説明

ムスカリン性アセチルコリン受容体アンタゴニスト

ムスカリン性アセチルコリン受容体アンタゴニストおよびその使用法が提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の分野
本発明は、新規なベンゾアゼピン化合物、医薬組成物、その製法、およびムスカリン性アセチルコリン受容体媒介性疾患の治療におけるその使用に関する。
【0002】
発明の背景
末梢および中枢神経系におけるコリン作動性ニューロンから放出されるアセチルコリンは、2つの主要なクラスのアセチルコリン受容体−ニコチンおよびムスカリン性アセチルコリン受容体との相互作用によって、多くの異なる生物学的プロセスに影響を及ぼす。ムスカリン性アセチルコリン受容体(mAChRs)は、7回膜貫通ドメインを有するG−タンパク質結合型受容体のスーパーファミリーに属する。M−Mと呼ばれるmAChRsの5つのサブタイプが存在し、各々が別個の遺伝子の産物である。これら5つのサブタイプの各々は、独特の薬理学的特性を示す。ムスカリン性アセチルコリン受容体は、脊椎動物の器官に幅広く分布しており、これらの受容体は、阻害性および興奮性作用の両方の媒介となることができる。例えば、気道、膀胱および胃腸管に見られる平滑筋において、MmAChRsが収縮応答の媒介となる(1989. The Muscarinic Receptors. The Humana Press, Inc., Clifton, NJ)。
【0003】
ムスカリン性アセチルコリン受容体機能不全は、種々の異なる病態生理学的状態において注目されている。例えば、喘息および慢性閉塞性肺疾患(COPD)において、炎症性の状態が、肺平滑筋に分布する副交感神経における阻害性Mムスカリン性アセチルコリン自己受容体機能の喪失を導き、その結果、迷走神経刺激後のアセチルコリン放出増加を引き起こす。該mAChR機能不全は、MmAChRsの刺激増加によって媒介される気道過敏性をもたらす。同様に、炎症性腸疾患(IBD)における胃腸管の炎症は、MmAChR−媒介性運動過剰をもたらす(Oprins, J. C. J., HP. Meijer,およびJ. A. Groot. 2000.主要壊死因子−(アルファ)は、ヒト腸上皮細胞系統HT29cl.19Aにおいてムスカリン性受容体活性化によって誘導されるイオン分泌を増強する(Tumor Necrosis Factor-{alpha} Potentiates Ion Secretion Induced by Muscarinic Receptor Activation in the Human Intestinal Epithelial Cell Line HT29cl.19A) Ann NY Acad Sci 915:102−106)。膀胱過剰収縮に起因する失禁もまた、MmAChRsの刺激増加によって媒介されることが明らかにされた。かくして、サブタイプ選択的mAChRアンタゴニストの同定は、mAChR−媒介性疾患における治療として有用であり得る。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
種々の病態の治療のための抗−ムスカリン性受容体療法の使用を支持する大きな証拠にもかかわらず、臨床上使用されている抗−ムスカリン性化合物は、比較的少数である。かくして、MmAChRsでの遮断をもたらすことのできる新規な化合物に対する要望が依然としてある。MmAChRsの刺激増加に関連する疾患、例えば、喘息、COPD、IBDおよび尿失禁は、mAChR結合の阻害剤である化合物によって利益を得るであろう。
【課題を解決するための手段】
【0005】
発明の概要
本発明は、アセチルコリンがmAChRに結合するムスカリン性アセチルコリン受容体(mAChR)媒介性疾患の治療法であって、有効量の式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩を投与することを特徴とする方法を提供する。
【0006】
本発明は、また、その必要のある哺乳動物において、アセチルコリンのその受容体への結合を阻害する方法であって、有効量の式(I)の化合物を上記哺乳動物に投与することを特徴とする方法に関する。
【0007】
本発明は、式(I)
【化1】

[式中、
シクロヘキシル立体化学は、シスまたはトランスであり;
Yは、アミン、または第四級アミン塩であり;
およびRは、独立して、C1−6アルキル、アリールおよびアリールC1−6アルキル、C1−6アルキルアリール、ヘテロアリール、ヘテロアルキル(これらは全て、置換されていてもよい)、およびHからなる群から選択される置換基であり;
Xは、OHまたはCNであり;
アミンは、
【化2】

からなる群から選択され;
R1およびR2は、独立して、H、アルキル、シクロアルキル、アリール、アルキルアリール、アルキルアルケニル、アリールアルキルおよびアリールアルケニル(これらは全て、置換されていてもよい)からなる群から選択され;
mは、0〜6の整数であり;
nは、0〜5の整数であり;
G1およびG2は、独立して、結合、(CH2)p、O、NR1、−CR1=CR1−、S(O)p、COおよびCONR1−から選択され;
pは、0〜2の整数であり;
R6およびR7は、独立して、=R1、F、Cl、Br、CN、OR1、OCOR2、NR1R2およびNCOR2から選択され;
Arは、独立して、アリールおよびヘテロアリール(これらは全て、置換されていてもよい)からなる群から選択され;
第四級アンモニウム塩は、
【化3】

