説明

アニリノピペラジン誘導体およびアニリノピペラジン誘導体を使用する方法

本発明は式(I):


(式中、各記号は明細書中に記載のとおりである)
の新規なアニリノピペラジン誘導体、アニリノピペラジン誘導体を含む組成物、及び増殖性障害、癌、抗増殖性障害、炎症、関節炎、中枢神経系の障害、心臓血管疾患、脱毛症、神経疾患、虚血性傷害、ウィルス性疾患、真菌感染症、又はプロテインキナーゼの活性に関連する障害を治療又は予防するためにアニリノピペラジン誘導体を使用するための方法に関する。1つの態様において、本発明は式(I)を有する化合物、又はその製薬上許容しうる塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグ又は立体異性体を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:
【化366】

(式中、破線は任意及び追加的な結合を示し、
式中、
はH、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、−(アルキレン)−アリール、−アルケニレン−アリール、−アルキニレン−アリール、−(アルキレン)シクロアルキル、−(アルキレン)−ヘテロアリール、−(アルキレン)−ヘテロシクリル、−(アルキレン)−ヘテロシクレニルであり、ここで何れかのアリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル又はヘテロシクレニル基は場合により5個までの置換基で置換されていてよく、それは同じかまたは異なっていてよく、そして独立してハロ、アルキル、シクロアルキル、−(アルキレン)−N(R、−(アルキレン)−O−アルキル、−O−アリール、−C(O)R、−S−アルキル、−O−アリール、−(アルキレン)−CN、アルキニル、アルケニル、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−C(O)OR、−NHC(O)R、−C(O)N(R、−S(O)N(R、−NHS(O)、−(アルキレン)−ヘテロアリール、−(アルキレン)−ヘテロシクリル及び−(アルキレン)−アリールから選択され;ここでアルキル、アルケニル又はアルキニル基は1つ以上の置換基で置換されていてよく、それは同じかまたは異なっていてよく、そして独立してハロ、アルキル、−N(R、−C(O)OH、アリール、及び−O−アルキルから選択され;ここで何れかの環式R基は場合によりシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール又はヘテロシクリル基に縮合していてよく;これによりRがヘテロアリール、ヘテロシクリル又はヘテロシクレニルである場合は、これらの基は環炭素原子により式(I)の化合物の残りに結合しており;
はH、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、−(アルキレン)−C(O)N(R、−(アルキレン)−NHC(O)−R、もしくは−(アルキレン)−N(Rであるか、又はR及びそれが結合している環炭素原子はカルボニル基を形成し;
はH、−アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、−(アルキレン)−C(O)N(R、−(アルキレン)−NHC(O)−R、もしくは−(アルキレン)−N(Rであるか、又はR及びR3aは各々が結合している共通の炭素原子と共に一緒になってカルボニル、シクロアルキルもしくはヘテロシクリル基を形成し;
3aはH、−アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、−(アルキレン)−C(O)N(R、−(アルキレン)−NHC(O)−R、又は−(アルキレン)−N(Rであり;
の各々の存在は独立して、H、−アルキル、−(アルキレン)−アリール、−(アルキレン)−ヘテロアリール、−(アルキレン)−ヘテロシクリル、−(アルキレン)−N(R、−(アルキレン)−OH、−(アルキレン)−NHC(O)R、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、−CHNH、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)−(アルキレン)−N(R、−C(O)NH−アルキル、−C(O)N(アルキル)、−(アルキレン)−NHC(O)R、−NHC(O)OR、−CRC(O)NH、−CRC(O)NH(アルキル)、−CRC(O)NH(アルキル)、又は−NHS(O)であり;
はH、アルキル、アリール、−ヘテロアリール又は−NHOHであり;
の各々の存在は独立して、H、アルキル、アリール又はハロアルキルであり;
の各々の存在は、H、−OH、アルキル、−O−アルキル、シクロアルキル又はハロアルキルであり;
の各々の存在は独立して、H、アルキル、−(アルキレン)−アリール、−(アルキレン)−ヘテロシクリル、−(アルキレン)−ヘテロアリール又は−(アルキレン)−シクロアルキルであり;
の各々の存在は、H、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、−(アルキレン)−アリール、−(アルキレン)−ヘテロシクリル、−(アルキレン)−ヘテロアリール又は−(アルキレン)−シクロアルキルであり;
10はH、−アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、−(アルキレン)−C(O)N(R、−(アルキレン)−NHC(O)−R、もしくは−(アルキレン)−N(Rであるか、又はR10及びR10aは各々が結合している共通の炭素原子と共に一緒になってカルボニル、シクロアルキルもしくはヘテロシクリル基を形成し;
10aはH、−アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、−(アルキレン)−C(O)N(R、−(アルキレン)−NHC(O)−R又は−(アルキレン)−N(Rであり;
11の各々の存在は独立して、H、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、−(アルキレン)−C(O)N(R、−(アルキレン)−NHC(O)−R、もしくは−(アルキレン)−N(Rであるか、又は何れかのR11及びそれが結合している環炭素原子はカルボニル基を形成し;
12の各々の存在は独立して、H、アルキル、−(アルキレン)−アリール、−(アルキレン)−ヘテロアリール、−(アルキレン)−ヘテロシクリル、−S(O)−アルキル、−S(O)−アリール、−S(O)−ヘテロアリール、ヒドロキシアルキル、−C(O)R又は−C(O)ORであり;
Arはアリーレン又はヘテロアリーレンであり、ここで該アリーレン又はヘテロアリーレンは何れかの2個のその隣接環炭素原子を介して連結し、そしてここで該アリーレン又はヘテロアリーレン基は場合により4個までの置換基で置換されていてよく、それらは同じか又は異なっていてよく、そして独立してハロ、アルキル、−OH、−OR、−(アルキレン)−N(R−N(アルキル)、−SR、−S(O)R、−S(O)、−S(O)NHR、−C(O)R、−C(O)OR、−(アルキレン)−C(O)N(R、−NHC(O)R、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、−CN及びNOから選択され、それによりArがテトラヒドロナフチレンである場合は、R及びRは各々水素以外であり;
Wは−N(R12)−、−S−、−O−又は−C(R−であり、ここで両方のR基及びそれらが結合している共通の炭素原子は一緒になってシクロアルキル又はヘテロシクリル基を形成することができ、それらの各々が更に置換されていてよく;
YはH、ハロ、アルキル又は−CNであり;
Zは−C(R)−又は−N−であり、これにより任意の追加的な結合が存在する場合、Zは−C(R)−であり;
mの各々の存在は独立して0又は1であり;
nは0〜2の範囲の整数であり;そして、
pは0又は1である)
を有する化合物、又はその製薬上許容しうる塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグ又は立体異性体。
【請求項2】
が−アリール、−アリールアルキル、ベンゾ縮合シクロアルキル、ヘテロアリール、ベンゾ縮合ヘテロアリール又はベンゾ縮合ヘテロシクレニルである請求項1記載の化合物。
【請求項3】
がフェニル、ピリジル、チオフェニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾフラニル、2,3−ジヒドロベンゾフラニル、イソキサゾリル、ピラゾリル、ピリミジニル、ビフェニル、フェニル−O−フェニル、フラニル、ピロリル、インドリル、N−アルキルインドリル又は:
【化367】

