説明

細胞接着のモジュレーター

本発明は、式(I)(式中、R−R、n、p、A、B、D、E、LおよびARは、本明細書で一般的に、およびクラスおよびサブクラスでの変形が記載される)で表される化合物およびその薬学的に受容可能な誘導体を提供し、さらに、その薬学的組成物、およびそれを細胞接着分子の(たとえばLFA−1)のCD11/CD18ファミリーが介在する障害の治療のために使用する方法も提供する。さらに他の態様では、本発明は、細胞接着分子のCD11/CD18ファミリーを介して介在する任意の障害を治療する方法であって、本発明の化合物を、これを必要とする被験体に治療的有効量投与する工程を包含する、方法を提供する。



Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
構造(I):
【化1a】

を有する単離された化合物、およびその薬学的に受容可能な誘導体であって、
式中、RおよびRはそれぞれ独立して、水素、アミノ酸側鎖、−(CHOH、−(CHアリール、−(CHヘテロアリール(式中mは0〜6)、−CH(R1A)(OR1B)、−CH(R1A)(NHR1B)、U−T−Q、または必要に応じてU−T−Qで置換される脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族またはヘテロ脂環式部分であり、式中、Uは存在しない、−O−、−S(O)0−2−、−SON(R1A)、−N(R1A)−、−N(R1A)C(=O)−、−N(R1A)C(=O)−O−、−N(R1A)C(=O)−N(R1B)−、−N(R1A)−SO−、−C(=O)−、−C(=O)−O−、−O−C(=O)−、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アルキルヘテロアリール、−C(=O)−N(R1A)−、−O−C(=O)−N(R1A)−、−C(=N−R1E)−、−C(=N−R1E)−O−、−C(=N−R1E)−N(R1A)−、−O−C(=N−R1E)−N(R1A)−、−N(R1A)C(=N−R1E)−、−N(R1A)C(=N−R1E)−O−、−N(R1A)C(=N−R1E)−N(R1B)−、−P(=O)(OR1A)−O−または−P(=O)(R1A)−O−であり;Tは、存在しない、脂肪族、ヘテロ脂肪族、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールまたはアルキルヘテロアリール部分であり;Qは、水素、ハロゲン、シアノ、イソシアネート、−OR1B、−SR1B、−N(R1B、−NHC(=O)OR1B、−NHC(=O)N(R1B、−NHC(=O)R1B、−NHSO1B、−NHSON(R1B、−NHSONHC(=O)OR1B、−NHC(=O)NHSO1B、−C(=O)NHC(=O)OR1B、−C(=O)NHC(=O)R1B、−C(=O)NHC(=O)N(R1B、−C(=O)NHSO1B、−C(=O)NHSON(R1B、−C(=S)N(R1B、−SO1B、−SO−O−R1B、−SO−N(R1B、−SO−NHC(=O)OR1B、−SONHC(=O)−N(R1B、−SONHC(=O)R1B、−O−C(=O)N(R1B、−O−C(=O)R1B、−O−C(=O)NHC(=O)R1B、−O−C(=O)NH−SO1B、−O−SO1B、または脂肪族ヘテロ脂肪族、アリールまたはヘテロアリール部分であるか、あるいは、RおよびRは一緒になって、脂環式または複素環式部分または
【化1b】

