説明

GPSを利用した携帯電話システムおよびその使用方法

【課題】病院や美術館等の携帯電話を使用することが好ましくない場所に入ると、自動的に使用できなくなり、周りに迷惑が掛からないようにする。
【解決手段】GPS衛星により位置検出部2が位置を検出すると、アンテナ部1から発信することで、携帯電話基地局の現在位置判断部4は携帯電話の位置を判断し、携帯電話使用規制制御部5はその携帯電話に対して携帯電話使用規制情報を送信する。これを受信した携帯電話端末は、携帯電話使用規制情報判断部8でどのような規制であるかを判断し、設定制御部9でその判断を元に携帯電話の使用禁止、電源制御、留守番電話起動およびメッセージの表示等の制御を設定して伝達する。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、日常使用される携帯電話に関し、特に病院や美術館や電車内では使用禁止区域として着信することを中止し、人に迷惑を掛けることがない,GPS(Global Positioning System)を利用した携帯電話システムおよびその使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の携帯電話の普及は、予想を超えるものである。しかし、従来の携帯電話機は、使用者が自動車を運転しているときや、病院または美術館等の公共の施設に入っているときでも、無条件に着信ができるため、それが原因で交通事故が発生したり、他の人に迷惑を掛ける結果となっていた。このような事態を回避するため、例えば特開平11−18159号公報に記載の『GPS装置付携帯電話』では、GPSを携帯電話機に備えることにより、歩行時も自動車に乗って走行している時も地図上に現在位置を表示するとともに、セラミック圧電効果を用いた速度計等を備えて、自動車で走行している時間には速度しきい値を超えていることにより、携帯電話の発着信を一時的に停止するようにしている。また、同乗者の携帯電話については、解除することができるようにしている。さらに、病院または美術館等の公共の施設に入る予定があるときには、予めその時間だけ発着信できないように設定しておくことにより、自由に設定可能にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の携帯電話では、使用者がであったとしても、常時携帯電話を使用することが可能となっていた。そのため、使用禁止にするのは、各々のモラルに頼るしかなかった。しかし、使用禁止場所にいることを忘れてしまって、携帯電話を使用してしまう場合がある。また、携帯電話使用者が今いる場所が携帯電話を使用していいのか不明なときもある。そこで、前述の公報に記載の方法が提案され、位置情報を取得できるGPSを利用した携帯電話を用い、かつ速度計を備えることで、走行速度が一定値以上の場合、つまり自動車に乗っているときには携帯電話の発着信を一時的に中止する方法が考えられていた。しかしながら、上記の方法では、同乗者として発着信一時停止のセットを解除することもできるので、自由に解除してしまうおそれがあること、病院や美術館のような公共のマナーを考慮すべき施設に行った場合でも、予め発着信中止の設定をしなければ、やはり従来と同じように、自由に発着信が行われてしまうという問題点があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、これら従来の問題点を解決し、病院や美術館のような公共のマナーを考慮すべき施設に行った場合には、自動的に携帯電話が使用禁止になり、周囲に迷惑を掛けることがなくなるとともに、通信状態を留守番電話にして用件も記録できるようなGPSを利用した携帯電話システムおよびその使用方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明のGPSを利用した携帯電話システムでは、■GPSから受信した位置情報を元に、携帯電話基地局から携帯電話に向けて使用禁止にする情報を発信し、その情報を携帯電話が受信したならば自動的に携帯電話を使用禁止にすることを特徴としている。