に向いたL断浮遊ゲート電極40´´が形成される。図12Bの構造に対して図10I−図10J及び図11I−図11Jの段階が実行されて複数個のワードライン70が形成される。
【0074】
図面及び明細書で本発明の典型的な実施形態が開示され、特定の用語を使用したが、これは本発明の技術的範囲を制限しようとするものではなく、本発明の理解を容易にするために記述したものであって、本発明の範囲は特許請求範囲に記載された事項によって決められるべきである。
【産業上の利用可能性】
【0075】
本発明は、集積度を増しても安定した信頼性が得られるNAND型EEPROM素子に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0076】
【図1A】通常的なNAND型EEPROM素子の斜視図である。
【図1B】図1AのI‐I´線に沿って切断した時の通常的なNAND型EEPROM素子の断面図である。
【図1C】図1AのII‐II´線に沿って切断した時の通常的なEEPROM素子の断面図である
【図2A】本発明の一実施形態によるNAND型EEPROM素子の平面図である。
【図2B】図2AのB‐B´線に沿って切断した時の本発明の一実施形態によるNAND型EEPROM素子の断面図である。
【図2C】図2AのC‐C´線に沿って切断したときの本発明の一事実施形態によるNAND型EEPROM素子の断面図である。
【図2D】図2AのD‐D´線に沿って切断したときの本発明の一実施形態によるNAND型EEPROM素子の断面図である。
【図3A】本発明の実施形態によるEEPROM素子の形成方法を説明するための断面図である。
【図3B】本発明の実施形態によるEEPROM素子の形成方法を説明するための断面図である。
【図3C】本発明の実施形態によるEEPROM素子の形成方法を説明するための断面図である。
【図3D】本発明の実施形態によるEEPROM素子の形成方法を説明するための断面図である。
【図3E】本発明の実施形態によるEEPROM素子の形成方法を説明するための断面図である。
【図3F】本発明の実施形態によるEEPROM素子の形成方法を説明するための断面図である。
【図3G】本発明の実施形態によるEEPROM素子の形成方法を説明するための断面図である。
【図3H】本発明の実施形態によるEEPROM素子の形成方法を説明するための断面図である。
【図3I】本発明の実施形態によるEEPROM素子の形成方法を説明するための断面図である。
【図4A】本発明の実施形態によるEEPROM素子の形成方法を説明するための断面図である。
【図4B】本発明の実施形態によるEEPROM素子の形成方法を説明するための断面図である。
【図4C】本発明の実施形態によるEEPROM素子の形成方法を説明するための断面図である。
【図4D】本発明の実施形態によるEEPROM素子の形成方法を説明するための断面図である。
【図4E】本発明の実施形態によるEEPROM素子の形成方法を説明するための断面図である。
【図4F】本発明の実施形態によるEEPROM素子の形成方法を説明するための断面図である。
【図4G】本発明の実施形態によるEEPROM素子の形成方法を説明するための断面図である。
【図4H】本発明の実施形態によるEEPROM素子の形成方法を説明するための断面図である。
【図4I】本発明の実施形態によるEEPROM素子の形成方法を説明するための断面図である。
【図5A】本発明の他の実施形態によるEEPROM素子の形成方法を説明するための断面図である。
【図5B】本発明の他の実施形態によるEEPROM素子の形成方法を説明するための断面図である。
【図5C】本発明の他の実施形態によるEEPROM素子の形成方法を説明するための断面図である。
【図5D】本発明の他の実施形態によるEEPROM素子の形成方法を説明するための断面図である。
【図5E】本発明の他の実施形態によるEEPROM素子の形成方法を説明するための断面図である。
【図6A】本発明の他の実施形態によるEEPROM素子の形成方法を説明するための断面図である。
【図6B】本発明の他の実施形態によるEEPROM素子の形成方法を説明するための断面図である。
【図6C】本発明の他の実施形態によるEEPROM素子の形成方法を説明するための断面図である。
【図6D】本発明の他の実施形態によるEEPROM素子の形成方法を説明するための断面図である。
【図6E】本発明の他の実施形態によるEEPROM素子の形成方法を説明するための断面図である。
【図7A】本発明の実施形態によるフラッシュEEPROMアレイのL断浮遊ゲート電極のアレイを示す斜視図である。
【図7B】本発明の実施形態によるL断浮遊ゲート電極を有するフラッシュEEPROMアレイの一部分を示す斜視図である。
【図7C】図7BのC‐C´線に沿って切断した時のフラッシュEEPROMアレイの断面図である。
【図7D】図7BのD‐D´線に沿って切断した時のフラッシュEEPROMアレイの断面図である。
【図7E】図7BのE‐E´線に沿って切断した時のフラッシュEEPROMアレイの断面図である。
【図8】本発明の一実施形態によるL断浮遊ゲート電極を有するフラッシュEEPROM素子の一部分を示す斜視図である。
【図9A】本発明の実施形態によるL断浮遊ゲート電極を有するEEPROMセルの断面図である。
【図9B】本発明の実施形態によるL断浮遊ゲート電極を有するEEPROMセルの断面図である。
【図9C】本発明の実施形態によるL断浮遊ゲート電極を有するEEPROMセルの断面図である。
【図9D】本発明の実施形態によるL断浮遊ゲート電極を有するEEPROMセルの断面図である。
【図9E】本発明の実施形態によるL断浮遊ゲート電極を有するEEPROMセルの断面図である。
【図9F】本発明の実施形態によるL断浮遊ゲート電極を有するEEPROMセルの断面図である。
【図9G】本発明の実施形態によるL断浮遊ゲート電極を有するEEPROMセルの断面図である。
【図9H】本発明の実施形態によるL断浮遊ゲート電極を有するEEPROMセルの断面図である。
【図9I】本発明の実施形態によるL断浮遊ゲート電極を有するEEPROMセルの断面図である。