からなる群から選択され;
Z−は、I、Br、HSO、HCOを包含するアニオン性対イオンであり;
’、R’およびR’は、独立して、H、アルキル、シクロアルキル、アリール、アルキルアリール、アルキルアルケニル、アリールアルキルおよびアリールアルケニル(これらは全て、置換されていてもよい)からなる群から選択され;
M、N、G1、G2、P、R6およびR7は、上記のとおりである]
で示される新規化合物、および式(I)の化合物および医薬担体または希釈剤を含んでなる医薬組成物を提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
上記式(I)の化合物において、アルキル基または部分は、直鎖であっても、分枝鎖であってもよい。使用されうるアルキル基は、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシルおよびそのいずれかの分枝異性体、例えば、イソプロピル、t−ブチル、sec−ブチル等を包含する。
【0009】
R1、R2、R3は、独立して、アロイル、またはアロイルC1−4アルキルからなる群から選択され、該アリール基は、置換されていてもよいフェニル環または置換されていてもよい5−または6−員の複素環から選択されうる。基R1、R2、R3において、アリール部分は、水素、ハロゲン、アミノ、シアノ、C1−4アルキル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、C1−4アルキルアミド、C1−4アルカノイル、およびRNCO(ここに、RおよびRは各々、独立して、水素原子およびC1−4アルキル基からなる群から選択される)から選択される1以上の置換基によって置換されていてもよい。
【0010】
ArまたはAr’基について定義されるような置換されていてもよい5−または6−員の複素環芳香環は、O、NおよびSから選択される1〜4個のヘテロ原子を含有していてもよい。該環が2〜4個のヘテロ原子を含有する場合、1つは好ましくはO、NおよびSから選択され、残りのヘテロ原子は、好ましくは、Nである。5および6−員の複素環基の例は、フリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピリジル、トリアゾリル、トリアジニル、ピリダジル、ピリミジニル、ピラゾリル、イソチアゾリルおよびイソオキサゾリルを包含する。
【0011】
Arに関する二環式環系、例えば、二環式芳香族またはヘテロ芳香族環系の例は、ナフチル、インダゾリル、インドリル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル、キノリニル、キノキサリニル、キナゾリニル、シンノリニル、イソキノリニル、ピラゾロ[1,5−a]ピリミジル、ピロロ[3,2−b]ピリジル、ピロロ[3,2−c]ピリジル、チエノ[3,2−b]チオフェニル、1,2−ジヒドロ−2−オキサ−キノリニル、3,4−ジヒドロ−3−オキサ−2H−ベンゾオキサジニル、1,2−ジヒドロ−2−オキサ−3H−インドリルを包含する。
【0012】
環ArまたはAr’は、各々、独立して、水素またはハロゲン原子、またはヒドロキシ、オキソ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルキレンジオキシ、C1−4アルカノイル、C1−4アルキルスルホニル、C1−4アルキルスルフィニル、C1−4アルキルチオ、R10SON(R11)−、R1011NSO−、R1011N−、R10C−、R1011NC(O)−、またはR10CON(R11)−基から選択される1以上の置換基によって置換されていてもよく、ここに、R10およびR11は各々、独立して、水素原子およびC1−4アルキル基からなる群から選択されるか、あるいはR1011は一緒になって、C3−6アルキレン鎖を形成する。
【0013】
別法では、ArおよびAr’は、C1−2アルキルまたはRN−基によって置換されていてもよい上記の1以上の5−または6−員複素環によって置換されていてもよく、ここに、RおよびRは上記のとおりである。
【0014】
環ArおよびAr’において、互いにオルト位にある置換基が連結して、5−または6−員環を形成していてもよい。
【0015】
当然のことながら、医学において使用するためには、式(I)の塩は、生理学上許容されるべきである。適当な生理学上許容される塩は、当業者に明らかであり、例えば、無機酸、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸またはリン酸と形成した酸付加塩;および有機酸、例えば、コハク酸、マレイン酸、酢酸、フマル酸、クエン酸、酒石酸、安息香酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、またはナフタレンスルホン酸と形成した酸付加塩を包含する。他の生理学上許容されない塩、例えば、シュウ酸塩は、例えば、式(I)の化合物の単離において使用してもよく、本発明の範囲内に包含される。また、本発明の範囲内には、式(I)の化合物の溶媒和物および水和物も包含される。
【0016】
いくつかの式(I)の化合物は、1当量以上の酸と酸付加塩を形成しうる。本発明は、その範囲内に、全ての可能な化学量論量および非化学量論量の形態を包含する。
【0017】
式(I)の化合物は、シクロヘキシル環での配置に関して、シスおよびトランス異性体の形態で存在することができる。また、Aが基(c)を示す場合、該化合物は、二重結合の周りの幾何異性体として存在しうる。本発明は、その範囲内に、すべてのかかる異性体およびその混合物を包含する。好ましくは、本発明の化合物は、シクロヘキシル環に関してトランス配置にある。Aが基(c)を示す式(I)の化合物の場合、二重結合のトランス幾何配置が好ましい。
【0018】
また、好ましくは、環Arが各々、独立して、水素またはハロゲン原子、シアノ、メトキシ、トリフルオロメチル、メチレンジオキシ、アセチル、アセチルアミノ、メチルスルホニル、メチルスルホニルオキシ、メチルアミノスルホニル、メチルスルホニルアミノおよびメチルアミノカルボニル基から選択される1以上の置換基によって置換されていてもよい。
【0019】
式(I)の化合物に包含されるいくつかの置換されたヘテロ芳香族環系は、1以上の互変形態で存在しうる。本発明は、その範囲内に、かかる全ての互変形態およびその混合物を包含する。
【0020】
本明細書で使用される場合、下記の用語は以下に示すとおりである。
・「ハロ」−全ハロゲン、すなわち、クロロ、フルオロ、ブロモおよびヨード。
・「C1−10アルキル」または「アルキル」−鎖長が別に限定されないかぎり、1〜10個の炭素原子の直鎖および分枝鎖の両方の基であり、限定するものではないが、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、sec−ブチル、iso−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル等を包含する。
【0021】
・「シクロアルキル」は、本明細書で使用される場合、好ましくは3〜8個の炭素原子からなる、環状基を意味し、限定するものではないが、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル等を包含する。
・「アルケニル」は、本明細書中で使用される場合、全ての事象において、鎖長が限定されないかぎり、2−10個の炭素原子の直鎖または分枝鎖基を意味し、限定するものではないが、エテニル、1−プロペニル、2−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル等を包含する。
・「アリール」−フェニルおよびナフチル。
【0022】
・「ヘテロアリール」(それ自体あるいは「ヘテロアリールオキシ」または「ヘテロアリールアルキル」等のいずれかの組み合わせで)−1以上の環がN、OおよびSからなる群から選択される1以上のヘテロ原子を含有する5−10員の芳香環系、例えば、限定するものではないが、ピロール、ピラゾール、フラン、チオフェン、キノリン、イソキノリン、キナゾリニル、ピリジン、ピリミジン、オキサゾール、テトラゾール、チアゾール、チアジアゾール、トリアゾール、イミダゾール、またはベンゾイミダゾール。
【0023】
・「複素環」(それ自体あるいは「複素環式アルキル」等のいずれかの組み合わせで)−1以上の環がN、OおよびSからなる群から選択される1以上のヘテロ原子を含有する飽和または部分不飽和4−10員環系、例えば、限定するものではないが、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジン、モノホリン、テトラヒドロピラン、チオモルホリンまたはイミダゾリジン。さらに、硫黄がスルホンまたはスルホキシドに酸化されていてもよい。
・「アリールアルキル」または「ヘテロアリールアルキル」または「複素環式アルキル」は、別記しないかぎり、本明細書中で使用される場合、本明細書中で定義されるとおりのアリール、ヘテロアリールまたは複素環部分に結合した上記のとおりのC1−10アルキルを意味する。
【0024】
本発明の特定の化合物は、以下に特に例示し、名前を挙げたものを包含する。
N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−(トランス−4−{2−[ビス(フェニルメチル)アミノ]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−(トランス−4−{2−[ビス(フェニルメチル)アミノ]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−{トランス−4−[2−(ジシクロヘキシルアミノ)エチル]シクロヘキシル}−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−{トランス−4−[2−(ジシクロヘキシルアミノ)エチル]シクロヘキシル}−N’−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1R,4S)−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1R,5S)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−{トランス−4−[2−(1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)エチル]シクロヘキシル}−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
【0025】
N−{トランス−4−[2−(2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル)エチル]シクロヘキシル}−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1s,4s)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−7−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−(トランス−4−{2−[7−(2−メチルプロパノイル)−1,2,4,5−テトラヒドロ−3H−3−ベンゾアゼピン−3−イル]エチル}シクロヘキシル)尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1s,5s)−3−アザビシクロ[3.2.2]ノナ−3−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1R,5S)−3−ヒドロキシ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
エチル N−(2−{トランス−4−[({[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−N−メチルグリシナート;
N−{トランス−4−[2−(3−アザビシクロ[3.2.2]ノナ−3−イル)エチル]シクロヘキシル}−N’−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1R,4S)−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1s,4s)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−7−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
【0026】
N−(トランス−4−{2−[(1R,5S)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
(1R,5S)−8−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
(1R,2S,4R,5S)−9−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−3−オキサ−9−アザトリシクロ[3.3.1.0〜2,4〜]ノナ−7−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
N−{トランス−4−[2−(3,4−ジヒドロ−1(2H)−キノリニル)エチル]シクロヘキシル}−N’−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−{トランス−4−[2−(3,4−ジヒドロ−2(1H)−イソキノリニル)エチル]シクロヘキシル}−N’−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1R,5S)−3−ヒドロキシ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−{トランス−4−[2−(2−フェニル−1−ピロリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
N−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−{トランス−4−[2−(4−フェニル−1−ピペリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−4−アザトリシクロ[4.3.1.1〜3,8〜]ウンデカ−4−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
1,1−ジメチルエチル N−(2−{トランス−4−[({[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−N−メチルグリシナート;
N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−{トランス−4−[2−(2−フェニル−1−ピペリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
【0027】
N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−(トランス−4−{2−[メチル(フェニルメチル)アミノ]エチル}シクロヘキシル)尿素;
N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−{トランス−4−[2−(2−フェニル−1−ピロリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
N−(2−{トランス−4−[({[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−N−メチルグリシン;
N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−{トランス−4−[2−(3−フェニル−1−ピロリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−{トランス−4−[2−(3−フェニル−1−ピペリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
9−(2−{トランス−4−[({[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−3−オキサ−9−アザトリシクロ[3.3.1.0〜2,4〜]ノナ−7−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
N−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−(トランス−4−{2−[(1R,5S)−3−ヒドロキシ−3−フェニル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]エチル}シクロヘキシル)尿素;
エチル N−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−N−メチルグリシナート;
N−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−(トランス−4−{2−[7−(2−メチルプロパノイル)−1,2,4,5−テトラヒドロ−3H−3−ベンゾアゼピン−3−イル]エチル}シクロヘキシル)尿素;
N−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−{トランス−4−[2−(3−フェニル−1−ピペリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
【0028】
1−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−{トランス−4−[2−(3−フェニル−1−ピペリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
N−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−{トランス−4−[2−(3−フェニル−1−ピロリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
N−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−{トランス−4−[2−(2−フェニル−1−ピペリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
(1R,8S)−11−(2−{トランス−4−[({[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−11−メチル−11−アゾニアトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン ヨージド;
(1R,8S)−11−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−11−メチル−11−アゾニアトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン ヨージド;
1−(2−{トランス−4−[({[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−1−メチル−3−フェニルピペリジニウム ヨージド;
2−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−2−メチル−2−アゾニアトリシクロ[3.3.1.1〜3,7〜]デカン ヨージド;
N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−4−(フェニルアセチル)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)尿素;
3−(2−{トランス−4−[({[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−3−メチル−7−(2−メチルプロパノイル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンゾアゼピニウム ヨージド;
【0029】
エチル 1−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−3−ピペリジンカルボキシラート;
リチウム 1−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−3−ピペリジンカルボキシラート;
N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−{(1S)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−2−メチルプロピル}尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−{(1R)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−2−メチルプロピル}尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−{(1R)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−{(1S)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1S)−2−ヒドロキシ−1,2,2−トリフェニルエチル]尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−2,2−ジフェニル−1−(フェニルメチル)エチル]尿素;
【0030】
(2R)−N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−2−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−ピロリジンカルボキサミド;
(2S)−N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−2−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−ピロリジンカルボキサミド;
1,1−ジメチルエチル N−(2−{4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−N−メチルグリシナート;
1−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−(4−{2−[(1S,3R,5R,7S)−トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イルアミノ]エチル}シクロヘキシル)尿素;
1−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−(トランス−4−{2−[(フェニルメチル)アミノ]エチル}シクロヘキシル)尿素;
1−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
(1R,5S)−8−(2−{4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−3−[(3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノイル)オキシ]−8−メチル−8−アゾニアビシクロ[3.2.1]オクタン ヨージド;
1−(トランス−4−{2−[(1R)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルアミノ]エチル}シクロヘキシル)−3−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素 トリフルオロアセタート(塩);
1−(トランス−4−{2−[(1S)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルアミノ]エチル}シクロヘキシル)−3−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
(1R,5S)−8−(2−{トランス−4−[({[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
1−(トランス−4−{2−[(ジフェニルメチル)アミノ]エチル}シクロヘキシル)−3−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
【0031】
1−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−[トランス−4−(2−{[(1S)−1−(1−ナフタレニル)エチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
1−[トランス−4−(2−{[(1S,2R)−2−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]−3−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
1−{(1S)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−2−メチルプロピル}−3−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
1−{(1R)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−2−メチルプロピル}−3−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
1−{(1R)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}−3−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
1−{(1S)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}−3−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
1−[(1S)−2−ヒドロキシ−1,2,2−トリフェニルエチル]−3−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
1−[(1R)−2−ヒドロキシ−2,2−ジフェニル−1−(フェニルメチル)エチル]−3−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
(2R)−2−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−N−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]−1−ピロリジンカルボキサミド;
