アルキルキノリン類およびアルキルキナゾリン類を用いるFLT3キナーゼの相乗的モジュレーション
【化1】
本発明は、ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤並びに式(I’)[式中R1、R2、R3、Z、G、QおよびXはここで定義されている通りである]のアルキルキノリンおよびアルキルキナゾリン化合物から選択されるFLT3キナーゼ阻害剤の投与を含んでなる細胞または患者においてFLT3チロシンキナーゼ活性もしくは発現を阻害するかまたはFLT3キナーゼ活性もしくは発現を減少させる方法に関する。本発明には、細胞増殖性疾患またはFLT3に関連する疾患を進行させる危険性のある(または疑いのある)患者を処置するための予防および治療の両方の方法が包含される。
本発明は、ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤並びに式(I’)[式中R1、R2、R3、Z、G、QおよびXはここで定義されている通りである]のアルキルキノリンおよびアルキルキナゾリン化合物から選択されるFLT3キナーゼ阻害剤の投与を含んでなる細胞または患者においてFLT3チロシンキナーゼ活性もしくは発現を阻害するかまたはFLT3キナーゼ活性もしくは発現を減少させる方法に関する。本発明には、細胞増殖性疾患またはFLT3に関連する疾患を進行させる危険性のある(または疑いのある)患者を処置するための予防および治療の両方の方法が包含される。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
患者に対するFLT3キナーゼ阻害剤およびファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤の投与を含んでなる患者においてFLT3チロシンキナーゼ活性を阻害する方法。
【請求項2】
患者に対するFLT3キナーゼ阻害剤およびファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤の投与を含んでなる患者においてFLT3チロシンキナーゼ発現を阻害する方法。
【請求項3】
患者に対するFLT3キナーゼ阻害剤およびファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤の投与を含んでなる患者においてFLT3チロシンキナーゼ活性を減少させる方法。
【請求項4】
患者に対するFLT3キナーゼ阻害剤およびファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤の投与を含んでなる患者においてFLT3チロシンキナーゼ発現を減少させる方法。
【請求項5】
患者に対するFLT3キナーゼ阻害剤およびファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤の投与を含んでなる患者においてFLT3チロシンキナーゼ活性に関連する疾患を処置する方法。
【請求項6】
患者に対するFLT3キナーゼ阻害剤およびファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤の投与を含んでなる患者においてFLT3チロシンキナーゼ発現に関連する疾患を処置する方法。
【請求項7】
細胞をFLT3キナーゼ阻害剤およびファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤と接触させることを含んでなる細胞中のFLT3チロシンキナーゼの活性を阻害する方法。
【請求項8】
細胞をFLT3キナーゼ阻害剤およびファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤と接触させることを含んでなるを含んでなる細胞中でFLT3チロシンキナーゼの発現を阻害する方法。
【請求項9】
細胞をFLT3キナーゼ阻害剤およびファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤と接触させる段階を含んでなる細胞中の細胞増殖を阻害する方法。
【請求項10】
患者に予防的に有効な量の(1)FLT3キナーゼ阻害剤および製薬学的に許容可能な担体を含んでなる第一の製薬学的組成物並びに(2)ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤および製薬学的に許容可能な担体を含んでなる第二の製薬学的組成物を投与することを含んでなる、患者において細胞増殖性疾患を予防する方法。
【請求項11】
患者に予防的に有効な量の化学療法を施すことをさらに含んでなる、請求項10の方法。
【請求項12】
患者に予防的に有効な量の放射線療法を施すことをさらに含んでなる、請求項10の方法。
【請求項13】
患者に予防的に有効な量の遺伝子療法を施すことをさらに含んでなる、請求項10の方法。
【請求項14】
患者に予防的に有効な量の免疫療法を施すことをさらに含んでなる、請求項10の方法。
【請求項15】
患者に予防的に有効な量のFLT3キナーゼ阻害剤、ファルネシルトランスフェラーゼ
阻害剤および製薬学的に許容可能な担体を含んでなる製薬学的組成物を投与することを含んでなる、患者において細胞増殖性疾患を予防する方法。
【請求項16】
患者に予防的に有効な量の化学療法を施すことをさらに含んでなる、請求項15の方法。
【請求項17】
患者に予防的に有効な量の放射線療法を施すことをさらに含んでなる、請求項15の方法。
【請求項18】
患者に予防的に有効な量の遺伝子療法を施すことをさらに含んでなる、請求項15の方法。
【請求項19】
患者に予防的に有効な量の免疫療法を施すことをさらに含んでなる、請求項15の方法。
【請求項20】
患者に予防的に有効な量の(1)FLT3キナーゼ阻害剤および製薬学的に許容可能な担体を含んでなる第一の製薬学的組成物並びに(2)ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤および製薬学的に許容可能な担体を含んでなる第二の製薬学的組成物を投与することを含んでなる、患者においてFLT3に関連した疾患を予防する方法。
【請求項21】
患者に予防的に有効な量の化学療法を施すことをさらに含んでなる、請求項20の方法。
【請求項22】
患者に予防的に有効な量の放射線療法を施すことをさらに含んでなる、請求項20の方法。
【請求項23】
患者に予防的に有効な量の遺伝子療法を施すことをさらに含んでなる、請求項20の方法。
【請求項24】
患者に予防的に有効な量の免疫療法を施すことをさらに含んでなる、請求項20の方法。
【請求項25】
患者に予防的に有効な量のFLT3キナーゼ阻害剤、ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤および製薬学的に許容可能な担体を含んでなる製薬学的組成物を投与することを含んでなる、患者においてFLT3に関連した疾患を予防する方法。
【請求項26】
患者に予防的に有効な量の化学療法を施すことをさらに含んでなる、請求項25の方法。
【請求項27】
患者に予防的に有効な量の放射線療法を施すことをさらに含んでなる、請求項25の方法。
【請求項28】
患者に予防的に有効な量の遺伝子療法を施すことをさらに含んでなる、請求項25の方法。
【請求項29】
患者に予防的に有効な量の免疫療法を施すことをさらに含んでなる、請求項25の方法。
【請求項30】
患者に治療的に有効な量の(1)FLT3キナーゼ阻害剤および製薬学的に許容可能な担体を含んでなる第一の製薬学的組成物、並びに(2)ファルネシルトランスフェラーゼ
阻害剤および製薬学的に許容可能な担体を含んでなる第二の製薬学的組成物を投与することを含んでなる、患者において細胞増殖性疾患を処置する方法。
【請求項31】
患者に治療的に有効な量の化学療法を施すことをさらに含んでなる、請求項30の方法。
【請求項32】
患者に治療的に有効な量の放射線療法を施すことをさらに含んでなる、請求項30の方法。
【請求項33】
患者に治療的に有効な量の遺伝子療法を施すことをさらに含んでなる、請求項30の方法。
【請求項34】
患者に治療的に有効な量の免疫療法を施すことをさらに含んでなる、請求項30の方法。
【請求項35】
患者に治療的に有効な量のFLT3キナーゼ阻害剤、ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤および製薬学的に許容可能な担体を含んでなる製薬学的組成物を投与することを含んでなる、患者において細胞増殖性疾患を処置する方法。
【請求項36】
患者に治療的に有効な量の化学療法を施すことをさらに含んでなる、請求項35の方法。
【請求項37】
患者に治療的に有効な量の放射線療法を施すことをさらに含んでなる、請求項35の方法。
【請求項38】
患者に治療的に有効な量の遺伝子療法を施すことをさらに含んでなる、請求項35の方法。
【請求項39】
患者に治療的に有効な量の免疫療法を施すことをさらに含んでなる、請求項35の方法。
【請求項40】
患者に治療的に有効な量の(1)FLT3キナーゼ阻害剤および製薬学的に許容可能な担体を含んでなる第一の製薬学的組成物、並びに(2)ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤および製薬学的に許容可能な担体を含んでなる第二の製薬学的組成物を投与することを含んでなる、患者においてFLT3に関連する疾患を処置する方法。
【請求項41】
患者に治療的に有効な量の化学療法を施すことをさらに含んでなる、請求項40の方法。
【請求項42】
患者に治療的に有効な量の放射線療法を施すことをさらに含んでなる、請求項40の方法。
【請求項43】
患者に治療的に有効な量の遺伝子療法を施すことをさらに含んでなる、請求項40の方法。
【請求項44】
患者に治療的に有効な量の免疫療法を施すことをさらに含んでなる、請求項40の方法。
【請求項45】
患者に治療的に有効な量のFLT3キナーゼ阻害剤、ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤および製薬学的に許容可能な担体を含んでなる製薬学的組成物を投与することを含
んでなる、患者においてFLT3に関連する疾患を処置する方法。
【請求項46】
患者に治療的に有効な量の化学療法を施すことをさらに含んでなる、請求項45の方法。
【請求項47】
患者に治療的に有効な量の放射線療法を施すことをさらに含んでなる、請求項45の方法。
【請求項48】
患者に治療的に有効な量の遺伝子療法を施すことをさらに含んでなる、請求項45の方法。
【請求項49】
患者に治療的に有効な量の免疫療法を施すことをさらに含んでなる、請求項45の方法。
【請求項50】
患者に治療的に有効な量の化学療法を施すことをさらに含んでなる、請求項45の方法。
【請求項51】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が式(I):
【化1】
[式中、
点線は場合により存在する結合を表わし、
Xは酸素または硫黄であり、
R1は水素、C1−12アルキル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、キノリニルC1−6アルキル、ピリジルC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、または式−Alk1−C(=O)−R9、−Alk1−S(O)−R9もしくは−Alk−S(O)2−R9の基であり、ここでAlk1はC1−6アルカンジイルであり、R9はヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、アミノ、C1−8アルキルアミノまたはC1−6アルキルオキシカルボニルで置換されたC1−8アルキルアミノであり、
R2、R3およびR16は各々独立して水素、ヒドロキシ、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシC1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルオキシ、アミノC1−6アルキルオキシ、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルオキシ、Ar1、Ar2C1−6アルキル、Ar2オキシ、Ar2C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、トリハロメチル、トリハロメトキシ、C2−6アルケニル、4,4−ジメチルオキサゾリルであり、或いは
隣接位置にある場合にはR2およびR3は一緒になって式
−O−CH2−O− (a−1)、
−O−CH2−CH2−O− (a−2)、
−O−CH=CH− (a−3)、
−O−CH2−CH2− (a−4)、
−O−CH2−CH2−CH2− (a−5)または
−CH=CH−CH=CH− (a−6)
の2価基を形成することができ、
R4およびR5は各々独立して水素、ハロ、Ar1、C1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルチオ、アミノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルS(O)C1−6アルキルまたはC1−6アルキルS(O)2C1−6アルキルであり、
R6およびR7は各々独立して水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、Ar2オキシ、トリハロメチル、C1−6アルキルチオ、ジ(C1−6アルキル)アミノであり、或いは隣接位置にある場合にはR6およびR7は一緒になって式
−O−CH2−O− (c−1)または
−CH=CH−CH=CH− (c−2)
の2価基を形成することができ、
R8は水素、C1−6アルキル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、カルボキシC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、イミダゾリル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、アミノカルボニルC1−6アルキル、または式
−O−R10 (b−1)、
−S−R10 (b−2)、
−N−R11R12 (b−3)
の基であり、
ここでR10は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキルまたは式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、
R11は水素、C1−12アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R12は水素、C1−6アルキル、C1−16アルキルカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルアミノカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、天然アミノ酸、Ar1カルボニル、Ar2C1−6アルキルカルボニル、アミノカルボニルカルボニル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、C1−6アルキルオキシ、アミノカルボニル、ジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルカルボニル、アミノ、C1−6アルキルアミノ、C1−6アルキルカルボニルアミノまたは式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、ここでAlk2はC1−6アルカンジイルであり、R13は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシC1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R14は水素、C1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R15は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R17は水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニル、Ar1であり、
R18は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシまたはハロであり、
R19は水素またはC1−6アルキルであり、
Ar1はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくハロで置換されたフェニルであり、そして
Ar2はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくはハロで置換されたフェニルである]
の化合物、その立体異性体形態、その製薬学的に許容可能な酸または塩基付加塩を含んでなる、請求項1−50のいずれかで定義された方法。
【請求項52】
該ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、Xが酸素でありそして点線が結合を表わす式(I)の化合物を含んでなる、請求項51の方法。
【請求項53】
該ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R1が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルまたはモノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルであり、R2がハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C1−6アルキルオキシ、トリハロメトキシまたはヒドロキシC1−6アルキルオキシであり、そしてR3が水素である式(I)の化合物を含んでなる、請求項51の方法。
【請求項54】
該ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R8が水素、ヒドロキシ、ハロC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、イミダゾリル、または式−NR11R12の基であり、ここでR11が水素またはC1−12アルキルでありそしてR12が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、または式−Alk2−OR13の基であり、ここでR13が水素またはC1−6アルキルである式(I)の化合物を含んでなる、請求項51の方法。
【請求項55】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が(+)−6−[アミノ(4−クロロフェニル)(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)メチル]−4−(3−クロロフェニル)−1−メチル−2(1H)−キノリノンまたはその製薬学的に許容可能な酸付加塩である、請求項51の方法。
【請求項56】
FLT3阻害剤が式I’:
【化2】
[式中、
QはCH2または直接結合であり、
GはOまたはSであり、
XはNまたはCHであり、
ZはNH、N(アルキル)またはCH2であり、
Bはフェニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、9〜10員のベンゾ−縮合されたヘテロアリールまたは9〜10員のベンゾ−縮合されたヘテロシクリルであり、
R1およびR2は独立して
【化3】
から選択され、
ここでnは1、2、3または4であり、
Yは直接結合、O、S、NHまたはN(アルキル)であり、
Raはアルコキシ、フェノキシ、場合によりR5で置換されていてもよいヘテロアリール、ヒドロキシル、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、場合によりR5で置換されていてもよいオキサゾリジノニル、場合によりR5で置換されていてもよいピロリジノニル、場合によりR5で置換されていてもよいピペリジノニル、場合によりR5で置換されていてもよいピペラジニル−2−オン、場合によりR5で置換されていてもよい環式ヘテロジオニル、場合によりR5で置換されていてもよいヘテロシクリル、場合によりR5で置換されていてもよいスクアリル、−COORy、−CONRwRx、−N(Ry)CON(Rw)(Rx)、−N(Rw)C(O)ORx、−N(Rw)CORy、−SRy、−SORy、−SO2Ry、−NRwSO2Ry、−NRwSO2Rx、−SO3Ry、−OSO2NRwRxまたは−SO2NRwRxであり、
RwおよびRxは独立して水素、アルキル、アルケニル、アラルキルまたはヘテロアラルキルから選択され、或いはRwおよびRxは場合により一緒になってO、NH、N(アルキル)、SO、SO2またはSから選択されるヘテロ部分を含有してもよい5〜7員の環を形成することができ、
Ryは水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、フェニル、アラルキル、ヘテロアラルキル、またはヘテロアリールから選択され、
R5はハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、アミノ、ヒドロキシル、ヘテロアリール、アルコキシ、−C(O)アルキル、−SO2アルキル、−C(O)NH(アルキル)、−C(O)N(アルキル)2、−C(O)C(1−4)アルキル−N(アルキル)2、アルキル、−C(1−4)アルキル−OH、−C(1−4)アルキル−OCH3、−C(O)C(1−4)アルキル−OH、−C(O)C(1−4)アルキル−OCH3、ジアルキルアミノまたはアルキルアミノから独立して選択される1、2または3個の置換基であり、但し条件として、該R5置換基がハロゲン、ヒドロキシル、アルコキシ、またはアルキルでない限り、同じR5置換基は1回より多く存在せず、
Rbbは水素、ハロゲン、アルコキシ、ジアルキルアミノ、場合によりR6で置換されていてもよいフェニル、場合によりR6で置換されていてもよいヘテロアリール、場合によりR6で置換されていてもよいピペラジニル−2−オン、場合によりR6で置換されていてもよいイミダゾリジニル−2−オン、場合によりR6で置換されていてもよいオキサゾリジニル−2−オン、または場合によりR6で置換されていてもよいヘテロシクリルであり、
R6はハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、アミノ、ヒドロキシル、ヘテロアリール、アルコキシ、−C(O)アルキル、−SO2アルキル、−C(O)NH(アルキル)、−C(O)N(アルキル)2、−C(O)C(1−4)アルキル−N(アルキル)2、アルキル、−C(1−4)アルキル−OH、−C(1−4)アルキル−OCH3、−C(O)C(1−4)アルキル−OH、−C(O)C(1−4)アルキル−OCH3、ジアルキルアミノまたはアルキルアミノから独立して選択される1、2または3個の置換基であり、但し条件として、該R6置換基がハロゲン、ヒドロキシル、アルコキシ、またはアルキルでない限り、同じR6置換基は1回より多く存在せず、
Rcは場合によりR7で置換されていてもよいヘテロシクリル、またはヘテロアリールであり、そして
R7はハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、アミノ、ヒドロキシル、ヘテロアリー
ル、アルコキシ、−C(O)アルキル、−SO2アルキル、−C(O)NH(アルキル)、−C(O)N(アルキル)2、−C(O)C(1−4)アルキル−N(アルキル)2、アルキル、−C(1−4)アルキル−OH、−C(1−4)アルキル−OCH3、−C(O)C(1−4)アルキル−OH、−C(O)C(1−4)アルキル−OCH3、ジアルキルアミノまたはアルキルアミノから独立して選択される1、2または3個の置換基であり、但し条件として、該R7置換基がハロゲン、ヒドロキシル、アルコキシ、またはアルキルでない限り、同じR7置換基は1回より多く存在せず、
R3は水素但しRbbが水素でないことを条件とする、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、場合によりR4で置換されていてもよいアミノ、C1−2(アルキル)−OH、ニトロ、場合によりR4で置換されていてもよいシクロアルキル、場合によりR4で置換されていてもよいヘテロアリール、アルキルアミノ、場合によりR4で置換されていてもよいヘテロシクリル、アルコキシエーテル、−O(シクロアルキル)、場合によりR4で置換されていてもよいピロリジノニル、場合によりR4で置換されていてもよいフェノキシ、−CN、−OCHF2、−OCF3、−CF3、ハロゲン化されたアルキル、場合によりR4で置換されていてもよいヘテロアリールオキシ、ジアルキルアミノ、−NHSO2アルキルまたは−SO2アルキルから独立して選択される1個もしくはそれ以上の置換基であり、ここでR4はハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、アミノ、ヒドロキシル、アルコキシ、−C(O)アルキル、−CO2アルキル、−SO2アルキル、−C(O)N(アルキル)2、アルキル、またはアルキルアミノから独立して選択される]
の化合物およびそのN−オキシド、その製薬学的に許容可能な塩、その溶媒和物、およびその立体化学的異性体を含んでなる、請求項1−50のいずれかで定義された方法。
【請求項57】
FLT3阻害剤が、RwおよびRxが独立して水素、アルキル、アルケニル、アラルキルまたはヘテロアラルキルから選択され、或いはRwおよびRxが場合により一緒になって
【化4】
よりなる群から選択される環を形成する式I’の化合物を含んでなる、請求項56の方法。
【請求項58】
FLT3阻害剤が、
ZがNHまたはCH2であり、
Bがフェニル、ヘテロアリールまたは9〜10員のベンゾ−縮合されたヘテロアリールである式I’の化合物を含んでなる、請求項56の方法。
【請求項59】
FLT3阻害剤が、
GがOであり、
Bがフェニルまたはヘテロアリールであり、
Rbbが水素、ハロゲン、アルコキシ、ジアルキルアミノ、フェニル、ヘテロアリール、場合によりR6で置換されていてもよいピペラジニル−2−オン、場合によりR6で置換されていてもよいイミダゾリジニル−2−オン、場合によりR6で置換されていてもよいオキサゾリジニル−2−オンまたは場合によりR6で置換されていてもよいヘテロシクリルであり、
R3が水素但しRbbが水素でないことを条件とする、アルキル、アルコキシ、ハロゲ
ン、場合によりR4で置換されていてもよいアミノ、C1−2(アルキル)−OH、場合によりR4で置換されていてもよいシクロアルキル、場合によりR4で置換されていてもよいヘテロアリール、アルキルアミノ、場合によりR4で置換されていてもよいヘテロシクリル、アルコキシエーテル、−O(シクロアルキル)、場合によりR4で置換されていてもよいピロリジノニル、場合によりR4で置換されていてもよいフェノキシ、−CN、−OCHF2、−OCF3、−CF3、ハロゲン化されたアルキルジアルキルアミノおよび−SO2アルキルから独立して選択される1個もしくはそれ以上の置換基である式I’の化合物を含んでなる、請求項58の方法。
【請求項60】
FLT3阻害剤が、
Yが直接結合、OまたはNHであり、
Raがアルコキシ、場合によりR5で置換されていてもよいヘテロアリール、ヒドロキシル、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、場合によりR5で置換されていてもよいオキサゾリジノニル、場合によりR5で置換されていてもよいピロリジノニル、場合によりR5で置換されていてもよいピペリジノニル、場合によりR5で置換されていてもよいピペラジニル−2−オン、場合によりR5で置換されていてもよい環式ヘテロジオニル、場合によりR5で置換されていてもよいヘテロシクリル、場合によりR5で置換されていてもよいスクアリル、−CONRwRx、−N(Ry)CON(Rw)(Rx)、−N(Rw)C(O)ORx、−N(Rw)CORy、−SRy、−SORy、−SO2Ryまたは−NRwSO2Ryであり、
Rbbが水素、ハロゲン、アルコキシ、場合によりR6で置換されていてもよいピペラジニル−2−オン、場合によりR6で置換されていてもよいイミダゾリジニル−2−オン、場合によりR6で置換されていてもよいオキサゾリジニル−2−オン、または場合によりR6で置換されていてもよいヘテロシクリルであり、そして
R3が水素但しRbbが水素でないことを条件とする、アルキル、アルコキシ、場合によりR4で置換されていてもよいアミノ、ハロゲン、C1−2(アルキル)−OH、場合によりR4で置換されていてもよいシクロアルキル、場合によりR4で置換されていてもよいヘテロアリール、アルキルアミノ、場合によりR4で置換されていてもよいヘテロシクリル、アルコキシエーテル、−O(シクロアルキル)、場合によりR4で置換されていてもよいピロリジノニル、場合によりR4で置換されていてもよいフェノキシ、−OCHF2、−OCF3、−CF3、ジアルキルアミノまたは−SO2アルキルから独立して選択される1個もしくはそれ以上の置換基であり、ここでR4がハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、アミノ、ヒドロキシル、アルコキシ、−C(O)アルキル、−CO2アルキル、−SO2アルキル、−C(O)N(アルキル)2、アルキルまたはアルキルアミノから独立して選択される
式I’の化合物を含んでなる、請求項59の方法。
【請求項61】
FLT3阻害剤が、
R1およびR2が独立して
【化5】
から選択され、
YがOまたはNHであり、
