説明

半導体記憶装置

【課題】本発明は、NOR型のフラッシュメモリ装置において、リソグラフィによるパターン解像性/寸法制御性を改善できるとともに、より安定した動作を可能にする。
【解決手段】たとえば、ビット線BLに並設して、メインソース線MSLが設けられている。メインソース線MSLは、隣接するビット線BL間に、ビット線BL,BL間の間隔と同一の間隔を有している。隣り合うワード線WL1,WL2間において、各ビット線BLの直下には、ドレインコンタクトプラグにつながる第1のドレインヴィアプラグDV1が設けられている。一方、メインソース線MSLの直下には、ダミーコンタクトプラグにつながる第2のドレインヴィアプラグDV2が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体記憶装置に関するもので、たとえば、複数のメモリセルトランジスタのソース領域がローカルソース線コンタクトプラグによって共通に接続された構造の半導体記憶装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、複数のメモリセルトランジスタのソース領域がローカルソース線コンタクトプラグによって共通に接続された構造の半導体記憶装置として、NOR型のフラッシュメモリ装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。ところが、このNOR型のフラッシュメモリ装置においては、微細化が進むにつれ、リソグラフィによるパターン解像性/寸法制御性の難易度が高くなっている。特に、周期性が崩れるようなところに配置されるパターンについては、より顕著である。これは、メモリセルトランジスタのような周期性のあるパターンに対して、最適なリソグラフィ条件を選択しているためである。
【0003】
一般に、NOR型のフラッシュメモリ装置では、複数のメモリセルトランジスタがマトリクス(行列)状に配列されることによって、大規模なセルアレイが構成されている。このセルアレイは、隣り合う2個で一組をなすメモリセルトランジスタがそれぞれドレイン領域を共有するとともに、隣り合う二組のメモリセルトランジスタがそれぞれのソース領域を共有した構造をなしている。そして、その共有するソース領域には、共通のローカルソース線がそれぞれ接続されており、メインソース線を介して、共通にバイアス(ソース電位)が供給されるようになっている。このため、ローカルソース線につながるメインソース線と、これに隣接するメモリセルトランジスタとの間の、パターンの周期性が崩れている。
【0004】
上記したように、従来のNOR型のフラッシュメモリ装置において、大規模なセルアレイを構成する際には、必ず、共通にバイアスをとるためのパターン(メインソース線)が配置される。しかしながら、このパターンは、メモリセルトランジスタとはパターンが異なる。そのため、そこでの周期性が崩れ、リソグラフィによるパターン解像性/寸法制御性が悪化する問題があった。
【特許文献1】特開2005−79282号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記の問題点を解決すべくなされたもので、リソグラフィによるパターン解像性/寸法制御性が悪化するのを改善できるとともに、より安定した動作が可能な半導体記憶装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願発明の一態様によれば、半導体基板と、前記半導体基板上にゲート絶縁膜を介して形成された積層ゲート電極と、前記積層ゲート電極の両脇に位置して前記半導体基板の表層に形成された第1のドレイン領域および第1のソース領域と、をそれぞれ備え、前記積層ゲート電極と前記第1のドレイン領域および前記第1のソース領域とが、それぞれ、所定方向に配列された複数のメモリセルトランジスタと、前記複数のメモリセルトランジスタの配列方向に並設され、前記複数のメモリセルトランジスタの前記積層ゲート電極の配列方向に第1の間隔を有して並設されたダミーゲート電極と、前記複数のメモリセルトランジスタの前記第1のドレイン領域の配列方向に前記第1の間隔を有して並設された第2のドレイン領域、および、前記複数のメモリセルトランジスタの前記第1のソース領域の配列方向に前記第1の間隔を有して並設された第2のソース領域と、を備えたダミートランジスタと、前記複数のメモリセルトランジスタの、前記第1のドレイン領域上にそれぞれ形成された複数のドレインコンタクトプラグと、前記複数のメモリセルトランジスタの前記第1のソース領域および前記ダミートランジスタの前記第2のソース領域を含み、前記所定方向に沿って形成されたローカルソース線と、前記ダミートランジスタの前記第2のドレイン領域上に位置して、前記ドレインコンタクトプラグに並設されたダミーコンタクトプラグと、前記複数のドレインコンタクトプラグ上にそれぞれ形成された複数の第1のドレインヴィアプラグと、前記複数の第1のドレインヴィアプラグ上に、それぞれ、前記所定方向に交差する交差方向に沿って並設された複数のビット線と、前記ダミートランジスタ上に位置し、隣接するビット線との間に前記第1の間隔を有して前記複数のビット線に並設され、前記ダミートランジスタの前記第2のソース領域と電気的に接続されたメインソース線と、前記メインソース線と前記ダミーコンタクトプラグとの間に位置して、前記複数の第1のドレインヴィアプラグに並設された第2のドレインヴィアプラグとを具備したことを特徴とする半導体記憶装置が提供される。
