説明

カーナビゲーションシステム

【課題】携帯端末装置のタッチパネルをカーナビゲーション本体への情報入力手段として利用する。
【解決手段】スタンド10には、その上部に、GPSユニット20のGPSモジュール20aを電気的かつ機構的に取り付けるためのスタンド側取付部11が設けられており、GPSユニット20の下部には、このスタンド側取付部11に電気的かつ機構的に取り付けるためにユニット側取付部21が設けられている。同様に、スタンド10の下部には、水平方向に延設されてカメラ受台15が設けられており、このカメラ受台15の上部に、デジタルカメラ30を電気的かつ機構的に取り付けるためのスタンド側取付部16が設けられている。また、デジタルカメラ30の底面には、このスタンド側取付部16に電気的かつ機構的に取り付けるためにカメラ側取付部36が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポータブルカーナビゲーションシステムに係り、より詳細には、カーナビゲーション本体と、このカーナビゲーション本体に着脱可能に設けられ、タッチパネルを備えた表示部を有する携帯端末装置とからなるカーナビゲーションシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、カーナビゲーション本体と、このカーナビゲーション本体に着脱可能に設けられ、表示部を有する撮像装置とからなるカーナビゲーションシステムが提案されている(例えは、特許文献1,2等参照)。
【0003】
特許文献1に記載のカーナビゲーションシステムは、ナビゲーションの案内画面を表示する手段に、ユーザが携帯可能な撮像装置に備えられた高精細な画像を表示することができる背面LCDを利用する構成となっている。つまり、カーナビゲーションシステムの表示装置が形成される部分を分離してデジタルカメラとして使用することができるようになっている。従って、撮像装置にはカーナビゲーションに必要な機能をほとんど盛り込むことなく、カーナビゲーション本体に対して撮像装置をデータ送受信可能に接続するだけでカーナビゲーションシステムが形成されるようになっている。
【0004】
また、特許文献2に記載のカーナビゲーションシステムは、デジタルカメラと接続可能なカーナビゲーションシステムであって、カーナビゲーションシステムにデジタルカメラが一度接続され、取り外されると、取り外された時の位置を示すデータが記憶される。そして、再びカメラがカーナビゲーションシステムに接続されると、記憶されている位置データがデジタルカメラに送信され、その位置データがデジタルカメラにおいて受信される。すると、最後に記録された画像データが格納されているファイルのヘッダに位置データが記録されるようになっている。
【特許文献1】特開2006−186542号公報
【特許文献2】特開2004−117224号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1,2に記載のカーナビゲーションシステムによれば、デジタルカメラをカーナビゲーション本体から分離したときには、デジタルカメラ単体として利用することができ、デジタルカメラをカーナビゲーション本体に取り付けたときには、背面LCDをカーナビゲーションの案内画面として利用することができる。
【0006】
しかし、上記特許文献1に記載のカーナビゲーションシステムでは、デジタルカメラの背面LCDをカーナビゲーションの案内画面として単に利用するだけであり、カーナビゲーション本体への情報入力、すなわち、目的地を設定するための住所や名称、電話番号等の入力は、カーナビゲーション本体の接続固定台に設けられたカーナビ操作部から行うようになっている。通常、カーナビゲーションシステムでは、案内画面を表示する表示部の上に配置されているタッチパネルを利用して目的地を設定するための住所や名称、電話番号等の入力を行うようになっているが、上記従来のカーナビゲーションシステムでは、接続固定台に設けられたボタン形式のカーナビ操作部から行うようになっているため、情報入力が極めて不便であるといった問題があった。
【0007】
また、上記特許文献2に記載のカーナビゲーションシステムにおいても、カーナビゲーション本体に設けられた操作用LCDを利用して目的地を設定するための住所や名称、電話番号等の入力を行うようになっている。そのため、デジタルカメラをカーナビゲーション本体から分離可能としても、目的地を設定するための住所や名称、電話番号等を入力するための操作用LCDをカーナビゲーション本体側に設けなければならず、カーナビゲーション本体の小型化が難しいといった問題があった。
【0008】
