説明

無限可変トランスミッションによる作業機械の惰力走行および制動制御

【課題】IVTを有し、急激で不愉快な減速がなく作業機械を速度低下させ停止させることができる作業機械を提供する。
【解決手段】作業機械は、出力を有するICエンジン12と、ICエンジン12の出力に結合された入力を有するIVT14と、対地速度アクチュエータ32とを含む。対地速度アクチュエータ32と関連した所望速度センサ34が、より低い対地速度を示す出力信号を供給する。少なくとも1つの電気処理回路は、IVT入力からICエンジン出力へ逆駆動される正味のトルク伝達が実質的にゼロになるように、センサ出力信号に応じて、IVT14の入力/出力(I/O)比を増大させるように構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業機械に関し、更に特定すれば、無限可変トランスミッション(IVT)と結合した内燃エンジンを含む作業機械に関する。
【背景技術】
【0002】
建設作業機械、農業作業機械、または林業作業機械のような作業機械は、通例、内燃(IC)エンジンの形態とした原動機を含む。ICエンジンは、圧縮点火エンジン(即ち、ディーゼル・エンジン)または火花点火エンジン(即ち、ガソリン・エンジン)のいずれかの形態であればよい。殆どの重作業機械では、原動機は、関連する作業動作に対する引っ張り、引き落とし、およびトルク特性が高いディーゼル・エンジンの形態をなす。
【0003】
ICエンジンをIVTと結合すると、無段階で0から最大まで連続可変出力速度を得ることができる。IVTは、通例、静水および機械的伝導部品を含む。静水部品は、回転するシャフトの動力を作動流に、そしてその逆に変換する。IVTを通過する動力流(power flow)は、設計および出力速度に応じて、静水的部品のみ、機械的部品のみ、または双方の組み合わせを通過することができる。
【0004】
作業機械に用いるIVTの一例に、油圧機械式トランスミッションがあり、これは遊星ギア集合と結合されている流体モジュールを含む。作業機械用IVTの別の例に、静水的トランスミッションがあり、これはギア集合と結合されている油圧モジュールを含む。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
対地速度制御ペダルを最大限解放したとき、IVTによる減速率は、従来のトルク・コンバータ・パワーシフト・トランスミッションよりも急激になる可能性がある。入力の出力速度に対するIVT比は、速度制御ペダルを解放するにつれて増大し、車両の慣性がエンジンを逆駆動し、急激に車両速度を低下させる。このため、車両は突然停止し、操作者には望ましくない。
【0006】
当技術分野において必要とされているのは、急激で不愉快な減速がなく作業機械を速度低下させ停止させることができるように構成され制御される、IVTを有する作業機械である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一形態において、本発明は、出力を有するICエンジンと、ICエンジンの出力に結合された入力を有するIVTと、対地速度アクチュエータとを含む作業機械を対象とする。対地速度アクチュエータと関連した所望速度センサが、より低い対地速度を示す出力信号を供給する。少なくとも1つの電気処理回路は、IVT入力からICエンジン出力へ逆駆動される正味のトルク伝達が実質的にゼロになるように、センサ出力信号に応じて、IVTの入力/出力(I/O)比を増大させるように構成されている。
【0008】
別の形態において、本発明は、IVTへの入力に結合された出力を有するICエンジンを含む作業機械の動作方法を対象とする。この方法は、作業機械のより遅い対地速度に対応する位置に、対地速度アクチュエータを移動させるステップと、対地速度アクチュエータの位置を検知し、より遅い対地速度を示す出力信号を供給するステップと、検知した出力信号に応じて、IVT入力からICエンジン出力に逆駆動される正味トルク伝達が実質的にゼロとなるように、IVTのI/O比を増大させるステップとを含む。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1は、本発明の作業機械の一実施形態の模式図である。