【発明の効果】
【0007】
上記の構成によって、リソグラフィによるパターン解像性/寸法制御性が悪化するのを改善できるとともに、より安定した動作が可能な半導体記憶装置を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。ただし、図面は模式的なものであり、各図面の寸法および比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。また、図面の相互間においても、互いの寸法の関係および/または比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。特に、以下に示すいくつかの実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するための装置および方法を例示したものであって、構成部品の形状、構造、配置などによって、本発明の技術思想が特定されるものではない。この発明の技術思想は、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることができる。
【0009】
[第1の実施形態]
図1、図2Aおよび図2Bは、本発明の第1の実施形態にしたがった半導体記憶装置の構成例を示すものである。ここでは、不揮発性の半導体記憶装置として、ローカルソース線がLI(Local Interconnect)構造とされたNOR型のフラッシュメモリ装置を例に説明する。なお、図1は、NOR型のフラッシュメモリ装置のセルアレイの一部の電気的構成を示す等価回路図であり、図2Aおよび図2Bは、図1に示した電気的構成に対応する部分の物理(構造)的構成を示す平面図である。ただし、図2Aは、物理的構成における上層部分を主として描いた平面図を示しており、図2Bは、その下層部分を主として描いた平面図を示している。
【0010】
NOR型のフラッシュメモリ装置1は、メモリセル領域Mと周辺回路領域(図示していない)とに区画されており、メモリセル領域Mに形成されるセルアレイArを周辺回路領域に形成される周辺回路によって駆動するように構成されている。
【0011】
セルアレイArは、複数のメモリセルトランジスタTm1およびTm2が、シリコン基板(半導体基板)2の表面内方向である、X方向およびY方向に対して行列状に配列されることによって構成されている。なお、X方向およびY方向は、シリコン基板2の表面内において互いに直交交差する方向である。
【0012】
図1に示すように、Y方向に隣り合う2個(一対)のメモリセルトランジスタTm1およびTm2はY方向に対して対称配置されており、これらの一対のメモリセルトランジスタTm1およびTm2はドレイン領域(第1のドレイン領域2a)を共有しているとともに、当該ドレイン領域(2a)はY方向に延びるビット線BL(M1層)に接続されている。
【0013】
すなわち、メモリセルトランジスタTm1およびTm2は、Y方向に複数対(組)配列されている。これらY方向に配列された複数対のメモリセルトランジスタTm1およびTm2のドレイン領域(2a)が、1本のビット線BLに共通に接続されている。なお、Y方向に隣り合う二対のメモリセルトランジスタTm1およびTm2は、ローカルソース線コンタクトプラグに相当する、ローカルソース線(LI)LSL1またはLSL2を挟んで線対称に配設されている。
【0014】
これらY方向に配列された複数対のメモリセルトランジスタTm1およびTm2が、X方向に離間して複数列に配列されている。これにより、メモリセルトランジスタTm1およびTm2がX方向およびY方向に対して行列状に配列されて、セルアレイArを構成している。
【0015】
これらのX方向に離間して複数列に配列されたメモリセルトランジスタTm1およびTm2に対応して、複数のビット線BLが並設されている。これらの複数のビット線BLは互いにX方向に同一間隔で形成されており、複数のビット線BL間にはメインソース線MSL(M1層)が配設されている。このメインソース線MSLは、ソース電位(共通バイアス)となる配線である。
【0016】
X方向に配列されたメモリセルトランジスタTm1は、その制御ゲート電極(CG)が、ワード線WL1によって共通に接続されている。X方向に配列されたメモリセルトランジスタTm2は、その制御ゲート電極(CG)が、ワード線WL2(M0層)によって共通に接続されている。ワード線WL1およびWL2は、互いに平行にX方向に延設されている。
【0017】
すなわち、ワード線WL1は、X方向に配列されるメモリセルトランジスタTm1の制御ゲート電極(CG)を共通に接続する配線であり、ワード線WL2は、X方向に配列されるメモリセルトランジスタTm2の制御ゲート電極(CG)を共通に接続する配線である。
【0018】
また、X方向に配列されたメモリセルトランジスタTm1は、そのソース領域(第1のソース領域2b)が、X方向に延びるローカルソース線LSL1に共通に接続されているとともに、X方向に配列されたメモリセルトランジスタTm2は、そのソース領域(第1のソース領域2b)が、X方向に延びるローカルソース線LSL2に共通に接続されている。複数のローカルソース線LSL1およびLSL2は、Y方向に離間して配設されるとともに、X方向に延設されており、Y方向に延びるメインソース線MSLに共通に接続されている。
