説明

5HT6受容体を調節する新規な8−スルホニルアミノ−3アミノ置換クロマンまたはテトラヒドロナフタレン誘導体

本発明は式I
【化1】


(式中、R1〜R12、P、X、Qおよびnは式Iで定義された通りである)の新規化合物、あるいはその塩、溶媒和物または溶媒和塩、それらの製造法、それらの製造に使用される新規中間体、前記化合物を含有する医薬製剤および治療における前記化合物の使用に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は新規化合物、前記化合物を含有する医薬製剤および前記化合物の治療での使用に関する。本発明はさらに前記化合物の製造法およびその製造における中間体としての使用に関する。
【背景技術】
【0002】
セロトニン(5−ヒドロキシ−トリプタミン)(5−HT)受容体は不安、睡眠調節、攻撃、摂食および抑うつのような多くの生理的および病理的機能において重要な役割をする。5−HT受容体は全身に分布し、異なる特性を有する7個の異なるサブタイプの5−HT受容体、すなわち5−HT1〜5−HT7に分類される。
【0003】
5−HT6受容体は主に中枢神経系(CNS)に存在する。インシトゥハイブリダイゼーション研究からラット脳の5−HT6受容体は線条体、側坐核、嗅結節および海馬体のような領域に局在することが知られている(WardらのNeuroscience, 64, 第1105〜1111頁(1995年))。
【0004】
科学的調査は特に様々なCNS疾患に関して5−HT6受容体のモジュレーターの潜在的な治療的使用を明らかにしている。コリン作動性伝達を促進するために5−HT6受容体の機能を遮断することはわかっている(BentleyらのBr J Pharmacol 126:1537〜1542(1999年);RiemerらのJ Med Chem 46, 1273〜1276)。5−HT6アンタゴニストはまた、インビボでムスカリン性拮抗薬スコポラミンにより誘発される認知モデルの認知欠損を回復に向かわせることがわかっている(WoolleyらのPhychopharmacolgy, 170, 358〜367(2003年);FoleyらのNeuropsychopharmacology, 29, 93〜100(2004年))。
【0005】
研究から5−HT6アンタゴニストは前頭皮質および背側海馬のグルタミン酸およびアスパラギン酸、並びに前頭皮質のアセチルコリン量を増加させることがわかっている。これらの神経化学物質は記憶力および認知に関与することが知られている(DawsonらのNeuropsychopharmacology., 25(5), 第662〜668頁(2001年);GerardらのBrain Res., 746, 第207〜219頁(1997年);RiemerらのJ Med Chem 46(7), 第1273〜1276頁(2003年))。
アセチルコリンステラーゼ阻害剤はCNSのアセチルコリン量を増加させ、アルツハイマー病のような認知障害の治療において使用される。したがって、5−HT6アンタゴニストは認知障害の治療において使用することができる。
【0006】
研究から5−HT6アンタゴニストは内側前頭前皮質のドーパミンおよびノルアドレナリンの量を増加させることもわかっている(LacroixらのSynapse 51, 158〜164(2004年))。さらに、5−HT6受容体アンタゴニストは注意セットの転換タスクのパフォーマンスを改善することがわかっている(HatcherらのPsychopharmacology 181(2):253〜9(2005年))。したがって、5−HT6リガンドは統合失調症のような認知欠損が特徴である疾患の治療において有用であると予想される。幾つかの抗うつ剤および非定型抗精神病薬は5−HT6受容体に結合し、このことはそれらの活性プロファイルで一要因となりうる(RothらのJ. Pharm. Exp. Therapeut., 268, 1402〜1420(1994年);SleightらのExp. Opin. Ther. Patents, 8, 1217〜1224(1998年);KohenらのJ. Neurochem., 66(1), 第47〜56頁(1996年);SleightらのBrit. J. Pharmacol., 124, 第556〜562頁(1998年);BoursonらのBrit. J. Pharmacol., 125, 第1562〜1566頁(1998年))。
【0007】
SteanらのBrit. J. Pharmacol. 127 Proc. Supplement 131P(1999年)はてんかんの治療における5−HT6モジュレーターの潜在的な使用を開示している。5−HT6受容体はまた、全般性のストレスおよび不安状態に関係している(YoshiokaらのLife Sciences, 62, 17/18,
第1473〜1477頁(1998年))。5−HT6アゴニストは不安症と関係のある脳領域のGABA量を増加させ、強迫性障害の予測モデルで陽性の効果を示すことがわかっている(SchechterらのNeuroRx., 2(4):590〜611(2005年10月))。したがって、この受容体に対するモジュレーターの使用は幅広いCNS疾患について期待される。
【0008】
PullagurlaらのPharmacol Biochem Behav., 78(2):263〜8(2004年)はドーパミン伝達に異常のある疾患における5−HT6アンタゴニストの潜在的な使用を開示しており、例えば5−HT6アンタゴニストおよびドーパミン促進剤、例えばレボドーパ/カルビドーパまたはアマンチジンの併用はドーパミン促進剤単独と比較して有利であると予想される。
【0009】
さらに、ラットでの5−HT6受容体モジュレーターの使用による摂餌量の減少が報告されている(BentleyらのBr. J. Pharmacol. Suppl. 126, P66(1999年);BentleyらのJ. Psychopharmacol. Supl. A64, 255(1997年);PendharkarらのSociety for Neuroscience(2005年))。したがって、5−HT6受容体モジュレーターはまた、摂食障害、例えば拒食症、肥満症、過食症および同様の疾患、さらに2型糖尿病の治療において有用である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の目的は5−ヒドロキシ−トリプタミン6受容体の調節活性を示す化合物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は式I
【化1】

