説明

半導体装置の製造方法

【課題】2以上のゲートパターン間に形成されるコンタクトホールのオープンマージン及びギャップフィルマージンを確保するのに適した半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】基板上に、2個以上のゲートパターンを形成するステップと、該基板上にゲートスペーサ用の第1の絶縁膜を形成するステップと、該第1の絶縁膜上に前記ゲートパターンが埋め込まれるように第2の絶縁膜を形成するステップと、前記第2の絶縁膜を選択的に除去して、前記第1の絶縁膜を露出させるコンタクトホールを形成するステップと、該コンタクトホールにより露出した前記第1の絶縁膜上にゲートスペーサ用の第3の絶縁膜を形成するステップと、前記基板が露出するようにするために、前記コンタクトホールの底に形成された前記第1の絶縁膜及び第3の絶縁膜を選択的に除去するステップとを含む半導体装置の製造方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体製造技術に関し、特に、半導体装置のゲートパターンなどの間に形成されるコンタクトプラグの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体工程技術が進展しながら、ウェーハ上で1つのパターンを形成するためのパターニング工程技術がますます発達している。最近のパターニング工程技術は、ウェーハ上で1つのパターンを80?以下までもパターニングできる程度に開発された。80?以下までパターニングできる半導体工程技術では、コンタクトプラグを形成する領域が問題となっている。特に、半導体装置のトランジスタを構成するゲートパターンとゲートパターンとの間に配置されるコンタクトプラグを安定に形成することが非常に難しくなっている。
【0003】
半導体装置のゲートパターンは、ゲート絶縁膜/ゲート電極膜/ゲートハードマスク膜が積層された状態で側壁に側壁スペーサが配置された形態で構成される。この時、側壁スペーサは、ゲート電極膜と隣接した導電性膜と電気的に絶縁されるようにする。また、側壁スペーサは、コンタクトプラグを形成するためのコンタクトホールを形成する過程でエッチング停止膜の役割も果たすようになる。
【0004】
半導体技術が発達するにつれて、より多い素子を1つの半導体装置に集積させることとなる。したがって、半導体装置を構成する各パターンの大きさは、ますます小さくなる。特に、ゲートパターン自体の大きさも小さくなり、ゲートパターンなどの間隔もさらに小さくなる。しかし、ゲートパターンの側壁絶縁膜の厚さは、一定の厚さ以上を確保してこそ、前述した絶縁効果及びエッチング停止膜の役割を果たすことができるようになる。
【0005】
したがって、ゲートパターンとパターンとの間隔が減るようになるにしたがって、ゲート側壁絶縁膜の厚さを一定に維持した状態でゲートパターン間にコンタクトプラグを安定に形成することが非常に難しくなり、問題を引き起こしている。例えば、現在、80?の半導体工程技術として製造されたデバイスにおけるゲートパターン側壁絶縁膜は、約280Å〜300Åの幅でほとんど一定な厚さであることが要求されているのに対して、ゲート間の間隔は持続的に減少していることが実情である。
【0006】
ゲートパターン間の空間(Spacing)の減少は、ゲートパターンの間に配置されるコンタクトプラグのためのコンタクトホール内部の縦横比(Aspect Ratio)の増加を引き起こすこととなる。これは、後続工程でコンタクトホールに層間絶縁膜を埋め込む時に、コンタクトホール内部に層間絶縁膜を完全に埋め込むことが難しくなる原因となる。
【0007】
図1は、従来の技術に係る半導体装置の製造方法を示した断面図である。
【0008】
図1に示すように、従来の技術に係る半導体装置の製造方法は、まず、半導体基板11上にゲート絶縁膜12、ゲート電極膜13及びゲートハードマスク14の順に積層されたゲートパターンを形成する。
【0009】
次に、ゲートパターンの形成方法を詳細に説明する。
【0010】
まず、半導体基板11上にゲート絶縁膜12を形成する。ゲート絶縁膜12上にゲート電極膜13及びゲートハードマスク14を順に形成する。次いで、ゲートハードマスク14上にゲートパターンを形成するためのフォトレジストパターン(図示せず)を形成する。フォトレジストパターンをエッチングマスクとしてゲートハードマスク14をエッチングした後、フォトレジストパターンを除去する。次いで、ゲートハードマスク14をエッチングマスクとしてゲート電極膜13及びゲート絶縁膜12を1つの工程によりパターニングする。
【0011】
続いて、ゲート絶縁膜12/ゲート電極膜13/ゲートハードマスク14として積層されたゲートパターンの形状に沿って、バッファ用酸化膜15を形成する。バッファ用酸化膜15の上部に第1のゲートスペーサ用のシリコン窒化膜16を形成する。次に、第2のゲートスペーサ用のシリコン窒化膜17を形成する。
【0012】
次いで、ゲートパターンの側壁にだけスペーサが残るように、バッファ用酸化膜15、第1のゲートスペーサ用のシリコン窒化膜16及び第2のゲートスペーサ用のシリコン窒化膜17をドライエッチング工程を通して選択的に除去する。
【0013】
ここで、スペーサは、ゲートパターンの電極膜が隣接する導電膜と絶縁されるようにする役割を果たす。具体的に、窒化膜は、ゲートパターンとゲートパターンとの間に形成されるコンタクトプラグのためのコンタクトホールを形成する工程でゲートパターンを保護するための膜である。すなわち、ゲートパターンとゲートパターンとの間に埋め込まれる絶縁膜を除去するコンタクトホールエッチング工程においてエッチングバリアの役割をする。ここで、スペーサ用のシリコン窒化膜を2重に形成してパターニングする理由は、シリコン窒化膜の形成工程の特性上、一度に所望の厚さを十分に形成することが難しいためである。
【0014】
また、このように2重にシリコン窒化膜を形成するさらに他の理由は、半導体装置が製造完了した時に、ゲートパターンを含むMOSトランジスタの特性を向上させるためである。半導体装置の動作特性のうち、漏れ電流関連の特性がある。MOSトランジスタの漏れ電流を最大に減らすようになると、半導体装置の動作特性が向上する。MOSトランジスタをなすゲートパターンの側壁に一定程度厚くシリコン窒化膜を配置させることにより、MOSトランジスタの漏れ電流特性が向上する。したがって、MOSトランジスタの漏れ電流特性の向上のためにゲートパターンの側壁に形成されるスペーサ用のシリコン窒化膜の厚さを十分に厚く形成している。
【0015】
次いで、ゲートパターンをイオン注入バリアとして用いて高濃度イオン注入を行い、ソース/ドレイン領域18、18Aを形成する。ここで、ソース/ドレイン領域18Aは、LDD(light doped drain)領域を表している。
【0016】
次に、ゲートパターンを含む半導体基板11の全面に酸化膜系の層間絶縁膜19を蒸着する。
【0017】
ここで、層間絶縁膜19を酸化膜系の絶縁膜で形成する。その例に、BSG(Boro-Silicate-Glass)膜、BPSG(Boro-Phospho-Silicate-Glass)膜、PSG(Phospho-Silicate-Glass)膜、TEOS(Tetra-Ethyl-Ortho-Silicate)膜、HDP(High Density Plasma)酸化膜、SOG(Spin On Glass)膜、またはAPL(Advanced Planarization Layer)膜などを利用し、酸化膜系以外に無機系または有機系の低誘電率膜を利用することができる。
【0018】
次いで、ゲートパターンのゲートハードマスク膜14の上部が露出するように、化学的機械的研磨工程または全面エッチング工程を行って層間絶縁膜19を平坦化させる。
【0019】
次いで、平坦化された層間絶縁膜19上にハードマスク(図示せず)を蒸着する。
【0020】
続いて、ハードマスク(図示せず)をエッチングマスクとして、ゲートパターン間の半導体基板11を露出させるエッチングを行ってコンタクトホール20を形成する。
【0021】
以上のように説明した従来の技術に係る半導体製造方法は、次のような問題がある。
【0022】
半導体製造技術が進展するにつれ、より多い素子を半導体装置に集積させ、それによりゲートパターンとゲートパターンとの間隔はますます減っている。しかし、ゲートパターンの側壁に配置されるスペーサは、ゲートパターンを含むトランジスタの特性低下を防ぐために一定の厚さを維持しなければならない。
