眼の疾患及び障害を治療する化合物
化合物、その医薬組成物、前記化合物及び組成物を使用して加齢黄斑変性及びシュタルガルト病などの眼の疾患及び障害を治療する方法を提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物若しくは互変異性体、立体異性体、幾何異性体、又はその薬学的に許容される溶媒和物、水和物、塩、N−オキシド若しくはプロドラッグ
【化1】
[式中、
Zは、結合、−C(R1)(R2)−、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−、−X−C(R31)(R32)−、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−C(R36)(R37)−、−C(R38)(R39)−X−C(R31)(R32)−又は−X−C(R31)(R32)−C(R1)(R2)−であり、
Xは、−O−、−S−、−S(=O)−、−S(=O)2−、−N(R30)−、−C(=O)−、−C(=CH2)−、−C(=N−NR35)−又は−C(=N−OR35)−であり、
Gは、−N(R42)−SO2−R40、−N(R42)C(=O)−R40、−N(R42)C(=O)−OR40、−N(R42)−C(R42)(R42)−R40、−N(R42)−C(=O)−N(R43)(R43)又は−N(R42)−C(=S)−N(R43)(R43)から選択され、
R40は、−C(R16)(R17)(R18)、アリール又はヘテロアリールから選択され、
各R42は、水素、アルキル又はアリールから独立に選択され、
各R43は、水素、アルキル、シクロアルキル、アラルキル、アルケニル、アルキニル、C結合ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールから独立に選択され、或いは2つのR43基は、それらが結合している窒素と一緒になって、ヘテロシクリルを形成していてもよく、
R1及びR2は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR1及びR2は一緒になって、オキソを形成しており、
R31及びR32は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、
R38及びR39は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、
R36及びR37は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR36及びR37は一緒になって、オキソを形成しており、或いは場合により、R36及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合をつくり、或いは場合により、R36及びR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R37及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合をつくり、
R3及びR4は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はC結合ヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択され、或いはR3及びR4は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリル又はヘテロシクリルを形成しており、或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており、
R7及びR8は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R13、SO2R13、CO2R13又はSO2NR24R25からそれぞれ独立に選択され、或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
R9及びR10は、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され、或いはR9及びR10はオキソを形成しており、或いは場合により、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合をつくり、或いは場合により、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R10及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合をつくり、
R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル、−C(=O)R23、−C(NH)NH2、SO2R23、CO2R23又はSO2NR28R29からそれぞれ独立に選択され、或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R13、R22及びR23は、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから独立に選択され、
R6、R19、R30、R34及びR35は、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり、
R20及びR21は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R22、SO2R22、CO2R22又はSO2NR26R27からそれぞれ独立に選択され、或いはR20及びR21は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R24、R25、R26、R27、R28及びR29は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はヘテロシクリルから独立に選択され、
R16及びR17は、水素、アルキル、ハロ、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアリールアルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、或いはR16及びR17は、それらが結合している炭素と一緒になって、カルボシクリル又は複素環を形成しており、
R18は、水素、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ又はフルオロアルキルから選択され、
各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され、nは、0、1、2、3又は4である]。
【請求項2】
Zが、結合、−C(R1)(R2)−、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−、−X−C(R31)(R32)−、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−C(R36)(R37)−又は−X−C(R31)(R32)−C(R1)(R2)−であり、
Xが、−O−、−S−、−S(=O)−、−S(=O)2−、−N(R30)−、−C(=O)−、−C(=CH2)−、−C(=N−NR35)−又は−C(=N−OR35)−であり、
R1及びR2が、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR1及びR2は一緒になって、オキソを形成しており、
R31及びR32が、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、
R36及びR37が、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR36及びR37は一緒になって、オキソを形成しており、
R3及びR4が、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はC結合ヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択され、或いはR3及びR4は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリル又はヘテロシクリルを形成しており、或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており、
R7及びR8が、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R13、SO2R13、CO2R13又はSO2NR24R25からそれぞれ独立に選択され、或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
R9及びR10が、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され、或いはR9及びR10はオキソを形成しており、
R11及びR12が、水素、アルキル、カルボシクリル、−C(=O)R23、SO2R23、CO2R23又はSO2NR28R29からそれぞれ独立に選択され、或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R13、R22及びR23が、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから独立に選択され、
R6、R19、R30、R34及びR35が、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり、
R20及びR21が、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R22、SO2R22、CO2R22又はSO2NR26R27からそれぞれ独立に選択され、或いはR20及びR21は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R24、R25、R26、R27、R28及びR29が、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はヘテロシクリルから独立に選択され、
各R33が、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され、nが、0、1、2、3又は4である、
請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
式(Ia)の構造を有する、請求項1に記載の化合物
【化2】
[式中、
Zは、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−又は−O−C(R31)(R32)−であり、
R1及びR2は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR1及びR2は一緒になって、オキソを形成しており、
R31及びR32は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、
R3及びR4は、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され、或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており、
R7及びR8は、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R13からそれぞれ独立に選択され、或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
R9及びR10は、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され、或いはR9及びR10は一緒になって、オキソを形成しており、或いは場合により、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合をつくり、或いは場合により、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R10及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合をつくり、
R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R23からそれぞれ独立に選択され、或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R13、R22及びR23は、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから独立に選択され、
R6、R19及びR34は、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり、
各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され、nは、0、1、2、3又は4であり、
R20及びR21は、水素、アルキル、カルボシクリル、−C(=O)R22からそれぞれ独立に選択され、或いはR20及びR21は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R24、R25、R26、R27、R28及びR29は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はヘテロシクリルから独立に選択される]。
【請求項4】
Zが、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−又は−O−C(R31)(R32)−であり、
R1及びR2が、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR1及びR2は一緒になって、オキソを形成しており、
R31及びR32が、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、
R3及びR4が、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され、或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており、
R7及びR8が、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R13からそれぞれ独立に選択され、或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
R9及びR10が、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され、或いはR9及びR10は一緒になって、オキソを形成しており、
R11及びR12が、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R23からそれぞれ独立に選択され、或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R13、R22及びR23が、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから独立に選択され、
R6、R19及びR34が、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり、
各R33が、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され、nが、0、1、2、3又は4であり、
R20及びR21が、水素、アルキル、カルボシクリル、−C(=O)R22からそれぞれ独立に選択され、或いはR20及びR21は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R24、R25、R26、R27、R28及びR29が、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はヘテロシクリルから独立に選択される、
請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
Gが、−N(R42)−SO2−R40から選択され、
R40が、−C(R16)(R17)(R18)、アリール又はヘテロアリールから選択される、
請求項3に記載の化合物。
【請求項6】
Gが、−N(R42)−SO2−R40から選択され、
R40が、−C(R16)(R17)(R18)、アリール又はヘテロアリールから選択される、
請求項4に記載の化合物。
【請求項7】
式(Ib)の構造を有する、請求項5に記載の化合物
【化3】
[式中、
Zは、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−又は−O−C(R31)(R32)−であり、
R40は−C(R16)(R17)(R18)から選択され、
R16及びR17は、水素、アルキル、ハロ、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアリールアルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、或いはR16及びR17は、それらが結合している炭素と一緒になって、カルボシクリル又は複素環を形成しており、
R18は、水素、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ又はフルオロアルキルから選択され、
R1及びR2は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR1及びR2は一緒になって、オキソを形成しており、
R31及びR32は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、
R3及びR4は、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され、或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており、
R7及びR8は、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R13からそれぞれ独立に選択され、或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
R9及びR10は、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され、或いはR9及びR10は一緒になって、オキソを形成しており、或いは場合により、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合をつくり、或いは場合により、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R10及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合をつくり、
R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R23からそれぞれ独立に選択され、或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R13、R22及びR23は、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから独立に選択され、
R6、R19及びR34は、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり、
各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され、nは、0、1、2、3又は4であり、
R20及びR21は、水素、アルキル、カルボシクリル、−C(=O)R22からそれぞれ独立に選択され、或いはR20及びR21は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R24、R25、R26、R27、R28及びR29は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はヘテロシクリルから独立に選択される]。
【請求項8】
R9及びR10が、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され、或いはR9及びR10は一緒になって、オキソを形成している、