[式中、PはC6-10アリールC0-6アルキル、C5-11ヘテロアリールC0-6アルキル、C3-7シクロアルキルC0-6アルキル、C3-7ヘテロシクロアルキルC0-6アルキルまたはC2-10アルキルであり;
R1は水素、ヒドロキシ、ハロゲン、C1-10アルキル、C2-10アルケニル、C2-10アルキニル、C1-10アルコキシ、N(R11)2、C6-10アリールC0-6アルキル、C5-11ヘテロアリールC0-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6ハロアルキルO、R7OC0-6アルキル、シアノ、NO2、SR7、R7SO2C0-4アルキル、SOR7、R7CON(R8)C0-4アルキル、N(R8)SO2R7、COR7、COOR8、OSO2R7、(R8)2NCOC0-6アルキル、オキソまたはSO2N(R8)2であり;
nは0、1、2、3、4または5であり;
Xは単結合、C1-3アルキルまたはNR6であるか、あるいはXはヘテロアルキルまたはC5-11ヘテロアリールのNであり、あるいは
N、SO2、XおよびPは一緒になってC8-11ヘテロアリールまたはC8-11ビシクロへテロアルキルを形成し;
QはCHまたはOであり;
R2は水素、ヒドロキシ、ハロゲン、C1-10アルキル、C2-10アルケニル、C2-10アルキニル、C1-10アルコキシ、N(R11)2、C6-10アリールC0-6アルキル、C5-6ヘテロアリールC0-6
アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6ハロアルキルO、R7OC0-6アルキル、シアノ、SR7、SO2R8、SOR7、NCOR7、NR8SO2R7、COR7、COOR7、OSO2R7、CON(R8)2またはSO2N(R8)2であり;
R3は水素、ヒドロキシ、ハロゲン、C1-10アルキル、C2-10アルケニル、C2-10アルキニル、C1-10アルコキシ、N(R11)2、C6-10アリールC0-6アルキル、C5-6ヘテロアリールC0-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6ハロアルキルO、R7OC0-6アルキル、シアノ、SR7、SO2R7、SOR7、N(R8)COR7、N(R8)SO2R7、COR7、COOR7、OSO2R7、CON(R8)2またはSO2N(R8)2であり;
R4およびR5は独立して水素、C1-5アルキル、C1-5ハロアルキル、C2-5アルケニル、C2-5アルキニル、C3-6シクロアルキル、C5-6アリールC1-2アルキルおよびC5-6ヘテロアリールC1-2アルキルから選択され、さらに独立してハロゲン、ヒドロキシル、シアノおよびC1-5アルコキシから選択される1個またはそれ以上の基により置換されてもよく、あるいは
R4およびR5は一緒になってC3-7ヘテロシクロアルキルを形成し、さらにR4およびR5は独立して水素、ハロゲン、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C5-6アリール、C5-6ヘテロアリール、COR12、SO2R12、OR12、シアノ、SO2N(R11)2およびβまたはγ位で置換されるオキソから選択される1個またはそれ以上の基により置換されてもよく;
R6は水素、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、R7OC1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6シアノアルキル、(R11)2NCOC0-6アルキルまたはR12SO2C1-6アルキルであり;
R7はC1-10アルキル、C1-6ハロアルキル、C6-10アリールC0-6アルキル、C5-6ヘテロアリールC0-6アルキル、C3-7シクロアルキルC0-6アルキルまたはC1-6アルコキシC6-10アリールであり;
R8は水素、C1-10アルキル、C3-7シクロアルキルC0-6アルキル、C6-10アリールC0-6アルキル、C1-6ハロアルキルまたはC5-6ヘテロアリールC0-6アルキルであるか、あるいは
R7およびR8は一緒になってC5-6ヘテロアリールまたはC3-7ヘテロシクロアルキルを形成し、ここでR1、R7およびR8のアリールおよびヘテロアリールは独立して水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C1-6ハロアルキル、シアノ、アルキル、OR12、オキソ、C1-5アルコキシ、SOR12、SR11、CON(R11)2、N(R11)COR12、SO2R12、N(R11)2およびCOR12から選択される1個またはそれ以上の基により置換されてもよく;
R9は水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、C1-6ハロアルコキシ、C1-6ハロアルキル、C1-6アルキルまたはCOR12であり;
R10は水素、C1-6アルキル、C1-6アルコキシまたはC1-6ハロアルキルであり;
R11は水素、C1-6アルキルまたはC1-6ハロアルキルであり;そして
R12はC1-6アルキルまたはC1-6ハロアルキルであるか、あるいは
R11およびR12は一緒になってC3-7シクロアルキルまたはC3-7ヘテロシクロアルキルを形成し、ここでR11およびR12は独立して水素、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、C1-3アルキル、C1-3アルコキシおよびC1-3ハロアルキルから選択される1個またはそれ以上の基により置換される]の化合物、あるいはその塩、溶媒和物または溶媒和塩を提供する。
【0012】
本発明の他の態様は式I[式中、PはC6-10アリールC0-6アルキル、C5-11ヘテロアリールC0-6アルキル、C3-7シクロアルキルC0-6アルキルまたはC2-10アルキルであり;
R1は水素、ヒドロキシ、ハロゲン、C1-10アルキル、C1-10アルコキシ、C6-10アリールC0-6アルキル、C5-11ヘテロアリールC0-6アルキル、C1-6ハロアルキル、R7OC0-6アルキル、NO2、R7SO2C0-4アルキル、R7CON(R8)C0-4アルキル、COR7またはSO2N(R8)2であり;
nは0、1、2、3または4であり;
Xは単結合またはNR6であり;
QはCHまたはOであり;
R2は水素であり;
R3はハロゲンまたはC1-10アルコキシであり;
R4およびR5は独立して水素またはC1-5アルキルから選択されるか、あるいは
R4およびR5は一緒になってC3-7ヘテロシクロアルキルを形成し;
R6は水素であり;
R7はC1-10アルキル、C1-6ハロアルキル、C6-10アリールC0-6アルキル、C3-7シクロアルキルC0-6アルキルまたはC1-6アルコキシC6-10アリールであり;
R8は水素、C1-10アルキル、C6-10アリールC0-6アルキルまたはC1-6ハロアルキルであり、ここでR1、R7およびR8のアリールおよびヘテロアリールは独立して水素、ハロゲン、C1-6ハロアルキル、シアノ、C1-5アルコキシまたはSR11から選択される1個またはそれ以上の基により置換されてもよく;
R9は水素であり;そして
R10は水素である]
の化合物、あるいはその塩、溶媒和物または溶媒和塩に関する。
【0013】
本発明の他の態様において、Pはフェニル、ナフチルまたはテトラリニルである。
【0014】
本発明のさらに他の態様において、Pはピリジニル、ピロリル、ベンゾジオキサニル、メチルピリジニル、ベンゾフリル、チオフェニル、チオイミダゾリル、ベンゾチアイミダゾリル、ベンゾフラザニル、チアゾリルピラゾリル、イミダゾリル、メチルフェニル、インドリニル、ベンゾピロリジニル、キノリン、イソキノリン、チアゾリル、イミダゾチアゾリル、フリル、エチル、シクロプロピル、チエニルまたはエチルナフチルである。
【0015】
一態様において、Pはクロマンまたはインダンである。
【0016】
本発明の他の態様において、 Pは0、1、2、3または4個のR1基で置換され、そのR1置換基の数はnで表示される。本発明の他の態様において、nは0、1、2または3である。
【0017】
Pが2個以上のR1基で置換される場合、R1置換基は同じであるか、または異なっていると理解される。
【0018】
本発明の他の態様において、R1は水素、クロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、メチル、エチル、i−プロピル、n−プロピル、n−ブチル、t−ブチル、フェノキシ、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ピリジニル、イソオキサゾール、ベンゾオキサゾリル、チオフェニル、メチルCON、フェニルNCOメチル、フェニルSO2エチル、ニトロ、フェニルSO2、メチルSO2、NH2SO2、フェニル、シアノ、COOメチル、ピリミジル、ピラゾリル、COメチルまたはヒドロキシである。
【0019】
他の態様において、R1はC1-6ハロアルキル、C1-6ハロアルキルOまたはNCOハロメチルである。さらに他の態様において、R1はフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメトキシである。
【0020】
本発明の一態様において、R3はハロゲン、メトキシ、エトキシまたはプロポキシである。他の態様において、R3はC1-6ハロアルキルまたはC1-6ハロアルキルOである。さらに他の態様において、R3はフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメトキシである。
【0021】
別の態様において、Xは結合である。他の態様において、XはNHである。さらに別の態様において、Xは単環式または二環式のC5-11ヘテロアルキルまたはC8-12ヘテロアリールのNである。一態様において、Xはインドール、インドリン、テトラヒドロキノリン、テトラヒドロイソキノリン、ベンゾオキサゼピン、イソインドリンまたはベンズアゼピンのNである。
【0022】
本発明の一態様において、R4およびR5は独立してC1-3アルキルおよびC1-3ハロアルキルから選択される。他の態様において、R4およびR5は独立して水素、メチル、エチル、i−プロピル、n−プロピルおよびフルオロエチルから選択される。
【0023】
別の態様において、R4およびR5は一緒になってC3-7ヘテロシクロアルキル環を形成する。さらに別の態様において、R4およびR5は一緒になってピロリジンを形成する。
【0024】
他の態様において、R4およびR5は一緒になってモルホリン、場合によりラクタム窒素上で置換されるアミノラクタム、またはN−置換ピペラジンを形成し、ここでピペラジン窒素上の置換基は独立して水素、C1-6アルキル、C5-6アリール、C5-6ヘテロアリール、COR7、SO2R7およびSO2N(R8)R6から選択することができる。
【0025】
本発明の他の態様は、
(3R)−5−メトキシ−N,N−ジメチル−8−[(フェニルスルホニル)アミノ]クロマン−3−アンモニウムアセテート、
(3R)−8−{[(4−クロロフェニル)スルホニル]アミノ}−5−メトキシ−N,N−ジメチルクロマン−3−アンモニウムアセテート、
3−ブロモ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ビフェニル−4−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−メトキシ−4−メチルベンゼンスルホンアミド、
6−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]イミダゾ[2,1−b][1,3]チアゾール−5−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−(メチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド、
5−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−3−メチル−1−ベンゾチオフェン−2−スルホンアミド、
7−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2,1,3−ベンゾオキサジアゾール−4−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−3−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−スルホンアミド、
3−(2−クロロフェノキシ)−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
4,5−ジクロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]チオフェン−2−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−(1−ナフチル)エタンスルホンアミド、
4−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ナフタレン−1−スルホンアミド、
4'−シアノ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−1,1'−ビフェニル−2−スルホンアミド、
【0026】
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−5−ピリジン−2−イルチオフェン−2−スルホンアミド、
N−[3−({[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]アミノ}スルホニル)フェニル]アセトアミド、
1−アセチル−5−ブロモ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]インドリン−6−スルホンアミド、
4−シアノ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−プロピルベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ナフタレン−2−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−メチルベンゼンスルホンアミド、
4−ブロモ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
3−ブロモ−5−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]チオフェン−2−スルホンアミド、
4−t−ブチル−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−メトキシベンゼンスルホンアミド、
2−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[4−({[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]アミノ}スルホニル)フェニル]アセトアミド、
2−ブロモ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
【0027】
N−{[5−({[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]アミノ}スルホニル)チエン−2−イル]メチル}ベンズアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−エチルベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−ニトロベンゼンスルホンアミド、
2−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−メチル−3−ニトロベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ナフタレン−1−スルホンアミド、
4−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−3−ニトロベンゼンスルホンアミド、
4−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
2,4−ジクロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[5−({[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]アミノ}スルホニル)−4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アセトアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]チオフェン−2−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−ニトロベンゼンスルホンアミド、
3,5−ジクロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−ヒドロキシベンゼンスルホンアミド、
【0028】
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−3−ニトロベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2,5−ジメトキシベンゼンスルホンアミド、
4,5−ジブロモ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]チオフェン−2−スルホンアミド、
5−ブロモ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−メトキシベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−5−(フェニルスルホニル)チオフェン−2−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−5−[1−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]チオフェン−2−スルホンアミド、
2−シアノ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
5−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−3,5−ジメチルイソキサゾール−4−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−5−イソオキサゾール−3−イルチオフェン−2−スルホンアミド、
メチル3−({[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]アミノ}スルホニル)チオフェン−2−カルボキシレート、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−フェノキシベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド、
【0029】
2,6−ジクロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2,6−ジフルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−メチル−5−ニトロベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−t−ペンチルベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−3,4,5−トリメトキシベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−3−メチルベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド、
4−ブロモ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−フルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−メチル−4−ニトロベンゼンスルホンアミド、
3−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
2−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−フルオロベンゼンスルホンアミド、
3−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−フルオロベンゼンスルホンアミド、
2−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−1−フェニルメタンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2,4−ジフルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−5−フルオロ−2−メチルベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド、
【0030】
2,5−ジクロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
2,4,6−トリクロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
3−ブロモ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
3−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−メチルベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2,3,5,6−テトラメチルベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−フルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−フルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド、
2,5−ジクロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]チオフェン−3−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−3,4−ジメトキシベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2,5−ジメチルベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−3−メトキシベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−[2−(フェニルスルホニル)エチル]ベンゼンスルホンアミド、
8−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ナフタレン−2−スルホンアミド、
N−[4−({[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]アミノ}スルホニル)フェニル]−2,2,2−トリフルオロアセトアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−(フェニルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド、
【0031】
7−ブロモ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ナフタレン−1−スルホンアミド、
4−(1,3−ベンゾオキサゾール−2−イル)−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−メチルナフタレン−1−スルホンアミド、
5−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ナフタレン−2−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]チオフェン−3−スルホンアミド、
2−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−(メチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド、
4−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−1,1'−ビフェニル−4−スルホンアミド、
2−クロロ−4−シアノ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
3−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−メチルベンゼンスルホンアミド、
4−ブロモ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−メチルベンゼンスルホンアミド、
4−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2,5−ジメチルベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2,3,4−トリフルオロベンゼンスルホンアミド、
【0032】
4−ブチル−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
1−(3−クロロフェニル)−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]メタンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2,4,5−トリフルオロベンゼンスルホンアミド、
メチル4−({[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]アミノ}スルホニル)−2,5−ジメチル−3−フロエート、
5−ブロモ−6−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ピリジン−3−スルホンアミド、
3−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−5−フルオロ−2−メチルベンゼンスルホンアミド、
4−ブロモ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−エチルベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−6−フェノキシピリジン−3−スルホンアミド、
2,3,4−トリクロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
4−ブロモ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−1,1'−ビフェニル−3−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−1,1'−ビフェニル−2−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−1−ピリジン−3−イルメタンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2,2−ジフェニルエタンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−1−ベンゾフラン−2−スルホンアミド、
【0033】
4−クロロ−N1−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼン−1,3−ジスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−ペンチルベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−3−(2−メトキシフェノキシ)ベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4'−メトキシ−1,1'−ビフェニル−3−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]シクロプロパンスルホンアミド、
1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]メタンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−フルオロナフタレン−1−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−3,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−3−フルオロ−4−メトキシベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−5−[2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル]チオフェン−2−スルホンアミド、
1−[3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−1H−ピロール−2−スルホンアミド、
2,6−ジクロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]チオフェン−2−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−5−[5−(トリフルオロメチル)イソオキサゾール−3−イル]チオフェン−2−スルホンアミド、
【0034】
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2,4,6−トリフルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−5−イソオキサゾール−5−イルチオフェン−2−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−1−(3−ニトロフェニル)メタンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−5−メチル−2,1,3−ベンゾチアジアゾール4−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−5−フルオロ−3−メチル−1−ベンゾチオフェン−2−スルホンアミド、
2,3−ジクロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−メトキシベンゼンスルホンアミド、
1−(4−クロロフェニル)−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]メタンスルホンアミド、
2,3−ジクロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
5−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]チオフェン−2−スルホンアミド、
2−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−6−メチルベンゼンスルホンアミド、
3,4−ジクロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
3,5−ジクロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
【0035】
4−(3−クロロ−2−シアノフェノキシ)−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
5−ブロモ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]チオフェン−2−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−イソプロピルベンゼンスルホンアミド、
4−ブロモ−5−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]チオフェン−2−スルホンアミド、
5−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−メトキシベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−3−フルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[2−クロロ−4−({[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]アミノ}スルホニル)フェニル]アセトアミド、
2,4−ジクロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−5−メチルベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−スルホンアミド、
2,4−ジクロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−6−メチルベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−3,4−ジフルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−メチルベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−ヨードベンゼンスルホンアミド、
3−クロロ−N−[(3R)−5−メトキシ−3−ピロリジン−1−イル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−メチルベンゼンスルホンアミドおよび
5−クロロ−N−[(3R)−5−メトキシ−3−ピロリジン−1−イル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ナフタレン−2−スルホンアミド
からなる群より選択される化合物、あるいはその塩、溶媒和物または溶媒和塩に関する。
【0036】
本発明の別の態様は、
(2S)−5−{[(3−ブロモフェニル)スルホニル]アミノ}−N,N−ジメチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−アンモニウムアセテート、
N−[(6S)−4−ブロモ−6−(ジメチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−4−ブロモ−6−(ジメチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−3−クロロ−4−フルオロベンゼンスルホンアミド、
4−ブロモ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−エチルベンゼンスルホンアミド、
5−ブロモ−6−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ピリジン−3−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1,1'−ビフェニル−2−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1−ピリジン−3−イルメタンスルホンアミド、
4−クロロ−N1−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼン−1,3−ジスルホンアミド、
5−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ナフタレン−1−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−5−フルオロ−3−メチル−1−ベンゾチオフェン−2−スルホンアミド、
1−(4−クロロフェニル)−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メタンスルホンアミド、
2−クロロ−4−シアノ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
6−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]イミダゾ[2,1−b][1,3]チアゾール−5−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−(メチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド、
【0037】
7−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2,1,3−ベンゾオキサジアゾール−4−スルホンアミド、
4,5−ジブロモ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]チオフェン−2−スルホンアミド、
5−ブロモ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−メトキシベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−フェノキシベンゼンスルホンアミド、
1−アセチル−5−ブロモ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]インドリン−6−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−プロピルベンゼンスルホンアミド、
4−シアノ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
5−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]チオフェン−2−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ナフタレン−2−スルホンアミド、
3−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−メチルベンゼンスルホンアミド、
4−ブロモ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−メチルベンゼンスルホンアミド、
4−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2,5−ジメチルベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2,3,4−トリフルオロベンゼンスルホンアミド、
1−(3−クロロフェニル)−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メタンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2,4,5−トリフルオロベンゼンスルホンアミド、
【0038】
3−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−5−フルオロ−2−メチルベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−6−フェノキシピリジン−3−スルホンアミド、
4−ブロモ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1−ピリジン−2−イルメタンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1,1'−ビフェニル−3−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1−ベンゾフラン−2−スルホンアミド、
4−クロロ−N1−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼン−1,3−ジスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−3−(2−メトキシフェノキシ)ベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4'−メトキシ−1,1'−ビフェニル−3−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]シクロプロパンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−フルオロナフタレン−1−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−3,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−3−フルオロ−4−メトキシベンゼンスルホンアミド、
1−[3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1H−ピロール−2−スルホンアミド、
【0039】
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−5−[5−(トリフルオロメチル)イソオキサゾール−3−イル]チオフェン−2−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2,4,6−トリフルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−5−イソオキサゾール−5−イルチオフェン−2−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1−(3−ニトロフェニル)メタンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド、
2,3−ジクロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−メトキシベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−メチルベンゼンスルホンアミド、
5−(ジメチルアミノ)−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ナフタレン−1−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−ニトロベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−ニトロベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−3,4,5−トリメトキシベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1−フェニルメタンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−フルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−イソプロピルベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−ヨードベンゼンスルホンアミド、
【0040】
3−ブロモ−5−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]チオフェン−2−スルホンアミド、
4−t−ブチル−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−メトキシベンゼンスルホンアミド、
2−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[4−({[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]アミノ}スルホニル)フェニル]アセトアミド、
2−ブロモ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
N−{[5−({[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]アミノ}スルホニル)チエン−2−イル]メチル}ベンズアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−エチルベンゼンスルホンアミド、
2−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−メチル−3−ニトロベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ナフタレン−1−スルホンアミド、
4−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−3−ニトロベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド、
4−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
【0041】
2,4−ジクロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[5−({[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]アミノ}スルホニル)−4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アセトアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]チオフェン−2−スルホンアミド、
3,5−ジクロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−ヒドロキシベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−3−ニトロベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2,5−ジメトキシベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−5−(フェニルスルホニル)チオフェン−2−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−5−ピリジン−2−イルチオフェン−2−スルホンアミド、
2−シアノ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
5−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−5−イソオキサゾール−3−イルチオフェン−2−スルホンアミド、
メチル3−({[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]アミノ}スルホニル)チオフェン−2−カルボキシレート、
【0042】
2,6−ジクロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2,6−ジフルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−メチル−5−ニトロベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−3−メチルベンゼンスルホンアミド、
4−ブロモ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−フルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[3−({[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]アミノ}スルホニル)フェニル]アセトアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−メチル−4−ニトロベンゼンスルホンアミド、
3−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
2−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−フルオロベンゼンスルホンアミド、
3−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−フルオロベンゼンスルホンアミド、
2−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2,4−ジフルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−5−フルオロ−2−メチルベンゼンスルホンアミド、
2,5−ジクロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
3−ブロモ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
3−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−メチルベンゼンスルホンアミド、
【0043】
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−フルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド、
2,5−ジクロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]チオフェン−3−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−3,4−ジメトキシベンゼンスルホンアミド、
2,3−ジクロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
2−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−6−メチルベンゼンスルホンアミド、
3,4−ジクロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
3,5−ジクロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
5−ブロモ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]チオフェン−2−スルホンアミド、
4−ブロモ−5−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]チオフェン−2−スルホンアミド、
5−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−メトキシベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−3−フルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[2−クロロ−4−({[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]アミノ}スルホニル)フェニル]アセトアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−3,4−ジフルオロベンゼンスルホンアミド、
【0044】
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−メチルベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2,5−ジメチルベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−3−メトキシベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド、
4−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ナフタレン−1−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−[2−(フェニルスルホニル)エチル]ベンゼンスルホンアミド、
8−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ナフタレン−2−スルホンアミド、
N−[4−({[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]アミノ}スルホニル)フェニル]−2,2,2−トリフルオロアセトアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−(フェニルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド、
7−ブロモ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ナフタレン−1−スルホンアミド、
4−(1,3−ベンゾオキサゾール−2−イル)−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−メチルナフタレン−1−スルホンアミド、
5−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ナフタレン−2−スルホンアミド、
4'−シアノ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1,1'−ビフェニル−2−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]チオフェン−3−スルホンアミド、
【0045】
2−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−(メチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド、
4−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1,1'−ビフェニル−4−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−メトキシ−4−メチルベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−4−メトキシ−6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ピリジン−3−スルホンアミド、
3,5−ジクロロ−N−[(6S)−4−メトキシ−6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−4−メトキシ−6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]キノリン−8−スルホンアミド、
N−[(6S)−4−メトキシ−6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ナフタレン−1−スルホンアミド、
4'−クロロ−N−[(6S)−4−メトキシ−6−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ビフェニル−2−スルホンアミド、
4'−クロロ−N−[(6S)−4−メトキシ−6−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−N−メチルビフェニル−2−スルホンアミド、
N−[(6S)−4−メトキシ−6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ナフタレン−1−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]キノリン−8−スルホンアミド、
4'−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ビフェニル−2−スルホンアミドおよび
4'−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−N−メチルビフェニル−2−スルホンアミド
からなる群より選択される化合物、あるいはその塩、溶媒和物または溶媒和塩に関する。
【0046】
本発明を説明するために本明細書および特許請求の範囲で使用される様々な用語の定義を下記に挙げる。
【0047】
誤解を避けるために、本明細書において基が「前記で定義された」または「上記で定義された」により修飾される場合、当該基は最初に提示された幅広い定義および当該基についての他の定義のそれぞれすべてを包含すると理解される。
【0048】
誤解を避けるために、本明細書において「C1-6」は1、2、3、4、5または6個の炭素原子を有する炭素基を意味すると理解される。
【0049】
本明細書において、特に断りがなければ「アルキル」なる用語は直鎖および分枝鎖のアルキル基を包含し、例えばメチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、s−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、i−ペンチル、ネオ−ペンチル、n−ヘキシルまたはi−ヘキシルであるが、これらに限定されない。
「C1-4アルキル」なる用語は1〜4個の炭素原子を有し、例えばメチル、エチル、n−プロピル、i−プロピルまたはt−ブチルであるが、これらに限定されない。
【0050】
「C0」なる用語は結合または存在しないことを意味する。例えば、「アリールC0アルキル」は「アリール」と同等であり、また「C2アルキルOC0アルキル」は「C2アルキルO」と同等である。
【0051】
本明細書において、特に断りがなければ「アルケニル」なる用語は直鎖および分枝鎖のアルケニル基を包含する。「C2-6アルケニル」なる用語は2〜6個の炭素原子および1個または2個の二重結合を有し、例えばビニル、アリル、プロペニル、ブテニル、クロチル、ペンテニルまたはヘキセニルであるが、これらに限定されない。ブテニル基は例えばブテン−2−イル、ブテン−3−イルまたはブテン−4−イルである。
【0052】
本明細書において、特に断りがなければ「アルキニル」なる用語は直鎖および分枝鎖のアルキニル基を包含する。「C2-6アルキニル」なる用語は2〜6個の炭素原子および1個または2個の三重結合を有し、例えばエチニル、プロパルギル、ペンチニルまたはヘキシニルであるが、これらに限定されない。ブチニル基は例えばブチン−3−イルまたはブチン−4−イルである。
【0053】
「アルコキシ」なる用語は特に断りがなければ一般式−O−Rの基を意味し、ここでRは炭化水素基から選択される。「アルコキシ」なる用語はメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、t−ブトキシ、イソブトキシ、シクロプロピルメトキシ、アリルオキシまたはプロパルギルオキシを包含するが、これらに限定されない。
【0054】
本明細書において、特に断りがなければ「アミン」または「アミノ」なる用語は一般式−NRR'の基を意味し、ここでRおよびR'は独立して水素または炭化水素基から選択される。
【0055】
本明細書において、特に断りがなければ「シクロアルキル」なる用語は場合により置換される部分的または完全に飽和の環状炭化水素環系を意味する。「C3-7シクロアルキル」なる用語はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロへキシル、シクロへプチルまたはシクロペンテニルを意味するが、これらに限定されない。
【0056】
「ヘテロシクロアルキル」なる用語は少なくとも1個の環および少なくとも1個のヘテロ原子を含有する、3〜7員環の部分的または完全に飽和の非芳香族炭化水素基を意味する。前記複素環の例はピロリジニル、ピロリジノニル、ピペリジニル、イソキサゾリル、(1,3)−チアゾリル、ピペラジニル、モルホリニル、オキサゾリル、2−オキサゾリドニルまたはテトラヒドロフラニルであるが、これらに限定されない。
【0057】
本明細書において、特に断りがなければ「アリール」なる用語は少なくとも1個の 不飽和芳香族環を有し、場合により置換される単環式または二環式の炭化水素環系を意味する。「アリール」の例はフェニル、ナフチルまたはテトラリニルであるが、これらに限定されない。
【0058】
本明細書において、特に断りがなければ「ヘテロアリール」なる用語は少なくとも1個の不飽和芳香環を有し、さらに独立してN、OまたはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含有し、場合により置換される単環式または二環式の炭化水素環系を意味する。「ヘテロアリール」の例はピリジニル、ピロリル、フリル、チエニル、イミダゾリル、イミダゾ[2,1−b][1,3]チアゾリル、2,1,3−ベンズオキサジアゾリル、ベンゾフラン、キノリン、イソキノリン、オキサゾリル、イソキサゾリル、ベンゾチオフェニル、チアゾリル、ピラゾリル、ベンゾフリル、インドリル、イソインドリル、ベンズイミダゾリル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、テトラゾリル、トリアゾリル、オキサゾリル、インドリル、キナゾリニルまたはクロマニルであるが、これらに限定されない。
【0059】
誤解を避けるために、C5ヘテロアリールは少なくとも1個のヘテロ原子を含有する5員の芳香族環系を意味する。
【0060】
本明細書において、特に断りがなければ「アリールアルキル」および「ヘテロアリールアルキル」なる用語はアルキル基を通してアリールまたはヘテロアリール基に結合する置換基を意味する。
【0061】
本明細書において、特に断りがなければ「ハロ」および「ハロゲン」なる用語はフルオロ、ヨード、クロロまたはブロモである。
【0062】
本明細書において、特に断りがなければ「ハロアルキル」なる用語は上記で定義されたようなハロで置換された上記で定義されたようなアルキル基を意味する。「C1−6ハロアルキル」なる用語はフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロエチル、ジフルオロエチルまたはブロモプロピルを包含するが、これらに限定されないるが、これらに限定されないるが、これらに限定されないるが、これらに限定されない。「C1−6ハロアルキルO」なる用語はフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、フルオロエトキシまたはジフルオロエトキシを包含するが、これらに限定されない。
【0063】
本発明は前記で定義されたような式Iの化合物、およびその塩、溶媒和物または溶媒和塩に関する。医薬製剤として使用される塩は薬学的に許容しうる塩であるが、他の塩は式Iの化合物の製造において有用である。
【0064】
本発明の化合物の適当な薬学的に許容しうる塩は例えば酸付加塩、例えば無機酸または有機酸との塩である。さらに、本発明の化合物の適当な薬学的に許容しうる塩はアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩または有機塩基との塩である。
【0065】
他の薬学的に許容しうる塩およびこれらの塩の製造法は例えばRemington's Pharmaceutical Sciences(第18版、Mack Publishing Co.)に記載されている。
【0066】
殆んどの式Iの化合物はキラル中心および/または幾何異性中心(E−およびZ−異性体)を有し、本発明はこのような光学異性体、ジアステレオマーおよび幾何異性体をすべて包含することは理解されよう。
【0067】
本発明はまた、式Iの化合物のすべての互変異性体に関する。
【0068】
製造法
本発明の一態様は式I(式中、R1〜R12、P、X、Qおよびnは特に断りがなければ式Iで定義された通りであり、そしてPGは適当な保護基である)の化合物の製造法に関する。
【0069】
一般手順:
【化2】