(式中、rは1、2又は3である)である請求項1記載の化合物。
【請求項4】
が:
【化368】

である請求項1記載の化合物。
【請求項5】
Arが:
【化369】

である請求項1記載の化合物。
【請求項6】
nが1であり、YがHである請求項5記載の化合物。
【請求項7】
ZがNであり、R及びRが各々−Hである請求項6記載の化合物。
【請求項8】
ZがNであり、R及びRの一方が−Hであり、R及びRの他方がメチルである請求項6記載の化合物。
【請求項9】
ZがCRであり、R及びRが各々−Hである請求項6記載の化合物。
【請求項10】
ZがCHである請求項9記載の化合物。
【請求項11】
WがNHである請求項6記載の化合物。
【請求項12】
Wが−C(Rである請求項6記載の化合物。
【請求項13】
Wが−CH(アルキル)−である請求項12記載の化合物。
【請求項14】
Wが−CH(−C(O)−アルキル)−である請求項12記載の化合物。
【請求項15】
Arが:
【化370】

である請求項1記載の化合物。
【請求項16】
基:
【化371】

が:
【化372−1】

【化372−2】

【化372−3】

である請求項1記載の化合物。
【請求項17】
が:
【化373−1】

【化373−2】

である請求項16記載の化合物。
【請求項18】
式:
【化374】

(式中、
は請求項1において定義される通りであり;
各々のQは独立してCH又はNであり、これによりQの存在の少なくとも3つはCHである必要があり;
はH、アルキル又は−C(O)−アルキルである)
を有する請求項1記載の化合物。
【請求項19】
Qの各々の存在はCHであり、そしてR、R、R及びYは各々−Hである請求項18記載の化合物。
【請求項20】
は−アリール、−ベンゾ縮合シクロアルキル、−ヘテロアリール、−ベンゾ縮合ヘテロアリール又は−ベンゾ縮合ヘテロシクレニルである請求項19記載の化合物。
【請求項21】
構造:
【化375−1】