請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
式(Ic)の構造を有する、請求項8に記載の化合物
【化4】
[式中、
R1及びR2は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR1及びR2は一緒になって、オキソを形成しており、
R3及びR4は、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され、或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており、
R7及びR8は、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R13からそれぞれ独立に選択され、或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
R9及びR10は、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され、或いはR9及びR10は一緒になって、オキソを形成しており、
R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R23からそれぞれ独立に選択され、或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R13、R22及びR23は、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから独立に選択され、
R6、R19及びR34は、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり、
R20及びR21は、水素、アルキル、カルボシクリル、−C(=O)R22からそれぞれ独立に選択され、或いはR20及びR21は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R24、R25、R26、R27、R28及びR29は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はヘテロシクリルから独立に選択され、
R16及びR17は、水素、C1〜C13アルキル、ハロ又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、或いはR16及びR17は、それらが結合している炭素と一緒になって、カルボシクリル又は複素環を形成しており、
各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され、nは、0、1、2、3又は4であり、
R18は、水素、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ又はフルオロアルキルから選択される]。
【請求項10】
nが0であり、R11及びR12のそれぞれが水素である、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
R3、R4、R14及びR15のそれぞれが水素である、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
R1及びR2が、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル又は−OR6からそれぞれ独立に選択され、
R9及びR10が、水素、ハロゲン、アルキル又は−OR19からそれぞれ独立に選択され、或いはR9及びR10は一緒になって、オキソを形成しており、
R6及びR19が、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり、
R16及びR17が、それらが結合している炭素と一緒になって、カルボシクリル又は複素環を形成しており、
R18が、水素、アルコキシ又はヒドロキシから選択される、
請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
R16及びR17が、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチルを形成しており、R18が水素又はヒドロキシである、請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
R11が水素であり、R12が−C(=O)R23であり、ここで、R23はアルキルである、請求項9に記載の化合物。
【請求項15】
R1及びR2が、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル又は−OR6からそれぞれ独立に選択され、
R9及びR10が、水素、ハロゲン、アルキル又は−OR19からそれぞれ独立に選択され、或いはR9及びR10は一緒になって、オキソを形成しており、
R6及びR19が、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され、
R16及びR17が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリルを形成しており、
R18が、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである、
請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
nが0であり、
R16及びR17が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロペンチル、シクロヘキシル又はシクロヘキシルを形成しており、
R18が水素又はヒドロキシである、
請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
R1及びR2が、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル又は−OR6からそれぞれ独立に選択され、
R9及びR10が、水素、ハロゲン、アルキル又は−OR19からそれぞれ独立に選択され、或いはR9及びR10は一緒になって、オキソを形成しており、
R6及びR19が、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり、
R16及びR17が、C1〜C13アルキルから独立に選択され、
R18が、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである、
請求項11に記載の化合物。
【請求項18】
式(Id)の構造を有する、請求項8に記載の化合物
【化5】
[式中、
R31及びR32は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、
R3及びR4は、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され、或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており、
R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R23からそれぞれ独立に選択され、或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
R23は、アルキル、アルケニル、アリール、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから選択され、
R14及びR15は、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され、
R16及びR17は、水素、C1〜C13アルキル、ハロ又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、或いはR16及びR17は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリル又は複素環を形成しており、
R18は、水素、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ又はフルオロアルキルから選択され、
R34は、水素又はアルキルであり、
各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され、nは、0、1、2、3又は4である]。
【請求項19】
nが0であり、R11及びR12のそれぞれが水素である、請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
各R3、R4、R14及びR15が水素である、請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
R31及びR32が、それぞれ独立に、水素又はC1〜C5アルキルであり、
R16及びR17が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリルを形成しており、
R18が、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである、
請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
R16及びR17が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチルを形成しており、R18が水素又はヒドロキシである、請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
R31及びR32が、水素又はC1〜C5アルキルからそれぞれ独立に選択され、R18が、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである、請求項20に記載の化合物。
【請求項24】
R31及びR32が、それぞれ独立に、水素又はC1〜C5アルキルであり、
R6及びR19が、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり、
R16及びR17が、C1〜C13アルキルから独立に選択され、
R18が、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである、
請求項20に記載の化合物。
【請求項25】
Zが、結合、−X−C(R31)(R32)−又は−X−C(R31)(R32)−C(R1)(R2)−であり、
Xが、−S−、−S(=O)−、−S(=O)2−、−N(R30)−、−C(=O)−、−C(=CH2)−、−C(=N−NR35)−又は−C(=N−OR35)−である、
請求項1に記載の化合物。
【請求項26】
Gが、−N(R42)−SO2−R40から選択され、
R40が、−C(R16)(R17)(R18)、アリール又はヘテロアリールから選択される、
請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
式(Ie)の構造を有する、請求項26に記載の化合物
【化6】
[式中、
Xは、−S−、−S(=O)−、−S(=O)2−、−N(R30)−、−C(=O)−、−C(=CH2)−、−C(=N−NR35)−又は−C(=N−OR35)−であり、
R31及びR32は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、
R3及びR4は、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され、或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており、
R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R23からそれぞれ独立に選択され、或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
R23は、アルキル、アルケニル、アリール、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから選択され、
R16及びR17は、水素、C1〜C13アルキル、ハロ又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、或いはR16及びR17は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリル又は複素環を形成しており、
R30、R34及びR35は、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり、
R18は、水素、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ又はフルオロアルキルから選択され、
各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され、nは、0、1、2、3又は4である]。
【請求項28】
nが0であり、各R11及びR12が水素である、請求項27に記載の化合物。
【請求項29】
各R3、R4、R14及びR15が水素である、請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
R31及びR32が、それぞれ独立に、水素又はC1〜C5アルキルであり、
R16及びR17が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリル又は複素環を形成しており、
R18が、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである、
請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
R16及びR17が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチルを形成しており、R18が水素又はヒドロキシである、請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
R31及びR32が、水素又はC1〜C5アルキルからそれぞれ独立に選択され、R16及びR17がC1〜C13アルキルから独立に選択され、R18が、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである、請求項29に記載の化合物。
【請求項33】
Gが、−N(R42)C(=O)−R40、−N(R42)−C(R42)(R42)−R40から選択され、
R40が、−C(R16)(R17)(R18)、アリール又はヘテロアリールから選択され、
各R42が、水素又はアルキルから独立に選択される、
請求項3に記載の化合物。
【請求項34】
Gが、−N(R42)C(=O)−R40、−N(R42)−C(R42)(R42)−R40から選択され、
R40が、−C(R16)(R17)(R18)、アリール又はヘテロアリールから選択され、
各R42が、水素又はアルキルから独立に選択される、
請求項4に記載の化合物。
【請求項35】
R42が水素であり、
R40が−C(R16)(R17)(R18)から選択され、
R16及びR17が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリル又は複素環を形成しており、
R18が、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである、
請求項33に記載の化合物。
【請求項36】
R42が水素であり、
R40が−C(R16)(R17)(R18)から選択され、
R16及びR17が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリル又は複素環を形成しており、
R18が、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである、
請求項34に記載の化合物。
【請求項37】
Gが、−N(R42)−C(=O)−N(R43)(R43)又は−N(R42)−C(=S)−N(R43)(R43)から選択され、
各R43が、水素、アルキル、シクロアルキル、アラルキル、C結合ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールから独立に選択され、或いは2つのR43基は、それらが結合している窒素と一緒になって、ヘテロシクリルを形成していてもよく、
各R42が、水素又はアルキルから独立に選択される、
請求項3に記載の化合物。
【請求項38】
Gが、−N(R42)−C(=O)−N(R43)(R43)又は−N(R42)−C(=S)−N(R43)(R43)から選択され、
各R43が、水素、アルキル、シクロアルキル、アラルキル、C結合ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールから独立に選択され、或いは2つのR43基は、それらが結合している窒素と一緒になって、ヘテロシクリルを形成していてもよく、
R42が水素である、
請求項4に記載の化合物。
【請求項39】
各R43が、水素、アルキル、シクロアルキル、アラルキル、C結合ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールから独立に選択され、或いは2つのR43基は、それらが結合している窒素と一緒になって、ヘテロシクリルを形成していてもよく、
R42が水素である、
請求項37に記載の化合物。
【請求項40】
R40が−C(R16)(R17)(R18)から選択され、
R16及びR17が、水素、アルキル、ハロ、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアリールアルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、或いはR16及びR17は、それらが結合している炭素と一緒になって、カルボシクリル又は複素環を形成しており、
R18が、水素、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ又はフルオロアルキルから選択される、
請求項38に記載の化合物。
【請求項41】
【化7−1】
【化7−2】
【化7−3】
【化7−4】
【化7−5】
からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項42】
薬学的に許容される担体、及び式(I)の化合物若しくは互変異性体、立体異性体、幾何異性体、又はその薬学的に許容される溶媒和物、水和物、塩、N−オキシド若しくはプロドラッグを含む医薬組成物
【化8】
[式中、
Zは、結合、−C(R1)(R2)−、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−、−X−C(R31)(R32)−、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−C(R36)(R37)−、−C(R38)(R39)−X−C(R31)(R32)−又は−X−C(R31)(R32)−C(R1)(R2)−であり、
Xは、−O−、−S−、−S(=O)−、−S(=O)2−、−N(R30)−、−C(=O)−、−C(=CH2)−、−C(=N−NR35)−又は−C(=N−OR35)−であり、
Gは、−N(R42)−SO2−R40、−N(R42)C(=O)−R40、−N(R42)C(=O)−OR40、−N(R42)−C(R42)(R42)−R40、−N(R42)−C(=O)−N(R43)(R43)又は−N(R42)−C(=S)−N(R43)(R43)から選択され、
R40は、−C(R16)(R17)(R18)、アリール又はヘテロアリールから選択され、
各R42は、水素、アルキル又はアリールから独立に選択され、
各R43は、水素、アルキル、シクロアルキル、アラルキル、アルケニル、アルキニル、C結合ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールから独立に選択され、或いは2つのR43基は、それらが結合している窒素と一緒になって、ヘテロシクリルを形成していてもよく、
R1及びR2は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR1及びR2は一緒になって、オキソを形成しており、
R31及びR32は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、
R38及びR39は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、