であり;各R1AおよびR1Bは独立して、水素、脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、複素環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールまたはアルキルヘテロアリール部分、−COR1Cまたは−CONR1C1Dであり;各R1CおよびR1Dは独立して、水素、ヒドロキシル、または脂肪族、ヘテロ脂肪族、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールまたはアルキルヘテロアリール部分であり;R1Eは、水素、脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、複素環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールまたはアルキルヘテロアリール部分、−CN、−OR1C、−NR1C1Dまたは−SO1Cであり;
は、−C(=O)OR3A、−C(=O)H、−CHOR3A、−CHO−C(=O)−アルキル、−C(=O)NH(R3A)、−CH(式中、各R3Aは独立して、水素、保護基、脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アルキルヘテロアリール、ヘテロアルキルアリールまたはヘテロアルキルヘテロアリール部分であるか、あるいはR3AはRまたはRと一緒になって複素環式部分を形成し;XはF、Cl、BrまたはIから選択されるハロゲンである)であり;
各Rは独立して、水素、ハロゲン、−CN、−NO、脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールまたはアルキルヘテロアリール部分、または−GRG1であり、式中、Gは、−O−、−S−、−NRG2−、−CO−、−SO−、−SO−、−C(=O)O−、−C(=O)NRG2−、−OC(=O)−、−NRG2C(=O)−または−SONRG2−であり、RG1およびRG2は独立して、水素、脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールまたはアルキルヘテロアリール部分であり;
nは、0〜4の整数であり;
ARは、単環式または多環式のアリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アルキルヘテロアリール、脂環式または複素環式部分であり;
A、B、DおよびEは、原子価が合うように単結合または二重結合によって結合され;A、B、DおよびEはそれぞれ独立して、C=O、CRii、NR、CR、N、O、S、S(=O)またはSOであり;式中、各Rは、独立して、水素、ハロゲン、−CN、−NO、脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールまたはアルキルヘテロアリール部分、または−GRG1であり、式中、Gは−O−、−S−、−NRG2−、−CO−、−SO−、−SO−、−C(=O)O−、−C(=O)NRG2−、−OC(=O)−、−NRG2C(=O)−または−SONRG2−であり、RG1およびRG2は独立して、水素、脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールまたはアルキルヘテロアリール部分であるか、あるいは、任意の2個の隣り合う基Rは一緒になって脂環式、ヘテロ脂環式、アリール、またはヘテロアリール部分を表し;
Pは0〜4の整数であり、
Lは存在しないか、またはV−W−X−Y−Zであり、式中、各V、W、X、YおよびZは独立して、存在しないか、C=O、NRL1、−O−、−C(RL1)=、=C(RL1)−、−C(RL1)(RL2)、C(=N−O−RL1)、C(=N−RL1)、−N=、S(O)0−2;置換もしくは非置換のC1−6アルキリデンまたはC2−6アルケニリデン鎖であり、2個までの隣り合わないメチレン単位は、独立して、必要に応じて、−C(=O)−、−CO−、−C(=O)C(=O)−、−C(=O)NRL3−、−OC(=O)−、−OC(=O)NRL3−、−NRL3NRL4−、−NRL3NRL4C(=O)−、−NRL3C(=O)−、−NRL3CO−、−NRL3C(=O)NRL4−、−S(=O)−、−SO−、−NRL3SO−、−SONRL3−、−NRL3SONRL4−、−O−、−S−または−NRL3−で置き換えられており;各RL3およびRL4は独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはアシルであり;または脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、またはアルキルヘテロアリール部分であり;および各RL1およびRL2は独立して、水素、ヒドロキシル、保護されたヒドロキシル、アミノ、保護されたアミノ、チオ、保護されたチオ、ハロゲン、シアノ、イソシアネート、カルボキシ、カルボキシアルキル、フォルミル、フォルミルオキシ、アジド、ニトロ、ウレイド、チオウレイド、チオシアネート、アルコキシ、アリールオキシ、メルカプト、スルホンアミド、ベンズアミド、トシル、または脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、複素環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、またはアルキルヘテロアリール部分であるか、あるいは1以上のRL1およびRL2が一緒になって、またはV、W、X、YまたはZの1つと一緒になって、脂環式もしくは複素環式部分またはアリールもしくはヘテロアリール部分を形成する、
化合物。
【請求項2】
が、カルボキシル、保護されたカルボキシルまたはそれらのプロドラグであり、ここで、Rは、C(=O)R3Aであり、式中R3Aは、ヒドロキシ、アルコキシ、シクロアルコキシ、アルアルコキシ、アルシクロアルコキシ、アリールオキシ、アルキルカルボニルオキシアルキルオキシ、アルコキシカルボニルオキシアルキルオキシ、アルコキシカルボニルアルキルオキシ、シクロアルキルカルボニルオキシアルキルオキシ、シクロアルコキシカルボニルオキシアルキルオキシ、シクロアルコキシカルボニルアルキルオキシ、アリールカルボニルオキシアルキルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシアルキルオキシ、アリールカルボニルオキシアルキルオキシ、アルコキシアルキルカルボニルオキシアルキルオキシ、または、構造:
【化2】

の1つである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
前記化合物が、構造:
【化3】

(式中、R4AおよびR4Bは独立して、F、Cl、BrまたはIから選択されるハロゲンであり;RB1、RB2およびRは独立して、水素、または置換もしくは非置換の低級アルキルである)を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
前記化合物が、構造:
【化4】

(式中、R4AおよびR4Bは独立して、F、Cl、BrまたはIから選択されるハロゲンであり;Rは、水素、または置換もしくは非置換の低級アルキルである)を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
前記化合物が、構造:
【化5】

(式中、R4AおよびR4Bは独立して、F、Cl、BrまたはIから選択されるハロゲンであり;Rは、水素、または置換もしくは非置換の低級アルキルである)を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
前記化合物が、構造:
【化6】

(式中、R4AおよびR4Bは独立して、F、Cl、BrまたはIから選択されるハロゲンであり;Rは、水素、または置換もしくは非置換の低級アルキルである)を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
前記化合物が、構造:
【化7】