【0023】
したがって、集積度の向上によるゲートパターンの間隔が減るほどスペーサまで形成されたゲートパターンなどの間にコンタクトホールを形成するためのエッチング工程におけるマージンはますます減るようになる。
【0024】
半導体製造工程技術のうち、80?以下級の半導体装置を製造する場合に、ゲートスペーサの厚さを現在のように維持したまま、ゲートパターンとゲートパターンとの間に安定にコンタクトホールを形成し、コンタクトプラグを形成することは非常に難しい。
【0025】
ゲートパターンとゲートパターンとの間に配置されるコンタクトプラグは、半導体装置に最も基本的な導電性接続部であって、この領域がろくに形成されていない状態で半導体装置が製造されると、安定的に動作することはほとんど不可能となる。
【特許文献1】特開2003−68871号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0026】
本発明は、上記した従来の技術の問題を解決するためになされたものであって、その目的は、ゲートパターンとゲートパターンとの間に形成されるコンタクトホールのオープンマージン及びギャップフィルマージンを確保するのに適した半導体装置の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0027】
そこで、上記の目的を達成するための本発明の半導体装置の製造方法は、基板上に、少なくとも2個以上のゲートパターンを形成するステップと、該ゲートパターンが形成された基板上にゲートスペーサ用の第1の絶縁膜を形成するステップと、該第1の絶縁膜上に前記ゲートパターンが埋め込まれるように第2の絶縁膜を形成するステップと、前記ゲートパターンの間に埋め込まれた前記第2の絶縁膜を選択的に除去して、前記ゲートスペーサ用の第1の絶縁膜を露出させるコンタクトホールを形成するステップと、該コンタクトホールにより露出した前記ゲートスペーサ用の第1の絶縁膜上にゲートスペーサ用の第3の絶縁膜を形成するステップと、前記基板が露出するようにするために、前記コンタクトホールの底に形成された前記第1の絶縁膜及び第3の絶縁膜を選択的に除去するステップとを含む。
【0028】
また、前記半導体装置の製造方法は、後続コンタクトプラグ工程において前記第1のゲートパターン及び第2のゲートパターンが露出しないようにするために、前記ゲートスペーサ用の第1の絶縁膜の厚さと前記ゲートスペーサ用の第2の絶縁膜の厚さとを合せた厚さが決められることを特徴とする。
【0029】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記第1のゲートパターンと前記第2のゲートパターンとを含むMOSトランジスタの漏れ電流特性に応じて、前記ゲートスペーサ用の第1の絶縁膜の厚さと前記ゲートスペーサ用の第2の絶縁膜の厚さとを合せた厚さが決められることを特徴とする。
【0030】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記第2の絶縁膜を選択的に除去してコンタクトホールを形成する工程が、前記第2の絶縁膜上に前記コンタクトホールよりさらに大きい幅を有する感光膜パターンを形成するステップと、該感光膜パターンをエッチングマスクとして、前記コンタクトホールを形成するステップとを含むことを特徴とする。
【0031】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記第1の絶縁膜及び第3の絶縁膜が、シリコン窒化膜系で形成することを特徴とする。
【0032】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記第2の絶縁膜が、シリコン酸化膜系で形成することを特徴とする。
【0033】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記コンタクトホールにより露出した基板に導電性不純物を注入して導電性不純物領域を形成するステップをさらに含むことを特徴とする。
【0034】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記第1の絶縁膜が、50Å〜250Åの厚さに形成することを特徴とする。
【0035】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記コンタクトホールを形成するステップが、CxFy(x、yは、1ないし10の間の数)系のガスを用いて形成することを特徴とする。
【0036】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記コンタクトホールを形成するステップが、CxFy系のC4F6、C5F8、C4F8、C3F3のグループのうち、少なくとも1つをエッチングガスとして使用して、前記コンタクトホールを形成することを特徴とする。
【0037】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記第1の絶縁膜が、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜とが積層された形態で形成されることを特徴とする。
【0038】
また、本発明の半導体装置の製造方法は、基板上に、少なくとも2個以上のゲートパターンを形成するステップと、該ゲートパターンの側壁に第1のスペーサを形成するステップと、前記ゲートパターン上に第1の絶縁膜を形成するステップと、該第1の絶縁膜を選択的に除去して、前記第1のゲートパターン及び前記第2のゲートパターンの間の基板領域が露出するコンタクトホールを形成するステップと、該コンタクトホールの底に露出した基板領域と前記コンタクトホールの側壁に露出した前記第1のスペーサ上とにゲートスペーサ用の第2の絶縁膜を所定の厚さに形成するステップと、前記基板が露出するようにするために、前記コンタクトホールの底に形成された前記第2の絶縁膜を選択的に除去して、前記第1のスペーサ上に第2のスペーサを形成させるステップとを含む。
【0039】
また、前記半導体装置の製造方法は、後続コンタクトプラグ工程において前記第1のゲートパターン及び第2のゲートパターンが露出しないように、前記第1のスペーサの厚さと前記ゲートスペーサ用の第2の絶縁膜の厚さとを合せた厚さが決められることを特徴とする。
【0040】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記第1のゲートパターンと前記第2のゲートパターンとを含むMOSトランジスタの漏れ電流特性に応じて、前記第1のスペーサの厚さと前記ゲートスペーサ用の第2の絶縁膜の厚さとを合せた厚さが決められることを特徴とする。
【0041】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記第2の絶縁膜を選択的に除去してコンタクトホールを形成する工程が、前記第2の絶縁膜上に前記コンタクトホールよりさらに大きい幅を有する感光膜パターンを形成するステップと、前記感光膜パターンをエッチングマスクとして、前記コンタクトホールを形成するステップとを含むことを特徴とする。
【0042】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記第2の絶縁膜が、シリコン窒化膜系で形成することを特徴とする。
【0043】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記第1の絶縁膜が、シリコン酸化膜系で形成することを特徴とする。
【0044】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記コンタクトホールにより露出した基板領域に導電性不純物を注入して導電性不純物領域を形成するステップをさらに含むことを特徴とする。
【0045】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記第1の絶縁膜が、50Å〜250Åの厚さに形成することを特徴とする。