【0070】
【化3】

【0071】
すべての反応はLC−UV、LC−MSまたはTLCにより終了を確認するまで行なった。
【0072】
工程1a、1b、1cおよび1d
化合物Bは化合物Aから化合物R4YまたはR5Yでアルキル化することにより製造することができ、ここでYは例えばR. C. Larockの“Comprehensive Organic Transformations, a Guide to Functional Group Preparation”, John Wiley & sons, ニューヨーク(1999年)に記載のような脱離基、例えばハロゲン、メシレートまたはトリフレートである。典型的には、AおよびR4YまたはR5YをDMF、エタノール、ジクロロメタンまたはトルエンのような溶媒中、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、トリエチルアミンまたはジイソプロピルエチルアミン、場合によりY=Cl、Brならば触媒量の沃化カリウムまたは沃化テトラブチルアンモニウムの存在下で混合する。反応は25℃〜溶媒の還流温度で1時間〜1週間行なわれる。反応混合物は抽出により後処理し、次にカラムクロマトグラフィーにより精製するか、または反応混合物を濃縮してカラムクロマトグラフィーにより精製することができる。反応温度はマイクロ波加熱を使用することにより溶媒の還流温度より高くして反応時間を短縮することができる。R4およびR5が環を形成する化合物の場合、化合物YR4R5Yは化合物Aと反応させることができる。
【0073】
別法として、化合物Bは化合物Aから還元的アミノ化を使用して製造することができる。典型的には、化合物Aをアルデヒドまたはケトンのようなカルボニル化合物と例えばJ. Marchの“Advanced Organic Chemistry, Reactions, Mechanisms and Structure”, John Wiley & Sons, ニューヨーク(1992年)またはR. C. Larockの“Comprehensive Organic Transformations, a Guide to Functional Group Preparation”, John Wiley & sons, ニューヨーク(1999年)に記載のような適当な触媒の存在下、さらにホウ水素化ナトリウム、シアノホウ水素化ナトリウム、トリアセトキシホウ水素化ナトリウムまたは水素のような還元剤の存在下で混合することができる。典型的には、ギ酸または酢酸のような酸を加えて反応のpHを調整することができる。反応は0℃〜溶媒の還流温度、好ましくはRTにおいて水、メタノール、エタノール、THF、ジクロロメタン、ギ酸、酢酸またはこれらの混合物のような溶媒中で行なうことができる。反応混合物は抽出により後処理し、次にカラムクロマトグラフィーにより精製するか、または反応混合物を濃縮してカラムクロマトグラフィーにより精製することができる。
【0074】
化合物Bはまた、化合物Aから最初にアミドまたはカルバメートを製造し、次に適当な還元剤を使用して還元することにより製造することができる。アミドは例えば化合物Aを酸塩化物または酸無水物と場合によりピリジン、トリエチルアミンまたはジイソプロピルエチルアミンのような塩基の存在下、ジクロロメタン、クロロホルムまたは1−メチル−2−ピロリジノンのような溶媒中で反応させることにより製造することができる。別法として、アミドはAをカップリング試薬の存在下でカルボン酸と反応させることにより製造することができる。アミド生成に使用される方法については、例えばR. C. Larockの“Comprehensive Organic Transformations, a Guide to Functional Group Preparation”, John Wiley & sons, ニューヨークを参照。カルバメートはクロロギ酸アルキルを0℃〜溶媒の還流温度においてジクロロメタンのような溶媒中、トリエチルアミンまたはピリジンのような塩基の存在下で化合物Aと反応させることにより製造することができる。カルバメートまたはアミドの還元は0℃〜溶媒の還流温度、好ましくは25℃〜還流温度においてテトラヒドロフランまたはジエチルエーテルのような溶媒中で水素化リチウムアルミニウムのような還元剤を使用して行なうことができる。
アミドの還元は還元剤としてボランを使用して行なうこともできる。同じ方法を使用して化合物Dを化合物Eに、化合物Hを化合物Jに、または化合物Oを化合物Icに変換することができる。工程1cにおいて、化合物R4YまたはR5Yの代わりに化合物R6Yが使用される。
【0075】
工程2aおよび2b
化合物Bは酢酸のような溶媒中、場合により酢酸ナトリウムの存在下で臭素を使用して臭素化することにより化合物Cに変換することができる。使用することができる他の溶媒は例えば水、ジクロロメタンまたはジオキサンである。反応は0℃〜溶媒の還流温度、好ましくはRT〜還流温度で行なうことができる。生成物は沈殿、抽出またはカラムクロマトグラフィーにより単離することができる。同じ方法を使用して化合物Kを化合物Lに変換することができる。
【0076】
工程3aおよび3b
化合物Cは銅触媒のアミノ化によりDMFのような溶媒中、銅粉末の存在下でアンモニア水を使用して化合物Dに変換することができる。反応は好ましくはオートクレーブ反応器において50℃〜溶媒の還流温度で行なうことができる。生成物はカラムクロマトグラフィー、抽出または沈殿により単離することができる。
【0077】
別法として、化合物Cは1,1−ジフェニルメタンイミンを使用してパラジウムが触媒するカップリング反応、続いて加水分解により化合物Dに変換することができる。化合物Cを1,1−ジフェニルメタンイミンと60℃〜溶媒の還流温度において好ましくは不活性雰囲気下、トルエンのような溶媒中、ナトリウムt−ブトキシドのような塩基、ビス(ジフェニルホスフィノ)ジフェニルエーテルのようなリガンド、およびPd2(dba)3のようなパラジウム源の存在下で反応させることができる。中間体イミンをカラムクロマトグラフィーにより単離し、次に0℃〜溶媒の還流温度、好ましくはRTにおいてTHFのような溶媒中、例えば水性塩酸を使用して酸性条件下で化合物Dに加水分解することができる。生成物はカラムクロマトグラフィー、抽出または沈殿により単離することができる。同じ方法を使用して化合物Lを化合物Mに変換することができる。
【0078】
工程4aおよび4b
化合物Dは化合物Bからニトロ化、続いてニトロ基の還元により製造することができる。ニトロ化は0〜60℃の温度、好ましくは室温においてトリフルオロ酢酸のような溶媒中で硝酸ナトリウムを使用して1〜10時間の反応時間で行なうことができる。また、ニトロ化は−10℃〜RTの温度において硫酸のような溶媒中で硝酸を使用して行なうこともできる。ニトロ基の還元は木炭上のパラジウムのような適当な触媒を使用して水素化により行なうことができる。他の適当な触媒または試薬については、例えばR. C. Larockの“Comprehensive Organic Transformations, a Guide to Functional Group Preparation”, John Wiley & sons, ニューヨーク(1999年)を参照。同じ方法を使用して化合物Kを化合物Mに変換することができる。
【0079】
工程5a、5bおよび5c
化合物DはYが塩素のようなハロゲンである化合物Fと0℃〜溶媒の還流温度においてDMF、1−メチル−2−ピロリジノン、アセトニトリル、ジクロロメタンまたはこれらの混合物のような溶媒中、ピリジン、トリエチルアミンまたはDIPEAのような塩基の存在下で反応させることにより化合物Iaに変換することができる。生成物はカラムクロマトグラフィーにより単離することができる。同じ方法を使用して化合物Eを化合物1bに、または化合物Mを化合物Nに変換することができる。
【0080】
工程6aおよび6b
化合物Iaは化合物R6Y(ここでYは適当な脱離基、例えばハロゲン、メシレートまたはトリフレートである)を使用するアルキル化によりR6がHではない化合物Ibに変換することができる。反応は0℃〜溶媒の還流温度においてDMFまたはTHFのような非プロトン性溶媒中、水素化ナトリウムのような塩基の存在下で行なうことができる。生成物はカラムクロマトグラフィーにより単離することができる。同じ方法を使用して化合物Icを化合物Idに変換することができる。
【0081】
工程7a、7bおよび7c
化合物Gは保護基の操作により化合物Hに変換することができる。このような保護基を使用するための慣用の方法および適当な保護基の例は例えばT.W. Green, P.G.M. Wutsの“Protective Groups in Organic Synthesis”, Wiley−Interscience, ニューヨーク(1999年)に記載されている。同じ方法を使用して化合物Aを化合物Kに、また化合物Icを化合物Nに変換することができる。
【0082】
工程8
化合物Jを溶媒の還流温度のような高い温度においてエタノール、水またはこれらの混合物のような溶媒中、水性塩酸を使用して酸性条件下、1〜24時間の反応時間で加水分解して化合物Daを生成することができる。粗生成物は溶媒の除去、沈殿または抽出により単離することができる。生成物はカラムクロマトグラフィーまたは再結晶により精製することができる。
【0083】
中間体
本発明の他の態様は5HT6が関与する疾患を治療するのに適した化合物の製造において中間体として、特に式Iの化合物を製造するための中間体として使用することができるDおよびM
【化4】

(式中、R1〜R9は前記で定義された通りであり、PGは適当な脱離基であるが、但しR4およびR5は共にn−プロピルではない)の化合物、並びに
(3R)−5−メトキシ−N3,N3−ジメチルクロマン−3,8−ジアミン、
(6S)−4−ブロモ−N6,N6−ジメチル5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1,6−ジアミン、
(6S)−4−メトキシ−N6,N6−ジメチル5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1,6−ジアミン、
(6S)−4−メトキシ−6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−アミンおよび
N−[(2S)−5−アミノ−8−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]−2,2,2−トリフルオロアセトアミドからなる群より選択される化合物に関する。
【0084】
医薬組成物
本発明の一態様によれば、活性成分として治療的に有効な量の式Iの化合物、あるいはその塩、溶媒和物または溶媒和塩を1種またはそれ以上の薬学的に許容しうる 希釈剤、賦形剤および/または不活性担体を含有する医薬組成物が提供される。
【0085】
本組成物は適当な形態、例えば経口投与の場合は錠剤、丸剤、シロップ剤、粉末、顆粒剤またはカプセル剤、非経口投与(静脈内、皮下、筋肉内、血管内または注入を含む)の場合は無菌の液剤、懸濁剤または乳剤、局所投与の場合は例えば軟膏剤、パッチ剤またはクリーム剤、経腸投与の場合は例えば坐剤、あるいは吸入投与に適した形態である。
【0086】
一般に、上記組成物は1種またはそれ以上の慣用の賦形剤、薬学的に許容しうる希釈剤および/または不活性担体を使用して慣用の方法で製造することができる。
【0087】
ヒトを含む哺乳動物の治療における式Iの化合物の適当な1日量は経口投与では約0.01〜250mg/kg体重であり、非経口投与では約0.001〜250mg/kg体重である。
【0088】
活性成分の典型的な1日量は広い範囲内で変動し、関連する症状、治療する病気の重症度、投与経路、患者の年齢、体重および性別、使用する特定化合物のような様々な要因に依存し、医師により決定される。
【0089】
医学的用途
興味深いことに、本発明の化合物は治療的に有用であることがわかった。式Iの化合物、あるいはその塩、溶媒和物または溶媒和塩、およびそれらの相当する活性代謝物は5−ヒドロキシ−トリプタミン6(5HT6)受容体に対して高い効力および選択性を示す。したがって、本発明の化合物は5HT6 受容体の活性変化と関係のある症状の治療において有用であると予想される。
【0090】
ヒトを含む哺乳動物で5HT6受容体の阻害作用を引き起こすために本化合物を使用することができる。
【0091】
式Iの化合物は認知障害、人格障害、行動障害、精神障害および神経変性障害を含む5HT6受容体が関与する、またはその影響を受ける障害の治療に適していると予想される。
【0092】
このような疾患の例はアルツハイマー病、不安症、鬱病、痙攣性疾患、例えば癲癇、人格障害、強迫性障害、片頭痛、認知障害、例えば記憶障害、睡眠障害、摂食障害、例えば拒食症、肥満症、過食症、パニック発作、薬物乱用の禁断症状、統合失調症、注意欠陥多動性障害(ADHD)、注意力欠如障害(ADD)、認知症、記憶喪失、脊椎外傷および/または頭部外傷と関係のある障害、卒中、2型糖尿病、むちゃ食い障害、双極性障害、精神病、パーキンソン病、ハンチントン病、神経細胞成長の低下を特徴とする神経変性障害、および疼痛からなる群より選択することができる。
【0093】
他の関連する疾患は胃食道逆流性疾患(GERD)および過敏性腸症候群(IBS)のような胃腸疾患からなる群より選択することができる。
【0094】
本化合物は5HT6活性剤に対する耐性の治療に使用することもできる。
【0095】
本発明の一態様は治療に使用される前記で定義されたような式Iの化合物に関する。
【0096】
本発明の他の態様は5HT6が関与する疾患の治療に使用される前記で定義されたような式Iの化合物に関する。
【0097】
本発明の他の態様はアルツハイマー病の治療に使用される前記で定義されたような式Iの化合物に関する。
【0098】
本発明の他の態様は統合失調症と関係のある認知障害の治療に使用される前記で定義されたような式Iの化合物に関する。
【0099】
さらに本発明の他の態様は肥満症の治療に使用される前記で定義されたような式Iの化合物に関する。
【0100】
本発明の一態様はパーキンソン病に使用される前記で定義されたような式Iの化合物に関する。
【0101】
本発明の他の態様は5HT6が関与する疾患、アルツハイマー病、統合失調症と関係のある認知障害、肥満症および/またはパーキンソン病、並びに上記で挙げた他の疾患を治療するための薬剤の製造における前記で定義されたような式Iの化合物の使用に関する。
【0102】
本発明の他の態様は治療的に有効な量の前記で定義されたような式Iの化合物を治療の必要なヒトを含む哺乳動物に投与することからなる5HT6が関与する疾患、アルツハイマー病、統合失調症と関係のある認知障害、 肥満症および/またはパーキンソン病、並びに上記で挙げた他の疾患を治療する方法に関する。
【0103】
さらに本発明の他の態様は5HT6が関与する疾患、アルツハイマー病、統合失調症と関係のある認知障害、 肥満症および/またはパーキンソン病、並びに上記で挙げた他の疾患の治療に使用される前記で定義されたような式Iの化合物を含有する医薬組成物に関する。
【0104】
本発明の一態様は活性成分として前記で定義されたような式Iの化合物を含有する、5HT6が関与する疾患、アルツハイマー病、統合失調症と関係のある認知障害、 肥満症および/またはパーキンソン病、並びに上記で挙げた他の疾患を予防または治療するための薬剤に関する。
【0105】
本明細書において、「療法」および「治療」なる用語は特に断りがなければ防止および予防を包含する。「治療する」、「治療上の」および「治療的に」なる用語はそれに応じて解釈されるべきである。
【0106】
本明細書において、特に断りがなければ「阻害剤」および「アンタゴニスト」なる用語はアゴニストによる反応生成物をもたらす変換経路を部分的または完全に阻止する化合物を意味する。
【0107】
本発明の化合物は5HT6受容体のモジュレーターであり、さらに阻害剤、アゴニスト、逆アゴニストまたは部分アゴニストである。
【0108】
「疾患」なる用語は特に断りがなければ5HT6受容体の活性と関係のある何れかの症状および障害を意味する。
【0109】
非医学的用途
治療上の薬剤としての使用の他に、式Iの化合物、あるいはその塩、溶媒和物または溶媒和塩はまた、新規な治療剤の調査の一部としてネコ、イヌ、ウサギ、サル、ラットおよびマウスのような実験動物において5HT6が関連する活性のモジュレーターの効果を評価するための試験管内および生体内試験システムの開発および標準化の薬理学的なツールとして有用である。
【実施例】
【0110】
一般法
本発明を次の実施例により詳しく説明するが、一般に:
(i) 操作は特に断りがなければアルゴンのような不活性ガスの雰囲気下、周囲温度または室温、すなわち17〜25℃で行なった;
(ii) 蒸発は真空下で回転蒸発により行ない、後処理は残留固体をろ過により除去した後に行なった;
(iii) HPLC分析はG1379Aマイクロ真空脱気装置、G1312Aバイナリポンプ、G1367Aウェルプレート・オートサンプラー、G1316Aサーモスタット付きカラムコンパートメントおよびG1315Bダイオードアレイ検出器で構成されるAgilent HP1000システムにおいて行なった。カラム:X−Terra MS、Waters、4.6×50mm、3.5μm。カラム温度を40℃に、流量を1.5ml/分に設定した。ダイオードアレイ検出器を210〜300nmでスキャンし、工程およびピーク幅をそれぞれ2nmおよび0.05分に設定した。直線勾配をかけ、0%〜100%のアセトニトリルで4分間行なった。移動相:アセトニトリル/MilliQ水中の5%アセトニトリル中における10mM酢酸アンモニウム;
(iv) 薄層クロマトグラフィー(TLC)はMerck TLC−プレート(シリカゲル60 F254)で行ない、UVによりスポットを可視化した。フラッシュクロマトグラフィーはRediSepTM順相フラッシュカラムを使用するCombi Flash(登録商標)CompanionTM、またはMerckシリカゲル60(0.040〜0.063mm)において行なった。フラッシュクロマトグラフィーに使用した典型的な溶媒はクロロホルム/メタノール、トルエン/酢酸エチルおよび酢酸エチル/ヘキサンの混合物である;
(v) 1Hおよび13C NMRスペクトルはZ勾配のある5mmのBBOプローブを備えたVarian Unity+ 400NMR分光計、またはZ勾配のある60μlのデュアル逆流プローブを備えたBruker Avance 400NMR分光計、またはZ勾配のある4核プローブを備えたBruker DPX400NMR分光計においてプロトンでは400MHz、またカーボン−13では100MHzで測定した。実施例で特に断りがなければ、スペクトルはプロトンでは400MHz、またカーボン−13では100MHzで測定した。次の参照シグナルを使用した:DMSO−d6の中心線δ2.50(1H);CD3ODの中心線δ3.31(1H);アセトン−d6 2.04(1H);およびCDCl3δ7.26(1H)(特に断りがなければ);
【0111】
(vi) 質量スペクトルはAlliance 2795(LC)およびZQシングル四重極質量分析計で構成されるWaters LCMSにおいて測定した。質量分析計は正または負イオンモードで操作されるエレクトロスプレーイオン源(ESI)を備えた。キャピラリー電圧は3kVであり、質量分析計を0.3または0.8秒のスキャン時間でm/z100〜700をスキャンした。分離はWaters X−Terra MS、C8−カラム(3.5μm、内径50または100mm×2.1mm)、またはScantecLab'sACE3AQカラム(内径100mm×2.1mm)において行なった。カラム温度を40℃に設定した。中性または酸性の移動相系を使用して直線勾配をかけ、0%〜100%の有機相により0.3ml/分の流量で4〜5分間行なった。 移動相系:アセトニトリル/[10mMのNH4OAc(水溶液)/MeCN(95:5)]または [10mMのNH4OAc(水溶液)/MeCN(1/9)]/[10mMのNH4OAc(水溶液)/MeCN(9/1)]。酸性の移動相系:[133mMのHCOOH(水溶液)/MeCN(5/95)] /[8mMのHCOOH(水溶液)/MeCN(98/2)];
(vii) 別法として、Waters製のLC−MS システム(サンプルマネージャー2777C、1525μのバイナリポンプ、1500カラムオーブン、ZQ、PDA2996およびELS検出器、Sedex 85)を使用した。分離はZorbaxカラム(C8、3.0×50mm、3μm)を使用して行なった。100%A(A=10mMのNH4OAc、5%MeOH中)で開始し、100%B(MeOH)で終了する4分間の直線勾配を使用した。ZQは複合APPI/APCIイオン源を備えており、正モードにおいて0.3秒のスキャン時間でm/z120〜800をスキャンした。APPIリペラー電圧およびAPCIコロナ電流をそれぞれ0.86kVおよび0.80μAに設定した。さらに、APCIおよびAPPIモードの両方において脱溶媒温度(300℃)、脱溶媒ガス(400L/時)およびコーンガス(5L/時)を一定にした;
(viii) 分取用クロマトグラフィーはダイオードアレイ検出器を備えたGilson自動−分取用HPLCにおいて行なった。カラム:XTerra MS C8、19×300mm、7μm。アセトニトリル/MilliQ水中の5%アセトニトリル中における0.1M酢酸アンモニウムによるグラジエント溶離は20%〜60%のアセトニトリルで13分間行なった。流量:20ml/分。別法として、精製はWaters Symmetry(登録商標)カラム(C18、5μm、100mm×19mm)と共にShimadzu SPD−10A紫外可視検出器を備えた半分取用Shimadzu LC−8A HPLCにおいて行なった。アセトニトリル/MilliQ水中の0.1%トリフルオロ酢酸によるグラジエント溶離は35%〜60%のアセトニトリルで20分間行なった。流量:10ml/分;
(ix) 実施例4〜167および173〜311の化合物について、次の装置を使用した:すべての中間体の構造および純度はHPLCおよびNMR分析により評価した。1H NMRスペクトルは5mmの4核プローブを備えたVarian Unity Inova分光計を使用して300MHzおよび/または400MHzで測定した。LC/MSは4.6×50、3.5ミクロンのXTerra(登録商標) MS C8 分析用逆相カラム(Waters)を備えたAgilent 1100シリーズHPLCにおいてアセトニトリルおよび0.2% 880アンモニア水溶液のグラジエント溶媒を2ml/分で使用して行なった。MS検出にはMSD APCI を使用した;適当ならば正および負の両方のイオンデータを収集した。すべての最終生成物の純度はAgilent 1100シリーズのウェルプレート・ハンドラー、Agilent 1100シリーズのオートインターフェース、Agilent 1100シリーズのウェルプレート・オートサンプラー、2×Agilent 1100シリーズバイナリポンプ、Agilent 1100シリーズのサーモスタット付きカラムコンパートメント、Agilent 1100シリーズのダイオードアレイ検出器、Agilent 1100シリーズの質量分析計を含むAgilent 1100シリーズのハイ・スルーアウト・システムを使用して分析した。使用した固相は4.6×20mmのXTerra(登録商標)MS C8 ISカラム(Waters)分析用逆相カラムであり、使用した移動相は0.1% 880アンモニアおよびアセトニトリルであり、UV検出は220nmで行ない、MS検出はAPCIイオン化により正スキャンモードで行なった。最終生成物の構造式は1H NMR分光法により60μlの三重共鳴フロープローブを備えた500MHzのVarian Unity Inova分光計を使用し、試料をGilson 215液体ハンドラーで直接注入によりフローセルに移して測定して確認した。試料は20μlのh6−DMSO+170μlのd6−DMSOで調製して最終濃度を2.6mMとした。h6−DMSOはプッシュ溶媒として使用される。プロトンNMRスペクトルはDMSOおよびH2Oシグナルの両方でWET溶媒の抑制が起こるため溶媒の共鳴を検出するスカウトスキャンを使用して測定した。スペクトルは25℃で測定した;
【0112】
(x) 使用した溶媒はすべて分析グレードの商業的に入手できる反応用無水溶媒である。反応は典型的には窒素またはアルゴンの不活性雰囲気下で行なった;
(xi) 表示されている収率は必ずしも達成可能な最大値ではない;
(xii) 中間体は必ずしも完全に精製しなかったが、それらの構造式および純度は薄層クロマトグラフィー、HPLC、赤外(IR)、MSおよび/またはNMR分析により評価した;
(xiii) 融点は未補正であり、Mettler SP62自動融点装置または油浴装置を使用して測定した;式Iの最終生成物の融点は適当な有機溶媒または溶媒混合物から結晶させた後に測定した;
(xiv) 下記の略語を使用した:
HPLC 高速液体クロマトグラフィー
LC 液体クロマトグラフィー
MS 質量分析
ret. time 保持時間
TFA トリフルオロ酢酸
THF テトラヒドロフラン
DMF ジメチルホルムアミド
DIPEA N,N−ジイソプロピルエチルアミン
DMSO ジメチルスルホキシド
NMP 1−メチル−2−ピロリジノン
THF テトラヒドロフラン
MeOH メタノール
RT 室温
EtOAc 酢酸エチル
LAH 水素化リチウムアルミニウム
【0113】
このような方法についての下記の説明を通して、有機合成分野の当業者により容易に理解されるような方法で様々な反応物質および中間体に適当な保護基が必要に応じて加えられ、その後除去されることは理解されよう。表示された反応の特定の順序は重要ではない。記載した化合物の多くはその反応工程の順序を変えることができる。
【0114】
本発明を次の実施例により詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されない。
【0115】
出発物質は下記の文献に従って製造した:
他の使用した出発物質は商業的供給源から入手したか、または文献に記載の方法に従って製造した。
【0116】
出発物質は商業的に入手できるか、または文献に従って製造される。(3R)−8−ブロモ−5−メトキシクロマン−3−アミンはWO 9511891に従って製造した。N−[(6S)−6−(ジベンジルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパンアミドはWO 9734883に記載の方法に従って製造した。[(2S)−8−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−アミン(J. Med.Chem, 32, 779〜783(1989年))。
【0117】
他の使用した出発物質は商業的供給源から入手したか、または文献に記載の方法に従って製造した。
【0118】
〔実施例1〕
(i) (3R)−5−メトキシ−N,N−ジメチル−8−[(フェニルスルホニル)アミノ]クロマン−3−アンモニウムアセテート
【化5】