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、カーナビゲーション本体と、タッチパネルを備えた表示部を有する携帯端末装置とからなるカーナビゲーションシステムにおいて、携帯端末装置のタッチパネルをカーナビゲーション本体への情報入力手段として利用することで、携帯端末装置本来の機能及びサイズやデザインを損なうことなく、利便性にも優れたカーナビゲーションシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、本発明のカーナビゲーションシステムは、カーナビゲーション本体と、このカーナビゲーション本体に着脱可能に設けられ、タッチパネルを備えた表示部を有する携帯端末装置とからなるカーナビゲーションシステムにおいて、前記カーナビゲーション本体に前記携帯端末装置を装着した状態において、前記携帯端末装置の表示部がカーナビゲーションの案内表示画面として利用されるとともに、前記カーナビゲーション本体への情報入力を前記携帯端末装置のタッチパネルを利用して行うことを特徴としている。
【0010】
上記構成によれば、カーナビゲーション本体に携帯端末装置を装着した状態において、カーナビゲーション本体への情報入力を携帯端末装置のタッチパネルを利用して行うことができるので、従来の表示一体型のカーナビゲーションシステムと同様の操作性を確保することができる。また、車が目的地に着くまではカーナビゲーションの案内表示画面として携帯端末装置を利用し、目的地に着くと、携帯端末装置をカーナビゲーション本体から外すことによって、携帯端末装置単独で使用することができる。
【0011】
また、本発明によれば、前記カーナビゲーション本体は、現在位置を取得するためのGPSユニットを備えており、このGPSユニットが前記カーナビゲーション本体及び前記携帯端末装置に対してそれぞれ着脱可能に設けられた構成としてもよい。
【0012】
このように、GPSユニットを分離可能とすることで、車が目的地に着くまではカーナビゲーションの案内表示画面としてデジタルカメラを利用し、目的地に着くと、デジタルカメラとGPSユニットとをカーナビゲーション本体から取り外し、かつ、GPSユニットをデジタルカメラに取り付けることにより、その後はデジタルカメラの現在位置を取得することができる。そのため、記念撮影した場所の位置データをその都度正確に取得することができるので、撮影画像データをデジタルカメラのメモリ部に格納するとき、その撮影場所の正確な位置データを合わせて格納することが可能となる。
【0013】
また、本発明によれば、前記携帯端末装置が音声入力手段を備え、前記カーナビゲーション本体が前記音声入力手段から入力された音声を認識、解析する音声認識解析手段を備えており、前記カーナビゲーション本体への情報入力を前記音声入力手段を利用して音声により行う構成としてもよい。
【0014】
このように、タッチパネルからの入力の他に、音声入力を可能とすることで、運転者がハンドルを持ったままでも目的地等の情報を音声により入力することが可能となり、極めて使い勝手の良いシステムを構築することが可能となる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、カーナビゲーション本体に携帯端末装置を装着した状態において、カーナビゲーション本体への情報入力を携帯端末装置のタッチパネルを利用して行うことができるので、従来の表示一体型のカーナビゲーションシステムと同様の操作性を確保することができる。また、分離時には携帯端末装置を単独で使用できるため、例えば携帯端末装置がデジタルカメラである場合には、車が目的地に着くまではカーナビゲーションの案内表示画面としてデジタルカメラを利用し、目的地に着くと、デジタルカメラをカーナビゲーション本体から外して、デジタルカメラ単体として記念撮影等を行うことができる。また、このようにデジタルカメラをカーナビゲーションシステムの案内表示画面として利用することで、目的地に着いてからデジタルカメラを持ってくるのを忘れたことに気付くといった従来よくある失敗も防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0017】
図1は、本実施形態のカーナビゲーションシステムの全体構成を示す分割斜視図である。
【0018】
本実施形態のカーナビゲーションシステムは、ポータブルナビゲーション機能を車載用のスタンド10に組み込み、このスタンド10に、GPSモジュール20aを備えたGPSユニット20と携帯端末装置であるデジタルカメラ30とを着脱可能に設けたものである。
【0019】