【化375−2】

【化375−3】

【化375−4】

【化375−5】

【化375−6】

【化375−7】

を有する化合物、又はその製薬上許容しうる塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは立体異性体。
【請求項22】
精製された形態の請求項1記載の化合物。
【請求項23】
有効量の少なくとも1つの請求項1記載の化合物、又はその製薬上許容しうる塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは立体異性体、及び製薬上許容しうる担体を含む医薬組成物。
【請求項24】
少なくとも1つの追加的な抗癌剤を更に含み、該追加的な抗癌剤が請求項1の化合物とは異なる、請求項23記載の組成物。
【請求項25】
前記少なくとも1つの追加的な抗癌剤が細胞増殖抑制剤、シスプラチン、ドキソルビシン、タキソテール、タキソール、エトポシド、イリノテカン、カンプトスター、トポテカン、パクリタキセル、ドセタキセル、エポチロン、タモキシフェン、5−フルオロウラシル、メトトレキセート、テモゾロミド、シクロホスファミド、SCH66336、R115777、L778,123、BMS214662、イレッサ、タルセバ、EGFRに対する抗体、グリーベック、イントロン、ara−C、アドリアマイシン、サイトキサン、ゲムシタビン、ウラシルマスタード、クロメチン、イフォスファミド、メルファラン、クロランブシル、ピポブロマン、トリエチレンメラミン、トリエチレンチオホスホラミン、ブスルファン、カルムスチン、ロムスチン、ストレプトゾシン、ダカルバジン、フロクスウリジン、シタラビン、6−メルカプトプリン、6−チオグアニン、フルダラビンホスフェート、ペントスタチン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ブレオマイシン、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、ドキソルビシン、エピルビシン、イダルビシン、ミトラマイシン、デオキシコホルマイシン、マイトマイシン−C、L−アスパラギナーゼ、テニポシド、17α−エチニルエストラジオール、ジエチルスチルベストロール、テストステロン、プレドニゾン、フルオキシメステロン、ドロモスタノロンプロピオネート、テストラクトン、メゲステロールアセテート、メチルプレドニゾロン、メチルテストステロン、プレドニゾロン、トリアムシノロン、クロロトリアニセン、ヒドロキシプロゲステロン、アミノグルテチミド、エストラムスチン、メドロキシプロゲステロンアセテート、ロイプロリド、フルタミド、トレミフェン、ゴセレリン、カルボプラチン、ヒドロキシ尿素、アムサクリン、プロカルバジン、ミトタン、ミトキサントロン、レバミソール、ナベルベン、アナストラゾール、レトラゾール、カペシタビン、レロキサフィン、ドロロキサフィン、ヘキサメチルメラミン、アバスチン、ハーセプチン、ベキサール、ベルケード、ゼバリン、トリセノックス、キセローダ、ビノレルビン、プロフィマー、エルビツクス、リポソマール、チオテパ、アルトレタミン、メルファラン、トラスツズマブ、レロゾール、フルベストラント、エキセメスタン、イフォスフォミド、リツキシマブ、C225、ドキシル、オンタック、デポシット、ミロターグ、カンパス、セレブレックス、スーテント、アラネスプ、ニューポゲン、ニューラスタ、ケピバンス、SU11248、及びPTK787よりなる群から選択される請求項24記載の組成物。
【請求項26】
有効量の少なくとも1つの請求項21記載の化合物、又はその製薬上許容しうる塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグもしくは立体異性体、及び製薬上許容しうる担体を含む医薬組成物。
【請求項27】
少なくとも1つの追加的な抗癌剤を更に含み、該追加的な抗癌剤が請求項21の化合物ではない請求項26記載の組成物。
【請求項28】