【0019】
図2Aおよび図2Bに示すように、ワード線WL1とビット線BLとの交差領域には、メモリセルトランジスタTm1のゲート電極MG1が構成されており、ワード線WL2とビット線BLとの交差領域には、メモリセルトランジスタTm2のゲート電極MG2が構成されている。これらのメモリセルトランジスタTm1のゲート電極MG1およびメモリセルトランジスタTm2のゲート電極MG2は、X方向およびY方向に並設されている。
【0020】
Y方向に隣り合うメモリセルトランジスタTm1およびTm1は、そのゲート電極MG1およびMG1間のY方向の中央に配設された、1本のローカルソース線LSL1を共用している。また、同様に、Y方向に隣り合うメモリセルトランジスタTm2およびTm2は、そのゲート電極MG2およびMG2間のY方向の中央に配設された、1本のローカルソース線LSL2を共用している。
【0021】
一方、メインソース線MSLとワード線WL1との交差領域には、ダミーゲート電極DG1が設けられている。このダミーゲート電極DG1は、図2Aに示すように、メインソース線MSLがその上層に配設されている関係上、実質的にメモリセルトランジスタTm1のゲート電極MG1およびメモリセルトランジスタTm2のゲート電極MG2を配設できない領域に構成されている。ダミーゲート電極DG1のY方向の両脇のシリコン基板2の表層に位置して、ドレイン領域(第2のドレイン領域2aa)およびソース領域(第2のソース領域2bb)が形成されている。つまり、ダミーセルトランジスタTD1が、ダミーゲート電極DG1およびドレイン領域(2aa)とソース領域(2bb)とによって構成されている。
【0022】
同様に、メインソース線MSLとワード線WL2との交差領域には、ダミーゲート電極DG2が設けられている。このダミーゲート電極DG2は、図2Aに示すように、メインソース線MSLがその上層に配設されている関係上、実質的にメモリセルトランジスタTm1のゲート電極MG1およびメモリセルトランジスタTm2のゲート電極MG2を配設できない領域に構成されている。ダミーゲート電極DG2のY方向の両脇のシリコン基板2の表層に位置して、ドレイン領域(第2のドレイン領域2aa)およびソース領域(第2のソース領域2bb)が形成されている。つまり、ダミーセルトランジスタTD2が、ダミーゲート電極DG2およびドレイン領域(2aa)とソース領域(2bb)とによって構成されている。
【0023】
ダミーゲート電極DG1およびDG2は過消去メモリセルを構成するためのものであって、正常な書き込みを行うことができず、通常は使用されないゲート電極である。これらのダミーゲート電極DG1およびDG2を設けている理由は、X方向に対するゲート電極の配置規則性および配置周期性を保つためであり、製造時におけるゲート電極のパターン解像性/寸法制御性を向上できるという効果を奏する。
【0024】
図2Aおよび図2Bに示すように、隣り合うワード線WL1およびWL2間の、たとえば中央で、且つ、ビット線BLの直下に位置して、第1のドレインヴィアプラグDV1およびドレインコンタクトプラグ(CS)DCが設けられている。これらの第1のドレインヴィアプラグDV1およびドレインコンタクトプラグDCは、シリコン基板2上から縦方向(XY平面に直交したZ方向)に延設して構成されており、メモリセルトランジスタTm1およびTm2のドレイン領域(2a)と、その縦方向の上層に配設されるビット線BLとを電気的に接続するために設けられている。
【0025】
メインソース線MSLおよびローカルソース線LSL1の交差領域には、ソースヴィアプラグSV1が設けられている。このソースヴィアプラグSV1は、ローカルソース線LSL1の一部上およびメインソース線MSLの一部直下に挟まれるように配設されており、ローカルソース線LSL1とメインソース線MSLとを電気的に接続するために設けられている。
【0026】
メインソース線MSLおよびローカルソース線LSL2の交差領域には、ソースヴィアプラグSV2が設けられている。このソースヴィアプラグSV2は、ローカルソース線LSL2の一部上およびメインソース線MSLの一部直下に挟まれるように配設されており、ローカルソース線LSL2とメインソース線MSLとを電気的に接続するために設けられている。
【0027】
図2Bに示すように、メインソース線MSLの一部の直下方に位置し、且つ、Y方向に隣り合うワード線WL1およびWL2間(Y方向に隣り合うローカルソース線LSL1およびLSL2間)の、たとえば中央に位置して、ダミーコンタクトプラグ(CS)UCが設けられている。このダミーコンタクトプラグUCは、隣接するドレインコンタクトプラグDC間に、ドレインコンタクトプラグDCおよびDC間の間隔と同一の間隔を有して並設されている。
【0028】
ダミーコンタクトプラグUCは、電気構造的には、たとえばY方向に隣り合うメモリセルトランジスタTm1のゲート電極MG1およびメモリセルトランジスタTm2のゲート電極MG2間の干渉を防止するために設けられている。
【0029】