(2S)−2−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−N−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]−1−ピロリジンカルボキサミド;
【0032】
エチル 1−(2−{トランス−4−[({[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−3−ピペリジンカルボキシラート;
1−(2−{トランス−4−[({[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−3−ピペリジンカルボン酸 トリフルオロアセタート(塩);
1−{トランス−4−[2−(9H−フルオレン−9−イルアミノ)エチル]シクロヘキシル}−3−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
1−[トランス−4−(2−{[(1R,2S)−2−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]−3−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
1−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−[トランス−4−(2−{[(1R)−2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
1−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−[トランス−4−(2−{[(1S)−2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
(1R,5S)−8−[2−(トランス−4−{[({(1S)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−2−メチルプロピル}アミノ)カルボニル]アミノ}シクロヘキシル)エチル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
(1R,5S)−8−[2−(トランス−4−{[({(1R)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−2−メチルプロピル}アミノ)カルボニル]アミノ}シクロヘキシル)エチル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
【0033】
(1R,5S)−8−[2−(トランス−4−{[({(1R)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}アミノ)カルボニル]アミノ}シクロヘキシル)エチル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
(1R,5S)−8−[2−(トランス−4−{[({(1S)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}アミノ)カルボニル]アミノ}シクロヘキシル)エチル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
(1R,5S)−8−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1,2,2−トリフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
(1R,5S)−8−(2−{トランス−4−[({[(1R)−2−ヒドロキシ−2,2−ジフェニル−1−(フェニルメチル)エチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
1−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−(トランス−4−{2−[(1S)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−ナフタレニルアミノ]エチル}シクロヘキシル)尿素;
1−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−(トランス−4−{2−[(1R)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−ナフタレニルアミノ]エチル}シクロヘキシル)尿素;
1−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−(2−ナフタレニル)エチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
1−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−[トランス−4−(2−{[(1S)−2−(4−メチルフェニル)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
1−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−(トランス−4−{2−[(1−メチル−1−フェニルエチル)アミノ]エチル}シクロヘキシル)尿素;
1−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.02,7]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−3−(2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル)尿素;
1−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.02,7]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−3−[(1S)−2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
1−[(1S)−2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−{4−[2−(3−フェニル−1−ピペリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
【0034】
1−[(1S)−2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−{4−[2−(2−フェニル−1−ピロリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
1−[(1S)−2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−{トランス−4−[2−(3−フェニル−1−ピロリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
エチル 1−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−3−ピペリジンカルボキシラート;
1−[(1S)−2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
(1R,5R)−8−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−1,5−ジメチル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
1−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.02,7]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−3−{(1S)−1−[シアノ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}尿素;
(1S,5S)−8−[2−(トランス−4−{[({(1S)−1−[シアノ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}アミノ)カルボニル]アミノ}シクロヘキシル)エチル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;および
エチル 1−[2−(トランス−4−{[({(1S)−1−[シアノ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}アミノ)カルボニル]アミノ}シクロヘキシル)エチル]−3−ピペリジンカルボキシラート;
およびその医薬上許容される塩。
【0035】
本発明の好ましい化合物は、
(1R,5S)−8−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
(1R,5S)−8−[2−(トランス−4−{[({(1R)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}アミノ)カルボニル]アミノ}シクロヘキシル)エチル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−{(1R)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}尿素;
エチル 1−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−3−ピペリジンカルボキシラート;
N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−(トランス−4−{2−[7−(2−メチルプロパノイル)−1,2,4,5−テトラヒドロ−3H−3−ベンゾアゼピン−3−イル]エチル}シクロヘキシル)尿素;
エチル 1−[2−(トランス−4−{[({(1S)−1−[シアノ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}アミノ)カルボニル]アミノ}シクロヘキシル)エチル]−3−ピペリジンカルボキシラート;
【0036】
N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−{(1S)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−2,2−ジフェニル−1−(フェニルメチル)エチル]尿素;
1−(トランス−4−{2−[(1S)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルアミノ]エチル}シクロヘキシル)−3−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
(1R,5S)−8−(2−{トランス−4−[({[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
(1R,5S)−8−(2−{トランス−4−[({[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
(1S,5S)−8−[2−(トランス−4−{[({(1S)−1−[シアノ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}アミノ)カルボニル]アミノ}シクロヘキシル)エチル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1S)−2−ヒドロキシ−1,2,2−トリフェニルエチル]尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−{(1R)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−2−メチルプロピル}尿素;
【0037】
N−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−(トランス−4−{2−[7−(2−メチルプロパノイル)−1,2,4,5−テトラヒドロ−3H−3−ベンゾアゼピン−3−イル]エチル}シクロヘキシル)尿素;
エチル 1−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−3−ピペリジンカルボキシラート;
1−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−(トランス−4−{2−[(1−メチル−1−フェニルエチル)アミノ]エチル}シクロヘキシル)尿素;
(1R,5S)−8−(2−{4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−3−[(3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノイル)オキシ]−8−メチル−8−アゾニアビシクロ[3.2.1]オクタン ヨージド;
N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−{(1S)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−2−メチルプロピル}尿素;
(2R)−N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−2−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−ピロリジンカルボキサミド;
N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−{トランス−4−[2−(3−フェニル−1−ピペリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
1−{(1R)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}−3−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
(1R,5R)−8−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−1,5−ジメチル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
【0038】
N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−{トランス−4−[2−(3−フェニル−1−ピロリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
9−(2−{トランス−4−[({[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−3−オキサ−9−アザトリシクロ[3.3.1.0〜2,4〜]ノナ−7−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
1−[(1R)−2−ヒドロキシ−2,2−ジフェニル−1−(フェニルメチル)エチル]−3−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
1−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.02,7]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−3−{(1S)−1−[シアノ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}尿素;
1−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.02,7]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−3−(2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル)尿素;
1−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.02,7]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−3−(2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル)尿素;
1−{(1S)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}−3−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
’N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
1−[(1S)−2−ヒドロキシ−1,2,2−トリフェニルエチル]−3−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
(1R,2S,4R,5S)−9−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−3−オキサ−9−アザトリシクロ[3.3.1.0〜2,4〜]ノナ−7−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−4−アザトリシクロ[4.3.1.1〜3,8〜]ウンデカ−4−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
1−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
【0039】
1−{(1S)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−2−メチルプロピル}−3−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
1−{(1R)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−2−メチルプロピル}−3−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
N−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−{トランス−4−[2−(3−フェニル−1−ピロリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
1−[(1S)−2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−{4−[2−(2−フェニル−1−ピロリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
1−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.02,7]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−3−[(1S)−2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
(1R,8S)−11−(2−{トランス−4−[({[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−11−メチル−11−アゾニアトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン ヨージド;
N−(トランス−4−{2−[(1R,5S)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1R,5S)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−{トランス−4−[2−(3−アザビシクロ[3.2.2]ノナ−3−イル)エチル]シクロヘキシル}−N’−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
1−[(1S)−2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−{トランス−4−[2−(3−フェニル−1−ピロリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
(1R,8S)−11−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−11−メチル−11−アゾニアトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン ヨージド;
【0040】
1−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−{トランス−4−[2−(3−フェニル−1−ピペリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
2−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−2−メチル−2−アゾニアトリシクロ[3.3.1.1〜3,7〜]デカン ヨージド;
1−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−[トランス−4−(2−{[(1S)−2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
3−(2−{トランス−4−[({[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−3−メチル−7−(2−メチルプロパノイル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンゾアゼピニウム ヨージド;
N−(トランス−4−{2−[(1s,4s)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−7−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1s,4s)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−7−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
1−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−(4−{2−[(1S,3R,5R,7S)−トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イルアミノ]エチル}シクロヘキシル)尿素;
1,1−ジメチルエチル N−(2−{4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−N−メチルグリシナート;
【0041】
N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−{トランス−4−[2−(2−フェニル−1−ピペリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
(1R,5S)−8−[2−(トランス−4−{[({(1S)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}アミノ)カルボニル]アミノ}シクロヘキシル)エチル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
(1R,5S)−8−[2−(トランス−4−{[({(1S)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−2−メチルプロピル}アミノ)カルボニル]アミノ}シクロヘキシル)エチル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
(1R,5S)−8−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1,2,2−トリフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
(1R,5S)−8−(2−{トランス−4−[({[(1R)−2−ヒドロキシ−2,2−ジフェニル−1−(フェニルメチル)エチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;および
(1R,5S)−8−[2−(トランス−4−{[({(1R)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−2−メチルプロピル}アミノ)カルボニル]アミノ}シクロヘキシル)エチル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
およびその医薬上許容される塩を包含する。
【0042】
最も好ましい化合物は、
(1R,5S)−8−[2−(トランス−4−{[({(1S)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}アミノ)カルボニル]アミノ}シクロヘキシル)エチル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
(1R,5S)−8−[2−(トランス−4−{[({(1S)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−2−メチルプロピル}アミノ)カルボニル]アミノ}シクロヘキシル)エチル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
(1R,5S)−8−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1,2,2−トリフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
(1R,5S)−8−(2−{トランス−4−[({[(1R)−2−ヒドロキシ−2,2−ジフェニル−1−(フェニルメチル)エチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;および
(1R,5S)−8−[2−(トランス−4−{[({(1R)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−2−メチルプロピル}アミノ)カルボニル]アミノ}シクロヘキシル)エチル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート
を包含する。
【0043】
製法
式(I)の化合物は、合成手法(そのいくつかは、下記のスキームにおいて説明される)を用いることによって得られうる。これらのスキームに提供される合成は、種々の異なるR1、R2、R3、ArおよびAr’を有する式(I)の化合物を製造するために応用可能である。スキームは、式(I)の化合物だけを用いて示されるが、これは単なる例示目的に過ぎない。
【0044】
【化4】