トリエチルアミン(26μL、0.18ミリモル)をアセトニトリル/DMF(0.5ml:0.1ml)中における(3R)−5−メトキシ−N3,N3−ジメチルクロマン−3,8−ジアミン(0.06ミリモル)の懸濁液に加えた。塩化ベンゼンスルホニル(9μL、0.066ミリモル)を加え、反応混合物を室温で一晩攪拌した。生成物を分取用HPLCにより精製して表題化合物(10mg、75%)を得た。1H NMR (400MHz, CD3OD) δppm 7.64 (d, 2H), 7.50−7.59 (m, 1H), 7.39−7.50 (m, 2H), 7.20 (d, 1H), 6.49 (d, 1H), 3.72−3.94 (m, 4H), 3.42−3.55 (m, 1H), 2.74−2.91 (m, 1H), 2.57−2.72 (m, 1H), 2.41−2.56 (m, 1H), 2.35 (s, 6H), 1.94 (s, 3H)。MS m/z M+H 363。
【0119】
(ii) (3R)−8−ブロモ−5−メトキシ−N,N−ジメチルクロマン−3−アミン
【化6】

酢酸(0.6ml)をMeOH(27ml)中における(3R)−8−ブロモ−5−メトキシクロマン−3−アミン(2.5g、9.7ミリモル)およびホルムアルデヒド(6.7ml、80ミリモル、37%水溶液)の溶液にRTで加えた。溶液を0℃まで冷却し、NaCNBH3(3.1g、50ミリモル)を2回に分けて加えた。酢酸(0.4ml)を加えてpH6にし、反応混合物を1時間攪拌した。反応混合物を室温まで加温し、一晩攪拌した。溶媒を減圧下で蒸発させ、1MのNaOH水溶液を加え、混合物をEtOAc(2回)で抽出した。有機相を合一し、ブラインで洗浄し、MgSO4上で乾燥し、溶媒を減圧下で蒸発させて表題化合物(1.9g、68%)を得た。1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm 7.30 (d, 1H), 6.35 (d, 1H), 4.45−4.53 (m, 1H), 3.83−3.94 (m, 1H), 3.82 (s, 3H), 2.89−3.00 (m, 1H), 2.51−2.86 (m, 2H), 2.37−2.46 (m, 6H)。MS m/z M+H 258。
【0120】
(iii) (3R)−N8−(ジフェニルメチレン)−5−メトキシ−N3,N3−ジメチルクロマン−3,8−ジアミン
【化7】

(3R)−8−ブロモ−5−メトキシ−N,N−ジメチルクロマン−3−アミン(0.57g、2ミリモル)、1,1−ジフェニルメタンイミン(0.47g、2.6ミリモル)、ナトリウム t−ブトキシド(0.29g、3ミリモル)、2,2′−ビス(ジフェニルホスフィノ)ジフェニルエーテル(65mg、0.12ミリモル)およびPd2(dba)3をアルゴン雰囲気下で2口丸底フラスコに入れた。無水トルエン(8ml)を加え、反応混合物を100℃で一晩加熱した。反応を室温まで冷却し、セライトを通してろ過し、溶媒を蒸発させた。DMFを残留物に加え、生成物を分取用HPLCにより単離した。生成物を含有するフラクションをプールし、アセトニトリルを減圧下で蒸発させ、水相をEtOAc(2回)で抽出した。有機相を合一し、溶媒を蒸発させて表題化合物(0.35g、45%)を得た。MS m/z M+H 387.6。
【0121】
(iv) (3R)−5−メトキシ−N3,N3−ジメチルクロマン−3,8−ジアミン、方法A
【化8】

塩酸(3ml、1M水溶液)をTHF(10ml)中における(3R)−N8−(ジフェニルメチレン)−5−メトキシ−N3,N3−ジメチルクロマン−3,8−ジアミン(0.35g)の溶液に加え、混合物を一晩攪拌した。水を加え、溶液をEtOAc/ヘプタン(50:50)で2回洗浄した。水溶液を減圧下で蒸発させ、粗生成物をさらに精製することなく使用した。1H NMR (400MHz, DMSO−d6) δppm 11.37 (br. s., 1H), 9.90 (br. s., 3H), 7.27 (d, 1H), 6.66 (d, 1H), 4.50−4.59 (m, 1H), 4.29−4.40 (m, 1H), 3.01−3.13 (m, 1H), 2.86−2.97 (m, 1H), 2.77 (s, 6H)。MS m/z: M+H 223。
【0122】
〔実施例2〕
(i) (3R)−8−{[(4−クロロフェニル)スルホニル]アミノ}−5−メトキシ−N,N−ジメチルクロマン−3−アンモニウムアセテート
【化9】

表題化合物を実施例1(i)の製造と同様にして合成し、18mg(52%)の収率で単離した。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δppm 7.58−7.63 (m, 2H), 7.44−7.50 (m, 2H), 7.19 (d, 1H), 6.51 (d, 1H), 3.85−3.94 (m, 1H), 3.80 (s, 3H), 3.46−3.57 (m, 1H), 2.76−2.88 (m, 1H), 2.54−2.63 (m, 1H), 2.42−2.53 (m, 1H), 2.37 (s, 6H), 1.95 (s, 3H)。
MS m/z M−H 395, M+H 397。
【0123】
〔実施例3〕
(i) 3−ブロモ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド
【化10】

表題化合物を実施例1(i)の製造と同様にして合成し、23mg(58%)の収率で単離した。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δppm 7.76 (t, 1H), 7.68−7.73 (m, 1H), 7.56−7.62 (m, 1H), 6.36 (t, 1H), 7.19 (d, 1H), 7.50 (d, 1H), 3.85−3.94 (m, 1H), 3.80 (s, 3H), 3.40−3.50 (m, 1H), 2.76−2.88 (m, 1H), 2.48−2.55 (m, 1H), 2.39−2.48 (m, 1H), 2.33 (s, 6H), 1.5 (s, 3H)。MS m/z M−1 439, 441, M+H 441, 443。
【0124】
〔実施例4〕
(i) N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ビフェニル4−スルホンアミド
【化11】

表題化合物を実施例1(i)の製造と同様にして合成し、14mg(36%)の収率で単離した。
1H NMR (400 MHz, CD3OD) δppm 7.58−7.75 (m, 6H), 7.46 (t, 2H), 7.35−7.43 (m, 1H), 7.22 (d, 1H), 6.50 (d, 1H), 3.83−3.92 (m, 1H), 3.80 (s, 3H), 3.24−3.30 (m, 1H), 2.67−2.81 (m, 1H), 2.27−2.43 (m, 2H), 2.16 (s, 6H)。MS m/z M+H 439, M−H 437。
【0125】
〔実施例5〕
(i) N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−メトキシ−4−メチルベンゼンスルホンアミド
N−メチルピロリジン(200μL)中における塩化2−メトキシ−4−メチルベンゼンスルホニル(22mg、0.10ミリモル)の溶液に、N−メチルピロリジン(200μL)およびトリエチルアミン(42μL、0.30ミリモル)中における(3R)−5−メトキシ−N3,N3−ジメチルクロマン−3,8−ジアミン(22mg、0.10ミリモル)の溶液を加えた。反応混合物を室温で18時間振騰し、揮発物を真空下で除去した。粗生成物を最初にポリマー担持トシル酸(65)樹脂を使用してメタノール中の溶液(500μL)として負荷し、次に過剰のメタノール(2.0ml)で洗浄し、最後にメタノール中の1Mアンモニア溶液(1.0ml)で溶離することにより精製した。メタノールを真空下で除去し、残留物をさらに逆相分取用HPLCを使用して精製して表題生成物(19.7mg)を得た。1H NMR (500MHz, DMSO−d6) δ 8.21 (s, 1H), 7.40 (d, 1H), 7.03 (s, 1H), 6.97 (d, 1H), 6.76 (d, 1H), 6.40 (d, 1H), 4.06 (d, 1H), 3.90 (s, 3H), 3.70 (s, 3H), 3.52−3.46 (m, 1H), 2.86−2.82 (m, 1H), 2.55−2.49 (m, 1H), 2.40−2.35 (m, 1H), 2.33 (s, 3H), 2.18 (s, 6H)。MS m/z (APCI+) M+H 407。
(ii) (3R)−5−メトキシ−N3,N3−ジメチルクロマン−3,8−ジアミン、方法B
オートクレーブ容器中でジメチルホルムアミド(20.0ml)中における[(3R)−8−ブロモ−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−3−イル]ジメチルアミン(4.00g、14.0ミリモル)(実施例1(ii))の溶液に、濃アンモニア水溶液(20ml)および銅粉末(1.06g、16.7ミリモル)を加えた。次に、容器を密封して反応混合物を撹拌しながら110℃まで18時間加熱した。それをRTまで冷却した後、反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液(30ml)に注ぎ、水層をジクロロメタン(3×50ml)で抽出した。合一した有機層を飽和塩化アンモニウム溶液(100ml)、次に飽和塩化ナトリウム溶液(100ml)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、真空下で濃縮して油状物(3.05g)を得た。表題化合物の存在をLC/MSにより確認し(純度>95%)、粗製物質をすぐに次の工程で使用した。1H NMR (400MHz, DMSO−d6) δ6.41 (d, 1H), 6.26 (d, 1H), 4.31−4.27 (m, 1H), 4.17−4.07 (m, 2H), 3.72 (t, 1H), 3.65 (s, 3H), 2.75 (ddd, 1H), 2.57−2.51 (m, 1H), 2.45−2.39 (m, 1H), 2.26 (s, 6H)。MS m/z (APCI+) M+H 223。
【0126】
〔実施例6〜24〕
次の化合物を実施例5(i)と同様の方法で合成した。
【表1】

【0127】
【表2】

【0128】
【表3】

【0129】
〔実施例25〜167〕
次の化合物を実施例5(i)と同様の方法で合成した。
【表4】

【0130】
【表5】

【0131】
【表6】

【0132】
【表7】

【0133】
【表8】

【0134】
【表9】

【0135】
【表10】

【0136】
【表11】

【0137】
【表12】

【0138】
【表13】

【0139】
【表14】

【0140】
〔実施例168〕
(i) 3−クロロ−N−[(3R)−5−メトキシ−3−ピロリジン−1−イル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−メチルベンゼンスルホンアミド
【化12】