これにより、病院や美術館のように携帯電話を使用するのに好ましくない場所に入ると、自動的に携帯電話が使用禁止になるため、周りに携帯電話による迷惑をかけなくて済む。本発明のGPSを利用した携帯電話の利用方法では、■携帯電話基地局から携帯電話に向けて携帯電話の電源をOFFにする情報を発信し、その信号を携帯電話が受信したら携帯電話の電源をOFFにすることを特徴としている。これにより、病院や美術館のような携帯電話を使用するのに好ましくない場所に入ると、自動的に携帯電話の電源がOFFになり、着信をすることがないため、携帯電話の着信音で周りに迷惑をかけることがなくなる。また、携帯電話を使用するのに好ましくない場所で携帯電話を使用しないので、周りにしゃべり声を出して周りに迷惑をかけることがなくなる。
【0006】また、■携帯電話基地局から携帯電話に向けて使用禁止区域である情報を発信し、携帯電話がその情報を受信したならば、携帯電話の通信状態を留守番電話にすることを特徴としている。これにより、病院や美術館のような携帯電話を使用するのに好ましくない場所に入ると、自動的に携帯電話の通信状態が留守番電話になり、着信をすることがないため、携帯電話の着信音で周りに迷惑をかけることがなくなる。
さらに、■携帯電話基地局から携帯電話に向けて使用禁止区域である情報を発信し、その情報を携帯電話が受信したならば、携帯電話のディスプレイに禁止区域である旨を表示することを特徴としている。これにより、病院や美術館のような携帯電話を使用するのに好ましくない場所に入って、携帯電話を使用する場合、携帯電話のディスプレイを確認することにより、その場所が携帯電話使用禁止区域であることを理解することができる。そのため、公共の場等で自主的に規制をすることが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例を示すGPSを利用した携帯電話システムの全体機能ブロック図であって、禁止エリアを判断して、使用禁止とする携帯電話システムの機能を示している。図1において、1はGPS情報を受信するアンテナ部、2はGPS情報から現在位置を検出する位置情報検出部である。3は位置検出部2から発信された位置情報を受信するアンテナ部である。4はアンテナ部3で受信した位置情報を元に携帯電話使用者が現在どこにいるかを判断する現在位置判断部である。5は現在位置判断部4で判断した位置情報を元に携帯電話の携帯電話使用の規制を判断する携帯電話使用規制制御部である。6は携帯電話使用規制制御部5から出された携帯電話使用規制情報を発信するアンテナ部である。
【0008】7はアンテナ部6から発信された携帯電話使用規制情報を受信するアンテナ部である。8はアンテナ部7で受信した携帯電話使用規制情報を元にどの様な規制情報かを判断する携帯電話使用規制情報判断部である。9は携帯電話使用規制情報判断部8で判断した情報を元に携帯電話の設定をどの様に設定するかを判断する設定制御部である。10は設定制御部9で設定した情報を元に携帯電話を使用禁止にする使用禁止制御部である。11は設定制御部9で設定した情報を元に携帯電話の電源を切断する電源制御部である。12は設定制御部9で設定した情報を元に携帯電話の通信状態を留守番電話に設定する留守番電話制御部である。13は設定制御部9で設定した情報を元にディスプレイ14へのメッセージの表示を制御するメッセージ制御部である。14はディスプレイである。
【0009】(制御部の動作説明)図1において、上方の現在位置判断部4および携帯電話使用規制制御部5は携帯電話基地局の設備であり、下方の位置情報検出部2は利用者が携帯する付属装置であり、携帯電話使用規制情報判断部8,設定制御部9,使用禁止制御部10,電源制御部11,留守番電話制御部12,およびメッセージ制御部13は利用者の携帯電話端末を構成する制御部群である。携帯電話基地局の現在位置判断部4は携帯電話の位置を判断し、携帯電話使用規制制御部5はその携帯電話に対して携帯電話使用規制情報を送信する。これを受信した携帯電話端末は、携帯電話使用規制情報判断部8でどのような規制であるかを判断し、設定制御部9でその判断を元に携帯電話の使用禁止、電源制御、留守番電話起動およびメッセージの表示等の制御を設定して伝達する。これにより、病院や美術館のように携帯電話を使用するのに好ましくない場所に入ると、基地局の携帯電話使用規制制御部5からの情報により自動的に携帯電話が使用禁止になるため、周りに携帯電話による迷惑をかけなくて済む。
