説明

ヘテロアリール置換カルボキサミド及びNOシンターゼの発現を刺激するためのその使用

本発明は、Het、A、X、R1、R2、及びR3が特許請求の範囲に記載の意味を有し、内皮の一酸化窒素(NO)シンターゼの転写を調節し、そして有益な薬理活性化合物である、式(I)のヘテロアリール置換カルボキシアミドに関する。詳細には、式(I)の化合物は内皮のNOシンターゼ酵素の発現を上方調節し、また該酵素の発現増加若しくはNOレベルの増加又は減少したNOレベルの正常化が望まれる状況で適用可能である。本発明は、更に式(I)の化合物の製造方法、それらを含む医薬組成物、及び内皮のNOシンターゼ発現刺激用、又は例えば、アテローム性動脈硬化症、血栓症、冠動脈疾患、高血圧症及び心不全などの心血管疾患を含む、種々の疾患の治療用薬剤を製造するための式(I)の化合物の使用に関する。
【化1】



Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化1】

ここで、
Aは、CH2−CH2、CH2−CH2−CH2、Y−CH2、CH2−Y、Y−CH2−CH2及びCH2−CH2−Yから選択され、ここで、全てのCH2基は、1つ又はそれ以上の同一の又は異なる置換基Raで置換されてもよく、但し、基Aが基Hetの環窒素原子に結合する限り、AはY−CH2又はY−CH2−CH2ではあり得ず;
Hetは、N、NR4、O及びSから選択される、1つ又は2つの、同一の又は異なるヘテロ原子の環構成原子を含み、そして、1つ又はそれ以上の、同一の又は異なる置換基R5で環炭素原子上において置換されてもよい、5員環又は6員環の単環芳香族基であり;
Xは、直接結合、CH2、O及びNHから選択され、但し、基R3−X−が基Hetの環窒素原子に結合する限り、Xは、O又はNHではあり得ず;
Yは、O、S及びNRbから選択され;
aは、(C1−C4)−アルキル及びフッ素から選択され;
bは、水素、(C1−C4)−アルキル及び(C1−C4)−アルキル−CO−から選択され;
1及びR2は、互いに独立に、水素、(C1−C6)−アルキル、(C3−C6)−アルケニル、(C3−C6)−アルキニル、(C3−C7)−シクロアルキル−Cn2n−、フェニル−Cn2n−及びヘテロアリール−Cn2n−から選択され、しかし、同時に水素ではあり得ず、ここで、基(C1−C6)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル、(C3−C6)−アルケニル及び(C3−C6)−アルキニルは、全て、1つ又はそれ以上の、同一の又は異なる置換基R6で置換されてもよく、そして、基Cn2nは、全て、フッ素及び(C1−C4)−アルキルから選択される1つ又はそれ以上の同一の又は異なる置換基で置換されてもよく、そして、全てのフェニル及びヘテロアリール基は、互いに独立に、炭素原子上で、1つ又はそれ以上の同一の又は異なるR7で置換されてもよく、
又は、R1及びR2は、それらを保持する窒素原子と一緒になり、4〜7員環の単環飽和又は不飽和環を形成し、それは、R1及びR2を保持する環窒素原子に加えて、N、NR9、O、S、SO及びSO2から選択される同一でも異なってもよい環構成原子のヘテロ原子を更に1つ又は2つ含んでもよく、但し、O、S、SO及びSO2シリーズからの2つの環構成原子は、隣接した環位置には存在し得ず、ここで、R1及びR2、並びにそれらを保持する窒素原子と一緒になり形成する環は、環炭素原子上で、1つ又はそれ以上の、同一の又は異なる置換基R8で置換されてもよく;
3は、フェニル及びヘテロアリールから選択され、それらは全て、ハロゲン、(C1−C4)−アルキル、(C1−C4)−アルキルオキシ−(C1−C2)−アルキル−、OH;1つ又はそれ以上のフッ素原子で置換されてもよい(C1−C4)−アルキルオキシ;1つ又はそれ以上のフッ素原子で置換されてもよい(C1−C3)−アルキレンジオキシ;(C1−C4)−アルキルメルカプト、NH2、(C1−C4)−アルキルアミノ、ジ((C1−C4)−アルキル)アミノ、((C1−C4)−アルキル)−CONH−、ジ((C1−C4)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C4)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C4)−アルキルオキシ)カルボニル−、CONH2、CN、CF3、H2NSO2−及び(C1−C4)−アルキル−SO2−から選択される、1つ又はそれ以上の同一の又は異なる置換基で置換されてもよく;