【0046】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記第1のスペーサが、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜とが積層された形状で形成されることを特徴とする。
【0047】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記第1のスペーサを形成する工程が、CxFy(x、yは、1ないし10)、CHF3、Ar、O2及びCOのうち、少なくとも1つを用いたガスでエッチング工程を行うことを特徴とする。
【0048】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記コンタクトホールを形成するステップが、CxFy(x、yは、1ないし10)ガスを用いてエッチング工程を行うことを特徴とする。
【0049】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記CxFy系のガスが、C4F6、C5F8、C4F8、C3F3のグループのうち1つをエッチングガスとして使用することを特徴とする。
【0050】
さらに、本発明の半導体装置の製造方法は、基板上に、少なくとも2個以上のゲートパターンを形成するステップと、該ゲートパターンが形成された基板上にゲートスペーサ用の第1の絶縁膜を形成するステップと、該ゲートスペーサ用の第1の絶縁膜上にゲートスペーサ用の補助絶縁膜を形成するステップと、前記ゲートスペーサ用の補助絶縁膜上に前記ゲートパターンが埋め込まれるように第2の絶縁膜を形成するステップと、前記ゲートパターン間に埋め込まれた前記第2の絶縁膜を選択的に除去して、前記ゲートスペーサ用の補助絶縁膜を露出させるコンタクトホールを形成するステップと、該コンタクトホールにより露出した前記ゲートスペーサ用の補助絶縁膜上にゲートスペーサ用の第3の絶縁膜を所定の厚さに形成するステップと、前記基板が露出するようにするために、前記コンタクトホールの底に形成された前記第1の絶縁膜、前記補助絶縁膜及び第3の絶縁膜を選択的に除去するステップとを含む。
【0051】
また、前記半導体装置の製造方法は、後続コンタクトプラグ工程において前記第1のゲートパターン及び第2のゲートパターンが露出しないように、前記ゲートスペーサ用の第1の絶縁膜の厚さと前記ゲートスペーサ用の第2の絶縁膜の厚さとを合せた厚さが決められることを特徴とする。
【0052】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記第1のゲートパターンと前記第2のゲートパターンとを含むMOSトランジスタの漏れ電流特性に応じて、前記ゲートスペーサ用の第1の絶縁膜の厚さと前記ゲートスペーサ用の第2の絶縁膜の厚さとを合せた厚さが決められることを特徴とする。
【0053】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記第2の絶縁膜を選択的に除去してコンタクトホールを形成する工程が、前記第2の絶縁膜上に前記コンタクトホールよりさらに大きい幅を有する感光膜パターンを形成するステップと、前記感光膜パターンをエッチングマスクとして、前記コンタクトホールを形成するステップとを含むことを特徴とする。
【0054】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記第1の絶縁膜及び第3の絶縁膜が、シリコン窒化膜系で形成することを特徴とする。
【0055】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記第2の絶縁膜が、シリコン酸化膜系で形成することを特徴とする。
【0056】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記コンタクトホールにより露出した基板に導電性不純物を注入して導電性不純物領域を形成するステップをさらに含むことを特徴とする。
【0057】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記第1の絶縁膜が、50Å〜250Åの厚さに形成することを特徴とする。
【0058】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記コンタクトホールを形成するステップが、CxFy(x、yは、1ないし10の間の数)系のエッチングガスを使用することを特徴とする。
【0059】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記コンタクトホールを形成するステップが、前記CxFy系のC4F6、C5F8、C4F8、C3F3のグループのうち1つをエッチングガスとして使用して前記コンタクトホールを形成することを特徴とする。
【0060】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記第1の絶縁膜が、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜とが積層された形態で形成されることを特徴とする。
【0061】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記ゲートスペーサ用の補助絶縁膜が、前記基板に注入された不純物の拡散を防止する役割をすることを特徴とする。
【0062】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記ゲートスペーサ用の補助絶縁膜が、シリコン窒化膜系で形成することを特徴とする。
【0063】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記ゲートスペーサ用の補助絶縁膜が、50Å〜150Åの範囲に形成することを特徴とする。
【0064】
さらにまた、本発明の半導体装置の製造方法は、基板上に、少なくとも2個以上のゲートパターンを形成するステップと、該ゲートパターンの側壁に第1のスペーサを形成するステップと、該第1のスペーサ上に補助スペーサを形成するステップと、前記第1のゲートパターン及び第2のゲートパターンが埋め込まれるように第1の絶縁膜を形成するステップと、該第1の絶縁膜を選択的に除去して前記第1のゲートパターンと前記第2のゲートパターンとの間の基板領域を露出させるコンタクトホールを形成するステップと、該コンタクトホールの底に露出した基板領域と前記コンタクトホールの側壁に露出した前記補助スペーサ上とにゲートスペーサ用の第2の絶縁膜を所定の厚さに形成するステップと、前記基板が露出するようにするために、前記コンタクトホールの底に形成された前記第2の絶縁膜を選択的に除去して、前記補助スペーサ上に第2のスペーサを形成させるステップとを含む。
【0065】
また、前記半導体装置の製造方法は、後続コンタクトプラグ工程において前記ゲートパターンが露出しないように、前記第1のゲートスペーサの厚さと前記ゲートスペースゲートスペーサ用の第1の絶縁膜の厚さとを合せた厚さが決められることを特徴とする。
【0066】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記第1のゲートパターンを含むMOSトランジスタの漏れ電流特性に応じて、前記第1のゲートスペーサの厚さと前記ゲートスペーサ用の第1の絶縁膜の厚さとを合せた厚さが決められることを特徴とする。
【0067】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記第1の絶縁膜を選択的に除去してコンタクトホールを形成する工程が、前記第1の絶縁膜上に前記コンタクトホールよりさらに大きい幅を有する感光膜パターンを形成するステップと、該感光膜パターンをエッチングマスクとして、前記コンタクトホールを形成するステップとを含むことを特徴とする。
【0068】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記第2の絶縁膜が、シリコン窒化膜系で形成することを特徴とする。
【0069】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記第1の絶縁膜が、シリコン酸化膜系で形成することを特徴とする。
【0070】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記コンタクトホールにより露出した基板領域に導電性不純物を注入して導電性不純物領域を形成するステップをさらに含むことを特徴とする。
