説明

Rhoキナーゼインヒビターとしてのベンゾピランおよびアナログ

Rhoキナーゼインヒビターとして有用な、式(I)


の化合物が提供され、式(I)において、可変物は、本明細書中で定義されるとおりである。Rhoキナーゼにより媒介される悪状態の処置方法、およびこれらの化合物の調製方法もまた、提供される。種々の実施形態において、本発明は、本発明の化合物および適切な賦形剤を含有する薬学的組成物を提供する。種々の実施形態において、本発明は、本発明の化合物および第二の医薬を含有する薬学的組み合わせを提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化438】

の化合物、あるいはその任意の塩、立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、またはプロドラッグであって、式(I)において、
、X、X、およびXは、各々独立して、N、CH、またはCRであり、その結果、環Aは、フェニル環、ピリジル環、ピラジニル環、ピリダジニル環、またはピリミジニル環を構成し、ただし、X、X、XおよびXのうちの0個〜2個はCRであり、その残りは独立して、NまたはCHであり;
は、各存在において独立して、F、Cl、Br、I、CF、OCF、0個〜2個のRで置換された(C1〜6)アルキル、0個〜2個のRで置換された(C2〜6)アルケニル、0個〜2個のRで置換された(C2〜6)アルキニル、(CHNO、(CHCN、(CHOR、(CHNR、(CHC(=O)R、(CHOC(=O)R、(CHC(=O)OR、(CHC(=O)NR、(CHOC(=O)NR、(CHNRC(=O)R、(CHNRC(=O)OR、(CHNRC(=O)NR、(CHC(=NH)NH、(CHS(O)R、(CHSONR、(CHNRSOR、(CHNRSONR、0個〜2個のRで置換された(CH−(3員〜10員)シクロアルキル、もしくは0個〜2個のRで置換され、O、S(O)、およびNから選択される1個〜4個のヘテロ原子を含む(CH−(4員〜10員)ヘテロシクリルを構成するか;または2つの隣接するR置換基は、縮合フェニル、もしくは炭素原子およびO、S(O)、およびNから選択される1個〜2個のヘテロ原子を含む5員〜6員のヘテロアリールを形成し得、そして0個〜3個のRで置換されており、ここでpは0〜4であり、そしてqは0〜2であり;
Rは、各存在において独立して、H、0個〜2個のRで置換された(C1〜6)アルキル、0個〜2個のRで置換された(C2〜6)アルケニル、0個〜2個のRで置換された(C2〜6)アルキニル、0個〜2個のRで置換された(3員〜10員)シクロアルキル、もしくは0個〜2個のRで置換され、O、S(O)、およびNから選択される1個〜4個のヘテロ原子を含む(3員〜10員)ヘテロシクリルであるか;またはNRは、0個〜2個のRで置換され、N、O、およびS(O)から選択される0個〜1個のさらなる環ヘテロ原子を含む(3員〜10員)ヘテロシクリルを形成し;
は、各存在において独立して、オキソ、F、Cl、Br、I、CF、OCF、0個〜2個のRで置換された(C1〜6)アルキル、0個〜2個のRで置換された(C2〜6)アルケニル、0個〜2個のRで置換された(C2〜6)アルキニル、(CHNO、(CHCN、(CHOR、(CHNR、(CHC(=O)R、(CHOC(=O)R、(CHC(=O)OR、(CHC(=O)NR、(CHOC(=O)NR、(CHNRC(=O)R、(CHNRC(=O)OR、(CHNRC(=O)NR、(CHC(=NH)NH、(CHS(O)R、(CHSONR、(CHNRSOR、(CHNRSONR、0個〜2個のRで置換された(CH−(3員〜10員)シクロアルキル、または0個〜2個のRで置換され、O、S(O)、およびNから選択される1個〜4個のヘテロ原子を含む(CH−(3員〜10員)ヘテロシクリルであり;
Arは、少なくとも1つの窒素原子ならびにO、S(O)、およびNから選択される0個〜3個のさらなるヘテロ原子を含む、5員もしくは6員のヘテロアリールを構成し;Arが5員ヘテロアリールである場合、窒素原子は、該ヘテロアリールの、環Aに結合している原子から1原子離れて位置し、そしてArが6員ヘテロアリールである場合、窒素原子は、該ヘテロアリールの、環Aに結合している原子から2原子離れて位置し;ここでArは必要に応じて、フェニル、またはO、S(O)、およびNから選択される1個〜2個のヘテロ原子を含む5員〜6員のヘテロアリールと縮合し、ここで該縮合したフェニルまたは5員〜6員のヘテロアリールは、0個〜3個のRで置換されており;