【図9J】本発明の実施形態によるL断浮遊ゲート電極を有するEEPROMセルの断面図である。
【図9K】本発明の実施形態によるL断浮遊ゲート電極を有するEEPROMセルの断面図である。
【図9L】本発明の実施形態によるL断浮遊ゲート電極を有するEEPROMセルの断面図である。
【図9M】本発明の実施形態によるL断浮遊ゲート電極を有するEEPROMセルの断面図である。
【図10A】本発明の実施形態によるEEPROMアレイ形成方法を説明するための断面図である。
【図10B】本発明の実施形態によるEEPROMアレイ形成方法を説明するための断面図である。
【図10C】本発明の実施形態によるEEPROMアレイ形成方法を説明するための断面図である。
【図10D】本発明の実施形態によるEEPROMアレイ形成方法を説明するための断面図である。
【図10E】本発明の実施形態によるEEPROMアレイ形成方法を説明するための断面図である。
【図10F】本発明の実施形態によるEEPROMアレイ形成方法を説明するための断面図である。
【図10G】本発明の実施形態によるEEPROMアレイ形成方法を説明するための断面図である。
【図10H】本発明の実施形態によるEEPROMアレイ形成方法を説明するための断面図である。
【図10I】本発明の実施形態によるEEPROMアレイ形成方法を説明するための断面図である。
【図10J】本発明の実施形態によるEEPROMアレイ形成方法を説明するための断面図である。
【図11A】本発明の実施形態によるEEPROMアレイ形成方法を説明するための断面図である。
【図11B】本発明の実施形態によるEEPROMアレイ形成方法を説明するための断面図である。
【図11C】本発明の実施形態によるEEPROMアレイ形成方法を説明するための断面図である。
【図11D】本発明の実施形態によるEEPROMアレイ形成方法を説明するための断面図である。
【図11E】本発明の実施形態によるEEPROMアレイ形成方法を説明するための断面図である。
【図11F】本発明の実施形態によるEEPROMアレイ形成方法を説明するための断面図である。
【図11G】本発明の実施形態によるEEPROMアレイ形成方法を説明するための断面図である。
【図11H】本発明の実施形態によるEEPROMアレイ形成方法を説明するための断面図である。
【図11I】本発明の実施形態によるEEPROMアレイ形成方法を説明するための断面図である。
【図11J】本発明の実施形態によるEEPROMアレイ形成方法を説明するための断面図である。
【図12A】本発明の実施形態によるEEPROMアレイ形成方法を説明するための斜視図である。
【図12B】本発明の実施形態によるEEPROMアレイ形成方法を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
【0077】
9 トレンチ
11 基板
14 パッド酸化膜
17 トンネル酸化膜
17 トンネル絶縁膜
17 トンネル絶縁領域
18 トレンチハードマスクパターン
22 オープニング
30 トレンチ隔離領域
40 ポリシリコン膜
40hl 下部水平分節
40vu 上部垂直分節
40hu 上部水平分節
40v 垂直分節
40v1、40v2 垂直分節
40h 水平分節
40G1、40G2 断浮遊ゲート電極
40hc 中心水平分節
55 浮遊ゲートマスクパターン
60 ゲート間絶縁膜
65 バッファパターン
70 ワードライン
100 基板
102 ハードマスク
104 トレンチ
105 活性領域
106 トレンチ隔離領域
110a トンネル酸化膜
110b ゲート絶縁膜
110c ゲート絶縁膜
110 基板
112 ポリシリコン膜
114 絶縁性膜
115a 絶縁性領域
115b 絶縁性領域
116 隔離領域
120 予備浮遊ゲート電極パターン
121a トンネル通路
122 ゲート間絶縁膜
124 下部導電膜
125a バッファパターン
125b バッファパターン
126a コンタクトオープニング
126b コンタクトオープニング
128 上部導電膜
130 ハードマスク膜
132a ワードライン
132b ストリング選択ライン
132c グラウンド選択ライン
140 共通ソースライン
142 層間絶縁膜
212 ポリシリコンパターン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソース及びドレイン領域、前記ソース及びドレイン領域の間のチャネル領域を有する活性領域を具備する基板と、
前記チャネル領域上に形成されたトンネル絶縁膜と、
前記トンネル絶縁膜上に形成され、横に拡張して前記チャネル領域の幅を横切る水平分節及び前記水平分節の側面から上方へ拡張する垂直分節を含む複数個の分節によって定義される非対称横断面形状を有する浮遊ゲート電極と、
前記浮遊ゲート電極上に形成された制御ゲート電極と、
前記浮遊ゲート電極及び制御ゲート電極との間に形成されたゲート間絶縁膜と、
を含むことを特徴とする不揮発性メモリセル。
【請求項2】
前記浮遊ゲート電極はL断面形状を示すことを特徴とする請求項1に記載の不揮発性メモリセル。
【請求項3】
前記水平分節及び垂直分節は集合的に前記ゲート電極の一部分がL断面形状を有することを特徴とする請求項1に記載の不揮発性メモリセル。
【請求項4】
基板、
第1非対称横断面形状を有する第1浮遊ゲート電極を具備する不揮発性メモリセル第1行と、
前記不揮発性メモリセル第1行にすぐ隣接して配置され、前記基板の法線に対して相対的に180度回転すれば、前記第1非対称横断面形状を有する第1浮遊ゲート電極と一致する第2浮遊ゲート電極を具備する不揮発性メモリセル第2行を含むことを特徴とする不揮発性メモリアレイ。
【請求項5】
同一行で互いに向い合う第1及び第2浮遊ゲート電極の重畳面積は前記第1浮遊ゲート電極の横断面の面積の約75%であることを特徴とする請求項4に記載の不揮発性メモリアレイ。
【請求項6】
第1浮遊ゲート電極を有するEEPROMセル第1行と、
前記EEPROMセル第1行にすぐ隣接し、第2浮遊ゲート電極を有するEEPROMセル第2行を含み、
前記第1浮遊ゲート電極は第1方向を向けて集合的に前記第1浮遊ゲート電極のL断部分を定義する水平分節及び垂直分節を含み、