【0071】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記第1の絶縁膜が、120Å〜250Åの厚さに形成することを特徴とする。
【0072】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記スペーサが、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜とが積層された形態で形成されることを特徴とする。
【0073】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記スペーサを形成する工程が、CxFy(x、yは、1ないし10)、CHF3、Ar、O2及びCOのうち、少なくとも1つを用いたガスでエッチング工程を行うことを特徴とする。
【0074】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記コンタクトホールを形成するステップが、CxFy(x、yは、1ないし10)ガスを用いてエッチング工程を行うことを特徴とする。
【0075】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記CxFy系のガスが、C4F6、C5F8、C4F8、C3F3のグループのうち、少なくとも1つをエッチングガスとして使用することを特徴とする。
【0076】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記ゲートスペーサ用の補助絶縁膜が、前記基板に注入された不純物の拡散を防止する役割をすることを特徴とする。
【0077】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記ゲートスペーサ用の補助絶縁膜が、シリコン窒化膜系で形成することを特徴とする。
【0078】
また、前記半導体装置の製造方法は、前記ゲートスペーサ用の補助絶縁膜が、50Å〜150Åの範囲に形成することを特徴とする。
【発明の効果】
【0079】
本発明は、ゲートスペーサをバッファ酸化膜/ゲートスペーサ窒化膜の2重構造で形成してから、ランディングプラグコンタクトエッチングを行った後、セルスペーサ窒化膜を蒸着することにより、コンタクトホール内部の縦横比を改善して蒸着マージンを向上させることができる。
【0080】
また、縦横比の減少により酸化膜自己整列コンタクトレシピーのオープンマージンが大きく増加するようになって、80?以下のデバイスでも十分なオープンマージンを確保することができる。
【0081】
なお、縦横比の減少により層間絶縁膜のギャップフィルマージンを改善できる効果を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0082】
以下、添付された図面を参照して本発明の好ましい実施形態をさらに詳細に説明する。
【0083】
(第1実施形態)
【0084】
図2Aないし図2Cは、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示した工程断面図である。
【0085】
図2Aに示すように、半導体基板21上にゲート絶縁膜22、ゲート電極膜23及びゲートハードマスク24の順に積層されたゲートパターンを形成する。
【0086】
ゲートパターンの形成方法は、まず、半導体基板21上にゲート絶縁膜22を形成する。ゲート絶縁膜22上にゲート電極膜23及びゲートハードマスク24を順に蒸着する。次いで、ゲートハードマスク24上にゲート電極をパターニングするためのフォトレジストパターン(図示せず)を形成する。フォトレジストパターンをエッチングマスクとしてゲートハードマスク24をエッチングし、フォトレジストパターンを除去する。次に、ゲートハードマスク24をエッチングマスクとして用いてゲート電極膜23及びゲート絶縁膜22を一度のエッチング工程でパターニングする。
【0087】
次いで、ゲートパターンをイオン注入バリアとし、高濃度イオン注入を行って、ソース/ドレイン領域28を形成する。
【0088】
続いて、ゲートパターンを含む全面にゲートパターンの側壁スペーサとして使用されるバッファ酸化膜25とゲートスペーサ用の窒化膜26とをゲートパターンの形状に沿って順に蒸着する。
【0089】
この時、ゲートスペーサ用の窒化膜26の場合、後続工程におけるエッチング停止膜の役割と、下端のLDD領域28Aの形成を考慮して厚さを決める。ここでは、50Å〜250Åの厚さ範囲に形成し、特に、80〜120Åにすることが好ましい。
【0090】
次に、ゲートパターンをイオン注入バリアとし、LDDイオン注入を行って、LDD領域28Aを形成する。
【0091】
次いで、ゲートパターンが埋め込まれるように、酸化膜系の層間絶縁膜29を蒸着する。層間絶縁膜29は、酸化膜系の絶縁膜を利用する。例えば、BSG(Boro-Silicate-Glass)膜、BPSG(Boro-Phospho-Silicate-Glass)膜、PSG(Phospho-Silicate-Glass)膜、TEOS(Tetra-Ethyl-Ortho-Silicate)膜、HDP(High Density Plasma)酸化膜、SOG(Spin On Glass)膜、またはAPL(Advanced Planarization Layer)膜などを利用し、酸化膜系以外に無機系または有機系の低誘電率膜を利用することができる。
【0092】
次に、層間絶縁膜29上にゲートパターンとゲートパターンとの間にコンタクトホールを形成するためのマスクパターンとしてフォトレジストパターン(図示せず)を形成する。この時、形成されるコンタクトホールは、セルフアラインコンタクトホールの形状で形成されるため、フォトレジストパターンが形成されるコンタクトホールよりさらに大きい幅を有して形成される。
【0093】
次いで、フォトレジストパターンをエッチングバリアとして用い、層間絶縁膜29を選択的に除去して、コンタクトホール31を形成する。層間絶縁膜29のエッチングは、酸化膜(oxide)と窒化膜(nitride)の選択比が発生する特徴を利用するが、C4F6、C5F8、C4F8、C3F3のようなCxFy系のケミカルをエッチングガスとして使用してエッチングを行う。この時、ゲートパターン上に形成されたゲートスペーサ用の窒化膜26がエッチング停止膜の役割をするようになる。図示したように、ゲートパターン上に形成されたゲートスペーサ用の窒化膜がコンタクトホール工程後に一部露出している。フォトレジストパターンがコンタクトホール31よりさらに大きい幅を有して形成されても、エッチング停止膜の役割をするゲートパターン上に形成されたゲートスペーサ用の窒化膜26により、所望の幅のコンタクトホールを形成できるようになる。
【0094】
ここで、ゲートスペーサ窒化膜26が、一度の工程で1つの膜から形成された状態でコンタクトホール形成工程を行うため、ゲートパターンとゲートパターンとの間の間隔が実質的にさらに広い状態でコンタクトホール形成工程を行うこととなる。したがって、より余裕のあるマージンを有して工程を行うことができる。すなわち、従来の技術よりゲートパターン間の間隔は、ゲートスペーサ用の窒化膜の厚さの2倍だけ増加するようになる。
【0095】
ここで、第1の窒化膜上に補助窒化膜(図示せず)を形成する工程を追加することができる。この時、追加される補助窒化膜は、第1の窒化膜や後続工程で第1の窒化膜上に形成される第2の窒化膜よりは薄く形成する。その範囲は、50Å〜150Åの範囲が好ましい。この時、補助窒化膜は、層間絶縁膜29としてBPSG膜などを使用する場合、ソース/ドレインに注入された不純物、例えば、ホウ素(Boron)等が熱工程等により基板21内に拡散することを防止する役割を強化するために形成した膜である。
【0096】
図2Bに示すように、コンタクトホールの形状に沿ってゲートスペーサ用の第2の窒化膜30を蒸着する。
【0097】
ここで、ゲートスペーサ用の第2の窒化膜30の厚さを決める最初の基準は、エッチングバリアとして使用されてから残っているゲートスペーサ用の第1の窒化膜26の厚さとゲートスペーサ用の第2の窒化膜30の厚さとを合せた厚さが、後続コンタクトプラグ工程でゲートパターンが露出しないような程度を考慮して決められる。