スキーム1
【0045】
スキーム1は、標的分子への1つのアプローチを例示する。1,1−ジメチルエチル [4−(2−オキソエチル)シクロヘキシル]カルバマート(A)(WO99644412に記載されるような既知の方法によって調製される)のアミンを用いる還元的アミノ化により、モノ−tert−ブトキシカルボニルで保護されたジアミン(B)を得た。NaBH(OAc)を用いる手法は、文献に記載されるように効果的であった(Abdel−Magid, A.F. et al, J. Org. Chem. 1996, 61, 3849)。また、該参考文献に記載されるように、場合によっては、メタノール中でのイミン形成、次いで、NaBHでの還元を含む段階的手法を用いる場合、第一級アミンのいくつかをアルデヒドを用いてアルキル化して第2級アミンを形成させると、より効果的であった。ジオキサンまたは無水トリフルオロ酢酸中における4M HClなどの酸を用いてtert−ブトキシカルボニル保護基をBから除去することにより、第一級アミン塩Cを得た。アミンCとp−ニトロフェニルクロロホルマート、または他の適当なホスゲン等価物(Thavonekham, B. Synthesis 1997 1189−1194およびその参考文献参照)、例えば、トリホスゲン、またはビス(4−ニトロフェニル)カルボナートとの等量の第三級アミン塩基の存在での段階的反応により、活性化されたカルバマート(または同様の反応性)中間体を得た。さらに等量の第三級アミンの存在下、該中間体へ第二のアミンを添加することにより、尿素(D)を得た。別法では、遊離塩基形態の一般構造式Cのアミンとイソシアナートとの反応により、所望の生産物(D)を得る。
第四級塩(E)は、過剰の適当に親電子的なハロゲン化アルキル、スルホン酸アルキルまたはその等価物とアミンDとの反応によって調製される。
【0046】
【化5】

スキーム2
【0047】
スキーム2は、標的分子に対する別のアプローチを示す。多数の標準条件のいずれか1つ、例えば、アルデヒドA、シュウ酸、エチレングリコール、固体無水MgSO4およびCH3CN溶媒の混合物を合わせること(Protective Groups in Organic Synthesis, 2nd edition Greene, T.W.; Wuts, P.G.M. John Wiley & Sons, Inc New York 1991, p 188−195)によるアセタール形成により、1,3−ジオキサランFを得る。ジオキサンまたは無水トリフルオロ酢酸中における4M HClなどの酸を用いるBOCアミノ保護基の除去によりアミン塩Gを得、それを段階的反応において、第三級アミン塩基の存在下、p−ニトロフェニルクロロホルマート、または他の適当なホスゲン等価物(Thavonekham, B. Synthesis 1997 1189−1194およびその参考文献参照)、例えば、トリホスゲン、またはビス(4−ニトロフェニル)カルボナートと反応させて、活性化カルバマート(または同様に反応性の)中間体を得る。さらに等量の第三級アミン塩基の存在下、該中間体に第2のアミンを添加して、尿素(H)を得る。別法では、一般構造式Gを有すルアミンの遊離塩基形態とイソシアナートとの反応により、所望の生産物を得る。有機共溶媒を含有する酸の希釈水溶液中におけるジオキサランの、例えば、水性アセトン中におけるピリジニウム パラ−トルエンスルホン酸を用いる加水分解により、アルデヒドIを得る。アミンを用いるアルデヒドIの還元的アミノ化により、標的塩基Dを得た。NaBH(OAc)を用いる手法が文献に記載されるとおり効果的であった(Abdel−Magid, A.F. et al, J. Org. Chem. 1996, 61, 3849)。また、該参考文献に記載されるとおり、場合によっては、メタノール中でのイミン形成、次いで、NaBHを用いる還元を含む段階的手法を用いた場合、第一級アミンのいくつかをアルデヒドを用いてアルキル化して第二級アミンを形成することがより効果的であった。
第四級塩(E)は、過剰の適当に親電子的なハロゲン化アルキル、スルホン酸アルキルまたはその等価物とアミンDとの反応によって調製される。
【0048】
【化6】

スキーム3
【0049】
ヒドロキシエチルアミンのシアノエチルアミンへの変換、続く非対称性尿素形成のための手法をスキーム3に示す。FMOCで保護されたアミンBをルイス酸触媒、例えば、AlClの存在下でTMS−CNで処理して、第三級ニトリルCを得ることができる。脱ブロック化してシアノアミンDを得た後、スキーム1および2と同じ方法で、生成物Eへの変換を進行させる。別法では、スキーム2由来のヒドロキシル生産物Dを直接、AlClおよびTMS−CNで処理して、一段階でスキーム3の最終生産物Eを得てもよい。
【0050】
【化7】

スキーム4
【0051】
シアノアミン類似体の直接的合成のための別法をスキーム4に記載する。これらの方法は、Daviesおよび共同研究者によって開発された手法に基づく(Davies, F Zhou, P; Chen, B−C Chem Soc Rev 1998 27, 13−18)。かくして、キラルスルホンアミドA、例えば、(S)−(+)−p−トルエンスルフィンアミド(Sigma−Aldrichにより市販される)を、Davisらにより記載される方法(Davis, F Zhang, Y; Andemichael, Y; Fang, T; Fanelli, DL; Zhang, H J Org Chem 1999 64, 1403−1406.)により、適当なルイス酸脱水剤、例えば、Ti(OEt)の存在下、アルデヒドと反応させて、エナンチオマー的に純粋なスルフィンイミンBを得る。これらをジアリールアセトニトリルのアニオンと反応させて、ジアステレオマーが豊富なシアノスルフィンアミドCを得る。中間体純度は、NMRによって容易に突き止めることができる。さらに、必要により、シリカクロマトグラフィーまたは結晶化によって、さらなる精製を行うことができる。Davisおよび共同研究者によって記載されるようなキラル補助剤の除去によりシアノアミンDを得、スキーム1および2に記載される方法によって、それを式(I)の化合物に変換する。
【0052】
合成例
一般的方法
ここに、本発明を下記の実施例を参照して記載するが、これらは単なる例示であって、本発明の範囲を限定するものとして解釈されるものではない。全ての温度は摂氏によるものであり、全ての溶媒は入手可能な最高純度のものであり、全ての反応は、必要に応じて、Ar雰囲気中における無水条件下において行われる。乾燥THFは、ナトリウムベンゾフェノンケチルからの蒸留によって得られた。必要に応じて、他の乾燥溶媒は、Sure/Seal(登録商標)ボトルまたはその等価物中におけるAldrich無水溶媒であった。
【0053】
質量スペクトルは、エレクトロスプレーイオン化を用いるオープンアクセスのLC−MSシステムにおいて実施された。LC条件:3.2分で4.5%〜90%CHCN(0.02%TFA)、0.4分ホールドおよび1.4分 再平衡化;MS,214nmでのUVおよび光散乱検出器(ELS)による検出。カラム:1 X 40mm Aquasil(C18)。MH+は、プロトン化分子イオンを示す。保持時間(tR)は、上記の特定のLC条件に関して、分で記録される。
【0054】
H−NMR(以後、「NMR」という)スペクトルは、400MHzにて、Bruker AM400分光計またはBruker AVANCE400を用いて記録された。示される多重度は、s=シングレット、d=ダブレット、t=トリプレット、q=カルテット、m=マルチプレットであり、brは幅広いシグナルを示す。
【0055】
「Gilson hplc」は、500μLのDMSO中における約50mgの最終生産物の、50 X 20mm I.D. YMC CombiPrep ODS−Aカラムへの、HO(0.1%TFA)中における10%CHCN(0.1%TFA)から90%CHCN(0.1%TFA)へ10分での勾配および2分ホールドを用いる20mL/分での注入を示す(別記しない限り)。フラッシュクロマトグラフィーは、別記しない限り、種々の相対濃度のジクロロメタンおよびメタノール、またはEtOAc、およびヘキサンを含有する溶媒混合物中におけるMerckシリカゲル60(230−400メッシュ)上で実施された。中圧クロマトグラフィーは、ポンピング、検出およびピーク収集のために、ISCO Combiflashシステムまたはその等価物を用いて、必要なサイズのISCO RediSepカラムまたはその等価物上で行われた。以前に記載したようなクロマトトロン(Chromatotron)クロマトグラフィー(Desai, HK; Joshi, BS; Panu, AM; Pelletier, SW J. Chromatogr. 1985 223−227.)は、Analtech, Wilmington DE, USAから入手可能なクロマトトロンプレート上で実施された。逆相カートリッジは、Varian MEGA BE, C18,10gm 60mLカートリッジまたはその等価物であった。SCXカートリッジは、Applied Separations Spe−edベンゼンスルホン酸SCXカートリッジまたはその等価物であった。シリカSpe−ed SPEカートリッジは、Applied Separationsから入手した。
【0056】
室温=RT=23℃;satd=飽和;aq=水性;NMP=1−メチル−2−ピロリジノン;DCM=ジクロロメタン、NaBSA=ナトリウム ビス(トリメチルシリル)アミドである。他の略語は、ACS Style Guide(American Chemical Society, Washington, DC, 1986)に記載されるとおりである。
【実施例】
【0057】
実施例1
N−{4−[2−(ジシクロヘキシルアミノ)エチル]シクロヘキシル}−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素
【化8】

【0058】
1a)Tert−ブチル{4−[2−(ジシクロヘキシルアミノ)エチル]シクロヘキシル}カルバマート:
【化9】

Tert−ブチル[4−(2−オキソエチル)シクロヘキシル]カルバマート(WO99644412)(500mg,2.07mmol)およびジシクロヘキシルアミン(400mL,2.07mmol)を1,2−ジクロロエタン(30mL)中で30分間混合し、次いで、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(660mg,3.10mmol)で処理した。該混合物を23℃で24時間攪拌した。水性重炭酸ナトリウムおよびジクロロメタンを添加することによって反応をクエンチした。有機層を分離し、水層をジクロロメタンで1回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、ろ過し、濃縮して、粗生成物を高密度液体として得(930mg)、それを直接次工程に用いた。
LCMS: m/z 407(M+H) tR = 1.86.
【0059】
1b)[2−(4−アミノシクロヘキシル)エチル]ジシクロヘキシルアミン:
【化10】