(3R)−5−メトキシ−3−ピロリジン−1−イルクロマン−8−アミン(50mg、0.20ミリモル)および塩化3−クロロ−4−メチルベンゼンスルホニル(40mg、0.18ミリモル)をジクロロメタン(3ml)に溶解し、DIPEA(0.5ml)を加えた。混合物を周囲温度で一晩攪拌した。溶媒を蒸発させ、残留物を塩化メチレンに溶解した。有機相を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、ろ過し、溶媒を蒸発させた。アンモニア(3%)を含有する0〜10%のメタノールとするCHCl3/MeOH/NH3のグラジエント溶媒を使用してシリカ上のクロマトグラフィーにより残留物を精製して固体(40mg、51%)を得た。1H NMR (400MHz, CDCl3) δ ppm 7.70 (1H, d) 7.44 (1H, dd) 7.30 (1H, d) 7.22 (1H, d) 6.54 (1H, s) 6.39 (1H, d) 4.10−4.16 (1H, m) 3.80 (s, 3H) 3.39−3.45 (1H, m) 2.84−2.91 (1H, m) 2.56−2.69 (4H, m) 2.39 (3H, s) 2.28−2.36 (2H, m) 1.77−1.83 (4H, m); ESI−
MS m/z M+H 437, 439。
【0141】
(ii) 1−[(3R)−8−ブロモ−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−3−イル]ピロリジン
【化13】

(3R)−8−ブロモ−5−メトキシクロマン−3−アミン(6.0g、20ミリモル)、1,4−ジブロモブタン(4.9ml、41ミリモル)およびDIPEA(10ml)をDMF(50ml)に溶解した。混合物を60℃で10時間加熱した。炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、混合物をEtOAcで抽出した。有機相を炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した。有機相を塩酸(1M)で抽出した。水酸化ナトリウム水溶液(2M)を塩基性のpHになるまで水相に加えた。水相をEtOAcで抽出した。有機相を乾燥(Na2SO4)し、ろ過し、溶媒を蒸発させた。アンモニア(3%)を含有する0〜10%のメタノールとするCHCl3/MeOH/NH3のグラジエント溶媒を使用してシリカ上のクロマトグラフィーにより残留物を精製して固体(4.0g、65%)を得た。EI−MS m/z M+H 312, 314。
【0142】
(iii) (3R)−N−(ジフェニルメチレン)−5−メトキシ−3−ピロリジン−1−イルクロマン−8−アミン
【化14】

1−[(3R)−8−ブロモ−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−3−イル]ピロリジン(1.3g、4.2ミリモル)、1,1−ジフェニルメタンイミン(0.76g、4.2ミリモル)、ビス(2−ジフェニルホスフィノフェニル)エーテル(0.11g、0.12ミリモル)およびナトリウムt−ブトキシド(1.3g、13ミリモル)をアルゴン雰囲気下、トルエン(20ml)中で混合し、混合物を100℃で2時間加熱し、次にRTで一晩放置した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、混合物をEtOAcで抽出した。有機相を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(3回)で洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、ろ過し、溶媒を蒸発させた。アンモニア(3%)を含有する0〜10%のメタノールとするCHCl3/MeOH/NH3のグラジエント溶媒を使用してシリカ上のクロマトグラフィーにより残留物を精製して油状物(1.4g、84%)を得た。API−MS m/z, M+H 413, 415。
【0143】
(iv) (3R)−5−メトキシ−3−ピロリジン−1−イルクロマン−8−アミン
【化15】

(3R)−N−(ジフェニルメチレン)−5−メトキシ−3−ピロリジン−1−イルクロマン−8−アミン(1.4g、3.4ミリモル)をTHF(20ml)に溶解した。塩酸(1M、6ml)を加え、混合物を周囲温度で一晩攪拌した。水(10ml)および塩酸(1M、3ml)を加え、水相をヘプタンおよびEtOAcで洗浄した。水酸化ナトリウム水溶液(5M)を塩基性のpHになるまで水相に加えた。水相をEtOAc(3回)で抽出した。有機相を乾燥(Na2SO4)し、ろ過し、溶媒を蒸発させた。アンモニア(3%)を含有する0〜10%のメタノールとするCHCl3/MeOH/NH3のグラジエント溶媒を使用してシリカ上のクロマトグラフィーにより残留物を精製して固体(0.6g、71%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δppm 6.54 (1H, d) 6.29 (1H, d) 4.43−4.49 (1H, m) 3.78−3.85 (1H, m) 3.76 (3H, s) 3.47 (2H, br. s.) 2.99−3.06 (1H, m) 2.49−2.79 (6H, m) 1.79−1.89 (4H, m); ESI−MS m/z M+H 249。
【0144】
〔実施例169〕
5−クロロ−N−[(3R)−5−メトキシ−3−ピロリジン−1−イル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ナフタレン−2−スルホンアミド
【化16】

表題化合物を実施例168(i)の方法に従って製造して固体(40mg、50%)を得た。1H NMR (400MHz, CD3OD)δppm 8.28 (1H, d) 8.11 (1H, d) 7.81−7.86 (2H, m) 7.73 (1H, d) 7.49−7.54 (1H, m) 7.23 (1H, d) 6.48 (1H, d) 3.76 (3H, s) 3.58−3.63 (1H, m) 3.00−3.06 (1H, m) 2.61−2.69 (1H, m) 2.32−2.38 (4H, m) 2.10−2.19 (1H, m) 1.64−1.72 (5H, m);ESI−MS m/z M+H 473, 475。
【0145】
〔実施例170〕
(i) (2S)−5−{[(3−ブロモフェニル)スルホニル]アミノ}−N,N−ジメチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−アンモニウムアセテート
【化17】

10MのKOH溶液(0.25ml、2.5ミリモル)をMeOH/H2O(1ml:1ml)中における粗製3−ブロモ−N−[(3−ブロモフェニル)スルホニル]−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド(0.094ミリモル)の懸濁液に加え、反応混合物を50℃で2時間加熱した。溶媒を蒸発させ、飽和NaHCO3水溶液を加え、混合物をEtOAc(4回)で抽出した。有機層を合一し、蒸発させた。生成物を分取用HPLCにより精製して表題化合物を固体(21mg、54%)として得た。1H NMR (400MHz, CD3OD) δppm
7.71−7.82 (m, 2H), 7.61−7.69 (m, 1H), 7.43 (t, 1H), 6.99−7.13 (m, 2H), 6.76−6.86 (m, 1H), 3.10−3.30 (m, 2H), 2.83−3.03 (m, 2H), 2.75 (s, 6H), 2.49−2.66 (m, 1H), 2.13−2.26 (m, 1H), 1.87−1.97 (s, 3H), 1.53−1.67 (m, 1H)。MS m/z M+H 409, 411, M−1 407, 409。
【0146】
(ii) N−[(6S)−6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパンアミド
【化18】

凝縮器を備えた2口丸底フラスコにN−[(6S)−6−(ジベンジルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパンアミド(747mg、1.7ミリモル)およびギ酸アンモニウム(3.8g、60ミリモル)を入れた。MeOH(25ml)を加え、フラスコをN2で洗い流し、10%Pd/炭素(75mg)を加えた。反応混合物を激しく撹拌しながら50℃で一晩加熱した。反応混合物を冷却し、固体をセライト上でろ去し、溶媒を減圧下で蒸発させた。得られた固体をEtOAcに溶解し、1MのNa2CO3水溶液で洗浄した。溶媒を減圧下で蒸発させて表題化合物を得、それを次の工程で直接使用した。MS m/z M+H 249, M−H 247。
【0147】
(iii) N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパンアミド
【化19】

シアノホウ水素化ナトリウム(0.53g、8.5ミリモル)をMeOH(5ml)中における粗製N−[(6S)−6−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパンアミド(0.42g、1.7ミリモル)およびホルムアルデヒド(33%水溶液、1.1ml、14ミリモル)の溶液に0℃で加えた。AcOH(60μL)を加え、反応混合物を0℃で2時間撹拌した。氷浴を取り外し、反応混合物を一晩攪拌した。溶媒を減圧下で蒸発させ、1MのNa2CO3水溶液を加え、水相をEtOAc(4回)で抽出した。ブラインを水相に加え、それをさらにEtOAc(2回)で抽出した。有機相を合一し、Na2SO4上で乾燥し、溶媒を減圧下で除去した。アンモニア(3%)を含有する0〜10%のメタノールとするCHCl3/MeOH/NH3のグラジエント溶媒を使用してシリカ上のクロマトグラフィーにより残留物を精製して表題化合物(370mg、78%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δppm 7.45 (d, 1H), 7.12 (t, 1H), 6.98 (d, 1H), 2.94−3.06 (m, 1H), 2.71−2.91 (m, 2H), 2.51−2.70 (m, 2H), 2.37 (s, 6H), 2.13−2.27 (m, 1H), 1.54−1.71 (m, 1H), 1.47 (s, 6H)。MS m/z M+H 277, M−H 275。
【0148】
(iv) (6S)−N6,N6−ジメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1,6−ジアンモニウム塩酸塩
【化20】

濃塩酸(1.2ml)をEtOH/水(1ml:0.8ml)中におけるN−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパンアミド(26mg、0.094ミリモル)の溶液に加えた。反応混合物を一晩還流し、溶媒を減圧下で蒸発させた。固体をアセトニトリルに取り、溶媒を除去して表題化合物を得、それをさらに精製することなく次の工程で使用した。
【0149】
(v) 3−ブロモ−N−[(3−ブロモフェニル)スルホニル]−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド
【化21】

塩化3−ブロモベンゼンスルホニル(0.2ミリモル、34μL)をアセトニトリル/DMF(1ml:0.15ml)中における粗製(6S)−N6,N6−ジメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1,6−ジアンモニウム塩酸塩(0.094ミリモル)およびトリエチルアミン(0.4ミリモル、58μL)の懸濁液に加えた。混合物を周囲温度で一晩攪拌した。溶媒を減圧下で蒸発させて粗製3−ブロモ−N−[(3−ブロモフェニル)スルホニル]−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミドを得、それを次の工程で直接使用した。MS m/z M+H 629。
【0150】
〔実施例171〕
(i) N−[(6S)−4−ブロモ−6−(ジメチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド
【化22】

10MのKOH水溶液(10ml)をMeOH(15ml)中における粗製N−[(6S)−4−ブロモ−6−(ジメチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−N−(フェニルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド(0.09ミリモル)の溶液に加えた。反応混合物を50℃で3時間攪拌し、室温まで冷却し、濃塩酸で中和した。1MのNaHCO3溶液を加え、水相をEtOAc(3回)で抽出した。有機相を合一し、溶媒を減圧下で蒸発させた。生成物を分取用HPLCにより精製して表題化合物を固体(51mg、25%)として得た。1H NMR (400MHz, CD3CN) δppm 7.66 (d, 2H), 7.53−7.61 (m, 1H), 7.47 (t, 2H), 7.28 (d, 1H), 6.83 (d, 1H), 2.78−2.95 (m, 2H), 2.38−2.67 (m, 3H), 2.28−2.37 (m, 1H), 2.26 (s, 6H), 1.82−1.91 (m, 1H), 1.22−1.30 (m, 1H)。MS m/z M+H 409, 411 M−H 407, 409。
【0151】
(ii) N−[(6S)−4−ブロモ−6−(ジメチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパンアミド
【化23】

AcOH(5ml)中におけるBr2(1.1ミリモル、57μL)の溶液をAcOH(10ml)中におけるN−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパンアミド(300mg、1.08ミリモル)の溶液に滴加した。反応混合物を2時間攪拌し、さらにBr2(0.1ミリモル)を加え、反応混合物をさらに4時間撹拌した。反応をチオ硫酸ナトリウムでクエンチし、溶媒を蒸発させた。水を加え、その水溶液をジクロロメタンで2回抽出した。有機相を合一し、Na2SO4上で乾燥し、そして溶媒を蒸発させて粗生成物を得た。MS m/z M+H 355, 357, M−H 353, 355。
【0152】
(iii) (6S)−4−ブロモ−N6,N6−ジメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1,6−ジアンモニウムジクロライド
【化24】

N−[(6S)−4−ブロモ−6−(ジメチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパンアミドをHCl(8ml、10M水溶液)、水(8ml)およびMeOH(5ml)中で4時間還流した。溶媒を減圧下で蒸発させて表題化合物を得た。1H NMR (400MHz, DMSO−d6) δppm 11.37 (br. s., 1H), 9.90 (br. s., 3H), 7.27 (d, 1H), 6.66 (d, 1H), 4.50−4.59 (m, 1H), 4.29−4.40 (m, 1H), 3.01−3.13 (m, 1H), 2.86−2.97 (m, 1H), 2.77 (s, 6H)。MS m/z M+H 269, 271。
【0153】
(iv) N−[(6S)−4−ブロモ−6−(ジメチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−N−(フェニルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
【化25】

塩化ベンゼンスルホニル(1.5ミリモル、189μL)を周囲温度で2回に分けてアセトニトリル/ジクロロメタン(4ml:2ml)中における(6S)−4−ブロモ−N6,N6−ジメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1,6−ジアンモニウムジクロライド(0.5ミリモル)およびトリエチルアミン(5ミリモル、721μL)の溶液に加えた。反応混合物を一晩攪拌し、溶媒を減圧下で蒸発させて表題化合物を得、それを精製することなく使用した。MS m/z M+H 549, 551。
【0154】
〔実施例172〕
(i)N−[(6S)−4−ブロモ−6−(ジメチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−3−クロロ−4−フルオロベンゼンスルホンアミド
【化26】

実施例171(i)と同じ方法を使用して表題化合物を合成した。表題化合物を115mg(50%)の収率で単離した。1H NMR (600 MHz, DMSO−d6) δppm 7.61−7.68 (m, 1H), 7.54 (t, 1H), 7.24 (d, 1H), 6.72 (d, 1H), 2.72−2.84 (m, 2H), 2.51−2.65 (m, 2H), 2.35−2.46 (m, 1H), 2.30 (s, 6H), 1.85−1.90 (m, 1H), 1.29−1.42 (m, 1H)。MS m/z M+H 463, M−H 463。
【0155】
(ii) N−[(6S)−4−ブロモ−6−(ジメチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−3−クロロ−N−[(3−クロロ−4−フルオロフェニル)スルホニル]−4−フルオロベンゼンスルホンアミド
【化27】

塩化3−クロロ−4−フルオロベンゼンスルホニル(2ミリモル、286μL)を周囲温度で2回に分けてアセトニトリル/ジクロロメタン(4ml:2ml)中における(6S)−4−ブロモ−N6,N6−ジメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1,6−ジアンモニウムジクロライドおよびトリエチルアミン(5ミリモル、721μL)の溶液に加えた。反応混合物を一晩攪拌し、溶媒を減圧下で蒸発させて粗製表題化合物を得、それを精製することなく使用した。MS m/z M+H 655, M−H 653。
【0156】
〔実施例173〕
(i)4−ブロモ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−エチルベンゼンスルホンアミド
【化28】

1−メチル−2−ピロリジノン(200μL)中における塩化4−ブロモ−2−エチルベンゼンスルホニル(28mg、0.10ミリモル)の溶液に、1−メチル−2−ピロリジノン(200μL)およびトリエチルアミン(42μL、0.30ミリモル)中における(6S)−4−メトキシ−N6,N6−ジメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1,6−ジアミン(20mg、0.10ミリモル)の溶液を加えた。反応混合物を周囲温度で18時間振とうし、揮発物を真空下で除去した。粗生成物を最初にポリマー担持トシル酸(65)樹脂を使用してメタノール中の溶液(500μL)として負荷し、次に過剰のメタノール(2.0ml)で洗浄し、最後にメタノール中の1Mアンモニア溶液(1.0ml)で溶離することにより精製した。メタノールを真空下で除去し、残留物をさらに分取用HPLCを使用して精製して表題生成物(16.5mg)を得た。1H NMR (500MHz, DMSO−d6) δ7.68 (s, 1H), 7.53 (d, 1H), 6.65 (d, 1H), 6.58 (d, 1H), 3.71 (s, 3H), 2.93 (q, 2H), 2.82−2.64 (m, 3H), 2.39−2.30 (m, 2H), 2.20 (s, 6H), 1.87−1.82 (m, 1H), 1.27−1.22 (m, 1H), 1.18 (t, 3H)。MS m/z (APCI+) M+H 467および469。
【0157】
(ii) [(2S)−8−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ジメチル−アミン
【化29】

メタノール(100ml)中における[(2S)−8−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−アミン(8.0g、37.0ミリモル)の溶液に、水性ホルムアルデヒド(37%、22ml、300ミリモル)および酢酸(10ml)を加えた。40℃以下の温度を維持しながら、この混合物にシアノホウ水素化ナトリウム(19.0g、200ミリモル)を少しずつ加えた。それを周囲温度で一晩攪拌し、溶媒を真空下で除去した。残留物を酢酸エチル(50ml)および水酸化ナトリウム水溶液(2M、50ml)に分配し、次に水層を酢酸エチル(3×30ml)で抽出した。合一した有機層を飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、そして溶媒を真空下で除去した。SCX樹脂を使用して過剰のホルムアルデヒドを除去した(メタノール中の溶液として負荷し、樹脂をメタノールで完全に洗浄し、生成物をメタノール中の1Mアンモニアで溶離し、そして真空下で蒸発乾固した)。粗製物質をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ジクロロメタン中の2.5%メタノール)により精製して表題化合物を油状物(7.30g、96%)として得た。1H NMR (400MHz, CDCl3) δ7.08 (t, 1H), 6.71 (d, 1H), 6.65 (d, 1H), 3.81 (s, 3H), 3.03−2.97 (m, 1H), 2.88−2.80 (m, 2H), 2.59−2.52 (m, 1H), 2.48−2.41 (m, 1H), 2.38 (s, 6H), 2.10−2.05 (m, 1H), 1.57 (ddd, 1H)。
【0158】
(iii) (2S)−5−ブロモ−8−メトキシ−N,N−ジメチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−アミン
【化30】