さらに、図2Aに示すように、メインソース線MSLおよびダミーコンタクトプラグUCの交差領域には、第2のドレインヴィアプラグDV2が設けられている。この第2のドレインヴィアプラグDV2は、ダミーコンタクトプラグUC上およびメインソース線MSLの一部直下に挟まれるように配設されており、ダミーコンタクトプラグUCとメインソース線MSLとを電気的に接続するために設けられている。
【0030】
すなわち、これらの第2のドレインヴィアプラグDV2およびダミーコンタクトプラグUCは、シリコン基板2上からZ方向に延設して構成されており、ダミーセルトランジスタTD1およびTD2のドレイン領域(2aa)と、その縦方向の上層に配設されるメインソース線MSLとを電気的に接続するために設けられている。
【0031】
本実施形態の場合、ダミーセルトランジスタTD1およびTD2のソース領域(2bb)のみでなく、そのドレイン領域(2aa)をも、メインソース線MSLと電気的に接続するようにしている。これにより、ダミーセルトランジスタTD1およびTD2を、メモリセルトランジスタTm1およびTm2と同じパターンで配置できるようになる。つまり、第2のドレインヴィアプラグDV2は、隣接する第1のドレインヴィアプラグDV1との間隔が、それぞれ、第1のドレインヴィアプラグDV1およびDV1間と同一となる。したがって、そこでのパターンの周期性が崩れるのを防止できるようになる結果、リソグラフィによる第1のドレインヴィアプラグDV1形成のためのマージンを十分に確保することが可能となる。
【0032】
しかも、単に、複数のビット線BL間にメインソース線MSLが並設されることによる、パターンの周期性が崩れるのを防止できるのみでなく、動作時には、ダミーセルトランジスタTD1およびTD2のドレイン領域(2aa)の電位を、ソース領域(2bb)の電位と同電位に制御することが可能となる。これにより、ダミーセルトランジスタTD1およびTD2の電位を固定できるようになる結果、電位が不安定なために起こるダミーセルトランジスタTD1およびTD2の不自然な動作による、隣接するメモリセルトランジスタTm1およびTm2への影響を回避できる。
【0033】
以下に、本実施形態にしたがったNOR型のフラッシュメモリ装置の、ダミーコンタクトプラグUCの周辺の断面構造について説明する。なお、図3は、図2Aおよび図2BのIII − III線に沿う断面図を示しており、図4は、図2Aおよび図2BのIV−IV線に沿う断面図を示している。また、図5は、図2Aおよび図2BのV − V線に沿う断面図を示しており、図6は、図2Aおよび図2BのVI−VI線に沿う断面図を示しており、図7は、図2Aおよび図2BのVII − VII線に沿う断面図を示している。
【0034】
まず、メモリセルトランジスタTm1,Tm2およびダミーセルトランジスタTD1,TD2の断面構造の詳細を説明する。なお、図4に示すように、メモリセルトランジスタTm2はドレインコンタクトプラグDCを挟んでメモリセルトランジスタTm1とY方向に対称構造で構成されており、メモリセルトランジスタTm2はメモリセルトランジスタTm1の構造とほぼ同一であるため、メモリセルトランジスタTm1の構造説明を行い、メモリセルトランジスタTm2の具体的な構造説明を省略する。
【0035】
また、ダミーセルトランジスタTD1のダミーゲート電極DG1およびダミーセルトランジスタTD2のダミーゲート電極DG2の積層構造は、メモリセルトランジスタTm1のゲート電極MG1およびメモリセルトランジスタTm2のゲート電極MG2の積層ゲート電極構造と同様であるため、メモリセルトランジスタTm1のゲート電極MG1の具体的構造説明を行い、メモリセルトランジスタTm2のゲート電極MG2とダミーゲート電極DG1およびDG2の構造説明を省略する。
【0036】
図3、図5、図7に示すように、たとえばp型のシリコン基板2には、X方向に離間して複数の素子分離溝3が形成されている。これらの素子分離溝3は、Y方向に沿って複数並設されており、複数の素子領域SaをX方向に区画している。これらの素子領域Saは、図4に示すように、メモリセルトランジスタTm1およびTm2の第1のドレイン領域2aと第1のソース領域2b、および、その間に挟まれたチャネル領域を含む領域であり、ビット線BLの直下方に位置して形成される。また、素子領域Saは、図6に示すように、ダミーセルトランジスタTD1およびTD2を構成する第2のドレイン領域2aaと第2のソース領域2bb、および、その間に挟まれたチャネル領域を含む領域でもあり、この素子領域Saはメインソース線MSLの直下方に位置して形成される。
【0037】
図3、図5、図7に示すように、複数の素子分離溝3にはそれぞれ素子分離絶縁膜4が埋め込まれており、素子分離領域(STI)Sbを構成している。これらの素子分離絶縁膜4は、素子分離溝3の内面に沿って形成されたシリコン酸化膜4aと、このシリコン酸化膜4aの内側に埋め込まれたシリコン酸化膜4bとによって積層構造で構成され、シリコン基板2の表面より上方に突出して構成されている。
【0038】
素子分離溝3により区画されたシリコン基板2の素子領域Sa上には、シリコン酸化膜5が形成されている。このシリコン酸化膜5は、第1のゲート絶縁膜、トンネル絶縁膜として機能する膜である。
【0039】