R36及びR37は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR36及びR37は一緒になって、オキソを形成しており、或いは場合により、R36及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合をつくり、或いは場合により、R36及びR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R37及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合をつくり、
R3及びR4は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はC結合ヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択され、或いはR3及びR4は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリル又はヘテロシクリルを形成しており、或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており、
R7及びR8は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R13、SO2R13、CO2R13又はSO2NR24R25からそれぞれ独立に選択され、或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
R9及びR10は、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され、或いはR9及びR10はオキソを形成しており、或いは場合により、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合をつくり、或いは場合により、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R10及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合をつくり、
R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル、−C(=O)R23、−C(NH)NH2、SO2R23、CO2R23又はSO2NR28R29からそれぞれ独立に選択され、或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R13、R22及びR23は、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから独立に選択され、
R6、R19、R30、R34及びR35は、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり、
R20及びR21は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R22、SO2R22、CO2R22又はSO2NR26R27からそれぞれ独立に選択され、或いはR20及びR21は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R24、R25、R26、R27、R28及びR29は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はヘテロシクリルから独立に選択され、
R16及びR17は、水素、アルキル、ハロ、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアリールアルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、或いはR16及びR17は、それらが結合している炭素と一緒になって、カルボシクリル又は複素環を形成しており、
R18は、水素、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ又はフルオロアルキルから選択され、
各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され、nは、0、1、2、3又は4である]。
【請求項43】
RPE65及びLRATを発現する細胞の抽出物であり、CRALBPをさらに含む抽出物を用いてin vitroでアッセイした場合、約1μM以下のIC50で11−シス−レチノール生成を阻害する化合物であって、溶液中で少なくとも約1週間、室温で安定である上記化合物。
【請求項44】
11−シス−レチノールの生成を約0.1μM以下のIC50で阻害する、請求項43に記載の化合物。
【請求項45】
11−シス−レチノールの生成を約0.01μM以下のIC50で阻害する、請求項43に記載の化合物。
【請求項46】
11−シス−レチノールを生成するイソメラーゼ反応であり、RPE中で起こるイソメラーゼ反応を阻害する非レチノイド化合物であって、対象に投与した場合、1mg/kg以下のED50値を有する上記化合物。
【請求項47】
ED50値が、単回用量の化合物を前記対象に約2時間以上投与した後に測定される、請求項46に記載の非レチノイド化合物。
【請求項48】
アルコキシル化合物である、請求項46又は47に記載の化合物。
【請求項49】
非レチノイド化合物である、請求項43に記載の化合物。
【請求項50】
薬学的に許容される担体、及び請求項43から47までのいずれか一項に記載の化合物を含む医薬組成物。
【請求項51】
請求項43から45までのいずれか一項に記載の化合物を対象に導入することを含む、レチノイドサイクルにおける発色団フラックスを調節する方法。
【請求項52】
請求項50に記載の医薬組成物を対象に投与することを含む、対象の眼の疾患又は障害を治療する方法。
【請求項53】
式(I)の化合物若しくは互変異性体、立体異性体、幾何異性体、又はその薬学的に許容される溶媒和物、水和物、塩、N−オキシド若しくはプロドラッグを対象に投与することを含む、対象の眼の疾患又は障害を治療する方法
【化9】
[式中、
Zは、結合、−C(R1)(R2)−、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−、−X−C(R31)(R32)−、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−C(R36)(R37)−、−C(R38)(R39)−X−C(R31)(R32)−又は−X−C(R31)(R32)−C(R1)(R2)−であり、
Xは、−O−、−S−、−S(=O)−、−S(=O)2−、−N(R30)−、−C(=O)−、−C(=CH2)−、−C(=N−NR35)−又は−C(=N−OR35)−であり、
Gは、−N(R42)−SO2−R40、−N(R42)C(=O)−R40、−N(R42)C(=O)−OR40、−N(R42)−C(R42)(R42)−R40、−N(R42)−C(=O)−N(R43)(R43)又は−N(R42)−C(=S)−N(R43)(R43)から選択され、
R40は、−C(R16)(R17)(R18)、アリール又はヘテロアリールから選択され、
各R42は、水素、アルキル又はアリールから独立に選択され、
各R43は、水素、アルキル、シクロアルキル、アラルキル、アルケニル、アルキニル、C結合ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールから独立に選択され、或いは2つのR43基は、それらが結合している窒素と一緒になって、ヘテロシクリルを形成していてもよく、
R1及びR2は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR1及びR2は一緒になって、オキソを形成しており、
R31及びR32は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、
R38及びR39は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、
R36及びR37は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR36及びR37は一緒になって、オキソを形成しており、或いは場合により、R36及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合をつくり、或いは場合により、R36及びR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R37及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合をつくり、
R3及びR4は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はC結合ヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択され、或いはR3及びR4は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリル又はヘテロシクリルを形成しており、或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており、
R7及びR8は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R13、SO2R13、CO2R13又はSO2NR24R25からそれぞれ独立に選択され、或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
R9及びR10は、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され、或いはR9及びR10はオキソを形成しており、或いは場合により、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合をつくり、或いは場合により、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R10及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合をつくり、
R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル、−C(=O)R23、−C(NH)NH2、SO2R23、CO2R23又はSO2NR28R29からそれぞれ独立に選択され、或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R13、R22及びR23は、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから独立に選択され、
R6、R19、R30、R34及びR35は、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり、
R20及びR21は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R22、SO2R22、CO2R22又はSO2NR26R27からそれぞれ独立に選択され、或いはR20及びR21は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R24、R25、R26、R27、R28及びR29は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はヘテロシクリルから独立に選択され、
R16及びR17は、水素、アルキル、ハロ、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアリールアルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、或いはR16及びR17は、それらが結合している炭素と一緒になって、カルボシクリル又は複素環を形成しており、
R18は、水素、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ又はフルオロアルキルから選択され、
各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され、nは、0、1、2、3又は4である]。
【請求項54】
眼の疾患又は障害が、加齢黄斑変性又はシュタルガルト黄斑ジストロフィーである、請求項52又は53に記載の方法。
【請求項55】
眼の疾患又は障害が、網膜剥離、出血性網膜症、色素性網膜炎、錐体桿体ジストロフィー、ソーズビー眼底ジストロフィー、視神経症、炎症性網膜疾患、糖尿病性網膜症、糖尿病性黄斑症、網膜血管閉塞、未熟児網膜症又は虚血再潅流関連網膜損傷、増殖性硝子網膜症、網膜ジストロフィー、遺伝性視神経症、ソーズビー眼底ジストロフィー、ブドウ膜炎、網膜損傷、アルツハイマー病に伴う網膜障害、多発性硬化症に伴う網膜障害、パーキンソン病に伴う網膜障害、ウイルス感染に伴う網膜障害、光露出過剰に関連する網膜障害、近視、及びAIDSに伴う網膜障害から選択される、請求項52又は53に記載の方法。
【請求項56】
対象の眼に蓄積したリポフスチン色素を低減する、請求項51に記載の方法。
【請求項57】
対象の眼に蓄積したリポフスチン色素を低減する、請求項52に記載の方法。
【請求項58】
対象の眼に蓄積したリポフスチン色素を低減する、請求項53に記載の方法。
【請求項59】
リポフスチン色素がN−レチニリデン−N−レチニル−エタノールアミン(A2E)である、請求項56に記載の方法。
【請求項60】
リポフスチン色素がN−レチニリデン−N−レチニル−エタノールアミン(A2E)である、請求項57に記載の方法。
【請求項61】
リポフスチン色素がN−レチニリデン−N−レチニル−エタノールアミン(A2E)である、請求項58に記載の方法。
【請求項62】
請求項43から47までのいずれか一項に記載の化合物と網膜を接触させることを含む、網膜の桿体光受容体細胞の暗順応を阻害する方法。
【請求項63】
請求項43から47までのいずれか一項に記載の化合物と網膜を接触させることを含む、網膜の桿体光受容体細胞におけるロドプシンの再生を阻害する方法。
【請求項64】
薬学的に許容される担体及び式(I)の化合物を含む医薬組成物を対象に投与することを含む、対象の眼の虚血を低減する方法。
【請求項65】
請求項50に記載の医薬組成物を対象に投与することを含む、対象の眼の虚血を低減する方法。
【請求項66】
桿体光受容体細胞の暗順応を阻害するのに十分な条件下及び時間で医薬組成物を投与して、眼の虚血を低減する、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
請求項50に記載の医薬組成物を対象に投与することを含む、対象の眼の網膜における血管新生を阻害する方法。
【請求項68】
桿体光受容体細胞の暗順応を阻害するのに十分な条件下及び時間で医薬組成物を投与して、網膜における血管新生を阻害する、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
請求項43から47までのいずれか一項に記載の化合物と網膜を接触させることを含む、網膜における網膜細胞の変性を阻害する方法。
【請求項70】
網膜細胞が網膜神経細胞である、請求項68に記載の方法。
【請求項71】
網膜神経細胞が光受容体細胞である、請求項70に記載の方法。
【請求項72】
薬学的に許容される担体及び式(I)の化合物を含む医薬組成物を対象に投与することを含む、対象の網膜に蓄積したリポフスチン色素を減少させる方法。
【請求項73】
請求項50に記載の医薬組成物を対象に投与することを含む、対象の網膜に蓄積したリポフスチン色素を減少させる方法。
【請求項74】
リポフスチンがN−レチニリデン−N−レチニル−エタノールアミン(A2E)である、請求項72に記載の方法。
【請求項75】
リポフスチンがN−レチニリデン−N−レチニル−エタノールアミン(A2E)である、請求項73に記載の方法。
【請求項76】
式(I)の化合物若しくは互変異性体、立体異性体、幾何異性体、又はその薬学的に許容される溶媒和物、水和物、塩、N−オキシド若しくはプロドラッグを対象に導入することを含む、レチノイドサイクルにおける発色団フラックスを調節する方法。
【化10】
[式中、
Zは、結合、−C(R1)(R2)−、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−、−X−C(R31)(R32)−、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−C(R36)(R37)−、−C(R38)(R39)−X−C(R31)(R32)−又は−X−C(R31)(R32)−C(R1)(R2)−であり、
Xは、−O−、−S−、−S(=O)−、−S(=O)2−、−N(R30)−、−C(=O)−、−C(=CH2)−、−C(=N−NR35)−又は−C(=N−OR35)−であり、
Gは、−N(R42)−SO2−R40、−N(R42)C(=O)−R40、−N(R42)C(=O)−OR40、−N(R42)−C(R42)(R42)−R40、−N(R42)−C(=O)−N(R43)(R43)又は−N(R42)−C(=S)−N(R43)(R43)から選択され、
R40は、−C(R16)(R17)(R18)、アリール又はヘテロアリールから選択され、
各R42は、水素、アルキル又はアリールから独立に選択され、
各R43は、水素、アルキル、シクロアルキル、アラルキル、アルケニル、アルキニル、C結合ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールから独立に選択され、或いは2つのR43基は、それらが結合している窒素と一緒になって、ヘテロシクリルを形成していてもよく、
R1及びR2は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR1及びR2は一緒になって、オキソを形成しており、
R31及びR32は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、
R38及びR39は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、
R36及びR37は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR36及びR37は一緒になって、オキソを形成しており、或いは場合により、R36及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合をつくり、或いは場合により、R36及びR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R37及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合をつくり、
R3及びR4は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はC結合ヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択され、或いはR3及びR4は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリル又はヘテロシクリルを形成しており、或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており、
R7及びR8は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R13、SO2R13、CO2R13又はSO2NR24R25からそれぞれ独立に選択され、或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
R9及びR10は、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され、或いはR9及びR10はオキソを形成しており、或いは場合により、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合をつくり、或いは場合により、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R10及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合をつくり、
R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル、−C(=O)R23、−C(NH)NH2、SO2R23、CO2R23又はSO2NR28R29からそれぞれ独立に選択され、或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R13、R22及びR23は、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから独立に選択され、