【0010】
【図2】図2は、本発明の作業機械の動作方法の一実施形態のフローチャートを示す。
【発明を実施するための形態】
【0011】
これより図1を参照すると、本発明の作業機械10の一実施形態の模式図が示されている。作業機械10は、John Deere社のフロント・エンド・ローダのような建設作業機械であることを想定しているが、農業、林業、鉱業、または産業用作業機械のような異なる種類の作業機械とすることができる。
【0012】
作業機械10は、IVT14と結合されているICエンジン12を含み、IVT14は、通例、ICエンジン12のフライホイールまたはフライホイール・ハウジングに直接結合されているか、または離れたところから、IVT入力にICエンジン出力を接続する駆動軸を通じて結合されている。図示の実施形態では、ICエンジン12はディーゼル・エンジンであると仮定するが、ガソリン・エンジン、プロパン・エンジン等とすることもできる。ICエンジン12は、用途に応じて大きさおよび構成を決められる。
【0013】
IVT14は、従来の設計でよく、したがってここでは詳細には説明しない。IVT14の出力は、少なくとも1つの他の下流駆動列部品18と結合されており、一方、下流駆動列部品18は複数の駆動輪20に結合されている。駆動輪20の1つが図1に示されている。勿論、トラック型(track-type)作業車両の場合、駆動列部品22を対地係合トラックと結合すればよいことは認められよう。
【0014】
また、IVT14は出力動力を1つ以上の外部負荷22に供給し、一方、外部負荷22はこれによってICエンジン12に追加の負荷をかける。外部負荷22は、通例、フロント・エンド・ローダ・ブーム(front end loader boom) 、バケット、および操縦(steering)機能、バックホー油圧機能、粒子揚げ卸しオーガ機能、伐木鋸モータ等のように、油圧負荷の形態である。また、ICエンジン12は、1つまたは複数の冷却ファン、空調コンプレッサ、オルタネータ、エア・コンプレッサ、動力を非実施機能(non-implement function)に供給する油圧ポンプのような、補助負荷23に直接動力を供給する。つまり、ICエンジン12にかかる総負荷は、牽引負荷外部油圧負荷、および補助負荷の関数となる。
【0015】
エンジン制御ユニット(ECU)24は、ICエンジン12の動作を電子的に制御し、ICエンジン12の動作と関連のある複数のセンサ(具体的には示さない)と結合されている。例えば、ECU24は、1つ以上の吸気マニフォルド内における空気流速、エンジン速度、クランクシャフト位置、燃料供給速度および/またはタイミング、排気ガス環流(EGR)率、冷却剤温度、油圧、ターボチャージャ・ブレード位置等のような、エンジン制御パラメータを示すセンサと結合することができる。加えて、ECU24は、例えば、対地速度アクチュエータを用いて操作者が入力した指令対地速度、または速度範囲選択レバーを用いて操作者が入力した速度範囲のような、操作者が入力した車両制御パラメータを表す出力信号を、車両制御ユニット(VCU)28から受信することもできる。ECU24は、理論的総エンジン動力を計算し、この値をコントローラ・エリア・ネットワーク(CAN)バス30に流通させる。ECUは、燃料量、燃料噴射タイミング、EGR弁位置等を制御するアクチュエータと結合することもできる。
【0016】
同様に、トランスミッション制御ユニット(TCU)26は、IVT14の動作を電子的に制御し、IVT14の動作と関連のある複数のセンサと結合されている。ECU24およびTCU26は、CANバス36のような、双方向データ流を提供するバス構造によって互いに結合されている。
【0017】
VCU28は、重要な負荷を表す外部負荷22または補助負荷23からの信号を受信することができる。これらの信号は、実際の負荷を表し、外部および補助負荷の計算を可能にすることができる。負荷値は、CANバス30に流通させることができる。
【0018】
ECU24、TCU26、およびVCU26のような種々の電子部品は、有線接続を用いて互いに結合されているように示されているが、ある種の用途には無線接続を用いてもよいことは言うまでもない。