Raがアルコキシ、場合によりR5で置換されていてもよいヘテロアリール、ヒドロキシル、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、場合によりR5で置換されていてもよいオキサゾリジノニル、場合によりR5で置換されていてもよいピロリジノニル、場合によりR
5で置換されていてもよいピペリジノニル、場合によりR5で置換されていてもよいピペラジニル−2−オン、場合によりR5で置換されていてもよいヘテロシクリル、場合によりR5で置換されていてもよいスクアリル、−CONRwRx、−N(Ry)CON(Rw)(Rx)、−N(Rw)C(O)ORx、−N(Rw)CORy、−SO2Ryまたは−NRwSO2Ryであり、
R5が−C(O)アルキル、−SO2アルキル、−C(O)NH(アルキル)、−C(O)N(アルキル)2、−C(O)C(1−4)アルキル−N(アルキル)2、アルキル、−C(1−4)アルキル−OH、−C(1−4)アルキル−OCH3、−C(O)C(1−4)アルキル−OHまたは−C(O)C(1−4)アルキル−OCH3から選択される1もしくは2個の置換基であり、但し条件として、該R5置換基がアルキルでない限り、同じR5置換基は1回より多く存在せず、
R6がハロゲン、ヒドロキシル、ヘテロアリール、アルコキシ、−C(O)アルキル、−SO2アルキル、−C(O)NH(アルキル)、−C(O)N(アルキル)2、−C(O)C(1−4)アルキル−N(アルキル)2、アルキル、−C(1−4)アルキル−OH、−C(1−4)アルキル−OCH3、−C(O)C(1−4)アルキル−OHまたは−C(O)C(1−4)アルキル−OCH3から独立して選択される1もしくは2個の置換基であり、但し条件として、該R6置換基がハロゲン、ヒドロキシル、またはアルキルでない限り、同じR6置換基は1回より多く存在せず、
Rcが場合によりR7で置換されていてもよいヘテロシクリルであり、
R7がヒドロキシル、−C(O)アルキル、−SO2アルキル、アルキル、または−C(O)N(アルキル)2から選択される1個の置換基であり、そして
R3がアルキル、アルコキシ、ハロゲン、場合によりR4で置換されていてもよいシクロアルキル、場合によりR4で置換されていてもよいヘテロアリール、場合によりR4で置換されていてもよいヘテロシクリル、アルコキシエーテル、−O(シクロアルキル)、場合によりR4で置換されていてもよいフェノキシ、ジアルキルアミノ、または−SO2アルキルから独立して選択される1個もしくはそれ以上の置換基である
式I’の化合物を含んでなる、請求項60の方法。
【請求項62】
FLT3阻害剤が、
Qが直接結合であり、
XがNであり、
ZがNHであり、
Bがフェニル、ピリミジニルまたはピリジニルであり、
R1およびR2が独立して
【化6】
から選択され、
YがOであり、
Raがアルコキシ、場合によりR5で置換されていてもよいヘテロアリール、ヒドロキシル、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、場合によりR5で置換されていてもよいオキサゾリジノニル、場合によりR5で置換されていてもよいピロリジノニル、場合によりR5で置換されていてもよいピペラジニル−2−オン、場合によりR5で置換されていてもよいヘテロシクリル、−CONRwRx、−N(Ry)CON(Rw)(Rx)、−SO2Ryまたは−NRwSO2Ryであり、
Ryが水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、フェニル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたはヘテロアリールから選択され、
R5が−C(O)アルキル、−SO2アルキル、−C(O)NH(アルキル)、−C(
O)N(アルキル)2、−C(O)C1−4アルキル−N(アルキル)2、アルキル、−C(1−4)アルキル−OH、−C(1−4)アルキル−OCH3、−C(O)C(1−4)アルキル−OHまたは−C(O)C(1−4)アルキル−OCH3から選択される1個の置換基であり、
R6がヒドロキシル、アルコキシ、−C(O)アルキル、−SO2アルキル、−C(O)NH(アルキル)、−C(O)N(アルキル)2、−C(O)C1−4アルキル−N(アルキル)2、アルキル、−C(1−4)アルキル−OH、−C(1−4)アルキル−OCH3、−C(O)C(1−4)アルキル−OHまたは−C(O)C(1−4)アルキル−OCH3から選択される1個の置換基であり、
Rcが場合によりR7で置換されていてもよいヘテロシクリルであり、
R7が−C(O)アルキル、−SO2アルキルまたはアルキルから選択される1個の置換基であり、そして
R3がアルキル、アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、−O(シクロアルキル)またはジアルキルアミノから独立して選択される1個の置換基である
式I’の化合物を含んでなる、請求項61の方法。
【請求項63】
FLT3阻害剤が
【化7】
【化8】
【化9】
よりなる群から選択される化合物を含んでなる、請求項1−50のいずれかで定義された方法。
【請求項64】
FLT3阻害剤が
【化10】
【化11】
よりなる群から選択される化合物を含んでなる、請求項1−50のいずれかで定義された
方法。
【請求項65】
FLT3阻害剤が
【化12】
を含んでなる、請求項1−50のいずれかで定義された方法。
【請求項66】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が式(I):
【化13】
[式中、
点線は場合により存在する結合を表わし、
Xは酸素または硫黄であり、
R1は水素、C1−12アルキル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、キノリニルC1−6アルキル、ピリジルC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、または式−Alk1−C(=O)−R9、−Alk1−S(O)−R9もしくは−Alk−S(O)2−R9の基であり、ここでAlk1はC1−6アルカンジイルであり、R9はヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、アミノ、C1−8アルキルアミノまたはC1−6アルキルオキシカルボニルで置換されたC1−8アルキルアミノであり、
R2、R3およびR16は各々独立して水素、ヒドロキシ、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシC1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルオキシ、アミノC1−6アルキルオキシ、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルオキシ、Ar1、Ar2C1−6アルキル、Ar2オキシ、Ar2C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、トリハロメチル、トリハロメトキシ、C2−6アルケニル、4,4−ジメチルオキサゾリルであり、或いは
隣接位置にある場合にはR2およびR3は一緒になって式
−O−CH2−O− (a−1)、
−O−CH2−CH2−O− (a−2)、
−O−CH=CH− (a−3)、
−O−CH2−CH2− (a−4)、
−O−CH2−CH2−CH2− (a−5)、または
−CH=CH−CH=CH− (a−6)
の2価基を形成することができ、
R4およびR5は各々独立して水素、ハロ、Ar1、C1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルチオ、アミノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルS(O)C1−6アルキルまたはC1−6アルキルS(O)2C1−6アルキルであり、
R6およびR7は各々独立して水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、Ar2オキシ、トリハロメチル、C1−6アルキルチオ、ジ(C1−6アルキル)アミノであり、或いは隣接位置にある場合にはR6およびR7は一緒になって式
−O−CH2−O− (c−1)、または
−CH=CH−CH=CH− (c−2)
の2価基を形成することができ、
R8は水素、C1−6アルキル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、カルボキシC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、イミダゾリル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、アミノカルボニルC1−6アルキル、または式
−O−R10 (b−1)、
−S−R10 (b−2)、
−N−R11R12 (b−3)
の基であり、
ここでR10は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、
R11は水素、C1−12アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R12は水素、C1−6アルキル、C1−16アルキルカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルアミノカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、天然アミノ酸、Ar1カルボニル、Ar2C1−6アルキルカルボニル、アミノカルボニルカルボニル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、C1−6アルキルオキシ、アミノカルボニル、ジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルカルボニル、アミノ、C1−6アルキルアミノ、C1−6アルキルカルボニルアミノ、または式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、ここでAlk2はC1−6アルカンジイルであり、R13は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシC1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R14は水素、C1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R15は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R17は水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニル、Ar1であり、
R18は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシまたはハロであり、
R19は水素またはC1−6アルキルであり、
Ar1はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくハロで置換されたフェニルであり、そして
Ar2はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくはハロで置換されたフェニルである]
の化合物、その立体異性体形態、その製薬学的に許容可能な酸または塩基付加塩を含んでなる、請求項56で定義された方法。
【請求項67】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、Xが酸素でありそして点線が結合を表わす式(I)の化合物を含んでなる、請求項66の方法。
【請求項68】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R1が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルまたはモノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルであり、R2がハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C1−6アルキルオキシ、トリハロメトキシまたはヒドロキシC1−6アルキルオキシであり、そしてR3が水素である式(I)の化合物を含んでなる、請求項66の方法。
【請求項69】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R8が水素、ヒドロキシ、ハロC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、イミダゾリル、または式−NR11R12の基であり、ここでR11が水素またはC1−12アルキルでありそしてR12が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、または式−Alk2−OR13の基であり、ここでR13が水素またはC1−6アルキルである式(I)の化合物を含んでなる、請求項66の方法。
【請求項70】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が(+)−6−[アミノ(4−クロロフェニル)(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)メチル]−4−(3−クロロフェニル)−1−メチル−2(1H)−キノリノンまたはその製薬学的に許容可能な酸付加塩である、請求項66の方法。
【請求項71】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が式(I):
【化14】
[式中、
点線は場合により存在する結合を表わし、
Xは酸素または硫黄であり、
R1は水素、C1−12アルキル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、キノリニルC1−6アルキル、ピリジルC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、アミノC1−6アルキルまたは式−Alk1−C(=O)−R9、−Alk1−S(O)−R9もしくは−Alk−S(O)2−R9の基であり、ここでAlk1はC1−6アルカンジイルであり、R9はヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、アミノ、C1−8アルキルアミノまたはC1−6アルキルオキシカルボニルで置換されたC1−8アルキルアミノであり、
R2、R3およびR16は各々独立して水素、ヒドロキシ、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシC1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルオキシ、アミノC1−6アルキルオキシ、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルオキシ、Ar1、Ar2C1−6アルキル、Ar2オキシ、Ar2C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキ
ルオキシカルボニル、トリハロメチル、トリハロメトキシ、C2−6アルケニル、4,4−ジメチルオキサゾリルであり、或いは
隣接位置にある場合にはR2およびR3は一緒になって式
−O−CH2−O− (a−1)、
−O−CH2−CH2−O− (a−2)、
−O−CH=CH− (a−3)、
−O−CH2−CH2− (a−4)、
−O−CH2−CH2−CH2− (a−5)、または
−CH=CH−CH=CH− (a−6)
の2価基を形成することができ、
R4およびR5は各々独立して水素、ハロ、Ar1、C1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルチオ、アミノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルS(O)C1−6アルキルまたはC1−6アルキルS(O)2C1−6アルキルであり、
R6およびR7は各々独立して水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、Ar2オキシ、トリハロメチル、C1−6アルキルチオ、ジ(C1−6アルキル)アミノであり、或いは隣接位置にある場合にはR6およびR7は一緒になって式
−O−CH2−O− (c−1)、または
−CH=CH−CH=CH− (c−2)
の2価基を形成することができ、
R8は水素、C1−6アルキル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、カルボキシC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、イミダゾリル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、アミノカルボニルC1−6アルキル、または式
−O−R10 (b−1)、
−S−R10 (b−2)、
−N−R11R12 (b−3)
の基であり、
ここでR10は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、
R11は水素、C1−12アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R12は水素、C1−6アルキル、C1−16アルキルカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルアミノカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、天然アミノ酸、Ar1カルボニル、Ar2C1−6アルキルカルボニル、アミノカルボニルカルボニル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、C1−6アルキルオキシ、アミノカルボニル、ジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルカルボニル、アミノ、C1−6アルキルアミノ、C1−6アルキルカルボニルアミノまたは式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、ここでAlk2はC1−6アルカンジイルであり、R13は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシC1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R14は水素、C1−6アルキルAr1またはAr2C1−6アルキルであり、R15は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R17は水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルAr1であり、
R18は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシまたはハロであり、
R19は水素またはC1−6アルキルであり、
Ar1はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくハロで置換されたフェニルであり、そして
Ar2はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくはハロで置換されたフェニルである]
の化合物、その立体異性体形態、その製薬学的に許容可能な酸または塩基付加塩を含んでなる、請求項57で定義された方法。
【請求項72】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、Xが酸素でありそして点線が結合を表わす式(I)の化合物を含んでなる、請求項71の方法。
【請求項73】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R1が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルまたはモノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルであり、R2がハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C1−6アルキルオキシ、トリハロメトキシまたはヒドロキシC1−6アルキルオキシであり、そしてR3が水素である式(I)の化合物を含んでなる、請求項71の方法。
【請求項74】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R8が水素、ヒドロキシ、ハロC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、イミダゾリル、または式−NR11R12の基であり、ここでR11が水素またはC1−12アルキルでありそしてR12が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、または式−Alk2−OR13の基であり、ここでR13が水素またはC1−6アルキルである式(I)の化合物を含んでなる、請求項71の方法。
【請求項75】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が(+)−6−[アミノ(4−クロロフェニル)(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)メチル]−4−(3−クロロフェニル)−1−メチル−2(1H)−キノリノンまたはその製薬学的に許容可能な酸付加塩である、請求項71の方法。
【請求項76】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が式(I):
【化15】
[式中、
点線は場合により存在する結合を表わし、
Xは酸素または硫黄であり、
R1は水素、C1−12アルキル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、キノリニルC1−6アルキル、ピリジルC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、または式−Alk1−C(=O)−R9、−Alk1−S(O)−R9もしくは−Alk−S(O)2−R9の基であり、ここでAlk1はC
1−6アルカンジイルであり、R9はヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、アミノ、C1−8アルキルアミノまたはC1−6アルキルオキシカルボニルで置換されたC1−8アルキルアミノであり、
R2、R3およびR16は各々独立して水素、ヒドロキシ、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシC1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルオキシ、アミノC1−6アルキルオキシ、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルオキシ、Ar1、Ar2C1−6アルキル、Ar2オキシ、Ar2C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、トリハロメチル、トリハロメトキシ、C2−6アルケニル、4,4−ジメチルオキサゾリルであり、或いは
隣接位置にある場合にはR2およびR3は一緒になって式
−O−CH2−O− (a−1)、
−O−CH2−CH2−O− (a−2)、
−O−CH=CH− (a−3)、
−O−CH2−CH2− (a−4)、
−O−CH2−CH2−CH2− (a−5)または
−CH=CH−CH=CH− (a−6)
の2価基を形成することができ、
R4およびR5は各々独立して水素、ハロ、Ar1、C1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルチオ、アミノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルS(O)C1−6アルキルまたはC1−6アルキルS(O)2C1−6アルキルであり、
R6およびR7は各々独立して水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、Ar2オキシ、トリハロメチル、C1−6アルキルチオ、ジ(C1−6アルキル)アミノであり、或いは隣接位置にある場合にはR6およびR7は一緒になって式
−O−CH2−O− (c−1)または
−CH=CH−CH=CH− (c−2)
の2価基を形成することができ、
R8は水素、C1−6アルキル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、カルボキシC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、イミダゾリル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、アミノカルボニルC1−6アルキル、または式
−O−R10 (b−1)、
−S−R10 (b−2)、
−N−R11R12 (b−3)
の基であり、
ここでR10は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、
R11は水素、C1−12アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R12は水素、C1−6アルキル、C1−16アルキルカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルアミノカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、天然アミノ酸、Ar1カルボニル、Ar2C1−6アルキルカルボニル、アミノカルボニルカルボニル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、C1−6アルキルオキシ、アミノカルボニル、ジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルカルボニル、アミノ、C1−6アルキルアミノ、C1−6アルキルカルボニルアミノ、または式−Alk2−OR13もし
くは−Alk2−NR14R15の基であり、ここでAlk2はC1−6アルカンジイルであり、R13は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシC1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R14は水素、C1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R15は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R17は水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニル、Ar1であり、
R18は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシまたはハロであり、
R19は水素またはC1−6アルキルであり、
Ar1はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくハロで置換されたフェニルであり、そして
Ar2はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくはハロで置換されたフェニルである]
の化合物、その立体異性体形態、その製薬学的に許容可能な酸または塩基付加塩を含んでなる、請求項58で定義された方法。
【請求項77】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、Xが酸素でありそして点線が結合を表わす式(I)の化合物を含んでなる、請求項76の方法。
【請求項78】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R1が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルまたは、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルであり、R2がハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C1−6アルキルオキシ、トリハロメトキシ、またはヒドロキシC1−6アルキルオキシであり、そしてR3が水素である式(I)の化合物を含んでなる、請求項76の方法。
【請求項79】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R8が水素、ヒドロキシ、ハロC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、イミダゾリル、または式−NR11R12の基であり、ここでR11が水素またはC1−12アルキルでありそしてR12が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、または式−Alk2−OR13の基であり、ここでR13が水素またはC1−6アルキルである式(I)の化合物を含んでなる、請求項76の方法。