R6、R19、R30、R34及びR35は、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり、
R20及びR21は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R22、SO2R22、CO2R22又はSO2NR26R27からそれぞれ独立に選択され、或いはR20及びR21は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R24、R25、R26、R27、R28及びR29は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はヘテロシクリルから独立に選択され、
R16及びR17は、水素、アルキル、ハロ、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアリールアルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、或いはR16及びR17は、それらが結合している炭素と一緒になって、カルボシクリル又は複素環を形成しており、
R18は、水素、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ又はフルオロアルキルから選択され、
各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され、nは、0、1、2、3又は4である]。
【請求項77】
式(I)の化合物と網膜を接触させることを含む、網膜の桿体光受容体細胞の暗順応を阻害する方法。
【請求項78】
式(I)の化合物と網膜を接触させることを含む、網膜の桿体光受容体細胞におけるロドプシンの再生を阻害する方法。
【請求項79】
式(I)の化合物と網膜を接触させることを含む、網膜における網膜細胞の変性を阻害する方法。
【請求項80】
網膜細胞が網膜神経細胞である、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
網膜神経細胞が光受容体細胞である、請求項80に記載の方法。
【請求項82】
式(I)の化合物が、
【化11−1】
【化11−2】
【化11−3】
【化11−4】
【化11−5】
からなる群から選択される、請求項53又は76に記載の方法。
【請求項83】
非交換性1H原子の1つ、複数又は全てが2H原子で置き換えられている、請求項1に記載の化合物。
【請求項84】
【化12】
から選択される、請求項83に記載の化合物。
【請求項85】
単離されたE若しくはZ幾何異性体又はE及びZ幾何異性体の混合物としての、互変異性体又は互変異性体の混合物としての、立体異性体としての、或いはその薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和物、N−オキシド若しくはプロドラッグとしての、式(II)の構造を有する化合物
【化13】
[式中、
R1及びR2は、それぞれ同じか異なり、独立に、水素又はアルキルであり、
R3、R4、R5及びR6は、それぞれ同じか異なり、独立に、水素、ハロゲン、ニトロ、−NH2、−NHR13、−N(R13)2、−OR12、アルキル又はフルオロアルキルであり、
R7及びR8は、それぞれ同じか異なり、独立に、水素又はアルキルであり、或いはR7及びR8は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリル又はヘテロシクリルを形成しており、或いはR7及びR8は一緒になって、イミノを形成しており、
R9は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R13、−SO2R13、−CO2R13、−CONH2、−CON(R13)2又は−CON(H)R13であり、
R10は水素又はアルキルであり、或いはR9及びR10は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
R11は、アルキル、アルケニル、アリール、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルであり、
各R12は、水素又はアルキルから独立に選択され、
各R13は、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールから独立に選択され、
Zは、結合、Y又はW−Yであり、ここで、
Wは、−C(R14)(R15)−、−O−、−S−、−S(=O)−、−S(=O)2−又は−N(R12)−であり、
Yは、−C(R16)(R17)−又は−C(R16)(R17)−C(R21)(R22)−であり、
R14及びR15は、それぞれ同じか異なり、独立に、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR12、−NR18R19、カルボシクリル又はヘテロシクリルであり、或いはR14及びR15は一緒になって、オキソ、イミノ、オキシモ又はヒドラジノを形成しており、
R16及びR17は、それぞれ同じか異なり、独立に、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR12、−NR18R19、カルボシクリル又はヘテロシクリルであり、或いはR16及びR17は一緒になって、オキソを形成しており、或いは
場合により、R14及びR16は一緒になって、直接結合を形成してWとYをつなぐ二重結合をつくり、或いは場合により、R14及びR16は一緒になって、直接結合を形成しており、R15及びR17は一緒になって、直接結合を形成してWとYをつなぐ三重結合をつくり、
各R18及びR19は、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R13、−SO2R13、−CO2R13、−CONH2、−CON(R13)2又は−CON(H)R13から独立に選択され、或いはR18及びR19は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
R21及びR22は、それぞれ同じか異なり、独立に、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR12、−NR18R19、カルボシクリル又はヘテロシクリルである]であって、
但し、R11がフェニルである場合、式(A)の化合物は、
2−アミノ−N−[2−メトキシ−5−[(1Z)−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)エテニル]フェニル]アセトアミド;
(2S,3R)− −アミノ−3−ヒドロキシ−N−[2−メトキシ−5−[(1Z)−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−エテニル]フェニル]−ブタンアミド;
L−グルタミン酸、1−[2−メトキシ−5−[(1Z)−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)エテニル]フェニル]エステル;
グリシン、3−ヒドロキシ−5−[(1E)−2−(4−ヒドロキシフェニル)エテニル]フェニルエステル;
(2S)−2−アミノ−N−[2−メトキシ−5−[(1Z)−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)エテニル]フェニル]プロパンアミド;
(2S)−2−アミノ−3−ヒドロキシ−N−[2−メトキシ−5−[(1Z)−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)エテニル]フェニル]プロパンアミド;
(2S)−2−アミノ−N−[2−メトキシ−5−[(1Z)−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)エテニル]フェニル]−4−メチル−ペンタンアミド;
(2S)−2−アミノ−N−[2−メトキシ−5−[(1Z)−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)エテニル]フェニル]−3−メチル−ブタンアミド;又は
2−アミノ−N−[2−メトキシ−5−[(1Z)−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)エテニル]フェニルブタンアミド
ではなく、ここで、
式(II)の化合物は同位体濃縮されている上記化合物。
【請求項86】
式(II)の化合物の非交換性1H原子の1つ、複数又は全てが2H原子で置き換えられている、請求項85に記載の化合物。
【請求項87】
式(IIa)の構造を有する、請求項86に記載の化合物
【化14】
[式中、
R11は、
【化15】
から選択され、
非交換性1H原子の1つ、複数又は全ては2H原子で置き換えられている]。
【請求項88】
【化16】
から選択される、請求項87に記載の化合物。
【請求項89】
互変異性体又は互変異性体の混合物としての、或いはその薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和物、N−オキシド、立体異性体、幾何異性体又はプロドラッグとしての、式(III)の構造を有する化合物
【化17】
[式中、
mは、0、1、2又は3であり、
Zは、結合、−C(R1)(R2)−、−X−C(R21)(R22)−、−C(R23)(R24)−C(R1)(R2)−又は−C(R23)(R24)−C(R25)(R26)−C(R1)(R2)−、−X−C(R21)(R22)−C(R1)(R2)−、−C(R32)(R33)−X−C(R21)(R22)−であり、
Xは、−O−、−S−、−S(=O)−、−S(=O)2−、−N(R31)−、−C(=O)−、−C(=CH2)−、−C(=N−NR35)−又は−C(=N−OR35)−であり、
Yは、結合、−C(R27)(R28)−又は−C(R27)(R28)−C(R29)(R30)−であり、
R1及びR2は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR1及びR2は一緒になって、オキソを形成しており、
R21、R22、R32及びR33は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、
R23及びR24は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6、−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR23及びR24は一緒になって、オキソを形成しており、或いは場合により、R23及び隣接するR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合をつくり、或いは場合により、R23及び隣接するR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R24及び隣接するR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合をつくり、
R25及びR26は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR25及びR26は一緒になって、オキソを形成しており、
R3及びR4は、水素、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はC結合ヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択され、或いはR3及びR4は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリル又はヘテロシクリルを形成しており、或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており、
R5は、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アリール、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルであり、
各R6は、同じか異なり、独立に、水素又はC1〜C5アルキルであり、
各R7及び各R8は、それぞれ同じか異なり、独立に、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(=O)R9、SO2R9、CO2R9、SO2NH2、SO2NHR9又はSO2N(R9)2であり、或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R9は、同じか異なり、それぞれ独立に、アルキル、アルケニル、アリール、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルであり、
R12及びR13は、同じか異なり、独立に、水素、アルキル、ヘテロアルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、−C(=O)R9、SO2R9、CO2R9、SO2NH2、SO2NHR9又はSO2N(R9)2であり、或いはR12及びR13は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R14は、同じか異なり、独立に、アルキル、ハロ、フルオロアルキル又は−OR6であり、
各R27、R28、R29及びR31は、同じか異なり、独立に、水素、アルキル又は−OR6であり、
R30及びR35は、それぞれ独立に、水素又はC1〜C5アルキルであり、ここで、式(III)の化合物は同位体濃縮されている]。
【請求項90】
式(III)の化合物の非交換性1H原子の1つ、複数又は全てが2H原子で置き換えられている、請求項89に記載の化合物。
【請求項91】
式(IIIa)の構造を有する、請求項90に記載の化合物
【化18】
[式中、
Yは結合であり、
R5は、
【化19】
から選択され、
非交換性1H原子の1つ、複数又は全ては2H原子で置き換えられている]。
【請求項92】
【化20】
から選択される、請求項91に記載の化合物。
【請求項93】
式(IV)の化合物若しくは互変異性体、立体異性体、幾何異性体、又はその薬学的に許容される溶媒和物、水和物、塩、N−オキシド若しくはプロドラッグ
【化21】
[式中、
Zは、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−、−X−C(R31)(R32)−、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−C(R36)(R37)−又は−X−C(R31)(R32)−C(R1)(R2)−であり、
R1及びR2は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR1及びR2は一緒になって、オキソを形成しており、
R31及びR32は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、
R36及びR37は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR36及びR37は一緒になって、オキソを形成しており、或いは場合により、R36及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合をつくり、或いは場合により、R36及びR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R37及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合をつくり、
R3及びR4は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はC結合ヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択され、或いはR3及びR4は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリル又はヘテロシクリルを形成しており、或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており、
R5は、C5〜C15アルキル又はカルボシクリルアルキルであり、
R7及びR8は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R13、SO2R13、CO2R13又はSO2NR24R25からそれぞれ独立に選択され、或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
Xは、−O−、−S−、−S(=O)−、−S(=O)2−、−N(R30)−、−C(=O)−、−C(=CH2)−、−C(=N−NR35)−又は−C(=N−OR35)−であり、
R9及びR10は、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され、或いはR9及びR10はオキソを形成しており、或いは場合により、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合をつくり、或いは場合により、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R10及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合をつくり、
R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル、−C(=O)R23、−C(NH)NH2、SO2R23、CO2R23又はSO2NR28R29からそれぞれ独立に選択され、或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R13、R22及びR23は、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから独立に選択され、
R6、R19、R30、R34及びR35は、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり、
R20及びR21は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R22、SO2R22、CO2R22又はSO2NR26R27からそれぞれ独立に選択され、或いはR20及びR21は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R24、R25、R26、R27、R28及びR29は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はヘテロシクリルから独立に選択され、
各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され、nは、0、1、2、3又は4であり、
但し、R5は2−(シクロプロピル)−1−エチル又は非置換のノルマルアルキルではなく、ここで、
式(IV)の化合物は同位体濃縮されている]。
【請求項94】
式(IV)の化合物の非交換性1H原子の1つ、複数又は全てが2H原子で置き換えられている、請求項93に記載の化合物。
【請求項95】
式(IVa)の構造を有する、請求項94に記載の化合物
【化22】
[R5は、
【化23】
から選択され、
非交換性1H原子の1つ、複数又は全ては2H原子で置き換えられている]。
【請求項96】
【化24】
から選択される、請求項95に記載の化合物。
【請求項97】
本明細書に記載の式(II)、(IIa)、(III)、(IIIa)、(IV)又は(IVa)の化合物若しくは互変異性体、立体異性体、幾何異性体、又はその薬学的に許容される溶媒和物、水和物、塩、N−オキシド若しくはプロドラッグを対象に投与することを含む、対象の眼の疾患又は障害を治療する方法。
【請求項98】
眼の疾患又は障害が、加齢黄斑変性又はシュタルガルト黄斑ジストロフィーである、請求項97に記載の方法。
【請求項1】
式(I)の化合物若しくは互変異性体、立体異性体、幾何異性体、又はその薬学的に許容される溶媒和物、水和物、塩、N−オキシド若しくはプロドラッグ
【化1】
[式中、