nは、0または1であり;
ここで点線は、単結合または二重結合を表し;
Yは、O、CH(R)、S(O)、N(R)、またはC(=O)であり;
Zは、O、CH(R)、CR、S(O)、N(R)、またはC(=O)であり、ただし、該二重結合が存在しない場合、Rは存在し、Zは、O、CH(R)、またはC(=O)であり、そして該二重結合が存在する場合、Rは存在せず、そしてZはCRであり;
、X、XおよびXは、各々独立して、N、CH、またはCRであり、その結果、環Cは、フェニル環、ピリジル環、ピラジニル環、ピリダジニル環、またはピリミジニル環を構成し;
は、各存在において独立して、水素、(C〜C)アルキル、ヒドロキシ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル;(C〜C)アルキニル;ハロゲン;−C≡N;−NO;−C(=O)R;−C(=O)OR;(C〜C)アルキレン−C(=O)OR;−C(=O)NR;(C〜C)アルキレン−C(=O)NR;−C(=NR)NR;−OR;(C〜C)アルキレン−OR;−OC(=O)(C〜C)アルキル;−OC(=O)O(C〜C)アルキル;−OC(=O)NR;−NR;−NRC(=O)R;−NRC(=O)O(C〜C)アルキル;−NRC(=O)NR;−NR(C〜C)アルキレン−NR;−NR(C〜C)アルキレン−OR;−NR(C〜C)アルキレン−Ar;−NRSOR;−SR;−S(O)R;−SOR;−OSO(C〜C)アルキル;−SONR;(C〜C)ペルフルオロアルキル;−O(C〜C)ペルフルオロアルキル;ピラゾリル;トリアゾリル;およびテトラゾリルであるか;または2つの隣接するR基が一緒になって、0個〜3個のRで置換された縮合したシクロアルキル環、ヘテロシクリル環、アリール環もしくはヘテロアリール環を形成し;
は、H、CF、OCF、OCH、0個〜3個のRで置換された(C1〜6)アルキル、またはNRであり;
は、H、または0個〜3個のRで置換された(C1〜6)アルキルである、
化合物。
【請求項2】
環Bと環Cとが一緒になってクロマン環系を形成している、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
環Bと環Cとが一緒になって2H−クロメン環系を形成している、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
環Bと環Cとが一緒になって2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン環系を形成している、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
環Bと環Cとが一緒になって2,3−ジヒドロベンゾフラン環系を形成している、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
YがOであり、そしてn=1である、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
ZがCHである、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
ZがOである、請求項6に記載の化合物。
【請求項9】
ZがOであり、そしてn=1である、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
YがCHである、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
ZがOであり、そしてn=0である、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
YとZとの両方がCHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
Arが、ピリジニル、ピリミジニル、アミノで置換されたピリジル、ハロで置換されたピリジル、アミノとハロとの両方で置換されたピリジル、またはアミノで置換されたピリミジニルを構成し、そしてRが、非置換アルキル以外のものである、請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