前記第2浮遊ゲート電極は前記第1方向の反対方向である第2方向を向けて集合的に前記第2浮遊ゲート電極のL断部分を定義する水平分節及び垂直分節と、
を含むことを特徴とするフラッシュEEPROMアレイ。
【請求項7】
第1及び第2トレンチ隔離領域を基板に並んで形成して前記第1及び第2トレンチ隔離領域との間に活性領域を定義する段階と、
前記活性領域上にトンネル絶縁膜を形成する段階と、
前記トンネル絶縁膜上及び前記第1及び第2トレンチ隔離領域の対向する側壁上に導電膜を形成する段階と、
前記第1及び第2トレンチ隔離領域の対向する側壁との間の導電膜上に絶縁性バッファ領域を形成する段階と、
前記導電膜及び前記絶縁性バッファ領域上に浮遊ゲート電極マスクパターンを形成する段階と、
前記絶縁性バッファ領域及び前記浮遊ゲート電極マスクパターンをエッチングマスクで用いて前記導電膜を選択的にエッチングして前記第1及び第2トレンチ隔離領域の対向する側壁との間にL断浮遊ゲート電極を形成する段階とを含むことを特徴とするフラッシュEEPROM素子形成方法。
【請求項8】
前記導電膜を選択的にエッチングする段階以後に、
前記浮遊ゲート電極マスクパターン及び前記絶縁性バッファ領域の少なくとも一部分を除去する段階と、
前記L断浮遊ゲート電極上にゲート間絶縁膜を形成する段階と、
をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載のフラッシュEEPROM素子形成方法。
【請求項9】
前記ゲート間絶縁膜を形成する段階以前に、
前記第1及び第2トレンチ隔離領域の対向する側壁をエッチバックする段階をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載のフラッシュEEPROM素子形成方法。
【請求項10】
前記ゲート間絶縁膜上に第2導電膜を形成する段階と、
前記第2導電膜をパターニングしてワードラインを形成する段階と、
をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載のフラッシュEEPROM素子形成方法。
【請求項11】
前記トンネル絶縁膜を形成する段階は前記活性領域を熱酸化することを含むことを特徴とする請求項7に記載のフラ
ッシュEEPROM素子形成方法。
【請求項12】
前記第1及び第2トレンチ隔離領域を形成する段階は、
前記基板に並ぶように第1及び第2ストライプ型トレンチを形成する段階と、
前記第1及び第2ストライプ型トレンチを第1及び第2絶縁領域で満たす段階と、
前記第1及び第2絶縁領域の側壁をエッチバックする段階と、
を含むことを特徴とする請求項7に記載のフラッシュEEPROM素子形成方法。
【請求項13】
ソース及びドレイン領域そして前記ソース及びドレイン領域との間のチャネル領域を有する活性領域を具備する基板を準備する段階と、
前記チャネル領域上にトンネル絶縁膜を形成する段階と、
前記トンネル絶縁膜上に、横に拡張して前記チャネル領域の幅を横切る水平分節及び前記水平分節の側面から上方へ拡張する垂直分節を含む複数個の分節によって定義される非対称横断面形状を有する浮遊ゲート電極を形成する段階と、
前記浮遊ゲート電極上に制御ゲート電極を形成する段階と、
前記浮遊ゲート電極及び制御ゲート電極との間にゲート間絶縁膜を形成する段階と、
を含むことを特徴とする不揮発性メモリセル形成方法。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図2D】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図3D】
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【図3E】
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【図3F】
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【図3G】
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【図3H】
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【図3I】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図4D】
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【図4E】
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【図4F】
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【図4G】
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【図4H】
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【図4I】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【図5D】
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【図5E】
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【図6A】
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【図6B】
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【図6C】
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【図6D】
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【図6E】
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【図7A】
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【図7B】
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【図7C】
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【図7D】
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【図7E】
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【図8】
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【図9A】
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【図9B】
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【図9C】
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【図9D】
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【図9E】
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【図9F】
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【図9G】
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【図9H】
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【図9I】
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【図9J】
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【図9K】
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【図9L】
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【図9M】
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【図10A】
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【図10B】
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【図10C】
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【図10D】
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【図10E】
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【図10F】
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【図10G】
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【図10H】
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【図10I】
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【図10J】
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【図11A】
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【図11B】
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【図11C】
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【図11D】
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【図11E】
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【図11F】
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【図11G】
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【図11H】
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【図11I】
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【図11J】
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【図12A】
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【図12B】
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【公開番号】特開2007−73957(P2007−73957A)
【公開日】平成19年3月22日(2007.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−234207(P2006−234207)
【出願日】平成18年8月30日(2006.8.30)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【Fターム(参考)】