4は、水素及び(C1−C4)−アルキルから選択され;
5は、ハロゲン、(C1−C4)−アルキル、(C1−C4)−アルキルオキシ−(C1−C2)−アルキル−、OH;1つ又はそれ以上のフッ素原子で置換されてもよい(C1−C4)−アルキルオキシ;(C1−C4)−アルキルメルカプト、NH2、(C1−C4)−アルキルアミノ、ジ((C1−C4)−アルキル)アミノ、((C1−C4)−アルキル)−CONH−、ジ((C1−C4)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C4)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C4)−アルキルオキシ)カルボニル−、CONH2、CN、CF3及び(C1−C4)−アルキル−SO2−から選択され;
6は、フッ素、OH、オキソ、(C1−C4)−アルキルオキシ、(C1−C4)−アルキルメルカプト、ジ((C1−C4)−アルキル)アミノ、((C1−C4)−アルキル)−CONH−、ジ((C1−C4)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C4)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C4)−アルキルオキシ)カルボニル−、CONH2、CN及びCF3から選択され;
7は、ハロゲン、(C1−C4)−アルキル、(C1−C4)−アルキルオキシ−(C1−C2)−アルキル−、OH;1つ又はそれ以上のフッ素原子で置換されてもよい(C1−C4)−アルキルオキシ;1つ又はそれ以上のフッ素原子で置換されてもよい(C1−C3)−アルキレンジオキシ;(C1−C4)−アルキルメルカプト、NH2、(C1−C4)−アルキルアミノ、ジ((C1−C4)−アルキル)アミノ、((C1−C4)−アルキル)−CONH−、ジ((C1−C4)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C4)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C4)−アルキルオキシ)カルボニル−、CONH2、CN、CF3、SF5、H2NSO2−及び (C1−C4)−アルキル−SO2−から選択され;
8は、フッ素、(C1−C4)−アルキル、(C1−C4)−アルキルオキシ−(C1−C2)−アルキル−、OH、オキソ;1つ又はそれ以上のフッ素原子で置換されてもよい(C1−C4)−アルキルオキシ;(C1−C3)−アルキレンジオキシ、(C1−C4)−アルキルメルカプト、NH2、(C1−C4)−アルキルアミノ、ジ((C1−C4)−アルキル)アミノ、((C1−C4)−アルキル)−CONH−、ジ((C1−C4)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C4)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C4)−アルキルオキシ)カルボニル−、CONH2、CN及びCF3から選択され;
9は、水素、(C1−C4)−アルキル、((C1−C4)−アルキル)−CO−及びフェニル−CO−から選択され、ここで、フェニル基は、ハロゲン、(C1−C4)−アルキル、CF3及び(C1−C4)−アルキルオキシから選択される、1つ又はそれ以上の同一の又は異なる置換基で置換されてもよく;
10は、水素及び(C1−C4)−アルキルから選択され;
ヘテロアリールは、5員環又は6員環の単環芳香族基であり、それは、N、NR10、O及びSから選択される、1、2又は3個の同一の又は異なるヘテロ原子の環構成原子を含み;
nは、0、1又は2であり、ここで、全ての数nは、互いに独立であり、そして同一でも異なってもよく;
但し、基A−CO−NR12が、同時に、基O−CH2−CO−N(CH3)−フェニル、基S−CH2−CO−NH−CH2−CH2−OH、基CH2−NH−CO−NH−フェニル、基NH−CH2−CO−N(CH32又は基NH−CH2−CO−NH−R90であり、ここで、R90は、フェニル、3−クロロ−フェニル、4−クロロ−フェニル又は3−クロロ−4−フルオロ−フェニルである限り、基R3−X−Hetは、4−フェニル−チアゾール−2−イルではあり得ず;