Arが、ピラゾリル環系、メチルピラゾリル環系、ジメチルピラゾリル環系、ピリジニル環系、メチルピリジル環系、ピロロピリジル環系、ピロロピリミジニル環系、ナフチリジニル環系、ピリドピリミジニル環系、イミダゾリル環系、トリアゾリル環系、またはオキサゾリル環系を構成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
Arが、ピラゾール−4−イル環系、3−メチルピラゾール−4−イル環系、5−メチルピラゾール−4−イル環系、3−アミノピリダゾール−4−イル環系、3,5−ジメチルピラゾール−4−イル環系、イミダゾール−4−イル環系、3−メチルイミダゾール−4−イル環系、1,2,3−トリアゾール−4−イル環系、または5−アミノオキサゾール−4−イル環系を構成する、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
Arが、ピリジン−4−イル環系、2−メチルピリジン−y−イル環系、3−フルオロピリジン−4−イル環系、3−クロロピリジン−4−イル環系、3−シアノ−ピリジン−4−イル環系、2−NR置換ピリジン−4−イル環系、1,3−ピリミジン−4−イル環系、2−NR置換1,3−ピリミジン−4−イル環系、または5−NR置換1,3−ピリミジン−4−イル環系を構成する、請求項14に記載の化合物。
【請求項17】
Arが、1,8−ナフチリジン−4−イル環系、1,8−ナフチリジン−3−イル環系、ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル環系、1H−ピロール[2,3−b]ピリジン−4−イル環系、または7H−ピロール[2,3−d]ピリミジン−4−イル環系を構成する、請求項14に記載の化合物。
【請求項18】
環Aがフェニルを構成し、ここで全てのRがHであるか、または環Aは、Rで一置換もしくは独立して複数置換されており、Rは、(C1〜6)アルキル、フルオロ、クロロ、(C1〜6)アルコキシ、カルボキサミドアルコキシ、アミノアルキルカルボキサミド、トリフルオロメチル、カルボキサミド、アミノアルコキシ、トリフルオロメトキシ、スルホンアミドで置換されたフェニル、ヒドロキシ、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロシクリルアルコキシ、アミノアルキルチオ、アラルコキシ、アミノアルキルアミノ、ヘテロシクリルアミノ、ヘテロシクリルアルキルアミノ、ヘテロシクリルチオ、ヘテロシクリルアルキルチオ、アリールオキシ、ヒドロキシアルコキシ、アルコキシアルコキシ、またはアルケニルオキシアルコキシ、あるいはこれらの任意の組み合わせを構成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項19】
環Aが、ピリジル、ピリダジニル、ピラジニル、またはピリミジルを構成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項20】
がHまたはメチルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項21】
、X、XおよびXの全てがCHまたはCRである、請求項1に記載の化合物。
【請求項22】
とXとの両方がCRであり、該CRが一緒になって、縮合アリール環を構成するか、またはXとXとの両方がCRであり、該CRが一緒になって、縮合アリール環を構成するか、またはXとXとの両方がCRであり、該CRが一緒になって、縮合アリール環を構成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項23】
が、クロロ、フルオロ、トリフルオロメチル、カルボキシ、(C1〜6)アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノアルキルカルボキサミド、(C1〜6)アルキル、アミノアルコキシ、ヘテロシクリルオキシ、またはヘテロシクリルアルコキシ、あるいはこれらの任意の組み合わせを構成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項24】
【化439】