【0098】
また、ゲートスペーサ用の第2の窒化膜30の厚さを決める2番目の基準は、エッチングバリアとして使用されてから残っているゲートスペーサ用の第1の窒化膜26の厚さとゲートスペーサ用の第2の窒化膜30の厚さとを合せた厚さが、ゲートパターンが含まれるMOSトランジスタの漏れ電流特性に応じて、その厚さが決められる。上記の2種類の場合を適切に考慮して、ゲートスペーサ用の第2の窒化膜30の厚さを決めればよい。
【0099】
次いで、図2Cに示すように、エッチング工程を行ってコンタクトホールの底にあるゲートスペーサ用の第1の窒化膜26と第2の窒化膜30とバッファ酸化膜25を除去する。したがって、ゲートパターンの側壁にはゲートスペーサ用の第2の窒化膜30A/ゲートスペーサ用の窒化膜26A/バッファ酸化膜25Aから形成されたゲートスペーサが完成する。その後、第2のコンタクトホール32をオープンする。
【0100】
以上から説明したように、まず、ゲートパターンのスペーサを酸化膜/窒化膜の2重構造で形成し、ゲートパターン間のコンタクトホールを形成した後、スペーサ窒化膜を形成することによって、コンタクトホールを形成する時、ゲートパターン間の間隔が増加するようになる。これは、コンタクトホール内部の縦横比が大幅改善されて後続工程がより容易に行えるようにする。
【0101】
すなわち、ゲートパターン間のコンタクトホールにおける縦横比の減少によりゲートパターン間のコンタクトホールのオープンマージンが大きく増加するようになる。また、縦横比の減少によりゲートパターン間のコンタクトホールを層間絶縁膜で埋め込む時にもギャップフィルマージンが増加する。
【0102】
これは、本発明によって80?以下級の半導体工程技術の半導体装置でも十分にゲートパターン間のコンタクトホールを安定に形成できるようになることを意味する。
【0103】
本発明は、半導体装置の種類と関係なく、ゲートパターンの側壁スペーサとして、シリコン酸化膜/シリコン窒化膜が積層された形状のスペーサを使用するあらゆる半導体装置に採用可能である。
【0104】
(第2実施形態)
【0105】
図3Aないし図3Eは、本発明の好ましい第2実施形態に係る半導体装置の
【0106】
製造方法を示す図である。ここで、図3Aないし図3Eに示された参照符号のうち、互いに同じ参照符号は同じ機能を行う同一要素である。
【0107】
図3Aに示すように、第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法は、素子分離膜(図示せず)とウェル(図示せず)などが形成された半導体基板110上にゲート絶縁膜111、ゲート電極層112及びゲートハードマスク113が積層されたゲートパターン114を形成する。この時、ゲート絶縁膜111は、シリコン酸化膜などの通常の酸化膜系の物質を利用する。ゲート電極層112は、導電性ポリシリコン、タングステン(W)、タングステン窒化膜(WN)及びタングステンシリサイド(WSix)(xは、自然数)の中から選択されたいずれか1つの物質またはこれらの組合せ形態を利用して形成する。また、ゲートハードマスク113は、後続工程でゲートパターンとゲートパターンとの間にコンタクトプラグを形成するためのエッチング工程時、ゲート電極層を保護するための膜である。
【0108】
したがって、ゲートパターンとゲートパターンとの間にコンタクトプラグを形成するために、窒化膜のエッチング選択性と異なる物質を使用する。
【0109】
例えば、絶縁膜として酸化膜系を使用する場合には、ゲートハードマスク113には、シリコン窒化膜(SiN)またはシリコン酸化窒化膜(SiON)などの窒化膜系の物質を使用する。また、絶縁膜としてポリマー系の低誘電膜を使用する場合には、ゲートハードマスク113には、酸化膜系の物質を使用する。
【0110】
次いで、イオン注入工程を行ってゲートパターンとゲートパターンとの間に隣接する基板領域にソース/ドレイン接合領域(図示せず)を形成する。
【0111】
次に、ゲートパターン114を含む全体構造上部の段差に沿って選択的酸化膜(図示せず)とバッファ酸化膜115とを形成する。次いで、バッファ酸化膜115上部の段差に沿ってゲートスペーサ用の第1の窒化膜116を蒸着する。この時、ゲートスペーサ用の第1の窒化膜116は、50Åないし250Åの厚さの範囲に蒸着し、特に、120Å〜250Åの範囲に形成することが好ましい。
【0112】
次いで、ゲートスペーサ用の第1の窒化膜116上にフォトレジスト(図示せず)を塗布した後、フォトマスク(図示せず)を利用した露光及び現像工程を行って、フォトレジストパターン117を形成する。
【0113】
続いて、フォトレジストパターン117をエッチングマスクとして用いたエッチング工程118を行って、ゲートパターン114とゲートパターンとの間の第1の窒化膜116及びバッファ酸化膜115を除去する。その結果、ゲートパターン114間の基板110を露出させる領域119が形成される。前述したように、露出する基板領域には、ソース/ドレイン接合領域が形成されている。ここで、エッチング工程118は、CxFy(x、yは、1ないし10)、CHF3、Ar、O2及びCOのうち、少なくとも1つを選択して行う。
【0114】
ここで、第1の窒化膜115上に補助窒化膜(図示せず)を形成する工程を追加することができる。この時、追加される補助窒化膜は、第1の窒化膜115や後続工程で第1の窒化膜115上に形成される窒化膜よりは薄く形成する。その範囲は、50Å〜150Åの範囲に形成し、特に、80Å〜120Åが好ましい。この時、補助窒化膜は、後続工程で形成される層間絶縁膜としてBPSG膜などを使用する場合、ソース/ドレインに注入された不純物、例えば、ホウ素(Boron)等が熱工程等により基板110内に拡散することを防止する役割を強化するために形成した膜である。すなわち、ここで、補助窒化膜が補助スペーサの役割をするようになる。
【0115】
続けて、図3Bに示すように、ストリップ工程を行って、フォトレジストパターン117を除去する。次いで、ゲートパターン114が埋め込まれるように、層間絶縁膜120を蒸着する。ここでは、層間絶縁膜120は、シリコン酸化膜系の物質で形成する。例えば、層間絶縁膜120は、HDP(High Density Plasma)酸化膜、BPSG(Boro Phosphorus Silicate Glass)膜、PSG(Phosphorus Silicate Glass)膜、PETEOS(Plasma Enhanced Tetra Ethyle Ortho Silicate)膜、PECVD(Plasma Enhanced Chemical Vapor Deposition)膜、USG(Un-doped Silicate Glass)膜、FSG(Fluorinated Silicate Glass)膜、CDO(Carbon Doped Oxide)膜及びOSG(Organic Silicate Glass)膜、またはこれらが積層された積層膜のうち、少なくとも1つを選択して形成する。
【0116】
次いで、図3Cに示すように、層間絶縁膜120上にフォトレジスト(図示せず)を塗布する。フォトマスク(図示せず)を用いた露光及び現像工程を行って、フォトレジストパターン121を形成する。
【0117】
次に、フォトレジストパターン121をエッチングマスクとして用い、エッチング工程122を行って、ゲートパターンとゲートパターンとの間に基板が露出するように層間絶縁膜120をエッチングする。その結果、ゲートパターン114間の基板110に形成されたソース/ドレイン接合領域(図示せず)を露出させるコンタクトホール123を形成する。ここで、エッチング工程122は、CxFy(x、yは、1ないし10)ガスを用いて行う。望ましくは、CxFy系のC4F6、C5F8、C4F8、C3F3のグループのうち、少なくとも1つをエッチングガスとして使用して前記コンタクトホールを形成する。この工程において、第1の絶縁膜がゲートパターンを保護する役割をするようになる。
【0118】
また、ここでのエッチング工程122は、ハードマスクパターンを利用することもできる。例えば、フォトレジストパターンを通して窒化膜、アモルファスカーボン及びポリシリコンのうち、いずれか1つからなるハードマスクパターン(図示せず)を形成し、ストリップ工程を通してフォトレジストパターンを除去し、残留するハードマスクパターンをエッチングマスクとして用いたエッチング工程を行うようになる。