このシリコン酸化膜5上には、X方向に隣り合う素子分離絶縁膜4間に位置して多結晶シリコン層6が形成されている。この多結晶シリコン層6は、リンなどの不純物がドープされた非晶質シリコンが多結晶化して構成されており、その上面は、素子分離絶縁膜4の上面とほぼ一致するように形成されている。
【0040】
多結晶シリコン層6の上には、多結晶シリコン層7が形成されている。この多結晶シリコン層7は、リンなどの不純物がドープされた非晶質シリコンが多結晶化して構成されており、隣接する素子分離絶縁膜4の上に張り出して形成されている。これらの多結晶シリコン層6および7は、X方向の断面において所謂T型形状に形成されており、メモリセルトランジスタTm1の浮遊ゲート電極FG(図4参照)として構成される。なお、図3に示すように、多結晶シリコン層7は、X方向に隣り合う浮遊ゲート電極FG間において素子分離絶縁膜4上で分断されている。本実施形態においては、多結晶シリコン層7は素子分離絶縁膜4上に張り出す構成であるが、多結晶シリコン層7の側壁が多結晶シリコン層6の側壁と面一で、多結晶シリコン層7が隣接する素子分離絶縁膜4上に張り出さない構成であってもよい。
【0041】
多結晶シリコン層7、および、当該多結晶シリコン層7が分断された素子分離絶縁膜4の上には、ONO膜(シリコン酸化膜−シリコン窒化膜−シリコン酸化膜)8がX方向に沿って形成されている。このONO膜8は、第2のゲート絶縁膜、ゲート間絶縁膜、インターポリ絶縁膜、導電層間絶縁膜として機能する。
【0042】
このONO膜8の上には、多結晶シリコン層9が形成されている。この多結晶シリコン層9は、リンなどの不純物がドープされた非晶質シリコンが多結晶化して構成された層である。多結晶シリコン層9の上には、タングステンシリサイド(WSi)層10が形成されており、タングステンシリサイド層10の上には、キャップ膜としてのシリコン酸化膜11が形成されている。
【0043】
図4および図6に示すように、制御ゲート電極CGは、多結晶シリコン層9およびタングステンシリサイド層10により構成される。メモリセルトランジスタTm1のゲート電極MG1およびメモリセルトランジスタTm2のゲート電極MG2(いずれも積層ゲート電極に相当)は、シリコン基板2の上に、シリコン酸化膜5を介して積層された層6〜層10によって構成されている。
【0044】
図4に示すように、Y方向の断面において、層6〜層11は、その側面が面一に形成されている。シリコン基板2の表層において、ゲート電極MG1およびMG2のY方向の両脇には、一方に第1のドレイン領域2aが形成され、他方に第1のソース領域2bが形成されている。これらの第1のドレイン/ソース領域2a,2b上には、シリコン酸化膜5を介して、シリコン酸化膜12、シリコン窒化膜13が順に薄く形成されており、この上には、ゲート電極MG1およびMG2の側方に位置してBPSG(Boro−Phospho Silicate Glass)膜14が埋め込まれている。
【0045】
さらに詳述すれば、図4に示すように、多結晶シリコン層6および7、ONO膜8、多結晶シリコン層9、タングステンシリサイド膜10の側壁面には、シリコン酸化膜12が薄く形成されている。シリコン酸化膜11および12の上を覆うように、バリア膜としてのシリコン窒化膜13が形成されている。シリコン窒化膜13のY方向の側部には、BPSG膜14が形成されている。
【0046】
このBPSG膜14は、図5に示すように、ドレインコンタクトプラグDCおよびダミーコンタクトプラグUCの周囲(外周部)に埋め込まれている。BPSG膜14は、図4に示すように、その上面が、シリコン窒化膜13の上面と面一になるように形成されている。
【0047】
シリコン窒化膜13およびBPSG膜14の上には、シリコン酸化膜15が形成されている。また、シリコン酸化膜15の上(上層)には、シリコン酸化膜16が積層されている。これらのシリコン酸化膜15および16は、ゲート電極MG1およびMG2の上層における層間絶縁膜を構成する。
【0048】
シリコン基板2の第1のドレイン領域2a上には、それぞれ、ドレインコンタクトプラグDCが形成されている。このドレインコンタクトプラグDCは、第1のドレイン領域2aの直上からZ方向に沿って延設されており、シリコン酸化膜15、BPSG膜14、シリコン窒化膜13、シリコン酸化膜12、シリコン酸化膜5に対して、貫通形成されている。図5に示すように、これらのドレインコンタクトプラグDCは、X方向に対して、同一間隔および同一幅で並設されている。
【0049】
図5に示すように、第1のドレイン領域2aはX方向に並設されており、素子分離絶縁膜4によって互いに電気的に絶縁されている。シリコン基板2の表層には、第1のドレイン領域2aに並設して第2のドレイン領域2aaが形成されている。第2のドレイン領域2aaは、隣り合う第1のドレイン領域2aおよび2a間の間隔と同一間隔をもって、第1のドレイン領域2aに対してX方向に並設されている。複数の第1のドレイン領域2aと第2のドレイン領域2aaは、素子分離絶縁膜4によって互いに電気的に絶縁されている。
【0050】
第2のドレイン領域2aa上には、ダミーコンタクトプラグUCが形成されている。ドレインコンタクトプラグDCはX方向に並設されているが、ダミーコンタクトプラグUCは、隣り合うドレインコンタクトプラグDCおよびDC間のX方向の間隔と同一間隔をもって、当該ドレインコンタクトプラグDCに並設されているとともに、ドレインコンタクトプラグDCのX方向の幅と同一幅で形成されている。ダミーコンタクトプラグUCとドレインコンタクトプラグDCとは、層12〜層15によって、X方向に互いに電気的に分離されている。