(式中、R4AおよびR4Bは独立して、F、Cl、BrまたはIから選択されるハロゲンであり;Rは、水素、低級アルキルまたはアシルであり;Rは、水素、または置換もしくは非置換の低級アルキルである)を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
前記化合物が、構造:
【化8】

(式中、R4AおよびR4Bは独立して、F、Cl、BrまたはIから選択されるハロゲンであり;RA1、RA2、RB1およびRB2は独立して、水素、または置換もしくは非置換の低級アルキルである)を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
前記化合物が、構造:
【化9】

(式中、R4AおよびR4Bは独立して、F、Cl、BrまたはIから選択されるハロゲンであり;RおよびRは独立して、水素、または置換もしくは非置換の低級アルキルである)を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
前記化合物が、構造:
【化10】

(式中、R4AおよびR4Bは独立して、F、Cl、BrまたはIから選択されるハロゲンであり;Rは、水素、または置換もしくは非置換の低級アルキルである)を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
前記化合物が、構造:
【化11】

(式中、R4AおよびR4Bは独立して、F、Cl、BrまたはIから選択されるハロゲンであり;Rは、水素、または置換もしくは非置換の低級アルキルである)を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
前記化合物が、構造:
【化12】

(式中、R4AおよびR4Bは独立して、F、Cl、BrまたはIから選択されるハロゲンであり;Rは、水素、または置換もしくは非置換の低級アルキルである)を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
前記化合物が、構造:
【化13】

(式中、R4AおよびR4Bは独立して、F、Cl、BrまたはIから選択されるハロゲンであり;R、RおよびRは独立して、水素、または置換もしくは非置換の低級アルキルである)を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
前記化合物が、構造:
【化14】

(式中、R4AおよびR4Bは独立して、F、Cl、BrまたはIから選択されるハロゲンであり;R、RおよびRは独立して、水素、または置換もしくは非置換の低級アルキルである)を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
前記化合物が、構造:
【化15】

(式中、R4AおよびR4Bは独立して、F、Cl、BrまたはIから選択されるハロゲンであり;AおよびBは独立して、NまたはCHである)を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
前記化合物が、構造:
【化16】

(式中、R4AおよびR4Bは独立して、F、Cl、BrまたはIから選択されるハロゲンであり;AおよびBは独立して、NまたはCHである)を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
−C(=O)NHC(R)(R)Rが、以下の構造:
【化17】

(式中、Arは、シクロアルキル、複素環式、アリールまたはヘテロアリール部分であり;Rは、水素、アルキル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、または−GG1であり、式中、Gは、−O−、−S−または−NRG2−であり、RG1およびRG2は独立して、水素、脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、複素環式、芳香族またはヘテロ芳香族部分である)を有する部分である、請求項1に記載の化合物。
【請求項18】
−C(=O)NHC(R)(R)Rが、以下の構造:
【化18】

(式中、R1Aは、Ar、−OR1B、−SR1Bまたは−NR1B1C;またはアルキルまたはヘテロアルキル部分であり;Arは、シクロアルキル、複素環式、アリールまたはヘテロアリール部分であり;R1BおよびR1cは独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、複素環式、アリール、ヘテロアリールであるか、あるいはR1BおよびR1cはこれらが結合する窒素原子と一緒になってヘテロ環またはヘテロアリール部分を形成する)を有する部分である、請求項1に記載の化合物。
【請求項19】
−C(=O)NHC(R)(R)Rが、以下の構造:
【化19】

(式中、Arは、シクロアルキル、複素環式、アリールまたはヘテロアリール部分であり;R2Aは、水素、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、−C(=O)R2Bまたは−SO2Bであり、式中、R2Bは、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロ環、アリールまたはヘテロアリールであるか、あるいはR2AはAr上の置換基と一緒になって、置換もしくは非置換の複素環式またはヘテロアリール部分を形成する)を有する部分である、請求項1に記載の化合物。
【請求項20】
−C(=O)NHC(R)(R)Rが、以下の構造:
【化20】

(式中、tは1〜3であり;RP3は、アルキル、シクロアルキル、複素環式、アリールまたはヘテロアリール部分である)を有する部分である、請求項1に記載の化合物。
【請求項21】
tが2であり、RP3が、アルキル、シクロアルキル、複素環式、アリールまたはヘテロアリール部分である、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
−C(=O)NHC(R)(R)Rが、以下の構造:
【化21】

(式中、Arは、シクロアルキル、複素環式、アリールまたはヘテロアリール部分である)を有する部分である、請求項1に記載の化合物。
【請求項23】
−C(=O)NHC(R)(R)Rが、以下の構造:
【化22】