酢酸(145ml)中における[(2S)−8−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ジメチル−アミン(5.61g、23.21ミリモル)の溶液に酢酸ナトリウム(5.71g、69.63ミリモル)を加え、それを酢酸ナトリウムが殆んど溶解するまでRTで攪拌した。酢酸中における臭素(3.90g、1.26ml、24.37ミリモル)の溶液を6時間にわたって滴加した。生成した白色の沈殿をろ去し、そして水、次にEt2Oで洗浄した。それを真空下で乾燥して表題化合物のHBr塩(8.14g)を固体として得た。1H NMR (300MHz, CDCl3) δ7.33 (d, 1H),
6.57 (d, 1H), 3.80 (s, 3H), 3.03 (dd, 1H), 3.00−2.95 (m, 1H), 2.70−2.58 (m, 1H), 2.54−2.42 (m, 2H), 2.37 (s, 6H), 2.15−2.07 (m, 1H), 1.65−1.51 (m, 1H)。
【0159】
(iv) (6S)−4−メトキシ−N6,N6−ジメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1,6−ジアミン、方法A
【化31】

オートクレーブ容器中でジメチルホルムアミド(31.0ml)中における[(2S)−5−ブロモ−8−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]ジメチルアミン(6.25g、22.0ミリモル)の溶液に、濃アンモニア水溶液(31.0ml)および銅粉末(1.68g、26.4ミリモル)を加えた。次に、容器を密封して反応混合物を撹拌しながら110℃まで18時間加熱した。それをRTまで冷却した後、反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液(70ml)に注ぎ、水層をジクロロメタン(3×70ml)で抽出した。合一した有機層を飽和塩化アンモニウム溶液(100ml)、次に飽和塩化ナトリウム溶液(100ml)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、真空下で濃縮して油状物(4.78g)を得た。表題化合物の存在をLC/MSにより確認し(純度>95%)、粗製物質をすぐに次の工程で使用した。1H NMR (400MHz, CDCl3) δ6.58 (d, 1H), 6.52 (d, 1H), 2.72−2.67 (m, 1H), 3.76 (s, 3H), 3.04−2.99 (d, 1H), 2.67−2.41 (m, 2H), 2.39 (s, 6H), 2.18−2.13 (m, 1H), 1.63−1.59 (m, 1H)。MS m/z (APCI+) M+H 221。
【0160】
(iii) (2S)−8−メトキシ−N,N−ジメチル−5−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−アミン
【化32】

トリフルオロ酢酸(14.5ml)中における[(2S)−8−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−ジメチル−アミン(0.495g、2.40ミリモル)の冷却(0℃)溶液に、硝酸ナトリウム(0.205g、2.40ミリモル)を少しずつ加え、それをRTで1時間攪拌した。それをpH=10になるまでアンモニア水溶液で中和することにより後処理し、その水溶液をジクロロメタン(3×100ml)で抽出した。合一した有機層を飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、そして溶媒を真空下で除去した。褐色の粗製油状物を最初にジエチルエーテルで摩砕し、固体残留物を捨てた。溶媒を真空下で除去した後、粗生成物をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ジクロロメタン中の5%メタノール)により精製して表題化合物(412mg、収率68.6%)を油状物として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ7.94 (d, J = 9.0Hz, 1H), 6.74 (d, J = 9.0Hz, 1H), 3.91 (s, 3H), 3.26−3.19 (m, 1H), 3.11−3.07 (m, 1H), 3.05−2.94 (m, 2H), 2.56−2.51 (m, 1H), 2.40 (s, 6H), 2.19−2.12 (m, 1H), 1.58−1.48 (m, 1H)。m/z (APCI+) 251 (M+H)+
【0161】
(iv) (6S)−4−メトキシ−N6,N6−ジメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1,6−ジアミン、方法B
エタノール(2.5ml)中における(2S)−8−メトキシ−N,N−ジメチル−5−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−アミン(0.100g、0.40ミリモル)の溶液に、炭素上のパラジウム(10%、12mg)を加えた。反応混合物を水素(4バール)の雰囲気下で18時間攪拌した。セライト(登録商標)パッドを通してろ過することによりそれを後処理し、過剰のエタノールで完全に洗浄した。ろ液の溶媒を真空下で除去して粗生成物を油状物(79mg)として得た。さらに精製することはなかった。1H NMR (400 MHz, CDCl3) d 6.58 (d, 1H), 6.52 (d, 1H), 2.72−2.67 (m, 1H), 3.76 (s, 3H), 3.04−2.99 (d, 1H), 2.67−2.41 (m, 2H), 2.39 (s, 6H), 2.18−2.13 (m, 1H), 1.63−1.59 (m, 1H)。 m/z (APCI+) 221 (M+H)+
【0162】
〔実施例174〜194〕
次の化合物を実施例173(i)と同様の方法で合成した。
【表15】

【0163】
【表16】

【0164】
【表17】

【0165】
【表18】

【0166】
〔実施例195〜311〕
次の化合物を実施例173(i)と同様の方法で合成した。
【表19】

【0167】
【表20】

【0168】
【表21】

【0169】
【表22】

【0170】
【表23】

【0171】
【表24】

【0172】
【表25】

【0173】
【表26】

【0174】
〔実施例312〕
(i) N−[(6S)−4−メトキシ−6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ピリジン−3−スルホンアミド
【化33】

(6S)−4−メトキシ−6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−アミン(60mg、0.24ミリモル)および塩化ピリジン−3−スルホニル(42mg、0.25ミリモル)をジクロロメタン(4ml)中で懸濁し、ピリジン(0.15ml)を加えた。反応混合物を周囲温度で一晩攪拌した。溶媒を除去し、残留物を分取用HPLCにより精製した。クロロホルムを使用して生成物をLC−フラクションから抽出して固体(74mg、80%)を得た。1H NMR (400MHz, DMSO−d6) δppm 8.80 (1H, dd) 8.74 (1H, d) 7.95−8.00 (1H, m) 7.60 (1H, dd) 6.63−6.70 (2H, m) 3.71−3.74 (3H, m) 2.80 (1H, dd) 2.16−2.40 (4H, m) 1.80−1.90 (1H, m) 1.63−1.70 (4H, m) 1.19−1.35 (1H, m)。m/z M+H 388, M−H 386。
【0175】
(ii) 1−[(2S)−8−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]ピロリジン
【化34】

(2S)−8−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−アンモニウムクロライド(21.3g、100ミリモル)および1,4−ジブロモブタンをDMF(200ml)中で懸濁し、DIPEA(45ml)を加え、反応混合物を60℃で一晩加熱した。混合物を氷/水に注ぎ、炭酸水素ナトリウムで飽和させ、EtOAc(5回)で抽出した。合一した有機層を1M塩酸で抽出した。酸性層をpHが塩基性になるまで5Mの水酸化ナトリウム水溶液で処理し、生成物を再び水層からEtOAcで抽出した。有機相をNa2SO4上で乾燥し、ろ過し、そして溶媒を真空下で除去した。アンモニア(3%)を含有する0〜10%のメタノールとするCHCl3/MeOH/NH3のグラジエント溶媒を使用してシリカ上のクロマトグラフィーにより生成物を6.5g(28%)の収率で単離した。1H NMR (400MHz, DMSO−d6) δppm 7.04 (1H, t) 6.72 (1H, d) 6.65 (1H, d) 3.75 (3H, s) 2.47−2.92 (7H, m) 2.27−2.44 (2H, m) 1.96−2.06 (1H, m) 1.62−1.73 (4H, m) 1.45−1.56 (1H, m)。MS m/z M+H 232。
【0176】
(iii) 1−[(2S)−5−ブロモ−8−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]ピロリジン
【化35】

1−[(2S)−8−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]ピロリジン(実施例312(ii)) (3.08g、13.3ミリモル)および酢酸ナトリウム(3.3g、40ミリモル)を酢酸(80ml)に溶解した。酢酸(40ml)に溶解した臭素(0.69ml、13.3ml)を5時間にわたって混合物に滴加した。溶媒を真空下で除去し、ジクロロメタンを加えた。有機相を5MのNaOH水溶液、次にブラインで洗浄し、乾燥し(Na2SO4)、ろ過し、そして溶媒を蒸発させた。アンモニア(3%)を含有する0〜10%のメタノールとするCHCl3/MeOH/NH3のグラジエント溶媒を使用してシリカ上のクロマトグラフィーにより残留物を精製して油状物(2.41g、58%)を得た。1H NMR (400MHz, DMSO−d6) δppm 7.36 (1H, d) 6.75 (1H, d) 3.73−3.79 (3H, m) 2.84 (1H, dd) 2.75 (1H, dt) 2.44−2.63 (6H, m) 2.28−2.38 (1H, m) 1.97−2.07 (1H, m) 1.64−1.73 (4H, m) 1.54−1.64 (1H, m)。MS m/z M+H 310, 312。
【0177】
(iv) (6S)−N−(ジフェニルメチレン)−4−メトキシ−6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−アミン
【化36】

1−[(2S)−5−ブロモ−8−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]ピロリジン(2.4g、7.7ミリモル)、ジフェニルメタンイミン(1.54g、8.5ミリモル)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.18g、0.2ミリモル)、ビス(2−ジフェニルホスフィノフェニル)エーテル(0.21g、0.4ミリモル)およびナトリウムt−ブトキシド(2.2g、2.3ミリモル)をアルゴン雰囲気下、トルエン(40ml)中で混合し、100℃で3時間加熱した。EtOAcおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、Na2SO4上で乾燥し、ろ過し、そして溶媒を真空下で除去した。アンモニア(3%)を含有する0〜10%のメタノールとするCHCl3/MeOH/NH3のグラジエント溶媒を使用してシリカ上のクロマトグラフィーにより残留物を精製して2.0g(63%)の表題化合物を得た。1H NMR (400MHz, DMSO−d6) δppm 7.62−7.67 (2H, m) 7.41−7.54 (3H, m) 7.29−7.36 (3H, m) 7.07−7.15 (2H, m) 6.46 (1H, d) 6.16 (1H, d) 3.61−3.66 (3H, m) 2.71−2.90 (2H, m) 2.24−2.45 (4H, m) 1.99−2.09 (1H, m) 1.64−1.73 (4H, m) 1.42−1.55 (1H, m)。MS m/z M+H 411。
【0178】
(v) (6S)−4−メトキシ−6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−アミン
【化37】

(6S)−N−(ジフェニルメチレン)−4−メトキシ−6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−アミン(1.9g、4.6ミリモル)をTHF(40ml)に溶解し、1M塩酸(15ml)を加えた。反応混合物を一晩激しく攪拌した。反応混合物をヘプタン、次にEtOAcで洗浄した。水相を5M水酸化ナトリウム水溶液で塩基性にし、ジクロロメタンで抽出した。有機相をNa2SO4上で乾燥し、ろ過し、そして溶媒を蒸発させた。アンモニア(3%)を含有する0〜10%のメタノールとするCHCl3/MeOH/NH3のグラジエント溶媒を使用してシリカ上のクロマトグラフィーにより粗生成物を精製して固体(1.1g、99%)を得た。1H NMR (400MHz, DMSO−d6) δppm 6.52 (1H, d) 6.42 (1H, d) 4.25 (2H, s) 3.63 (3H, s) 2.84 (1H, dd) 2.46−2.62 (5H, m) 2.20−2.39 (3H, m) 2.00−2.08 (1H, m) 1.65−1.72 (4H, m) 1.44−1.55 (1H, m)。MS APPI+ M+H 247。
【0179】
〔実施例313〕
3,5−ジクロロ−N−[(6S)−4−メトキシ−6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド
【化38】

生成物を実施例312(i)と同様の方法を使用して製造し、固体(74mg、81%)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δppm 7.96 (1H, t) 7.56 (2H, d) 6.69 (1H, d) 6.64 (1H, d) 3.73 (3H, s) 2.83 (1H, dd) 2.52−2.63 (5H, m) 2.23−2.43 (3H, m) 1.85−1.95 (1H, m) 1.64−1.73 (4H, m) 1.28−1.41 (1H, m)。MS m/z M+H 455, 457;M−H 453, 455。
【0180】
〔実施例314〕
N−[(6S)−4−メトキシ−6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]キノリン−8−スルホンアミド
【化39】

生成物を実施例312(i)と同様の方法を使用して製造し、固体(44mg、50%)として単離した。1H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δppm 9.14 (1H, dd) 8.91 (1H, s) 8.59 (1H, dd) 8.30 (1H, dd) 8.16 (1H, dd) 7.77 (1H, dd) 7.69 (1H, t) 6.46 (1H, d) 6.30 (1H, d) 3.63 (3H, s) 2.68−2.80 (2H, m) 2.41−2.48 (4H, m) 2.25−2.36 (1H, m) 2.12−2.22 (1H, m) 1.79−1.90 (1H, m) 1.60−1.68 (4H, m) 1.22−1.34 (1H, m)。MS m/z M+H 438;M−H 436。
【0181】
〔実施例315〕
N−[(6S)−4−メトキシ−6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ナフタレン−1−スルホンアミド
【化40】

生成物を実施例312(i)と同様の方法を使用して製造し、固体(90mg、86%)として単離した。1H NMR (600 MHz, CDCl3) δppm 8.58−8.63 (1H, m) 8.13 (1H, d) 8.06 (1H, d) 7.92−7.97 (1H, m) 7.57−7.63 (2H, m) 7.47 (1H, t) 6.67 (1H, d) 6.46 (1H, d) 6.19 (1H, br. s.) 3.74 (3H, s) 2.95 (1H, dd) 2.60 (4H, br. s.) 2.54 (1H, dt) 2.21−2.35 (2H, m) 2.07−2.15 (1H, m) 1.86−1.93 (1H, m) 1.79 (4H, br. s.)。MS m/z M+H 437;M−H 435。
【0182】
〔実施例316〕
(i) 4'−クロロ−N−[(6S)−4−メトキシ−6−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ビフェニル−2−スルホンアミド
【化41】

エチル((2S)−5−{[(4'−クロロビフェニル−2−イル)スルホニル]アミノ}−8−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル)カルバメート(125mg、0.24ミリモル)および水素化アルミニウムリチウム(36mg、0.96ミリモル)をTHF(5ml)中で懸濁した。反応混合物をアルゴン雰囲気下で2時間還流した。混合物を室温まで冷却し、注意して水でクエンチした。混合物をジクロロメタン(1回)で抽出した。有機相を乾燥し(Na2SO4)、ろ過し、そして溶媒を蒸発させた。アンモニア(3%)を含有する0〜10%のメタノールとするCHCl3/MeOH/NH3のグラジエント溶媒を使用してシリカ上のクロマトグラフィーにより残留物を精製して生成物(73mg、66%)を得た。1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm 8.11 (1H,
dd) 7.62 (1H, dt) 7.52 (1H, dt) 7.28−7.40 (4H, m) 6.50 (1H, d) 6.43 (1H, d) 3.73 (3H, s) 3.07 (1H, dd) 2.79−2.90 (1H, m) 2.27−2.61 (6H, m) 2.03−2.13 (1H, m) 1.53 (1H, なし) 1.50−1.64 (1H, m)。MS m/z M+H 457。
【0183】
(ii) N−{(2S)−5−[(ジフェニルメチレン)アミノ]−8−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル}−2,2,2−トリフルオロアセトアミド
【化42】

表題化合物を実施例312(iv)に記載のようにして製造して固体(3.0g、53%)を得た。MS
m/z M+H 453。
【0184】
(iii) N−[(2S)−5−アミノ−8−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]−2,2,2−トリフルオロアセトアミド
【化43】

N−{(2S)−5−[(ジフェニルメチレン)アミノ]−8−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル}−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(3.0g、6.7ミリモル)をTHF(50ml)に溶解し、塩酸(1M、22ml)を加え、反応混合物を周囲温度で一晩激しく攪拌した。混合物を真空下で濃縮し、その残留物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液で中和した。混合物をEtOAc(2回)、ジクロロメタン(2回)およびクロロホルム(2回)で抽出した。合一した有機層を乾燥し(Na2SO4)、ろ過し、そして溶媒を蒸発させた。アンモニア(3%)を含有する0〜10%のメタノールとするCHCl3/MeOH/NH3のグラジエント溶媒を使用してシリカ上のクロマトグラフィーにより粗生成物を精製して固体(1.1g、55%)を得た。MS m/z M+H 289。
【0185】
(iv) N−[(6S)−6−アミノ−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4'−クロロビフェニル−2−スルホンアミド
【化44】

N−[(2S)−5−アミノ−8−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(280mg、0.97ミリモル)および塩化4'−クロロビフェニル−2−スルホニル(280mg、0.97ミリモル)をジクロロメタン(6ml)に溶解した。ピリジン(0.35ml)を加え、反応混合物を一晩攪拌した。混合物を1M塩酸(2回)および飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を乾燥し(MgSO4)、ろ過し、そして溶媒を蒸発させた。残留物をメタノール(5ml)に溶解し、水酸化ナトリウム水溶液(2M、3ml)を加えた。混合物を周囲温度で一晩攪拌した。混合物を真空下で濃縮し、塩酸で酸性にし、そして飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で塩基性にした。水性溶液をジクロロメタン(2回)で抽出し、シリカ上のカラムクロマトグラフィーにより精製した。アンモニア(3%)を含有する0〜10%のメタノールとするCHCl3/MeOH/NH3のグラジエント溶媒を使用してシリカ上のクロマトグラフィーにより生成物を単離して表題化合物(30%)を得た。m/z ES+ M+H 443。
【0186】
(v) エチル((2S)−5−{[(4'−クロロビフェニル−2−イル)スルホニル]アミノ}−8−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル)カルバメート
【化45】