【請求項80】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が(+)−6−[アミノ(4−クロロフェニル)(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)メチル]−4−(3−クロロフェニル)−1−メチル−2(1H)−キノリノン、またはその製薬学的に許容可能な酸付加塩である、請求項76の方法。
【請求項81】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が式(I):
【化16】
[式中、
点線は場合により存在する結合を表わし、
Xは酸素または硫黄であり、
R1は水素、C1−12アルキル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、キノリニルC1−6アルキル、ピリジルC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、アミノC1−6アルキルまたは式−Alk1−C(=O)−R9、−Alk1−S(O)−R9もしくは−Alk−S(O)2−R9の基であり、ここでAlk1はC1−6アルカンジイルであり、R9はヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、アミノ、C1−8アルキルアミノまたはC1−6アルキルオキシカルボニルで置換されたC1−8アルキルアミノであり、
R2、R3およびR16は各々独立して水素、ヒドロキシ、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシC1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルオキシ、アミノC1−6アルキルオキシ、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルオキシ、Ar1、Ar2C1−6アルキル、Ar2オキシ、Ar2C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、トリハロメチル、トリハロメトキシ、C2−6アルケニル、4,4−ジメチルオキサゾリルであり、或いは
隣接位置にある場合にはR2およびR3は一緒になって式
−O−CH2−O− (a−1)、
−O−CH2−CH2−O− (a−2)、
−O−CH=CH− (a−3)、
−O−CH2−CH2− (a−4)、
−O−CH2−CH2−CH2− (a−5)または
−CH=CH−CH=CH− (a−6)
の2価基を形成することができ、
R4およびR5は各々独立して水素、ハロ、Ar1、C1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルチオ、アミノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルS(O)C1−6アルキルまたはC1−6アルキルS(O)2C1−6アルキルであり、
R6およびR7は各々独立して水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、Ar2オキシ、トリハロメチル、C1−6アルキルチオ、ジ(C1−6アルキル)アミノであり、或いは隣接位置にある場合にはR6およびR7は一緒になって式
−O−CH2−O− (c−1)または
−CH=CH−CH=CH− (c−2)
の2価基を形成することができ、
R8は水素、C1−6アルキル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、カルボキシC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、イミダゾリル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、アミノカルボニルC1−6アルキル、または式
−O−R10 (b−1)、
−S−R10 (b−2)、
−N−R11R12 (b−3)
の基であり、
ここでR10は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、
R11は水素、C1−12アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R12は水素、C1−6アルキル、C1−16アルキルカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルアミノカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、天然アミノ酸、Ar1カルボニル、Ar2C1−6アルキルカルボニル、アミノカルボニルカルボニル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、C1−6アルキルオキシ、アミノカルボニル、ジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルカルボニル、アミノ、C1−6アルキルアミノ、C1−6アルキルカルボニルアミノ、または式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、ここでAlk2はC1−6アルカンジイルであり、R13は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシC1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R14は水素、C1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R15は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R17は水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニル、Ar1であり、
R18は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシまたはハロであり、
R19は水素またはC1−6アルキルであり、
Ar1はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくハロで置換されたフェニルであり、そして
Ar2はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくはハロで置換されたフェニルである]
の化合物、その立体異性体形態、その製薬学的に許容可能な酸または塩基付加塩を含んでなる、請求項59で定義された方法。
【請求項82】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、Xが酸素でありそして点線が結合を表わす式(I)の化合物を含んでなる、請求項81の方法。
【請求項83】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R1が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルまたはモノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルであり、R2がハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C1−6アルキルオキシ、トリハロメトキシまたはヒドロキシC1−6アルキルオキシであり、そしてR3が水素である式(I)の化合物を含んでなる、請求項81の方法。
【請求項84】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R8が水素、ヒドロキシ、ハロC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、イミダゾリル、または式−NR11R12の基であり、ここでR11が水素またはC1−12アルキルでありそしてR12が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、または式−Alk2−OR13の基であり、ここでR13が水素またはC1−6アルキルである式(I)の化合物を含んでなる、請求項81の方法。
【請求項85】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が(+)−6−[アミノ(4−クロロフェニル)(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)メチル]−4−(3−クロロフェニル)−1−メチル−2(1H)−キノリノンまたはその製薬学的に許容可能な酸付加塩である、請求項81の方法。
【請求項86】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が式(I):
【化17】
[式中、
点線は場合により存在する結合を表わし、
Xは酸素または硫黄であり、
R1は水素、C1−12アルキル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、キノリニルC1−6アルキル、ピリジルC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、アミノC1−6アルキルまたは式−Alk1−C(=O)−R9、−Alk1−S(O)−R9もしくは−Alk−S(O)2−R9の基であり、ここでAlk1はC1−6アルカンジイルであり、R9はヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、アミノ、C1−8アルキルアミノまたはC1−6アルキルオキシカルボニルで置換されたC1−8アルキルアミノであり、
R2、R3およびR16は各々独立して水素、ヒドロキシ、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシC1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルオキシ、アミノC1−6アルキルオキシ、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルオキシ、Ar1、Ar2C1−6アルキル、Ar2オキシ、Ar2C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、トリハロメチル、トリハロメトキシ、C2−6アルケニル、4,4−ジメチルオキサゾリルであり、或いは
隣接位置にある場合にはR2およびR3は一緒になって式
−O−CH2−O− (a−1)、
−O−CH2−CH2−O− (a−2)、
−O−CH=CH− (a−3)、
−O−CH2−CH2− (a−4)、
−O−CH2−CH2−CH2− (a−5)または
−CH=CH−CH=CH− (a−6)
の2価基を形成することができ、
R4およびR5は各々独立して水素、ハロ、Ar1、C1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルチオ、アミノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルS(O)C1−6アルキルまたはC1−6アルキルS(O)2C1−6アルキルであり、
R6およびR7は各々独立して水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、Ar2オキシ、トリハロメチル、C1−6アルキルチオ、ジ(C1−6アルキル)アミノであり、或いは隣接位置にある場合にはR6およびR7は一緒になって式
−O−CH2−O− (c−1)または
−CH=CH−CH=CH− (c−2)
の2価基を形成することができ、
R8は水素、C1−6アルキル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、シアノC1−6アルキ
ル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、カルボキシC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、イミダゾリル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、アミノカルボニルC1−6アルキル、または式
−O−R10 (b−1)、
−S−R10 (b−2)、
−N−R11R12 (b−3)
の基であり、
ここでR10は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、
R11は水素、C1−12アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R12は水素、C1−6アルキル、C1−16アルキルカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルアミノカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、天然アミノ酸、Ar1カルボニル、Ar2C1−6アルキルカルボニル、アミノカルボニルカルボニル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、C1−6アルキルオキシ、アミノカルボニル、ジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルカルボニル、アミノ、C1−6アルキルアミノ、C1−6アルキルカルボニルアミノ、または式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、ここでAlk2はC1−6アルカンジイルであり、R13は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシC1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R14は水素、C1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R15は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R17は水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニル、Ar1であり、
R18は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシまたはハロであり、
R19は水素またはC1−6アルキルであり、
Ar1はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくハロで置換されたフェニルであり、そして
Ar2はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくはハロで置換されたフェニルである]
の化合物、その立体異性体形態、その製薬学的に許容可能な酸または塩基付加塩を含んでなる、請求項60で定義された方法。
【請求項87】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、Xが酸素でありそして点線が結合を表わす式(I)の化合物を含んでなる、請求項86の方法。
【請求項88】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R1が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルまたは、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルであり、R2がハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C1−6アルキルオキシ、トリハロメトキシまたはヒドロキシC1−6アルキルオキシであり、そしてR3が水素である式(I)の化合物を含んでなる、請求項86の方法。
【請求項89】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R8が水素、ヒドロキシ、ハロC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、イミダゾリル、または式−NR11R12の基であり、ここでR11が水素またはC1−12アルキルでありそしてR12が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、または式−Alk2−OR13の基であり、ここでR13が水素またはC1
−6アルキルである式(I)の化合物を含んでなる、請求項86の方法。
【請求項90】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が(+)−6−[アミノ(4−クロロフェニル)(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)メチル]−4−(3−クロロフェニル)−1−メチル−2(1H)−キノリノンまたはその製薬学的に許容可能な酸付加塩である、請求項86の方法。
【請求項91】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が式(I):
【化18】
[式中、
点線は場合により存在する結合を表わし、
Xは酸素または硫黄であり、
R1は水素、C1−12アルキル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、キノリニルC1−6アルキル、ピリジルC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、アミノC1−6アルキルまたは式−Alk1−C(=O)−R9、−Alk1−S(O)−R9もしくは−Alk−S(O)2−R9の基であり、ここでAlk1はC1−6アルカンジイルであり、R9はヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、アミノ、C1−8アルキルアミノまたはC1−6アルキルオキシカルボニルで置換されたC1−8アルキルアミノであり、
R2、R3およびR16は各々独立して水素、ヒドロキシ、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシC1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルオキシ、アミノC1−6アルキルオキシ、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルオキシ、Ar1、Ar2C1−6アルキル、Ar2オキシ、Ar2C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、トリハロメチル、トリハロメトキシ、C2−6アルケニル、4,4−ジメチルオキサゾリルであり、或いは
隣接位置にある場合にはR2およびR3は一緒になって式
−O−CH2−O− (a−1)、
−O−CH2−CH2−O− (a−2)、
−O−CH=CH− (a−3)、
−O−CH2−CH2− (a−4)、
−O−CH2−CH2−CH2− (a−5)または
−CH=CH−CH=CH− (a−6)
の2価基を形成することができ、
R4およびR5は各々独立して水素、ハロ、Ar1、C1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルチオ、アミノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルS(O)C1−6アルキルまたはC1−6アルキルS(O)2C1−6アルキルであり、
R6およびR7は各々独立して水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、Ar2オキシ、トリハロメチル、C1−6アルキルチオ、ジ(C1−6アルキル)アミノであり、或いは隣接位置にある場合にはR6およびR7は一緒になって式
−O−CH2−O− (c−1)または
−CH=CH−CH=CH− (c−2)
の2価基を形成することができ、
R8は水素、C1−6アルキル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、カルボキシC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、イミダゾリル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、アミノカルボニルC1−6アルキル、または式
−O−R10 (b−1)、
−S−R10 (b−2)、
−N−R11R12 (b−3)
の基であり、
ここでR10は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、
R11は水素、C1−12アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R12は水素、C1−6アルキル、C1−16アルキルカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルアミノカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、天然アミノ酸、Ar1カルボニル、Ar2C1−6アルキルカルボニル、アミノカルボニルカルボニル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、C1−6アルキルオキシ、アミノカルボニル、ジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルカルボニル、アミノ、C1−6アルキルアミノ、C1−6アルキルカルボニルアミノ、または式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、ここでAlk2はC1−6アルカンジイルであり、R13は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシC1−6アルキルAr1またはAr2C1−6アルキルであり、R14は水素、C1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R15は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニルAr1またはAr2C1−6アルキルであり、
R17は水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニル、Ar1であり、
R18は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシまたはハロであり、
R19は水素またはC1−6アルキルであり、
Ar1はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくハロで置換されたフェニルであり、そして
Ar2はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくはハロで置換されたフェニルである]
の化合物、その立体異性体形態、その製薬学的に許容可能な酸または塩基付加塩を含んでなる、請求項61で定義された方法。
【請求項92】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、Xが酸素でありそして点線が結合を表わす式(I)の化合物を含んでなる、請求項91の方法。
【請求項93】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R1が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルまたはモノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルであり、R2がハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C1−6アルキルオキシ、トリハロメトキシまたはヒドロキシC1−6アルキルオキシであり、そ
してR3が水素である式(I)の化合物を含んでなる、請求項91の方法。
【請求項94】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R8が水素、ヒドロキシ、ハロC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、イミダゾリル、または式−NR11R12の基であり、ここでR11が水素またはC1−12アルキルでありそしてR12が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、または式−Alk2−OR13の基であり、ここでR13が水素またはC1−6アルキルである式(I)の化合物を含んでなる、請求項91の方法。
【請求項95】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が(+)−6−[アミノ(4−クロロフェニル)(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)メチル]−4−(3−クロロフェニル)−1−メチル−2(1H)−キノリノン、またはその製薬学的に許容可能な酸付加塩である、請求項91の方法。
【請求項96】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が式(I):
【化19】
[式中、
点線は場合により存在する結合を表わし、
Xは酸素または硫黄であり、
R1は水素、C1−12アルキル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、キノリニルC1−6アルキル、ピリジルC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、アミノC1−6アルキルまたは式−Alk1−C(=O)−R9、−Alk1−S(O)−R9もしくは−Alk−S(O)2−R9の基であり、ここでAlk1はC1−6アルカンジイルであり、R9はヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、アミノ、C1−8アルキルアミノまたはC1−6アルキルオキシカルボニルで置換されたC1−8アルキルアミノであり、
R2、R3およびR16は各々独立して水素、ヒドロキシ、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシC1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルオキシ、アミノC1−6アルキルオキシ、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルオキシ、Ar1、Ar2C1−6アルキル、Ar2オキシ、Ar2C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、トリハロメチル、トリハロメトキシ、C2−6アルケニル、4,4−ジメチルオキサゾリルであり、或いは
隣接位置にある場合にはR2およびR3は一緒になって式
−O−CH2−O− (a−1)、
−O−CH2−CH2−O− (a−2)、
−O−CH=CH− (a−3)、
−O−CH2−CH2− (a−4)、
−O−CH2−CH2−CH2− (a−5)または
−CH=CH−CH=CH− (a−6)
の2価基を形成することができ、
R4およびR5は各々独立して水素、ハロ、Ar1、C1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルチオ、アミノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルS(O)C1−6アルキルまたはC1−6アルキルS(O)2C1−6アルキルであり、
R6およびR7は各々独立して水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、Ar2オキシ、トリハロメチル、C1−6アルキルチオ、ジ(C1−6アルキル)アミノであり、或いは隣接位置にある場合にはR6およびR7は一緒になって式
−O−CH2−O− (c−1)または
−CH=CH−CH=CH− (c−2)
の2価基を形成することができ、
R8は水素、C1−6アルキル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、カルボキシC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、イミダゾリル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、アミノカルボニルC1−6アルキル、または式
−O−R10 (b−1)、
−S−R10 (b−2)、
−N−R11R12 (b−3)
の基であり、
ここでR10は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、