【0010】(概略動作説明)図2は、本発明の動作の概略説明図である。図2において、22は携帯電話、23は携帯電話基地局、24はGPS衛星である。GPS衛星24からGPS情報を携帯電話22で受信する。実際には、携帯電話22に付属する位置情報検出部でGPS情報を受信する。次に、携帯電話22から携帯電話基地局23に向けて、位置情報を発信する。携帯電話基地局23ではこの位置情報を取得し、携帯電話使用規制情報を携帯電話22に向けて発信する。携帯電話22では、この携帯電話使用規制情報を取得して各制御を行う。
【0011】(特定場所の動作)図3は、本発明の携帯電話が特定場所に移った場合の動作説明図である。図3において、21は病院、25は携帯電話である。病院や美術館のような公共の場所に携帯電話利用者がいる場合を例として示している。携帯電話基地局の携帯電話使用規制制御部には、携帯電話の使用禁止区域として、全国ないしその地方の病院や美術館等が登録されているので、いま携帯電話利用者が矢印のように病院21に入ったならば、GPS情報による位置情報が基地局に送られ、基地局では病院であることを判断して、携帯電話使用禁止情報を利用者の携帯電話25に送信するので、携帯電話25は発着信が禁止される。
【0012】(メッセージ表示)図4は、本発明の携帯電話のメッセージ表示例を示す図である。携帯電話基地局から携帯電話使用規制情報として、携帯電話使用禁止メッセージ出力情報を携帯電話22が受信した後、内部処理を行い、携帯電話22のディスプレイ上にメッセージを表示する。図4では、『現在携帯電話使用禁止エリアにいます。』と表示されている。このように、携帯電話使用禁止エリアに入ると、基地局からの情報により携帯電話22の使用が禁止されると同時に、ディスプレイ上に禁止エリアである旨が表示されるので、利用者はこれを見て使用禁止区域であることを確認ないし自覚する。
【0013】(第1の実施例)図5は、本発明の第1の実施例の動作フローチャートである(請求項1)。図3に示す特定場所である病院などに携帯電話を持ち込んでいるとき、図1に示すアンテナ部1がGPS衛星からのGPS情報を受信する(ステップ101)。これにより位置情報検出部2がGPS情報を元に位置情報を推定する(ステップ102)。アンテナ部1から位置情報を発信することにより、携帯電話基地局のアンテナ部3でその位置情報を受信し、現在位置判定部4で位置情報を元に、現在使用禁止エリアにいるか否かを判断する(ステップ103)。現在位置判定部4で、利用者が携帯電話の使用禁止エリアにいると判断した場合、携帯電話使用規制制御部5から携帯電話基地局のアンテナ部6を介して、携帯電話使用規制情報として携帯電話使用禁止情報を携帯電話に向けて発信する(ステップ104)。携帯電話側では、携帯電話アンテナ部7で携帯電話使用禁止情報を受信すると、携帯電話禁止情報を携帯電話使用規制情報判定部8が携帯電話禁止情報と判断し、設定制御部9が携帯電話を使用禁止とする設定を行う(ステップ105)。使用禁止制御部10で携帯電話のボタン操作ができないように、また着信しないように制御を行い(ステップ106)、携帯電話を使用禁止とする。
【0014】(第2の実施例)図6は、本発明の第2の実施例の動作フローチャートである(請求項2)。図3に示す特定場所である病院などに携帯電話を持ち込んでいるとき、図1に示すアンテナ部1がGPS衛星からのGPS情報を受信する(ステップ101)。これにより位置情報検出部2がGPS情報を元に位置情報を推定する(ステップ102)。アンテナ部1を介して位置情報を発信し、携帯電話基地局のアンテナ部3でその位置情報を受信する。それにより現在位置判定部4で位置情報を元に現在使用禁止エリアにいるか否かを判断する(ステップ103)。現在位置判定部4で、利用者が携帯電話の使用禁止エリアにいると判断した場合、携帯電話使用規制制御部5から携帯電話基地局のアンテナ部6を介して、携帯電話使用規制情報として携帯電話電源切断情報を携帯電話に向けて発信する(ステップ107)。携帯電話側では、携帯電話アンテナ部7で携帯電話電源切断情報を受信すると、携帯電話電源切断情報を携帯電話使用規制情報判定部8が携帯電話電源切断情報と判断し、設定制御部9が携帯電話の電源を切断する設定を行う(ステップ108)。これにより、電源制御部11で携帯電話の電源を切断する制御を行い(ステップ109)、携帯電話を使用禁止とする。