【0119】
次いで、図3Dに示すように、ストリップ工程を行ってフォトレジストパターン121を除去する。コンタクトホール123を含む層間絶縁膜120上部の段差に沿ってゲートスペーサ用の第2の窒化膜125を蒸着する。次いで、CMP(Chemical Mechanical Polishing)工程を行って第2の窒化膜125がコンタクトホールの内部のみに残るようにする。これにより、コンタクトホール123の内壁に沿って第2の窒化膜125が形成される。
【0120】
ここで、ゲートスペーサ用の第2の窒化膜を形成する所定の厚さを決める最初の基準には、ゲートスペーサ用の第1の窒化膜116の残留厚さとゲートスペーサ用の第2の窒化膜125の厚さとを合せた厚さが、後続コンタクトプラグ工程でゲートパターン114が露出しないように、その厚さが決められる。また、ゲートスペーサ用の第2の窒化膜を形成する所定の厚さを決める2番目の基準は、残っているゲートスペーサ用の第1の窒化膜の厚さと前記ゲートスペーサ用の第2の窒化膜の厚さとを合せた厚さが、ゲートパターン114を含むMOSトランジスタの漏れ電流特性に応じて、その厚さが決められる。ゲートスペーサ用の第2の窒化膜の厚さは、上記の2種類の基準を考慮して適切に決められる。
【0121】
次いで、図3Eに示すように、エッチバック(etch back)工程を行って、コンタクトホールの底にあるゲートスペーサ用の第2の窒化膜125を除去する。これにより、ゲートパターンなどの間の基板領域を露出させるコンタクトホール127が形成される。次いで、図示しないが、コンタクトホール127が埋め込まれるように、導電物質を埋め込んでコンタクトプラグを形成する。
【0122】
図4は、本発明の好ましい実施形態に係るランディングプラグコンタクト形成工程によって形成されたコンタクトホールの面積を示した電子顕微鏡写真である。
【0123】
図4に示すように、本発明の好ましい実施形態によって最終的に形成されるコンタクトホール(W2)は、53?であって、前述した従来の技術における最終コンタクトホールの24?より29?が増加されることがわかる。これにより、コンタクトホールの縦横比もまた増加される。上述した従来の技術におけるコンタクトホールの内部縦横比は、16.3:1に達するに対して、本発明の好ましい実施形態におけるコンタクトホールの内部縦横比は、8.6:1となる。
【0124】
本発明の好ましい実施形態によれば、スペーサ用の第1の窒化膜を蒸着した後、ソース/ドレイン接合領域を露出させるコンタクトホールを形成する。次いで、コンタクトホールが埋め込まれる層間絶縁膜を蒸着する。これにより、コンタクトホールの形成のためのマージンが増加されて、コンタクトホールが同じ工程技術においても従来よりさらに広く形成される。これは、層間絶縁膜のギャップフィルマージンが確保されることを意味する。
【0125】
すなわち、前述した従来の技術では、ゲートパターンが形成された全体構造上にゲートスペーサ用の第1の窒化膜及びゲートスペーサ用の第2の窒化膜などを蒸着した後、層間絶縁膜を蒸着した。それにより、ゲートパターン間の間隔が十分でなく、層間絶縁膜のギャップフィルマージンが減少した。しかし、本発明の好ましい実施形態では、ゲートスペーサ用の第1の窒化膜だけをまず蒸着した後、層間絶縁膜を蒸着する。これにより、ゲートパターン間の間隔が相対的に広くなって、層間絶縁膜のギャップフィルマージンを確保できるようになり、コンタクトホール内部の縦横比を減少させ得るということを意味する。したがって、コンタクトノットオープン現象が発生しやすいという問題点を解決できる。
【0126】
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明に係る技術的思想から逸脱しない範囲内で様々な変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に属する。
【図面の簡単な説明】
【0127】
【図1】従来の技術に係る半導体装置の製造方法を示した断面図である。
【図2A】本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示した工程断面図である。
【図2B】本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示した工程断面図である。
【図2C】本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示した工程断面図である。
【図3A】本発明の好ましい第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示した工程断面図である。
【図3B】本発明の好ましい第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示した工程断面図である。
【図3C】本発明の好ましい第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示した工程断面図である。
【図3D】本発明の好ましい第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示した工程断面図である。
【図3E】本発明の好ましい第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示した工程断面図である。
【図4】本発明の好ましい第2の実施形態に係るランディングプラグコンタクト形成工程によって形成されたコンタクトホールの面積を示したSEM写真である。
【符号の説明】
【0128】
21 半導体基板
22 ゲート絶縁膜
23 ゲート電極膜
24 ゲートハードマスク窒化膜
25 ゲート側壁スペーサ用のバッファ酸化膜
26 ゲートスペーサ用の第1の窒化膜
28 ソース/ドレイン領域
28A LDD領域
29 層間絶縁膜
30 ゲートスペーサ用の第2の窒化膜
31 コンタクトホール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板上に、少なくとも2個以上のゲートパターンを形成するステップと、
該ゲートパターンが形成された基板上にゲートスペーサ用の第1の絶縁膜を形成するステップと、
該第1の絶縁膜上に前記ゲートパターンが埋め込まれるように第2の絶縁膜を形成するステップと、
前記ゲートパターンの間に埋め込まれた前記第2の絶縁膜を選択的に除去して、前記ゲートスペーサ用の第1の絶縁膜を露出させるコンタクトホールを形成するステップと、
該コンタクトホールにより露出した前記ゲートスペーサ用の第1の絶縁膜上にゲートスペーサ用の第3の絶縁膜を形成するステップと、
前記基板が露出するようにするために、前記コンタクトホールの底に形成された前記第1の絶縁膜及び第3の絶縁膜を選択的に除去するステップと
を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項2】
後続コンタクトプラグ工程において前記第1のゲートパターン及び第2のゲートパターンが露出しないようにするために、前記ゲートスペーサ用の第1の絶縁膜の厚さと前記ゲートスペーサ用の第2の絶縁膜の厚さとを合せた厚さが決められることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項3】
前記第1のゲートパターンと前記第2のゲートパターンとを含むMOSトランジスタの漏れ電流特性に応じて、前記ゲートスペーサ用の第1の絶縁膜の厚さと前記ゲートスペーサ用の第2の絶縁膜の厚さとを合せた厚さが決められることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項4】
前記第2の絶縁膜を選択的に除去してコンタクトホールを形成する工程は、
前記第2の絶縁膜上に前記コンタクトホールよりさらに大きい幅を有する感光膜パターンを形成するステップと、
該感光膜パターンをエッチングマスクとして、前記コンタクトホールを形成するステップと
を含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項5】
前記第1の絶縁膜及び第3の絶縁膜は、
シリコン窒化膜系で形成することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項6】