スタンド10には、その上部に、GPSユニット20のGPSモジュール20aを電気的かつ機構的に取り付けるためのスタンド側取付部11が設けられており、GPSユニット20の下部には、このスタンド側取付部11に電気的かつ機構的に取り付けるためにユニット側取付部21が設けられている。例えば、GPSユニット20とスタンド10との取付構造は、嵌め込み及びスライド式となっており、スタンド側取付部11に設けられた凹部12に、ユニット側取付部21に設けられた突起部22を嵌め込み、一方向にスライドさせることで、GPSユニット20がスタンド10に確実に嵌合固定されるようになっている。またこのとき、ユニット側取付部21の表面に露出して設けられた電気端子21a(図3参照)とスタンド側取付部11の表面に露出して設けられた電気端子11a(図3参照)とが確実に接触して、電気的接続が行われるようになっている。なお、このような機構的な取付構造及び電気的な接続構造は従来から種々提案されているので、ここでは詳細な構造の説明を省略する。また、取り外す場合には、GPSユニット20を逆方向へスライドさせて上方に若干持ち上げるようにすればよい。
【0020】
同様に、スタンド10の下部には、水平方向に延設されてカメラ受台15が設けられており、このカメラ受台15の上部に、デジタルカメラ30を電気的かつ機構的に取り付けるためのスタンド側取付部16が設けられている。また、デジタルカメラ30の底面には、このスタンド側取付部16に電気的かつ機構的に取り付けるためにカメラ側取付部36が設けられている。ここで、デジタルカメラ30とスタンド10との取付構造は、嵌め込み及びスライド式となっており、カメラ側取付部36に設けられた凹部37に、スタンド側取付部16の上面に設けられた突起部17を嵌め込み、一方向にスライドさせることで、デジタルカメラ30がスタンド10に確実に嵌合固定されるようになっている。またこのとき、カメラ側取付部36の表面に露出して設けられた電気端子36b,36c(図3参照)とスタンド側取付部16の表面に露出して設けられた電気端子16b,16c(図3参照)とが確実に接触して、電気的接続が行われるようになっている。なお、このような機構的な取付構造及び電気的な接続構造は従来から種々提案されているので、ここでは詳細な構造の説明を省略する。また、取り外す場合には、デジタルカメラ30を逆方向へスライドさせて上方に若干持ち上げるようにすればよい。
【0021】
上記構成において、本実施形態では、スタンド側取付部11に設けられた凹部12と、デジタルカメラ30のガメラ側取付部36に設けられた凹部37とが同じ形状及び構造となっており、スタンド側取付部16に設けられた突起部17と、GPSユニット20のユニット側取付部21に設けられた突起部22とが同じ形状及び構造となっている。従って、GPSユニット20をデジタルカメラ30に取り付ける場合には、デジタルカメラ30のカメラ側取付部36に設けられた凹部37にGPSユニット20のユニット側取付部21に設けられた突起部22を嵌め込み、一方向にスライドさせることで、GPSユニット20がデジタルカメラ30に確実に嵌合固定されるようになっている。またこのとき、カメラ側取付部36の表面に露出して設けられた電気端子36a(図3参照)とGPSユニット20のユニット側取付部21表面に露出して設けられた電気端子21a(図3参照)とが確実に接触して、電気的接続が行われるようになっている。図2は、このときの接続状態を示す外観図である。
【0022】
図3は、上記構成のカーナビゲーションシステムの電気的構成を示すブロック図である。
【0023】
GPSアンテナを備えたGPSモジュール20aは、電気端子21a及びスタンド10側の電気端子11aを介して、スタンド10に組み込まれたカーナビゲーション本体のGPS受信部10bに接続されており、GPS受信部10bの出力がカーナビゲーション全体を制御する制御部10aに接続されている。
【0024】
また、制御部10aには、最新の地図データや音声案内用の音声メッセージ等が格納されているメモリ部10cが接続されている。このメモリ部10cは、例えば内蔵のフラッシュメモリや、装填可能な外部記憶媒体であるDVD等などが用いられる。また、制御部10aには、無線通信ネットワークを介して送信されてくる各種道路情報等を受信する通信部10dが接続されている。
【0025】
さらに、制御部10aには、スタンド取付部15に取り付られたデジタルカメラ30の表示パネルをコントロールするTFTコントロール部10e、デジタルカメラ30のタッチパネルを制御するタッチパネルコントロール部10f、音声認識解析部10g、及びカーナビモード時に随時音声案内を行うためのスピーカ等を備えた音声出力部10hが接続されている。そして、TFTコントロール部10eは、スタンド側取付部16に設けられた電気端子16bに接続されており、タッチパネルコントロール部10fは、スタンド側取付部16に設けられた電気端子16cに接続されており、音声認識解析部10gは、スタンド側取付部16に設けられた電気端子16dに接続されている。
【0026】