R11は水素、C1−12アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R12は水素、C1−6アルキル、C1−16アルキルカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルアミノカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、天然アミノ酸、Ar1カルボニル、Ar2C1−6アルキルカルボニル、アミノカルボニルカルボニル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、C1−6アルキルオキシ、アミノカルボニル、ジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルカルボニル、アミノ、C1−6アルキルアミノ、C1−6アルキルカルボニルアミノ、または式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、ここでAlk2はC1−6アルカンジイルであり、R13は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシC1−6アルキルAr1またはAr2C1−6アルキルであり、R14は水素、C1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R15は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R17は水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニル、Ar1であり、
R18は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシまたはハロであり、
R19は水素またはC1−6アルキルであり、
Ar1はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくハロで置換されたフェニルであり、そして
Ar2はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくはハロで置換されたフェニルである]
の化合物、その立体異性体形態、その製薬学的に許容可能な酸または塩基付加塩を含んでなる、請求項62で定義された方法。
【請求項97】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、Xが酸素でありそして点線が結合を表わす式(I)の化合物を含んでなる、請求項96の方法。
【請求項98】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R1が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルまたはモノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルであり、R2がハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C1−6アルキルオキシ、トリハロメトキシまたはヒドロキシC1−6アルキルオキシであり、そしてR3が水素である式(I)の化合物を含んでなる、請求項96の方法。
【請求項99】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R8が水素、ヒドロキシ、ハロC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、イミダゾリル、または式−NR11R12の基であり、ここでR11が水素またはC1−12アルキルでありそしてR12が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、または式−Alk2−OR13の基であり、ここでR13が水素またはC1−6アルキルである式(I)の化合物を含んでなる、請求項96の方法。
【請求項100】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が(+)−6−[アミノ(4−クロロフェニル)(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)メチル]−4−(3−クロロフェニル)−1−メチル−2(1H)−キノリノンまたはその製薬学的に許容可能な酸付加塩である、請求項96の方法。
【請求項101】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が式(I):
【化20】
[式中、
点線は場合により存在する結合を表わし、
Xは酸素または硫黄であり、
R1は水素、C1−12アルキル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、キノリニルC1−6アルキル、ピリジルC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、または式−Alk1−C(=O)−R9、−Alk1−S(O)−R9もしくは−Alk−S(O)2−R9の基であり、ここでAlk1はC1−6アルカンジイルであり、R9はヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、アミノ、C1−8アルキルアミノまたはC1−6アルキルオキシカルボニルで置換されたC1−8アルキルアミノであり、
R2、R3およびR16は各々独立して水素、ヒドロキシ、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシC1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルオキシ、アミノC1−6アルキルオキシ、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルオキシ、Ar1、Ar2C1−6アルキル、
Ar2オキシ、Ar2C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、トリハロメチル、トリハロメトキシ、C2−6アルケニル、4,4−ジメチルオキサゾリルであり、或いは
隣接位置にある場合にはR2およびR3は一緒になって式
−O−CH2−O− (a−1)、
−O−CH2−CH2−O− (a−2)、
−O−CH=CH− (a−3)、
−O−CH2−CH2− (a−4)、
−O−CH2−CH2−CH2− (a−5)、または
−CH=CH−CH=CH− (a−6)
の2価基を形成することができ、
R4およびR5は各々独立して水素、ハロ、Ar1、C1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルチオ、アミノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルS(O)C1−6アルキルまたはC1−6アルキルS(O)2C1−6アルキルであり、
R6およびR7は各々独立して水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、Ar2オキシ、トリハロメチル、C1−6アルキルチオ、ジ(C1−6アルキル)アミノであり、或いは隣接位置にある場合にはR6およびR7は一緒になって式
−O−CH2−O− (c−1)または
−CH=CH−CH=CH− (c−2)
の2価基を形成することができ、
R8は水素、C1−6アルキル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、カルボキシC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、イミダゾリル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、アミノカルボニルC1−6アルキル、または式
−O−R10 (b−1)、
−S−R10 (b−2)、
−N−R11R12 (b−3)
の基であり、
ここでR10は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、
R11は水素、C1−12アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R12は水素、C1−6アルキル、C1−16アルキルカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルアミノカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、天然アミノ酸、Ar1カルボニル、Ar2C1−6アルキルカルボニル、アミノカルボニルカルボニル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、C1−6アルキルオキシ、アミノカルボニル、ジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルカルボニル、アミノ、C1−6アルキルアミノ、C1−6アルキルカルボニルアミノ、または式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、ここでAlk2はC1−6アルカンジイルであり、R13は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシC1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R14は水素、C1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R15は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R17は水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニル、Ar1であり、
R18は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシまたはハロであり、
R19は水素またはC1−6アルキルであり、
Ar1はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくハロで置換されたフェニルであり、そして
Ar2はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくはハロで置換されたフェニルである]
の化合物、その立体異性体形態、その製薬学的に許容可能な酸または塩基付加塩を含んでなる、請求項63で定義された方法。
【請求項102】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、Xが酸素でありそして点線が結合を表わす式(I)の化合物を含んでなる、請求項101の方法。
【請求項103】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R1が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルまたはモノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルであり、R2がハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C1−6アルキルオキシ、トリハロメトキシまたはヒドロキシC1−6アルキルオキシであり、そしてR3が水素である式(I)の化合物を含んでなる、請求項101の方法。
【請求項104】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R8が水素、ヒドロキシ、ハロC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、イミダゾリル、または式−NR11R12の基であり、ここでR11が水素またはC1−12アルキルでありそしてR12が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、または式−Alk2−OR13の基であり、ここでR13が水素またはC1−6アルキルである式(I)の化合物を含んでなる、請求項101の方法。
【請求項105】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が(+)−6−[アミノ(4−クロロフェニル)(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)メチル]−4−(3−クロロフェニル)−1−メチル−2(1H)−キノリノンまたはその製薬学的に許容可能な酸付加塩である、請求項101の方法。
【請求項106】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が式(I):
【化21】
[式中、
点線は場合により存在する結合を表わし、
Xは酸素または硫黄であり、
R1は水素、C1−12アルキル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、キノリニルC1−6アルキル、ピリジルC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、アミノC1−6アルキルまたは式−Alk1−C(=O)−R9、−Alk1−
S(O)−R9もしくは−Alk−S(O)2−R9の基であり、ここでAlk1はC1−6アルカンジイルであり、R9はヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、アミノ、C1−8アルキルアミノまたはC1−6アルキルオキシカルボニルで置換されたC1−8アルキルアミノであり、
R2、R3およびR16は各々独立して水素、ヒドロキシ、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシC1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルオキシ、アミノC1−6アルキルオキシ、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルオキシ、Ar1、Ar2C1−6アルキル、Ar2オキシ、Ar2C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、トリハロメチル、トリハロメトキシ、C2−6アルケニル、4,4−ジメチルオキサゾリルであり、或いは
隣接位置にある場合にはR2およびR3は一緒になって式
−O−CH2−O− (a−1)、
−O−CH2−CH2−O− (a−2)、
−O−CH=CH− (a−3)、
−O−CH2−CH2− (a−4)、
−O−CH2−CH2−CH2− (a−5)または
−CH=CH−CH=CH− (a−6)
の2価基を形成することができ、
R4およびR5は各々独立して水素、ハロ、Ar1、C1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルチオ、アミノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルS(O)C1−6アルキルまたはC1−6アルキルS(O)2C1−6アルキルであり、
R6およびR7は各々独立して水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、Ar2オキシ、トリハロメチル、C1−6アルキルチオ、ジ(C1−6アルキル)アミノであり、或いは隣接位置にある場合にはR6およびR7は一緒になって式
−O−CH2−O− (c−1)または
−CH=CH−CH=CH− (c−2)
の2価基を形成することができ、
R8は水素、C1−6アルキル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、カルボキシC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、イミダゾリル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、アミノカルボニルC1−6アルキル、または式
−O−R10 (b−1)、
−S−R10 (b−2)、
−N−R11R12 (b−3)
の基であり、
ここでR10は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、
R11は水素、C1−12アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R12は水素、C1−6アルキル、C1−16アルキルカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルアミノカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、天然アミノ酸、Ar1カルボニル、Ar2C1−6アルキルカルボニル、アミノカルボニルカルボニル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、C1−6アルキルオキシ、アミノカルボニル、ジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルカルボニル、アミノ、C1−6ア
ルキルアミノ、C1−6アルキルカルボニルアミノ、または式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、ここでAlk2はC1−6アルカンジイルであり、R13は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシC1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R14は水素、C1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R15は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R17は水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニル、Ar1であり、
R18は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシまたはハロであり、
R19は水素またはC1−6アルキルであり、
Ar1はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくハロで置換されたフェニルであり、そして
Ar2はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくはハロで置換されたフェニルである]
の化合物、その立体異性体形態、その製薬学的に許容可能な酸または塩基付加塩を含んでなる、請求項64で定義された方法。
【請求項107】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、Xが酸素でありそして点線が結合を表わす式(I)の化合物を含んでなる、請求項106の方法。
【請求項108】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R1が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルまたはモノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルであり、R2がハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C1−6アルキルオキシ、トリハロメトキシまたはヒドロキシC1−6アルキルオキシであり、そしてR3が水素である式(I)の化合物を含んでなる、請求項106の方法。
【請求項109】
該ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R8が水素、ヒドロキシ、ハロC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、イミダゾリルまたは式−NR11R12の基であり、ここでR11が水素またはC1−12アルキルでありそしてR12が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、または式−Alk2−OR13の基であり、ここでR13が水素またはC1−6アルキルである式(I)の化合物を含んでなる、請求項106の方法。
【請求項110】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が(+)−6−[アミノ(4−クロロフェニル)(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)メチル]−4−(3−クロロフェニル)−1−メチル−2(1H)−キノリノンまたはその製薬学的に許容可能な酸付加塩である、請求項106の方法。
【請求項111】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が式(I):
【化22】
[式中、
点線は場合により存在する結合を表わし、
Xは酸素または硫黄であり、
R1は水素、C1−12アルキル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、キノリニルC1−6アルキル、ピリジルC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、アミノC1−6アルキルまたは式−Alk1−C(=O)−R9、−Alk1−S(O)−R9もしくは−Alk−S(O)2−R9の基であり、ここでAlk1はC1−6アルカンジイルであり、R9はヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、アミノ、C1−8アルキルアミノまたはC1−6アルキルオキシカルボニルで置換されたC1−8アルキルアミノであり、
R2、R3およびR16は各々独立して水素、ヒドロキシ、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシC1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルオキシ、アミノC1−6アルキルオキシ、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルオキシ、Ar1、Ar2C1−6アルキル、Ar2オキシ、Ar2C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、トリハロメチル、トリハロメトキシ、C2−6アルケニル、4,4−ジメチルオキサゾリルであり、或いは
隣接位置にある場合にはR2およびR3は一緒になって式
−O−CH2−O− (a−1)、
−O−CH2−CH2−O− (a−2)、
−O−CH=CH− (a−3)、
−O−CH2−CH2− (a−4)、
−O−CH2−CH2−CH2− (a−5)または
−CH=CH−CH=CH− (a−6)
の2価基を形成することができ、
R4およびR5は各々独立して水素、ハロ、Ar1、C1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルチオ、アミノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルS(O)C1−6アルキルまたはC1−6アルキルS(O)2C1−6アルキルであり、
R6およびR7は各々独立して水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、Ar2オキシ、トリハロメチル、C1−6アルキルチオ、ジ(C1−6アルキル)アミノであり、或いは隣接位置にある場合にはR6およびR7は一緒になって式
−O−CH2−O− (c−1)または
−CH=CH−CH=CH− (c−2)
の2価基を形成することができ、
R8は水素、C1−6アルキル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、シアノC1−6アルキ
ル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、カルボキシC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、イミダゾリル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、アミノカルボニルC1−6アルキル、または式
−O−R10 (b−1)、
−S−R10 (b−2)、
−N−R11R12 (b−3)
の基であり、
ここでR10は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、
R11は水素、C1−12アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R12は水素、C1−6アルキル、C1−16アルキルカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルアミノカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、天然アミノ酸、Ar1カルボニル、Ar2C1−6アルキルカルボニル、アミノカルボニルカルボニル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、C1−6アルキルオキシ、アミノカルボニル、ジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルカルボニル、アミノ、C1−6アルキルアミノ、C1−6アルキルカルボニルアミノまたは式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、ここでAlk2はC1−6アルカンジイルであり、R13は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシC1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R14は水素、C1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R15は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R17は水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニル、Ar1であり、
R18は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシまたはハロであり、
R19は水素またはC1−6アルキルであり、
Ar1はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくハロで置換されたフェニルであり、そして
Ar2はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくはハロで置換されたフェニルである]
の化合物、その立体異性体形態、その製薬学的に許容可能な酸または塩基付加塩を含んでなる、請求項65で定義された方法。
【請求項112】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、Xが酸素でありそして点線が結合を表わす式(I)の化合物を含んでなる、請求項111の方法。
【請求項113】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R1が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルまたはモノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルであり、R2がハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C1−6アルキルオキシ、トリハロメトキシまたはヒドロキシC1−6アルキルオキシであり、そしてR3が水素である式(I)の化合物を含んでなる、請求項111の方法。
【請求項114】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R8が水素、ヒドロキシ、ハロC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、イミダゾリルまたは式−NR11R12の基であり、ここでR11が水素またはC1−12アルキルでありそしてR12が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、または式−Alk2−OR13の基であり、ここでR13が水素またはC1−
6アルキルである式(I)の化合物を含んでなる、請求項111の方法。
【請求項115】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が(+)−6−[アミノ(4−クロロフェニル)(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)メチル]−4−(3−クロロフェニル)−1−メチル−2(1H)−キノリノンまたはその製薬学的に許容可能な酸付加塩である、請求項111の方法。
【請求項1】
患者に対するFLT3キナーゼ阻害剤およびファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤の投与を含んでなる患者においてFLT3チロシンキナーゼ活性を阻害する方法。
【請求項2】
患者に対するFLT3キナーゼ阻害剤およびファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤の投与を含んでなる患者においてFLT3チロシンキナーゼ発現を阻害する方法。
【請求項3】