前記第2の絶縁膜は、
シリコン酸化膜系で形成することを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項7】
前記コンタクトホールにより露出した基板に導電性不純物を注入して導電性不純物領域を形成するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項8】
前記第1の絶縁膜は、
50Å〜250Åの厚さに形成することを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項9】
前記コンタクトホールを形成するステップは、
CxFy(x、yは、1ないし10の間の数)系のガスを用いて形成することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項10】
前記コンタクトホールを形成するステップは、
CxFy系のC4F6、C5F8、C4F8、C3F3のグループのうち、少なくとも1つをエッチングガスとして使用して、前記コンタクトホールを形成することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項11】
前記第1の絶縁膜は、
シリコン酸化膜とシリコン窒化膜とが積層された形態で形成されることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項12】
基板上に、少なくとも2個以上のゲートパターンを形成するステップと、
該ゲートパターンの側壁に第1のスペーサを形成するステップと、
前記ゲートパターン上に第1の絶縁膜を形成するステップと、
該第1の絶縁膜を選択的に除去して、前記第1のゲートパターン及び前記第2のゲートパターンの間の基板領域が露出するコンタクトホールを形成するステップと、
該コンタクトホールの底に露出した基板領域と前記コンタクトホールの側壁に露出した前記第1のスペーサ上とにゲートスペーサ用の第2の絶縁膜を所定の厚さに形成するステップと、
前記基板が露出するようにするために、前記コンタクトホールの底に形成された前記第2の絶縁膜を選択的に除去して、前記第1のスペーサ上に第2のスペーサを形成させるステップと
を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項13】
後続コンタクトプラグ工程において前記第1のゲートパターン及び第2のゲートパターンが露出しないように、前記第1のスペーサの厚さと前記ゲートスペーサ用の第2の絶縁膜の厚さとを合せた厚さが決められることを特徴とする請求項12に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項14】
前記第1のゲートパターンと前記第2のゲートパターンとを含むMOSトランジスタの漏れ電流特性に応じて、前記第1のスペーサの厚さと前記ゲートスペーサ用の第2の絶縁膜の厚さとを合せた厚さが決められることを特徴とする請求項12に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項15】
前記第2の絶縁膜を選択的に除去してコンタクトホールを形成する工程は、
前記第2の絶縁膜上に前記コンタクトホールよりさらに大きい幅を有する感光膜パターンを形成するステップと、
前記感光膜パターンをエッチングマスクとして、前記コンタクトホールを形成するステップと
を含むことを特徴とする請求項12に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項16】
前記第2の絶縁膜は、
シリコン窒化膜系で形成することを特徴とする請求項12に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項17】
前記第1の絶縁膜は、
シリコン酸化膜系で形成することを特徴とする請求項16に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項18】
前記コンタクトホールにより露出した基板領域に導電性不純物を注入して導電性不純物領域を形成するステップをさらに含むことを特徴とする請求項12に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項19】
前記第1の絶縁膜は、
50Å〜250Åの厚さに形成することを特徴とする請求項12に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項20】
前記第1のスペーサは、
シリコン酸化膜とシリコン窒化膜とが積層された形状で形成されることを特徴とする請求項12に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項21】
前記第1のスペーサを形成する工程は、CxFy(x、yは、1ないし10)、CHF3、Ar、O2及びCOのうち、少なくとも1つを用いたガスでエッチング工程を行うことを特徴とする請求項12に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項22】
前記コンタクトホールを形成するステップは、CxFy(x、yは、1ないし10)ガスを用いてエッチング工程を行うことを特徴とする請求項12に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項23】
前記CxFy系のガスは、C4F6、C5F8、C4F8、C3F3のグループのうち1つをエッチングガスとして使用することを特徴とする請求項22に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項24】
基板上に、少なくとも2個以上のゲートパターンを形成するステップと、
該ゲートパターンが形成された基板上にゲートスペーサ用の第1の絶縁膜を形成するステップと、
該ゲートスペーサ用の第1の絶縁膜上にゲートスペーサ用の補助絶縁膜を形成するステップと、
前記ゲートスペーサ用の補助絶縁膜上に前記ゲートパターンが埋め込まれるように第2の絶縁膜を形成するステップと、
前記ゲートパターン間に埋め込まれた前記第2の絶縁膜を選択的に除去して、前記ゲートスペーサ用の補助絶縁膜を露出させるコンタクトホールを形成するステップと、
該コンタクトホールにより露出した前記ゲートスペーサ用の補助絶縁膜上にゲートスペーサ用の第3の絶縁膜を所定の厚さに形成するステップと、
前記基板が露出するようにするために、前記コンタクトホールの底に形成された前記第1の絶縁膜、前記補助絶縁膜及び第3の絶縁膜を選択的に除去するステップと
を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項25】
後続コンタクトプラグ工程において前記第1のゲートパターン及び第2のゲートパターンが露出しないように、前記ゲートスペーサ用の第1の絶縁膜の厚さと前記ゲートスペーサ用の第2の絶縁膜の厚さとを合せた厚さが決められることを特徴とする請求項24に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項26】
前記第1のゲートパターンと前記第2のゲートパターンとを含むMOSトランジスタの漏れ電流特性に応じて、前記ゲートスペーサ用の第1の絶縁膜の厚さと前記ゲートスペーサ用の第2の絶縁膜の厚さとを合せた厚さが決められることを特徴とする請求項24に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項27】
前記第2の絶縁膜を選択的に除去してコンタクトホールを形成する工程は、
前記第2の絶縁膜上に前記コンタクトホールよりさらに大きい幅を有する感光膜パターンを形成するステップと、
前記感光膜パターンをエッチングマスクとして、前記コンタクトホールを形成するステップと
を含むことを特徴とする請求項24に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項28】
前記第1の絶縁膜及び第3の絶縁膜は、
シリコン窒化膜系で形成することを特徴とする請求項24に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項29】
前記第2の絶縁膜は、
