説明

アリールメトキシイソインドリン誘導体、それを含む組成物、及びその使用方法

4'-アリールメトキシイソインドリン化合物、並びにその医薬として許容し得る塩、溶媒和物、包接化合物、立体異性体、及びプロドラッグが提供される。これらの化合物の使用法及び医薬組成物が明らかにされる。これらの化合物は、癌に対する活性のあるヒドロキシサリドマイド誘導体である。
【化1】


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物、又はその医薬として許容し得る塩、溶媒和物若しくは立体異性体:
【化1】

(式中:
Xは、C=O又はCH2であり;
R1は、-Y-R3であり;
R2は、H又は(C1-C6)アルキルであり;
Yは、その各々が1個以上のハロゲンにより任意に置換されることができる、6〜10員のアリール、ヘテロアリール若しくは複素環;又は、結合であり;
R3は:-(CH2)n-アリール、-O-(CH2)n-アリール、又は-(CH2)n-O-アリールであり、ここでアリールは:それ自身1個以上のハロゲンにより任意に置換された(C1-C6)アルキル;それ自身1個以上のハロゲンにより置換された(C1-C6)アルコキシ;オキソ;アミノ;カルボキシル;シアノ;ヒドロキシル;ハロゲン;重水素;1個以上の(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ若しくはハロゲンにより任意に置換された6〜10員のアリール若しくはヘテロアリール;-CONH2;又は、アルキルが1個以上のハロゲンにより任意に置換されることができる、-COO-(C1-C6)アルキル:の1つ以上により任意に置換されているか;
-(CH2)n-複素環、-O-(CH2)n-複素環、又は-(CH2)n-O-複素環であり、ここで複素環は:それ自身1個以上のハロゲンにより任意に置換された(C1-C6)アルキル;それ自身1個以上のハロゲンにより置換された(C1-C6)アルコキシ;オキソ;アミノ;カルボキシル;シアノ;ヒドロキシル;ハロゲン;重水素;1個以上の(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ若しくはハロゲンにより任意に置換された6〜10員のアリール若しくはヘテロアリール;-CONH2;又は、アルキルが1個以上のハロゲンにより任意に置換されることができる、-COO-(C1-C6)アルキル:の1つ以上により任意に置換されているか;或いは
-(CH2)n-ヘテロアリール、-O-(CH2)n-ヘテロアリール、又は-(CH2)n-O-ヘテロアリールであり、ここでヘテロアリールは:それ自身1個以上のハロゲンにより任意に置換された(C1-C6)アルキル;それ自身1個以上のハロゲンにより置換された(C1-C6)アルコキシ;オキソ;アミノ;カルボキシル;シアノ;ヒドロキシル;ハロゲン;重水素;1個以上の(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ若しくはハロゲンにより任意に置換された6〜10員のアリール又はヘテロアリール;-CONH2;又は、アルキルが1個以上のハロゲンにより任意に置換されることができる、-COO-(C1-C6)アルキル:の1つ以上により任意に置換されており;且つ
nは、0、1、2又は3である。)。
【請求項2】
前記Xが、CH2である、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
前記Yが、フェニルであり、且つR3が、-(CH2)n-複素環である、請求項1記載の化合物。
【請求項4】
前記Yが、ヘテロアリールであり、且つR3が、-(CH2)n-複素環である、請求項1記載の化合物。
【請求項5】
前記Yが、結合である、請求項1記載の化合物。
【請求項6】
前記Yが、結合であり、且つR3が、-(CH2)n-複素環又は-(CH2)n-ヘテロアリールである、請求項1記載の化合物。
【請求項7】
下記式、又はそれらの医薬として許容し得る塩、溶媒和物若しくは立体異性体である、請求項1記載の化合物:
【化2−1】

【化2−2】

【化2−3】

【化2−4】

【化2−5】

【化2−6】

【化2−7】

【化2−8】

【化2−9】


【請求項8】
式(II)の化合物、又はその医薬として許容し得る塩、溶媒和物若しくは立体異性体:
【化3】

(式中:
R4は、非置換の9〜10員の二環式環である、ベンゾチアゾール、キノリン、イソキノリン、ナフタレン、2,3-ジヒドロ-1H-インデン、ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、イミダゾ[1,2-a]ピリジン、ベンゾフラン、2,3-ジヒドロベンゾフラン、ベンゾチオフェン、ベンゾ[d]オキサゾールイソインドリン又はクロマンであり;
但し、前記二環式環がベンゾフラン又はベンゾチオフェンである場合、この環は2-位を介してイソインドール環に接続されないことを条件とする。)。
【請求項9】
下記式、又はそれらの医薬として許容し得る塩、溶媒和物若しくは立体異性体である、請求項8記載の化合物:
【化4】