【化440】

【化441】

【化442】

【化443】

【化444】

【化445】

【化446】

【化447】

【化448】

【化449】

【化450】

【化451】

【化452】

【化453】

【化454】

【化455】

【化456】

【化457】

【化458】

【化459】

【化460】

【化461】

【化462】

【化463】

【化464】

【化465】

【化466】

【化467】

【化468】

【化469】

あるいはその任意の塩、立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、またはプロドラッグを含む、請求項1に記載の化合物。
【請求項25】
請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能な賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項26】
請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物、および有効量の第二の医薬を含有する、薬学的組み合わせ。
【請求項27】
前記第二の医薬が、抗増殖剤、抗緑内障剤、抗高血圧症剤、抗アテローム性動脈硬化症剤、抗多発性硬化症剤、抗アンギナ剤、抗勃起不全剤、抗脳卒中剤、または抗喘息剤、またはその任意の組み合わせを含む、請求項26に記載の組み合わせ。
【請求項28】
前記抗増殖剤が、アルキル化剤、代謝拮抗物質、ビンカアルカロイド、テルペノイド、トポイソメラーゼインヒビター、モノクローナル抗体、キナーゼインヒビター、カルボプラチン、シスプラチン、タキソール、ロイコボリン、5−フルオロウラシル、エロキサチン、シクロホスファミド、クロラムブシル、アバスチン、またはメシル酸イマチニブを含有する、請求項27に記載の組み合わせ。
【請求項29】
前記抗緑内障剤が、βレセプター遮断薬、プロスタグランジン、α−アドレナリン作用性アゴニスト、副交感神経様作用薬(コリン作用アゴニスト)、またはカルボニックアンヒドラーゼインヒビターを含有する、請求項27に記載の組み合わせ。
【請求項30】
前記抗高血圧症剤が、βレセプター遮断薬、カルシウムチャネル遮断薬、利尿薬、アンギオテンシン変換酵素(ACE)インヒビター、レニンインヒビター、またはアンギオテンシンレセプターアンタゴニストを含有する、請求項27に記載の組み合わせ。
【請求項31】
前記抗アテローム性動脈硬化症剤が、3−HMG−coA−レダクターゼインヒビター、スタチン、アトルバスタチン、シンバスタチン、ナイアシン、またはビトリンを含有する、請求項27に記載の組み合わせ。
【請求項32】
前記抗多発性硬化症剤が、β−インターフェロン、タイサブリ、またはグラチリマーアセテートを含有する、請求項27に記載の組み合わせ。
【請求項33】
前記抗アンギナ剤が、βレセプター遮断薬、カルシウムチャネル遮断薬、ニトログリセリン、イソソルビドモノニトレート、ニコランジル、またはラノラジンを含有する、請求項27に記載の組み合わせ。
【請求項34】
前記抗勃起不全剤が、ホスホジエステラーゼ−5インヒビターを含有する、請求項27に記載の組み合わせ。
【請求項35】
前記抗脳卒中剤が、組織プラスミノゲンアクチベーターを含有する、請求項27に記載の組み合わせ。
【請求項36】
前記抗喘息剤が、気管支拡張薬、吸入用コルチコステロイド、ロイコトリエン遮断薬、クロモリン、ネドロクロミル、またはテオフィリンを含有する、請求項27に記載の組み合わせ。
【請求項37】
請求項26に記載の組み合わせおよび適切な賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項38】
悪状態の処置を必要とする患者において悪状態を処置する方法であって、治療有効量の請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物を、該患者に、有利な効果を該患者に提供するために充分な投与頻度および持続時間で投与する工程を包含する、方法。
【請求項39】
