説明

分離トンネル窓を有する不揮発性半導体メモリセルの製造方法

【課題】本発明は、分離トンネル窓セル(SZ)を有する不揮発性半導体メモリセル(TF)を製造する方法に関する。
【解決手段】上記方法は、トンネル領域(TG)と、トンネル層(4)と、トンネル窓メモリ層(T5)と、誘電体トンネル窓層(T6)と、トンネル窓制御電極層(T7)とを有するトンネル窓セル(TF)を形成する工程と、チャネル領域(KG)と、ゲート層(3)と、メモリ層(5)と、誘電体層(6)と、制御電極層(7)とを有するトランジスタメモリセル(TZ)を形成する工程とを包含する。上記製造方法により、トンネル領域(TG)は、トンネル窓セル(TF)をマスクとして利用することによって、トンネル注入(IT)による遅い注入工程で形成される。得られるメモリセルは、少ない面積を必要とし、高いプログラム/消去サイクル数を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、分離トンネル窓を有する不揮発性メモリセルの製造方法に関し、より詳細には、小さな空間のみを必要とし、多くのプログラム/消去サイクル数を有するEEPROMセルの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
書き換え可能な不揮発性半導体メモリセルは、例えば、電源を必要とすることなく長期間の間、チップカード内に修正可能なデータを格納することができるため、高密度回路においてますます重要となってきている。
【0003】
使用される不揮発性半導体メモリセルに応じて、原則的に、EEPROMと、EPROMと、フラッシュEPROMメモリとが区別される。
【0004】
図5は、従来のEEPROMメモリセルSZの断面図である。このEEPROMメモリセルSZは、実質的に、トンネル窓セルTFおよびトランジスタメモリセルTZからなる。図5によれば、トランジスタメモリセルTZは、リーク電流に影響されない比較的厚いゲート層3と、その上にある浮遊ゲート層5と、誘電体層6と、制御電極層7とを含む。浮遊ゲート層5に埋め込まれる電荷が、ソース/ドレイン領域1および制御電極層7によって駆動される対応する電界効果トランジスタのスイッチング挙動を決定する。浮遊ゲート層5に電荷を埋め込むために、メモリセルはトンネル窓セルTFを含む。トンネル窓セルTFは、トランジスタメモリセルTZと実質的に同じ層の順番であるが、半導体基板100と浮遊ゲート層5との間に極めて薄いトンネル層4からなる絶縁層がある。
【0005】
従来のEEPROMメモリセルSZの製造において、まず、均一なトンネル領域2’を形成するために、トンネル窓セルTF領域にイオン注入が行われる。次に、絶縁トンネル層4(すなわち、ゲート層3)と、浮遊ゲート層5と、誘電体層6と、制御電極層7とが付与される。最後に、1つ(以上)のさらなるイオン注入を行うことによって、ソース/ドレイン領域1が、メモリセルSZをマスクとして利用することによる自己整合様式で半導体基板100内に形成される。このようにして、極めて良好な「耐久性」を示す非常に高品位の書き換え可能な半導体メモリセルが得られる。この「耐久性」は、本明細書中で、プログラム/消去サイクル数を指し、この種の従来のEEPROMでは、通常、約106サイクルである。
【0006】
これらの従来のEEPROMには、メモリセルSZに大面積が必要であるという欠点がある。このため、特定の条件下でしか高密度回路に利用できない。
【0007】
これとは逆に、フラッシュEPROMメモリセルは極めて微小な面積しか必要としない。図6は、従来のフラッシュEPROMメモリセルの断面を示す。図6において、トンネル酸化物層4と、浮遊ゲート層5と、誘電体層6と、制御電極層7とが半導体基板100上に積層されている。フラッシュEPROMメモリセルのトンネル窓領域TF’にトンネル領域を形成するために、注入領域2が、スタック型メモリセルを利用することによって自己整合様式で半導体基板100内に形成される。次に、ソース/ドレイン領域1が、メモリセルおよびさらなる補助層(すなわちスペーサ)8を利用することによって、自己整合様式で半導体基板100内に組み込まれる。この従来のフラッシュEPROMメモリセルでは、上述のEEPROMメモリセルと同様に、トンネル層4を介してトンネル窓領域TF’内に熱電荷キャリアの注入および/またはファウラー−ノルドハイムトンネルによって、電荷が浮遊ゲート層5内に注入される。その後、注入された電荷キャリアが、トランジスタセル領域TZ’のスイッチング挙動を決定する。