(式中、R2Aは、水素、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、アリール、ヘテロアリール、−C(=O)R2Bまたは−SO2B(式中、R2Bは、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロ環、アリールまたはヘテロアリールである)であるか、あるいはR2AはR2CまたはR2Dと一緒になって、置換もしくは非置換の、複素環式またはヘテロアリール部分を形成し;R2cは、水素、CN、−C=NMe、=NO、=NC(=O)NH、=NS(O)R、=NS(O)NRR’、−SO2Gまたは脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールまたはアルキルヘテロアリール部分であり、式中、RおよびR’はそれぞれ独立して、水素またはメチルであり、R2Gは低級アルキルであり;R2Dは、Ar、水素、ハロゲン、CN、NO、脂肪族、ヘテロ脂肪族、アルキルアリールまたはアルキルヘテロアリール部分、または−GRG1であり、式中、Gは、−O−、−S−、−NRG2−、−CO−、−SO−、−SO−、−C(=O)O−、−C(=O)NRG2−、−OC(=O)−、−NRG2C(=O)−または−SONRG2−であり、RG1およびRG2は独立して、水素、脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールまたはアルキルヘテロアリール部分である)を有する部分である、請求項1に記載の化合物。
【請求項24】
C(=O)NHCH(CO3A)CHN(R2A)C(=NR2C)R2Dが、以下の構造:
【化23】

(式中、R2EおよびR2Fはそれぞれ独立して、水素、または脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールまたはアルキルヘテロアリール部分であるか、あるいはR2EおよびR2Fは一緒になって、置換もしくは非置換の複素環式またはヘテロアリール部分である)を有する部分である、請求項20に記載の化合物。
【請求項25】
C(=O)NHCH(CO3A)CHN(R2A)C(=NR2C)R2Dが、以下の構造:
【化24】

(式中、R2Cは、水素、CN、−C=NMe、=NO、=NC(=O)NH、=NS(O)Rまたは=NS(O)NRR’であり、式中、RおよびR’はそれぞれ独立して、水素またはメチルである)の1つを有する部分である、請求項20に記載の化合物。
【請求項26】
C(=O)NHCH(CO3A)CHN(R2A)C(=NR2C)R2Dが、以下の構造:
【化25】

(R2EおよびR2Fはそれぞれ独立して、水素、または脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールまたはアルキルヘテロアリール部分であるか、あるいはR2EおよびR2Fは一緒になって、置換もしくは非置換の複素環式またはヘテロアリール部分である)の1つまたはそのバイオアイソスターを有する部分である、請求項20に記載の化合物。
【請求項27】
前記バイオアイソスターが以下の構造:
【化26】

(式中、R2Cは低級アルキルである)の1つを有する部分である、請求項23に記載の化合物。
【請求項28】
2Dは、またはR2EおよびR2Fはそれらが結合する窒素原子と一緒になって以下の構造:
【化27】

(式中、sは、0と6との間の整数であり;各RP1は独立して、水素、ハロゲン、CN、イソシアネート、NO、−P(=O)(YRP5、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、複素環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールまたはアルキルヘテロアリール部分、または−GRG1であり、式中、Gは、−O−、−S−、−NRG2−、−CO−、−SO−、−SO−、−C(=O)O−、−C(=O)NRG2−、−OC(=O)−、−NRG2C(=O)−または−SONRG2−であり、RG1およびRG2は独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、複素環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールまたはアルキルヘテロアリール部分であり;各Yは独立して、結合またはOであり;各RP5は独立して、アルキル、ヘテロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであるか、またはYがOの場合RP5は水素でもあり;各RP2は独立して、水素、脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、複素環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アルキルヘテロアリール、ヘテロアルキルアリールまたはヘテロアルキルヘテロアリール部分、または窒素保護基であり;任意の2個の隣り合うRP1およびRP2は、一緒になってシクロアルキル、複素環式、アリールまたはヘテロアリール部分を形成してもよい)の1つを有する部分を形成する、請求項23に記載の化合物。
【請求項29】
2D、またはR2EおよびR2Fは、これらが結合する窒素原子と一緒になって構造:
【化28】

(式中、各RP1は独立して、水素、ハロゲン、メチル、−OCH、−OH、−NH、−NHCHまたは−N(CHである)の1つを有する部分を形成する、請求項25に記載の化合物。
【請求項30】
2D、またはR2EおよびR2Fは、これらが結合する窒素原子と一緒になって構造:
【化29】

の1つを有する部分を形成する、請求項26に記載の化合物。
【請求項31】
C(=O)NHCH(CO3A)CHN(R2A)C(=NR2C)R2Dが、以下の構造:
【化30】