【0019】
操作者は、作業機械10の所望の対地速度に対応する位置に、対地速度アクチュエータ32を移動させる。図示の実施形態では、対地速度アクチュエータは、中立位置に偏倚されているフット・ペダルであると仮定しており、操作者は、フット・ペダルを押下し、所望の対置速度に対応する位置に保持する。しかしながら、対地速度アクチュエータ32は、前進および後進機能双方を含むロッカ型フット・ペダル、またはハンド・レバーのように、異なる構成にすることも可能であることは言うまでもない。
【0020】
先に示したように、対地速度アクチュエータ32は、フット・ペダルの形態とした可動機械要素であると仮定する。フット・ペダルの位置は、所望速度センサ34を用いて電子的に検知され、TCU26に送信される。フット・ペダルの位置を表す出力信号は、作業機械10の対応する所望の対地速度に直接解釈することができる。あるいは、対地速度アクチュエータ32は、実際の機械的連結とすることもでき、IVT14および/またはその他の駆動列部品18に機械的に接続する。更に、所望速度センサ34は、対地速度アクチュエータ32の位置を表す信号を直接VCU28に、次いで作業機械10の所望の対地速度を送信することができる。
【0021】
操作者は、作業機械10の所望の制動度に対応する位置に、ブレーキ・アクチュエータ36を移動させる。図示の実施形態では、ブレーキ・アクチュエータ36は、中立位置に偏倚されているフット・ペダルであると仮定しており、操作者は、フット・ペダルを押下し、所望の減速率に対応する位置に保持する。フット・ペダルの位置は、ブレーキ・センサ38を用いて電子的に検知され、TCU26(あるいは、VCU28)に送信される。フット・ペダルの位置を表す出力信号は、サービス・ブレーキ40の対応する適用圧力に直接解釈することができる。
【0022】
ここで図2を参照して、本発明の作業機械10の動作方法の一実施形態について、更に詳しく説明する。ブロック50において、対地速度アクチュエータ32(例えば、フット・ペダル)を移動させたか否か問い合わせを行う。対地速度アクチュエータ32を移動させていない場合(線52)、待機状態が生ずる。一方、対地速度アクチュエータ32を移動させていた場合(判断ブロック54)、所望の対地速度を上昇させるべきかまたは低下させるべきか判定を行う。対地速度を上昇させる場合(ブロック56)、IVT14のI/O比をそれに応じて調節するだけである。
【0023】
逆に、対地速度を低下させる場合(ブロック58)、IVT14の入力からICエンジン12の出力へ逆駆動される正味のトルク移転がほぼゼロになるまで、IVT14のI/O比を増大させる。このために、TCU26は、ICエンジン12からの出力トルクをECU24を通じて監視し、更に外部および補助負荷をVCU28を通じて監視する。外部および補助負荷の要件をICエンジン12の総出力トルクから推論して、IVT14の正味トルクを判定する。TCU26は、それに応じてIVT14のI/O比を調節して、ICエンジン12からIVT14への正味のトルク移転を実質的にゼロに維持する。これによって、作業機械10は、急激な速度低下を生ずることなく、惰力走行することが可能となり、操作者にとっては一層望ましいと言える。一旦所望の対地速度に達したなら、IVT14のI/O比を調節して、ICエンジン12からIVT14への正のトルク移転によって対地速度を維持できるようにする。
【0024】
判断ブロック54とブロック58との間において、ブロック58に記載する惰力走行モードに入れるべきか否か、あるいは惰力走行モードに入れることなく、単に対地速度を低下させるべきか否か任意に問い合わせることができる。言い換えると、対地速度の所望の下落が、既定した所望の対地速度のしきい値下落を上回る場合(例えば、割合または絶対値での下落)にのみ、惰力走行モードに入ることができる。例えば、作業機械10がコンバインであり、操作者が大豆を収穫していると仮定する。夕方が近づくと、茎が硬くなり始めるのが通例であり、刈り取り機構上にあるナイフの目詰まりを回避するために、対地速度を多少落とす必要がある場合がある。例えば、4.5から4.3mphにコンバインの速度を低下させて走行条件を順応させれば、対地速度に小さな低下があっても、惰力走行モードに入れる必要があるとは思われない。この場合、制御は、判断ブロック54とブロック58との間に入っている任意の判断ブロックから、対地速度低下を実行するためのI/O比調節のブロック56に直接移ることができる。