【0008】
この従来のフラッシュEPROMメモリセルによって必要とされる面積は非常に微小であるが、この種の不揮発性メモリセルは、「耐久性」(すなわち、プログラム/消去サイクル数)が図4に示される従来のEEPROMのサイクル数に比べて極めて劣るという重大な欠点を有する。通常、これらのフラッシュEPROMメモリセルの耐久性は、約103サイクルである。
【0009】
これらの書き換え可能な従来の不揮発性メモリセルの他の欠点は、特定の条件下でしかこれらのメモリセルを共通の集積回路に組み込むことができないことである。このことは、特に、図5で説明したように予め行われるトンネル領域2’の注入がその後のトンネル層4の厚さに影響を及ぼすという事実に起因する。すなわち、同じ製造プロセスを用いると仮定すると、図5で示されるトンネル窓セルTFのためのトンネル層4は、図6に示されるフラッシュEPROMメモリセルのトンネル層4の厚さと異なる厚さを有することになる。さらに、図5に示される注入領域2’は、熱ポスト処理に極めて敏感である。一方、図6に示される注入領域2は、製造プロセスの比較的後半で形成される。これらの理由から、同じ集積回路内に形成される、図4および図5によるメモリセルに対して、異なるプログラム/消去電圧が生じる。
【0010】
また、米国特許第5,565,371号は、分離トンネル窓を有する不揮発性半導体メモリセルの製造方法を説明する。同特許において、トランジスタメモリセルは、熱電荷キャリアの注入によってプログラミングされ、そのトランジスタメモリセルは、ファウラー−ノルドハイムトンネルによって消去される。同特許の欠点は、非常に大面積を必要とし、かつ多くの標準的でない製造プロセスを用いる点である。従って、この方法を従来の方法と組み合わせることは不可能である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
従って、本発明の課題は、標準的な製造プロセスを用いた場合に、「耐久性」を改善しつつメモリセルに必要な面積を小さくした、分離トンネル窓を有する不揮発性半導体メモリセルを製造する方法を設計することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記課題は、請求項1の手段によって発明性をもって解決される。
【0013】
具体的には、トンネル層の形成に続いて、トンネル窓セルの活性領域にトンネル領域を形成することによって、耐久性(すなわち、プログラム/消去サイクル)については従来のEEPROMに等しいが、その必要とする面積については著しく改善された不揮発性半導体メモリセルを生成することができる。さらに、このようにして製造されたメモリセルを従来のプロセスを用いて従来のフラッシュEPROMメモリセルとともに共通の集積回路内に容易に実現することができる。有効な電圧(プログラム/消去/読み出し電圧)は、広範な形態の不揮発性半導体メモリセルのタイプについて同じであり得る。
【0014】
トンネル領域は、トンネル窓セルのうちの少なくとも1つの層を利用した注入によって、自己整合様式で有利に形成される。特に、1μm以下のサイズの構造を有する高密度回路の場合、メモリセルは、上述のようにして容易にかつ確実に製造され得る。注入は、トンネル層の下へ垂直方向および/または斜め方向に行われ、これによってトンネル層の下の注入領域は、完全に接触するか、または動作電圧が印加された場合に、それらの空間電荷領域が、パンチスルー効果として知られる効果を行うように、互いに近接して形成される。このようにして、予め注入されたトンネル領域に匹敵する極めて均一なトンネル領域がトンネル層の下に得られる。そのため、均一な電界強度が、プログラム/消去時に設定され、「耐久性」が改善される。
【0015】
適切には、浮遊ゲート接続領域および制御電極接続領域は、トンネル窓セルおよびトランジスタメモリセルの付随する浮遊ゲート層および制御電極層とともに同時に形成される。それによって、製造プロセスのさらなる簡略化を保証する。
【0016】