Zは、結合、−C(R1)(R2)−、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−、−X−C(R31)(R32)−、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−C(R36)(R37)−、−C(R38)(R39)−X−C(R31)(R32)−又は−X−C(R31)(R32)−C(R1)(R2)−であり、
Xは、−O−、−S−、−S(=O)−、−S(=O)2−、−N(R30)−、−C(=O)−、−C(=CH2)−、−C(=N−NR35)−又は−C(=N−OR35)−であり、
Gは、−N(R42)−SO2−R40、−N(R42)C(=O)−R40、−N(R42)C(=O)−OR40、−N(R42)−C(R42)(R42)−R40、−N(R42)−C(=O)−N(R43)(R43)又は−N(R42)−C(=S)−N(R43)(R43)から選択され、
R40は、−C(R16)(R17)(R18)、アリール又はヘテロアリールから選択され、
各R42は、水素、アルキル又はアリールから独立に選択され、
各R43は、水素、アルキル、シクロアルキル、アラルキル、アルケニル、アルキニル、C結合ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールから独立に選択され、或いは2つのR43基は、それらが結合している窒素と一緒になって、ヘテロシクリルを形成していてもよく、
R1及びR2は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR1及びR2は一緒になって、オキソを形成しており、
R31及びR32は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、
R38及びR39は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、
R36及びR37は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR36及びR37は一緒になって、オキソを形成しており、或いは場合により、R36及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合をつくり、或いは場合により、R36及びR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R37及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合をつくり、
R3及びR4は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はC結合ヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択され、或いはR3及びR4は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリル又はヘテロシクリルを形成しており、或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており、
R7及びR8は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R13、SO2R13、CO2R13又はSO2NR24R25からそれぞれ独立に選択され、或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
R9及びR10は、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され、或いはR9及びR10はオキソを形成しており、或いは場合により、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合をつくり、或いは場合により、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R10及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合をつくり、
R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル、−C(=O)R23、−C(NH)NH2、SO2R23、CO2R23又はSO2NR28R29からそれぞれ独立に選択され、或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R13、R22及びR23は、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから独立に選択され、
R6、R19、R30、R34及びR35は、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり、
R20及びR21は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R22、SO2R22、CO2R22又はSO2NR26R27からそれぞれ独立に選択され、或いはR20及びR21は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R24、R25、R26、R27、R28及びR29は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はヘテロシクリルから独立に選択され、
R16及びR17は、水素、アルキル、ハロ、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアリールアルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、或いはR16及びR17は、それらが結合している炭素と一緒になって、カルボシクリル又は複素環を形成しており、
R18は、水素、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ又はフルオロアルキルから選択され、
各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され、nは、0、1、2、3又は4である]。
【請求項2】
Zが、結合、−C(R1)(R2)−、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−、−X−C(R31)(R32)−、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−C(R36)(R37)−又は−X−C(R31)(R32)−C(R1)(R2)−であり、
Xが、−O−、−S−、−S(=O)−、−S(=O)2−、−N(R30)−、−C(=O)−、−C(=CH2)−、−C(=N−NR35)−又は−C(=N−OR35)−であり、
R1及びR2が、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR1及びR2は一緒になって、オキソを形成しており、
R31及びR32が、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、
R36及びR37が、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR36及びR37は一緒になって、オキソを形成しており、
R3及びR4が、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はC結合ヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択され、或いはR3及びR4は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリル又はヘテロシクリルを形成しており、或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており、
R7及びR8が、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R13、SO2R13、CO2R13又はSO2NR24R25からそれぞれ独立に選択され、或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
R9及びR10が、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され、或いはR9及びR10はオキソを形成しており、
R11及びR12が、水素、アルキル、カルボシクリル、−C(=O)R23、SO2R23、CO2R23又はSO2NR28R29からそれぞれ独立に選択され、或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R13、R22及びR23が、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから独立に選択され、
R6、R19、R30、R34及びR35が、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり、
R20及びR21が、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R22、SO2R22、CO2R22又はSO2NR26R27からそれぞれ独立に選択され、或いはR20及びR21は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R24、R25、R26、R27、R28及びR29が、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はヘテロシクリルから独立に選択され、
各R33が、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され、nが、0、1、2、3又は4である、
請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
式(Ia)の構造を有する、請求項1に記載の化合物
【化2】
[式中、
Zは、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−又は−O−C(R31)(R32)−であり、
R1及びR2は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR1及びR2は一緒になって、オキソを形成しており、
R31及びR32は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、
R3及びR4は、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され、或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており、
R7及びR8は、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R13からそれぞれ独立に選択され、或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
R9及びR10は、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され、或いはR9及びR10は一緒になって、オキソを形成しており、或いは場合により、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合をつくり、或いは場合により、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R10及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合をつくり、
R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R23からそれぞれ独立に選択され、或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R13、R22及びR23は、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから独立に選択され、
R6、R19及びR34は、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり、
各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され、nは、0、1、2、3又は4であり、
R20及びR21は、水素、アルキル、カルボシクリル、−C(=O)R22からそれぞれ独立に選択され、或いはR20及びR21は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R24、R25、R26、R27、R28及びR29は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はヘテロシクリルから独立に選択される]。
【請求項4】
Zが、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−又は−O−C(R31)(R32)−であり、
R1及びR2が、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR1及びR2は一緒になって、オキソを形成しており、
R31及びR32が、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、
R3及びR4が、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され、或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており、
R7及びR8が、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R13からそれぞれ独立に選択され、或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
R9及びR10が、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され、或いはR9及びR10は一緒になって、オキソを形成しており、
R11及びR12が、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R23からそれぞれ独立に選択され、或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R13、R22及びR23が、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから独立に選択され、
R6、R19及びR34が、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり、
各R33が、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され、nが、0、1、2、3又は4であり、
R20及びR21が、水素、アルキル、カルボシクリル、−C(=O)R22からそれぞれ独立に選択され、或いはR20及びR21は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R24、R25、R26、R27、R28及びR29が、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はヘテロシクリルから独立に選択される、
請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
Gが、−N(R42)−SO2−R40から選択され、
R40が、−C(R16)(R17)(R18)、アリール又はヘテロアリールから選択される、
請求項3に記載の化合物。
【請求項6】
Gが、−N(R42)−SO2−R40から選択され、
R40が、−C(R16)(R17)(R18)、アリール又はヘテロアリールから選択される、
請求項4に記載の化合物。
【請求項7】
式(Ib)の構造を有する、請求項5に記載の化合物
【化3】
[式中、
Zは、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−又は−O−C(R31)(R32)−であり、
R40は−C(R16)(R17)(R18)から選択され、
R16及びR17は、水素、アルキル、ハロ、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアリールアルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、或いはR16及びR17は、それらが結合している炭素と一緒になって、カルボシクリル又は複素環を形成しており、
R18は、水素、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ又はフルオロアルキルから選択され、
R1及びR2は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR1及びR2は一緒になって、オキソを形成しており、
R31及びR32は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、
R3及びR4は、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され、或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており、
R7及びR8は、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R13からそれぞれ独立に選択され、或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
R9及びR10は、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され、或いはR9及びR10は一緒になって、オキソを形成しており、或いは場合により、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合をつくり、或いは場合により、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R10及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合をつくり、
R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R23からそれぞれ独立に選択され、或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R13、R22及びR23は、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから独立に選択され、
R6、R19及びR34は、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり、
各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され、nは、0、1、2、3又は4であり、
R20及びR21は、水素、アルキル、カルボシクリル、−C(=O)R22からそれぞれ独立に選択され、或いはR20及びR21は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R24、R25、R26、R27、R28及びR29は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はヘテロシクリルから独立に選択される]。
【請求項8】
R9及びR10が、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され、或いはR9及びR10は一緒になって、オキソを形成している、
請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
式(Ic)の構造を有する、請求項8に記載の化合物
【化4】
[式中、
R1及びR2は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR1及びR2は一緒になって、オキソを形成しており、
R3及びR4は、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され、或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており、