(各RP1は独立して、水素、ハロゲン、メチル、−OCH、−OH、−NH、−NHCHまたは−N(CHであり;R2Aは、水素、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、アリール、ヘテロアリール、−C(=O)R2Bまたは−SO2Bであり、式中、R2Bは、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであり;qは1または2である)である)またはそのバイオアイソスターを有する部分である、請求項26に記載の化合物。
【請求項32】
前記バイオアイソスターが、以下の構造:
【化31】

(式中、qは1または2であり;R2Cは低級アルキルである)の1つを有する、請求項31に記載の化合物。
【請求項33】
3Aが独立して、水素、低級アルキル、フェニルまたはベンジルである、請求項17に記載の化合物。
【請求項34】
Arが、以下の構造:
【化32】

(式中、sは0〜2の整数であり;各RP1は独立して、水素、ハロゲン、CN、イソシアネート、NO、−ORG1、−SRG1、−NRG1G2−であり、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、複素環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールまたはアルキルヘテロアリール部分であり;各Yは独立して、結合またはOであり;各RP5は独立して、低級アルキルであるか、あるいはYがOのとき、RP5は水素でもよく;各RP2は独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、複素環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アルキルヘテロアリール、ヘテロアルキルアリールまたはヘテロアルキルヘテロアリール部分、または窒素保護基であり;RP3は、低級アルキルまたは−N(RP2であり;RG1およびRG2は独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、複素環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールまたはアルキルヘテロアリール部分である)の1つである、請求項17に記載の化合物。
【請求項35】
Arが以下の構造:
【化33】

の1つである、請求項30に記載の化合物。
【請求項36】
Arが以下の構造:
【化34】

(RP3は低級アルキルであり、RG1は水素または低級アルキルである)の1つである、請求項17に記載の化合物。
【請求項37】
1Aが、−NHまたは構造:
【化35】

(式中、RP1は独立して、水素、ヒドロキシル、低級アルキルまたは低級ヘテロアルキルであり;各RP2は独立して、水素または低級アルキルである)を有する部分である、請求項18に記載の化合物。
【請求項38】
1Aが、−NHまたは構造:
【化36】

(式中、RP1は水素または低級アルキルである)を有する部分である、請求項37に記載の化合物。
【請求項39】
1Aが、構造:
【化37】

(式中、sは0と2との間の整数である;各RP1は独立して、低級アルキル、または−GRG1であり、式中、Gは、−O−または−NRG2−であり、RG1およびRG2は独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、複素環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールまたはアルキルヘテロアリール部分であり;各RP2は独立して、水素、低級アルキル、アリールまたはヘテロアリールである)の1つを有する部分である、請求項18に記載の化合物。
【請求項40】
1Aが、構造:
【化38】

(式中、Gは−O−または−NRG2−であり、RG1およびRG2は独立して、水素または低級アルキルである)の1つを有する部分である、請求項39に記載の化合物。
【請求項41】
−NH(R2A)Arが以下の構造:
【化39】

(式中、XはNまたはCRP1であり;sは0〜5の整数であり;各RP1は独立して、水素、ハロゲン、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、複素環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールまたはアルキルヘテロアリール部分、または−GRG1であり、式中、Gは、−O−、−S−、−NRG2−、−CO−、−SO−、−SO−、−C(=O)O−、−C(=O)NRG2−、−OC(=O)−、−NRG2C(=O)−または−SONRG2−であり、RG1およびRG2は独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、複素環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールまたはアルキルヘテロアリール部分であり;RP3は、アルキル、ヘテロアルキル、アリールまたはヘテロアリールである)の1つである、請求項19に記載の化合物。
【請求項42】
−NH(R2A)Arが以下の構造:
【化40】

(式中、RP1は、水素、ハロゲンまたは低級アルキルである)である、請求項41に記載の化合物。
【請求項43】
−C(=O)NHC(R)(R)Rが以下の構造:
【化41】

(式中、RP3は、低級アルキルまたはアリールであり;XおよびXは独立して、NまたはCRP1であり;XはO、SまたはNRP2であり;式中、RP1は、水素、ハロゲン、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、複素環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールまたはアルキルヘテロアリール部分、または−GRG1であり、式中、Gは、−O−、−S−、−NRG2−、−CO−、−SO−、−SO−、−C(=O)O−、−C(=O)NRG2−、−OC(=O)−、−NRG2C(=O)−または−SONRG2−であり、RG1およびRG2は独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、複素環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールまたはアルキルヘテロアリール部分であり;RP2は、水素、脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、複素環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アルキルヘテロアリール、ヘテロアルキルアリールまたはヘテロアルキルヘテロアリール部分である)の1つである、請求項22に記載の化合物。
【請求項44】
P3が、低級アルキルであり;RP2が、水素または低級アルキルである、請求項43に記載の化合物。
【請求項45】
2DがArであり、該Arは以下の構造:
【化42】