ジクロロメタン(20mL)中における前実施例の生成物(840mg,2.07mmol)をトリフルオロ酢酸(3mL)に加え、該混合物を25℃で一晩攪拌した。2M NaOHを加え、有機層をMgSOで乾燥させ、ろ過し、濃縮して、白色固体を得(720mg)、それをさらに精製することなく用いた。
LCMS: m/z 307(M+H) ) tR = 0.98
【0060】
1c)N−{4−[2−(ジシクロヘキシルアミノ)エチル]シクロヘキシル}−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素( )
【化11】

[2−(4−アミノシクロヘキシル)エチル]ジシクロヘキシルアミン(50mg,0.16mmol)のクロロホルム(2mL)中溶液に、23℃にて、クロロホルム(2mL)中における4−ニトロフェニルクロロホルマート(33mg,0.16mmol)を加えた。1時間攪拌後、(2S)−2−アミノ−1,1−ジフェニルプロパン−1−オール(37mg,0.16mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(0.085mL,0.49mmol)を加えた。該混合物を一晩攪拌し、次いで濃縮した。濃縮した混合物をGilsonを用いて精製して、標題生成物を得た(15mg)。
LCMS: m/z 560(M+H) ) tR = 2.19
【0061】
実施例2−5
実施例2−5は、実施例1aにおいて表1に示される標題化合物を得るのに適当なアミンを用いて、実施例1の一般的手法にしたがって調製された。該アミンは、市販されているか、または文献に記載の手法によって調製された。
【0062】
表1 実施例1の手法によって直接調製された化合物
【化12】

【表1】

【0063】
実施例6
N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素[]
【化13】

【0064】
6a)1,1−ジメチルエチル[トランス−4−(1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)シクロヘキシル]カルバマート
【化14】

1,1−ジメチルエチル[トランス−4−(2−オキソエチル)シクロヘキシル]カルバマート(WO9964412)(24.1g,0.10mol)、無水CHCN(400mL)、シュウ酸(1.2g,0.01mol)、エチレングリコール(24mL)および無水粉末MgSO(30mL)を一緒に、23℃で18時間攪拌した。反応物をろ過し、EtOAc(1.5L)で希釈し、飽和水性NaHCO(200mL)、HO(200mL)および飽和水性NaClで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濃縮し、真空下で乾燥させて、白色固体を得た(27.22g,90%)。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) 4.90 (t, 3), 3.97 (m, 2), 3.85 (m, 2), 1.99 (m, 2), 1.86 (m, 2), 1.57 (m, 2), 1.45 (s, 9), 1.10 (m, 4).
【0065】
6b)トランス−4−(1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)シクロヘキサンアミン塩酸塩
【化15】

前実施例の生成物(27.2g,0.090mol)およびジオキサン(120mL,0.48mol)中における4M HClを合わせ、透明溶液を得た。該溶液はわずかに温まり、勢い良くバブルし始めた。10分後、温かい反応液を氷浴で冷却し、固形の塊を分離した。該混合物をジオキサン(80mL)で希釈し、1時間攪拌し、再びEtO(400mL)で希釈し、ろ過した。固体をEtO(2X100mL)で洗浄し、真空下で再度乾燥させて20.1g(100%)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) 3.95 (m,2), 3.85 (m, 2), 3.03 (m, 1), 2.06-1.88 (m, 5), 1.51 (m, 3), 1.47 (m, 2), 1.06 (m, 2)
【0066】
6c)N−[トランス−4−(1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)シクロヘキシル]−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素
【化16】

CHCN−CHCl(1:1)(200mL)中における実施例6bの生成物(4.41g,0.02mol)を迅速に攪拌しながら、ジイソプロピルエチルアミン(7.00mL,[5.16g,]0.04mol)で処理した。30分間迅速に攪拌後、該混合物を不連続に増量しながら、0℃で攪拌している4−ニトロフェニルクロロホルマート(4.02g,0.02mol)のCHCN(100mL)中溶液に加えた。得られた溶液を0℃で1時間攪拌した。次いで、該混合物を(R)−(+)−2−アミノ−1,1−ジフェニル−1−プロパノールのCHCl(100mL)中における0℃の溶液に加え、得られた混合物を攪拌しながら一晩かけてゆっくりと室温に戻した。LC/MSは、反応が完了したことを示した。溶液を少量になるまで蒸発させ、次いで、EtOAc中に溶解した。EtOAc溶液を3x水性NaCO、次いで、飽和水性NaClで洗浄し、乾燥させ(NaSO)、蒸発させて、薄黄色粗生成物を得た(9.5g)。これをシリカカラム(シリカゲル,段階勾配,0−4%MeOH/CHCl)上で精製して、標題化合物をガラス状固体として得た(Wt.8.04g,92%)。
LCMS: m/z 439 (M+H), tR=2.14.
【0067】
6d)N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−[トランス−4−(2−オキソエチル)シクロヘキシル]尿素
【化17】

アセトン/水(8:2)240mL中における実施例6cの生成物(3.31g,0.00756mol)をp−トルエンスルホン酸ピリジニウム(0.710g,0.00283mol)と共に72時間かけて穏やかに還流した。LCMSは、反応が完了したことを示した。反応物をほぼ乾固するまで濃縮し、次いで、EtOAc中に溶解し、飽和水性NaHCO、次いでHO、最後に、飽和水性NaClで洗浄し、乾燥させ(NaSO)、次いで、蒸発させて、ガラス状無色固体を得た(Wt.3.05g(定量))。
LCMS: m/z 395 (M+H), tR = 2.00.
【0068】
6e)N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素
【化18】

1,2−ジクロロエタン(5mL)中における実施例6dの生成物(0.070g,0.000185mol)を(1R)−1−フェニルエタンアミン(0.0182g,0.00015mol)で処理し、迅速に攪拌しながら、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.073g,0.000345mol)を加え、次いで、AcOH(44mg,0.00074mol)を加えた。さらに18時間、反応液を攪拌し続けた。LCMSは、反応が完了したことを示した。反応混合物を飽和水性NaHCO中に注ぎ入れ、EtOAcを加え、層を分離し、有機層を飽和水性NaClで洗浄し、乾燥させ(NaSO)、蒸発させて、残渣をCHCl中に溶解し、「SCX」カラムに通し、次いで、該カラムをMeOH(6mL)で洗浄し、最後に、生成物をMeOH(6mL)中における2N NHで溶出した。[フラクションは、純度に関して、90:10 MeOH−HOを用いる逆相TLCプレートおよびLCMSでモニターされた。]純粋なフラクションを合わせ、アルゴン下で通気して、標題化合物を薄黄色ガラス状固体として得た(Wt61.6mg,81.5%)。
LCMS: m/z 501 (M+H), tR = 1.90.
【0069】
表2に示される実施例7−52の生成物は、実施例6dの生成物または実施例6dの生成物のSエナンチオマーから、適当なアミンを用いる実施例6eの方法による還元的アミノ化によって調製された。該アミンは、市販されているか、または文献に記載の方法によって調製された。
【0070】
表2 実施例6dの生成物または実施例6dの生成物のSエナンチオマーから直接調製された化合物
【化19】

【0071】
【表2−1】

【0072】
【表2−2】

【0073】
【表2−3】

【0074】
【表2−4】

【0075】
【表2−5】

【0076】
【表2−6】

【0077】
【表2−7】

【0078】
【表2−8】

【0079】
【表2−9】

【0080】
【表2−10】

【0081】
【表2−11】

【0082】
【表2−12】

【0083】
【表2−13】

【0084】
実施例48の生成物は、LiOH加水分解により、実施例46の生成物から調製される。
【0085】
第四級塩
実施例54
(1R,8S)−11−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−11−メチル−11−アゾニアトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン ヨージド
【化20】

実施例4の生成物(32mg,0.06mmol)の3mL CHCl/CHCN(2:1)中溶液に、メチルヨージド(19μL,0.30mmol)を室温で加えた。一晩経過後、LC−MSは、出発物質を含まない生成物を示し、濃縮した混合物を逆相カートリッジによって精製して、所望の第四級塩を得た(25mg)。
LCMS: m/z 538 (M + H), tR = 1.81
【0086】
表3に示される実施例55−58の生成物は、実施例54の方法によって、表3に明記されるような適当な実施例の生成物から調製された。
【0087】
【化21】

表3 第四級塩
【0088】
【表3−1】

【0089】
【表3−2】

【0090】
実施例60
N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−{(1S)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−2−メチルプロピル}尿素
【化22】

【0091】
60a)N−[トランス−4−(1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)シクロヘキシル]−N’−{(1R)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−2−メチルプロピル}尿素
【化23】

実施例6bの生成物(0.43g,0.00196mol)をCHCN−CHCl(1:1)(20mL)中、ジイソプロピルエチルアミン[0.7mL,0.516g,0.004mol]と共に、室温で迅速に攪拌した。30分後、これを0℃に冷却し、適度な速度で、4−ニトロフェニルクロロホルマート(0.394g,0.00196mol)のCHCN(10mL)中迅速攪拌溶液に0℃で加え、該溶液を40分間攪拌した。次いで、該混合物を一度に、(S)−(−)−2−アミノ−3−メチル−1,1−ジフェニル−1−ブタノール(0.5g,0.00196mol)のCHCl(10mL)[乾燥]中における迅速攪拌溶液に0℃で加えた。溶液を0℃で攪拌し、一晩かけて室温に温めた。LC/MSは、反応完了を示し、反応物をほぼ乾固するまで揮散させ、EtOAc中に溶解し、溶液を水性NaCO(3x100mL)、次いで飽和水性NaClで洗浄し、乾燥させ(NaSO)、次いで、溶媒を蒸発させて、ガラス状黄色泡沫を得た(0.9362g)。これをCHCl中に溶解し、クロマトトロンプレートに付した。プレートをEtOAc−ヘキサン(40:60)で溶出して、所望の生成物をガラス状泡沫として得た(0.7490g,82%)。
LCMS: m/z 467 (M+H), tR = 2.25
【0092】
60b)N−{(1R)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−2−メチルプロピル}−N’−[トランス−4−(2−オキソエチル)シクロヘキシル]尿素
【化24】

アセトン−HO(8:2)(60mL)中における実施例60aの生成物(0.7490g,0.0016mol)をp−トルエンスルホン酸ピリジニウム(0.141g,0.00056mol)と共に、Ar下で72時間、穏やかに還流した。LC/MSは、反応が完了したことを示した。反応物をほぼ乾固するまで揮散させ、次いで、EtOAc中に溶解し、次いで、飽和水性NaHCO、HO、次いで、飽和水性NaClで洗浄し、乾燥させ(NaSO4)、次いで、溶媒を蒸発させて、ガラス状のほぼ無色の泡沫を得た(Wt.0.6627g,98%)。
LCMS: m/z 423 (M+H), tR = 2.12
【0093】
60c)N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−{(1S)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−2−メチルプロピル}尿素
【化25】

1,2−ジクロロエタン(5mL)中における実施例60bの生成物(0.078g,0.000185mol)を11−アザトリシクロ[6.2.1.02,7]ウンデカ−2,4,6−トリエン(0.022g,0.00015mol)で処理し、迅速に攪拌しながら、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.073g,0.000345mol)で処理し、次いで、AcOH(44mg,0.00074mol)を加えた。さらに18時間、反応液を攪拌し続けた。LCMSは、反応が完了したことを示した。反応混合物をEtOAc中に溶解し、飽和水性NaHCO、次いで飽和水性NaClで洗浄し、乾燥させ(NaSO)、蒸発させて、残渣をCHCl中に溶解した。該溶液をSCXカラムに通し、それをCHCl(5mL)、次いで、MeOH(8mL)で洗浄した。生成物は、MeOH(6mL)中における2N NHで溶出した。この最後の方の溶出液をガラス状固体になるまで蒸発させて、標題化合物をオフホワイト色固体として得た(Wt.49.3mg,48%)。
LCMS: m/z 553 (M+H), tR = 2.05
【0094】
中間体A−Hは、実施例6bの生成物および適当な1,1−ジフェニルアミノ−1−ヒドロキシアルキルアミン(NRR’)から、実施例6cの方法によって調製された。表4に示す。
【0095】
表4 表4に示す中間体A−Hは、実施例6bの生成物および適当な1,1−ジフェニルアミノ−1−ヒドロキシアルキルアミン(NRR’)から、実施例6cの方法によって調製された。
【化26】

【0096】
【表4−1】

【0097】
【表4−2】

【0098】
表5 実施例61−67は、表4由来の示された1,1−ジアリール−1−ヒドロキシアミノアルコール中間体から、実施例60bおよび60cの方法によって調製された。
【化27】

【0099】
【表5−1】

【0100】
【表5−2】

【0101】
表6 表2における方法と同様な方法で調製された付加的な化合物
【化28】

【0102】
【表6−1】

【0103】
実施例71の生成物は、LiOH加水分解によって、実施例47の生成物から調製される。
表5に示された実施例68−70の生成物は、実施例6dの生成物または実施例6dの生成物のSエナンチオマーから、適当なアミンを用いて、実施例6eの方法によって調製された。該アミンは、市販されているか、または文献に記載の方法によって調製された。
下記の別法の還元的アミノ化法を用いて、第二級アミン類似体のいくつかを調製した。
【0104】
実施例72
N−(4−{2−[(ジフェニルメチル)アミノ]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素()
【化29】