【0025】
判断ブロック60において、ブレーキ・アクチュエータ36(例えば、ブレーキ・ペダル)が押下されているか否か問い合わせを行う。押下されていない場合、制御は入力を判断ブロック50に戻す(線62)。ブレーキ・アクチュエータ36が押下されている場合、ICエンジン12を逆駆動して(エンジン動作速度(RPM)は上昇する)、作業機械10のエンジンを制動する(ブロック64)ように、IVT14のI/O比を更に増大させる。エンジンの制動によって、サービス・ブレーキ40における熱の発生を防止し、その寿命を長くする。ブレーキ・ペダルを更に押下して追加のエンジン制動を行うと、エンジン速度を最大の所定エンジン速度まで上昇させることができる。
【0026】
判断ブロック66において、エンジン制動に対する最大エンジン速度を超える点まで、ブレーキ・アクチュエータ36が操作者によって更に押下されたか否か問い合わせを行う。押下されていない場合、制御は入力を判断ブロック50に戻す(線68)。ブレーキ・アクチュエータが更に押下されている場合、サービス・ブレーキを適用する(ブロック70)。
【0027】
ブロック64において記載したエンジン制動、およびブロック70において記載したサービス・ブレーキの使用(engagement)について、惰力走行モードに関して先に述べたしきい値依存性と同様のしきい値依存性を利用することも可能である。
【0028】
前述の制御ロジックは、ICエンジン12がON状態にある間(判断ブロック72および線74)繰り返し、ICエンジン12をOFFに切り換えたとき(ブロック76)に終了する。
【0029】
以上、好適な実施形態について説明したが、添付した特許請求の範囲に定めた本発明の範囲から逸脱することなく、種々の修正が可能であることは明らかとなろう。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
作業機械であって、
出力を有する内燃(IC)エンジンと、
前記ICエンジンの出力に結合された入力を有する無限可変トランスミッション(IVT)と、
対地速度アクチュエータと、
前記対地速度アクチュエータと関連しており、より低い対地速度を示す出力信号を供給する所望速度センサと、
前記IVT入力から前記ICエンジン出力へ逆駆動される正味トルク伝達が実質的にゼロになるように、前記センサ出力信号に応じて、前記IVTの入力/出力(I/O)比を増大させるように構成された少なくとも1つの電気処理回路と、
を備えた、作業機械。
【請求項2】
請求項1記載の作業機械であって、ブレーキ・アクチュエータと、該ブレーキ・アクチュエータと関連したブレーキ・センサとを含み、前記ブレーキ・センサは、前記ブレーキ・アクチュエータの作動を指示する第1出力信号を供給し、前記少なくとも1つの電気処理回路は、前記IVT入力が前記ICエンジン出力を逆駆動するように、前記第1出力信号に応じて、前記IVTの前記I/O比を増大させるように構成された、作業機械。
【請求項3】
請求項2記載の作業機械であって、更に、少なくとも1つのサービス・ブレーキを含み、前記ブレーキ・センサは、前記ブレーキ・アクチュエータの別の作動を指示する第2出力信号を供給し、前記少なくとも1つの電気処理回路は、前記第2出力信号に応じて、前記サービス・ブレーキを作動させるように構成された、作業機械。
【請求項4】
請求項2記載の作業機械において、前記ブレーキ・アクチュエータはブレーキ・ペダルを含む、作業機械。
【請求項5】
請求項1記載の作業機械において、前記対地速度アクチュエータは、フット・ペダルおよびハンド・レバーの内の1つを含む、作業機械。
【請求項6】
請求項1記載の作業機械において、前記少なくとも1つの電気処理回路は、前記ICエンジンと関連したエンジン制御ユニット(ECU)と、前記IVTと関連したトランスミッション制御ユニット(TCU)とを備えており、前記TCUが前記IVTの前記I/O比を制御する、作業機械。