【0015】(第3の実施例)図7は、本発明の第3の実施例の動作フローチャートである(請求項3)。図3に示す特定場所である病院などに携帯電話を持ち込んでいるとき、図1に示すアンテナ部1がGPS衛星からのGPS情報を受信する(ステップ101)。これにより位置情報検出部2がGPS情報を元に位置情報を推定する(ステップ102)。アンテナ部1を介して位置情報を発信し、携帯電話基地局のアンテナ部3でその位置情報を受信する。それにより現在位置判定部4で位置情報を元に現在使用禁止エリアにいるか否かを判断する(ステップ103)。現在位置判定部4で、利用者が携帯電話の使用禁止エリアにいると判断した場合、携帯電話使用規制制御部5から携帯電話基地局のアンテナ部6を介して、携帯電話使用規制情報として留守番電話情報を携帯電話に向けて発信する(ステップ110)。携帯電話側では、携帯電話アンテナ部7で留守番電話情報を受信すると、留守番電話情報を携帯電話使用規制情報判定部8が留守番電話情報と判断し、設定制御部9が通信設定を留守番電話にする設定を行う(ステップ111)。留守番電話制御部12で携帯電話の通信状態を留守番電話にする制御を行い(ステップ112)、携帯電話を使用禁止とする。
【0016】(第4の実施例)図8は、本発明の第4の実施例の動作フローチャートである(請求項4)。図3に示す特定場所である病院などに携帯電話を持ち込んでいるとき、図1に示すアンテナ部1がGPS衛星からのGPS情報を受信する(ステップ101)。これにより位置情報検出部2がGPS情報を元に位置情報を推定する(ステップ102)。アンテナ部1を介して位置情報を発信し、携帯電話基地局のアンテナ部3でその位置情報を受信する。それにより現在位置判定部4で位置情報を元に現在使用禁止エリアにいるか否かを判断する(ステップ103)。現在位置判定部4で、利用者が携帯電話の使用禁止エリアにいると判断した場合、携帯電話使用規制制御部5から携帯電話基地局のアンテナ部6を介して、携帯電話使用規制情報として携帯電話使用禁止メッセージ出力情報を携帯電話に向けて発信する(ステップ113)。携帯電話側では、携帯電話アンテナ部7で携帯電話使用禁止メッセージ出力情報を受信すると、携帯電話使用禁止メッセージ出力情報を携帯電話使用規制情報判定部8が携帯電話使用禁止メッセージ出力情報と判断し、設定制御部9が携帯電話表示部14に携帯電話使用禁止メッセージを出力する設定を行う(ステップ114)。メッセージ制御部13で携帯電話の使用禁止メッセージを出力することを制御し、表示部14に図4に示すような携帯電話使用禁止というメッセージを出力する(ステップ115)。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、病院や美術館等の携帯電話を使用することが好ましくない場所に入ると、自動的に携帯電話が使用禁止になるか、携帯電話の電源がOFFになるか、携帯電話が留守番電話になるか、あるいは携帯電話使用禁止区域である表示がなされるので、着信音や話し声等によって周りに迷惑を掛けることを回避できる。また、表示を見ることで、携帯電話使用禁止区域であることを理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すGPSを利用した携帯電話システムの全体構成図である。
【図2】本発明による携帯電話基地局とGPS衛星と携帯電話との関係を示す図である。
【図3】本発明の携帯電話が病院等の施設に入った場合の説明図である。