但し、基A−CO−NR12が、同時に、基SCH2−CO−NH−R91であり、ここで、R91は、フェニル、4−ブロモ−フェニル、4−クロロ−フェニル、4−メトキシ−フェニル又は4−メチル−フェニルである限り、基R3−X−Hetは、4−(4−クロロ−フェニル)−チアゾール−2−イルではあり得ず;
但し、基A−CO−NR12が、同時に、基O−CH2−CO−N(CH3)−フェニルである限り、基R3−X−Hetは、3−フェニル−イソオキサゾール−5−イル、3−エチル−4−フェニル−イソオキサゾール−5−イル、5−フェニル−イソオキサゾール−3−イル又は4−クロロ−5−(3,4−ジクロロ−フェニル)−チアゾール−2−イルではあり得ず;
但し、基A−CO−NR12が、同時に、基S−CH2−CO−NH−R92であり、ここで、R92は、ベンジル、3,4−ジメトキシ−ベンジル又は2−(4−メトキシ−フェニル)−エチルである限り、基R3−X−Hetは、3−位において、エトキシカルボニルで置換され、そして4−位において、フェニル、4−クロロ−フェニル又は4−ブロモフェニルで置換されたピロール−2−イル基ではあり得ず;
但し、式Iの化合物は、以下の化合物:
N−ベンジル−3−[4−(4−クロロ−フェニル)−オキサゾール−2−イル]−N−メチル−プロピオンアミド;
3−[4−(4−クロロ−フェニル)−オキサゾール−2−イル]−N−メチル−プロピオンアミド;
N,N−ジエチル−3−[4−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−フェニル)−チアゾール−2−イル]−プロピオンアミド;
2−(4−クロロ−5−フェニル−チアゾール−2−イルオキシ)−1−(2−メチル−ピペリジン−1−イル)−エタノン;
(4−メチル−フェニル)−カルバミド酸4−(3−アミノ−4−メトキシ−フェニル)−チアゾール−2−イルメチル エステル;又は
N−(4−クロロ−フェニル)−2−(4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イルスルファニル)−アセトアミド;
ではあり得ない;
の化合物、その立体異性体のいずれかの形態若しくはあらゆる比率における立体異性体形態の混合物、又は生理学的に許容されるその塩。
【請求項2】
Hetがピリジンジイル、チアゾールジイル及びチオフェンジイルから選択され、ここで、それらは、全て、1つ又はそれ以上の、同一の又は異なる置換基R5により環炭素原子上で置換されてもよい、請求項1に記載の化合物又は生理学的に許容可能なその塩。
【請求項3】
Hetがピリジンジイル及びチオフェンジイルから選択され、ここで、それらは、全て、1つ又はそれ以上の、同一の又は異なる置換基R5により環炭素原子上で置換されてもよい、請求項1又は2に記載の化合物又は生理学的に許容可能なその塩。
【請求項4】
Hetが、該芳香基が1つ又は2つの環窒素原子を含み、そして1つ又はそれ以上の同一の又は異なる置換基R5により環炭素原子上で置換されてもよい6員環の単環芳香族基である、請求項1に記載の化合物又は生理学的に許容されるその塩。
【請求項5】
Hetが、1つ又はそれ以上の同一の又は異なる置換基R5により環炭素原子上で置換されてもよいピリジンジイルである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物又は生理学的に許容されるその塩。
【請求項6】
Aが、CH2−CH2及びY−CH2から選択される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物又は生理学的に許容されるその塩。
【請求項7】
Xが直接結合及びOから選択される、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物又は生理学的に許容されるその塩。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物であって、
1は、(C1−C4)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル−Cn2n−、フェニル−Cn2n−及びヘテロアリール−Cn2n−から選択され、そして、R2は、水素及び(C1−C4)−アルキルから選択され、ここで、全ての(C1−C4)−アルキル及び(C3−C7)−シクロアルキル基は、1つ又はそれ以上の同一の又は異なる置換基R6で置換されてもよく、そして、全てのフェニル及びヘテロアリール基は、1つ又はそれ以上の同一の又は異なる置換基R7で置換されてもよく;