患者に対するFLT3キナーゼ阻害剤およびファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤の投与を含んでなる患者においてFLT3チロシンキナーゼ活性を減少させる方法。
【請求項4】
患者に対するFLT3キナーゼ阻害剤およびファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤の投与を含んでなる患者においてFLT3チロシンキナーゼ発現を減少させる方法。
【請求項5】
患者に対するFLT3キナーゼ阻害剤およびファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤の投与を含んでなる患者においてFLT3チロシンキナーゼ活性に関連する疾患を処置する方法。
【請求項6】
患者に対するFLT3キナーゼ阻害剤およびファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤の投与を含んでなる患者においてFLT3チロシンキナーゼ発現に関連する疾患を処置する方法。
【請求項7】
細胞をFLT3キナーゼ阻害剤およびファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤と接触させることを含んでなる細胞中のFLT3チロシンキナーゼの活性を阻害する方法。
【請求項8】
細胞をFLT3キナーゼ阻害剤およびファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤と接触させることを含んでなるを含んでなる細胞中でFLT3チロシンキナーゼの発現を阻害する方法。
【請求項9】
細胞をFLT3キナーゼ阻害剤およびファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤と接触させる段階を含んでなる細胞中の細胞増殖を阻害する方法。
【請求項10】
患者に予防的に有効な量の(1)FLT3キナーゼ阻害剤および製薬学的に許容可能な担体を含んでなる第一の製薬学的組成物並びに(2)ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤および製薬学的に許容可能な担体を含んでなる第二の製薬学的組成物を投与することを含んでなる、患者において細胞増殖性疾患を予防する方法。
【請求項11】
患者に予防的に有効な量の化学療法を施すことをさらに含んでなる、請求項10の方法。
【請求項12】
患者に予防的に有効な量の放射線療法を施すことをさらに含んでなる、請求項10の方法。
【請求項13】
患者に予防的に有効な量の遺伝子療法を施すことをさらに含んでなる、請求項10の方法。
【請求項14】
患者に予防的に有効な量の免疫療法を施すことをさらに含んでなる、請求項10の方法。
【請求項15】
患者に予防的に有効な量のFLT3キナーゼ阻害剤、ファルネシルトランスフェラーゼ
阻害剤および製薬学的に許容可能な担体を含んでなる製薬学的組成物を投与することを含んでなる、患者において細胞増殖性疾患を予防する方法。
【請求項16】
患者に予防的に有効な量の化学療法を施すことをさらに含んでなる、請求項15の方法。
【請求項17】
患者に予防的に有効な量の放射線療法を施すことをさらに含んでなる、請求項15の方法。
【請求項18】
患者に予防的に有効な量の遺伝子療法を施すことをさらに含んでなる、請求項15の方法。
【請求項19】
患者に予防的に有効な量の免疫療法を施すことをさらに含んでなる、請求項15の方法。
【請求項20】
患者に予防的に有効な量の(1)FLT3キナーゼ阻害剤および製薬学的に許容可能な担体を含んでなる第一の製薬学的組成物並びに(2)ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤および製薬学的に許容可能な担体を含んでなる第二の製薬学的組成物を投与することを含んでなる、患者においてFLT3に関連した疾患を予防する方法。
【請求項21】
患者に予防的に有効な量の化学療法を施すことをさらに含んでなる、請求項20の方法。
【請求項22】
患者に予防的に有効な量の放射線療法を施すことをさらに含んでなる、請求項20の方法。
【請求項23】
患者に予防的に有効な量の遺伝子療法を施すことをさらに含んでなる、請求項20の方法。
【請求項24】
患者に予防的に有効な量の免疫療法を施すことをさらに含んでなる、請求項20の方法。
【請求項25】
患者に予防的に有効な量のFLT3キナーゼ阻害剤、ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤および製薬学的に許容可能な担体を含んでなる製薬学的組成物を投与することを含んでなる、患者においてFLT3に関連した疾患を予防する方法。
【請求項26】
患者に予防的に有効な量の化学療法を施すことをさらに含んでなる、請求項25の方法。
【請求項27】
患者に予防的に有効な量の放射線療法を施すことをさらに含んでなる、請求項25の方法。
【請求項28】
患者に予防的に有効な量の遺伝子療法を施すことをさらに含んでなる、請求項25の方法。
【請求項29】
患者に予防的に有効な量の免疫療法を施すことをさらに含んでなる、請求項25の方法。
【請求項30】
患者に治療的に有効な量の(1)FLT3キナーゼ阻害剤および製薬学的に許容可能な担体を含んでなる第一の製薬学的組成物、並びに(2)ファルネシルトランスフェラーゼ
阻害剤および製薬学的に許容可能な担体を含んでなる第二の製薬学的組成物を投与することを含んでなる、患者において細胞増殖性疾患を処置する方法。
【請求項31】
患者に治療的に有効な量の化学療法を施すことをさらに含んでなる、請求項30の方法。
【請求項32】
患者に治療的に有効な量の放射線療法を施すことをさらに含んでなる、請求項30の方法。
【請求項33】
患者に治療的に有効な量の遺伝子療法を施すことをさらに含んでなる、請求項30の方法。
【請求項34】
患者に治療的に有効な量の免疫療法を施すことをさらに含んでなる、請求項30の方法。
【請求項35】
患者に治療的に有効な量のFLT3キナーゼ阻害剤、ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤および製薬学的に許容可能な担体を含んでなる製薬学的組成物を投与することを含んでなる、患者において細胞増殖性疾患を処置する方法。
【請求項36】
患者に治療的に有効な量の化学療法を施すことをさらに含んでなる、請求項35の方法。
【請求項37】
患者に治療的に有効な量の放射線療法を施すことをさらに含んでなる、請求項35の方法。
【請求項38】
患者に治療的に有効な量の遺伝子療法を施すことをさらに含んでなる、請求項35の方法。
【請求項39】
患者に治療的に有効な量の免疫療法を施すことをさらに含んでなる、請求項35の方法。
【請求項40】
患者に治療的に有効な量の(1)FLT3キナーゼ阻害剤および製薬学的に許容可能な担体を含んでなる第一の製薬学的組成物、並びに(2)ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤および製薬学的に許容可能な担体を含んでなる第二の製薬学的組成物を投与することを含んでなる、患者においてFLT3に関連する疾患を処置する方法。
【請求項41】
患者に治療的に有効な量の化学療法を施すことをさらに含んでなる、請求項40の方法。
【請求項42】
患者に治療的に有効な量の放射線療法を施すことをさらに含んでなる、請求項40の方法。
【請求項43】
患者に治療的に有効な量の遺伝子療法を施すことをさらに含んでなる、請求項40の方法。
【請求項44】
患者に治療的に有効な量の免疫療法を施すことをさらに含んでなる、請求項40の方法。
【請求項45】
患者に治療的に有効な量のFLT3キナーゼ阻害剤、ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤および製薬学的に許容可能な担体を含んでなる製薬学的組成物を投与することを含
んでなる、患者においてFLT3に関連する疾患を処置する方法。
【請求項46】
患者に治療的に有効な量の化学療法を施すことをさらに含んでなる、請求項45の方法。
【請求項47】
患者に治療的に有効な量の放射線療法を施すことをさらに含んでなる、請求項45の方法。
【請求項48】
患者に治療的に有効な量の遺伝子療法を施すことをさらに含んでなる、請求項45の方法。
【請求項49】
患者に治療的に有効な量の免疫療法を施すことをさらに含んでなる、請求項45の方法。
【請求項50】
患者に治療的に有効な量の化学療法を施すことをさらに含んでなる、請求項45の方法。
【請求項51】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が式(I):
【化1】
[式中、
点線は場合により存在する結合を表わし、
Xは酸素または硫黄であり、
R1は水素、C1−12アルキル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、キノリニルC1−6アルキル、ピリジルC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、または式−Alk1−C(=O)−R9、−Alk1−S(O)−R9もしくは−Alk−S(O)2−R9の基であり、ここでAlk1はC1−6アルカンジイルであり、R9はヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、アミノ、C1−8アルキルアミノまたはC1−6アルキルオキシカルボニルで置換されたC1−8アルキルアミノであり、
R2、R3およびR16は各々独立して水素、ヒドロキシ、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシC1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルオキシ、アミノC1−6アルキルオキシ、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルオキシ、Ar1、Ar2C1−6アルキル、Ar2オキシ、Ar2C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、トリハロメチル、トリハロメトキシ、C2−6アルケニル、4,4−ジメチルオキサゾリルであり、或いは
隣接位置にある場合にはR2およびR3は一緒になって式
−O−CH2−O− (a−1)、
−O−CH2−CH2−O− (a−2)、
−O−CH=CH− (a−3)、
−O−CH2−CH2− (a−4)、
−O−CH2−CH2−CH2− (a−5)または
−CH=CH−CH=CH− (a−6)
の2価基を形成することができ、
R4およびR5は各々独立して水素、ハロ、Ar1、C1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルチオ、アミノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルS(O)C1−6アルキルまたはC1−6アルキルS(O)2C1−6アルキルであり、
R6およびR7は各々独立して水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、Ar2オキシ、トリハロメチル、C1−6アルキルチオ、ジ(C1−6アルキル)アミノであり、或いは隣接位置にある場合にはR6およびR7は一緒になって式
−O−CH2−O− (c−1)または
−CH=CH−CH=CH− (c−2)
の2価基を形成することができ、
R8は水素、C1−6アルキル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、カルボキシC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、イミダゾリル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、アミノカルボニルC1−6アルキル、または式
−O−R10 (b−1)、
−S−R10 (b−2)、
−N−R11R12 (b−3)
の基であり、
ここでR10は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキルまたは式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、
R11は水素、C1−12アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R12は水素、C1−6アルキル、C1−16アルキルカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルアミノカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、天然アミノ酸、Ar1カルボニル、Ar2C1−6アルキルカルボニル、アミノカルボニルカルボニル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、C1−6アルキルオキシ、アミノカルボニル、ジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルカルボニル、アミノ、C1−6アルキルアミノ、C1−6アルキルカルボニルアミノまたは式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、ここでAlk2はC1−6アルカンジイルであり、R13は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシC1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R14は水素、C1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R15は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R17は水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニル、Ar1であり、
R18は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシまたはハロであり、
R19は水素またはC1−6アルキルであり、
Ar1はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくハロで置換されたフェニルであり、そして
Ar2はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくはハロで置換されたフェニルである]
の化合物、その立体異性体形態、その製薬学的に許容可能な酸または塩基付加塩を含んでなる、請求項1−50のいずれかで定義された方法。
【請求項52】
該ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、Xが酸素でありそして点線が結合を表わす式(I)の化合物を含んでなる、請求項51の方法。
【請求項53】
該ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R1が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルまたはモノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルであり、R2がハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C1−6アルキルオキシ、トリハロメトキシまたはヒドロキシC1−6アルキルオキシであり、そしてR3が水素である式(I)の化合物を含んでなる、請求項51の方法。
【請求項54】
該ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R8が水素、ヒドロキシ、ハロC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、イミダゾリル、または式−NR11R12の基であり、ここでR11が水素またはC1−12アルキルでありそしてR12が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、または式−Alk2−OR13の基であり、ここでR13が水素またはC1−6アルキルである式(I)の化合物を含んでなる、請求項51の方法。
【請求項55】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が(+)−6−[アミノ(4−クロロフェニル)(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)メチル]−4−(3−クロロフェニル)−1−メチル−2(1H)−キノリノンまたはその製薬学的に許容可能な酸付加塩である、請求項51の方法。
【請求項56】
FLT3阻害剤が式I’:
【化2】
[式中、
QはCH2または直接結合であり、
GはOまたはSであり、
XはNまたはCHであり、
ZはNH、N(アルキル)またはCH2であり、
Bはフェニル、シクロアルキル、ヘテロアリール、9〜10員のベンゾ−縮合されたヘテロアリールまたは9〜10員のベンゾ−縮合されたヘテロシクリルであり、
R1およびR2は独立して
【化3】
から選択され、
ここでnは1、2、3または4であり、
Yは直接結合、O、S、NHまたはN(アルキル)であり、
Raはアルコキシ、フェノキシ、場合によりR5で置換されていてもよいヘテロアリール、ヒドロキシル、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、場合によりR5で置換されていてもよいオキサゾリジノニル、場合によりR5で置換されていてもよいピロリジノニル、場合によりR5で置換されていてもよいピペリジノニル、場合によりR5で置換されていてもよいピペラジニル−2−オン、場合によりR5で置換されていてもよい環式ヘテロジオニル、場合によりR5で置換されていてもよいヘテロシクリル、場合によりR5で置換されていてもよいスクアリル、−COORy、−CONRwRx、−N(Ry)CON(Rw)(Rx)、−N(Rw)C(O)ORx、−N(Rw)CORy、−SRy、−SORy、−SO2Ry、−NRwSO2Ry、−NRwSO2Rx、−SO3Ry、−OSO2NRwRxまたは−SO2NRwRxであり、
RwおよびRxは独立して水素、アルキル、アルケニル、アラルキルまたはヘテロアラルキルから選択され、或いはRwおよびRxは場合により一緒になってO、NH、N(アルキル)、SO、SO2またはSから選択されるヘテロ部分を含有してもよい5〜7員の環を形成することができ、
Ryは水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、フェニル、アラルキル、ヘテロアラルキル、またはヘテロアリールから選択され、
R5はハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、アミノ、ヒドロキシル、ヘテロアリール、アルコキシ、−C(O)アルキル、−SO2アルキル、−C(O)NH(アルキル)、−C(O)N(アルキル)2、−C(O)C(1−4)アルキル−N(アルキル)2、アルキル、−C(1−4)アルキル−OH、−C(1−4)アルキル−OCH3、−C(O)C(1−4)アルキル−OH、−C(O)C(1−4)アルキル−OCH3、ジアルキルアミノまたはアルキルアミノから独立して選択される1、2または3個の置換基であり、但し条件として、該R5置換基がハロゲン、ヒドロキシル、アルコキシ、またはアルキルでない限り、同じR5置換基は1回より多く存在せず、
Rbbは水素、ハロゲン、アルコキシ、ジアルキルアミノ、場合によりR6で置換されていてもよいフェニル、場合によりR6で置換されていてもよいヘテロアリール、場合によりR6で置換されていてもよいピペラジニル−2−オン、場合によりR6で置換されていてもよいイミダゾリジニル−2−オン、場合によりR6で置換されていてもよいオキサゾリジニル−2−オン、または場合によりR6で置換されていてもよいヘテロシクリルであり、
R6はハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、アミノ、ヒドロキシル、ヘテロアリール、アルコキシ、−C(O)アルキル、−SO2アルキル、−C(O)NH(アルキル)、−C(O)N(アルキル)2、−C(O)C(1−4)アルキル−N(アルキル)2、アルキル、−C(1−4)アルキル−OH、−C(1−4)アルキル−OCH3、−C(O)C(1−4)アルキル−OH、−C(O)C(1−4)アルキル−OCH3、ジアルキルアミノまたはアルキルアミノから独立して選択される1、2または3個の置換基であり、但し条件として、該R6置換基がハロゲン、ヒドロキシル、アルコキシ、またはアルキルでない限り、同じR6置換基は1回より多く存在せず、
Rcは場合によりR7で置換されていてもよいヘテロシクリル、またはヘテロアリールであり、そして
R7はハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、アミノ、ヒドロキシル、ヘテロアリー
ル、アルコキシ、−C(O)アルキル、−SO2アルキル、−C(O)NH(アルキル)、−C(O)N(アルキル)2、−C(O)C(1−4)アルキル−N(アルキル)2、アルキル、−C(1−4)アルキル−OH、−C(1−4)アルキル−OCH3、−C(O)C(1−4)アルキル−OH、−C(O)C(1−4)アルキル−OCH3、ジアルキルアミノまたはアルキルアミノから独立して選択される1、2または3個の置換基であり、但し条件として、該R7置換基がハロゲン、ヒドロキシル、アルコキシ、またはアルキルでない限り、同じR7置換基は1回より多く存在せず、
R3は水素但しRbbが水素でないことを条件とする、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、場合によりR4で置換されていてもよいアミノ、C1−2(アルキル)−OH、ニトロ、場合によりR4で置換されていてもよいシクロアルキル、場合によりR4で置換されていてもよいヘテロアリール、アルキルアミノ、場合によりR4で置換されていてもよいヘテロシクリル、アルコキシエーテル、−O(シクロアルキル)、場合によりR4で置換されていてもよいピロリジノニル、場合によりR4で置換されていてもよいフェノキシ、−CN、−OCHF2、−OCF3、−CF3、ハロゲン化されたアルキル、場合によりR4で置換されていてもよいヘテロアリールオキシ、ジアルキルアミノ、−NHSO2アルキルまたは−SO2アルキルから独立して選択される1個もしくはそれ以上の置換基であり、ここでR4はハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、アミノ、ヒドロキシル、アルコキシ、−C(O)アルキル、−CO2アルキル、−SO2アルキル、−C(O)N(アルキル)2、アルキル、またはアルキルアミノから独立して選択される]
の化合物およびそのN−オキシド、その製薬学的に許容可能な塩、その溶媒和物、およびその立体化学的異性体を含んでなる、請求項1−50のいずれかで定義された方法。
【請求項57】
FLT3阻害剤が、RwおよびRxが独立して水素、アルキル、アルケニル、アラルキルまたはヘテロアラルキルから選択され、或いはRwおよびRxが場合により一緒になって
【化4】
よりなる群から選択される環を形成する式I’の化合物を含んでなる、請求項56の方法。
【請求項58】
FLT3阻害剤が、
ZがNHまたはCH2であり、
Bがフェニル、ヘテロアリールまたは9〜10員のベンゾ−縮合されたヘテロアリールである式I’の化合物を含んでなる、請求項56の方法。
【請求項59】
FLT3阻害剤が、
GがOであり、
Bがフェニルまたはヘテロアリールであり、
Rbbが水素、ハロゲン、アルコキシ、ジアルキルアミノ、フェニル、ヘテロアリール、場合によりR6で置換されていてもよいピペラジニル−2−オン、場合によりR6で置換されていてもよいイミダゾリジニル−2−オン、場合によりR6で置換されていてもよいオキサゾリジニル−2−オンまたは場合によりR6で置換されていてもよいヘテロシクリルであり、
R3が水素但しRbbが水素でないことを条件とする、アルキル、アルコキシ、ハロゲ
ン、場合によりR4で置換されていてもよいアミノ、C1−2(アルキル)−OH、場合によりR4で置換されていてもよいシクロアルキル、場合によりR4で置換されていてもよいヘテロアリール、アルキルアミノ、場合によりR4で置換されていてもよいヘテロシクリル、アルコキシエーテル、−O(シクロアルキル)、場合によりR4で置換されていてもよいピロリジノニル、場合によりR4で置換されていてもよいフェノキシ、−CN、−OCHF2、−OCF3、−CF3、ハロゲン化されたアルキルジアルキルアミノおよび−SO2アルキルから独立して選択される1個もしくはそれ以上の置換基である式I’の化合物を含んでなる、請求項58の方法。
【請求項60】
FLT3阻害剤が、
Yが直接結合、OまたはNHであり、
Raがアルコキシ、場合によりR5で置換されていてもよいヘテロアリール、ヒドロキシル、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、場合によりR5で置換されていてもよいオキサゾリジノニル、場合によりR5で置換されていてもよいピロリジノニル、場合によりR5で置換されていてもよいピペリジノニル、場合によりR5で置換されていてもよいピペラジニル−2−オン、場合によりR5で置換されていてもよい環式ヘテロジオニル、場合によりR5で置換されていてもよいヘテロシクリル、場合によりR5で置換されていてもよいスクアリル、−CONRwRx、−N(Ry)CON(Rw)(Rx)、−N(Rw)C(O)ORx、−N(Rw)CORy、−SRy、−SORy、−SO2Ryまたは−NRwSO2Ryであり、
Rbbが水素、ハロゲン、アルコキシ、場合によりR6で置換されていてもよいピペラジニル−2−オン、場合によりR6で置換されていてもよいイミダゾリジニル−2−オン、場合によりR6で置換されていてもよいオキサゾリジニル−2−オン、または場合によりR6で置換されていてもよいヘテロシクリルであり、そして
R3が水素但しRbbが水素でないことを条件とする、アルキル、アルコキシ、場合によりR4で置換されていてもよいアミノ、ハロゲン、C1−2(アルキル)−OH、場合によりR4で置換されていてもよいシクロアルキル、場合によりR4で置換されていてもよいヘテロアリール、アルキルアミノ、場合によりR4で置換されていてもよいヘテロシクリル、アルコキシエーテル、−O(シクロアルキル)、場合によりR4で置換されていてもよいピロリジノニル、場合によりR4で置換されていてもよいフェノキシ、−OCHF2、−OCF3、−CF3、ジアルキルアミノまたは−SO2アルキルから独立して選択される1個もしくはそれ以上の置換基であり、ここでR4がハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、アミノ、ヒドロキシル、アルコキシ、−C(O)アルキル、−CO2アルキル、−SO2アルキル、−C(O)N(アルキル)2、アルキルまたはアルキルアミノから独立して選択される
式I’の化合物を含んでなる、請求項59の方法。
【請求項61】
FLT3阻害剤が、
R1およびR2が独立して
【化5】
から選択され、
YがOまたはNHであり、
Raがアルコキシ、場合によりR5で置換されていてもよいヘテロアリール、ヒドロキシル、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、場合によりR5で置換されていてもよいオキサゾリジノニル、場合によりR5で置換されていてもよいピロリジノニル、場合によりR
5で置換されていてもよいピペリジノニル、場合によりR5で置換されていてもよいピペラジニル−2−オン、場合によりR5で置換されていてもよいヘテロシクリル、場合によりR5で置換されていてもよいスクアリル、−CONRwRx、−N(Ry)CON(Rw)(Rx)、−N(Rw)C(O)ORx、−N(Rw)CORy、−SO2Ryまたは−NRwSO2Ryであり、
R5が−C(O)アルキル、−SO2アルキル、−C(O)NH(アルキル)、−C(O)N(アルキル)2、−C(O)C(1−4)アルキル−N(アルキル)2、アルキル、−C(1−4)アルキル−OH、−C(1−4)アルキル−OCH3、−C(O)C(1−4)アルキル−OHまたは−C(O)C(1−4)アルキル−OCH3から選択される1もしくは2個の置換基であり、但し条件として、該R5置換基がアルキルでない限り、同じR5置換基は1回より多く存在せず、
R6がハロゲン、ヒドロキシル、ヘテロアリール、アルコキシ、−C(O)アルキル、−SO2アルキル、−C(O)NH(アルキル)、−C(O)N(アルキル)2、−C(O)C(1−4)アルキル−N(アルキル)2、アルキル、−C(1−4)アルキル−OH、−C(1−4)アルキル−OCH3、−C(O)C(1−4)アルキル−OHまたは−C(O)C(1−4)アルキル−OCH3から独立して選択される1もしくは2個の置換基であり、但し条件として、該R6置換基がハロゲン、ヒドロキシル、またはアルキルでない限り、同じR6置換基は1回より多く存在せず、
Rcが場合によりR7で置換されていてもよいヘテロシクリルであり、
R7がヒドロキシル、−C(O)アルキル、−SO2アルキル、アルキル、または−C(O)N(アルキル)2から選択される1個の置換基であり、そして
R3がアルキル、アルコキシ、ハロゲン、場合によりR4で置換されていてもよいシクロアルキル、場合によりR4で置換されていてもよいヘテロアリール、場合によりR4で置換されていてもよいヘテロシクリル、アルコキシエーテル、−O(シクロアルキル)、場合によりR4で置換されていてもよいフェノキシ、ジアルキルアミノ、または−SO2アルキルから独立して選択される1個もしくはそれ以上の置換基である