前記悪状態が、心臓血管疾患、神経性疼痛、高血圧症、アテローム性動脈硬化症、アンギナ、脳卒中、動脈閉塞症、末梢性動脈疾患、末梢循環障害、勃起不全、急性疼痛または慢性疼痛、痴呆、アルツハイマー病、パーキンソン病、ニューロン変性、喘息、筋萎縮性側索硬化症、脊髄損傷、慢性関節リウマチ、変形性関節症、骨粗鬆症、乾癬、大脳血管痙攣、緑内障、多発性硬化症、肺高血圧症、急性呼吸促迫症候群、炎症、糖尿病、過活動膀胱(OAB)および良性前立腺肥大(BPH)などの泌尿器疾患、転移、癌、緑内障、高眼圧症、網膜症、自己免疫疾患およびウイルス感染、または心筋病理、あるいはこれらの任意の組み合わせを含む、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
Rhoキナーゼへのリガンドの結合、もしくはRhoキナーゼの生物活性の阻害、またはこれらの両方が、医学的に必要とされている、請求項38に記載の方法。
【請求項41】
患者における悪状態を処置する方法であって、該患者に、請求項26に記載の薬学的組み合わせを、治療有効量で、有利な効果を該患者に提供するために充分な投与頻度および持続時間で投与する工程を包含する、方法。
【請求項42】
前記悪状態が、心臓血管疾患、神経性疼痛、高血圧症、アテローム性動脈硬化症、アンギナ、脳卒中、動脈閉塞症、末梢性動脈疾患、末梢循環障害、勃起不全、急性疼痛または慢性疼痛、痴呆、アルツハイマー病、パーキンソン病、ニューロン変性、喘息、筋萎縮性側索硬化症、脊髄損傷、慢性関節リウマチ、変形性関節症、骨粗鬆症、乾癬、大脳血管痙攣、緑内障、多発性硬化症、肺高血圧症、急性呼吸促迫症候群、炎症、糖尿病、過活動膀胱(OAB)および良性前立腺肥大(BPH)などの泌尿器疾患、転移、癌、緑内障、高眼圧症、網膜症、自己免疫疾患およびウイルス感染、または心筋病理、あるいはこれらの任意の組み合わせを含む、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
Rhoキナーゼへのリガンドの結合、もしくはRhoキナーゼの生物活性の阻害、またはこれらの両方が、医学的に必要とされている、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
有効量のさらなる医薬の投与をさらに包含する、請求項38に記載の方法。
【請求項45】
前記さらなる医薬が、抗増殖剤、抗緑内障剤、抗高血圧症剤、抗アテローム性動脈硬化症剤、抗多発性硬化症剤、抗アンギナ剤、抗勃起不全剤、抗脳卒中剤、または抗喘息剤を含有する、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記抗増殖剤が、アルキル化剤、代謝拮抗物質、ビンカアルカロイド、テルペノイド、トポイソメラーゼインヒビター、モノクローナル抗体、キナーゼインヒビター、カルボプラチン、シスプラチン、タキソール、ロイコボリン、5−フルオロウラシル、エロキサチン、シクロホスファミド、クロラムブシル、アバスチン、またはメシル酸イマチニブを含有する、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
前記抗緑内障剤が、βレセプター遮断薬、プロスタグランジン、α−アドレナリン作用性アゴニスト、副交感神経様作用薬(コリン作用アゴニスト)、またはカルボニックアンヒドラーゼインヒビターを含有する、請求項45に記載の方法。
【請求項48】
前記抗高血圧症剤が、βレセプター遮断薬、カルシウムチャネル遮断薬、利尿薬、アンギオテンシン変換酵素(ACE)インヒビター、レニンインヒビター、またはアンギオテンシンレセプターアンタゴニストを含有する、請求項45に記載の方法。
【請求項49】
前記抗アテローム性動脈硬化症剤が、3−HMG−coA−レダクターゼインヒビター、スタチン、アトルバスタチン、シンバスタチン、ナイアシン、またはビトリンなどの組み合わせ薬物を含有する、請求項45に記載の方法。
【請求項50】
前記抗多発性硬化症剤が、β−インターフェロン、タイサブリ、またはグラチリマーアセテートを含有する、請求項45に記載の方法。
【請求項51】
前記抗アンギナ剤が、βレセプター遮断薬、カルシウムチャネル遮断薬、ニトログリセリン、イソソルビドモノニトレート、ニコランジル、またはラノラジンを含有する、請求項45に記載の方法。