前記少なくとも1つの追加的な抗癌剤が細胞増殖抑制剤、シスプラチン、ドキソルビシン、タキソテール、タキソール、エトポシド、イリノテカン、カンプトスター、トポテカン、パクリタキセル、ドセタキセル、エポチロン、タモキシフェン、5−フルオロウラシル、メトトレキセート、テモゾロミド、シクロホスファミド、SCH66336、R115777、L778,123、BMS214662、イレッサ、タルセバ、EGFRに対する抗体、グリーベック、イントロン、ara−C、アドリアマイシン、サイトキサン、ゲムシタビン、ウラシルマスタード、クロメチン、イフォスファミド、メルファラン、クロランブシル、ピポブロマン、トリエチレンメラミン、トリエチレンチオホスホラミン、ブスルファン、カルムスチン、ロムスチン、ストレプトゾシン、ダカルバジン、フロクスウリジン、シタラビン、6−メルカプトプリン、6−チオグアニン、フルダラビンホスフェート、ペントスタチン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ブレオマイシン、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、ドキソルビシン、エピルビシン、イダルビシン、ミトラマイシン、デオキシコホルマイシン、マイトマイシン−C、L−アスパラギナーゼ、テニポシド、17α−エチニルエストラジオール、ジエチルスチルベストロール、テストステロン、プレドニゾン、フルオキシメステロン、ドロモスタノロンプロピオネート、テストラクトン、メゲステロールアセテート、メチルプレドニゾロン、メチルテストステロン、プレドニゾロン、トリアムシノロン、クロロトリアニセン、ヒドロキシプロゲステロン、アミノグルテチミド、エストラムスチン、メドロキシプロゲステロンアセテート、ロイプロリド、フルタミド、トレミフェン、ゴセレリン、カルボプラチン、ヒドロキシ尿素、アムサクリン、プロカルバジン、ミトタン、ミトキサントロン、レバミソール、ナベルベン、アナストラゾール、レトラゾール、カペシタビン、レロキサフィン、ドロロキサフィン、ヘキサメチルメラミン、アバスチン、ハーセプチン、ベキサール、ベルケード、ゼバリン、トリセノックス、キセローダ、ビノレルビン、プロフィマー、エルビツクス、リポソマール、チオテパ、アルトレタミン、メルファラン、トラスツズマブ、レロゾール、フルベストラント、エキセメスタン、イフォスフォミド、リツキシマブ、C225、ドキシル、オンタック、デポシット、ミロターグ、カンパス、セレブレックス、スーテント、アラネスプ、ニューポゲン、ニューラスタ、ケピバンス、SU11248、及びPTK787よりなる群から選択される請求項27記載の組成物。
【請求項29】
患者におけるサイクリン依存性キナーゼに関連する疾患を治療するための方法であって、有効量の少なくとも1つの請求項1記載の化合物を患者に投与することを含む方法。
【請求項30】
前記サイクリン依存性キナーゼがCDK1である請求項29記載の方法。
【請求項31】
前記サイクリン依存性キナーゼがCDK2である請求項29記載の方法。
【請求項32】
患者におけるチェックポイントキナーゼに関連する疾患を治療するための方法であって、有効量の少なくとも1つの請求項1記載の化合物を患者に投与することを含む方法。
【請求項33】
前記チェックポイントキナーゼがChk1である請求項32記載の方法。
【請求項34】
前記チェックポイントキナーゼがChk2である請求項32記載の方法。
【請求項35】
患者におけるオーロラキナーゼに関連する疾患を治療するための方法であって、有効量の少なくとも1つの請求項1記載の化合物を患者に投与することを含む方法。
【請求項36】
前記オーロラキナーゼがオーロラ−Aである請求項35記載の方法。
【請求項37】
前記オーロラキナーゼがオーロラ−Bである請求項35記載の方法。
【請求項38】
前記オーロラキナーゼがオーロラ−Cである請求項35記載の方法。
【請求項39】
患者におけるチロシンキナーゼに関連する疾患を治療するための方法であって、有効量の少なくとも1つの請求項1記載の化合物を患者に投与することを含む方法。
【請求項40】
前記チロシンキナーゼがVEGF−R2、EGFR、HER2、SRC、JAK及びTEKよりなる群から選択される請求項39記載の方法。
【請求項41】
前記チロシンキナーゼがVEGF−R2である請求項40記載の方法。
【請求項42】
前記チロシンキナーゼがEGFRである請求項40記載の方法。
【請求項43】
患者におけるPim−1キナーゼに関連する疾患を治療するための方法であって、有効量の少なくとも1つの請求項1記載の化合物を患者に投与することを含む方法。