R7及びR8は、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R13からそれぞれ独立に選択され、或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
R9及びR10は、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され、或いはR9及びR10は一緒になって、オキソを形成しており、
R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R23からそれぞれ独立に選択され、或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R13、R22及びR23は、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから独立に選択され、
R6、R19及びR34は、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり、
R20及びR21は、水素、アルキル、カルボシクリル、−C(=O)R22からそれぞれ独立に選択され、或いはR20及びR21は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R24、R25、R26、R27、R28及びR29は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はヘテロシクリルから独立に選択され、
R16及びR17は、水素、C1〜C13アルキル、ハロ又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、或いはR16及びR17は、それらが結合している炭素と一緒になって、カルボシクリル又は複素環を形成しており、
各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され、nは、0、1、2、3又は4であり、
R18は、水素、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ又はフルオロアルキルから選択される]。
【請求項10】
nが0であり、R11及びR12のそれぞれが水素である、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
R3、R4、R14及びR15のそれぞれが水素である、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
R1及びR2が、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル又は−OR6からそれぞれ独立に選択され、
R9及びR10が、水素、ハロゲン、アルキル又は−OR19からそれぞれ独立に選択され、或いはR9及びR10は一緒になって、オキソを形成しており、
R6及びR19が、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり、
R16及びR17が、それらが結合している炭素と一緒になって、カルボシクリル又は複素環を形成しており、
R18が、水素、アルコキシ又はヒドロキシから選択される、
請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
R16及びR17が、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチルを形成しており、R18が水素又はヒドロキシである、請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
R11が水素であり、R12が−C(=O)R23であり、ここで、R23はアルキルである、請求項9に記載の化合物。
【請求項15】
R1及びR2が、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル又は−OR6からそれぞれ独立に選択され、
R9及びR10が、水素、ハロゲン、アルキル又は−OR19からそれぞれ独立に選択され、或いはR9及びR10は一緒になって、オキソを形成しており、
R6及びR19が、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され、
R16及びR17が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリルを形成しており、
R18が、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである、
請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
nが0であり、
R16及びR17が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロペンチル、シクロヘキシル又はシクロヘキシルを形成しており、
R18が水素又はヒドロキシである、
請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
R1及びR2が、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル又は−OR6からそれぞれ独立に選択され、
R9及びR10が、水素、ハロゲン、アルキル又は−OR19からそれぞれ独立に選択され、或いはR9及びR10は一緒になって、オキソを形成しており、
R6及びR19が、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり、
R16及びR17が、C1〜C13アルキルから独立に選択され、
R18が、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである、
請求項11に記載の化合物。
【請求項18】
式(Id)の構造を有する、請求項8に記載の化合物
【化5】
[式中、
R31及びR32は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、
R3及びR4は、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され、或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており、
R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R23からそれぞれ独立に選択され、或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
R23は、アルキル、アルケニル、アリール、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから選択され、
R14及びR15は、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され、
R16及びR17は、水素、C1〜C13アルキル、ハロ又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、或いはR16及びR17は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリル又は複素環を形成しており、
R18は、水素、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ又はフルオロアルキルから選択され、
R34は、水素又はアルキルであり、
各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され、nは、0、1、2、3又は4である]。
【請求項19】
nが0であり、R11及びR12のそれぞれが水素である、請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
各R3、R4、R14及びR15が水素である、請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
R31及びR32が、それぞれ独立に、水素又はC1〜C5アルキルであり、
R16及びR17が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリルを形成しており、
R18が、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである、
請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
R16及びR17が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチルを形成しており、R18が水素又はヒドロキシである、請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
R31及びR32が、水素又はC1〜C5アルキルからそれぞれ独立に選択され、R18が、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである、請求項20に記載の化合物。
【請求項24】
R31及びR32が、それぞれ独立に、水素又はC1〜C5アルキルであり、
R6及びR19が、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり、
R16及びR17が、C1〜C13アルキルから独立に選択され、
R18が、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである、
請求項20に記載の化合物。
【請求項25】
Zが、結合、−X−C(R31)(R32)−又は−X−C(R31)(R32)−C(R1)(R2)−であり、
Xが、−S−、−S(=O)−、−S(=O)2−、−N(R30)−、−C(=O)−、−C(=CH2)−、−C(=N−NR35)−又は−C(=N−OR35)−である、
請求項1に記載の化合物。
【請求項26】
Gが、−N(R42)−SO2−R40から選択され、
R40が、−C(R16)(R17)(R18)、アリール又はヘテロアリールから選択される、
請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
式(Ie)の構造を有する、請求項26に記載の化合物
【化6】
[式中、
Xは、−S−、−S(=O)−、−S(=O)2−、−N(R30)−、−C(=O)−、−C(=CH2)−、−C(=N−NR35)−又は−C(=N−OR35)−であり、
R31及びR32は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、
R3及びR4は、水素又はアルキルからそれぞれ独立に選択され、或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており、
R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R23からそれぞれ独立に選択され、或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
R23は、アルキル、アルケニル、アリール、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから選択され、
R16及びR17は、水素、C1〜C13アルキル、ハロ又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、或いはR16及びR17は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリル又は複素環を形成しており、
R30、R34及びR35は、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり、
R18は、水素、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ又はフルオロアルキルから選択され、
各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され、nは、0、1、2、3又は4である]。
【請求項28】
nが0であり、各R11及びR12が水素である、請求項27に記載の化合物。
【請求項29】
各R3、R4、R14及びR15が水素である、請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
R31及びR32が、それぞれ独立に、水素又はC1〜C5アルキルであり、
R16及びR17が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリル又は複素環を形成しており、
R18が、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである、
請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
R16及びR17が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチルを形成しており、R18が水素又はヒドロキシである、請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
R31及びR32が、水素又はC1〜C5アルキルからそれぞれ独立に選択され、R16及びR17がC1〜C13アルキルから独立に選択され、R18が、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである、請求項29に記載の化合物。
【請求項33】
Gが、−N(R42)C(=O)−R40、−N(R42)−C(R42)(R42)−R40から選択され、
R40が、−C(R16)(R17)(R18)、アリール又はヘテロアリールから選択され、
各R42が、水素又はアルキルから独立に選択される、
請求項3に記載の化合物。
【請求項34】
Gが、−N(R42)C(=O)−R40、−N(R42)−C(R42)(R42)−R40から選択され、
R40が、−C(R16)(R17)(R18)、アリール又はヘテロアリールから選択され、
各R42が、水素又はアルキルから独立に選択される、
請求項4に記載の化合物。
【請求項35】
R42が水素であり、
R40が−C(R16)(R17)(R18)から選択され、
R16及びR17が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリル又は複素環を形成しており、
R18が、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである、
請求項33に記載の化合物。
【請求項36】
R42が水素であり、
R40が−C(R16)(R17)(R18)から選択され、
R16及びR17が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリル又は複素環を形成しており、
R18が、水素、ヒドロキシ又はアルコキシである、
請求項34に記載の化合物。
【請求項37】
Gが、−N(R42)−C(=O)−N(R43)(R43)又は−N(R42)−C(=S)−N(R43)(R43)から選択され、
各R43が、水素、アルキル、シクロアルキル、アラルキル、C結合ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールから独立に選択され、或いは2つのR43基は、それらが結合している窒素と一緒になって、ヘテロシクリルを形成していてもよく、
各R42が、水素又はアルキルから独立に選択される、
請求項3に記載の化合物。
【請求項38】
Gが、−N(R42)−C(=O)−N(R43)(R43)又は−N(R42)−C(=S)−N(R43)(R43)から選択され、
各R43が、水素、アルキル、シクロアルキル、アラルキル、C結合ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールから独立に選択され、或いは2つのR43基は、それらが結合している窒素と一緒になって、ヘテロシクリルを形成していてもよく、
R42が水素である、
請求項4に記載の化合物。
【請求項39】
各R43が、水素、アルキル、シクロアルキル、アラルキル、C結合ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールから独立に選択され、或いは2つのR43基は、それらが結合している窒素と一緒になって、ヘテロシクリルを形成していてもよく、
R42が水素である、
請求項37に記載の化合物。
【請求項40】
R40が−C(R16)(R17)(R18)から選択され、
R16及びR17が、水素、アルキル、ハロ、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアリールアルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、或いはR16及びR17は、それらが結合している炭素と一緒になって、カルボシクリル又は複素環を形成しており、
R18が、水素、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ又はフルオロアルキルから選択される、
請求項38に記載の化合物。
【請求項41】
【化7−1】
【化7−2】
【化7−3】
【化7−4】
【化7−5】
からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項42】
薬学的に許容される担体、及び式(I)の化合物若しくは互変異性体、立体異性体、幾何異性体、又はその薬学的に許容される溶媒和物、水和物、塩、N−オキシド若しくはプロドラッグを含む医薬組成物
【化8】
[式中、
Zは、結合、−C(R1)(R2)−、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−、−X−C(R31)(R32)−、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−C(R36)(R37)−、−C(R38)(R39)−X−C(R31)(R32)−又は−X−C(R31)(R32)−C(R1)(R2)−であり、
Xは、−O−、−S−、−S(=O)−、−S(=O)2−、−N(R30)−、−C(=O)−、−C(=CH2)−、−C(=N−NR35)−又は−C(=N−OR35)−であり、
Gは、−N(R42)−SO2−R40、−N(R42)C(=O)−R40、−N(R42)C(=O)−OR40、−N(R42)−C(R42)(R42)−R40、−N(R42)−C(=O)−N(R43)(R43)又は−N(R42)−C(=S)−N(R43)(R43)から選択され、
R40は、−C(R16)(R17)(R18)、アリール又はヘテロアリールから選択され、
各R42は、水素、アルキル又はアリールから独立に選択され、
各R43は、水素、アルキル、シクロアルキル、アラルキル、アルケニル、アルキニル、C結合ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールから独立に選択され、或いは2つのR43基は、それらが結合している窒素と一緒になって、ヘテロシクリルを形成していてもよく、
R1及びR2は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR1及びR2は一緒になって、オキソを形成しており、
R31及びR32は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、
R38及びR39は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、
R36及びR37は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR36及びR37は一緒になって、オキソを形成しており、或いは場合により、R36及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合をつくり、或いは場合により、R36及びR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R37及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合をつくり、