【0051】
ドレインコンタクトプラグDCおよびダミーコンタクトプラグUCは、同一材料によって構成されている。これらのドレインコンタクトプラグDCおよびダミーコンタクトプラグDCは、タングステン層17と、このタングステン層17の下面および側面を覆うように形成されたバリアメタル膜18とによって、金属配線層として構成されている。
【0052】
他方、図7に示すように、シリコン基板2の表層には、第1のソース領域2bがX方向に並設されている。複数の第1のソース領域2bは、素子分離絶縁膜4によってX方向に互いに電気的に絶縁されている。また、シリコン基板2の表層には、第1のソース領域2bに並設して第2のソース領域2bbが形成されている。第2のソース領域2bbは、隣り合う第1のソース領域2bおよび2b間の間隔と同一間隔をもって、第1のソース領域2bに対してX方向に並設されている。複数の第1のソース領域2bと第2のソース領域2bbとは、素子分離絶縁膜4によって互いに電気的に絶縁されている。
【0053】
これらの第1および第2のソース領域2bおよび2bb上には、ローカルソース線LSL1が形成されている。ローカルソース線LSL1は、それぞれ、X方向に複数設けられた第1および第2のソース領域2bおよび2bb(素子領域Sa)上を連結して渡り、当該複数の第1のソース領域2bに対して構造的および電気的に接続して構成されている。つまり、ローカルソース線LSL1は、それぞれ、複数の素子領域Saおよび素子分離領域Sbを跨いでX方向に沿って形成されている。なお、構造断面を図示しないが、ローカルソース線LSL2もローカルソース線LSL1と同様の構造である。
【0054】
図4ないし図7に示すように、ドレインコンタクトプラグDC、ダミーコンタクトプラグUC、シリコン酸化膜15、ローカルソース線LSL1およびLSL2の上面は、平面状に形成されている。図4ないし図7に示すように、シリコン酸化膜15、ローカルソース線LSL1およびLSL2の上には、層間絶縁膜16が形成されている。
【0055】
図4および図5に示すように、ドレインコンタクトプラグDC上の一部には、ドレインヴィアプラグDV1が形成されている。このドレインヴィアプラグDV1は、個々のドレインコンタクトプラグDCの上に形成されている。図5および図6に示すように、ダミーコンタクトプラグUC上の一部には、ドレインヴィアプラグDV2が形成されている。このドレインヴィアプラグDV2は、個々のダミーコンタクトプラグUCの上に形成されている。
【0056】
他方、図6および図7に示すように、ローカルソース線LSL1上の一部にはソースヴィアプラグSV1が形成されており、ローカルソース線LSL2上の一部にはソースヴィアプラグSV2が形成されている。
【0057】
ドレインヴィアプラグDV1およびDV2とソースヴィアプラグSV1およびSV2とは、同一の積層構造によって構成されており、それぞれ、タングステン層19と、このタングステン層19の下面および側面を覆うように形成されたバリアメタル膜20とにより、金属配線層として形成されている。図4ないし図7に示すように、層間絶縁膜16、ドレインヴィアプラグDV1およびDV2、ソースヴィアプラグSV1およびSV2の上面は、平面状に形成されている。
【0058】
図3ないし図5に示すように、ビット線BLは、層間絶縁膜16およびドレインヴィアプラグDV1の上に形成され、図2Aに示すように、Y方向に離間して形成された複数のドレインヴィアプラグDV1を連結結合している。
【0059】
図5ないし図7に示すように、メインソース線MSLは、層間絶縁膜16、ドレインヴィアプラグDV2、ソースヴィアプラグSV1およびSV2の上に形成され、図2Aおよび図6に示すように、Y方向に離間して形成された複数のドレインヴィアプラグDV2、ソースヴィアプラグSV1およびSV2を連結結合している。このメインソース線MSLは、ドレインヴィアプラグDV2を介して、その下方に設けられたダミーコンタクトプラグUCと電気的に接続されている。
【0060】
ここで、図2Aおよび図2Bに示したように、X方向に隣り合うメモリセルトランジスタTm1のゲート電極MG1間で、且つ、メインソース線MSLの直下には、ダミーゲート電極DG1が設けられており、X方向に隣り合うメモリセルトランジスタTm2のゲート電極MG2間で、且つ、メインソース線MSLの直下には、ダミーゲート電極DG2が設けられている。これらのダミーゲート電極DG1またはDG2にワード線WL1またはWL2から電圧が与えられ、ダミーセルトランジスタTD1またはTD2がオンになってもソース/ドレインが同電位のため、オン電流が流れることはない。
【0061】
ドレインコンタクトプラグDCに並設して、ダミーコンタクトプラグUCが設けられているので、メモリセルトランジスタTm1およびTm2のデータ保持特性を維持しながら、ドレインコンタクトプラグDCをY方向に挟んで隣り合うゲート電極MG1およびMG2間の干渉を抑制することができる。
【0062】