【請求項10】
式(III)の化合物、又はその医薬として許容し得る塩、溶媒和物若しくは立体異性体:
【化5】

(式中:
Xは、CH2又はC=Oであり;
R5、R6及びR7は、各々独立して、水素、ハロゲン、ニトロ、カルバモイル、アミノ、-SO2R8、-CONR9R10、-(C1-C6)アルキル又は-(C1-C6)アルコキシであり、該アルキル又はアルコキシは、1個以上のハロゲン、アミノ、ヒドロキシル、又はNR9R10により任意に置換されることができ;
R8は:(C1-C6)アルキル若しくは(C6-C10)アリールにより任意に置換された(C1-C6)アルキル;(C1-C6)アルキル若しくは(C6-C10)アリールにより任意に置換されたアミノ;又は、(C1-C6)アルキル若しくは(C6-C10)アリールにより任意に置換された6〜10員の複素環であり;
R9及びR10は、各々独立して、水素、6〜10員のアリール、-COO-(C1-C6)アルキル、-(C0-C6)アルキル-CHO、-(C0-C6)アルキル-COOH、-(C0-C6)アルキル-NR9'R10'、-(C0-C6)アルキル-(5〜10員の複素環)、-(C1-C6)アルキル-OH、-(C1-C6)アルキル-O-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル、又は(C3-C6)シクロアルキルであるか;或いは
R9及びR10は一緒に、1個以上のヘテロ原子を含む任意に置換された5〜6員の環を形成することができ;且つ
R9'及びR10'は、各々独立して、水素又は(C1-C6)アルキルであり;
但し、R5-R7の全てが水素であることはできないことを条件とし;並びに
但し、R5-R7の1つが水素であり、且つR5-R7の残りの2つが両方共クロリドである場合、これらの2つのクロリド原子は、フェニル環の3及び4位にあることはできないことを条件とする。)。
【請求項11】
前記R5-R7の1つが、水素であり、且つR5-R7の残りの2つが、各々独立して、ハロゲン、(C1-C6)アルコキシ又は(C1-C6)アルキルである、請求項10記載の化合物。
【請求項12】
前記R5-R7の2つが、水素であり、且つR5-R7の残りの1つが、ハロゲン、(C1-C6)アルコキシ又は(C1-C6)アルキルである、請求項10記載の化合物。
【請求項13】
下記式、又はそれらの医薬として許容し得る塩、溶媒和物若しくは立体異性体である、請求項10記載の化合物:
【化6−1】

【化6−2】

【化6−3】

【化6−4】

【化6−5】


【請求項14】
式(IV)の化合物、又はその医薬として許容し得る塩、溶媒和物若しくは立体異性体:
【化7】

(式中:
Xは、N又はCであり;
Yは、CH2又はC=Oであり;
R11及びR12は、各々独立して、水素、-(C1-C6)アルキル、-(C1-C6)アルキル-(C3-C6)シクロアルキル、-(C1-C6)アルコキシ、-(C6-C10)アリール、-CO(C1-C6)アルキル、-CO(C3-C6)シクロアルキル、-CO(C6-C10)アリール、-COO(C1-C6)アルキル、ハロゲン、ヒドロキシル、オキソ、3〜10員の複素環、6〜10員のヘテロアリール、-NHCO(C1-C6)アルキル、-(CH2)n-フェニル、-SO2(C1-C6)アルキル、-SO2(C3-C6)シクロアルキル、-SO2(C6-C10)アリール、又は-NR14R15であり、ここでこれらの各基のアルキル、アリール若しくはヘテロアリール部分は、1個以上のハロゲン、ヒドロキシル若しくは-(C1-C6)アルコキシにより任意に置換されることができ;
R13は、水素又は-(C1-C6)アルキルであり;
R14及びR15は、各々独立して、水素又は-(C1-C6)アルキルであり;且つ
nは、0、1、2又は3である。)。
【請求項15】
前記Xが、Nである、請求項14記載の化合物。
【請求項16】
前記Yが、CH2である、請求項14記載の化合物。
【請求項17】
下記式、又はそれらの医薬として許容し得る塩、溶媒和物若しくは立体異性体である、請求項14記載の化合物:
【化8−1】

【化8−2】

【化8−3】

【化8−4】

【化8−5】

【化8−6】

【化8−7】


【請求項18】
下記式、又はそれらの医薬として許容し得る塩、溶媒和物若しくは立体異性体である、化合物:
【化9−1】

【化9−2】


【請求項19】
請求項1〜18のいずれか一項記載の化合物、又はその医薬として許容し得る塩、溶媒和物若しくは立体異性体を含有する、医薬組成物。
【請求項20】
請求項1〜18のいずれか一項記載の化合物、又はその医薬として許容し得る塩、溶媒和物若しくは立体異性体を、患者へ投与することを含む、疾患又は障害を治療、管理又は予防する方法であって、ここでこの疾患又は障害は、癌、血管新生に関連した障害、疼痛、筋肉変性若しくは関連症候群、皮膚疾患、肺疾患、アスベスト関連障害、寄生虫疾患、免疫不全障害、CNS障害、CNS損傷、アテローム硬化症若しくは関連障害、睡眠障害若しくは関連障害、感染症、異常ヘモグロビン症若しくは関連障害、又はTNFα関連障害である、前記方法。

【公表番号】特表2013−519675(P2013−519675A)
【公表日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−552978(P2012−552978)
【出願日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【国際出願番号】PCT/US2011/024269
【国際公開番号】WO2011/100380
【国際公開日】平成23年8月18日(2011.8.18)
【出願人】(500026935)セルジーン コーポレイション (41)
【Fターム(参考)】