【請求項44】
患者におけるc−Metキナーゼに関連する疾患を治療するための方法であって、有効量の少なくとも1つの請求項1記載の化合物を患者に投与することを含む方法。
【請求項45】
前記c−Metキナーゼがc−Metである請求項44記載の方法。
【請求項46】
患者におけるMEKキナーゼに関連する疾患を治療するための方法であって、有効量の少なくとも1つの請求項1記載の化合物を患者に投与することを含む方法。
【請求項47】
前記mekキナーゼがMEK−1である請求項46記載の方法。
【請求項48】
患者における癌を治療するための方法であって、有効量の少なくとも1つの請求項1記載の化合物を患者に投与することを含む方法。
【請求項49】
有効量の少なくとも1つの追加的な抗癌剤を患者に投与することを更に含み、該追加的な抗癌剤が請求項1の化合物とは異なる請求項48記載の方法。
【請求項50】
前記癌が膀胱癌、乳癌、結腸癌、腎臓癌、肝臓癌、脳の癌又は他の中枢神経系の癌、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、頭部頚部癌、食道癌、胆嚢癌、卵巣癌、膵臓癌、胃癌、子宮頸癌、甲状腺癌、前立腺癌、子宮癌、皮膚癌、白血病、非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、線維肉腫、横紋筋肉腫、骨髄腫、精上皮腫、奇形癌、骨肉腫、色素性乾皮症、角化棘細胞腫、甲状腺濾胞状癌又はカポジ肉腫である請求項48記載の方法。
【請求項51】
前記少なくとも1つの追加的な抗癌剤が細胞増殖抑制剤、シスプラチン、アロプラチン、ドキソルビシン、タキソテール、タキソール、エトポシド、イリノテカン、カンプトスター、トポテカン、パクリタキセル、ドセタキセル、エポチロン、タモキシフェン、5−フルオロウラシル、メトトレキセート、テモゾロミド、シクロホスファミド、SCH66336、R115777、L778123、BMS214662、イレッサ、タルセバ、EGFRに対する抗体、グリーベック、イントロン−A、インターフェロン、インターロイキン、ara−C、ゲムシタビン、ウラシルマスタード、クロメチン、イフォスファミド、メルファラン、クロランブシル、ピポブロマン、トリエチレンメラミン、トリエチレンチオホスホラミン、ブスルファン、カルムスチン、ロムスチン、ストレプトゾシン、ダカルバジン、フロクスウリジン、シタラビン、6−メルカプトプリン、6−チオグアニン、フルダラビンホスフェート、ペントスタチン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ビノレルビン、ブレオマイシン、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、エピルビシン、イダルビシン、ミトラマイシン、デオキシコホルマイシン、マイトマイシン−C、L−アスパラギナーゼ、テニポシド、17α−エチニルエストラジオール、ジエチルスチルベストロール、テストステロン、プレドニゾン、フルオキシメステロン、ドロモスタノロンプロピオネート、テストラクトン、メゲステロールアセテート、メチルプレドニゾロン、メチルテストステロン、プレドニゾロン、トリアムシノロン、クロロトリアニセン、ヒドロキシプロゲステロン、アミノグルテチミド、エストラムスチン、メドロキシプロゲステロンアセテート、ロイプロリド、フルタミド、トレミフェン、ゴセレリン、カルボプラチン、ヒドロキシ尿素、アムサクリン、プロカルバジン、ミトタン、ミトキサントロン、レバミソール、ナベルベン、アナストラゾール、レトラゾール、ゲムシタビン、カペシタビン、レロキサフィン、ドロロキサフィン、ヘキサメチルメラミン、アバスチン、ハーセプチン、ベキサール、ベルケード、ゼバリン、トリセノックス、キセローダ、プロフィマー、エルビツクス、リポソマール、チオテパ、アルトレタミン、メルファラン、トラスツズマブ、レロゾール、フルベストラント、エキセメスタン、リツキシマブ、C225、ドキシル、オンタック、デポシット、ミロターグ、カンパス、キューテント、アラネスプ、ニューラスタ、ケピバンス、SU11248、及びPTK787よりなる群から選択される請求項49記載の方法。
【請求項52】
放射線療法を患者に施行することを更に含む請求項48記載の方法。