(式中、s、X、XおよびXは前記xx)で規定した通りであり;Xは、O、SまたはNRP2であり;各RP1は、独立して、水素、ハロゲン、CN、イソシアネート、NO、−P(=O)(YRP5、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、複素環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールまたはアルキルヘテロアリール部分、またはGRG1であり、式中、Gは、−O−、−S−、−NRG2−、−CO−、−SO−、−SO−、−C(=O)O−、−C(=O)NRG2−、−OC(=O)−、−NRG2C(=O)−または−SONRG2−であり、RG1およびRG2は独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、複素環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールまたはアルキルヘテロアリール部分であり;各Yは独立して、結合またはOであり;各RP5は独立して、アルキル、ヘテロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであるか、あるいはYがOのとき、RP5は水素でもよい;各RP2は独立して、水素、脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、複素環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アルキルヘテロアリール、ヘテロアルキルアリールまたはヘテロアルキルヘテロアリール部分、または窒素保護基であり;任意の2個の隣り合うRP1およびRP2は、一緒になってシクロアルキル、複素環式、アリールまたはヘテロアリール部分を形成してもよく;各RP3は独立して、アルキル、アリール、ヘテロアリールまたは−N(RP2である)の1つである、請求項17、18、19および22のいずれか一項、または請求項23に記載の化合物。
【請求項46】
Arが、以下の構造:
【化43】

(式中、XはNまたはCRP1であり;sは、0〜6の整数であり;各RP1は独立して、水素、ハロゲン、CN、NO、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、複素環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールまたはアルキルヘテロアリール部分、または−GRG1であり、式中、Gは、−O−、−S−、−NRG2−、−CO−、−SO−、−SO−、−C(=O)O−、−C(=O)NRG2−、−OC(=O)−、−NRG2C(=O)−または−SONRG2−であり、RG1およびRG2は独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、複素環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールまたはアルキルヘテロアリール部分であり;RP3は独立して、低級アルキルまたはアリールである)の1つである、請求項45に記載の化合物。
【請求項47】
−C(=O)NHC(R)(R)Rが、構造:−C(=O)NHC(=C(R)Ar)CO3A(式中、R3AおよびRは、一緒になって置換もしくは非置換の複素環式部分を形成する)を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項48】
−C(=O)NHC(=C(R)Ar)CO3Aが、以下の構造:
【化44】

(式中、Arは、ヘテロ環、アリールまたはヘテロアリールであり;Xは、O、SまたはNHである)の1つである、請求項47に記載の化合物。
【請求項49】
−C(=O)NHC(=C(R)Ar)CO3Aが、以下の構造:
【化45】