実施例6dの生成物(Rエナンチオマー)(50mg,0.127mmol)および(ジフェニルメチル)アミン(19μL,0.114mmol)をメタノール(5mL)中で60分間混合し、次いで、水素化ホウ素ナトリウム(5mg,0.127mmol)で処理した。該混合物を23℃で24時間攪拌した。揮発性物質を真空下で除去し、残渣を酢酸エチルおよび水中に溶解した。水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濃縮した。粗生成物をSCXカートリッジおよび逆相カートリッジによって精製して、20mgの純粋な生成物を得た。
LCMS: m/z 562(M+H), tR = 1.98
【0105】
表6に示される実施例73−78は、標題化合物を得るために適当なアミンを用いて実施例72の手法によって調製された。
【0106】
表7 実施例72の手法および適当なアミンによって調製された化合物
【化30】

【0107】
【表7−1】

【0108】
【表7−2】

【0109】
実施例79
N−{4−[2−(11−アザトリシクロ[6.2.1.02,7]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル)エチル]シクロヘキシル}−N’−[(1S)−2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素
【化31】

【0110】
79a)N−[(1E)−エチリデン]−4−メチルベンゼンスルフィンアミド
【化32】

100mL DCM中において、p−トリルスルフィンアミド(3.45g,22mmol)、アセチルアルデヒド(7mL,111mmol)およびTi(OEt)(23mL,111mmol)を一緒に0℃で10分間攪拌し、次いで、反応をTLCによって追跡した。混合物を水(100mL)でクエンチし、0℃で5分間攪拌した。得られた混合物をセライトによってろ過し、ろ過ケークをDCMで洗浄した。有機相を収集し、乾燥させ(NaSO)、濃縮して黄色油を得、それをヘキサン中の15%〜35%EtOAcで溶出されるコンビフラッシュクロマトグラフィー(40g,Iscoフラッシュカラム)によって精製して、標題化合物を得た(1.17g,30%)。
1H NMR (400MHz, CDCl3) 8.2 (q, 1H), 7.5(d, 2H), 7.2(d, 2H), 2.3(s, 3H), 2.1(d, 3H)
【0111】
79b)N−[(1S)−2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−4−メチルベンゼンスルフィンアミド
【化33】

アルゴン下、オーブンで乾燥させたフラスコ中に、40mL乾燥THFおよび12.5mLナトリウム ビス(トリメチルシリル)アミド(NaBSA)(トルエン中0.6M溶液,7.48mmol)を入れた。該混合物を−78℃に冷却し、ジフェニルアセトニトリル(1.446g,7.48mmol)を加えた。該混合物を50分間攪拌後、実施例79aの生成物(1.1734g,6.48mmol)の20mL乾燥THF中溶液を滴下し、−78℃で5時間攪拌した。
該混合物を−78℃にて、飽和水性NHCl(50mL)の添加によってクエンチした。該溶液を室温に温め、白色沈殿をろ過し、EtOAcでリンスした。ろ液をEtOAc(2x50mL)で抽出した。有機相を飽和水性NaClで洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濃縮して粗生成物を得た。それを、最初にヘキサン/EtOAc 3:1で洗浄し、生成物をヘキサン/EtOAc 50:50で溶出するシリカフラッシュクロマトグラフィー(20g,SPEカートリッジ)によって精製して、1.6g(66%)をS−ジアステレオ異性体の黄色油として得た。(1)
LCMS: m/z 375 (M+H), tR= 2.25分
(1)J.Org.Chem, Franklin A. Davis, Ping Zhou and Bang−Chi Chen 2003, 68, 8061−8064
【0112】
79c)(3S)−3−アミノ−2,2−ジフェニルブタンニトリル
【化34】

アルゴン下、実施例79bの生成物(1.6g,4.28mmol)をメタノール(80mL)中に入れた。濃TFA(2mL)を滴下し、混合物を室温で一晩攪拌した。
溶媒を除去し、生成物をジクロロメタン中に溶解し、CHCl中の1%MeOHで洗浄するフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル,SPE−ED 20g)に通した。生成物は、4%MeOHで溶出され、1.48g(98%)の白色固体が得られた。
LCMS: m/z 237 (M+H), tR=1.38分
【0113】
79d)N−[(1S)−2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−[4−(1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)シクロヘキシル]尿素
【化35】

ジクロロメタン/アセトニトリル 1:1(40mL)中における実施例6bの生成物(1019mg,4.6mmol)に、ジイソプロピルエチルアミン(3.2mL,18.4mmol)を加え、該溶液を15分間攪拌した。反応混合物を5℃に冷却し、4−ニトロフェニルクロロホルマート(926mg,4.4mmol)のアセトニトリル(20mL)中5℃溶液に加え、5℃で40分間攪拌した。得られた溶液を、実施例79cの生成物(1490mg,4.47mmol)のジクロロメタン(40mL)中における迅速に攪拌した5℃溶液に注ぎ入れた。該黄色混合物を23℃に温め、一晩攪拌した。
該溶液をEtOAc(200mL)中で希釈し、飽和水性NaCO(3x25mL)、飽和水性NaCl(25mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。該濃縮混合物を、ヘキサン/EtOAc 5:5で溶出するフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル,SPE−ED 20g)を用いて精製して、1.87gの生成物を得た(94%)。
LCMS: m/z 448(M+H), tR=2.18分
【0114】
79e)N−[(1S)−2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−[4−(2−オキソエチル)シクロヘキシル]尿素
【化36】

アセトン/水(9:1)(100mL)中における実施例79dの生成物(1875mg,4.19mmol)をp−トルエンスルホン酸ピリジニウム(377mg,1.5mmol)と共に、40時間かけて穏やかに還流した。LCMSは、反応が完了したことを示した。該混合物をほぼ乾固するまで揮散させ、次いで、EtOAc中に溶解し、飽和水性NaHCO、次いで、飽和水性NaClで洗浄し、乾燥させ(NaSO)、次いで、溶媒を蒸発させた。該濃縮混合物を、ヘキサン/EtOAc 1:1で溶出するフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル,SPE−ED 20g)を用いて精製し、1.215gの白色結晶性固体を得た(72%)。
LCMS: m/z 404(M+H), tR=2.07
【0115】
79f)N−{4−[2−(11−アザトリシクロ[6.2.1.02,7]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル)エチル]シクロヘキシル}−N’−[(1S)−2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素
【化37】

1,2−ジクロロエタン(5mL)中における実施例79eの生成物(70mg,0.173mmol)を11−アザトリシクロ[6.2.1.02,7]ウンデカ−2,4,6−トリエン(21.75g,0.15mmol)で処理し、迅速に攪拌しながら、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(73.3mg,0.346mmol)を加え、次いでAcOH(0.04mL)を加えた。反応液をさらに17時間攪拌し続けた。LCMSは、反応が完了したことを示した。溶媒を蒸発させ、残渣をEtOAc中に溶解し、飽和水性NaHCO、次いで飽和水性NaClで洗浄し、乾燥させ(NaSO)、蒸発させて、残渣をCHCl中に溶解し、「SCX」[SPE−ED−5g]カラムに通し、該カラムを次いで、CHCl(60mL)、MeOH(60mL)で洗浄し、最終的に生成物をMeOH(60mL)中における2M NHで溶出し、88mgの不純な生成物が得られた。該生成物を、CHCl中におけるMeOH1%〜5%で溶出するクロマトトロン(1000μgシリカゲルプレート)に通し、純粋な白色固体を得た(46mg,58%)。
LCMS: m/z 533 (M+H), tR = 1.95
【0116】
実施例80−85の生成物を表7に示す。これらは、実施例79fで使用されたアミンを表7の標題化合物を得るのに適当なアミンに代えることを除き、実施例79の手法によって調製された。
【0117】
表8 実施例79の方法によって調製された付加的なシアノ類似体
【化38】

【0118】
【表8−1】

【0119】
【表8−2】

【0120】
実施例86
N−{4−[2−(11−アザトリシクロ[6.2.1.02,7]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル)エチル]シクロヘキシル}−N’−[(1S)−2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素
【化39】

【0121】
86a)4−メチル−N−[(1E)−3−メチルブチリデン]ベンゼンスルフィンアミド
【化40】

100mL CHCl中、p−トリルスルフィンアミド(3g,19.3mmol)、イソバレルアルデヒド(10.44mL,96.6mmol)およびTi(OEt)(20mL,96.6mmol)を一緒に、0℃で10分間攪拌し、反応をTLCで追跡した。該混合物を水(100mL)でクエンチし、0℃で5分間攪拌した。得られた混合物をセライトでろ過し、ろ過ケークをDCMで洗浄した。有機相を収集し、乾燥させ、真空下で濃縮して黄色油を得た(3.8g,88%)。
1H NMR (400MHz, CDCl3) 8.2 (t, 1H), 7.5(d, 2H), 7.25(d, 2H), 2.3-2.45(s, 3H) (m, 2H), 2(m, 1H),0.9 (m, 6H)
【0122】
86b)N−{(1S)−1−[シアノ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}−4−メチルベンゼンスルフィンアミド
【化41】

アルゴン下、オーブンで乾燥させたフラスコ中に、50mL乾燥THFおよび25mL NaBSA(トルエン中0.6M溶液,15mmol)を入れた。該混合物を−78℃に冷却し、ジフェニルアセトニトリル(2.89g,15mmol)を加えた。該混合物を50分間攪拌した後、20mL乾燥THF中における実施例86aの生成物(2.23g,10mmol)を滴下し、−78℃で5時間攪拌した。
該混合物を−78℃で、飽和NHCl(70mL)の添加によってクエンチした。該溶液を室温に温め、白色沈殿をろ過し、EtOAcでリンスした。ろ液をEtOAcで抽出した。有機相を飽和水性NaClで洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濃縮して粗生成物を得た。それをコンビフラッシュ・コンパニオン(Combiflash Companion)(120gISCOシリカゲルカラム)によって精製し、ヘキサン中における0〜30%EtOAcで溶出して424.7mg(10%)をS−ジアステレオ異性体の黄色油として得た。
LCMS: m/z 417(M+H), tR = 2.52分
【0123】
86c)(3S)−3−アミノ−5−メチル−2,2−ジフェニルヘキサンニトリル
【化42】

アルゴン下、実施例86cの生成物(424.7mg,1.02mmol)をメタノール(40mL)中に入れた。濃TFA(1mL)を滴下し、該混合物を室温で一晩攪拌した。
溶媒を除去し、生成物をジクロロメタン中に溶解し、CHCl中におけるMeOH1%で洗浄したフラッシュクロマトグラフィーカートリッジ(シリカゲル,SPE−ED 20g)に通した。生成物は、4% MeOH中に溶出され、319.1g(90%)の標題化合物が得られた。
LCMS: m/z 279 (M+H), tR = 1.43分
【0124】
86d)N−{(1S)−1−[シアノ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}−N’−[4−(1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)シクロヘキシル]尿素
【化43】

ジクロロメタン/アセトニトリル 1:1(15mL)中における実施例6bの生成物(221.72mg,1.15mmol)にジイソプロピルエチルアミン(0.8mL,4.6mmol)を加え、該溶液を15分間攪拌した。反応混合物を5℃に冷却し、4−ニトロフェニルクロロホルマート(230mg,1.15mmol)のアセトニトリル(7.5mL)中5℃溶液に加え、5℃で40分間攪拌した。得られた溶液を、実施例86cの生成物(319.1mg,1.15mmol)のジクロロメタン(15mL)中における迅速に攪拌した5℃溶液中に注ぎ入れた。該黄色混合物をRTに温め、一晩攪拌した。
該溶液をEtOAc(50mL)中に希釈し、飽和水性NaCO(3x10mL)、飽和水性NaCl(10mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮して、571mgの粗生成物を得た(99%)。
LCMS: m/z 490 (M+H), tR = 1.95分
【0125】
86e)N−{(1S)−1−[シアノ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}−N’−[4−(2−オキソエチル)シクロヘキシル]尿素
【化44】

アセトン/水(9:1)30mL中における実施例86dの生成物(489.66mg,1.16mmol)を穏やかに、p−トルエンスルホン酸ピリジニウム(97.7mg,0.38mmol)と共に5日間かけて還流した。該混合物をほぼ乾固するまで揮散させ、次いで、EtOAc中に溶解し、飽和水性NaHCO、飽和水性NaClで洗浄し、乾燥させ(NaSO)、次いで溶媒を蒸発させた。ヘキサン/EtOAc 1:1で溶出されるクロマトトロン(4000μgシリカゲル)を用いて、該濃縮混合物を精製し、218mgの白色結晶性固体を得た(42%)。
LCMS: m/z 446 (M+H) , tR = 2.38分
【0126】
86f)N−{4−[2−(11−アザトリシクロ[6.2.1.02,7]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル)エチル]シクロヘキシル}−N’−[(1S)−2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素
【化45】