【請求項52】
前記抗勃起不全剤が、ホスホジエステラーゼ−5インヒビターを含有する、請求項45に記載の方法。
【請求項53】
前記抗脳卒中剤が、組織プラスミノゲンアクチベーターを含有する、請求項45に記載の方法。
【請求項54】
前記抗喘息剤が、気管支拡張薬、吸入用コルチコステロイド、ロイコトリエン遮断薬、クロモリン、ネドロクロミル、またはテオフィリンを含有する、請求項45に記載の方法。
【請求項55】
悪状態の処置のための医薬の調製における、請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項56】
Rhoキナーゼへのリガンドの結合、もしくはRhoキナーゼの生物活性の阻害、またはこれらの両方が、医学的に必要とされている、請求項55に記載の使用。
【請求項57】
前記悪状態が、心臓血管疾患、神経性疼痛、高血圧症、アテローム性動脈硬化症、アンギナ、脳卒中、動脈閉塞症、末梢性動脈疾患、末梢循環障害、勃起不全、急性疼痛または慢性疼痛、痴呆、アルツハイマー病、パーキンソン病、ニューロン変性、喘息、筋萎縮性側索硬化症、脊髄損傷、慢性関節リウマチ、変形性関節症、骨粗鬆症、乾癬、大脳血管痙攣、緑内障、多発性硬化症、肺高血圧症、急性呼吸促迫症候群、炎症、糖尿病、過活動膀胱(OAB)および良性前立腺肥大(BPH)などの泌尿器疾患、転移、癌、緑内障、高眼圧症、網膜症、自己免疫疾患およびウイルス感染、または心筋病理、あるいはこれらの任意の組み合わせを含む、請求項55に記載の使用。
【請求項58】
前記悪状態の処置のための医薬の調製のための、さらなる生物活性薬剤または複数のさらなる生物活性薬剤の使用をさらに包含する、請求項55に記載の使用。
【請求項59】
心臓血管疾患、神経性疼痛、高血圧症、アテローム性動脈硬化症、アンギナ、脳卒中、動脈閉塞症、末梢性動脈疾患、末梢循環障害、勃起不全、急性疼痛または慢性疼痛、痴呆、アルツハイマー病、パーキンソン病、ニューロン変性、喘息、筋萎縮性側索硬化症、脊髄損傷、慢性関節リウマチ、変形性関節症、骨粗鬆症、乾癬、大脳血管痙攣、緑内障、多発性硬化症、肺高血圧症、急性呼吸促迫症候群、炎症、糖尿病、過活動膀胱(OAB)および良性前立腺肥大(BPH)などの泌尿器疾患、転移、癌、緑内障、高眼圧症、網膜症、自己免疫疾患およびウイルス感染、または心筋病理、あるいはこれらの任意の組み合わせの処置において使用するための、請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項60】
心臓血管疾患、神経性疼痛、高血圧症、アテローム性動脈硬化症、アンギナ、脳卒中、動脈閉塞症、末梢性動脈疾患、末梢循環障害、勃起不全、急性疼痛または慢性疼痛、痴呆、アルツハイマー病、パーキンソン病、ニューロン変性、喘息、筋萎縮性側索硬化症、脊髄損傷、慢性関節リウマチ、変形性関節症、骨粗鬆症、乾癬、大脳血管痙攣、緑内障、多発性硬化症、肺高血圧症、急性呼吸促迫症候群、炎症、糖尿病、過活動膀胱(OAB)および良性前立腺肥大(BPH)などの泌尿器疾患、転移、癌、緑内障、高眼圧症、網膜症、自己免疫疾患およびウイルス感染、または心筋病理、あるいはこれらの任意の組み合わせの処置において、有効量の第二の生物活性薬剤と組み合わせて使用するための、請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物。

【公表番号】特表2011−507848(P2011−507848A)
【公表日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−539486(P2010−539486)
【出願日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【国際出願番号】PCT/US2008/013844
【国際公開番号】WO2009/079008
【国際公開日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【出願人】(399038620)ザ スクリプス リサーチ インスティチュート (51)
【Fターム(参考)】