又は、R1及びR2は、それらを保持する窒素原子と一緒になり、4員環〜7員環の、単環、飽和環を形成し、それらは、R1及びR2を保持する環窒素原子に加えて、NR9、O、S、SO及びSO2から選択される更に1つのヘテロ原子の環構成原子を含むことができ、ここで、R1及びR2、及びそれらを保持する窒素原子と一緒になり形成された環は、1つ又はそれ以上の同一の又は異なる置換基R8により置換されてもよい;
化合物又は生理学的に許容されるその塩。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物であって、
3が、ハロゲン、(C1−C4)−アルキル、(C1−C4)−アルキルオキシ−(C1−C2)−アルキル−;1つ又はそれ以上のフッ素原子で置換されてもよい(C1−C4)−アルキルオキシ;(C1−C4)−アルキルメルカプト、(C1−C4)−アルキルアミノ、ジ((C1−C4)−アルキル)アミノ、CONH2、CN、CF3及び(C1−C4)−アルキル−SO2−から選択される1つ又はそれ以上の同一の又は異なる置換基で置換されてもよいフェニルである;
化合物又は生理学的に許容されるその塩。
【請求項10】
請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物、又は生理学的に許容されるその塩の製造方法であって、式IVの化合物及び式Vの化合物:
【化2】

ここで、Het、A、X、R1、R2及びR3は、請求項1〜9で定義した通りであり、さらに、いずれの官能基も保護された形態で、又は前駆体基の形態で存在可能であり、そして、Rは水素、(C1−C4)−アルキル又はベンジルである;
を反応させることを含む方法。
【請求項11】
医薬品として使用するための、請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物又は生理学的に許容されるその塩。
【請求項12】
少なくとも1つの請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物及び/又は生理学的に許容されるその塩、及び生理学的に許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項13】
式Ia:
【化3】

ここで、
Aは、CH2−CH2、CH2−CH2−CH2、Y−CH2、CH2−Y、Y−CH2−CH2及びCH2−CH2−Yから選択され、ここで、基Aが、基Hetの環窒素原子上に結合される場合、Aは、Y−CH2又はY−CH2−CH2ではあり得ない条件下で、全てのCH2基は、1つ又はそれ以上の同一の又は異なる置換基Raにより置換されてもよく;
Hetは、N、NR4、O及びSから選択される1つ又はそれ以上の同一の又は異なるヘテロ原子の環構成原子を含み、そして、1つ又はそれ以上の同一の又は異なる置換基R5で置換されてもよい、5員環〜10員環で、単環又は二環の芳香族基であり;
Xは、直接結合、CH2、O、CH2−O、O−CH2、S、NH及びN((C1−C4)−アルキル)から選択され、又は、Xは存在せず、この場合、基R3−X−が基Hetの環窒素原子に結合する場合、Xは、O、CH2−O、S、NH又はN((C1−C4)−アルキル)ではあり得ない条件下では、基R3であらわされるフェニル、ナフタレニル又はヘテロアリール基は、基Hetに縮合され;
Yは、O、S及びNRbから選択され;
aは、(C1−C6)−アルキル、フッ素及びオキソから選択され;
bは、水素、(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル−CO−及びフェニル−CO−から選択され、ここで、フェニル基は、ハロゲン、(C1−C6)−アルキル、CF3及び(C1−C6)−アルキルオキシから選択される1つ又はそれ以上の同一の又は異なる置換基で置換されてもよく;