R3及びR4は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はC結合ヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択され、或いはR3及びR4は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリル又はヘテロシクリルを形成しており、或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており、
R7及びR8は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R13、SO2R13、CO2R13又はSO2NR24R25からそれぞれ独立に選択され、或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
R9及びR10は、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され、或いはR9及びR10はオキソを形成しており、或いは場合により、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合をつくり、或いは場合により、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R10及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合をつくり、
R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル、−C(=O)R23、−C(NH)NH2、SO2R23、CO2R23又はSO2NR28R29からそれぞれ独立に選択され、或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R13、R22及びR23は、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから独立に選択され、
R6、R19、R30、R34及びR35は、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり、
R20及びR21は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R22、SO2R22、CO2R22又はSO2NR26R27からそれぞれ独立に選択され、或いはR20及びR21は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R24、R25、R26、R27、R28及びR29は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はヘテロシクリルから独立に選択され、
R16及びR17は、水素、アルキル、ハロ、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアリールアルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、或いはR16及びR17は、それらが結合している炭素と一緒になって、カルボシクリル又は複素環を形成しており、
R18は、水素、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ又はフルオロアルキルから選択され、
各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され、nは、0、1、2、3又は4である]。
【請求項43】
RPE65及びLRATを発現する細胞の抽出物であり、CRALBPをさらに含む抽出物を用いてin vitroでアッセイした場合、約1μM以下のIC50で11−シス−レチノール生成を阻害する化合物であって、溶液中で少なくとも約1週間、室温で安定である上記化合物。
【請求項44】
11−シス−レチノールの生成を約0.1μM以下のIC50で阻害する、請求項43に記載の化合物。
【請求項45】
11−シス−レチノールの生成を約0.01μM以下のIC50で阻害する、請求項43に記載の化合物。
【請求項46】
11−シス−レチノールを生成するイソメラーゼ反応であり、RPE中で起こるイソメラーゼ反応を阻害する非レチノイド化合物であって、対象に投与した場合、1mg/kg以下のED50値を有する上記化合物。
【請求項47】
ED50値が、単回用量の化合物を前記対象に約2時間以上投与した後に測定される、請求項46に記載の非レチノイド化合物。
【請求項48】
アルコキシル化合物である、請求項46又は47に記載の化合物。
【請求項49】
非レチノイド化合物である、請求項43に記載の化合物。
【請求項50】
薬学的に許容される担体、及び請求項43から47までのいずれか一項に記載の化合物を含む医薬組成物。
【請求項51】
請求項43から45までのいずれか一項に記載の化合物を対象に導入することを含む、レチノイドサイクルにおける発色団フラックスを調節する方法。
【請求項52】
請求項50に記載の医薬組成物を対象に投与することを含む、対象の眼の疾患又は障害を治療する方法。
【請求項53】
式(I)の化合物若しくは互変異性体、立体異性体、幾何異性体、又はその薬学的に許容される溶媒和物、水和物、塩、N−オキシド若しくはプロドラッグを対象に投与することを含む、対象の眼の疾患又は障害を治療する方法
【化9】
[式中、
Zは、結合、−C(R1)(R2)−、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−、−X−C(R31)(R32)−、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−C(R36)(R37)−、−C(R38)(R39)−X−C(R31)(R32)−又は−X−C(R31)(R32)−C(R1)(R2)−であり、
Xは、−O−、−S−、−S(=O)−、−S(=O)2−、−N(R30)−、−C(=O)−、−C(=CH2)−、−C(=N−NR35)−又は−C(=N−OR35)−であり、
Gは、−N(R42)−SO2−R40、−N(R42)C(=O)−R40、−N(R42)C(=O)−OR40、−N(R42)−C(R42)(R42)−R40、−N(R42)−C(=O)−N(R43)(R43)又は−N(R42)−C(=S)−N(R43)(R43)から選択され、
R40は、−C(R16)(R17)(R18)、アリール又はヘテロアリールから選択され、
各R42は、水素、アルキル又はアリールから独立に選択され、
各R43は、水素、アルキル、シクロアルキル、アラルキル、アルケニル、アルキニル、C結合ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールから独立に選択され、或いは2つのR43基は、それらが結合している窒素と一緒になって、ヘテロシクリルを形成していてもよく、
R1及びR2は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR1及びR2は一緒になって、オキソを形成しており、
R31及びR32は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、
R38及びR39は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、
R36及びR37は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR36及びR37は一緒になって、オキソを形成しており、或いは場合により、R36及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合をつくり、或いは場合により、R36及びR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R37及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合をつくり、
R3及びR4は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はC結合ヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択され、或いはR3及びR4は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリル又はヘテロシクリルを形成しており、或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており、
R7及びR8は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R13、SO2R13、CO2R13又はSO2NR24R25からそれぞれ独立に選択され、或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
R9及びR10は、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され、或いはR9及びR10はオキソを形成しており、或いは場合により、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合をつくり、或いは場合により、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R10及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合をつくり、
R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル、−C(=O)R23、−C(NH)NH2、SO2R23、CO2R23又はSO2NR28R29からそれぞれ独立に選択され、或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R13、R22及びR23は、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから独立に選択され、
R6、R19、R30、R34及びR35は、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり、
R20及びR21は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R22、SO2R22、CO2R22又はSO2NR26R27からそれぞれ独立に選択され、或いはR20及びR21は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R24、R25、R26、R27、R28及びR29は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はヘテロシクリルから独立に選択され、
R16及びR17は、水素、アルキル、ハロ、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアリールアルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、或いはR16及びR17は、それらが結合している炭素と一緒になって、カルボシクリル又は複素環を形成しており、
R18は、水素、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ又はフルオロアルキルから選択され、
各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され、nは、0、1、2、3又は4である]。
【請求項54】
眼の疾患又は障害が、加齢黄斑変性又はシュタルガルト黄斑ジストロフィーである、請求項52又は53に記載の方法。
【請求項55】
眼の疾患又は障害が、網膜剥離、出血性網膜症、色素性網膜炎、錐体桿体ジストロフィー、ソーズビー眼底ジストロフィー、視神経症、炎症性網膜疾患、糖尿病性網膜症、糖尿病性黄斑症、網膜血管閉塞、未熟児網膜症又は虚血再潅流関連網膜損傷、増殖性硝子網膜症、網膜ジストロフィー、遺伝性視神経症、ソーズビー眼底ジストロフィー、ブドウ膜炎、網膜損傷、アルツハイマー病に伴う網膜障害、多発性硬化症に伴う網膜障害、パーキンソン病に伴う網膜障害、ウイルス感染に伴う網膜障害、光露出過剰に関連する網膜障害、近視、及びAIDSに伴う網膜障害から選択される、請求項52又は53に記載の方法。
【請求項56】
対象の眼に蓄積したリポフスチン色素を低減する、請求項51に記載の方法。
【請求項57】
対象の眼に蓄積したリポフスチン色素を低減する、請求項52に記載の方法。
【請求項58】
対象の眼に蓄積したリポフスチン色素を低減する、請求項53に記載の方法。
【請求項59】
リポフスチン色素がN−レチニリデン−N−レチニル−エタノールアミン(A2E)である、請求項56に記載の方法。
【請求項60】
リポフスチン色素がN−レチニリデン−N−レチニル−エタノールアミン(A2E)である、請求項57に記載の方法。
【請求項61】
リポフスチン色素がN−レチニリデン−N−レチニル−エタノールアミン(A2E)である、請求項58に記載の方法。
【請求項62】
請求項43から47までのいずれか一項に記載の化合物と網膜を接触させることを含む、網膜の桿体光受容体細胞の暗順応を阻害する方法。
【請求項63】
請求項43から47までのいずれか一項に記載の化合物と網膜を接触させることを含む、網膜の桿体光受容体細胞におけるロドプシンの再生を阻害する方法。
【請求項64】
薬学的に許容される担体及び式(I)の化合物を含む医薬組成物を対象に投与することを含む、対象の眼の虚血を低減する方法。
【請求項65】
請求項50に記載の医薬組成物を対象に投与することを含む、対象の眼の虚血を低減する方法。
【請求項66】
桿体光受容体細胞の暗順応を阻害するのに十分な条件下及び時間で医薬組成物を投与して、眼の虚血を低減する、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
請求項50に記載の医薬組成物を対象に投与することを含む、対象の眼の網膜における血管新生を阻害する方法。
【請求項68】
桿体光受容体細胞の暗順応を阻害するのに十分な条件下及び時間で医薬組成物を投与して、網膜における血管新生を阻害する、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
請求項43から47までのいずれか一項に記載の化合物と網膜を接触させることを含む、網膜における網膜細胞の変性を阻害する方法。
【請求項70】
網膜細胞が網膜神経細胞である、請求項68に記載の方法。
【請求項71】
網膜神経細胞が光受容体細胞である、請求項70に記載の方法。
【請求項72】
薬学的に許容される担体及び式(I)の化合物を含む医薬組成物を対象に投与することを含む、対象の網膜に蓄積したリポフスチン色素を減少させる方法。
【請求項73】
請求項50に記載の医薬組成物を対象に投与することを含む、対象の網膜に蓄積したリポフスチン色素を減少させる方法。
【請求項74】
リポフスチンがN−レチニリデン−N−レチニル−エタノールアミン(A2E)である、請求項72に記載の方法。
【請求項75】
リポフスチンがN−レチニリデン−N−レチニル−エタノールアミン(A2E)である、請求項73に記載の方法。
【請求項76】
式(I)の化合物若しくは互変異性体、立体異性体、幾何異性体、又はその薬学的に許容される溶媒和物、水和物、塩、N−オキシド若しくはプロドラッグを対象に導入することを含む、レチノイドサイクルにおける発色団フラックスを調節する方法。
【化10】
[式中、
Zは、結合、−C(R1)(R2)−、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−、−X−C(R31)(R32)−、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−C(R36)(R37)−、−C(R38)(R39)−X−C(R31)(R32)−又は−X−C(R31)(R32)−C(R1)(R2)−であり、
Xは、−O−、−S−、−S(=O)−、−S(=O)2−、−N(R30)−、−C(=O)−、−C(=CH2)−、−C(=N−NR35)−又は−C(=N−OR35)−であり、
Gは、−N(R42)−SO2−R40、−N(R42)C(=O)−R40、−N(R42)C(=O)−OR40、−N(R42)−C(R42)(R42)−R40、−N(R42)−C(=O)−N(R43)(R43)又は−N(R42)−C(=S)−N(R43)(R43)から選択され、
R40は、−C(R16)(R17)(R18)、アリール又はヘテロアリールから選択され、
各R42は、水素、アルキル又はアリールから独立に選択され、
各R43は、水素、アルキル、シクロアルキル、アラルキル、アルケニル、アルキニル、C結合ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールから独立に選択され、或いは2つのR43基は、それらが結合している窒素と一緒になって、ヘテロシクリルを形成していてもよく、
R1及びR2は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR1及びR2は一緒になって、オキソを形成しており、
R31及びR32は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、
R38及びR39は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、
R36及びR37は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR36及びR37は一緒になって、オキソを形成しており、或いは場合により、R36及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合をつくり、或いは場合により、R36及びR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R37及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合をつくり、
R3及びR4は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はC結合ヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択され、或いはR3及びR4は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリル又はヘテロシクリルを形成しており、或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており、
R7及びR8は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R13、SO2R13、CO2R13又はSO2NR24R25からそれぞれ独立に選択され、或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
R9及びR10は、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され、或いはR9及びR10はオキソを形成しており、或いは場合により、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合をつくり、或いは場合により、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R10及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合をつくり、
R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル、−C(=O)R23、−C(NH)NH2、SO2R23、CO2R23又はSO2NR28R29からそれぞれ独立に選択され、或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R13、R22及びR23は、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから独立に選択され、
R6、R19、R30、R34及びR35は、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり、
R20及びR21は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R22、SO2R22、CO2R22又はSO2NR26R27からそれぞれ独立に選択され、或いはR20及びR21は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R24、R25、R26、R27、R28及びR29は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はヘテロシクリルから独立に選択され、