式I’の化合物を含んでなる、請求項60の方法。
【請求項62】
FLT3阻害剤が、
Qが直接結合であり、
XがNであり、
ZがNHであり、
Bがフェニル、ピリミジニルまたはピリジニルであり、
R1およびR2が独立して
【化6】
から選択され、
YがOであり、
Raがアルコキシ、場合によりR5で置換されていてもよいヘテロアリール、ヒドロキシル、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、場合によりR5で置換されていてもよいオキサゾリジノニル、場合によりR5で置換されていてもよいピロリジノニル、場合によりR5で置換されていてもよいピペラジニル−2−オン、場合によりR5で置換されていてもよいヘテロシクリル、−CONRwRx、−N(Ry)CON(Rw)(Rx)、−SO2Ryまたは−NRwSO2Ryであり、
Ryが水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、フェニル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたはヘテロアリールから選択され、
R5が−C(O)アルキル、−SO2アルキル、−C(O)NH(アルキル)、−C(
O)N(アルキル)2、−C(O)C1−4アルキル−N(アルキル)2、アルキル、−C(1−4)アルキル−OH、−C(1−4)アルキル−OCH3、−C(O)C(1−4)アルキル−OHまたは−C(O)C(1−4)アルキル−OCH3から選択される1個の置換基であり、
R6がヒドロキシル、アルコキシ、−C(O)アルキル、−SO2アルキル、−C(O)NH(アルキル)、−C(O)N(アルキル)2、−C(O)C1−4アルキル−N(アルキル)2、アルキル、−C(1−4)アルキル−OH、−C(1−4)アルキル−OCH3、−C(O)C(1−4)アルキル−OHまたは−C(O)C(1−4)アルキル−OCH3から選択される1個の置換基であり、
Rcが場合によりR7で置換されていてもよいヘテロシクリルであり、
R7が−C(O)アルキル、−SO2アルキルまたはアルキルから選択される1個の置換基であり、そして
R3がアルキル、アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、−O(シクロアルキル)またはジアルキルアミノから独立して選択される1個の置換基である
式I’の化合物を含んでなる、請求項61の方法。
【請求項63】
FLT3阻害剤が
【化7】
【化8】
【化9】
よりなる群から選択される化合物を含んでなる、請求項1−50のいずれかで定義された方法。
【請求項64】
FLT3阻害剤が
【化10】
【化11】
よりなる群から選択される化合物を含んでなる、請求項1−50のいずれかで定義された
方法。
【請求項65】
FLT3阻害剤が
【化12】
を含んでなる、請求項1−50のいずれかで定義された方法。
【請求項66】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が式(I):
【化13】
[式中、
点線は場合により存在する結合を表わし、
Xは酸素または硫黄であり、
R1は水素、C1−12アルキル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、キノリニルC1−6アルキル、ピリジルC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、または式−Alk1−C(=O)−R9、−Alk1−S(O)−R9もしくは−Alk−S(O)2−R9の基であり、ここでAlk1はC1−6アルカンジイルであり、R9はヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、アミノ、C1−8アルキルアミノまたはC1−6アルキルオキシカルボニルで置換されたC1−8アルキルアミノであり、
R2、R3およびR16は各々独立して水素、ヒドロキシ、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシC1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルオキシ、アミノC1−6アルキルオキシ、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルオキシ、Ar1、Ar2C1−6アルキル、Ar2オキシ、Ar2C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、トリハロメチル、トリハロメトキシ、C2−6アルケニル、4,4−ジメチルオキサゾリルであり、或いは
隣接位置にある場合にはR2およびR3は一緒になって式
−O−CH2−O− (a−1)、
−O−CH2−CH2−O− (a−2)、
−O−CH=CH− (a−3)、
−O−CH2−CH2− (a−4)、
−O−CH2−CH2−CH2− (a−5)、または
−CH=CH−CH=CH− (a−6)
の2価基を形成することができ、
R4およびR5は各々独立して水素、ハロ、Ar1、C1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルチオ、アミノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルS(O)C1−6アルキルまたはC1−6アルキルS(O)2C1−6アルキルであり、
R6およびR7は各々独立して水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、Ar2オキシ、トリハロメチル、C1−6アルキルチオ、ジ(C1−6アルキル)アミノであり、或いは隣接位置にある場合にはR6およびR7は一緒になって式
−O−CH2−O− (c−1)、または
−CH=CH−CH=CH− (c−2)
の2価基を形成することができ、
R8は水素、C1−6アルキル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、カルボキシC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、イミダゾリル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、アミノカルボニルC1−6アルキル、または式
−O−R10 (b−1)、
−S−R10 (b−2)、
−N−R11R12 (b−3)
の基であり、
ここでR10は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、
R11は水素、C1−12アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R12は水素、C1−6アルキル、C1−16アルキルカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルアミノカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、天然アミノ酸、Ar1カルボニル、Ar2C1−6アルキルカルボニル、アミノカルボニルカルボニル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、C1−6アルキルオキシ、アミノカルボニル、ジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルカルボニル、アミノ、C1−6アルキルアミノ、C1−6アルキルカルボニルアミノ、または式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、ここでAlk2はC1−6アルカンジイルであり、R13は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシC1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R14は水素、C1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R15は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R17は水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニル、Ar1であり、
R18は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシまたはハロであり、
R19は水素またはC1−6アルキルであり、
Ar1はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくハロで置換されたフェニルであり、そして
Ar2はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくはハロで置換されたフェニルである]
の化合物、その立体異性体形態、その製薬学的に許容可能な酸または塩基付加塩を含んでなる、請求項56で定義された方法。
【請求項67】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、Xが酸素でありそして点線が結合を表わす式(I)の化合物を含んでなる、請求項66の方法。
【請求項68】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R1が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルまたはモノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルであり、R2がハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C1−6アルキルオキシ、トリハロメトキシまたはヒドロキシC1−6アルキルオキシであり、そしてR3が水素である式(I)の化合物を含んでなる、請求項66の方法。
【請求項69】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R8が水素、ヒドロキシ、ハロC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、イミダゾリル、または式−NR11R12の基であり、ここでR11が水素またはC1−12アルキルでありそしてR12が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、または式−Alk2−OR13の基であり、ここでR13が水素またはC1−6アルキルである式(I)の化合物を含んでなる、請求項66の方法。
【請求項70】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が(+)−6−[アミノ(4−クロロフェニル)(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)メチル]−4−(3−クロロフェニル)−1−メチル−2(1H)−キノリノンまたはその製薬学的に許容可能な酸付加塩である、請求項66の方法。
【請求項71】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が式(I):
【化14】
[式中、
点線は場合により存在する結合を表わし、
Xは酸素または硫黄であり、
R1は水素、C1−12アルキル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、キノリニルC1−6アルキル、ピリジルC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、アミノC1−6アルキルまたは式−Alk1−C(=O)−R9、−Alk1−S(O)−R9もしくは−Alk−S(O)2−R9の基であり、ここでAlk1はC1−6アルカンジイルであり、R9はヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、アミノ、C1−8アルキルアミノまたはC1−6アルキルオキシカルボニルで置換されたC1−8アルキルアミノであり、
R2、R3およびR16は各々独立して水素、ヒドロキシ、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシC1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルオキシ、アミノC1−6アルキルオキシ、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルオキシ、Ar1、Ar2C1−6アルキル、Ar2オキシ、Ar2C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキ
ルオキシカルボニル、トリハロメチル、トリハロメトキシ、C2−6アルケニル、4,4−ジメチルオキサゾリルであり、或いは
隣接位置にある場合にはR2およびR3は一緒になって式
−O−CH2−O− (a−1)、
−O−CH2−CH2−O− (a−2)、
−O−CH=CH− (a−3)、
−O−CH2−CH2− (a−4)、
−O−CH2−CH2−CH2− (a−5)、または
−CH=CH−CH=CH− (a−6)
の2価基を形成することができ、
R4およびR5は各々独立して水素、ハロ、Ar1、C1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルチオ、アミノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルS(O)C1−6アルキルまたはC1−6アルキルS(O)2C1−6アルキルであり、
R6およびR7は各々独立して水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、Ar2オキシ、トリハロメチル、C1−6アルキルチオ、ジ(C1−6アルキル)アミノであり、或いは隣接位置にある場合にはR6およびR7は一緒になって式
−O−CH2−O− (c−1)、または
−CH=CH−CH=CH− (c−2)
の2価基を形成することができ、
R8は水素、C1−6アルキル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、カルボキシC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、イミダゾリル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、アミノカルボニルC1−6アルキル、または式
−O−R10 (b−1)、
−S−R10 (b−2)、
−N−R11R12 (b−3)
の基であり、
ここでR10は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、
R11は水素、C1−12アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R12は水素、C1−6アルキル、C1−16アルキルカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルアミノカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、天然アミノ酸、Ar1カルボニル、Ar2C1−6アルキルカルボニル、アミノカルボニルカルボニル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、C1−6アルキルオキシ、アミノカルボニル、ジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルカルボニル、アミノ、C1−6アルキルアミノ、C1−6アルキルカルボニルアミノまたは式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、ここでAlk2はC1−6アルカンジイルであり、R13は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシC1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R14は水素、C1−6アルキルAr1またはAr2C1−6アルキルであり、R15は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R17は水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルAr1であり、
R18は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシまたはハロであり、
R19は水素またはC1−6アルキルであり、
Ar1はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくハロで置換されたフェニルであり、そして
Ar2はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくはハロで置換されたフェニルである]
の化合物、その立体異性体形態、その製薬学的に許容可能な酸または塩基付加塩を含んでなる、請求項57で定義された方法。
【請求項72】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、Xが酸素でありそして点線が結合を表わす式(I)の化合物を含んでなる、請求項71の方法。
【請求項73】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R1が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルまたはモノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルであり、R2がハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C1−6アルキルオキシ、トリハロメトキシまたはヒドロキシC1−6アルキルオキシであり、そしてR3が水素である式(I)の化合物を含んでなる、請求項71の方法。
【請求項74】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R8が水素、ヒドロキシ、ハロC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、イミダゾリル、または式−NR11R12の基であり、ここでR11が水素またはC1−12アルキルでありそしてR12が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、または式−Alk2−OR13の基であり、ここでR13が水素またはC1−6アルキルである式(I)の化合物を含んでなる、請求項71の方法。
【請求項75】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が(+)−6−[アミノ(4−クロロフェニル)(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)メチル]−4−(3−クロロフェニル)−1−メチル−2(1H)−キノリノンまたはその製薬学的に許容可能な酸付加塩である、請求項71の方法。
【請求項76】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が式(I):
【化15】
[式中、
点線は場合により存在する結合を表わし、
Xは酸素または硫黄であり、
R1は水素、C1−12アルキル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、キノリニルC1−6アルキル、ピリジルC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、または式−Alk1−C(=O)−R9、−Alk1−S(O)−R9もしくは−Alk−S(O)2−R9の基であり、ここでAlk1はC
1−6アルカンジイルであり、R9はヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、アミノ、C1−8アルキルアミノまたはC1−6アルキルオキシカルボニルで置換されたC1−8アルキルアミノであり、
R2、R3およびR16は各々独立して水素、ヒドロキシ、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシC1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルオキシ、アミノC1−6アルキルオキシ、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルオキシ、Ar1、Ar2C1−6アルキル、Ar2オキシ、Ar2C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、トリハロメチル、トリハロメトキシ、C2−6アルケニル、4,4−ジメチルオキサゾリルであり、或いは
隣接位置にある場合にはR2およびR3は一緒になって式
−O−CH2−O− (a−1)、
−O−CH2−CH2−O− (a−2)、
−O−CH=CH− (a−3)、
−O−CH2−CH2− (a−4)、
−O−CH2−CH2−CH2− (a−5)または
−CH=CH−CH=CH− (a−6)
の2価基を形成することができ、
R4およびR5は各々独立して水素、ハロ、Ar1、C1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルチオ、アミノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルS(O)C1−6アルキルまたはC1−6アルキルS(O)2C1−6アルキルであり、
R6およびR7は各々独立して水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、Ar2オキシ、トリハロメチル、C1−6アルキルチオ、ジ(C1−6アルキル)アミノであり、或いは隣接位置にある場合にはR6およびR7は一緒になって式
−O−CH2−O− (c−1)または
−CH=CH−CH=CH− (c−2)
の2価基を形成することができ、
R8は水素、C1−6アルキル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、カルボキシC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、イミダゾリル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、アミノカルボニルC1−6アルキル、または式
−O−R10 (b−1)、
−S−R10 (b−2)、
−N−R11R12 (b−3)
の基であり、
ここでR10は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、
R11は水素、C1−12アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R12は水素、C1−6アルキル、C1−16アルキルカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルアミノカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、天然アミノ酸、Ar1カルボニル、Ar2C1−6アルキルカルボニル、アミノカルボニルカルボニル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、C1−6アルキルオキシ、アミノカルボニル、ジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルカルボニル、アミノ、C1−6アルキルアミノ、C1−6アルキルカルボニルアミノ、または式−Alk2−OR13もし
くは−Alk2−NR14R15の基であり、ここでAlk2はC1−6アルカンジイルであり、R13は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシC1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R14は水素、C1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R15は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R17は水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニル、Ar1であり、
R18は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシまたはハロであり、
R19は水素またはC1−6アルキルであり、
Ar1はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくハロで置換されたフェニルであり、そして
Ar2はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくはハロで置換されたフェニルである]
の化合物、その立体異性体形態、その製薬学的に許容可能な酸または塩基付加塩を含んでなる、請求項58で定義された方法。
【請求項77】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、Xが酸素でありそして点線が結合を表わす式(I)の化合物を含んでなる、請求項76の方法。
【請求項78】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R1が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルまたは、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルであり、R2がハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C1−6アルキルオキシ、トリハロメトキシ、またはヒドロキシC1−6アルキルオキシであり、そしてR3が水素である式(I)の化合物を含んでなる、請求項76の方法。
【請求項79】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R8が水素、ヒドロキシ、ハロC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、イミダゾリル、または式−NR11R12の基であり、ここでR11が水素またはC1−12アルキルでありそしてR12が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、または式−Alk2−OR13の基であり、ここでR13が水素またはC1−6アルキルである式(I)の化合物を含んでなる、請求項76の方法。
【請求項80】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が(+)−6−[アミノ(4−クロロフェニル)(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)メチル]−4−(3−クロロフェニル)−1−メチル−2(1H)−キノリノン、またはその製薬学的に許容可能な酸付加塩である、請求項76の方法。
【請求項81】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が式(I):
【化16】
[式中、
点線は場合により存在する結合を表わし、
Xは酸素または硫黄であり、
R1は水素、C1−12アルキル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、キノリニルC1−6アルキル、ピリジルC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、アミノC1−6アルキルまたは式−Alk1−C(=O)−R9、−Alk1−S(O)−R9もしくは−Alk−S(O)2−R9の基であり、ここでAlk1はC1−6アルカンジイルであり、R9はヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、アミノ、C1−8アルキルアミノまたはC1−6アルキルオキシカルボニルで置換されたC1−8アルキルアミノであり、
R2、R3およびR16は各々独立して水素、ヒドロキシ、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシC1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルオキシ、アミノC1−6アルキルオキシ、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルオキシ、Ar1、Ar2C1−6アルキル、Ar2オキシ、Ar2C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、トリハロメチル、トリハロメトキシ、C2−6アルケニル、4,4−ジメチルオキサゾリルであり、或いは
隣接位置にある場合にはR2およびR3は一緒になって式