つまり、ダミーコンタクトプラグUCが、X方向の複数のドレインコンタクトプラグDC間に設けられているため、ダミーコンタクトプラグUCのX方向の両脇の複数のドレインコンタクトプラグDCをY方向に挟んで隣り合うゲート電極MG1およびMG2間の干渉を抑制することができる。
【0063】
なお、上記したNOR型のフラッシュメモリ装置の場合、図3ないし図7に示すように、メモリセル領域M内においては、下層側から上層側に向けて、シリコン基板2の表層LY1、コンタクトプラグ形成層LY2、ヴィアプラグ形成層LY3、配線層LY4の多層構造で構成されている。また、コンタクトプラグ形成層LY2と同一層の一部には、積層ゲート電極層LY2aが設けられている。コンタクトプラグ形成層LY2の高さは、積層ゲート電極層LY2aの高さよりも高い。
【0064】
詳細については割愛するが、これらの層LY1〜LY4の同一層内の各電気的導電要素は、製造プロセス上、同一工程で形成される。特に、ドレインヴィアプラグDV2は、ドレインヴィアプラグDV1とソースヴィアプラグSV1およびSV2との形成に用いるマスクに若干の改良を加えることにより、同一工程において容易に形成できる。
【0065】
つまり、図3ないし図7に示すように、ドレインコンタクトプラグDC、ローカルソース線LSL1およびLSL2、ダミーコンタクトプラグUC、シリコン酸化膜15上に、シリコン酸化膜16を堆積し、当該シリコン酸化膜16上にレジストを塗布してパターンニングし、シリコン酸化膜16をRIE法により除去加工処理する。次いで、バリアメタル膜20をスパッタ処理するとともに、その内側にタングステン19を埋め込み、CMP法により平坦化処理する。これにより、ソースヴィアプラグSV1およびSV2とドレインヴィアプラグDV1およびDV2とを同一工程で形成できる。
【0066】
上記したように、本実施形態においては、ドレインヴィアプラグDV1とX方向に並設して、ダミーのドレインヴィアプラグDV2を設けるようにしている。ドレインヴィアプラグDV2は、隣り合うドレインヴィアプラグDV1に対して、当該ドレインヴィアプラグDV1間のX方向の間隔と同一間隔を有して配設されている。また、ドレインヴィアプラグDV2は、ダミーコンタクトプラグUCを介して、ダミーセルトランジスタTD1およびTD2の第2のドレイン領域2aaに接続されている。ダミーセルトランジスタTD1およびTD2は、ドレイン領域2aaとソース領域2bbとが電気的にショートすることになるが、ダミーセルトランジスタTD1およびTD2はセル動作させる必要がないため、特に問題はない(ワード線WL1またはWL2がバイアスされて、ダミーセルトランジスタTD1またはTD2がオンしたとしても、ダミーセルトランジスタTD1またはTD2のドレイン領域2aaおよびソース領域2bbにソース電位が与えられるだけ)。
【0067】
すなわち、ビット線BLとメインソース線MSLとをX方向に同一間隔で並設するように形成しているため、Y方向に隣り合うワード線WL1およびWL2間において、メモリセルトランジスタTm1およびTm2と同じ周期となるように、メインソース線MSLにつながるドレインヴィアプラグDV2を設けた場合、そこでのパターンの周期性を容易に確保できるようになる。これにより、従来は周期性が崩れるために十分なマージンが得られなかった、メインソース線MSLに隣接するドレインヴィアプラグDV1の、リソグラフィのためのマージンを向上できるようになる。したがって、微細化にともなうリソグラフィのパターン解像性/寸法制御性を改善することが可能となるものである。
【0068】
しかも、ダミーセルトランジスタTD1およびTD2の第2のドレイン領域2aaをも、メインソース線MSLに接続させるようにした場合には、ダミーセルトランジスタTD1またはTD2の、不安定な電位による不自然な動作を抑制できるようになる。その結果、メインソース線MSLに隣接するメモリセルトランジスタTm1およびTm2の動作を予測し易くなるなど、より安定した動作が可能となるものである。
【0069】
なお、上記した実施形態においては、ローカルソース線がLI構造とされたNOR型のフラッシュメモリ装置を例に説明したが、これに限らず、たとえばSAS(Self Align Source)構造のローカルソース線を備えるNOR型のフラッシュメモリ装置にも適用することが可能である。つまり、NOR型のフラッシュメモリ装置としては、素子分離絶縁膜4の一部を選択的に除去し、X方向に連続するソース領域からなるローカルソース線を備えるものであってもよい。ただし、この場合には、別途、ソース領域とソースヴィアプラグとを接続するためのコンタクトプラグが必要となる。
【0070】
その他、本願発明は、上記(各)実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、上記(各)実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。たとえば、(各)実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題(の少なくとも1つ)が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果(の少なくとも1つ)が得られる場合には、その構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【図面の簡単な説明】