本発明の有利な成果は、従属請求項に特徴付けられる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
次に、本発明の例示的な実施形態を図面を参照しながらより詳細に説明する。
【0018】
図1は、第1の例示的な実施形態による分離トンネル窓を有する不揮発性半導体メモリセルの模式的な断面図を示す。図5および6と同一の参照符号は、図5および6と同一または類似の層あるいは構成要素を示し、従って詳細な説明を省略する。
【0019】
図1によれば、トランジスタメモリセルTZと、トンネル窓セルTFと、接続領域VBとが半導体基板100上に形成される。トランジスタメモリセルTZと、接続領域VBと、トンネル窓セルTFとは、実メモリセルSZを表す。半導体基板100は、適切にはSiからなるが、III−V化合物半導体または何らかの他の半導体基板であってもよい。メモリセルSZは、半導体基板100におけるPMOSセル、NMOSセルまたはCMOSセルとして実現され得る。そのため、対応するp溝および/またはn溝が設けられる。
【0020】
図1によれば、トランジスタメモリセルTZは、熱によって形成されるSiO2のような絶縁ゲート層3からなる。ゲート層3上には、電荷を蓄積するための導電性の浮遊ゲート層5(poly−Si)がある。浮遊ゲート層5に蓄積された電荷に応じて、ゲート層3の下に位置するチャネル領域KGが、導電性になるか、または非導電性になる。それにより論理情報0または1が、メモリセルSZの読み出し時にそれぞれ読み出され得る。誘電体層6によって浮遊ゲート層5と分離された制御電極層7が、トランジスタメモリセルTZまたはメモリセルSZを駆動させるために設けられる。このようにすることで、浮遊ゲート層5中に保持される電荷は、半導体基板100または制御電極層7へと流れ出ることができなくなる。トンネル窓セルTFは、図1のトランジスタメモリセルTZから離れて位置しており、接続領域VBを介してトランジスタメモリセルTZと連絡し、例えば、熱電荷キャリア注入および/またはファウラー−ノルドハイムトンネルによって書き込み/消去をするように機能する。
【0021】
トンネル窓セルTFは、トランジスタメモリセルTZと同じ層からなるので有利である。それにより、トンネル層4のみが、トンネリングするために十分に薄い厚さを有する。トンネル層4は、SiO2のようなトンネル酸化物層からなるので有利である。その上にあるトンネル窓浮遊ゲート層T5は、適切には、トランジスタメモリセルTZの浮遊ゲート層5と同じ材料からなり、誘電体トンネル窓層T6によって導電性トンネル窓制御電極層T7と分離される。誘電体層6と同様に、誘電体トンネル窓層T6は、適切には、ONO(酸化物/窒化物/酸化物)層の順番からなるが、何らかの他の絶縁性誘電体層からなってもよい。制御電極層7および浮遊ゲート層5と同様に、導電性トンネル窓制御電極層T7および導電性トンネル窓浮遊ゲート層T5は、適切には、poly−Siからなるが、なんらかの他の導電性および/または電荷蓄積材料からなってもよい。
【0022】
接続領域VBは、通常、トランジスタメモリセルTZまたはトンネル窓セルTFと同じ層の順番からなり、それにより実質的に、制御電極層7は、制御電極接続領域VB7を介してトンネル窓制御電極層T7と連絡し、浮遊ゲート層5は、浮遊ゲート接続領域VB5を介してトンネル窓浮遊ゲート層T5と連絡する。しかし、制御電極接続領域VB7および浮遊ゲート接続領域VB5はまた、金属導電性トラックおよび/または半導体基板100内の拡散領域によって実現されてもよい。
【0023】
トランジスタメモリセルTZおよびトンネル窓セルTFの形成が互いに分離されていることが本発明に必須である。このことは、例えば、適切なエッチングおよび/またはフォトリソグラフィー技術によって実現され得る。トンネル窓セルTFは、突出部、鼻型または二重側面注入(beidseitige Implantation)が、トンネル注入ITによって達成され得るような何らかの他の幾何学的形状を有し得る。
【0024】