1及びR2は、互いに独立に、水素、(C1−C10)−アルキル、(C3−C10)−アルケニル、(C3−C10)−アルキニル、(C3−C10)−シクロアルキル−Cn2n−、フェニル−Cn2n−、ナフタレニル−Cn2n−及びヘテロアリール−Cn2n−から選択され、ここで、基(C1−C10)−アルキル、(C3−C10)−シクロアルキル、(C3−C10)−アルケニル及び(C3−C10)−アルキニルは、全て、1つ又はそれ以上の同一の又は異なる置換基で置換されてもよいR6であり、そして、基Cn2nは、全て、フッ素及び(C1−C4)−アルキルから選択された1つ又はそれ以上の同一の又は異なる置換基で置換されてもよく、そして、全ての、フェニル、ナフタレニル及びヘテロアリール基は、互いに独立に、1つ又はそれ以上の同一の又は異なる置換基で置換されてもよいR7であり;
又は、R1及びR2は、それらを保持する窒素原子と一緒になり、4員環〜10員環の、単環又は二環の、飽和又は不飽和環を形成し、それらは、R1及びR2を保持する環窒素原子に加えて、N、NR9、O、S、SO及びSO2から選択される更に、1つ又は2つのヘテロ原子の環構成原子を含むことができ、O、S、SO及びSO2シリーズからの2つの環構成要素は、隣接した環位置には存在し得ない条件であり、ここで、R1及びR2及びそれらを保持する窒素原子と一緒になり形成された環は、1つ又はそれ以上の同一の又は異なる置換基R8で置換されてもよく;
3は、フェニル、ナフタレニル及びヘテロアリールであり、それらは、全て、1つ又はそれ以上の同一の又は異なる、ハロゲン、(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキルオキシ−(C1−C3)−アルキル−、OH;1つ又はそれ以上のフッ素原子で置換されてもよい(C1−C6)−アルキルオキシ;1つ又はそれ以上のフッ素原子で置換されてもよい(C1−C3)−アルキレンジオキシ;(C1−C6)−アルキルメルカプト、NH2、(C1−C6)−アルキルアミノ、ジ((C1−C6)−アルキル)アミノ、((C1−C6)−アルキル)−CONH−、((C1−C6)−アルキル)−SO2NH−、ジ((C1
−C6)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C6)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C6)−アルキルオキシ)カルボニル−、COOH、CONH2、CN、CF3、((C1−C6)−アルキル)NHSO2−、ジ((C1−C6)−アルキル)NSO2−、H2NSO2−及び(C1−C6)−アルキル−SO2−から選択されされた置換基で置換されてもよく;
4は、水素及び(C1−C4)−アルキルから選択され;
5は、ハロゲン、(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキルオキシ−(C1−C3)−アルキル−、OH;1つ又はそれ以上のフッ素原子で置換されてもよい(C1−C6)−アルキルオキシ;(C1−C6)−アルキルメルカプト、NH2、(C1−C6)−アルキルアミノ、ジ((C1−C6)−アルキル)アミノ、((C1−C6)−アルキル)−CONH−、((C1−C6)−アルキル)−SO2NH−、ジ((C1−C6)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C6)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C6)−アルキルオキシ)カルボニル−、COOH、CONH2、CN、CF3、H2NSO2−、((C1−C6)−アルキル)NHSO2−、ジ((C1−C6)−アルキル)NSO2−及び(C1−C6)−アルキル−SO2−から選択され;
6は、フッ素、OH、オキソ、(C1−C6)−アルキルオキシ、(C1−C6)−アルキルメルカプト、ジ((C1−C6)−アルキル)アミノ、((C1−C6)−アルキル)−CONH−、((C1−C6)−アルキル)−SO2NH−、ジ((C1−C6)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C6)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C6)−アルキルオキシ)カルボニル−、CONH2、CN及びCF3から選択され;