(式中、Xは、O、SまたはNHであり;XはNまたはCHである)の1つである、請求項47に記載の化合物。
【請求項50】
Lが、存在しないか、または−C(=O)、−CHC(=O)NH−、CHNH−C(=O)−、−O−CH−C(=O)−、−CH−CH−C(=O)−、−CH=CH−C(=O)NH−CH−、−CH(OH)−CH−O−、−CH(OH)−CH−N(CH)−、−CH(OH)−CH−CH−、−CH−CH−CH(OH)−、−O−CH−CH(OH)−、−O−CH−CH(OH)−CH−、−O−CH−CH−CH(OH)−、O−CH−CH−O−、−CH−CH−CH−O−、−CH−CH(OH)−CH−O、−CH−CH−O−、−CH−(CH)NH−C(=O)−、−CH−NH−SO−、−NH−SO−CH−、−CH−SO−NH−、−SONH−CH−、−C(=O)−NH−C(=O)−、−NH−C(=O)−NH−、−NH−C(=O)−NH−CH−、−CH−NH−C(=O)−NH−、−C(=O)−NH−CH−C(=O)−NH、−NH−C(=O)−O−または−O−C(=O)−NH−;または置換もしくは非置換のC1−6アルキリデンまたはC2−6アルケニリデン鎖(鎖中、2個までの隣り合わないメチレン単位は独立して、必要に応じて、−C(=O)−、−CO−、−C(=O)C(=O)−、−C(=O)NRL3−、−OC(=O)−、−OC(=O)NRL3−、−NRL3NRL4−、NRL3NRL4C(=O)−、NRL3C(=O)−、−NRL3CO−、−NRL3C(=O)NRL4−、−S(=O)−、−SO−、−NRL3SO−、−SONRL3−、−NRL3SONRL4−、−O−、−S−または−NRL3−で置き換えられる)であり;各RL3およびRL4は独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはアシルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項51】
Lが、存在しないか、または−C(=O)、−CHC(=O)NH−、−CHNH−C(=O)−、−O−CH−C(=O)−、−CH−CH−C(=O)−、−CH=CH−C(=O)NH−CH−、−CH(OH)−CH−O−、−CH(OH)−CH−N(CH)−、−CH(OH)−CH−CH−、−CH−CH−CH(OH)−、−O−CH−CH(OH)−、−O−CH−CH(OH)−CH−、−O−CH−CH−CH(OH)−、O−CH−CH−O−、−CH−CH−CH−O−、−CH−CH(OH)−CH−O、−CH−CH−O−、−CH−(CH)−NH−C(=O)−、−CH−NH−SO−、−NH−SO−CH−、−CH−SO−NH−、−SONH−CH−、−C(=O)−NH−C(=O)−、−NH−C(=O)−NH−、−NH−C(=O)−NH−CH−、−CH−NH−C(=O)−NH−、−C(=O)−NH−CH−C(=O)−NH、−NH−C(=O)−O−または−O−C(=O)−NHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項52】
Lが、存在しないか、または−C(=O)、または置換もしくは非置換のC1−6アルキリデンまたはC2−6アルケニリデン鎖(鎖中、2個までの隣り合わないメチレン単位は独立して、必要に応じて、−C(=O)−、−CO−、−C(=O)C(=O)−、−C(=O)NRL3−、−OC(=O)−、−OC(=O)NRL3−、−NRL3NRL4−、NRL3NRL4C(=O)−、NRL3C(=O)−、NRL3CO−、NRL3C(=O)NRL4−、−S(=O)−、−SO−、−NRL3SO−、SONRL3−、NRL3SONRL4−、−O−、−S−または−NRL3−で置き換えられる)であり;各RL3およびRL4は独立して、水素またはメチルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項53】
Lは存在しない、請求項1に記載の化合物。
【請求項54】
Lが−C(=O)である、請求項1に記載の化合物。
【請求項55】
Lが、置換もしくは非置換のC1−6アルキリデンまたはC2−6アルケニリデン鎖(鎖中、2個までの隣り合わないメチレン単位は独立して、必要に応じて、−C(=O)−、−C(=O)NRL3−、−OC(=O)−、NRL3C(=O)−、−S(=O)−、−SO−、−NRL3SO−、SONRL3−、−O−または−NRL3−で置き換えられる)であり;各RL3およびRL4は独立して、水素またはメチルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項56】
Lが、(CH−(式中、qは1〜5である)である、請求項1に記載の化合物。
【請求項57】
Lが、構造:
【化46】

を有する部分である、請求項1に記載の化合物。
【請求項58】
ARが以下の構造:
【化47】

(式中、各rは0〜6の整数であり;X、X、XおよびXは独立して、NまたはCRQ1であり;Xは、O、SまたはNRQ2であり;ARは、複素環式、アリールまたはヘテロアリール部分であり;各RQ1は独立して、水素、ORQ3、OCF、SRQ3、ハロゲン、CN、イソシアネート、NO、CF、NRQ3QQ4、−SOQ3、アルキル−NRQ3Q4、アルキル−C(=O)−NRQ3Q4、アルキル−C(=O)RQ3、または脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、複素環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アルキルヘテロアリール、ヘテロアルキルアリールまたはヘテロアルキルヘテロアリール部分であり、各RQ3およびRQ4は独立して、水素、保護基、または脂肪族、ヘテロ脂肪族、アリールまたはヘテロアリール部分であり;RQ2は、水素、脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、複素環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アルキルヘテロアリール、ヘテロアルキルアリールまたはヘテロアルキルヘテロアリール部分、または窒素保護基である)の1つである、請求項1に記載の化合物。
【請求項59】
ARが、以下の構造:
【化48】

(式中、XはFまたはClであり;XはNまたはCRQ1であり;XはCH、O、SまたはNHであり;RQ1は、水素、メチル、−CF、−OCH、−OCFまたはハロゲンである)の1つである、請求項58の化合物。
【請求項60】
ARが以下の構造:
【化49】

の1つである、請求項59の化合物。
【請求項61】
ARが以下の構造:
【化50】

の1つである、請求項60の化合物。
【請求項62】
AR−L−が以下の構造:
【化51】

の1つである、請求項1の化合物。
【請求項63】
AR−L−が以下の構造:
【化52】

の1つである、請求項62の化合物。
【請求項64】
AR−L−が、以下の構造:
【化53】

の1つを有する部分であり、
−C(=O)NHC(R)(R)Rが、以下の構造:
【化54】

の1つまたはそのバイオアイソスターを有する部分であり;ここで、R2AおよびR3Aは、明細書のクラスおよびサブクラスに規定の通りであり;R2Dが、以下の構造:
【化55】