従って、図1において、トンネル領域TGはトンネル注入ITによって形成される。このトンネル注入ITは、製造プロセスの比較的後半で実行され、好ましくは、同時に製造されるフラッシュEPROMメモリセルにおけるトンネル注入に相当する。このようにして、メモリセルSZのトンネル窓セルTFと、同じプロセスで生成されるフラッシュEPROMメモリセルのトンネル領域(図示せず)との両方が、形成され得る。本発明のメモリセルSZのトンネル層4は、好ましくは、フラッシュEPROMメモリセル(図示せず)と同じ製造工程で形成されるので、2つのメモリセルは、同じ電気的プログラム/消去特性を有する。それにより、必要とする面積を小さくして、「耐久性」を向上させる。
【0025】
次に、不揮発性半導体メモリセルを製造する方法を詳細に説明する。まず、トンネル窓セルTFおよびトランジスタメモリセルTZのための活性領域が、STIプロセス(トレンチ分離)によって半導体基板100内に形成される。形成されたトレンチは、好ましくは、堆積されたSiO2層で満たされて、次に平坦化される。同様に、活性領域を分離するためにLOCOS処理が用いられ得る。
【0026】
次に、トランジスタメモリセルTZおよびトンネル窓セルTFの活性領域にゲート層3およびトンネル層4が形成されて、それに応じて構造化される。次に、浮遊ゲート層5と、誘電体層6と、制御電極層7とが付与されて、構造化され、図1に示される断面図を生成する。
【0027】
図1によれば、STI層は、図に示される断面図に平行に存在するメモリセルSZの領域に位置する(但し、この領域は図示しない)。同様に、制御電極接続領域VB7および浮遊ゲート接続領域VB5は、(空間的な観点から)この部分の後に位置する層面内の対応する層を指す。トンネル窓セルTFおよびトランジスタメモリセルTZを形成するために、続いて層3、5、6および7または4、T5、T6およびT7のエッチングを行い、図1に示されるスタック型セルTFおよびTZを生成する。続いてトンネル注入ITによって、注入領域2が、スタック型トンネル窓セルTFに隣接して自己整合様式で形成される。これにより、トンネル領域TGは、拡散効果によってトンネル層4の下に生成される。続いてソース/ドレイン注入(図示せず)によって、ソース/ドレイン領域1が、トンネル窓セルTFとトランジスタメモリセルTZの両側との間に自己整合様式で形成される。このプロセスにおいて、トンネル窓セルTFは、補助層またはスペーサ(図示せず)を利用することができる。
【0028】
従って、トランジスタメモリセルTZとトンネル窓セルTFとの間のソース/ドレイン領域1は、トンネル窓セルTFとトランジスタメモリセルTFとの両方と接触し、メモリセルSZの読み出し、およびプログラミング/消去の両方を行うように機能する。
【0029】
図2は、トンネル注入工程時の図1に示されるトンネル窓セルTFの断面図を拡大して示す。図2によれば、トンネル層4と、トンネル窓浮遊ゲート層T5と、誘電体トンネル窓層T6と、トンネル窓制御電極層T7とによるスタック型構成が、半導体基板100上に配置されている。このスタック型トンネル窓セルTFを構造化した後、トンネル層4の下にトンネル領域TGを形成するために、実際のトンネル注入ITが行われる。このプロセスにおいて、注入領域2は、スタック型トンネル窓セルTFを利用することによって自己整合様式でトンネル窓セルの両側に形成される。このようにして、その端部がトンネル層4の下で接触して、均一なトンネル領域TGを形成する。
【0030】
注入領域2を形成するこの技術は、特に、1μm以下の極めて小さなサイズの構造を可能にする。それにより、注入における拡散効果を利用して、重なったトンネル領域TGを形成する。n領域の注入の場合には、特に、Asが良好に適する。これは、Asが浅い侵入深さと比較的高い拡散を有するためである。しかし、ドーピングにはPhおよび/またはSbも利用され得る。同様に、pドーパントが、p領域を形成するために利用され得る。但し、これらpドーパントが、トンネル層4の下で十分な拡散を示し、それにより十分均一なトンネル領域TGを形成する場合である。
【0031】
垂直方向のトンネル注入ITの代わりに、図3によれば、斜め方向のトンネル注入ITSもまた行うことができる。この場合、トンネル層4の下への注入は、5〜8°に傾いた角度で行われる。注入領域2は、例えば、半導体基板100において、そのトンネル窓セルTFの片側からマスクとして機能するトンネル窓セルTFの下に完全に形成される。このようにして均一なトンネル領域TGはまた、トンネル層4の下に生成され得る。片側で傾斜した、図3に示される注入ITSの代わりに、トンネル層4の下へのトンネル注入はまた、複数の側面(2つ)から斜め行うことができる。