デジタルカメラ30は、カメラ全体の動作制御を司る制御部30aを中心として、レンズ等の光学系やCCD等の撮像素子からなる撮像部30b、撮像部30bで撮影された画像の信号を処理するDSPからなる画像処理部30c、信号処理後の撮影画像を記録する記録部30d、TFT等の表示パネルを備えた表示部30e、表示部30eの上に重ねて配置されたTFT等のタッチパネル30f、GPSモジュール20aからのGPS信号を受信するGPS受信部30g、撮影のための各種操作ボタンがカメラ筐体に配置された操作部30h、動画撮影時の音声を入力するマイク30i、マイク30iからの入力音声を処理して記録部30dに動画とともに記録する音声処理部30jなどを備えている。そして、表示部30eは、カメラ側取付部36に設けられた電気端子36bにも接続されており、タッチパネル30fは、カメラ側取付部36に設けられた電気端子36cにも接続されており、マイク30iの入力は、カメラ側取付部36に設けられた電気端子36dにも接続されている。なお、記録部30dは、デジタルカメラ30のタイプにより異なるが、ハードディスク(HD)やカードメモリ(SDメモリ)等がある。
【0027】
制御部30aは、各電気端子36a〜36dの接続の有無を監視しており、各電気端子36b〜36dにスタンド10のスタンド側取付部15に設けられた各電気端子16b〜16dが接続された場合には、表示部30eの制御をTFTコントロール10eからの制御に切り換えるとともに、タッチパネル30fの制御をタッチパネルコントロール部10fからの制御に切り換え、かつ、マイク30iからの音声入力を、電気端子36d、16dを介してスタンド10側の音声認識解析部10gに入力するように、それぞれの接続を切り換えるようになっている。
【0028】
また、制御部30aは、電気端子36aにGPSユニット20に設けられた電気端子21aが接続された場合には、操作部30hの図示しないシャッターボタンが操作されて撮影が行われたときの位置情報を、GPSモジュール20aから入力されるGPS信号に基づいて取得し、その取得した位置情報を撮影画像とともに記録部30dに記録するようになっている。
【0029】
すなわち、本実施形態では、このカーナビゲーションシステムの使用態様として、スタンド10のスタンド側取付部11にGPSユニット20を取り付け、スタンド側取付部15にデジタルカメラ30を取り付けたポータブルカーナビゲーションシステムとしての使用形態と、スタンド10からデジタルカメラ30を取り外してデジタルカメラ30単体としての使用形態と、デジタルカメラ30にGPSユニット20を取り付けたGPS機能付きデジタルカメラとしての使用形態の3つの使用形態がある。
【0030】
そして、スタンド10のスタンド側取付部11にGPSユニット20を取り付け、スタンド側取付部15にデジタルカメラ30を取り付けたポータブルカーナビゲーションシステムとしての使用形態では、デジタルカメラ30の制御部30aが、各電気端子36b,36c,36dの接続を検知する。そして、その検知結果に基づき、制御部30aは、表示部30eの制御を、TFTコントロール10eからの制御を優先すするように切り換えるとともに、タッチパネル30fの制御を、タッチパネルコントロール部10fからの制御を優先するように切り換える。これにより、運転者は、TFTコントロール10eからの制御によって表示部30eに表示されたカーナビモード設定画面(図示省略)に従い、目的地を設定するための住所や名称、電話番号等の入力を、タッチパネル30fから行うことになる。
【0031】
また、表示部30eに表示されたカーナビモード設定画面において音声入力モードが設定された場合には、マイク30iからの音声入力を、電気端子36d,16dを介してスタンド10側の音声認識解析部10gに入力し、入力された音声を認識及び解析することによって、目的地を設定するための住所や名称、電話番号等の入力を行う。このように音声入力を可能とすることで、運転者は、タッチパネル30fを見なくても目的地を設定できるため、目的地の設定に気を取られて安全確認がおろそかになるといった事態の発生を防止することが可能となる。
【0032】
スタンド10の制御部10aは、この入力内容に従って、その後のカーナビゲーションを実施する。すなわち、デジタルカメラ30の表示部30eに、目的地まで随時変更される地図と、その地図上の自車の現在位置を示すマークとを随時表示し、また、必要に応じて音声案内を行って、カーナビゲーションを行うことになる。
【0033】
一方、デジタルカメラ30をスタンド10から取り外したデジタルカメラ30単体としての使用形態では、デジタルカメラ30の制御部30aが、各電気端子36b,36c,36dにスタント10側の各電気端子16b,16c,16dが接続されていないことを検知する。従って、この場合には、例えば撮影モード時であれば、制御部30aの制御により、表示部30eには撮像部30bによって撮影される画像が表示される。また、タッチパネル30fには、撮影モードにおける各種操作ボタンが必要に応じて表示される。