【0071】
【図1】本発明の第1の実施形態にしたがった、半導体記憶装置(NAND型フラッシュメモリ装置)におけるメモリセルアレイの一例を示す回路図。
【図2A】図1に対応した、構成(上層部分)の一部を透過して示す平面図。
【図2B】図1に対応した、構成(下層部分)の一部を透過して示す平面図。
【図3】図2Aおよび図2BのIII − III線に沿う、メモリセルアレイの構成を示す断面図。
【図4】図2Aおよび図2BのIV−IV線に沿う、メモリセルアレイの構成を示す断面図。
【図5】図2Aおよび図2BのV − V線に沿う、メモリセルアレイの構成を示す断面図。
【図6】図2Aおよび図2BのVI−VI線に沿う、メモリセルアレイの構成を示す断面図。
【図7】図2Aおよび図2BのVII − VII線に沿う、メモリセルアレイの構成を示す断面図。
【符号の説明】
【0072】
1…NOR型のフラッシュメモリ装置、2a…第1のドレイン領域、2b…第1のソース領域、2aa…第2のドレイン領域、2bb…第2のソース領域、M…メモリセル領域、Ar…セルアレイ、Tm1,Tm2…メモリセルトランジスタ、WL1,WL2…ワード線、BL…ビット線、MSL…メインソース線、LSL1,LSL2…ローカルソース線、TD1,TD2…ダミーセルトランジスタ、DV1…第1のドレインヴィアプラグ、DV2…第2のドレインヴィアプラグ、DC…ドレインコンタクトプラグ(CS)、SV1,SV2…ソースヴィアプラグ、UC…ダミーコンタクトプラグ(CS)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体基板と、
前記半導体基板上にゲート絶縁膜を介して形成された積層ゲート電極と、前記積層ゲート電極の両脇に位置して前記半導体基板の表層に形成された第1のドレイン領域および第1のソース領域と、をそれぞれ備え、前記積層ゲート電極と前記第1のドレイン領域および前記第1のソース領域とが、それぞれ、所定方向に配列された複数のメモリセルトランジスタと、
前記複数のメモリセルトランジスタの配列方向に並設され、前記複数のメモリセルトランジスタの前記積層ゲート電極の配列方向に第1の間隔を有して並設されたダミーゲート電極と、前記複数のメモリセルトランジスタの前記第1のドレイン領域の配列方向に前記第1の間隔を有して並設された第2のドレイン領域、および、前記複数のメモリセルトランジスタの前記第1のソース領域の配列方向に前記第1の間隔を有して並設された第2のソース領域と、を備えたダミートランジスタと、
前記複数のメモリセルトランジスタの、前記第1のドレイン領域上にそれぞれ形成された複数のドレインコンタクトプラグと、
前記複数のメモリセルトランジスタの前記第1のソース領域および前記ダミートランジスタの前記第2のソース領域を含み、前記所定方向に沿って形成されたローカルソース線と、
前記ダミートランジスタの前記第2のドレイン領域上に位置して、前記ドレインコンタクトプラグに並設されたダミーコンタクトプラグと、
前記複数のドレインコンタクトプラグ上にそれぞれ形成された複数の第1のドレインヴィアプラグと、
前記複数の第1のドレインヴィアプラグ上に、それぞれ、前記所定方向に交差する交差方向に沿って並設された複数のビット線と、
前記ダミートランジスタ上に位置し、隣接するビット線との間に前記第1の間隔を有して前記複数のビット線に並設され、前記ダミートランジスタの前記第2のソース領域と電気的に接続されたメインソース線と、
前記メインソース線と前記ダミーコンタクトプラグとの間に位置して、前記複数の第1のドレインヴィアプラグに並設された第2のドレインヴィアプラグと
を具備したことを特徴とする半導体記憶装置。
【請求項2】
前記複数のビット線は、隣り合うビット線間および隣接する前記メインソース線との間に、それぞれ、前記第1の間隔を有して並設されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項3】
前記ダミーコンタクトプラグは、前記複数のドレインコンタクトプラグ間に設けられ、隣接するドレインコンタクトプラグとの間が前記第1の間隔とされていることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項4】
前記ローカルソース線は、前記第1のソース領域上および前記第2のソース領域上を連結するようにして設けられた、Local Interconnect構造を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項5】
前記ローカルソース線は、前記第1のソース領域および前記第2のソース領域が連続するようにして形成された、Self Align Source構造を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−205040(P2008−205040A)
【公開日】平成20年9月4日(2008.9.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−36909(P2007−36909)
【出願日】平成19年2月16日(2007.2.16)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】