【0032】
図4によれば、半導体基板100内に形成される各注入領域2が、接触はしないが、トンネル層4の下に一部分のみに広がるように、トンネル注入ITはまた生じることができる。しかし、注入領域2は、動作電圧(例えば、プログラム/消去電圧(例えば−10V/+6V))が印加された場合に、注入領域2の空間電荷領域RLZが接触するだけ十分に、トンネル層4の下に広がっている。このことは、「パンチスルー効果」として知られる効果をもたらし、均一なトンネル領域がトンネル層4の下に形成される。この場合もまた、改善された「耐久性」(すなわち、より高いプログラム/消去サイクル数)によって区別されるメモリセルが、達成される。
【0033】
本発明によれば、トンネル注入ITは、好ましくは、トンネル窓セルTF全体をマスクとして利用することによって行われる。しかし、トンネル窓セルの層のうち1つの層のみをマスク層として利用すること、または感光性レジスト層および/または硬質表面マスク層の形態でさらなるマスク層を利用することもまた可能である。適切には、LDD(低不純物ドレイン)注入またはMD(マトリクスドレイン)注入がトンネル注入ITに利用される。これらの注入は、いずれにせよ標準的なプロセスに存在するものである。
【0034】
このようにして書き換え可能な不揮発性半導体メモリセルを形成することが可能である場合には、上述とは異なる層の順番(例えば、SONOX)を利用することもまた可能である。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】図1は、第1の例示的な実施形態による、分離トンネル窓を有する不揮発性半導体メモリセルの断面図である。
【図2】図2は、第1の例示的な実施形態における、図1に示されるトンネル窓セルの拡大した断面図である。
【図3】図3は、第2の例示的な実施形態による、トンネル窓セルの拡大した断面図である。
【図4】図4は、第3の例示的な実施形態による、トンネル窓セルの拡大した断面図である。
【図5】図5は、従来技術によるEEPROMメモリセルの断面図である。
【図6】図6は、従来技術によるフラッシュEPROMメモリセルの断面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
分離トンネル窓を有する不揮発性半導体メモリセルを製造する方法であって、
トンネル領域(TG)と、トンネル層(4)と、トンネル窓メモリ層(T5)と、誘電体トンネル窓層(T6)と、トンネル窓制御電極層(T7)とを有するトンネル窓セル(TF)を形成する工程と、
チャネル領域(KG)と、ゲート層(3)と、メモリ層(5)と、誘電体層(6)と、制御電極層(7)とを有するトランジスタメモリセル(TZ)を形成する工程と
を包含し、該トランジスタメモリセル(TZ)および該トンネル窓セル(TF)は、半導体基板(100)の活性領域に互いに分離して形成され、該トンネル窓セル(TF)を該トランジスタメモリセル(TZ)に接続するための接続領域(VB)は、該半導体基板(100)の不活性領域に形成され、
該トンネル領域(TG)のドーピングは、該トンネル層(4)を形成した後に、該トンネル窓セル(TF)の該活性領域で達成され、
該トンネル領域(TG)を形成する工程は、該トンネル窓セル(TF)のうち少なくとも1つの層をマスクとして利用することによって、注入領域(2)を自己整列的に形成する工程を包含することを特徴とする、方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2006−319362(P2006−319362A)
【公開日】平成18年11月24日(2006.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−197022(P2006−197022)
【出願日】平成18年7月19日(2006.7.19)
【分割の表示】特願2001−506603(P2001−506603)の分割
【原出願日】平成12年5月30日(2000.5.30)
【出願人】(501209070)インフィネオン テクノロジーズ アクチエンゲゼルシャフト (331)
【Fターム(参考)】