【請求項7】
無限可変トランスミッション(IVT)への入力に結合された出力を有する内燃(IC)エンジンを含む作業機械の動作方法であって、
前記作業機械のより遅い対地速度に対応する位置に、対地速度アクチュエータを移動させるステップと、
前記対地速度アクチュエータの前記位置を検知し、前記より遅い対地速度を示す出力信号を供給するステップと、
前記IVT入力から前記ICエンジン出力に逆駆動される正味トルク伝達が実質的にゼロとなるように、前記検知した出力信号に応じて、前記IVTの入力/出力(I/O)比を増大させるステップと、
を備えた、方法。
【請求項8】
請求項7記載の作業機械の動作方法であって、
ブレーキ・アクチュエータを作動させるステップと、
前記ブレーキ・アクチュエータの前記作動を検知し、前記ブレーキ・アクチュエータの作動を示す第1出力信号を供給するステップと、
前記IVT入力が前記ICエンジン出力を逆駆動するように、前記第1出力信号に応じて、前記IVTの前記I/O比を増大させるステップと、
を含む、方法。
【請求項9】
請求項8記載の作業機械の動作方法であって、更に、
前記ブレーキ・アクチュエータの更に別の作動を検知し、前記ブレーキ・アクチュエータの前記更に別の作動を示す第2出力信号を供給するステップと、
前記第2出力信号に応じて、少なくとも1つのサービス・ブレーキを作動させるステップと、
を備えた、方法。
【請求項10】
請求項8記載の作業機械の動作方法において、前記ブレーキ・アクチュエータはブレーキ・ペダルを含む、作業機械。
【請求項11】
請求項7記載の作業機械の動作方法において、前記対地速度アクチュエータは、フット・ペダルおよびハンド・レバーの内の1つを含む、方法。
【請求項12】
請求項7記載の作業機械の動作方法において、前記I/O比を増大させる前記ステップは、前記ICエンジンと関連したエンジン制御ユニット(ECU)と前記IVTと関連したトランスミッション制御ユニット(TCU)とを用いて実行し、前記TCUが前記IVTの前記I/O比を制御する、方法。
【請求項13】
作業機械であって、
出力を有する内燃(IC)エンジンと、
前記ICエンジンの出力に結合された入力を有する無限可変トランスミッション(IVT)と、
ブレーキ・アクチュエータと、
前記ブレーキ・アクチュエータと関連したブレーキ・センサであって、前記ブレーキ・アクチュエータの作動を示す第1出力信号を供給する、ブレーキ・センサと、
前記IVT入力が前記ICエンジン出力を逆駆動するように、前記第1出力信号に応じて、前記IVTの入力/出力(I/O)比を増大させるように構成された、少なくとも1つの電気処理回路と、
を備えた、作業機械。
【請求項14】
請求項13記載の作業機械であって、更に、少なくとも1つのサービス・ブレーキを含み、前記ブレーキ・センサは、前記ブレーキ・アクチュエータの更に別の作動を示す第2出力信号を供給し、前記少なくとも1つの電気処理回路は、前記第2出力信号に応じて、前記サービス・ブレーキを作動させるように構成された、作業機械。
【請求項15】
請求項13記載の作業機械において、前記ブレーキ・アクチュエータは、ブレーキ・ペダルを含む、作業機械。
【請求項16】
請求項13記載の作業機械において、前記少なくとも1つの電気処理回路は、前記ICエンジンと関連したエンジン制御ユニット(ECU)と、前記IVTと関連したトランスミッション制御ユニット(TCU)とを含み、前記TCUが前記IVTの前記I/O比を制御する、作業機械。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2009−138940(P2009−138940A)
【公開日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2008−309239(P2008−309239)
【出願日】平成20年12月4日(2008.12.4)
【出願人】(591005165)ディーア・アンド・カンパニー (109)
【氏名又は名称原語表記】DEERE AND COMPANY
【Fターム(参考)】