1,2−ジクロロエタン(4mL)中における実施例86eの生成物(70mg,0.157mmol)を11−アザトリシクロ[6.2.1.02,7]ウンデカ−2,4,6−トリエン(21g,0.145mmol)で処理し、迅速に攪拌しながら、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(73.3mg,0.346mmol)を加え、次いで、AcOH(0.04mL)を添加した。さらに20時間反応液を攪拌し続けた。LCMSは、反応が完了したことを示した。反応混合物をCHCl中で希釈し、飽和水性NaHCO、飽和水性NaClで洗浄し、「SCX」[SPE−ED 1g]カラムに通し、該カラムを次いで、CHCl(20mL)、MeOH(20mL)で洗浄し、最終的に、生成物をMeOH中における2M NH(40mL)で溶出させ、75.9mgの不純な生成物を得た。該生成物をCHCl中におけるMeOH1%〜5%で溶出されるクロマトトロン(1000μgシリカゲルプレート)に通し、25.5mg(30%)の純粋な白色固体を得た。
LCMS: m/z 575 (M+H), Tr = 2.25分
【0127】
実施例87−88の生成物を表8に示す。これらは、実施例86fで使用されたアミンを表8の標題化合物を得るのに適当なアミンに置き代えたことを除き、実施例86の手法によって調製された。
【0128】
表9 実施例86の方法によって調製された付加的なシアノ類似体
【化46】

【0129】
【表9】

【0130】
表10 実施例89−96は、表4由来の示される1,1−ジアリール−1−ヒドロキシアミノアルコール中間体から、実施例6dおよび6eの方法によって調製された。
【化47】

【0131】
【表10−1】

【0132】
【表10−2】

【0133】
表11 実施例97−102は、表4由来の示される1,1−ジアリール−1−ヒドロキシアミノアルコール中間体から、実施例6eに相当する還元的アミノ化工程において使用されたアミンを除き、実施例6dおよび6eの方法によって調製され、標題(実施例)化合物、(1R,5S)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアートを調製した。
【化48】

【0134】
【表11−1】

【0135】
【表11−2】

【0136】
表12 実施例72の手法および適当なアミンによって調製された付加的な化合物
【化49】

【0137】
【表12−1】

【0138】
【表12−2】

【0139】
実施例108
N−{4−[2−(11−アザトリシクロ[6.2.1.02,7]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル)エチル]シクロヘキシル}−N’−[(1S)−2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素 ():
【化50】

AlCl(201mg,1.5mmol)をDCE(2mL)中におけるN−{4−[2−(11−アザトリシクロ[6.2.1.02,7]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル)エチル]シクロヘキシル}−N’−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素(実施例43の生成物のSエナンチオマー)(159mg,0.3mmol)にRTで加えた。30分間攪拌後、TMSCN(0.16mL,1.5mmol)を加えた。1時間後、水性NaHCOおよび酢酸エチルを加え、層を分離し、有機層を乾燥させ(MgSO)、次いで、濃縮した。逆相カートリッジによって精製して、15mgの生成物を得た。
LCMS: m/z 533 (M+H), tR = 2.04
【0140】
生物学的実施例
本発明のmAChRにおける化合物の阻害効果は、下記のイン・ビトロおよびイン・ビボアッセイによって決定される。
【0141】
カルシウム動員による受容体活性化の阻害の分析
CHO細胞に発現されたmAChRsの刺激を、以前に記載されたように、受容体活性化カルシウム動員をモニターすることによって分析した(4)。MmAChRsを安定に発現しているCHO細胞を96ウェル黒壁/透明底プレート中で培養した。18〜24時間後、培地を吸引し、100μlの負荷培地(アール塩、0.1%RIA−等級BSA(Sigma,St.Louis MO)および4μM Fluo−3−アセトキシメチルエステル蛍光インジケーター色素(Fluo−3 AM,Molecular Probes,Eugene,OR)を含有するEMEM)で置換し、37℃で1時間インキュベートした。次いで、該色素含有培地を吸引し、新しい培地(Fluo−3 AMを含有しない)で置換し、細胞を37℃で10分間インキュベートした。次いで、細胞を3回洗浄し、100μlのアッセイバッファー(0.1%ゼラチン(Sigma)、120mM NaCl、4.6mM KCl、1mM KHPO、25mM NaHCO、1.0mM CaCl、1.1mM MgCl、11mMグルコース、20mM HEPES(pH7.4))中、37℃で10分間インキュベートした。50μlの化合物(該アッセイ中、最終で1x10−11−1x10−5M)を加え、プレートを37℃で10分間インキュベートした。次いで、プレートを、色素負荷された細胞が6ワットアルゴンレーザーからの励起光(488nm)に曝露される蛍光強度プレートリーダー(FLIPR,Molecular Probes)中に置いた。0.1%BSAを含有するバッファー中で調製された50μlのアセチルコリン(0.1−10nM最終)を50μl/秒の速度で添加することによって、細胞を活性化した。細胞質カルシウム濃度の変化としてモニターされるカルシウム動員は、566nm発光強度の変化として測定された。発光強度の変化は、直接、細胞質カルシウムレベルに関係する(5)。全96ウェル由来の発光した蛍光は、冷却CCDカメラを用いて同時に測定される。毎秒、データポイントを集める。次いで、GraphPad PRISMソフトウェアを用いて、該データをプロットおよび分析した。
【0142】
メタコリン誘導性気管支収縮
メタコリンに対する気道応答は、覚醒非拘束BalbCマウス(各群n=6)におて決定された。気圧プレチスモグラフィーを用いて、メタコリンでの気管支攻撃の間に起こる気道抵抗の変化に相関することが示されている小休止の増加(enhanced pause)(Penh)を測定した(測定単位なし)(2)。マウスを50μlのビヒクル(10%DMSO)中における50μlの化合物(0.003−10μg/マウス)の鼻腔内、静脈内、腹腔内または経口投与によって前処理し、次いで、プレチスモグラフィーチャンバー中に置いた。該チャンバー中では一度、該マウスを10分間平衡化した後、5分間、ベースラインPenh測定を行った。次いで、マウスをメタコリンのエーロゾル(10mg/ml)で2分間攻撃した。Penhは、メタコリンエーロゾルの始めに開始し、その後5分間続けて、7分間連続的に記録した。各マウスのデータは、GraphPad PRISMソフトウェアを用いることによって、分析およびプロットした。
【0143】
本発明の化合物は、限定するものではないが、呼吸管障害、例えば、慢性閉塞性肺疾患、慢性気管支炎、喘息、慢性呼吸閉塞、肺線維症、肺気腫およびアレルギー性鼻炎;胃腸管障害、例えば、過敏性腸症候群、痙攣性大腸炎、胃十二指腸腫瘍、胃腸痙攣または運動機能亢進、憩室炎、胃腸管平滑筋の痙攣に伴う疼痛;神経性頻尿、神経因性膀胱、夜尿、心因性膀胱、膀胱痙攣または慢性膀胱炎に関連する失禁、尿意逼迫または頻尿を包含する排尿障害に伴う尿路障害、および動揺病を包含する種々の適応症の治療に有用である。
【0144】
本発明の化合物を投与する方法は、当業者に容易に明らかであろう。
吸入による肺への局所送達のための乾燥粉末組成物は、例えば、吸入器または吹き入れ器において使用するためのカプセルおよびカートリッジまたはブリスター、例えばゼラチン製のカプセルおよびカートリッジ中、または例えば薄層状アルミニウムホイル製のブリスター中において提供されうる。処方は、一般に、本発明の化合物および適当な粉末基剤(担体物質)、例えば、ラクトースまたはデンプンを含有する。ラクトースの使用が好ましい。各カプセルまたはカートリッジは、一般に、20μg〜10mgの式(I)の化合物を、所望により別の治療活性成分と共に、含有していればよい。別法では、本発明の化合物は、賦形剤を用いないで提供されてもよい。
【0145】
適当には、薬剤ディスペンサーは、リザーバー(reservoir)・ドライパウダー吸入器(RDPI)、マルチドース(multi-dose)・ドライパウダー吸入器(MDPI)および定量吸入器(MDI)からなる群から選択されるタイプのものである。
リザーバー・ドライパウダー吸入器(RDPI)によって、複数回分の(計量されていない投与量)の薬剤を乾燥粉末形態で含むのに適当な貯蔵器形態パックを有し、かつ、該貯蔵器から送達位置への薬剤投与量を計量するための手段を含む吸入器が意味される。計量手段は、例えば、計量カップを含んでいてもよく、それは、カップが貯蔵器由来の薬剤で満たされる第1の位置から、計量された薬剤用量が吸入患者に利用可能になる第2の位置へ移動可能である。
【0146】
マルチドース・ドライパウダー吸入器(MDPI)によって、乾燥粉末形態で薬剤を投薬するのに適当な吸入器であって、薬剤が、複数回分の所定の投与量(またはその一部)の薬剤を含有する(または運搬する)マルチドース・パック内に含まれる吸入器が意味される。好ましい態様において、担体は、ブリスターパック形態を有するが、また、例えば、カプセルベースのパック形態や、プリンティング、ペインティングおよび真空吸蔵(vacuum occlusion)を包含するいずれかの適当な加工処理によって、その上に薬剤が負荷された担体含むこともできる。
【0147】
該処方は、予め計量することができ(例えば、Diskus,GB 2242134またはDiskhaler、GB 2178965、2129691および2169265参照)、または使用時に計量することができる(例えば、Turbuhaler,EP69715参照)。単位投与用装置の例は、Rotahalerである(GB 2064336参照)。Diskus吸入装置は、複数のコンテナを明確にするように(各コンテナはその中に、好ましくはラクトースと組み合わせた、式(I)の化合物を含有する吸入可能な処方を有する)、その長さに沿って一定間隔があいた複数の凹部を有するベースシート、およびそれを剥離可能に密閉する蓋シートから形成される細長いストリップを含む。好ましくは、該ストリップは、ロール状に巻かれるように十分に柔軟である。蓋シートおよびベースシートは、好ましくは、互いに閉じられていない先端部分を有し、該先端部分の少なくとも1つは、巻き上げ手段に取り付けられるように構成されている。また、好ましくは、ベースシートと蓋シートとの間の密閉シールは、それらの幅全体にまで及んでいる。蓋シートは、好ましくは、ベースシートから縦方向に、該ベースシートの一方の先端から剥がされてもよい。
【0148】
一の態様において、マルチドース・パックは、薬剤を乾燥粉末形態で包み込むための複数のブリスターを含むブリスターパックである。該ブリスターは、典型的には、薬剤放出を容易にするために、規則的に配置される。
一の態様において、マルチドース・ブリスターパックは、一般に、円板形態のブリスターパック上に環状に配置された複数のブリスターを含む。別の態様において、マルチドース・ブリスターパックは、例えば、ストリップまたはテープからなる形態で細長い。
【0149】
好ましくは、マルチドース・ブリスターパックは、互いに剥離可能に固定された2つの部材間で定義される。US特許第5,860,419号、第5,873,360号および第5,590,645号は、この一般的種類の薬剤パックを記載する。該態様において、装置は、通常、各薬剤投与量を利用するために、部材をばらばらに剥離するための剥離手段を含む開封ステーションと共に提供される。適当には、該装置は、剥離可能な部材が、その長さに沿って一定間隔をおいた複数の薬剤コンテナを明確にする細長いシートである場合の使用に適応し、該装置は、各コンテナを順番に表示させるための表示手段と共に提供される。より好ましくは、該装置は、シートの1つが複数のポケットを有するベースシートであり、他方が蓋シートであり、各ポケットおよび蓋シートの隣接部分がコンテナの1つ1つを明確にしている場合の使用に適応し、該装置は、蓋シートおよびベースシートを開封ステーションでばらばらに引っ張るための駆動手段を含む。
【0150】
定量吸入器(MDI)によって、エーロゾル形態で薬剤を投薬するのに適当な薬剤ディスペンサーが意味され、ここに、該薬剤は、プロペラントベースのエーロゾル薬剤処方を含有するのに適当なエーロゾルコンテナ中に含まれる。該エーロゾルコンテナは、典型的には、エーロゾル形態の薬剤処方を患者に放出するための計量バルブ、例えば、スライドバルブと共に提供される。該エーロゾルコンテナは、一般に、予め決められた量の薬剤を各作動時にバルブによって送達するように設計され、それは、コンテナを固定したままバルブを押し下げることによって、またはバルブを固定したままコンテナを押し下げることによって開くことができる。
【0151】
薬剤コンテナがエーロゾルコンテナである場合、バルブは典型的には、薬剤エーロゾル処方がバルブ本体に侵入するための入り口、エーロゾルがバルブ本体から外に出るための出口、および出口を通る流れを調節できる開閉メカニズムを有するバルブ本体からなる。
【0152】
バルブは、スライドバルブであってもよく、ここに、開閉メカニズムは、密閉リングおよび該密閉リングによって可逆的な投薬通路を有するバルブ軸からなり、該バルブ軸は該リング内で、バルブが閉じた位置から、バルブ本体の内部がバルブ本体の外部と投薬通路を介して連絡するバルブが開いた位置へスライド可能に移動できる。
【0153】
典型的には、バルブは、定量バルブである。定量する容量は、典型的には、10〜100μl、例えば、25μl、50μlまたは63μlである。適当には、バルブ本体は、薬剤処方の量を定量するための定量チャンバーと、定量チャンバーへ向かって入り口を通る流れを調節することのできる開閉メカニズムを特徴とする。好ましくは、バルブ本体は、第2の入り口を介して定量チャンバーと連絡しているサンプリングチャンバーを有し、該入り口は、開閉メカニズムの手段によって調節可能であり、それにより、薬剤処方の定量チャンバー中への流れを調節する。
【0154】
バルブは、また、チャンバーと、該チャンバー中へ伸びていて、かつ、投薬位置と非投薬位置との間で該チャンバーに相対的に移動可能なバルブ軸とを有する「フリーフロー(free flow)エーロゾルバルブ」からなっていてもよい。バルブ軸およびチャンバーは、その間で定量される容量が規定されるような配置および内部配置であって、バルブ軸が非投薬位置と投薬位置との間を移動する間に、連続的に(i)エーロゾル処方のチャンバー中への自由な流れ(フリーフロー)を可能にし、(ii)加圧されたエーロゾル処方について、バルブ軸の外表面とチャンバーの内表面との間に閉じ込められた定量容量を規定し、次いで、(iii)該チャンバー内に閉じ込められた定量容量と共に、該閉じ込められた定量容量を減少させることなく、定量容量が出口通路と連絡するまで移動し、それにより、加圧エーロゾル処方の定量容量の投薬を可能にするような配置および内部配置である。この種のバルブは、米国特許第5,772,085号に記載されている。さらに、本発明の化合物の鼻腔内送達が効果的である。
【0155】
効果的な医薬鼻腔用組成物を処方するためには、その薬理学的機能をを発揮する鼻腔のあらゆる位置(標的組織)に薬剤を容易に送達させなければならない。さらに、薬剤は、比較的長時間、標的組織と接触したままでなければならない。薬剤の標的組織との接触が長ければ長い程、薬剤は、鼻から粒子を除去するように機能する鼻道中での力に抵抗することができるに違いない。かかる力は、「粘膜毛様体クリアランス」と称されるが、鼻から粒子を迅速に、例えば、鼻に粒子が侵入してから10〜30分以内に除去するのに非常に効果的であると認識されている。
【0156】
鼻腔用組成物の他の望ましい特徴は、使用者を不快にする成分を含有してはいけないこと、十分な安定性および半減期特性を有すること、および環境に有害であると考えられる成分、例えば、オゾン消耗剤を含まないことである。
【0157】
本発明の処方の適当な投与方針は、鼻に投与する場合、鼻腔を清浄した後、患者が深く吸入するものである。吸入の間、処方を鼻孔の1つにアプライし、その間、他方の鼻孔を手で圧迫する。次いで、該手順をもう一方の鼻孔で繰り返す。
【0158】
本発明の処方を鼻道に与えるための好ましい手段は、事前圧縮ポンプの使用によるものである。最も好ましくは、事前圧縮ポンプは、Valois SAによって製造されたVP7モデルである。かかるポンプは、十分な力が与えられるまで処方が放出されず、さもなければ、より少量の用量が与えられうることを保障するので、有益である。事前圧縮ポンプのまた別の利点は、スプレーが効果的に噴霧化するための閾値圧に達するまで処方を放出しないので、該スプレーの噴霧化が保障される点である。典型的には、VP7モデルは、10−50mlの処方を保持できるボトル内で使用されうる。典型的には、各スプレーは、50−100μlのかかる処方を送達し、したがって、VP7モデルは、少なくとも100定量を提供することができる。
【0159】
鼻腔用処方の実施例
実施例1:有効成分を含有する鼻腔用処方
鼻腔内送達のための処方を下記の成分を用いて調製した。
〜100%
有効成分 0.1% w/w
ポリソルベート80 0.025% w/w
アビセル(Avicel)RC591 1.5% w/w
デキストロース 5.0% w/w
BKC 0.015% w/w
EDTA 0.015% w/w
水 100%まで
120作動に適当な全量において、処方を、1作動につき50または100μlを投薬するように適応させた定量バルブを備えたボトル中に充填した。
該装置を鼻腔アクチュエーター(Valois)中に取り付けた。
【0160】
実施例2:有効成分を含有する鼻腔用処方
鼻腔内送達のための処方を下記の成分を用いて調製した。
有効成分 0.005% w/w
チロキサポール 2% w/w
デキストロース 5% w/w
BKC 0.015% w/w
EDTA 0.015% w/w
水 100%まで
120作動に適当な全量において、処方を、1作動につき50または100μlを投薬するように適応させた定量バルブを備えたボトル(プラスチックまたはガラス)中に充填した。
該装置を鼻腔アクチュエーター(Valois、例えば、VP3、VP7またはVP7D)中に取り付けた。
【0161】
実施例3:有効成分を含有する鼻腔用処方
鼻腔内送達のための処方を下記の成分を用いて調製した。
有効成分 0.05% w/w
Triton X−100 5% w/w
デキストロース 4% w/w
BKC 0.015% w/w
EDTA 0.015% w/w
水 100%まで
120作動に適当な全量において、処方を、1作動につき50または100μlを投薬するように適応させた定量バルブを備えたボトル中に充填した。
【0162】
実施例4:有効成分を含有する鼻腔用処方
鼻腔内送達のための処方を下記の成分を用いて調製した。
有効成分 0.05% w/w
チロキサポール 5% w/w
デキストロース 5% w/w
BKC 0.015% w/w
EDTA 0.015% w/w
水 100%まで
120作動に適当な全量において、処方を、1作動につき50または100μlを投薬するように適応させた定量バルブを備えたボトル中に充填した。
該装置を鼻腔アクチュエーター(Valois)中に取り付けた。
【0163】
明細書および請求の範囲を通して、文脈上他の意味と解すべき場合を除き、「含む」なる語、および「含んでいる」などのバリエーションは、記載の数字または工程あるいは数字群を含むことを意味するが、いずれか他の数字または工程あるいは数字または工程群を排除するものではないと理解される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