N−[(6S)−6−アミノ−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4'−クロロビフェニル−2−スルホンアミド(172mg、0.39ミリモル)およびクロロギ酸エチル(40μl、0.42ミリモル)をジクロロメタン(5ml)に溶解した。ピリジン(0.1ml)を加え、反応混合物を周囲温度で4時間攪拌した。反応混合物を塩酸(1M)および炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥し(Na2SO4)、ろ過した。溶媒を真空下で除去し、残留物をシリカ上で溶離剤としてヘプタンおよびEtOAcを使用して精製して表題化合物(130mg、96%)を得た。MS m/z ES− M−H 513。
【0187】
〔実施例317〕
(i) 4'−クロロ−N−[(6S)−4−メトキシ−6−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−N−メチルビフェニル−2−スルホンアミド
【化46】

t−ブチル{(2S)−5−[[(4'−クロロビフェニル−2−イル)スルホニル](メチル)アミノ]−8−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル}メチルカルバメート(45mg、0.079ミリモル)をジクロロメタン(6ml)に溶解し、TFA(0.5ml)を加えた。混合物を周囲温度で4時間激しく攪拌した。溶媒を蒸発により除去し、残留物をメタノールに溶解し、SCXカラムに負荷した。カラムをメタノールで洗浄し、生成物をメタノール中の0.7Mアンモニアで溶離した。溶媒を除去し、アンモニア(3%)を含有する0〜10%のメタノールとするCHCl3/MeOH/NH3のグラジエント溶媒で溶離するシリカ上のクロマトグラフィーにより残留物を精製して固体(28mg、75%)を得た。1H NMR (400MHz, CDCl3, T=40℃;低温で回転異性体) δppm 7.94 (1H, dd) 7.57 (1H, dt) 7.46 (1H, t) 7.18−7.35 (5H, m) 6.36−6.52 (2H, m) 3.78 (3H, s) 3.02 (1H, dd) 2.63−2.94 (6H, m) 2.51 (3H, s) 2.31 (1H, dd) 1.96 (1H, br. s.) 1.34−1.48 (1H, m);MS m/z M+H 471。
【0188】
(ii) t−ブチル((2S)−5−{[(4'−クロロビフェニル−2−イル)スルホニル]アミノ}−8−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル)メチルカルバメート
【化47】

4'−クロロ−N−[(6S)−4−メトキシ−6−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ビフェニル−2−スルホンアミド(実施例316(i))(56mg、0.12ミリモル))およびジ−t−ブチルジカーボネート(42mg、0.20ミリモル)をジクロロメタン(5ml)に溶解した。DIPEA(0.15ml)を加え、混合物を周囲温度で2時間攪拌した。混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(2回)で洗浄した。有機層を乾燥し(Na2SO4)、ろ過し、そして溶媒を蒸発させた。0〜100%の酢酸エチルとするヘプタン/酢酸エチルのグラジエント溶媒を使用してシリカ上のクロマトグラフィーにより残留物を精製して生成物(48mg、70%)を得た。MS m/z M+H 555。
【0189】
(iii) t−ブチル{(2S)−5−[[(4'−クロロビフェニル−2−イル)スルホニル](メチル)アミノ]−8−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル}メチルカルバメート
【化48】

t−ブチル((2S)−5−{[(4'−クロロビフェニル−2−イル)スルホニル]アミノ}−8−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル)メチルカルバメート(46mg、0.083ミリモル)および水素化ナトリウム(60%、14mg、0.35ミリモル)をDMF(3ml)中で懸濁し、超音波浴で30秒間超音波処理した。ヨードメタン(40mg、0.29ミリモル)を加え、反応混合物を2時間攪拌した。水を加え、混合物をEtOAc(2回)で抽出した。合一した有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥し(Na2SO4)、そして溶媒を蒸発させた。0〜100%の酢酸エチルとするヘプタン/酢酸エチルのグラジエント溶媒を使用してシリカ上のクロマトグラフィーにより残留物を精製して生成物(45mg、95%)を得た。m/z AP+ M+H 571。
【0190】
〔実施例318〕
N−[(6S)−4−メトキシ−6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ナフタレン−1−スルホンアミド
【化49】

表題化合物を実施例312の方法に従って製造して固体(86%)を得た。1H NMR (600MHz, CDCl3) δppm 8.58−8.62 (1H, m) 8.13 (1H, d) 8.06 (1H, d) 7.93−7.96 (1H, m) 7.58−7.63 (2H, m) 7.45−7.49 (1H, m) 6.67 (1H, d) 6.46 (1H, d) 3.74 (3H, s) 2.94 (1H, dd) 2.60 (4H, br. s.) 2.51−2.57 (1H, m) 2.22−2.34 (2H, m) 2.11 (1H, br. s.) 1.86−1.92 (1H, m) 1.79 (4H, br. s.) 1.17−1.27 (1H, m);MS m/z M+H+ 437, M−H- 435。
【0191】
〔実施例319〕
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]キノリン−8−スルホンアミド
【化50】

表題化合物を実施例312の方法に従って製造して固体(47%)を得た。1H NMR (600MHz, CD3OD) δppm 9.14 (m, 1H) 8.52 (m, 1H) 8.24 (m, 1H) 8.19 (m, 1H) 7.73 (m, 1H) 7.65 (m, 1H) 6.42 (d, 1H) 6.26 (d, 1H) 3.69 (s, 3H) 3.20−3.34 (m, 2H) 3.11 (m, 1H) 2.70−2.86 (m, 7H) 2.58 (m, 1H) 2.22 (m, 1H) 1.58 (m, 1H)。MS m/z M+H+ 412。
【0192】
〔実施例320〕
4'−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ビフェニル−2−スルホンアミド
【化51】

N−[(6S)−6−アミノ−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4'−クロロビフェニル−2−スルホンアミド(実施例316(iv))(52mg、0.12ミリモル)、ホルムアルデヒド(37%水溶液、36μl、0.48ミリモル)および酢酸(0.1ml)をメタノール(5ml)に溶解した。混合物を周囲温度で20分間攪拌した。シアノホウ水素化ナトリウム(30mg、0.48ミリモル)を加え、混合物を周囲温度で2時間攪拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、メタノールを真空下で除去した。混合物をジクロロメタンで抽出した。有機相を乾燥し(Na2SO4)、ろ過し、そして溶媒を蒸発させた。アンモニア(3%)を含有する0〜10%のメタノールとするCHCl3/MeOH/NH3のグラジエント溶媒を使用してシリカ上のクロマトグラフィーにより残留物を精製して固体(48mg、85%)を得た。1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm 8.07−8.11 (1H, m) 7.59−7.64 (1H, m) 7.48−7.54 (1H, m) 7.27−7.38 (5H, m) 6.49 (1H, d) 6.43 (1H, d) 3.74 (3H, s) 2.91−2.99 (1H, m) 2.38−2.62 (9H, m) 2.23−2.35 (1H, m) 2.01−2.09 (1H, m) 1.39−1.51 (1H, m); MS m/z M+H+ 471, 473, M−H- 469, 471。
【0193】
〔実施例321〕
(i) 4'−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−N−メチルビフェニル−2−スルホンアミド
【化52】

表題化合物を実施例320の方法に従って製造した。表題化合物を固体(85%)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δppm 7.90−7.97 (1H, m) 7.55−7.61 (1H, m) 7.42−7.49 (1H, m) 7.27−7.36 (4H, m) 7.20 (1H, d) 6.34−6.50 (2H, m) 3.77−3.80 (3H, m) 2.92−3.05 (1H, m) 2.63−2.84 (4H, m) 2.34−2.54 (9H, m) 1.97−2.10 (1H, m) 1.33−1.47 (1H, m); APPI−MS m/z M+H+ 485, 487。
【0194】
(ii) N−[(6S)−6−アミノ−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4'−クロロ−N−メチルビフェニル−2−スルホンアミド
【化53】

表題化合物を実施例317(i)の方法に従って製造して表題化合物を得た。SCXカラムから得られた生成物を次の工程で使用した。APPI−MS m/z M+H+ 457, 459。
【0195】
(iii) t−ブチル{(2S)−5−[[(4'−クロロビフェニル−2−イル)スルホニル](メチル)アミノ]−8−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル}カルバメート
【化54】

表題化合物を実施例317(iii)の方法に従って製造した。ESI−MS m/z M+NH3+ 574, 576。
【0196】
薬理試験
ラット線条体の5HT6受容体と結合する[125I]SB258585の方法
物質
比放射能が2000Ci/ミリモルの[125I]SB258585(1)をAmersham Biosciences Europe社(ドイツ・フライブルク)から購入した。他の化学薬品は商業的供給源から購入し、分析グレードであった。
【0197】
膜の調製:
成体ラット(Sprague−Dawley、320〜370g、B & K、スウェーデン)の線条体組織を切除し、計量し、そしてUltra−Turrax T8 (IKA Labortechnik、ドイツ)を使用して50mMのトリス−HCl、4mMのMgCl2、1mMのEDTA、10μMのパルギリンおよびプロテアーゼ阻害剤(Complete、Roche Diagnostics)を含有する緩衝液(pH7.4)中で均質化した。組織ホモジネートを48000×gで10分間遠心し、ペレットを再び懸濁し、上記のように再び遠心した。最終的に得られた膜を緩衝液で60mgの全湿重量(w.w.)/mlの濃度まで希釈し、所定量に分けて−70℃で保存した。
【0198】
放射性リガンド結合アッセイ:
飽和結合試験は1〜3mg w.w./試験管の試料を使用して0.5mlの緩衝液(50mMのトリス、4mMのMgCl2、100mMのNaCl、1mMのEDTA、5mMのアスコルビン酸塩および10μMのパルギリン;pH7.4)、0.2nMの[125I]SB258585および非標識SB258585により最終濃度を0.23〜20nMの範囲(12種の濃度)として繰り返し行なった。非特異的結合は10μMのメチオテピンの存在下で定量した。競合的実験において、0.8〜2mg w.w./試験管および0.5〜1nM濃度の放射性リガンドをDMSOに予め溶解し、緩衝液で希釈した7種の濃度の競合する薬剤と一緒に使用した。アッセイ溶液を室温で1〜3時間インキュベートし、Brandel細胞採取器を使用して0.3%ポリエチレンイミンで前処理したWhatman GF/Bフィルターを通して迅速にろ過することにより終了させた。放射能をPackard Tri−Carb 2900TR液体シンチレーションカウンターで測定した。
【0199】
データはPRISM 4.00(GraphPad Software社、カリフォルニア州サンディエゴ)を使用して非線形回帰分析により分析した。
【0200】
Hirst, W.D., Minton, J.A.L., Bromidge, S.M., Moss, S.F., Latter, A., Riley, G., Routledge, C., MiddlemissのD.N. & Price, G.W.(2000年)。ラット、ブタおよびヒトの脳組織におけるヒト組換え型および天然型の5HT6受容体と結合する[125I]−SB−258585の特性決定はBr. J. Pharmacol., 130, 1597〜1605に記載されている。
【0201】
結果
上記のアッセイで測定された典型的なIC50値は1μM以下である。本発明の一態様において、IC50は500nM以下である。本発明の他の態様において、IC50は50nM以下である。さらに、本発明の他の態様において、IC50は10nM以下である。
【表27】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I
【化1】