(式中、sは0と6との間の整数であり;各RP1は独立して、水素、ハロゲン、CN、イソシアネート、NO、−P(=O)(YRP5、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、複素環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールまたはアルキルヘテロアリール部分、またはGRG1であり、式中、Gは、−O−、−S−、−NRG2−、−CO−、−SO−、−SO−、−C(=O)O−、−C(=O)NRG2−、−OC(=O)−、−NRG2C(=O)−または−SONRG2−であり、RG1およびRG2は独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、複素環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリールまたはアルキルヘテロアリール部分であり;各Yは、独立して、結合またはOであり;各RP5は独立して、アルキル、ヘテロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであるか、あるいはYがOのときRP5は水素でもよく;各RP2は独立して、水素、脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、複素環式、アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、アルキルヘテロアリール、ヘテロアルキルアリールまたはヘテロアルキルヘテロアリール部分、または窒素保護基であり;任意の2個の隣り合うRP1およびRP2は一緒になってシクロアルキル、複素環式、アリールまたはヘテロアリール部分を形成してもよい)の1つを有する部分である、請求項3〜16のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項65】
2AおよびR3Aがそれぞれ水素である、請求項64に記載の化合物。
【請求項66】
2Dが、構造:
【化56】

(式中、各RP1は独立して、水素、ハロゲン、メチル、−OCH、−OH、−NH、−NHCHまたは−N(CHである)の1つを有する部分である、請求項64に記載の化合物。
【請求項67】
2Dが、構造:
【化57】

の1つを有する部分である、請求項66に記載の化合物。
【請求項68】
請求項1〜67のいずれか一項に記載の化合物およびその薬学的に受容可能な誘導体と、薬学的に受容可能なキャリアまたは希釈剤とを含み、必要に応じて、さらなる治療剤をさらに含む、薬学的組成物。
【請求項69】
前記化合物が、細胞内接着分子(たとえばICAM−1、ICAM−2およびICAM−3)と受容体の白血球インテグリンファミリーとの間の接着を調整するために有効な量存在する、請求項68に記載の薬学的組成物。
【請求項70】
前記化合物が、白血球に関連するCD11/CD18受容体を拮抗するために有効な量存在する、請求項68に記載の薬学的組成物。
【請求項71】
前記化合物が、Mac−1および/またはLFA−1を拮抗するために有効な量存在する、請求項68に記載の薬学的組成物。
【請求項72】
細胞接着分子のCD11/CD18ファミリーを介して媒介される被験体の免疫応答もしくは免疫障害または炎症応答もしくは炎症障害を治療、予防または改善する方法であって、請求項1〜67のいずれか1項に記載の化合物を治療的有効量、該被験体に投与する工程を包含する、方法。
【請求項73】
細胞接着分子のCD11/CD18ファミリーが、LFA−1である、請求項72に記載の方法。
【請求項74】
被験体の免疫応答もしくは免疫障害または炎症応答もしくは炎症障害を治療、予防または改善する方法であって、請求項1〜67のいずれか1項に記載の化合物を、該治療、予防または改善を必要とする被験体に投与する工程を包含する、方法。
【請求項75】
前記障害が、乾癬を含む炎症皮膚疾患のようなT細胞炎症応答;炎症性腸疾患(たとえばクローン病や潰瘍性大腸炎)に関連する応答;成人呼吸促進症候群、皮膚炎、髄膜炎、脳炎、ブドウ膜炎、湿疹および喘息、およびT細胞の浸潤および慢性の炎症応答に関与する他の状態のようなアレルギー性疾患、皮膚過敏性反応(ポイズンアイビーおよびポイズンオークを含む)、アテローム性硬化症、白血球接着欠損症、リウマチ関節炎のような自己免疫疾患、全身性エリテマトーデス(SLE)、真性糖尿病、多発性硬化症、レイノー症候群、自己免疫甲状腺炎、実験的自己免疫脳脊髄炎、シューグレン症候群、I型糖尿病、若年I型糖尿病、ならびに結核症、サルコイド症、多発性筋炎、肉芽腫症および脈管炎において典型的に見られるサイトカインおよびT−リンパ球に媒介される遅延型過敏が関与する免疫応答、悪性貧血、白血球漏出が関与する疾患、CNS炎症性障害、敗血症または外傷による多器官創傷症候群、自己免疫溶血性貧血、重症性筋無力症、抗原−抗体複合体媒介性疾患および移植片対宿主反応疾患または宿主対移植片反応疾患を含む全てのタイプから選択される、請求項74に記載の方法。

【公表番号】特表2007−513081(P2007−513081A)
【公表日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−539668(P2006−539668)
【出願日】平成16年11月5日(2004.11.5)
【国際出願番号】PCT/US2004/036942
【国際公開番号】WO2005/044817
【国際公開日】平成17年5月19日(2005.5.19)
【出願人】(500586635)サネシス ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド (29)
【Fターム(参考)】