【図4】本発明による携帯電話のメッセージ表示例を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施例を示すGPSを利用した携帯電話システムの使用方法のフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施例を示す携帯電話使用方法のフローチャートである。
【図7】本発明の第3の実施例を示す携帯電話使用方法のフローチャートである。
【図8】本発明の第4の実施例を示す携帯電話使用方法のフローチャートである。
【符号の説明】
1,3,6,7…アンテナ部、2…位置情報検出部、4…現在位置判断部、5…携帯電話使用規制制御部、8携帯電話使用規制情報判断部、9…設定制御部、10…使用禁止制御部、11…電源制御部、12…留守番電話制御部、13…メッセージ制御部、14…表示部、23…携帯電話基地局、22…携帯電話、24…GPS衛星、21…病院、25…携帯電話。

【特許請求の範囲】
【請求項1】 GPS衛星からの情報を受信して携帯電話の位置を検出する位置情報検出部と、該位置情報検出部から発信した位置情報を元に上記携帯電話の現在位置を判断し、使用禁止区域にいる場合には上記携帯電話に対して、ボタン操作を不能にするか、着信しないように電源をOFFにするか、留守番電話にするか、あるいは携帯電話表示部にメッセージ表示するか、のいずれかを示す携帯電話使用規制情報を送信する基地局と、該使用規制情報を受信して該使用規制情報であることを判断し、携帯電話を使用禁止する設定を行う携帯電話内制御部と、該制御部の制御により停止または切替え動作を行う携帯電話内機能部とを有することを特徴とするGPSを利用した携帯電話システム。
【請求項2】 GPSを利用した携帯電話システムの使用方法であって、携帯電話側は、GPS衛星からの情報により該携帯電話の位置を検出して、該位置情報を発信し、基地局側は、上記位置情報を受信して、該位置情報を元に当該携帯電話が現在使用禁止区域にいるか否かを判断し、いると判断した場合には携帯電話使用規制情報として携帯電話電源切断情報を当該携帯電話に発信し、該携帯電話側は、該携帯電話電源切断情報を受信して、内容を判断し、携帯電話の電源を切断する設定を行うことを特徴とするGPSを利用した携帯電話使用方法。
【請求項3】 GPSを利用した携帯電話システムの使用方法であって、携帯電話側は、GPS衛星からの情報により該携帯電話の位置を検出して、該位置情報を発信し、基地局側は、上記位置情報を受信して、該位置情報を元に当該携帯電話が現在使用禁止区域にいるか否かを判断し、いると判断した場合には携帯電話使用規制情報として留守番電話情報を当該携帯電話に発信し、該携帯電話側は、該留守番電話情報を受信して、内容を判断し、携帯電話を留守番電話にする設定を行うことを特徴とするGPSを利用した携帯電話使用方法。
【請求項4】 GPSを利用した携帯電話システムの使用方法であって、携帯電話側は、GPS衛星からの情報により該携帯電話の位置を検出して、該位置情報を発信し、基地局側は、上記位置情報を受信して、該位置情報を元に当該携帯電話が現在使用禁止区域にいるか否かを判断し、いると判断した場合には携帯電話使用規制情報として携帯電話使用禁止メッセージ出力情報を当該携帯電話に発信し、該携帯電話側は、携帯電話使用禁止メッセージ出力情報を受信して、内容を判断し、携帯電話の表示部に使用禁止メッセージを表示することを特徴とするGPSを利用した携帯電話使用方法。

【図1】
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【図3】
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【図2】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2001−160985(P2001−160985A)
【公開日】平成13年6月12日(2001.6.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願平11−342821
【出願日】平成11年12月2日(1999.12.2)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】