−O−CH2−O− (a−1)、
−O−CH2−CH2−O− (a−2)、
−O−CH=CH− (a−3)、
−O−CH2−CH2− (a−4)、
−O−CH2−CH2−CH2− (a−5)または
−CH=CH−CH=CH− (a−6)
の2価基を形成することができ、
R4およびR5は各々独立して水素、ハロ、Ar1、C1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルチオ、アミノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルS(O)C1−6アルキルまたはC1−6アルキルS(O)2C1−6アルキルであり、
R6およびR7は各々独立して水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、Ar2オキシ、トリハロメチル、C1−6アルキルチオ、ジ(C1−6アルキル)アミノであり、或いは隣接位置にある場合にはR6およびR7は一緒になって式
−O−CH2−O− (c−1)または
−CH=CH−CH=CH− (c−2)
の2価基を形成することができ、
R8は水素、C1−6アルキル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、カルボキシC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、イミダゾリル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、アミノカルボニルC1−6アルキル、または式
−O−R10 (b−1)、
−S−R10 (b−2)、
−N−R11R12 (b−3)
の基であり、
ここでR10は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、
R11は水素、C1−12アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R12は水素、C1−6アルキル、C1−16アルキルカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルアミノカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、天然アミノ酸、Ar1カルボニル、Ar2C1−6アルキルカルボニル、アミノカルボニルカルボニル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、C1−6アルキルオキシ、アミノカルボニル、ジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルカルボニル、アミノ、C1−6アルキルアミノ、C1−6アルキルカルボニルアミノ、または式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、ここでAlk2はC1−6アルカンジイルであり、R13は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシC1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R14は水素、C1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R15は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R17は水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニル、Ar1であり、
R18は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシまたはハロであり、
R19は水素またはC1−6アルキルであり、
Ar1はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくハロで置換されたフェニルであり、そして
Ar2はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくはハロで置換されたフェニルである]
の化合物、その立体異性体形態、その製薬学的に許容可能な酸または塩基付加塩を含んでなる、請求項59で定義された方法。
【請求項82】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、Xが酸素でありそして点線が結合を表わす式(I)の化合物を含んでなる、請求項81の方法。
【請求項83】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R1が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルまたはモノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルであり、R2がハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C1−6アルキルオキシ、トリハロメトキシまたはヒドロキシC1−6アルキルオキシであり、そしてR3が水素である式(I)の化合物を含んでなる、請求項81の方法。
【請求項84】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R8が水素、ヒドロキシ、ハロC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、イミダゾリル、または式−NR11R12の基であり、ここでR11が水素またはC1−12アルキルでありそしてR12が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、または式−Alk2−OR13の基であり、ここでR13が水素またはC1−6アルキルである式(I)の化合物を含んでなる、請求項81の方法。
【請求項85】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が(+)−6−[アミノ(4−クロロフェニル)(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)メチル]−4−(3−クロロフェニル)−1−メチル−2(1H)−キノリノンまたはその製薬学的に許容可能な酸付加塩である、請求項81の方法。
【請求項86】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が式(I):
【化17】
[式中、
点線は場合により存在する結合を表わし、
Xは酸素または硫黄であり、
R1は水素、C1−12アルキル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、キノリニルC1−6アルキル、ピリジルC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、アミノC1−6アルキルまたは式−Alk1−C(=O)−R9、−Alk1−S(O)−R9もしくは−Alk−S(O)2−R9の基であり、ここでAlk1はC1−6アルカンジイルであり、R9はヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、アミノ、C1−8アルキルアミノまたはC1−6アルキルオキシカルボニルで置換されたC1−8アルキルアミノであり、
R2、R3およびR16は各々独立して水素、ヒドロキシ、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシC1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルオキシ、アミノC1−6アルキルオキシ、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルオキシ、Ar1、Ar2C1−6アルキル、Ar2オキシ、Ar2C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、トリハロメチル、トリハロメトキシ、C2−6アルケニル、4,4−ジメチルオキサゾリルであり、或いは
隣接位置にある場合にはR2およびR3は一緒になって式
−O−CH2−O− (a−1)、
−O−CH2−CH2−O− (a−2)、
−O−CH=CH− (a−3)、
−O−CH2−CH2− (a−4)、
−O−CH2−CH2−CH2− (a−5)または
−CH=CH−CH=CH− (a−6)
の2価基を形成することができ、
R4およびR5は各々独立して水素、ハロ、Ar1、C1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルチオ、アミノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルS(O)C1−6アルキルまたはC1−6アルキルS(O)2C1−6アルキルであり、
R6およびR7は各々独立して水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、Ar2オキシ、トリハロメチル、C1−6アルキルチオ、ジ(C1−6アルキル)アミノであり、或いは隣接位置にある場合にはR6およびR7は一緒になって式
−O−CH2−O− (c−1)または
−CH=CH−CH=CH− (c−2)
の2価基を形成することができ、
R8は水素、C1−6アルキル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、シアノC1−6アルキ
ル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、カルボキシC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、イミダゾリル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、アミノカルボニルC1−6アルキル、または式
−O−R10 (b−1)、
−S−R10 (b−2)、
−N−R11R12 (b−3)
の基であり、
ここでR10は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、
R11は水素、C1−12アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R12は水素、C1−6アルキル、C1−16アルキルカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルアミノカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、天然アミノ酸、Ar1カルボニル、Ar2C1−6アルキルカルボニル、アミノカルボニルカルボニル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、C1−6アルキルオキシ、アミノカルボニル、ジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルカルボニル、アミノ、C1−6アルキルアミノ、C1−6アルキルカルボニルアミノ、または式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、ここでAlk2はC1−6アルカンジイルであり、R13は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシC1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R14は水素、C1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R15は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R17は水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニル、Ar1であり、
R18は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシまたはハロであり、
R19は水素またはC1−6アルキルであり、
Ar1はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくハロで置換されたフェニルであり、そして
Ar2はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくはハロで置換されたフェニルである]
の化合物、その立体異性体形態、その製薬学的に許容可能な酸または塩基付加塩を含んでなる、請求項60で定義された方法。
【請求項87】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、Xが酸素でありそして点線が結合を表わす式(I)の化合物を含んでなる、請求項86の方法。
【請求項88】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R1が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルまたは、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルであり、R2がハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C1−6アルキルオキシ、トリハロメトキシまたはヒドロキシC1−6アルキルオキシであり、そしてR3が水素である式(I)の化合物を含んでなる、請求項86の方法。
【請求項89】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R8が水素、ヒドロキシ、ハロC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、イミダゾリル、または式−NR11R12の基であり、ここでR11が水素またはC1−12アルキルでありそしてR12が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、または式−Alk2−OR13の基であり、ここでR13が水素またはC1
−6アルキルである式(I)の化合物を含んでなる、請求項86の方法。
【請求項90】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が(+)−6−[アミノ(4−クロロフェニル)(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)メチル]−4−(3−クロロフェニル)−1−メチル−2(1H)−キノリノンまたはその製薬学的に許容可能な酸付加塩である、請求項86の方法。
【請求項91】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が式(I):
【化18】
[式中、
点線は場合により存在する結合を表わし、
Xは酸素または硫黄であり、
R1は水素、C1−12アルキル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、キノリニルC1−6アルキル、ピリジルC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、アミノC1−6アルキルまたは式−Alk1−C(=O)−R9、−Alk1−S(O)−R9もしくは−Alk−S(O)2−R9の基であり、ここでAlk1はC1−6アルカンジイルであり、R9はヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、アミノ、C1−8アルキルアミノまたはC1−6アルキルオキシカルボニルで置換されたC1−8アルキルアミノであり、
R2、R3およびR16は各々独立して水素、ヒドロキシ、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシC1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルオキシ、アミノC1−6アルキルオキシ、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルオキシ、Ar1、Ar2C1−6アルキル、Ar2オキシ、Ar2C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、トリハロメチル、トリハロメトキシ、C2−6アルケニル、4,4−ジメチルオキサゾリルであり、或いは
隣接位置にある場合にはR2およびR3は一緒になって式
−O−CH2−O− (a−1)、
−O−CH2−CH2−O− (a−2)、
−O−CH=CH− (a−3)、
−O−CH2−CH2− (a−4)、
−O−CH2−CH2−CH2− (a−5)または
−CH=CH−CH=CH− (a−6)
の2価基を形成することができ、
R4およびR5は各々独立して水素、ハロ、Ar1、C1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルチオ、アミノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルS(O)C1−6アルキルまたはC1−6アルキルS(O)2C1−6アルキルであり、
R6およびR7は各々独立して水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、Ar2オキシ、トリハロメチル、C1−6アルキルチオ、ジ(C1−6アルキル)アミノであり、或いは隣接位置にある場合にはR6およびR7は一緒になって式
−O−CH2−O− (c−1)または
−CH=CH−CH=CH− (c−2)
の2価基を形成することができ、
R8は水素、C1−6アルキル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、カルボキシC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、イミダゾリル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、アミノカルボニルC1−6アルキル、または式
−O−R10 (b−1)、
−S−R10 (b−2)、
−N−R11R12 (b−3)
の基であり、
ここでR10は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、
R11は水素、C1−12アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R12は水素、C1−6アルキル、C1−16アルキルカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルアミノカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、天然アミノ酸、Ar1カルボニル、Ar2C1−6アルキルカルボニル、アミノカルボニルカルボニル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、C1−6アルキルオキシ、アミノカルボニル、ジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルカルボニル、アミノ、C1−6アルキルアミノ、C1−6アルキルカルボニルアミノ、または式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、ここでAlk2はC1−6アルカンジイルであり、R13は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシC1−6アルキルAr1またはAr2C1−6アルキルであり、R14は水素、C1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R15は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニルAr1またはAr2C1−6アルキルであり、
R17は水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニル、Ar1であり、
R18は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシまたはハロであり、
R19は水素またはC1−6アルキルであり、
Ar1はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくハロで置換されたフェニルであり、そして
Ar2はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくはハロで置換されたフェニルである]
の化合物、その立体異性体形態、その製薬学的に許容可能な酸または塩基付加塩を含んでなる、請求項61で定義された方法。
【請求項92】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、Xが酸素でありそして点線が結合を表わす式(I)の化合物を含んでなる、請求項91の方法。
【請求項93】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R1が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルまたはモノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルであり、R2がハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C1−6アルキルオキシ、トリハロメトキシまたはヒドロキシC1−6アルキルオキシであり、そ
してR3が水素である式(I)の化合物を含んでなる、請求項91の方法。
【請求項94】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R8が水素、ヒドロキシ、ハロC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、イミダゾリル、または式−NR11R12の基であり、ここでR11が水素またはC1−12アルキルでありそしてR12が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、または式−Alk2−OR13の基であり、ここでR13が水素またはC1−6アルキルである式(I)の化合物を含んでなる、請求項91の方法。
【請求項95】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が(+)−6−[アミノ(4−クロロフェニル)(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)メチル]−4−(3−クロロフェニル)−1−メチル−2(1H)−キノリノン、またはその製薬学的に許容可能な酸付加塩である、請求項91の方法。
【請求項96】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が式(I):
【化19】
[式中、
点線は場合により存在する結合を表わし、
Xは酸素または硫黄であり、
R1は水素、C1−12アルキル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、キノリニルC1−6アルキル、ピリジルC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、アミノC1−6アルキルまたは式−Alk1−C(=O)−R9、−Alk1−S(O)−R9もしくは−Alk−S(O)2−R9の基であり、ここでAlk1はC1−6アルカンジイルであり、R9はヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、アミノ、C1−8アルキルアミノまたはC1−6アルキルオキシカルボニルで置換されたC1−8アルキルアミノであり、
R2、R3およびR16は各々独立して水素、ヒドロキシ、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシC1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルオキシ、アミノC1−6アルキルオキシ、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルオキシ、Ar1、Ar2C1−6アルキル、Ar2オキシ、Ar2C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、トリハロメチル、トリハロメトキシ、C2−6アルケニル、4,4−ジメチルオキサゾリルであり、或いは
隣接位置にある場合にはR2およびR3は一緒になって式
−O−CH2−O− (a−1)、
−O−CH2−CH2−O− (a−2)、
−O−CH=CH− (a−3)、
−O−CH2−CH2− (a−4)、
−O−CH2−CH2−CH2− (a−5)または
−CH=CH−CH=CH− (a−6)
の2価基を形成することができ、
R4およびR5は各々独立して水素、ハロ、Ar1、C1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルチオ、アミノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルS(O)C1−6アルキルまたはC1−6アルキルS(O)2C1−6アルキルであり、
R6およびR7は各々独立して水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、Ar2オキシ、トリハロメチル、C1−6アルキルチオ、ジ(C1−6アルキル)アミノであり、或いは隣接位置にある場合にはR6およびR7は一緒になって式
−O−CH2−O− (c−1)または
−CH=CH−CH=CH− (c−2)
の2価基を形成することができ、
R8は水素、C1−6アルキル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、カルボキシC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、イミダゾリル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、アミノカルボニルC1−6アルキル、または式
−O−R10 (b−1)、
−S−R10 (b−2)、
−N−R11R12 (b−3)
の基であり、
ここでR10は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、
R11は水素、C1−12アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R12は水素、C1−6アルキル、C1−16アルキルカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルアミノカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、天然アミノ酸、Ar1カルボニル、Ar2C1−6アルキルカルボニル、アミノカルボニルカルボニル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、C1−6アルキルオキシ、アミノカルボニル、ジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルカルボニル、アミノ、C1−6アルキルアミノ、C1−6アルキルカルボニルアミノ、または式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、ここでAlk2はC1−6アルカンジイルであり、R13は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシC1−6アルキルAr1またはAr2C1−6アルキルであり、R14は水素、C1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R15は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R17は水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニル、Ar1であり、
R18は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシまたはハロであり、
R19は水素またはC1−6アルキルであり、
Ar1はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくハロで置換されたフェニルであり、そして
Ar2はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくはハロで置換されたフェニルである]
の化合物、その立体異性体形態、その製薬学的に許容可能な酸または塩基付加塩を含んでなる、請求項62で定義された方法。
【請求項97】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、Xが酸素でありそして点線が結合を表わす式(I)の化合物を含んでなる、請求項96の方法。