シリコン酸化膜系で形成することを特徴とする請求項24に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項30】
前記コンタクトホールにより露出した基板に導電性不純物を注入して導電性不純物領域を形成するステップをさらに含むことを特徴とする請求項24に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項31】
前記第1の絶縁膜は、
50Å〜250Åの厚さに形成することを特徴とする請求項24に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項32】
前記コンタクトホールを形成するステップは、
CxFy(x、yは、1ないし10の間の数)系のエッチングガスを使用することを特徴とする請求項24に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項33】
前記コンタクトホールを形成するステップは、
前記CxFy系のC4F6、C5F8、C4F8、C3F3のグループのうち1つをエッチングガスとして使用して前記コンタクトホールを形成することを特徴とする請求項24に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項34】
前記第1の絶縁膜は、
シリコン酸化膜とシリコン窒化膜とが積層された形態で形成されることを特徴とする請求項24に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項35】
前記ゲートスペーサ用の補助絶縁膜は、
前記基板に注入された不純物の拡散を防止する役割をすることを特徴とする請求項24に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項36】
前記ゲートスペーサ用の補助絶縁膜は、シリコン窒化膜系で形成することを特徴とする請求項35に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項37】
前記ゲートスペーサ用の補助絶縁膜は、
50Å〜150Åの範囲に形成することを特徴とする請求項30に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項38】
基板上に、少なくとも2個以上のゲートパターンを形成するステップと、
該ゲートパターンの側壁に第1のスペーサを形成するステップと、
該第1のスペーサ上に補助スペーサを形成するステップと、
前記第1のゲートパターン及び第2のゲートパターンが埋め込まれるように第1の絶縁膜を形成するステップと、
該第1の絶縁膜を選択的に除去して前記第1のゲートパターンと前記第2のゲートパターンとの間の基板領域を露出させるコンタクトホールを形成するステップと、
該コンタクトホールの底に露出した基板領域と前記コンタクトホールの側壁に露出した前記補助スペーサ上とにゲートスペーサ用の第2の絶縁膜を所定の厚さに形成するステップと、
前記基板が露出するようにするために、前記コンタクトホールの底に形成された前記第2の絶縁膜を選択的に除去して、前記補助スペーサ上に第2のスペーサを形成させるステップと
を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項39】
後続コンタクトプラグ工程において前記ゲートパターンが露出しないように、前記第1のゲートスペーサの厚さと前記ゲートスペーサ用の第1の絶縁膜の厚さとを合せた厚さが決められることを特徴とする請求項38に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項40】
前記第1のゲートパターンを含むMOSトランジスタの漏れ電流特性に応じて、前記第1のゲートスペーサの厚さと前記ゲートスペーサ用の第1の絶縁膜の厚さとを合せた厚さが決められることを特徴とする請求項38に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項41】
前記第1の絶縁膜を選択的に除去してコンタクトホールを形成する工程は、
前記第1の絶縁膜上に前記コンタクトホールよりさらに大きい幅を有する感光膜パターンを形成するステップと、
該感光膜パターンをエッチングマスクとして、前記コンタクトホールを形成するステップと
を含むことを特徴とする請求項38に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項42】
前記第2の絶縁膜は、
シリコン窒化膜系で形成することを特徴とする請求項38に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項43】
前記第1の絶縁膜は、
シリコン酸化膜系で形成することを特徴とする請求項38に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項44】
前記コンタクトホールにより露出した基板領域に導電性不純物を注入して導電性不純物領域を形成するステップをさらに含むことを特徴とする請求項38に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項45】
前記第1の絶縁膜は、
120Å〜250Åの厚さに形成することを特徴とする請求項38に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項46】
前記スペーサは、
シリコン酸化膜とシリコン窒化膜とが積層された形態で形成されることを特徴とする請求項38に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項47】
前記スペーサを形成する工程は、CxFy(x、yは、1ないし10)、CHF3、Ar、O2及びCOのうち、少なくとも1つを用いたガスでエッチング工程を行うことを特徴とする請求項38に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項48】
前記コンタクトホールを形成するステップは、CxFy(x、yは、1ないし10)ガスを用いてエッチング工程を行うことを特徴とする請求項38に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項49】
前記CxFy系のガスは、C4F6、C5F8、C4F8、C3F3のグループのうち、少なくとも1つをエッチングガスとして使用することを特徴とする請求項42に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項50】
前記ゲートスペーサ用の補助絶縁膜は、
前記基板に注入された不純物の拡散を防止する役割をすることを特徴とする請求項38に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項51】
前記ゲートスペーサ用の補助絶縁膜は、
シリコン窒化膜系で形成することを特徴とする請求項44に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項52】
前記ゲートスペーサ用の補助絶縁膜は、
50Å〜150Åの範囲に形成することを特徴とする請求項45に記載の半導体装置の製造方法。

【図1】
image rotate

【図2A】
image rotate

【図2B】
image rotate

【図2C】
image rotate

【図3A】
image rotate

【図3B】
image rotate

【図3C】
image rotate

【図3D】
image rotate

【図3E】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2006−245578(P2006−245578A)
【公開日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−51331(P2006−51331)
【出願日】平成18年2月27日(2006.2.27)
【出願人】(591024111)株式会社ハイニックスセミコンダクター (1,189)
【氏名又は名称原語表記】HYNIX SEMICONDUCTOR INC.
【住所又は居所原語表記】San 136−1,Ami−Ri,Bubal−Eup,Ichon−Shi,Kyoungki−Do,Korea
【Fターム(参考)】