7は、ハロゲン、(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキルオキシ−(C1−C3)−アルキル−、OH;1つ又はそれ以上のフッ素原子で置換されてもよい(C1−C6)−アルキルオキシ;1つ又はそれ以上のフッ素原子で置換されてもよい(C1−C3)−アルキレンジオキシ;(C1−C6)−アルキルメルカプト、NH2、(C1−C6)−アルキルアミノ、ジ((C1−C6)−アルキル)アミノ、((C1−C6)−アルキル)−CONH−、((C1−C6)−アルキル)−SO2NH−、ジ((C1−C6)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C6)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C6)−アルキルオキシ)カルボニル−、CONH2、CN、CF3、SF5、H2NSO2−、((C1−C6)−アルキル)NHSO2−、ジ((C1−C6)−アルキル)NSO2−及び(C1−C6)−アルキル−SO2−から選択され;
8は、ハロゲン、(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキルオキシ−(C1−C3)−アルキル−、OH、オキソ;1つ又はそれ以上のフッ素原子で置換されてもよい(C1−C6)−アルキルオキシ;1つ又はそれ以上のフッ素原子で置換されてもよい(C1−C3)−アルキレンジオキシ;(C1−C6)−アルキルメルカプト、NH2、(C1−C6)−アルキルアミノ、ジ((C1−C6)−アルキル)アミノ、((C1−C6)−アルキル)−CONH−、((C1−C6)−アルキル)−SO2NH−、ジ((C1−C6)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C6)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C6)−アルキルオキシ)カルボニル−、CONH2、CN、CF3、H2NSO2−、((C1−C6)−アルキル)NHSO2−、ジ((C1−C6)−アルキル)NSO2−及び(C1−C6)−アルキル−SO2−から選択され;
9は、水素、(C1−C6)−アルキル、((C1−C6)−アルキル)−CO−及びフェニル−CO−から選択され、ここで、フェニル基は、ハロゲン、(C1−C4)−アルキル、CF3及び(C1−C4)−アルキルオキシから選択される1つ又はそれ以上の同一の又は異なる置換基で置換されてもよく;
10は、水素及び(C1−C4)−アルキルから選択され;
ヘテロアリールは、N、NR10、O及びSから選択される1つ又はそれ以上の同一の又は異なるヘテロ原子の環構成原子を含む5〜10員環で、単環又は二環の芳香族基であり
nは、0、1、2又は3であり、ここで、全ての数nは、互いに独立に、同一の又は異なる;
の化合物のいずれかの立体異性形態、又はあらゆる比率での立体異性形態の混合物、又は生理学的に許容されるその塩の、内皮のNOシンターゼの発現を刺激するための医薬品を製造するための使用。
【請求項14】
心血管疾患、安定又は不安定狭心症、冠状動脈性心臓病、冠動脈疾患、プリンツメタル狭心症、急性冠症候群、心機能障害、心不全、心筋梗塞、卒中、血栓症、末梢動脈閉塞性疾患、内皮機能不全、アテローム性動脈硬化症、再狭窄、PTCA後内皮障害、高血圧症、本態性高血圧症、肺高血圧症、二次性高血圧症、腎血管性高血圧症、慢性糸球体腎炎、勃起障害、心室性不整脈、糖尿病、ネフロパシー、糖尿病合併症、網膜症、血管形成、気管支喘息、慢性腎不全、肝硬変、骨粗鬆症、記憶能制限若しくは学習能制限を治療するための、又は閉経後女性若しくは避妊薬服用後の心血管リスクを低下させるための薬剤を製造するための、請求項13に記載の化合物又は生理的に許容されるその塩の使用。
【請求項15】
式Iaの化合物が請求項1〜9のいずれか1項に記載の式Iaの化合物又はそれらの生理的に許容される塩である、請求項13又は14に記載の使用。

【公表番号】特表2010−514713(P2010−514713A)
【公表日】平成22年5月6日(2010.5.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−543361(P2009−543361)
【出願日】平成19年12月14日(2007.12.14)
【国際出願番号】PCT/EP2007/010982
【国際公開番号】WO2008/077507
【国際公開日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【出願人】(399050909)サノフィ−アベンティス (225)
【Fターム(参考)】