【請求項98】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R1が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルまたはモノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルであり、R2がハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C1−6アルキルオキシ、トリハロメトキシまたはヒドロキシC1−6アルキルオキシであり、そしてR3が水素である式(I)の化合物を含んでなる、請求項96の方法。
【請求項99】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R8が水素、ヒドロキシ、ハロC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、イミダゾリル、または式−NR11R12の基であり、ここでR11が水素またはC1−12アルキルでありそしてR12が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、または式−Alk2−OR13の基であり、ここでR13が水素またはC1−6アルキルである式(I)の化合物を含んでなる、請求項96の方法。
【請求項100】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が(+)−6−[アミノ(4−クロロフェニル)(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)メチル]−4−(3−クロロフェニル)−1−メチル−2(1H)−キノリノンまたはその製薬学的に許容可能な酸付加塩である、請求項96の方法。
【請求項101】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が式(I):
【化20】
[式中、
点線は場合により存在する結合を表わし、
Xは酸素または硫黄であり、
R1は水素、C1−12アルキル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、キノリニルC1−6アルキル、ピリジルC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、または式−Alk1−C(=O)−R9、−Alk1−S(O)−R9もしくは−Alk−S(O)2−R9の基であり、ここでAlk1はC1−6アルカンジイルであり、R9はヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、アミノ、C1−8アルキルアミノまたはC1−6アルキルオキシカルボニルで置換されたC1−8アルキルアミノであり、
R2、R3およびR16は各々独立して水素、ヒドロキシ、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシC1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルオキシ、アミノC1−6アルキルオキシ、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルオキシ、Ar1、Ar2C1−6アルキル、
Ar2オキシ、Ar2C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、トリハロメチル、トリハロメトキシ、C2−6アルケニル、4,4−ジメチルオキサゾリルであり、或いは
隣接位置にある場合にはR2およびR3は一緒になって式
−O−CH2−O− (a−1)、
−O−CH2−CH2−O− (a−2)、
−O−CH=CH− (a−3)、
−O−CH2−CH2− (a−4)、
−O−CH2−CH2−CH2− (a−5)、または
−CH=CH−CH=CH− (a−6)
の2価基を形成することができ、
R4およびR5は各々独立して水素、ハロ、Ar1、C1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルチオ、アミノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルS(O)C1−6アルキルまたはC1−6アルキルS(O)2C1−6アルキルであり、
R6およびR7は各々独立して水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、Ar2オキシ、トリハロメチル、C1−6アルキルチオ、ジ(C1−6アルキル)アミノであり、或いは隣接位置にある場合にはR6およびR7は一緒になって式
−O−CH2−O− (c−1)または
−CH=CH−CH=CH− (c−2)
の2価基を形成することができ、
R8は水素、C1−6アルキル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、カルボキシC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、イミダゾリル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、アミノカルボニルC1−6アルキル、または式
−O−R10 (b−1)、
−S−R10 (b−2)、
−N−R11R12 (b−3)
の基であり、
ここでR10は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、
R11は水素、C1−12アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R12は水素、C1−6アルキル、C1−16アルキルカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルアミノカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、天然アミノ酸、Ar1カルボニル、Ar2C1−6アルキルカルボニル、アミノカルボニルカルボニル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、C1−6アルキルオキシ、アミノカルボニル、ジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルカルボニル、アミノ、C1−6アルキルアミノ、C1−6アルキルカルボニルアミノ、または式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、ここでAlk2はC1−6アルカンジイルであり、R13は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシC1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R14は水素、C1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R15は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R17は水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニル、Ar1であり、
R18は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシまたはハロであり、
R19は水素またはC1−6アルキルであり、
Ar1はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくハロで置換されたフェニルであり、そして
Ar2はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくはハロで置換されたフェニルである]
の化合物、その立体異性体形態、その製薬学的に許容可能な酸または塩基付加塩を含んでなる、請求項63で定義された方法。
【請求項102】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、Xが酸素でありそして点線が結合を表わす式(I)の化合物を含んでなる、請求項101の方法。
【請求項103】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R1が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルまたはモノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルであり、R2がハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C1−6アルキルオキシ、トリハロメトキシまたはヒドロキシC1−6アルキルオキシであり、そしてR3が水素である式(I)の化合物を含んでなる、請求項101の方法。
【請求項104】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R8が水素、ヒドロキシ、ハロC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、イミダゾリル、または式−NR11R12の基であり、ここでR11が水素またはC1−12アルキルでありそしてR12が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、または式−Alk2−OR13の基であり、ここでR13が水素またはC1−6アルキルである式(I)の化合物を含んでなる、請求項101の方法。
【請求項105】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が(+)−6−[アミノ(4−クロロフェニル)(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)メチル]−4−(3−クロロフェニル)−1−メチル−2(1H)−キノリノンまたはその製薬学的に許容可能な酸付加塩である、請求項101の方法。
【請求項106】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が式(I):
【化21】
[式中、
点線は場合により存在する結合を表わし、
Xは酸素または硫黄であり、
R1は水素、C1−12アルキル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、キノリニルC1−6アルキル、ピリジルC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、アミノC1−6アルキルまたは式−Alk1−C(=O)−R9、−Alk1−
S(O)−R9もしくは−Alk−S(O)2−R9の基であり、ここでAlk1はC1−6アルカンジイルであり、R9はヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、アミノ、C1−8アルキルアミノまたはC1−6アルキルオキシカルボニルで置換されたC1−8アルキルアミノであり、
R2、R3およびR16は各々独立して水素、ヒドロキシ、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシC1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルオキシ、アミノC1−6アルキルオキシ、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルオキシ、Ar1、Ar2C1−6アルキル、Ar2オキシ、Ar2C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、トリハロメチル、トリハロメトキシ、C2−6アルケニル、4,4−ジメチルオキサゾリルであり、或いは
隣接位置にある場合にはR2およびR3は一緒になって式
−O−CH2−O− (a−1)、
−O−CH2−CH2−O− (a−2)、
−O−CH=CH− (a−3)、
−O−CH2−CH2− (a−4)、
−O−CH2−CH2−CH2− (a−5)または
−CH=CH−CH=CH− (a−6)
の2価基を形成することができ、
R4およびR5は各々独立して水素、ハロ、Ar1、C1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルチオ、アミノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルS(O)C1−6アルキルまたはC1−6アルキルS(O)2C1−6アルキルであり、
R6およびR7は各々独立して水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、Ar2オキシ、トリハロメチル、C1−6アルキルチオ、ジ(C1−6アルキル)アミノであり、或いは隣接位置にある場合にはR6およびR7は一緒になって式
−O−CH2−O− (c−1)または
−CH=CH−CH=CH− (c−2)
の2価基を形成することができ、
R8は水素、C1−6アルキル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、カルボキシC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、イミダゾリル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、アミノカルボニルC1−6アルキル、または式
−O−R10 (b−1)、
−S−R10 (b−2)、
−N−R11R12 (b−3)
の基であり、
ここでR10は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、
R11は水素、C1−12アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R12は水素、C1−6アルキル、C1−16アルキルカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルアミノカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、天然アミノ酸、Ar1カルボニル、Ar2C1−6アルキルカルボニル、アミノカルボニルカルボニル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、C1−6アルキルオキシ、アミノカルボニル、ジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルカルボニル、アミノ、C1−6ア
ルキルアミノ、C1−6アルキルカルボニルアミノ、または式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、ここでAlk2はC1−6アルカンジイルであり、R13は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシC1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R14は水素、C1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R15は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R17は水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニル、Ar1であり、
R18は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシまたはハロであり、
R19は水素またはC1−6アルキルであり、
Ar1はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくハロで置換されたフェニルであり、そして
Ar2はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくはハロで置換されたフェニルである]
の化合物、その立体異性体形態、その製薬学的に許容可能な酸または塩基付加塩を含んでなる、請求項64で定義された方法。
【請求項107】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、Xが酸素でありそして点線が結合を表わす式(I)の化合物を含んでなる、請求項106の方法。
【請求項108】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R1が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルまたはモノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルであり、R2がハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C1−6アルキルオキシ、トリハロメトキシまたはヒドロキシC1−6アルキルオキシであり、そしてR3が水素である式(I)の化合物を含んでなる、請求項106の方法。
【請求項109】
該ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R8が水素、ヒドロキシ、ハロC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、イミダゾリルまたは式−NR11R12の基であり、ここでR11が水素またはC1−12アルキルでありそしてR12が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、または式−Alk2−OR13の基であり、ここでR13が水素またはC1−6アルキルである式(I)の化合物を含んでなる、請求項106の方法。
【請求項110】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が(+)−6−[アミノ(4−クロロフェニル)(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)メチル]−4−(3−クロロフェニル)−1−メチル−2(1H)−キノリノンまたはその製薬学的に許容可能な酸付加塩である、請求項106の方法。
【請求項111】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が式(I):
【化22】
[式中、
点線は場合により存在する結合を表わし、
Xは酸素または硫黄であり、
R1は水素、C1−12アルキル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、キノリニルC1−6アルキル、ピリジルC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、アミノC1−6アルキルまたは式−Alk1−C(=O)−R9、−Alk1−S(O)−R9もしくは−Alk−S(O)2−R9の基であり、ここでAlk1はC1−6アルカンジイルであり、R9はヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、アミノ、C1−8アルキルアミノまたはC1−6アルキルオキシカルボニルで置換されたC1−8アルキルアミノであり、
R2、R3およびR16は各々独立して水素、ヒドロキシ、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシC1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルオキシ、アミノC1−6アルキルオキシ、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルオキシ、Ar1、Ar2C1−6アルキル、Ar2オキシ、Ar2C1−6アルキルオキシ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、トリハロメチル、トリハロメトキシ、C2−6アルケニル、4,4−ジメチルオキサゾリルであり、或いは
隣接位置にある場合にはR2およびR3は一緒になって式
−O−CH2−O− (a−1)、
−O−CH2−CH2−O− (a−2)、
−O−CH=CH− (a−3)、
−O−CH2−CH2− (a−4)、
−O−CH2−CH2−CH2− (a−5)または
−CH=CH−CH=CH− (a−6)
の2価基を形成することができ、
R4およびR5は各々独立して水素、ハロ、Ar1、C1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルチオ、アミノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルS(O)C1−6アルキルまたはC1−6アルキルS(O)2C1−6アルキルであり、
R6およびR7は各々独立して水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、Ar2オキシ、トリハロメチル、C1−6アルキルチオ、ジ(C1−6アルキル)アミノであり、或いは隣接位置にある場合にはR6およびR7は一緒になって式
−O−CH2−O− (c−1)または
−CH=CH−CH=CH− (c−2)
の2価基を形成することができ、
R8は水素、C1−6アルキル、シアノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、シアノC1−6アルキ
ル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、カルボキシC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、イミダゾリル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、アミノカルボニルC1−6アルキル、または式
−O−R10 (b−1)、
−S−R10 (b−2)、
−N−R11R12 (b−3)
の基であり、
ここでR10は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、
R11は水素、C1−12アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R12は水素、C1−6アルキル、C1−16アルキルカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C1−6アルキルアミノカルボニル、Ar1、Ar2C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、天然アミノ酸、Ar1カルボニル、Ar2C1−6アルキルカルボニル、アミノカルボニルカルボニル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、C1−6アルキルオキシ、アミノカルボニル、ジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルカルボニル、アミノ、C1−6アルキルアミノ、C1−6アルキルカルボニルアミノまたは式−Alk2−OR13もしくは−Alk2−NR14R15の基であり、ここでAlk2はC1−6アルカンジイルであり、R13は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシC1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R14は水素、C1−6アルキル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、R15は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Ar1またはAr2C1−6アルキルであり、
R17は水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニル、Ar1であり、
R18は水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシまたはハロであり、
R19は水素またはC1−6アルキルであり、
Ar1はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくハロで置換されたフェニルであり、そして
Ar2はフェニルまたはC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキルオキシもしくはハロで置換されたフェニルである]
の化合物、その立体異性体形態、その製薬学的に許容可能な酸または塩基付加塩を含んでなる、請求項65で定義された方法。
【請求項112】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、Xが酸素でありそして点線が結合を表わす式(I)の化合物を含んでなる、請求項111の方法。
【請求項113】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R1が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルまたはモノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキルであり、R2がハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C1−6アルキルオキシ、トリハロメトキシまたはヒドロキシC1−6アルキルオキシであり、そしてR3が水素である式(I)の化合物を含んでなる、請求項111の方法。
【請求項114】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が、R8が水素、ヒドロキシ、ハロC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、イミダゾリルまたは式−NR11R12の基であり、ここでR11が水素またはC1−12アルキルでありそしてR12が水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキルカルボニル、ヒドロキシ、または式−Alk2−OR13の基であり、ここでR13が水素またはC1−
6アルキルである式(I)の化合物を含んでなる、請求項111の方法。
【請求項115】
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤が(+)−6−[アミノ(4−クロロフェニル)(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)メチル]−4−(3−クロロフェニル)−1−メチル−2(1H)−キノリノンまたはその製薬学的に許容可能な酸付加塩である、請求項111の方法。
【図3】
【図4】
【図5a】
【図5b】
【図6.1a−c】
【図6.2】
【図6.3】
【図6.4】
【図6.5】
【図6.6】
【図6.7】
【図6.8】
【図7a−c】
【図8a−d】
【図9a−b】
【図10.1】
【図10.2】
【図10.3】
【図10.4】
【図10.5】
【図10.6】
【図10.7】
【図10.8】
【図11a−c】
【図12a−d】
【図13.1】
【図13.2】
【図13.3】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図4】
【図5a】
【図5b】
【図6.1a−c】
【図6.2】
【図6.3】
【図6.4】
【図6.5】
【図6.6】
【図6.7】
【図6.8】
【図7a−c】
【図8a−d】
【図9a−b】
【図10.1】
【図10.2】
【図10.3】
【図10.4】
【図10.5】
【図10.6】
【図10.7】
【図10.8】
【図11a−c】
【図12a−d】
【図13.1】
【図13.2】
【図13.3】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【公表番号】特表2008−545784(P2008−545784A)
【公表日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−515863(P2008−515863)
【出願日】平成18年6月7日(2006.6.7)
【国際出願番号】PCT/US2006/022100
【国際公開番号】WO2006/135629
【国際公開日】平成18年12月21日(2006.12.21)
【出願人】(390033008)ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ (616)
【氏名又は名称原語表記】JANSSEN PHARMACEUTICA NAAMLOZE VENNOOTSCHAP
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年6月7日(2006.6.7)
【国際出願番号】PCT/US2006/022100
【国際公開番号】WO2006/135629
【国際公開日】平成18年12月21日(2006.12.21)
【出願人】(390033008)ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ (616)
【氏名又は名称原語表記】JANSSEN PHARMACEUTICA NAAMLOZE VENNOOTSCHAP
【Fターム(参考)】
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