【0034】
一方、スタンド10からデジタルカメラ30とGPSユニット20とを取り外し、デジタルカメラ30にGPSユニット20を取り付けた図2に示す使用形態では、制御部30aが電気端子36aとGPSモジュール20aの電気端子21aとの接続を検知する。従って、撮影モードにおいて操作部30hの図示しないシャッターボタンが操作されると、制御部30aは、その時点での撮影位置の情報を、GPSモジュール20aから入力されるGPS信号に基づいて取得し、その取得した位置情報を撮影画像とともに記録部30dに記録することになる。
【0035】
なお、上記実施形態では、カーナビゲーションの地図表示のためのモニタとして利用する携帯端末装置としてデジタルカメラを例示しているが、デジタルカメラに限定されるものではなく、表示パネル上にタッチパネルが配置されているような携帯端末装置、例えば最近の携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)、音楽プレーヤ(MP3プレーヤ)等を用いることも可能である。
【0036】
また、上記実施形態では、スタンド10とGPSユニット20との接続、及びスタンド10とデジタルカメラ30との接続を、電気端子同士を直接接続する機械的な接続構造として説明しているが、この部分の接続は、例えばブルートゥース(Bluetooth)等の無線接続であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明のカーナビゲーションシステムの全体構成を示す分割斜視図である。
【図2】GPSモジュールをデジタルカメラに取り付けた状態を示す斜視図である。
【図3】本発明のカーナビゲーションシステムの電気的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0038】
10 スタンド
10a 制御部
10b GPS受信部
10c メモリ部
10d 通信部
10e TFTコントロール部
10f タッチパネルコントロール部
10g 音声認識解析部
10h 音声出力部
11 スタンド側取付部
11a 電気端子
12 凹部
15 カメラ受台
16 スタンド側取付部
20 GPSユニット
20a GPSモジュール
21 ユニット側取付部
21a 電気端子
22 突起部
30 デジタルカメラ
30a 制御部
30b 撮像部
30c 画像処理部
30d 記録部
30e 表示部
30f タッチパネル
30g GPS受信部
30h 操作部
30i マイク
30j 音声処理部
36 カメラ側取付部
36a〜36d 電気端子



【特許請求の範囲】
【請求項1】
カーナビゲーション本体と、このカーナビゲーション本体に着脱可能に設けられ、タッチパネルを備えた表示部を有する携帯端末装置とからなるカーナビゲーションシステムにおいて、
前記カーナビゲーション本体に前記携帯端末装置を装着した状態において、前記携帯端末装置の表示部がカーナビゲーションの案内表示画面として利用されるとともに、前記カーナビゲーション本体への情報入力を前記携帯端末装置のタッチパネルを利用して行うことを特徴とするカーナビゲーションシステム。
【請求項2】
請求項1に記載のカーナビゲーションシステムにおいて、
前記カーナビゲーション本体は、現在位置を取得するためのGPSユニットを備えており、このGPSユニットが前記カーナビゲーション本体及び前記携帯端末装置に対してそれぞれ着脱可能に設けられていることを特徴とするカーナビゲーションシステム。
【請求項3】
請求項2に記載のカーナビゲーションシステムにおいて、
前記携帯端末装置がデジタルカメラであることを特徴とするカーナビゲーションシステム。
【請求項4】
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のカーナビゲーションシステムにおいて、
前記携帯端末装置が音声入力手段を備え、前記カーナビゲーション本体が前記音声入力手段から入力された音声を認識、解析する音声認識解析手段を備えており、
前記カーナビゲーション本体への情報入力を前記音声入力手段を利用して音声により行うことを特徴とするカーナビゲーションシステム。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−186398(P2009−186398A)
【公開日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−28585(P2008−28585)
【出願日】平成20年2月8日(2008.2.8)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】