【請求項53】
患者における癌を治療するための方法であって、有効量の少なくとも1つの請求項21記載の化合物を患者に投与することを含む方法。
【請求項54】
有効量の少なくとも1つの追加的な抗癌剤を患者に投与することを更に含み、該追加的な抗癌剤が請求項21の化合物とは異なる、請求項53記載の方法。
【請求項55】
前記癌が膀胱癌、乳癌、結腸癌、腎臓癌、肝臓癌、脳の癌又は他の中枢神経系の癌、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、頭部頚部癌、食道癌、胆嚢癌、卵巣癌、膵臓癌、胃癌、子宮頸癌、甲状腺癌、前立腺癌、子宮癌、皮膚癌、白血病、非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、線維肉腫、横紋筋肉腫、骨髄腫、精上皮腫、奇形癌、骨肉腫、色素性乾皮症、角化棘細胞腫、甲状腺濾胞状癌又はカポジ肉腫である請求項53記載の方法。
【請求項56】
前記少なくとも1つの追加的な抗癌剤が細胞増殖抑制剤、シスプラチン、アロプラチン、ドキソルビシン、タキソテール、タキソール、エトポシド、イリノテカン、カンプトスター、トポテカン、パクリタキセル、ドセタキセル、エポチロン、タモキシフェン、5−フルオロウラシル、メトトレキセート、テモゾロミド、シクロホスファミド、SCH66336、R115777、L778123、BMS214662、イレッサ、タルセバ、EGFRに対する抗体、グリーベック、イントロン−A、インターフェロン、インターロイキン、ara−C、ゲムシタビン、ウラシルマスタード、クロメチン、イフォスファミド、メルファラン、クロランブシル、ピポブロマン、トリエチレンメラミン、トリエチレンチオホスホラミン、ブスルファン、カルムスチン、ロムスチン、ストレプトゾシン、ダカルバジン、フロクスウリジン、シタラビン、6−メルカプトプリン、6−チオグアニン、フルダラビンホスフェート、ペントスタチン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ビノレルビン、ブレオマイシン、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、エピルビシン、イダルビシン、ミトラマイシン、デオキシコホルマイシン、マイトマイシン−C、L−アスパラギナーゼ、テニポシド、17α−エチニルエストラジオール、ジエチルスチルベストロール、テストステロン、プレドニゾン、フルオキシメステロン、ドロモスタノロンプロピオネート、テストラクトン、メゲステロールアセテート、メチルプレドニゾロン、メチルテストステロン、プレドニゾロン、トリアムシノロン、クロロトリアニセン、ヒドロキシプロゲステロン、アミノグルテチミド、エストラムスチン、メドロキシプロゲステロンアセテート、ロイプロリド、フルタミド、トレミフェン、ゴセレリン、カルボプラチン、ヒドロキシ尿素、アムサクリン、プロカルバジン、ミトタン、ミトキサントロン、レバミソール、ナベルベン、アナストラゾール、レトラゾール、ゲムシタビン、カペシタビン、レロキサフィン、ドロロキサフィン、ヘキサメチルメラミン、アバスチン、ハーセプチン、ベキサール、ベルケード、ゼバリン、トリセノックス、キセローダ、プロフィマー、エルビツクス、リポソマール、チオテパ、アルトレタミン、メルファラン、トラスツズマブ、レロゾール、フルベストラント、エキセメスタン、リツキシマブ、C225、ドキシル、オンタック、デポシット、ミロターグ、カンパス、キューテント、アラネスプ、ニューラスタ、ケピバンス、SU11248、及びPTK787よりなる群から選択される請求項54記載の方法。
【請求項57】
放射線療法を患者に施行することを更に含む請求項53記載の方法。

【公表番号】特表2010−508274(P2010−508274A)
【公表日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−534691(P2009−534691)
【出願日】平成19年10月29日(2007.10.29)
【国際出願番号】PCT/US2007/022829
【国際公開番号】WO2008/054702
【国際公開日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】