の化合物、あるいはその塩、溶媒和物または溶媒和塩。
式中、PはC6-10アリールC0-6アルキル、C5-11ヘテロアリールC0-6アルキル、C3-7シクロアルキルC0-6アルキル、C3-7ヘテロシクロアルキルC0-6アルキルまたはC2-10アルキルであり;
R1は水素、ヒドロキシ、ハロゲン、C1-10アルキル、C2-10アルケニル、C2-10アルキニル、C1-10アルコキシ、N(R11)2、C6-10アリールC0-6アルキル、C5-11ヘテロアリールC0-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6ハロアルキルO、R7OC0-6アルキル、シアノ、NO2、SR7、R7SO2C0-4アルキル、SOR7、R7CON(R8)C0-4アルキル、N(R8)SO2R7、COR7、COOR8、OSO2R7、(R8)2NCOC0-6アルキル、オキソまたはSO2N(R8)2であり;
nは0、1、2、3、4または5であり;
Xは単結合、C1-3アルキルまたはNR6であるか、あるいはXはヘテロアルキルまたはC5-11ヘテロアリールのNであり、あるいは
N、SO2、XおよびPは一緒になってC8-11ヘテロアリールまたはC8-11ビシクロへテロアルキルを形成し;
QはCHまたはOであり;
R2は水素、ヒドロキシ、ハロゲン、C1-10アルキル、C2-10アルケニル、C2-10アルキニル、C1-10アルコキシ、N(R11)2、C6-10アリールC0-6アルキル、C5-6ヘテロアリールC0-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6ハロアルキルO、R7OC0-6アルキル、シアノ、SR7、SO2R8、SOR7、NCOR7、NR8SO2R7、COR7、COOR7、OSO2R7、CON(R8)2またはSO2N(R8)2であり;
R3は水素、ヒドロキシ、ハロゲン、C1-10アルキル、C2-10アルケニル、C2-10アルキニル、C1-10アルコキシ、N(R11)2、C6-10アリールC0-6アルキル、C5-6ヘテロアリールC0-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6ハロアルキルO、R7OC0-6アルキル、シアノ、SR7、SO2R7、SOR7、N(R8)COR7、N(R8)SO2R7、COR7、COOR7、OSO2R7、CON(R8)2またはSO2N(R8)2であり;
R4およびR5は独立して水素、C1-5アルキル、C1-5ハロアルキル、C2-5アルケニル、C2-5アルキニル、C3-6シクロアルキル、C5-6アリールC1-2アルキルおよびC5-6ヘテロアリールC1-2アルキルから選択され、さらに独立してハロゲン、ヒドロキシル、シアノおよびC1-5アルコキシから選択される1個またはそれ以上の基により置換されてもよく、あるいは
R4およびR5は一緒になってC3-7ヘテロシクロアルキルを形成し、さらにR4およびR5は独立して水素、ハロゲン、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C5-6アリール、C5-6ヘテロアリール、COR12、SO2R12、OR12、シアノ、SO2N(R11)2およびβまたはγ位で置換されるオキソから選択される1個またはそれ以上の基により置換されてもよく;
R6は水素、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、R7OC1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6シアノアルキル、(R11)2NCOC0-6アルキルまたはR12SO2C1-6アルキルであり;
R7はC1-10アルキル、C1-6ハロアルキル、C6-10アリールC0-6アルキル、C5-6ヘテロアリールC0-6アルキル、C3-7シクロアルキルC0-6アルキルまたはC1-6アルコキシC6-10アリールであり;
R8は水素、C1-10アルキル、C3-7シクロアルキルC0-6アルキル、C6-10アリールC0-6アルキル、C1-6ハロアルキルまたはC5-6ヘテロアリールC0-6アルキルであるか、あるいは
R7およびR8は一緒になってC5-6ヘテロアリールまたはC3-7ヘテロシクロアルキルを形成し、ここでR1、R7およびR8のアリールおよびヘテロアリールは独立して水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C1-6ハロアルキル、シアノ、アルキル、OR12、オキソ、C1-5アルコキシ、SOR12、SR11、CON(R11)2、N(R11)COR12、SO2R12、N(R11)2およびCOR12から選択される1個またはそれ以上の基により置換されてもよく;
R9は水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、C1-6ハロアルコキシ、C1-6ハロアルキル、C1-6アルキルまたはCOR12であり;
R10は水素、C1-6アルキル、C1-6アルコキシまたはC1-6ハロアルキルであり;
R11は水素、C1-6アルキルまたはC1-6ハロアルキルであり;そして
R12はC1-6アルキルまたはC1-6ハロアルキルであるか、あるいは
R11およびR12は一緒になってC3-7シクロアルキルまたはC3-7ヘテロシクロアルキルを形成し、ここでR11およびR12は独立して水素、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、C1-3アルキル、C1-3アルコキシおよびC1-3ハロアルキルから選択される1個またはそれ以上の基により置換されてもよい。
【請求項2】
PはC6-10アリールC0-6アルキル、C5-11ヘテロアリールC0-6アルキル、C3-7シクロアルキルC0-6アルキルまたはC2-10アルキルであり;
R1は水素、ヒドロキシ、ハロゲン、C1-10アルキル、C1-10アルコキシ、C6-10アリールC0-6アルキル、C5-11ヘテロアリールC0-6アルキル、C1-6ハロアルキル、R7OC0-6アルキル、NO2、R7SO2C0-4アルキル、R7CON(R8)C0-4アルキル、COR7またはSO2N(R8)2であり;
nは0、1、2、3または4であり;
Xは単結合またはNR6であり;
QはCHまたはOであり;
R2は水素であり;
R3はハロゲンまたはC1-10アルコキシであり;
R4およびR5は独立して水素またはC1-5アルキルから選択されるか、あるいは
R4およびR5は一緒になってC3-7ヘテロシクロアルキルを形成し;
R6は水素であり;
R7はC1-10アルキル、C1-6ハロアルキル、C6-10アリールC0-6アルキル、C3-7シクロアルキルC0-6アルキルまたはC1-6アルコキシC6-10アリールであり;
R8は水素、C1-10アルキル、C6-10アリールC0-6アルキルまたはC1-6ハロアルキルであり、ここでR1、R7およびR8のアリールおよびヘテロアリールは独立して水素、ハロゲン、C1-6ハロアルキル、シアノ、C1-5アルコキシまたはSR11から選択される1個またはそれ以上の基により置換されてもよく;
R9は水素であり;そして
R10は水素である
請求項1記載の化合物、あるいはその塩、溶媒和物または溶媒和塩。
【請求項3】
Pはフェニル、ナフチル、ピリジニル、ピロリル、ベンゾジオキサニル、メチルピリジニル、ベンゾフリル、チオフェニル、チオイミダゾリル、ベンゾチアイミダゾリル、ベンゾフラザニル、チアゾリルピラゾリル、イミダゾリル、メチルフェニル、インドリニル、ベンゾピロリジニル、キノリン、イソキノリン、チアゾリル、イミダゾチアゾリル、フリル、エチル、シクロプロピル、チエニル、エチルナフチル、クロマンまたはインダンである請求項1または2記載の化合物。
【請求項4】
R1は水素、クロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、メチル、エチル、i−プロピル、n−プロピル、n−ブチル、t−ブチル、フェノキシ、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ピリジニル、イソオキサゾール、ベンゾオキサゾリル、チオフェニル、メチルCON、フェニルNCOメチル、フェニルSO2エチル、ニトロ、フェニルSO2、メチルSO2、NH2SO2、フェニル、シアノ、COOメチル、ピリミジル、ピラゾリル、COメチル、ヒドロキシ、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメトキシである請求項1〜3の何れかの項記載の化合物。
【請求項5】
R3はハロゲン、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメトキシである請求項1〜4の何れかの項記載の化合物。
【請求項6】
Xは結合、NH、インドール、インドリン、テトラヒドロキノリン、テトラヒドロイソキノリン、ベンゾオキサゼピン、イソインドリンまたはベンズアゼピンである請求項1〜5の何れかの項記載の化合物。
【請求項7】
R4およびR5は独立して水素、メチル、エチル、i−プロピル、n−プロピル、フルオロエチルおよびピロリジンから選択される請求項1〜6の何れかの項記載の化合物。
【請求項8】
(3R)−5−メトキシ−N,N−ジメチル−8−[(フェニルスルホニル)アミノ]クロマン−3−アンモニウムアセテート、
(3R)−8−{[(4−クロロフェニル)スルホニル]アミノ}−5−メトキシ−N,N−ジメチルクロマン−3−アンモニウムアセテート、
3−ブロモ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ビフェニル4−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−メトキシ−4−メチルベンゼンスルホンアミド、
6−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]イミダゾ[2,1−b][1,3]チアゾール−5−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−(メチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド、
5−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−3−メチル−1−ベンゾチオフェン−2−スルホンアミド、
7−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2,1,3−ベンゾオキサジアゾール−4−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−3−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−スルホンアミド、
3−(2−クロロフェノキシ)−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
4,5−ジクロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]チオフェン−2−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−(1−ナフチル)エタンスルホンアミド、
4−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ナフタレン−1−スルホンアミド、
4'−シアノ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−1,1'−ビフェニル−2−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−5−ピリジン−2−イルチオフェン−2−スルホンアミド、
N−[3−({[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]アミノ}スルホニル)フェニル]アセトアミド、
1−アセチル−5−ブロモ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]インドリン−6−スルホンアミド、
4−シアノ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−プロピルベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ナフタレン−2−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−メチルベンゼンスルホンアミド、
4−ブロモ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
3−ブロモ−5−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]チオフェン−2−スルホンアミド、
4−t−ブチル−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−メトキシベンゼンスルホンアミド、
2−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[4−({[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]アミノ}スルホニル)フェニル]アセトアミド、
2−ブロモ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
N−{[5−({[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]アミノ}スルホニル)チエン−2−イル]メチル}ベンズアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−エチルベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−ニトロベンゼンスルホンアミド、
2−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−メチル−3−ニトロベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ナフタレン−1−スルホンアミド、
4−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−3−ニトロベンゼンスルホンアミド、
4−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
2,4−ジクロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[5−({[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]アミノ}スルホニル)−4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アセトアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]チオフェン−2−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−ニトロベンゼンスルホンアミド、
3,5−ジクロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−ヒドロキシベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−3−ニトロベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2,5−ジメトキシベンゼンスルホンアミド、
4,5−ジブロモ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]チオフェン−2−スルホンアミド、
5−ブロモ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−メトキシベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−5−(フェニルスルホニル)チオフェン−2−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−5−[1−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]チオフェン−2−スルホンアミド、
2−シアノ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
5−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−3,5−ジメチルイソオサゾール−4−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−5−イソオキサゾール−3−イルチオフェン−2−スルホンアミド、
メチル3−({[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]アミノ}スルホニル)チオフェン−2−カルボキシレート、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−フェノキシベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド、
2,6−ジクロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2,6−ジフルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−メチル−5−ニトロベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−t−ペンチルベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−3,4,5−トリメトキシベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−3−メチルベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド、
4−ブロモ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−フルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−メチル−4−ニトロベンゼンスルホンアミド、
3−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
2−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−フルオロベンゼンスルホンアミド、
3−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−フルオロベンゼンスルホンアミド、
2−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−1−フェニルメタンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2,4−ジフルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−5−フルオロ−2−メチルベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド、
2,5−ジクロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
2,4,6−トリクロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
3−ブロモ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
3−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−メチルベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2,3,5,6−テトラメチルベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−フルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−フルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド、
2,5−ジクロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]チオフェン−3−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−3,4−ジメトキシベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2,5−ジメチルベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−3−メトキシベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−[2−(フェニルスルホニル)エチル]ベンゼンスルホンアミド、
8−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ナフタレン−2−スルホンアミド、
N−[4−({[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]アミノ}スルホニル)フェニル]−2,2,2−トリフルオロアセトアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−(フェニルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド、
7−ブロモ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ナフタレン−1−スルホンアミド、
4−(1,3−ベンゾオキサゾール−2−イル)−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−メチルナフタレン−1−スルホンアミド、
5−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ナフタレン−2−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]チオフェン−3−スルホンアミド、
2−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−(メチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド、
4−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−1,1'−ビフェニル−4−スルホンアミド、
2−クロロ−4−シアノ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
3−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−メチルベンゼンスルホンアミド、
4−ブロモ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−メチルベンゼンスルホンアミド、
4−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2,5−ジメチルベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2,3,4−トリフルオロベンゼンスルホンアミド、
4−ブチル−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
1−(3−クロロフェニル)−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]メタンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2,4,5−トリフルオロベンゼンスルホンアミド、
メチル4−({[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]アミノ}スルホニル)−2,5−ジメチル−3−フロエート、
5−ブロモ−6−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ピリジン−3−スルホンアミド、
3−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−5−フルオロ−2−メチルベンゼンスルホンアミド、
4−ブロモ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−エチルベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−6−フェノキシピリジン−3−スルホンアミド、
2,3,4−トリクロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
4−ブロモ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−1,1'−ビフェニル−3−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−1,1'−ビフェニル−2−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−1−ピリジン−3−イルメタンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2,2−ジフェニルエタンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−1−ベンゾフラン−2−スルホンアミド、
4−クロロ−N1−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼン−1,3−ジスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−ペンチルベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−3−(2−メトキシフェノキシ)ベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4'−メトキシ−1,1'−ビフェニル−3−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]シクロプロパンスルホンアミド、
1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]メタンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−フルオロナフタレン−1−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−3,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−3−フルオロ−4−メトキシベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−5−[2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル]チオフェン−2−スルホンアミド、
1−[3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−1H−ピロール−2−スルホンアミド、
2,6−ジクロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−5−[1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]チオフェン−2−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−5−[5−(トリフルオロメチル)イソオキサゾール−3−イル]チオフェン−2−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2,4,6−トリフルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−5−イソオキサゾール−5−イルチオフェン−2−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−1−(3−ニトロフェニル)メタンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−5−メチル−2,1,3−ベンゾチアジアゾール4−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−5−フルオロ−3−メチル−1−ベンゾチオフェン−2−スルホンアミド、
2,3−ジクロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−メトキシベンゼンスルホンアミド、
1−(4−クロロフェニル)−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]メタンスルホンアミド、
2,3−ジクロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
5−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]チオフェン−2−スルホンアミド、
2−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−6−メチルベンゼンスルホンアミド、
3,4−ジクロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
3,5−ジクロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
4−(3−クロロ−2−シアノフェノキシ)−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ベンゼンスルホンアミド、
5−ブロモ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]チオフェン−2−スルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−イソプロピルベンゼンスルホンアミド、
4−ブロモ−5−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]チオフェン−2−スルホンアミド、
5−クロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−メトキシベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−3−フルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[2−クロロ−4−({[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]アミノ}スルホニル)フェニル]アセトアミド、
2,4−ジクロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−5−メチルベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−スルホンアミド、
2,4−ジクロロ−N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−6−メチルベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−3,4−ジフルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−2−メチルベンゼンスルホンアミド、
N−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−ヨードベンゼンスルホンアミド、
3−クロロ−N−[(3R)−5−メトキシ−3−ピロリジン−1−イル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]−4−メチルベンゼンスルホンアミドおよび
5−クロロ−N−[(3R)−5−メトキシ−3−ピロリジン−1−イル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル]ナフタレン−2−スルホンアミド
からなる群より選択される化合物、あるいはその塩、溶媒和物または溶媒和塩。
【請求項9】
(2S)−5−{[(3−ブロモフェニル)スルホニル]アミノ}−N,N−ジメチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−アンモニウムアセテート、
N−[(6S)−4−ブロモ−6−(ジメチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−4−ブロモ−6−(ジメチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−3−クロロ−4−フルオロベンゼンスルホンアミド、
4−ブロモ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−エチルベンゼンスルホンアミド、
5−ブロモ−6−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ピリジン−3−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1,1'−ビフェニル−2−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1−ピリジン−3−イルメタンスルホンアミド、
4−クロロ−N1−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼン−1,3−ジスルホンアミド、
5−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ナフタレン−1−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−5−フルオロ−3−メチル−1−ベンゾチオフェン−2−スルホンアミド、
1−(4−クロロフェニル)−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メタンスルホンアミド、
2−クロロ−4−シアノ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
6−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]イミダゾ[2,1−b][1,3]チアゾール−5−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−(メチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド、
7−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2,1,3−ベンゾオキサジアゾール−4−スルホンアミド、
4,5−ジブロモ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]チオフェン−2−スルホンアミド、
5−ブロモ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−メトキシベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−フェノキシベンゼンスルホンアミド、
1−アセチル−5−ブロモ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]インドリン−6−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−プロピルベンゼンスルホンアミド、
4−シアノ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
5−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]チオフェン−2−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ナフタレン−2−スルホンアミド、
3−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−メチルベンゼンスルホンアミド、
4−ブロモ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−メチルベンゼンスルホンアミド、
4−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2,5−ジメチルベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2,3,4−トリフルオロベンゼンスルホンアミド、
1−(3−クロロフェニル)−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]メタンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2,4,5−トリフルオロベンゼンスルホンアミド、
3−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−5−フルオロ−2−メチルベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−6−フェノキシピリジン−3−スルホンアミド、
4−ブロモ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1−ピリジン−2−イルメタンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1,1'−ビフェニル−3−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1−ベンゾフラン−2−スルホンアミド、
4−クロロ−N1−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼン−1,3−ジスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−3−(2−メトキシフェノキシ)ベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4'−メトキシ−1,1'−ビフェニル−3−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]シクロプロパンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−フルオロナフタレン−1−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−3,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−3−フルオロ−4−メトキシベンゼンスルホンアミド、
1−[3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1H−ピロール−2−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−5−[5−(トリフルオロメチル)イソオキサゾール−3−イル]チオフェン−2−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2,4,6−トリフルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−5−イソオキサゾール−5−イルチオフェン−2−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1−(3−ニトロフェニル)メタンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド、
2,3−ジクロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−メトキシベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−メチルベンゼンスルホンアミド、
5−(ジメチルアミノ)−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ナフタレン−1−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−ニトロベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−ニトロベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−3,4,5−トリメトキシベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1−フェニルメタンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−フルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−イソプロピルベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−ヨードベンゼンスルホンアミド、
3−ブロモ−5−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]チオフェン−2−スルホンアミド、
4−t−ブチル−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−メトキシベンゼンスルホンアミド、
2−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[4−({[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]アミノ}スルホニル)フェニル]アセトアミド、
2−ブロモ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
N−{[5−({[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]アミノ}スルホニル)チエン−2−イル]メチル}ベンズアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−エチルベンゼンスルホンアミド、
2−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−メチル−3−ニトロベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ナフタレン−1−スルホンアミド、
4−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−3−ニトロベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド、
4−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
2,4−ジクロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[5−({[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]アミノ}スルホニル)−4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アセトアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]チオフェン−2−スルホンアミド、
3,5−ジクロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−ヒドロキシベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−3−ニトロベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2,5−ジメトキシベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−5−(フェニルスルホニル)チオフェン−2−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−5−ピリジン−2−イルチオフェン−2−スルホンアミド、
2−シアノ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
5−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−3,5−ジメチルイソキサゾール−4−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−5−イソオキサゾール−3−イルチオフェン−2−スルホンアミド、
メチル3−({[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]アミノ}スルホニル)チオフェン−2−カルボキシレート、
2,6−ジクロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2,6−ジフルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−メチル−5−ニトロベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−3−メチルベンゼンスルホンアミド、
4−ブロモ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−フルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[3−({[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]アミノ}スルホニル)フェニル]アセトアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−メチル−4−ニトロベンゼンスルホンアミド、
3−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
2−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−フルオロベンゼンスルホンアミド、
3−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−フルオロベンゼンスルホンアミド、
2−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2,4−ジフルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−5−フルオロ−2−メチルベンゼンスルホンアミド、
2,5−ジクロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
3−ブロモ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
3−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−メチルベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−フルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド、
2,5−ジクロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]チオフェン−3−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−3,4−ジメトキシベンゼンスルホンアミド、
2,3−ジクロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
2−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−6−メチルベンゼンスルホンアミド、
3,4−ジクロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
3,5−ジクロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
5−ブロモ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]チオフェン−2−スルホンアミド、
4−ブロモ−5−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]チオフェン−2−スルホンアミド、
5−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−メトキシベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−3−フルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[2−クロロ−4−({[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]アミノ}スルホニル)フェニル]アセトアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−3,4−ジフルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−メチルベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2,5−ジメチルベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−3−メトキシベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド、
4−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ナフタレン−1−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−[2−(フェニルスルホニル)エチル]ベンゼンスルホンアミド、
8−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ナフタレン−2−スルホンアミド、
N−[4−({[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]アミノ}スルホニル)フェニル]−2,2,2−トリフルオロアセトアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−(フェニルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド、
7−ブロモ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ナフタレン−1−スルホンアミド、
4−(1,3−ベンゾオキサゾール−2−イル)−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−メチルナフタレン−1−スルホンアミド、
5−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ナフタレン−2−スルホンアミド、
4'−シアノ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1,1'−ビフェニル−2−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]チオフェン−3−スルホンアミド、
2−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−4−(メチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド、
4−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1,1'−ビフェニル−4−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−2−メトキシ−4−メチルベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−4−メトキシ−6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ピリジン−3−スルホンアミド、
3,5−ジクロロ−N−[(6S)−4−メトキシ−6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[(6S)−4−メトキシ−6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]キノリン−8−スルホンアミド、
N−[(6S)−4−メトキシ−6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ナフタレン−1−スルホンアミド、
4'−クロロ−N−[(6S)−4−メトキシ−6−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ビフェニル−2−スルホンアミド、
4'−クロロ−N−[(6S)−4−メトキシ−6−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−N−メチルビフェニル−2−スルホンアミド、
N−[(6S)−4−メトキシ−6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ナフタレン−1−スルホンアミド、
N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]キノリン−8−スルホンアミド、
4'−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]ビフェニル−2−スルホンアミドおよび
4'−クロロ−N−[(6S)−6−(ジメチルアミノ)−4−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−N−メチルビフェニル−2−スルホンアミド
からなる群より選択される化合物、あるいはその塩、溶媒和物または溶媒和塩。
【請求項10】
治療に使用される請求項1〜9の何れかの項記載の化合物。
【請求項11】
5HT6が関与する疾患を治療するための薬剤の製造における請求項1〜9の何れかの項記載の式Iの化合物の使用。
【請求項12】
アルツハイマー病、統合失調症と関係のある認知障害、肥満症および/またはパーキンソン病の治療のための請求項11記載の使用。
【請求項13】
活性成分として治療的に有効な量の請求項1〜9の何れかの項記載の化合物を1種またはそれ以上の薬学的に許容しうる希釈剤、賦形剤および/または不活性担体と一緒に含有する医薬組成物。
【請求項14】
5HT6が関与する疾患の治療における使用のための、ならびにアルツハイマー病、統合失調症と関係のある認知障害、肥満症および/またはパーキンソン病の治療のための請求項13記載の医薬組成物。
【請求項15】
治療的に有効な量の請求項1〜9の何れかの項記載の式Iの化合物を治療の必要なヒトを含む哺乳動物に投与することからなる5HT6が関与する疾患、アルツハイマー病、統合失調症と関係のある認知障害、肥満症および/またはパーキンソン病の治療方法。
【請求項16】
活性成分として請求項1〜9の何れかの項記載の式Iの化合物を含有する、アルツハイマー病、統合失調症と関係のある認知障害、肥満症および/またはパーキンソン病の予防または治療のための薬剤。
【請求項17】
(3R)−5−メトキシ−N3,N3−ジメチルクロマン−3,8−ジアミン、
(6S)−4−ブロモ−N6,N6−ジメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1,6−ジアミン、
(6S)−4−メトキシ−N6,N6−ジメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1,6−ジアミン、
(6S)−4−メトキシ−6−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−アミンおよび
N−[(2S)−5−アミノ−8−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]−2,2,2−トリフルオロアセトアミド
からなる群より選択される化合物。
【請求項18】
式Iの化合物の製造における中間体としての請求項17記載の化合物の使用。

【公表番号】特表2008−545686(P2008−545686A)
【公表日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−513411(P2008−513411)
【出願日】平成18年5月22日(2006.5.22)
【国際出願番号】PCT/SE2006/000593
【国際公開番号】WO2006/126939
【国際公開日】平成18年11月30日(2006.11.30)
【出願人】(391008951)アストラゼネカ・アクチエボラーグ (625)
【氏名又は名称原語表記】ASTRAZENECA AKTIEBOLAG
【Fターム(参考)】