R16及びR17は、水素、アルキル、ハロ、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアリールアルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、或いはR16及びR17は、それらが結合している炭素と一緒になって、カルボシクリル又は複素環を形成しており、
R18は、水素、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ又はフルオロアルキルから選択され、
各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され、nは、0、1、2、3又は4である]。
【請求項77】
式(I)の化合物と網膜を接触させることを含む、網膜の桿体光受容体細胞の暗順応を阻害する方法。
【請求項78】
式(I)の化合物と網膜を接触させることを含む、網膜の桿体光受容体細胞におけるロドプシンの再生を阻害する方法。
【請求項79】
式(I)の化合物と網膜を接触させることを含む、網膜における網膜細胞の変性を阻害する方法。
【請求項80】
網膜細胞が網膜神経細胞である、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
網膜神経細胞が光受容体細胞である、請求項80に記載の方法。
【請求項82】
式(I)の化合物が、
【化11−1】
【化11−2】
【化11−3】
【化11−4】
【化11−5】
からなる群から選択される、請求項53又は76に記載の方法。
【請求項83】
非交換性1H原子の1つ、複数又は全てが2H原子で置き換えられている、請求項1に記載の化合物。
【請求項84】
【化12】
から選択される、請求項83に記載の化合物。
【請求項85】
単離されたE若しくはZ幾何異性体又はE及びZ幾何異性体の混合物としての、互変異性体又は互変異性体の混合物としての、立体異性体としての、或いはその薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和物、N−オキシド若しくはプロドラッグとしての、式(II)の構造を有する化合物
【化13】
[式中、
R1及びR2は、それぞれ同じか異なり、独立に、水素又はアルキルであり、
R3、R4、R5及びR6は、それぞれ同じか異なり、独立に、水素、ハロゲン、ニトロ、−NH2、−NHR13、−N(R13)2、−OR12、アルキル又はフルオロアルキルであり、
R7及びR8は、それぞれ同じか異なり、独立に、水素又はアルキルであり、或いはR7及びR8は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリル又はヘテロシクリルを形成しており、或いはR7及びR8は一緒になって、イミノを形成しており、
R9は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R13、−SO2R13、−CO2R13、−CONH2、−CON(R13)2又は−CON(H)R13であり、
R10は水素又はアルキルであり、或いはR9及びR10は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
R11は、アルキル、アルケニル、アリール、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルであり、
各R12は、水素又はアルキルから独立に選択され、
各R13は、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールから独立に選択され、
Zは、結合、Y又はW−Yであり、ここで、
Wは、−C(R14)(R15)−、−O−、−S−、−S(=O)−、−S(=O)2−又は−N(R12)−であり、
Yは、−C(R16)(R17)−又は−C(R16)(R17)−C(R21)(R22)−であり、
R14及びR15は、それぞれ同じか異なり、独立に、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR12、−NR18R19、カルボシクリル又はヘテロシクリルであり、或いはR14及びR15は一緒になって、オキソ、イミノ、オキシモ又はヒドラジノを形成しており、
R16及びR17は、それぞれ同じか異なり、独立に、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR12、−NR18R19、カルボシクリル又はヘテロシクリルであり、或いはR16及びR17は一緒になって、オキソを形成しており、或いは
場合により、R14及びR16は一緒になって、直接結合を形成してWとYをつなぐ二重結合をつくり、或いは場合により、R14及びR16は一緒になって、直接結合を形成しており、R15及びR17は一緒になって、直接結合を形成してWとYをつなぐ三重結合をつくり、
各R18及びR19は、水素、アルキル、カルボシクリル又は−C(=O)R13、−SO2R13、−CO2R13、−CONH2、−CON(R13)2又は−CON(H)R13から独立に選択され、或いはR18及びR19は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
R21及びR22は、それぞれ同じか異なり、独立に、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR12、−NR18R19、カルボシクリル又はヘテロシクリルである]であって、
但し、R11がフェニルである場合、式(A)の化合物は、
2−アミノ−N−[2−メトキシ−5−[(1Z)−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)エテニル]フェニル]アセトアミド;
(2S,3R)− −アミノ−3−ヒドロキシ−N−[2−メトキシ−5−[(1Z)−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−エテニル]フェニル]−ブタンアミド;
L−グルタミン酸、1−[2−メトキシ−5−[(1Z)−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)エテニル]フェニル]エステル;
グリシン、3−ヒドロキシ−5−[(1E)−2−(4−ヒドロキシフェニル)エテニル]フェニルエステル;
(2S)−2−アミノ−N−[2−メトキシ−5−[(1Z)−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)エテニル]フェニル]プロパンアミド;
(2S)−2−アミノ−3−ヒドロキシ−N−[2−メトキシ−5−[(1Z)−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)エテニル]フェニル]プロパンアミド;
(2S)−2−アミノ−N−[2−メトキシ−5−[(1Z)−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)エテニル]フェニル]−4−メチル−ペンタンアミド;
(2S)−2−アミノ−N−[2−メトキシ−5−[(1Z)−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)エテニル]フェニル]−3−メチル−ブタンアミド;又は
2−アミノ−N−[2−メトキシ−5−[(1Z)−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)エテニル]フェニルブタンアミド
ではなく、ここで、
式(II)の化合物は同位体濃縮されている上記化合物。
【請求項86】
式(II)の化合物の非交換性1H原子の1つ、複数又は全てが2H原子で置き換えられている、請求項85に記載の化合物。
【請求項87】
式(IIa)の構造を有する、請求項86に記載の化合物
【化14】
[式中、
R11は、
【化15】
から選択され、
非交換性1H原子の1つ、複数又は全ては2H原子で置き換えられている]。
【請求項88】
【化16】
から選択される、請求項87に記載の化合物。
【請求項89】
互変異性体又は互変異性体の混合物としての、或いはその薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和物、N−オキシド、立体異性体、幾何異性体又はプロドラッグとしての、式(III)の構造を有する化合物
【化17】
[式中、
mは、0、1、2又は3であり、
Zは、結合、−C(R1)(R2)−、−X−C(R21)(R22)−、−C(R23)(R24)−C(R1)(R2)−又は−C(R23)(R24)−C(R25)(R26)−C(R1)(R2)−、−X−C(R21)(R22)−C(R1)(R2)−、−C(R32)(R33)−X−C(R21)(R22)−であり、
Xは、−O−、−S−、−S(=O)−、−S(=O)2−、−N(R31)−、−C(=O)−、−C(=CH2)−、−C(=N−NR35)−又は−C(=N−OR35)−であり、
Yは、結合、−C(R27)(R28)−又は−C(R27)(R28)−C(R29)(R30)−であり、
R1及びR2は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR1及びR2は一緒になって、オキソを形成しており、
R21、R22、R32及びR33は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、
R23及びR24は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6、−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR23及びR24は一緒になって、オキソを形成しており、或いは場合により、R23及び隣接するR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合をつくり、或いは場合により、R23及び隣接するR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R24及び隣接するR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合をつくり、
R25及びR26は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR25及びR26は一緒になって、オキソを形成しており、
R3及びR4は、水素、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はC結合ヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択され、或いはR3及びR4は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリル又はヘテロシクリルを形成しており、或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており、
R5は、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アリール、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルであり、
各R6は、同じか異なり、独立に、水素又はC1〜C5アルキルであり、
各R7及び各R8は、それぞれ同じか異なり、独立に、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(=O)R9、SO2R9、CO2R9、SO2NH2、SO2NHR9又はSO2N(R9)2であり、或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R9は、同じか異なり、それぞれ独立に、アルキル、アルケニル、アリール、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルであり、
R12及びR13は、同じか異なり、独立に、水素、アルキル、ヘテロアルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、−C(=O)R9、SO2R9、CO2R9、SO2NH2、SO2NHR9又はSO2N(R9)2であり、或いはR12及びR13は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R14は、同じか異なり、独立に、アルキル、ハロ、フルオロアルキル又は−OR6であり、
各R27、R28、R29及びR31は、同じか異なり、独立に、水素、アルキル又は−OR6であり、
R30及びR35は、それぞれ独立に、水素又はC1〜C5アルキルであり、ここで、式(III)の化合物は同位体濃縮されている]。
【請求項90】
式(III)の化合物の非交換性1H原子の1つ、複数又は全てが2H原子で置き換えられている、請求項89に記載の化合物。
【請求項91】
式(IIIa)の構造を有する、請求項90に記載の化合物
【化18】
[式中、
Yは結合であり、
R5は、
【化19】
から選択され、
非交換性1H原子の1つ、複数又は全ては2H原子で置き換えられている]。
【請求項92】
【化20】
から選択される、請求項91に記載の化合物。
【請求項93】
式(IV)の化合物若しくは互変異性体、立体異性体、幾何異性体、又はその薬学的に許容される溶媒和物、水和物、塩、N−オキシド若しくはプロドラッグ
【化21】
[式中、
Zは、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−、−X−C(R31)(R32)−、−C(R9)(R10)−C(R1)(R2)−C(R36)(R37)−又は−X−C(R31)(R32)−C(R1)(R2)−であり、
R1及びR2は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR1及びR2は一緒になって、オキソを形成しており、
R31及びR32は、水素、C1〜C5アルキル又はフルオロアルキルからそれぞれ独立に選択され、
R36及びR37は、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、フルオロアルキル、−OR6又は−NR7R8からそれぞれ独立に選択され、或いはR36及びR37は一緒になって、オキソを形成しており、或いは場合により、R36及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合をつくり、或いは場合により、R36及びR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R37及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合をつくり、
R3及びR4は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はC結合ヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択され、或いはR3及びR4は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボシクリル又はヘテロシクリルを形成しており、或いはR3及びR4は一緒になって、イミノを形成しており、
R5は、C5〜C15アルキル又はカルボシクリルアルキルであり、
R7及びR8は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R13、SO2R13、CO2R13又はSO2NR24R25からそれぞれ独立に選択され、或いはR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
Xは、−O−、−S−、−S(=O)−、−S(=O)2−、−N(R30)−、−C(=O)−、−C(=CH2)−、−C(=N−NR35)−又は−C(=N−OR35)−であり、
R9及びR10は、水素、ハロゲン、アルキル、フルオロアルキル、−OR19、−NR20R21又はカルボシクリルからそれぞれ独立に選択され、或いはR9及びR10はオキソを形成しており、或いは場合により、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成して二重結合をつくり、或いは場合により、R9及びR1は一緒になって、直接結合を形成しており、R10及びR2は一緒になって、直接結合を形成して三重結合をつくり、
R11及びR12は、水素、アルキル、カルボシクリル、−C(=O)R23、−C(NH)NH2、SO2R23、CO2R23又はSO2NR28R29からそれぞれ独立に選択され、或いはR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R13、R22及びR23は、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、カルボシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリルから独立に選択され、
R6、R19、R30、R34及びR35は、それぞれ独立に、水素又はアルキルであり、
R20及びR21は、水素、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(=O)R22、SO2R22、CO2R22又はSO2NR26R27からそれぞれ独立に選択され、或いはR20及びR21は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N−ヘテロシクリルを形成しており、
各R24、R25、R26、R27、R28及びR29は、水素、アルキル、アルケニル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル又はヘテロシクリルから独立に選択され、
各R33は、ハロゲン、OR34、アルキル又はフルオロアルキルから独立に選択され、nは、0、1、2、3又は4であり、
但し、R5は2−(シクロプロピル)−1−エチル又は非置換のノルマルアルキルではなく、ここで、
式(IV)の化合物は同位体濃縮されている]。
【請求項94】
式(IV)の化合物の非交換性1H原子の1つ、複数又は全てが2H原子で置き換えられている、請求項93に記載の化合物。
【請求項95】
式(IVa)の構造を有する、請求項94に記載の化合物
【化22】
[R5は、
【化23】
から選択され、
非交換性1H原子の1つ、複数又は全ては2H原子で置き換えられている]。
【請求項96】
【化24】
から選択される、請求項95に記載の化合物。
【請求項97】
本明細書に記載の式(II)、(IIa)、(III)、(IIIa)、(IV)又は(IVa)の化合物若しくは互変異性体、立体異性体、幾何異性体、又はその薬学的に許容される溶媒和物、水和物、塩、N−オキシド若しくはプロドラッグを対象に投与することを含む、対象の眼の疾患又は障害を治療する方法。
【請求項98】
眼の疾患又は障害が、加齢黄斑変性又はシュタルガルト黄斑ジストロフィーである、請求項97に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図2】
【公表番号】特表2012−506449(P2012−506449A)
【公表日】平成24年3月15日(2012.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−533310(P2011−533310)
【出願日】平成21年10月21日(2009.10.21)
【国際出願番号】PCT/US2009/061545
【国際公開番号】WO2010/048332
【国際公開日】平成22年4月29日(2010.4.29)
【出願人】(509288873)アキュセラ インコーポレイテッド (6)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年3月15日(2012.3.15)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年10月21日(2009.10.21)
【国際出願番号】PCT/US2009/061545
【国際公開番号】WO2010/048332
【国際公開日】平成22年4月29日(2010.4.29)
【出願人】(509288873)アキュセラ インコーポレイテッド (6)
【Fターム(参考)】
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