[式中、
シクロヘキシル立体化学は、シスまたはトランスであり;
Yは、アミン、または第四級アミン塩であり;
およびRは、独立して、C1−6アルキル、アリールおよびアリールC1−6アルキル、C1−6アルキルアリール、ヘテロアリール、ヘテロアルキル(これらは全て、置換されていてもよい)、およびHからなる群から選択される置換基であり;
Xは、OHまたはCNであり;
アミンは、
【化2】

からなる群から選択され;
R1およびR2は、独立して、H、アルキル、シクロアルキル、アリール、アルキルアリール、アルキルアルケニル、アリールアルキルおよびアリールアルケニル(これらは全て、置換されていてもよい)からなる群から選択され;
mは、0〜6の整数であり;
nは、0〜5の整数であり;
G1およびG2は、独立して、結合、(CH2)p、O、NR1、−CR1=CR1−、S(O)p、COおよびCONR1−から選択され;
pは、0〜2の整数であり;
R6およびR7は、独立して、=R1、F、Cl、Br、CN、OR1、OCOR2、NR1R2およびNCOR2から選択され;
Arは、独立して、アリールおよびヘテロアリール(これらは全て、置換されていてもよい)からなる群から選択され;
第四級アンモニウム塩は、
【化3】

からなる群から選択され;
Z−は、アニオン性対イオンであり;
’、R’およびR’は、独立して、H、アルキル、シクロアルキル、アリール、アルキルアリール、アルキルアルケニル、アリールアルキルおよびアリールアルケニル(これらは全て、置換されていてもよい)からなる群から選択され;
M、N、G1、G2、P、R6およびR7は、上記のとおりである]
で示される化合物、またはその医薬上許容される塩。
【請求項2】
N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−(トランス−4−{2−[ビス(フェニルメチル)アミノ]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−(トランス−4−{2−[ビス(フェニルメチル)アミノ]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−{トランス−4−[2−(ジシクロヘキシルアミノ)エチル]シクロヘキシル}−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−{トランス−4−[2−(ジシクロヘキシルアミノ)エチル]シクロヘキシル}−N’−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1R,4S)−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1R,5S)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−{トランス−4−[2−(1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)エチル]シクロヘキシル}−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−{トランス−4−[2−(2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル)エチル]シクロヘキシル}−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1s,4s)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−7−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−(トランス−4−{2−[7−(2−メチルプロパノイル)−1,2,4,5−テトラヒドロ−3H−3−ベンゾアゼピン−3−イル]エチル}シクロヘキシル)尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1s,5s)−3−アザビシクロ[3.2.2]ノナ−3−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1R,5S)−3−ヒドロキシ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
エチル N−(2−{トランス−4−[({[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−N−メチルグリシナート;
N−{トランス−4−[2−(3−アザビシクロ[3.2.2]ノナ−3−イル)エチル]シクロヘキシル}−N’−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1R,4S)−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1s,4s)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−7−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1R,5S)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
(1R,5S)−8−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
(1R,2S,4R,5S)−9−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−3−オキサ−9−アザトリシクロ[3.3.1.0〜2,4〜]ノナ−7−イル3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
N−{トランス−4−[2−(3,4−ジヒドロ−1(2H)−キノリニル)エチル]シクロヘキシル}−N’−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−{トランス−4−[2−(3,4−ジヒドロ−2(1H)−イソキノリニル)エチル]シクロヘキシル}−N’−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1R,5S)−3−ヒドロキシ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−{トランス−4−[2−(2−フェニル−1−ピロリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
N−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−{トランス−4−[2−(4−フェニル−1−ピペリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−4−アザトリシクロ[4.3.1.1〜3,8〜]ウンデカ−4−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
1,1−ジメチルエチルN−(2−{トランス−4−[({[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−N−メチルグリシナート;
N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−{トランス−4−[2−(2−フェニル−1−ピペリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−(トランス−4−{2−[メチル(フェニルメチル)アミノ]エチル}シクロヘキシル)尿素;
N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−{トランス−4−[2−(2−フェニル−1−ピロリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
N−(2−{トランス−4−[({[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−N−メチルグリシン;
N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−{トランス−4−[2−(3−フェニル−1−ピロリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−{トランス−4−[2−(3−フェニル−1−ピペリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
9−(2−{トランス−4−[({[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−3−オキサ−9−アザトリシクロ[3.3.1.0〜2,4〜]ノナ−7−イル3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
N−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−(トランス−4−{2−[(1R,5S)−3−ヒドロキシ−3−フェニル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]エチル}シクロヘキシル)尿素;
エチルN−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−N−メチルグリシナート;
N−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−(トランス−4−{2−[7−(2−メチルプロパノイル)−1,2,4,5−テトラヒドロ−3H−3−ベンゾアゼピン−3−イル]エチル}シクロヘキシル)尿素;
N−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−{トランス−4−[2−(3−フェニル−1−ピペリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
1−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−{トランス−4−[2−(3−フェニル−1−ピペリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
N−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−{トランス−4−[2−(3−フェニル−1−ピロリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
N−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−{トランス−4−[2−(2−フェニル−1−ピペリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
(1R,8S)−11−(2−{トランス−4−[({[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−11−メチル−11−アゾニアトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン ヨージド;
(1R,8S)−11−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−11−メチル−11−アゾニアトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン ヨージド;
1−(2−{トランス−4−[({[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−1−メチル−3−フェニルピペリジニウム ヨージド;
2−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−2−メチル−2−アゾニアトリシクロ[3.3.1.1〜3,7〜]デカン ヨージド;
N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−4−(フェニルアセチル)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)尿素;
3−(2−{トランス−4−[({[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−3−メチル−7−(2−メチルプロパノイル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンゾアゼピニウム ヨージド;
エチル 1−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−3−ピペリジンカルボキシラート;
リチウム1−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−3−ピペリジンカルボキシラート;
N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−{(1S)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−2−メチルプロピル}尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−{(1R)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−2−メチルプロピル}尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−{(1R)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−{(1S)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1S)−2−ヒドロキシ−1,2,2−トリフェニルエチル]尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−2,2−ジフェニル−1−(フェニルメチル)エチル]尿素;
(2R)−N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−2−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−ピロリジンカルボキサミド;
(2S)−N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−2−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−ピロリジンカルボキサミド;
1,1−ジメチルエチルN−(2−{4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−N−メチルグリシナート;
1−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−(4−{2−[(1S,3R,5R,7S)−トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イルアミノ]エチル}シクロヘキシル)尿素;
1−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−(トランス−4−{2−[(フェニルメチル)アミノ]エチル}シクロヘキシル)尿素;
1−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
(1R,5S)−8−(2−{4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−3−[(3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノイル)オキシ]−8−メチル−8−アゾニアビシクロ[3.2.1]オクタン ヨージド;
1−(トランス−4−{2−[(1R)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルアミノ]エチル}シクロヘキシル)−3−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素トリフルオロアセタート(塩);
1−(トランス−4−{2−[(1S)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルアミノ]エチル}シクロヘキシル)−3−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
(1R,5S)−8−(2−{トランス−4−[({[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
1−(トランス−4−{2−[(ジフェニルメチル)アミノ]エチル}シクロヘキシル)−3−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素; 1−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−[トランス−4−(2−{[(1S)−1−(1−ナフタレニル)エチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
1−[トランス−4−(2−{[(1S,2R)−2−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]−3−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
1−{(1S)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−2−メチルプロピル}−3−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
1−{(1R)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−2−メチルプロピル}−3−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
1−{(1R)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}−3−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
1−{(1S)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}−3−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
1−[(1S)−2−ヒドロキシ−1,2,2−トリフェニルエチル]−3−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
1−[(1R)−2−ヒドロキシ−2,2−ジフェニル−1−(フェニルメチル)エチル]−3−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
(2R)−2−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−N−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]−1−ピロリジンカルボキサミド;
(2S)−2−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−N−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]−1−ピロリジンカルボキサミド;
エチル 1−(2−{トランス−4−[({[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−3−ピペリジンカルボキシラート;
1−(2−{トランス−4−[({[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−3−ピペリジンカルボン酸トリフルオロアセタート(塩);
1−{トランス−4−[2−(9H−フルオレン−9−イルアミノ)エチル]シクロヘキシル}−3−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
1−[トランス−4−(2−{[(1R,2S)−2−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]−3−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
1−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−[トランス−4−(2−{[(1R)−2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
1−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−[トランス−4−(2−{[(1S)−2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
(1R,5S)−8−[2−(トランス−4−{[({(1S)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−2−メチルプロピル}アミノ)カルボニル]アミノ}シクロヘキシル)エチル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
(1R,5S)−8−[2−(トランス−4−{[({(1R)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−2−メチルプロピル}アミノ)カルボニル]アミノ}シクロヘキシル)エチル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
(1R,5S)−8−[2−(トランス−4−{[({(1R)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}アミノ)カルボニル]アミノ}シクロヘキシル)エチル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
(1R,5S)−8−[2−(トランス−4−{[({(1S)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}アミノ)カルボニル]アミノ}シクロヘキシル)エチル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
(1R,5S)−8−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1,2,2−トリフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
(1R,5S)−8−(2−{トランス−4−[({[(1R)−2−ヒドロキシ−2,2−ジフェニル−1−(フェニルメチル)エチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
1−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−(トランス−4−{2−[(1S)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−ナフタレニルアミノ]エチル}シクロヘキシル)尿素;
1−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−(トランス−4−{2−[(1R)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−ナフタレニルアミノ]エチル}シクロヘキシル)尿素;
1−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−(2−ナフタレニル)エチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
1−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−[トランス−4−(2−{[(1S)−2−(4−メチルフェニル)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
1−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−(トランス−4−{2−[(1−メチル−1−フェニルエチル)アミノ]エチル}シクロヘキシル)尿素;
1−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.02,7]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−3−(2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル)尿素;
1−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.02,7]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−3−[(1S)−2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
1−[(1S)−2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−{4−[2−(3−フェニル−1−ピペリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
1−[(1S)−2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−{4−[2−(2−フェニル−1−ピロリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
1−[(1S)−2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−{トランス−4−[2−(3−フェニル−1−ピロリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
エチル 1−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−3−ピペリジンカルボキシラート;
1−[(1S)−2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
(1R,5R)−8−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−1,5−ジメチル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
1−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.02,7]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−3−{(1S)−1−[シアノ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}尿素;
(1S,5S)−8−[2−(トランス−4−{[({(1S)−1−[シアノ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}アミノ)カルボニル]アミノ}シクロヘキシル)エチル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;および
エチル 1−[2−(トランス−4−{[({(1S)−1−[シアノ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}アミノ)カルボニル]アミノ}シクロヘキシル)エチル]−3−ピペリジンカルボキシラート;
およびその医薬上許容される塩からなる群から選択される請求項1記載の化合物。
【請求項3】
(1R,5S)−8−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
(1R,5S)−8−[2−(トランス−4−{[({(1R)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}アミノ)カルボニル]アミノ}シクロヘキシル)エチル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−{(1R)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}尿素;
エチル 1−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−3−ピペリジンカルボキシラート;
N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−(トランス−4−{2−[7−(2−メチルプロパノイル)−1,2,4,5−テトラヒドロ−3H−3−ベンゾアゼピン−3−イル]エチル}シクロヘキシル)尿素;
エチル 1−[2−(トランス−4−{[({(1S)−1−[シアノ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}アミノ)カルボニル]アミノ}シクロヘキシル)エチル]−3−ピペリジンカルボキシラート;
N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−{(1S)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−2,2−ジフェニル−1−(フェニルメチル)エチル]尿素;
1−(トランス−4−{2−[(1S)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルアミノ]エチル}シクロヘキシル)−3−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
(1R,5S)−8−(2−{トランス−4−[({[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
(1R,5S)−8−(2−{トランス−4−[({[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
(1S,5S)−8−[2−(トランス−4−{[({(1S)−1−[シアノ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}アミノ)カルボニル]アミノ}シクロヘキシル)エチル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1S)−2−ヒドロキシ−1,2,2−トリフェニルエチル]尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−{(1R)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−2−メチルプロピル}尿素;
N−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−(トランス−4−{2−[7−(2−メチルプロパノイル)−1,2,4,5−テトラヒドロ−3H−3−ベンゾアゼピン−3−イル]エチル}シクロヘキシル)尿素;
エチル 1−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−3−ピペリジンカルボキシラート;
1−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−(トランス−4−{2−[(1−メチル−1−フェニルエチル)アミノ]エチル}シクロヘキシル)尿素;
(1R,5S)−8−(2−{4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−3−[(3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノイル)オキシ]−8−メチル−8−アゾニアビシクロ[3.2.1]オクタン ヨージド;
N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−{(1S)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−2−メチルプロピル}尿素;
(2R)−N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−2−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−ピロリジンカルボキサミド;
N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−{トランス−4−[2−(3−フェニル−1−ピペリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
1−{(1R)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}−3−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
(1R,5R)−8−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−1,5−ジメチル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−{トランス−4−[2−(3−フェニル−1−ピロリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
9−(2−{トランス−4−[({[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−3−オキサ−9−アザトリシクロ[3.3.1.0〜2,4〜]ノナ−7−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
1−[(1R)−2−ヒドロキシ−2,2−ジフェニル−1−(フェニルメチル)エチル]−3−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
1−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.02,7]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−3−{(1S)−1−[シアノ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}尿素;
1−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.02,7]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−3−(2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル)尿素;
1−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.02,7]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−3−(2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル)尿素;
1−{(1S)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}−3−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
’N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
1−[(1S)−2−ヒドロキシ−1,2,2−トリフェニルエチル]−3−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
(1R,2S,4R,5S)−9−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−3−オキサ−9−アザトリシクロ[3.3.1.0〜2,4〜]ノナ−7−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
N−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−4−アザトリシクロ[4.3.1.1〜3,8〜]ウンデカ−4−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
1−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
1−{(1S)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−2−メチルプロピル}−3−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
1−{(1R)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−2−メチルプロピル}−3−[トランス−4−(2−{[(1R)−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
N−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−{トランス−4−[2−(3−フェニル−1−ピロリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
1−[(1S)−2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−{4−[2−(2−フェニル−1−ピロリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
1−(トランス−4−{2−[(1R,8S)−11−アザトリシクロ[6.2.1.02,7]ウンデカ−2,4,6−トリエン−11−イル]エチル}シクロヘキシル)−3−[(1S)−2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
(1R,8S)−11−(2−{トランス−4−[({[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−11−メチル−11−アゾニアトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン ヨージド;
N−(トランス−4−{2−[(1R,5S)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1R,5S)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−{トランス−4−[2−(3−アザビシクロ[3.2.2]ノナ−3−イル)エチル]シクロヘキシル}−N’−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
1−[(1S)−2−シアノ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−{トランス−4−[2−(3−フェニル−1−ピロリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
(1R,8S)−11−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−11−メチル−11−アゾニアトリシクロ[6.2.1.0〜2,7〜]ウンデカ−2,4,6−トリエン ヨージド;
1−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−{トランス−4−[2−(3−フェニル−1−ピペリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
2−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−2−メチル−2−アゾニアトリシクロ[3.3.1.1〜3,7〜]デカン ヨージド;
1−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−[トランス−4−(2−{[(1S)−2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル]アミノ}エチル)シクロヘキシル]尿素;
3−(2−{トランス−4−[({[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−3−メチル−7−(2−メチルプロパノイル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンゾアゼピニウム ヨージド;
N−(トランス−4−{2−[(1s,4s)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−7−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
N−(トランス−4−{2−[(1s,4s)−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−7−イル]エチル}シクロヘキシル)−N’−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]尿素;
1−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−3−(4−{2−[(1S,3R,5R,7S)−トリシクロ[3.3.1.13,7]デカ−1−イルアミノ]エチル}シクロヘキシル)尿素;
1,1−ジメチルエチル N−(2−{4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−N−メチルグリシナート;
N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2,2−ジフェニルエチル]−N’−{トランス−4−[2−(2−フェニル−1−ピペリジニル)エチル]シクロヘキシル}尿素;
(1R,5S)−8−[2−(トランス−4−{[({(1S)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}アミノ)カルボニル]アミノ}シクロヘキシル)エチル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
(1R,5S)−8−[2−(トランス−4−{[({(1S)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−2−メチルプロピル}アミノ)カルボニル]アミノ}シクロヘキシル)エチル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
(1R,5S)−8−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1,2,2−トリフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
(1R,5S)−8−(2−{トランス−4−[({[(1R)−2−ヒドロキシ−2,2−ジフェニル−1−(フェニルメチル)エチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;および
(1R,5S)−8−[2−(トランス−4−{[({(1R)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−2−メチルプロピル}アミノ)カルボニル]アミノ}シクロヘキシル)エチル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
およびその医薬上許容される塩からなる群から選択される請求項2記載の化合物。
【請求項4】
(1R,5S)−8−[2−(トランス−4−{[({(1S)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−3−メチルブチル}アミノ)カルボニル]アミノ}シクロヘキシル)エチル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
(1R,5S)−8−[2−(トランス−4−{[({(1S)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−2−メチルプロピル}アミノ)カルボニル]アミノ}シクロヘキシル)エチル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
(1R,5S)−8−(2−{トランス−4−[({[(1S)−2−ヒドロキシ−1,2,2−トリフェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
(1R,5S)−8−(2−{トランス−4−[({[(1R)−2−ヒドロキシ−2,2−ジフェニル−1−(フェニルメチル)エチル]アミノ}カルボニル)アミノ]シクロヘキシル}エチル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;および
(1R,5S)−8−[2−(トランス−4−{[({(1R)−1−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−2−メチルプロピル}アミノ)カルボニル]アミノ}シクロヘキシル)エチル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル 3−ヒドロキシ−2−フェニルプロパノアート;
およびその医薬上許容される塩からなる群から選択される請求項3記載の化合物。
【請求項5】
請求項1記載の化合物およびその医薬上許容される担体を含んでなるムスカリン性アセチルコリン受容体媒介性疾患の治療のための医薬組成物。
【請求項6】
請求項1記載の化合物の安全かつ有効量を投与することを特徴とする、哺乳動物においてアセチルコリンのその受容体への結合を阻害する方法。
【請求項7】
請求項1記載の化合物の安全かつ有効量を投与することを特徴とする、アセチルコリンがその受容体に結合するムスカリン性アセチルコリン受容体媒介性疾患の治療方法。
【請求項8】
疾患が、慢性閉塞性肺疾患、慢性気管支炎、喘息、慢性呼吸閉塞、肺線維症、肺気腫およびアレルギー性鼻炎からなる群から選択される請求項7記載の方法。
【請求項9】
投与が口または鼻を介する吸入によるものである請求項8記載の方法。
【請求項10】
投与がリザーバー・ドライパウダー吸入器、マルチドース・ドライパウダー吸入器または定量吸入器から選択される薬剤ディスペンサーを介するものである請求項9記載の方法。
【請求項11】
化合物がヒトに投与され、投与量1mgにつき12時間以上の作用持続時間を有する請求項10記載の方法。
【請求項12】
化合物が24時間以上の作用持続時間を有する請求項11記載の方法。
【請求項13】
化合物が36時間以上の作用持続時間を有する請求項12記載の方法。

【公表番号】特表2008−518939(P2008−518939A)
【公表日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−539227(P2007−539227)
【出願日】平成17年10月28日(2005.10.28)
【国際出願番号】PCT/US2005/039209
【国際公開番号】WO2006/050239
【国際公開日】平成18年5月11日(2006.5.11)
【出願人】(397009934)グラクソ グループ リミテッド (832)
【氏名又は名称原語表記】GLAXO GROUP LIMITED
【住所又は居所原語表記】Glaxo Wellcome House,Berkeley Avenue Greenford,Middlesex UB6 0NN,Great Britain
【Fターム(参考)】